JP6969471B2 - 絶縁回路基板 - Google Patents

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Description

この発明は、絶縁層の一方の面に、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層と、このアルミニウム層に固相拡散接合された銅又は銅合金からなる銅層と、を有する回路層が形成された絶縁回路基板に関するものである。
LEDやパワーモジュール等の半導体装置においては、導電材料からなる回路層の上に半導体素子が接合された構造とされている。
風力発電、電気自動車、ハイブリッド自動車等を制御するために用いられる大電力制御用のパワー半導体素子においては、発熱量が多いことから、これを搭載する基板としては、例えば窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al)などからなるセラミックス基板と、このセラミックス基板の一方の面に導電性の優れた金属板を接合して形成した回路層と、を備えた絶縁回路基板が、従来から広く用いられている。なお、パワージュール用基板としては、セラミックス基板の他方の面に金属層を形成したものも提供されている。
例えば、特許文献1に示すパワーモジュールにおいては、セラミックス基板の一方の面及び他方の面にアルミニウム又はアルミニウム合金からなる回路層及び金属層が形成された絶縁回路基板と、この回路層上にはんだ材を介して接合された半導体素子と、を備えた構造とされている。
そして、絶縁回路基板の金属層側には、ヒートシンクが接合されており、半導体素子から絶縁回路基板側に伝達された熱を、ヒートシンクを介して外部へ放散する構成とされている。
ところで、特許文献1に記載されたパワーモジュールのように、回路層及び金属層をアルミニウム又はアルミニウム合金で構成した場合には、その表面にアルミニウム酸化物の皮膜が形成されるため、はんだ材によって半導体素子やヒートシンクを接合することができないといった問題があった。
そこで、特許文献2には、回路層及び金属層を、アルミニウム層と銅層の積層構造とした絶縁回路基板が提案されている。この絶縁回路基板においては、回路層及び金属層の表面には銅層が配置されるため、はんだ材を用いて半導体素子及びヒートシンクを良好に接合することができる。このため、積層方向の熱抵抗が小さくなり、半導体素子から発生した熱をヒートシンク側へと効率良く伝達することが可能となる。
特許第3171234号公報 特開2014−160799号公報
ところで、上述の絶縁回路基板の回路層においては、半導体素子が搭載されるとともに、端子材等の部材が超音波接合されることがある。
ここで、特許文献2に記載されたように、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層と銅又は銅合金からなる銅層とを固相拡散接合されてなる回路層においては、超音波接合時に、銅層が変形してしまい、アルミニウム層と銅層との接合界面で剥離が生じることがあった。
一方、超音波接合時における銅層の変形を抑制するために、銅層の厚さを厚く形成した場合には、半導体素子との熱膨張係数の差が大きくなり、半導体素子との接合性が低下するおそれがあった。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層と銅又は銅合金からなる銅層とが固相拡散接合されてなる回路層において、半導体素子との接合性に優れ、かつ、超音波接合時にアルミニウム層と銅層との接合界面での剥離を抑制することが可能な絶縁回路基板を提供することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明の絶縁回路基板は、絶縁層と、前記絶縁層の一方の面に形成された回路層を備えた絶縁回路基板であって、前記回路層は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層と、このアルミニウム層に接合された銅又は銅合金からなる銅層と、を有しており、前記回路層の前記絶縁層とは反対側を向く面には、半導体素子が搭載される素子搭載領域と、他の部材が超音波接合される超音波接合領域と、が形成されており、前記素子搭載領域における前記銅層の厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なり、H1≦H2、t2×H2>t1×H1、10≦t2×H2≦110、を満足することを特徴としている。
この構成の絶縁回路基板によれば、前記回路層の前記絶縁層とは反対側を向く面に、半導体素子が搭載される素子搭載領域と、他の部材が超音波接合される超音波接合領域と、が形成されており、前記素子搭載領域における前記銅層の厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なっているので、素子搭載領域及び超音波接合領域において、それぞれに適した構成の銅層を形成することができ、半導体素子との接合信頼性に優れ、かつ、超音波接合時におけるアルミニウム層と銅層との接合界面での隔離の発生を抑制することが可能となる。
記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、前記素子搭載領域における前記銅層の厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも大きいので、超音波接合領域においては、銅層の剛性を確保することで超音波接合時における銅層の変形を抑制でき、アルミニウム層と銅層との接合界面での剥離の発生を抑制することが可能となる。また、前記素子搭載領域においては、半導体素子との熱膨張係数の差を小さく抑えることができ、半導体素子との接合性を確保することができる。
また前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2と硬さH2の積t2×H2が10以上110以下の範囲内とされているので、超音波接合領域における銅層の剛性を十分に確保することができ、超音波接合時におけるアルミニウム層と銅層との接合界面での隔離の発生を確実に抑制することができる。
さらに、本発明の絶縁回路基板においては、前記素子搭載領域における前記銅層の厚さt1と、前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2とが、互いに異なる構成としてもよい。
この場合、前記素子搭載領域における前記銅層の厚さt1と、前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2とを、互いに異なるように構成することにより、前記素子搭載領域における前記銅層の厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2と硬さH2の積t2×H2とを、互いに異なるように構成することが可能となる。
また、本発明の絶縁回路基板においては、前記超音波接合領域は、前記素子搭載領域における前記銅層の硬さH1と、前記超音波接合領域における前記銅層の硬さH2とが、互いに異なる構成としてもよい。
この場合、前記素子搭載領域における前記銅層の硬さH1と、前記超音波接合領域における前記銅層の硬さH2とを、互いに異なるように構成することにより、前記素子搭載領域における前記銅層の厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2と硬さH2の積t2×H2とを、互いに異なるように構成することが可能となる。
本発明によれば、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層と銅又は銅合金からなる銅層とが固相拡散接合されてなる回路層において、半導体素子との接合性に優れ、かつ、超音波接合時にアルミニウム層と銅層との接合界面での剥離を抑制することが可能な絶縁回路基板を提供することが可能となる。
本発明の第一実施形態に係る絶縁回路基板を備えたパワーモジュールの概略説明図である。 第一実施形態に係る絶縁回路基板の製造方法を説明するフロー図である。 第一実施形態に係る絶縁回路基板の製造方法の概略説明図である。 本発明の第二実施形態に係る絶縁回路基板を備えたパワーモジュールの概略説明図である。 第二実施形態に係る絶縁回路基板の製造方法を説明するフロー図である。 第二実施形態に係る絶縁回路基板の製造方法の概略説明図である。 本発明の第三実施形態に係る絶縁回路基板を備えたパワーモジュールの概略説明図である。 第三実施形態に係る絶縁回路基板の製造方法を説明するフロー図である。 第三実施形態に係る絶縁回路基板の製造方法の概略説明図である。
(第一実施形態)
以下に、本発明の実施形態について、添付した図面を参照して説明する。
図1に、本発明の第一実施形態である絶縁回路基板10、及び、この絶縁回路基板10を用いたパワーモジュール1を示す。
図1に示すパワーモジュール1は、絶縁回路基板10と、この絶縁回路基板10の一方の面(図1において上面)に第1はんだ層2を介して接合された半導体素子3と、絶縁回路基板10の一方の面(図1において上面)に超音波接合された端子材5と、絶縁回路基板10の下側に第2はんだ層8を介して接合されたヒートシンク61と、を備えている。
半導体素子3は、Si等の半導体材料で構成されている。絶縁回路基板10と半導体素子3とを接合する第1はんだ層2は、例えばSn−Ag系、Sn−Cu系、Sn−In系、若しくはSn−Ag−Cu系のはんだ材(いわゆる鉛フリーはんだ材)とされている。
端子材5は、導電性に優れた金属で構成されており、本実施形態では、銅又は銅合金からなるリードフレーム材とされている。
ヒートシンク61は、絶縁回路基板10側の熱を放散するためのものである。ヒートシンク61は、銅又は銅合金で構成されており、本実施形態では無酸素銅で構成された放熱板とされている。絶縁回路基板10とヒートシンク61とを接合する第2はんだ層8は、例えばSn−Ag系、Sn−Cu系、Sn−In系、若しくはSn−Ag−Cu系のはんだ材(いわゆる鉛フリーはんだ材)とされている。
絶縁回路基板10は、絶縁層を構成するセラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図1において上面)に配設された回路層20と、セラミックス基板11の他方の面(図1において下面)に配設された金属層30と、を備えている。
セラミックス基板11は、絶縁性および放熱性に優れた窒化ケイ素(Si)、窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al)等のセラミックスで構成されている。本実施形態では、セラミックス基板11は、特に放熱性の優れた窒化アルミニウム(AlN)で構成されている。また、セラミックス基板11の厚さは、例えば、0.2mm以上1.5mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.635mmに設定されている。
回路層20は、図1に示すように、セラミックス基板11の一方の面に配設されたアルミニウム層21と、このアルミニウム層21の一方の面に積層された銅層22と、を有している。
なお、回路層20におけるアルミニウム層21の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.4mmに設定されている。
アルミニウム層21は、図3に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、アルミニウム及びアルミニウム合金からなるアルミニウム板41が接合されることにより形成されている。
本実施形態においては、アルミニウム層21となるアルミニウム板41は、純度が99mass%以上のアルミニウム(2Nアルミニウム)または純度が99.99mass%以上のアルミニウム(4Nアルミニウム)で構成されている。
この回路層20においては、セラミックス基板11とは反対側を向く面に、半導体素子3が搭載される素子搭載領域20Aと、端子材5が超音波接合される超音波接合領域20Bとが形成されている。
そして、回路層20の銅層22は、上述の半導体素子搭載領域20Aに対応する第1銅層22Aと、超音波接合領域20Bに対応する第2銅層22Bと、で構成が異なるものとされている。
具体的には、素子搭載領域20Aにおける第1銅層22Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、超音波接合領域20Bにおける第2銅層22Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なるように構成されている。
本実施形態においては、超音波接合領域20Bにおける第2銅層22Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、素子搭載領域20Aにおける第1銅層22Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも大きくなるように、構成されている。
そして、本実施形態においては、超音波接合領域20Bにおける第2銅層22Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が10以上110以下の範囲内とされている。
本実施形態においては、図1に示すように、第1銅層22Aの厚さt1と第2銅層22Bの厚さt2とが同一とされており、第2銅層22Bと第1銅層22Aとが異なる材質で構成され、第2銅層22Bの硬さH2が、第1銅層22Aの硬さH1よりも硬いものとされている。
具体的には、銅層22の厚さ(第1銅層22Aの厚さt1及び第2銅層22Bの厚さt2)は、0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.4mmに設定されている。
そして、第2銅層22Bのビッカース硬さH2が50Hv以上200Hv以下の範囲内とされ、第1銅層22Aのビッカース硬さH1が20Hv以上50Hv以下の範囲内とされている。
銅層22(第1銅層22A及び第2銅層22B)は、図3に示すように、アルミニウム層21に、銅又は銅合金からなる銅板42(第1銅板42A及び第2銅板42B)が接合されることにより形成されている。
ここで、本実施形態においては、超音波接合領域20Bにおける第2銅層22Bを構成する第2銅板42Bのビッカース硬さが、素子搭載領域20Aにおける第1銅層22Aを構成する第1銅板42Aのビッカース硬さよりも、硬いものとされている。
具体的には、素子搭載領域20Aにおける第1銅層22Aを構成する第1銅板42Aは、例えば銅の純度が99.99mass%以上とされた無酸素銅等の純銅からなる圧延板とされている。また、超音波接合領域20Bにおける第2銅層22Bを構成する第2銅板42Bは、例えばZrの含有量が0.01mass%以上0.1mass%以下の範囲で含有するZr入り銅等の銅合金からなる圧延板とされている。
ここで、アルミニウム層21と銅層22(第1銅層22A及び第2銅層22B)は、それぞれ固相拡散接合されている。
なお、アルミニウム層21と銅層22(第1銅層22A及び第2銅層22B)の接合界面においては、CuとAlの金属間化合物からなる金属間化合物層が形成されており、この金属間化合物層は、複数の相の金属間化合物が積層した構成とされている。
金属層30は、図1に示すように、セラミックス基板11の他方の面に配設されたアルミニウム層31と、このアルミニウム層31の他方の面に積層された銅層32と、を有している。
なお、金属層30におけるアルミニウム層31の厚さは、0.1mm以上3.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.6mmに設定されている。
また、金属層30における銅層32の厚さは、0.1mm以上6.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.4mmに設定されている。
金属層30におけるアルミニウム層31は、図3に示すように、セラミックス基板11の他方の面に、アルミニウム及びアルミニウム合金からなるアルミニウム板51が接合されることにより形成されている。
本実施形態においては、金属層30におけるアルミニウム層31となるアルミニウム板51は、純度が99mass%以上のアルミニウム(2Nアルミニウム)または純度が99.99mass%以上のアルミニウム(4Nアルミニウム)で構成されている。
金属層30における銅層32は、図3に示すように、アルミニウム層31に、銅又は銅合金からなる銅板52が接合されることにより形成されている。
本実施形態においては、金属層30における銅層32を構成する銅板52は、無酸素銅の圧延板とされている。
ここで、金属層30におけるアルミニウム層31と銅層32は、固相拡散接合されている。
なお、アルミニウム層31と銅層32の接合界面においては、CuとAlの金属間化合物からなる金属間化合物層が形成されており、この金属間化合物層は、複数の相の金属間化合物が積層した構成とされている。
次に、本実施形態である絶縁回路基板10の製造方法について、図2及び図3を参照して説明する。
(アルミニウム層形成工程S01)
図3に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、アルミニウム層21となるアルミニウム板41を、Al−Si系のろう材箔46を介して積層するとともに、セラミックス基板11の他方の面に、アルミニウム層31となるアルミニウム板51を、Al−Si系のろう材箔56を介して積層する。なお、本実施形態では、Al−Si系のろう材箔46、56として、厚さ10μmのAl−8mass%Si合金箔を用いた。
そして、積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm(0.1〜3.5MPa))した状態で真空加熱炉内に配置し加熱して、アルミニウム板41とセラミックス基板11を接合してアルミニウム層21を形成する。また、セラミックス基板11とアルミニウム板51を接合してアルミニウム層31を形成する。
ここで、真空加熱炉内の圧力は10−6Pa以上10−3Pa以下の範囲内、加熱温度は600℃以上650℃以下の範囲内、加熱温度での保持時間は15分以上180分以下の範囲内に設定されることが好ましい。
(銅板積層工程S02)
次に、アルミニウム層21の一方の面側(図3において上側)に、第1銅層22Aとなる第1銅板42A及び第2銅層22Bとなる第2銅板42Bとを、並列するように積層する。
また、アルミニウム層31の他方の面側(図3において下側)に、銅層32となる銅板52を積層し、積層体を形成する。
ここで、上述のように、第1銅板42Aは、無酸素銅からなる圧延板とされ、第2銅板42Bは、Zrの含有量が0.01mass%以上0.1mass%以下の範囲で含有するZr入り銅の圧延板とされている。
なお、アルミニウム層21,31、第1銅板42A、第2銅板42B、銅板52の、それぞれの接合面は、予め当該面の傷が除去されて平滑にされている。
(固相拡散接合工程S03)
次に、上述の積層体を、積層方向に加圧(圧力3〜35kgf/cm(0.1〜3.5MPa))するとともに加熱して、アルミニウム層21と第1銅板42A及び第2銅板42B、アルミニウム層31と銅板52とを、それぞれ固相拡散接合する。
ここで、固相拡散接合工程S03においては、加熱温度は400℃以上548℃未満の範囲内、加熱温度での保持時間は5分以上240分以下の範囲内に設定されることが好ましい。
以上のようにして、本実施形態である絶縁回路基板10が製造される。
(ヒートシンク接合工程S04)
次に、金属層30の銅層32とヒートシンク61とをはんだ材を介して積層し、還元炉内においてはんだ接合する。
(端子材接合工程S05)
次に、回路層20の超音波接合領域20B(第2銅層22B)に、端子材5を超音波接合する。
(半導体素子接合工程S06)
次いで、回路層20の素子搭載領域20A(第1銅層22A)に、はんだ材を介して半導体素子3を積層し、還元炉内においてはんだ接合する。
上記のようにして、本実施形態であるパワーモジュール1が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態に係る絶縁回路基板10によれば、回路層20のセラミックス基板11とは反対側を向く面に、半導体素子3が搭載される素子搭載領域20Aと、端子材5が超音波接合される超音波接合領域20Bと、が形成されており、素子搭載領域20Aにおける第1銅層22Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、超音波接合領域20Bにおける第2銅層22Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なるように構成されているので、素子搭載領域20A及び超音波接合領域20Bにおいて、それぞれに適した構成の銅層(第1銅層22A及び第2銅層22B)を形成することができ、半導体素子3との接合信頼性に優れ、かつ、超音波接合時におけるアルミニウム層21と第2銅層22Bとの接合界面での隔離の発生を抑制することが可能となる。
本実施形態においては、具体的には、超音波接合領域20Bにおける第2銅層22Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、素子搭載領域20Aにおける第1銅層22Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも大きくなるように、構成されているので、超音波接合領域20Bにおいては、第2銅層22Bの剛性を確保することで超音波接合時における第2銅層22Bの変形を抑制でき、アルミニウム層21と第2銅層22Bとの接合界面での剥離の発生を抑制することが可能となる。また、素子搭載領域20Aにおいては、半導体素子3との熱膨張係数の差を小さく抑えることができ、半導体素子3との接合性を確保することができる。
さらに、本実施形態においては、超音波接合領域20Bにおける第2銅層22Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が10以上110以下の範囲内とされているので、超音波接合領域における第2銅層22Bの剛性を十分に確保することができ、超音波接合時におけるアルミニウム層21と第2銅層22Bとの接合界面での隔離の発生を確実に抑制することができる。
また、本実施形態においては、第1銅層22Aの厚さt1と第2銅層22Bの厚さt2とが同一とされ、第2銅層22Bの硬さH2が、第1銅層22Aの硬さH1よりも硬いものとされており、具体的には、第2銅層22Bのビッカース硬さH2が50Hv以上200Hv以下の範囲内とされ、第1銅層22Aのビッカース硬さH1が20Hv以上50Hv以下の範囲内とされているので、超音波接合領域20Bにおける第2銅層22Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2を、素子搭載領域20Aにおける第1銅層22Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも、確実に大きくすることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態である絶縁回路基板110について、図4から図6を参照して説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4に、本発明の第二実施形態である絶縁回路基板110、及び、この絶縁回路基板110を用いたパワーモジュール101を示す。
図4に示すパワーモジュール101は、絶縁回路基板110と、この絶縁回路基板110の一方の面(図4において上面)に第1はんだ層2を介して接合された半導体素子3と、絶縁回路基板110の一方の面(図4において上面)に超音波接合された端子材5と、絶縁回路基板110の下側に第2はんだ層8を介して接合されたヒートシンク61と、を備えている。
絶縁回路基板110は、絶縁層を構成するセラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図4において上面)に配設された回路層120と、セラミックス基板11の他方の面(図4において下面)に配設された金属層130と、を備えている。
回路層120は、図4に示すように、セラミックス基板11の一方の面に配設されたアルミニウム層121と、このアルミニウム層121の一方の面に積層された銅層122と、を有している。
なお、回路層120におけるアルミニウム層121の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.4mmに設定されている。
アルミニウム層121は、図6に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、アルミニウム及びアルミニウム合金からなるアルミニウム板141が接合されることにより形成されている。
本実施形態においては、アルミニウム層121となるアルミニウム板141は、純度が99mass%以上のアルミニウム(2Nアルミニウム)または純度が99.99mass%以上のアルミニウム(4Nアルミニウム)で構成されている。
この回路層120のセラミックス基板11とは反対側を向く面には、半導体素子3が搭載される素子搭載領域120Aと、端子材5が超音波接合される超音波接合領域120Bとが形成されている。
そして、回路層120の銅層122は、上述の半導体素子搭載領域120Aに対応する第1銅層122Aと、超音波接合領域120Bに対応する第2銅層122Bと、で構成が異なるものとされている。
具体的には、素子搭載領域120Aにおける第1銅層122Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、超音波接合領域120Bにおける第2銅層122Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なるように構成されている。
本実施形態においては、超音波接合領域120Bにおける第2銅層122Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、素子搭載領域120Aにおける第1銅層122Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも大きくなるように、構成されている。
そして、本実施形態においては、超音波接合領域120Bにおける第2銅層122Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が10以上110以下の範囲内とされている。
本実施形態においては、図4に示すように、第1銅層122Aと第2銅層122Bは、同一の部材で構成され、第1銅層122Aの硬さH1と第2銅層122Bの硬さH2が同一とされており、第2銅層122Bの厚さt2が、第1銅層122Aの厚さt1よりも厚く形成されている。
具体的には、銅層122のビッカース硬さ(第1銅層122Aのビッカース硬さH1及び第2銅層122Bのビッカース硬さH2)は、20Hv以上50Hv以下の範囲内とされ、本実施形態では40Hvに設定されている。
そして、素子搭載領域120Aに対応する第1銅層122Aの厚さt1が0.1mm以上0.6mm以下の範囲内とされ、超音波接合領域120Bに対応する第2銅層122Bの厚さt2が0.3mm以上1.5mm以下の範囲内とされている。
銅層122(第1銅層122A及び第2銅層122B)は、図6に示すように、アルミニウム層121に、銅又は銅合金からなり、局所的に厚さが異なる異形銅板142が接合されることにより形成されている。
ここで、アルミニウム層121と銅層122は、固相拡散接合されている。
なお、アルミニウム層121と銅層122の接合界面においては、CuとAlの金属間化合物からなる金属間化合物層が形成されており、この金属間化合物層は、複数の相の金属間化合物が積層した構成とされている。
金属層130は、図4に示すように、セラミックス基板11の他方の面に配設されたアルミニウム層131と、このアルミニウム層131の他方の面に積層された銅層132と、を有している。
なお、金属層130におけるアルミニウム層131の厚さは、0.1mm以上3.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.6mmに設定されている。
また、金属層130における銅層132の厚さは、0.1mm以上6.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。
金属層130におけるアルミニウム層131は、図6に示すように、セラミックス基板11の他方の面に、アルミニウム及びアルミニウム合金からなるアルミニウム板151が接合されることにより形成されている。
本実施形態においては、金属層130におけるアルミニウム層131となるアルミニウム板151は、純度が99mass%以上のアルミニウム(2Nアルミニウム)または純度が99.99mass%以上のアルミニウム(4Nアルミニウム)で構成されている。
金属層130における銅層132は、図6に示すように、アルミニウム層131に、銅又は銅合金からなる銅板152が接合されることにより形成されている。
本実施形態においては、金属層130における銅層132を構成する銅板152は、無酸素銅の圧延板とされている。
ここで、金属層130におけるアルミニウム層131と銅層132は、固相拡散接合されている。
なお、アルミニウム層131と銅層132の接合界面においては、CuとAlの金属間化合物からなる金属間化合物層が形成されており、この金属間化合物層は、複数の相の金属間化合物が積層した構成とされている。
次に、本実施形態である絶縁回路基板110の製造方法について、図5及び図6を参照して説明する。
(アルミニウム層形成工程S101)
図6に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、アルミニウム層121となるアルミニウム板141を、Al−Si系のろう材箔146を介して積層するとともに、セラミックス基板11の他方の面に、アルミニウム層131となるアルミニウム板151を、Al−Si系のろう材箔156を介して積層する。なお、本実施形態では、Al−Si系のろう材箔146、156として、厚さ10μmのAl−8mass%Si合金箔を用いた。
そして、積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm(0.1〜3.5MPa))した状態で真空加熱炉内に配置し加熱して、アルミニウム板141とセラミックス基板11を接合してアルミニウム層121を形成する。また、セラミックス基板11とアルミニウム板151を接合してアルミニウム層131を形成する。
ここで、真空加熱炉内の圧力は10−6Pa以上10−3Pa以下の範囲内、加熱温度は600℃以上650℃以下の範囲内、加熱温度での保持時間は15分以上180分以下の範囲内に設定されることが好ましい。
(銅板積層工程S102)
次に、アルミニウム層121の一方の面側(図6において上側)に、銅層122となる銅板142を積層する。ここで、銅板142は、図6に示すように、局所的に厚さが異なる異形銅板とされている。ここで、銅板142は、局所的に厚さが異なることから、スペーサ148を配置することで、高さを一致させている。
また、アルミニウム層131の他方の面側(図6において下側)に、銅層132となる銅板152を積層し、積層体を形成する。
なお、アルミニウム層121,131、銅板142、152の、それぞれの接合面は、予め当該面の傷が除去されて平滑にされている。
(固相拡散接合工程S103)
次に、上述の積層体を、積層方向に加圧(圧力3〜35kgf/cm(0.1〜3.5MPa))するとともに加熱して、アルミニウム層121と銅板142、アルミニウム層131と銅板152とを、それぞれ固相拡散接合する。このとき、銅板142は、局所的に厚さが異なることから、スペーサ148を配置して、銅板142の全体をアルミニウム層121側に押圧するように構成している。
ここで、固相拡散接合工程S103においては、加熱温度は400℃以上548℃未満の範囲内、加熱温度での保持時間は5分以上240分以下の範囲内に設定されることが好ましい。
以上のようにして、本実施形態である絶縁回路基板110が製造される。
(ヒートシンク接合工程S104)
次に、金属層130の銅層132とヒートシンク61とをはんだ材を介して積層し、還元炉内においてはんだ接合する。
(端子材接合工程S105)
次に、回路層120の超音波接合領域120B(第2銅層122B)に、端子材5を超音波接合する。
(半導体素子接合工程S106)
次いで、回路層120の素子搭載領域120A(第1銅層122A)に、はんだ材を介して半導体素子3を積層し、還元炉内においてはんだ接合する。
上記のようにして、本実施形態であるパワーモジュール101が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態に係る絶縁回路基板110によれば、第一実施形態と同様に、素子搭載領域120Aにおける第1銅層122Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、超音波接合領域120Bにおける第2銅層122Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なるように構成されているので、素子搭載領域120A及び超音波接合領域120Bにおいて、それぞれに適した構成の銅層(第1銅層122A及び第2銅層122B)を形成することができ、半導体素子3との接合信頼性に優れ、かつ、超音波接合時におけるアルミニウム層121と第2銅層122Bとの接合界面での隔離の発生を抑制することが可能となる。
本実施形態においては、具体的には、超音波接合領域120Bにおける第2銅層122Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、素子搭載領域120Aにおける第1銅層122Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも大きくなるように、構成されているので、超音波接合領域120Bにおいては、第2銅層122Bの剛性を確保することで超音波接合時における第2銅層122Bの変形を抑制でき、アルミニウム層121と第2銅層122Bとの接合界面での剥離の発生を抑制することが可能となる。また、素子搭載領域120Aにおいては、半導体素子3との熱膨張係数の差を小さく抑えることができ、半導体素子3との接合性を確保することができる。
さらに、本実施形態においては、超音波接合領域120Bにおける第2銅層122Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が10以上110以下の範囲内とされているので、超音波接合領域における第2銅層122Bの剛性を十分に確保することができ、超音波接合時におけるアルミニウム層121と第2銅層122Bとの接合界面での隔離の発生を確実に抑制することができる。
そして、本実施形態においては、第1銅層122Aと第2銅層22Bは、同一の部材で構成され、第1銅層122Aの硬さH1と第2銅層22Bの硬さH2が同一とされており、第2銅層122Bの厚さt2が、第1銅層122Aの厚さt1よりも厚く形成された構成とされ、具体的には、素子搭載領域120Aに対応する第1銅層122Aの厚さt1が0.1mm以上0.6mm以下の範囲内とされ、超音波接合領域120Bに対応する第2銅層122Bの厚さt2が0.3mm以上1.5mm以下の範囲内とされているので、超音波接合領域120Bにおける第2銅層122Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2を、素子搭載領域120Aにおける第1銅層122Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも、確実に大きくすることができる。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態である絶縁回路基板210について、添付した図面を参照して説明する。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に、本発明の第二実施形態である絶縁回路基板210、及び、この絶縁回路基板210を用いたパワーモジュール201を示す。
図7に示すパワーモジュール201は、絶縁回路基板210と、この絶縁回路基板210の一方の面(図7において上面)に第1はんだ層2を介して接合された半導体素子3と、絶縁回路基板210の一方の面(図7において上面)に超音波接合された端子材5と、絶縁回路基板210の下側に第2はんだ層8を介して接合されたヒートシンク61と、を備えている。
絶縁回路基板210は、絶縁層を構成するセラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図7において上面)に配設された回路層220と、セラミックス基板11の他方の面(図7において下面)に配設された金属層230と、を備えている。
回路層220は、図7に示すように、セラミックス基板11の一方の面に配設されたアルミニウム層221と、このアルミニウム層221の一方の面に積層された銅層222と、を有している。
なお、回路層220におけるアルミニウム層221の厚さは、0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.4mmに設定されている。
アルミニウム層221は、図9に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、アルミニウム及びアルミニウム合金からなるアルミニウム板241が接合されることにより形成されている。
本実施形態においては、アルミニウム層221となるアルミニウム板241は、純度が99mass%以上のアルミニウム(2Nアルミニウム)または純度が99.99mass%以上のアルミニウム(4Nアルミニウム)で構成されている。
この回路層220のセラミックス基板11とは反対側を向く面には、半導体素子3が搭載される素子搭載領域220Aと、端子材5が超音波接合される超音波接合領域220Bとが形成されている。
そして、回路層220の銅層222は、上述の半導体素子搭載領域220Aに対応する第1銅層222Aと、超音波接合領域220Bに対応する第2銅層222Bと、で構成が異なるものとされている。
具体的には、素子搭載領域220Aにおける第1銅層222Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、超音波接合領域220Bにおける第2銅層222Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なるように構成されている。
本実施形態においては、超音波接合領域220Bにおける第2銅層222Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、素子搭載領域220Aにおける第1銅層222Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも大きくなるように、構成されている。
そして、本実施形態においては、超音波接合領域220Bにおける第2銅層222Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が10以上110以下の範囲内とされている。
本実施形態においては、図7に示すように、第1銅層222Aは単一層で構成され、第2銅層222Bは、複数層(本実施形態では2層)で構成されており、第1銅層222Aの硬さH1と第2銅層222Bの硬さH2が異なり、かつ、第2銅層222Bの厚さt2が、第1銅層222Aの厚さt1よりも厚く形成されている。なお、第2銅層222Bの硬さは、第2銅層222Bの一方の面(端子材5が接合される面)で測定されたものとされている。
具体的には、素子搭載領域220Aに対応する第1銅層222Aの厚さt1が0.1mm以上0.6mm以下の範囲内とされ、超音波接合領域220Bに対応する第2銅層222Bの厚さt2が0.3mm以上1.5mm以下の範囲内とされている。
また、第2銅層222Bのビッカース硬さH2が50Hv以上200Hv以下の範囲内とされ、第1銅層222Aのビッカース硬さH1が20Hv以上50Hv以下の範囲内とされている。
具体的には、素子搭載領域220Aにおける第1銅層222Aを構成する第1銅板242Aは、例えば無酸素銅等の純銅からなる圧延板とされている。また、超音波接合領域220Bにおける第2銅層222Bの一方の面側に積層された第2銅板242Bは、例えばZrの含有量が0.01mass%以上0.1mass%以下の範囲で含有するZr入り銅等の銅合金からなる圧延板とされている。
ここで、アルミニウム層221と銅層222は、固相拡散接合されている。
なお、アルミニウム層221と銅層222の接合界面においては、CuとAlの金属間化合物からなる金属間化合物層が形成されており、この金属間化合物層は、複数の相の金属間化合物が積層した構成とされている。
金属層230は、図7に示すように、セラミックス基板11の他方の面に配設されたアルミニウム層231と、このアルミニウム層231の他方の面に積層された銅層232と、を有している。
なお、金属層230におけるアルミニウム層231の厚さは、0.1mm以上3.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.6mmに設定されている。
また、金属層230における銅層232の厚さは、0.1mm以上6.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、0.6mmに設定されている。
金属層230におけるアルミニウム層231は、図9に示すように、セラミックス基板11の他方の面に、アルミニウム及びアルミニウム合金からなるアルミニウム板251が接合されることにより形成されている。
本実施形態においては、金属層230におけるアルミニウム231となるアルミニウム板251は、純度が99mass%以上のアルミニウム(2Nアルミニウム)または純度が99.99mass%以上のアルミニウム(4Nアルミニウム)で構成されている。
金属層230における銅層232は、図9に示すように、アルミニウム層231に、銅又は銅合金からなる銅板252が接合されることにより形成されている。
本実施形態においては、金属層230における銅層232を構成する銅板252は、無酸素銅の圧延板とされている。
ここで、金属層230におけるアルミニウム層231と銅層232は、固相拡散接合されている。
なお、アルミニウム層231と銅層232の接合界面においては、CuとAlの金属間化合物からなる金属間化合物層が形成されており、この金属間化合物層は、複数の相の金属間化合物が積層した構成とされている。
次に、本実施形態である絶縁回路基板210の製造方法について、図8及び図9を参照して説明する。
(アルミニウム層形成工程S201)
図9に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、アルミニウム層221となるアルミニウム板241を、Al−Si系のろう材箔246を介して積層するとともに、セラミックス基板11の他方の面に、アルミニウム層231となるアルミニウム板251を、Al−Si系のろう材箔256を介して積層する。なお、本実施形態では、Al−Si系のろう材箔246、256として、厚さ10μmのAl−8mass%Si合金箔を用いた。
そして、積層方向に加圧(圧力1〜35kgf/cm(0.1〜3.5MPa))した状態で真空加熱炉内に配置し加熱して、アルミニウム板241とセラミックス基板11を接合してアルミニウム層221を形成する。また、セラミックス基板11とアルミニウム板251を接合してアルミニウム層231を形成する。
ここで、真空加熱炉内の圧力は10−6Pa以上10−3Pa以下の範囲内、加熱温度は600℃以上650℃以下の範囲内、加熱温度での保持時間は15分以上180分以下の範囲内に設定されることが好ましい。
(銅板積層工程S202)
次に、アルミニウム層221の一方の面側(図9において上側)に、第1銅層222A及び第2銅層222Bの下層となる第1銅板242Aと、第2銅層222Bの上層となる第2銅板242Bを積層する。このとき、第1銅板242Aのみが積層された領域と、第1銅板242Aと第2銅板242Bとが積層された領域とでは、互いに厚さが異なることから、スペーサ248を配置して、高さを一致させている。
ここで、第1銅板242Aは、無酸素銅からなる圧延板とされ、第2銅板242Bは、Zrの含有量が0.01mass%以上0.1mass%以下の範囲で含有するZr入り銅の圧延板とされている。
なお、アルミニウム層221,231、第1銅板242A、第2銅板242B、銅板252の、それぞれの接合面は、予め当該面の傷が除去されて平滑にされている。
(固相拡散接合工程S203)
次に、上述の積層体を、積層方向に加圧(圧力3〜35kgf/cm(0.1〜3.5MPa))するとともに加熱して、アルミニウム層221と第1銅板242A、第1銅板242Aと第2銅板242B、アルミニウム層231と銅板252とを、それぞれ固相拡散接合する。このとき、第1銅板242Aのみが積層された領域と、第1銅板242Aと第2銅板242Bとが積層された領域とでは、互いに厚さが異なることから、スペーサ248を配置して、第1銅板242Aの全体をアルミニウム層221側に押圧するように構成している。
ここで、固相拡散接合工程S203においては、加熱温度は400℃以上548℃未満の範囲内、加熱温度での保持時間は5分以上240分以下の範囲内に設定されることが好ましい。
以上のようにして、本実施形態である絶縁回路基板210が製造される。
(ヒートシンク接合工程S204)
次に、金属層230の銅層232とヒートシンク61とをはんだ材を介して積層し、還元炉内においてはんだ接合する。
(端子材接合工程S205)
次に、回路層220の超音波接合領域220B(第2銅層222B)に、端子材5を超音波接合する。
(半導体素子接合工程S206)
回路層220の素子搭載領域220A(第1銅層222A)に、はんだ材を介して半導体素子3を積層し、還元炉内においてはんだ接合する。
上記のようにして、本実施形態であるパワーモジュール201が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態に係る絶縁回路基板210によれば、第一実施形態及び第二実施形態と同様に、素子搭載領域220Aにおける第1銅層222Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、超音波接合領域220Bにおける第2銅層222Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なるように構成されているので、素子搭載領域220A及び超音波接合領域220Bにおいて、それぞれに適した構成の銅層(第1銅層222A及び第2銅層222B)を形成することができ、半導体素子3との接合信頼性に優れ、かつ、超音波接合時におけるアルミニウム層221と第2銅層222Bとの接合界面での隔離の発生を抑制することが可能となる。
本実施形態においては、具体的には、超音波接合領域220Bにおける第2銅層222Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、素子搭載領域220Aにおける第1銅層222Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも大きくなるように、構成されているので、超音波接合領域220Bにおいては、第2銅層222Bの剛性を確保することで超音波接合時における第2銅層222Bの変形を抑制でき、アルミニウム層221と第2銅層222Bとの接合界面での剥離の発生を抑制することが可能となる。また、素子搭載領域220Aにおいては、半導体素子3との熱膨張係数の差を小さく抑えることができ、半導体素子3との接合性を確保することができる。
さらに、本実施形態においては、超音波接合領域220Bにおける第2銅層222Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2が10以上110以下の範囲内とされているので、超音波接合領域における第2銅層222Bの剛性を十分に確保することができ、超音波接合時におけるアルミニウム層221と第2銅層222Bとの接合界面での隔離の発生を確実に抑制することができる。
そして、本実施形態においては、第1銅層222Aが単層で構成され、第2銅層222Bが2層構造とされており、第1銅層222Aの硬さH1及び厚さt1が、第2銅層122Bの硬さH2及び厚さt2と、異なる構造とされているので、超音波接合領域220Bにおける第2銅層222Bの厚さt2と硬さH2の積t2×H2を、素子搭載領域220Aにおける第1銅層222Aの厚さt1と硬さH1の積t1×H1よりも、確実に大きくすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、アルミニウム層及び銅層を有する金属層を形成したものとして説明したが、これに限定されることはなく、金属層は、必ずしも形成されていなくてもよいし、金属層を、アルミニウム又はアルミニウム合金、銅又は銅合金等の放熱性に優れた金属の単層で構成したものであってもよい。
また、アルミニウム層を構成するアルミニウム板として、純度99.99mass%以上のアルミニウムの圧延板を例に挙げて説明したが、これに限定されることはなく、純度99mass%以上の純アルミニウムや、他のアルミニウム又はアルミニウム合金で構成したものであってもよい。
さらに、銅層等を構成する銅板として、無酸素銅の圧延板、及び、Zr入り銅合金の圧延板、を例に挙げて説明したが、これに限定されることはなく、他の銅又は銅合金で構成したものであってもよい。
また、本実施形態では、絶縁回路基板に半導体素子を搭載してパワーモジュールを構成するものとして説明したが、これに限定されることはない。例えば、絶縁回路基板の回路層にLED素子を搭載してLEDモジュールを構成してもよいし、絶縁回路基板の回路層に熱電素子を搭載して熱電モジュールを構成してもよい。
さらに、本実施形態では、絶縁層をセラミックス基板で構成したもので説明したが、これに限定されることはなく、絶縁層を樹脂等で構成したものであってもよい。
以下に、本発明の効果を確認すべく行った確認実験の結果について説明する。
セラミックス基板の一方の面及び他方の面に、純度99.99mass%以上のアルミニウム(4Nアルミニウム)の圧延板からなるアルミニウム板(37mm×37mm×厚さ0.6mm)の一方の面に接合してアルミニウム層を形成した。
アルミニウム層形成工程における接合条件は、積層方向の加圧荷重を5kgf/cm(0.5MPa)、加熱温度を650℃、加熱温度での保持時間を30分とした。
次に、セラミックス基板の一方の面側に形成されたアルミニウム層に、銅板を固相拡散接合し、素子接合領域に対応する第1銅層と、超音波接合領域に対応する第2銅層と、を、上述の実施形態に記載した方法で作成した。
なお、構造の「1」は、第一実施形態に対応した構造のものであり、アルミニウム層の上に第1銅層と第2銅層を並列して形成したものである。
構造の「2」は、第二実施形態に対応した構造のものであり、局所的に厚さが異なる異形銅板を用いて第1銅層及び第2銅層を形成したものである。
構造の「3」は、第三実施形態に対応した構造のものであり、第1銅層は単層構造とし、第2銅層は2層構造としたものである。
なお、第1銅層の硬さH1及び第2銅層の硬さH2は、正四角錐のダイヤモンド圧子を使用し、セミビッカース硬度計(株式会社島津製作所製HSV−30)を用いて、JIS Z 2244に規定される方法により測定した。測定結果を表1に示す。
また、セラミックス基板の他方の面側に形成されたアルミニウム層上に、無酸素銅の圧延板からなる銅板(37mm×37mm)を固相拡散接合し、金属層を形成した。
なお、固相拡散接合工程における接合条件は、積層方向の加圧荷重を12kgf/cm(1.2MPa)、加熱温度を535℃、加熱温度での保持時間を120分とした。
また、比較例1〜3においては、素子搭載領域と超音波接合領域とを同一の構成のものとした。
以上のようにして、本発明例及び比較例の絶縁回路基板を作製した。
そして、得られた絶縁回路基板の超音波接合領域に対して、超音波金属接合機(超音波工業株式会社製:60C−904)を用いて、銅端子(10mm×5mm×1mm厚)をコプラス量0.5mmの条件で超音波接合した。
また、得られた絶縁回路基板の素子搭載領域に対して、はんだ材(Cu−99.3mass%Sn)を用いて、半導体素子をはんだ接合した。なお、はんだ接合条件は、雰囲気を水素3vol%還元雰囲気、加熱温度300℃、及び、加熱温度での保持時間を10分とした。
そして、超音波接合した銅端子との接合強度、冷熱サイクル負荷後の素子接合はんだ層における接合率を、以下のようにして評価した。評価結果を表1に示す。
(銅端子との接合強度)
プッシュプルゲージ(アイコーエンジニアリング社製、デジタルプッシュプルゲージRXシリーズ)を用い、リードフレームが回路層から剥離するまでの最大強度を測定した。測定は15回行い、その平均値を接合強度とした。そして、比較例1の接合強度を基準とし、接合強度が比較例1の1.4倍以上を「◎」、1.2倍以上1.4倍未満を「〇」、1.0倍超え1.2倍未満を「△」、1.0倍以下を「×」と評価した。
(はんだ層の接合率)
気槽式にして低温側−45℃×30分、高温側175℃×30分の冷熱サイクルを負荷し、1000サイクル後の接合率を測定した。
回路層(素子搭載領域)と半導体素子との接合率は、超音波探傷装置(株式会社日立パワーソリューションズ製FineSAT200)を用いて以下の式を用いて求めた。ここで、初期接合面積とは、接合前における接合すべき面積、すなわち半導体素子の接合面の面積とした。超音波探傷像において剥離は接合部内の白色部で示されることから、この白色部の面積を剥離面積とした。
(接合率)={(初期接合面積)−(剥離面積)}/(初期接合面積)
Figure 0006969471
素子搭載領域及び超音波接合領域を無酸素銅で構成し、その厚さを0.2mmとした比較例1においては、銅端子との接合強度が不十分であった。超音波接合時に銅層が変形してしまい、銅層(超音波接合領域)とアルミニウム層との接合界面で剥離が生じたためと推測される。
素子搭載領域及び超音波接合領域を無酸素銅で構成し、その厚さを0.7mmとした比較例2においては、冷熱サイクル負荷後のはんだ接合率が低下した。銅層(素子搭載領域)と半導体素子との熱膨張係数が大きく異なり、はんだ層に高い熱応力が作用したためと推測される。
素子搭載領域及び超音波接合領域をZr入り銅合金で構成し、その厚さを0.4mmとした比較例3においては、冷熱サイクル負荷後のはんだ接合率が低下した。銅層(素子搭載領域)と半導体素子との熱膨張係数が大きく異なり、はんだ層に高い熱応力が作用したためと推測される。
これに対して、素子搭載領域における銅層の厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なるように構成された本発明例1〜9においては、超音波接合した銅端子との接合強度に優れ、かつ、素子搭載領域にはんだ接合された半導体素子との接合性に優れていた。
また、アルミニウム層の上に第1銅層と第2銅層を並列して形成した構造「1」である本発明例1,2、局所的に厚さが異なる異形銅板を用いて第1銅層及び第2銅層を形成した構造「2」である本発明例3〜5、第1銅層は単層構造とし、第2銅層は2層構造とした構造「3」である本発明例6〜9、のいずれの構造であっても、同様の作用効果が得られることが確認された。
また、超音波接合領域に対応する第2銅層を、無酸素銅で構成した場合でも、Cu−0.1mass%Zr合金で構成した場合でも、Cu−0.1mass%Fe合金で構成した場合であっても、超音波接合領域における第2銅層の厚さt2と硬さH2の積t2×H2が上述の関係を満たしていれば、上述の作用効果が得られることが確認された。
以上の確認実験の結果、本発明例によれば、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層と銅又は銅合金からなる銅層とを固相拡散接合されてなる回路層において、半導体素子との接合性に優れ、かつ、超音波接合時にアルミニウム層と銅層との接合界面での剥離を抑制することが可能な絶縁回路基板を提供可能であることが確認された。
10 絶縁回路基板
11 セラミックス基板

Claims (3)

  1. 絶縁層と、前記絶縁層の一方の面に形成された回路層を備えた絶縁回路基板であって、
    前記回路層は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム層と、このアルミニウム層に接合された銅又は銅合金からなる銅層と、を有しており、
    前記回路層の前記絶縁層とは反対側を向く面には、半導体素子が搭載される素子搭載領域と、他の部材が超音波接合される超音波接合領域と、が形成されており、
    前記素子搭載領域における前記銅層の厚さt1と硬さH1の積t1×H1と、前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2と硬さH2の積t2×H2が、互いに異なり、
    H1≦H2、
    t2×H2>t1×H1、
    10≦t2×H2≦110、
    を満足することを特徴とする絶縁回路基板。
  2. 前記素子搭載領域における前記銅層の厚さt1と、前記超音波接合領域における前記銅層の厚さt2とが、互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の絶縁回路基板。
  3. 前記素子搭載領域における前記銅層の硬さH1と、前記超音波接合領域における前記銅層の硬さH2とが、互いに異なることを特徴とする請求項1に記載の絶縁回路基板。
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