JP6982339B2 - 流体管の離脱防止装置及び流体管の離脱防止方法 - Google Patents

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Description

本発明は、流体管の離脱防止装置と、それを用いた流体管の離脱防止方法に関する。
水道管などの流体管の接続箇所では、一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入してなる管継手に離脱防止装置が用いられることがある。かかる流体管の離脱防止装置は、例えば、メカニカルタイプの管継手における押輪や、スリップオンタイプの管継手における管の受口、既設の管継手に取り付けられる補強金具に適用される。
特許文献1には、環状のハウジングに形成された収容溝に複数の係止部材が収容され、その各々に押圧部材である押ボルトが設けられた押輪が記載されている。かかる構成によれば、押ボルトの操作によって係止部材の各々が挿口の外周面に係止し、受口から挿口が離脱するのを防止できる。また、押ボルトが係止部材の傾斜面を押圧することにより、受口から挿口を離脱させる管軸方向の外力(以下、引き抜き力)が作用したときに、楔効果によって係止部材が挿口の外周面に向けて強く押圧され、優れた離脱防止機能を発揮できる。
従来は、複数の係止部材の各々に押圧部材が設けられているため、係止部材と同じ数だけの押圧部材が必要であり、それらを挿通するための取付孔をハウジングに形成しなければならず、コストが嵩む傾向にあった。特にハウジングが非分割の環状体からなる場合は、ハウジング自体を縮径できないことから、挿口の外周面に係止部材を係止させるために押圧部材が不可欠であると考えられていた。
また、上記楔効果を奏する構成では、引き抜き力が作用した際に、回転する方向の力が係止部材に作用することで、傾斜面の外径が大きくなる前方側に形成された爪(前方爪)が、その後方側に形成された爪(後方爪)よりも強く押圧される傾向にある。それ故、前方爪に荷重が偏り、前方爪が過剰に管に食い込んで、前方爪と後方爪とが均等に食い込まず、離脱防止機能が十分に発揮されない恐れがあった。この問題は、本出願人による特許文献2で指摘されており、その解決手段として、係止部材の傾斜面に対してそれを押圧する押圧面を傾斜させた構造が本発明者により提案されている。
そこで、本発明者は、コスト低減と離脱防止機能の確保を実現するべく、幾つかの係止部材で押圧部材を省略し、その係止部材の傾斜面に対して押圧面を傾斜させる構造を想到した。図13は、その一例であり、押圧部材を設けていない係止部材8の傾斜面8aが、収容溝9の底面91で押圧されるように構成されている。引き抜き力が作用した際に前方爪8bに荷重が偏らないよう、押圧面である底面91を傾斜面8aに対して傾斜させている。しかし、この構成では、挿口2の外周面が爪8b,8cに接触した時点で、図14のように係止部材8が傾いた状態になりやすいことが判明した。
図14の状態では、前方爪8bが挿口2の外周面から離れるほどに係止部材8が大きく傾いており、前方爪8bが係止しないだけでなく、後方爪8cが周方向に沿って均等に係止しなくなるため、離脱防止機能を十分に発揮することができない。押圧部材が設けられている係止部材は、このような傾いた状態になりにくく、もし傾いたとしても押圧部材の操作により適正な姿勢に修正できる。しかし、このような押圧部材を省略した係止部材8では、そのような対処ができない。
特許文献3には、複数の係止部材のうち幾つかで押圧部材を省略した押輪が記載されているが、係止部材の傾斜面に対して押圧面を傾斜させる構造を採用したものではなく、上記のような係止部材の傾きによる不具合に関して、その解決手段を示唆するものではない。
特開2013−167329号公報 特開2012−215266号公報 実公昭55−31338号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストを低減しながら離脱防止機能を確保できる流体管の離脱防止装置と、それを用いた流体管の離脱防止方法を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成することができる。即ち、本発明に係る流体管の離脱防止装置は、一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入してなる管継手に用いられる流体管の離脱防止装置において、前記受口とは別個にまたは一体的に形成された環状体からなり、前記挿口に外嵌されるハウジングと、前記挿口の外周面に係止する複数の係止部材と、前記挿口の外周面に向けて開口し、前記複数の係止部材を収容する収容溝と、を備え、前記係止部材は、管軸方向に沿って外径が変化する傾斜面と、前記傾斜面の外径が大きくなる前方側に形成された前方爪と、前記傾斜面の外径が小さくなる後方側に形成された後方爪とを有し、前記収容溝は、前方側に向かって拡径した第一底面と、前記第一底面の前方側に形成された第二底面とを有し、前記第二底面は、管軸方向に平行に延びており、または前方側に向かって縮径しており、または前記第一底面よりも小さい傾斜角度で前方側に向かって拡径しており、前記傾斜面の後方側に前記第一底面が当接しつつ、前方側に向かって前記第一底面が前記傾斜面から次第に離間し、且つ前記傾斜面の前方側に前記第二底面が当接した状態で、前記収容溝から前記前方爪と前記後方爪が均等に突出するように構成されているものである。
この装置では、係止部材の傾斜面に収容溝の底面が当接した状態で、その係止部材の前方爪と後方爪が収容溝から突出するため、押ボルトのような押圧部材を設ける必要がない。それ故、従来よりも押圧部材の個数が少なくて済み、ハウジングに取付孔を形成するための加工を削減できるので、コスト低減に資する。しかも、係止部材の傾斜面に上記の如く収容溝の底面を当接させることにより、係止部材が傾いた状態(図14参照)になるのを防ぎ、引き抜き力が作用した際には、楔効果を奏しつつ、前方爪に荷重が偏らずに、前方爪と後方爪とを均等に食い込ませて、離脱防止機能を確保できる。
前記複数の係止部材が、前記ハウジングの取付孔に挿通された押圧部材が設けられている第一係止部材と、前記押圧部材が設けられていない第二係止部材とからなり、前記押圧部材の操作により前記第一係止部材を管径方向に移動可能であり、前記収容溝における前記第二係止部材の配設箇所に前記第一底面と前記第二底面が設けられているものが好ましい。この場合、第一係止部材には押圧部材が設けられているので、その押圧部材の操作により挿口に向けて移動させた第一係止部材を挿口の外周面に係止できる。第二係止部材には押圧部材が設けられていないが、その傾斜面に第一底面と第二底面が当接した状態で、収容溝から前方爪と後方爪が均等に突出するので、第二係止部材を挿口の外周面に係止できる。
非分割の環状体からなるハウジングは、それ自体を縮径できないことから、通常であれば、複数の係止部材の各々に押圧部材が設けられる。しかし、本発明に係る流体管の離脱防止装置によれば、係止部材の傾斜面に第一底面と第二底面が当接した状態で、収容溝から前方爪と後方爪が均等に突出するので、ハウジングが非分割の環状体からなるものでも支障がない。
前記ハウジングの外周面における管周方向の複数箇所に、管軸方向に延びた貫通孔が形成されているとともに、前記複数の係止部材の総数が前記貫通孔の数よりも少ないものでもよい。通常は、周方向に隣り合う一対の貫通孔の間に係止部材が設けられることから、係止部材は貫通孔と同数になる。これに対し、上記構成によれば、係止部材に関して部品点数を減少することができる。
また、本発明に係る流体管の離脱防止方法は、一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入し、前記受口とは別個にまたは一体的に形成された環状体からなるハウジングを前記挿口に外嵌する外嵌工程と、前記挿口の外周面に向けて開口する収容溝に収容された複数の係止部材を前記挿口の外周面に係止させる係止工程と、を備え、前記係止部材は、管軸方向に沿って外径が変化する傾斜面と、前記傾斜面の外径が大きくなる前方側に形成された前方爪と、前記傾斜面の外径が小さくなる後方側に形成された後方爪とを有し、前記収容溝は、前方側に向かって拡径した第一底面と、前記第一底面の前方側に形成された第二底面とを有し、前記係止工程では、前記第一底面を前記傾斜面の後方側に当接させつつ、前方側に向かって前記第一底面を前記傾斜面から次第に離間させ、且つ前記第二底面を前記傾斜面の前方側に当接させた状態とし、前記収容溝から突出させた前記前方爪と前記後方爪を、それぞれ前記挿口の外周面に係止させるものである。
この方法では、係止部材の傾斜面に収容溝の底面が当接した状態で、その係止部材の前方爪と後方爪が収容溝から突出するため、押ボルトのような押圧部材を設ける必要がない。それ故、従来よりも押圧部材の個数が少なくて済み、ハウジングに取付孔を形成するための加工を削減できるので、コスト低減に資する。しかも、係止部材の傾斜面に上記の如く収容溝の底面を当接させることにより、係止部材が傾いた状態(図14参照)になるのを防ぎ、引き抜き力が作用した際には、楔効果を奏しつつ、前方爪に荷重が偏らずに、前方爪と後方爪とを均等に食い込ませて、離脱防止機能を確保できる。
本発明に係る流体管の移動防止装置の一例である押輪の正面図 図1における押輪のA−A断面図 図1における押輪のB−B断面図 図1における押輪のC−C断面図 装着前の押輪の断面図 外嵌工程を説明するための断面図 密封工程を説明するための断面図 シート材を用いたときの押輪の断面図 収容溝の底面の他の形状を示す断面図 収容溝の底面の他の形状を示す断面図 他の形態に係る押輪の正面図 本発明に係る流体管の移動防止装置の一例である補強金具の半断面図 係止部材の傾斜面に対して押圧面を傾斜させた従来の構造を説明するための断面図 図13の構造による不具合を説明するための断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1〜4は、本発明に係る流体管の離脱防止装置を押輪に適用した例を示す。押輪3は、一方の管P1の受口1に他方の管P2の挿口2を挿入してなる管継手に用いられている。管P1,P2は、それぞれ、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄管である。但し、これに限られるものではなく、例えば鋼管や塩化ビニール管、ポリエチレン管、ポリオレフィン管、その他の流体管であってもよい。また、管P1,P2の内部を流れる流体は上水に限らず、例えば工業用水や下水、ガス、ガスと液体との気液混合体などであっても構わない。
受口1とそれに挿入した挿口2との間には、それらの隙間を密封する環状のシール材4が配置されている。受口1の端部には、その端面に向かって拡径した拡径部1aと、管径方向外側に延びたフランジ部1bが形成され、その拡径部1a内にシール材4が押し込められている。押輪3は、シール材4を管軸方向に押圧して拡径部1a内に押し込み、それにより密封状態が確保されている。
押輪3は、挿口2に外嵌されるハウジング30と、挿口2の外周面に係止する複数の係止部材と、その複数の係止部材を収容する収容溝33とを備える。ハウジング30は、受口1とは別個に形成された非分割の環状体からなり、管周方向に連続して一体的に設けられている。ハウジング30の内径は挿口2の外径(管P2の外径)より大きく、収容溝33から突出した各係止部材の先端(前方爪、後方爪)が挿口2の外周面に係止している。本実施形態では、複数の係止部材が、押ボルト34が設けられている第一係止部材31と、押ボルト34が設けられていない第二係止部材32とからなる例を示す。
ハウジング30の外周面には、管周方向の複数箇所(図1の例では四箇所)に管軸方向に延びた貫通孔35が形成されている。図4のように、貫通孔35とフランジ部1bの貫通孔には、ボルトとナットからなる締結具36が装着されている。これにより、押輪3が受口1に固定されるとともに、受口1に対する押輪3の芯出し(センタリング)が行われる。また、締結具36を操作して押輪3を受口1に向けて近接移動させることにより、シール材4を押圧することができる。
収容溝33は、挿口2の外周面に向けて開口し、ハウジング30の内周面に形成されている。この収容溝33は、管周方向に連続して延びる環状溝として形成されているが、円弧状をなす複数の収容溝が断続的に形成されていてもよい。図1,2に示すように、第一係止部材31の配設箇所では、収容溝33の底面を貫通するようにして取付孔が設けられ、押圧部材である押ボルト34がその取付孔に挿通されている。また、図1,3に示すように、第二係止部材32の配設箇所では、そのような取付孔が設けられていない。
押輪3は、第一係止部材31と第二係止部材32とからなる複数の(図1の例では4つの)係止部材を備え、それらが管周方向に沿って配列された状態で収容溝33に収容されている。本実施形態では、複数の係止部材の総数が4であり、そのうち2つが第一係止部材31であり、残りの2つが第二係止部材32である。第一係止部材31は上方に配置され、第二係止部材32は下方に配置されている。これら係止部材の各々が挿口2の外周面に係止することにより、受口1から挿口2が離脱するのを防止することができる。
第二係止部材32は、管軸方向に沿って外径が変化する傾斜面32aと、その傾斜面32aの外径が大きくなる前方側(図3の右側)に形成された前方爪32bと、傾斜面32aの外径が小さくなる後方側(図3の左側)に形成された後方爪32cとを有する。傾斜面32aは、平坦な面により形成され、受口1に向かって拡径する方向に傾斜している。前方爪32bと後方爪32cは、互いに管軸方向に間隔を設けて配置され、それぞれが挿口2の外周面と同等の曲率で湾曲しつつ、断面三角形状をなして第二係止部材32の内周面に突設されている。
同様に、第一係止部材31は、傾斜面31a、前方爪31b及び後方爪31cを有する。第一係止部材31は、第二係止部材32と同一の部材で構成されていて、それらはハウジング30に組み合わせる態様が異なるに過ぎない。押ボルト34は第一係止部材31にのみ設けられ、これを操作することにより第一係止部材31を管径方向に移動可能である。第一係止部材31及び第二係止部材32は、いずれも金属のような堅牢な材料で作製され、具体的には鋳鉄が例示される。
図2のように、第一係止部材31の傾斜面31aには、同方向に傾斜した押ボルト34の端面が当接している。受口1から挿口2を離脱させる管軸方向の外力(以下、引き抜き力)が作用したときには、楔効果によって第一係止部材31が挿口2の外周面に向けて強く押圧され、離脱防止機能が高められる。また、引き抜き力が作用した際に前方爪31bに荷重が偏らないよう、押ボルト34の端面を傾斜面31aに対して傾斜させている。押ボルト34は、その端面を傾斜面31aの後方側に当接(線接触)させつつ、前方側に向かって端面を傾斜面31aから次第に離間させている。
図3のように、第二係止部材32の傾斜面32aには、収容溝33の底面が当接している。第二係止部材32は、収容溝33から前方爪32bと後方爪32cを突出させた状態で収容溝33内に保持されている。上述のように、この押輪3では、第二係止部材32に押ボルト34を設けていない。それ故、従来であれば係止部材と同数の押ボルトを必要とするのに対し、この押輪3では係止部材の数よりも押ボルト34の数が少なくて済む。また、第二係止部材32の配設箇所では、押ボルト34を挿通するための取付孔を設けておらず、取付孔の形成が省略されている。ネジ孔である取付孔の形成には孔あけ加工とタップ加工が必要となるため、これを省略することによるコスト低減の効果は大きい。
収容溝33は、前方側に向かって拡径した第一底面33aと、第一底面33aの前方側に形成された第二底面33bとを有し、それらが傾斜面32aに当接している。即ち、収容溝33における第二係止部材32の配設箇所に第一底面33aと第二底面33bが設けられている。第二底面33bは管軸方向に平行に延びているが、これが前方側に向かって縮径し、または第一底面33aよりも小さい傾斜角度(管軸方向に対する角度)で前方側に向かって拡径しても構わない。いずれの場合でも、第一底面33aと第二底面33bとが鈍角をなし、収容溝33の底面が全体として屈曲した形状となることが好ましい。
押輪3は、傾斜面32aの後方側に第一底面33aが当接しつつ、前方側に向かって第一底面33aが傾斜面32aから次第に離間し、且つ傾斜面32aの前方側に第二底面33bが当接した状態で、収容溝33から前方爪32bと後方爪32cが均等に突出するように構成されている。ここで、「前方爪と後方爪が均等に突出する」とは、各爪の突出(管径方向における位置)が略同じであることを指し、それらを一緒に係止させるのに支障がない程度の僅かな(例えば1mm以下の、好ましくは0.5mm以下の)突出の差を生じる場合も含む。
かかる構成では、傾斜面32aの前方側に第二底面33bが当接しているので、挿口2の外周面を前方爪32bや後方爪32cに接触させたときに、第二係止部材32が傾いた状態(図14参照)にはならない。しかも、傾斜面32aの後方側に上記の如く第一底面33aが当接しているので、引き抜き力が作用した際には、楔効果を奏しつつ、前方爪32bに荷重が偏らずに、前方爪32bと後方爪32cとを均等に食い込ませて、優れた離脱防止機能を確保できる。
傾斜面32aに対する第一底面33aの傾斜角度θは、引き抜き力が作用した際に前方爪32bに荷重が偏らないようにするうえで、1度以上が好ましく、2度以上がより好ましく、3度以上が更に好ましい。また、傾斜角度θは、挿口2に向けて第二係止部材32を適切に押圧する観点から、5度以下が好ましく、5度未満がより好ましく、4度以下が更に好ましい。以上より、傾斜角度θは1〜5度であることが好ましい。
第一底面33aは、傾斜面32aの後方側のエッジに当接(線接触)している。それらの当接箇所は後方爪32cよりも後方側に位置していることが好ましく、それにより、第一底面33aによる管径方向内側への押圧が後方爪32cに優先的に伝えられ、後方爪32cが前方爪32bよりも強く押圧される。その結果、引き抜き力が作用した際に、前方爪32bに荷重が偏らない状態が適切に得られ、前方爪32bと後方爪32cをバランス良く均等に挿口2の外周面に食い込ませることができる。
収容溝33内には、各係止部材が管軸方向に移動可能な移動代が設けられている。かかる移動代は、楔効果を発現するのに役立つ。また、収容溝33内での第二係止部材32の位置に関係なく、前方爪32bと後方爪32cが常に収容溝33から突出するように構成されている。これにより挿口2の外周面に第二係止部材32を適切に係止させて、離脱防止機能を良好に確保できる。第二係止部材32が後方側に移動すると、後方爪32cは第一底面33aに対する楔効果によって更に突出するが、上記の如き第二底面33bによって前方爪32bは過剰に突出せず、結果的に前方爪32bと後方爪32cがバランスよく均等に食い込む。図示しないが、各係止部材の側面と収容溝33の壁面との間には、係止部材の脱落を防止する弾性材が介在し、それらは圧縮変形するので各係止部材は管軸方向に移動できる。
押ボルト34が設けられる第一係止部材31の配設箇所では、ハウジング30の外径を比較的大きくする必要があるものの、押ボルト34が設けられない第二係止部材32の配設箇所では、ハウジング30の外径を比較的小さくできる。このように、第二係止部材32の設定箇所では、第一係止部材31の設定箇所に比べてハウジング30の外径を小さくし、その分だけハウジング30の体積を減らしてコスト低減を図ることができる。
本実施形態では、図1,4に示すように、第一係止部材31または第二係止部材32の先端と、それに隣接する別の第一係止部材31または第二係止部材32の先端とが、管軸方向に互いに重なり、係止部材が挿口2の外周面に接触する領域が管周方向に連続するように構成されている。このような係止部材の構成は、例えば本出願人による特開2008−309186号公報に開示されている。但し、本発明は、これに限られるものではない。
本実施形態のように第一係止部材31と第二係止部材32が混在する場合、複数の係止部材の総数を4以上とし、そのうちの1つまたは2つを第二係止部材32にすることが好ましい。これにより、第二係止部材32の割合が適度に抑えられ、挿口2の外周面に対する各係止部材の接触バランスが良好となる。特にハウジング30が非分割の環状体からなる場合、第二係止部材32の個数が多くなると、各係止部材がバランス良く接触しにくくなるので、第二係止部材32は1つか2つが望ましい。また、第二係止部材32が複数ある場合、それらは隣接して配置されることが好ましい。
上記の押輪3を用いた流体管の離脱防止方法について説明する。図5の押輪3は、出荷運搬時や外嵌作業開始時などの初期状態を示し、まだハウジング30は挿口2に外嵌されていない。第二係止部材32は、前方爪32bと後方爪32cを突出させた状態で、上記弾性材を介して収容溝33内に保持されている。この押輪3を用いて、まずは、図6のようにハウジング30を挿口2に外嵌する(外嵌工程)。次に、図7のように、受口1と挿口2との隙間に介在するシール材4を押圧して密封状態とし、押輪3を受口1に固定する
(密封工程)。そして、図1〜4のように、各係止部材を挿口2の外周面に係止させる(係止工程)。
外嵌工程では、第一係止部材31を上方に配置しつつ、第二係止部材32を下方に配置する(図1参照)。そして、上方に配置した第一係止部材31の先端を収容溝33から突出させず、挿口2に対して下方に偏心させたハウジング30を挿口2に外嵌する。このとき、管軸方向を水平方向に向けた挿口2に押輪3を預けることで、その押輪3の自重により、ハウジング30の中心を挿口2の中心よりも下方に位置させることができる。挿口2の外周面には防食塗料などの塗装が施されているので、このようにして挿口2の外周面を傷付けないようにすることが有用である。
図8は、挿口2の外周面に係止する前の第二係止部材32をシート材5により覆った例を示す。シート材5は、第一係止部材31と第二係止部材32のうち第二係止部材32にのみ設けられ、収容溝33の開口を塞ぐように配置されている。外嵌工程では、このように第二係止部材32をシート材5で覆っておくことで、その前方爪32bと後方爪32cが挿口2の外周面を傷付けることをより確実に防止できる。但し、シート材5の利用は必須ではない。シート材5は、耐候性を有する軟らかい素材からなることが好ましい。
密封工程では、フランジ部1bとハウジング30に締結具36を装着したうえで、その締結具36の操作により押輪3を受口1に向けて近接移動させ、シール材4を押圧する。この締結具36の装着により、受口1と押輪3との芯出しが行われ、受口1に挿入されている挿口2に対しても芯出しが行われる。それに伴い、収容溝33から突出している第二係止部材32の前方爪32bと後方爪32cを、それぞれ挿口2の外周面に係止させる。シート材5を使用している場合は、その前方爪32bと後方爪32cの係止によってシート材5が切断される。
係止工程では、第一底面33aを傾斜面32aの後方側に当接させつつ、前方側に向かって第一底面33aを傾斜面32aから次第に離間させ、且つ第二底面33bを傾斜面32aの前方側に当接させた状態とし、収容溝33から突出させた前方爪32bと後方爪32cを、それぞれ挿口2の外周面に係止させる。これにより、挿口2の外周面が前方爪32bや後方爪32cに接触したときに、第二係止部材32が傾いた状態(図14参照)にならない。
また、押ボルト34の操作により第一係止部材31を挿口2に向けて移動させることで、その前方爪31bと後方爪31cを、それぞれ挿口2の外周面に係止させる。本実施形態では、第一係止部材31をハウジング30の半周(上半周)にのみ配置し、ハウジング30の残りの半周(下半周)に2つまたは3つ(本実施形態では2つ)の第二係止部材32を配置しているので、ハウジング30の半周では押ボルト34の操作を不要にできる。下方において押ボルト34の操作を不要にすることにより、従来に比べて作業が簡略化され、特に掘削溝内での施工などで有用である。
本実施形態では、第二底面33bが管軸方向に平行に延びているため、第二係止部材32の姿勢を安定させやすいうえ、引き抜き力が作用したときに後方爪32cによる係止が強められる。図9のように第二底面33bが前方側に向かって縮径する形状では、後方爪32cによる係止が更に強められる。図10のように第二底面33bが第一底面33aよりも小さい傾斜角度で前方側に向かって拡径する形状では、後方爪32cほどではないが前方爪32bによる係止を効かせられる。このように、第二底面33bの角度を調整することにより、前方爪32bと後方爪32cの係止のバランスを調整できる。
図11に示した押輪は、係止部材や押ボルトに関する構造を除き、前述した押輪3と同じ構成を有する。これらの押輪では、いずれも、ハウジングの外周面における管周方向の複数箇所(本実施形態では六箇所)に、管軸方向に延びた貫通孔が形成されているとともに、複数の係止部材の総数が貫通孔の数よりも少ない。また、係止部材と、それに隣接する係止部材とが、それらの先端を管軸方向に互いに重ねるように配置されている。
(a)の例では、ハウジングの半周(上半周)と残りの半周(下半周)とで係止部材の個数が異なり、第一係止部材と第二係止部材との長さも相違している。貫通孔の数が6であり、本来は、6つの係止部材が配置される構造であるが、周方向に長い第二係止部材を使用していることで、従来よりも部品点数を減少できている。(b)の例では、上記(a)の構造において、部品点数を更に減らすべく、上半周に配置された第一係止部材も長く形成している。また、第一係止部材の中央部を押ボルトで押圧できるように、締結具が装着される貫通孔に寄せて取付孔が設けられている。この構成では、各係止部材の長さが均等であるため、上記(a)の構造よりも荷重バランスが良好となる。(c)の例では、上記(b)の構造を更に改変し、1つの第一係止部材に対して2つの押ボルトを設けている。上記(b)の構造に比べて、コスト低減効果には劣るが、荷重を支持する箇所が多いので強度的に優れる。
図11に示した押輪においても、上記と同様に、係止部材の傾斜面に収容溝の底面を当接させるように構成されているので、上述した有利な効果が得られる。
図12は、本発明に係る流体管の離脱防止装置を補強金具に適用した例を示す。以下に説明する構成の他は、前述した押輪の実施形態と同様に構成できる。補強金具6は、一方の管P3の受口に他方の管P4の挿口を挿入してなる管継手に用いられ、その受口から挿口が離脱するのを防止する。受口と挿口との間は、シール材40によって密封されている。ハウジング60は、管P3の受口とは別個に形成された分割の環状体からなり、既設の管継手における管P4の挿口に外嵌可能に構成されている。この管継手はスリップオンタイプであるが、メカニカルタイプでも構わない。
ハウジング60の収容溝63の底面と、その収容溝63に収容されている係止部材72の構造は、上述した押輪3の例と同様である。即ち、傾斜面72aの後方側に第一底面63aが当接しつつ、前方側に向かって第一底面63aが傾斜面72aから次第に離間し、且つ傾斜面72aの前方側に第二底面63bが当接した状態で、収容溝63から前方爪72bと後方爪72cが均等に突出するように構成されている。かかる構成により、上述した有利な効果を奏することができる。
ハウジング60は、管周方向の複数箇所に分割部を持つ分割構造(例えば、二つ割り構造)を有し、その分割部は不図示の連結具で連結されている。この連結具を締め付けることによりハウジング60を縮径できるため、収容溝63に収容されている全ての係止部材が、押圧部材が設けられていない係止部材であっても構わない。即ち、収容溝63に収容された複数の係止部材が、図12のように押ボルトではなく収容溝63の底面で押圧される係止部材72のみで構成されていてよい。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であり、係止部材や押ボルトの個数などは使用する用途や条件に応じて適宜に変更することができる。
前述の実施形態では、流体管の離脱防止装置を押輪や補強金具に適用した例を示したが、これに限られるものではなく、例えばスリップオンタイプの管継手における管の受口に適用することも可能である。その場合、ハウジングは、受口と一体的に形成された非分割の環状体からなり、その内周面に形成された収容溝に複数の係止部材が収容される。
1 受口
2 挿口
3 押輪(離脱防止装置の一例)
4 シール材
5 シート材
6 補強金具(離脱防止装置の一例)
30 ハウジング
31 係止部材(第一係止部材)
32 係止部材(第二係止部材)
32a 傾斜面
32b 前方爪
32c 後方爪
33 収容溝
33a 第一底面
33b 第二底面
34 押ボルト(押圧部材)
60 ハウジング
63 収容溝
63a 第一底面
63b 第二底面
72 係止部材
72a 傾斜面
72b 前方爪
72c 後方爪
P1 管
P2 管

Claims (5)

  1. 一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入してなる管継手に用いられる流体管の離脱防止装置において、
    前記受口とは別個にまたは一体的に形成された非分割の環状体からなり、前記挿口に外嵌されるハウジングと、
    前記挿口の外周面に係止する複数の係止部材と、
    前記挿口の外周面に向けて開口し、前記複数の係止部材を収容する収容溝と、を備え、
    前記係止部材は、管軸方向に沿って外径が変化する傾斜面と、前記傾斜面の外径が大きくなる前方側に形成された前方爪と、前記傾斜面の外径が小さくなる後方側に形成された後方爪とを有し、
    前記収容溝は、前方側に向かって拡径した底面を有し、
    前記複数の係止部材が、前記ハウジングの取付孔に挿通された押圧部材が設けられている複数の第一係止部材と、前記押圧部材が設けられていない複数の第二係止部材とからなり、
    各々の前記第一係止部材の管周方向の長さは、前記押圧部材の管周方向の長さよりも大きく、
    前記複数の第一係止部材は、それぞれ、他の前記第一係止部材と別個の部材であり、
    前記複数の第二係止部材は、それぞれ、他の前記第二係止部材と別個の部材であり、
    前記押圧部材の軸が管径方向に対して傾斜し且つ前記受口から前記挿口を離脱させる管軸方向の外力に対抗する方向に傾斜しており、
    前記押圧部材の操作により前記第一係止部材を管径方向に移動可能であり、
    前記第一係止部材の前記傾斜面に前記押圧部材が当接し、前記第二係止部材の前記傾斜面に前記収容溝の前記底面が当接することを特徴とする流体管の離脱防止装置。
  2. 前記第一係止部材は上方に配置され、前記第二係止部材は下方に配置される、請求項1に記載の流体管の離脱防止装置。
  3. 前記第一係止部材の管周方向の長さは、前記第二係止部材の管周方向の長さよりも短い、請求項1又は2に記載の流体管の離脱防止装置。
  4. 前記ハウジングの外周面における管周方向の複数箇所に、管軸方向に延びた貫通孔が形成されているとともに、前記複数の係止部材の総数が前記貫通孔の数よりも少ない請求項1〜3いずれか1項に記載の流体管の離脱防止装置。
  5. 一方の管の受口に他方の管の挿口を挿入し、前記受口とは別個にまたは一体的に形成された非分割の環状体からなるハウジングを前記挿口に外嵌する外嵌工程と、
    前記挿口の外周面に向けて開口する収容溝に収容された複数の係止部材を前記挿口の外周面に係止させる係止工程と、を備え、
    前記係止部材は、管軸方向に沿って外径が変化する傾斜面と、前記傾斜面の外径が大きくなる前方側に形成された前方爪と、前記傾斜面の外径が小さくなる後方側に形成された後方爪とを有し、
    前記収容溝は、前方側に向かって拡径した底面を有し、
    前記複数の係止部材が、前記ハウジングの取付孔に挿通された押圧部材が設けられている複数の第一係止部材と、前記押圧部材が設けられていない複数の第二係止部材とからなり、
    各々の前記第一係止部材の管周方向の長さは、前記押圧部材の管周方向の長さよりも大きく、
    前記複数の第一係止部材は、それぞれ、他の前記第一係止部材と別個の部材であり、
    前記複数の第二係止部材は、それぞれ、他の前記第二係止部材と別個の部材であり、
    前記押圧部材の軸が管径方向に対して傾斜し且つ前記受口から前記挿口を離脱させる管軸方向の外力に対抗する方向に傾斜しており、
    前記押圧部材の操作により前記第一係止部材を管径方向に移動可能であり、
    前記係止工程では、前記第二係止部材の前記傾斜面に前記収容溝の前記底面を当接させつつ、前記第二係止部材の前記前方爪と前記後方爪をそれぞれ前記挿口の外周面に係止させ、前記押圧部材を操作して前記第一係止部材の前記傾斜面に前記押圧部材を当接させつつ、前記第一係止部材の前記前方爪と前記後方爪をそれぞれ前記挿口の外周面に係止させる流体管の離脱防止方法。
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