JP6997281B1 - ケーブル抜け止め機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】抜け止めを有さないケーブルに対して構造変更や大規模な加工を行わずに、容易に抜け止め機構を後から追加することができるケーブル抜け止め機構を提供する。【解決手段】装置本体に設けられた装置側コネクタに、コネクタ部分が嵌合した状態でケーブルを固定するケーブル抜け止め機構であって、上記装置側コネクタに上記ケーブルの上記コネクタ部分が嵌合した状態で、上記ケーブルの上記コネクタ部分を押圧するストッパーと、上記ストッパーの移動方向を規定するスライドガイドと、上記スライドガイドに沿って上記ストッパーを付勢するスプリングとを含む構造体が、上記装置側コネクタの近くで上記ストッパー同士が向き合うように少なくとも2個配置されている。【選択図】 図4

Description

本発明は、ケーブル抜け止め機構に関し、特に抜け止め構造を有さないケーブルのためのケーブル抜け止め機構に関する。
USBケーブル(Universal Serial Bus Cable)やHDMIケーブル(High-Definition Multimedia Interface Cable)(HDMIは登録商標)、ACコード(Alternating Current Code)と言った、嵌合時に標準仕様ではラッチ、ねじ止め等の固定機構による抜け止めを有さないケーブルが、多数存在する。それらのケーブルを活用する際に、不慮の外的要因で抜けてしまうと仕様上不都合がある。
このようなケーブルが機器から抜けてしまうのを防止する目的で、機器にケーブル抜け防止構造を後から追加するものが存在している。特許文献1は、電子機器の筐体に取り付けられるケーブル抜け防止機構に関するものであり、プラグを有するケーブルが電子機器のレセプタクルに接続されたときに、ケーブルのプラグの表面に形成されている段差に係合するストッパーが提案されている。特許文献2は、ケーブル抜け防止構造に関するものであり、差込みプラグがコンセントに差し込まれた状態で差込みプラグの滑りを阻止する差込みプラグを包むハウジングが提案されている。
特開2013-149442号公報 特開平10-092511号公報
しかしながら、上述した背景技術のケーブル抜け止め機構には、以下のような課題がある。
背景技術のケーブル抜け止め機構では、ケーブルのサイズに左右されずに抜け止めを実現することが困難であるという課題がある。特許文献1のケーブル抜け防止機構では、ストッパーをケーブルのプラグの表面に形成されている段差に係合させることで、ケーブル抜けを防止しているため、異なるサイズのケーブルに対応することが難しい。また特許文献1のケーブル抜け防止機構では、ケーブルのプラグに段差が形成されていないといった異なる形状のプラグに対応することが難しい、という課題がある。特許文献2のケーブル抜け防止構造では、差込みプラグを包むハウジングでケーブル抜けを防止しているため、差込みプラグのサイズにフィットするようにハウジングを設計しハウジングを用意する必要があり、異なるサイズのケーブルに対応することが難しい。
また、背景技術のケーブル抜け止め機構では、意図しないケーブル抜去が発生しそうになった場合に、自発的に固定強度を増強させ、意図しない抜去に対して能動的に抑制する機能を備えた機構が見受けられなかった。
また他の背景技術では、単純に専用の樹脂部品等で恒久的に固定してしまう構造のため、装着後にケーブルの挿抜が行えない機構がほとんどであった。また一度固定を解除する際に部品を破壊しなければ取り外せない構造の場合も多数見受けられ、固定機構の再使用が困難であった。そのため、安易に抜けて欲しくはないが定期的に挿抜を行う必要がある使用用途では、挿抜の都度、固定機構を新しい部品に付け替える必要があり、煩雑であった。
本発明の目的は、抜け止めを有さないケーブルに対して構造変更や大規模な加工を行わずに、容易に抜け止め機構を後から追加することができるケーブル抜け止め機構を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係るケーブル抜け止め機構は、装置本体に設けられた装置側コネクタに、コネクタ部分が嵌合した状態でケーブルを固定するケーブル抜け止め機構であって、
上記装置側コネクタに上記ケーブルの上記コネクタ部分が嵌合した状態で、上記ケーブルの上記コネクタ部分を押圧するストッパーと、上記ストッパーの移動方向を規定するスライドガイドと、上記スライドガイドに沿って上記ストッパーを付勢するスプリングとを含む構造体が、上記装置側コネクタの近くで上記ストッパー同士が向き合うように少なくとも2個配置されている。
本発明は、抜け止めを有さないケーブルに対して構造変更や大規模な加工を行わずに、容易に抜け止め機構を後から追加することができるケーブル抜け止め機構を提供することができる。
本発明の第1実施形態によるケーブル抜け止め機構の側面図である。 図1のケーブル抜け止め機構を説明するための断面図である。 図1のケーブル抜け止め機構の詳細構成を説明するための断面図である。 図1のケーブル抜け止め機構を用いたケーブル抜け止め機能を説明するための断面図である。 図1のケーブル抜け止め機構を用いたケーブル抜け止め機能を説明するための断面図である。 図1のケーブル抜け止め機構を用いたケーブル抜け止め機能を説明するための断面図である。 図1のケーブル抜け止め機構を用いたケーブル抜け止め機能を説明するための断面図である。 本発明の第1実施形態によるケーブル抜け止め機構の変形例を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態によるケーブル抜け止め機構を説明するための断面図である。 本発明の第2実施形態によるケーブル抜け止め機構の変形例を説明するための断面図である。
(実施形態の概要)
USBケーブル(Universal Serial Bus Cable)やHDMIケーブル(High-Definition Multimedia Interface Cable)(HDMIは登録商標)、ACコード(Alternating Current Code)と言った、嵌合時に標準仕様ではラッチ、ねじ止め等の固定機構による抜け止めを有さないケーブルが、多数存在する。それらのケーブルを活用する際に、不慮の外的要因で抜けてしまうと仕様上不都合がある用途で使用する場合がある。本発明の実施形態では、大規模な加工等を行わずに、先述の様な抜け止めを有さないケーブルに対して容易に簡易的な抜け止め機構を後から追加することを目的とする。
本発明の実施形態は、接続先の装置、デバイスおよびケーブルに対して構造変更等を行わず容易に抜け止め機構の追加を実現でき、尚且つケーブルのコネクタサイズに左右されずに利用できることを特徴とする。
合わせて、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、固定力が自発的に上昇する構造を有しており、意図せず抜けてしまう状況を抑制することができる。尚且つロックを解除すれば、通常通り挿抜できる特徴も有している。以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
初めに、本発明の第1実施形態によるケーブル抜け止め機構について、説明する。図1は、本発明の第1実施形態によるケーブル抜け止め機構の側面図である。図2は、図1のケーブル抜け止め機構を説明するための断面図である。図3は、図1のケーブル抜け止め機構の詳細構成を説明するための断面図である。図4乃至図7は、図1のケーブル抜け止め機構を用いたケーブル抜け止め機能を説明するための断面図である。
(構成の説明)
本実施形態のケーブル抜け止め機構1は、装置本体4に設けられた装置側コネクタ3に挿入され嵌合するケーブル2の抜けを防止する機構である。ここでケーブル2は、USBケーブルやHDMIケーブル(HDMIは登録商標)、ACコードと言った、嵌合時に標準仕様ではラッチ、ねじ止め等の固定機構による抜け止めを有さないケーブルである。
本実施形態のケーブル抜け止め機構1は、図2に示すように、ストッパーアッセンブリ10、本体ハウジング20、スライド機構30、本体固定機構40、及び本体固定用両面テープ50を含む。
ストッパーアッセンブリ10は、図3に示すように、レバー11、ストッパー12、及びガイドピン13を含む。レバー11は、ケーブル抜け止め機構1の操作者がストッパーアッセンブリ10を可動させる際の操作部となっている。ストッパー12は、ケーブルを固定する機能を有する。ガイドピン13は、ストッパーアッセンブリ10の固定解除動作時の動きを誘導、制御する機能を有する。
本体ハウジング20は、図3に示すように、ハウジング先端部21、及びハウジング基部22を含む。本体ハウジング20は、本実施形態のケーブル抜け止め機構1を構成する各部品の保持及び強度部品としての機能を有する。ハウジング先端部21とハウジング基部22及びスライド機構30、本体固定機構40は一体構造となっている。
スライド機構30は、図3に示すように、スプリング31、及びスライドガイド32を含む。スプリング31については楕円形状の圧縮バネとなっており、ケーブル2等の固定動作時にストッパーアッセンブリ10を押し付ける機能を有する。スライドガイド32は、ハウジング基部22に凹形状の溝として成型され、ガイドピン13及びスプリング31が収まり嵌め合う構造を有する。スライドガイド32は、ストッパーアッセンブリ10及びスプリング31が動作する際に動作方向の誘導及び抑制を行い、スライドガイド32へ沿ってそれぞれがスライド及び伸縮の動作を行う様に制御する機能を有する。
本体固定機構40は、図3に示すように、固定基部41、ガイドバー42、及び固定ネジ43を含む。固定基部41には、長手方向に向かって貫通する穴が開いており、そこにガイドバー42が通っている。固定基部41は、ガイドバー42に沿って可動することが可能となっており、ガイドバー42の長さの範疇でケーブル抜け止め機構1の操作者が自由に位置を動かすことが可能となっている。この機能によって、プラグのサイズに合わせてケーブル抜け止め機構1の位置を調整可能であり、異なるサイズや異なる形状のケーブルに対しても、本実施形態のケーブル抜け止め機構1で対応することが可能となっている。固定ネジ43は、ガイドバー42を固定する機能を有しており、固定基部41に設けられたネジ穴に締め込まれている。
本体固定用両面テープ50は、図3に示すように、固定基部41に貼り付けられている。本体固定用両面テープ50は、本実施形態のケーブル抜け止め機構1を利用する際に、ケーブルを固定する対象の装置及びデバイスへ固定する機能を有している。
(動作の説明)
次に、本実施形態のケーブル抜け止め機構1の動作、すなわち本実施形態のケーブル抜け止め機構1を用いた抜け止め機能について説明する。図4乃至図7に示されるように、装置本体4の表面に装置側コネクタ3が設けられており、この装置側コネクタ3にケーブル2の端子が挿入され嵌合する場合を想定して説明する。
本実施形態では好ましくは、図4乃至図7に示すように、本実施形態のケーブル抜け止め機構1をストッパー12同士が向かい合う様に2個配置して使用する。本実施形態のケーブル抜け止め機構1を使用する際には、固定するケーブル2のコネクタ部分の大きさに合わせて2個のケーブル抜け止め機構1の距離を調整し、本体固定機構40に付随する固定ネジ43を使用してガイドバー42へそれぞれを固定する。そしてこの固定後に、固定基部41に貼り付けられている本体固定用両面テープ50を使用して装置本体4に固定する。
図4で示すケーブル2が装置本体4に設けられた装置側コネクタ3と未接続の状態では無負荷状態となっており、ストッパーアッセンブリ10はスプリング31によってスライドガイド32に沿ってハウジング先端部21へ押さえつけられる状態で維持されている。
図5で示すケーブル2と装置側コネクタ3の嵌合過渡期では、ストッパーアッセンブリ10がケーブル2によって装置本体4側に押し込まれる。この際、ストッパーアッセンブリ10は図3のガイドピン13がスライドガイド32に噛み合っているので、図3のスライドガイド32に沿って可動すると同時にスプリング31を圧縮する。一対のストッパー12で、ケーブル2のコネクタ部分の両側面を押圧する。
図6で示すケーブル2と装置側コネクタ3の嵌合開始期では、継続してストッパーアッセンブリ10が装置本体4の方向に押し込まれていく。この際のスライド動作ではケーブル2とは反対方向の外側に向かってハの字状に開いていくためケーブル2を押さえつける方向に力が加わることは無いので、ケーブル2の接続を阻害することは無い。また、スプリング31の押し出す力よりもケーブル2がストッパーアッセンブリ10を押し付けスプリング31を圧縮する力が勝るので、ストッパーアッセンブリ10が押し出されることは無い。
図7で示すケーブル2と装置側コネクタ3の嵌合完了期では、ケーブル2と装置側コネクタ3が完全に嵌合した状態となっているので、ストッパーアッセンブリ10が装置本体4の方向に押し込まれる力は加わらない状態となる。そのため、ストッパーアッセンブリ10がスライドガイド32に沿ってハウジング先端部21に向かってスプリング31によって押し出される力が加わるようになり、ケーブル2に対して押し付ける方向に力が働く。その結果、ストッパー12とケーブル2のコネクタ部分との間に押し付ける力と摩擦が発生し、ケーブル2の固定、抜け止めとして機能する。
また、押し付ける際に、スライドガイド32がハウジング先端部21に向かうにしたがって内側へ入り込む構造となっている。これにより、スプリング31により押し出される力が増強されるのと合わせて、ケーブル2を引き抜く方向に力が加わった際により強く内側に引き込まれる様に力が加わる様に、さらに固定する力が掛かる様な動作をする。先述の一連の動作によって、装置本体4の装置側コネクタ3とケーブル2とが嵌合した状態において、ケーブル2の抜け止め及び固定の機能を実現する。
本実施形態のケーブル抜け止め機構1による固定を解除する場合は、ストッパーアッセンブリ10のレバー11を押すことでスライドガイド32に沿って装置本体4側へと動かすことが出来、ケーブル2の固定が解除され、ケーブル2の挿抜が可能になる。
(効果の説明)
本実施形態のケーブル抜け止め機構によれば、次の効果を奏する。
第一の効果は、ケーブル固定及び抜け止め機構の自発的な保持力増強機構である。これは外的要因でケーブルに抜去方向の力が加わった際に機構自ら抜けにくくなるように抜け止め機構が自ら能動的に作用し、意図しない抜去が行われない様に抑制する効果、作用を有する。
第二の効果は、ケーブルの抜け止めによる接続信頼性の向上である。背景技術では抜け止めや固定機構を有さないケーブルを不慮の外的要因によって嵌合が抜けてしまうことが利用開始後に判明した場合、恒久的な固定、抜け止めを追加するしかなかったが、本発明の実施形態では固定および抜け止めを追加した後も簡単な操作で挿抜可能な状態を実現することができる。
すなわち本実施形態のケーブル抜け止め機構1によれば、抜け止めを有さないケーブルに対して構造変更や大規模な加工を行わずに、容易に抜け止め機構を後から追加することができる。また本実施形態のケーブル抜け止め機構1によれば、ケーブルのコネクタ部分のサイズに左右されずに抜け止めを実現することができる。
さらに本実施形態のケーブル抜け止め機構1によれば、抜け止め機構によるロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、ストッパー12がケーブル2のコネクタ部分を押圧する固定力が自発的に上昇する構造を有している。すなわち、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、スプリング31による付勢、一対でハの字状をなしているスライドガイド32の向きなどによってストッパー12がケーブル2のコネクタ部分を押圧する固定力が自発的に上昇する。その結果、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、固定力が自発的に上昇するので、ケーブル2が意図せず抜けてしまう状況を抑制することができる。尚且つ抜け止め機構のロックを解除すれば、通常通りケーブル2を挿抜することができる。
(第1実施形態の変形例)
なお、本発明の第1実施形態によるケーブル抜け止め機構は上述した構造に限られず、様々な変更が可能である。図8は、本発明の第1実施形態によるケーブル抜け止め機構の変形例を説明するための断面図である。
図8のケーブル抜け止め機構では、図3に示されるケーブル抜け止め機構1のストッパーアッセンブリ10の機能を置き換えることが可能である。図8のケーブル抜け止め機構は、図3に示されるケーブル抜け止め機構のレバー11、ストッパー12、及びガイドピン13の代わりに、ストッパーボール14、ボールガイド33及びボールストッパー34を含んで構成される。ストッパーボール14は、球状のストッパーでボールガイド33に沿って移動が可能であり、図3のケーブル抜け止め機構1と同様にスプリング31で付勢される。ストッパーボール14の装置本体4の方向への移動は、ボールストッパー34で規制される。
図8のケーブル抜け止め機構によれば、抜け止めを有さないケーブルに対して構造変更や大規模な加工を行わずに、容易に抜け止め機構を後から追加することができる。また図8のケーブル抜け止め機構によれば、ケーブルのコネクタ部分のサイズに左右されずに抜け止めを実現することができる。
さらに図8のケーブル抜け止め機構によれば、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、ストッパーボール14がケーブル2のコネクタ部分を押圧する固定力が自発的に上昇する構造を有している。すなわち、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、スプリング31による付勢、スライドガイド32の向きなどによってストッパーボール14がケーブル2のコネクタ部分を押圧する固定力が自発的に上昇する。その結果、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、固定力が自発的に上昇するので、ケーブル2が意図せず抜けてしまう状況を抑制することができる。尚且つ抜け止め機構のロックを解除すれば、通常通りケーブル2を挿抜することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態によるケーブル抜け止め機構について、説明する。上述した第1実施形態では、固定ネジ43でガイドバー42に本体固定機構40の固定基部41を固定することとして説明したが、本発明の実施形態のケーブル抜け止め機構はこれに限られない。図9は、本発明の第2実施形態によるケーブル抜け止め機構を説明するための断面図である。第1実施形態のケーブル抜け止め機構と同様な要素に対しては同じ参照番号を付して、その詳細な説明を省略することとする。
本実施形態のケーブル抜け止め機構は、第1実施形態と同様に、装置本体4に設けられた装置側コネクタ3に挿入されるケーブル2の抜けを防止する機構である。
本実施形態のケーブル抜け止め機構は、図2に示す第1実施形態と同様に、ストッパーアッセンブリ、本体ハウジング、スライド機構、本体固定機構、及び本体固定用両面テープを含む。
本実施形態のストッパーアッセンブリは、第1実施形態と同様に、レバー11、ストッパー12、及びガイドピン13を含む。本実施形態の本体ハウジングは、第1実施形態と同様に、ハウジング先端部21、及びハウジング基部22を含む。本実施形態のスライド機構は、第1実施形態と同様に、スプリング31、及びスライドガイド32を含む。
本実施形態の本体固定機構は、固定基部41、ラッチ付きガイドバー44、及びラッチ45を含む。固定基部41には、長手方向に向かって貫通する穴が開いており、そこにラッチ付きガイドバー44が通っている。固定基部41は、ラッチ付きガイドバー44に沿って可動することが可能となっており、ラッチ付きガイドバー44の長さの範疇でケーブル抜け止め機構の操作者が自由に位置を動かすことが可能となっている。ラッチ45は固定基部41に固定されており、ラッチ45の表面の係合部がラッチ付きガイドバー44の表面に形成された複数の係合溝のいずれかと係合することにより、固定基部41の長手方向の位置が固定される。この機能によって第1実施形態と同様に、異なるサイズのケーブルに対しても、本実施形態のケーブル抜け止め機構で対応することが可能となっている。
(効果の説明)
本実施形態のケーブル抜け止め機構によれば、第1実施形態と同様に、抜け止めを有さないケーブルに対して構造変更や大規模な加工を行わずに、容易に抜け止め機構を後から追加することができる。また本実施形態のケーブル抜け止め機構によれば、第1実施形態と同様に、ケーブルのコネクタ部分のサイズに左右されずに抜け止めを実現することができる。
本実施形態のケーブル抜け止め機構によれば、ラッチ45とラッチ付きガイドバー44との組み合わせにより、固定基部41の長手方向の位置が固定され、異なるサイズのケーブルに対しても、本実施形態のケーブル抜け止め機構で対応することが可能である。
さらに本実施形態のケーブル抜け止め機構によれば、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、ストッパー12がケーブル2のコネクタ部分を押圧する固定力が自発的に上昇する構造を有している。すなわち、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、スプリング31による付勢、スライドガイド32の向きなどによってストッパー12がケーブル2のコネクタ部分を押圧する固定力が自発的に上昇する。その結果、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、固定力が自発的に上昇するので、ケーブル2が意図せず抜けてしまう状況を抑制することができる。尚且つ抜け止め機構のロックを解除すれば、通常通りケーブル2を挿抜することができる。
(第2実施形態の変形例)
なお、本発明の第2実施形態によるケーブル抜け止め機構は上述した構造に限られず、様々な変更が可能である。図8を参照して説明した、第1実施形態によるケーブル抜け止め機構の変形例の構成を、第2実施形態によるケーブル抜け止め機構に適用することも可能である。図10は、本発明の第2実施形態によるケーブル抜け止め機構の変形例を説明するための断面図である。
図10のケーブル抜け止め機構は、図9に示されるケーブル抜け止め機構のストッパーアッセンブリの機能を置き換えることが可能である。図10のケーブル抜け止め機構は、図9に示されるケーブル抜け止め機構のレバー11、ストッパー12、及びガイドピン13の代わりに、ストッパーボール14、ボールガイド33及びボールストッパー34を含んで構成される。ストッパーボール14は、球状のストッパーでボールガイド33に沿って移動が可能であり、図9のケーブル抜け止め機構と同様にスプリング31で付勢される。ストッパーボール14の装置本体4への移動はボールストッパー34で規制される。
図10のケーブル抜け止め機構によれば、抜け止めを有さないケーブルに対して構造変更や大規模な加工を行わずに、容易に抜け止め機構を後から追加することができる。また図10のケーブル抜け止め機構によれば、ケーブルのコネクタ部分のサイズに左右されずに抜け止めを実現することができる。
図10のケーブル抜け止め機構によれば、ラッチ45とラッチ付きガイドバー44との組み合わせにより、固定基部41の長手方向の位置が固定される。これにより、異なるサイズのケーブルに対しても、本実施形態のケーブル抜け止め機構で対応することが可能である。
さらに図10のケーブル抜け止め機構によれば、第1実施形態の変形例と同様に、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、ストッパーボール14がケーブル2のコネクタ部分を押圧する固定力が自発的に上昇する構造を有している。すなわち、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、スプリング31による付勢、スライドガイド32の向きなどによってストッパーボール14がケーブル2のコネクタ部分を押圧する固定力が自発的に上昇する。その結果、抜け止め機構のロックが有効な状態でケーブルを抜き去ろうとした場合、固定力が自発的に上昇するので、ケーブル2が意図せず抜けてしまう状況を抑制することができる。尚且つ抜け止め機構のロックを解除すれば、通常通りケーブル2を挿抜することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。上述した実施形態の説明では、ケーブル抜け止め機構をストッパー12が向かい合う様に2個配置して使用するとして説明したが、配置する個数は2個に限られず、ストッパー12が向かい合う様に配置した一組を2つの合計4個配置して使用してもよい。特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲に含まれることはいうまでもない。
10 ストッパーアッセンブリ
11 レバー
12 ストッパー
13 ガイドピン
14 ストッパーボール
20 本体ハウジング
21 ハウジング先端部
22 ハウジング基部
30 スライド機構
31 スプリング
32 スライドガイド
33 ボールガイド
40 本体固定機構
41 固定基部
42 ガイドバー
43 固定ネジ
44 ラッチ付きガイドバー

Claims (5)

  1. 装置本体に設けられた装置側コネクタに、コネクタ部分が嵌合した状態でケーブルを固定するケーブル抜け止め機構であって、
    前記装置側コネクタに前記ケーブルの前記コネクタ部分が嵌合した状態で、前記ケーブルの前記コネクタ部分を押圧するストッパーと、前記ストッパーの移動方向を規定するスライドガイドと、前記スライドガイドに沿って前記ストッパーを付勢するスプリングとを含む構造体が、前記装置側コネクタの近くで前記ストッパー同士が向き合うように少なくとも2個配置されている、
    ケーブル抜け止め機構。
  2. 前記配置された構造体の前記スライドガイドは、前記装置本体へ向かうにつれて離れるような向きに配置されている、
    請求項1に記載のケーブル抜け止め機構。
  3. 前記構造体を前記装置本体に固定する本体固定機構をさらに含む、
    請求項1又は請求項2に記載のケーブル抜け止め機構。
  4. 前記本体固定機構は、ガイドバーに沿って可動な固定基部、及び前記ガイドバーと固定基部とを固定する固定ねじを含む、
    請求項3に記載のケーブル抜け止め機構。
  5. 前記本体固定機構は、ラッチ付きガイドバーに沿って可動な固定基部、及び前記固定基部に固定されたラッチであって前記ラッチ付きガイドバーと係合することによって固定されるラッチを含む、
    請求項3に記載のケーブル抜け止め機構。
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