JP6968233B1 - スタータ用マグネットスイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】スタータ用マグネットスイッチの励磁コイルにアルミ線を用い、部品点数を増加させることなく、アルミ線の腐食発生を防止する。【解決手段】スタータの主回路を開閉するために磁力を発生させる励磁コイルと、前記励磁コイルが巻回されたボビンと、励磁コイルの端部が接続された金属端子が設けられたキャップと、ボビン及びキャップを保持するためのケースとを備え、励磁コイルがアルミ線により形成され、このアルミ線により形成された励磁コイルの端部は第1の半田により被覆されており、この第1の半田により被覆された前記励磁コイルの端部とキャップに設けられた金属端子とが第2の半田により接合されている。【選択図】図1

Description

本願は、スタータ用マグネットスイッチに関するものである。
スタータ用マグネットスイッチは、電気エネルギを機械エネルギに変換し、そのエネルギと内部に組み込まれたばねを利用して接点を開閉するものである。そして、その開閉により、バッテリからのエネルギをスタータのモータ部へ給電、遮断している。
スタータ用マグネットスイッチとしては、吸引コイルと保持コイルとを有し、吸引コイルと保持コイルとに流れる電流によりプランジャを吸引し、プランジャに連動して可動接点を閉じるものが知られている。可動接点が閉じた後、吸引コイルの両端の電位がほぼ等しくなると吸引コイルへの通電は停止され、保持コイルによって作られる磁束により可動接点が閉じた状態が保持される。この吸引コイルと保持コイルとには銅線を用いるのが一般的である。
一方、保持コイルにアルミ線を用いたスタータ用マグネットスイッチが開示されている(例えば、特許文献1参照)。銅よりも比重の小さいアルミを用いることで、スタータ用マグネットスイッチを軽量化することができるというメリットがある。しかし、アルミはイオン化傾向が高く、水が付着すると周辺の金属部品との間で腐食が発生してしまう。そのため、アルミ線と金属部品との接合部を水分から遮断した空間に配置して腐食対策を施したスタータ用マグネットスイッチが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭62−202435号公報 特開2009−93973号公報
特許文献2では、アルミ線と金属部品との接合部を外部から遮断された空間に配置しており、接合部の配置された空間の機密性を担保するためにシール材またはキャップ部材を使用しているので、部品点数の増加に伴い、作業性が悪化する及び材料コストが高くなる等の問題があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、アルミ線を用いても、部品点数を増加させることなく、アルミ線の腐食発生を防止することが可能なスタータ用マグネットスイッチを提供することを目的とする。
本願に開示されるスタータ用マグネットスイッチは、スタータの主回路を開閉するために磁力を発生させる励磁コイルと、前記励磁コイルが巻回されたボビンと、前記励磁コイルの端部が接続された金属端子が設けられたキャップと、前記ボビン及び前記キャップを保持するためのケースと、を備えたスタータ用マグネットスイッチであって、前記励磁コイルは、端部が第1の半田によりメッキされたアルミ線により形成され、前記第1の半田によりメッキされた前記励磁コイルの端部と前記キャップに設けられた前記金属端子とが第2の半田により接合されているものである。


本願に開示されるスタータ用マグネットスイッチによれば、部品点数を増加させることなく、アルミ線の腐食発生を防止することができ、小型軽量化が可能となる。
実施の形態1に係るスタータ用マグネットスイッチの概略構成を示す図である。 実施の形態1に係るマグネットスイッチが使用されているスタータの電気回路図である。 実施の形態1に係るスタータ用マグネットスイッチの励磁コイルにアルミ線を用いた場合の先端部における処理手順を示す図である。 実施の形態1に係るスタータ用マグネットスイッチのS端子側における励磁コイルの接続状態を示す断面図である。 実施の形態1に係るスタータ用マグネットスイッチのコネクタ側における励磁コイルの接続状態を示す断面図である。 実施の形態2に係るスタータ用マグネットスイッチのS端子側における励磁コイルの接続状態を示す断面図である。 実施の形態2に係るスタータ用マグネットスイッチのコネクタ側における励磁コイルの接続状態を示す断面図である。
以下、本願で開示されるスタータ用マグネットスイッチの実施の形態について図を参照して説明する。なお、各図中、同一符号は、同一または相当部分を示すものとする。
実施の形態1.
以下に、実施の形態1に係るスタータ用マグネットスイッチについて説明する。
図1は、実施の形態1に係るスタータ用マグネットスイッチ1の構成を示す図で、図1Aは図1B中X方向から見た図、図1Bは軸方向の一部断面図である。図2は、スタータの電気回路図である。
まず、スタータ用マグネットスイッチ1の構成について説明する。図1、2において、スタータ用マグネットスイッチ1は、スタータの主回路に設けられたメイン接点の開閉を行うものである。スタータ用マグネットスイッチ1は一端が開放されたケース5内に、通電により磁力を発生させる吸引コイル2と保持コイル3とを有する励磁コイル、励磁コイルの内周側に配置され励磁コイルの発生する磁力により軸方向に動作する可動鉄心23、励磁コイルが巻回されケース5に保持されたボビン4、ケース5の開放された一端側にケース5に嵌着された固定鉄心6、及び固定鉄心6のケース5とは反対側に取り付けられたキャップ7を備えている。
キャップ7には、バッテリ21に接続されるB端子8、スタータモータ22に接続されるM端子9、吸引コイル2と保持コイル3とが接続されるS端子10、S端子10を固定するS端子側アイレット11a、M端子9と吸引コイル2とが接続されるコネクタ12、及びコネクタ12をキャップ7に固定するコネクタ側アイレット11bが設けられている。B端子8及びM端子9は固定接点を構成する。
S端子10及びS端子側アイレット11aには吸引コイル2のS端子側口出し部2a及び保持コイル3のS端子側口出し部3aが機械的かつ電気的に接続されている。また、コネクタ12及びコネクタ側アイレット11bには吸引コイル2のコネクタ側口出し部2bが機械的かつ電気的に接続されている。
ここで、励磁コイルである吸引コイル2及び保持コイル3のうち少なくとも一方をアルミに絶縁被膜を施したアルミ線で形成する。詳細は後述するが、吸引コイル2にアルミ線を用いた場合、S端子側口出し部2a及びコネクタ側口出し部2bの絶縁被膜をそれぞれ除去し、アルミを露出させた部位に第1の半田13(図3から図5に図示)を、例えばメッキにより被覆する。その後第2の半田14を用いて、S端子側口出し部2aとS端子側アイレット11a及び保持コイル3のS端子側口出し部3a及びS端子10を接続する。また、第2の半田14を用いて、コネクタ側口出し部2bとコネクタ側アイレット11b及びコネクタ12を接続する。
保持コイル3にアルミ線を用いた場合、保持コイル3のS端子側口出し部3aの絶縁被膜を除去し、アルミを露出させた部位に第1の半田13でメッキを施す。その後第2の半田14を用いて、S端子側口出し部3aとS端子側アイレット11a及び吸引コイル2のS端子側口出し部2a及びS端子10を接続する。
吸引コイル2及び保持コイル3の両方にアルミ線を用いた場合、両者の口出し部2a、2b、3aに対して、絶縁被膜をそれぞれ除去し、上述の接続方法を行う。
図3は、吸引コイル2にアルミ線を用いた場合のS端子側口出し部2aにおける処理手順を示す図である。図3Aは絶縁被膜2cが被覆された吸引コイル2のS端子側口出し部2aを示している。図3Bでは、吸引コイル2のS端子側口出し部2aの先端側の一部の絶縁被膜2cが除去された部位2d、すなわちアルミが露出した部位が示されている。図3Cにおいて、絶縁被膜2cが除去された部位2dのアルミが露出した部位に第1の半田13がメッキされた状態を示している。図3Cでは、S端子側口出し部2aのうち絶縁被膜2cが除去された部位2d全体に第1の半田13をメッキしているが、図3Dのように絶縁被膜2cが除去された部位2dの一部にメッキを施してもよい。
なお、吸引コイル2のコネクタ側口出し部2bも同様に第1の半田13をメッキする処理を行う。
図4は、S端子10と吸引コイル2のS端子側口出し部2a及び保持コイル3のS端子側口出し部3aとの接続状態を示す断面図である。保持コイル3のS端子側口出し部3aはその先端部において絶縁被膜3cが除去された部位3dとなっており、この絶縁被膜3cが除去された部位3d及び図3で示した第1の半田13でメッキされた吸引コイル2のS端子側口出し部2aが第2の半田14によりS端子10及びS端子側アイレット11aに固定されている。すなわち、アルミ線である吸引コイル2の先端部は露出されたアルミに第1の半田13がメッキされており、金属端子であるS端子10及びS端子側アイレット11aに第2の半田14により接合されているので、一端露出したアルミは外部に露出されていない。
ここで、保持コイル3はアルミ線ではなく例えば銅線を用いているので、保持コイル3のS端子側口出し部3aの先端部で絶縁被膜3cが除去された部位3dが露出していてもよい。
図5は、コネクタ12と吸引コイル2のコネクタ側口出し部2bの接続状態を示す断面図である。図3で示したように、第1の半田13でメッキされた吸引コイル2のコネクタ側口出し部2bが第2の半田14によりコネクタ12及びコネクタ側アイレット11bに固定されている。すなわち、アルミ線である吸引コイル2の先端部は露出されたアルミに第1の半田13がメッキされており、金属端子であるコネクタ12及びコネクタ側アイレット11bに第2の半田14により接合されているので、一端露出したアルミは外部に露出されていない。
また、図4及び図5に示したように、第1の半田13でメッキされた吸引コイル2のS端子側口出し部2a及びコネクタ側口出し部2bの先端部を第2の半田14から外部に露出するように接続することにより、接続状態及び半田の馴染み性を目視で確認することができる。このとき、絶縁被膜が除去され露出した部分はそれぞれ第1の半田13でメッキされており、アルミ線を用いた吸引コイル2のアルミ素材が外部に露出していない。そのためアルミ素材へ直接の水分が付着することを遮断することが可能となり、アルミ線の腐食の発生を防ぐことができる。
さらに、第1の半田13としてその融点が第2の半田14の融点より高いものを用いれば、第1の半田13でメッキされたS端子側口出し部2a及びコネクタ側口出し部2bを第2の半田14で接続する際に第1の半田13を溶融することなく接合することができる。これにより、第1の半田13が溶融してコイルのアルミ素材が外部に露出してしまうことを防ぐことができる。従って、アルミ線へ直接水分が付着することがないので、アルミ線の腐食発生を防止することができる。
次に、スタータ用マグネットスイッチ1の使用例として図2を用いて、その動作について説明する。
エンジン始動要求により、スイッチ20が閉路され、バッテリ21からスイッチ20を経由してスタータ用マグネットスイッチ1の吸引コイル2及び保持コイル3に通電される。通電により吸引コイル2及び保持コイル3に発生した磁界により可動鉄心23が吸引され、可動鉄心23と連動して動く可動接点24が固定接点であるB端子8及びM端子9に当接し、スタータ用マグネットスイッチ1が閉路される。スタータ用マグネットスイッチ1が閉路されると、スタータモータ22に電流が供給され、スタータモータ22の回転が開始される。
スタータ用マグネットスイッチ1の閉路と同時に、コネクタ12の電位とS端子10の電位とはほぼ同じとなり、吸引コイル2には電流が流れなくなる。しかし、保持コイル3には電流が流れ続けるため可動鉄心23は吸引され続け、可動接点24は閉路を保持した状態、すなわち固定接点に当接した状態を保つ。
スタータモータ22の回転力によりエンジン(図示せず)が始動した後、スイッチ20が開路されると、S端子10へ電圧の印加がなくなり、保持コイル3に通電されなくなる。保持コイル3への通電がなくなると、バネ(図示せず)の付勢力により可動鉄心23及び可動接点24が初期位置へ押し戻される。
可動鉄心23は、スイッチ20が開路の状態、すなわち電流が流れていない状態においては、付勢バネ(図示せず)により、固定鉄心6から離れる方向に付勢されている。これが初期位置に相当する。スイッチ20が閉路の状態になると、吸引されて固定鉄心6の方向に動く。
なお、通電により励磁コイルに発生した磁界により可動鉄心23と連動して動く可動接点24が固定接点であるB端子8及びM端子9に当接するように説明したが、可動鉄心23と可動接点24が連動して動けばよく、可動鉄心23と可動接点24とは分離されていてもよい。
以上のようなスタータ用マグネットスイッチ1の動作において、アルミ線を用いた励磁コイルに腐食が発生すると正常に動作しなくなる虞がある。しかし、本実施の形態では、アルミ線を用いた励磁コイルにおいて腐食発生を防止する構造であり、スタータ用マグネットスイッチ1の信頼性が維持可能となる。
なお、実施の形態1では、吸引コイル2にアルミ線を用いた場合を例にして説明したが、これに限定されるものではなく、保持コイル3、あるいは吸引コイル2及び保持コイル3の両方にアルミ線を用いてもよい。
また、励磁コイルとして吸引コイル2と保持コイル3の2種のコイルで構成されている例を示したが、アルミ線で形成された保持コイルに吸引コイルの機能を持たせた構成でもよい。
以上のように、本実施の形態1に係るスタータ用マグネットスイッチによれば、吸引コイル2及び保持コイル3の少なくとも一方にアルミ線を用い、すなわち励磁コイルにアルミ線を用い、アルミ線で形成されたコイルの先端部であって金属端子に接続する部位の絶縁被膜を除去して第1の半田13でメッキし、この第1の半田13でメッキされた部位と金属端子とを第2の半田14により接続するようにしたので、アルミ素材が外部に露出しておらずアルミ素材へ直接の水分が付着することを遮断することが可能となり、アルミ線の腐食発生を防ぐことができる。また、部品点数を増加させることなく、アルミ線の腐食発生を防ぐことができる。
実施の形態2.
以下に、実施の形態2に係るスタータ用マグネットスイッチについて図を用いて説明する。
図6は、S端子10とアルミ線で形成された吸引コイル2のS端子側口出し部2a及び銅線で形成された保持コイル3のS端子側口出し部3aとの接続状態を示す一部断面図である。吸引コイル2のS端子側口出し部2aはその先端部が絶縁被膜2cを除去した状態であり、保持コイル3のS端子側口出し部3aはその先端部が絶縁被膜3cを除去した状態である。それぞれ絶縁被膜が除去された吸引コイル2のS端子側口出し部2a及び保持コイル3のS端子側口出し部3aが第2の半田14によりS端子10及びS端子側アイレット11aに固定されている。すなわち、アルミ線である吸引コイル2の先端部の露出されたアルミ部分は第2の半田14から外部に突出していない。そのため、アルミ素材へ直接水分が付着するのを遮断し、アルミ線の腐食の発生を防ぐことができる。
図7は、コネクタ12と吸引コイル2のコネクタ側口出し部2bの接続状態を示す一部断面図である。絶縁被膜2cが除去された吸引コイル2のコネクタ側口出し部2bは第2の半田14によりコネクタ12及びコネクタ側アイレット11bに固定されている。すなわち、アルミ線である吸引コイル2の先端部の露出されたアルミ部分は第2の半田14から外部に突出していない。そのため、アルミ素材へ直接水分が付着するのを遮断し、アルミ線の腐食の発生を防ぐことができる。
上述では、アルミ線を用いた吸引コイル2と銅線を用いた保持コイル3を例にして説明したが、吸引コイル2に銅線かつ保持コイル3にアルミ線を用い、または吸引コイル2、保持コイル3の両方にアルミ線を用いてもよい。
実施の形態2では銅線を用いた保持コイルも第2の半田14から先端が突出しない図を用いて説明したが、銅線からなるコイルは腐食しにくいため突出していてもよい。
また、励磁コイルとして吸引コイル2と保持コイル3の2種のコイルで構成されている例を示したが、実施の形態1で述べたように、アルミ線を用いた保持コイルに吸引コイルの機能を持たせた構成でもよい。
なお、実施の形態1、2において使用している「アルミ線」は、アルミまたはアルミを主成分とする金属からなる金属線を示すものである。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1:マグネットスイッチ、 2:吸引コイル、 2a:S端子側口出し部、
2b:コネクタ側口出し部、 2c:絶縁被膜、 2d:絶縁被膜が除去された部位、
3:保持コイル、 3a:S端子側口出し部、 3c:絶縁被膜、
3d:絶縁被膜が除去された部位、 4:ボビン、 5:ケース、 6:固定鉄心、
7:キャップ、 8:B端子、 9:M端子、 10:S端子、
11a:S端子側アイレット、 11b:コネクタ側アイレット、 12:コネクタ、
13:第1の半田、 14:第2の半田、 20:スイッチ、 21:バッテリ、
22:スタータモータ、 23:可動鉄心、 24:可動接点。

Claims (5)

  1. スタータの主回路を開閉するために磁力を発生させる励磁コイルと、
    前記励磁コイルが巻回されたボビンと、
    前記励磁コイルの端部が接続された金属端子が設けられたキャップと、
    前記ボビン及び前記キャップを保持するためのケースと、を備えたスタータ用マグネットスイッチであって、
    前記励磁コイルは、端部が第1の半田によりメッキされたアルミ線により形成され、
    前記第1の半田によりメッキされた前記励磁コイルの端部と前記キャップに設けられた前記金属端子とが第2の半田により接合されている、スタータ用マグネットスイッチ。
  2. 前記第1の半田によりメッキされた前記励磁コイルの端部の先端が、前記第2の半田から突出している、請求項1に記載のスタータ用マグネットスイッチ。
  3. スタータの主回路を開閉するために磁力を発生させる励磁コイルと、
    前記励磁コイルが巻回されたボビンと、
    前記励磁コイルの端部が接続された金属端子が設けられたキャップと、
    前記ボビン及び前記キャップを保持するためのケースと、を備えたスタータ用マグネットスイッチであって、
    前記励磁コイルがアルミ線により形成され、
    アルミ線により形成された前記励磁コイルの端部は第1の半田により被覆されており、
    前記第1の半田により被覆された前記励磁コイルの端部と前記キャップに設けられた前記金属端子とが第2の半田により接合されており、前記第1の半田により被覆された前記励磁コイルの端部の先端が、前記第2の半田から突出している、スタータ用マグネットスイッチ。
  4. 前記第1の半田の融点は前記第2の半田の融点よりも高い、請求項1から3のいずれか1項に記載のスタータ用マグネットスイッチ。
  5. 前記励磁コイルは吸引コイルと保持コイルとを有し、前記吸引コイル及び前記保持コイルのうち少なくとも一方のコイルがアルミ線により形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のスタータ用マグネットスイッチ。
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