JP7000011B2 - フッ化物イオン電池用負極層およびフッ化物イオン電池 - Google Patents

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Description

本発明は、バインダの分解を抑制したフッ化物イオン電池用負極層に関する。
高電圧かつ高エネルギー密度な電池として、例えばLiイオン電池が知られている。Liイオン電池は、Liイオンと正極活物質との反応、および、Liイオンと負極活物質との反応を利用したカチオンベースの電池である。一方、アニオンベースの電池として、フッ化物イオンの反応を利用したフッ化物イオン電池が知られている。
例えば、特許文献1には、フッ化物イオンを利用する電極であって、カーボンナノ材料と、金属材料と、高分子バインダとを含有する電極が開示されている。さらに、特許文献1の実施例では、高分子バインダとしてポリビニリデンフルオライド(PVDF)を用いている。
米国特許出願公開第2010/0021800
フッ化物イオン電池では、フッ化物イオンが負極活物質との反応に直接寄与する。PVDF等のフッ素系バインダを用いた場合、フッ素系バインダに含まれるフッ素が影響を受け、バインダの分解(還元分解)が生じやすくなる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、バインダの分解を抑制した負極層(フッ化物イオン電池用負極層)を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、本発明においては、フッ化物イオン電池に用いられる負極層であって、負極活物質と、芳香族性を有する非フッ素系バインダとを含有することを特徴とする負極層を提供する。
本発明によれば、芳香族性を有する非フッ素系バインダを用いることにより、バインダの分解を抑制した負極層とすることができる。
上記発明においては、上記非フッ素系バインダが、ポリイミド樹脂であることが好ましい。
また、本発明においては、正極層と、負極層と、上記正極層および上記負極層の間に形成された電解質層とを有するフッ化物イオン電池であって、上記負極層が、上述した負極層であることを特徴とするフッ化物イオン電池を提供する。
本発明によれば、上述した負極層を用いることで、耐久性が良好なフッ化物イオン電池とすることができる。
本発明のフッ化物イオン電池用負極層は、バインダの分解を抑制できるという効果を奏する。
本発明のフッ化物イオン電池の一例を示す概略断面図である。 実施例1、比較例1、2および参考例1~3で得られた評価用電極に対する還元電位測定の結果である。 実施例1、比較例1および参考例1で得られた評価用電極に対するCV測定の結果である。 実施例1、比較例1および参考例1で得られた評価用電極に対するCV測定の結果である。 比較例2および参考例2、3で得られた評価用電極に対するCV測定の結果である。 比較例2および参考例2、3で得られた評価用電極に対するCV測定の結果である。 図5の一部を拡大した拡大図である。 図6の一部を拡大した拡大図である。
以下、本発明のフッ化物イオン電池用負極層およびフッ化物イオン電池について、詳細に説明する。
A.フッ化物イオン電池用負極層
本発明のフッ化物イオン電池用負極層は、負極活物質と、芳香族性を有する非フッ素系バインダとを含有することを特徴とする。
本発明によれば、芳香族性を有する非フッ素系バインダを用いることにより、バインダの分解を抑制した負極層とすることができる。ここで、PVDF等のフッ素系バインダを用いた場合、フッ化物イオン電池の使用とともにバインダの還元分解が進行し、負極活物質と負極集電体との密着性低下による容量低下およびサイクル特性の劣化が生じる場合がある。例えば、負極活物質としてカーボン材料を用いたリチウムイオン電池が一般的に知られているが、その場合、負極層にフッ素系バインダを用いても、大きな問題は生じない。その理由は、バインダの還元分解よりも優先的にLiイオン(カチオン)が負極活物質と反応するためである。
これに対して、フッ化物イオン電池では、フッ化物イオンが負極活物質との反応に直接寄与するため、その反応に、電解質中のフッ化物イオンのみならず、フッ素系バインダに含まれるフッ素が使用され、バインダの還元分解が促進される。本発明においては、フッ素を含有しないバインダを用いるため、バインダの還元分解を抑制することができる。さらに、非フッ素系バインダが芳香族性を有することから、フッ化物イオンに対する安定性が高い。これらのことから、密着性低下による容量低下およびサイクル特性の劣化を抑制することができる。
以下、本発明のフッ化物イオン電池用負極層について、構成ごとに説明する。
1.負極活物質
本発明における負極活物質としては、例えば、金属単体、合金、金属酸化物、および、これらのフッ化物を挙げることができる。負極活物質に含まれる金属元素としては、例えば、La、Ca、Al、Eu、Li、Si、Ge、Sn、In、V、Cd、Cr、Fe、Zn、Ga、Ti、Nb、Mn、Yb、Zr、Sm、Ce、Mg、Pb等を挙げることができる。中でも、負極活物質は、Mg、MgF、Al、AlF、Ce、CeF、Ca、CaF、Pb、PbFであることが好ましい。なお、上記xは、0よりも大きい実数である。また、負極活物質の他の例として、炭素材料、および、そのフッ化物を挙げることができる。炭素材料としては、例えば、黒鉛、コークス、カーボンナノチューブ等を挙げることができる。また、負極活物質のさらに他の例として、ポリマー材料を挙げることができる。ポリマー材料としては、例えば、ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチレン、ポリチオフェン等を挙げることができる。
負極活物質の形状としては、例えば、粒子状を挙げることができる。負極活物質の平均粒径(D50)は、例えば、0.1μm~50μmの範囲内であり、1μm~20μmの範囲内であっても良い。また、負極層における負極活物質の含有量は、容量の観点からはより多いことが好ましい。負極活物質の含有量は、例えば50体積%以上であり、70体積%以上であることが好ましい。
2.非フッ素系バインダ
本発明における非フッ素系バインダは、芳香族性を有する。ここで、「非フッ素系」とは、バインダの構成要素として、フッ素を含有しないバインダをいう。なお、フッ素を含有しないバインダが、電池内のフッ化物イオンに曝されると、バインダの一部にフッ化物イオンが吸着(フッ素化)する可能性がある。このように吸着したフッ化物イオンは、バインダの構成要素には該当しない。また、上記バインダは、バインダの構成要素として、ハロゲンを含有しない非ハロゲン系バインダであっても良い。また、「芳香族性を有する」とは、共役不飽和環構造(芳香族構造)を有することをいう。芳香族構造としては、例えば、炭化水素のみで構成された芳香族炭化水素構造、環構造に炭素以外の元素を含む複素芳香族構造を挙げることができる。炭素以外の元素としては、例えば、窒素が挙げられる。
非フッ素系バインダとしては、例えば、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンスルファイド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂を挙げることができる。
ポリイミド樹脂としては、例えば、下記一般式(1)で表される樹脂が挙げられる。RおよびR´は、それぞれ独立に、任意の原子団であるが、RおよびR´の少なくとも一方が芳香族性を有し、RおよびR´の両方が芳香族性を有することが好ましい。このようなポリイミド樹脂は、フッ化物イオンに対する安定性が高い。なお、nは任意の正の数である。
Figure 0007000011000001
ポリイミド樹脂は、例えば、前駆体(ポリアミック酸)を熱処理することにより得ることができる。ポリイミド樹脂の前駆体としては、例えば、テトラカルボン酸無水物およびジアミンを含有する組成物から合成されるポリアミック酸を挙げることができる。ポリイミド樹脂の合成方法の典型例としては、下記反応式に示すように、ピロリメット酸二水和物と、4,4’-ジアミノジフェニルエーテルとを重合させたポリアミック酸に対して、熱処理を行うことでイミド化する方法を挙げることができる。
Figure 0007000011000002
テトラカルボン酸無水物としては、例えば脂環族テトラカルボン酸無水物(シクロヘキサンテトラカルボン酸無水物等)、芳香族テトラカルボン酸無水物(無水ピロメリット酸、ナフタレンテトラカルボン酸無水物等のアレーンテトラカルボン酸無水物類;ビフェニルテトラカルボン酸無水物類、4,4’-オキシジフタル酸無水物(ODPA,3,4,3’,4’-ジフェニルエーテルテトラカルボン酸無水物)等のビフェニルエーテルテトラカルボン酸無水物類、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物類、ビフェニルアルカンテトラカルボン酸無水物類、ビフェニルスルホンテトラカルボン酸無水物類等のビスフェノールテトラカルボン酸無水物類;4,4’-(4,4’-イソプロピリデンジフェノキシ)ビス(フタル酸無水物)(BPADA,2,2-ビス[4-(3,4-ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパンの酸無水物)等のビフェニルアルカン骨格を有するビフェニルエーテルテトラカルボン酸無水物類等を挙げることができる。
ジアミンとしては、脂肪族ジアミン(エチレンジアミン、プロピレンジアミン、1,4-ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン等の直鎖状又は分岐鎖状アルキレンジアミン類、ポリエーテルジアミン類等)や脂環族ジアミン(メンセンジアミン、イソホロンジアミン、キシリレンジアミンの水素添加物、ジアミノジシクロヘキシルメタン、ビス(4-アミノ-3-メチルシクロヘキシル)メタン等のビス(アミノシクロヘキシル)アルカン類等)、芳香族ジアミン[例えばフェニレンジアミン類、キシリレンジアミン類、4,4’-ジアミノジフェニルエーテル等のビス(アミノフェニル)エーテル類、4,4’-ジアミノジフェニルケトン等のビス(アミノフェニル)ケトン類、4,4’-ジアミノジフェニルスルホン等のビス(アミノフェニル)スルホン類、1,1-ビス(4-アミノフェニル)メタン等のビス(アミノフェニル)アルカン類、1,3-ビス(2-アミノフェニル)ベンゼン等のビス(アミノフェニル)ベンゼン類等]等を挙げることができる。これらの酸無水物及びジアミンはそれぞれ単独で又は2種以上組み合わせて使用できる。
ポリイミド樹脂の重量平均分子量は、例えば、3,000~1,000,000の範囲内であることが好ましい。重量平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフィ-(GPC)によるポリスチレン換算値をいう。
負極層における非フッ素系バインダの含有量は、容量の観点からはより少ないことが好ましい。非フッ素系バインダの含有量は、例えば30体積%以下であり、15体積%以下であることが好ましい。
3.負極層
本発明の負極層は、導電化材をさらに含有していても良い。導電化材としては、所望の電子伝導性を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば炭素材料を挙げることができる。炭素材料としては、例えば、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、サーマルブラック等のカーボンブラックを挙げることができる。また、負極層の厚さは、例えば、0.1μm~1000μmの範囲内である。
負極層の製造方法の一例としては、負極活物質およびバインダ前駆体(例えばポリアミック酸)を含有するスラリーを塗布し、その後、熱処理によりバインダ前駆体からバインダ(例えばポリイミド)を得る方法を挙げることができる。負極層の製造方法の他の例としては、負極活物質およびバインダを含有するスラリーを塗布し、乾燥する方法を挙げることができる。
B.フッ化物イオン電池
図1は、本発明のフッ化物イオン電池の一例を示す概略断面図である。図1に示されるフッ化物イオン電池10は、正極層1と、負極層2と、正極層1および負極層2の間に形成された電解質層3と、正極層1の集電を行う正極集電体4と、負極層2の集電を行う負極集電体5と、これらの部材を収納する電池ケース6とを有する。
本発明によれば、上述した負極層を用いることで、耐久性が良好なフッ化物イオン電池とすることができる。
以下、本発明のフッ化物イオン電池について、構成ごとに説明する。
1.負極層
本発明における負極層については、上記「A.フッ化物イオン電池用負極層」に記載した内容と同様であるので、ここでの記載は省略する。
2.正極層
本発明における正極層は、少なくとも正極活物質を含有する層である。また、正極層は、正極活物質の他に、導電化材およびバインダの少なくとも一方をさらに含有していても良い。
本発明における正極活物質としては、例えば、金属単体、合金、金属酸化物、および、これらのフッ化物を挙げることができる。正極活物質に含まれる金属元素としては、例えば、Cu、Ag、Ni、Co、Pb、Ce、Mn、Au、Pt、Rh、V、Os、Ru、Fe、Cr、Bi、Nb、Sb、Ti、Sn、Zn等を挙げることができる。中でも、正極活物質は、Cu、CuF、Fe、FeF、Ag、AgFであることが好ましい。なお、上記xは、0よりも大きい実数である。また、正極活物質として、上述した炭素材料およびポリマー材料を用いることもできる。
導電化材については、上記「A.フッ化物イオン電池用負極層」に記載した材料と同様の材料を用いることができる。バインダとしては、例えばポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素系バインダを挙げることができる。また、正極層における正極活物質の含有量は、容量の観点からはより多いことが好ましい。また、正極層の厚さは、電池の構成によって大きく異なるものであり、特に限定されるものではない。
3.電解質層
本発明における電解質層は、正極層および負極層の間に形成される層である。電解質層を構成する電解質は、液体電解質(電解液)であっても良く、固体電解質であっても良い。
電解液は、例えば、フッ化物塩および有機溶媒を含有する。フッ化物塩としては、無機フッ化物塩、有機フッ化物塩等を挙げることができる。無機フッ化物塩の一例としては、例えば、XF(Xは、Li、Na、K、RbまたはCsである)を挙げることができる。有機フッ化物塩のカチオンの一例としては、テトラメチルアンモニウムカチオン等のアルキルアンモニウムカチオンを挙げることができる。電解液におけるフッ化物塩の濃度は、例えば0.1mol%~40mol%の範囲内であり、1mol%~10mol%の範囲内であることが好ましい。また、電解液は、LiPF等のフッ化物錯塩を含有していても良い。
電解液の有機溶媒としては、例えば、トリエチレングリコールジメチルエーテル(G3)、テトラエチレングリコールジメチルエーテル(G4)等のグライム、エチレンカーボネート(EC)、フルオロエチレンカーボネート(FEC)、ジフルオロエチレンカーボネート(DFEC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレンカーボネート(BC)等の環状カーボネート、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等の鎖状カーボネート挙げることができる。また、有機溶媒として、イオン液体を用いても良い。
一方、上記固体電解質としては、La、Ce等のランタノイド元素のフッ化物、Li、Na、K、Rb、Cs等のアルカリ元素のフッ化物、Ca、Sr、Ba等のアルカリ土類元素のフッ化物等を挙げることができる。具体的には、LaおよびBaのフッ化物(例えば、La0.9Ba0.12.9)、PbおよびSnのフッ化物等を挙げることができる。
4.その他の構成
本発明のフッ化物イオン電池は、上述した負極層、正極層および電解質層を少なくとも有するものである。さらに通常は、正極層の集電を行う正極集電体、および、負極層の集電を行う負極集電体を有する。集電体の形状としては、例えば、箔状、メッシュ状、多孔質状等を挙げることができる。また、本発明のフッ化物イオン電池は、正極層および負極層の間に、セパレータを有していても良い。より安全性の高い電池を得ることができるからである。
5.フッ化物イオン電池
本発明のフッ化物イオン電池は、一次電池であっても良く、二次電池であっても良いが、中でも、二次電池であることが好ましい。繰り返し充放電でき、例えば車載用電池として有用だからである。また、本発明のフッ化物イオン電池の形状としては、例えば、コイン型、ラミネート型、円筒型および角型等を挙げることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
[実施例1]
活物質としてFe(高純度化学製)を準備し、バインダとしてポリイミド樹脂(PI、ドリームボンド、Industrial Summit Technology社製)を準備した。これらをFe:PI=9:2の固形重量比で混合し、Fe箔(ニラコ製)に塗工し、真空下200℃で10時間加熱した。これにより、評価用電極を得た。
[比較例1]
活物質としてFe(高純度化学製)を準備し、バインダとしてポリビニリデンフルオライド(PVdF、クレハバッテリーマテリアルズジャパン製)を準備した。これらをFe:PVdF=9:0.75の固形重量比で混合し、Fe箔(ニラコ製)に塗工し、真空下120℃で10時間加熱した。これにより、評価用電極を得た。
[比較例2]
活物質としてAl(高純度化学製)を準備し、バインダとしてポリテトラフルオロエチレン(PTFE、三井デュポンフロロケミカル製)を準備した。これらをAl:PTFE=19:1の重量比で混練成型し、Al箔(ニラコ製)に塗工し、真空下120℃で10時間加熱した。これにより、評価用電極を得た。
[参考例1]
Fe箔(ニラコ製)を評価用電極とした。
[参考例2]
Al箔(ニラコ製)を評価用電極とした。
[参考例3]
発泡Al(三菱マテリアル製)を評価用電極とした。
[評価]
(サイクリックボルタンメトリ測定)
実施例1、比較例1、2および参考例1~3で得られた評価用電極に対して、CV測定を行った。まず、電解液を作製した。具体的には、トリグライム(G3、関東化学製)と、リチウムヘキサフルオロホスフェート(LiPF、キシダ化学製)と、フッ化リチウム(LiF、和光純薬製)とをG3:LiPF:LiF=20:5:1のモル比となるように秤量混合し、フッ素樹脂製密封容器内にて、30℃で撹拌し、電解液を得た。
次に、Ar雰囲気下グローブボックス内で、ディップ式3電極セルを作製した。作用極には評価用電極を、対極にはPTFE、アセチレンブラック(AB)、フッ化カーボンの合材電極を用いた。なお、合材電極は、PTFE:AB:フッ化カーボン=1:2:7の重量比で含有する電極である。また、基準極は、バイコールガラスを用いて電解液と隔離した。なお、基準極には、硝酸銀およびテトラブチルアンモニウムパークロレートがそれぞれ濃度0.1Mで溶解したアセトニトリル溶液にAg線を浸漬させたものを用いた。測定は、室温、掃引速度1mV/sの条件で実施した。なお、後述する図2~図8に記載された電位は、事前に同一の電解液中にてLiの溶解析出を行い、その反応電位(Li基準の電位)で換算した電位である。
還元電位の結果を図2に示す。なお、還元反応電位は、貴電位側掃引時の酸化電流が確認できる電位とすることにより求めた。図2に示すように、非フッ素系バインダを使用した実施例1は、フッ素系バインダを使用した比較例1よりも還元電位が低く、還元分解が生じにくいことが確認された。さらに、実施例1は、参考例1よりも還元電位が低いことから、金属上での還元分解が抑制されていることが確認された。実施例1の還元電位が、参考例1の還元電位よりも低い理由は、芳香族性を有する非フッ素系バインダの分子構造が平面性を有するため、バインダがFe表面に適度に接着していると推測される。この平面性により過剰な溶媒がFeに近づきにくくなることで、バインダを用いない参考例1よりも還元電位が低くなったと推測される。
一方、図2に示すように、フッ素系バインダを使用した比較例2は、バインダを用いない参考例2、3よりも還元電位が高くなった。そのため、Al電極の場合も、Fe電極の場合と同様に、フッ素系バインダの分解が生じることが確認された。このことから、Al電極に、芳香族性を有する非フッ素系バインダを用いた場合には、Fe電極の場合と同様に、バインダの還元分解が生じにくくなることが示唆された。なお、比較例2(PTFE)の還元電位が、比較例1(PVdF)の還元電位よりも高い理由は、PTFEに含まれるF元素が、PVdFに含まれるF元素よりも多く、還元されやすいからであると推測される。
図3および図4は、実施例1、比較例1および参考例1で得られた評価用電極に対するCV測定の結果である。図3および図4に示すように、実施例1、比較例1および参考例1では、いずれも、0.75V付近に還元電流ピークが確認された。これは、Fe表面の酸化被膜の除去に伴うピークであると考えられる。また、卑電位側から貴電位側への掃引時に、実施例1では比較例1と比べて、卑電位から酸化電流が観測された(矢印参照)。そのため、実施例1は、比較例1と比べて還元安定性が高いことが示唆された。
図5~図8は、比較例2および参考例2、3で得られた評価用電極に対するCV測定の結果である。なお、図7および図8は、それぞれ、図5および図6の拡大図に該当する。図5~図8に示すように、比較例2および参考例2、3では、いずれも、Al箔を用いているが、比較例2は、バインダを含まない参考例2、3に比べ、約1.4Vより卑電位で還元電流のみ観測された。そのため、比較例2では、PTFEバインダが還元分解していることが示唆された。
1 … 正極層
2 … 負極層
3 … 電解質層
4 … 正極集電体
5 … 負極集電体
6 … 電池ケース
10 … フッ化物イオン電池

Claims (1)

  1. 正極層と、負極層と、前記正極層および前記負極層の間に形成された電解質層とを有するフッ化物イオン電池であって、
    前記負極層が、負極活物質と、芳香族性を有する非フッ素系バインダであるポリイミド樹脂と、を含有し、
    前記電解質層が、固体電解質として、ランタノイド元素のフッ化物、アルカリ元素のフッ化物、アルカリ土類元素のフッ化物、LaおよびBaのフッ化物、または、PbおよびSnのフッ化物を少なくとも含有することを特徴とするフッ化物イオン電池。
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