JP6978986B2 - 警報システム、警報制御装置及び警報方法 - Google Patents

警報システム、警報制御装置及び警報方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6978986B2
JP6978986B2 JP2018142128A JP2018142128A JP6978986B2 JP 6978986 B2 JP6978986 B2 JP 6978986B2 JP 2018142128 A JP2018142128 A JP 2018142128A JP 2018142128 A JP2018142128 A JP 2018142128A JP 6978986 B2 JP6978986 B2 JP 6978986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
movement history
history information
type
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018142128A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020021110A (ja
Inventor
康展 温井
誠 川村
智 鈴木
由裕 水野
敦 西村
順一郎 佐橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2018142128A priority Critical patent/JP6978986B2/ja
Publication of JP2020021110A publication Critical patent/JP2020021110A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6978986B2 publication Critical patent/JP6978986B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Description

本発明は、テストコースへの野生動物又は不審者等の物体の侵入に伴う警報を迅速、正確かつ効率的にドライバーに報知するとともに、ドライバーへの誤報知に伴う試験効率の低下を抑制することができる警報システム、警報制御装置及び警報方法に関する。
従来、車両のコースでは、車両の高速走行試験等の各種の試験を厳正な秘密環境下で行う必要があるため、都市部から離隔した場所に設けられることが多い。かかるテストコースには、野生動物(以下、単に「動物」と言う)の侵入を防ぐための外柵が設けられているが、外柵の一部に破れが存在する場合や積雪が多いような場合には、この外柵を越えて動物がテストコース内に侵入する場合がある。このため、テストコースでは、該テストコース内に侵入する物体を監視するための複数の監視カメラを設け、監視員が、監視カメラにより撮像された映像を視認しつつ、異常の検知を行っている。
ところが、かかる監視員の目視によって監視カメラの映像を確認することとすると、人的労力が過大になるとともに、監視漏れが生ずる可能性がある。例えば、動物が外柵を乗り越えて試験車両が走行する走行路に侵入した事実を監視員が見落としたならば、この動物が走行路を走行する試験車両に衝突してしまう可能性が生ずる。このため、テンプレートマッチング等の従来の画像処理技術を用いて動物を自動認識し、テストコース内に動物が侵入した場合には試験を中止にする案が考えられる。また、深層学習に関する従来技術(特許文献1、特許文献2を参照)を用いて動物を学習し、入力画像に動物が含まれているか否かを判定する案も考えられる。
特開2015−210824号公報 特開2017−187954号公報
しかしながら、上記のテンプレートマッチング等の画像処理技術により動物の存在を認識するためには、動物の姿態が判別可能に入力画像に含まれていなければならない。同様に、深層学習を用いて動物の存在の有無を判定する場合にも、動物の姿態が判別可能に入力画像に含まれていなければならない。
ところが、テストコースに設置した監視カメラで撮像した実際の画像には、動物の姿態が判別可能に含まれていないケースが多い。テストコースは広大な面積を有しており、設置可能な監視カメラの台数が一定数に制限され、監視カメラから離隔した位置に所在する動物を撮像せざるを得ないからである。その結果、入力画像に含まれる動物に係る画素数は少なくなり、テンプレートマッチング又は深層学習を用いたとしても動物を検知できない状況が生ずる。
このため、入力画像に動物の姿態が十分に含まれていない場合には、動物と試験車両の衝突の回避を優先し、動物であるか否かが曖昧な状況であっても試験を中止せざるを得なくなるが、例えば試験車両や監視員を動物と誤認識して試験を頻繁に中止したのでは、試験効率の著しい低下を招くことになる。なお、監視カメラの焦点距離を制御することもできるが、監視カメラの焦点をズームアップして特定の物体に焦点を当ててしまうと、その分だけ監視カメラの視野が制限されてしまい、他の箇所に所在する動物の検知漏れを招くおそれがあるため、焦点のズームアップに頼る処理を行うのは望ましくない。
これらのことから、試験効率の低下を防止しつつ、いかにしてテストコースへの物体の侵入に伴う警報をドライバーに迅速かつ効率的に報知するかが重要な課題となっている。なお、かかる課題は、テストコースに不審者が侵入しようとする場合についても同様に生ずる課題である。新車種の試験車両に関する情報を取得しようとする不審者が、外柵を乗り越えてテストコース内に侵入する可能性が考えられるためである。
本発明は、上記従来技術の問題点(課題)を解決するためになされたものであって、試験効率の低下を防止しつつ、テストコースへの物体の侵入に伴う警報をドライバーに迅速かつ効率的に報知することができる警報システム、警報制御装置及び警報方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、複数の撮像装置と、利用者に対して警報を知らせる警報灯と、前記複数の撮像装置及び前記警報灯と通信可能に接続された警報制御装置とを有する警報システムであって、前記警報制御装置は、各撮像装置により撮像された画像に含まれる物体を検知する検知部と、前記検知部により検知された物体を追跡して該物体の移動履歴情報を取得する移動履歴情報取得部と、前記検知部により検知された物体の種別を判定する種別判定部と、前記種別判定部により前記物体の種別が判定できない場合に、前記移動履歴情報取得部により取得された前記移動履歴情報に基づいて、前記警報灯を用いた警報を行うか否かを判定する警報判定部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記検知部は、複数の画像間の画素の移動ベクトルに基づいて、各撮像装置により撮像された画像に含まれる物体を検知することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記移動履歴情報取得部は、前記検知部により検知された物体を形成する画素の移動ベクトルと所定の尤度に基づいて、物体を含む矩形領域を特定し、特定した矩形領域の移動履歴に係る情報を移動履歴情報として取得することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記種別判定部は、前記画像内の矩形領域の部分画像を含む入力画像を多層ニューラルネットワークに入力し、該多層ニューラルネットワークから出力される種別毎の確率に基づいて、前記検知部により検知された物体の種別を判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記多層ニューラルネットワークは、少なくとも動物、不審者、監視員、車両を含む多数の入力画像とした教師有り学習を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記多層ニューラルネットワークは、前記入力画像に含まれる物体が動物、不審者、監視員、車両である確率を出力とすることを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記警報判定部は、少なくとも前記種別判定部により前記検知部により検知された物体が車両又は監視員であると判定された場合には、前記警報灯を用いた警報を行わないと判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記警報判定部は、前記種別判定部により前記検知部により検知された物体が動物又は不審者であると判定された場合には、前記警報灯を用いた警報を行うと判定することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記警報判定部は、前記種別判定部により前記検知部により検知された物体の種別が特定されない場合には、該物体の移動履歴情報が所定の警報除外条件に該当するならば、前記警報灯を用いた警報を行わないと判定し、該物体の移動履歴情報が所定の警報除外条件に該当しないならば、前記警報灯を用いた警報を行うと判定することを特徴とする。
また、本発明は、所定の撮像装置により撮像された画像に含まれる対象物を検知する検知部と、前記検知部により検知された物体を追跡して該物体の移動履歴情報を取得する移動履歴情報取得部と、前記検知部により検知された物体の種別を判定する種別判定部と、前記種別判定部により前記物体の種別が判定できない場合に、前記移動履歴情報取得部により取得された前記移動履歴情報に基づいて、警報灯を用いた警報を行うか否かを判定する警報判定部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、複数の撮像装置と、利用者に対して警報を知らせる警報灯と、前記複数の撮像装置及び前記警報灯と通信可能に接続された警報制御装置とを有する警報システムにおける警報方法であって、前記警報制御装置が、各撮像装置により撮像された画像に含まれる物体を検知する検知工程と、前記検知工程により検知された物体を追跡して該物体の移動履歴情報を取得する移動履歴情報取得工程と、前記検知工程により検知された物体の種別を判定する種別判定工程と、前記種別判定工程により前記物体の種別が判定できない場合に、前記移動履歴情報取得工程により取得された前記移動履歴情報に基づいて、前記警報灯を用いた警報を行うか否かを判定する警報判定工程とを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、試験効率の低下を防止しつつ、テストコースへの物体の侵入に伴う警報をドライバーに迅速かつ効率的に報知することができる。特に、入力画像内に含まれる物体に係る画素数が少ない場合であっても、不必要な試験中止を招くことなく、テストコースへの物体の侵入に伴う警報を行うことができる。
図1は、本実施の形態に係る警報システムのシステム構成及び動作の概要を説明するための説明図である。 図2は、本実施の形態に係る警報システムの概念を説明するための説明図である。 図3は、図1に示した警報制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、図3に示した種別判定部によるCNNを用いた種別判定の一例を示す図である。 図5は、図3に示した警報制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、図5のステップS102に示した物体検知及び移動履歴情報の取得に関する処理手順を示すフローチャートである。 図7は、図5のステップS104に示した警報判定の処理手順を示すフローチャートである。 図8は、CNNの教師有り学習を行う場合に用いる学習データの生成手順を示すフローチャートである。 図9は、図1に示した警報制御装置のハードウエア構成の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態に係る警報システム、警報制御装置及び警報方法について説明する。本実施の形態では、車両の走行試験を行うテストコースに本発明を適用した場合について示すこととする。以下では、入力画像Aに物体A1が映りこんでいる場合について説明する。
<システム構成及び動作の概要>
まず、本実施の形態に係る警報システムのシステム構成及び動作の概要について説明する。図1は、本実施の形態に係る警報システムのシステム構成及び動作の概要を説明するための説明図である。図1に示すように、この警報システムは、監視カメラ10、警報灯20、スピーカ30、警報制御装置40を有する。
監視カメラ10は、テストコースTの外部からテストコースTに侵入する物体A1の画像を撮像する撮像装置であり、テストコースTの外柵周辺に一定間隔(例えば、数百mごと)で配設されている。かかる監視カメラ10は、LAN(Local Area Network)等のIPネットワークを介して、警報制御装置40に入力画像Aを送信する。なお、ここでは監視カメラ10から警報制御装置40に対して入力画像Aを送信する場合を示すこととするが、監視カメラ10から警報制御装置40に対して動画像を送信することもできる。動画像を送信する場合には、警報制御装置40が動画像からフレーム毎に入力画像Aを切り出す処理を行うことになる。
警報灯20は、試験車両を運転するドライバー及びテストコースTの監視を行う監視員等に対して、テストコースTでの異常発生を視覚的に報知するための表示デバイスである。かかる警報灯20は、テストコースTを走行する試験車両のドライバーが視認できるように、一定間隔(例えば、数百mごと)で配設され、警報制御装置40により表示制御される。ここでは、試験車両の走行試験を行っている間は警報灯20を緑色表示し、走行試験を中止すべき事象が発生したならば警報灯20を赤色点滅させることとする。このため、例えば試験車両のドライバーが、走行路を走行している状況で警報灯20の赤色点滅を視認したならば、直ちに試験中止と判断して所定の位置に移動する。
スピーカ30は、試験車両を運転するドライバー及びテストコースTの監視を行う監視員等に対して、テストコースTでの試験状況を音響的に報知するための報知デバイスである。走行試験を中止すべき事象が発生したならば、警報制御装置40の指示に応じて所定の警報音を出力する。このため、例えば試験車両のドライバーが、走行路を走行している状況で警報音を確認したならば、直ちに試験中止と判断して所定の位置に移動する。
警報制御装置40は、動物又は不審者等の物体A1がテストコースTに侵入したと判定した場合に、警報灯20の表示制御及びスピーカ30からの警報音の出力制御により試験車両のドライバー等に警報を行う装置である。また、この警報制御装置40は、テストコースTに侵入した物体A1の種別を特定することができず、かつ、該物体A1が車両又は監視員等の正当な物体でない蓋然性が高いと判定した場合にも、警報灯20の表示制御及びスピーカ30からの警報音の出力制御により試験車両のドライバー等に警報を行う。なお、かかる警報制御装置40に関する詳細な説明については後述する。
ここで、監視カメラ10により物体A1が撮像されたならば(S1)、この監視カメラ10は、撮像した入力画像Aを順次警報制御装置40に送信する(S2)。警報制御装置40は、複数の入力画像Aを用いて物体A1を検知し(S3)、該物体A1の移動履歴情報を取得した後(S4)、この物体A1の種別(動物、監視員、不審者又は車両)を判定する(S5)。この種別判定に際しては、CNN(Convolutional Neural Network)を用いた深層学習を利用する。物体A1の種別を識別することができた場合にはその種別を出力し、種別を識別できない場合には、物体A1の種別を識別できない旨を示す「UNKNOWN(不明)」を出力する。その後、この種別判定結果に基づいて警報を行うか否かを判定する(S6)。具体的には、物体A1の種別が「動物」又は「不審者」と判定された場合には、警報を行うと判定され、物体A1の種別が「車両」又は「監視員」と判定された場合には、警報を行わないと判定される。
また、物体A1の種別が「UNKNOWN」と判定された場合には、物体A1の移動履歴が所定の警報除外条件に該当するか否かを判定する。この警報除外条件とは、物体A1が試験車両と衝突する可能性が低く、警報すべきでない条件を指す。この警報除外条件の一例として、例えば、「物体A1が所定の監視位置で停止している場合」や「物体A1が一定の速度で走行路上を走行路に沿って周回している場合」などが挙げられる。深層学習による判定された物体A1の種別が不明であるものの、該物体A1が試験車両と衝突する可能性が低いためである。物体A1の移動履歴が所定の警報除外条件に該当するならば警報を行わず、物体A1の移動履歴が所定の警報除外条件に該当しない場合には警報を行う。物体A1が、試験車両と衝突する可能性が低い場合にまで警報を行うと、試験効率の低下を招くためである。警報を行うべきであると判定されたならば、警報灯20及びスピーカ30に警報指示を行って(S7)。警報灯20を赤色点灯させるとともに、スピーカ30から警報音を出力させる。
<警報システムの概念>
次に、本実施の形態に係る警報システムの概念について説明する。図2は、本実施の形態に係る警報システムの概念を説明するための説明図である。ここでは、監視カメラ10により撮像した入力画像Aに物体A1が映りこんでいる状況を示している。
背景技術において説明したように、動物又は不審者等の物体A1を正確に検知するためには、この物体A1の姿態を区別可能な程度に入力画像A内に含まれていることが望まれる。ところが、テストコースの面積は広大であり、テストコースの外柵周辺のあらゆる箇所に監視カメラ10を設置するのは現実的ではないため、監視カメラ10は、相互に一定距離(例えば、数百m)離隔した位置に設置せざるを得ない。その結果、入力画像Aに含まれる物体A1に係る画素数が少なくなり、テンプレートマッチング又は深層学習を用いたとしても動物を検知できない状況が生ずる。このため、この物体A1が走行路を走行する試験車両に衝突してしまう事態が生じ得る。一方、物体A1が試験車両又は監視員であるにも関わらず試験を中止したのでは、試験効率の低下を招いてしまう。
そこで、本実施の形態に係る警報システムでは、入力画像A内の物体A1に係る画素数が比較的少ない場合であっても、可能な限り物体A1の種別(動物、監視員、不審者又は車両)を判定する努力を行う。物体A1に係る画素数が少なかったとしても、物体A1の特徴量が顕在化している場合があるためである。具体的には、CNNを用いた深層学習を利用して可能な限り物体A1の種別を判定する。
そして、CNNの出力結果から物体A1の種別を特定できた場合には、該物体A1の種別が車両、監視員、動物、不審者のいずれであるかを確認する。その結果、物体A1の種別が車両又は監視員である場合には試験を続行して警報を行わず、物体A1の種別が動物又は不審者である場合には試験を中止する旨の警報を行う。
これに対して、CNNの出力結果から物体A1の種別を特定できない場合もある。物体A1に係る画素数が少なすぎるために、CNNによる種別判定には限界があるためである。かかる場合に、物体A1の移動履歴が警報除外条件に該当するならば試験を続行して警報を行わない。物体A1が、試験車両と衝突する可能性が低い場合にまで警報を行うと、試験効率の低下を招くためである。一方、物体A1の移動履歴が警報除外条件に該当しないならば試験を中止する旨の警報を行う。
これにより、監視カメラ10によって物体A1を適切な距離で撮影できず、入力画像Aに含まれる物体A1に係る画素数が少ない場合であっても、試験効率の低下を防止しつつ、テストコースTへの物体A1の侵入に伴う警報をドライバーに迅速かつ効率的に報知することができる。
<警報制御装置40の構成>
次に、図1に示した警報制御装置40の構成について説明する。図3は、図1に示した警報制御装置40の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この警報制御装置40は、入力部41、表示部42、通信インターフェース部(以下、単に「通信I/F部」と言う)43、記憶部44及び制御部45を有する。
入力部41は、キーボード又はマウス等の入力デバイスであり、表示部42は、液晶パネル又はディスプレイ装置等の表示デバイスである。通信I/F部43は、LAN等を介して監視カメラ10、警報灯20及びスピーカ30と通信するためのインターフェース部である。
記憶部44は、不揮発性メモリ又はハードディスク装置等の記憶デバイスであり、学習データ44a及び移動履歴情報44b等を記憶する。学習データ44aは、後述するCNNが教師有り学習を行う際に用いる学習用の画像データである。移動履歴情報44bは、物体A1の移動履歴を示す情報である。
制御部45は、警報制御装置40の全体制御を行う制御部であり、検知部45aと、移動履歴情報取得部45bと、種別判定部45cと、警報判定部45dと、警報指示部45eとを有する。なお、その詳細な説明は後述するが、警報制御装置40のCPU(Central Processing Unit)が、検知部45a、移動履歴情報取得部45b、種別判定部45c、警報判定部45d及び警報指示部45eに対応するルーチンを含む警報制御プログラムを不揮発性メモリ等から主記憶装置であるRAM(Random Access Memory)上にロードして実行することにより、各機能部に対応するプロセスが形成される。
検知部45aは、連続する複数のフレームの画像(入力画像A)間の画素の移動ベクトルに基づいて、監視カメラ10により撮像された入力画像Aに含まれる物体A1を検知する処理部である。具体的には、複数の入力画像Aで動きのある画素が存在するならば、動きのある画素に基づいて物体A1を検知する。なお、画素の移動ベクトルとは、物体A1の同じ箇所を示す画素間のベクトル(例えば、オプティカルフロー)である。
移動履歴情報取得部45bは、検知部45aにより検知された物体A1を形成する画素の移動ベクトルと所定の尤度に基づいて、物体A1を含む矩形領域を特定し、特定した矩形領域の移動履歴に係る情報を移動履歴情報として取得する処理部である。具体的には、入力画像Aを形成する画素ごとにオプティカルフローと尤度を算出し、オプティカルフローに基づき過去の物体抽出結果を移動させて動きのある画素を抽出し、パーティクルとしての矩形領域を入力画像A上に配置し、矩形領域内の物体抽出結果位置のオプティカルフローに基づいて矩形領域を移動させ、矩形領域内外の物体抽出結果に基づいて矩形領域ごとに算出した尤度を用いてリサンプリングさせたパーティクルフィルタを用いて物体A1を検知し、矩形領域内外の物体抽出結果位置の色のヒストグラムに基づいて矩形領域ごとに算出した尤度を用いてリサンプリングさせたパーティカルフィルタを用いて物体A1を追跡する。具体的な処理については、特願2018−046582号と同様のものとなる。このようにして、物体A1を含む矩形領域が特定されたならば、例えば矩形領域の中心点の移動履歴(中心点の座標位置の推移)が移動履歴情報として取得される。
種別判定部45cは、検知部により検知された物体A1の種別を判定する処理部であり、多層の畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いて種別判定を行う。かかるCNNには、オープンソース製品として提供される「caffe」、「TensorFlow」、「Chainer」、「CNTK」などを用いることができる。
ここで、上記のCNNを用いた種別判定についてさらに説明する。図4は、図3に示した種別判定部45cによるCNNを用いた種別判定の一例を示す図である。ここでは、CNN50による教師有り学習はすでに完了しているものとする。図4に示したCNN50に対して物体A1を含む入力画像Aが入力されたならば、CNN50は、物体A1が動物である確率P1、物体A1が不審者である確率P2、物体A1が監視員である確率P3、物体A1が車両である確率P4を出力する。なお、P1、P2、P3、P4は、0〜1の間の値であり、閾値は「0.8」であり、複数の確率が同時に閾値以上とならないものとする。
確率P1、P2、P3又はP4が「0.8」以上であるならば、該当する種別を特定する。CNN50から出力された確率P1が「0.8」以上であるならば、物体A1は動物であると特定され、CNN50から出力された確率P2が「0.8」以上であるならば、物体A1は不審者であると特定され、CNN50から出力された確率P3が「0.8」以上であるならば、物体A1は監視員であると特定され、CNN50から出力された確率P4が「0.8」以上であるならば、物体A1は車両であると特定される。
これに対して、確率P1、P2、P3、P4の全てが「0.8」未満であるならば、種別が不定(UNKNOWN)であるとされる。このように、入力画像Aに含まれる物体A1の画素数が非常に少なく、この物体A1を識別するだけの情報量(特徴量)が得られない場合には、CNN50を用いたとしても物体A1の種別を特定するには至らず、種別が不定とされる。
警報判定部45dは、種別判定部45cにより物体A1が動物又は不審者であると判定された場合、警報灯20及びスピーカ30を用いた警報を行うと判定する。また、種別判定部45cにより物体A1が車両又は監視員であると判定された場合には、警報灯20及びスピーカ30を用いた警報を行わないと判定する。また、物体A1の種別が「UNKNOWN」と判定された場合には、物体A1の移動履歴が警報除外条件に該当するならば警報を行わないと判定し、物体A1の移動履歴が警報除外条件に該当しないならば警報を行うと判定する。
警報指示部45eは、警報判定部45dにより警報を行うと判定された場合に、警報灯20及びスピーカ30に対して警報指示を行う処理部である。警報灯20には、あらかじめ警告指示のデータパターンに対応付けて警告灯の表示態様が記憶されており、警報指示部45eの警告指示に含まれるデータパターンに対応する表示態様で表示を行う。同様に、スピーカ30には、あらかじめ警告指示のデータパターンに対応付けて出力音のパターンが記憶されており、警報指示部45eの警告指示に含まれるデータパターンに対応する出力音を出力する。なお、スピーカ30は、警報指示部45eから出力される警告指示に含まれる出力音を出力することもできる。
<警報制御装置40の処理手順>
次に、図3に示した警報制御装置40の処理手順について説明する。図5は、図3に示した警報制御装置40の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、警報制御装置40は、監視カメラ10から複数の入力画像Aを受信する(ステップS101)。かかる複数の入力画像Aは、時系列的に連続するフレームの各画像である。なお、監視カメラ10から動画を入力し、動画から各フレームに対応する入力画像Aを切り出しても良い。
その後、警報制御装置40は、複数の入力画像Aを用いた物体検知及び移動履歴情報の取得を行い(ステップS102)、入力画像A内の物体A1の種別判定を行う(ステップS103)。かかる種別判定に際しては、すでに説明したように、CNNを用いた深層学習が利用される。かかる種別判定により種別が特定できた場合には、この種別判定結果が出力される。CNNからは、物体A1の種別が「動物」である確率P1、物体A1の種別が「不審者」である確率P2、物体A1の種別が「監視員」である確率P3、物体A1の種別が「車両」である確率P4が出力されるため、いずれか一つの確率が閾値となる「0.8」以上となる場合に、該確率を持つ種別が物体A1の種別として特定される。
その後、警報制御装置40は、警報を行うべきであるか否かの警報判定を行う(ステップS104)。具体的には、物体A1の種別が「車両」又は「監視員」であると特定されたならば警報を行わないと判定し、物体A1の種別が「動物」又は「不審者」であると特定されたならば警報を行うと判定する。また、物体A1の種別が「UNKNOWN」であると判定されたならば、物体A1の移動履歴が警報除外条件に該当するならば警報を行わないと判定する。例えば、物体A1が車両であるかのように走行路上を走行路に沿って一定速度で移動している場合、物体A1が監視員であるかのように所定の監視位置で停止している場合には、警報を行わないと判定する。なお、かかる警報除外条件に該当しない場合には、警報を行うと判定する。
そして、警報すべきであると判定された場合には(ステップS105;Yes)、警報指示部45eから警報灯20及びスピーカ30に対して警報指示が行われる(ステップS106)。この警報指示を受け付けた警報灯20は警報灯を赤色点滅させ、スピーカ30から所定の出力音が出力される。これにより、試験車両を運転するドライバーは、試験の中止を認識することができる。なお、警報すべきではないと判定された場合には(ステップS105;No)、警報指示は行われない。
次に、図5のステップS102に示した物体検知及び移動履歴情報の取得に関する手順について説明する。図6は、図5のステップS102に示した物体検知及び移動履歴情報の取得に関する手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、警報制御装置40は、入力画像Aの画素毎にオプティカルフローと尤度を算出し(ステップS201)、オプティカルフローに基づいて動きのある画素を抽出する(ステップS202)。その後、入力画像A上にパーティクルとしての矩形を配置し(ステップS203)、オプティカルフローに基づいて矩形を移動させる(ステップS204)。その後、矩形の中心の移動ベクトルの地歴を移動履歴情報44bとして記憶部44に記憶する(ステップS205)。これにより、矩形領域の部分画像を入力画像AとしてCNNに入力して種別判定を効率良く行うことができるとともに、移動履歴情報44bを取得することができる。
次に、図5のステップS104に示した警報判定の処理手順を説明する。図7は、図5のステップS104に示した警報判定手順を示すフローチャートである。同図に示すように、種別判定部45cにより物体A1の種別が特定された場合には(ステップS301;Yes)、この物体A1の種別が「動物」又は「不審者」であるか否かが判定される(ステップS302)。
その結果、物体A1の種別が「動物」又は「不審者」である場合には(ステップS302;Yes)、試験中止すなわち警報すべきと判定される(ステップS303)。これに対して、物体A1の種別が「動物」又は「不審者」ではない場合には(ステップS302;No)、試験続行すなわち警報しないと判定される(ステップS304)。物体A1が「車両」又は「監視員」である場合にまで試験を中止したのでは、あらためて再度同じ試験を繰り返さねばならず、試験効率が低下してしまうからである。
一方、種別判定部45cにより物体A1の種別が特定されない場合には(ステップS301;No)、物体A1の移動履歴が警報除外条件に該当するか否かが判定される(ステップS305)。例えば、物体A1が所定の監視位置で停止している場合」や「物体A1が一定の速度で走行路上を走行路に沿って周回している場合には、警報を行わないと判定する。その結果、物体A1の移動履歴が警報除外条件に該当する場合には(ステップS306;Yes)、試験続行すなわち警報しないと判定される(ステップS307)。これに対して、物体A1の移動履歴が警報除外条件に該当しない場合には(ステップS306;No)、試験中止すなわち警報すると判定される(ステップS308)。
次に、CNNが教師有り学習を行う際に利用する学習データ44aの生成要領について説明する。図8は、CNNが教師有り学習を行う際に利用する学習データ44aの生成要領を説明するための説明図である。ここでは、入力画像Aに含まれる物体A1の画素数が少ない場合であっても可能な限り物体A1の種別を判定できるようにするために、入力画像Aに含める物体A1の画像を縮小させた状態で教師有り学習に用いられる学習データ44aを生成している。
図8に示すように、背景画像と動物の合成画像を生成し(ステップS401)、この合成画像を学習データ44aの一部とする。同様に、背景画像と不審者の合成画像を生成し(ステップS402)、この合成画像を学習データ44aの一部とする。また、背景画像と監視員の合成画像を生成し(ステップS403)、この合成画像を学習データ44aの一部とする。さらに、背景画像と車両の合成画像を生成し(ステップS404)、この合成画像を学習データ44aの一部とする。
その後、各物体A1の画像を所定の倍率で縮小処理し(ステップS405)、縮小率が所定のしきい値以下でない場合には(ステップS406;No)、ステップS401に移行して同様の処理を繰り返す。そして、縮小率が所定のしきい値以下となったならば(ステップS406;Yes)、処理を終了する。かかる一連の処理を行うことにより、入力画像Aに含まれる物体A1が小さい場合であっても、その種別を判定することが可能となる。
上述してきたように、本実施の形態では、監視カメラ10により物体A1が撮像されたならば、この監視カメラ10により撮像された入力画像Aを順次警報制御装置40に送信し、警報制御装置40は、複数の入力画像Aを用いて物体A1を検知し、該物体A1の移動履歴情報を取得した後、この物体A1の種別(動物、監視員、不審者又は車両)を判定するとともに、物体A1の種別が特定されない場合には、物体A1の移動履歴が警報除外条件に該当するか否かを判定し、警報を行うべきであると判定されたならば、警報灯20及びスピーカ30に警報指示を行って、警報灯20を赤色点灯させるとともに、スピーカ30から警報音を出力させるよう構成したので、試験効率の低下を防止しつつ、テストコースTへの物体A1の侵入に伴う警報をドライバーに迅速かつ効率的に報知することができる。
<ハードウエアとの関係>
次に、本実施の形態に係る警報制御装置40と、コンピュータの主たるハードウエア構成の対応関係について説明する。図9は、ハードウエア構成の一例を示す図である。
一般的なコンピュータは、CPU61、ROM(Read Only Memory)62、RAM63及び不揮発性メモリ64などがバスにより接続された構成となる。不揮発性メモリ64の代わりにハードディスク装置が設けられていても良い。説明の便宜上、基本的なハードウエア構成のみを示している。
ここで、ROM62又は不揮発性メモリ64には、オペレーティングシステム(Operating System;以下、単に「OS」と言う)の起動に必要となるプログラム等が記憶されており、CPU61は、電源投入時にROM62又は不揮発性メモリ64からOSのプログラムをリードして実行する。
一方、OS上で実行される各種のアプリケーションプログラムは、不揮発性メモリ64に記憶されており、CPU61がRAM63を主メモリとして利用しつつアプリケーションプログラムを実行することにより、アプリケーションに対応するプロセスが実行される。
そして、本実施の形態に係る警報制御装置40の警報処理プログラムについても、他のアプリケーションプログラムと同様に不揮発性メモリ64等に記憶され、CPU61が、かかる警報制御プログラムをロードして実行することになる。実施の形態に係る警報制御装置40の場合には、図3に示した検知部45a、移動履歴情報取得部45b、種別判定部45c、警報判定部45d、警報指示部45eに対応するルーチンを含む警報制御プログラムが不揮発性メモリ64等に記憶される。CPU61により警報制御プログラムがロード実行されることにより、検知部45a、移動履歴情報取得部45b、種別判定部45c、警報判定部45d、警報指示部45eに対応するプロセスが生成される。なお、学習データ44a及び設定データ等は、あらかじめ不揮発性メモリ64に記憶される。
また、上記の実施の形態では、スタンドアロンとしての装置上で動作実行する場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、クラウドのエッジサーバ装置において実現する場合に適用することもできる。また、複数台のコンピュータによる分散処理する場合に適用することもできる。
さらに、上記の実施例の形態では、動物又は侵入者等の物体を警報対象とする場合を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、テストコースへの進入が許可されていない不審物、ドローン等の各種の物体を警報対象とする場合に適用することもできる。
なお、上記の実施の形態で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
本発明の警報システム、警報制御装置及び警報方法は、試験効率の低下を防止しつつ、テストコースへの物体の侵入に伴う警報をドライバーに迅速かつ効率的に報知する場合に有用である。
A 入力画像
A1 物体
10 監視カメラ
20 表示灯
30 スピーカ
40 警報制御装置
41 入力部
42 表示部
43 通信I/F部
44 記憶部
44a 学習データ
44b 移動履歴情報
45 制御部
45a 検知部
45b 移動履歴情報取得部
45c 種別判定部
45d 警報判定部
45e 警報処理部
50 CNN
61 CPU
62 ROM
63 RAM
64 不揮発性メモリ
65 バス

Claims (11)

  1. 複数の撮像装置と、利用者に対して警報を知らせる警報灯と、前記複数の撮像装置及び前記警報灯と通信可能に接続された警報制御装置とを有する警報システムであって、
    前記警報制御装置は、
    各撮像装置により撮像された画像に含まれる物体を検知する検知部と、
    前記検知部により検知された物体を追跡して該物体の移動履歴情報を取得する移動履歴情報取得部と、
    前記検知部により検知された物体の種別を判定する種別判定部と、
    前記種別判定部により前記物体の種別が判定できない場合に、前記移動履歴情報取得部により取得された前記移動履歴情報に基づいて、前記警報灯を用いた警報を行うか否かを判定する警報判定部と
    を備えたことを特徴とする警報システム。
  2. 前記検知部は、
    複数の画像間の画素の移動ベクトルに基づいて、各撮像装置により撮像された画像に含まれる物体を検知することを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
  3. 前記移動履歴情報取得部は、
    前記検知部により検知された物体を形成する画素の移動ベクトルと所定の尤度に基づいて、物体を含む矩形領域を特定し、特定した矩形領域の移動履歴に係る情報を移動履歴情報として取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の警報システム。
  4. 前記種別判定部は、
    前記画像内の矩形領域の部分画像を含む入力画像を多層ニューラルネットワークに入力し、該多層ニューラルネットワークから出力される種別毎の確率に基づいて、前記検知部により検知された物体の種別を判定することを特徴とする請求項3に記載の警報システム。
  5. 前記多層ニューラルネットワークは、
    少なくとも動物、不審者、監視員、車両を含む多数の入力画像とした教師有り学習を行うことを特徴とする請求項4に記載の警報システム。
  6. 前記多層ニューラルネットワークは、
    前記入力画像に含まれる物体が動物、不審者、監視員、車両である確率を出力とすることを特徴とする請求項4に記載の警報システム。
  7. 前記警報判定部は、
    少なくとも前記種別判定部により前記検知部により検知された物体が車両又は監視員であると判定された場合には、前記警報灯を用いた警報を行わないと判定することを特徴とする請求項4に記載の警報システム。
  8. 前記警報判定部は、
    前記種別判定部により前記検知部により検知された物体が動物又は不審者であると判定された場合には、前記警報灯を用いた警報を行うと判定することを特徴とする請求項4に記載の警報システム。
  9. 前記警報判定部は、
    前記種別判定部により前記検知部により検知された物体の種別が特定されない場合には、該物体の移動履歴情報が所定の警報除外条件に該当するならば、前記警報灯を用いた警報を行わないと判定し、該物体の移動履歴情報が所定の警報除外条件に該当しないならば、前記警報灯を用いた警報を行うと判定することを特徴とする請求項4に記載の警報システム。
  10. 所定の撮像装置により撮像された画像に含まれる対象物を検知する検知部と、
    前記検知部により検知された物体を追跡して該物体の移動履歴情報を取得する移動履歴情報取得部と、
    前記検知部により検知された物体の種別を判定する種別判定部と、
    前記種別判定部により前記物体の種別が判定できない場合に、前記移動履歴情報取得部により取得された前記移動履歴情報に基づいて、警報灯を用いた警報を行うか否かを判定する警報判定部と
    を備えたことを特徴とする警報制御装置。
  11. 複数の撮像装置と、利用者に対して警報を知らせる警報灯と、前記複数の撮像装置及び前記警報灯と通信可能に接続された警報制御装置とを有する警報システムにおける警報方法であって、
    前記警報制御装置が、各撮像装置により撮像された画像に含まれる物体を検知する検知工程と、
    前記検知工程により検知された物体を追跡して該物体の移動履歴情報を取得する移動履歴情報取得工程と、
    前記検知工程により検知された物体の種別を判定する種別判定工程と、
    前記種別判定工程により前記物体の種別が判定できない場合に、前記移動履歴情報取得工程により取得された前記移動履歴情報に基づいて、前記警報灯を用いた警報を行うか否かを判定する警報判定工程と
    を含んだことを特徴とする警報方法。
JP2018142128A 2018-07-30 2018-07-30 警報システム、警報制御装置及び警報方法 Active JP6978986B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018142128A JP6978986B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 警報システム、警報制御装置及び警報方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018142128A JP6978986B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 警報システム、警報制御装置及び警報方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020021110A JP2020021110A (ja) 2020-02-06
JP6978986B2 true JP6978986B2 (ja) 2021-12-08

Family

ID=69589842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018142128A Active JP6978986B2 (ja) 2018-07-30 2018-07-30 警報システム、警報制御装置及び警報方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6978986B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111626202B (zh) * 2020-05-27 2023-08-29 北京百度网讯科技有限公司 用于识别视频的方法及装置
JP7504015B2 (ja) 2020-12-18 2024-06-21 株式会社クボタ 走行車両

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5964636B2 (ja) * 2012-03-30 2016-08-03 セコム株式会社 侵入監視装置
JP6107079B2 (ja) * 2012-11-21 2017-04-05 富士通株式会社 報知制御方法、報知制御装置および報知制御プログラム
JP6110183B2 (ja) * 2013-03-29 2017-04-05 株式会社デンソー 防犯システム
JP6526953B2 (ja) * 2014-09-12 2019-06-05 株式会社日立国際電気 物体識別方法
JP6752024B2 (ja) * 2016-02-12 2020-09-09 日立オートモティブシステムズ株式会社 画像処理装置
JP2018005520A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 クラリオン株式会社 物体検出装置及び物体検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020021110A (ja) 2020-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110419048B (zh) 用于标识所定义的对象的***
EP3370416B1 (en) Cctv automatic selection monitoring system, and cctv automatic selection monitoring management server and management method
EP3867889B1 (en) Perimeter breach warning system
JP2009005198A (ja) 映像監視システム
KR101036947B1 (ko) 컴퓨터 영상 분석기술을 이용한 범죄 및 사고예방 자동경비 시스템
CN111738240A (zh) 区域监测方法、装置、设备及存储介质
KR20190046351A (ko) 침입 탐지방법 및 그 장치
JPWO2017047687A1 (ja) 監視システム
KR101485022B1 (ko) 행동 패턴 분석이 가능한 객체 추적 시스템 및 이를 이용한 방법
JP6747537B2 (ja) 監視システム、監視方法および監視プログラム
Doshi et al. An efficient approach for anomaly detection in traffic videos
CN113033521B (zh) 基于目标分析的周界动态预警方法与***
KR101454644B1 (ko) 보행자 추적기를 이용한 서성거림을 탐지하는 방법
JP6978986B2 (ja) 警報システム、警報制御装置及び警報方法
JP2011166243A (ja) 監視システム
CN107122743A (zh) 安防监控方法、装置和电子设备
CN115465293A (zh) 一种多传感器安全自认知及安全处理装置及方法
KR102676020B1 (ko) 영상의 객체 간 상호작용행위 검출 장치 및 방법
JP4707019B2 (ja) 映像監視装置及び方法
CN112885013A (zh) 监控预警方法、装置和可读存储介质
CN207530963U (zh) 一种基于视频监控的非法越界报警***
JP6678706B2 (ja) 種別判定プログラム、種別判定装置及び種別判定方法
WO2022198507A1 (zh) 障碍物检测方法、装置、设备和计算机存储介质
JP4888707B2 (ja) 不審者検知装置
CN116740874A (zh) 一种入侵检测方法及相关装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20180828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180828

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201015

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211102

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6978986

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150