JP6991666B2 - 駆動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動力伝達装置に関する。
特許文献1には、ギアの側面を覆うバッフルプレートが開示されている。
特許5844019号公報
特許文献1のバッフルプレートは、差動装置が備えるファイナルギアの側方に配置されている。
ファイナルギアは、車両の走行時に回転して、変速機ケース内の底部側の潤滑油を掻き上げる。
ファイナルギアの側方に配置されたバッフルプレートは、ファイナルギアの周辺に設けられた他のギア(周辺ギア)の潤滑のために設けられている。
バッフルプレートは、ファイナルギアが掻き上げた潤滑油を、バッフルプレートに沿って移動させて、上方に設けられた周辺ギアに誘導する。
ところが、単純にバッフルプレートを設けただけだと、潤滑油の搬出効率が悪い。
そのため、搬送効率を考慮して潤滑油を多めに確保する必要があり、かかる場合、バッフルプレート内に潤滑油を多めに供給することになる。
しかし、バッフルプレート内の潤滑油量が増えると、回転するファイナルギアに対する撹拌抵抗が増加してしまう。
そこで、バッフルプレート内の潤滑油量を抑えられるようにすることが求められている。
本発明のある態様における駆動力伝達装置は、
第1ギアと、
前記第1ギアの上方において前記第1ギアと噛合う第2ギアと、
前記第1ギアを覆うバッフルプレートと、を有し、
前記バッフルプレートは、前記第1ギアの側面を覆う側面部を有し、
前記側面部は、前記第1ギアの側面と対向するギア対向面を有し、
前記ギア対向面は、前記第1ギアの正転方向に沿う向きの長手方向を有する溝を有し、
前記溝は、前記第1ギアの正転方向に平行に延びる。
本発明によれば、第1ギアより掻き上げられた潤滑油(オイル)の移動が、溝によりガイドされる。これにより、第2ギアに向かう方向(第1ギアの正転方向)へのフリクションが低減して搬出効率を向上することができる。
よって、バッフルプレートに供給する油量を減少させることができる。
変速機ケースの要部を説明する図である。 バッフルプレートを説明する図である。
以下、本発明の実施形態を、動力伝達装置が、車両用の自動変速機1である場合を例に挙げて説明する。
図1は、変速機ケース10における差動装置の収容部15周りを説明する図である。
図1の(a)は、変速機ケース10を、トルクコンバータ(図示せず)側から見た平面図であって、変速機ケース10の収容部15周りを拡大した図である。図1の(b)は、(a)におけるA-A線に沿ってバッフルプレート5を切断して示した図である。図の(c)は、(a)におけるB-B線に沿ってバッフルプレート5を切断して示した図である。
なお、図1の(a)では、変速機ケース10におけるトルコンカバー(図示せず)との接合面と、バッフルプレート5の外壁部62の紙面手前側の端面にハッチングを付して示している。
なお、以下においては、図1の(a)における変速機ケース10の配置を基準として、各構成要素の位置関係を説明する。
以下の説明において「上側(上部)」と記載した場合は、自動変速機の設置状態を基準とした鉛直線方向の上側を意味し、「下側(下部)」と記載した場合は、自動変速機の設置状態を基準とした鉛直線方向の下側を意味する。
図1の(a)に示すように、変速機ケース10の下部には、差動装置の収容部15が設けられている。この収容部15は、図示しないトルクコンバータ側(紙面手前側)に開口している。
収容部15の中央部では、デフケース20が回転可能に支持されている。デフケース20の外周には、回転軸X1方向から見てリング状を成すファイナルギア25が固定されている。
ファイナルギア25の外周には、回転軸X1回りに周方向の全周に亘って歯部25aが形成されている。
ファイナルギア25の上側には、リダクションギア35が位置しており、このリダクションギア35の外周の歯部35aが、ファイナルギア25の歯部25aに噛合している。
変速機ケース10においてリダクションギア35は、回転軸X2回りに回転可能に設けられている。リダクションギア35の回転軸X2は、ファイナルギア25の回転軸X1よりも上側で、回転軸X1に対して平行に設けられている。
リダクションギア35は、図示しない変速機構部の出力回転が入力されて回転軸X2回りに回転する。そのため、リダクションギア35が外周に噛合したファイナルギア25は、リダクションギア35から伝達される回転駆動力により、回転軸X1回りに回転する。
自動変速機を搭載した車両の前進走行時には、ファイナルギア25は、図中時計回り方向CW(正転方向)に回転する。
回転軸X1方向から見て、変速機ケース10の周壁部11は、ファイナルギア25の近傍領域が、ファイナルギア25の外周を囲む弧状を成している。
周壁部11では、周方向に間隔をあけて複数のボルト孔12が設けられている。周壁部11の紙面手前側の端面11aは、トルクコンバータ(図示せず)を囲むカバーとの接合面となっている。
変速機ケース10では、周壁部11の内側に、ファイナルギア25の側面を覆う壁部13が設けられている。壁部13は、ファイナルギア25よりも紙面奥側で、ファイナルギア25の側面に沿う向きで設けられている。
図1に示すように、ファイナルギア25の上側には、リダクションギア35が位置している。変速機ケース10には、ファイナルギア25により掻き上げられたオイルOLを、リダクションギア35(他のギア)に誘導するためのバッフルプレート5が設けられている。
変速機ケース10の収容部15では、壁部13とファイナルギア25との間にバッフルプレート5が設けられている。
図1の(b)、(c)に示すように、バッフルプレート5は、回転軸X1方向において、壁部13とファイナルギア25との間に設けられている。
図2は、バッフルプレート5を説明する図である。図2の(a)は、バッフルプレート5を回転軸X1方向から見た平面図である。図2の(b)は、バッフルプレート5と、ファイナルギア25との位置関係を説明する図である。図2の(b)では、ファイナルギア25を仮想線で示すと共に、回転軸X1方向で、バッフルプレート5とファイナルギア25の位置をずらして示している。
バッフルプレート5は、変速機ケース10におけるファイナルギア25が設けられた領域と、ドリブンスプロケット(図示せず)が設けられた領域とに跨がって設けられる。
バッフルプレート5は、ファイナルギア25の側面を覆う第1カバー部6と、ドリブンスプロケット(図示せず)の側面を覆う第2カバー部7とを有している。
第1カバー部6と第2カバー部7は、樹脂成形により一体に形成されている。
平面視において、第1カバー部6は、板状の基部60を有している。
回転軸X1方向から見て、基部60は回転軸X1周りの周方向に延びており、平面視において基部60は、円弧状を成している。
図2の(a)に示すように、基部60の外周までの半径Rは、ファイナルギア25の外周までの半径rよりも大きい径に設定されている。
変速機ケース10では、ファイナルギア25の壁部13側の側面が、第1カバー部6の基部60で覆われている。
基部60には、複数の貫通孔65(潤滑油となるオイルOLの供給孔)が設けられている。貫通孔65の各々は、基部60を回転軸X1方向に貫通して設けられている。
回転軸X1方向から見て貫通孔65の各々は、回転軸X1を中心とする仮想円Im1上に位置している。貫通孔65の各々は、回転軸X1周りの周方向に間隔をあけて設けられている。
バッフルプレート5の第1カバー部6は、貫通孔65を挿通させたボルト(図示せず)により、変速機ケース10に固定される。
基部60には、貫通孔65を囲む凹部66と、凹溝67が、さらに設けられている。
図2の(a)に示すように、回転軸X1方向から見て凹部66は、貫通孔65を囲む円形を成しており、凹部66の各々は、紙面奥側に窪んで形成されている。
凹部66は、貫通孔65を挿通させたボルト(図示せず)を収容可能な内径D1と、回転軸X1方向の深さで形成されている。
図2の(a)に示すように、回転軸X1方向から見て凹溝67は、紙面奥側に窪んで形成されている。
凹溝67は、回転軸X1周りの周方向で隣接する凹部66、66同士を接続している。
回転軸X1方向から見て凹溝67は、前記した仮想円Im1に沿う弧状に形成されている。
回転軸X1方向から見て、基部60の一端601は、当該一端601側に設けられた貫通孔65を所定間隔で囲む円弧状に形成されている。
基部60の他端602は、回転軸X1の径方向に延びる線分L1に沿う直線状に形成されている。ここで、回転軸X1方向から見て線分L1は、回転軸X1に直交すると共に回転軸X1の径方向に延びる直線である。
基部60の内径側の縁には、紙面手前側に突出する内壁部61が設けられている。
平面視において内壁部61は円弧弧状を成しており、内壁部61は、回転軸X1周りの周方向の全長に亘って、略同じ突出高さで設けられている。
基部60の外径側の縁には、紙面手前側に突出する外壁部62が設けられている。
外壁部62は、基部60の長手方向の一端601側から他端602に及ぶ範囲に設けられている。
回転軸X1方向から見て外壁部62は、ファイナルギア25の外周に沿う円弧状を成している。
図1に示すように、変速機ケース10では、自動変速機の設置状態を基準とした鉛直線方向の下側の領域にオイルOLが貯留されている。
バッフルプレート5は、回転軸X1周りの周方向における外壁部62の一端62aと他端62bが、オイルOLの油面OL_levelよりも上側となるように設けられている。
外壁部62では、オイルOLの油面OL_levelよりも下側となる位置に、貫通孔68が設けられている。
貫通孔68は、外壁部62を厚み方向(回転軸X1の径方向)に貫通して設けられている。
本実施形態では、ファイナルギア25が回転する際に生じる負圧により、外壁部62の外周と、変速機ケース10の周壁部11の内周との間のオイルOLが、貫通孔68を通ってファイナルギア25側に流入できるようになっている。
すなわち、外壁部62の外側のオイルOLが、外壁部62の内側に流入できるようになっている。
外壁部62では、この貫通孔68が設けられた領域が、回転軸X1方向に所定の高さh1を持って設けられている(図1の(c)参照)。
この外壁部62の高さh1は、回転軸X1方向におけるファイナルギア25の厚みW1よりも大きい高さとなるように設定されている(図1の(c)参照)。
そのため、回転軸X1の径方向から見て、変速機ケース10の下側では、ファイナルギア25の外周が、ファイナルギア25を所定間隔で囲む外壁部62により覆われている。
本実施形態では、回転軸X1方向における外壁部62の略中間となる位置に貫通孔68が設けられている。
図1の(b)に示すように、バッフルプレート5では、外壁部62の内周に溝621が設けられている。断面視において溝621は、回転軸X1の径方向外側に頂点を向けた尖り形状で形成されており、回転軸X1方向に間隔をあけて複数設けられている。
すなわち、外壁部62におけるファイナルギア25に対向する内周面には、回転軸X1周りの周方向に延びる溝621が複数設けられている。そして、これら複数の溝621は、当該溝621の長手方向と交差する方向に間隔を開けて並んでいる。隣接する溝621、621の間の領域は、ファイナルギア25側(回転軸X1側)に突出する突出部622となっている。
外壁部62において溝621は、外壁部62の回転軸X1方向において、ファイナルギア25の外周に対向する範囲に設けられている。
図2の(b)に示すように、外壁部62では、貫通孔68と他端62bとの間の領域に、溝621が設けられている。
この溝621が設けられた領域は、ファイナルギア25の回転方向において、貫通孔68よりも下流側の領域である。
図1の(a)に示すように、回転軸X1方向から見て、溝621は、回転軸X1周りの周方向において、回転軸X1の径方向に延びる線分L1と線分L2との間の角度範囲Rxに設けられている。
線分L1は、前記したようにバッフルプレート5の基部60の他端62bを通る直線である。線分L2は、回転軸X1方向から見て、ファイナルギア25の回転方向における貫通孔68の下流側の近傍を通る直線である。
以下、バッフルプレート5の作用を説明する。
自動変速機を搭載した車両の前進走行時には、ファイナルギア25は、図中時計回り方向CW(正転方向)に回転する(図1の(a)参照)。
そうすると、ファイナルギア25の回転により生じる負圧により、外壁部62の外周と、変速機ケース10の周壁部11の内周との間のオイルOLが、貫通孔68を通って外壁部62の内側に流入する。
外壁部62の内周には、ファイナルギア25の回転方向における貫通孔68の下流側に、回転軸X1周りの周方向に沿う溝621が複数設けられている。
複数の溝621の各々は、ファイナルギア25の回転方向における下流側の他端62bまで延びている。
そして、外壁部62は、ファイナルギア25の外周を所定間隔で囲むように配置されている。
そのため、貫通孔68を通って外壁部62の内側に流入したオイルOLは、回転するファイナルギア25が生じる負圧や、回転するファイナルギア25の掻き上げ力により、外壁部62の内側を、溝621に沿って外壁部62の他端62b側に向けて移動する。
図1に示すように、外壁部62の他端62bは、自動変速機の設置状態を基準とした鉛直線方向で、ファイナルギア25の回転軸X1と、リダクションギア35の回転軸X2との間に到達している。
この外壁部62の他端62bの位置は、ファイナルギア25の回転軸X1を通る水平線HLよりも、自動変速機の設置状態を基準とした鉛直線方向における上側である。
そして、回転軸X1方向から見て、外壁部62の他端62bを通る接線Lx方向にリダクションギア35が位置している。
そのため、回転軸X1回りに回転するファイナルギア25により掻き上げられて、外壁部62の内周に沿って移動したオイルOLは、リダクションギア35に向かう方向に誘導される。
よって、ファイナルギア25により掻き上げられたオイルOLは、リダクションギア35に到達して、リダクションギア35を潤滑する。
さらに、外壁部62の他端62b側には、基部60からの高さ低くなる向きの傾斜部623が設けられている。そのため、外壁部62の他端62bは、基部60からの高さh2が、外壁部62の他の領域の高さh1よりも低くなっている。
よって、ファイナルギア25により掻き上げられたオイルOLは、傾斜部623の部分で、回転軸X1の径方向に広がりながらリダクションギア35側の上方に向けて移動する。これにより、リダクションギア35は、ファイナルギア25側から供給されるオイルOLにより、広い範囲に亘って潤滑される。
以下、本実施形態にかかるバッフルプレート5を採用した自動変速機(動力伝達装置)の構成を、効果と共に列挙する。
(1)自動変速機は、
ファイナルギア25(第1ギア)と、
ファイナルギア25の上方において、ファイナルギア25と噛み合うリダクションギア35(第2ギア)と、
ファイナルギア25を覆うバッフルプレート5と、を有する。
バッフルプレート5は、ファイナルギア25の側面を覆う第1カバー部6(側面部)を有する。
第1カバー部6は、ファイナルギア25の外周面(側面)と対向する外壁部62(ギア対向面)を有する。
外壁部62は、ファイナルギア25の正転方向(図1における時計回り方向CW)に沿う向きの長手方向を有する溝621を有する。
このように構成すると、溝621によりオイルOLの移動がガイドされる。オイルOLの移動がガイドされる方向は、ファイナルギア25の回転方向に沿う方向である。
そのため、オイルOLがファイナルギア25の回転に対する抵抗となることを好適に防止できる。これにより、ファイナルギア25の回転へのフリクションが低減して、オイルOLの搬出効率を向上させることができる。
さらに、オイルOLの移動がガイドされる方向は、リダクションギア35に向かう方向(ファイナルギア25の正転方向)である。
これにより、回転するファイナルギア25により掻き上げられたオイルOLの多くを、リダクションギア35に供給して、リダクションギア35を潤滑できる。
そのため、リダクションギア35の潤滑のために、バッフルプレート5の外壁部62とファイナルギア25との間の領域に供給する油量を、減少させることができる。
よって、このことによっても、ファイナルギア25の回転へのフリクションを低減させることができる。
ここで、ファイナルギア25の正転方向とは、ファイナルギア25の通常の回転方向である。車両に設けられた自動変速機(動力伝達装置)であれば、自動変速機を搭載した車両の前進走行時のファイナルギア25の回転方向(図1における時計回り方向CW)が正転方向である。
実施形態にかかる自動変速機は、以下の構成を有している。
(2)溝621は、バッフルプレート5の外壁部62に設けられた貫通孔68(潤滑油供給孔)と隣接して設けられている。
このように構成すると、貫通孔68を通って、外壁部62の外側から内側に供給されたオイルOLを、回転するファイナルギア25により生じた負圧で、貫通孔68に沿って移動させて、リダクションギア35側に速やかに排出させることができる。
すなわち、貫通孔68から外壁部62の内側に流入したオイルOLを、外壁部62とファイナルギア25との間の領域から、リダクションギア35側に速やかに搬出させることができる。
これにより、バッフルプレート5内におけるオイルOLの油面OL_levelの高さの上昇を抑制できるので、ファイナルギア25の撹拌抵抗を低減できる。
実施形態にかかる自動変速機は、以下の構成を有している。
(3)溝621は、少なくとも、貫通孔68と隣接する位置から、バッフルプレート5の外壁部62におけるファイナルギア25の正転方向の最下流側の他端62b(下端)に渡る領域に設けられている。
このように構成すると、貫通孔68から他端62b側に向かって、オイルOLを搬送できるようになる。
ここで、他端62bは、外壁部62における厳密な端部を意味するものではなく、他端62bの近傍も含む意味である。
実施形態にかかる自動変速機は、以下の構成を有している。
(4)溝621は、長手方向と交差する方向(回転軸X1方向)に並んだ、複数の溝621から構成される。
このように構成すると、バッフルプレート5の外壁部62では、長手方向と交差する方向に突出部622が複数本形成されることになる。
そうすると、長手方向と交差する方向に流れようとするオイルOLに対して複数本の突出部622がフリクションとなり、長手方向と交差する方向に流れようとするオイルOLの流れを抑制して、長手方向へのオイルOLの流れを強めることができる。よって、オイルOLの搬出効率を向上することができる。
前記した実施形態では、バッフルプレート5の外壁部62の内周に複数の溝621が設けられている場合を例示したが、溝に変えて突起を設けた構成としても良い。
前記した実施形態では、駆動力伝達装置が、車両用の自動変速機である場合を例示した。本願発明の駆動力伝達装置は、車両用の自動変速機のみに限定されない。
複数のギアから構成されるギア列であって、少なくとも1つのギアが、ギア列の収容ケース内のオイルを掻き上げ得るように構成された装置にも適用可能である。このような装置として、入力された回転を減速して出力する減速装置が例示される。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は、これら実施形態に示した態様のみに限定されるものではない。発明の技術的な思想の範囲内で、適宜変更可能である。
1 自動変速機(動力伝達装置)
5 バッフルプレート
6 第1カバー部(側面部)
7 第2カバー部
10 変速機ケース
11 周壁部
13 壁部
15 収容部
20 デフケース
25 ファイナルギア(第1ギア)
35 リダクションギア(第2ギア)
60 基部
61 内壁部
62 外壁部
62a 一端
62b 他端
65 貫通孔
66 凹部
67 凹溝
68 貫通孔
601 一端
602 他端
621 溝
622 突出部
623 傾斜部
CW 時計回り方向(正転方向)
Im1 仮想円
OL オイル
OL_Level 油面
X1 回転軸
X2 回転軸
R、r 半径

Claims (4)

  1. 第1ギアと、
    前記第1ギアの上方において前記第1ギアと噛合う第2ギアと、
    前記第1ギアを覆うバッフルプレートと、を有し、
    前記バッフルプレートは、前記第1ギアの側面を覆う側面部を有し、
    前記側面部は、前記第1ギアの側面と対向するギア対向面を有し、
    前記ギア対向面は、前記第1ギアの正転方向に沿う向きの長手方向を有する溝を有し、
    前記溝は、前記第1ギアの正転方向に平行に延びる、駆動力伝達装置。
  2. 請求項1において、
    前記溝は、前記バッフルプレートの前記側面部に設けられた潤滑油供給孔と隣接して設けられている駆動力伝達装置。
  3. 請求項2において、
    前記溝は、少なくとも、前記潤滑油供給孔と隣接する位置から、前記バッフルプレートの前記側面部における前記第1ギアの正転方向最下流側の端部に渡る領域に設けられている駆動力伝達装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一において、
    前記長手方向と交差する方向に並んだ、複数の前記溝を有する駆動力伝達装置。
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