JP6997454B2 - 集積供給装置 - Google Patents

集積供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6997454B2
JP6997454B2 JP2018204632A JP2018204632A JP6997454B2 JP 6997454 B2 JP6997454 B2 JP 6997454B2 JP 2018204632 A JP2018204632 A JP 2018204632A JP 2018204632 A JP2018204632 A JP 2018204632A JP 6997454 B2 JP6997454 B2 JP 6997454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
conveyor device
conveyor
articles
integrated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018204632A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020070141A (ja
Inventor
利和 筒井
智也 田嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omori Machinery Co Ltd
Original Assignee
Omori Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omori Machinery Co Ltd filed Critical Omori Machinery Co Ltd
Priority to JP2018204632A priority Critical patent/JP6997454B2/ja
Publication of JP2020070141A publication Critical patent/JP2020070141A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6997454B2 publication Critical patent/JP6997454B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)

Description

本発明は、集積供給装置に関するものである。
例えば物品を所定数ごとにグループ化して下流側の装置に供給する装置としては、例えば、特許文献1に開示される装置等がある。この特許文献1に開示された装置は、物品(2)を前後一列の状態で搬送する搬送コンベア(1)と、その搬送コンベアの上流側所定位置に配置したストッパホイール(3)と、ストッパホイールの下流側に搬送コンベアに沿って配置したグルーピング機構(4)を備えて構成される。このグルーピング機構は、一対のスプロケット(5)(6)間に掛け合わしたチェン(7)と、このチェンに所定の間隔で設けた複数の制動部材(8)を備えている。チェンは、水平平面内で回転し、そのチェンと一体になって移動する制動部材は、搬送コンベアのベルト面の上方空間を搬送コンベアの移動速度v1よりも遅い速度v2で移動するように制御する。
係る構成を採ることで、特許文献1に開示された装置では、搬送コンベア上を搬送される先頭の物品は、ストッパホイールに接触して一時停止される。その状態でストッパホイールが停止した状態にあると、当該先頭の物品も一時停止しているため、搬送コンベア上を移動する後続の物品も前方の物品に接触し一時停止する。これにより、ストッパホイールの上流側に、複数の物品が前後に接触した状態でプールされる。
係る状態で、ストッパホイールを所定角度回転させ、前後一列で並んだ状態でプールししている物品を、先頭から1つずつ切り出す。この切り出された物品は、搬送コンベアの移動速度v1で移動するが、先行する制動部材はそれより遅い速度v2で移動しているので、制動部材に接触し、それ以降は、当該物品は制動部材の速度v2で移動する。よって、次々とストッパホイール出切り出される後続の物品は、先行する物品に追いつき、前後の制動部材の間に所定数の物品が前後に接触した状態で連なり所定数にグループ化される。その後、制動部材が搬送コンベアのベルト面から離反すると、以後、所定数にグループ化された物品群は、搬送コンベア上を移動速度v1で移動し、下流側の装置・機器等に供給される。
実公平5-44334号公報
搬送対象の物品が、例えば、冷凍麺で、搬送コンベアのベルト面に直接乗った状態で搬送し、上記のようにグループ化するようにした場合、以下に示す課題がある。冷凍麺は、冷凍で固まっている状態ではよく滑るという特徴を有し、少し溶け出すと、表面がベトベトした状態になり、隣接する物品同士が接触すると、くっついて一体化し、切り離しづらくなる。特に、上記の特許文献に開示された装置におけるストッパホイールのように、物品の搬送を一時停止し、接触する後続の物品が前進しようとするプール状態では、物品同士の接触面に、所定の圧力が加わるので、よりしっかりとくっついて一体化するおそれが高くなる。さらに、冷凍麺でも特にうどんの場合には、べたつきが高くなるので、より顕著となる。
ストッパホイール或いはその他のストッパー部材を用いて一旦物品の移動を一時停止し、複数の物品を前後に接触した状態でプールし、その状態から先頭から所定数ずつ物品を切り出すようにすると、その停止時間に伴う処理速度の低下を招き、高速処理のネックとなる。
また、冷凍麺に限ることなく滑りやすい物品の場合において、ストッパホイールその他のストッパー部材を接触させて停止させる機構を設けない箇所で、搬送コンベアを一時停止しすると、その一時停止した際や、一時停止後の起動時に慣性力によりベルト面上で物品がすべつてしまい、位置がずれてしまうので、安定してグループ化して集積することができない。
上述した課題はそれぞれ独立したものとして記載しているものであり、本発明は、必ずしも記載した課題の全てを解決できる必要はなく、少なくとも一つの課題が解決できれば良い。またこの課題を解決するための構成についても単独で分割出願・補正等により権利取得する意思を有する。
上述した課題を解決するために、本発明の集積供給装置は、(1)物品を1個ずつ一定間隔で搬出するコンベア装置と、前記コンベア装置の搬出側に配置され、前記コンベア装置から搬出される前後2個の前記物品をひとまとめにした物品群を形成する集積コンベア装置を備え、前記集積コンベア装置は、前記物品の2個分に応じた長さを有し、前記コンベア装置から前記物品群を構成する前側の前記物品が来たら減速し、前記物品群を構成する後側の前記物品が前記集積コンベア装置に移り変わる際に、その移り変わる前記後側の物品が前記前側の物品に追いついて前記物品群を形成するように受け取り、形成された前記物品群を増速して搬出するように構成し、前記搬出は、次の物品群を構成する前側の物品が、前記集積コンベア装置に移り変わる前或いは移り変わるのにあわせて行うように構成した。
このようにすると、集積コンベアを増減速制御することで、例えば集積コンベア装置上を移動する物品を一時停止させることなく、物品を搬送する流れの中で所定の物品群を作ることができる。よって、コンベアを一時停止した際や、一時停止後の起動時に慣性力により搬送面上で物品がすべり、位置ずれするのを抑制でき、安定して集積して物品群を形成することができる。コンベア装置は、実施形態では、分離コンベア装置13に対応する。
(2)前記集積コンベア装置は、前記物品を搬送するベルトコンベアと、そのベルトコンベアの上方に位置し前記物品並びに前記物品群の進行方向の左右両サイドを挟み込む左右一対のサイドベルトを備えるとよい。このようにすると、例えば物品が滑りやすいものであっても、サイドベルトで挟み込んだ状態で搬送力を与えることができ、より確実に搬送できるので良い。
(3)前記コンベア装置は、複数の補助コンベア装置を搬送方向に並べて配置して構成され、その複数の補助コンベア装置の移動速度は下流側に配置された補助コンベア装置の方が速い速度に設定され、前記コンベア装置に対し上流側から複数の前記物品が前後に連なった状態で供給され、前記複数の補助コンベア装置で搬送することで徐々に前後の間隔を広げるように構成するとよい。このようにすると、一段の補助コンベア装置における上流側との速度差を小さくすることができ、例えば物品が滑りやすいものであっても、当該物品が搬送面上で滑ることなく搬送しつつ、前後の物品の離反距離を離していくことができる。補助コンベア装置は、実施形態では第一コンベア装置21、第二コンベア装置22、第三コンベア装置23に相当する。実施形態では、3段にしたが、その段数は任意である。
(4)前記コンベア装置は、前記物品を搬送するベルトコンベアと、そのベルトコンベアの上方に位置し前記物品並びに前記物品群の進行方向の左右両サイドを挟み込む左右一対のサイドベルトを備えるとよい。このようにすると、例えば物品が滑りやすいものであっても、サイドベルトで挟み込んだ状態で搬送力を与えることができ、より確実に搬送できるので良い。
(5)前記物品を複数個のグループ単位で搬送する上流側コンベア装置と、その上流側コンベア装置と前記コンベア装置との間に配置され、前記コンベア装置に対し複数の前記物品が前後に連なった状態で供給するプールコンベア装置を設け、前記プールコンベア装置の移動速度は、前記上流側コンベア装置の移動速度よりも遅い速度で動作し、前記プールコンベア装置に移り変わった物品と、後続の前記上流側コンベア装置上を移動する物品との相対距離が徐々に短くなり、前記上流側コンベア装置上を移動する当該物品が前記プールコンベア装置に移り変わる際に先行して前記プールコンベア装置上を移動する前記物品に追いつくように構成するとよい。
このようにすると、上流側コンベア装置とプールコンベア装置の移動速度を調整することで、例えば、一時停止させた物品の後に、別の物品を移動させて複数の物品を前後に接触させる際に生じる接触圧を掛けることなくプールコンベア装置上で前後に複数の物品が連なる状態でプールすることができ、一連の動きの中でプールするので一時停止する時間も不要となり、処理速度も速くすることができる。
(6)前記集積コンベア装置は、前記物品群を構成する後側の前記物品が、所定のタイミングで前記集積コンベア装置に移動してこない場合、前記その後側の前記物品を待つこと無く前記物品群を構成する前側の前記物品を搬出するように構成するとよい。このようにすると、物品を一時停止させて後続の物品が追いつくのを待つような制御が不要となる。
(7)前記物品は、冷凍麺とするとよい。冷凍麺は凍っているときは滑りやすく、冷凍麺同士が所定圧で接触するとくっつきやすいという性質を持つ。そして本発明では、例えば集積コンベア装置上を移動する冷凍麺をストッパー部材などの進行を遮断する部材等に接触させて一時停止させることなく、冷凍麺を搬送する流れの中で所定の物品群を作ることができるので、例えば必要以上の個数の冷凍麺が前後でくっついてしまうおそれを可及的抑制できる。滑りやすい性質に対しても、上述したとおり対応できるので良い。
本発明によれば、物品の流れの中で、後続の物品を前側の物品に追いつかせ物品群を形成することができる。
本発明に係る集積供給装置の好適な一実施形態を示す平面図である。 その動作を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。なお、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1は、本発明に係る集積供給装置の一実施形態を示している。この集積供給装置10は、上流側から搬送方向に沿って順に、上流側コンベア装置11、プールコンベア装置12、分離コンベア装置13、集積コンベア装置14、搬出コンベア装置15を備えている。
上流側コンベア装置11は、上流側の装置から搬出される物品1を受け取り、一列縦隊で搬送するベルトコンベアである。本実施形態では、上流側の装置から物品1が3個単位で一列に並んだ状態で供給される。
物品1は、扁平な矩形状の冷凍麺であり、より具体的には冷凍うどんである。この冷凍麺は、例えば、上方が開放した矩形状の箱体内にゆでたうどんを供給し、その状態で急速冷凍する。これにより、製造された冷凍麺は、箱体の内周面形状に符合する矩形状となる。そして、冷凍麺の6つの外周面のうち、箱体の5つの内壁面に接触する5つの面は平面に外接する略平坦面になり、箱体の上面に位置する面は凹凸となる。物品1は、凹凸の面が上に来るように上流側コンベア装置11のベルト面の上に置いた状態にする。つまり、当該ベルト面に接触する物品1の表面は、製造時に箱体の底面に接触し、略平坦面となる。
また、上流側コンベア装置11は、移動速度V1で連続運転する。よって、3個単位で供給された物品1は、上流側コンベア装置11上を前後に一列で並んだ状態で、移動速度V1で搬送され、プールコンベア装置12に移し替えられる。また、3個単位の物品1のグループと、別のグループの物品1との間には、所定の間隔があり、上流側コンベア装置11上を移動する間は、各物品1は共に移動速度V1で搬送されるので当該間隔が保持されたまま進む。
プールコンベア装置12は、ベルトコンベア装置から構成される。そして、プールコンベア装置12の搬送面を構成するベルト面は、上流側コンベア装置11のベルト面と面一で、同一直線上に配置する。さらに、上流側コンベア装置11の搬出端と、プールコンベア装置12の搬入端を近接配置する。これにより、上流側コンベア装置11により搬送されてきた物品1は、順次プールコンベア装置12のベルト面上に移り変わる。
プールコンベア装置12は、移動速度V2で連続運転する。よって、プールコンベア装置12上に移り変わった物品1は、プールコンベア装置12上を移動速度V2で搬送される。このプールコンベア装置12の移動速度V2は、上流側コンベア装置11の移動速度V1よりも低速に設定している。これにより、上流側コンベア装置11上では、3個単位で前後所定間隔をおいて搬送されているが、プールコンベア装置12に移り変わった物品1は、移動速度が遅くなり後続の上流側コンベア装置11上を移動する物品1との相対距離が徐々に短くなる。そして、本実施形態では、遅くとも3個のグループの最後(3番目)の物品1がプールコンベア装置12に移り変わった際には、前方の3個のグループの物品1に追いつき接触するように移動速度V1,V2を設定する。このようにすると、上流側コンベア装置11では3個のグループで搬送されてきた物品1が、プールコンベア装置12上では当該グループ単位での搬送が解消され前後に接触した状態で搬送されるようになる。
そして、より好ましくは、3個グループの最後(3番目)の物品1がプールコンベア装置12に移り変わった際に、前方の3個のグループの物品1に追いつき接触するように速度調整すると良い。このようにすると、後続の上流側コンベア装置11からの搬送力を受けて高速に移動する物品1が、プールコンベア装置12上の物品1に接触して前方に付勢する状態が生じないので、前後に接触する物品1間での接触圧力を可及的に低減し、接触圧により物品1同士がくっつくことをより確実に抑制できるので良い。また、係る前方への付勢力により、既にプールコンベア装置12上に存在している物品1が、移動速度V2よりも早く移動し、プールコンベア装置12のベルト面上を相対的に前方に移動してしまうおそれを可及的に抑制できるので良い。
さらに、本実施形態では、プールコンベア装置12は、移動速度V1,V2を調整することで、特許文献1のストッパホイール等の物品1の移動を一時的に停止するストッパー部材等を設けることなく、複数の物品1を前後に接触・近接した状態でプールすることができるようにしている。これにより、前後の物品1の接触面に接触圧を掛けることなくプールすることができ、また、一時停止する時間も不要となるので、処理速度も速くすることができる。
分離コンベア装置13は、プールコンベア装置12で前後に接触した状態で一列に整列された物品1を、1個ずつ所定間隔をおいて前後に離した状態に分離する装置である。本実施形態では、搬送方向に沿って、一直線上に配置された第一コンベア装置21、第二コンベア装置22、第三コンベア装置23と3つのコンベア装置を直列に配置する。第一コンベア装置21の搬送面は、プールコンベア装置12の搬送面と面一で、近接配置する。これにより、プールコンベア装置12から搬出される物品1は、順次スムーズに第一コンベア装置21上に移り変わり、第一コンベア装置21上を移動する。
各コンベア装置は、ベルトコンベアと、サイドベルトを備えて構成される。すなわち、第一コンベア装置21は、第一ベルトコンベア21aと、第一ベルトコンベア21aの搬送面の左右両側に配置された第一サイドベルト21bを備えて構成される。左右一対の第一サイドベルト21b間の距離は、物品1の横幅に対応し、物品1の左右側面に接触し、当該物品1を挟み込んで保持するように設定している。そして第一ベルトコンベア21aと第一サイドベルト21bの速度は同速度とし、物品1を底面と両サイドから同速の搬送力を与え、より安定して搬送するように構成する。
同様に、第二コンベア装置22は、第二ベルトコンベア22aと、第二ベルトコンベア22aの搬送面の左右両側に配置された第二サイドベルト22bを備えて構成される。左右一対の第二サイドベルト22b間の距離は、物品1の横幅に対応し、物品1の左右側面に接触し、当該物品1を挟み込んで保持するように設定している。そして第二ベルトコンベア22aと第二サイドベルト22bの速度は同速度にしている。
さらに第三コンベア装置23は、第三ベルトコンベア23aと、第三ベルトコンベア23aの搬送面の左右両側に配置された第三サイドベルト23bを備えて構成される。左右一対の第三サイドベルト23b間の距離は、物品1の横幅に対応し、物品1の左右側面に接触し、当該物品1を挟み込んで保持するように設定している。そして第三ベルトコンベア23aと第三サイドベルト23bの速度は同速度にしている。
本実施形態の物品1は冷凍麺であり、搬送面を構成するベルト面と物品1との間に生じる摩擦抵抗が小さい。そのため、例えばエンドレスベルトのベルト面の移動速度が高速になると、物品1がベルト面上で滑ってしまい、各ベルトコンベアの移動速度で搬送できないおそれがある。本実施形態では、物品1を左右一対のサイドベルトで保持した状態で搬送するため、当該滑りを生じることなく安定して搬送することができる。
第一ベルトコンベア21a,第二ベルトコンベア22a,第三ベルトコンベア23aのベルト面は、面一にし、隣接するベルトコンベア同士の搬出端と搬入端は近接配置する。これにより、第一ベルトコンベア21aから搬出される物品1は、そのままスムーズに第二ベルトコンベア22aに移り変わり、第二ベルトコンベア22aから搬出される物品1は、そのままスムーズに第三ベルトコンベア23aに移り変わる。
さらに本実施形態では、分離コンベア装置13を構成する各コンベア装置の移動速度を下流側ほど速くし、前後の物品1の間隔を段階的に離すように構成している。具体的には、第一コンベア装置21では、前後の物品1の間隔が物品1の1個分開き、第二コンベア装置22では、前後の物品1の間隔が物品1の2個分開き、第三コンベア装置23では、前後の物品1の間隔が物品1の3個分開くように設定する。例えば、一段のコンベア装置で一気に引き離すようにすると、プールコンベア装置12における移動速度に対する速度差が大きくなり、サイドベルトで保持していても物品1が滑って追従できなくなるおそれがあるので、3段階に分けて徐々に引き離すようにした。
本実施形態では、上流側の装置から、所定数(例えば3個)のグループ単位で物品1が前後に並んだ状態で順次供給され、前後のグループ間では間隔が開くため、上流側コンベア装置11上を移動する前後の物品の間隔は、くっついているものもあれば離れているものもあり、その間隔はばらつく。そこで、プールコンベア装置12で減速して一度前後に詰めて、前後の物品1が接触・近接するように一定にし、その後、分離コンベア装置13で個々の物品1の間隔を所定距離だけ離すようにした。
集積コンベア装置14は、移動速度を適宜増減速し、2個の物品1が前後に接触・近接した状態の物品群2を作り、搬出するものである。すなわち、2個の物品1からなる物品群2を構成する1個目の物品1が来たら減速をし、後続の2個目の物品1が追いつき前後2個の物品群2になるのでそのまま増速して搬出する。係る処理を繰り返すことで、2個の物品1が前後に接触・近接した状態の物品群2を、物品1を一時停止することなく流れの中で作ることができるように構成する。係る処理を行うための具体的な構成は、以下の通りである。
集積コンベア装置14は、第四ベルトコンベア14aと、第四ベルトコンベア14aの搬送面の左右両側に配置された第四サイドベルト14bと、第四ベルトコンベア14aの上方所定位置に配置される第一センサ14c及び第二センサ14dを備えて構成される。左右一対の第四サイドベルト14b間の距離は、物品1の横幅に対応し、物品1の左右側面に接触し、当該物品1を挟み込んで保持するように設定している。そして第三ベルトコンベア23aと第三サイドベルト23bの速度は同速度にしている。さらに、第三ベルトコンベア23aと第四ベルトコンベア14aのベルト面は面一にし、隣接するベルトコンベア同士の搬出端と搬入端は近接配置する。これにより、第三ベルトコンベア23aすなわち分離コンベア装置13から搬出される物品1は、そのままスムーズに第四ベルトコンベア14aすなわち集積コンベア装置14に移り変わる。
また、第一センサ14c及び第二センサ14dは、それぞれ第四ベルトコンベア14a上の所定位置に物品1があるか否かを検知するものであり、上流側に第一センサ14cを配置し、下流側に第二センサ14dを配置する。そして、上述したように、第四ベルトコンベア14a上で2個目の物品1が1個目の物品1に追いつき、2個の物品1が接触・近接した状態の物品群2を作った状態で、第一センサ14c及び第二センサ14dがそれぞれの物品1を検知するように設定している。
そして、第四ベルトコンベア14aの移動速度を、以下のように増減速制御する制御部を備える。集積コンベア装置14の第四ベルトコンベア14aに、上流側の分離コンベア装置13(第三コンベア装置23)から一定間隔で物品1が順次供給される。そして、例えば図2に示すように、ある時刻t1のときに先頭の物品1aが第四ベルトコンベア14aに進入し、第一センサ14cが検知すると、制御部は第四ベルトコンベア14aの移動速度を減速し、第三ベルトコンベア23aの移動速度よりも遅い移動速度で運転する。これにより、第三ベルトコンベア23a上を移動する後続の2個目の物品1bと、1個目の物品1aとの距離が徐々に縮まる。そして、2個目の物品1bが集積コンベア装置14の第四ベルトコンベア14aに移り変わった際に、先行する1個目の物品1aに接触・近接するように速度調整をする(t2参照)。この状態では、第一センサ14cと第二センサ14dは、それぞれ物品1bと物品1aを検知する。
制御部は、このように第一センサ14cと第二センサ14dが、それぞれ物品を検知すると、第四ベルトコンベア14aを増速する。これにより、2個の物品が前後に接触・近接した状態の物品群2を、下流側の搬出コンベア装置15に向けて搬出する。この搬出は、次の3個目の物品1cが、第四ベルトコンベア14aに移り変わる前或いは移り変わるのにあわせて行うように制御すると良い。これにより、3個目の物品1cが第四ベルトコンベア14aの第一センサ14cで検知される際には、2つの物品の物品群2は搬出コンベア装置15側に位置する(t3参照)。
この3個目の物品1cが第四ベルトコンベア14a上に移り変わり、第一センサ14cから検知信号があると、制御部は、第四ベルトコンベア14aの移動速度を減速し、第三ベルトコンベア23aの移動速度よりも遅い移動速度で運転する。これにより、第三ベルトコンベア23a上を移動する後続の4個目の物品1dと、3個目の物品1cとの距離が徐々に縮まる。そして、4個目の物品1dが集積コンベア装置14の第四ベルトコンベア14aに移り変わった際に、先行する3個目の物品1cに接触・近接するように速度調整をする(t4参照)。この状態では、第一センサ14cと第二センサ14dは、それぞれ物品1dと物品1cを検知する。また、t3~t4の期間では、第四ベルトコンベア14aが減速しているが、搬出コンベア装置15は所定の移動速度で駆動しているため、搬出コンベア装置15上に移し替えられた前後に接触・近接された2の物品1からなる物品群2はそのまま前進し、第四ベルトコンベア14aに位置する3個目の物品1cからの離反距離が長くなる。
制御部は、上述したように第一センサ14cと第二センサ14dが、それぞれ物品を検知すると、第四ベルトコンベア14aを増速する。これにより3個目の物品1cと4個目の物品1dからなる2個の物品1からなる物品群2は、搬出コンベア装置15に移し替えられると共に、第四ベルトコンベア14aには5個目の物品1eが移動してくる(t5参照)。
また、上述した例では、制御部は第四ベルトコンベア14aの速度を増減速制御することについて説明したが、第四サイドベルト14bについても、第四ベルトコンベア14aと同じ速度で増減速制御する。
上述したように、本実施形態では、集積コンベア装置14は、一時停止することなく増減速制御をし、個々の物品1を搬送しながら、2個の物品1を前後に接触・近接した物品群2を形成し、搬出する。このように、一連の流れの中で、第四ベルトコンベア14a上で2個の物品1同士を接近させ前後2個連なった物品群2を形成するものである。そして、本実施形態では、仮に、前側の物品が第二センサ14dで検知される位置に来たときに後側の物品が搬送されてこずに第一センサ14cで検知されない状態でも、後続の物品が搬送されてくるのを待つこと無く、そのまま増減速制御の流れに沿って増速し、物品群2を構成しない1個の物品のまま搬出コンベア装置15に搬出する。そして、係る1個単位の物品1は、搬出コンベア装置15を移動する途中で廃棄したり、上流側に戻すルートに移し替えたりすると良い。
すなわち、集積コンベア装置14で確実に2個単位の物品群2を形成するためには、例えば、第四ベルトコンベア14aの搬送面を遮るようにストッパー部材を位置させ、移動中の1個目の物品1を当該ストッパー部材に接触させて一時停止させる。そしてその一時停止した状態で2番目の物品1が一時停止中の物品1の後面に接触させることで2個の物品1からなる物品群2を形成すると、ストッパー部材を搬送面から離反させて一時停止を解除するように構成すると良い。しかし、係る構成を採ると、接触圧により前後の物品1同士がくっついてしまうおそれがあるという課題が生じる。本実施形態では、上述したように、ストッパー部材による一時停止をすることなく、増減速した一連の流れの中で前後2個の物品群を構成するので、接触圧によりくっつくといった事態の発生を確実に抑制できるので良い。
搬出コンベア装置15は、第五ベルトコンベア15aと、第五ベルトコンベア15aの搬送面の左右両側に配置されたサイドガイド15bとを備えて構成される。左右一対のサイドガイド15b間の距離は、物品1(物品群2)の横幅に対応し、物品1(物品群2)の左右側面に接触或いは近接し、当該物品1(物品群2)の横ずれを抑制するように設定している。さらに、第四ベルトコンベア14aと第五ベルトコンベア15aのベルト面は面一にし、隣接するベルトコンベア同士の搬出端と搬入端は近接配置する。これにより、第四ベルトコンベア14aすなわち集積コンベア装置14から搬出される物品1(物品群2)は、そのままスムーズに第五ベルトコンベア15aすなわち搬出コンベア装置15に移り変わる。そして、この搬出コンベア装置15の移動速度は、第四ベルトコンベア14aの移動速度よりも速くし、前後の物品群2の間隔は物品群2の全長の2個分空くようにしている。空間を広げることで、例えば、次段に設置されるサーボループコンベアなどの間欠駆動する装置に対し、2個ひとかたまりの物品群2を供給する際の時間的余裕を設けることができるのでよい。
上述した実施形態では、各コンベア装置を構成するサイドベルトは、物品1に対する接触面が平坦な平ベルトを用いて構成したが、本発明はこれに限ることはなく、接触面が弾力性を有し、接触する物品1の側面を付勢する付勢手段・付勢部材を備えたものとするとよい。このようにすると、物品1を両サイドからよりしっかりと保持することができるのでよい。係る付勢手段・付勢部材としては、例えば、弾力性のあるスポンジ等を平ベルト等に貼付けたり、段ボールの中芯のように波型の部材をライナーに貼付けるごとく平ベルトに貼付けたりする構成にすると良い。特に、波型の部材を貼付けると、物品1の側面への接触は、波型の各先端部分となり側面の全面に面接触することなく、所定の付勢力で保持できる。よって、例えば物品1が冷凍麺の場合、物品1への接触面積が少なくできるのでより好ましい。また、例えばサイドベルトとの接触面が平坦でない物品でも、確実に挟持して搬送できる。
搬送対象の物品1は、冷凍麺に限ることはないが、冷凍麺のように、冷凍時は滑りやすく、溶けるとくっつきやすい性質の物品に効果的に機能する。
以上、本発明の様々な側面を実施形態等を用いて説明してきたが、これらの実施形態等や説明は、本発明の範囲を制限する目的でなされたものではなく、本発明の理解に資するために提供されたものであることを付言しておく。本発明の範囲は、明細書に明示的に説明された構成や製法に限定されるものではなく、本明細書に開示される本発明の様々な側面の組み合わせをも、その範囲に含むものである。本発明のうち、特許を受けようとする構成を、添付の特許請求の範囲に特定したが、現在の処は特許請求の範囲に特定されていない構成であっても、本明細書に開示される構成を、将来的に特許請求する可能性があることを、念のために申し述べる。
1 :物品
2 :物品群
10 :集積供給装置
11 :上流側コンベア装置
12 :プールコンベア装置
13 :分離コンベア装置
14 :集積コンベア装置
14a :第四ベルトコンベア
14b :第四サイドベルト
14c :第一センサ
14d :第二センサ
15 :搬出コンベア装置
15a :第五ベルトコンベア
15b :サイドガイド
21 :第一コンベア装置
21a :第一ベルトコンベア
21b :第一サイドベルト
22 :第二コンベア装置
22a :第二ベルトコンベア
22b :第二サイドベルト
23 :第三コンベア装置
23a :第三ベルトコンベア
23b :第三サイドベルト

Claims (7)

  1. 物品を1個ずつ一定間隔で搬出するコンベア装置と、
    前記コンベア装置の搬出側に配置され、前記コンベア装置から搬出される前後2個の前記物品をひとまとめにした物品群を形成する集積コンベア装置を備え、
    前記集積コンベア装置は、前記物品の2個分に応じた長さを有し、前記コンベア装置から前記物品群を構成する前側の前記物品が来たら減速し、前記物品群を構成する後側の前記物品が前記集積コンベア装置に移り変わる際に、その移り変わる前記後側の物品が前記前側の物品に追いついて前記物品群を形成するように受け取り、形成された前記物品群を増速して搬出するように構成し、
    前記搬出は、次の物品群を構成する前側の物品が、前記集積コンベア装置に移り変わる前或いは移り変わるのにあわせて行うように構成したことを特徴とする集積供給装置。
  2. 前記集積コンベア装置は、前記物品を搬送するベルトコンベアと、そのベルトコンベアの上方に位置し前記物品並びに前記物品群の進行方向の左右両サイドを挟み込む左右一対のサイドベルトを備えることを特徴とする請求項1に記載の集積供給装置。
  3. 前記コンベア装置は、複数の補助コンベア装置を搬送方向に並べて配置して構成され、
    その複数の補助コンベア装置の移動速度は下流側に配置された補助コンベア装置の方が速い速度に設定され、
    前記コンベア装置に対し上流側から複数の前記物品が前後に連なった状態で供給され、前記複数の補助コンベア装置で搬送することで徐々に前後の間隔を広げるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の集積供給装置。
  4. 前記コンベア装置は、前記物品を搬送するベルトコンベアと、そのベルトコンベアの上方に位置し前記物品並びに前記物品群の進行方向の左右両サイドを挟み込む左右一対のサイドベルトを備えることを特徴する請求項1から3のいずれか1項に記載の集積供給装置。
  5. 前記物品を複数個のグループ単位で搬送する上流側コンベア装置と、その上流側コンベア装置と前記コンベア装置との間に配置され、前記コンベア装置に対し複数の前記物品が前後に連なった状態で供給するプールコンベア装置を設け、
    前記プールコンベア装置の移動速度は、前記上流側コンベア装置の移動速度よりも遅い速度で動作し、前記プールコンベア装置に移り変わった物品と、後続の前記上流側コンベア装置上を移動する物品との相対距離が徐々に短くなり、前記上流側コンベア装置上を移動する当該物品が前記プールコンベア装置に移り変わる際に先行して前記プールコンベア装置上を移動する前記物品に追いつくように構成したことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の集積供給装置。
  6. 前記集積コンベア装置は、前記物品群を構成する後側の前記物品が、所定のタイミングで前記集積コンベア装置に移動してこない場合、前記その後側の前記物品を待つこと無く前記物品群を構成する前側の前記物品を搬出するように構成したことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の集積供給装置。
  7. 前記物品は、冷凍麺であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の集積供給装置。
JP2018204632A 2018-10-31 2018-10-31 集積供給装置 Active JP6997454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204632A JP6997454B2 (ja) 2018-10-31 2018-10-31 集積供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018204632A JP6997454B2 (ja) 2018-10-31 2018-10-31 集積供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020070141A JP2020070141A (ja) 2020-05-07
JP6997454B2 true JP6997454B2 (ja) 2022-01-17

Family

ID=70547000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018204632A Active JP6997454B2 (ja) 2018-10-31 2018-10-31 集積供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6997454B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638010Y2 (ja) * 1980-07-17 1981-09-05
JPH0617168B2 (ja) * 1981-05-08 1994-03-09 エ−・ツェ−・ハ−・ウイル・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング シート層搬送装置
JPH0780546B2 (ja) * 1989-01-13 1995-08-30 テンチ機械株式会社 区分装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020070141A (ja) 2020-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006504602A (ja) 単一のレーンにある連続する物品を複数のレーンに分流するための装置
JP6615715B2 (ja) 物品供給装置
JP2010536686A (ja) 荷物間に間隔を設けるコンベヤと方法
US9073703B2 (en) Apparatus and methods for dynamically controlling the spacing of conveyed objects
EP3081513A1 (en) Multi-conveyor speed adjuster
JP2020512965A5 (ja)
JPH01167115A (ja) 物品をワーキング・ステーションへ搬送する装置
JP6997454B2 (ja) 集積供給装置
JP2003012143A (ja) 紙の連を運搬するための装置と方法
US20140182998A1 (en) Unit and method for forming a layer of batches of groups of articles
JP4933779B2 (ja) 減列型製品供給装置
JP6495204B2 (ja) 搬送装置
JP5785693B2 (ja) 増列装置
JP2002087586A (ja) 物品の振分方法及び振分装置
JP5478112B2 (ja) 物品供給装置
JP6286159B2 (ja) 整列方法及び装置
CN106660711A (zh) 用于输送块式产品的方法和装置
US7083374B2 (en) Gripping members gripping and moving packets stacked by a conveyor
JPH0754087Y2 (ja) 自動包装機における物品供給装置
JP3058528B2 (ja) 搬送装置の制御方法
JP4266260B2 (ja) 物品の切出し搬送装置の緊急停止方法
JP7420389B2 (ja) 移送装置
JP2019142602A (ja) 容器搬送装置
JP7330473B1 (ja) 包装機用制御システム、物品包装システム、および、物品包装方法
JP4720735B2 (ja) 物品合流設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201014

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210630

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6997454

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150