JP6675525B2 - 防煙壁及びその設置方法 - Google Patents

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本発明は、火災時に生じる煙が拡散するのを防止するために天井に設置される防煙壁及びその設置方法に関し、特に、可撓性を有する不燃性シートをフレームに取り付けた状態で天井に設置される防煙壁及びその設置方法に関する。
例えば、オフィスビルや大型店舗等の建築物の室内で火災が発生した場合、当該火災により煙が生じて天井近傍に充満する。こうした煙が広範囲に拡散するのを防止するために、従来、天井から垂直に吊り下げられた防煙垂れ壁を設置する手法が採用されている。このような防煙垂れ壁には、天井付近の視野を妨げないように、一般的に板ガラス等の透明な板が用いられているが、当該透明な板は、設置する幅が大きくなると製造コストが増大するとともに取り扱いが難しくなり、また板ガラスを用いた場合には、地震等で破損した際に落下して粉々に飛散する等の問題がある。
こうした問題点を考慮して、例えば、特許文献1では、可撓性を有するシート材を巻き取った形態のシート材巻体を収容し且つ前記シート材引き出し用のスリットを備えたボックスと、該ボックスから間隔をあけた位置で天井面に垂直となるように配置されたシート材先端固定用の枠体と、前記ボックスと枠体との間に延びるように天井面に取り付けられたガイドレールを備え、前記シート材が前記ボックスから引き出され、シート材の上側の側縁を前記ガイドレールで案内され、先端を前記枠体に固定することで、前記ボックスと枠体の間に張られている防煙垂れ壁の構成が開示されている。
特開2007−29109号公報
上記特許文献1に記載された防煙垂れ壁は、シート材巻体から引き出されたシート材が、例えばガラス繊維強化樹脂シート等の可撓性を有する材料で構成されているため、シート材には巻き取り方向への「巻き癖」が生じる。このため、ボックスから枠体までの引き出し距離が大きくなると、その中間領域には上記「巻き癖」が存在するため、たとえシート材の引き出された先端が上下方向に枠体に固定されたとしても、シート材に曲がりが生じて外観を損ねてしまうという新たな問題が生じる。
この点について、上記特許文献1では、シート材の曲がりや揺れを抑制するために、ボックスと枠体との間にピアノ線等の線材を張る構成や、中間領域にガイドレールと垂直に取り付けて上記シート材を挟む揺れ止め部材を設ける構成等も開示されている。しかしながら、これらの構成はいずれも曲がりや揺れの方向に対する規制手段に過ぎないものであり、シート材自体を強固に固定するものではないため、繰り返しの揺れや寒暖差による膨張及び収縮等が負荷されると、シート材の取付構造に弛みや歪み等が生じてしまう。
そこで、本発明の目的は、可撓性を有するシートを用いた場合であっても、取付構造に弛みや歪み等が生じない、天井に取り付ける防煙壁及びその設置方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明による防煙壁は、天井に沿って取り付けられたガイドレールと、前記ガイドレールに沿って摺動自在に吊り下げられた複数の側部フレームと、前記複数の側部フレームの間に取り付けられた複数の不燃性シートと、を含み、前記複数の不燃性シートは、前記複数の側部フレームの側面側に取り付けられることにより、左右方向に張力を付与された状態で取り付けられていることを特徴とする。
また、本発明による防煙壁の設置方法は、天井に沿って前記ガイドレールを取り付ける工程と、前記複数の側部フレームのうちの1つに、前記複数の不燃性シートのうちの1つにおける左右方向の一端を取り付ける工程と、前記側部フレームのうちの1つを、前記ガイドレールに取り付けて位置決めする工程と、前記複数の側部フレームのうちの他の1つにおける一方の側面側に、前記不燃性シートのうちの1つにおける左右方向の他端を取り付ける工程と、前記側部フレームのうちの他の1つを前記ガイドレールに取り付け、前記不燃性シートのうちの1つの左右方向に張力を付与するように位置決めする工程と、前記側部フレームのうちの他の1つにおける他方の側面側に、前記複数の不燃性シートのうちの他の1つにおける左右方向の一端を取り付ける工程と、前記複数の側部フレームのうちのさらに別の1つにおける一方の側面側に、前記不燃性シートのうちの他の1つにおける左右方向の他端を取り付ける工程と、前記側部フレームのうちのさらに別の1つを前記ガイドレールに取り付け、前記不燃性シートのうちの他の1つの左右方向に張力を付与するように位置決めする工程と、を含むことを特徴とする。
また、上記の発明において、前記複数の側部フレームは、前記複数の不燃性シートの上下方向の長さより長い長尺側部フレームを含むように構成してもよい。
かかる発明によれば、複数の不燃性シートについて、それぞれの左右方向の両端を複数の側部フレームに取り付けて張力を付与する構成としているため、可撓性を有するシートを用いた場合であっても、取付構造に弛みや歪み等を生じることがない。
本発明による防煙壁を室内に具体的に設置した例の概略を示す側面図である。 本発明の実施例1による第1の防煙壁の取付構造の概要を示す部分側面図である。 図2に示す取付構造の部分的な詳細を示す図であって、図3(a)は図1に示すA−A線における断面図であり、図3(b)は図2に示す側部フレームと不燃性シートとの関係を示す部分正面図であり、図3(c)は図3(a)に示す領域B1の詳細を示す拡大図である。 実施例1による防煙壁を天井に取り付ける動作の概要を示す部分側面図であって、図4(a)は第1段階、図4(b)は第2段階、図4(c)は第3段階をそれぞれ示す。 本発明の実施例2による第2の防煙壁の取付構造の概要を示す部分側面図である。 図5に示す取付構造の部分的な詳細を示す図であって、図6(a)は図5に示す側部フレームの内部構造を示す分割図であり、図6(b)は図5に示す領域B2の詳細を示す部分拡大図である。
以下、本発明による防煙壁及びその設置方法の具体例について図面を用いて説明する。
図1は、本発明による防煙壁を室内に具体的に設置した例の概略を示す側面図である。図1に示すように、本発明による防煙壁は、例えば、オフィスビルや大型店舗等の内部にある居室10の天井部CEに設置される第1の防煙壁100及び第2の防煙壁200からなる。居室10は、例えば、フロア部FRと天井部CEと側壁部WAとに囲まれた室内に、事務机ユニット20や入退室用のドア30等が設けられており、このような居室10の内部を仕切るように、上記第1の防煙壁100と第2の防煙壁200とが、天井部CEに吊り下げる形で設置される。
<実施例1>
図2は、本発明の実施例1による第1の防煙壁の取付構造の概要を示す部分側面図である。また、図3は、図2に示す取付構造の部分的な詳細を示す図であって、図3(a)は図1に示すA−A線における断面図であり、図3(b)は図2に示す側部フレームと不燃性シートとの関係を示す部分正面図であり、図3(c)は図3(a)に示す領域B1の詳細を示す拡大図である。
図2に示すように、実施例1による防煙壁(第1の防煙壁)100は、天井部CEに沿って取り付けられたガイドレール110と、当該ガイドレール110に沿って摺動自在に吊り下げられた複数の側部フレーム120と、これら複数の側部フレーム120の間に取り付けられた複数の不燃性シート130と、を含む。そして、複数の不燃性シート130は、上記複数の側部フレーム120の側面側に取り付けられることにより、左右方向にそれぞれ張力を付与された状態で取り付けられている。
ガイドレール110は、図3(a)に示すように、例えばアルミ合金の押出材料等からなる断面略矩形の長尺部材であって、上面部112と、当該上面部112の幅方向両端に接続する側面部114と、これら側面部114の下端から幅方向内側にフランジ状に張り出す下面部116と、で構成されている。そして、対向する下面部116の間には図示上下側に向けた開口が形成されており、ガイドレール110の内部に後述する側部フレーム120の突合部122c及び転動ローラ124を受ける閉空間が形成される。なお、側部フレーム120を取り付けるために、ガイドレール110は、図3(a)に示す上面部112の中心線で着脱自在に分割されていると好ましい。
側部フレーム120は、図3(a)に示すように、一対の板状部材である本体部122と、当該本体部122の上端の突合部122cを貫通して設けられる転動ローラ124と、上記一対の本体部122が対向する面内に収容される挟持部材126と、により構成されている。本体部122には、少なくともその両側部に、不燃性シート130を挿通させる薄肉部(開口部)122aと、一対の本体部122が対向する面側の内部に長手方向に形成された2本の溝部122bと、その上端に位置し対向する面どうしが接触する突合部122cと、が形成されている。2本の溝部122b内には、例えばゴム等の適度な剛性と弾性とを兼ね備えた挟持部材126が収容されている。ここで、挟持部材126は、図3(c)に示すように、溝部122bの深さよりもやや大きく(すなわち一方の面が開口する薄肉部122a側に突出するように)形成されている。なお、挟持部材126は、溝部122bの長手方向の長さとほぼ同等に形成してもよいし、あるいは複数に分割するように配置してもよい(図3(b)では、上下方向に2つの挟持部材126が配置された場合を例示している)。
不燃性シート130は、可撓性を有する無色透明なシート材であって、例えばガラス繊維を織り込んだガラス繊維織物に、無色透明な樹脂材料を含侵させてシート状にしたものを用いる。ここで、好適なガラス繊維としては、無アルカリ性ガラス繊維や高強度ガラス繊維等の透明度の高いガラス繊維が例示できる。また、好適な樹脂材料としては、ビニルエステル樹脂や不飽和ポリエステル樹脂、あるいはエポキシ樹脂等の耐熱性と機械的強度を兼ね備えた材料が例示できる。
不燃性シート130を取り付ける場合、図3(b)に示すように、一方の本体部122に形成された一方の溝部122bに収容された挟持部材126の表面(接触面)に不燃性シート130の左右方向の一端を載置した状態で、対向する他方の本体部122を重ね合わせて固定する。このとき、重ね合わせた本体部122を、図示を省略した締結部材(ボルト等)で固定するとよい。すると、図3(c)に示すように、対向する挟持部材126の接触面がスリット状に開口する薄肉部122a内にまで突出しているため、これらの間に挟まれた不燃性シート130は、表裏の接触面から挟持力Pを受けることとなり、強固な保持固定が可能となる。この状態で、突合部122cに転動ローラ124を挿通した後、側部フレーム120はガイドレール110に取り付けられる。
図4は、実施例1による防煙壁を天井に取り付ける動作の概要を示す部分側面図であって、図4(a)は第1段階、図4(b)は第2段階、図4(c)は第3段階をそれぞれ示す。第1の防煙壁100を天井部CEに取り付けるには、まず、図4(a)に示すように、天井部CEに沿ってガイドレール110を取り付ける。続いて、第1の側部フレーム120に、第1の不燃性シート130の左右方向の一端を取り付け、この側部フレーム120を上記ガイドレール110に取り付けて位置決め固定する(第1段階)。このとき、第1の側部フレーム120は、側壁部WAとの間に隙間を形成しないように位置決めするのが好ましい。
次に、図4(b)に示すように、第1の不燃性シート130の左右方向の他端を第2の側部フレーム120の一方の側面側に取り付ける。続いて、第2の側部フレーム120を上記ガイドレール110に取り付け、引張力Fを負荷しつつ位置決め固定する。これにより、第1の不燃性シート130の左右方向に張力Tが付与された状態で強固に固定される。その後、第2の側部フレーム120の他方の側面側に、第2の不燃性シート120の左右方向の一端を取り付ける(第2段階)。
次に、第3の側部フレーム120の一方の側面側に、第2の不燃性シート130の左右方向の他端を取り付ける。続いて、第2段階の場合と同様に、第3の側部フレーム120を上記ガイドレールに取り付け、引張力Fを負荷しつつ位置決め固定する。これにより、第2の不燃性シート130の左右方向にも張力Tが付与された状態で強固に固定される(第3段階)。以後、取り付ける不燃性シート130の枚数が増える毎に、上記第2段階と第3段階の動作を繰り返す。なお、最後に取り付けられる側部フレーム120は、第1段階の場合と同様に、側壁部WAとの間に隙間を形成しないように位置決めするのが好ましい。
かかる構成により、本発明の実施例1による防煙壁100は、必要な長さに分割した不燃性シート130を、これらの左右両側に配置した複数の側部フレーム120で挟持した状態で、不燃性シート130に左右方向の張力を付与するように側部フレーム120を位置決め固定する構成としたため、可撓性を有するシートを用いた場合であっても、取付構造に弛みや歪み等を生じることがない。また従来は、例えば部屋の幅全体にシート材を張る場合に、巻体の不燃性シートを必要な長さだけ引き出して一体で使用していたため、シートの一部に破損が生じたりした際には、上記必要な長さの全体を交換する必要があったのに対して、本発明の防煙壁100によれば、分割された不燃性シート130のみを交換するのみで済むため、設置後のメンテナンス等の負担も軽減できる。
<実施例2>
図5は、本発明の実施例2による第2の防煙壁の取付構造の概要を示す部分側面図である。また、図6は、図5に示す取付構造の部分的な詳細を示す図であって、図6(a)は図5に示す側部フレームの内部構造を示す分割図であり、図6(b)は図5に示す領域B2の詳細を示す部分拡大図である。なお、本実施例2において、図1乃至図4に示した実施例1による防煙壁100と同一あるいは共通する構成については、同一の符号を付して再度の説明を省略する。
図5に示すように、実施例2による防煙壁(第2の防煙壁)200は、天井部CEが、高い位置にある第1天井部CE1と、当該第1天井部CE1より低い位置に突出する第2天井部CE2と、を有するような、いわゆる段差を有する形状の場合に適用できる。すなわち、第2の防煙壁200は、天井部CE1に沿って取り付けられたガイドレール110と、当該ガイドレール110に沿って摺動自在に吊り下げられた複数の側部フレーム120と、ガイドレール110の設置された領域に取り付けられた複数の不燃性シート130と、天井部CE2に沿って取り付けられたガイドレール210と、当該ガイドレール210に沿って摺動自在に吊り下げられた複数の側部フレーム220と、ガイドレール210の設置された領域に取り付けられた複数の不燃性シート230と、を含む。そして、複数の不燃性シート130及び230は、上記複数の側部フレーム120あるいは220の側面側に取り付けられることにより、左右方向にそれぞれ張力を付与された状態で取り付けられている。
ガイドレール210は、図3(a)に示したガイドレール110と同一の構成のものが適用できる。なお、図5においては、ガイドレール220に側部フレームが取り付けられていないものが例示されているが、第2天井部CE2の幅が大きい場合、中間領域に追加的な側部フレームを配置してもよい。また、ガイドレール210は、不燃性シート230の上端を収容することにより、当該不燃性シート230の上端と第2天井部CE2との間に隙間を形成しないようにできる機能も備えている。
側部フレーム220は、図6(a)に示すように、一対の板状部材である本体部222と、当該本体部222の上端の突合部222cを貫通して設けられる転動ローラ224と、上記本体部222が対向する面内に収容される挟持部材226と、により構成されている。本体部222には、少なくともその両側部に、不燃性シート230を挿通させる薄肉部(開口部)222aと、一対の本体部122が対向する面側の内部に長手方向に形成された2本の溝部222bと、その上端に位置し対向する面どうしが接触する突合部222cと、が形成されている。ここで、本実施例2における側部フレーム220は、図5に示すように、その長手方向の長さが不燃性シート130及び230の上下方向の長さより大きくなるように設定されている。
2本の溝部222b内には、実施例1と同様の挟持部材226が収容されている。ここで、挟持部材226は、図6(a)に示すように、その長手方向の長さが溝部222bの長手方向の長さよりも小さくなるように設定されている。これにより、挟持部材226は、溝部222bの長手方向に自由な位置取りとすることができる。そして、図6(b)に示すように、側部フレーム220において、第1天井部CE1側(図示上右側)の溝部222bに収容された挟持部材226を上側に配置して不燃性シート130を挟持固定し、第2天井部CE2側(図示上左側)の溝部222bに収容された挟持部材226を下側に配置して不燃性シート230を挟持固定する。
かかる構成により、本発明の実施例2による防煙壁200は、実施例1で示した効果に加えて、不燃性シート130あるいは230の上下方向の長さより長い長尺の側部フレーム220を用いることにより、例えば天井部CEに段差が生じたような構造の部屋であっても、分割した不燃性シート230を隙間なく設置することができる。
以上、本発明による実施例及びこれに基づく変形例を説明したが、本発明は必ずしもこれらの例に限定されるものではない。また、当業者であれば、本発明の主旨又は添付した特許請求の範囲を逸脱することなく、様々な代替実施例及び改変例を見出すことができるであろう。
その一態様として、上記した実施例1及び実施例2では、防煙壁を一直線上に配置した場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ガイドレールを天井部で90°あるいは任意の角度で屈折させた場合、当該ガイドレールの屈曲部の位置に側部フレームを配置し、隣り合う側部フレームの間を上記屈曲角度に応じたアタッチメントにより結合する、あるいは不燃性シートを屈曲させて配置することにより、一直線上でない防煙壁の配置にも対応可能となる。
また、上記の実施例で示した側部フレームにおいて、挟持部材が溝部の幅とほぼ同一に形成されている場合を図示により例示したが、例えば挟持部材の側面にバネ等の弾性部材を取り付けて、溝部の内壁との間にバネ力を付与することにより、不燃性シートに補助的な張力を負荷するように構成してもよい。これにより、側部フレームを位置決め固定した後でも、不燃性シートに対する張力の微調整を行うことが可能となる。
100、200 防煙壁
110、210 ガイドレール
112 上面部
114 側面部
116 下面部
120、220 側部フレーム
122、222 本体部
122a、222a 薄肉部
122b、222b 溝部
122c、222c 突合部
124、224 転動ローラ
126、226 挟持部材
130、230 不燃性シート


Claims (4)

  1. 天井に沿って取り付けられたガイドレールと、前記ガイドレールに沿って摺動自在に吊り下げられた複数の側部フレームと、前記複数の側部フレームの間に取り付けられた複数の不燃性シートと、を含む防煙壁であって、
    前記ガイドレールは、上面部と、この上面部の幅方向両端に接続する側面部と、これら側面部の下端から幅方向内側にフランジ状に張り出す下面部と、を含み、
    前記側部フレームは、一対の板状部材である本体部と、これら一対の本体部の上端を貫通して設けられる転動ローラと、を含み、
    前記複数の不燃性シートは、前記複数の側部フレームの前記一対の本体部に挟まれて取り付けられることにより、左右方向に張力を付与された状態で取り付けられている
    ことを特徴とする防煙壁。
  2. 前記複数の側部フレームは、前記複数の不燃性シートの上下方向の長さより長い長尺側部フレームを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の防煙壁。
  3. 天井に沿って取り付けられたガイドレールと、前記ガイドレールに沿って摺動自在に吊り下げられた複数の側部フレームと、前記複数の側部フレームの間に取り付けられた複数の不燃性シートと、を含む防煙壁を天井に取り付ける防煙壁の設置方法であって、
    前記ガイドレールは、上面部と、この上面部の幅方向両端に接続する側面部と、これら側面部の下端から幅方向内側にフランジ状に張り出す下面部と、を含み、
    前記側部フレームは、一対の板状部材である本体部と、これら一対の本体部の上端を貫通して設けられる転動ローラと、を含み、
    天井に沿って前記ガイドレールを取り付ける工程と、
    前記複数の側部フレームのうちの1つに、前記複数の不燃性シートのうちの1つにおける左右方向の一端を取り付ける工程と、
    前記側部フレームのうちの1つを、前記ガイドレールに取り付けて位置決めする工程と、
    前記複数の側部フレームのうちの他の1つにおける一方の側面側に、前記不燃性シートのうちの1つにおける左右方向の他端を取り付ける工程と、
    前記側部フレームのうちの他の1つを前記ガイドレールに取り付け、前記不燃性シートのうちの1つの左右方向に張力を付与するように位置決めする工程と、
    前記側部フレームのうちの他の1つにおける他方の側面側に、前記複数の不燃性シートのうちの他の1つにおける左右方向の一端を取り付ける工程と、
    前記複数の側部フレームのうちのさらに別の1つにおける一方の側面側に、前記不燃性シートのうちの他の1つにおける左右方向の他端を取り付ける工程と、
    前記側部フレームのうちのさらに別の1つを前記ガイドレールに取り付け、前記不燃性シートのうちの他の1つの左右方向に張力を付与するように位置決めする工程と、
    を含む方法。
  4. 前記複数の側部フレームは、前記複数の不燃性シートの上下方向の長さより長い長尺側部フレームを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の防煙壁の設置方法。

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