JP2006294041A - 移動通信機器におけるアプリケーションをアップデートするためのシステム、およびその方法 - Google Patents

移動通信機器におけるアプリケーションをアップデートするためのシステム、およびその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006294041A
JP2006294041A JP2006110269A JP2006110269A JP2006294041A JP 2006294041 A JP2006294041 A JP 2006294041A JP 2006110269 A JP2006110269 A JP 2006110269A JP 2006110269 A JP2006110269 A JP 2006110269A JP 2006294041 A JP2006294041 A JP 2006294041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
midlet
updater
current
descriptor
files
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006110269A
Other languages
English (en)
Inventor
Scott Vigil Geoffrey
スコット ヴィジル ジェフリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Publication of JP2006294041A publication Critical patent/JP2006294041A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/65Updates

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】MIDletアップデータのダウンロードを効率的に実行することができる方法を実現する。
【解決手段】本発明のサーバシステムにおける、現行のMIDletにアップデータを提供する方法は、現行のMIDletをアップデートするファイルを提供するステップ(502)と、MIDletアップデータを作成するためファイルをパッケージ化するステップ(504)と、MIDletアップデータ用の記述子を作成するステップ(510)と、アップデートプロパティを記述子に追加するステップ(512)と、記述子をMIDletアップデータに関連付けるステップ(516)とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、概してコンピュータおよびコンピュータ関連技術に関するものであり、より具体的には、移動通信機器においてアプリケーションをアップデートするためのシステムおよびその方法に関するものである。
近年、コンピュータ技術は急速に発展し続けている。実際に、コンピュータは、ビジネス、産業、および学術的な試みのほとんど全ての局面で用いられており、コンピュータ技術の進歩に伴い、ビジネスおよび工業の生産性が大いに増大している。また、多くの家庭でもコンピュータが用いられるようになってきている。
今日では、実に多くの種類のコンピュータが用いられている。なお、本明細書において「コンピュータシステム」という用語は、所望の結果を得るために情報処理を行うことのできる装置または装置の組み合わせを示すものとする。そして、このコンピュータシステムとしては、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯用コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、サーバ、メインフレーム、スーパコンピュータ、ミニコンピュータ、ワークステーション、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラなどが挙げられる。
ところで、Java(登録商標)は、あらゆるハードウェアのプラットホームでそのまま実行可能なアプリケーションを作り出すために設計された、オブジェクト指向のプログラミング言語である。このJavaプログラミング言語で記述されたソースコードは、バイトコードにコンパイルされる。そして、このバイトコードは、Java仮想マシン(JVM)で実行される。なお、このJava仮想マシンとは、Javaバイトコードをハードウェア上で利用可能なコードに翻訳するホストハードウェアにおいてネイティブコードで記述したプログラムである。
Java2プラットホーム対応、マイクロ・エディション(J2ME)は、プログラマーが上記Javaプログラミング言語を用いて、携帯電話、携帯情報端末(PDA;Personal Digital Assistance)、ページャなど、組み込み機器用のアプリケーションを開発することを可能にする技術である。なお、本明細書において、これらのような装置を移動通信機器と総称する。
また、モバイル情報デバイスプロファイル(MIDP;Mobile Information Device Profile)は、アーキテクチャ、および、MID用のアプリケーション開発環境を容易に実現させるための、関連するアプリケーションプログラミングインターフェース(API;Application Program Interface)を定義するものである。そして、このMIDP用に作成されたアプリケーションを、MIDletと称する。また、MIDletスイートとは、Javaクラスファイル、およびMIDletの一部として使用可能な、例えば画像のようなコンテンツファイルを集めたものである。また、これらMIDletスイートにおけるファイルは、Javaアーカイブ(JAR)ファイル内に格納可能であり、MIDletスイートは1つのMIDletを含むものであってもよいし、あるいは複数のMIDletを含むものであってもよい。なお、ここで用いられているように、MIDletという用語は、独立型のMIDlet、またはMIDletスイートの一部であるMIDletを指すものである。
ところで、現行のMIDletをアップデートすることが望まれる場合がある。このMIDletのアップデートには、該MIDletに対してさらなる機能性を提供したり、MIDletにおいて発見されたエラーを訂正したりすることなどが含まれる。MIDletをアップデートする方法の一つとして、所望される1つまたは複数のアップデータを含む新バージョンのMIDletを作成することが挙げられる。すなわち、ユーザは、新バージョンのMIDletをそっくりそのままダウンロードすることによって、アップデートされたMIDletを取得することができる。
また、その他、電子ファイルのアップデートに関する技術として特許文献1が、移動通信機器にコンテンツの提供を行うサーバアーキテクチャに関する技術として特許文献2が
挙げられるが、これらの公知文献は、MIDlet、すなわち固有のJava実行環境におけるアプリケーションの機能の追加に関するものではない。
米国特許出願公開第2004/0062130号明細書(2004年4月1日公開) 米国特許出願公開第2002/0131404号明細書(2002年9月19日公開)
しかしながら、上記したMIDletのアップデート方法は非効率的であるといった問題がある。より具体的には、アップデートされたMIDletは、旧バージョンのMIDletと同様のファイルをいくつか含んでいる。したがって、MIDletのファイルには複数回ダウンロードされるものがあるため、MIDletをアップデートするために、新バージョンのMIDletをダウンロードすることは幾分非効率的となる。それゆえ、現行のMIDletをアップデートするシステムと方法を改善することによって、利点を得ることができる。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、MIDletアップデータのダウンロードを効率的に実行することができる、方法、コンピュータシステム、記録媒体、サーバ、および移動通信機器を実現することにある。
本発明に係る方法は、上記した課題を解決するために、1つ以上のMIDletスイートおよびダウンロード用の1つ以上のMIDlet記述子を提供するサーバシステムにおいて、現行のMIDletにアップデータを提供する方法であって、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを提供するステップと、MIDletアップデータを作成するように1つ以上のファイルをパッケージ化するステップとを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、さらに、上記MIDletアップデータ用の記述子を作成するステップと、アップデートプロパティを上記記述子に追加するステップであり、該アップデートプロパティが、MIDletアップデータを、現行のMIDletへのアップデータとして識別するステップと、上記記述子を上記MIDletアップデータに関連付けるステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る方法では、MIDletアップデータを、現行のMIDletへのアップデータとして識別し、記述子を上記MIDletアップデータに関連付けるアップデートプロパティを、上記記述子に追加するステップを含んでいる。このため、上記MIDletアップデータは、現行のMIDletとは区別することができる。
さらに、MIDletアップデータを作成するように1つ以上のファイルをパッケージ化するステップにおいて、MIDletアップデータが現行のMIDletの完全な置き換えを含まない。
すなわち、作成されるMIDletアップデータには、少なくとも現行のMIDletにおいてすでに含まれているいくつかのファイル、および交換する必要のないファイルが含まれていない。
したがって、本発明に係る方法では、サーバシステムは、現行のMIDletをアップデートするために、現行のMIDletの余分なファイルのコピーをダウンロードさせることなく、ダウンロードを効率的に実行することができるMIDletのアップデータを提供することができる。
よって、本発明に係る方法は、MIDletアップデータのダウンロードを効率的に実行することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る方法は、上記した方法において、上記現行のMIDletのディレクトリ構造と一致する、上記MIDletアップデータ用のディレクトリ構造を作成するステップと、上記1つ以上のファイルの各々を、上記現行のMIDletのディレクトリ構造における所望の位置に対応する、上記ディレクトリ構造における位置に配置するステップと、をさらに含むことが好ましい。
上記方法によると、MIDletアップデータのディレクトリ構造を、現行のMIDletのディレクトリ構造と一致させることができる。また、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを、MIDletアップデータのディレクトリ構造において、上記現行のMIDletのディレクトリ構造における所望の位置に対応する位置に配置することができる。
このように、MIDletアップデータのファイルをMIDletのファイルに配置と対応付けることができるため、例えば、MIDletのファイルとMIDletアップデータのファイルとにおいて、ディレクトリ構造における同一の位置に配置される場合は、MIDletのファイルをMIDletアップデータのファイルに置き換える。一方、MIDletのファイルと同一の位置に配置されないMIDletアップデータのファイルが有る場合は、このファイルを新たなファイルとして追加するなどのように、MIDletのアップデートを容易に行うことができる。
また、本発明に係る方法は、上記した方法において、バージョンプロパティを上記記述子に追加するステップをさらに含んでもよい。
また、本発明に係る方法は、上記した方法において、上記バージョンプロパティがメジャーフィールド(major field)、マイナーフィールド(minor field)、およびマイクロフィールド(micro field)を含むことが好ましい。
また、本発明に係る方法は、上記した方法において、上記記述子を移動通信機器に送信するステップをさらに含むことが好ましい。
上記方法によると、記述子を移動通信機器に送信することができるため、移動通信機器において、上記記述子を参照して効率的に現行のMIDletに対するアップデートを行うことができる。
また、本発明に係る方法は、上記した方法において、上記MIDletアップデータを移動通信機器に送信する旨の要求を、該移動通信機器から受信するステップと、上記要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に送信するステップと、をさらに含むことが好ましい。
また、本発明に係る方法は、上記した方法において、上記1つ以上のファイルの各ファイルを、交換ファイルおよび新しいファイルからなるグループから選択するようになっていてもよい。
また、本発明に係る方法は、上記した課題を解決するために、移動通信機器において、現行のMIDletへのアップデータを取得する方法であって、MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、該現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、さらに、上記ユーザからの要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に転送する旨の要求をサーバに送信するステップと、上記サーバから上記MIDletアップデータを受信するステップと、上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルを、上記現行のMIDletにインストールするステップと、を含むことを特徴とする。
上記方法によれは、MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップにおいて、ダウンロードを要求するMIDletアップデータが、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、該現行のMIDletの完全な置き換えを含んでいない。
すなわち、サーバからダウンロードされるMIDletアップデータには、少なくとも現行のMIDletにおいてすでに含まれているいくつかのファイル、および交換する必要のないファイルが含まれていない。
したがって、本発明に係る方法では、現行のMIDletをアップデートするために、MIDは現行のMIDletの余分なファイルのコピーをダウンロードすることなく、MIDletアップデータのダウンロードを効率的に実行することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る方法は、上記した方法において、上記MIDletアップデータが、上記現行のMIDletのディレクトリ構造と一致するディレクトリ構造を有していることが好ましい。
上記方法では、上記MIDletアップデータが、上記現行のMIDletのディレクトリ構造と一致するディレクトリ構造を有しているため、例えば、MIDletのファイルとMIDletアップデータのファイルとにおいて、ディレクトリ構造における同一の位置に配置される場合は、MIDletのファイルをMIDletアップデータのファイルに置き換える。一方、MIDletのファイルと同一の位置に配置されないMIDletアップデータのファイルが有る場合は、このファイルを新たなファイルとして追加するなどのように、MIDletのアップデートを容易に行うことができる。
また、本発明に係る方法では、上記した方法において、上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルを、上記現行のMIDletにインストールするステップが、上記現行のMIDletをディレクトリに解凍するステップと、その後、上記MIDletアップデータを上記ディレクトリに解凍するステップと、上記ディレクトリにおけるファイルを再パッケージ化し、上記現行のMIDletの更新バージョンを作成するステップと、を含むことが好ましい。
また、本発明に係る方法では、上記した方法において、上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルを、上記現行のMIDletにインストールするステップが、上記現行のMIDletにおけるファイルを、交換ファイルに置き換えるステップと、上記現行のMIDletにおいて新しいファイルを作成するステップとのうちの、少なくとも1つのステップを含んでいてもよい。
また、本発明に係る方法では、上記した方法において、上記サーバから記述子を受信するステップと、上記記述子がアップデータを識別していることを決定するステップと、をさらに含んでいてもよい。
上記方法では、上記記述子がアップデータを識別していることを決定するステップを含むため、該記述子によってアップデータが識別されるか否かに関して決定することができる。
このように、アップデータの識別を行うことができるため、現行のMIDletが複数インストールされている場合であっても、適切に各MIDletをアップデートすることができる。
また、本発明に係る方法では、上記した方法において、上記記述子がアップデータを識別していることを決定するステップが、該記述子がアップデートプロパティを含んでいることが好ましい。
また、本発明に係る方法では、上記した方法において、上記アップデートされるであろうMIDletを識別するステップをさらに含むように設定されていてもよい。
また、本発明に係る方法では、上記した方法において、上記アップデートされるであろうMIDletを識別するステップは、上記記述子における対応するプロパティと一致する1つ以上のプロパティを含む他の記述子を、上記移動通信機器において検索するステップを含んでいてもよい。
また、本発明に係る方法では、上記した方法において、上記アップデータが上記MIDletに対して有効であることを決定するステップをさらに含むことが好ましい。
以上のように、アップデータがMIDletに対して有効であるか否かを判断することができるため、現行のMIDletをアップデートするためにアップデータが適切であるか否かを判定することができる。
また、本発明に係る方法では、上記した方法において、上記アップデータが有効であることを決定するステップは、上記記述子における第一バージョンプロパティが、上記MIDletの記述子における第二バージョンプロパティよりも後のMIDletのバージョンを適用することと決定するステップを含んでいてもよい。
また、本発明に係る方法では、上記した方法において、上記記述子からの情報をユーザに提供するステップをさらに含むことが好ましい。このように記述子からの情報をユーザに提供することができるため、ユーザに対して、移動通信機器において上記アップデータがサーバからダウンロード可能であることを気づかせるという効果を奏する。
また、本発明に係るコンピュータシステムは、上記した課題を解決するために、現行のMIDletへのアップデータを取得する方法を実行するように構成されたコンピュータシステムであって、プロセッサと、上記プロセッサと電気的に通信しているメモリとを備え、該メモリ内には命令が記憶されており、上記命令が、MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、該現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、さらに、上記ユーザからの要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に転送する旨の要求をサーバに送信するステップと、上記サーバから上記MIDletアップデータを受信するステップと、現行のMIDletに上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルをインストールするステップと、を含む方法を実行可能とすることを特徴とする。
上記構成よると、上記メモリ内に記憶された命令が、MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップを含む。そして、このステップにおいて、MIDletアップデータは、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、現行のMIDletの完全な置き換えを含んでいない。このため、現行のMIDletのアップデートにおいて、該MIDletの完全な置き換えとならないため、完全に新たなアップデータに置き換える構成と比較して効率的にMIDletをアップデートすることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る記録媒体は、上記した課題を解決するために、現行のMIDletへのアップデータを取得する方法を実施するための、実行可能な命令を含むコンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、上記方法が、上記MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、該現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、さらに、上記ユーザからの要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に転送する旨の要求をサーバに送信するステップと、上記サーバから上記MIDletアップデータを受信するステップと、上記現行のMIDletに上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルをインストールするステップと、を含むことを特徴とする。
上記記録媒体に記録される命令により実施される方法では、現行のMIDletのアップデートにおいて、該MIDletの完全な置き換えとならない。このため、完全に新たなアップデータに置き換える構成と比較して効率的にMIDletをアップデートすることができるという効果を奏する。
本発明に係るサーバは、上記した課題を解決するために、移動通信機器からの要求に応じて、MIDletへのアップデート用のデータであるMIDletアップデータを該移動通信機器に転送するサーバであって、現行のMIDletに対するアップデート用のファイルをパッケージ化してMIDletアップデータを作成するとともに、該MIDletアップデータを識別するための情報を含む記述子を作成する作成手段と、上記作成手段によって作成された上記MIDletアップデータと上記記述子とを関連づけて上記移動通信機器に転送する転送手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によると、作成手段を備えているため、現行のMIDletに対するアップデート用のファイルをパッケージ化することができる。また、MIDletアップデータを識別するための情報を含む記述子を作成することができる。
また、転送手段を備えているため、MIDletアップデータとともに、記述子を関連付けて移動通信機器に転送することができる。このように、本発明に係るサーバは、送信するMIDletアップデータを識別するための記述子も合わせて転送することができるため、移動通信装置において受信したMIDletアップデータを容易に識別可能とさせることができる。
このため、移動通信機器において、本発明に係るサーバから受信したMIDletアップデータを容易に把握し、該MIDletアップデータのダウンロードを効率的に行うことができる。
よって、本発明に係るサーバは、MIDletアップデータのダウンロードを効率的に実行することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る移動通信機器は、上記した課題を解決するために、自装置において保持するMIDletの、アップデート用データにより、該MIDletをアップデートする移動通信機器であって、上記アップデート用データを識別するための情報を含む記述子を取得する記述子取得手段と、上記記述子取得手段により取得された記述子に基づき、上記MIDletアップデータが、上記MIDletのアップデートに有効なデータであるか否かを決定する決定手段と、上記決定手段によって有効であると決定されたMIDletアップデータの記述子の情報をユーザに出力する出力手段と、上記ユーザから上記MIDletアップデータの取得が指示された場合、上記記述子により識別されるMIDletアップデータを取得するアップデータ取得手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によると、記述子取得手段、決定手段、および出力手段を備えているため、MIDletアップデータが該MIDletに対するアップデートにとって有効であるか否かを確認したうえでユーザにMIDletアップデータの受信の必要性を問い合わせることができる。
またさらにアップデータ取得手段を備えているため、ユーザにより受信の必要性があると判断された場合においてMIDletアップデータを取得することができる。
したがって、本発明に係る移動通信装置は、ユーザからの要求に応じて、MIDletに対するアップデートにとって有効となるMIDletアップデータを取得することができる。このため、不要なMIDletアップデータを取得したりすることがなく効率的にMIDletアップデータのダウンロードを行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る方法は、以上のように、1つ以上のMIDletスイートおよびダウンロード用の1つ以上のMIDlet記述子を提供するサーバシステムにおいて、現行のMIDletにアップデータを提供する方法であって、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを提供するステップと、MIDletアップデータを作成するように1つ以上のファイルをパッケージ化するステップとを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、さらに、上記MIDletアップデータ用の記述子を作成するステップと、アップデートプロパティを上記記述子に追加するステップであり、該アップデートプロパティが、MIDletアップデータを、現行のMIDletへのアップデータとして識別するステップと、上記記述子を上記MIDletアップデータに関連付けるステップと、を含むことを特徴とする。
したがって、本発明に係る方法では、サーバシステムは、現行のMIDletをアップデートするために、現行のMIDletの余分なファイルのコピーをダウンロードさせることなく、ダウンロードを効率的に実行することができるMIDletのアップデータを提供することができる。
よって、本発明に係る方法は、MIDletアップデータのダウンロードを効率的に実行することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る方法は、以上のように、移動通信機器において、現行のMIDletへのアップデータを取得する方法であって、MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、該現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、さらに、上記ユーザからの要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に転送する旨の要求をサーバに送信するステップと、上記サーバから上記MIDletアップデータを受信するステップと、上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルを、上記現行のMIDletにインストールするステップと、を含むことを特徴とする。
したがって、本発明に係る方法では、現行のMIDletをアップデートするために、MIDは現行のMIDletの余分なファイルのコピーをダウンロードすることなく、MIDletアップデータのダウンロードを効率的に実行することができるという効果を奏する。
本発明に係るコンピュータシステムは、以上のように、現行のMIDletへのアップデータを取得する方法を実行するように構成されたコンピュータシステムであって、プロセッサと、上記プロセッサと電気的に通信しているメモリとを備え、該メモリ内には命令が記憶されており、上記命令が、MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、該現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、さらに、上記ユーザからの要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に転送する旨の要求をサーバに送信するステップと、上記サーバから上記MIDletアップデータを受信するステップと、現行のMIDletに上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルをインストールするステップと、を含む方法を実行可能とすることを特徴とする。
このため、現行のMIDletのアップデートにおいて、該MIDletの完全な置き換えとならないため、完全に新たなアップデータに置き換える構成と比較して効率的にMIDletをアップデートすることができるという効果を奏する。
本発明に係るサーバは、以上のように、移動通信機器からの要求に応じて、MIDletへのアップデート用のデータであるMIDletアップデータを該移動通信機器に転送するサーバであって、現行のMIDletに対するアップデート用のファイルをパッケージ化してMIDletアップデータを作成するとともに、該MIDletアップデータを識別するための情報を含む記述子を作成する作成手段と、上記作成手段によって作成された上記MIDletアップデータと上記記述子とを関連づけて上記移動通信機器に転送する転送手段と、を備えることを特徴とする。
よって、本発明に係るサーバは、MIDletアップデータのダウンロードを効率的に実行することができるという効果を奏する。
本発明に係る移動通信機器は、以上のように、自装置において保持するMIDletの、アップデート用データにより、該MIDletをアップデートする移動通信機器であって、上記アップデート用データを識別するための情報を含む記述子を取得する記述子取得手段と、上記記述子取得手段により取得された記述子に基づき、上記MIDletアップデータが、上記MIDletのアップデートに有効なデータであるか否かを決定する決定手段と、上記決定手段によって有効であると決定されたMIDletアップデータの記述子の情報をユーザに出力する出力手段と、上記ユーザから上記MIDletアップデータの取得が指示された場合、上記記述子により識別されるMIDletアップデータを取得するアップデータ取得手段と、を備えることを特徴とする。
このため、不要なMIDletアップデータを取得したりすることがなく効率的にMIDletアップデータのダウンロードを行うことができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る、現行のMIDletをアップデートするシステムおよびその方法の実施例を以下に説明する。なお、本発明に係る実施形態は、付属図面(図1〜図7)を伴った以下の記述と請求項とによってより明らかにされるであろう。また、これらの図面は単に実施形態の一例を示しているだけであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり付属図面は、本発明の実施形態の一例をさらに具体的かつ詳細に説明するものである。
まず、現行のMIDletをアップデートするための方法を開示する。なお、この方法は、1つ以上のMIDletスイート、およびダウンロード用の1つ以上のMIDlet記述子を提供するサーバシステムにおいて実行可能な方法である。そして、この方法では、現行のMIDletをアップデートするための1つ以上のファイルが提供される。この1つ以上のファイルには、1つ以上の交換ファイルおよび/または1つ以上の新しいファイルが含まれており、この1つ以上のファイルは、MIDletアップデータを作成するためにパッケージ化される。なお、本実施の形態に係る方法におけるMIDletアップデータは、現行のMIDletを完全に交換するものではない。また、MIDletアップデータ用の記述子が作成され、アップデートプロパティが該記述子に付加される。このアップデートプロパティとは、現行のMIDletに対応するアップデータとしてMIDletアップデータを識別するものである。また、上記記述子とは、MIDletアップデータに関連づけられているものである。
いくつかの実施形態では、上記現行のMIDletにおけるディレクトリ構造と一致する、上記MIDletアップデータ用のディレクトリ構造を作成することもできる。そして、上記1つ以上のファイルそれぞれを、現行のMIDletにおけるディレクトリ構造の所望の位置に対応したディレクトリ構造に配置することができる。
さらにまた、バージョンプロパティを上記記述子に加えることもできる。なお、このバージョンプロパティには、メジャーフィールド、マイナーフィールド、およびマイクロフィールドが含まれている。
また、上記記述子を、移動通信機器に送信する構成とすることもできる。このような構成の場合、移動通信機器に上記MIDletアップデータを送信する旨の要求を、該移動通信機器から受信し、この要求に応じて、MIDletアップデータを移動通信機器に送信する。
また、現行のMIDletをアップデートするための方法を実行するように構成されたサーバシステムを開示することができる。このサーバシステムは、プロセッサと、該プロセッサと電気的に通信するメモリとを備えている。また、このメモリ内には、命令が格納されている。この命令とは、現行のMIDletをアップデートするための上述した方法を実行可能とするものである。また、本実施の形態では、現行のMIDletに対してアップデートする方法を実施するための、実行可能な命令を含むコンピュータで読み取り可能な記録媒体もまた開示している。
また、本実施の形態では、現行のMIDletに対するアップデートを実現するための方法もまた開示している。この方法は、移動通信機器において実行可能とするものである。ここで、MIDletアップデータをダウンロードしたいというユーザの要求を受信したとする。なお、このMIDletのアップデータには、現行のMIDletをアップデートするための、1つ以上のファイルが含まれているが、現行のMIDletを完全に置き換えるものではない。ユーザからのこの要求に応じて、MIDletアップデータを移動通信機器に送る旨の要求をサーバに送信し、サーバからMIDletアップデータを受信する。そして、MIDletアップデータの中から1つ以上のファイルを、現行のMIDletにインストールする。
また、いくつかの実施形態では、MIDletアップデータは、現行のMIDletのディレクトリ構造と一致するディレクトリ構造を有している。現行のMIDletにおけるMIDletアップデータの、1つ以上のファイルのインストールでは、現行のMIDletをディレクトリに解凍するステップを含んでいる。その後、MIDletアップデータをディレクトリに解凍する。そして、このディレクトリにおけるファイルを再パッケージ化し、現行のMIDletの更新バージョンを作成する。
上記MIDletアップデータにおける1つ以上のファイルには、1つ以上の交換ファイルおよび/または1つ以上の新しいファイルが含まれている。また、現行のMIDletにおいて、MIDletアップデータの1つ以上のファイルをインストールするステップでは、現行のMIDletにおけるファイルを、交換ファイルに置き換えるステップおよび/または現行のMIDletにおける新しいファイルを作成するステップを含む。
また、記述子を上記サーバから受信した場合、該記述子によってアップデータが識別されるか否かに関して決定がなされる。また、このステップでは、記述子がアップデートプロパティを含んでいるか否かについて決定するステップを含んでいる。
ここで、上記記述子によりアップデータが識別されているものと決定された場合、アップデートされるであろうMIDletが識別される。このステップでは、上記記述子が対応するプロパティに一致している、1つ以上のプロパティを含む他の記述子を、移動通信機器において検索するステップを含んでいる。
また、本実施の形態に係る方法では、上記記述子により識別されたアップデータがMIDletに対して有効かどうかについて決定することもできる。そして、このアップデータの有効性を決定するステップでは、上記記述子における第一バージョンプロパティが、上記MIDletの記述子における第二バージョンプロパティよりも後のMIDletのバージョンを適用することと決定するステップを含んでいる。なお、上記記述子からの情報は、ユーザに提供される。
また、本実施の形態では、現行のMIDletへのアップデートを実現するための方法を実行するために構成された移動通信機器も開示している。この移動通信機器は、プロセッサと、該プロセッサと電気的に通信するメモリとを備えている。そして、上記メモリ内には命令が格納されている。この命令とは、現行のMIDletへのアップデートを実現するための上述した方法を実行可能とするものである。また、この本実施の形態に係る移動通信機器では、現行のMIDletへのアップデートを実現する方法を実行するための、実行可能な命令を含むコンピュータで読み取り可能な記録媒体もまた開示している。
ここで、本発明に係る様々な実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面において、類似した参照符号は、同一のまたは機能的に類似した構成要素を示すものとする。また、概略的に記述され、これら図面によって示されているように、本発明に係る実施形態は、多種多様な構成で配置し設定することができる。したがって、図にて示すように、以下において詳述する本発明に係るいくつかの典型的な実施形態は、請求の範囲に記載されている本発明の範囲を限定することを意図したものではなく、単に本発明に係る実施形態を代表したものである。
なお、上記「典型的な」という用語は、ここでは単に「例、事例、説明となる」ことを意味しているだけであって、ここで「典型的な」ものとして説明されている実施形態は、必ずしも他の実施形態よりも好ましい、あるいは優れているものであると解釈されるべきではない。また、実施形態の様々な特徴が図中に示されているが、この図面は特に示唆されない限り、必ずしも縮尺どおりではない。
ここで開示された実施形態の多くの特性は、コンピュータソフトウェア、コンピュータのハードウェア、またはそれら両方の組み合わせとして実現できるものである。このようなソフトウェアとハードウェアとの互換性をはっきりと図示するために、概して、機能性の観点から、様々な構成部材を示している。このような機能性がハードウェアとして実現されるかソフトウェアとして実現されるかは、特定のアプリケーションおよびシステム全体により強いられた設計制約に依存するものである。また、当業者は各特定のアプリケーションごとに応じた、様々な方法で記述した上記機能性を実施することができるが、そのような実施の決定は、本発明の範囲から逸脱するものであると解釈されるべきではない。
上述した機能性をコンピュータソフトウェアとして実現する場合、このソフトウェアは、記憶装置に格納されている、および/または電気信号としてシステムバスまたはネットワークを介して伝送される、あらゆる種類のコンピュータへの命令、あるいはコンピュータ実行コードを含むものである。また、ここに記述した構成部材に関連した機能性を実現するためのソフトウェアは、1つの命令または多数の命令を含んでおり、また、様々な異なる命令セグメントを介し、異なるプログラム間で、およびいくつかの記憶装置にわたって配信される。
上述したように、上記モバイル情報デバイスプロファイル(MIDP)は、アーキテクチャ、ならびに携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ページャなどのような移動通信機器(MID)用のアプリケーション開発環境を容易に実現させる、関連するアプリケーションプログラミングインターフェース(API)を規定するものである。そして、このMIDP用に記述されたアプリケーションを、MIDletと称する。なお、図1は、実施の形態に係るMIDletをアップデートするためのシステム100における構成部材を示す。このシステム100は、1つ以上のMIDletスイートおよびダウンロード用の1つ以上のMIDlet記述子を提供するサーバシステム102を備えている。
また、アプリケーション開発者は、現行のMIDlet(図1では不図示)をアップデートするための、1つ以上のファイル104を作成することができる。例えば、このファイル104によって、MIDletに対してさらなる機能性を提供したり、MIDlet内で発見されたエラーを修正したりすることができる。なお、このファイル104は、Javaクラスファイルや、例えば画像のようなコンテンツファイルなどを含んでいてもよい。
また、図示した上記実施形態では、上記ファイル104は、交換ファイル104aおよび新しいファイル104bを含んでいる。この交換ファイル104aは、現行のMIDletにおいてすでに存在しているファイルに関する、より新しいバージョンであり、新しいファイル104bは、現行のMIDletに関連する新たなファイルである。言い換えると、ファイル104bは、現行のMIDletに関連するファイルであり、新たに追加されるファイルである。つまり、現行のMIDletでは、以前にインストールされた旧バージョンにおいてファイル104bを含んでいない。
パッケージ化コンポーネント106は、MIDletアップデータ108を作成するために、ファイル104bおよびファイル104aをパッケージ化するものである。いくつかの実施形態では、このパッケージ化コンポーネント106は、Javaアーカイブツール(Java Achieve Tool)であってもよく、ファイル104をJAR(Java archive)ファイルとともにパッケージ化する。
また、パッケージ化コンポーネント106は、現行のMIDletのディレクトリ構造と一致する、MIDletアップデータ108用のディレクトリ構造を作成するものでもある。より具体的には、現行のMIDletのベースディレクトリと一致するベースディレクトリが提供される。それに加えて、上記MIDletアップデータ108において、現行のMIDletのサブディレクトリと一致するサブディレクトリが作成される。なお、本実施の形態に係るパッケージ化コンポーネントによって、作成手段および転送手段を実現する。
上記ファイル104は、現行のMIDletのディレクトリ構造における所望の位置に対応したディレクトリ構造112における位置に配置される。例えば、ファイル104が現行のMIDletのベースディレクトリにインストールされる場合、該ファイル104はMIDletアップデータ108のベースディレクトリに配置されることになる。同様に、ファイル104が現行のMIDletの特定のサブディレクトリにインストールされる場合、該ファイル104はMIDletアップデータ108のサブディレクトリに配置されることになる。
MIDPの仕様によると、MIDにおけるダウンロードに利用可能な各MIDletまたはMIDletスイート用に記述子を作成する。なお、この記述子は、MIDletに関連するが、該MIDletとは別のファイルである。また、MIDlet用の記述子は、MIDletの名称、またはMIDletのサイズなどMIDletに関する情報を含んでいる。
図示した実施形態では、パッケージ化コンポーネント106は、MIDletアップデータ108用の記述子110もまた作成する。この記述子110は、MIDletアップデータ108に関連するが、該MIDletアップデータ108とは別のファイルであり、MIDletアップデータ108に関する情報を含んでいる。すなわち、より具体的には、この記述子110は、アップデートプロパティ116、バージョンプロパティ118、および1つ以上の標準プロパティ120を含む、様々なプロパティを含んでいる。上記アップデートプロパティ116は、記述子110が、新しいMIDletに対立するものとしての現行のMIDletへのアップデータを識別していることを示すものである。なお、このアップデートプロパティ116は、現在MIDPの仕様において定義されていない。また、上記バージョンプロパティ118は、現行のMIDletのバージョン番号を識別するものである。なお、この現行のMIDletのバージョン番号とは、MIDletアップデータ108から、ファイル104が一旦、MIDletにインストールされれば作成されるものである。また、標準プロパティ120は、現在MIDPの仕様により定義されているプロパティである。この標準プロパティ120は、例えばネームプロパティ、製造元プロパティ、サイズプロパティ、記述プロパティなどを含む。
MIDletアップデータ、およびこれに付属する記述子が一旦作成されると、MIDは記述子およびMIDletアップデータを発見し、MIDPサーバシステムからダウンロードすることができる。図2は、いくつかの実施形態において、このような機能性を実現するために使用される様々な構成部材を示している。
図2に示すシステム200は、MIDPサーバシステム202と電気的に通信している移動通信機器(MID)222を備えている。このMID222は、アプリケーションマネージャ(決定手段・記述子取得手段・アップデータ取得手段)224を備える。いくつかの実施形態では、アプリケーションマネージャ224はJavaアプリケーションマネージャ(JAM)であってもよい。MIDPの仕様では、このアプリケーションマネージャ224が、アプリケーションマネージャソフトウェア(AMS)を示すことがある。
上記アプリケーションマネージャ224は、MIDletのダウンロード、インストール、およびライフサイクルを管理するように構成されている。図示された実施形態では、現行のMIDlet240に対するアップデータ208を、MIDPサーバシステム202からダウンロード可能となっており、上記アプリケーションマネージャ224は、MIDletアップデータ208のダウンロードおよびインストールもまた管理する。
より具体的には、ある時点で、上記アプリケーションマネージャ224は、MIDletのアップデータ208用の記述子210を、MID222に転送する旨を示す要求226をMIDPサーバシステム202に送る。この要求226は、複数の記述子をMID222に送信する旨を示す、通常の要求の一部として含まれている。例えば、いくつかの実施形態では、アプリケーションマネージャ224は、MIDPサーバシステム202が、利用可能なあらゆる新しい記述子をMID222に転送するように、定期的に要求している。
そして、上記要求226に応じて、MIDPサーバシステム202におけるリクエストハンドラ228は、記述子210をMID222に送信する。上記アプリケーションマネージャ224は、ユーザインターフェース(出力手段)232を介して、情報230を記述子210からMID222のユーザに対して提供する。このことには、ユーザにMIDletアップデータ208がダウンロード可能であることを気づかせるという効果がある。
上記ユーザが記述子210に対応するアップデータをダウンロードすると決定した場合、ユーザはユーザインターフェース232を介して、MIDletのアップデータ208をダウンロードする旨を示す要求234を送信する。そして、このユーザからの要求234をアプリケーションマネージャ224が受信する。
上記ユーザからの要求234に応じて、アプリケーションマネージャ224は、MIDletアップデータ208をMID222に転送する旨を示す要求236をMIDPサーバシステム202に送る。MIDPサーバシステム202におけるリクエストハンドラ228は、要求236に応答し、MIDletのアップデータ208をMID222に送信する。
上記MID222が、MIDletアップデータ208を受信すると、アプリケーションマネージャ224は、インストーラ238を呼び出す。そして、このインストーラ238は、現行のMIDlet240に、MIDletアップデータ208からファイル204をインストールするステップによって、MIDlet240をアップデートする。例えば、インストーラ238は、現行のMIDlet240における1つ以上のファイルを交換ファイル104aと入れ替えてもよい。また代わりに、あるいは別途、現行のMIDlet240において1つ以上の新しいファイル104bを作成してもよい。
上記アップデータ208がインストールされると、上記アプリケーションマネージャ224は、アップデータがインストールされたことをMIDlet240が示すように、記述子250においてバージョンプロパティ256をアップデートする。いくつかの実施形態では、バージョンプロパティ256をアップデート記述子210におけるバージョンプロパティ118の値と等しくするように設定するステップが含まれる。
また、図2に示すシステム200は、公知のJ2MEシステムと比較していくつか有利な点を有している。上述したように、公知のJ2MEシステムでは、開発者は、所望の1つまたは複数のアップデータを含む新バージョンのMIDletを作成するステップによってMIDletをアップデートできる。しかしながら、1つまたは複数のアップデータを実行するMIDletのファイルを、MIDletの他のファイルから区別する構成(手段)は存在しない。したがって、MIDにおけるMIDlet用の1つまたは複数のアップデータを取得するために、新バージョンのMIDletがそっくりそのままダウンロードされ、前もってMIDにダウンロードされたりインストールされたりしたファイルを含んでしまう可能性がある。このように、MIDletのファイルには複数回ダウンロードされたりインストールされたりしたものがあるため、この公知のJ2MEシステムにおけるアプローチはいくぶん非効率的である。
一方、図2に示される上記システム200は、MIDletアップデータ208を有している。上記MIDletアップデータ208は、現行のMIDlet240とは区別されており、MIDlet240の完全な置き換えではない。すなわち、MIDletアップデータ208には、少なくとも現行のMIDlet240においてすでに含まれているいくつかのファイル、および交換する必要のないファイルが含まれていない。現行のMIDlet240をアップデートするために、ユーザは現行のMIDlet240の余分なコピーをダウンロードすることなく、MIDletのアップデータ208をダウンロードすることができる。したがって、ユーザはMID222において、すでにダウンロードされていたりインストールされていたりするファイルをダウンロードしなくてもよくなる。それゆえ、MIDlet240がMID222にすでにダウンロードしたりインストールしたりしている図2に示すシステム200によって、MIDlet240を公知のJ2MEシステムよりも効果的にアップデートできる。
図2に関する上記の説明は、どのようにしてMIDが、MIDPサーバシステムからMIDletアップデータを発見し、ダウンロードし、かつインストールするかを示していた。また、いくつかの実施形態では、MIDlet用のアップデータをインストールするステップは、MIDletを特定のディレクトリに解凍するステップと、次いでMIDletアップデータを同一のディレクトリに解凍するステップとによって実現することができる。なお、図3では、いくつかの実施形態で上記機能性を実現するために利用可能な様々な構成部材を示している。
また、図3に示されるシステム300は、MID322を備えている。このMID322は、現行のMIDlet340用のアップデータ308を受信する。MID322は、このアップデータ308を、例えば、図2に示すシステム200が備える移動通信機器222と同様にしてMIDPサーバシステム202等から受信することができる。なお、このMIDletアップデータ308用のファイルは、圧縮ファイルに含まれており、一方、MIDlet340用のファイルは別の圧縮ファイルに含まれている。いくつかの実施形態では、MIDletアップデータ308用のファイルをJavaアーカイブ(JAR)ファイルに格納し、MIDlet340用のファイルを別のJARファイルに格納するように構成してもよい。
上記アップデータ308をインストールするために、アプリケーションマネージャ324は、インストーラ338を呼び出す。アプリケーションマネージャからの呼び出しに応じてインストーラ338は、解凍コンポーネント344を呼び出し、これによりMIDlet340を解凍させる。より具体的には、解凍コンポーネント344は、インストーラ338からの指示に応じて、MIDlet340の1つまたは複数のファイル346を圧縮解除し、それらを特定のディレクトリに書き込む。なお、このディレクトリを、ベースディレクトリ312と称する。また、この際に、解凍コンポーネント344は、MIDlet340のディレクトリ構造を再生する。
上記MIDlet340が解凍された後、上記解凍コンポーネント344は、MIDletアップデータ308を同一のディレクトリ312に解凍する。より具体的には、解凍コンポーネント344は、MIDletアップデータ308の1つまたは複数のファイル304を圧縮解除し、同一のディレクトリ312に、元のMIDlet340のファイル346として書き込む。そして、上記解凍コンポーネント344は、MIDletアップデータ308のディレクトリ構造を再生する。
図示された実施形態では、MIDletアップデータ308のディレクトリ構造は、MIDlet340のディレクトリ構造と一致している。すなわち、MIDlet340およびMIDletアップデータ308は、同一のベースディレクトリ312を含んでおり、いくつかのまたは全ての、同一のサブディレクトリを含むこともできる。したがって、MIDletアップデータ308からのファイル304が、ベースディレクトリ312に関して、MIDlet340からのファイル346と同一の記憶場所を有する場合、MIDletアップデータ308の解凍ステップにより、ディレクトリ312において、MIDletアップデータ308からのファイル304を、MIDlet340からのファイル346に置き換えることになる。逆に、ベースディレクトリ312に関して、MIDletアップデータ308からのファイル304と同一の記憶場所を有するファイルがMIDlet340にない場合、MIDletアップデータ308の解凍ステップによって、該MIDletアップデータ308からのファイル304がディレクトリ312に作成されることになる。
一旦、上記MIDletアップデータ308をディレクトリ312において解凍すると、パッケージ化コンポーネント306は、該ディレクトリ312における全てのファイル346、304を再圧縮する。これには、アップデートされたMIDlet340´を作成するという効果がある。また。このアップデートされたMIDlet340´は、上記MIDletアップデータ308からのファイル304を含んでいる。上述したように、これらのファイル304は、旧バージョンのMIDlet340にはなかった機能性を提供することができる。また代わりに、あるいは別途これらのファイル304は、旧バージョンのMIDlet340で発見されていたエラーを修正することもできる。また、アップデートされたMIDlet340´は、旧バージョンのMIDlet340からのファイル346を少なくともいくつか含んでいる。
図3に関する上記議論では、MIDletアップデータをMIDにインストールするための方法の一例を示している。上述のように、システム300は、MIDletアップデータをMIDにインストール(またはダウンロード)する前に、MIDletアップデータ用記述子をMIDにダウンロードしている。MIDが初めに記述子を受信した場合、該記述子により、新しいMIDletに対立するものとして現行のMIDletのアップデータを識別していることを、MIDは知ることができない。このため、上記MIDがMIDPサーバシステムから記述子を受信すると、このMIDは初めに、すでにMIDにインストールされているMIDletアップデータをこの受信した記述子により識別しているか否か、または、新しいMIDletをこの記述子により識別しているか否かを決定する。図4は、いくつかの実施形態でこの機能性を実現するために利用可能な様々な構成部材を示している。
すなわち、図4に示すシステム400は、MID422を備えている。そして、このMID422は、MIDPサーバシステム(図4には図示せず)から記述子410を受信している。また、記述子410はアップデートプロパティ416を含んでいる。前述のとおり、アップデートプロパティ416は、新しいMIDletに対立するものとして、現行のMIDletへのアップデータを記述子410により識別していることを示す。したがって、図示された実施形態では、MID422におけるアプリケーションマネージャ424が、記述子410がアップデートプロパティ416を含んでいることを決定することによって、現行のMIDletへのアップデータを識別することができる。
つまり、上記MID422には、すでにインストールされた多くのMIDletが存在しうる。ここで、上記アプリケーションマネージャ424が、MIDletへのアップデータを上記記述子410により識別している場合に、このアップデータが対応する特定のMIDletを識別することができることとなる。すなわち、アプリケーションマネージャ424は、MID422にインストール可能な多くのMIDletの中から、アップデートされるであろう、特定のMIDletを識別できるのである。図示された実施形態では、このステップは、上記アップデータの記述子410における、対応するプロパティと一致する1つ以上のプロパティを含む記述子を、MID422にて検索するステップによって実現できる。
より具体的には、上記MIDPサーバシステムから受信した記述子410は、ネームプロパティ420a、および製造元プロパティ420bを含んでいる。前述のとおり、ネームプロパティ420aおよび製造元プロパティ420bは、現在、MIDPの仕様において定義されている標準プロパティである。また、上記アップデータが対応するMIDlet440用の記述子450も、MID422に記憶されている。この記述子450もまた、ネームプロパティ452および製造元プロパティ454を含んでいる。
なお、上記アップデータが対応する特定のMIDletを識別するステップにおいて、上記アプリケーションマネージャ424を支援するために、上記アップデータの記述子410におけるネームプロパティ420aの値を、MIDletの記述子450におけるネームプロパティ452の値と等しくする。同様に、アップデータの記述子410における製造元プロパティ420bの値を、MIDletの記述子450における製造元プロパティ454の値と等しくする。したがって、アップデータが対応する特定のMIDletを識別するために、アプリケーションマネージャ424は、アップデータの記述子410におけるネームプロパティ420aおよび製造元プロパティ420bに一致するネームプロパティ452および製造元プロパティ454を有する記述子450が発見されるまで、MID422において記憶されている記述子を検索する。
上記アプリケーションマネージャ424が、記述子410を参照して、アップデートされるであろう、特定のMIDletを一旦、識別すると、アップデータがMIDlet440に対して有効かどうかを決定する。例えば、MID422においてインストールされているバージョンと異なるMIDlet440のバージョンがアップデートされる場合、このアップデータは有効とはならないかもしれない。いくつかの実施形態では、上記アップデータが有効かどうかを決定するステップは、上記アップデータの記述子410におけるバージョンプロパティ418が、上記MIDletの記述子450におけるバージョンプロパティ456よりも後の、MIDlet440のバージョンを適用するかどうかを決定するステップによって実現できる。
より具体的には、図示された実施形態では、上記アップデータの記述子410におけるバージョンプロパティ418は、メジャーフィールド458、マイナーフィールド460、およびマイクロフィールド462を含んでいる。同様に、上記MIDletの記述子450におけるバージョンプロパティ456は、メジャーフィールド464、マイナーフィールド466、およびマイクロフィールド468を含んでいる。そして、以下、3つの条件のいずれかが満たされる場合、上記記述子に関連付けられているアップデータはMIDlet440に対して有効であるといえる;(1)アップデータの記述子410におけるバージョンプロパティ418のメジャーフィールド458が、MIDletの記述子450におけるバージョンプロパティ456のメジャーフィールド464よりも大きい。(2)アップデータの記述子410におけるバージョンプロパティ418のメジャーフィールド458が、MIDletの記述子450におけるバージョンプロパティ456のメジャーフィールド464よりも大きくはないが、アップデータの記述子410におけるバージョンプロパティ418のマイナーフィールド460は、MIDletの記述子450におけるバージョンプロパティ456のマイナーフィールド466よりも大きい、または(3)アップデータの記述子410におけるバージョンプロパティ418のメジャーフィールド458が、MIDletの記述子450におけるバージョンプロパティ456のメジャーフィールド464よりも大きくなく、かつアップデータの記述子410におけるバージョンプロパティ418のマイナーフィールド460もMIDletの記述子450におけるバージョンプロパティ456のマイナーフィールド466よりも大きくないが、アップデータの記述子410におけるバージョンプロパティ418のマイクロフィールド462は、MIDletの記述子450におけるバージョンプロパティ456のマイクロフィールド468よりも大きい。
次に、図5を参照して、図1および図2に示すMIDPサーバシステム102・202における、現行のMIDlet240にアップデータを提供する方法を説明する。
図5は、現行のMIDlet240にアップデータを提供する方法500の一実施例を示している。なお、この方法500は、MIDPサーバシステム102が有する各構成部材によって実現できる。さらにまた、この方法500は、図2に示すMIDPサーバシステム202が有する各構成部材によって実現できる。
まず、現行のMIDlet240をアップデートするための1つ以上のファイル104が提供される(502)。このファイル104によって、MIDlet240へさらなる機能性を提供したり、MIDlet240において発見されたエラーを修正したりすることができる。なお、このファイル104は、Javaクラスファイル、例えば画像のようなコンテンツファイルなどを含んでいる。
次に、パッケージ化コンポーネント106は、ファイル104をパッケージ化し(504)、それによりMIDletアップデータ108を作成する。すなわち、上記パッケージ化コンポーネント106は、ファイル104をパッケージ化するステップ504の一部として、現行のMIDlet240のディレクトリ構造に一致する、MIDletアップデート108用のディレクトリ構造112を作成する(506)。例えば、現行のMIDlet240のベースディレクトリに一致するベースディレクトリを提供することができ、加えて、MIDletアップデータ108において、現行のMIDlet240のサブディレクトリに一致するサブディレクトリを作成することができる。
次に、上記パッケージ化コンポーネント106は、上記ファイル104を、現行のMIDlet240における所望の位置に対応する、MIDletアップデータ108のディレクトリ構造における位置に配置する(508)。例えば、ファイル104を現行のMIDletのベースディレクトリにインストールさせる場合、ファイル104を、MIDletアップデータ108のベースディレクトリに配置させることもできる。同様に、ファイル104を現行のMIDletの特定のサブディレクトリにインストールさせる場合、このファイル104をMIDletアップデータ108のサブディレクトリに配置させることもできる。
そして、上記パッケージ化コンポーネント106は、上記MIDletアップデータ108用の記述子110を作成する(510)。なお、この記述子110は、MIDletアップデータ108に関連する情報を含み、該MIDletアップデータ108とは別個のファイルとして作成される。例えば、この記述子110は、アップデータ108に関連する情報として、ベンダー名、アプリケーション名、アプリケーションバージョンなどを含む。
上記パッケージ化コンポーネント106は、アップデートプロパティ116を上記記述子110に追加する(512)。アップデートプロパティ116は、記述子110により、新しいMIDletに対立するものとして現行のMIDletへのアップデータを識別するものである。そして、上記パッケージ化コンポーネント106は、バージョンプロパティ118を記述子110に追加する(514)。ここでバージョンプロパティ118とは、上記MIDletアップデータ108からのファイル104が一旦、MIDlet240にインストールされると作成される、現行のMIDletのバージョン番号を識別するものである。そして、パッケージ化コンポーネント106は、記述子110を、MIDletアップデータ108に関連づける(516)。
続いて、上記MIDPサーバシステム102が備えるリクエストハンドラ228、すなわち、MIDPサーバシステム202が備えるリクエストハンドラ228は、記述子110をMID222に送信する旨を示す要求をMID222から受信する。これに対して、リクエストハンドラ228は、記述子110(図2において記述子210)をMID222に送信する(518)ことによって、この要求を満たす。また、リクエストハンドラ228は、ある時点で、MID222からの、上記MIDletアップデート108をMID222に送信させる旨を示す要求を受信する(520)。そして、リクエストハンドラ228は、MIDletアップデート108(図2においてMIDletアップデータ208)をMID222に送信する(522)ことによってこの要求を満たす。
次に、図6を参照して、図2に示す移動通信機器222における、現行のMIDlet240にアップデータを提供する方法を説明する。
図6は、現行のMIDlet240へのアップデータを取得する方法600の一実施例を示している。なお、この方法600は、図2に示すMID222が備える各構成部材によって実現できる。
アプリケーションマネージャ224は、MIDPサーバシステム202からMIDletアップデート208用の記述子210を受信する(602)。すなわち、上記した(520)に示すように、移動通信機器222は、MIDPサーバシステム202から記述子210を取得することができる。アプリケーションマネージャ224は、記述子210により、(独立型のMIDletの識別に対して、)すでに上記MID222にインストールされているMIDlet240に対する、アップデータの識別を決定する(604)。そして、アプリケーションマネージャ224は、記述子を参照して、アップデートされるであろうMIDletを識別し(606)、該記述子に関連付けられているアップデータが該MIDletに対して有効であることを決定する(608)。
上記アプリケーションマネージャ224は、上記記述子210からの情報230を上記MID222のユーザに提供する(610)。これは、該ユーザに対して、上記MIDletアップデータ208をダウンロード可能であることを気づかせるという効果がある。ユーザが記述子210に対応するアップデータをダウンロードすると決定した場合、アプリケーションマネージャ224は、MIDletアップデータ208をダウンロードする旨を示す、該ユーザからの要求を受け付ける(612)。そして、ユーザからの要求に応じて、アプリケーションマネージャ224は、上記MIDPサーバシステム202に対して、MIDletアップデータ208をMID222に転送する旨を示す要求236を送信する(614)。MIDPサーバシステム202におけるリクエストハンドラ228が上記要求を満たすと、アプリケーションマネージャ224は、MIDPサーバシステム202からMIDletアップデート208を受信する(616)。
上記MID222が上記MIDletアップデート208を受信すると、上記アプリケーションマネージャ224は、インストーラ238を呼び出し、該インストーラが現行のMIDlet240にMIDletアップデータ208のファイル204をインストールする(618)。例えば、インストーラ238は、現行のMIDlet240における1つ以上のファイルを1つか複数の交換ファイル104aに置き換えることができる。また代わりに、あるいは別途、インストーラ238は現行のMIDlet240において1つ以上の新しいファイル104bを作成することもできる。
なお、本発明に係るMID222は下記の構成を有するものであるといえる。すなわち、アプリケーションマネージャ224は、MIDletアップデータ208用の記述子210をMIDPサーバシステム202から受信し、MID222にすでにインストールされた、MIDlet240へのアップデータを記述子210が識別していることを決定する。また、アプリケーションマネージャ224は、アップデートされるであろうMIDlet240を識別し、アップデータがMIDlet240に対して有効であることを決定する。アプリケーションマネージャ224は、記述子210からの情報をMID222のユーザに提供する。ユーザが記述子210に対応するアップデータをダウンロードすると決定した場合、アプリケーションマネージャ224は、MIDletアップデータ208をMID222に転送する旨の要求をMIDPサーバシステム202に送信する。アプリケーションマネージャ222がMIDletアップデータ208をMIDPサーバシステム202から受信すると、インストーラ238は現行のMIDlet240にMIDletアップデータ228のファイルをインストールする。
次に、図7を参照して、現行のMIDletへのアップデータを取得する方法を実行するように構成されたコンピュータシステム701について説明する。
図7は、コンピュータシステム701で用いられる一般的な主要なハードウェア構成部材を示すブロック図である。図示された構成部材は同一の物理的構造内に備えられていてもよいし、別のハウジングまたは構造内に備えられていてもよい。
上記コンピュータシステム701は、プロセッサ703およびメモリ705を備えている。このプロセッサ703は、コンピュータシステム701の各部の各種動作を制御し、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、または公知の他のデバイスによって実現することができる。プロセッサ703は、一般に、メモリ705に記憶されているプログラム命令に基づいて論理演算および算術演算を行う。
ここで用いられているように、メモリ705という用語は、電子情報を記憶可能なあらゆる電子的構成要素として広く定義されており、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、RAM内のフラッシュメモリ素子、上記プロセッサ703に含まれるオンボードメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタなどとして実現することができる。該メモリ705は、一般に、プログラム命令および多種の情報を記憶している。なお、このプログラム命令とは、ここに開示された方法のいくつかまたは全てを実行するために、上記プロセッサ703によって実行可能なものである。
上記コンピュータシステム701は、一般的には、他の電子デバイスと通信を確立するための1つ以上のコミュニケーションインターフェース707を備えている。コミュニケーションインターフェース707は、有線通信技術または無線通信技術に基づくものであってもよいし、またはその両方に基づくものであってもよい。別のタイプのコミュニケーションインターフェース707としては、シリアルポート、パラレルポート、ユニバーサルシリアルバス(USB)、イーサネット(登録商標)・アダプタ、IEEE1394バス・インターフェース、SCSI(小型コンピュータ用周辺機器インターフェース)バス・インターフェース、赤外線(IR)通信ポート、Bluetooth(登録商標)無線通信アダプタなどが挙げられる。
上記コンピュータシステム701は、一般に、1つ以上の入力装置709および1つ以上の出力装置を備えている。別のタイプの入力装置709の例として、キーボード、マウス、マイクロフォン、遠隔制御装置、ボタン、ジョイスティック、トラックボール、タッチパッド、ライトペンなどが挙げられる。また、別のタイプの出力装置711の例として、スピーカ、プリンタなどが含まれる。一般的には、コンピュータシステムが備える出力装置の特定のタイプの一例としては、ディスプレイ装置713が挙げられる。ここで開示された実施形態で用いられるディスプレイ装置713は、ブラウン管(CRT)、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)、ガスプラズマ、電子発光など、あらゆる好適な画像投影技術を利用することができる。また、ディスプレイ制御装置715が、メモリ705に格納されたデータを、(必要に応じて)テキスト、画像、および/または動画に変換するために備えられている。
もちろん、図7は、コンピュータシステム701の可能な構成の1つを示しているだけであり、他の様々なアーキテクチャおよび構成部材を用いることもできる。
情報および信号は、さまざまな科学技術および技法のいずれを用いても表示可能とすることができる。例えば、上記した記述を通して言及されたデータ、命令、指令、情報、信号、ビット、記号、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界、磁性粒子、光学フィールドもしくは光学粒子、またはそれらのあらゆる組み合わせによって表示可能である。
ここで開示された実施形態に関連して記述された、具体例として挙げた様々な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはそれら両方の組み合わせにより実現できる。このハードウェアとソフトウェアとの互換性を明確に説明するために、具体例として挙げた様々な構成部材、ブロック、モジュール、回路、および処理工程を、概してそれらの機能性に関して、上述した。そのような機能性がハードウェアとして実現されるかソフトウェアとして実現されるかについては、特定のアプリケーションおよびシステム全体により制限される設計制約に依存する。当業者は、上述の機能性を各特定の用途のために様々な方法で実施可能であるが、そのような実施の決定は、本発明の範囲からの逸脱を引き起こすものとして解釈されるべきではない。
本明細書にて開示した実施形態に関連して記述した、様々な実施例での論理ブロック、モジュール、および回路を、汎用プロセッサ、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ信号(FPGA)、もしくは他のプログラム可能な論理回路、または個別ゲート、トランジスタ論理、個別のハードウェア構成部材、あるいは本実施の形態で示した機能性を実現できるように構成されたこれら各部材のあらゆる組み合わせによって、実行または実施可能とする。また、上記汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいが、別法としては、従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってもよい。上記プロセッサは、コンピュータ・デバイスの組み合わせとして実装できる。
なお、このコンピュータ・デバイスの組み合わせとは、例えばDSPおよびマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサの組み合わせ、DSPコアと結合した1つ以上のマイクロプロセッサの組み合わせ、またはこれらの別の機器構成などである。
ここで開示された上記実施形態に関連して記述された方法またはアルゴリズムによる上記ステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュール、またはそれらの組み合わせにおいて直接実施されてもよい。また、このソフトウェア・モジュールを、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または公知となっている他のあらゆる形式の記録媒体に備える構成であってもよい。実施例では、上記記録媒体は、プロセッサに結合されていた。このようなプロセッサは、この記憶媒体から情報を読み取ったり、情報を書き込んだりすることができる。また、別の方法として、記録媒体をプロセッサと一体に構成してもよい。また、該プロセッサおよび記録媒体をASICに備える構成であってもよく、そして該ASICがユーザ端末に備えられていてもよい。また、別の方法として、プロセッサおよび記憶媒体を個別部品としてユーザ端末に備える構成であってもよい。
本明細書で開示した方法では、この方法を達成するための1つ以上のステップまたは動作を含んでいる。また、この方法のステップおよび/または動作は、本発明の範囲から逸脱することなく、互いに入れ替えることができる。すなわち、上記実施形態を適切に作動させるためのステップまたは動作において特定の順序が要求されない場合、特定のステップおよび/または動作の特定の順序および/または使用は、本発明の範囲から逸脱することなく、変更することができる範囲である。
本発明の特定の実施形態および応用例について図示し、説明したが、本発明は、明細書中において開示されたまさにその構成および構成要素に限定されるものではない。当業者には明白な様々な修正、変更、および変形が、本発明の精神と範囲とから逸脱することなく、ここで開示された本発明の上記方法およびシステムの配置、操作、および細部において可能である。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る1つ以上のMIDletスイートおよびダウンロード用の1つ以上のMIDlet記述子を提供するサーバシステムにおいて、現行のMIDletにアップデータを提供する方法は、MIDletアップデータを作成するように1つ以上のファイルをパッケージ化するステップにおいて、該MIDletアップデータが現行のMIDletの完全な置き換えを含まない。このため、現行のMIDletをアップデートするために、現行のMIDletの余分なファイルのコピーをダウンロードさせることなく、ダウンロードを効率的に実行することができるMIDletのアップデータを提供することに利用できる。
MIDletアップデータおよび付属する記述子を作成するために使用することができるサーバシステムの構成部材を示している。 MIDがMIDletアップデータを発見し、ダウンロードしMIDPサーバシステムからインストールする場合に使用可能な様々な構成部材を示すブロック図である。 MIDletアップデータをダウンロードするために使用可能なMIDにおける様々な構成部材を示すブロック図である。 記述子がMIDletアップデータを識別するかどうかを決定するために使用可能なMIDにおける様々な構成部材を示すブロック図である。 現行のMIDletにアップデータを提供する方法に関する実施例を示す図である。 現行のMIDletのアップデータを取得する方法の実施例を示す図である。 コンピュータシステムで用いられる典型的な主要ハードウェア構成部材を示すブロック図である。
符号の説明
102 MIDletサーバシステム
104a 交換ファイル
104b 新たなファイル
106 パッケージ化コンポーネント(作成手段・転送手段)
108 MIDletアップデータ
110 ディレクトリ構造
116 アップデートプロパティ
118 バージョンプロパティ
202 MIDletサーバシステム
204 ファイル
208 MIDletアップデータ
210 記述子
222 移動通信機器
224 アプリケーションマネージャ(決定手段・記述子取得手段・アップデータ取得手段)
226 要求
230 情報
232 ユーザインターフェース(出力手段)
234 要求
240 MIDlet
256 バージョンプロパティ
304 アップデータからのファイル
308 MIDletアップデータ
312 ディレクトリ
322 移動通信機器
324 アプリケーションマネージャ
340 MIDlet
346 MIDletからのファイル
701 コンピュータシステム
703 プロセッサ
705 メモリ

Claims (22)

  1. 1つ以上のMIDletスイートおよびダウンロード用の1つ以上のMIDlet記述子を提供するサーバシステムにおいて、現行のMIDletにアップデータを提供する方法であって、
    上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを提供するステップと、
    MIDletアップデータを作成するように1つ以上のファイルをパッケージ化するステップとを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、
    さらに、上記MIDletアップデータ用の記述子を作成するステップと、
    アップデートプロパティを上記記述子に追加するステップであり、該アップデートプロパティが、MIDletアップデータを、現行のMIDletへのアップデータとして識別するステップと、
    上記記述子を上記MIDletアップデータに関連付けるステップと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 上記現行のMIDletのディレクトリ構造と一致する、上記MIDletアップデータ用のディレクトリ構造を作成するステップと、
    上記1つ以上のファイルの各々を、上記現行のMIDletのディレクトリ構造における所望の位置に対応する、上記ディレクトリ構造における位置に配置するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. バージョンプロパティを上記記述子に追加するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 上記バージョンプロパティがメジャーフィールド、マイナーフィールド、およびマイクロフィールドを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 上記記述子を移動通信機器に送信するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 上記MIDletアップデータを移動通信機器に送信する旨の要求を、該移動通信機器から受信するステップと、
    上記要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に送信するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 上記1つ以上のファイルの各ファイルを、交換ファイルおよび新しいファイルからなるグループから選択することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 移動通信機器において、現行のMIDletへのアップデータを取得する方法であって、
    MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップを含み、上記MIDletアップデータが、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、該現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、
    さらに、上記ユーザからの要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に転送する旨の要求をサーバに送信するステップと、
    上記サーバから上記MIDletアップデータを受信するステップと、
    上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルを、上記現行のMIDletにインストールするステップと、を含むことを特徴とする方法。
  9. 上記MIDletアップデータが、上記現行のMIDletのディレクトリ構造と一致するディレクトリ構造を有していることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルを、上記現行のMIDletにインストールするステップが、
    上記現行のMIDletをディレクトリに解凍するステップと、
    その後、上記MIDletアップデータを上記ディレクトリに解凍するステップと、
    上記ディレクトリにおけるファイルを再パッケージ化し、上記現行のMIDletの更新バージョンを作成するステップと、を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルを、上記現行のMIDletにインストールするステップが、
    上記現行のMIDletにおけるファイルを、交換ファイルに置き換えるステップと、上記現行のMIDletにおいて新しいファイルを作成するステップとのうちの、少なくとも1つのステップを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  12. 上記サーバから記述子を受信するステップと、
    上記記述子がアップデータを識別していることを決定するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  13. 上記記述子がアップデータを識別していることを決定するステップが、該記述子がアップデートプロパティを含んでいることを決定するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 上記アップデートされるであろうMIDletを識別するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 上記アップデートされるであろうMIDletを識別するステップは、上記記述子における対応するプロパティと一致する1つ以上のプロパティを含む他の記述子を、上記移動通信機器において検索するステップを含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 上記アップデータが上記MIDletに対して有効であることを決定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 上記アップデータが有効であることを決定するステップは、上記記述子における第一バージョンプロパティが、上記MIDletの記述子における第二バージョンプロパティよりも後のMIDletのバージョンを適用することと決定するステップを含むことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 上記記述子からの情報をユーザに提供するステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  19. 現行のMIDletへのアップデータを取得する方法を実行するように構成されたコンピュータシステムであって、
    プロセッサと、
    上記プロセッサと電気的に通信しているメモリとを備え、該メモリ内には命令が記憶されており、
    上記命令が、
    MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、該現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、
    さらに、上記ユーザからの要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に転送する旨の要求をサーバに送信するステップと、
    上記サーバから上記MIDletアップデータを受信するステップと、
    現行のMIDletに上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルをインストールするステップと、を含む方法を実行可能とすることを特徴とするコンピュータシステム。
  20. 現行のMIDletへのアップデータを取得する方法を実施するための、実行可能な命令を含むコンピュータで読み取り可能な記録媒体であって、
    上記方法が、
    上記MIDletアップデータをダウンロードする旨のユーザからの要求を受信するステップを含み、上記MIDletアップデータは、上記現行のMIDletをアップデートする1つ以上のファイルを含むが、該現行のMIDletの完全な置き換えを含んでおらず、
    さらに、上記ユーザからの要求に応じて、上記MIDletアップデータを上記移動通信機器に転送する旨の要求をサーバに送信するステップと、
    上記サーバから上記MIDletアップデータを受信するステップと、
    上記現行のMIDletに上記MIDletアップデータの1つ以上のファイルをインストールするステップと、を含むことを特徴とする記録媒体。
  21. 移動通信機器からの要求に応じて、MIDletへのアップデート用のデータであるMIDletアップデータを該移動通信機器に転送するサーバであって、
    現行のMIDletに対するアップデート用のファイルをパッケージ化してMIDletアップデータを作成するとともに、該MIDletアップデータを識別するための情報を含む記述子を作成する作成手段と、
    上記作成手段によって作成された上記MIDletアップデータと上記記述子とを関連づけて上記移動通信機器に転送する転送手段と、を備えることを特徴とするサーバ。
  22. 自装置において保持するMIDletの、アップデート用データにより、該MIDletをアップデートする移動通信機器であって、
    上記アップデート用データを識別するための情報を含む記述子を取得する記述子取得手段と、
    上記記述子取得手段により取得された記述子に基づき、上記MIDletアップデータが、上記MIDletのアップデートに有効なデータであるか否かを決定する決定手段と、
    上記決定手段によって有効であると決定されたMIDletアップデータの記述子の情報をユーザに出力する出力手段と、
    上記ユーザから上記MIDletアップデータの取得が指示された場合、上記記述子により識別されるMIDletアップデータを取得するアップデータ取得手段と、を備えることを特徴とする移動通信機器。
JP2006110269A 2005-04-13 2006-04-12 移動通信機器におけるアプリケーションをアップデートするためのシステム、およびその方法 Pending JP2006294041A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/105,075 US8549049B2 (en) 2005-04-13 2005-04-13 Systems and methods for updating an application on a mobile information device

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006294041A true JP2006294041A (ja) 2006-10-26

Family

ID=37109803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006110269A Pending JP2006294041A (ja) 2005-04-13 2006-04-12 移動通信機器におけるアプリケーションをアップデートするためのシステム、およびその方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8549049B2 (ja)
JP (1) JP2006294041A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019139683A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 株式会社カプコン パッケージソフトウェア作成プログラム及びそれを用いたパッケージソフトウェア作成方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080189781A1 (en) * 2007-02-02 2008-08-07 Sharp Laboratories Of America, Inc. Remote management of electronic devices
US9112891B2 (en) * 2007-02-02 2015-08-18 Sharp Laboratories Of America, Inc. Remote firmware management for electronic devices
WO2008153416A1 (en) * 2007-06-15 2008-12-18 Murray Mcgovern Mobile device dynamic update
US9339727B2 (en) 2011-06-15 2016-05-17 Microsoft Technology Licensing, Llc Position-based decision to provide service
US8700709B2 (en) 2011-07-29 2014-04-15 Microsoft Corporation Conditional location-based reminders

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297390A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置、センター装置及び端末装置並びにリモートプログラムダウンロードシステム
JP2003091420A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Toshiba Corp 更新用プログラム、装置プログラム及びプログラム更新支援方法
WO2004054275A2 (en) * 2002-12-11 2004-06-24 Nokia Corporation Downloading software applications
JP2004227520A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Mitsubishi Electric Corp 新旧プログラム書換情報生成装置及び新旧プログラム書換情報生成方法及びプログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6308061B1 (en) * 1996-08-07 2001-10-23 Telxon Corporation Wireless software upgrades with version control
US5974454A (en) * 1997-11-14 1999-10-26 Microsoft Corporation Method and system for installing and updating program module components
US6675382B1 (en) * 1999-06-14 2004-01-06 Sun Microsystems, Inc. Software packaging and distribution system
JP3669619B2 (ja) * 1999-09-06 2005-07-13 富士通株式会社 無線端末装置のソフトウェア更新方法及びその装置
EP1340167A2 (en) * 2000-11-28 2003-09-03 4thPass Inc. Method and system for maintaining and distributing wireless applications
KR100438698B1 (ko) * 2001-07-07 2004-07-05 삼성전자주식회사 자바어플리케이션간의 커뮤니케이션을 이용한자바어플리케이션 미들렛의 실행방법
US20030056194A1 (en) * 2001-07-16 2003-03-20 Lino Iglesias Enhanced software components
US20030081002A1 (en) * 2001-10-30 2003-05-01 Microsoft Corporation Method and system for chaining and extending wizards
US7565647B2 (en) * 2002-03-22 2009-07-21 Sun Microsystems, Inc. Markup compiler that outputs MIDlets
AU2003277881A1 (en) 2002-09-23 2004-04-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Middleware application message/event model
US7096311B2 (en) * 2002-09-30 2006-08-22 Innopath Software, Inc. Updating electronic files using byte-level file differencing and updating algorithms
US7814476B2 (en) * 2002-10-31 2010-10-12 Oracle America, Inc. Systems and methods for updating software
US7634807B2 (en) * 2003-08-08 2009-12-15 Nokia Corporation System and method to establish and maintain conditional trust by stating signal of distrust
US7562346B2 (en) * 2003-09-02 2009-07-14 Microsoft Corporation Software componentization for building a software product
US20060080351A1 (en) * 2004-10-12 2006-04-13 Nokia Corporation Super distribution of midlet suites
KR100605916B1 (ko) * 2004-11-12 2006-08-02 삼성전자주식회사 Sms를 이용한 미들릿 데이터 전송 시스템 및 방법
US7640542B2 (en) * 2005-03-24 2009-12-29 Nokia Corporation Managing midlet suites in OSGI environment

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002297390A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置、センター装置及び端末装置並びにリモートプログラムダウンロードシステム
JP2003091420A (ja) * 2001-09-14 2003-03-28 Toshiba Corp 更新用プログラム、装置プログラム及びプログラム更新支援方法
WO2004054275A2 (en) * 2002-12-11 2004-06-24 Nokia Corporation Downloading software applications
JP2004227520A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Mitsubishi Electric Corp 新旧プログラム書換情報生成装置及び新旧プログラム書換情報生成方法及びプログラム及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019139683A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 株式会社カプコン パッケージソフトウェア作成プログラム及びそれを用いたパッケージソフトウェア作成方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20060235890A1 (en) 2006-10-19
US8549049B2 (en) 2013-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11385890B2 (en) Shared software libraries for computing devices
JP5267337B2 (ja) プログラム、記憶媒体、情報処理装置、プリンタ装置およびシステム
JP5007046B2 (ja) コンポーネントベースのソフトウェア・プロダクトの保守
US10296323B2 (en) System and method for fast initial and incremental deployment of apps
CN101297286B (zh) 添加设备驱动程序的方法
TWI354887B (en) Process-readable medium, server, client computer,
US9411571B2 (en) Method and apparatus for deploying software as a service
US8418169B2 (en) Management method for managing software module and information processor
US20150169386A1 (en) Automating software availability management based on api versioning
CN111740948B (zh) 数据包发布方法、动态更新方法、装置、设备及介质
JP2011501270A (ja) 仮想マシン複製を作成するための更新の管理
JP2013517565A (ja) オペレーティングシステム自動更新手順
US8312445B2 (en) User-specified install locations
US7565544B1 (en) Systems and methods for verifying the trustworthiness of a file comprising computer instructions
JP2006294041A (ja) 移動通信機器におけるアプリケーションをアップデートするためのシステム、およびその方法
US9086938B2 (en) Information processing apparatus, control method thereof, and storage medium
US9811353B1 (en) Remotely invoking dynamic classes on a computing device
US20130159990A1 (en) Updating firmware using a mobile communication device
US20110231837A1 (en) Virtual application package reconstitution
US20120066669A1 (en) Creating a superseding software release
US8214330B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and computer program product
JP2006286003A (ja) 機能を追加するように、移動通信機器にてアプリケーションを拡張するシステム、およびその方法
US20120324439A1 (en) Configuration information management method and configuration information management device
WO2021014320A1 (en) Indexer operation and generation of index data
JP5673730B2 (ja) 情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111101

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120321