JP7003668B2 - 銅ナノインクの製造方法及び銅ナノインク - Google Patents

銅ナノインクの製造方法及び銅ナノインク Download PDF

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Description

本発明は、銅ナノインクの製造方法及び銅ナノインクに関する。
近年、プリント配線板の金属層等の形成に水等の溶媒中に銅ナノ粒子が分散した銅ナノインクが用いられている。上記金属層は、銅ナノ粒子の焼結体を含んでおり、銅ナノインクの塗布によってベースフィルムの表面に形成された塗膜を焼成することで形成される(特開2016-152405号公報参照)。
特開2016-152405号公報
しかしながら、銅ナノインクに含まれる銅ナノ粒子は、インク中の溶存酸素や空気との接触によって酸化しやすい。また、銅ナノ粒子は酸化によって銅イオンに変化する。そのため、銅ナノインクの銅イオン濃度が高くなり、インク中での銅ナノ粒子の分散性が悪化する。その結果、この銅ナノインクをベースフィルムの表面に塗布すると、銅ナノ粒子がベースフィルム表面に均一に分散し難く、十分に緻密な金属層を形成し難い。
本発明は、このような事情に基づいてなされたものであり、銅ナノ粒子の分散性を高めることができる銅ナノインクの製造方法及び銅ナノ粒子の分散性の高い銅ナノインクの提供を課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る銅ナノインクの製造方法は、銅ナノ粒子及びアニオンを含む銅ナノ粒子水分散液を調製する調製工程と、上記調製工程後の銅ナノ粒子水分散液を5℃以下で保管する保管工程とを備え、上記保管工程で上記銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度を0.5g/L以上8.0g/L以下に制御する。
上記課題を解決するためになされた本発明の他の一態様に係る銅ナノインクは、銅ナノ粒子及びアニオンが水中に分散した銅ナノインクであって、銅イオン濃度が0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度が0.5g/L以上8.0g/L以下であり、銅イオン濃度の変化率をR[%/h]、銅ナノインクの保管温度をT[℃]とした場合、1.0×10-2×T≦R≦9.0×10-2×Tである。
本発明の銅ナノインクの製造方法は銅ナノ粒子の分散性を高めることができる。また、本発明の銅ナノインクは銅ナノ粒子の分散性が高い。
本発明の一実施形態に係る銅ナノインクの製造方法を示すフロー図である。 図1の銅ナノインクの製造方法の調製工程の詳細を示すフロー図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係る銅ナノインクの製造方法は、銅ナノ粒子及びアニオンを含む銅ナノ粒子水分散液を調製する調製工程と、上記調製工程後の銅ナノ粒子水分散液を5℃以下で保管する保管工程とを備え、上記保管工程で上記銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度を0.5g/L以上8.0g/L以下に制御する。
当該銅ナノインクの製造方法は、調製工程で銅ナノ粒子及びアニオンを含む銅ナノ粒子水分散液を調製し、保管工程でこの銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度及びアニオン濃度を上記範囲内に制御するので、得られる銅ナノインク中の銅ナノ粒子の分散性を高めることができる。
上記アニオンが塩素イオンであるとよい。このように、上記アニオンが塩素イオンであることによって、上記保管工程で上記銅ナノ粒子分散液の銅イオン濃度を上記範囲内に容易かつ確実に制御することができる。
上記調製工程で上記アニオン濃度をC[g/L]、上記銅ナノ粒子の平均粒子径をD[nm]とした場合、50≦C×D≦150となるよう制御することが好ましい。このように、上記調製工程でC×Dの値を上記範囲内に制御することで、上記保管工程で上記銅ナノ粒子分散液の銅イオン濃度を上記範囲内に容易かつ確実に制御することができる。
上記保管工程を上記調製工程直後に行うとよい。このように、上記保管工程を上記調製工程の直後に行うことによって、得られる銅ナノインクの銅イオン濃度を十分に低く抑えることができる。
本発明の一態様に係る銅ナノインクは、銅ナノ粒子及びアニオンが水中に分散した銅ナノインクであって、銅イオン濃度が0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度が0.5g/L以上8.0g/L以下であり、銅イオン濃度の変化率をR[%/h]、銅ナノインクの保管温度をT[℃]とした場合、1.0×10-2×T≦R≦9.0×10-2×Tである。
当該銅ナノインクは、銅イオン濃度を低く抑えることができるので、銅ナノ粒子の分散性が高い。
なお、本発明において、銅ナノ粒子の「平均粒子径」とは、レーザ回折法で測定した体積基準の累積分布から算出されるメディアン径をいう。銅ナノインクにおける「銅イオン濃度の変化率[%/h]」とは、保管直後における銅イオン濃度を100%として換算した場合の銅ナノインクの銅イオン濃度の増加率[%]を銅ナノインクの保管時間[h]で除した値をいう。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明に銅ナノインクの製造方法及び銅ナノインクの実施形態について図面を参照しつつ説明する。
[銅ナノインクの製造方法]
図1に示すように、当該銅ナノインクの製造方法は、銅ナノ粒子及びアニオンを含む銅ナノ粒子水分散液を調製する調製工程(S01)と、調製工程(S01)後の銅ナノ粒子水分散液を5℃以下で保管する保管工程(S02)とを備える。当該銅ナノインクの製造方法は、保管工程(S02)で上記銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度を0.5g/L以上8.0g/L以下に制御する。なお、「銅ナノ粒子」とは、粒子径が1nm以上1μm未満の銅粒子をいう。
当該銅ナノインクの製造方法は、調製工程(S01)で銅ナノ粒子及びアニオンを含む銅ナノ粒子水分散液を調製し、保管工程(S02)でこの銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度及びアニオン濃度を上記範囲内に制御するので、得られる銅ナノインクの銅イオン濃度を低く抑えることができる。より詳しくは、当該銅ナノインクの製造方法は、保管工程(S02)で、銅ナノ粒子水分散液のアニオン濃度を上記範囲内に制御し、かつこの銅ナノ粒子水分散液を5℃以下で管理することによって、銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度の上昇を抑えることができる。これにより、保管工程(S02)で銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を上記範囲に制御することができる。その結果、当該銅ナノインクの製造方法は、得られる銅ナノインクの銅イオン濃度を低く抑えることができる。従って、当該銅ナノインクの製造方法は、銅ナノインク中の銅ナノ粒子の分散性を高めることができる。銅ナノインクの銅イオン濃度を低く抑えることで銅ナノ粒子の分散性を高めることができる理由としては、銅ナノインクの銅イオン濃度を低く抑えることで、銅ナノ粒子表面の電位の低下を抑制し、銅ナノ粒子間の静電的な反発を得やすいためと考えられる。
(調製工程)
調整工程(S01)は、図2に示すように、銅ナノ粒子析出工程(S11)と、銅ナノ粒子洗浄工程(S12)と、銅ナノ粒子水分散液調製工程(S13)とを有する。
〈銅ナノ粒子析出工程〉
S11は、例えば液相還元法によって行われる。この液相還元法は、錯化剤及び分散剤を含む溶液中で銅イオンを還元剤によって還元させることで銅ナノ粒子を溶液中に析出させるものである。
S11では、例えば水に銅ナノ粒子を形成する銅イオンのもとになる水溶性の銅化合物と、分散剤及び錯化剤とを溶解させると共に、還元剤を加えて一定時間銅イオンを還元反応させる。この液相還元法で製造される銅ナノ粒子は、形状が球状又は粒状で揃っている。また、この液相還元法で製造される銅ナノ粒子は、例えば平均粒子径が50nm以下の微細な粒子とすることができる。上記銅イオンのもとになる水溶性の銅化合物としては、硝酸銅三水和物(II)(Cu(NO・3HO)、硫酸銅(II)五水和物(CuSO・5HO)等が挙げられる。
上記還元剤としては、液相(水溶液)の反応系において、銅イオンを還元及び析出させることができる種々の還元剤を用いることができる。この還元剤としては、例えば水素化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸ナトリウム、ヒドラジン、3価のチタンイオンや2価のコバルトイオン等の遷移金属のイオン、アスコルビン酸、グルコースやフルクトース等の還元性糖類、エチレングリコールやグリセリン等の多価アルコールなどが挙げられる。中でも、還元剤としては3価のチタンイオンが好ましい。なお、3価のチタンイオンを還元剤とする液相還元法は、チタンレドックス法という。チタンレドックス法では、3価のチタンイオンが4価に酸化される際の酸化還元作用によって銅イオンを還元し、銅ナノ粒子を析出させる。このチタンレドックス法によると、微細かつ均一な粒子径を有する銅ナノ粒子を形成しやすい。
上記分散剤は、周辺部材の劣化防止の観点より、硫黄、リン、ホウ素、ハロゲン及びアルカリを含まないものが好ましい。好ましい分散剤としては、ポリエチレンイミン、ポリビニルピロリドン等の窒素含有高分子分散剤、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース等の分子中にカルボキシ基を有する炭化水素系の高分子分散剤、ポバール(ポリビニルアルコール)、スチレン-マレイン酸共重合体、オレフィン-マレイン酸共重合体、1分子中にポリエチレンイミン部分とポリエチレンオキサイド部分とを有する共重合体等の極性基を有する高分子分散剤などを挙げることができる。
上記錯化剤としては、例えばクエン酸ナトリウム、酒石酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、グルコン酸、チオ硫酸ナトリウム、アンモニア、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。中でも、上記錯化剤としてはクエン酸ナトリウムが好ましい。
銅ナノ粒子の粒子径を調整するには、銅化合物、分散剤及び還元剤の種類並びに配合割合を調整すると共に、銅化合物を還元反応させる際に、攪拌速度、温度、時間、pH等を調整すればよい。反応系のpHの下限としては7が好ましく、反応系のpHの上限としては13が好ましい。反応系のpHを上記範囲とすることで、微小な粒子径の銅ナノ粒子を得ることができる。このときpH調整剤を用いることで、反応系のpHを上記範囲に容易に調整することができる。このpH調整剤としては、塩酸、硫酸、硝酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、アンモニア等の一般的な酸又はアルカリが使用できるが、特に周辺部材の劣化を防止するために、アルカリ金属、アルカリ土類金属、ハロゲン元素、硫黄、リン、ホウ素等の不純物を含まない硝酸及び炭酸ナトリウムが好ましい。
銅ナノ粒子分散液における銅ナノ粒子の含有割合としては、例えば0.1質量%以上5.0質量%以下が好ましい。
銅ナノ粒子分散液における銅ナノ粒子の平均粒子径の下限としては、5nmが好ましく、10nmがより好ましい。一方、上記平均粒子径の上限としては、200nmが好ましく、100nmがより好ましく、50nmがさらに好ましい。銅ナノ粒子は粒子径が小さい程比表面積が高くなるため、当該銅ナノインクの製造方法では、銅ナノ粒子の粒子径が小さい程この銅ナノ粒子の酸化を防止するために必要とされるアニオン濃度が高くなる。一方、アニオン濃度が高くなり過ぎると、当該銅ナノインクの製造方法によって得られる銅ナノインクを用いて金属層を形成した場合に、この金属層にアニオンが残留しやすくなり、後工程のエッチング時に悪影響を及ぼすおそれがある。この点に関し、上記平均粒子径が上記下限より小さいと、必要とされるアニオン濃度が高くなり、後のエッチングが容易でなくなるおそれがある。逆に、上記平均粒子径が上記上限を超えると、十分に緻密な金属層を形成し難くなるおそれがある。
銅ナノ粒子分散液における銅ナノ粒子の粒子径は比較的揃っている方が好ましい。銅ナノ粒子の粒子径分布の変動係数の上限としては、例えば45%が好ましく、35%がより好ましい。上記変動係数が上記上限を超えると、銅ナノ粒子の酸化を防止するために必要とされるアニオン濃度を適切に調整するのが容易でなくなるおそれがある。
S11では、アニオンを添加して銅ナノ粒子分散液を製造する。当該銅ナノインクの製造方法は、S11でアニオンを添加して銅ナノ粒子分散液を製造し、銅ナノ粒子をS12で洗浄した後、S13で銅ナノ粒子の濃度を調節しつつ銅ナノ粒子と水とを混合することで銅ナノ粒子水分散液のアニオン濃度を適切に調整することができる。S11では、アニオンを含むイオン性化合物を添加して銅ナノ粒子分散液を製造してもよく、銅ナノ粒子分散液中でアニオンに解離する分子性化合物を添加してもよい。また、上記アニオンは、液相還元法を行う過程で添加される還元剤やpH調整剤等の添加剤に由来するものであってもよい。上記アニオンとしては、例えば塩素イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、炭酸イオン等が挙げられる。
〈銅ナノ粒子洗浄工程〉
S12では、S11で析出した銅ナノ粒子を洗浄する。S12では、銅ナノ粒子の表面に付着したアニオンの量を調整する。
S12は、例えばS11で得られた銅ナノ粒子分散液を遠心分離する遠心分離工程と、この遠心分離工程で液相と分離された銅ナノ粒子を含む銅ナノ粒子濃縮液を水洗する水洗工程とを有する。S12では、上記遠心分離工程及び水洗工程を各1回のみ行ってもよく、上記遠心分離工程及び水洗工程を交互に複数回繰り返し行ってもよい。
上記遠心分離工程における遠心加速度の下限としては、10000Gが好ましく、20000Gがより好ましい。一方、上記遠心加速度の上限としては、100000Gが好ましく、70000Gがより好ましい。上記遠心加速度が上記下限に満たないと、銅ナノ粒子を十分に遠心分離することができないおそれがある。逆に、上記遠心加速度が上記上限を超えると、遠心分離後の銅ナノ粒子濃縮液の濃度が高くなり過ぎて、この銅ナノ粒子濃縮液が容器等に固着し歩留まりが低下するおそれがある。これに対し、上記遠心加速度が上記範囲内である場合、銅ナノ粒子表面へのアニオンの付着量を調整しつつ、この銅ナノ粒子を適切に洗浄することができる。
〈銅ナノ粒子水分散液調製工程〉
S13では、S12で洗浄された銅ナノ粒子に水、好ましくは純水を加えて銅ナノ粒子水分散液を調製する。S13では、銅ナノ粒子の濃度を調整することで、銅ナノ粒子水分散液における銅イオン濃度及びアニオン濃度を調整する。なお、S13では、上記水と共に必要に応じて有機溶媒を所定の割合で配合してもよい。
上述のように、S13で調製される銅ナノ粒子水分散液にはS11で添加されたアニオンが含有される。上記銅ナノ粒子水分散液に含有されるアニオンとしては、例えば塩素イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、炭酸イオン等が挙げられ、中でも塩素イオンが好ましい。上記アニオンが塩素イオンであることによって、保管工程(S02)で上記銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を適切な範囲に容易かつ確実に制御することができる。
S13で調製される銅ナノ粒子水分散液に含有される銅ナノ粒子の平均粒子径及び粒子径分布の変動係数としては、S11で析出される銅ナノ粒子の平均粒子径及び粒子径分布の変動係数と同様とすることができる。
S13で調製される銅ナノ粒子水分散液における銅ナノ粒子の濃度の下限としては、10質量%が好ましく、20質量%がより好ましい。一方、上記銅ナノ粒子の濃度の上限としては、50質量%が好ましく、40質量%がより好ましい。上記銅ナノ粒子の濃度が上記下限に満たないと、銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度及びアニオン濃度が不十分となるおそれがある。逆に、上記銅ナノ粒子の濃度が上記上限を超えると、銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度及びアニオン濃度が高くなりすぎるおそれがある。
S13で調製される銅ナノ粒子水分散液のアニオン濃度の下限としては、0.5g/Lが好ましく、1.0g/Lがより好ましい。一方、上記アニオン濃度の上限としては、8.0g/Lが好ましく、6.5g/Lがより好ましく、5.0g/Lがさらに好ましい。銅ナノ粒子水分散液のアニオン濃度は、通常後述の保管工程(S02)では実質的に変化しない。そのため、上記アニオン濃度が上記下限に満たないと、保管工程(S02)におけるアニオン濃度が不足して銅ナノ粒子の分散性が不十分となるおそれがある。逆に、上記アニオン濃度が上記上限を超えると、当該銅ナノインクの製造方法によって得られる銅ナノインクを用いて金属層を形成した場合に、この金属層にアニオンが残留しやすくなり、後工程のエッチング時に悪影響を及ぼすおそれがある。
S13では、上記銅ナノ粒子水分散液のアニオン濃度をC[g/L]、銅ナノ粒子の平均粒子径をD[nm]とした場合、50≦C×D≦150となるよう制御することが好ましい。また、C×Dの下限としては、60がより好ましく、70がさらに好ましい。一方、C×Dの上限としては、100がより好ましく、80がさらに好ましい。銅ナノ粒子は粒子径が小さい程比表面積が高くなるため、当該銅ナノインクの製造方法では、銅ナノ粒子の粒子径が小さい程この銅ナノ粒子の酸化を防止するために必要とされるアニオン濃度が高くなる。この点に関し、銅ナノ粒子の粒子径及びアニオン濃度が上記範囲内に制御されることで、保管工程(S02)で銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を適切な範囲内に容易かつ確実に制御することができる。
(保管工程)
S02では、S01で調製された銅ナノ粒子水分散液を保管する。当該銅ナノインクの製造方法では、銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度は銅ナノ粒子水分散液の調製直後から増加しやすい。そのため、銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を適切に制御することができるよう、S02はS01の直後に行うことが好ましい。つまり、当該銅ナノインクの製造方法は、S01で調製された銅ナノ粒子水分散液をS01の直後から銅ナノ粒子水分散液の使用時までS02によって保管することが好ましい。これにより、得られる銅ナノインクにおける銅イオン濃度を十分に低く抑えることができる。S01による銅ナノ粒子水分散液の調製後S02を開始するまでの間隔の上限としては、5時間が好ましく、2時間がより好ましく、1時間がさらに好ましい。上記間隔が上記上限を超えると、S01とS02との間に銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度が高くなりすぎるおそれがある。なお、上記間隔は短い程好ましく、その下限は0時間とすることができる。なお、当該銅ナノインクの製造方法では、S02で保管された後の銅ナノ粒子水分散液を「銅ナノインク」とよぶ。
S02では、S01で調製された銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度を0.5g/L以上8.0g/L以下に制御する。
上述のように、S01で調製された銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度は、銅ナノ粒子水分散液の調製直後から上昇しやすい。そのため、S02では、上記銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度の上昇を抑えるため、上記銅ナノ粒子水分散液のアニオン濃度を上記範囲内に制御する。上述のように、S02では上記銅ナノ粒子水分散液のアニオン濃度は実質的に変化しない。従って、S02における銅ナノ粒子水分散液におけるアニオン濃度は、S13で調製される銅ナノ粒子水分散液のアニオン濃度と略等しい。S02における銅ナノ粒子水分散液におけるアニオン濃度の下限としては、1.0g/Lが好ましい。一方、上記アニオン濃度の上限としては、6.5g/Lが好ましく、5.0g/Lがより好ましい。上記アニオン濃度が上記下限に満たないと、上記銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度が上昇しやすくなり、銅ナノ粒子の分散性が低下するおそれがある。逆に、上記アニオン濃度が上記上限を超えると、当該銅ナノインクの製造方法によって得られる銅ナノインクを用いて金属層を形成した場合に、この金属層にアニオンが残留しやすくなり、後工程のエッチング時に悪影響を及ぼすおそれがある。
また、S02では、S01で調製された銅ナノ粒子水分散液の保管環境を5℃以下に制御する。また、S02における銅ナノ粒子水分散液の保管温度の上限としては、3℃が好ましく、2℃がより好ましい。S02では、S01で調製された銅ナノ粒子水分散液を例えば冷蔵庫等の保管容器に入れて管理する。上記銅ナノ粒子水分散液の保管環境を5℃以下に制御することで、銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度の上昇を抑えることができる。
S02による銅ナノ粒子水分散液の保管期間としては、特に限定されるものではない。但し、S02による銅ナノ粒子水分散液の保管期間は、例えば20日以上であってもよく、30日以上であってもよく、100日以上であってもよい。当該銅ナノインクの製造方法は、S02による保管期間が上記範囲内であっても、銅ナノ粒子の分散性の高い銅ナノインクを製造することができる。
[銅ナノインク]
当該銅ナノインクは、銅ナノ粒子及びアニオンが水中に分散した銅ナノインクであって、銅イオン濃度が0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度が0.5g/L以上8.0g/L以下であり、銅イオン濃度の変化率をR[%/h]、銅ナノインクの保管温度をT[℃]とした場合、1.0×10-2×T≦R≦9.0×10-2×Tである。当該銅ナノインクは、例えば上述の調製工程(S01)によって調整された銅ナノ粒子水分散液から構成されてもよく、保管工程(S02)によって保管後の銅ナノ粒子水分散液から構成されてもよい。
当該銅ナノインクは、銅イオン濃度の変化率が上記範囲内であるので、比較的長期間保管された場合でも銅イオン濃度を上記範囲内に低く抑えることができる。従って、当該銅ナノインクは使用時における銅ナノ粒子の分散性が高い。
上記銅イオン濃度の変化率Rの上限としては、4.0×10-2×Tが好ましく、3.0×10-2×Tがより好ましく、2.0×10-2×Tがさらに好ましい。上記銅イオン濃度の変化率Rが上記上限を超えると、当該銅ナノインクの保管時間を十分に長くすることができず、使用時期が限定されるおそれがある。
当該銅ナノインクの銅ナノ粒子の平均粒子径及び粒子径分布の変動係数としては、上記銅ナノ粒子水分散液の銅ナノ粒子の平均粒子径及び粒子径分布の変動係数と同様とすることができる。また、当該銅ナノインクの銅イオン濃度及びアニオン濃度としては、上記銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度及びアニオン濃度と同様とすることができる。さらに、当該銅ナノインクのアニオン濃度をC’[g/L]、銅ナノ粒子の平均粒子径をD’[nm]とした場合のC’×D’の値としては、S13におけるC×Dの値と同様とすることができる。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば当該銅ナノインクの製造方法では、銅ナノ粒子析出工程(S11)で銅ナノ粒子分散液にアニオンを添加することが好ましいが、例えば銅ナノ粒子水分散液調製工程(S13)等、他の工程でアニオンを添加してもよい。
銅ナノ粒子洗浄工程(S12)における洗浄手順は、上記実施形態の手順に限られるものではい。S12では、例えば濾過処理、電気透析処理等によって銅ナノ粒子を洗浄してもよい。
以下、実施例によって本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[No.1]
(調製工程)
〈銅ナノ粒子析出工程〉
反応タンクに還元剤としての三塩化チタン溶液800g(0.1M)、pH調整剤としての炭酸ナトリウム500g、錯化剤としてのクエン酸ナトリウム900g、及び分散剤としてのポリビニルピロリドン(分子量30000)10gを純水10Lに溶解し、この水溶液を35℃に保温した。この水溶液に同温度で保温した硝酸銅三水和物100g(0.04M)の水溶液を攪拌しながら2秒で投入して、銅粒子25gを析出させ、銅ナノ粒子及び三塩化チタンに由来する塩素イオンを含む銅ナノ粒子分散液を調製した。
〈銅ナノ粒子洗浄工程〉
上記銅ナノ粒子析出工程で析出させた銅ナノ粒子を遠心分離機を用い、銅ナノ粒子を含む銅ナノ粒子濃縮液と液相とに遠心加速度70000Gで遠心分離した。この銅ナノ粒子濃縮液に純水1Lを加えて超音波で銅ナノ粒子を再分散させたのち、再度遠心加速度70000Gで遠心分離して銅ナノ粒子濃縮液と液相とに分離した。その後、さらにこの銅ナノ粒子濃縮液に純水1Lを加えて超音波で銅ナノ粒子を再分散させ、再度遠心加速度70000Gで遠心分離して銅ナノ粒子濃縮液と液相とに分離することで銅イオン濃度及びアニオン濃度を調整した。
〈銅ナノ粒子水分散液調製工程〉
上記銅ナノ粒子洗浄工程で洗浄した銅ナノ粒子に純水を加えて銅ナノ粒子の濃度を30質量%とした銅ナノ粒子水分散液を調製した。この銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度及びアニオン濃度(塩素イオン濃度)を表1に示す。また、マイクロトラック・ベル社製の「NanoTrac Wave」を用い、この銅ナノ粒子水分散液に含まれる銅ナノ粒子の平均粒子径(D50)を測定した。この測定結果を表1に示す。さらに、アニオン濃度をC[g/L]、銅ナノ粒子の平均粒子径をD[nm]とした場合のC×Dの値を表1に示す。
(保管工程)
次に、銅ナノ粒子水分散液調製工程直後に、銅ナノ粒子水分散液調製工程で調製された銅ナノ粒子水分散液を内部温度を5℃に保った冷蔵庫内に保管した。保管日数30日目、50日目及び100日目における銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度及びアニオン濃度を表2に示す。また、保管日数30日目、50日目及び100日目における銅イオン濃度の変化率[%/h]を表2に示す。
[No.2及びNo.3]
銅ナノ粒子水分散液調製工程で調製した銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度、アニオン濃度(塩素イオン濃度)及び銅ナノ粒子の平均粒子径を表1の通りとした以外、No.1と同様にして銅ナノインクを製造した。
[No.4~No.6]
銅ナノ粒子水分散液調製工程で調製した銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度、アニオン濃度(塩素イオン濃度)及び銅ナノ粒子の平均粒子径を表1の通りとし、上記保管工程での銅ナノ粒子水分散液の保管温度を25℃とした以外、No.1と同様にして銅ナノインクを製造した。
[No.7~No.9]
銅ナノ粒子水分散液調製工程で調製した銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度、アニオン濃度(塩素イオン濃度)及び銅ナノ粒子の平均粒子径を表1の通りとし、上記保管工程での銅ナノ粒子水分散液の保管温度を2℃とした以外、No.1と同様にして銅ナノインクを製造した。
Figure 0007003668000001
Figure 0007003668000002
[評価結果]
表1及び表2に示すように、上記銅ナノ粒子水分散液調製工程で銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度及びアニオン濃度(塩素イオン濃度)を適切に調整し、かつ上記保管工程で銅ナノ粒子水分散液を5℃以下で保管したNo.1~No.3及びNo.7~No.9は、保管日数が長くなっても銅イオン濃度が1.0g/L以下に抑えられており、得られる銅ナノインク中の銅ナノ粒子の分散性に優れている。特に、上記保管工程での保管温度が2℃であるNo.7~No.9は、上記保管工程での保管温度が5℃であるNo.1~No.3よりも銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を低く抑えることができている。
また、表2に示すように、銅イオン濃度が0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度が0.5g/L以上8.0g/L以下である場合、銅イオン濃度の変化率を低く抑えることができ、比較的長期間保管した場合でも銅ナノ粒子の分散性を十分に高く保つことができている。
以上のように、本発明の銅ナノインクの製造方法は銅ナノ粒子の分散性を高めることができるので、プリント配線板の金属層を形成する銅ナノインクの製造に適している。

Claims (4)

  1. 銅ナノ粒子及びアニオンを含む銅ナノ粒子水分散液を調製する調製工程と、
    上記調製工程後の銅ナノ粒子水分散液を5℃以下で保管する保管工程と
    を備え、
    上記調製工程で、上記銅ナノ粒子を液相還元法によって形成し、
    上記アニオンが塩素イオンであり、
    上記保管工程で上記銅ナノ粒子水分散液の銅イオン濃度を0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度を0.5g/L以上8.0g/L以下に制御する銅ナノインクの製造方法。
  2. 上記調製工程で上記アニオン濃度をC[g/L]、上記銅ナノ粒子の平均粒子径をD[nm]とした場合、50≦C×D≦150となるよう制御する請求項1に記載の銅ナノインクの製造方法。
  3. 上記保管工程を上記調製工程直後に行う請求項1又は請求項2に記載の銅ナノインクの製造方法。
  4. 銅ナノ粒子及びアニオンが水中に分散した銅ナノインクであって、
    上記アニオンが塩素イオンであり、
    銅イオン濃度が0.1g/L以上1.0g/L以下、かつアニオン濃度が0.5g/L以上8.0g/L以下であり、
    銅イオン濃度の変化率をR[%/h]、銅ナノインクの保管温度をT[℃](T≦25)とした場合、1.0×10-2×T≦R≦9.0×10-2×Tである銅ナノインク。
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