JP6977674B2 - 乗物用内装材の組付構造 - Google Patents

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本発明は、乗物の室内側に配される乗物用内装材に関し、特に、乗物用内装材を構成する2つの部材を組み付けるための組付構造に関する。
下記特許文献1には、乗物用内装材として、車両用のサイドドアのドアトリムが記載されている。近年では、乗物室内の意匠性を高めことについてのニーズが高まっており、乗物用内装材が、複数の部材から構成されるとともに、その複数の部材の一部のものが、下記特許文献1に記載されているように、基材の乗物室内側の面を表皮材で被覆した構成とされる場合がある。その表皮材で被覆した構成の部材と、他の部材とを組み付ける場合において、例えば、表皮材で被覆した構成の部材に、他の部材を取り付けるための孔を形成しなければならない場合がある。
実開平2−56017号公報
上記特許文献1に記載の乗物用内装材は、孔が形成された基材に表皮材を真空成形法によって貼着すると、表皮材が、薄肉化したり、シボ加工が消えたり、テカリ等が発生したりして、外観が損なわれるため、表皮材を基材に貼着した後に基材と表皮材とを同時に打ち抜いて孔を形成するように構成されていた。しかしながら、そのような構成の乗物用内装材は、孔が形成されている基材に表皮材を貼着し、孔に合わせて表皮材のみを打ち抜く構成の乗物用内装材に比較して、作業性が悪いとう問題がある。
また、孔が形成されている基材に表皮材を貼着し、孔に合わせて表皮材のみを打ち抜く構成の乗物用内装材は、表皮材を打ち抜くために、抜きカスが発生する。表皮材を打ち抜くための工具として、先端に刃が設けられた筒状のものが用いられるのが一般的である。そして、乗物用内装材を構成する部材と部材との間に抜きカスを残すと、組み付けの妨げ等が生じる虞があるため、抜きカスは取り除く必要がある。そして、上記のような筒状の工具を用いると、その工具の内部に、抜きカスを溜めることができる。しかしながら、工具の中に溜まった抜きカスを取り除く作業が必要となってしまうという問題がある。
さらに、近年では、乗物用内装材に、照明装置や音響設備等の種々の部品が設けられる場合がある。特に音響設備は振動が発生するため、乗物用内装材の部材同士は、しっかりと組み付けられることが望まれる。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、作業効率が高くかつ嵌合力の高い乗物用内装材の組付構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の乗物用内装材の組付構造は、
乗物用内装材を構成する第1部材と第2部材とを組み付けるための組付構造であって、
前記第1部材が、前記第2部材を取り付けるための取付孔を備えた基材と、前記基材の乗物室内側の面を被覆する表皮材と、を含んで構成され、
前記第2部材が、乗物室外側に向かって突出して設けられて前記取付孔に嵌合する嵌合部を備え、
前記表皮材は、前記取付孔に対応する箇所に前記取付孔の孔縁の一部に沿って入れられた切れ目を有し、前記切れ目によって、乗物室内外方向に折れ曲がることが可能な片部が形成されたものとされ、
前記嵌合部が、自身の外面と前記取付孔との内面との間に前記片部を挟み込んだ状態で前記取付孔に嵌合して、前記第1部材と前記第2部材とが組み付けられるように構成されたことを特徴とする。
このように構成された乗物用内装材の組付構造は、表皮材の取付孔に対応する箇所に切れ目が入れられて、一部が繋がった状態とされているため、第2部材の嵌合部を嵌合させるために、表皮材を打ち抜く必要がなく、抜きカスが発生しない。つまり、先に述べたような、抜きカスを工具から取り除くような作業が必要なく、作業効率を向上させることができる。また、この構成の組付構造は、第1部材の取付孔と第2部材の嵌合部との間に、表皮材が挟まれている。つまり、この構成の組付構造は、従来、抜きカスだった表皮材の一部を利用して、それら取付孔と嵌合部との間の隙間を埋め、第1部材と第2部材との嵌合力を高めることができる。また、表皮材は、柔軟性、クッション性を有する材料を用いることが一般的であり、そのような材料を、嵌合部と取付孔との間に挟むため、緩衝材として機能させることができる。例えば、第1部材と第2部材との少なくとも一方に、スピーカー等の音響設備が搭載される場合には、その振動を吸収できるため、この構成の組付構造が、より好適である。
なお、取付孔および嵌合部の形状は、特に限定されず、円形状であっても、矩形状であってもよい。嵌合部の取付孔に嵌合する構造も、特に限定されず、嵌合部が第1部材に対して係止されるような構造であれば良いが、例えば、弾性力によって、取付孔の孔縁を付勢可能な構造のものを採用すれば、取付孔と嵌合部との間の嵌合力を、より高めることができる。
上記構成において、前記取付孔は、長方形状とされ、前記切れ目は、前記取付孔の孔縁の3辺に沿って入れられて概してコの字形状とされ、前記嵌合部は、前記取付孔の孔縁における前記切れ目が入れられていない辺に対向して設けられ、前記取付孔の内面との間で前記片部を挟み込む片部接触部と、前記取付孔の孔縁における前記切り目が入れられていない辺と対向する辺に対応する部分に係合する爪と、を備えた構成とすることができる。
この構成の乗物用内装材の組付構造は、取付孔と嵌合部との形状が限定されている。この構成の組付構造においては、片部を取付孔の孔縁の一辺に沿って直線的に折り曲げることができるため、表皮材にたわみ等が生じることがない。また、爪と片部接触部とが、互いに背を向けて設けられているため、爪によって孔縁から離れる方向の力によって、片部接触部を表皮材の片部を介して孔縁に向かって押し付けることができ、取付孔と嵌合部との間の嵌合力を、より高めることができる。
また、上記構成において、前記嵌合部は、断面が概してコの字状で、ウェブ部と前記ウェブ部の両端から延び出した一対のフランジ部とを有する形状のものとされ、前記爪は、前記ウェブ部の前記一対のフランジ部が延び出している側とは反対側の面に形成され、 前記一対のフランジ部の先端が、前記片部接触部として機能する構成とすることができる。
この構成の乗物用内装材の組付構造は、嵌合部の形状が限定されている。この形状の嵌合部は、片部接触部を表皮材の片部を介して孔縁に向かって押し付ける構造として好適である。
さらにまた、上記構成において、前記爪は、前記一対のフランジ部の中央に位置する構成とすることができる。
この構成の乗物用内装材の組付構造は、嵌合部の形状がさらに限定されている。一対のフランジ部の中央に爪が位置していることで、嵌合部を取付孔に嵌め込む際に、爪が形成された部分が撓むため、嵌合部の取付孔への嵌合作業を容易に行うことができ、組付作業の効率を向上させることができる。
本発明によれば、作業効率が高くかつ嵌合力の高い乗物用内装材の組付構造を提供することができる。
本発明の実施例の組付構造が採用されたドアトリムを車室内側からの視点において示す斜視図である。 図1に示すドアトリムを車室外側からの視点において示す斜視図である。 図1に示すドアトリムの分解図である。 本発明の実施例の組付構造を、車室外側からの視点において拡大して示す斜視図である。 本発明の実施例の組付構造の側面断面図である。 本発明の実施例の組付構造によって組み付けられる第1部材と第2部材とを取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施例の組付構造の平面図(片部のみ断面)である。 図6に示す第1部材に貼られた表皮材を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
本発明の実施例である乗物用内装材の組付構造が採用されたドアトリム10を、図1ないし図3に示す。ドアトリム10は、図示は省略するが、車両用のサイドドアの車室内側部分を構成するものであり、ドアインナパネルに対して車室内側から取り付けられるものである。ドアトリム10は、図1および図2に示すように、トリムボード20を主体として構成され、そのトリムボード20に加えて、トリムボード20上に設けられたインサイドハンドル21、アームレスト22、ドアグリップ23、ドアポケット24、スピーカーグリル25、スコーカーグリル26およびドアロック(ロック機構)28等の各種機能部品を含んで構成される。なお、各図において、車両前方および車両後方をFRおよびRRの矢印でそれぞれ示し、車両上方および車両下方をUPおよびDWの矢印でそれぞれ示し、車室内側(乗物室内側)および車室外側(乗物室外側)をINおよびOUTの矢印でそれぞれ示す。
トリムボード20は、複数のボード部材が互いに組み付けられたものであり、メインボード部材としてのロアボード30を主体とし、そのロアボード30に対して、他のボード部材が固定されることで構成される。ロアボード30は、図3に示すように、下方側が、車室内側を向く室内側意匠面のうちの下方側の部分を構成する下方側意匠部として機能するロアボード本体部32(以下、単に「本体部32」と呼ぶ場合がある。)とされ、上方側が、概してフレーム状に形成されたものとなっている。つまり、ロアボード30は、下方側意匠部としての本体部32と、その本体部32の車両前後方向における前端部および後端部の各々から上方側に延び出した一対の延出部34と、それら一対の延出部の各々の上端を結んで延在する延在部36と、を含んで構成されている。ちなみに、上述のスピーカーグリル25は、ロアボード本体部32の車両前方下側に設けられている。ドアポケット24は、図2に示すように、ロアボード本体部32の車室外側にドアポケットボード38が締結されることによって形成されている。
また、トリムボード20は、室内側意匠面のうちの上方側の部分を構成する複数の上方側意匠部材として、アームレストボード40、第1オーナメントボード42、ミドルロアボード44、スコーカーグリルボード46、ミドルアッパボード48、第2オーナメントボード50およびアッパボード52を備えており、下方側からその順で配されている。なお、アームレストボード40、ミドルロアボード44、ミドルアッパボード48、第2オーナメントボード50およびアッパボード52は、基材に対して表皮材が貼り付けられて構成されたものである。上述のアームレスト22およびドアグリップ23は、アームレストボード40がロアボード本体部32の上方側(トリムボード20のほぼ中央)に締結されることによって形成されている。また、インサイドハンドル21は、ミドルロアボード44に設けられている。さらに、ドアロック28は、詳しく言えばドアロック28を構成する一部の部品が、第1オーナメントボード42の上端の車両後方側に設けられている。
そして、本発明の実施例の組付構造60は、図4の車室外側からの視点における斜視図に示すように、上記のミドルロアボード44とスコーカーグリルボード46とを組み付ける部分に採用されている。その組付構造60について、図4に加え、図5ないし図8をも参照しつつ詳しく説明する。
まず、先にも述べたが、ミドルロアボード44は、図5の断面図に示すように、基材44aと、基材44aの車室内側の面を被覆する表皮材44bと、を含んで構成される。基材44aは、ポリプロピレン等の合成樹脂材料、あるいは、合成樹脂材料に繊維(ケナフ等の靭皮植物繊維など)を混合した材料等で、射出成形によって成形された板状部材である。なお、基材44aには、表皮材44bを真空成形するための複数の吸引孔(図示省略)が形成されている。また、表皮材44bは、オレフィン系エラストマー、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂材料によって形成されたシート状部材である。表皮材44bは、クッション層を備え、やや嵩高な、柔軟性を有する部材とされる。表皮材44bは、オス引き真空成形法によって基材44aの車室内側の面に倣う形に成形され、基材44aに接着剤によって貼り着けられている。
そして、上記のミドルロアボード44の基材44aには、2つの取付孔62が設けられている。本組付構造60は、それら2つの取付孔62に対して、スコーカーグリルボード46に設けられた2つの嵌合部64をそれぞれ嵌合させることで、それらミドルロアボード44とスコーカーグリルボード46とを組み付けるためのものである。詳しく言えば、本組付構造60は、スコーカーグリルボード46を、表皮材44bが貼られたミドルロアボード44の車室内側に、そのミドルロアボード44の外縁に重なるようにして、組み付けるためのものである。つまり、本実施例においては、ミドルロアボード44が第1部材であり、スコーカーグリルボード46が第2部材である。
2つの取付孔62の各々は、図6に示すように、ミドルロアボード44の外縁に沿う方向に長い概して長方形状に形成されている。そして、表皮材44bは、その取付孔62と連通する連通孔70を有しており、スコーカーグリルボード46の嵌合部64は、その連通孔70を挿通して、取付孔62に嵌合するようになっている。その連通孔70について詳しく説明する。表皮材44bは、図7に示すように、取付孔62と重なる箇所に、その取付孔62の孔縁の一部に沿ってスリット(切れ目)72が入れられている。そのスリット72は、取付孔62の長方形の孔縁のうち、ミドルロアボード44の外縁側の長辺1辺のみを残し、他の3辺に沿って入れられており、概してコの字形状とされている。つまり、表皮材44bは、図8に示すように、残された長辺一辺に沿って折れ曲がることが可能な片部74を有しいている。そして、その片部74が、取付孔62側(車室外側)に折り曲げられることで、取付孔62と連通する連通孔70が形成されているのである。
一方、スコーカーグリルボード46の2つの嵌合部64は、図5および図6に示すように、車室外側に向かって突出して設けられている。そして、各嵌合部64は、図7に示すように、断面が概してコの字形状とされており、ウェブ部64aと、そのウェブ部64aの両端側の各々から延び出した一対のフランジ部64bと、を有している。なお、ウェブ部64aが、スコーカーグリルボード46の外縁側に、その外縁に沿って配され、一対のフランジ部64bの各々が、スコーカーグリルボード46の内側に向かって延び出している。また、そのウェブ部64aには、外縁側の面から外縁側に突出する爪80が設けられている。その爪80は、図7に示すように、一対のフランジ部64bとは反対側において、一対のフランジ部64bの中央に位置するように設けられている。
上記のように構成されたミドルロアボード44とスコーカーグリルボード46とを組み付ける際には、嵌合部64が、表皮材44bの片部74を取付孔62の内部に折り曲げつつ、取付孔62内に挿入される。その場合においては、図5および図7に示すように、嵌合部64の一対のフランジ部64bと取付孔62の内面との間に、片部74が挟み込まれることになる。その片部74は、前述したように、表皮材44bが柔軟性を有する部材からなるため、嵌合部64は、一対のフランジ部64bによって片部74を押し潰しつつ挿入される。つまり、一対のフランジ部64bの先端が、片部接触部として機能するように構成されている。そして、ウェブ部64aの爪80が、取付孔62における車室外側の面に係合させられて、嵌合部64が取付孔62に嵌合させられる。
本発明の組付構造は、上述したように、嵌合部64が、表皮材44bの片部74を取付孔62との内面との間に挟み込んだ状態で取付孔62に嵌合して、ミドルロアボード44とスコーカーグリルボード46とを組み付ける構成とされている。そのため、本発明の組付構造によれば、ミドルロアボード44とスコーカーグリルボード46との嵌合力が、片部74を挟まない場合に比較して高められているのである。また、嵌合部64は、爪80が、片部74を挟み込んでいる側と反対側に設けられているため、換言すれば、爪80と片部接触部(一対のフランジ部64b)とが互いに背を向けて設けられているため、爪80による取付孔62の内面から離れる方向の力によって、一対のフランジ部64bを片部74を介して取付孔62の内面に押し付けることができ、取付孔62と嵌合部64との間の嵌合力がより高められている。さらに、本実施例の組付構造は、1つの部材が音響設備が設けられるスコーカーグリルボード46とされているため、スコーカーにより生じる振動を片部74によって吸収することができるのである。
また、従来の組付構造においては、表皮材44bの取付孔62に対応する箇所、つまり、片部74に相当する部分を切り抜いて、嵌合部64を取付孔62に嵌合させていた。そのため、本ドアトリム10の製造工程において、抜きカスが発生していた。また、表皮材44bの取付孔62に対応する部分を切り抜くために、取付孔62より僅かに小さな長方形断面の、先端に刃が設けられた筒状の工具が用いられていた。そのため、抜きカスは、その工具の内部にたまっていくため、そのたまった抜きカスを取り除く作業が必要となっていた。それに対して、本発明の組付構造は、スリット72を入れるために、例えば、概してコの字形状断面の先端に刃が設けられた工具を用いればよく、抜きカスが発生しない。そして、上述したように、本発明の組付構造は、従来、抜きカスとして処分していた部分を利用して、2部材の嵌合力を高めることができるのである。
なお、本実施例の組付構造は、取付孔が長方形状とされていたが、それに限定されず、正方形状でも、円形状等であってもよい。また、嵌合部は、取付孔の内面との間で表皮材の片部を挟み込める構成であれば、その形状が特に限定されない。ただし、嵌合部は、取付孔62に嵌合した状態において、自身の外面を片部を介して取付孔の内面に押し付ける力を発生させる構造のものとされることが望ましい。さらに、表皮材に入れる切れ目も、その形状が限定されず、取付孔の形状および嵌合部の形状に合わせて、適切な形状とすることができる。
本発明の組付構造が採用された乗物用内装材は、車両用ドアのドアトリムとされていたが、それに限定されず、他の内装材に採用することも可能である。さらに言えば、車両の内装材に限定されず、航空機や船舶等の他の乗物の内装材に採用することも可能である。
10…ドアトリム〔乗物用内装材〕、20…トリムボード、44…ミドルロアボード〔第1部材〕、44a…基材、44b…表皮材、46…スコーカーグリルボード〔第2部材〕、60…組付構造、62…取付孔、64…嵌合部、64a…ウェブ部、64b…一対のフランジ部〔片部接触部〕、70…連通孔、72…スリット〔切れ目〕、74…片部、80…爪

Claims (4)

  1. 乗物用内装材を構成する第1部材と第2部材とを組み付けるための組付構造であって、
    前記第1部材が、前記第2部材を取り付けるための取付孔を備えた基材と、前記基材の乗物室内側の面を被覆する表皮材と、を含んで構成され、
    前記第2部材が、乗物室外側に向かって突出して設けられて前記取付孔に嵌合する嵌合部を備え、
    前記表皮材は、前記取付孔に対応する箇所に前記取付孔の孔縁の一部に沿って入れられた切れ目を有し、前記切れ目によって、乗物室内外方向に折れ曲がることが可能な片部が形成されたものとされ、
    前記嵌合部が、自身の外面と前記取付孔の内面との間に前記片部を挟み込んだ状態で前記取付孔に嵌合して、前記第1部材と前記第2部材とが組み付けられるように構成されたことを特徴とする乗物用内装材の組付構造。
  2. 前記取付孔は、長方形状とされ、
    前記切れ目は、前記取付孔の孔縁の3辺に沿って入れられて概してコの字形状とされ、
    前記嵌合部は、
    前記取付孔の孔縁における前記切れ目が入れられていない辺に対向して設けられ、前記取付孔の内面との間で前記片部を挟み込む片部接触部と、
    前記取付孔の孔縁における前記切れ目が入れられていない辺と対向する辺を形成する部分に係合する爪と、
    を備えた請求項1に記載の乗物用内装材の組付構造。
  3. 前記嵌合部は、断面が概してコの字状で、ウェブ部と前記ウェブ部の両端から延び出した一対のフランジ部とを有する形状のものとされ、
    前記爪は、前記ウェブ部の前記一対のフランジ部が延び出している側とは反対側の面に形成され、
    前記一対のフランジ部の先端が、前記片部接触部として機能する請求項2に記載の乗物用内装材の組付構造。
  4. 前記爪は、前記一対のフランジ部の中央に位置する請求項3に記載の乗物用内装材の組付構造。
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