JP6981051B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、車両の運行に係る情報を処理する情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
近年、コスト削減や渋滞の緩和を目的として、レンタカーやカーシェアリング等、複数人で一台の車両を利用する機会が増加してきている。一方で、従来から装備されてきた様々な安全技術に、新規な技術を組み合わせた自動運転機能を有する車両が実用化しつつある。特に自動運転機能をタクシーに適用した自動運転タクシーにおいては、運転免許取得の有無にかかわらず、一人で車両に乗車して目的地に辿り着くことができる。
特許文献1は、位置情報と関連付けられた画像データから人物画像を抽出し、その人物画像に含まれる人物が見込み客と判定された場合に、関連付けられた位置情報をタクシーに通知し、画像データから抽出された見込み客を示す見込み客情報により特定される人物と、タクシーに設置された撮影装置で撮影される人物とが同一人物か否かを判定する同一人物検証プログラムを開示している。
特開2016−218895号公報
上述のように様々な人が利用する車両においては、乗車者に応じて様々な目的で利用できるため、利便性が高い一方、想定外の利用によって事件や事故に発展したり、想定外の費用が発生したりしてしまう恐れがある。例えば、子供や高齢者が、一人で自動運転タクシーに乗って、知らない土地の治安が十分でない地域で下車してしまう恐れ等がある。
本開示は、上述の事情に鑑みてされたものであり、様々な人が利用する車両をより安全に利用させることができる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本開示の一態様である情報処理装置は、乗車者の属性情報に対する車両の運行範囲の情報である運行範囲情報が関連付けられて記憶された運行範囲記憶部(220)と、前記属性情報を取得し、前記運行範囲記憶部から、取得した前記属性情報に対応する前記運行範囲情報を取得する運行範囲取得部(214)と、を備える情報処理装置であって、前記乗車者から取得した情報である乗車者情報から前記属性情報を判定する属性判定部(210)を更に備え、前記乗車者情報は、生体情報及び前記乗車者の所有物に記録された所有物記録情報であり、前記属性判定部は、前記生体情報に基づいて判定された前記属性情報である第1の属性情報と、前記所有物記録情報に基づいて判定された前記属性情報である第2の属性情報とが相反する場合には、取得した前記乗車者情報とは異なる前記乗車者情報を取得させる、情報処理装置である。
上述のような構成により情報処理装置は、様々な人が利用する車両をより安全に利用させることができる。
本開示の一実施形態に係る情報処理システムの例について示す図である。 本開示の一実施形態に係る情報処理装置の構成例について示す図である。 運行範囲記憶部のデータベース構成の例について示す図である。 情報処理システムの処理の例について示すフローチャートである。 属性判定処理の例について示すフローチャートである。 運行範囲取得処理の例について示すフローチャートである。 目的地決定処理の例について示すフローチャートである。 広告決定処理の例について示すフローチャートである。 情報処理装置が車載ネットワークと無線通信を介した通信接続を行う場合の構成例について示す図である。 情報処理装置の一部の構成がそれぞれ独立して車載ネットワークに繋がる場合の構成例について示す図である。
以下、本発明の情報処理装置200及び情報処理システム100の構成及び機能について、図面を参照して説明する。なお、本発明とは、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された発明を意味するものであり、以下の実施形態に限定されるものではない。また、鉤括弧内の語は、特許請求の範囲又は課題を解決するための手段の項に記載された語を意味し、同じく以下の実施形態に限定されるものではない。また特許請求の範囲の従属項に記載の構成及び方法、従属項に記載の構成及び方法に対応する実施形態の方法、及び特許請求の範囲に記載がなく実施形態のみに記載の構成及び方法は、本発明においては任意の構成及び方法である。発明が解決しようとする課題に記載した課題は公知の課題ではなく、本発明者が独自に知見したものであり、本発明の手段と共に発明の進歩性を肯定する事実である。
図1に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置200及び乗車者情報取得装置310を有している。これらは互いに通信接続する車載ネットワーク110で接続されていてもよい。ここで、車載ネットワーク110には、他のECU(Electronic Control Unit)105等の制御ユニット、DCM(Data Communication Module)103等の無線通信ユニットが接続されていてもよい。また、車載ネットワーク110には、乗車者が画面で情報を確認するための、液晶表示装置や有機EL(Electroluminescence)表示装置からなる表示装置104、車両の運行を制御する車両制御部600が通信接続されていてもよい。また、DCMは、無線通信を介して、インターネットや公衆無線通信ネットワーク等の公衆ネットワーク120と接続することができる構成であってもよい。この公衆ネットワーク120は、更にオペレータ端末130と接続され、オペレータ端末130が車両内の通話端末と通話接続されることにより、乗車者が、「オペレータ」と通話できるように構成されていてもよい。なお、本発明の「オペレータ」は、情報処理システム100の管理を行う者であってもよいし、この車両の運行管理を行う者であってもよく、当該車両の目的地等の情報について変更することができる者とすることができる。無線通信には、各種の公衆無線ネットワーク規格、無線LAN(Local Area Network)通信規格、近距離無線規格その他の無線規格に準拠した通信を用いることができる。ここで、「乗車者情報取得装置」310は乗車者から乗車者情報を取得することができる。本発明の「乗車者情報取得装置」は、カメラ、マイク、カードリーダ、近距離無線通信機器、重量計測器その他の各種の情報を取得する装置を含み、例えば、指紋、掌形、網膜、虹彩、顔、血管、音声、身長、体重等の生体情報を取得する装置、並びに磁気カード、ICカード及びスマートフォン等の情報通信機器等から情報を取得する装置を含む。
情報処理装置200及び乗車者情報取得装置310は、それぞれ一つのECUとして構成されていてもよいし、これら又は他のECUと組み合わされて一つのECUとして構成されていてもよい。また情報処理装置200及び乗車者情報取得装置310は、ECU以外の制御ユニットや、DCMやゲートウェイ等の通信ユニットに組み込まれる構成であってもよい。情報処理装置200及び乗車者情報取得装置310は、例えば、主に半導体装置で構成され、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶部等を有する、いわゆる情報処理機器として構成されていてもよい。情報処理機器は、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶部、通信ネットワークに接続されるネットワークインターフェース部等を更に有していてもよい。また、このような情報処理機器はパッケージ化された半導体装置であっても、配線基板において各半導体装置が配線接続された構成であってもよい。車載ネットワーク110には、Ethernet(登録商標)やWi−Fi(登録商標)等のLAN通信規格その他の通信規格を用いることができる。
図2に示すように、情報処理装置200は、運行範囲記憶部220と運行範囲取得部214とを有する。運行範囲記憶部220は、「乗車者の属性情報」に対する車両の「運行範囲」の情報である運行範囲情報を関連付けて記憶する。運行範囲取得部214は、属性情報を取得し、運行範囲記憶部220から、取得した属性情報に対応する運行範囲情報を取得する。ここで、本発明の「乗車者の属性情報」は、乗車者の属性を示す情報であり、例えば、年齢、性別、所属組織及び嗜好等を含むことができる。また、本発明の「運行範囲」は、距離的範囲だけでなく、時間的範囲その他の範囲も含む。例えば、距離、目的地、乗車時刻、金額及び乗車時間等のそれぞれの範囲を含むことができる。また、運行範囲情報は、例えば、地域条例等により未成年者の自動運転タクシーの深夜の利用が制限されている場合等、条例を含む法令で特定の乗車者における運行範囲が定められている場合には、その法令に従った運行範囲情報とすることができる。このように構成される情報処理装置200は、様々な人が利用する車両をより安全に利用させることができる。
図3に示されるように、運行範囲記憶部220は、例えば属性情報に対して運行範囲情報が定められる構造となっている。属性情報として例えば性別及び年齢が例示されているが、属性情報はこれらに限られるものではない。また、運行範囲情報としては、利用時刻範囲、目的地範囲及び移動距離範囲が選択されているが、運行範囲情報もこれらに限定されるものではない。利用時刻範囲は、乗車者が乗車可能とする時刻の範囲を定めたものとすることができる。目的地範囲は、目的地として許容される所定の地域又は複数の目的地を示すものであってもよいし、目的地として選択することができない地域又は選択することができない目的地を示すものであってもよい。目的地範囲としては、例示される場合には、例えば駅、自宅、塾、図書館その他の公共施設等を含むことができる。移動距離範囲は、選択した際に乗車者がいる位置から、選択した目的地までの距離が示された距離範囲とすることができる。
運行範囲記憶部220は、このように属性情報を年齢の範囲とし、運行範囲情報を、利用時刻範囲、目的地範囲及び移動距離範囲のいずれか又はこれらを組み合せた情報とすることができる。属性情報を年齢の範囲とすることにより、例えば目的地によっては注意を促すべき未成年等を識別することができる。また運行範囲情報を利用時刻範囲、目的地範囲及び移動距離範囲のいずれか又はこれらの組み合せで定めることにより、より安全な地域又は時間帯での運行範囲とすることができる。
また、図2に示すように情報処理装置200は、更に乗車者から取得した情報である「乗車者情報」から属性情報を判定する属性判定部210を更に有する構成とすることができる。ここで、本発明の「乗車者情報」は、指紋、掌形、網膜、虹彩、顔、血管、音声、身長若しくは体重等の生体情報とすることができる。また、本発明の「乗車者情報」は、磁気カード、IC(Integrated Circuit)カード若しくはスマートフォン等の情報通信機器等の乗車者の所有物に記録された所有物記録情報とすることができる。
また、属性判定部210は、前記乗車者情報としての生体情報に基づいて、年齢の範囲を属性情報として判定することができる。このように生体情報に基づいて年齢の範囲の属性情報を判定することにより、虚偽の年齢の申告による乗車を抑制することができる。また、属性情報として、嗜好等を判定することとしてもよい。嗜好を判定することにより、嗜好に合った目的地の提案や示唆を行うことができる。
また、情報処理装置200は、運行範囲情報を参照して目的地を決定する目的地決定部216を更に有していてもよい。これにより情報処理装置200は、例えば乗車者の入力した目的地が運行範囲情報に示される運行範囲内かどうかを確認することができ、より安全な運行を提供することができる。また更に、目的地決定部216は、受信した目的地の候補が、運行範囲情報内でない場合にオペレータ端末130との通話接続の処理を行うこととしてもよい。オペレータと通話接続することにより、属性情報の判定が適切でなかった場合や、例外的に運行範囲外での運行を行う場合においても対応することができる。
また、情報処理装置200は、属性情報に基づいて、車両内の表示装置104に表示させる広告を決定し、決定した広告を表示装置104に表示させる広告決定部218を更に有していてもよい。これにより車両内に乗車者の属性情報に合致した広告を表示させることができる。
図2においては、運行範囲記憶部220、運行範囲取得部214、属性判定部210、目的地決定部216及び広告決定部218は、一つの情報処理装置200に含まれる構成として例示している。しかしながら、例えば車載ネットワーク110を介して、それぞれ別々のECUその他の情報処理機器として構成してもよいし、いずれか複数が一つの情報処理機器として構成されていてもよい。また、情報処理装置200は、例えば図9および図10の情報処理装置200に示されるように、属性判定部210、目的地決定部216及び広告決定部218を有していない構成であってもよい。
図4に示されるように、乗車者情報取得装置310は、まず、ステップS101において、乗車者情報の取得を行う。乗車者情報は、上述のように各種の生体情報若しくは乗車者の所有物に記録された所有物情報、又はこれらを組み合わせた情報とすることができ、それらの情報を取得するのに適した乗車者情報取得装置310を用いることができる。次に、属性判定部210は、乗車者情報を用いて属性判定処理S200を実行する。
属性判定処理S200では、図5に示されるように、例えば、ステップS201において乗車者情報から特徴量を抽出し、ステップS202において抽出された特徴量を用いて属性情報を判定することとしてもよい。ここで属性判定部210が、特徴量の範囲と属性情報とが関係づけられたデータベースを有し、このデータベースを参照することにより、属性情報を判定、又は属性情報の候補を抽出することとしてもよい。例えば、乗車者情報が乗車者の画像であり、画像処理により特徴量としての身長や顔の特徴を抽出し、例えば属性情報として年齢範囲を判定するための情報の一つとすることができる。また、乗車者の声を取得した場合に、声の平均周波数を特徴量として抽出し、例えば属性情報として年齢範囲を判定するための情報の一つとすることができる。また、乗車者の手の大きさを取得した場合に、長さや面積を特徴量として抽出し、例えば属性情報として年齢範囲を判定するための情報の一つとすることができる。これらの場合においても、特徴量に対応する属性情報のデータベースを記憶しておき、データベース内の対応する属性情報を判定して、属性情報の候補とすることができる。
ここで属性判定部210は、特徴量を用いずに、乗車者情報から直接的に属性情報を判定することができる。例えば、乗車者情報が年齢や性別等の情報であり、属性情報が年齢の範囲や性別である場合には、乗車者情報をそのまま属性情報として利用することができる。このように乗車者情報に基づいて、直接的な属性情報の判定や特徴量による判定を行うことにより、より正確な判定基準とすることができる。
また、属性判定部210は、乗車者情報や特徴量を蓄積し、SVM(Support Vector Machine)やディープラーニング等の機械学習により属性情報の判定基準を更新することとしてもよい。また、属性判定部210は、乗車者情報や特徴量を蓄積し、統計的手法により属性情報の判定基準を更新することとしてもよい。このように経験的に判定基準を更新することにより、乗車者情報や特徴量の蓄積に伴ってより正確で詳細な判定基準とすることができる。また、乗車者情報から、それぞれ尤度を有する1つ以上の属性情報の候補を取り出し、最も尤度の高い属性情報を乗車者の属性情報として判定することとしてもよい。これにより、より確からしい属性情報を判定することができる。
図4に戻り、属性判定部210は、ステップS103において判定された属性情報の有無を判定し、属性情報がない場合には、ステップS104に移行し、オペレータと通話するかどうかを乗車者に問い合わせる処理を行うこととしてもよい。この場合にオペレータと通話しない選択を受信した場合には、ステップS101に戻り、再度、乗車者情報を取得する処理とすることができる。一方、オペレータと通話する選択を受信した場合には、ステップS105において車両内の通話端末とオペレータ端末130とを通話接続する処理を行い、処理を終了することができる。このように、再度、乗車者情報を取得させる処理とした場合には、より正確に乗車者の属性情報を判定することができる。また、オペレータ端末130と通話接続する処理とした場合には、属性情報を判定することが難しい乗車者に対しても目的地を設定することができる。
ステップS103において、判定された属性情報がある場合には、属性判定部210は、同じ乗車者に対して既に判定された属性情報と相反するかどうかを判定する処理であるステップS106を行うこととしてもよい。この場合において、相反する場合には、オペレータと通話するかどうかを乗車者に問い合わせる処理であるステップS104に移行する処理を行うこととしてもよい。またステップS103の処理は、例えば、生体情報に基づいて判定された属性情報(本発明の「第1の属性情報」に相当)と、所有物記録情報に基づいて判定された属性情報(本発明の「第2の属性情報」に相当)とが相反する場合において、取得した乗車者情報とは異なる乗車者情報を取得させる処理S101に移行させることとしてもよい。このように、生体情報に基づいた属性情報と、所有物記録情報に基づいた属性情報とが異なる場合を判定することにより、更に乗車者の属性情報を明らかにさせるための手順を行うことができる。一方、生体情報に基づいた属性情報と、所有物記録情報に基づいた属性情報とが合致する場合には、より確かな属性情報として利用できるため、統計や機械学習による経験的な判定基準の更新の根拠に用いることができる。
ステップS106において相反しないと判定された場合には、ステップS300の運行範囲取得処理S300に移行する。図6に示されるように、運行範囲取得処理S300では、まずステップS301において属性情報を取得し、次にステップS302において、運行範囲記憶部220から取得した属性情報に対応する運行範囲情報を取得する。なおステップS106の処理は、属性判定部210でなく、例えば目的地決定部216等の他の処理部が行うこととしてもよい。
引き続き、ステップS400に移行し、目的地決定部216は、目的地決定処理S400を実行する。目的地決定処理S400は、図7に示されるように、まずステップS401において、運行範囲の利用時刻範囲と現在時刻を比較し、利用時刻範囲内かどうかを判定する。利用時刻範囲内でない場合には、目的地を決定することなく目的地決定処理S400を終了する。利用時刻範囲内である場合には、ステップS402に移行し、運行範囲の目的地範囲に制限があるかどうかを判定する。目的地の制限がある場合には、例えば目的地の候補が定められているときには、ステップS403において目的地の候補を表示装置104に表示し、ステップS404において乗車者が選択した目的地を受信する。そしてステップS405において選択された目的地を目的地として決定し、目的地決定処理S400を終了する。なお、利用時刻範囲でない場合に、オペレータ端末130との通話接続の処理を行なうこととしてもよい。これにより、利用時刻範囲ではないが、乗車者が車両の運行を必要とする事情を踏まえ適切な処理を行なうことが可能となる。
一方ステップS402において、目的地範囲に制限がない場合には、ステップS406において、乗車者が入力した目的地を受信する。次にステップS407において、受信した目的地と現在位置との距離が、運行範囲の移動距離範囲内であるかどうかを判定する。移動距離範囲内である場合には、ステップS405で受信した目的地を目的地として決定し、目的地決定処理S400を終了する。ステップS407において移動距離範囲を超えていると判定した場合には、例えば表示装置104に移動距離を超えている旨の表示を行い(S408)、ステップS406に戻り、再度乗車者が入力する目的地を受信することとしてもよい。
このように目的地決定部216は、運行範囲を参照しつつ、乗車者が入力する目的地を受信するため、運行範囲に沿った目的地を決定することができる。また、受信した目的地の候補が、運行範囲情報内でない場合に、オペレータ端末130との通話接続の処理を行うこととしてもよい。これにより、情報処理システム100は、属性情報が間違っていた場合や、例外的に運行範囲外での運行を行う場合においても対応することができる。図7のフローチャートの目的地決定処理S400では、利用時刻範囲、目的地範囲及び移動距離範囲のすべての運行範囲情報を用いて判定するものとした。しかしながら、目的地決定処理S400は、これらのいずれかの運行範囲情報を使用するものであってもよいし、これら以外の運行範囲情報を使用するものであってもよい。
図4に戻り、ステップS112において、目的地決定部216は、決定された目的地があるかどうかを判定する。決定した目的地がない場合には、ステップS105において車両内の通話端末と「オペレータ」端末130とを通話接続する処理を行い、処理を終了することができる。また、ステップS112において、決定された目的地がある場合には、車両制御部600に対して目的地を設定し、処理を終了することとしてもよい。
また、図8に示されるように、広告決定部218は、まずステップS500において、属性情報を取得し、続いてステップS502において取得した属性情報に対応する広告を決定する。引き続き、S503において、決定した広告を表示装置104で表示する指示を行うものとすることができる。以上の処理を、図4のS113またはS105の処理に続いて実行してもよい。ここで、属性情報に対応する広告は、属性情報に関連付けられた広告の識別子が記憶されたデータベース構造を有する記憶装置を有していてもよい。これにより車両内に乗車者の属性情報に合致した広告を表示させることができる。
以上の説明においては、情報処理システム100の情報処理装置200は、車載ネットワーク110に接続された構成として説明した。しかしながら、図9に例示されるように、情報処理装置200は、公衆ネットワーク120と接続し、車載ネットワーク110と無線通信を介した通信接続を行うことにより、車載ネットワーク110に接続された各ECU等と通信接続される構成であってもよい。このように構成した場合であっても、上述した情報処理装置200と同様の効果を有する。また、車両に搭載するシステムの処理速度及び記憶容量を含む処理負荷を軽減し、車両に搭載されるECU等の情報処理設備の処理能力、コスト及び大きさを抑えることができる。また、図10に示されるように、情報処理装置200の構成の一部が、車載ネットワーク110上に配置され、他の部分が公衆ネットワーク120上に配置される構成であってもよい。図10では、属性判定部210、目的地決定部216及び広告決定部218が、それぞれ属性判定装置330、目的地決定装置340及び広告決定装置350として直接車載ネットワーク110に接続されている。
ここで、運行範囲記憶部220及び運行範囲取得部214は、一つの筐体に収められた一つのハードウェアとして構成されていてもよい。また、運行範囲記憶部220及び運行範囲取得部214は、通信ネットワークを介して互いに接続された複数のハードウェア(例えば、ECUや無線ネットワークを介して接続される情報処理端末等)としてそれぞれ構成されていてもよい。運行範囲記憶部220及び運行範囲取得部214は、それぞれ他の機能を有するECUや無線ネットワークを介して接続される情報処理機器等に組み込まれていてもよい。乗車者情報取得装置310、属性判定装置330、情報処理装置200、目的地決定装置340及び車両制御部600は、それぞれ別個のECUや無線ネットワークを介して接続される情報処理機器等のハードウェアとして構成されていてもよい。また、乗車者情報取得装置310、属性判定装置330、情報処理装置200、目的地決定装置340及び車両制御部600は、いずれか複数が一体化されたECUや無線ネットワークを介して接続される情報処理機器等のハードウェアとして構成されていてもよい。
上述のフローチャート等に記載された各処理は、例えば半導体メモリ等の記録媒体である非遷移的実体的記録媒体にプログラムが格納され、CPU等の処理装置においてプログラムに対応する方法が実行されることによる処理とすることができる。また、ソフトウェアに限らず、デジタル回路又はアナログ回路を含むハードウェアによる処理、又はソフトウェアとハードウェアの協働による処理とすることができる。
以上、本発明の実施形態における情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムについて説明した。
本発明の情報処理装置は、車載の各種電子制御装置(ECU)すべてが該当する。また本発明の情報処理装置の形態の例として、半導体、電子回路、モジュール、マイクロコンピュータが挙げられる。またこれらにアンテナや通信用インターフェースなど、必要な機能を追加してもよい。また、カーナビゲーションシステム、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末のような形態をとることも可能である。
加えて、本発明は、上述の専用のハードウェア(例えばECUとしての「情報処理装置」)で実現できるものだけでなく、メモリやハードディスク等の記録媒体に記録したプログラム、及びこれを実行可能な専用又は汎用のハードウェアに提供することもできる。これによりプログラムのアップグレードを通じて常に最新の機能を提供することができる。すなわち、情報処理装置の情報処理方法をコンピュータにて実行可能な情報処理プログラムも本発明に含まれる。
本発明の情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及び情報処理プログラムは、実施形態において自動車に搭載されるECUを念頭において説明したが、自動二輪車、船舶、鉄道、航空機等、移動する移動体全般(本発明の「車両」に相当)に適用することが可能である。また、移動体に限らずマイクロコンピュータを包含する製品全般に適用可能である。
200 情報処理装置、214 運行範囲取得部、220 運行範囲記憶部

Claims (10)

  1. 乗車者の属性情報に対する車両の運行範囲の情報である運行範囲情報が関連付けられて記憶された運行範囲記憶部(220)と、
    前記属性情報を取得し、前記運行範囲記憶部から、取得した前記属性情報に対応する前記運行範囲情報を取得する運行範囲取得部(214)と、を備える情報処理装置であって、
    前記乗車者から取得した情報である乗車者情報から前記属性情報を判定する属性判定部(210)を更に備え、
    前記乗車者情報は、生体情報及び前記乗車者の所有物に記録された所有物記録情報であり、
    前記属性判定部は、前記生体情報に基づいて判定された前記属性情報である第1の属性情報と、前記所有物記録情報に基づいて判定された前記属性情報である第2の属性情報とが相反する場合には、取得した前記乗車者情報とは異なる前記乗車者情報を取得させる、情報処理装置。
  2. 前記属性情報は、年齢の範囲であり、
    前記運行範囲情報は、利用時刻範囲、目的地範囲及び移動距離範囲のいずれか又はいずれかを組み合せた情報である、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記属性判定部は、前記乗車者情報としての生体情報に基づいて、年齢の範囲を属性情報として判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記属性判定部は、判定する前記属性情報がない場合には、再度、乗車者情報を取得させる、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記属性判定部は、判定する前記属性情報がない場合には、オペレータ端末(130)と通話接続する、請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 車載ネットワーク(110)と無線通信を介した通信接続を行う、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記属性情報に基づいて、前記車両内の表示部に表示させる広告を決定し、決定した前記広告を前記表示部に表示させる広告決定部(218)を更に備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 乗車者から乗車者情報を取得する乗車者情報取得装置(310)と、
    前記乗車者情報から属性情報を判定する属性判定装置(210、330)と、
    前記属性情報から車両の運行範囲の情報である運行範囲情報を取得する情報処理装置(200)と、
    前記運行範囲情報を参照して目的地を決定する目的地決定装置(216、340)とを備え、
    前記情報処理装置は、
    前記属性情報に対する前記運行範囲情報が関連付けられて記憶された運行範囲記憶部(220)と、
    前記属性情報を取得し、前記運行範囲記憶部から、取得した前記属性情報に対応する前記運行範囲情報を取得して送信する運行範囲取得部(214)と、を備え、
    前記乗車者情報は、生体情報及び前記乗車者の所有物に記録された所有物記録情報であり、
    前記属性判定装置は、前記生体情報に基づいて判定された前記属性情報である第1の属性情報と、前記所有物記録情報に基づいて判定された前記属性情報である第2の属性情報とが相反する場合には、取得した前記乗車者情報とは異なる前記乗車者情報を取得させる、情報処理システム。
  9. 運行範囲記憶部が、乗車者の属性情報に対する車両の運行範囲の情報である運行範囲情報を関連付けて記憶し、
    前記属性情報を取得した運行範囲取得部が、前記運行範囲記憶部から、取得した前記属性情報に対応する前記運行範囲情報を取得する、情報処理方法であって、
    属性判定部が、前記乗車者から取得した情報である乗車者情報から前記属性情報を判定し、
    前記乗車者情報は、生体情報及び前記乗車者の所有物に記録された所有物記録情報であり、
    前記属性判定部は、前記生体情報に基づいて判定された前記属性情報である第1の属性情報と、前記所有物記録情報に基づいて判定された前記属性情報である第2の属性情報とが相反する場合には、取得した前記乗車者情報とは異なる前記乗車者情報を取得させる、情報処理方法。
  10. 乗車者の属性情報に対する車両の運行範囲の情報である運行範囲情報を関連付けて、運行範囲記憶部に記憶する工程と、
    前記属性情報を取得し、前記運行範囲記憶部から、取得した前記属性情報に対応する前記運行範囲情報を取得する工程と、を処理装置に実行させるための情報処理プログラムであって、
    更に、前記乗車者から取得した情報である乗車者情報から前記属性情報を判定する工程を有し、
    前記乗車者情報は、生体情報及び前記乗車者の所有物に記録された所有物記録情報であり、
    前記属性情報を判定する工程は、前記生体情報に基づいて判定された前記属性情報である第1の属性情報と、前記所有物記録情報に基づいて判定された前記属性情報である第2の属性情報とが相反する場合には、取得した前記乗車者情報とは異なる前記乗車者情報を取得させる、情報処理プログラム。
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