JP6996737B2 - 防煙垂壁 - Google Patents

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Description

この発明は、防煙シートを用いた防煙垂壁に関し、特に、防煙シートの弛み(撓みや皺も含む)を防止する技術に関する。
従来より、防煙シートを用いた防煙垂壁は、防煙シートの横幅方向の両端部を支持する横枠部を備えている。この横枠部は、防煙シートの端部に固定された可動部材と、部屋の壁面に設置され、可動部材を防煙シートの横幅方向に移動可能に保持する横枠部本体と、可動部材を防煙シートの横幅方向外側に付勢する巻きバネとを備えている(特許文献1,2)。
このような従来の防煙垂壁では、可動部材には、巻きバネを受けるための巻きバネ受部が設けられている。特許文献1に記載の防煙垂壁では、巻きバネ受部は、可動部材の上端部から防煙シートよりも上側に突出すると共に、可動部材の下端部から防煙シートよりも下側に突出している。このため、巻きバネの配置箇所は、防煙シートの上端側及び下端側に制限される。
従って、可動部材の横幅が細く剛性が低い場合は、可動部材の上下方向中央では、巻きバネによる防煙シートの横幅方向外側への付勢が十分に伝わらず、防煙シートの弛みを十分に取ることができない。この欠点を解消するために、可動部材の横幅を太くして剛性を高めると、横枠部が大型化し、デザイン性が悪くなる。また、巻きバネが防煙シートの上端側及び下端側に配置されるため、その分、横枠部の上下方向の長さが長くなったり、横枠部の下端部が防煙シートの下辺よりも下方に突出したりして、これらによっても、デザイン性が悪くなる。
また、上記の従来の防煙垂壁では、可動部材は、横枠部本体に対して、防煙シートの横幅方向に移動可能に保持されている。特許文献2に記載の防煙垂壁では、横枠部本体は、防煙シートの横幅方向内側に開いた正面視コの字形に形成され、その上辺部の下面及び下辺部の上面にはそれぞれ、それらの長手方向に沿った凹溝が設けられている。可動部材も、防煙シートの横幅方向内側に開いた正面視コの字形に形成されている。そして、可動部材の上辺部及び下辺部がそれぞれ横枠部本体の上辺部の下面の凹溝及び下辺部の上面の凹溝に摺動可能に嵌合することで、可動部材は、横枠部本体に対して、防煙シートの横幅方向に移動可能に保持されている。
従って、可動部材の上辺部及び下辺部の長さが短いと、可動部材が移動方向に傾き易くなり、この結果、可動部材の上辺部及び下辺部が横枠部本体の上辺部の凹溝内及び下辺部の凹溝内で突っ掛かり易くなって、可動部材が円滑に摺動できなくなる。この欠点を解消するために、可動部材の上辺部及び下辺部を長くすると、横枠部が大型化し、デザイン性が悪くなる。
特開2016-34308号公報 特許第5751943号
そこで、この発明は、横枠部本体に対する可動部材の摺動性能を確保すると共に防煙シートの上下方向全体に十分な張力を付与しつつ、横枠部をスリム化できる(即ちデザイン性を向上できる)防煙垂壁を提供することを目的とする。
この発明は、防煙シートと、部屋の天井面に設置され、前記防煙シートの上部を支持する上枠部と、前記部屋の壁面に設置され、前記防煙シートにおける横幅方向の両端部を支持する一対の横枠部とを備え、前記一対の横枠部の少なくとも一方は、前記防煙シートが挿通する開口部を有する横枠ケースと、前記防煙シートにおける横幅方向の一端部に固定され、前記横枠ケースの内部に、前記防煙シートの横幅方向に移動可能に収容された可動部材と、前記可動部材を前記防煙シートの横幅方向外側に付勢する付勢部材とを備え、前記可動部材は、両側主面のうちの一方主面側が前記横枠ケースの内部空間における前記防煙シートの一方主面側と同側の内側面上に摺動可能に配置された摺動壁部と、前記摺動壁部の両側主面のうちの他方主面に立設され、前記付勢部材の端部が配置される付勢部材受部とを備え、前記摺動壁部は、2分割された2つの分割体で構成され、前記2つの分割体の間に、前記防煙シートの端部が狭持され、前記防煙シートの前記一端部は、前記2つの分割体の間から引き出されて、前記横枠ケースの内部空間の内面に当接している防煙垂壁である。
なお、付勢部材受部は、摺動壁部の長手方向全体に連続的に設けられてもよく、摺動壁部の長手方向において付勢部材の配置箇所だけに設けられてもよい。また、付勢部材は、可動部材を引っ張ることで付勢してもよく、押すことで付勢してもよい。
また、防煙シートの端部とは、防煙シートの先端に限定するものではなく、防煙シートの先端から一定距離後退した所までの範囲である。
この構成により、横枠ケースに対する可動部材の摺動性能を確保すると共に防煙シートの上下方向全体に十分な張力を付与しつつ、横枠部をスリム化することができる。
より詳細には、付勢部材受部は、摺動壁部の両側主面のうちの他方主面に立設されているため、付勢部材の配置箇所は、防煙シートの上側及び下側に制限されず、防煙シートの上下方向の任意箇所に任意個数設けることができる。これにより、防煙シートの上下方向全体に十分な張力が作用するように、適宜個数の付勢部材を防煙シートの上下方向に互いに適宜間隔を空けて配置することができる。即ち、防煙シートの上下方向全体に適度な張力を付与するために、可動部材の横幅を太くする必要がなく、可動部材を比較的細くして横枠部をスリム化することができる。換言すれば、防煙シートの上下方向全体に十分な張力を付与しつつ、横枠部をスリム化することができる。
また、可動部材は、摺動壁部の両側主面のうちの一方主面側が横枠ケースの内部空間の内側面に摺動可能に配置された状態で横枠ケース内に配置されることで、横枠ケースに横方向に移動可能に保持されている。このため、可動部材の横幅(即ち摺動壁部の横幅)が短くても、可動部材が横方向に移動する際、横枠ケースの内側面に突っ掛かることはない。即ち、横枠ケースに対する可動部材の摺動性能を確保しつつ、横枠部をスリム化することができる。
また、付勢部材受部は、摺動壁部の片面側だけに設けられる。即ち、付勢部材は、防煙シートの片面側だけに配置される。このため、横枠部の厚さを薄くでき、これによっても、横枠部をスリム化することができる。
また、前記摺動壁部は、2分割された2つの分割体で構成され、前記2つの分割体の間に、前記防煙シートの端部が狭持されているため、防煙シートを折り曲げずに可動部材に固定でき、これにより、防煙シートの弛みを抑制することができる。
また、前記防煙シートの前記一端部は、前記2つの分割体の間から引き出されて、前記横枠ケースの内部空間の内面に当接しているため、防煙シートによって、横枠ケースの内部空間を防煙シートの一方主面側と他方主面側とに仕切ることができる。この結果、火災時などで発生した煙が、横枠ケースの内部空間を通って、防煙シートの一方主面側から他方主面側に流れることを防止できる。
また、この発明の態様として、前記2つの分割体の間から引き出された前記防煙シートの前記一端部は、前記摺動壁部の摺動面と前記横枠ケースの内側面との間に挿入されてもよい。
この構成により、防煙シートによって、より確実に、横枠ケースの内部空間を防煙シートの一方主面側と他方主面側とに仕切ることができる。
また、この発明の態様として、前記摺動壁部の摺動面と前記横枠ケースの内側面との間に挿入された前記防煙シートの前記一端部は、その挿入側の反対側において、前記摺動壁部の前記摺動面と前記横枠ケースの前記内側面との間から引き出されてもよい。
この構成により、防煙シートによって、より一層確実に、横枠ケースの内部空間を防煙シートの一方主面側と他方主面側とに仕切ることができる。また、摺動壁部と横枠ケースとの間の摺動部分全体に防煙シートが介在するため、防煙シートによって、摺動壁部の摺動性能を向上することができる。
また、この発明の態様として、前記横枠ケースを第1横枠ケースとし、前記開口部を前記第1開口部とし、前記可動部材を第1可動部材とし、前記摺動壁部を第1摺動壁部とし、前記一対の横枠部のうちの他方は、前記防煙シートが挿通する第2開口部を有する第2横枠ケースと、前記防煙シートにおける横幅方向の他端部に固定され、前記第2横枠ケースの内部に、前記防煙シートの横幅方向に移動可能に収容された第2可動部材とを備え、前記第2可動部材は、両側主面のうちの一方主面側が前記第2横枠ケースの内部空間における前記防煙シートの一方主面側と同側の内側面上に摺動可能に配置された第2摺動壁部と、前記第2摺動壁部の両側主面のうちの他方主面に立設され、螺孔が設けられたボルト支持部と、前記ボルト支持部の前記螺孔に螺挿された位置調整ボルトとを備え、前記位置調整ボルトは、前記ボルト支持部における前記防煙シートの横幅方向内側に突出して、前記防煙シートの横幅方向内側への移動が規制されてもよい。
この構成により、位置調整ボルトを回転させることで、ボルト支持部に対する位置調整ボルトの一端部の突出量を調整でき、これにより、第2横枠ケース内での第2可動部材の横方向の位置を調整でき、この結果、防煙シートの横幅方向の張力を調整することができる。
また、この発明の態様として、前記上枠部と前記横枠部とが交差する角部に設けられたL字金具を備え、前記L字金具は、横片部と縦片部とがL字状に連結しており、前記横片部が前記上枠部に固定され、前記縦片部が前記横枠部に固定されてもよい。
この構成により、L字金具によって横枠部を部屋の壁面に押し付けて、横枠部と壁面との隙間を無くすことができる。これにより、火災時に発生した煙が、横枠部と壁面との隙間を通って、防煙シートの一方主面側から他方主面側に流れることを防止することができる。なお、L字金具の横片部と縦片部とで形成される凹角部に、横片部と縦片部の直交状態を補強するための補強リブが設けられてもよい。
また、この発明の態様として、前記上枠部と前記横枠部とが交差する角部に設けられたL字板バネを備え、前記L字板バネは、横片部と縦片部とがL字状に連結しており、前記横片部が前記上枠部に固定され、前記縦片部が前記横枠部の外側壁部に固定され、前記横枠部は、前記L字板バネによって、前記防煙シートの横幅方向外側に付勢されてもよい。
この構成により、L字状板バネによって横枠部を部屋の壁面に押し付けて、横枠部と壁面との隙間を無くすことができる。これにより、火災時などで発生した煙が、横枠部と壁面との隙間を通って、防煙シートの一方主面側から他方主面側に流れることを防止することができる。
また、この発明の態様として、前記上枠部は、一列に並んだ複数の区間上枠部で構成され、前記防煙シートは、前記複数の区間上枠部に対応した複数の区間防煙シートで構成され、隣合う前記区間上枠部の間から垂下型横枠部が垂下され、前記各区間防煙シートの上部は、対応する前記区間上枠部によって支持され、前記各区間防煙シートの横幅方向の一端部は、対応する前記区間上枠部の一端部に隣接配置した前記横枠部又は前記垂下型横枠部で支持され、前記各区間防煙シートの横幅方向の他端部は、対応する前記区間上枠部の他端部に隣接配置した前記横枠部又は前記垂下型横枠部によって支持されてもよい。
この構成により、防煙シートは、その長手方向の途中で、垂下型横枠部で中継されて支持されるため、防煙シートの横幅が比較的長めである場合でも、防煙シートの横幅方向に十分な張力を与えることができる。
この発明によれば、横枠部本体に対する可動部材の摺動性能を確保すると共に防煙シートの上下方向全体に十分な張力を付与しつつ、横枠部をスリム化できる防煙垂壁を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る防煙垂壁を示す正面図。 防煙垂壁の内部を透視した正面図。 図1のA-A断面図。 図1のB-B断面図。 図1のC-C断面図。 (a)防煙シートの端部が横枠部の内面に当接した場合の変形例を示す断面図、(b)防煙シートの端部が第1可動部材の摺動面と横枠部の内面との間に挿入された場合の変形例を示す断面図、(c)防煙シートの端部が第1可動部材の摺動麺と横枠部の内面との間から引き出された場合の変形例を示す断面図。 上枠部と横枠部とで構成される角部にL字金具が設けられた場合の変形例を示す透視正面図。 上枠部と横枠部とで構成される角部にL字板バネが設けられた場合の変形例を示す透視正面図。 上枠部の長手方向の途中に垂下型横枠部が追加された場合の変形例を示す正面図。
<実施形態>
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1~図5を参照して、この実施形態に係る防煙垂壁1について説明する。なお、図3~図5において矢印で示された「前側」「後側」「上側」「下側」は、防煙シート2の前側、後側、上側及び下側を示し、「内側」「外側」は、防煙シートの横幅方向の内側及び外側を示している。なお、下記の説明で、単に「横幅方向」と記載したときは、防煙シート2の横幅方向を意味する。
防煙垂壁1は、建物の部屋の天井から垂下されて防煙区画を形成することで、火災時などに発生する煙が拡散することを防止するものである。図1に示すように、防煙垂壁1は、防煙シート2と、部屋の天井面3に設置され、防煙シート2の上部を支持する上枠部4と、部屋の壁面5a,5bに設置され、防煙シート2における横幅方向の両端部を支持する一対の横枠部6,7とを備えている。
この実施形態では、各横枠部6,7における横幅方向内側の側面の上部が上枠部4における横方向の端部に隣接することで、各横枠部6,7は、上枠部4に対して直交して配置している。
また、図2に示すように、この実施形態では、上枠部4の両側に配置された横枠部6,7のうち、一方の横枠部6は、張力付与型の横枠部であり、防煙シート2の横幅方向の一端部に固定された第1可動部材61を、付勢部材63で自動的に横枠部6の横幅方向外側に付勢することで、防煙シート2の弛みを抑制する。
他方の横枠部7は、張力調整型の横枠部であり、防煙シート2の横幅方向の他端部に固定された第2可動部材71の横方向の位置を位置調整ボルトN15で調整することで、防煙シート2の弛みを抑制する。即ち、他方の横枠部7において位置調整ボルトN15で防煙シート2の弛みを概略的に調整し、一方の横枠部6において付勢部材63で最適な張力に自動的に抑制する。
<防煙シート2>
図2に示しように、防煙シート2は、例えば不燃性及び透明性を有するシート状の部材であり、例えば横長の矩形に形成されている。防煙シート2の上端部には、上枠部4に連結するための貫通孔2aが設けられている。貫通孔2aは、防煙シート2の横幅方向に沿って互いに間隔を空けて複数設けられている。防煙シート2の横幅方向の両端部にはそれぞれ、横枠部6に連結するための貫通孔2b,2cが設けられている。貫通孔2b,2cは、防煙シート2の上下方向に互いに間隔を空けて複数設けられている。
<上枠部4>
図3に示すように、上枠部4は、防煙シート2の上部に固定されるシート上部固定部品41と、天井面3に設置されてシート上部固定部品41を保持する上部レール42とを備えている。
シート上部固定部品41は、防煙シート2の上部において、横幅方向に沿って互いに間隔を空けて複数設けられている(図2参照)。シート上部固定部品41は、防煙シート2の上部を狭持する例えば金属製のクリップとして構成されている。より詳細には、シート上部固定部品41は、防煙シート2をその両主面側から狭持する2枚の板部41a,41bを有している。
各板部41a,41bは、例えば正面視矩形の弾性を有する平板状である。各板部41a,41bは、互いに間隔(例えば防煙シート2の厚さ分)を空けて対向配置している。各板部41a,41bの上端部は、例えば略U字状又は略V字状に一体的に連結されている。各板部41a,41bの下端部には、各板部41a,41bの対向方向外側に張り出すようにフランジ部41c,41dが延設されている。一方のフランジ部41dの張出量は、他方のフランジ部41cの張出量よりも短くなっている。
各板部41a,41bの主面の所定箇所(例えば中央)にはそれぞれ、貫通孔41e,41fが設けられている。各板部41a,41bの貫通孔41e,41fは、互いに重なるように配置されている。一方の板部41aの貫通孔41eは、例えば螺孔であり、他方の板部41bの貫通孔41fは、例えば非螺孔である。
このように構成されたシート上部固定部品41は、下記のように、防煙シート2の上部に固定される。即ち先ず、各板部41a,41bの間に防煙シート2の上部が挿入される。この挿入状態では、防煙シート2の上部の貫通孔2aと、シート上部固定部品41の各板部41a,41bの貫通孔41e,41fとは、互いに連通している。そして、ボルトN1が、板部41bの貫通孔(非螺孔)41f及び防煙シート2の貫通孔2aをこの順に挿通されて、板部41aの貫通孔(螺孔)41eに螺入される。そして、各板部41a,41bが防煙シート2の上部を強く狭持するまで、ボルトN1が板部41aの貫通孔(螺孔)41eに螺入される。
このように、防煙シート2の上部にシート上部固定部品41が固定される。同様に、防煙シート2の上部の各貫通孔2a毎にシート上部固定部品41が固定される。この結果、防煙シート2の上部には、その横幅方向に沿って例えば等間隔に、複数のシート上部固定部品41が固定される。
図3に示すように、上部レール42は、内部が中空で横長の棒状に形成されている。上部レール42の内部空間は、上部レール42における長手方向の両端で外部に開放している。上部レール42における長手方向に直交した断面形状は、例えば矩形の枠状に形成されており、上壁部42a、前壁部42b、後壁部42c及び底壁部42dを有している。底壁部42dには、防煙シート2の上部を上部レール42内に取り込むための第1開口部42eが設けられている。
第1開口部42eは、上部レール42の長手方向に沿ったスリット状に形成されており、底壁部42dにおける長手方向の一端部から他端部まで形成されている。第1開口部42eは、例えば、底壁部42dの一対の長辺のうちの一方の長辺側(例えば後壁部42c)に偏った箇所に設けられている。即ち、底壁部42dは、第1開口部42eによって幅広部分42d1と幅狭部分42d2とに2分割されている。
より詳細には、上部レール42は、上部レール本体421と上部レールカバー422とに2分割構成されている。
上部レール本体421は、上部レール42のうち、上壁部42a、後壁部42c、及び、底壁部42dの幅狭部分42d2を備えている。上壁部42aには、上部レール本体421を天井面3に固定するための貫通孔42fが設けられている。貫通孔42fは、例えば、上壁部42aにおける長手方向に沿って互いに互いに間隔を空けて複数設けられている。上壁部42aの下面の前縁部には、上部レールカバー422が連結される連結壁42gが下方に向けて立設されている。連結壁42gには、上部レールカバー422と連結するための螺孔42hが貫通状に設けられている。螺孔42hは、例えば、連結壁42gにおいて横方向に互いに間隔を空けて複数設けられている。
上部レールカバー422は、上部レール42のうち、前壁部42b、及び、底壁部42dの幅広部分42d1を備えている。前壁部42bには、上部レール本体421と連結するための貫通孔42iが設けられている。貫通孔42iは、上部レール本体421の螺孔42hと同数設けられている。各貫通孔42iはそれぞれ、各螺孔42hに対応する位置(即ち各螺孔42hに重なる位置)に設けられている。
このように構成された上枠部4は、下記のように天井面3に設置される。先ず、ネジN2が上壁部42aの貫通孔42fを挿通して天井面3に螺入されることで、上部レール本体421が天井面3に固定される。そして、上部レールカバー422が上部レール本体421に組み合わされる。この組合状態では、前壁部42bが連結壁42gの外側に重なり、且つ前壁部42bの貫通孔42iと連結壁42gの螺孔42hとが相互に連通している。そして、ネジN3が外側から上部レールカバー422の貫通孔42iを通じて上部レール本体421の螺孔42hに螺入されることで、上部レールカバー422が上部レール本体421に固定される。このように、天井面3に上部レール42が固定される。そして、上部レール42の端部開口から内部空間に、防煙シート2の上部に固定された各シート上部固定部品41が収容される。このように、上枠部4が天井面3に設置される。
この設置状態では、防煙シート2の上部が上部レール42の開口部42eから上部レール42の内部に取り込まれており、各シート上部固定部品41は、防煙シート2の当該上部に固定されている。そして、各シート上部固定部品41の各板部41a,41bは、底壁部42dに対して垂直に配置しており、各シート上部固定部品41の各フランジ部41c,41dはそれぞれ、底壁部42dの幅広部分42d1及び幅狭部分42d2の各々の上面に当接している。この結果、各シート上部固定部品41は、第1開口部42eから上部レール42の外部に脱落することなく、防煙シート2と共に上部レール42の長手方向に移動可能に、上部レール42の内部に収容されている。このように、上枠部4は、防煙シート2の上部を支持している。
<一方の横枠部6>
図4に示すように、一方の横枠部6は、防煙シート2における横幅方向の一端部に固定される第1可動部材61(可動部材)と、部屋の壁面5aに設置されて第1可動部材61を保持する第1横枠ケース62(横枠ケース)と、第1可動部材61を防煙シート2の横幅方向外側に付勢する付勢部材(例えば巻きバネ)63とを備えている。以下、巻きバネ63とも記載する。
第1可動部材61は、縦長に形成され、その長手方向に直交する断面が略L字状に形成されている。より詳細には、第1可動部材61は、縦長矩形の平板状の第1摺動壁部611(摺動壁部)と、第1摺動壁部611の一方主面に立設され、付勢部材63の一端部を受ける付勢部材受部612とを備えている。
第1摺動壁部611は、第1横枠ケース62の内部の内側面(例えば後述の後壁部62dの内側主面)に、第1横枠ケース62の横方向に摺動可能に当接するものであり、第1摺動壁部611の他方主面が摺動面611aになっている。第1摺動壁部611は、防煙シート2の上下方向の長さと同程度の縦長の平板状に形成されている。第1摺動壁部611は、その厚さ方向に2分割された第1分割体613と第2分割体614とで構成されている。
第1分割体613及び第2分割体614はそれぞれ、例えば縦長矩形の平板状に形成されている。第1分割体613及び第2分割体614にはそれぞれ、互いを締結するための貫通孔613a,614aが設けられている。各貫通孔613a,614aはそれぞれ、第1分割体613及び第2分割体614において、互いに重なる位置(例えば主面の中央)に、厚さ方向に沿って貫通状に設けられている。第1分割体613の外側主面(即ち摺動面611a)には、第1分割体613及び第2分割体614を締結するためのボルトN6の頭部が収容される凹部613bが設けられており、その凹部613bの底面に貫通孔613aが設けられている。
このように構成された第1可動部材61は、下記のように、防煙シート2における横幅方向の一端部に固定される。先ず、第1分割体613と第2分割体614との間に、防煙シート2の一端部が挟み込まれる。この状態で、ボルトN6が順に第1分割体513の貫通孔613a、防煙シート2の横幅方向の一端部の貫通孔2b、及び、第2分割体614の貫通孔614aに挿通されて、ナットN7に締結される。この結果、第1分割体613と第2分割体614との間に、防煙シート2の一端部が狭持されて固定される。
この固定状態では、ボルトN6の頭部は、凹部613b内において摺動面611aよりも内側に収容されている。また、防煙シート2は、第1摺動壁部611における横幅方向内側の端部から引き出されている。
付勢部材受部612は、例えば平板状に形成され、第1摺動壁部611における横幅方向内側の端部から第1摺動壁部611の一方主面側(即ち前側)に向かって突出している。付勢部材受部612は、第1摺動壁部611の上端部から下端部に亘って設けられている。付勢部材受部612には、貫通孔612aが設けられている。貫通孔612aには、巻きバネ63を支持するための支持棒SBが挿通方向に移動可能に挿通されている。
支持棒SBの一端部(即ち防煙シート2の横幅方向内側の端部)には、例えば円板形のフランジ部SB1が設けられている。フランジ部SB1は、巻きバネ63の内径よりも大きい外径を有しており、支持棒SBの外周側に張り出している。支持棒SBの他端部(即ち防煙シート2の横幅方向外側の端部)には、ナットSB2が螺着されており、支持棒SBが貫通孔612aから脱落することが防止されている。巻きバネ63は、付勢部材受部612と支持棒SBのフランジ部SB1との間に挟まれた状態で配置されると共に、支持棒SBの外周に配置されている。
この結果、巻きバネ63は、支持棒SBにより付勢部材受部612の所定箇所に保持されている。この実施形態では、巻きバネ63は、例えば、付勢部材受部612において上部から一定距離下がった箇所と、下部から一定距離上がった箇所の計2カ所に保持されている。これにより、最低限の個数(2個)の巻きバネ63で、防煙シート2の上下方向全体に十分な張力が作用させることができる。そして、支持棒SBが貫通孔612a内を挿通移動して、フランジ部SB1と付勢部材受部612との間隔が縮まると、巻きバネ63が弾性圧縮され、巻きバネ63の弾性反発力によって付勢部材受部612及びフランジ部SB1がそれらの離間方向に付勢される。
図4に示すように、第1横枠ケース62は、内部が中空で縦長のケース状に形成されている。第1横枠ケース62における長手方向に直交した断面形状は、例えば矩形の枠状に形成されており、前壁部62a、外側壁部62b、内側壁部62c及び後壁部62dを有している。内側壁部62cには、防煙シート2における横幅方向の一端部を第1横枠ケース62内に取り込むための第1開口部62e(開口部)が設けられている。
第1開口部62eは、第1横枠ケース62の長手方向に沿ったスリット状に形成されており、内側壁部62cにおける長手方向の上端部から下端部まで形成されている。第1開口部42eは、例えば、内側壁部62cの一対の長辺のうちの一方の長辺側(例えば後壁部62d側)に偏った箇所に設けられている。即ち、内側壁部62cは、第1開口部42eによって幅広部分62c1と幅狭部分62c2とに2分割されている。
より詳細には、第1横枠ケース62は、第1ケース本体621と第1カバー622とに2分割構成されている。
第1ケース本体621は、第1横枠ケース62のうち、外側壁部62b、内側壁部62cの幅狭部分62c2、及び、後壁部62dを備えている。外側壁部62bには、第1ケース本体621を部屋の壁面5aに固定するための貫通孔62fが設けられている。貫通孔62fは、外側壁部62bの上下方向に沿って互いに間隔を空けて複数設けられている。外側壁部62bの前縁部には、第1カバー622が連結される連結壁62gが内側壁部62cに向かって立設されている。連結壁62gには、第1カバー622と連結するための螺孔62hが貫通状に設けられている。螺孔62hは、連結壁62gにおいて上下方向に互いに間隔を空けて複数配置されている。
第1カバー622は、第1横枠ケース62のうち、前壁部62a、及び、内側壁部62cの幅広部分62c1を備えている。前壁部62aには、第1ケース本体621と連結するための貫通孔62iが設けられている。貫通孔62iは、第1ケース本体621の螺孔62hと同数設けられている。各貫通孔62iはそれぞれ、各螺孔62hに対応する位置(即ち各螺孔62hに重なる位置)に設けられている。
このように構成された横枠部6は、下記のように壁面5aに設置される。先ず、ネジN9が外側壁部62bの貫通孔62fを挿通して壁面5に螺入されることで、第1ケース本体621が壁面5aに固定される。そして、第1ケース本体621内に、防煙シート2の一端部に固定された第1可動部材61が収容される。そして、第1カバー622が第1ケース本体621に組み合わされる。この組合状態では、前壁部62aが連結壁62gの外側に重なり、且つ前壁部62aの貫通孔62iと連結壁62gの螺孔62hとが相互に連通している。そして、ネジN11が外側から貫通孔62iを通じて螺孔62hに螺入されることで、第1カバー622が第1ケース本体621に固定される。このように、横枠部6が壁面5aに設置される。
この設置状態では、防煙シート2における横幅方向の一端部は、第1横枠ケース62の第1開口部62eから第1横枠ケース62の内部に取り込まれており、第1可動部材61は、防煙シート2の当該一端部に固定されている。第1可動部材61の第1摺動壁部611の摺動面611aは、第1横枠ケース62の内面(例えば後壁部62dの内側主面、即ち防煙シート2の一方主面側と同側の内面)に、第1横枠ケース62の横方向(即ち防煙シート2の横幅方向)に摺動可能に当接している。第1可動部材61の付勢部材受部612は、防煙シート2の他方主面側に突出して第1横枠ケース62の反対側の内面(例えば前壁部62aの内側主面)に隣接している。巻きバネ(付勢部材)63は、付勢部材受部612と第1横枠ケース62の内側壁部62cとの間に配置され、付勢部材受部612を防煙シート2の横幅方向外側に付勢している。
この結果、第1可動部材61は、第1横枠ケース62内において防煙シート2の横幅方向に移動可能に収容されており、巻きバネ63によって防煙シート2の横幅方向外側に付勢されることで、防煙シート2にその横幅方向外側への張力を付与している。このように、横枠部6は、防煙シート2にその横幅方向外側への張力を付与した状態で壁面5aに設置されている。
<他方の横枠部7>
図5に示すように、他方の横枠部7は、一方の横枠部6において、付勢部材63及び支持棒SBを省略し、位置調整ボルトN15を追加したものに相当する。他方の横枠部7は、第2可動部材71と、第2横枠ケース72とを備えている。第2可動部材71は、第2摺動壁部711と、ボルト支持部712とを備えている。
第2摺動壁部711は、一方の横枠部6の第1摺動壁部611と同様に構成されており、第3分割体713と第4分割体714とを備えている。第3分割体713及び第4分割体714の間に、防煙シート2における横方向の他端部が挟まれた状態で、ボルトN13が第3分割体713の貫通孔713a、防煙シート2の他端部の貫通孔2b、及び、第4分割体714の貫通孔714aを順に挿通してナットN14に締結される。これにより、第2可動部材71に防煙シート2の当該他端部が固定されている。
ボルト支持部712には、その厚さ方向に貫通状に螺孔712aが設けられており、その螺孔712aには、第2横枠ケース72内での第2可動部材71における横方向の位置を調整するための位置調整ボルトN15が螺入されている。螺孔712aは、ボルト支持部712の厚さよりも長いナットがボルト支持部712に厚さ方向に貫通状に設けられることで、ボルト支持部712の厚さよりも長く形成されている。これにより、螺孔712aによって位置調整ボルトN15をぐらつくことなく支持することができる。なお、螺孔712aは、ボルト支持部712の厚さと同じ長さでもよい。
位置調整ボルトN15は、ボルト支持部712の上下方向の適宜箇所に設けられている。この実施形態では、位置調整ボルトN15は、ボルト支持部712において上部から一定距離下がった箇所と、下部から一定距離上がった箇所の計2カ所に設けられている。これにより、最低限の個数(2個)の位置調整ボルトN15で、防煙シート2の上下方向全体に十分な張力が作用させることができる。
位置調整ボルトN15は、防煙シート2の横幅方向の内側から螺孔712aが螺入されており、ボルト支持部712において防煙シート2の横幅方向の内側に突出している。位置調整ボルトN15の一端部(例えば頭部)が第2横枠ケース72の内側壁部72cの内側主面に当接することで、位置調整ボルトN15の突出量に応じて、第2横枠ケース72内での第2可動部材71における横方向の位置が調整される。位置調整ボルトN15の突出量は、位置調整ボルトN15の螺孔712aへの螺入量を調整することで可能である。なお、位置調整ボルトN15の一端部が第2横枠ケース72の内側壁部72cの内側主面に当接することで、位置調整ボルトN15は、第2横枠ケース7内での防煙シート2の横幅方向内側への移動が規制されている。
第2横枠ケース72は、一方の横枠部6の第1横枠ケース62と同様に形成されており、第2ケース本体721と第2カバー722とを備えている。第2ケース本体721は、一方の横枠部6の第1ケース本体621と同様に、外側壁部72b、内側壁部72cの幅狭部分72c2、後壁部72d、及び、連結壁72gを備えている。第2カバー722は、一方の横枠部6の第1カバー622と同様に、前壁部72a、及び、内側壁部72cの幅広部分72c1を備えている。幅広部分72c1には、位置調整ボルトN15と対向する位置に、位置調整ボルトN15の螺入量を調整するための器具(ドライバなど)を挿通可能な開口部72jが設けられている。
他方の横枠部7は、一方の横枠部6と同様に、壁面5bに設置される。即ち、ネジN16が外側壁部72bの貫通孔72fを挿通して壁面5bに螺入されることで、第2ケース本体721が壁面5aに固定される。そして、第2ケース本体721内に、防煙シート2の他端部に固定された第2可動部材71が収容される。そして、第2カバー722が第2ケース本体721に組み合わされる。この状態で、ネジN17が外側から前壁部72aの貫通孔72iを通じて連結壁72gの螺孔72hに螺入されることで、第2カバー722が第2ケース本体721に固定される。このように、他方の横枠部7は壁面5bに設置される。
この設置状態では、防煙シート2における横幅方向の他端部は、第2横枠ケース72の第2開口部72eから第2横枠ケース72の内部に取り込まれており、第2可動部材71は、防煙シート2の当該他端部に固定されている。第2可動部材71の第2摺動壁部711の摺動面711aは、第2横枠ケース72の内面(例えば後壁部72dの内側主面、即ち防煙シート2の一方主面側と同側の内面)に、第2横枠ケース72の横方向(即ち防煙シート2の横方向)に摺動可能に当接している。ボルト支持部712は、防煙シート2の他方主面側に突出して第2横枠ケース72の反対側の内面(例えば前壁部72aの内側主面)に隣接している。ボルト支持部712に螺入された位置調整ボルトN15の一端部(例えば頭部)は、第2横枠ケース72の内側壁部72cの内側主面に当接している。これにより、位置調整ボルトN15の突出量に応じて、第2横枠ケース72内での第2可動部材71の横方向の位置が調整されている。
この結果、第2可動部材71は、第2横枠ケース72内において防煙シート2の横幅方向に移動可能に収容されており、位置調整ボルトN15によって位置調整ボルトN15の突出量に応じた幅方向の位置に支持されることで、防煙シート2に作用する横幅方向外側への張力を調整している。このように、他方の横枠部7は、防煙シート2に作用する横幅方向外側への張力を調整可能に壁面5bに設置されている。
<主要な効果>
以上、この実施形態に係る防煙垂壁1によれば、防煙シート2と、部屋の天井面3に設置され、防煙シート2の上端を支持する上枠部4と、部屋の壁面5に設置され、防煙シート2における横幅方向の両端部を支持する一対の横枠部6,7とを備え、一対の横枠部6,7の少なくとも一方は、防煙シート2が挿通する第1開口部42eを有する第1横枠ケース62と、防煙シート2における横幅方向の一端部に固定され、第1横枠ケース62の内部に、防煙シート2の横幅方向に移動可能に収容された第1可動部材61と、第1可動部材61を防煙シート2の横幅方向外側に付勢する付勢部材63とを備え、第1可動部材61は、両側主面のうちの一方主面側が第1横枠ケース62の内部空間における防煙シート2の一方主面側と同側の内側面上に摺動可能に配置された第1摺動壁部611と、第1摺動壁部611の両側主面のうちの他方主面に立設され、付勢部材63の端部が配置される付勢部材受部612とを備えている。
この構成により、第1横枠ケース62に対する第1可動部材61の摺動性能を確保すると共に防煙シート2の上下方向全体に十分な張力を付与しつつ、横枠部6をスリム化することができる。
より詳細には、付勢部材受部612は、第1摺動壁部611の両側主面のうちの他方主面に立設されている。従って、付勢部材63の配置箇所は、防煙シート2の上側及び下側に制限されず、防煙シート2の上下方向の任意箇所に任意個数設けることができる。
これにより、防煙シート2の上下方向全体に十分な張力が作用するように、適宜個数の付勢部材63を防煙シート2の上下方向に互いに適宜間隔を空けて配置することができる。なお、この実施形態では、付勢部材63は、一例として、防煙シート2の上部から一定距離下がった箇所と下部から一定距離上がった箇所の計2箇所に配置されている。
従って、防煙シート2の上下方向全体に適度な張力を付与するために、第1可動部材61の横幅を太くする必要がなく、第1可動部材61を比較的細くして横枠部6,7をスリム化することができる。換言すれば、防煙シート2の上下方向全体に十分な張力を付与しつつ、横枠部6をスリム化することができる。
また、第1可動部材61は、その縦長の第1摺動壁部611の両側主面のうちの一方主面側が第1横枠ケース62の内部空間の内側面に摺動可能に配置された状態で第1横枠ケース62内に配置されることで、第1横枠ケース62に横方向に移動可能に保持されている。このため、第1可動部材61の横幅(即ち第1摺動壁部611の横幅)が短くても、第1可動部材61が横幅方向に移動する際、第1横枠ケース62の内側面に突っ掛かることはない。即ち、第1横枠ケース62に対する第1可動部材61の摺動性能を確保しつつ、横枠部6をスリム化することができる。
また、付勢部材受部612は、第1摺動壁部611の片面側だけに設けられる。即ち、付勢部材63は、防煙シート2の片面側だけに配置される。このため、横枠部6の厚さを薄くでき、これによって、横枠部6を一層スリム化することができる。
また、第1摺動壁部611は、その厚さ方向に2分割されて構成され、その2つの分割体613,614の間に、防煙シート2の端部が狭持されるため、防煙シート2を折り曲げずに第1可動部材61に固定でき、防煙シート2の弛みを抑制することができる。
また、一対の横枠部6,7のうちの他方(即ち横枠部7)は、防煙シート2が挿通する第2開口部72eを有する第2横枠ケース72と、防煙シート2における横幅方向の他端部に固定され、第2横枠ケース72の内部に、防煙シート2の横幅方向に移動可能に収容された第2可動部材71と、第2可動部材71は、両側主面のうちの一方主面側が第2横枠ケース72の内部空間における防煙シート2の一方主面側と同側の内側面上に摺動可能に配置された第2摺動壁部711と、第2摺動壁部711の両側主面のうちの他方主面に立設され、螺孔712aが設けられたボルト支持部712と、ボルト支持部712の螺孔712aに螺挿された位置調整ボルトN15とを備え、位置調整ボルトN15の一端部は、ボルト支持部712における防煙シート2の横幅方向内側に突出して、第2横枠ケース72の内部空間の内面に当接することで防煙シート2の横幅方向内側への移動が規制されている。このため、位置調整ボルトN15を回転させることで、ボルト支持部712からの位置調整ボルトN15の突出量を調整でき、これにより、第2横枠ケース72内でのボルト支持部712の横方向の位置を調整でき、この結果、防煙シート2の横幅方向の張力を調整することができる。
<変形例1>
図6(a)に示すように、上記の実施形態において、防煙シート2における横幅方向の一端部2tは、一方の横枠部6の第1摺動壁部611を構成する2つの分割体613,614の間から引き出されて、第1横枠ケース62の内部空間の内面(例えば外側壁部62bの内側主面)に当接させてもよい。この場合、防煙シート2は、腰(弾性)を有することが望ましい。この腰により、防煙シート2の一端部2tを第1横枠ケース62の内面に十分に強い力で当接させることができる。
この構成により、防煙シート2によって、第1横枠ケース62の内部空間を防煙シート2の一方主面側と他方主面側とに仕切ることができる。この結果、火災時などで発生した煙が、第1横枠ケース62の内部空間を通って、防煙シート2の一方主面側から他方主面側に流れることを防止できる。
更に図6(b)に示すように、防煙シート2の一端部2tは、2つの分割体613,614の間から引き出されて、第1摺動壁部611の摺動面611aと第1横枠ケース62の内側面(例えば後壁部62dの内側主面)との間に挿入されてもよい。この構成により、防煙シート2の一端部2tが第1摺動壁部611の摺動面611aと第1横枠ケース62の内側面とで狭持されるため、第1摺動壁部611がどの位置にあっても摺動中でも、防煙シート2の一端部2tを確実に第1横枠ケース62の内側面に当接させることができる。この結果、防煙シート2によって、より確実に、第1横枠ケース62の内部空間を防煙シート2の一方主面側と他方主面側とに仕切ることができる。
更に図6(c)に示すように、防煙シート2の一端部2tは、第1摺動壁部611の摺動面611aと第1横枠ケース62の内側面との間に挿入され、その挿入側の反対側において、第1摺動壁部611の摺動面611aと第1横枠ケース62の内側面との間から引き出されてもよい。この構成により、防煙シート2の一端部2tが第1摺動壁部611の摺動面611aと第1横枠ケース62の内側面との間から抜け難くなる。この結果、防煙シート2によって、より一層確実に、第1横枠ケース62の内部空間を防煙シート2の一方主面側と他方主面側とに仕切ることができる。また、第1摺動壁部611と第1横枠ケース62との間の摺動部分全体に防煙シート2が介在するため、防煙シート2によって、第1摺動壁部611の摺動性能を向上することができる。
なお、この変形例では、一方の横枠部6に適用した場合で説明したが、他方の横枠部7に適用してもよい。
<変形例2>
図7に示すように、上記の実施形態において、更に、上枠部4と横枠部6とが交差する角部R1に、L字金具20が設けられてもよい。L字金具20は、横片部21と縦片部22とがL字状に連結して構成されている。横片部21と縦片部22とで形成された凹角部には、横片部21と縦片部22との直交状態を補強するための補強リブ23が設けられている。横片部21は、上枠部4の上壁部42aの内側主面に固定され、縦片部22は、横枠部6の外側壁部62bの内側主面に固定されている。
より詳細には、L字金具20の横片部21及び縦片部22にはそれぞれ、貫通孔21a,22aが設けれ、上枠部4の上壁部42a及び横枠部6の外側壁部62bにはそれぞれ、貫通孔42j,62jが設けられている。そして、ネジN21が横片部21の貫通孔21a及び上枠部4の貫通孔42jを順に挿通して天井面3に螺入されることで、L字金具20の横片部21と上枠部4とが天井面3に共締め固定される。また、ネジN22が縦片部22の貫通孔22a及び横枠部6の貫通孔62jを順に挿通して壁面5aに螺入されることで、L字金具20の縦片部22と横枠部6とが壁面5aに共締め固定されている。
同様に、上枠部4と横枠部7とが交差する角部に、L字金具20を設けてもよい。
この構成により、L字金具20によって横枠部6,7を部屋の壁面5a,5bに押し付けて、横枠部6,7と壁面5a,5bとの隙間を無くすことができる。これにより、火災時などで発生した煙が、横枠部6,7と壁面5a,5bとの隙間を通って、防煙シート2の一方主面側から他方主面側に流れることを防止することができる。
<変形例3>
図8に示すように、上記の実施形態において、更に、上枠部4と横枠部6とが交差する角部R1に、L字板バネ30が設けられてもよい。L字板バネ30は、横片部31と縦片部32とが90度よりも大きく開いた略L字状に連結して構成されている。横片部31は、上枠部4の上壁部42aの内側主面に固定され、縦片部32は、横枠部6の外側壁部62bの内側主面に固定されている。
より詳細には、例えば、L字板バネ30の横片部31及び縦片部32にはそれぞれ、貫通孔31a,32aが設けれ、上枠部4の上壁部42a及び横枠部6の外側壁部62bにはそれぞれ、貫通孔42k,62kが設けられている。そして、ネジN31が横片部31の貫通孔31a及び上枠部4の貫通孔42kを順に挿通して天井面3に螺入されることで、L字板バネ30の横片部31と上枠部4とが天井面3に共締め固定される。また、ネジN32が縦片部32の貫通孔32a及び横枠部6の貫通孔62kを順に挿通して壁面5aに螺入されることで、L字板バネ30の縦片部32と横枠部6とが壁面5aに共締め固定されている。
同様に、上枠部4と横枠部7とが交差する角部R2に、L字板バネ30が設けられてもよい。
この構成により、L字板バネ30によって横枠部6,7を部屋の壁面5a,5bに押し付けて、横枠部6,7と壁面5a,5bとの隙間を無くすことができる。これにより、火災時などで発生した煙が、横枠部6,7と壁面5a,5bとの隙間を通って、防煙シート2の一方主面側から他方主面側に流れることを防止することができる。
<変形例4>
上記の実施形態では、2つの横枠部6,7のうち、一方の横枠部6が張力付与型の横枠部で、他方の横枠部7が張力調整型の横枠部であるが、一方の横枠部6が張力調整型の横枠部で、他方の横枠部7が張力付与型の横枠部であってもよく、両方の横枠部6,7が張力付与側の横枠部であってもよく、両方の横枠部6,7が張力調整型の横枠部であってもよい。
<変形例5>
図9に示すように、この変形例5は、上記の実施形態において、防煙シート2が、その横幅方向の途中で、垂下型横枠部10で中継されて支持されたものである。以下、上記の実施形態と異なる点を説明し、同じ点は同一符号を付して詳細説明を省略する。
この変形例5では、上枠部4は、2つの区間上枠部4A,4Bで構成され、各区間横枠部4A,4Bは、互いに間隔を空けて一列に並んでいる。防煙シート2も、2つの区間防煙シート2A,2Bで構成され、各区間防煙シート2A,2Bは、各区間上枠部4A,4Bに対応しており、横幅方向に並んで配置されている。隣合う各区間上枠部4A,4Bの間には、垂下型横枠部10が天井面3から垂下して配置されている。
各区間上枠部4A,4Bは、上枠部4と比べて、長さが異なるだけで、それ以外の部分は同様に構成されている。各区間防煙シート2A,2Bは、防煙シート2と比べて、横幅の長さが異なるだけで、それ以外の部分は同様に構成されている。一方の横枠部6及び他方の横枠部7は、上記の実施形態のそれらと同じである。
垂下型横枠部10は、その横幅方向の両側に、防煙シート2の端部を支持する機能を備えるものであり、例えば、2つの横枠部8,9が互いに背中合わせで相互連結されて構成されている。横枠部8は、他方の横枠部7と同様に構成され、横枠部9は、一方の横枠部6と同様に構成されている。
一方の防煙シート2Aでは、その上部は、対応する区間上枠部4Aによって支持され、その横幅方向の一端部は、対応する区間上枠部4Aの一端部に隣接配置された一方の横枠部6によって支持され、その横幅方向の他端部は、対応する区間上枠部4Aの他端部に隣接配置された垂下型横枠部10の横枠部8によって支持されている。
他方の防煙シート2Bでは、その上部は、対応する区間上枠部4Bによって支持され、その横幅方向の一端部は、対応する区間上枠部4Bの一端部に隣接配置された垂下型横枠部10の横枠部9によって支持され、その横幅方向の他端部は、対応する区間上枠部4Bの他端部に隣接配置された他方の横枠部7によって支持されている。
図9では、各横枠部6,9を張力付与型の横枠部とし、各横枠部7,8を張力調整型の横枠部としているが、各横枠部6,7を張力付与型の横枠部とし、各横枠部8,9を張力調整型の横枠部としてもよく、各横枠部6,7を張力調整型の横枠部とし、各横枠部8,9を張力付与型の横枠部としてもよく、全ての横枠部6,7,8,9を張力付与型の横枠部としてもよく、全ての横枠部6,7,8,9を張力調整型の横枠部としてもよい。
この変形例5によれば、防煙シート2は、その長手方向の途中で、垂下型横枠部10で中継されて支持されるため、防煙シート2の横幅が比較的長めである場合でも、防煙シート2の横幅方向に十分な張力を与えることができる。
なお、この変形例5では、防煙シート2が1つの垂下型横枠部10で中継支持されたが、2つ以上の垂下側横枠部10で中継支持されてもよい。この場合は、上枠部4は、3つ以上の区間上枠部で構成され、防煙シートも3つ以上の区分防煙シートで構成され、各区間上枠部の間に垂下型横枠部10が垂下されて配置される。
この発明は、上述の実施形態及び変形例の構成のみに限定されるものではなく、上述の実施形態及び変形例の組み合わせも含み、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、防煙垂壁1を構成する上枠部4を天井面3に設置し、一対の横枠部6,7を部屋の壁面5a,5bに設置したが、天井面3や壁面5a,は躯体そのものであってもよいし、躯体から離間して配置されたボードであってもよい。
天井面3や壁面5aがボードである場合、上枠部4や横枠部6,7をボードに取り付けることとなるが、躯体から離間して配置された壁面5aを構成するボードに固定する横枠部6,7に比べ、C型チャンネル材やM型通し材を介して躯体から支持されている天井面3を構成するボードに固定する上枠部4は、ボードを介してM型通し材やC型チャンネル材に固定することができ、しっかりと固定することができる。
そのため、図7や図8に示すように、上枠部4と横枠部6,7とが交差する角部R1に、L字金具20やL字板バネ30を設けることによって、L字金具20やL字板バネ30を介して横枠部6,7をM型通し材やC型チャンネル材からしっかりと固定することができる。
殊に、上枠部4と横枠部6,7とが交差する角部R1にL字板バネ30を設けることによって、壁面5aを構成するボードが横枠部6,7から離れる方向に変位したり、変形した場合であっても、M型通し材やC型チャンネル材からしっかりと固定されたL字板バネ30の付勢力によって、離れる方向に変位したり、変形した壁面5aに対して横枠部6,7を押し付けることができ、壁面5aと横枠部6,7との間に隙間が生じることを防止することができる。
この発明は、建物の部屋の天井から垂下されて防煙区画を形成することで、火災時などに発生する煙が拡散することを防止する防煙垂壁への適用に最適である。
1…防煙垂壁
2…防煙シート
3…天井面
4…上枠部
5a,5b…壁面
6,7…横枠部
8,9…垂下型横枠部
20…L字金具
21…横片部
22…縦片部
30…L字バネ
31…横片部
32…縦片部
61…第1可動部材(開口部)
62…第1横枠ケース(横枠ケース)
62e…第1開口部(開口部)
63…付勢部材
71…第2可動部材
72…第12枠ケース
72e…第2開口部
611…第1摺動壁部
612…付勢部材受部
613…第1分割体
614…第2分割体
711…第2摺動壁部
712…ボルト支持部
N15…位置調整ボルト

Claims (7)

  1. 防煙シートと、
    部屋の天井面に設置され、前記防煙シートの上部を支持する上枠部と、
    前記部屋の壁面に設置され、前記防煙シートにおける横幅方向の両端部を支持する一対の横枠部とを備え、
    前記一対の横枠部の少なくとも一方は、
    前記防煙シートが挿通する開口部を有する横枠ケースと、
    前記防煙シートにおける横幅方向の一端部に固定され、前記横枠ケースの内部に、前記防煙シートの横幅方向に移動可能に収容された可動部材と、
    前記可動部材を前記防煙シートの横幅方向外側に付勢する付勢部材とを備え、
    前記可動部材は、
    両側主面のうちの一方主面側が前記横枠ケースの内部空間における前記防煙シートの一方主面側と同側の内側面上に摺動可能に配置された摺動壁部と、
    前記摺動壁部の両側主面のうちの他方主面に立設され、前記付勢部材の端部が配置される付勢部材受部とを備え
    前記摺動壁部は、2分割された2つの分割体で構成され、前記2つの分割体の間に、前記防煙シートの端部が狭持され、
    前記防煙シートの前記一端部は、前記2つの分割体の間から引き出されて、前記横枠ケースの内部空間の内面に当接している
    防煙垂壁。
  2. 前記2つの分割体の間から引き出された前記防煙シートの前記一端部は、前記摺動壁部の摺動面と前記横枠ケースの内側面との間に挿入されている
    請求項に記載の防煙垂壁。
  3. 前記摺動壁部の摺動面と前記横枠ケースの内側面との間に挿入された前記防煙シートの前記一端部は、その挿入側の反対側において、前記摺動壁部の前記摺動面と前記横枠ケースの前記内側面との間から引き出されている
    請求項に記載の防煙垂壁。
  4. 前記横枠ケースを第1横枠ケースとし、前記開口部を第1開口部とし、前記可動部材を第1可動部材とし、前記摺動壁部を第1摺動壁部とし、
    前記一対の横枠部のうちの他方は、
    前記防煙シートが挿通する第2開口部を有する第2横枠ケースと、
    前記防煙シートにおける横幅方向の他端部に固定され、前記第2横枠ケースの内部に、前記防煙シートの横幅方向に移動可能に収容された第2可動部材とを備え、
    前記第2可動部材は、
    両側主面のうちの一方主面側が前記第2横枠ケースの内部空間における前記防煙シートの一方主面側と同側の内側面上に摺動可能に配置された第2摺動壁部と、
    前記第2摺動壁部の両側主面のうちの他方主面に立設され、螺孔が設けられたボルト支持部と、
    前記ボルト支持部の前記螺孔に螺挿された位置調整ボルトとを備え、
    前記位置調整ボルトは、前記ボルト支持部における前記防煙シートの横幅方向内側に突出して、前記防煙シートの横幅方向内側への移動が規制された
    請求項1からのうちの一項に記載の防煙垂壁。
  5. 前記上枠部と前記横枠部とが交差する角部に設けられたL字金具を備え、
    前記L字金具は、横片部と縦片部とがL字状に連結しており、前記横片部が前記上枠部に固定され、前記縦片部が前記横枠部に固定された
    請求項1からのうちの一項に記載の防煙垂壁。
  6. 前記上枠部と前記横枠部とが交差する角部に設けられたL字板バネを備え、
    前記L字板バネは、横片部と縦片部とがL字状に連結しており、前記横片部が前記上枠部に固定され、前記縦片部が前記横枠部の外側壁部に固定され、
    前記横枠部は、前記L字板バネによって、前記防煙シートの横幅方向外側に付勢されている
    請求項1からのうちの一項に記載の防煙垂壁。
  7. 前記上枠部は、一列に並んだ複数の区間上枠部で構成され、
    前記防煙シートは、前記複数の区間上枠部に対応した複数の区間防煙シートで構成され、
    隣合う前記区間上枠部の間から垂下型横枠部が垂下され、
    前記各区間防煙シートの上部は、対応する前記区間上枠部によって支持され、前記各区間防煙シートの横幅方向の一端部は、対応する前記区間上枠部の一端部に隣接配置した前記横枠部又は前記垂下型横枠部で支持され、前記各区間防煙シートの横幅方向の他端部は、対応する前記区間上枠部の他端部に隣接配置した前記横枠部又は前記垂下型横枠部によって支持された
    請求項1からのうちの一項に記載の防煙垂壁。
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