JP6977516B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本明細書では、プリンタが利用可能な印刷条件を示す条件情報を端末装置に送信するプリンタを開示する。
特許文献1には、プリンタと端末装置との間でIPP(Internet Printing Protocolの略)に従った通信が実行されて、プリンタが端末装置からの指示に従って印刷を実行することが開示されている。プリンタは、プリンタドライバを備える端末装置から能力情報要求を受信すると、プリンタが利用可能なデータ形式情報、解像度情報等を含む能力通知を端末装置に送信する。そして、プリンタは、端末装置から、能力通知に含まれるデータ形式、解像度等に従った印刷データを受信し、印刷データによって表わされる画像の印刷を実行する。
特開2016−72785号公報 特開2001−350604号公報
特許文献1の技術では、端末装置のプリンタドライバの種類について何ら考慮されていない。本明細書では、プリンタに印刷の実行を指示するための印刷アプリケーションの種類に応じた適切な処理を実行し得るプリンタを提供する。
本明細書によって開示されるプリンタは、印刷実行部と、端末装置から、前記プリンタが利用可能な印刷条件を示す条件情報を要求する情報要求を受信する情報要求受信部であって、前記情報要求は、前記プリンタに印刷の実行を指示するための特定の印刷アプリケーションが前記端末装置において利用されることによって、前記端末装置から前記プリンタに送信される、前記情報要求受信部と、前記情報要求の内容に応じて、前記端末装置に送信されるべき対象条件情報を決定する条件情報決定部と、前記条件情報決定部にて決定される前記対象条件情報を前記端末装置に送信する条件情報送信部と、前記対象条件情報が前記端末装置に送信された後に、前記端末装置から、前記対象条件情報に従った対象印刷データを受信する印刷データ受信部と、前記対象印刷データによって表わされる対象画像の印刷を前記印刷実行部に実行させる印刷制御部と、を備えてもよく、前記条件情報決定部は、前記特定の印刷アプリケーションが第1種の印刷アプリケーションであることに起因して、前記情報要求が第1の内容を示す場合に、第1の印刷条件を示す第1の条件情報を前記対象条件情報として決定し、前記特定の印刷アプリケーションが前記第1種の印刷アプリケーションとは異なる第2種の印刷アプリケーションであることに起因して、前記情報要求が前記第1の内容とは異なる第2の内容を示す場合に、前記第1の印刷条件とは異なる第2の印刷条件を示す第2の条件情報を前記対象条件情報として決定してもよい。
上記の構成によると、プリンタは、端末装置が第1種の印刷アプリケーションを利用する場合に、第1の印刷条件を示す第1の条件情報を対象条件情報として決定し、端末装置が第1種の印刷アプリケーションとは異なる第2種の印刷アプリケーションを利用する場合に、第1の印刷条件とは異なる第2の印刷条件を示す第2の条件情報を対象条件情報として決定する。従って、プリンタは、端末装置の印刷アプリケーションの種類に応じた対象条件情報を端末装置に送信することができる。この結果、プリンタは、端末装置から、端末装置の印刷アプリケーションの種類に応じた対象条件情報に従った対象印刷データを受信して印刷を実行することができる。このように、プリンタは、端末装置の印刷アプリケーションの種類に応じた適切な処理を実行し得る。
上記のプリンタを実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記のプリンタと端末装置とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 プリンタ及び端末装置が実行する各処理のシーケンス図を示す。 対象条件情報決定処理のフローチャートを示す。 プリンタと第1の端末装置との間で実現されるケースAのシーケンス図を示す。 プリンタと第2の端末装置との間で実現されるケースBのシーケンス図を示す。 プリンタと第3の端末装置との間で実現されるケースCのシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成;図1)
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタPRと、複数個の端末装置TE1〜TE3と、を備える。各デバイスPR,TE1〜TE3は、LAN(LocalArea Networkの略)4を介して相互に通信可能である。LAN4は、有線LAN及び無線LANのどちらでもよい。
(プリンタPRの構成)
プリンタPRは、印刷機能を実行可能な周辺機器(即ち各端末装置TE1〜TE3の周辺機器)である。なお、プリンタPRは、印刷機能に加えて、スキャン機能、FAX機能等を実行可能な多機能機であってもよい。プリンタPRは、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、通信インターフェイス18と、制御部20と、を備える。各部12〜20は、バス線(符号省略)に接続されている。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタPRに与えることができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部14は、いわゆるタッチパネル(即ち操作部)としても機能する。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。通信インターフェイス18は、LAN4に接続されている。
制御部20は、CPU22と、メモリ24と、を備える。CPU22は、メモリ24に格納されているプログラム30に従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ24は、ROM、RAM等によって構成され、上記のプログラム30の他に、条件情報32を格納する。
条件情報32は、プリンタPRが利用可能な印刷条件を示す情報であり、換言すると、プリンタPRの能力(即ち印刷に関係する能力)を示す能力情報である。プリンタPRが利用可能な印刷条件は、複数個の条件項目のそれぞれについて、当該条件項目に対応する各項目値を含む。複数個の条件項目は、「フォーマット」と「印刷解像度」とを含む。条件項目「フォーマット」は、プリンタPRが利用可能(即ち解釈可能)な印刷データのフォーマットを示す項目である。プリンタPRは、PWG(Printer Working Groupの略)Raster(以下ではRasterを省略して簡単に「PWG」と記載する)、JPEG(Joint Photograph Experts Groupの略)、及び、PDF(Portable Document Formatの略)のいずれかのフォーマットを有する印刷データを解釈可能である。従って、条件項目「フォーマット」には、項目値「PWG」と項目値「JPEG」と項目値「PDF」が対応付けられている。条件項目「印刷解像度」は、プリンタPRが利用可能な印刷解像度を示す項目である。プリンタPRは、300dpi、600dpi、及び、1200dpiのいずれかの印刷解像度を利用して印刷を実行可能である。従って、条件項目「印刷解像度」には、項目値「300dpi」と項目値「600dpi」と項目値「1200dpi」とが対応付けられている。
(各端末装置TE1〜TE3の構成)
各端末装置TE1〜TE3は、デスクトップPC(Personal Computerの略)、ノートPC、タブレットPC、スマートフォン等のユーザ端末である。各端末装置TE1〜TE3は、IPP(Internet Printing Protocol)に従った手順でプリンタPRに印刷を指示するための印刷アプリケーションAP1〜AP3を備える。以下では、印刷アプリケーションのことを単に「アプリ」と呼ぶ。いずれのアプリAP1〜AP3も、プリンタPRのベンダを含む複数のベンダによって提供される複数種類のプリンタのそれぞれに印刷を実行させることが可能な汎用アプリケーションである。
端末装置TE1のアプリAP1は、UBUNTU(登録商標)Printである。UBUNTUPrintは、通常、Linux(登録商標)OSで利用される。LinuxOSは、通常、PCに搭載され、スマートフォンに搭載されない。本実施例では、端末装置TE1が比較的に高い処理能力を有するPCである状況を想定している。
端末装置TE2のアプリAP2は、AirPrint(登録商標)である。AirPrintは、通常、iOS(登録商標)で利用される。本実施例では、端末装置TE2がスマートフォンである状況を想定している。
端末装置TE3のアプリAP3は、Mopria(登録商標)である。Mopriaは、通常、アンドロイド(登録商標)OSで利用される。本実施例では、端末装置TE3がスマートフォンである状況を想定している。
(プリンタPR及び各端末装置TE1〜TE3の処理;図2)
図2を参照して、プリンタPR及び各端末装置TE1〜TE3によって実行される各処理の内容を説明する。以下の処理は、各端末装置TE1〜TE3のアプリAP1〜AP3がIPPに従った手順でプリンタPRに印刷を指示するための処理である。即ち、いずれのアプリAP1〜AP3も同じプロトコルであるIPPを利用してプリンタPRとの通信を実行する。なお、以下では、各端末装置TE1〜TE3を総称して「端末装置TE」と呼ぶ。
S10では、端末装置TEは、ユーザから印刷指示を受け付ける。印刷指示は、端末装置TEのアプリ(以下では「対象アプリ」と呼ぶ)を起動する指示と、対象アプリによって表示される画面上で「印刷」を示すボタンを選択する指示と、を含む。端末装置TEは、S10において、ユーザから印刷指示を受け付ける場合に、S12において、対象アプリを利用して、条件情報要求をプリンタPRに送信する。条件情報要求は、プリンタPRが利用可能な印刷条件を示す条件情報を要求するコマンドである。
プリンタPRのCPU22は、S12において、端末装置TEから条件情報要求を受信する場合に、S20において、条件情報要求の内容に応じて、端末装置TEに送信されるべき対象条件情報を決定する対象条件情報決定処理を実行する。次いで、CPU22は、S22において、対象条件情報を端末装置TEに送信する。図2の例では、対象条件情報は、条件項目「フォーマット」に対応する3個の項目値(即ち、PWG、JPEG、PDF)と、条件項目「印刷解像度」に対応する3個の項目値(即ち、300dpi、600dpi、1200dpi)と、を含む。
端末装置TEは、S22において、プリンタPRから対象条件情報を受信する場合に、S30において、対象アプリを利用して設定画面を表示する。図2の例では、設定画面は、対象条件情報に含まれる条件項目「印刷解像度」に対応する3個の項目値(即ち、300dpi、600dpi、1200dpi)を含む。これにより、ユーザは、設定画面に含まれる3個の印刷解像度の中から所望の印刷解像度を指定することができる。設定画面は、対象条件情報に含まれる条件項目「フォーマット」に対応する3個の項目値を含まない。即ち、ユーザは、プリンタPRに送信されるべき印刷データのフォーマットを指定することができない。
S32では、端末装置TEは、ユーザから指定指示を受け付ける。指定指示は、S30で表示された設定画面において1個の印刷解像度(以下では「指定解像度」と呼ぶ)を指定する指示と、OKボタンを選択する指示と、を含む。指定指示は、さらに、端末装置TEに記憶されている1個以上の画像データの中から1個の画像データ(以下では「指定画像データ」と呼ぶ)を指定する指示を含む。
端末装置TEは、S32において、ユーザから指定指示を受け付ける場合に、S34において、対象アプリを利用して指定画像データから印刷データを生成する。具体的には、端末装置TEは、まず、端末装置TEのアプリの種類と、指定画像データの種類と、に応じて、対象条件情報に含まれる条件項目「フォーマット」に対応する各項目値のうちのいずれか1個の項目値(以下では「選択フォーマット」と呼ぶ)を選択する。具体的な選択の手法は、図4〜図6を参照して後で説明する。次いで、端末装置TEは、指定画像データのフォーマットと選択フォーマットとが一致しない場合には、指定画像データに対するフォーマット変換処理を実行して選択フォーマットを有する変換済み画像データを生成し、変換済み画像データに対する解像度変換処理を実行して指定解像度を有する印刷データを生成する。また、端末装置TEは、指定画像データのフォーマットと選択フォーマットとが一致する場合には、指定画像データに対するフォーマット変換処理を実行することなく、指定画像データに対する解像度変換処理を実行して指定解像度を有する印刷データを生成する。そして、S40において、端末装置TEは、対象アプリを利用して印刷データをプリンタPRに送信する。図2の例では、印刷データは、PDFのフォーマット及び1200dpiの印刷解像度を有する。
プリンタPRのCPU22は、S40において、端末装置TEから印刷データを受信する場合に、S42において、印刷データを印刷実行部16に供給して、印刷データによって表わされる画像の印刷を印刷実行部16に実行させる。これにより、図2の処理が終了する。
(対象条件情報決定処理;図3)
続いて、図3を参照して、図2のS20の対象条件情報決定処理の内容を説明する。プリンタPRのCPU22は、図2のS12において、端末装置TEから条件情報要求を受信する場合に、図3の処理を開始する。
IPPでは、端末装置TEにおいて設定画面(図2のS30参照)を表示するために、プリンタPRが利用可能な印刷条件を確認するための要求が端末装置TEからプリンタPRに送信される仕組みになっている。この要求が条件情報要求であり、より具体的には、条件情報要求は、コマンド「Get-Printer-Attributes」を含み、当該コマンドの後に、プリンタPRが利用可能な印刷条件の各条件項目を示す各文字列を含む。当各文字列は、条件項目に対応する各項目値の送信をプリンタPRに要求するコマンドであるとも言える。即ち、条件情報要求は、コマンド「Get-Printer-Attributes」と各条件項目に対応する各コマンドとを含む複数個のコマンドを含む。そして、条件情報要求は、IPPに従った1個以上のパケットのそれぞれに当該各コマンドが記述されたものであり、当該1個以上のパケットは、端末装置TEからプリンタPRに順次送信される。CPU22は、当該1個以上のパケット(即ち条件情報要求)を順次受信して各コマンドを解析することによって、端末装置TEに送信されるべき対象条件情報を決定する。
S50では、CPU22は、条件情報要求がコマンド「cups-version」を含むのか否かを判断する。コマンド「cups-version」は、CUPS(Common UNIX Printing Systemの略)のバージョンの送信をプリンタPRに要求するコマンドである。条件情報要求の送信元の端末装置TEのアプリ(即ち対象アプリ)がUBUNTUPrintである場合には、条件情報要求がコマンド「cups-version」を含むが、対象アプリがUBUNTUPrintでない場合(例えば、AirPrint、Mopria等である場合)には、条件情報要求が当該コマンドを含まない。CPU22は、条件情報要求が当該コマンドを含まないと判断する場合(S50でNO)には、S60に進む。一方、CPU22は、条件情報要求が当該コマンドを含むと判断する場合(S50でYES)には、S52において、対象アプリがUBUNTUPrintであると判断し、S54に進む。
S54では、CPU22は、対象条件情報として、条件項目「フォーマット」に対応する項目値「PWG」と、条件項目「印刷解像度」に対応する3個の項目値「300dpi」、「600dpi」、及び、「1200dpi」と、を決定する。即ち、CPU22は、対象アプリがUBUNTUPrintである場合には、プリンタPRがPDF及びJPEGの印刷データを利用可能であるにも関わらず、対象条件情報として、PDF及びJPEGを決定せずにPWGのみを決定する。また、CPU22は、対象アプリがUBUNTUPrintである場合には、対象条件情報として、プリンタPRが利用可能な全ての印刷解像度を決定する。S54が終了すると、図3の処理が終了する。この結果、図2のS22では、対象条件情報として、1個のフォーマットと3個の印刷解像度とが端末装置TEに通知される。
S60では、CPU22は、条件情報要求が3個のコマンド(即ち、「print-icons」、「number-up-default」、及び、「print-quality-default」)の全てを含むのか否かを判断する。コマンド「print-icons」は、アイコン画像の送信をプリンタPRに要求するコマンドである。コマンド「number-up-default」は、プリンタPRが利用可能なNin1印刷の種類である「number-up」のデフォルト値の送信をプリンタPRに要求するコマンドである。Nin1印刷は、Nページ分(Nは1以上の整数)の画像を1枚の印刷媒体に印刷するための印刷手法である。コマンド「print-quality-default」は、プリンタPRが利用可能な印刷品質のデフォルト値の送信をプリンタPRに要求するコマンドである。対象アプリがAirPrintである場合には、条件情報要求が上記の3個のコマンドの全てを含むが、対象アプリがAirPrintでない場合(例えばMopria等である場合)には、条件情報要求が上記の3個のコマンドのうちの少なくとも1個のコマンドを含まない。CPU22は、条件情報要求が上記の3個のコマンドのうちの少なくとも1個のコマンドを含まないと判断する場合(S60でNO)には、S70に進む。一方、CPU22は、条件情報要求が上記の3個のコマンドの全てを含むと判断する場合(S60でYES)には、S62において、対象アプリがAirPrintであると判断し、S64に進む。
S64では、CPU22は、対象条件情報として、条件項目「フォーマット」に対応する3個の項目値「PWG」、「JPEG」、及び、「PDF」と、条件項目「印刷解像度」に対応する3個の項目値「300dpi」、「600dpi」、及び、「1200dpi」と、を決定する。即ち、CPU22は、対象アプリがAirPrintである場合には、対象条件情報として、プリンタPRが利用可能な全てのフォーマット及び全ての印刷解像度を決定する。S64が終了すると、図3の処理が終了する。この結果、図2のS22では、対象条件情報として、3個のフォーマットと3個の印刷解像度とが端末装置TEに通知される。
S72では、CPU22は、対象アプリがMopria等(即ち、UBUNTUPrint及びAirPrint以外のアプリ)であると判断し、S74に進む。S74では、CPU22は、対象条件情報として、条件項目「フォーマット」に対応する2個の項目値「PWG」及び「JPEG」と、条件項目「印刷解像度」に対応する1個の項目値「300dpi」と、を決定する。即ち、CPU22は、対象アプリがMopria等である場合には、プリンタPRがPDFの印刷データを利用可能であるにも関わらず、対象条件情報として、PDFを決定せずにPWG及びJPEGを決定する。また、CPU22は、プリンタPRが600dpi及び1200dpiの印刷データを利用可能であるにも関わらず、対象条件情報として、600dpi及び1200dpiを決定せずに300dpiのみを決定する。S74が終了すると、図3の処理が終了する。この結果、図2のS22では、対象条件情報として、2個のフォーマットと1個の印刷解像度とが端末装置TEに通知される。
(具体的なケース;図4〜図6)
続いて、図4〜図6を参照して、図2及び図3の処理によって実現される具体的なケースA〜Cを説明する。
(ケースA;図4)
まず、図4を参照して、プリンタPRと、アプリAP1(即ちUBUNTUPrint)を備える端末装置TE1と、の間で実現されるケースAを説明する。端末装置TE1は、S110において、印刷指示を受け付ける場合に、S112において、条件情報要求をプリンタPRに送信する。アプリAP1によって生成される条件情報要求は、コマンド「cups-version」を含む。
プリンタPRは、S112において、端末装置TE1から条件情報要求を受信する場合に、条件情報要求がコマンド「cups-version」を含むので(図3のS50でYES)、端末装置TE1のアプリAP1がUBUNTUPrintであると決定し(S52)、S120において、対象条件情報として、条件項目「フォーマット」に対応する「PWG」と、条件項目「印刷解像度」に対応する「300dpi」、「600dpi」、及び、「1200dpi」と、を決定する(S54)。そして、プリンタPRは、S122において、決定済みの対象条件情報を端末装置TE1に送信する。
端末装置TE1は、S122において、プリンタPRから対象条件情報を受信する場合に、S130において、対象条件情報内の3個の印刷解像度を選択肢として含む設定画面を表示する。端末装置TE1は、S132において、指定指示を受け付ける場合に、S134において、印刷データを生成する。具体的には、端末装置TE1は、対象条件情報が1個のフォーマット「PWG」のみを含むので、選択フォーマットとして「PWG」を選択する。次いで、端末装置TE1は、ユーザによって指定された指定画像データに対するフォーマット変換処理を実行して、PWGのフォーマットを有する変換済み画像データを生成する。そして、端末装置TE1は、変換済み画像データに対する解像度変換処理を実行して、ユーザによって指定された指定解像度(本ケースでは1200dpi)を有する印刷データPD1を生成する。次いで、端末装置TE1は、S140において、印刷データPD1をプリンタPRに送信する。
プリンタPRは、S140において、端末装置TE1から印刷データPD1を受信する場合に、S142において、印刷データPD1によって表わされる画像の印刷処理を実行する。
(ケースAの効果)
端末装置TE1のアプリAP1(即ちUBUNTUPrint)は、JPEG又はPDFのフォーマットを有する印刷データを生成する際に、プリンタPRが解釈不可能なコマンドを含む印刷データを生成し得る。この場合、プリンタPRが印刷処理を適切に実行することができない可能性がある。一方、プリンタPRは、PWGのあらゆるコマンドを解釈可能である。従って、プリンタPRは、端末装置TE1のアプリAP1がUBUNTUPrintであると決定する場合に、「JPEG」及び「PDF」を含まずに「PWG」のみを含む対象条件情報を決定し(S120)、当該対象条件情報を端末装置TE1に送信する(S122)。このために、プリンタPRは、端末装置TE1からPWGのフォーマットを有する印刷データPD1を受信することができ(S140)、この結果、印刷処理を適切に実行することができる(S142)。
また、上述したように、端末装置TE1のアプリAP1(即ちUBUNTUPrint)は、通常、LinuxOSを備えるPCに搭載される。即ち、端末装置TE1は、比較的に高い処理能力を有するPCであり、この結果、比較的に高い印刷解像度を有する印刷データを迅速に生成することができる。従って、プリンタPRは、端末装置TE1のアプリAP1がUBUNTUPrintであると決定する場合に、比較的に高い印刷解像度である「1200dpi」を含む対象条件情報を決定し(S120)、当該対象条件情報を端末装置TE1に送信する(S122)。仮に、1200dpiがユーザによって指定されても(S132)、端末装置TE1は、1200dpiの印刷解像度を有する印刷データPD1を迅速に生成することができる(S134)。このために、プリンタPRは、端末装置TE1から印刷データPD1を迅速に受信することができ(S140)、この結果、印刷処理を迅速に実行することができる(S142)。
(ケースB;図5)
続いて、図5を参照して、プリンタPRと、アプリAP2(即ちAirPrint)を備える端末装置TE2と、の間で実現されるケースBを説明する。端末装置TE2は、S210において、印刷指示を受け付ける場合に、S212において、条件情報要求をプリンタPRに送信する。アプリAP2によって生成される条件情報要求は、コマンド「cups-version」を含まないと共に、3個のコマンド(即ち、「print-icons」、「number-up-default」、及び、「print-quality-default」)の全てを含む。
プリンタPRは、S212において、端末装置TE2から条件情報要求を受信する場合に、条件情報要求が、コマンド「cups-version」を含まず(図3のS50でNO)、かつ、上記の3個のコマンドの全てを含むので(S60でYES)、端末装置TE2のアプリAP2がAirPrintであると決定する(S62)。この場合、プリンタPRは、S220において、対象条件情報として、条件項目「フォーマット」に対応する「PWG」、「JPEG」、及び、「PDF」と、条件項目「印刷解像度」に対応する「300dpi」、「600dpi」、及び、「1200dpi」と、を決定する(S64)。そして、プリンタPRは、S222において、決定済みの対象条件情報を端末装置TE2に送信する。
端末装置TE2は、S222において、プリンタPRから対象条件情報を受信する場合に、S230において、対象条件情報内の3個の印刷解像度を選択肢として含む設定画面を表示する。端末装置TE2は、S232において、指定指示を受け付ける場合に、S234において、印刷データを生成する。具体的には、端末装置TE2は、まず、対象条件情報内の3個のフォーマットから1個のフォーマットを選択する。例えば、端末装置TE2によって撮影された写真画像を表わす写真画像データを格納するストレージから、ユーザによって指定画像データが指定される場合には、端末装置TE2は、JPEGを選択する。一方、当該ストレージとは異なるストレージから指定画像データが指定される場合には、端末装置TE2は、PDFを選択する。即ち、本ケースでは、PWGが選択されることはない。端末装置TE2は、必要であればフォーマット変換処理を実行して、JPEG又はPDFのフォーマットを有する変換済み画像データを生成し、解像度変換処理を実行して、指定解像度を有する印刷データPD2を生成する。次いで、端末装置TE2は、S240において、印刷データPD2をプリンタPRに送信する。
プリンタPRは、S240において、端末装置TE2から印刷データPD2を受信する場合に、S242において、印刷データPD2によって表わされる画像の印刷処理を実行する。
(ケースBの効果)
端末装置TE2のアプリAP2(即ちAirPrint)は、PWG、JPEG、及び、PDFのうちのいずれのフォーマットを有する印刷データを生成する際にも、プリンタPRが解釈可能なコマンドのみを含む印刷データを生成する。従って、プリンタPRは、端末装置TE2のアプリAP2がAirPrintであると決定する場合に、全てのフォーマットを含む対象条件情報を決定し(S220)、当該対象条件情報を端末装置TE2に送信する(S222)。これにより、多数のフォーマットの選択肢を携帯端末TE2に提供することができる。プリンタPRは、端末装置TE2からJPEG及びPDFのどちらのフォーマットを有する印刷データPD2を受信しても(S240)、印刷データPD2に従った印刷処理を適切に実行することができる(S242)。
また、端末装置TE2がPCではなくスマートフォンであるが、アプリAP2(即ちAirPrint)は、印刷データを生成するためのS234の処理を迅速に実行可能である。従って、プリンタPRは、端末装置TE2のアプリAP2がAirPrintであると決定する場合に、比較的に高い印刷解像度である「1200dpi」を含む対象条件情報を決定し(S220)、当該対象条件情報を端末装置TE2に送信する(S222)。仮に、1200dpiがユーザによって指定されても(S232)、端末装置TE2は、1200dpiの印刷解像度を有する印刷データPD2を迅速に生成することができる(S234)。このために、プリンタPRは、端末装置TE2から印刷データPD2を迅速に受信することができ(S240)、この結果、印刷処理を迅速に実行することができる(S242)。
(ケースC;図6)
続いて、図6を参照して、プリンタPRと、アプリAP3(即ちMopria)を備える端末装置TE3と、の間で実現されるケースCを説明する。端末装置TE3は、S310において、印刷指示を受け付ける場合に、S312において、条件情報要求をプリンタPRに送信する。アプリAP3によって生成される条件情報要求は、コマンド「cups-version」を含まない。また、条件情報要求は、コマンド「print-icons」を含むと共に、コマンド「number-up-default」及び「print-quality-default」を含まない。
プリンタPRは、S312において、端末装置TE3から条件情報要求を受信する場合に、条件情報要求が、コマンド「cups-version」を含まず(図3のS50でNO)、かつ、上記の3個のコマンドのうちの2個のコマンド「number-up-default」及び「print-quality-default」を含まないので(S60でNO)、端末装置TE3のアプリAP3がMopria等であると決定する(S72)。次いで、プリンタPRは、S320において、対象条件情報として、条件項目「フォーマット」に対応する「PWG」及び「JPEG」と、条件項目「印刷解像度」に対応する「300dpi」と、を決定する(S74)。そして、プリンタPRは、S322において、決定済みの対象条件情報を端末装置TE3に送信する。
端末装置TE3は、S322において、プリンタPRから対象条件情報を受信する場合に、S330において、対象条件情報内の1個の印刷解像度(即ち300dpi)のみを選択肢として含む設定画面を表示する。端末装置TE3は、S332において、指定指示を受け付ける場合に、S334において、印刷データを生成する。具体的には、端末装置TE3は、対象条件情報に含まれる2個のフォーマットから1個のフォーマットを選択する。例えば、写真画像データを格納するストレージから指定画像データが指定される場合には、端末装置TE3は、JPEGを選択する。一方、当該ストレージとは異なるストレージから指定画像データが指定される場合には、端末装置TE3は、PWGを選択する。端末装置TE3は、必要であればフォーマット変換処理を実行して、PWG又はJPEGのフォーマットを有する変換済み画像データを生成し、解像度変換処理を実行して、指定解像度を有する印刷データPD3を生成する。次いで、端末装置TE3は、S340において、印刷データPD3をプリンタPRに送信する。
プリンタPRは、S340において、端末装置TE3から印刷データPD3を受信する場合に、S342において、印刷データPD3によって表わされる画像の印刷処理を実行する。
(ケースCの効果)
端末装置TE3のアプリAP3(即ちMopria)は、PDFのフォーマットを有する印刷データを生成する際に、プリンタPRが解釈不可能なコマンドを含む印刷データを生成し得る。一方、アプリAP3は、PWG及びJPEGのうちのどちらのフォーマットを有する印刷データを生成する際にも、プリンタPRが解釈可能なコマンドのみを含む印刷データを生成する。従って、プリンタPRは、端末装置TE3のアプリAP3がMopria等であると決定する場合に、「PDF」を含まずに「PWG」及び「JPEG」を含む対象条件情報を決定し(S320)、当該対象条件情報を端末装置TE3に送信する(S322)。プリンタPRは、端末装置TE3からPWG及びJPEGのうちのどちらのフォーマットを有する印刷データPD3を受信しても(S340)、印刷データPD3に従った印刷処理を適切に実行することができる(S342)。
また、端末装置TE3は、PCではなくスマートフォンであり、アプリAP3(即ちMopria)は、印刷データを生成するためのS334の処理に比較的長時間を要する。従って、プリンタPRは、端末装置TE3のアプリAP3がMopria等であると決定する場合に、比較的に低い印刷解像度である「300dpi」のみを含む対象条件情報を決定し(S320)、当該対象条件情報を端末装置TE3に送信する(S322)。従って、端末装置TE3は、300dpiの印刷解像度を有する印刷データPD3を迅速に生成することができる(S334)。このために、プリンタPRは、端末装置TE3から印刷データPD3を迅速に受信することができ(S340)、この結果、印刷処理を迅速に実行することができる(S342)。
(本実施例の効果)
本実施例によると、プリンタPRは、各端末装置TE1〜TE3のアプリAP1〜AP3の種類に応じた対象条件情報を端末装置TE1等に送信することができる(図4〜図6のS122,S222,S322)。この結果、プリンタPRは、各端末装置TE1等から、端末装置TE1等のアプリAP1等の種類に応じた対象条件情報に従った印刷データPD1等を受信して印刷を実行することができる(S140,S142,S240,S242,S340,S342)。このように、プリンタPRは、端末装置TE1等のアプリAP1等の種類に応じた適切な処理を実行することができる。
(対応関係)
一つの例では、アプリAP1(即ちUBUNTUPrint)、アプリAP2(即ちAirPrint)が、それぞれ、「第1種の印刷アプリケーション」、「第2種の印刷アプリケーション」の一例である。この例では、図4のS112の条件情報要求の内容、図5のS212の条件情報要求の内容が、それぞれ、「第1の内容」、「第2の内容」の一例である。コマンド「cups-version」が、「所定コマンド」の一例である。図4のS122の対象条件情報によって示される印刷条件、図5のS222の対象条件情報によって示される印刷条件が、それぞれ、「第1の印刷条件」、「第2の印刷条件」の一例である。ここで、条件項目「フォーマット」が「特定の条件項目」の一例である場合には、「第1の印刷条件」が「他方の印刷条件」の一例であり、「第2の印刷条件」が「一方の印刷条件」の一例であり、PWGが「第1の項目値」の一例であり、JPEG又はPDFが「第2の項目値」の一例である。
別の例では、アプリAP2(即ちAirPrint)、アプリAP3(即ちMopria)が、それぞれ、「第1種の印刷アプリケーション」、「第2種の印刷アプリケーション」の一例である。この例では、図5のS212の条件情報要求の内容、図6のS312の条件情報要求の内容が、それぞれ、「第1の内容」、「第2の内容」の一例である。3個のコマンド(即ち、「print-icons」、「number-up-default」、「print-quality-default」)が、「所定コマンド」の一例である。図5のS222の対象条件情報によって示される印刷条件、図6のS322の対象条件情報によって示される印刷条件が、それぞれ、「第1の印刷条件」、「第2の印刷条件」の一例である。ここで、条件項目「フォーマット」が「特定の条件項目」の一例である場合には、「第1の印刷条件」が「一方の印刷条件」の一例であり、「第2の印刷条件」が「他方の印刷条件」の一例であり、PWG又はJPEGが「第1の項目値」の一例であり、PDFが「第2の項目値」の一例である。また、条件項目「印刷解像度」が「特定の条件項目」の一例である場合には、「第1の印刷条件」が「一方の印刷条件」の一例であり、「第2の印刷条件」が「他方の印刷条件」の一例であり、300dpiが「第1の項目値」の一例であり、600dpi又は1200dpiが「第2の項目値」の一例である。なお、アプリAP1〜アプリAP3のうちの他の組み合わせも、「第1種の印刷アプリケーション」及び「第2種の印刷アプリケーション」の組み合わせの一例である。
図2のS12、S20、S22、S40、S42の処理が、それぞれ、「情報要求受信部」、「条件情報決定部」、「条件情報送信部」、「印刷データ受信部」、「印刷制御部」によって実行される処理の一例である。図3のS50,S52,S60,S62,S72が、「種類決定部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)「第1種の印刷アプリケーション」及び「第2種の印刷アプリケーション」の組み合わせは、例えば、以下の組み合わせであってもよい。即ち、Mac(登録商標)OSで利用されるAirPrint、iOSで利用されるAirPrintが、それぞれ、「第1種の印刷アプリケーション」、「第2種の印刷アプリケーション」の一例であってもよい。この場合、例えば、前者のAirPrintを備える端末装置が比較的に高い処理能力を有するPCである可能性が高いので、プリンタPRは、比較的に高い印刷解像度(例えば1200dpi)を含む対象条件情報を決定してもよい。また、後者のAirPrintを備える端末装置がPCよりも処理能力が低いスマートフォンである可能性が高いので、プリンタPRは、当該高い印刷解像度を含まない対象条件情報を決定してもよい。
(変形例2)「対象条件情報」は、条件項目「フォーマット」を含まなくてもよい。また、別の変形例では、「対象条件情報」は、条件項目「印刷解像度」を含まなくてもよい。また、さらに別の変形例では、「対象条件情報」は、用紙サイズ及び色数を含んでいてもよい。この場合、プリンタPRは、例えば、端末装置のアプリがUBUNTUPrint又はAirPrintである場合(即ち比較的に高い処理能力を有する場合)には、比較的に大きい用紙サイズ(例えばA3)及びカラーの色数を含む対象条件情報を決定し、端末装置のアプリがMopriaである場合(即ち比較的に低い処理能力を有する場合)には、当該大きい用紙サイズを含まないと共にカラーの色数を含まない対象条件情報を決定してもよい。
(変形例3)プリンタPRは、図3のS50及びS60に代えて、以下の(1)又は(2)の手法を採用してもよい。(1)例えば、プリンタPRは、条件情報要求に含まれる先頭のコマンドが第1のコマンドである場合に、第1種の印刷アプリケーションであると決定し、先頭のコマンドが第1のコマンドとは異なる第2のコマンドである場合に、第2種の印刷アプリケーションであると決定してもよい。(2)例えば、プリンタPRは、条件情報要求に含まれる複数個のコマンドの並び順が第1の並び順である場合に、第1種の印刷アプリケーションであると決定し、当該複数個のコマンドの並び順が第1の並び順とは異なる第2の並び順である場合に、第2種の印刷アプリケーションであると決定してもよい。一般的に言うと、情報要求の内容に応じて対象条件情報が決定されればよい。
(変形例4)図3のS52、S62、及び、S72は省略可能である。本変形例では、「種類決定部」を省略可能である。
(変形例5)各アプリAP1〜AP3は、汎用アプリケーションでなくてもよく、プリンタPRのベンダによって提供されるプリンタのみに印刷を指示可能なアプリケーションであってもよい。
(変形例6)各アプリAP1〜AP3によって利用されるプロトコルは、相互に異なっていてもよい。例えば、アプリAP1によって利用されるプロトコルがIPPであり、アプリAP2によって利用されるプロトコルがIPPとは異なるプロトコル(例えばプリンタPRのベンダの独自プロトコル)であってもよい。
(変形例7)上記の実施例では、プリンタPRのCPU22がメモリ24内のプログラム30を実行することによって、図2〜図6の各処理が実現される。これに代えて、これらの各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、PR:プリンタ、10:バス線、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、18:通信インターフェイス、20:制御部、22:CPU、24:メモリ、30:プログラム、32:条件情報、TE1〜TE3:端末装置、AP1〜AP3:印刷アプリケーション、PD1〜PD3:印刷データ

Claims (10)

  1. プリンタであって、
    印刷実行部と、
    端末装置から、前記プリンタが利用可能な印刷条件を示す条件情報を要求する情報要求を受信する情報要求受信部であって、前記情報要求は、前記プリンタに印刷の実行を指示するための特定の印刷アプリケーションが前記端末装置において利用されることによって、前記端末装置から前記プリンタに送信される、前記情報要求受信部と、
    前記情報要求の内容に応じて、前記端末装置に送信されるべき対象条件情報を決定する条件情報決定部と、
    前記条件情報決定部にて決定される前記対象条件情報を前記端末装置に送信する条件情報送信部と、
    前記対象条件情報が前記端末装置に送信された後に、前記端末装置から、前記対象条件情報に従った対象印刷データを受信する印刷データ受信部と、
    前記対象印刷データによって表わされる対象画像の印刷を前記印刷実行部に実行させる印刷制御部と、を備え、
    前記条件情報決定部は、
    前記特定の印刷アプリケーションが第1種の印刷アプリケーションであることに起因して、前記情報要求が第1の内容を示す場合に、第1の印刷条件を示す第1の条件情報を前記対象条件情報として決定し、
    前記特定の印刷アプリケーションが前記第1種の印刷アプリケーションとは異なる第2種の印刷アプリケーションであることに起因して、前記情報要求が前記第1の内容とは異なる第2の内容を示す場合に、前記第1の印刷条件とは異なる第2の印刷条件を示す第2の条件情報を前記対象条件情報として決定する、プリンタ。
  2. 前記条件情報決定部は、前記情報要求の内容に応じて、前記特定の印刷アプリケーションの種類を決定する種類決定部を備え、
    前記種類決定部は、
    前記情報要求が前記第1の内容を示す場合に、前記特定の印刷アプリケーションが前記第1種の印刷アプリケーションであると決定し、
    前記情報要求が前記第2の内容を示す場合に、前記特定の印刷アプリケーションが前記第2種の印刷アプリケーションであると決定し、
    前記条件情報決定部は、
    前記特定の印刷アプリケーションが前記第1種の印刷アプリケーションであると決定される場合に、前記第1の条件情報を前記対象条件情報として決定し、
    前記特定の印刷アプリケーションが前記第2種の印刷アプリケーションであると決定される場合に、前記第2の条件情報を前記対象条件情報として決定する、請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記第1の内容は、前記特定の印刷アプリケーションが前記第1種の印刷アプリケーションであることに起因して、所定コマンドが前記情報要求に記述されていることを含み、
    前記第2の内容は、前記特定の印刷アプリケーションが前記第2種の印刷アプリケーションであることに起因して、前記所定コマンドが前記情報要求に記述されていないことを含む、請求項1又は2に記載のプリンタ。
  4. 前記プリンタが利用可能な前記印刷条件は、1個以上の条件項目のそれぞれについて、1個以上の項目値を含み、
    前記第1の印刷条件及び前記第2の印刷条件のうちの一方の印刷条件は、前記1個以上の条件項目のうちの特定の条件項目について、第1の項目値と第2の項目値とを含み、
    前記第1の印刷条件及び前記第2の印刷条件のうちの他方の印刷条件は、前記特定の条件項目について、前記第1の項目値を含むと共に前記第2の項目値を含まない、請求項1から3のいずれか一項に記載のプリンタ。
  5. 前記1個以上の条件項目は、前記端末装置から前記プリンタに送信されるべき前記対象印刷データのフォーマット及び印刷解像度のうちの少なくとも一方を含む、請求項4に記載のプリンタ。
  6. 前記特定の条件項目が前記フォーマットである場合に、
    前記第1の項目値は、PDF(Portable Document Formatの略)とは異なるフォーマットであり、
    前記第2の項目値は、前記PDFである、請求項5に記載のプリンタ。
  7. 前記特定の印刷アプリケーションは、前記プリンタのベンダを含む複数のベンダによって提供される複数種類のプリンタのそれぞれに印刷の実行を指示することが可能な汎用アプリケーションである、請求項1から6のいずれか一項に記載のプリンタ。
  8. 前記第1種の印刷アプリケーションである前記特定の印刷アプリケーションを利用する前記端末装置と前記プリンタとの間で実行される通信に利用されるプロトコルと、前記第2種の印刷アプリケーションである前記特定の印刷アプリケーションを利用する前記端末装置と前記プリンタとの間で実行される通信に利用されるプロトコルと、は同じである、請求項1から7のいずれか一項に記載のプリンタ。
  9. 前記プロトコルは、IPP(Internet Printing Protocolの略)である、請求項8に記載のプリンタ。
  10. プリンタのためのコンピュータプログラムであって、
    前記プリンタのコンピュータを、
    端末装置から、前記プリンタが利用可能な印刷条件を示す条件情報を要求する情報要求を受信する情報要求受信部であって、前記情報要求は、前記プリンタに印刷の実行を指示するための特定の印刷アプリケーションが前記端末装置において利用されることによって、前記端末装置から前記プリンタに送信される、前記情報要求受信部と、
    前記情報要求の内容に応じて、前記端末装置に送信されるべき対象条件情報を決定する条件情報決定部と、
    前記条件情報決定部にて決定される前記対象条件情報を前記端末装置に送信する条件情報送信部と、
    前記対象条件情報が前記端末装置に送信された後に、前記端末装置から、前記対象条件情報に従った対象印刷データを受信する印刷データ受信部と、
    前記対象印刷データによって表わされる対象画像の印刷を前記プリンタの印刷実行部に実行させる印刷制御部と、として機能させ、
    前記条件情報決定部は、
    前記特定の印刷アプリケーションが第1種の印刷アプリケーションであることに起因して、前記情報要求が第1の内容を示す場合に、第1の印刷条件を示す第1の条件情報を前記対象条件情報として決定し、
    前記特定の印刷アプリケーションが前記第1種の印刷アプリケーションとは異なる第2種の印刷アプリケーションであることに起因して、前記情報要求が前記第1の内容とは異なる第2の内容を示す場合に、前記第1の印刷条件とは異なる第2の印刷条件を示す第2の条件情報を前記対象条件情報として決定する、コンピュータプログラム。
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