JP6969460B2 - プログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法及びプログラム開発支援プログラム - Google Patents

プログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法及びプログラム開発支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6969460B2
JP6969460B2 JP2018048453A JP2018048453A JP6969460B2 JP 6969460 B2 JP6969460 B2 JP 6969460B2 JP 2018048453 A JP2018048453 A JP 2018048453A JP 2018048453 A JP2018048453 A JP 2018048453A JP 6969460 B2 JP6969460 B2 JP 6969460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
source code
program
shared
variable
development support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018048453A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019160074A (ja
Inventor
祥実 丹羽
拓 大谷
圭 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2018048453A priority Critical patent/JP6969460B2/ja
Priority to CN201910112114.8A priority patent/CN110275480B/zh
Priority to US16/275,350 priority patent/US10628143B2/en
Priority to EP19157349.2A priority patent/EP3540593B1/en
Publication of JP2019160074A publication Critical patent/JP2019160074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6969460B2 publication Critical patent/JP6969460B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/05Programmable logic controllers, e.g. simulating logic interconnections of signals according to ladder diagrams or function charts
    • G05B19/054Input/output
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/40Transformation of program code
    • G06F8/41Compilation
    • G06F8/47Retargetable compilers
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/042Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers using digital processors
    • G05B19/0426Programming the control sequence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/30Creation or generation of source code
    • G06F8/33Intelligent editors
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/30Creation or generation of source code
    • G06F8/34Graphical or visual programming
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/30Arrangements for executing machine instructions, e.g. instruction decode
    • G06F9/38Concurrent instruction execution, e.g. pipeline or look ahead
    • G06F9/3836Instruction issuing, e.g. dynamic instruction scheduling or out of order instruction execution
    • G06F9/3851Instruction issuing, e.g. dynamic instruction scheduling or out of order instruction execution from multiple instruction streams, e.g. multistreaming
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/05Programmable logic controllers, e.g. simulating logic interconnections of signals according to ladder diagrams or function charts
    • G05B19/056Programming the PLC
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/10Plc systems
    • G05B2219/11Plc I-O input output
    • G05B2219/1105I-O
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/10Plc systems
    • G05B2219/15Plc structure of the system
    • G05B2219/15118Shared memory

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Programmable Controllers (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Description

本発明は、プログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法及びプログラム開発支援プログラムに関する。
PLC(Programmable Logic Controller)等のコントローラは、ロボットの動作を制御するロボット制御と、エンドエフェクタ等の機器の動作を制御するシーケンス制御との同期制御を実行する場合がある。ロボット制御のプログラムのソースコードと、シーケンス制御のプログラムのソースコードとは、それぞれ異なるプログラミング言語で記載されることがある。例えば、ロボット制御のプログラムのソースコードは、インタプリタ型言語を用いて記載される場合がある。シーケンス制御のプログラムのソースコードは、国際電気標準会議(IEC: International Electrotechnical Commission)によるコンパイラ型言語の一つであるIEC61131−3を用いて記載される場合がある。
プログラムの開発を支援するプログラム開発支援システムは、異なるプログラミング言語のソースコードを作成する開発環境を提供する。そして、プログラム開発支援システムは、コンパイラ型言語で記載されたソースコードにビルド処理を実行することによって、実行ファイルを生成する。工場等に設置されるコントローラは、インタプリタ型言語のソースコードと生成された実行ファイルとに基づいて、ロボット制御及びシーケンス制御の同期制御を実行する。
特開2016−192172号公報 特開2008−276526号公報 特開2012−164178号公報 特開2009−140028号公報
このように、異なるプログラミング言語で記載されたソースコード間において同一の変数が共有される場合がある。以下の説明では、このような変数を「共有変数」という。異なるプログラミング言語で記載されるソースコードは例えば作成者が互いに異なる場合があり、各ソースコードの作成者は、他のプログラミング言語を用いたソースコードにおいて用いられている共有変数を効率的に把握できない場合があった。その結果、異なるプログラミング言語で記載されたソースコード間において、共有変数の記載に不備が生じ、正しい実装ができない場合があった。
このような共有変数に関する問題は、PLCにおけるロボット制御及びシーケンス制御のためのプログラムの開発のみに特有の問題ではない。このような共有変数に関する問題は、異なるプログラミング言語(例えば第1プログラミング言語及び第2プログラミング言語)でそれぞれ記載されたソースコード(例えば第1ソースコード及び第2ソースコード)を作成する場合に共通する問題である。
上記事情に鑑み、本発明は、第1プログラミング言語で記載された第1ソースコードで宣言された共有変数を、第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードの作成者が効率的に把握することを可能とするプログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法及びプログラム開発支援プログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、第1プログラミング言語で記載された第1ソースコードと第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードとにおいてメモリで共有される変数である共有変数を、前記第1ソースコードから抽出する共有変数抽出部と、前記共有変数抽出部によって抽出された前記共有変数を示す情報を、前記第2ソースコードの開発画面に表示させる表示制御部とを備えるプログラム開発支援システムである。
本発明の一態様は、上記のプログラム開発支援システムであって、前記表示制御部は、前記第2ソースコードと前記共有変数を示す情報とを前記第2ソースコードの開発画面に表示させる。
本発明の一態様は、上記のプログラム開発支援システムであって、前記表示制御部は、前記第1ソースコードを前記第2ソースコードの開発画面に表示させる。
本発明の一態様は、上記のプログラム開発支援システムであって、前記共有変数を示す情報をデータテーブルに登録する登録部を更に備え、前記表示制御部は、前記第2ソースコードの開発画面に前記データテーブルを表示させる。
本発明の一態様は、上記のプログラム開発支援システムであって、前記登録部は、前記第1ソースコードから抽出された前記共有変数のうちのいずれかの前記共有変数を示す情報が前記データテーブルに登録されていない場合、未登録の前記共有変数を示す情報を前記データテーブルに登録する。
本発明の一態様は、情報処理装置が実行するプログラム開発支援方法であって、第1プログラミング言語で記載された第1ソースコードと第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードとにおいてメモリで共有される変数である共有変数を、前記第1ソースコードから抽出するステップと、抽出された前記共有変数を示す情報を、前記第2ソースコードの開発画面に表示させるステップとを含むプログラム開発支援方法である。
本発明の一態様は、コンピュータに、第1プログラミング言語で記載された第1ソースコードと第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードとにおいてメモリで共有される変数である共有変数を、前記第1ソースコードから抽出する手順と、抽出された前記共有変数を示す情報を、前記第2ソースコードの開発画面に表示させる手順とを実行させるためのプログラム開発支援プログラムである。
本発明により、第1プログラミング言語で記載された第1ソースコードで宣言された共有変数を、第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードの作成者が効率的に把握することが可能である。
プログラム開発支援システムの構成例を示す図である。 第1ソースコードの例を示す図である。 グローバル変数テーブルの第1例を示す図である。 第2ソースコードの第1例を示す図である。 グローバル変数テーブルの表示の第1例である。 グローバル変数テーブルの表示の第2例である。 グローバル変数テーブルの表示の第3例である。 グローバル変数テーブルの第2例を示す図である。 第2ソースコードの第2例を示す図である。 警告の出力例を示す図である。 プログラム開発支援装置がグローバル変数テーブルに共有変数を登録する手順の例を示すフローチャートである。 警告をプログラム開発支援装置が出力する手順の例を示すフローチャートである。 コントローラが実行する同期制御の例を示すフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、プログラム開発支援システム1の構成例を示す図である。プログラム開発支援システム1は、第1プログラミング言語で記載された1以上の第1ソースコードを含む第1プログラムと、第2プログラミング言語で記載された1以上の第2ソースコードを含む第2プログラムとの開発を支援するシステムである。第1プログラミング言語として、ロボット制御のプログラム開発に用いられるインタプリタ型言語がある。第2プログラミング言語の具体例として、コンパイラ型言語の一つであるシーケンス制御のプログラム開発に用いられるIEC61131−3がある。
プログラム開発支援システム1は、第1プログラミング端末2と、第2プログラミング端末3と、通信回線4と、プログラム開発支援装置5とを備える。プログラム開発支援システム1は、コントローラ6と通信可能である。コントローラ6は、ロボット7、エンドエフェクタコントローラ8及びエンドエフェクタ9と通信可能である。
第1プログラミング端末2は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。第1プログラミング端末2は、第1プログラムを開発するためにユーザによって使用される。第1プログラミング端末2は、LAN(Local Area Network)等の通信回線4を介して、プログラム開発支援装置5と通信する。
第1プログラミング端末2は、表示部20及び入力部21を備える。表示部20は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置である。表示部20は、第1ソースコードの開発画面の画像を、第1ソースコードの開発環境の一つとして表示する。入力部21は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部21は、ユーザの指示を第1プログラミング端末2に入力する際にユーザによって操作される。
第1プログラミング端末2は、第1ソースコードの開発画面を示すデータをプログラム開発支援装置5から受信する。第1プログラミング端末2は、受信された開発画面を表示部20に表示させる。第1プログラムの開発者は、開発画面を参照しながら入力部21を操作することによって第1ソースコードを作成する。第1プログラミング端末2を経由して作成された第1ソースコードはプログラム開発支援装置5に保存される。
第2プログラミング端末3は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。第2プログラミング端末3は、第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードで表される第2プログラムを開発するためにユーザによって使用される。第2プログラミング端末3は、通信回線4を介して、プログラム開発支援装置5と通信する。第2プログラミング端末3は、表示部30及び入力部31を備える。表示部30は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置である。表示部30は、第2ソースコードの開発画面の画像を、第2ソースコードの開発環境の一つとして表示する。入力部31は、キーボード、ポインティングデバイス、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部31は、ユーザの指示を第2プログラミング端末3に入力する際にユーザによって操作される。
第2プログラミング端末3は、第2ソースコードの開発画面を示すデータをプログラム開発支援装置5から受信する。第2プログラミング端末3は、受信された開発画面を表示部30に表示させる。第2プログラムの開発者は、開発画面を参照しながら入力部31を操作することによって第2ソースコードを作成する。第2プログラミング端末3を経由して作成された第2ソースコードは、プログラム開発支援装置5に保存される。
プログラム開発支援装置5は、パーソナルコンピュータやサーバ等の情報処理装置である。プログラム開発支援装置5は、第1プログラミング端末2の表示部20に第1ソースコードの開発画面を表示させることによって、第1ソースコードの開発を支援する。プログラム開発支援装置5は、第2プログラミング端末3の表示部30に第2ソースコードの開発画面を表示させることによって、第2ソースコードの開発を支援する。プログラム開発支援装置5は、第2プログラミング端末3を経由した作成された第2ソースコードを保存し、コントローラ6を動作させるための実行ファイルを生成する。以下、プログラム開発支援装置5の詳細について説明する。
プログラム開発支援装置5は、通信部50と、メモリ51と、記憶装置52と、演算処理部53と、バス54とを備える。通信部50、メモリ51、記憶装置52及び演算処理部53は、それぞれ通信可能にバス54によって接続されている。
通信部50は、通信インターフェースである。通信部50は、所定の通信プロトコルに基づいて、第1プログラミング端末2、第2プログラミング端末3及びコントローラ6と通信する。
メモリ51は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性の記録媒体である。メモリ51は、演算処理部53によって実行されるプログラムを記憶する。
記憶装置52は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置である。記憶装置52は、不揮発性の記憶装置であることが望ましい。記憶装置52は、第1プログラム520と、グローバル変数テーブル521と、第2プログラム522とを記憶する。記憶装置52は、複数のプロジェクトが開発されている場合には、第1プログラム520、グローバル変数テーブル521及び第2プログラム522をプロジェクトごとに記憶する。この場合、第1プログラム520、グローバル変数テーブル521及び第2プログラム522は、プロジェクトファイルとして記憶されてもよい。
第1プログラム520は、ロボット7の動作を制御するロボット制御のプログラムである。第1プログラム520は、1以上の第1ソースコード523によって構成される。
グローバル変数テーブル521は、グローバル変数に関する情報を有するデータテーブルである。グローバル変数テーブル521は、1又は複数のグローバル変数レコードを有する。グローバル変数レコードは、第1プログラム520において宣言されたグローバル変数に関する情報を有する。各グローバル変数レコードは、名称、データ型、変数共有及びコメント等の値を有する。名称は、グローバル変数の名前の文字列を示す。データ型は、グローバル変数の値のデータ型を示す。変数共有は、異なるプログラミング言語のソースコードの間で共有されるグローバル変数であるか否かを示す。変数共有について詳細に説明する。
本実施形態におけるグローバル変数には、共有変数として用いられる共有グローバル変数と、共有変数としては用いられない非共有グローバル変数とがある。共有グローバル変数は、共有変数の一具体例である。変数共有が“する”である場合、そのグローバル変数レコードが示すグローバル変数は、共有グローバル変数である。共有グローバル変数は、第1プログラム520の第1ソースコード523と第2プログラム522の第2ソースコード524との間で共有される。例えば、変数共有が“する”である場合、そのグローバル変数レコードが示すグローバル変数は、第1プログラム520の第1ソースコード523と第2プログラム522の第2ソースコード524とのいずれか一方で宣言されれば、他のプログラムのソースコードにおいて宣言されていなくても使用することが可能となり、代入されている値を参照することや変更することが可能となる。一方、変数共有が“しない”である場合、そのグローバル変数レコードが示すグローバル変数は、非共有グローバル変数である。
第2プログラム522は、エンドエフェクタ9の動作を制御するシーケンス制御のプログラムである。第2プログラム522は、1以上の第2ソースコード524によって構成される。第2ソースコード524は、第2プログラム522の実行前において第2ソースコード524に対してビルド処理が実行されることによって、実行ファイル(バイナリファイル)に変換される。
演算処理部53は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサを用いて構成される。演算処理部53は、プログラム開発支援装置5の不揮発性記憶装置に予め記憶されているプログラムを、メモリ51に展開することによって実行する。演算処理部53は、プログラムを実行することによって、取得部530、抽出部531(共有変数抽出部)、登録部532、表示制御部533、ビルド実行部534及びプログラム記録部535として機能する。以下、各機能について説明する。
取得部530は、第1プログラム520の第1ソースコード523を、記憶装置52から取得する。取得部530は、第2プログラム522の第2ソースコード524を、記憶装置52から取得する。
抽出部531は、グローバル変数を第1ソースコード523から抽出する。抽出部531は、共有グローバル変数を抽出する機能部(共有変数抽出部)として機能する。抽出部531は、例えば共有グローバル変数であることを示す予め定められた文字列を第1ソースコード523において検索することによって、共有グローバル変数を抽出する。共有グローバル変数であることを示す予め定められた文字列の具体例として、文字列「SGLOBAL」がある。また、抽出部531は、非共有グローバル変数を第1ソースコード523から抽出する。抽出部531は、例えば非共有グローバル変数であることを示す予め定められた文字列を第1ソースコード523において検索することによって、非共有グローバル変数を抽出する。非共有グローバル変数であることを示す予め定められた文字列の具体例として、文字列「GLOBAL」がある。
抽出部531の処理は、所定のタイミングで実行される。所定のタイミングは、例えば30分周期や1時間周期のように特定の時間周期であってもよい。所定のタイミングは、グローバル変数テーブル521を更新する旨の命令を第1プログラミング端末2又は第2プログラミング端末3から取得したタイミングであってもよい。所定のタイミングは、ビルド実行部534がビルド処理実行するタイミングであってもよい。抽出が行われるタイミングは、上述した例に限定されない。
登録部532は、グローバル変数テーブル521に、第1ソースコード523から抽出されたグローバル変数を示す情報を登録する。例えば、登録部532は、抽出されたグローバル変数の文字列及びデータ型に基づいてグローバル変数レコードを生成し、生成されたグローバル変数レコードをグローバル変数テーブル521に登録してもよい。表示制御部533は、第1プログラミング端末2からの要求に応じて、記憶装置52に記憶されているプロジェクトファイルを第1プログラミング端末2に出力する。これによって、第1プログラミング端末2の表示部20は、第1ソースコード523及びグローバル変数テーブル521等のプロジェクトファイルを表示することが可能である。
登録部532は、グローバル変数を第1ソースコード523から抽出する処理を抽出部531が実行した場合、第1ソースコード523から抽出された全ての共有変数がグローバル変数テーブル521に共有変数として登録されているか否かを判定する。第1ソースコード523から抽出された共有変数がグローバル変数テーブル521に共有変数として登録されていない場合、登録部532は、未登録の共有変数を示す情報をグローバル変数テーブル521に登録する。
登録部532は、さらに、グローバル変数テーブル521に共有変数として登録されているグローバル変数全てについて、第1ソースコード523から抽出されたか否か判定する。グローバル変数テーブル521に共有変数として登録されているにもかかわらず、第1ソースコード523から抽出されていないグローバル変数が存在した場合、該当するグローバル変数に関する情報を、警告指示とともに表示制御部533に出力する。
表示制御部533は、第2プログラミング端末3からの要求に応じて、記憶装置52に記憶されているプロジェクトファイルを第2プログラミング端末3に出力する。これによって、第2プログラミング端末3の表示部30は、第2ソースコード524及びグローバル変数テーブル521等のプロジェクトファイルを表示することが可能である。また、表示制御部533は、警告指示を登録部532から受けた場合、警告に対応するグローバル変数に関する情報と警告のメッセージとを、第1プログラミング端末2及び第2プログラミング端末3に出力する。
ビルド実行部534は、第1ソースコード523において宣言されている全ての共有変数がグローバル変数テーブル521に共有変数として登録されている場合、第2プログラム522の第2ソースコード524に対してビルド処理を実行することによって実行ファイルを生成する。
プログラム記録部535は、通信部50によって第1プログラミング端末2から取得された第1プログラム520を、記憶装置52に記録する。プログラム記録部535は、通信部50によって第2プログラミング端末3から取得された第2プログラム522を、記憶装置52に記録する。
次に、具体例を用いてプログラム開発支援装置5の処理の詳細について説明する。
図2は、第1ソースコード523の例を示す図である。図2では、文字列「SGLOBAL」と、変数のデータ型がブール型であることを表す文字列「BOOL」と、変数の名称を表す文字列「reqHandClose」とが、第1ソースコード523に記載されている。文字列「SGLOBAL」は、宣言されたグローバル変数が共有変数であることを表す文字列である。共有変数「reqHandClose」は、一例として、エンドエフェクタ9によってワークを掴むことを要求するためのグローバル変数である。図2では、抽出部531は、文字列「SGLOBAL」によって宣言された共有変数「reqHandClose」を、第1ソースコード523から抽出する。
図3は、グローバル変数テーブル521の第1例を示す図である。図3に示されたグローバル変数テーブル521は、第1プログラム520に共有変数「reqHandClose」が宣言されている場合における、グローバル変数テーブル521の例である。図3では、登録部532は、共有変数を示す名称「reqHandClose」、データ型「BOOL」等を、共有変数を示す情報としてグローバル変数テーブル521に登録する。
登録部532は、文字列「SGLOBAL」の記載によって宣言された共有変数であるグローバル変数に対応付けて、グローバル変数テーブル521における変数共有の欄に「する」を登録する。登録部532は、「GLOBAL」等の予め定められた文字列の記載によって宣言された非共有変数であるグローバル変数に対応付けて、グローバル変数テーブル521における変数共有の欄に「しない」を登録する。
なお、第1ソースコード523から抽出されていない共有変数がグローバル変数テーブル521に共有変数として登録されている場合、登録部532は、グローバル変数テーブル521において、抽出されていない共有変数に対応付けられた変数共有の欄に「しない」を登録してもよい。
図4は、第2ソースコード524の第1例を示す図である。図4では、第1ソースコード523で宣言された共有変数「reqHandClose」が、第2ソースコード524で使用されている。「IF reqHandClose = TRUE THEN」と記載されている箇所は、第2プログラム522のタスクにおいて、第1プログラム520のタスクからの通知を待つ処理である。「reqHandClose := FALSE;」と記載されている箇所は、第2プログラム522のタスクにおいて、第1プログラム520のタスクに通知を出力する処理である。
なお、共有変数「reqHandClose」を含むインクルードファイルを第2ソースコード524に対応付けるビルド処理を演算処理部53が実行することによって、第2プログラム522は、第2ソースコード524において改めて宣言されていない共有変数「reqHandClose」を使用することが可能である。インクルードファイルは、例えばグローバル変数テーブル521がテキスト形式に変換されることによって生成される。
図5は、グローバル変数テーブル521の表示の第1例である。第2ソースコード524とグローバル変数テーブル521とは、第2プログラミング端末3の表示部30における第2ソースコード524の開発画面に並べて表示される。スクロールバー600は、グローバル変数テーブル521をスクロールさせるための操作用画像である。第2プログラム522の開発者は、第1ソースコード523で宣言された共有変数を、表示部30に表示されたグローバル変数テーブル521によって確認する。図5では、第2プログラム522の開発者は、第1ソースコード523で宣言された共有変数の一覧をグローバル変数テーブル521で確認した上で、共有変数「reqHandClose」を第2ソースコード524に実装することができる。
図6は、グローバル変数テーブル521の表示の第2例である。第1ソースコード523と第2ソースコード524とグローバル変数テーブル521とは、表示部30における第2ソースコード524の開発画面に並べて表示されてもよい。
図7は、グローバル変数テーブル521の表示の第2例である。グローバル変数テーブル521は、表示部30における第2ソースコード524の開発画面に全画面表示されてもよい。
次に、共有変数の記載に不備がある場合について説明する。
図8は、グローバル変数テーブル521の第2例を示す図である。図8に示されたグローバル変数テーブル521は、第1プログラム520の第1ソースコード523に共有変数「reqHandClose」ではなく共有変数「startHandClose」が宣言されている場合における、グローバル変数テーブル521の例である。
図9は、第2ソースコード524の第2例を示す図である。図9では、第2プログラム522の開発者は、表示部30に表示された図8のグローバル変数テーブル521に基づいて、第2ソースコード524に共有変数「startHandClose」を実装する。
第2ソースコード524に共有変数「startHandClose」が実装された後で、第1プログラム520の開発者が第1ソースコード523における共有変数「startHandClose」を誤って「reqHandClose」と書き換えた場合、第1プログラム520は共有変数「reqHandClose」を参照し、第2プログラム522は共有変数「startHandClose」を参照することになる。したがって、第2プログラム522の第2ソースコード524は、第1ソースコード523で宣言されている共有変数「reqHandClose」を、メモリで共有することができない。第1プログラム520の第1ソースコード523と第2プログラム522の第2ソースコード524と共有変数をメモリで共有することができない場合、コントローラ6は、ロボット制御とシーケンス制御との同期制御を実行することができない。同期制御をコントローラ6が実行することができないことを防ぐため、プログラム開発支援装置5は、グローバル変数テーブル521における共有変数の登録の有無をチェックする処理を所定周期で実行し、共有変数の記載に不備がある場合には第1プログラミング端末2及び第2プログラミング端末3に対して警告を出力する必要がある。
なお、第1プログラム520の開発者は、図3に示されたグローバル変数テーブル521を、第1プログラミング端末2及び登録部532を介して手動操作で書き換えることが可能である。図2に示された第1ソースコード523に共有変数「reqHandClose」が宣言されているにもかかわらず、図3に示されたグローバル変数テーブル521に第1プログラム520の開発者が誤記によって共有変数「startHandClose」を図8のように登録してしまった場合でも、第1ソースコード523に共有変数「startHandClose」が宣言されていないことについて、プログラム開発支援装置5は、第1プログラミング端末2及び第2プログラミング端末3に対して警告を出力する必要がある。
図10は、警告の出力例を示す図である。登録部532は、グローバル変数テーブル521を記憶装置52から取得する。登録部532は、第1ソースコード523及び第2ソースコード524を、記憶装置52から取得する。登録部532は、グローバル変数テーブル521に共有変数として登録されているグローバル変数全てについて、第1ソースコード523において宣言されているか否か判定する。
表示制御部533は、グローバル変数テーブル521に共有変数として登録されているにもかかわらず、第1ソースコード523から抽出されていないグローバル変数が存在した場合、第1プログラミング端末2及び第2プログラミング端末3に警告を出力する。
図8のグローバル変数テーブル521には、図2の第1ソースコード523の共有変数「reqHandClose」が登録されていない。この場合、表示制御部533は、第1ソースコード523の共有変数「reqHandClose」がグローバル変数テーブル521に登録されていない旨の警告を、第1プログラミング端末2及び第2プログラミング端末3に出力する。
表示制御部533は、エラーの概要を表す「グローバル変数に定義されていない変数名です。」と、グローバル変数テーブル521に基づくエラーである旨を表す「変数テーブル」と、エラーの発生箇所を表す「reqHandClose、名称」とを、第1プログラミング端末2及び第2プログラミング端末3に出力する。
コントローラ6は、PLC等のコントローラである。コントローラ6は、通信部60と、記憶装置61と、メモリ62と、演算処理部63と、コントローラ6においてデータを転送するバス64とを備える。
通信部60は、プログラム開発支援装置5と通信する。通信部60は、プログラム開発支援装置5から取得された第1プログラム520の第1ソースコード523を、記憶装置61に記録する。通信部60は、プログラム開発支援装置5から取得された実行ファイルを、記憶装置61に記録する。通信部60は、EtherCAT(登録商標)等の通信プロトコルに基づいて、ロボット7及びエンドエフェクタコントローラ8と通信する。通信部60は、演算処理部63による同期制御に応じて、ロボット7及びエンドエフェクタコントローラ8に制御信号を送信する。
記憶装置61は、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ等の不揮発性の記録媒体(非一時的な記録媒体)である。記憶装置61は、プログラム開発支援装置5から取得された第1ソースコード523及び実行ファイルを記憶する。第1ソースコード523及び実行ファイルは、プログラム開発支援装置5の起動時に、記憶装置61からメモリ62に展開される。
メモリ62は、RAM等の揮発性の記録媒体である。共有変数は、第1プログラム520の第1ソースコード523と第2プログラム522の第2ソースコード524との間で、メモリ62において共有される。
演算処理部63は、第1プログラム520の第1ソースコード523を順次実行することによって、ロボット7の動作を制御する。演算処理部63は、第2プログラム522の実行ファイルに基づいて、エンドエフェクタ9の動作を制御する。演算処理部63は、第2プログラム522の実行ファイルをメモリ62から取得し、第2プログラム522の実行ファイルを実行する。
演算処理部63は、第1プログラム520と第2プログラム522とを、互いに異なるタスクによって実行する。演算処理部63は、図2に示された第1ソースコード523のフラグ処理「reqHandClose=TRUE」を実行する場合、メモリ62における共有変数「reqHandClose」の値をTRUEに変更する。演算処理部63は、図4に示されているようにメモリ62における共有変数「reqHandClose」の値がFALSEに変更された場合、図2に示された第1ソースコード523の「WHILE reqHandClose DO」以降の処理を実行する。
ロボット7は、工場等に設置される。ロボット7は、制御信号をコントローラ6から取得する。ロボット7に備えられたアーム70は、取得された制御信号に応じて動作する。例えば、アーム70は、予め定められた範囲を制御信号に応じて移動する。
エンドエフェクタコントローラ8は、工場等に設置される。エンドエフェクタコントローラ8は、制御信号をコントローラ6から取得する。エンドエフェクタコントローラ8は、例えばサーボアンプを備える。エンドエフェクタコントローラ8は、制御信号に応じて電流を生成し、生成された電流をエンドエフェクタ9に出力する。
エンドエフェクタ9は、多指ハンド又はネジ回し器等の末端効果器である。エンドエフェクタ9は、アーム70の先端に取り付けられる。エンドエフェクタ9は、多指ハンドである場合、エンドエフェクタコントローラ8から取得された電流に応じてワークを掴む。エンドエフェクタ9は、エンドエフェクタ9が多指ハンドである場合、エンドエフェクタコントローラ8から取得された電流に応じてワークを放してもよい。エンドエフェクタ9は、エンドエフェクタ9がネジ締め器である場合、エンドエフェクタコントローラ8から取得された電流に応じてネジを締める。
次に、プログラム開発支援システム1の動作例を説明する。
図11は、プログラム開発支援装置5がグローバル変数テーブル521に共有変数を登録する手順の例を示すフローチャートである。第1プログラム520の開発者は、表示部20に表示された開発環境の画像を見ながら第1プログラミング端末2を使用することによって、少なくとも一つの第1ソースコード523を作成する。第1プログラミング端末2を経由して作成された第1ソースコード523は、プログラム開発支援装置5に保存される。第1プログラム520の開発者は、第1プログラミング端末2の使用を終了する。プログラム記録部535は、第1プログラミング端末2から送信された第1プログラム520を、記憶装置52に記録する。
取得部530は、図3に例として示されたグローバル変数テーブル521を、記憶装置52から取得する(ステップS101)。取得部530は、第1プログラム520の第1ソースコード523(図2参照)を、記憶装置52から取得する(ステップS102)。抽出部531は、「reqHandClose」等の共有変数を第1ソースコード523から抽出する(ステップS103)。
登録部532は、第1ソースコード523から抽出された全ての共有変数がグローバル変数テーブル521に共有変数として登録されているか否かを判定する(ステップS104)。抽出された全ての共有変数がグローバル変数テーブル521に登録されている場合(ステップS104:YES)、登録部532は、抽出された共有変数をグローバル変数テーブル521に改めて登録することなく処理を進める。
抽出された共有変数のうちのいずれかの共有変数がグローバル変数テーブル521に登録されていない場合(ステップS104:NO)、登録部532は、未登録の共有変数をグローバル変数テーブル521に登録する(ステップS105)。第2プログラム522の開発者は、第2プログラミング端末3を起動する。第2プログラミング端末3は、例えばグローバル変数テーブル521を、プログラム開発支援装置5に要求する。表示制御部533は、第2プログラミング端末3から要求されたグローバル変数テーブル521を、例えば図5、6及び7の少なくとも一つに示されているように第2プログラミング端末3に表示する(ステップS106)。
図12は、警告をプログラム開発支援装置5が出力する手順の例を示すフローチャートである。取得部530は、図3に例として示されたグローバル変数テーブル521を、記憶装置52から取得する(ステップS201)。取得部530は、第1プログラム520の第1ソースコード523(図2参照)を、記憶装置52から取得する(ステップS202)。抽出部531は、「reqHandClose」等の共有変数を第1ソースコード523から抽出する(ステップS203)。
登録部532は、第1ソースコード523から抽出された全ての共有変数がグローバル変数テーブル521に共有変数として登録されているか否かを判定する(ステップS204)。抽出された全ての共有変数がグローバル変数テーブル521に登録されている場合(ステップS204:YES)、表示制御部533は、警告を第2プログラミング端末3に出力することなく処理を終了する。
第1ソースコード523から抽出された共有変数のうちのいずれかの共有変数がグローバル変数テーブル521に登録されていない場合(ステップS204:NO)、表示制御部533は、第1ソースコード523のいずれかの共有変数がグローバル変数テーブル521に登録されていない旨の警告を、例えば図10に示されているように、第1プログラミング端末2及び第2プログラミング端末3に表示する(ステップS205)。
図13は、コントローラ6が実行する同期制御の例を示すフローチャートである。演算処理部63は、ステップS301とステップS302とステップS306とステップS307とを、第1プログラム520の第1ソースコード523のタスク処理として実行する。演算処理部63は、ステップS303からステップS305までを、第2プログラム522の実行ファイルのタスク処理として実行する。
演算処理部63は、記憶装置61からメモリ62に展開された第1プログラム520の第1ソースコード523に基づいて、アーム70を所定の位置まで移動する(ステップS301)。演算処理部63は、メモリ62における共有変数「reqHandClose」の値をTRUEに変更することによって、第2プログラム522の実行ファイルのタスクに、アーム70の移動完了を通知する(ステップS302)。
演算処理部63は、第2プログラム522の実行ファイルのタスクにおいて、アーム70の移動完了の通知を待つ(ステップS303)。演算処理部63は、記憶装置61からメモリ62に展開された第2プログラム522の実行ファイルに基づいて、エンドエフェクタ9を動作させる(ステップS304)。演算処理部63は、メモリ62における共有変数「reqHandClose」の値をFALSEに変更することによって、第1プログラム520の第1ソースコード523のタスクに、エンドエフェクタ9の動作完了を通知する(ステップS305)。
演算処理部63は、第1プログラム520の第1ソースコード523のタスクにおいて、エンドエフェクタ9の動作完了の通知を待つ(ステップS306)。演算処理部63は、記憶装置61からメモリ62に展開された第1プログラム520の第1ソースコード523に基づいて、アーム70を所定の位置まで移動する(ステップS307)。
以上のように、第1プログラム520の第1ソースコード523は、インタプリタ型言語である第1プログラミング言語で記載される。第2プログラム522の第2ソースコード524は、共有変数を参照可能なコンパイラ型言語である第2プログラミング言語で記載される。プログラム開発支援システム1は、共有変数を参照可能な第1プログラム520及び第2プログラム522の開発を支援するシステムである。プログラム開発支援システム1は、抽出部531(共有変数抽出部)と、表示制御部533(表示制御部)とを備える。抽出部531は、共有変数を第1ソースコード523から抽出する。表示制御部533は、抽出された共有変数を示す情報を、第2プログラム522の開発画面に表示させる。
これによって、プログラム開発支援システム1は、第1プログラミング言語で記載された第1ソースコードで宣言された共有変数を、第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードの作成者が効率的に把握することを可能とする。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
演算処理部53が実行する処理の一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアを用いて実現されてもよい。演算処理部63についても同様である。
共有変数は、第2ソースコード524で宣言されてもよい。この場合、抽出部531は、第2ソースコード524において共有変数を抽出する。登録部532は、第2ソースコード524から抽出された共有変数を、グローバル変数テーブル521に登録する。共有変数は、第1ソースコード523及び第2ソースコード524の両方で宣言されてもよい。この場合、抽出部531は、第1ソースコード523及び第2ソースコード524から、共有変数を抽出する。登録部532は、第1ソースコード523から抽出された共有変数と第2ソースコード524から抽出された共有変数との両方を、グローバル変数テーブル521に登録する。
(変形例)
図11に示されたフローチャートは、第1プログラム520の開発者が第1プログラミング端末2の使用を続けている状況で実行されてもよい。すなわち、第1プログラミング端末2は、作成された第1ソースコード523をプログラム開発支援装置5において保存する。第1プログラム520の開発者は、第1プログラミング端末2の使用を終了することなく、第1プログラミング端末2の使用を続ける。この状況で、プログラム記録部535は、第1プログラミング端末2を経由して作成された第1プログラム520を、記憶装置52に記録する。そして、プログラム開発支援装置5は、ステップS101以降の動作を実行する。
1…プログラム開発支援システム、2…第1プログラミング端末、3…第2プログラミング端末、4…通信回線、5…プログラム開発支援装置、6…コントローラ、7…ロボット、8…エンドエフェクタコントローラ、9…エンドエフェクタ、20…表示部、21…入力部、30…表示部、31…入力部、50…通信部、51…メモリ、52…記憶装置、53…演算処理部、54…バス、60…通信部、61…記憶装置、62…メモリ、63…演算処理部、64…バス、70…アーム、520…第1プログラム、521…グローバル変数テーブル、522…第2プログラム、523…第1ソースコード、524…第2ソースコード、530…取得部、531…抽出部、532…登録部、533…表示制御部、534…ビルド実行部、535…プログラム記録部、600…スクロールバー

Claims (7)

  1. 第1プログラミング言語で記載された第1ソースコードと第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードとにおいてメモリで共有される変数である共有変数を、前記第1ソースコードから抽出する共有変数抽出部と、
    前記共有変数抽出部によって抽出された前記共有変数を示す情報を、前記第2ソースコードの開発画面に表示させる表示制御部と
    を備え
    前記共有変数は、前記第1ソースコードにおいて宣言され、
    前記共有変数抽出部は、前記共有変数であることを示す予め定められた文字列を前記第1ソースコードにおいて検索することによって、前記共有変数を抽出するプログラム開発支援システム。
  2. 前記表示制御部は、前記第2ソースコードと前記共有変数を示す情報とを前記第2ソースコードの開発画面に表示させる、請求項1に記載のプログラム開発支援システム。
  3. 前記表示制御部は、前記第1ソースコードを前記第2ソースコードの開発画面に表示させる、請求項2に記載のプログラム開発支援システム。
  4. 前記共有変数を示す情報をデータテーブルに登録する登録部を更に備え、
    前記表示制御部は、前記第2ソースコードの開発画面に前記データテーブルを表示させる、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のプログラム開発支援システム。
  5. 前記登録部は、前記第1ソースコードから抽出された前記共有変数のうちのいずれかの前記共有変数を示す情報が前記データテーブルに登録されていない場合、未登録の前記共有変数を示す情報を前記データテーブルに登録する、請求項4に記載のプログラム開発支援システム。
  6. 情報処理装置が実行するプログラム開発支援方法であって、
    第1プログラミング言語で記載された第1ソースコードと第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードとにおいてメモリで共有される変数である共有変数を、前記共有変数であることを示す予め定められた文字列を前記第1ソースコードにおいて検索することによって、前記第1ソースコードから抽出するステップと、
    抽出された前記共有変数を示す情報を、前記第2ソースコードの開発画面に表示させるステップと
    を含み、
    前記共有変数は、前記第1ソースコードにおいて宣言されるプログラム開発支援方法。
  7. コンピュータに、
    第1プログラミング言語で記載された第1ソースコードと第2プログラミング言語で記載された第2ソースコードとにおいてメモリで共有される変数である共有変数を、前記共有変数であることを示す予め定められた文字列を前記第1ソースコードにおいて検索することによって、前記第1ソースコードから抽出する手順と、
    抽出された前記共有変数を示す情報を、前記第2ソースコードの開発画面に表示させる手順と
    を実行させるためのプログラム開発支援プログラムであって、
    前記共有変数は、前記第1ソースコードにおいて宣言されるプログラム開発支援プログラム。
JP2018048453A 2018-03-15 2018-03-15 プログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法及びプログラム開発支援プログラム Active JP6969460B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018048453A JP6969460B2 (ja) 2018-03-15 2018-03-15 プログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法及びプログラム開発支援プログラム
CN201910112114.8A CN110275480B (zh) 2018-03-15 2019-02-13 程序开发支援***、方法以及计算机可读记录介质
US16/275,350 US10628143B2 (en) 2018-03-15 2019-02-14 Program development assist system, program development assist method, and non-transitory computer readable recording medium
EP19157349.2A EP3540593B1 (en) 2018-03-15 2019-02-15 Program development assist system, program development assist method, and program development assist program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018048453A JP6969460B2 (ja) 2018-03-15 2018-03-15 プログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法及びプログラム開発支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019160074A JP2019160074A (ja) 2019-09-19
JP6969460B2 true JP6969460B2 (ja) 2021-11-24

Family

ID=65598410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018048453A Active JP6969460B2 (ja) 2018-03-15 2018-03-15 プログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法及びプログラム開発支援プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10628143B2 (ja)
EP (1) EP3540593B1 (ja)
JP (1) JP6969460B2 (ja)
CN (1) CN110275480B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6922583B2 (ja) * 2017-09-15 2021-08-18 オムロン株式会社 情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理プログラム
JP6891838B2 (ja) * 2018-03-15 2021-06-18 オムロン株式会社 開発支援装置、開発支援方法、および開発支援プログラム
CN113628359A (zh) * 2020-05-09 2021-11-09 徐州重型机械有限公司 车载历史故障信息查询***、方法、车载设备和车辆
JP2023012900A (ja) * 2021-07-14 2023-01-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 プログラミング支援方法、プログラミング支援用のプログラム、及びプログラミング支援システム

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000112736A (ja) * 1998-10-01 2000-04-21 Seiko Epson Corp プログラム作成装置
JP2002312196A (ja) * 2001-04-09 2002-10-25 Denso Corp 割込命令チェック装置及びプログラム
US7143366B1 (en) * 2001-06-11 2006-11-28 Rockwell Automation Technologies, Inc. Graphical compare utility
JP2003241997A (ja) * 2002-02-20 2003-08-29 Denso Corp 割込命令チェック装置及び割込命令チェックプログラム
US7761843B2 (en) * 2005-07-01 2010-07-20 Ronald Ortscheid Computer source code generator
US7941791B2 (en) * 2007-04-13 2011-05-10 Perry Wang Programming environment for heterogeneous processor resource integration
JP2008276526A (ja) 2007-04-27 2008-11-13 Omron Corp 産業用機器のプログラム開発支援装置
JP2009009362A (ja) * 2007-06-28 2009-01-15 Hitachi Information Systems Ltd プログラムの変数管理システム
JP5001126B2 (ja) 2007-12-03 2012-08-15 シャープ株式会社 ハードウェア検証用プログラミング記述生成装置、ハードウェア検証用プログラミング記述生成方法、制御プログラムおよび可読記録媒体
EP2400384A1 (en) * 2009-02-19 2011-12-28 The Bank of Tokyo-Mitsubishi UFJ, Ltd. Application development supporting device, program, and recording medium
CN102292709B (zh) * 2009-04-28 2014-05-21 国际商业机器公司 用于变换在多线程上工作的程序的程序代码的方法和***
GB0911099D0 (en) * 2009-06-26 2009-08-12 Codeplay Software Ltd Processing method
US20120005603A1 (en) * 2009-09-17 2012-01-05 The Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ufj, Ltd. Application development supporting apparatus, program, and recording medium
JP5757098B2 (ja) * 2011-02-08 2015-07-29 富士電機株式会社 プログラム作成支援装置、プログラム作成支援方法
JP2013097470A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Mitsubishi Electric Corp ソースファイル再利用支援装置、ソースファイル再利用支援方法、及び、プログラム
JP6477161B2 (ja) 2015-03-31 2019-03-06 オムロン株式会社 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法
JP6821497B2 (ja) * 2017-04-27 2021-01-27 株式会社日立産機システム 産業用コントローラのプログラム開発システム及び産業用コントローラのプログラム開発システムにおけるデータ共有方法
JP6891838B2 (ja) * 2018-03-15 2021-06-18 オムロン株式会社 開発支援装置、開発支援方法、および開発支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN110275480B (zh) 2022-05-27
US20190286425A1 (en) 2019-09-19
EP3540593A2 (en) 2019-09-18
CN110275480A (zh) 2019-09-24
US10628143B2 (en) 2020-04-21
EP3540593A3 (en) 2019-11-06
JP2019160074A (ja) 2019-09-19
EP3540593B1 (en) 2022-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6969460B2 (ja) プログラム開発支援システム、プログラム開発支援方法及びプログラム開発支援プログラム
EP3338179A1 (en) Graphical representation of data in a program code editor
JP6051546B2 (ja) 情報処理装置、シミュレーション方法、およびプログラム
JP5619328B1 (ja) シーケンスプログラム作成支援装置
US10747507B2 (en) Development support device, development support method, and non-transitory recording medium
JP4426492B2 (ja) プログラマブル・ターミナル・システム
JP2008293138A (ja) ソフトウェア開発支援プログラム、ソフトウェア開発支援方法
JP2008165399A (ja) シミュレーションデータ作成支援装置
JP2006119884A (ja) シーケンスプログラムの編集装置
JP2008276526A (ja) 産業用機器のプログラム開発支援装置
JP2006294041A (ja) 移動通信機器におけるアプリケーションをアップデートするためのシステム、およびその方法
JP2003345624A (ja) デバッグ装置及びデバッグ方法
JP7067520B2 (ja) 開発支援装置、開発支援装置の制御方法、情報処理プログラム、および記録媒体
JP2012027639A (ja) プログラマブルコントローラ、およびプログラマブルコントローラのデバッグ方法
JP2023054082A (ja) プログラム、情報処理装置及びその処理方法
US20170357412A1 (en) Data creating device, data creating method, and data creating program
JP2008033913A (ja) Plcのプログラム開発支援装置
JP2008077467A (ja) 表示器
JP6455096B2 (ja) コントロールシステム、その支援装置、プログラマブルコントロール装置
JP6128259B2 (ja) 情報処理システム及び情報処理方法
JP2009157534A (ja) プログラム作成支援システム、そのプログラマブルコントローラ支援装置、プログラマブル表示器支援装置
JP7231812B2 (ja) 情報処理システム、処理方法及びプログラム
WO2015136607A1 (ja) ソフトウェア開発支援システム、ソフトウェア開発支援方法およびソフトウェア開発支援プログラム
JP2017091027A (ja) システム開発支援システム
WO2020208793A1 (ja) データ作成装置、データ転送方法およびデータ転送プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180419

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20180905

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211011

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6969460

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150