JP6978399B2 - 機会損失管理装置、機会損失管理システム、機会損失管理方法、及び、機会損失管理プログラム - Google Patents

機会損失管理装置、機会損失管理システム、機会損失管理方法、及び、機会損失管理プログラム Download PDF

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Description

本願発明は、商品の販売において、機会損失の発生状況を管理する技術に関する。
流通業の事業者にとっては、例えば、店舗内における顧客の購入行動を分析し、商品の販売における機会損失の発生状況を管理することは重要な課題である。但し、機会損失とは、例えば、来店した顧客がある商品を購入する意志が伺われる行動を示したのにもかかわらず、結局、その顧客が当該商品を購入しなかった事象のことである。そして近年、防犯のために店舗内に設置された監視カメラによって撮像された映像を、年々急速に進歩している画像認識技術を用いて解析し、その解析結果に基づいて顧客の購入行動を分析することによって、商品の販売における機会損失の発生状況を管理することを実現する技術の適用が進展してきている。
このような技術に関連する技術として、特許文献1には、店舗内を撮影した映像に基づいて、店舗での機会損失の状況を把握可能な分析情報を得るようにした顧客行動分析装置が開示されている。この装置は、店舗に入店する顧客の撮影画像に関する第1の顧客画像情報を取得する。その装置は、会計エリアに進入する顧客の撮影画像に関する第2の顧客画像情報を取得する。この装置は、会計エリアを退出する顧客の撮影画像に関する第3の顧客画像情報を取得する。この装置は、顧客ごとの購入情報を取得する。そしてこの装置は、第1、第2の顧客画像情報に基づいて、顧客ごとの回遊時間を計測するとともに、第3の顧客画像情報に基づいて、回遊時間および購入情報を顧客ごとに関連づけて、これらの情報を集計した分析情報を生成し、その分析情報をユーザに提示する。
また、特許文献2には、顧客の未購入商品を特定する顧客購買行動分析システムが開示されている。このシステムは、商品に付与されたIC(Integrated Circuit)チップを用いて、個々の商品について、顧客が手に取ったか否かの情報を取得し、コンビニエンスストアなどの店舗内の各顧客の移動経路に関する情報(位置情報)、および店舗内での所定の場所での滞留時間に関する情報を取得する。そしてこのシステムは、これらの情報と、商品陳列棚の商品配置情報を組み合わせることにより、顧客が購入しなかった商品を特定し、購入しなかった理由を分析する。
また、特許文献3には、施設の監視カメラにより得られるデータ情報を利用して、商品在庫と販売機会損失とのバランス等の判断に関する情報を得るようにした販売機会損失分析用データ出力システムが開示されている。このシステムは、カメラで撮影した分析対象とする動画像の解析処理により、撮影範囲に対応したフレーム領域における人物の位置、属性、滞留時間、または動線等の情報を得る。このシステムは、当該情報に基づいて、フレーム領域内の単位ごとに、人物の立寄り人数等を含む、人物の立寄りの状況を計算する処理を行う。そしてこのシステムは、店舗内に配置される商品に関連付けられる単位ごとの立寄りの状況を含む解析情報を、店舗の商品の販売機会損失に関する分析用のデータとして出力する。
また、特許文献4には、テレビカメラが撮像した画像データに基づいて、ある商品等に対して注目したか否かの判定及び注目の度合いを計測する注目情報計測装置が開示されている。この装置は、計測範囲の映像を取り込むための光軸を平行にした複数のカメラにより撮像された画像データに基づいて、人間を抽出する。この装置は、抽出された人間を追跡することにより得られたデータに基づいて、計測範囲に滞在した滞在時間を求め、滞在時間が長いときに注目したと判定し、注目者数を加算する。この装置は、複数のカメラにより同一のタイミングで得られた複数画像間の関連付けによる空間座標データを利用することにより、奥行き方向で重なっている人間も分離する。そしてこの装置は、その人間が一定時間以上滞在している場合には、その人間がその途中で立ち止まって商品を見ていると推定し、注目していると判定する。
特開2016−206782号公報 特開2004−348681号公報 特開2015−133131号公報 特開平10−048008号公報
上述したように、店舗内を撮像した映像を、画像認識技術を用いて解析し、その解析結果に基づいて顧客の購入行動を分析して商品の販売における機会損失の発生状況を管理する場合において、来店する顧客数が多いほど、あるいは管理精度を高くすればするほど、情報処理量が大幅に増加する。そして、このような情報処理量の増加に伴い、高機能な情報処理装置が必要となるので、管理コストが増大することになる。したがって、上述した機会損失の発生状況を管理することを、その管理精度を維持するとともに効率的に行うことが課題である。特許文献1乃至4が示す技術は、このような課題を解決するのに十分であるとは言えない。本願発明の主たる目的は、この課題を解決する機会損失管理装置等を提供することである。
本願発明の一態様に係る機会損失管理装置は、販売エリアに存在する顧客を撮像した映像が、前記顧客が前記販売エリアにおける第一の場所に継続して滞在した時間が第一の条件を満たすことを示す場合に、前記顧客を、購入行動を分析する対象者に設定する設定手段と、前記顧客が購入した商品を表す購入実績情報の中から、前記映像に基づいて、前記対象者に関する前記購入実績情報を抽出する抽出手段と、前記第一の場所の近傍に配置されている商品を表す商品配置情報と、前記対象者に関する前記購入実績情報とに基づいて、前記対象者が前記第一の場所の近傍に配置されている商品を購入しなかったことを表す機会損失情報を生成する生成手段と、を備える。
上記目的を達成する他の見地において、本願発明の一態様に係る機会損失管理方法は、情報処理装置によって、販売エリアに存在する顧客を撮像した映像が、前記顧客が前記販売エリアにおける第一の場所に継続して滞在した時間が第一の条件を満たすことを示す場合に、前記顧客を、購入行動を分析する対象者に設定し、前記顧客が購入した商品を表す購入実績情報の中から、前記映像に基づいて、前記対象者に関する前記購入実績情報を抽出し、前記第一の場所の近傍に配置されている商品を表す商品配置情報と、前記対象者に関する前記購入実績情報とに基づいて、前記対象者が前記第一の場所の近傍に配置されている商品を購入しなかったことを表す機会損失情報を生成する。
また、上記目的を達成する更なる見地において、本願発明の一態様に係る機会損失管理プログラムは、販売エリアに存在する顧客を撮像した映像が、前記顧客が前記販売エリアにおける第一の場所に継続して滞在した時間が第一の条件を満たすことを示す場合に、前記顧客を、購入行動を分析する対象者に設定する設定処理と、前記顧客が購入した商品を表す購入実績情報の中から、前記映像に基づいて、前記対象者に関する前記購入実績情報を抽出する抽出処理と、前記第一の場所の近傍に配置されている商品を表す商品配置情報と、前記対象者に関する前記購入実績情報とに基づいて、前記対象者が前記第一の場所の近傍に配置されている商品を購入しなかったことを表す機会損失情報を生成する生成処理と、をコンピュータに実行させる。
更に、本願発明は、係る機会損失管理プログラム(コンピュータプログラム)が格納された、コンピュータ読み取り可能な、不揮発性の記録媒体によっても実現可能である。
本願発明は、商品の販売において、機会損失の発生状況を管理することを、その管理精度を維持するとともに効率的に行うことを可能とする。
本願発明の第1の実施形態に係る機会損失管理システム1の構成を概念的に示すブロック図である。 本願発明の第1の実施形態に係る機会損失管理システム1が管理対象とする店舗のレイアウトを例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係るカメラ20−1が撮像エリアPを撮影した映像101を例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る商品配置情報102の構成を概念的に例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る購入実績情報103の構成を概念的に例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る生成部13によって生成された機会損失情報104の構成を概念的に例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る機会損失管理システム1が管理対象とする店舗において、会計処理の順番待ちが発生している状態を例示する図である。 本願発明の第1の実施形態に係る機会損失管理装置10の動作を示すフローチャートである。 本願発明の第2の実施形態に係る機会損失管理装置40の構成を概念的に示すブロック図である。 本願発明の各実施形態に係る機会損失管理装置を実行可能な情報処理装置900の構成を示すブロック図である。
以下、本願発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。本願発明の各実施形態に係る機会損失管理装置は、顧客がある商品の近傍にある程度の時間をかけて滞在したのにもかかわらず、その商品を購入しなかったという事象は、機会損失の管理において重要性が高い事象であるという考え方を基本とする装置である。
<第1の実施形態>
図1は、本願発明の第1の実施の形態に係る機会損失管理システム1の構成を概念的に示すブロック図である。本実施形態に係る機会損失管理システム1は、店舗内における商品の販売に関して、機会損失(顧客がある商品を購入する意志が伺われる行動を示したのにもかかわらず、結局、その商品を購入しなかったこと)の発生状況を管理するシステムである。
機会損失管理システム1は、大別して、機会損失管理装置10、n個のカメラ20−1乃至20−n、及び、m個のPOS(Point of Sale)端末装置30−1乃至30−mを含む。但し、n、mは、任意の自然数とする。機会損失管理装置10とカメラ20−1乃至20−nとは、例えば通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。また、機会損失管理装置10とPOS端末装置30−1乃至30−mとは、例えば通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。尚、本実施形態では以降、カメラ20−1乃至20−nをまとめてカメラ20と称し、POS端末装置30−1乃至30−mをまとめてPOS端末装置30と称する場合がある。
図2は、本実施形態に係る機会損失管理システム1が管理対象とする店舗(販売エリア)のレイアウトを例示する図である。図2に例示する店舗では、5つのカメラ20−1乃至20−5が設置されている。これらのカメラ20は、例えば、防犯のために設置された監視カメラである。カメラ20−1乃至20−5は、図2に示す通り、順に、撮像エリアP、Q、R、S、Tを撮像する。但し、撮像エリアP、Q、R、S、Tは、店舗内において顧客が通行する通路である。
図2に例示する店舗では、また、会計エリアに3つのPOS端末装置30−1乃至30−3が設置されている。POS端末装置30は、顧客が購入した商品に対する会計処理を行う装置であり、顧客が購入した商品の内容を表す、後述する購入実績情報103を生成する。
機会損失管理装置10は、店舗内における図2に図示しない従業員の専用エリアに設置されてもよいし、あるいは、店舗とは異なる施設に設置されてもよい。
図1に示す機会損失管理装置10は、設定部11、抽出部12、生成部13、及び、記憶部14を備えた、例えばサーバ装置などの情報処理装置である。記憶部14は、例えば磁気ディスクあるいは電子メモリ等の記憶デバイスであり、後述する映像101、商品配置情報102、購入実績情報103、及び、機会損失情報104を記憶可能である。
機会損失管理装置10は、図2に例示するカメラ20−1乃至20−5から、各カメラ20が撮像した映像を現す映像情報(以下、映像101と称する)を受信して、受信した映像101を記憶部14に格納する。即ち、映像101は、カメラ20−1乃至20−5によって撮像された、撮像エリアP乃至Tの状況を表す5種類の映像を含んでいる。
図3は、本実施形態に係るカメラ20−1が撮像エリアPを撮像した映像101を例示する図である。図3に例示する通り、映像101は、来店した顧客が店舗内の通路を移動する状況を表している。尚、映像101は撮像した時刻を表す情報を含むこととする。
図2に例示する通り、本実施形態に係る機会損失管理システム1が管理対象とする店舗には、6個の商品棚A乃至商品棚Fが設置されている。そして各商品棚は、図3に例示する通り、鉛直方向に商品を配置する3つのエリア(上段、中段、下段)を有するとともに、水平方向にも商品を配置する3つのエリア(エリア01、エリア02、エリア03)を有することとする。尚、機会損失管理システム1が管理対象とする店舗が有する商品棚の個数やその態様は、図2及び図3に示す例とは異なってもよい。
図4は、本実施形態に係る商品配置情報102の構成を概念的に例示する図である。商品配置情報102は、店舗内における場所と、その場所に配置された商品の識別子とを関連付ける情報であり、例えば、機会損失管理システム1の管理者等によって、記憶部14に事前に格納されていることとする。図4に例示する商品配置情報102は、例えば、商品棚Aにおける上段のエリア01には、商品A0010、商品A0011、商品A0012等が配置(陳列)されていることを表している。
図1に示す設定部11は、記憶部14に格納された映像101を画像解析することによって、入店した顧客が店舗内を移動する状況を解析する。但し、機会損失管理装置10は、映像101を画像解析する機能(画像解析エンジン)を備えることとする。この画像解析する機能は既存の技術を適用可能であるので、本実施形態では、その詳細な説明を省略する。
設定部11は、映像101を画像解析することによって、入店したある顧客が、店舗内において継続して滞在した場所(第一の場所)を検出する。
例えば、入店したある顧客による店舗内を移動した軌跡が図2に例示する通りである場合を考える。即ち、図2によれば、この顧客は、商品棚Aのエリア02の近傍、商品棚Dのエリア01の近傍、及び、商品棚Fのエリア01の近傍において、継続して滞在したことが判る。設定部11は、その場所に継続して滞在した時間(期間)が第一閾値111以上であるかどうかを確認する。尚、ある場所に継続して滞在した時間とは、例えば、顧客が所定の広さの領域内に継続して留まった時間を表す。この所定の広さの領域は、例えば図2に例示するような店舗の場合、商品棚A乃至Fにおけるエリアに応じて事前に設定された領域などでもよい。設定部11は、その滞在時間が第一閾値111以上である(第一の条件を満たす)場合、その顧客を、その購入行動を分析する対象者に設定する。
設定部11は、また、ある場所に継続して滞在した時間が第二閾値112以上である(第二の条件を満たす)かどうかも確認する。但し、第二閾値112は、第一閾値111よりも小さな値とする。設定部11は、ある場所に継続して滞在した時間が、第二閾値112以上であり、かつ、第一閾値111未満である場合、その顧客を、まず、その購入行動を分析する対象者の候補に設定する。そしてその場合、設定部11は、その場所に継続して滞在した時間に関する複数回の合計値が第一閾値111以上である場合に、その顧客を、その購入行動を分析する対象者に正式に設定する。但し、設定部11は、顧客毎に、その顧客が継続して滞在した場所(所定の広さの領域)と、当該顧客が複数回にわたってその場所に滞在した合計時間とを関連付けて管理する機能を備えることとする。
即ち、設定部11は、店舗内におけるある場所に継続して滞在した時間に関して、上述した条件を満たさない顧客に関しては、その購入行動を分析する対象者に設定しない。
設定部11は、また、当該対象者に関して、継続して滞在した時間が上述した条件を満たす場所(図2に示す例において、商品棚Aのエリア02、商品棚Dのエリア01、及び、商品棚Fのエリア01とする)を表す情報を、生成部13へ通知する。
図1に示す抽出部12は、記憶部14に格納されている、映像101に基づいて、購入実績情報103の中から、設定部11によって設定された購入行動を分析する対象者に関する購入実績情報を抽出(特定)する。
図5は、本実施形態に係る購入実績情報103の構成を概念的に例示する図である。機会損失管理装置10は、POS端末装置30が会計処理を行う際に生成した購入実績情報103をPOS端末装置30から受信して、受信した購入実績情報103を記憶部14に格納する。
図5に例示する購入実績情報103は、会計番号と、会計時刻と、購入商品と、購入個数とを関連付ける情報である。会計番号は、ある顧客に対する会計処理を識別可能な識別子である。会計時刻は、会計番号により特定される会計処理が行われた時刻を表し、例えばその会計処理が終了した時刻を表す。購入商品は、顧客が購入した商品の識別子を表す。尚、図5には示していないが、購入実績情報103は、例えば購入価格などの情報を含んでもよい。
抽出部12は、映像101を画像解析することによって、設定部11によって設定された購入行動を分析する対象者に対して会計処理が行われた時刻を取得可能である。
例えば、図2に店舗内を移動した軌跡を例示した顧客が、設定部11によって購入行動を分析する対象者に設定された場合を考える。抽出部12は、カメラ20−5が撮像エリアTを撮像した映像101に基づいて、当該対象者に対する会計処理がPOS端末装置30−2によって行われたことと、その会計処理が行われた時刻とを取得する。
抽出部12は、取得した会計処理が行われた時刻(例えば2018年11月12日の12時25分であることとする)を購入実績情報103と照合する。図5に例示する購入実績情報103によれば、2018年11月12日の12時25分に行われた会計処理は、会計番号が「000001」である会計処理に該当する。したがってこの場合、抽出部12は、図5に例示する購入実績情報103の中から、会計番号が「000001」である購入実績情報を、当該対象者に関する購入実績情報103として抽出(特定)する。
即ちこの場合、抽出部12は、当該対象者が購入した商品が、図5に例示する通り、商品A0021、商品A1020、商品A2022、商品F0010、商品F1011であることを表す情報を、購入実績情報103から抽出する。抽出部12は、購入実績情報103から抽出した情報を、生成部13へ通知する。
図1に示す生成部13は、設定部11から通知された、当該対象者に関して継続して滞在した時間が条件を満たす場所(図2に示す例では、商品棚Aのエリア02、商品棚Dのエリア01、及び、商品棚Fのエリア01)を表す情報を商品配置情報102と照合することによって、当該場所に配置されている商品を表す情報を取得する。そして生成部13は、当該場所に配置されている商品を表す情報と、抽出部12から通知された、当該対象者に関する購入実績情報103とに基づいて、当該対象者が当該場所に配置されている商品を購入しなかったことを表す機会損失情報104を生成する。
図6は、本実施形態に係る生成部13によって生成された機会損失情報104の構成を概念的に例示する図である。上述した図2、図4、図5に示す例では、当該対象者は、継続して滞在した時間が条件を満たす3つの場所のうち、商品棚Aのエリア02、及び、商品棚Fのエリア01に配置されている商品を購入しているが、商品棚Dのエリア01に配置されている商品を購入していない。したがってこの場合、生成部13は、商品棚Dのエリア01に配置されている商品に関して機会損失が発生している可能性があると判定し、図6に例示する通り、商品棚Dのエリア01に配置されている商品の識別子を表す機会損失情報104を生成する。
生成部13は、生成した機会損失情報104を、例えば図1に図示しない表示装置に表示することによって、機会損失情報104を機会損失管理システム1の管理者等に提示するようにしてもよい。生成部13は、あるいは、機会損失が発生した原因などを分析する外部の装置に、生成した機会損失情報104を入力するようにしてもよい。機会損失管理システム1の管理者、あるいは、機会損失を分析する外部の装置は、機会損失情報104が表す商品に関する在庫状況や、その商品と組み合わせて購入される商品に関する購入実績等に基づいて、機会損失が発生した原因を分析することができる。
また、本実施形態に係る機会損失管理装置10による機会損失情報104の生成において、店舗内において発生している事象を考慮する必要がある場合があり、その一例を、図7を参照して説明する。
図7は、実施形態に係る機会損失管理システム1が管理対象とする店舗において、会計処理の順番待ちが発生している状態を例示する図である。図7に示す例では、3人の顧客が、商品棚Aのエリア03の近傍(第二の場所)に、会計処理の順番待ちで並んでいる状態が発生している。
この場合、この3人の顧客は、商品棚Aのエリア03の近傍に継続して滞在することになるが、その事由は、商品棚Aのエリア03に配置されている商品を購入するためではなく、会計処理の順番待ちのためであるかと考えられる。したがってこの場合、機会損失管理装置10は、商品棚Aのエリア03に配置されている商品に関しては、機会損失情報104を生成する(機会損失情報104に含まれる)際に考慮する対象から除外する必要がある。
したがって、本実施形態に係る設定部11は、カメラ20−1が撮像エリアPを撮像した映像101、及び、カメラ20−5が撮像エリアTを撮像した映像101に基づいて、購入行動を分析する対象者が商品棚Aのエリア03の近傍に継続して滞在した事由が、会計処理の順番待ちであることを検出する。そして設定部11は、その検出結果を、生成部13へ通知する。
生成部13は、設定部11から通知された上述した検出結果に応じて、当該対象者に関して、商品棚Aのエリア03に配置されている商品を、機会損失情報104を生成する対象から除外する。
次に図8のフローチャートを参照して、本実施形態に係る機会損失管理装置10の動作(処理)について詳細に説明する。
機会損失管理装置10は、カメラ20によって撮像された映像101を記憶部14に格納する(ステップS101)。機会損失管理装置10は、POS端末装置30によって生成された購入実績情報103を記憶部14に格納する(ステップS102)。設定部11は、映像101を画像解析することにより、ある顧客が店舗内におけるある場所に継続して滞在した時間(継続滞在時間)を確認する(ステップS103)。
継続滞在時間が第一閾値111以上である場所が存在する場合(ステップS104でYes)、設定部11の制御によって処理はステップS107へ進む。継続滞在時間が第一閾値111以上である場所が存在しない場合(ステップS104でNo)、設定部11の制御によって処理はステップS105へ進む。
継続滞在時間が第二閾値112以上である場所が存在しない場合(ステップS105でNo)、設定部11の制御によって全体の処理は終了する。継続滞在時間が第二閾値112以上である場所が存在する場合(ステップS105でYes)、設定部11の制御によって処理はステップS106へ進む。
当該場所の継続滞在時間に関する複数回の合計値が第一閾値111以上でない場合(ステップS106でNo)、設定部11の制御によって全体の処理は終了する。当該場所の継続滞在時間に関する複数回の合計値が第一閾値111以上である場合(ステップS106でYes)、設定部11の制御によって処理はステップS107へ進む。
設定部11は、当該顧客を、購入行動を分析する対象者に設定する(ステップS107)。抽出部12は、当該対象者に関する映像101と、購入実績情報103とに基づいて、当該対象者に関する購入実績情報103を抽出する(ステップS108)。生成部13は、継続滞在時間がステップS104乃至S106に示す条件を満たす場所に関する商品配置情報102と、当該対象者に関する購入実績情報103とに基づいて、前述した手順によって機会損失情報104を生成し(ステップS109)、全体の処理は終了する。
本実施形態に係る機会損失管理装置10は、商品の販売において、機会損失の発生状況を管理することを、その管理精度を維持するとともに効率的に行うことができる。その理由は、機会損失管理装置10は、店舗内の映像を画像解析することにより、ある顧客が店内におけるある場所に継続して滞在した時間を確認し、その滞在時間が条件を満たす顧客を、購入行動を分析する対象者に設定し、当該対象者に関する購入実績情報と、滞在時間が条件を満たす場所に関する商品配置情報とに基づいて、機会損失情報を生成するからである。
以下に、本実施形態に係る機会損失管理装置10によって実現される効果について、詳細に説明する。
商品の販売において、機会損失の発生状況を管理するシステムにおいて、店舗内を撮像した映像を、画像認識技術を用いて解析し、その解析結果に基づいて顧客の購入行動を分析して商品の販売における機会損失の発生状況を管理する場合において、来店する顧客数が多いほど、あるいは管理精度を高くすればするほど、情報処理量が大幅に増加する。そして、このような情報処理量の増加に伴い、高機能な情報処理装置が必要となるので、管理コストが増大することになる。したがって、上述した機会損失の発生状況を管理することを、その管理精度を維持するとともに効率的に行うことが課題である。
このような課題に対して、本実施形態に係る機会損失管理装置10は、設定部11と、抽出部12と、生成部13と、を備え、例えば図1乃至図8を参照して上述した通り動作する。即ち、設定部11は、販売エリアに存在する顧客を撮像した映像101が、その顧客が販売エリアにおける第一の場所に継続して滞在した時間が第一閾値111以上である(第一の条件を満たす)ことを示す場合に、当該顧客を、購入行動を分析する対象者に設定する。抽出部12は、当該顧客が購入した商品を表す購入実績情報103の中から、映像101に基づいて、当該対象者に関する購入実績情報103を抽出する。そして生成部13は、当該第一の場所の近傍に配置されている商品を表す商品配置情報102が示す商品のうち、当該対象者に関する購入実績情報103には含まれない商品を特定することによって、当該対象者が当該第一の場所の近傍に配置されている商品を購入しなかったことを表す機会損失情報104を生成する。
即ち、本実施形態に係る機会損失管理装置10は、店舗内におけるある場所に継続して滞在した時間に関して、条件を満たさない顧客に関しては、その購入行動を分析する対象者に設定せず、当該対象者以外の顧客による購入行動を、機会損失情報104を生成する際に考慮する対象から除外する。当該対象者以外の顧客による購入行動は、機会損失情報104の生成において重要性が小さいと考えられるので、当該対象者以外の顧客による購入行動を考慮しなくても、機会損失情報104の精度に与える影響は小さい。したがって、本実施形態に係る機会損失管理装置10は、商品の販売において、機会損失の発生状況を管理することを、その管理精度を維持するとともに効率的に行うことを実現できる。
また、本実施形態に係る設定部11は、第一の場所に継続して滞在した時間が、第一の条件を満たす(第一閾値111以上である)場合に加えて、当該時間が第二の条件を満たし(第二閾値112以上である)、かつ、当該時間に関する複数回の合計値が第一の条件を満たす場合にも、顧客を当該対象者に設定する。ある商品の購入を予定した顧客の中には、例えば、当該商品が配置された場所の近傍に滞在して購入するか否かを考える人もいれば、店舗内を歩きながら購入するか否かを考える人もいると考えられる。本実施形態に係る機会損失管理装置10は、上述した第一の条件に加えて第二の条件を用いることにより、顧客が備える様々な特性に柔軟に対応した当該対象者の設定を行うので、機会損失の発生状況を管理する精度を高めることができる。
また、本実施形態に係る設定部11は、映像101に基づいて、対象者が店舗内における第二の場所に第一の条件を満たすように継続して滞在した事由が、会計処理の順番待ちであることを検出する。そしてその場合、生成部13は、その第二の場所の近傍に配置されている商品を、機会損失情報104を生成する際に考慮する対象から除外する。これにより、本実施形態に係る機会損失管理装置10は、機会損失の発生状況を管理する精度を高めることができる。
また、本実施形態に係る生成部13は、商品配置情報102が表す第一の場所の近傍に配置されている商品のうち、対象者に関する購入実績情報103が表す商品を除く商品を表す機会損失情報104を生成する。例えば、上述した本実施形態では、生成部13は、図2に店舗内を移動した軌跡を示す対象者に関して、当該対象者が継続して滞在した3つの場所のうち、当該対象者が商品を全く購入していない商品棚Dのエリア01に配置された商品を表す機会損失情報104を生成するが、生成部13は、これとは異なる機会損失情報104を生成してもよい。生成部13は、例えば、商品棚Aのエリア02と商品棚Fのエリア01とに配置された商品のうち、当該対象者が購入しなかった商品を、機会損失情報104に含めるようにしてもよい。
生成部13は、また、店舗内の状況を表す映像101に基づいて、第一の場所の近傍に配置されている商品に関する在庫状況を表す情報を含む機会損失情報104を生成するようにしてもよい。映像101は、例えば図3に例示するように、各商品棚に配置されている商品の在庫状況(例えば、商品が商品棚から無くなっているかどうかなど)を表しているので、生成部13は、映像101を画像解析することによって、商品に関する在庫状況を表す情報を取得可能である。生成部13は、あるいはまた、POS端末装置30により生成された購入実績情報103と連動して管理される在庫状況を表す情報を、その在庫状況を表す情報を管理する装置から取得するようにしてもよい。
そして、機会損失情報104が、ある商品が商品棚から無くなっていることを表している場合、例えば機会損失管理システム1の管理者は、当該商品に関する機会損失が発生した原因が、当該商品の在庫が無いことであることを、容易に推定することができる。従って、本実施形態に係る機会損失管理装置10は、機会損失が発生した原因を分析する作業を容易にすることができる。
<第2の実施形態>
図9は、本願発明の第2の実施形態に係る機会損失管理装置40の構成を概念的に示すブロック図である。
本実施形態に係る機会損失管理装置40は、設定部41、抽出部42、及び、生成部43を備えている。
設定部41は、販売エリアに存在する顧客を撮像した映像401が、当該顧客が販売エリアにおける第一の場所に継続して滞在した時間が第一の条件411を満たすことを示す場合に、当該顧客を、購入行動を分析する対象者412に設定する。
抽出部42は、当該顧客が購入した商品を表す購入実績情報403の中から、映像401に基づいて、対象者412に関する購入実績情報403を抽出する。
生成部43は、当該第一の場所の近傍に配置されている商品を表す商品配置情報402と、対象者412に関する購入実績情報403とに基づいて、対象者412が当該第一の場所の近傍に配置されている商品を購入しなかったことを表す機会損失情報404を生成する。
本実施形態に係る機会損失管理装置40は、商品の販売において、機会損失の発生状況を管理することを、その管理精度を維持するとともに効率的に行うことができる。その理由は、機会損失管理装置40は、店舗内の映像を画像解析することにより、ある顧客が店内におけるある場所に継続して滞在した時間を確認し、その滞在時間が条件を満たす顧客を、購入行動を分析する対象者に設定し、当該対象者に関する購入実績情報と、滞在時間が条件を満たす場所に関する商品配置情報とに基づいて、機会損失情報を生成するからである。
<ハードウェア構成例>
上述した各実施形態において図1、及び、図9に示した機会損失管理装置における各部は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、図1、及び、図9において、少なくとも、下記構成は、ソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。
・設定部11及び41、
・抽出部12及び42、
・生成部13及び43、
・記憶部14における記憶制御機能。
但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図10を参照して説明する。
図10は、本願発明の各実施形態に係る機会損失管理装置を実行可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図10は、図1、及び、図9に示した機会損失管理装置を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図10に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU(Central_Processing_Unit)901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク(記憶装置)904、
・通信インタフェース905、
・バス906(通信線)、
・CD−ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記録媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・モニターやスピーカ、キーボード等の入出力インタフェース909。
即ち、上記構成要素を備える情報処理装置900は、これらの構成がバス906を介して接続された一般的なコンピュータである。情報処理装置900は、CPU901を複数備える場合もあれば、マルチコアにより構成されたCPU901を備える場合もある。
そして、上述した実施形態を例に説明した本願発明は、図10に示した情報処理装置900に対して、次の機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給する。その機能とは、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1、及び、図9)における上述した構成、或いはフローチャート(図8)の機能である。本願発明は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性のメモリ(RAM903)、または、ROM902やハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD−ROM等の各種記録媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本願発明は、係るコンピュータプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記録媒体907によって構成されると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本願発明を説明した。しかしながら、本願発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本願発明は、本願発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
1 機会損失管理システム
10 機会損失管理装置
101 映像
102 商品配置情報
103 購入実績情報
104 機会損失情報
11 設定部
111 第一閾値
112 第二閾値
12 抽出部
13 生成部
14 記憶部
20−1乃至20−n カメラ
30−1乃至30−m POS端末装置
40 機会損失管理装置
401 映像
402 商品配置情報
403 購入実績情報
404 機会損失情報
41 設定部
411 第一の条件
412 対象者
42 抽出部
43 生成部
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ハードディスク(記憶装置)
905 通信インタフェース
906 バス
907 記録媒体
908 リーダライタ
909 入出力インタフェース

Claims (9)

  1. 販売エリアに存在する顧客を撮像した映像が、前記顧客が前記販売エリアにおける第一の場所に継続して滞在した時間が第一の条件を満たすことを示す場合に、前記顧客を、購入行動を分析する対象者に設定する設定手段と、
    前記顧客が購入した商品を表す購入実績情報の中から、前記映像に基づいて、前記対象者に関する前記購入実績情報を抽出する抽出手段と、
    前記第一の場所の近傍に配置されている商品を表す商品配置情報と、前記対象者に関する前記購入実績情報とに基づいて、前記対象者が前記第一の場所の近傍に配置されている商品を購入しなかったことを表す機会損失情報を生成する生成手段と、
    を備え
    前記設定手段は、前記対象者が会計処理の順番待ちによって前記販売エリアにおける第二の場所に前記第一の条件を満たすように継続して滞在したことを前記映像が示す場合に、前記対象者が前記第二の場所に滞在する事由が、前記第二の場所の近傍に配置されている商品の購入のためではないと推定し、その推定結果を前記生成手段に通知し、
    前記生成手段は、前記推定結果に基づいて、前記第二の場所の近傍に配置されている商品を、前記機会損失情報を生成する対象から除外する、
    機会損失管理装置。
  2. 前記設定手段は、前記第一の場所に継続して滞在した時間が第二の条件を満たし、かつ、前記第一の場所に継続して滞在した時間に関する複数回の合計値が前記第一の条件を満たす場合に、前記顧客を前記対象者に設定する、
    請求項1に記載の機会損失管理装置。
  3. 前記生成手段は、前記商品配置情報が表す前記第一の場所の近傍に配置されている商品のうち、前記対象者に関する前記購入実績情報が表す商品を除く商品を表す前記機会損失情報を生成する、
    請求項1または請求項に記載の機会損失管理装置。
  4. 前記生成手段は、前記販売エリアの状況を表す前記映像に基づいて、前記第一の場所の近傍に配置されている商品に関する在庫状況を表す情報を含む前記機会損失情報を生成する、
    請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の機会損失管理装置。
  5. 前記抽出手段は、時刻を表す情報を含む前記映像を画像解析することによって前記対象者に対する会計処理が行われた時刻を取得し、取得した前記会計処理が行われた時刻を、前記時刻に前記商品に対する前記会計処理が行われたことを表す前記購入実績情報に照合することによって、前記対象者に関する前記購入実績情報を抽出する、
    請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の機会損失管理装置。
  6. 前記映像を表す情報と、前記購入実績情報と、前記商品配置情報と、前記機会損失情報とを記憶可能な記憶手段をさらに備える、
    請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の機会損失管理装置。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の機会損失管理装置と、
    前記映像を撮像するカメラと、
    前記商品に対する会計処理を行うことによって前記購入実績情報を生成するPOS(Point of Sale)端末装置と、
    を含む機会損失管理システム。
  8. 情報処理装置
    販売エリアに存在する顧客を撮像した映像が、前記顧客が前記販売エリアにおける第一の場所に継続して滞在した時間が第一の条件を満たすことを示す場合に、前記顧客を、購入行動を分析する対象者に設定し、
    前記顧客が購入した商品を表す購入実績情報の中から、前記映像に基づいて、前記対象者に関する前記購入実績情報を抽出し、
    前記第一の場所の近傍に配置されている商品を表す商品配置情報と、前記対象者に関する前記購入実績情報とに基づいて、前記対象者が前記第一の場所の近傍に配置されている商品を購入しなかったことを表す機会損失情報を生成する、
    方法であって、
    前記対象者が会計処理の順番待ちによって前記販売エリアにおける第二の場所に前記第一の条件を満たすように継続して滞在したことを前記映像が示す場合に、前記対象者が前記第二の場所に滞在する事由が、前記第二の場所の近傍に配置されている商品の購入のためではないと推定し、
    その推定結果に基づいて、前記第二の場所の近傍に配置されている商品を、前記機会損失情報を生成する対象から除外する、
    機会損失管理方法。
  9. 販売エリアに存在する顧客を撮像した映像が、前記顧客が前記販売エリアにおける第一の場所に継続して滞在した時間が第一の条件を満たすことを示す場合に、前記顧客を、購入行動を分析する対象者に設定する設定処理と、
    前記顧客が購入した商品を表す購入実績情報の中から、前記映像に基づいて、前記対象者に関する前記購入実績情報を抽出する抽出処理と、
    前記第一の場所の近傍に配置されている商品を表す商品配置情報と、前記対象者に関する前記購入実績情報とに基づいて、前記対象者が前記第一の場所の近傍に配置されている商品を購入しなかったことを表す機会損失情報を生成する生成処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記設定処理は、前記対象者が会計処理の順番待ちによって前記販売エリアにおける第二の場所に前記第一の条件を満たすように継続して滞在したことを前記映像が示す場合に、前記対象者が前記第二の場所に滞在する事由が、前記第二の場所の近傍に配置されている商品の購入のためではないと推定し、その推定結果を前記生成処理に通知し、
    前記生成処理は、前記推定結果に基づいて、前記第二の場所の近傍に配置されている商品を、前記機会損失情報を生成する対象から除外する、
    機会損失管理プログラム。
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