JP7000735B2 - 画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム - Google Patents

画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システムに関する。
従来、画像形成装置からファイルサーバに接続し、ファイルサーバ上のファイルを取得して印刷を行なう技術がある。かかる技術では、ファイルサーバ上のファイルそれぞれについて印刷日時を管理し、未印刷のファイルがあれば、例えば強調して表示することができる。特許文献1(特開2013-41457号公報)では、サーバで文書管理を行なうシステムにおいて、文書の新着通知をPC(Personal Computer)に通知し、PCへの通知後、所定時間を経過しても新着通知を確認したことを表す応答を受け取っていなければ、モバイル端末に新着通知を通知する技術が開示されている。特許文献2(特開2011-253294号公報)では、新着の文書ではないことを示す属性を設定し、属性が設定された文書を除いて新着通知を行なう技術が開示されている。
しかしながら、従来技術は、ネットワークに常時接続しないクライアント端末に新着通知を行なうことが困難であるという問題がある。近年、ウェアラブル端末が普及しており、新着通知をウェアラブル端末でも受信したいという要求がある。このような要求に対して、ウェアラブル端末は、モバイル端末のようにネットワークに常時接続すると、搭載された電池に限りがあるため、給電の問題が発生する。すなわち、ネットワークに常時接続するわけではないウェアラブル端末等のクライアント端末に新着通知を行なう場合には、接続形態について考慮しなければならない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ネットワークに常時接続しないクライアント端末に対して好適に新着通知を行なうことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、クライアント端末と接続可能な画像形成装置であって、前記クライアント端末を識別する端末識別情報と、前記画像形成装置によって印刷可能なファイルを識別する少なくとも1のファイル識別情報とを記憶する記憶部と、BLEが使用される場合に、前記画像形成装置によって未印刷のファイルが存在することを示す情報を含むアドバタイズメントパケットにかかるファイル情報の通知を制御する第1の通知制御部と、前記ファイル情報の通知に応じて、前記クライアント端末から該クライアント端末の端末識別情報を取得する取得部と、取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定する端末識別情報判定部と、取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されていると判定された場合に、少なくとも1の前記ファイル識別情報を前記クライアント端末に通知する第2の通知制御部と、受け付けたファイル操作情報に基づいて、ファイルを印刷するプリンタエンジンと、を備え、前記ファイル操作情報は、起動処理で起動したアプリケーションからのファイルパス情報に対応するファイルを前記プリンタエンジンで印刷させる印刷情報である
本発明の一つの様態によれば、ネットワークに常時接続しないクライアント端末に対して好適に新着通知を行なうことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る情報処理システムのシステム構成例を示す図である。 図2は、実施の形態1に係るウェアラブル端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係るウェアラブル端末の機能構成例を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1に係る画像形成装置の機能構成例を示すブロック図である。 図6は、実施の形態1に係る画像形成装置によって記憶された情報例を説明する図である。 図7は、実施の形態1に係るファイルサーバのアドレスを入力する画面の例を示す図である。 図8は、実施の形態1に係るファイルサーバに対するログイン画面の例を示す図である。 図9は、実施の形態1に係るウェアラブル端末が画像形成装置を検索するときの検索画面の例を示す図である。 図10は、実施の形態1に係るウェアラブル端末から画像形成装置に接続するときの接続画面の例を示す図である。 図11は、実施の形態1に係る端末IDの登録画面の例を示す図である。 図12は、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報の通知対象となるファイルを選択する選択画面の例を示す図である。 図13は、実施の形態1に係る新着通知発信処理の流れの例を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態1に係る新着通知画面の例を示す図である。 図15は、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報通知処理の流れの例を示すシーケンス図である。 図16は、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報画面の例を示す図である。 図17は、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報通知処理の流れの例を示すシーケンス図である。 図18は、実施の形態1に係るアプリ起動処理の流れの例を示すシーケンス図である。 図19は、実施の形態1に係るファイル一覧画面の例を示す図である。 図20は、実施の形態2に係るウェアラブル端末の機能構成例を示すブロック図である。 図21は、実施の形態2に係る画像形成装置の機能構成例を示すブロック図である。 図22は、実施の形態2に係るファイル操作処理の流れの例を示すシーケンス図である。 図23は、実施の形態2に係るファイル操作情報の選択画面の例を示す図である。 図24は、実施の形態2に係るファイル操作処理の流れの例を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る画像形成装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び情報処理システムの実施の形態を説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、各実施の形態は、内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることができる。
(実施の形態1)
[システム構成]
図1を用いて、実施の形態1に係る情報処理システムのシステム構成を説明する。図1は、実施の形態1に係る情報処理システムのシステム構成例を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム1には、ウェアラブル端末10と、画像形成装置20と、ファイルサーバ30とが含まれる。各装置は、情報処理システム1に複数台含まれていても良い。例えば、情報処理システム1は、ファイルサーバ30に蓄積されたファイルを画像形成装置20が取得して印刷するものである。このような情報処理システム1において、ウェアラブル端末10は、画像形成装置20に対して、ファイルの印刷等に関する各種情報を要求し、各種情報を表示する。
ウェアラブル端末10は、印刷等を行なう画像形成装置20に対してクライアントとなる端末であり、ユーザの手首等の所定部位に装着される。ウェアラブル端末10は、画像形成装置20を利用するユーザそれぞれによって所有される。ウェアラブル端末10には、無線通信によって画像形成装置20に接続し、画像形成装置20にログインして各種要求を行なうためのアプリケーションがインストールされている。本実施の形態では、ウェアラブル端末10と画像形成装置20との間の無線通信としてBluetooth(登録商標)を使用する。例えば、Bluetooth4.0で追加されたBLE(Bluetooth Low Energy)を想定するが、Bluetooth3.x以前のいわゆるクラシックBluetooth等のPAN(Personal Area Network)無線メディアであっても良い。クラシックBluetoothを使用する場合は、画像形成装置20との間でペアリング等を行なっておけば良い。
画像形成装置20は、ファイルサーバ30にアクセスし、ファイルをダウンロードして印刷する機能を有するMFP(Multi‐Function Peripheral)等の複合機やプリンタである。画像形成装置20とファイルサーバ30とは、互いに接続可能な何らかのネットワークに属するものとする。画像形成装置20は、ウェアラブル端末10から各種要求を受け付け、要求に応じた処理を実行する。また、画像形成装置20は、ファイルサーバ30に定期的にアクセスし、ファイルサーバ30が管理するファイルを識別するファイルIDや該ファイルのファイル名、更新日時等の情報を含むファイルリストを生成・保持する。ここで、画像形成装置20は、自機で印刷したファイルについては印刷日時の情報を取得できるため、未印刷のファイルが存在するか否かを認識できる。これにより、画像形成装置20は、未印刷のファイルに関する未印刷ファイルリストを生成・保持する。未印刷ファイルリストは、ファイルリストの生成に応じて、適宜更新される。ファイルサーバ30は、ファイルを蓄積するPC(Personal Computer)やサーバ装置等である。
上述した構成において、画像形成装置20は、ウェアラブル端末10を識別する端末IDと、ファイルサーバ30によって管理されたファイルを識別する少なくとも1のファイル識別情報であるファイルIDと、ファイルの更新日時を示す更新日時情報と、ファイルの印刷日時を示す印刷日時情報とを対応付けて記憶する記憶部を有する。画像形成装置20は、未印刷ファイルリストをもとに、ファイルサーバ30によって管理されたファイルに、未印刷のファイルが存在することを示す情報、すなわち画像形成装置20によって印刷可能なファイルに関する情報を含むファイル情報を通知する。例えば、画像形成装置20は、BLEが使用される場合に、未印刷のファイルが存在することを示す情報を含むアドバタイズメントパケットを通知する。アドバタイズメントパケットは、ブロードキャストされるパケットであり、情報処理システム1に含まれる複数のウェアラブル端末10によって受信される可能性がある。つまり、未印刷のファイルが存在することを示す情報を含むアドバタイズメントパケットは、未印刷のファイルの新着通知となる。
新着通知を受信したウェアラブル端末10では、新着通知を発信した画像形成装置20に接続するか否かを選択させる画面が表示される。ユーザは、画像形成装置20に接続するか否かを選択する操作を行なう。これにより、ウェアラブル端末10は、接続を選択された画像形成装置20に接続する。例えば、ウェアラブル端末10は、BLEを使用する場合に、GATT(Generic Attribute Profile)による接続を開始して、画像形成装置20と通信可能な状態にする。そして、ウェアラブル端末10は、接続した画像形成装置20に対して、未印刷のファイルを確認するための要求を行なう。未印刷ファイル要求には、ウェアラブル端末10の端末IDを含めるようにする。一つの様態として、端末IDは、ウェアラブル端末10で生成されるUUID(Universally Unique Identifier)である。
端末IDを含む未印刷ファイル要求を受け付けた画像形成装置20は、該端末IDが記憶部に記憶されているか否かを判定する。このとき、画像形成装置20は、記憶部を用いて、端末IDに対応する更新日時情報と印刷日時情報とから、未印刷のファイルのファイルIDを抽出する。一方、画像形成装置20は、端末IDが記憶部に記憶されていなければ、ウェアラブル端末10との接続を切断する。そして、画像形成装置20は、未印刷のファイルのファイルIDに対応するファイル名を示すファイル名情報を含む未印刷ファイル情報を、ウェアラブル端末10に通知する。また、画像形成装置20は、未印刷ファイル情報を通知した場合に、ウェアラブル端末10との接続を切断する。これらにより、未印刷ファイル情報を受信したウェアラブル端末10では、未印刷のファイルのファイル名等が表示出力される。
つまり、画像形成装置20は、未印刷のファイルが存在することを示す情報を含むアドバタイズメントパケットの発信に応じて、接続したウェアラブル端末10から端末IDを取得し、取得した端末IDに対応するファイルの更新日時情報と印刷日時情報とから、未印刷のファイルを特定し、未印刷のファイルのファイル名情報を含む未印刷ファイル情報をウェアラブル端末10に通知し、未印刷ファイル情報の通知後、ウェアラブル端末10との接続を切断する。この結果、画像形成装置20は、ネットワークに常時接続しないウェアラブル端末10に対して好適に新着通知を行なうことができる。換言すると、画像形成装置20は、新着通知をブロードキャストにより発信し、未印刷ファイル情報を要求してきたウェアラブル端末10と接続し、未印刷ファイル情報の通知後に該ウェアラブル端末10との接続を切断するので、ネットワークに常時接続しないウェアラブル端末10との無線通信による接続を削減しつつ、ウェアラブル端末10に対する新着通知を実現する。
[ハードウェア構成]
次に、図2を用いて、実施の形態1に係るウェアラブル端末10のハードウェア構成を説明する。図2は、実施の形態1に係るウェアラブル端末10のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、ウェアラブル端末10は、CPU(Central Processing Unit)12と、ROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、操作表示部15と、通信I/F16とを有する。上記各部は、システムバス11を介して相互に接続される。
CPU12は、ウェアラブル端末10の動作を統括的に制御する。例えば、CPU12は、RAM14等を作業領域として、ROM13等に格納されたプログラムを実行することで、ウェアラブル端末10全体の動作を制御する。操作表示部15は、タッチパネルやハードキー等を有し、ウェアラブル端末10に対する情報の入力を受け付け、各種画面を表示する。通信I/F16は、画像形成装置20等の外部装置と通信するためのインタフェースである。例えば、通信I/F16による通信においては、Bluetooth4.0等のペアリングがオプションでアプリケーションから制御可能な無線メディアを想定しているが、クラシックBluetooth等のペアリングが必須となるPAN無線メディアであっても良い。また、ウェアラブル端末10は、これらの他にも、ウェアラブル端末10を装着するユーザの生体情報や位置情報を計測可能な各種センサを有していても良い。
次に、図3を用いて、実施の形態1に係る画像形成装置20のハードウェア構成を説明する。図3は、実施の形態1に係る画像形成装置20のハードウェア構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置20は、コントローラ2010とエンジン部(Engine)2060とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ2010は、画像形成装置20全体の制御、描画、通信、及び、操作表示部2020からの入力を制御するコントローラである。エンジン部2060は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジン等であり、例えば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナ、又は、ファックスユニット等である。なお、エンジン部2060には、プロッタ等のいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換等の画像処理部分が含まれる。
コントローラ2010は、CPU2011と、ノースブリッジ(NB)2013と、システムメモリ(MEM‐P)2012と、サウスブリッジ(SB)2014と、ローカルメモリ(MEM‐C)2017と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)2016と、ハードディスクドライブ(HDD)2018とを有し、ノースブリッジ(NB)2013とASIC2016との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス2015で接続した構成となる。また、MEM-P2012は、ROM2012aと、RAM2012bとをさらに有する。
CPU2011は、画像形成装置20の全体制御を行なうものであり、NB2013、MEM-P2012及びSB2014からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB2013は、CPU2011とMEM-P2012、CPU2011とSB2014、CPU2011とAGPバス2015を接続するためのブリッジであり、MEM-P2012に対する読み書き等を制御するメモリコントローラと、PCIマスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P2012は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリ等として用いられるシステムメモリであり、ROM2012aとRAM2012bとからなる。ROM2012aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリである。RAM2012bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリ等として用いられる書き込み及び読み出し可能なメモリである。
SB2014は、NB2013とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。SB2014は、PCIバスを介してNB2013と接続されている。PCIバスには、ネットワークインタフェース(I/F)部等も接続される。
ASIC2016は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス2015、PCIバス、HDD2018及びMEM-C2017をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。ASIC2016は、PCIターゲット及びAGPマスタと、ASIC2016の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM-C2017を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジック等により画像データの回転等を行なう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部2060との間でPCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)2030、USB(Universal Serial Bus)2040、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インタフェース2050、Bluetooth2070が接続される。操作表示部2020は、ASIC2016に直接接続されている。
MEM-C2017は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリである。HDD2018は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行なうためのストレージである。
AGPバス2015は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P2012に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にするものである。また、画像形成装置20は、これらの他にも、Wi-Fi(登録商標)接続のためのハードウェアを有していても良い。
[機能構成]
次に、図4を用いて、実施の形態1に係るウェアラブル端末10の機能構成を説明する。図4は、実施の形態1に係るウェアラブル端末10の機能構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、ウェアラブル端末10は、暗号化部101と、復号部102と、端末ID管理部103と、固有ID識別部104と、操作表示制御部105と、要求部106と、通信制御部107と、端末広告発信制御部108とを有する。上記各部は、これらの一部又は全てがソフトウェア(プログラム)で実現されても良いし、ハードウェア回路で実現されても良い。
暗号化部101は、通信I/F16による無線通信によって送信される送信データを暗号化する。例えば、暗号化部101は、通信制御部107による制御に従い通信I/F16を介して画像形成装置20に送信される送信データを暗号化する。復号部102は、通信I/F16による無線通信によって受信される暗号化された受信データを復号する。例えば、復号部102は、通信制御部107による制御に従い通信I/F16を介して画像形成装置20から受信される暗号化された受信データを復号する。
端末ID管理部103は、ウェアラブル端末10固有の端末識別情報である端末IDを生成・管理する。例えば、端末IDは、UUID等であり、画像形成装置20に対する各種要求が行なわれる際に、画像形成装置20に送られる。固有ID識別部104は、画像形成装置20から受信された新着通知を識別する識別情報である固有IDをもとに、既に受信された新着通知であるか否かを確認する。固有IDは、未印刷のファイルが存在することを示す情報を含む新着通知を識別するための情報であり、新着通知を発信する画像形成装置20によって生成される。例えば、固有ID識別部104は、受信した新着通知の固有IDを一定期間保存する。そして、固有ID識別部104は、新着通知を受信した際に、受信した新着通知の固有IDと、保存された固有IDとが同一の固有IDであれば、新着通知があったことを表示出力しないようにする。
操作表示制御部105は、各種情報の表示や、各種情報の入力を制御する。例えば、操作表示制御部105は、操作表示部15による表示処理や入力処理を制御し、新着通知や未印刷ファイル情報を表示したり、未印刷ファイル情報の取得やアプリケーションの起動を要求する操作を受け付けたりする。要求部106は、画像形成装置20に対して各種要求を行なう。例えば、要求部106は、操作表示制御部105によって未印刷ファイル情報の取得やアプリケーションの起動を要求する操作が受け付けられた場合に、通信制御部107による制御に従い通信I/F16を介して画像形成装置20に要求する。また、要求部106は、画像形成装置20に対する各種要求に、端末ID管理部103によって生成された端末IDを含める。また、要求部106は、画像形成装置20に対するアプリケーションの起動要求に、該アプリケーションを識別するアプリIDを含める。
通信制御部107は、通信I/F16を介して、画像形成装置20等の外部装置との各種通信を制御する。例えば、通信制御部107は、要求部106による未印刷ファイル情報の取得やアプリケーションの起動等の要求の、画像形成装置20に対する送信を制御する。また、通信制御部107は、画像形成装置20によって発信された新着通知を受信したり、画像形成装置20によって送信された未印刷ファイル情報を受信したりする。新着通知や未印刷ファイル情報は、操作表示制御部105に通知され、操作表示部15に表示出力される。端末広告発信制御部108は、ブロードキャストされるパケットであるアドバタイズメントパケットの発信を制御する。例えば、端末広告発信制御部108は、画像形成装置20から新着通知を受け付けた場合に、ウェアラブル端末10の端末IDを含むアドバタイズメントパケットを発信する。本実施の形態において、ウェアラブル端末10が発信するアドバタイズメントパケットは、自端末が接続の待受け状態であることを通知するためのものである。ウェアラブル端末10と画像形成装置20との間の無線通信の接続タイミングについては後述する。
次に、図5を用いて、実施の形態1に係る画像形成装置20の機能構成を説明する。図5は、実施の形態1に係る画像形成装置20の機能構成例を示すブロック図である。
図5に示すように、画像形成装置20は、記憶部201と、接続制御部202と、通信制御部203と、第1の通知制御部204と、取得部205と、端末ID判定部206とを有する。また、画像形成装置20は、第2の通知制御部207と、暗号化部208と、復号部209と、ログイン受付部210と、ログイン実行部211と、起動要求受付部212とを有する。また、画像形成装置20は、起動処理部213と、表示制御部214と、登録部215と、ファイルリスト管理部216と、未印刷ファイルリスト管理部217と、印刷制御部218とを有する。記憶部201以外の上記各部は、これらの一部又は全てがソフトウェア(プログラム)で実現されても良いし、ハードウェア回路で実現されても良い。
記憶部201は、ウェアラブル端末10を利用するユーザを識別するユーザ識別情報ごとに、端末IDと、ファイルIDと、更新日時情報と、印刷日時情報とを対応付けて記憶する。図6は、実施の形態1に係る画像形成装置20によって記憶された情報例を説明する図である。図6に示すように、記憶部201は、ユーザを識別するユーザIDごとに、ユーザ名、端末ID、ファイルID、更新日時情報、印刷日時情報を記憶する。記憶部201に記憶される情報は、後述する処理により、ウェアラブル端末10のユーザが未印刷ファイル情報を受け取りたいファイルやフォルダ(ファイルID)と端末IDとが紐付けられて登録される。このため、ユーザが複数のファイルやフォルダを指定した場合には、ユーザIDに対して複数のファイルIDが登録されることになる。
例えば、図6に示すユーザA(ユーザ名:UserA)のファイルID「F0002」のファイルは、印刷履歴(印刷日時)がないため、未印刷ファイル情報の通知対象となり得る。同様に、図6に示すユーザB(ユーザ名:UserB)のファイルID「F0011」のファイルは、印刷日時よりも更新日時の方が新しいため、未印刷ファイル情報の通知対象となり得る。
接続制御部202は、ウェアラブル端末10との無線通信による接続を制御する。例えば、接続制御部202は、ウェアラブル端末10からの接続要求に応じて、該ウェアラブル端末10との接続を開始する。また、接続制御部202は、ウェアラブル端末10に未印刷ファイル情報を通知する場合に、該ウェアラブル端末10との接続を開始する。また、接続制御部202は、ウェアラブル端末10に未印刷ファイル情報が通知された場合に、該ウェアラブル端末10との接続を切断する。また、接続制御部202は、ウェアラブル端末10との接続の開始後から計時して、一定時間が経過してもウェアラブル端末10との間でデータの送受信が行なわれなかった場合に、該ウェアラブル端末10との接続を切断する。すなわち、接続制御部202は、接続しているウェアラブル端末10で何かしらの操作が一定時間以上行なわれなければ、該ウェアラブル端末10との接続を切断する。また、接続制御部202は、未印刷ファイル情報を受信したウェアラブル端末10からログイン要求を受け付ける場合に、該ウェアラブル端末10との接続を開始する。また、接続制御部202は、ウェアラブル端末10からのアプリケーションの起動要求に応じてアプリケーションの起動処理が実行された場合に、該ウェアラブル端末10との接続を切断する。なお、接続制御部202による接続制御処理については適宜説明する。
通信制御部203は、ウェアラブル端末10やファイルサーバ30等の外部装置との各種通信を制御する。例えば、通信制御部203は、ウェアラブル端末10によって送信された端末IDを含む未印刷ファイル情報の要求を受信したり、ウェアラブル端末10によって送信された端末IDを含むログイン要求を受信したり、ウェアラブル端末10によって送信されたアプリIDを含むアプリケーション起動要求を受信したりする。また、通信制御部203は、ウェアラブル端末10に対して未印刷ファイル情報を送信する。
第1の通知制御部204は、ブロードキャストされるパケットであるアドバタイズメントパケットの発信を制御する。例えば、第1の通知制御部204は、未印刷ファイルリストをもとに、ファイルサーバ30によって管理されたファイルに、未印刷のファイルが存在することを示す情報、すなわち画像形成装置20によって印刷可能なファイルに関する情報を含むファイル情報であるアドバタイズメントパケット(新着通知)を通知する。未印刷ファイルリストは、以下で説明するように生成・保持される。すなわち、ファイルリスト管理部216は、通信制御部203を介してファイルサーバ30に定期的にアクセスし、ファイルサーバ30が管理するファイルを識別するファイルIDや該ファイルのファイル名、更新日時情報等の情報を含むファイルリストを生成・保持する。ここで、画像形成装置20は、自機で印刷したファイルについては印刷日時の情報を取得できる。このため、未印刷ファイルリスト管理部217は、ファイルリスト管理部216によって生成・保持されたファイルリストに含まれるファイルについて、印刷日時よりも更新日時の方が新しいもの、印刷履歴がない(印刷日時情報が存在しない)ものを、未印刷ファイルリストとして生成・保持する。これらから、第1の通知制御部204は、未印刷ファイルリストをもとに、未印刷のファイルが存在するか否かを判定し、未印刷のファイルが存在する場合に、新着通知を発信する。
また、第1の通知制御部204は、上述した新着通知に、該新着通知を識別する固有IDを含めるようにしても良い。固有IDを含む新着通知を受信したウェアラブル端末10では、既に受信された新着通知であるかを識別することができる。また、第1の通知制御部204は、ファイルサーバ30によって管理されたファイルに、所定時間以上未印刷のファイルが存在する場合に、所定時間以上未印刷のファイルが存在することを示す情報を含む新着通知を発信しても良い。これにより、ウェアラブル端末10では、所定時間以上未印刷のファイルが存在する旨が表示出力される。
取得部205は、新着通知の発信に応じて、ウェアラブル端末10から該ウェアラブル端末10の端末IDを取得する。例えば、取得部205は、新着通知の発信に応じて、新着通知を受信したウェアラブル端末10から送信された未印刷ファイル情報の取得要求に含まれる端末IDを取得する。ここで、未印刷ファイル情報の取得要求に際し、接続制御部202は、新着通知を受信したウェアラブル端末10からの接続要求に応じて、該ウェアラブル端末10との接続を開始する。これにより、取得部205は、ウェアラブル端末10との接続の開始後に、該ウェアラブル端末10から送信された未印刷ファイル情報の取得要求に含まれる端末IDを取得する。
ここで、ウェアラブル端末10との接続が開始されるトリガは、新着通知を受信したウェアラブル端末10からの接続要求に限られるものではない。例えば、新着通知を受信したウェアラブル端末10から発信された接続待受通知が画像形成装置20に受信されたことにより、ウェアラブル端末10に未印刷ファイル情報を通知する際に、該ウェアラブル端末10との接続を開始するようにしても良い。これにより、取得部205は、ウェアラブル端末10が接続待ちの状態であることを示す接続待受通知に含まれる端末IDを取得する。
端末ID判定部206は、端末IDが記憶部201に記憶されているか否かを判定する。例えば、端末ID判定部206は、取得部205によって取得された端末IDが記憶部201に記憶されているか否かを判定し、記憶部201に記憶されていれば、その旨を第2の通知制御部207に通知する。また、端末ID判定部206は、ウェアラブル端末10との接続が開始されている状態において、取得部205によって取得された端末IDが記憶部201に記憶されていなければ、その旨を接続制御部202に通知する。これにより、接続制御部202は、ウェアラブル端末10との接続を切断する。すなわち、新着通知を受信したウェアラブル端末10からの接続要求が受け付けられた後に、未印刷ファイル情報の取得要求に含まれる端末IDを取得した場合に、該端末IDが記憶部201に記憶されていなければ、該ウェアラブル端末10との接続を切断する。また、端末ID判定部206は、ウェアラブル端末10との接続が開始されていない状態において、取得部205によって取得された端末IDが記憶部201に記憶されていなければ、処理を終了する。すなわち、新着通知を受信したウェアラブル端末10からの接続待受通知に含まれる端末IDを取得した場合に、該端末IDが記憶部201に記憶されていなければ、処理を終了する。
第2の通知制御部207は、未印刷ファイル情報をウェアラブル端末10に通知する。例えば、第2の通知制御部207は、端末ID判定部206によって端末IDが記憶部201に記憶されていると判定された場合に、該端末IDに対応する更新日時情報及び印刷日時情報に基づいて、少なくとも1の未印刷のファイルのファイルIDを抽出する。そして、第2の通知制御部207は、抽出した少なくとも1のファイルIDに対応するファイルのファイル名を示すファイル名情報を含む未印刷ファイル情報を、ウェアラブル端末10に通知する。未印刷ファイル情報の通知は、通信制御部203を介して実行される。ファイルIDに対応するファイルのファイル名は、ファイルリスト又は未印刷ファイルリストをもとに特定すれば良い。また、接続制御部202は、第2の通知制御部207によって未印刷ファイル情報が通知された場合に、ウェアラブル端末10との接続を切断する。
暗号化部208は、無線通信によって送信される送信データを暗号化する。例えば、暗号化部208は、接続制御部202の制御によるウェアラブル端末10との接続の開始後に、通信制御部203による制御に従ってウェアラブル端末10に送信される送信データを暗号化する。復号部209は、無線通信によって受信される暗号化された受信データを復号する。例えば、復号部209は、接続制御部202の制御によるウェアラブル端末10との接続の開始後に、通信制御部203による制御に従ってウェアラブル端末10から受信される暗号化された受信データを復号する。
ログイン受付部210は、ウェアラブル端末10からのログイン要求を受け付ける。例えば、ログイン受付部210は、未印刷ファイル情報を受信したウェアラブル端末10から、該ウェアラブル端末10の端末IDを含むログイン要求を受け付ける。ウェアラブル端末10による画像形成装置20へのログインは、例えば、後述する印刷アプリの起動要求を行なうために実施される。このとき、接続制御部202は、未印刷ファイル情報を受信したウェアラブル端末10からログイン要求を受け付ける場合に、ウェアラブル端末10との接続を開始する。ログイン実行部211は、ログイン処理を実行する。例えば、ログイン実行部211は、ログイン受付部210によって受け付けられたログイン要求に含まれる端末IDが記憶部201に記憶されている場合に、端末IDに対応するユーザIDやユーザ名等を用いて、ログイン処理を実行する。
起動要求受付部212は、ウェアラブル端末10からアプリケーションの起動要求を受け付ける。例えば、起動要求受付部212は、ログイン実行部211によるログイン処理の実行後、ウェアラブル端末10から、アプリケーションを識別するアプリIDを含むアプリケーション起動要求を受け付ける。アプリIDは、画像形成装置20に起動させるアプリケーションを識別する情報であり、例えば印刷アプリを起動する場合、印刷アプリを示す情報となる。
起動処理部213は、アプリIDに対応するアプリケーションの起動処理を実行する。例えば、起動処理部213は、起動要求受付部212によってアプリケーション起動要求が受け付けられた場合に、該アプリケーション起動要求に含まれるアプリIDに対応するアプリケーション(例えば、印刷アプリ等)の起動処理を実行する。このとき、接続制御部202は、アプリIDに対応するアプリケーションの起動処理が実行された場合に、ウェアラブル端末10との接続を切断する。
表示制御部214は、各種情報の表示や、各種情報の入力を制御する。例えば、表示制御部214は、操作表示部2020による表示処理や入力処理を制御し、ファイルサーバ30への接続画面やログイン画面、端末IDとファイルIDとを紐付けるための登録画面、未印刷ファイル情報を受信したいファイル/フォルダの選択画面、印刷アプリの起動に応じた印刷画面等を表示出力する。また、表示制御部214は、各画面でのユーザ操作に応じて各種情報の入力を受け付ける。例えば、印刷画面において印刷指示が受け付けられた場合に、印刷制御部218は、印刷処理を制御する。各画面の詳細については後述する。
登録部215は、ユーザIDと、端末IDと、ユーザが未印刷ファイル情報を受信したいファイルのファイルIDと、該ファイルの更新日時情報と、該ファイルの印刷日時情報とを対応付けて記憶部201に登録する。上述したように、記憶部201に記憶される情報は、ウェアラブル端末10のユーザが未印刷ファイル情報を受け取りたいファイルのファイルIDと端末IDとが紐付けられて登録された情報である。以下、登録処理について説明する。
例えば、第1の通知制御部204は、端末IDの登録要求を受け付けるためのアドバタイズメントパケットを発信する。端末IDの登録要求を受け付けるためのアドバタイズメントパケットを受信したウェアラブル端末10では、アドバタイズメントパケットを発信した画像形成装置20に接続するか否かを選択させるための画面が表示出力される。ここで、ユーザは、画像形成装置20に接続する選択操作を行なうものとする。これにより、ウェアラブル端末10は、端末IDを含む登録要求を画像形成装置20に対して送信する。
画像形成装置20によって端末IDを含む登録要求が受信された場合に、表示制御部214は、ユーザIDやパスワード等を入力させるための画面を表示出力する。ここで、ユーザIDやパスワード等の情報をもとにユーザ認証が行なわれる。また、ユーザ認証が成功すると、この時点でユーザIDと端末IDとを紐付けることができるようになる。また、表示制御部214は、未印刷ファイル情報の通知を受け取りたいファイルを選択させるための画面を表示出力する。ここで、ユーザは、未印刷ファイル情報の通知を受け取りたいファイルやフォルダの選択操作を行なう。これらにより、ユーザID、端末ID、ファイルID等の紐付けが可能となり、ファイルIDに対応する更新日時情報や印刷日時情報についても紐付けが可能となる。つまり、登録部215は、ユーザIDを用いたユーザ認証の成功後、ユーザIDと、登録要求に含まれる端末IDと、選択されたファイルのファイルIDと、選択されたファイルの更新日時情報と、選択されたファイルの印刷日時情報とを対応付けて記憶部201に登録する。
このように、記憶部201に登録された情報は、ユーザが未印刷ファイル情報の通知を受け取りたいファイルに関するものである。このため、ユーザ(各ユーザ)が全てのファイルの情報について未印刷ファイル情報の通知を受け取るための操作をした場合を除き、記憶部201には、上述したファイルリストや未印刷ファイルリストに含まれるファイルの情報全てが登録されるわけではない。
[各種画面]
次に、図7~図12を用いて、実施の形態1に係る各種画面について説明する。
図7は、実施の形態1に係るファイルサーバ30のアドレスを入力する画面の例を示す図である。図7に示す入力画面は、画像形成装置20の操作表示部2020に表示出力される。図7に示すように、入力画面において、ファイルサーバ30のアドレス(コンピュータ名又はIPアドレス)が入力されると、画像形成装置20からファイルサーバ30に接続できるか否かが確認される。このとき、ファイルサーバ30に接続できなければ、接続できない旨のエラーが表示出力される。
図8は、実施の形態1に係るファイルサーバ30に対するログイン画面の例を示す図である。ファイルサーバ30のアドレスの入力後、画像形成装置20の操作表示部2020では、図8に示すように、画像形成装置20からアクセスされるファイルサーバ30にログインするためのログインIDとパスワードとを入力するための画面が表示出力される。ここでは、ファイルサーバ30のフォルダやファイルにアクセス可能な共通アカウントがファイルサーバ30に設定されているものとする。画像形成装置20は、共通アカウントを用いて、ファイルサーバ30に定期的にアクセスしてファイルリストを取得することができる。画像形成装置20は、ログインIDとパスワードとが入力された場合に、ファイルサーバ30にログイン可能か否かを確認する。ログインが成功すると、ウェアラブル端末10から画像形成装置20を検出できるように、無線電波を発信する。BLEを使用する場合、画像形成装置20は、アドバタイズメントパケットを出力する。なお、ファイルサーバ30へのログインが失敗すると、ログインできない旨のエラーが表示出力される。
図9は、実施の形態1に係るウェアラブル端末10が画像形成装置20を検索するときの検索画面の例を示す図である。図8で説明したアドバタイズメントパケットの出力後の任意のタイミングで、ユーザは、ウェアラブル端末10を操作して、画像形成装置20の検索を指示する。図9に示すように、ウェアラブル端末10の操作表示部15には、アドバタイズメントパケットを受信しようとしている間、周辺の画像形成装置20を検索している旨の画面が表示出力される。
図10は、実施の形態1に係るウェアラブル端末10から画像形成装置20に接続するときの接続画面の例を示す図である。図9で説明した検索により画像形成装置20が検出された場合に、図10に示すように、ウェアラブル端末10では、画像形成装置20に接続するか否かを選択するための画面が表示出力される。図10では、複合機Aと名称設定された画像形成装置20が検索結果として表示されている。ユーザは、複合機Aに接続したい場合に「接続」ボタンをタップする。これにより、ウェアラブル端末10は、画像形成装置20(複合機A)に無線通信により接続し、端末IDを送信する。また、周辺に複数の画像形成装置20が設置されており、それぞれがBLEのアドバタイズメントパケットを発信している状態で、ウェアラブル端末10は、「キャンセル」ボタンがタップされた場合に、検出された他の画像形成装置20(例えば、複合機B)に接続するか否かを選択するための画面を表示出力する。
図11は、実施の形態1に係る端末IDの登録画面の例を示す図である。図10で説明したように、ウェアラブル端末10から画像形成装置20に接続され、端末IDが送信された場合に、画像形成装置20は、受信した端末IDを表示出力し、ユーザIDやパスワードを入力するための画面を表示出力する。ここで入力するユーザIDやパスワードは、画像形成装置20にログイン可能な情報であって、また、ファイルサーバ30にアクセスする際のユーザID、パスワードであっても良い。登録画面でユーザIDやパスワードが入力されることにより、ユーザIDと端末IDとが紐付けられる。
図12は、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報の通知対象となるファイルを選択する選択画面の例を示す図である。図11において入力されたユーザID及びパスワードを用いてファイルサーバ30にログインできた場合に、図12に示すように、画像形成装置20は、ユーザが利用可能なフォルダの一覧画面を表示出力する。ウェアラブル端末10のユーザは、フォルダの一覧からウェアラブル端末10で未印刷ファイル情報の通知を受信したいフォルダの選択操作を行なう。これにより、上述したユーザIDと端末IDとに加え、ファイルID、更新日時情報、印刷日時情報が紐付けられ、記憶部201に登録される。
[新着通知発信処理]
次に、図13を用いて、実施の形態1に係る新着通知発信処理の流れを説明する。図13は、実施の形態1に係る新着通知発信処理の流れの例を示すフローチャートである。
図13に示すように、画像形成装置20は、ファイルサーバ30にアクセスし、ファイルサーバ30が管理するファイルを識別するファイルIDや該ファイルのファイル名、更新日時等の情報を含むファイルリストを取得する(ステップS101)。ファイルリストの取得は、定期的に行われる。そして、画像形成装置20は、取得したファイルリストと、自機で印刷したファイルについての印刷日時情報とをもとに、ファイルリストに含まれるファイルの印刷履歴が存在するか否かを判定する(ステップS102)。このとき、画像形成装置20は、印刷履歴が存在する場合に(ステップS102:Yes)、印刷済みのファイルについて、印刷日時よりも更新日時の方が新しいか否かを判定する(ステップS103)。一方、画像形成装置20は、印刷履歴が存在しない場合に(ステップS102:No)、該当するファイルについては未印刷であるため、ステップS104の処理を実行する。
また、画像形成装置20は、印刷日時よりも更新日時の方が新しい場合に(ステップS103:Yes)、該当するファイルについては未印刷である(ファイルの更新後に印刷されていない)ため、未印刷ファイルリストに登録する(ステップS104)。また、未印刷ファイルリストには、印刷履歴が存在しないファイルについても同様に登録される。一方、画像形成装置20は、印刷日時よりも更新日時の方が古い場合に(ステップS103:No)、ステップS105の処理を実行する。すなわち、画像形成装置20は、ステップS102~ステップS104の処理を、ファイルリストに含まれる全件について確認する処理を実行する。画像形成装置20は、未確認のファイルがあれば(ステップS105:No)、再度ステップS102の処理を実行し、全件確認済みであれば(ステップS105:Yes)、ステップS106の処理を実行する。
また、画像形成装置20は、未印刷ファイルリストに情報が有るか否かを判定する(ステップS106)。このとき、画像形成装置20は、未印刷ファイルリストに情報が有る場合に(ステップS106:Yes)、新着通知を識別するための固有IDを生成し(ステップS107)、生成した固有IDを含む新着通知を発信する(ステップS108)。一方、画像形成装置20は、未印刷ファイルリストに情報がない場合に(ステップS106:No)、未印刷のファイルは存在しないため、新着通知を発信することなく処理を終了する。
また、上述したように、新着通知を発信する際に、所定時間以上未印刷のファイルが存在する場合に、所定時間以上未印刷のファイルが存在することを示す情報を含む新着通知を発信しても良い。図14は、実施の形態1に係る新着通知画面の例を示す図である。例えば、図14に示すように、所定時間以上未印刷のファイルが存在することを示す情報を含む新着通知を受信したウェアラブル端末10は、所定時間以上未印刷のファイルが存在する旨を、新着通知の画面に表示出力する。
[未印刷ファイル情報通知処理]
次に、図15を用いて、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報通知処理の流れを説明する。図15は、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報通知処理の流れの例を示すシーケンス図である。なお、図15では、新着通知を受信したウェアラブル端末10から画像形成装置20に接続し、未印刷ファイル情報の取得要求が行なわれる場合を例に挙げる。
図15に示すように、画像形成装置20は、固有IDを含む新着通知を発信する(ステップS201)。新着通知を受信したウェアラブル端末10は、画像形成装置20に接続し(ステップS202)、接続した画像形成装置20に対して、端末IDを含む未印刷ファイル情報の取得を要求する(ステップS203)。端末IDを含む未印刷ファイル情報の取得要求を受信した画像形成装置20は、端末IDが記憶部201に記憶されているか否かを判定する(ステップS204)。
このとき、画像形成装置20は、端末IDが記憶部201に記憶されている場合に、端末IDに対応する印刷日時情報及び更新日時情報から、未印刷のファイルのファイルIDを抽出し、抽出したファイルIDに対応するファイル名を示すファイル名情報を取得する(ステップS205)。そして、画像形成装置20は、未印刷のファイル名情報を含む未印刷ファイル情報をウェアラブル端末10に対して通知する(ステップS206)。画像形成装置20は、未印刷ファイル情報の通知後、ウェアラブル端末10との接続を切断する(ステップS207)。一方、画像形成装置20は、端末IDが記憶部201に記憶されていない場合に、通知可能な未印刷ファイル情報は存在しないため、ウェアラブル端末10との接続を切断する(ステップS208)。
図16は、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報画面の例を示す図である。例えば、図16に示すように、ファイル名情報を含む未印刷ファイル情報を受信したウェアラブル端末10は、未印刷のファイルが存在する旨と、未印刷のファイルのファイル名とを表示出力する。
次に、図17を用いて、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報通知処理の流れを説明する。図17は、実施の形態1に係る未印刷ファイル情報通知処理の流れの例を示すシーケンス図である。なお、図17では、新着通知を受信したウェアラブル端末10が接続待受通知を行ない、未印刷ファイル情報を通知する場合に、画像形成装置20からウェアラブル端末10に接続する場合を例に挙げる。
図17に示すように、画像形成装置20は、固有IDを含む新着通知を発信する(ステップS301)。新着通知を受信したウェアラブル端末10は、端末IDを含む接続待受通知を発信する(ステップS302)。端末IDを含む接続待受通知を受信した画像形成装置20は、端末IDが記憶部201に記憶されているか否かを判定する(ステップS303)。
このとき、画像形成装置20は、端末IDが記憶部201に記憶されている場合に、端末IDに対応する印刷日時情報及び更新日時情報から、未印刷のファイルのファイルIDを抽出し、抽出したファイルIDに対応するファイル名を示すファイル名情報を取得する(ステップS304)。そして、画像形成装置20は、ウェアラブル端末10に接続し(ステップS305)、未印刷のファイル名情報を含む未印刷ファイル情報をウェアラブル端末10に対して通知する(ステップS306)。
画像形成装置20は、未印刷ファイル情報の通知後、ウェアラブル端末10との接続を切断する(ステップS307)。一方、画像形成装置20は、端末IDが記憶部201に記憶されていない場合に、通知可能な未印刷ファイル情報は存在しないため、処理を終了する(ステップS308)。端末IDが記憶部201に記憶されていないと判定した時点で、ウェアラブル端末10と画像形成装置20との間で無線通信による接続は開始されてないため、接続の切断も特に行なわれることなく処理が終了される。
[アプリ起動処理]
次に、図18を用いて、実施の形態1に係るアプリ起動処理の流れを説明する。図18は、実施の形態1に係るアプリ起動処理の流れの例を示すシーケンス図である。なお、図18では、印刷アプリの起動処理を例に挙げて説明する。
図18に示すように、画像形成装置20は、未印刷のファイル名情報を含む未印刷ファイル情報をウェアラブル端末10に対して通知する(ステップS401)。なお、上述したように、画像形成装置20は、未印刷ファイル情報の通知後、ウェアラブル端末10との接続を切断する。未印刷ファイル情報を受信したウェアラブル端末10では、図16に示したような未印刷ファイル情報画面が表示出力される。ここで、ユーザは、未印刷ファイル情報画面に表示されたファイル情報の何れかを選択する操作を行なうものとする。これにより、ウェアラブル端末10は、画像形成装置20に接続し(ステップS402)、接続した画像形成装置20に対して、端末IDを含むログイン要求を行なう(ステップS403)。端末IDを含むログイン要求を受信した画像形成装置20は、端末IDが記憶部201に記憶されているか否かを判定する(ステップS404)。
このとき、画像形成装置20は、端末IDが記憶部201に記憶されている場合に、端末IDに対応するユーザIDを用いてログイン処理を実行する(ステップS405)。また、ウェアラブル端末10は、画像形成装置20に対して、画像形成装置20で認識可能なアプリIDを含むアプリ起動要求を送信する(ステップS406)。アプリIDを含むアプリ起動要求を受信した画像形成装置20は、アプリIDに対応するアプリケーション(例えば、印刷アプリ)の起動処理を実行する(ステップS407)。そして、画像形成装置20は、ファイルサーバ30に接続し(ステップS408)、ファイルのサムネイル生成とファイル一覧の表示とを実行する(ステップS409)。また、画像形成装置20は、アプリケーションの起動処理後、ウェアラブル端末10との接続を切断する(ステップS410)。一方、画像形成装置20は、端末IDが記憶部201に記憶されていない場合に、ログイン不可であるため、ウェアラブル端末10との接続を切断する(ステップS411)。
図19は、実施の形態1に係るファイル一覧画面の例を示す図である。具体的には、印刷アプリのアプリIDを含むアプリ起動要求が行なわれた場合に表示されるファイル一覧画面の例である。図19に示すように、ファイル一覧画面には、印刷対象として選択可能なファイルのサムネイルや、印刷条件を設定するためのオブジェクトが表示される。また、未印刷のファイルがあれば、未印刷であることを示す未印刷バッチをフォルダ、ファイルの双方のサムネイルに表示することも可能である。ユーザは、印刷したいファイルを選択し、印刷ボタンをタップする。これにより、画像形成装置20は、選択されたファイルの印刷処理を実行する。ファイルが印刷された場合は、該ファイルに対応する印刷日時情報が更新される。特に、未印刷のファイルが印刷された場合は、該ファイルに対応する印刷日時情報が新たに登録されることになる。
[実施の形態1による効果]
画像形成装置20は、ユーザが所有するウェアラブル端末10を識別する端末IDと、ユーザが未印刷ファイル情報の通知を希望するファイルのファイルIDと、該ファイルの更新日時情報と、該ファイルの印刷日時情報とを対応付けて記憶部201に記憶する。そして、画像形成装置20は、ファイルサーバ30で管理されているファイルに、未印刷のファイルが存在する場合に、未印刷のファイルが存在することを示す新着通知を発信し、新着通知の発信に応じてウェアラブル端末10から端末IDを取得する。続いて、画像形成装置20は、取得した端末IDが記憶部201に記憶されている場合に、端末IDに対応する更新日時情報及び印刷日時情報から、未印刷のファイルのファイルIDを抽出し、抽出したファイルIDに対応するファイル名情報を含む未印刷ファイル情報をウェアラブル端末10に通知する。また、画像形成装置20は、未印刷ファイル情報の通知後、ウェアラブル端末10との接続を切断する。これらの結果、画像形成装置20は、ネットワークに常時接続しないウェアラブル端末10に対して好適に新着通知を行なうことができる。
また、画像形成装置20は、画像形成装置20に同時に接続可能な端末が1台であるBLEを使用する場合に、1台のウェアラブル端末10との接続を必要な処理が完了した時点で切断し、また、登録済みのウェアラブル端末10のみ接続可能とすることで、より多くのウェアラブル端末10との接続を実現することができる。また、画像形成装置20は、ブロードキャストするパケットに埋め込む領域が限られるBLEを使用する場合に、接続の確立後に未印刷ファイル情報を送信するので、データ量を考慮することなく、また、端末IDを登録したうえで未印刷ファイル情報を受信したいファイルを選択させることで、送信するデータ量を削減することができる。また、画像形成装置20は、ユーザ固有の情報をアドバタイズメントパケットに含めることなく、また、ウェアラブル端末10との接続の確立後、送信データを暗号化し、暗号化された受信データを復号するので、セキュリティを確保することができる。
(実施の形態2)
上記実施の形態1では、未印刷ファイル名情報を含む未印刷ファイル情報をウェアラブル端末10に通知し、未印刷ファイル情報画面に表示されたファイル情報の何れかが選択されることで、端末IDを利用したログイン要求・処理が実行され、アプリ起動要求・処理が実行される場合を説明した。未印刷ファイル情報には、ファイルの保存場所を示すファイルパス情報を含めても良い。実施の形態2では、ファイルパス情報を利用したファイル操作要求・処理について説明する。
[機能構成]
図20を用いて、実施の形態2に係るウェアラブル端末10aの機能構成を説明する。図20は、実施の形態2に係るウェアラブル端末10aの機能構成例を示すブロック図である。なお、図20では、実施の形態1に係るウェアラブル端末10と同様の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する場合がある。
図20に示すように、ウェアラブル端末10aは、暗号化部101と、復号部102と、端末ID管理部103と、固有ID識別部104とを有する。加えて、ウェアラブル端末10aは、操作表示制御部105と、要求部106と、通信制御部107aと、端末広告発信制御部108と、ファイル管理部109aと、ファイル操作要求部110aとを有する。
通信制御部107aは、通信I/F16を介して、画像形成装置20a等の外部装置との各種通信を制御する。例えば、通信制御部107aは、画像形成装置20aによって送信された未印刷ファイル情報を受信する。実施の形態2において、未印刷ファイル情報には、ファイル名情報に加えて、該ファイル名情報に対応するファイルの保存場所を示すファイルパス情報がさらに含まれる。つまり、通信制御部107aは、未印刷のファイルのファイルパス情報を受信する。
ファイル管理部109aは、ファイルパス情報を管理する。例えば、ファイル管理部109aは、固有ID識別部104によって固有IDが保存されている間、通信制御部107aによって受信されたファイルパス情報を保存する。
ファイル操作要求部110aは、画像形成装置20aに対してファイル操作処理を要求する。例えば、ファイル操作要求部110aは、要求部106によるアプリケーションの起動要求後に、操作表示制御部105によってファイル操作処理を要求する操作が受け付けられた場合に、通信制御部107aによる制御に従い通信I/F16を介して画像形成装置20aに要求する。また、ファイル操作要求部110aは、ファイル操作処理の要求に、ファイルパス情報を含めるようにする。
ファイル操作処理の一つは、アプリケーションの起動処理で起動したアプリケーションがファイルの一覧画面を表示した際に、ファイルパス情報に対応するファイルを選択状態で表示させる処理である。また、ファイル操作処理の一つは、アプリケーションの起動処理で起動したアプリケーションから、ファイルパス情報に対応するファイルを印刷させる処理である。また、ファイル操作処理の一つは、アプリケーションの起動処理で起動したアプリケーションから、ファイルパス情報に対応するファイルのプレビュー画像を生成させ、生成されたプレビュー画像を表示させる処理である。
画像形成装置20aに何れのファイル操作処理を実行させるかについては、以下で説明するように、ウェアラブル端末10で指定する場合と、予め指定しておく場合とがある。
具体的には、ウェアラブル端末10で指定する場合、ファイル操作要求部110aは、ファイル操作処理を要求する操作において選択された処理を示すファイル操作情報を、ファイル操作処理の要求にさらに含めるようにする。例えば、ファイル操作要求部110aは、ファイル選択情報、印刷情報、及び、プレビュー情報の何れかのファイル操作情報を、ファイル操作処理の要求にさらに含めるようにする。ファイル選択情報は、アプリケーションの起動処理で起動したアプリケーションがファイルの一覧画面を表示した際に、ファイルパス情報に対応するファイルを選択状態で表示させる処理を示すファイル操作情報である。印刷情報は、アプリケーションの起動処理で起動したアプリケーションから、ファイルパス情報に対応するファイルを印刷させる処理を示すファイル操作情報である。プレビュー情報は、アプリケーションの起動処理で起動したアプリケーションから、ファイルパス情報に対応するファイルのプレビュー画像を生成させ、生成されたプレビュー画像を表示させる処理を示すファイル操作情報である。すなわち、ウェアラブル端末10aは、ユーザ操作で選択された何れかのファイル操作情報と、ファイルパス情報とを含むファイル操作処理の要求を、画像形成装置20aに対して送信する。
また、予め指定しておく場合、ファイル操作要求部110aは、ファイルパス情報のみを含むファイル操作処理を要求する。予め指定しておく場合、例えば、ユーザは、端末ID等の登録時等の任意のタイミングで、ファイル操作処理のファイル操作情報を指定する。これにより、画像形成装置20aには、ファイル操作処理のファイル操作情報が、端末IDやユーザID等に紐付けて登録される。すなわち、画像形成装置20aは、あるユーザのウェアラブル端末10aから、ファイルパス情報を含むファイル操作処理の要求を受け付けた場合に、登録されているファイル操作情報に対応するファイル操作処理を実行することになる。換言すると、画像形成装置20aは、ファイル操作処理の要求に、ファイル操作情報が含まれていなければ、登録されているファイル操作情報に対応するファイル操作処理を実行する。
次に、図21を用いて、実施の形態2に係る画像形成装置20aの機能構成を説明する。図21は、実施の形態2に係る画像形成装置20aの機能構成例を示すブロック図である。なお、図21では、実施の形態1に係る画像形成装置20と同様の構成については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する場合がある。
図21に示すように、画像形成装置20aは、記憶部201と、接続制御部202aと、通信制御部203と、第1の通知制御部204と、取得部205と、端末ID判定部206と、第2の通知制御部207aとを有する。また、画像形成装置20aは、暗号化部208と、復号部209と、ログイン受付部210と、ログイン実行部211と、起動要求受付部212と、起動処理部213と、表示制御部214とを有する。また、画像形成装置20aは、登録部215と、ファイルリスト管理部216と、未印刷ファイルリスト管理部217と、印刷制御部218と、ファイル操作受付部219aと、ファイル操作内容記憶部220aと、印刷設定記憶部221aとを有する。
第2の通知制御部207aは、未印刷ファイル情報をウェアラブル端末10aに通知する。例えば、第2の通知制御部207aは、抽出したファイルIDに対応するファイルのファイル名を示すファイル名情報と、該ファイルIDに対応するファイルの保存場所を示すファイルパス情報とを含む未印刷ファイル情報を、ウェアラブル端末10aに通知する。未印刷ファイル情報の通知は、通信制御部203を介して実行される。
ファイル操作受付部219aは、ウェアラブル端末10aからファイル操作処理の実行要求を受け付け、ファイル操作処理の実行を制御する。例えば、ファイル操作受付部219aは、ログイン実行部211によるログイン処理の実行後、ウェアラブル端末10aから、ファイル操作処理の実行要求を受け付ける。ファイル操作処理の実行要求は、通信制御部203を介して受け付けられる。上述したように、ファイル操作処理の実行要求には、ファイルパス情報及びファイル操作情報を含む場合と、ファイルパス情報のみを含む場合とに分けられる。
ファイル操作受付部219aは、ファイルパス情報及びファイル操作情報を含むファイル操作処理の実行要求をウェアラブル端末10aから受け付けた場合に、受け付けたファイルパス情報及びファイル操作情報に応じたファイル操作処理の実行を制御する。ファイル操作処理の実行要求に含まれるファイル操作情報は、ウェアラブル端末10aにて選択された情報であり、例えばファイル選択情報、印刷情報、及び、プレビュー情報の何れかである。
また、ファイル操作受付部219aは、ファイルパス情報のみを含むファイル操作処理の実行要求をウェアラブル端末10aから受け付けた場合に、受け付けたファイルパス情報と、予め設定されたファイル操作情報とに応じたファイル操作処理の実行を制御する。予め設定されたファイル操作情報は、画像形成装置20aが予め保持している情報であり、ファイル操作内容記憶部220aに記憶される。ファイル操作内容記憶部220aには、端末IDやユーザID等に紐付けられた、ファイル選択情報、印刷情報、及び、プレビュー情報の何れかの情報が記憶される。ファイル操作受付部219aは、ファイル操作処理の実行を要求してきたウェアラブル端末10aの端末IDやユーザID等から、ファイル操作内容記憶部220aを参照し、ファイル操作情報を取得する。そして、ファイル操作受付部219aは、ファイルパス情報と、取得したファイル操作情報とに応じたファイル操作処理を実行することになる。
なお、ファイル操作内容記憶部220aにファイル操作情報が記憶されている場合であっても、ウェアラブル端末10aにてファイル操作情報が選択され、ファイル操作処理の要求にファイル操作情報が含まれていれば、ウェアラブル端末10aで選択されたファイル操作情報を優先して、ファイル操作処理を実行するようにしても良い。つまり、ファイル操作処理の実行要求にファイル操作情報が含まれていない場合に、ファイル操作内容記憶部220aに記憶されたファイル操作情報を利用するようにしても良い。このために、ウェアラブル端末10aでは、ファイル操作処理の実行要求を行なう際に、ファイル操作情報を指定するか否かを確認する画面を表示しても良い。
また、ファイル操作受付部219aは、ウェアラブル端末10aから受け付けたファイルパス情報が無効である場合に、ファイル操作処理が実行できないことを示す情報の表示を制御する。かかる情報の表示は、表示制御部214によって行なわれる。つまり、ファイル操作受付部219aは、ファイルパス情報を受け付けると、ファイルパス情報に対応するファイルが存在するか否かを確認するが、このとき、ファイルが削除されていたりファイル名が変更されていたり、移動されていたりした場合、ファイル操作処理を継続できないため、ファイル操作処理が実行できないことを示す情報の表示を制御する。
接続制御部202aは、ウェアラブル端末10aとの無線通信による接続を制御する。例えば、接続制御部202aは、ファイル操作受付部219aによってファイル操作処理の実行が制御された場合に、ウェアラブル端末10aとの接続を切断する。
印刷設定記憶部221aは、印刷設定情報を記憶する。例えば、印刷設定記憶部221aは、ファイル操作内容記憶部220aに記憶された印刷情報に対する印刷設定情報を記憶する。上述したように、ファイル操作内容記憶部220aには、ファイル選択情報、印刷情報、及び、プレビュー情報の何れかが記憶される。ここで、印刷情報が記憶される場合は、該印刷情報に対する印刷設定情報を、印刷設定記憶部221aに記憶させておいても良い。すなわち、ファイル操作受付部219aは、ウェアラブル端末10aから、ファイルパス情報を含むファイル操作処理の要求を受け付けた場合に、ファイル操作内容記憶部220aを参照して、ファイル操作情報を取得する。そして、ファイル操作受付部219aは、取得したファイル操作情報が印刷情報である場合に、印刷設定記憶部221aに記憶された印刷設定情報を取得する。その後、ファイル操作受付部219aは、ファイルパス情報に対応するファイルに対する印刷処理において、取得した印刷設定情報を反映した印刷処理の実行を制御する。例えば、ユーザは、ファイル操作情報の指定時(端末ID等の登録時)等の任意のタイミングで、印刷設定情報を指定する。
[ファイル操作処理]
次に、図22を用いて、実施の形態2に係るファイル操作処理の流れを説明する。図22は、実施の形態2に係るファイル操作処理の流れの例を示すシーケンス図である。なお、図22では、ウェアラブル端末10aにてファイル操作情報が指定される場合を例に挙げる。また、図22では、実施の形態1で説明した印刷アプリの起動処理(図18参照)と同様の処理については、その詳細な説明を省略する場合がある。具体的には、ステップS502~ステップS509は、ステップS402~ステップS409の処理と同様である。また、ステップS513は、ステップS411の処理と同様である。
図22に示すように、画像形成装置20aは、未印刷のファイル名情報と、該ファイル名情報に対応するファイルの保存場所を示すファイルパス情報とを含む未印刷ファイル情報を、ウェアラブル端末10aに対して通知する(ステップS501)。また、ウェアラブル端末10aは、画像形成装置20aに対して、ファイルパス情報及びファイル操作情報を含むファイル操作処理の要求を送信する(ステップS510)。ファイル操作処理の要求を受信した画像形成装置20aは、ファイルパス情報に対応するファイルに対して、ファイル操作情報に応じたファイル操作処理を実行する(ステップS511)。また、画像形成装置20aは、ファイル操作処理の実行後、ウェアラブル端末10aとの接続を切断する(ステップS512)。なお、画像形成装置20aは、ファイルパス情報が無効であれば、ファイル操作処理が実行できないことを示す情報を表示する。
図23は、実施の形態2に係るファイル操作情報の選択画面の例を示す図である。例えば、図23に示すように、ウェアラブル端末10aでは、ファイル操作処理の要求を画像形成装置20aに送信する場合に、ファイル操作情報(ファイル選択情報、印刷情報、プレビュー情報)の何れかを選択するための画面が表示される。ユーザは、表示された画面から、何れかのファイル操作情報を選択する。これにより、ウェアラブル端末10aは、ファイルパス情報と、選択されたファイル操作情報とを含むファイル操作処理の要求を画像形成装置20aに送信する。
次に、図24を用いて、実施の形態2に係るファイル操作処理の流れを説明する。図24は、実施の形態2に係るファイル操作処理の流れの例を示すシーケンス図である。なお、図24では、ファイル操作情報が予め設定されている場合を例に挙げる。また、図24では、実施の形態1で説明した印刷アプリの起動処理(図18参照)と同様の処理については、その詳細な説明を省略する場合がある。具体的には、ステップS602~ステップS609は、ステップS402~ステップS409の処理と同様である。また、ステップS613は、ステップS411の処理と同様である。
図24に示すように、画像形成装置20aは、未印刷のファイル名情報と、該ファイル名情報に対応するファイルの保存場所を示すファイルパス情報とを含む未印刷ファイル情報を、ウェアラブル端末10aに対して通知する(ステップS601)。また、ウェアラブル端末10aは、画像形成装置20aに対して、ファイルパス情報を含むファイル操作処理の要求を送信する(ステップS610)。ファイル操作処理の要求を受信した画像形成装置20aは、ファイル操作内容記憶部220aに記憶されたファイル操作情報を取得し、ファイルパス情報に対応するファイルに対して、取得したファイル操作情報に応じたファイル操作処理を実行する(ステップS611)。ここで、画像形成装置20aは、ファイル操作情報が印刷情報である場合、印刷設定記憶部221aから印刷設定情報を取得し、取得した印刷設定情報を反映した印刷処理を実行する。また、画像形成装置20aは、ファイル操作処理の実行後、ウェアラブル端末10aとの接続を切断する(ステップS612)。なお、画像形成装置20aは、ファイルパス情報が無効であれば、ファイル操作処理が実行できないことを示す情報を表示する。
[実施の形態2による効果]
画像形成装置20aは、ファイル名情報と、該ファイル名情報に対応するファイルのファイルパス情報とを含む未印刷情報をウェアラブル端末10aに通知する。そして、画像形成装置20aは、ウェアラブル端末10aのログイン処理後に、ファイルパス情報及びファイル操作情報を含むファイル操作処理の要求をウェアラブル端末10aから受け付けた場合に、ファイルパス情報及びファイル操作情報に応じたファイル操作処理を実行する。その後、画像形成装置20aは、ウェアラブル端末10aとの接続を切断する。この結果、画像形成装置20aは、ネットワークに常時接続しないウェアラブル端末10aからのファイル操作処理の要求に対する実行を容易に実現することができる。
また、画像形成装置20aは、ファイル操作情報を予め保持し、ウェアラブル端末10aのログイン処理後に、ファイルパス情報を含むファイル操作処理の要求をウェアラブル端末10aから受け付けた場合に、ファイルパス情報及び予め保持しているファイル操作情報に応じたファイル操作処理を実行する。その後、画像形成装置20aは、ウェアラブル端末10aとの接続を切断する。この結果、画像形成装置20aは、ネットワークに常時接続しないウェアラブル端末10aからのファイル操作処理の要求に対する実行を容易に実現することができる。
(実施の形態3)
さて、これまで本発明に係る画像形成装置20の実施の形態について説明したが、上述した実施の形態以外にも種々の異なる形態にて実施されて良いものである。そこで、(1)構成、(2)プログラム、について異なる実施の形態を説明する。
(1)構成
上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。また、図示した装置の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に、分散又は統合することができる。
(2)プログラム
また、画像形成装置20で実行される情報処理プログラムは、一つの様態として、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記憶されて提供される。また、画像形成装置20で実行される情報処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしても良い。また、画像形成装置20で実行される情報処理プログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。また、画像形成装置20で実行される情報処理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
画像形成装置20で実行される情報処理プログラムは、上述した各部(接続制御部202、第1の通知制御部204、取得部205、端末ID判定部206、第2の通知制御部207)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが記憶媒体から情報処理プログラムを読み出して実行することにより、上記各部が主記憶装置上にロードされ、接続制御部202、第1の通知制御部204、取得部205、端末ID判定部206、第2の通知制御部207が主記憶装置上に生成されるようになっている。
1 情報処理システム
10 ウェアラブル端末
20 画像形成装置
30 ファイルサーバ
201 記憶部
202 接続制御部
203 通信制御部
204 第1の通知制御部
205 取得部
206 端末ID判定部
207 第2の通知制御部
208 暗号化部
209 復号部
210 ログイン受付部
211 ログイン実行部
212 起動要求受付部
213 起動処理部
214 表示制御部
215 登録部
特開2013-41457号公報 特開2011-253294号公報

Claims (17)

  1. クライアント端末と接続可能な画像形成装置であって、
    前記クライアント端末を識別する端末識別情報と、前記画像形成装置によって印刷可能なファイルを識別する少なくとも1のファイル識別情報とを記憶する記憶部と、
    BLEが使用される場合に、前記画像形成装置によって未印刷のファイルが存在することを示す情報を含むアドバタイズメントパケットにかかるファイル情報の通知を制御する第1の通知制御部と、
    前記ファイル情報の通知に応じて、前記クライアント端末から該クライアント端末の端末識別情報を取得する取得部と、
    取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定する端末識別情報判定部と、
    取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されていると判定された場合に、少なくとも1の前記ファイル識別情報を前記クライアント端末に通知する第2の通知制御部と、
    受け付けたファイル操作情報に基づいて、ファイルを印刷するプリンタエンジンと、
    を備え
    前記ファイル操作情報は、起動処理で起動したアプリケーションからのファイルパス情報に対応するファイルを前記プリンタエンジンで印刷させる印刷情報である、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置によって印刷可能なファイルは、当該ファイルを管理するサーバから前記画像形成装置に送信される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の通知制御部は、前記画像形成装置によって印刷可能なファイルの印刷状況に応じて前記ファイル情報を前記クライアント端末に通知する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クライアント端末との無線通信による接続を制御する接続制御部を備え、
    前記接続制御部は、前記ファイル情報を受信した前記クライアント端末からの接続要求に応じて、該クライアント端末との接続を開始し、
    前記取得部は、前記クライアント端末との接続の開始後に、該クライアント端末から送信された未印刷のファイルの前記ファイル識別情報に対応するファイル名情報を含む未印刷ファイル情報の要求に含まれる前記端末識別情報を取得することを特徴とする請求項1~3の何れか一つに記載の画像形成装置。
  5. 前記クライアント端末との無線通信による接続を制御する接続制御部を備え、
    前記取得部は、前記ファイル情報を受信した前記クライアント端末によって発信された接続待受通知であって、該クライアント端末が接続待ちの状態であることを示す接続待受通知に含まれる前記端末識別情報を取得し、
    前記接続制御部は、前記クライアント端末に未印刷のファイルの前記ファイル識別情報に対応するファイル名情報を含む未印刷ファイル情報を通知する場合に、該クライアント端末との接続を開始することを特徴とする請求項1~3の何れか一つに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の通知制御部は、前記ファイル情報を識別するファイル情報識別情報を含む前記ファイル情報の通知を制御するものであって、
    前記第1の通知制御部によって通知された前記ファイル情報に含まれる前記ファイル情報識別情報に応じて、前記クライアント端末は前記第2の通知制御部による通知を要求するか否かを判断する、
    ことを特徴とする請求項1~5の何れか一つに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の通知制御部は、サーバによって管理されたファイルに、所定時間以上未印刷のファイルが存在する場合に、所定時間以上未印刷のファイルが存在することを示す情報を含む前記ファイル情報の発信を制御することを特徴とする請求項4~6の何れか一つに記載の画像形成装置。
  8. 前記記憶部は、前記クライアント端末を利用するユーザを識別するユーザ識別情報ごとに、前記端末識別情報と、前記ファイル識別情報と、前記ファイルの更新日時を示す更新日時情報と、前記ファイルの印刷日時を示す印刷日時情報とを対応付けて記憶し、
    前記未印刷ファイル情報を受信した前記クライアント端末から、該クライアント端末の端末識別情報を含むログイン要求を受け付けるログイン受付部と、
    前記ログイン要求に含まれる前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されている場合に、該端末識別情報に対応する前記ユーザ識別情報を用いて、ログイン処理を実行するログイン実行部と、
    前記ログイン処理の実行後、前記クライアント端末から、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報を含むアプリケーション起動要求を受け付ける起動要求受付部と、
    前記アプリケーション起動要求が受け付けられた場合に、前記アプリケーション識別情報に対応するアプリケーションの起動処理を実行する起動処理部と、を有し、
    前記接続制御部は、前記未印刷ファイル情報を受信した前記クライアント端末から前記ログイン要求を受け付ける場合に、前記クライアント端末との接続を開始し、前記アプリケーションの起動処理が実行された場合に、前記クライアント端末との接続を切断することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  9. 前記記憶部は、前記クライアント端末を利用するユーザを識別するユーザ識別情報ごとに、前記端末識別情報と、前記ファイル識別情報と、前記ファイルの更新日時を示す更新日時情報と、前記ファイルの印刷日時を示す印刷日時情報とを対応付けて記憶し、
    前記第2の通知制御部は、抽出した前記ファイル識別情報に対応するファイルの保存場所を示すファイルパス情報をさらに含む前記未印刷ファイル情報を、前記クライアント端末に通知し、
    前記未印刷ファイル情報を受信した前記クライアント端末から、該クライアント端末の端末識別情報を含むログイン要求を受け付けるログイン受付部と、
    前記ログイン要求に含まれる前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されている場合に、該端末識別情報に対応する前記ユーザ識別情報を用いて、ログイン処理を実行するログイン実行部と、
    前記ログイン処理の実行後、前記クライアント端末から、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報を含むアプリケーション起動要求を受け付ける起動要求受付部と、
    前記アプリケーション起動要求が受け付けられた場合に、前記アプリケーション識別情報に対応するアプリケーションの起動処理を実行する起動処理部と、
    前記ログイン処理の実行後、前記クライアント端末から、ファイルパス情報と、該ファイルパス情報に対応するファイルに対する処理を示すファイル操作情報とを受け付け、受け付けた前記ファイルパス情報及び前記ファイル操作情報に応じたファイル操作処理の実行を制御するファイル操作受付部と、をさらに有し、
    前記接続制御部は、前記未印刷ファイル情報を受信した前記クライアント端末から前記ログイン要求を受け付ける場合に、前記クライアント端末との接続を開始し、前記ファイル操作処理の実行が制御された場合に、前記クライアント端末との接続を切断することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  10. 前記ファイル操作受付部は、前記クライアント端末で選択された前記ファイル操作情報を受け付けることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記記憶部は、前記クライアント端末を利用するユーザを識別するユーザ識別情報ごとに、前記端末識別情報と、前記ファイル識別情報と、前記ファイルの更新日時を示す更新日時情報と、前記ファイルの印刷日時を示す印刷日時情報とを対応付けて記憶し、
    前記第2の通知制御部は、抽出した前記ファイル識別情報に対応するファイルの保存場所を示すファイルパス情報をさらに含む前記未印刷ファイル情報を、前記クライアント端末に通知し、
    前記未印刷ファイル情報を受信した前記クライアント端末から、該クライアント端末の端末識別情報を含むログイン要求を受け付けるログイン受付部と、
    前記ログイン要求に含まれる前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されている場合に、該端末識別情報に対応する前記ユーザ識別情報を用いて、ログイン処理を実行するログイン実行部と、
    前記ログイン処理の実行後、前記クライアント端末から、アプリケーションを識別するアプリケーション識別情報を含むアプリケーション起動要求を受け付ける起動要求受付部と、
    前記アプリケーション起動要求が受け付けられた場合に、前記アプリケーション識別情報に対応するアプリケーションの起動処理を実行する起動処理部と、
    前記ログイン処理の実行後、前記クライアント端末から、ファイルパス情報を受け付け、受け付けた前記ファイルパス情報及び予め設定されたファイル操作情報に応じたファイル操作処理の実行を制御するファイル操作受付部と、をさらに有し、
    前記接続制御部は、前記未印刷ファイル情報を受信した前記クライアント端末から前記ログイン要求を受け付ける場合に、前記クライアント端末との接続を開始し、前記ファイル操作処理の実行が制御された場合に、前記クライアント端末との接続を切断することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  12. 前記ファイル操作情報は、起動処理で起動したアプリケーションからファイルパス情報に対応するファイルを印刷させる印刷情報のほか、起動処理で起動したアプリケーションがファイルの一覧画面を表示した際にファイルパス情報に対応するファイルを選択状態で表示させるファイル選択情報及び、起動処理で起動したアプリケーションからファイルパス情報に対応するファイルのプレビュー画像を生成させ、生成された前記プレビュー画像を表示させるプレビュー情報のうちの何れかであることを特徴とする請求項9~11の何れか一つに記載の画像形成装置。
  13. 前記第1の通知制御部は、端末識別情報の登録要求を受け付けるための前記ファイル情報を発信し、
    前記ファイル情報の発信に応じて、前記クライアント端末から該クライアント端末の端末識別情報が取得された場合に、前記ユーザ識別情報を入力させるための画面と、前記未印刷ファイル情報の通知を受け取りたいファイルを選択させるための画面との表示を制御する表示制御部と、
    前記ユーザ識別情報を用いた認証処理の成功後、該ユーザ識別情報と、取得された前記端末識別情報と、選択されたファイルの前記ファイル識別情報と、選択されたファイルの前記更新日時情報と、選択されたファイルの前記印刷日時情報とを対応付けて前記記憶部に登録する登録部と、を有することを特徴とする請求項8~12の何れか一つに記載の画像形成装置。
  14. クライアント端末と接続可能であって、受け付けたファイル操作情報に基づいてファイルを印刷するプリンタエンジンを備える画像形成装置で実行される情報処理方法であって、
    前記画像形成装置は、
    前記クライアント端末を識別する端末識別情報と、前記画像形成装置によって印刷可能なファイルを識別する少なくとも1のファイル識別情報とを記憶する記憶部を有し、
    BLEが使用される場合に、前記画像形成装置によって未印刷のファイルが存在することを示す情報を含むアドバタイズメントパケットにかかるファイル情報の通知を制御するステップと、
    前記ファイル情報の通知に応じて、前記クライアント端末から該クライアント端末の端末識別情報を取得するステップと、
    取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定するステップと、
    取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されていると判定された場合に、少なくとも1の前記ファイル識別情報を前記クライアント端末に通知するステップと、
    を含み、
    前記ファイル操作情報は、起動処理で起動したアプリケーションからのファイルパス情報に対応するファイルを前記プリンタエンジンで印刷させる印刷情報である、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  15. クライアント端末と接続可能な画像形成装置が、
    前記クライアント端末を識別する端末識別情報と、前記画像形成装置によって印刷可能なファイルを識別する少なくとも1のファイル識別情報とを記憶する記憶部と、受け付けたファイル操作情報に基づいて、ファイルを印刷するプリンタエンジンと、を有し、
    前記画像形成装置に、
    BLEが使用される場合に、前記画像形成装置によって未印刷のファイルが存在することを示す情報を含むアドバタイズメントパケットにかかるファイル情報の通知を制御するステップと、
    前記ファイル情報の通知に応じて、前記クライアント端末から該クライアント端末の端末識別情報を取得するステップと、
    取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定するステップと、
    取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されていると判定された場合に、少なくとも1の前記ファイル識別情報を前記クライアント端末に通知するステップと、
    を実行させるための情報処理プログラムであって、
    前記ファイル操作情報は、起動処理で起動したアプリケーションからのファイルパス情報に対応するファイルを前記プリンタエンジンで印刷させる印刷情報である、
    情報処理プログラム
  16. クライアント端末と、当該クライアント端末と接続可能な画像形成装置とを備える情報処理システムであって、
    前記クライアント端末を識別する端末識別情報と、前記画像形成装置によって印刷可能なファイルを識別する少なくとも1のファイル識別情報とを記憶する記憶部と、
    BLEが使用される場合に、前記画像形成装置によって未印刷のファイルが存在することを示す情報を含むアドバタイズメントパケットにかかるファイル情報の通知を制御する第1の通知制御部と、
    前記ファイル情報の通知に応じて、前記クライアント端末から該クライアント端末の端末識別情報を取得する取得部と、
    取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されているか否かを判定する端末識別情報判定部と、
    取得された前記端末識別情報が前記記憶部に記憶されていると判定された場合に、少なくとも1の前記ファイル識別情報を前記クライアント端末に通知する第2の通知制御部と、
    受け付けたファイル操作情報に基づいて、ファイルを印刷するプリンタエンジンと、
    を備え
    前記ファイル操作情報は、起動処理で起動したアプリケーションからのファイルパス情報に対応するファイルを前記プリンタエンジンで印刷させる印刷情報である、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  17. 前記第1の通知制御部は、前記ファイル情報を識別するファイル情報識別情報を含む前記ファイル情報の通知を制御するものであって、
    前記クライアント端末は、前記第1の通知制御部によって通知された前記ファイル情報に含まれる前記ファイル情報識別情報に応じて、前記第2の通知制御部による通知を要求するか否かを判断する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の情報処理システム。
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