JP6984174B2 - クレーン - Google Patents
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Description
サブフックブロック15は、吊荷Wを吊るための部材である。サブフックブロック15には、吊荷Wに引っ掛けるサブフック15aが設けられている。
サブワイヤロープ20は、サブウインチ18からサブガイドシーブ10とサブシーブ12とを介して、サブフックブロック15に接続されている。
図3に示すように、操縦席22には、メインウインチ17を操作するためのメイン用操作具22a、サブウインチ18を操作するためのサブ用操作具22b、伸縮ブーム8を操作するための起伏用操作具22c、クレーン1を移動させるためのハンドル22d、報知手段である警報ブザー22e、および安全装置23が設けられている。
安全装置23は、オペレータにより前記表示モニタの表示画面を介して、メインフック作業、サブフック作業およびジブ作業のうちの一つを選択可能に構成されている。つまり、安全装置23は、メインウインチ17およびサブウインチ18のうち作動させるウインチをオペレータにより選択可能に構成されている。
サブ用操作位置検出器45は、サブ用操作具22bの操作位置を検出するものである。サブ用操作位置検出器45は、サブウインチ18が作動しない操作位置である中立位置と、サブワイヤロープ20が巻き上げられるようにサブウインチ18が作動する操作位置である巻上位置と、サブワイヤロープ20が巻き下げられるようにサブウインチ18が作動する操作位置である巻下位置とを検出するように構成されている。つまり、サブ用操作位置検出器45は、サブウインチ18の作動状態を検出する検出手段として機能する。
なお、サブ用油圧回路37の構成および動作態様は、メイン用油圧回路28と略同一であるため詳細な説明を省略する。
なお、本発明においては、吊荷Wに対する一連の作業である、地切り工程→宙吊り工程→リリース工程、のサイクルを、「吊荷作業サイクル」と称する。
続いて、制御装置54は、算出した起伏推力TH、伸縮ブーム8の形状および姿勢を表す伸縮ブーム8の重心位置C、伸縮ブーム8の重量M、伸縮ブーム8のブーム長さL、ならびに伸縮ブーム8の起伏角度θに基づいて、吊荷荷重P(図9における黒塗矢印参照)を算出する。
なお、本実施形態において、吊荷荷重Pは、起伏用一側油圧センサ51から取得した起伏シリンダ16のヘッド側油室16aの油圧の値と、起伏用他側油圧センサ52から取得した起伏シリンダ16のロッド部側油室16bの油圧の値とに基づいて、伸縮ブーム8の重心位置C、重量M、ブーム長さLおよび起伏角度θから算出したが、これに限定されず、少なくとも、油圧センサから取得される起伏シリンダの油圧の値に基づいて算出すればよい。
次に、制御装置54は、吊荷荷重Pが略一定の状態が所定時間以上続き、その後、吊荷荷重Pが所定値以下である状態が所定時間以上続いたら、吊荷Wの宙吊り工程が行われたと判定する。なお、当該宙吊り工程の判定方法は限定するものではなく、吊荷荷重Pが略一定の状態が所定時間以上続いた後において、単位時間当たりの吊荷荷重Pの減少量に基づいて判定することも可能である。
最後に、制御装置54は、吊荷荷重Pが初期値に戻り、その状態が所定時間以上続いたら、吊荷Wのリリース工程が行われたと判定する。
以上のように、制御装置54は、吊荷荷重Pに基づいて、吊荷作業サイクルが行われたか否かを判定する。
以下では、図12および図13を参照して、別実施形態に係る油圧回路について説明する。
油圧センサ24は、油圧ポンプ25の吐出油路26に設けられており、油圧ポンプ25から吐出される作動油の圧力である油圧Paを検出するように構成されている。
別実施形態に係る油圧回路は、油圧センサ24が油圧ポンプ25の吐出油路26に設けられている以外は、前述の実施形態に係る油圧回路と同様である。
一方、制御装置54は、作業の種類WTとしてメインフック作業が選択され、かつ、吊荷作業サイクル中にサブウインチ18の巻き上げのみが行われたと判定した場合において、油圧Paが所定の閾値Ps以上である状態(Pa≧Ps)が所定の時間(例えば、3秒)以上続いたときは、ウインチの誤選択があったとして、エラーと判定する。
一方、制御装置54は、作業の種類WTとしてサブフック作業またはジブ作業が選択され、かつ、吊荷作業サイクル中にメインウインチ17の巻き上げのみが行われたと判定した場合において、油圧Paが所定の閾値Pm以上である状態(Pa≧Pm)が所定の時間(例えば、3秒)以上続いたときは、ウインチの誤選択があったとして、エラーと判定する。
8 伸縮ブーム
13 ジブ
14a メインフック
15a サブフック
16 起伏シリンダ
17 メインウインチ
18 サブウインチ
19 メインワイヤロープ
20 サブワイヤロープ
22a メイン用操作具
22b サブ用操作具
22c 起伏用操作具
23 安全装置
36 メイン用操作位置検出器
45 サブ用操作位置検出器
54 制御装置
Claims (1)
- 作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記油圧ポンプから吐出される作動油によってブームを起伏させる油圧シリンダと、
前記油圧シリンダの油圧の値を検出するシリンダ用油圧センサと、
前記油圧ポンプから吐出される作動油によって作動され、ワイヤロープの巻き上げおよび巻き下げを行う複数のウインチと、
前記複数のウインチの作動状態を検出する検出手段と、
前記複数のウインチのいずれかを使用する作業の種類が入力可能に構成される安全装置と、
前記シリンダ用油圧センサ、前記検出手段および前記安全装置に接続され、それらから取得した情報に基づいて、前記安全装置へ入力された作業の種類に対応するウインチの選択に関する判定を行う制御装置と、を具備し、所定の吊荷を吊り上げて搬送するクレーンであって、
前記制御装置は、
前記シリンダ用油圧センサから取得した前記油圧シリンダの油圧の値に基づいて、前記吊荷に対する一連の作業である吊荷作業サイクルが行われたか否かを判定し、
前記吊荷作業サイクルが行われたと判定した場合、前記吊荷作業サイクルにおける前記複数のウインチの作動状態を前記検出手段から取得し、前記安全装置から取得した、前記安全装置へ入力された作業の種類に対応するウインチが、前記吊荷作業サイクルにおいて作動されたか否かを判定し、
作動されなかったと判定した場合、前記安全装置へ入力された作業の種類は誤りであると判定し、
前記油圧ポンプから吐出される作動油の圧力を検出するように構成され、前記制御装置に接続されるポンプ用油圧センサをさらに具備し、
前記制御装置は、
前記検出手段から取得した、前記吊荷作業サイクルにおける前記複数のウインチの作動状態から、当該吊荷作業サイクルにおいて前記複数のウインチのいずれかがワイヤロープの巻き上げを単独で行ったか否かを判定し、
行ったと判定した場合、前記ワイヤロープの巻き上げを単独で行ったウインチが、前記安全装置から取得した、前記安全装置へ入力された作業の種類に対応するウインチと一致するか否かを判定し、
一致しない場合、前記ワイヤロープの巻き上げ時において、前記ポンプ用油圧センサから取得した作動油の圧力が所定の閾値よりも小さいとき、または、前記ポンプ用油圧センサから取得した作動油の圧力が前記所定の閾値以上の状態が所定の時間未満であるときは、前記安全装置へ入力された作業の種類は正しいと判定し、前記ポンプ用油圧センサから取得した作動油の圧力が前記所定の閾値以上の状態が前記所定の時間以上続いたときは、前記安全装置へ入力された作業の種類は誤りであると判定する、
クレーン。
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