JP7002394B2 - 車両用動力伝達装置のオイルストレーナ - Google Patents

車両用動力伝達装置のオイルストレーナ Download PDF

Info

Publication number
JP7002394B2
JP7002394B2 JP2018072769A JP2018072769A JP7002394B2 JP 7002394 B2 JP7002394 B2 JP 7002394B2 JP 2018072769 A JP2018072769 A JP 2018072769A JP 2018072769 A JP2018072769 A JP 2018072769A JP 7002394 B2 JP7002394 B2 JP 7002394B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
vehicle
strainer
power transmission
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018072769A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019183898A (ja
Inventor
浩太 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018072769A priority Critical patent/JP7002394B2/ja
Priority to CN201920434320.6U priority patent/CN209839123U/zh
Publication of JP2019183898A publication Critical patent/JP2019183898A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7002394B2 publication Critical patent/JP7002394B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

本発明は、車両用動力伝達装置のオイルパンに貯留されたオイルを濾過してオイルポンプへと送るためのオイルストレーナに関する。
例えば、車両用動力伝達装置のケース内底部のオイルパンには、潤滑や冷却あるいは油圧回路の駆動などに供されるオイルが貯留されており、このオイルは、ケース内の底部に設置されたオイルストレーナによって金属粉などの異物が除去された後にオイルポンプへと吸引される。オイルポンプによって昇圧されたオイルは、各部に供給されて各部の潤滑や冷却などに供された後、再びオイルパンに貫流する。以後、同様の作用が繰り返されることによって、各部がオイルによって潤滑や冷却され、あるいは油圧回路が駆動される。
ここで、車両用動力伝達装置のオイルストレーナは、車両用動力伝達装置のケース内底部に設置された密閉容器状のストレーナ本体の内部にフィルタを収容するとともに、前記ストレーナ本体に、前記動力伝達装置のオイルパン内に開口する吸入口と、オイルポンプに連なる吐出口を形成し、前記オイルポンプの駆動によって前記吸入口から前記ストレーナ本体内に吸入されたオイルを前記フィルタによって濾過して前記吐出口から前記オイルポンプへと送り出す機能を果たすものである。
ところで、かかるオイルストレーナにおいて、オイルパン内のオイルの面(油面)が低いと、車両の加速や減速時、登坂や降坂時には、オイルがオイルパン内において車両前後方向前方や後方に偏り、オイルストレーナの吸入口の全部あるいは一部がオイルの油面上に露出する可能性がある。このような場合には、オイルストレーナが空気を吸い込み、オイルポンプの吐出圧が変動して動力伝達装置の作動が不安定になったり、オイル中に気泡が含まれることによって騒音が発生するなどの問題が生じる。
上記問題を解決するため、特許文献1には、オイルストレーナに、外側ケースと、該外側ケースに対して摺動可能な内側ケースと、外側ケースの低部に固設されたシール板を設け、車両の加速または減速時、あるいは登坂または降坂時に内側ケースが外側ケースに対して車両前後方向に摺動しても、該内側ケースに形成された複数の吸口のうちの少なくとも1つはオイル中に開口するようにした構成が提案されている。
また、特許文献2には、ストレーナ本体の底面に車両前後方向に長い開口部を形成し、この開口部に吸口部材を車両前後方向に移動可能に嵌装するとともに、この吸口部材の車両前後方向両端に変形可能なカバー部材を設け、車両の加減速時に発生する慣性力によって吸口部材が車両前後方向に移動しても、ストレーナ本体に形成された開口部をカバー部材によってシールしつつ、吸口部材が常にオイル中に開口するようにしたオイルストレーナが提案されている。
さらに、特許文献3には、オイルパン内のオイルの油面に吸込口部材を浮かせ、この吸込口部材とオイルストレーナとを可撓性または伸縮性を有する連結管によって連結し、オイルの油面が変化しても、油面に浮かぶ吸込口部材の吸込口が常にオイル中に開口するようにした構成が提案されている。
特開2009-293520号公報 特開2009-293682号公報 特開2014-119055号公報
しかしながら、特許文献1~3において開示されたオイルストレーナは、何れも構造が複雑で部品点数も多く、コストアップにつながるおそれがある、という問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、構造の複雑化やコストアップを招くことなく、簡単な構成でオイルポンプへの空気の吸い込みを防ぐことができる車両用動力伝達装置のオイルストレーナを提供することにある。
上記目的を達成するため、第1発明は、車両用動力伝達装置(1)のケース(3)内底部に設置された密閉容器状のストレーナ本体(5A)の内部にフィルタを収容するとともに、前記ストレーナ本体(5A)に、前記車両用動力伝達装置(1)のオイルパン(4)内に開口する吸入口(9)と、オイルポンプ(6)に連なる吐出口(7)を形成し、前記オイルポンプ(6)の駆動によって前記吸入口(9)から前記ストレーナ本体(5A)内に吸入されたオイルを前記フィルタによって濾過して前記吐出口(7)から前記オイルポンプ(6)へと送り出す車両のオイルストレーナ(5)において、前記ストレーナ本体(5A)よりも上方に開口するオイル流出口(10)から流出する余剰オイルを前記ストレーナ本体(5A)内の車両前後方向後部の上部空間へと供給するよう構成したことを特徴とする。
ここで、前記オイル流出口(10)と前記ストレーナ本体(5A)の車両前後方向後部の上面に開口するオイル供給口とをパイプ(11)によって接続してもよい。
第1発明によれば、オイル流出口から流出する余剰オイルは、オイルストレーナのストレーナ本体内の車両前後方向後部の上方(車両の減速時や降坂時に従来は空洞が発生していた箇所)に供給されてストレーナ本体内に貯留されるため、車両の減速時や降坂時にストレーナ本体内に空洞が発生しにくくなり、空洞に含まれる空気のオイルポンプへの吸い込みが防がれ、オイルポンプに空気が吸引されることによって起こる種々の問題の発生が防がれる。そして、このような効果は、オイル流出口とオイルストレーナのストレーナ本体とを単にパイプなどで接続するだけの簡単な構成によって得られるため、オイルストレーナの構造の複雑化やコストアップを招くことがない。
また、第2発明は、車両用動力伝達装置(1)のケース(3)内底部に設置された密閉容器状のストレーナ本体(5A)の内部にフィルタを収容するとともに、前記ストレーナ本体(5A)に、前記車両用動力伝達装置(1)のオイルパン(4)内に開口する吸入口(9)と、オイルポンプ(6)に連なる吐出口(7)を形成し、前記オイルポンプ(6)の駆動によって前記吸入口(9)から前記ストレーナ本体(5A)内に吸入されたオイルを前記フィルタによって濾過して前記吐出口(7)から前記オイルポンプ(6)へと送り出す車両のオイルストレーナ(5)において、前記吐出口(7)を前記ストレーナ本体(5A)の車両前後方向前部に形成し、前記ストレーナ本体(5A)の車両前後方向後部に、車両の減速時に開き、それ以外には閉じる開閉式吸入口(13)を形成したことを特徴とする。
この場合、車両に設けられた加速度センサが車両の減速を検出すると、前記開閉式吸入口(13)を開くよう構成してもよい。
また、前記吸入口(9)を前記ストレーナ本体(5A)の車両前後方向中間部の底部に形成してもよい。
第2発明によれば、車両の減速時には開閉式吸入口が開かれるため、ストレーナ本体内では、吸入口から吸入されて吐出口へと向うオイルの流れと、開閉式吸入口から吸入されて吐出口へと向うオイルの流れが発生し、これらのオイルの流れが空洞に含まれる空気のオイルへの混入を遮断する。このため、オイルポンプの空気の吸い込みが防がれ、オイルポンプの吐出圧の変動や騒音の発生などの不具合が生じることがない。そして、このような効果は、ストレーナ本体に単に開閉式吸入口を形成するだけの簡単な構成によって得られるため、オイルストレーナの構造の複雑化やコストアップを招くことがない。
本発明によれば、オイルストレーナの構造の複雑化やコストアップを招くことなく、簡単な構成でオイルポンプへの空気の吸い込みを防ぐことができる。
第1実施形態(第1発明)にかかるオイルストレーナを備えた車両用動力伝達装置のケースカバーを取り外した状態の側面図である。 第2実施形態(第2発明)にかかるオイルストレーナを備えた車両用動力伝達装置のケースカバーを取り外した状態(減速時)の要部側面図である。 第2実施形態(第2発明)にかかるオイルストレーナを備えた車両用動力伝達装置のケースカバーを取り外した状態(加速時)の要部側面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態(第1発明)〕
図1は、本発明の第1実施形態(第1発明)にかかるオイルストレーナを備えた車両用動力伝達装置のケースカバーを取り外した状態の側面図である。同図に示す車両用動力伝達装置1は、駆動源である不図示のエンジンの回転動力を入力軸2に伝達する不図示のトルクコンバータと、入力軸2の回転を変速して出力するための不図示の変速機をケース3内に収容して構成されている。
上記ケース3内の底部には、オイルLを貯留するためのオイルパン4が形成されるとともに、本発明にかかるオイルストレーナ5が配置されている。また、オイルストレーナ5の車両前後方向(図1の左方が車両前方)前端部の奥側(図1の紙面垂直方向奥側)には、オイルポンプ6が配置されている。ここで、オイルポンプ6は、エンジンの動力の一部で駆動されるものであって、図示しないが、入力軸2に結着されたスプロケットとオイルポンプ6の駆動軸に結着されたスプロケットの間には無端状のチェーンが巻装されており、エンジンが駆動されて入力軸2が回転すると、この入力軸2の回転は、該入力軸2に結着されたスプロケットとチェーン及びオイルポンプ6の駆動軸に結着されたスプロケットを経てオイルポンプ6の駆動軸に伝達されるため、回転する駆動軸によってオイルポンプ6が駆動される。
オイルストレーナ5は、矩形の密閉容器状のストレーナ本体5Aの内部に濾過材である不図示のフィルタを収容して構成されている。そして、ストレーナ本体5Aの車両前後方向前端部(図1の左端部)の前記オイルポンプ6に対向する側(図1の紙面垂直方向奥側)の側面には、円孔状の吐出口7が形成されており、ストレーナ本体5Aの底面の車両前後方向中間部には、パイプ状のノズル8が下方に向かって斜めに取り付けられている。ノズル8は、ストレーナ本体5Aの底面に差し込まれて固定されており、その下面開口部は、吸入口9としてオイルパン4内のオイルLに開口している。なお、フィルタは、目の細かい金網や不織布などによって板状に構成されている。また、図示しないが、オイルストレーナ5のストレーナ本体5Aに形成された吐出口7とオイルポンプ6の吸入側とは、パイプやホースなどによって互いに接続されている。
他方、ケース3のオイルストレーナ5とオイルポンプ6の上方位置には、各部の潤滑や冷却あるいは油圧回路の駆動に供された後の余剰オイルが流出するための円孔状のオイル流出口10がケース3内に向かって開口している。このオイル流出口10は、従来はケース3内にそのまま開口し、このオイル流出口10から流出する余剰オイルは、ケース10の内壁などに沿って落下してオイルパン4に還流していたが、本実施形態では、ストレーナ本体5Aの車両前後方向後部の上面に円孔状のオイル供給口(不図示)を形成し、このオイル供給口とオイル流出口10とをパイプ11によって接続している。なお、ケース3の上部には、冷却水によってオイルを冷却するためのオイルクーラ12が設置されている。
以上のように構成された車両用動力伝達装置1において、不図示のエンジンが始動されると、その回転動力の一部によって前述のようにオイルポンプ6が駆動されるが、このオイルポンプ6の駆動によって、オイルパン4に貯留されているオイルLがオイルストレーナ5のストレーナ本体5Aの底面に取り付けられたノズル8に開口する吸入口9からストレーナ本体5Aの内部に吸引される。そして、ストレーナ本体5Aの内部に吸引されたオイルは、不図示のフィルタを通過することによって金属粉などの異物が除去された後、ストレーナ本体5Aの車両前後方向前端部の側面に開口する吐出口7からオイルポンプ6へと吸引される。
オイルポンプ6に吸引されたオイルは、該オイルポンプ6によって所定圧まで昇圧された後に吐出され、各部に供給されて各部の潤滑や冷却或いは油圧回路の駆動などに供された後、オイルクーラ12を通過して冷却され、図1に矢印にて示すように、オイル流出口10からパイプ11を通ってオイルストレーナ5のストレーナ本体5Aの上面の車両前後方向後端部に開口する不図示のオイル供給口からストレーナ本体5A内へと供給されて該ストレーナ本体5Aの内部に貯留される。
ところで、車両が走行中に減速すると、オイルパン4内のオイルLが慣性によって車両前方へと移動して図1に斜線にて示すように車両前方に偏る。このとき、従来であれば、オイルストレーナ5のストレーナ本体5A内においては、車両前後方向後端の上部に、オイルLで満たされない空洞Sが形成され、この空洞Sに含まれる空気がオイルポンプ6に吸引されるために前述のような問題が発生する可能性がある。
これに対して、本実施形態では、前述のように、オイル流出口10から流出する余剰オイルは、パイプ11を通ってオイルストレーナ5のストレーナ本体5A内の車両前後方向後部の上方(車両の減速時や降坂時に従来は空洞Sが発生していた箇所)に供給されてストレーナ本体5A内に貯留されるため、車両の減速時や降坂時にストレーナ本体5A内に空洞Sが発生しにくくなり、空洞Sに含まれる空気のオイルポンプ6への吸い込みが防がれ、オイルポンプ6に空気が吸引されることによって起こる種々の問題の発生が防がれる。そして、このような効果は、オイル流出口10とオイルストレーナ5のストレーナ本体5Aとを単にパイプ11で接続するだけの簡単な構成によって得られるため、オイルストレーナ5の構造の複雑化やコストアップを招くことがない。
〔第2実施形態(第2発明)〕
次に、本発明の第2実施形態(第2発明)について説明する。なお、第2実施形態の説明及び対応する図面においては、第1実施形態と同一又は相当する構成部分には同一の符号を付し、以下ではその部分の詳細な説明は省略する。また、以下で説明する事項以外の事項、及び図示する以外の事項については、第1実施形態と同じである。この点は、下記の他の実施形態についても同様である。
図2は本発明の第2実施形態にかかるオイルストレーナを備えた車両用動力伝達装置のケースカバーを取り外した状態(減速時)の要部側面図、図3は同車両用動力伝達装置のケースカバーを取り外した状態(加速時)の要部側面図である。
本実施形態にかかるオイルストレーナ5は、ストレーナ本体5Aの車両前後方向後部の側面(オイルポンプ6が配された側とは反対側の図2および図3の手前側の側面)に、車両の減速時に開き、それ以外には閉じる開閉式吸入口13を形成したことを特徴としており、その他の構成は、第1実施形態にかかるオイルストレーナ5の構成と同じである。
以上のように構成されたオイルストレーナ5において、車両が減速した場合には、オイルパン4に貯留されているオイルLが図2に示すように慣性によって車両前方(図2の左方)へと移動して車両前方に偏るが、このとき、開閉式吸入口13が開かれる。オイルLが車両前方へと偏ると、その油面は、図2に示すように斜面を形成するため、オイルストレーナ5のストレーナ本体5A内の車両前後方向後部の上方には空洞Sが形成される。
しかるに、本実施形態においては、車両の減速時には図2に示すように開閉式吸入口13が開かれるため、ストレーナ本体5A内では、図2に矢印にて示すように、吸入口9から吸入されて吐出口7へと向うオイルの流れと、開閉式吸入口13から吸入されて吐出口7へと向うオイルの流れが発生し、これらのオイルの流れが空洞Sに含まれる空気のオイルへの混入を遮断する。このため、オイルポンプ6の空気の吸い込みが防がれ、オイルポンプ6の吐出圧の変動や騒音の発生などの不具合が生じることがない。なお、車両の降坂時にもオイルが図2に示すように車両前方に偏るが、この場合も開閉式吸入口13を開くようにすれば、前記と同様の理由によってオイルポンプ6への空気の吸い込みが防がれる。
また、車両が定速走行しているときや加速したときには、開閉式吸入口13が図3に示すように閉じられる(図3においては、開閉式吸入口13が閉じている状態を斜線を付して表示している)。
車両が加速した場合には、オイルパン4に貯留されているオイルLが図3に示すように慣性によって車両後方(図3の右方)へと移動して車両後方に偏るが、このときには、開閉式吸入口13が閉じられている。オイルLが車両後方へと偏ると、その油面は、図3に示すように斜面を形成するため、オイルストレーナ5のストレーナ本体5A内の車両前後方向前部には空洞Sが形成される。
しかるに、本実施形態においては、車両の加速時には図3に示すように開閉式吸入口13が閉じられるため、ストレーナ本体5A内では、図3に矢印にて示すように、吸入口9から吸入されて吐出口7へと向う多量のオイルの流れが発生し、このオイルの流れが空洞Sに含まれる空気のオイルへの混入を遮断する。このため、オイルポンプ6の空気の吸い込みが防がれ、オイルポンプ6の吐出圧の変動や騒音の発生などの不具合が生じることがない。なお、車両の登坂時にもオイルが図3に示すように車両後方に偏るが、この場合も開閉式吸入口13を閉じるようにすれば、前記と同様の理由によってオイルポンプ6への空気の吸い込みが防がれる。
ところで、開閉式吸入口13は、例えば、車両に設けられた不図示の加速度センサが検出する加減速度に基づいて行うようにしてもよい。具体的には、加速度センサが車両の減速を検出すると開閉式吸入口13を図2に示すように開き、それ以外には開閉式吸入口13を図3に示すように閉じるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態においても、オイルストレーナ5に開閉式吸入口13を設けるだけの簡単な構成によって前記効果が得られるため、オイルストレーナ5の構造の複雑化やコストアップを招くことがない。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に適用が限定されるものではなく、特許請求の範囲および明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内で種々の変形が可能である。
1 車両用動力伝達装置
2 入力軸
3 ケース
4 オイルパン
5 オイルストレーナ
5A ストレーナ本体
6 オイルポンプ
7 ストレーナ本体の吐出口
8 ノズル
9 ストレーナ本体の吸入口
10 オイル流出口
11 パイプ
12 オイルクーラ
13 開閉式吸入口
S 空洞

Claims (4)

  1. 車両用動力伝達装置のケース内底部に設置された密閉容器状のストレーナ本体の内部にフィルタを収容するとともに、前記ストレーナ本体に、前記車両用動力伝達装置のオイルパン内に開口する吸入口と、オイルポンプに連なる吐出口を形成し、前記オイルポンプの駆動によって前記吸入口から前記ストレーナ本体内に吸入されたオイルを前記フィルタによって濾過して前記吐出口から前記オイルポンプへと送り出す車両のオイルストレーナにおいて、
    前記ストレーナ本体よりも上方に開口するオイル流出口から流出する余剰オイルを前記ストレーナ本体内の車両前後方向後部の上部空間へと供給するよう構成したことを特徴とする車両用動力伝達装置のオイルストレーナ。
  2. 前記オイル流出口と前記ストレーナ本体の車両前後方向後部の上面に開口するオイル供給口とをパイプによって接続したことを特徴とする請求項1に記載の車両用動力伝達装置のオイルストレーナ。
  3. 車両用動力伝達装置のケース内底部に設置された密閉容器状のストレーナ本体の内部にフィルタを収容するとともに、前記ストレーナ本体に、前記車両用動力伝達装置のオイルパン内に開口する吸入口と、オイルポンプに連なる吐出口を形成し、前記オイルポンプの駆動によって前記吸入口から前記ストレーナ本体内に吸入されたオイルを前記フィルタによって濾過して前記吐出口から前記オイルポンプへと送り出す車両のオイルストレーナにおいて、
    前記吐出口を前記ストレーナ本体の車両前後方向前部に形成し、前記ストレーナ本体の車両前後方向後部に、車両の減速時に開き、それ以外には閉じる開閉式吸入口を形成し
    車両に設けられた加速度センサが車両の減速を検出すると、前記開閉式吸入口を開くよう構成したことを特徴とする車両用動力伝達装置のオイルストレーナ。
  4. 前記吸入口を前記ストレーナ本体の車両前後方向中間部の底部に形成したことを特徴とする請求項3に記載の車両用動力伝達装置のオイルストレーナ。
JP2018072769A 2018-04-04 2018-04-04 車両用動力伝達装置のオイルストレーナ Active JP7002394B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018072769A JP7002394B2 (ja) 2018-04-04 2018-04-04 車両用動力伝達装置のオイルストレーナ
CN201920434320.6U CN209839123U (zh) 2018-04-04 2019-04-02 车辆用动力传达装置的油滤器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018072769A JP7002394B2 (ja) 2018-04-04 2018-04-04 車両用動力伝達装置のオイルストレーナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019183898A JP2019183898A (ja) 2019-10-24
JP7002394B2 true JP7002394B2 (ja) 2022-01-20

Family

ID=68340393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018072769A Active JP7002394B2 (ja) 2018-04-04 2018-04-04 車両用動力伝達装置のオイルストレーナ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7002394B2 (ja)
CN (1) CN209839123U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017032053A (ja) 2015-07-31 2017-02-09 富士重工業株式会社 オイル吸入装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017032053A (ja) 2015-07-31 2017-02-09 富士重工業株式会社 オイル吸入装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019183898A (ja) 2019-10-24
CN209839123U (zh) 2019-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4074278B2 (ja) バッフルプレート排油構造
EP2014955B1 (en) Oil strainer of transmission
RU2643086C2 (ru) Система для смазки двух смежных и вертикально расположенных друг над другом зубчатых передач
JP2011027142A (ja) 変速機のオイル吸引装置
JP2011174423A (ja) クランクケース構造
CN102788141A (zh) 变速器的机油排出结构
CN108026917A (zh) 动力传递装置
JP7002394B2 (ja) 車両用動力伝達装置のオイルストレーナ
JPS595451B2 (ja) オ−トマテイツク・トランスアクスル・ケ−ス
JP2004036633A (ja) 車両用変速機のハウジング
JP2006292086A (ja) 車両用動力伝達装置における潤滑装置
JP2019215028A (ja) オイルストレーナ
JP2006292082A (ja) トランスミッションにおける潤滑油供給構造
JP2019070418A (ja) 車両の伝動装置
JP7249937B2 (ja) トランスアクスル
JP2011214659A (ja) 動力伝達装置の潤滑構造
JP4810288B2 (ja) 車両用変速機の潤滑装置
JP6069164B2 (ja) 変速機
JP2016161028A (ja) 車両用の駆動装置
JP6152363B2 (ja) 車両の駆動装置
JP6688119B2 (ja) 変速機のオイル吸入装置及び変速機
JP2008309291A (ja) 車両用自動変速機のオイルストレーナ
JP6179272B2 (ja) 車両用変速機
JP4058988B2 (ja) クランクケースの潤滑構造
JP2009180301A (ja) オイルストレーナ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210824

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7002394

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150