JP6966279B2 - 印字ユニットおよびサーマルプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、印字ユニットおよびサーマルプリンタに関するものである。
例えば、サーマルプリンタには印字ユニットが備えられている。印字ユニットは、可動刃を待機位置から切断位置まで移動することにより、可動刃と固定刃で紙を切断する。可動刃を切断位置まで移動することにより、可動刃と固定刃との間に紙ジャム(すなわち、紙詰まり)が発生して、可動刃が固定刃に乗り上げた位置で止まってしまうことが考えられる。
この場合、紙ジャムを解除するために、操作レバーを操作することにより、可動刃と固定刃の間に隙間を開ける構成が知られている。可動刃と固定刃の間に隙間を設けることにより、紙ジャムの負荷を取り除く。紙ジャムの負荷を取り除くことにより、可動刃をバネの復元力によりホームポジション(以下、待機位置という)に戻すことが可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−40077号公報
ところで、固定刃と可動刃の間に隙間を設ける構成では、隙間より大きな紙ジャムが発生した場合に、紙ジャムの負荷を完全に取り除くことが難しい。このため、操作レバーの1回の操作で固定刃と可動刃の間に隙間を設けても可動刃が戻らないおそれがある。この場合、操作レバーを何度も操作して紙ジャムを解除する必要があり、紙ジャムの解除性が低いと言える。
また、紙ジャムが解除できないと、可動刃が固定刃に乗り上げた位置で止まった状態が解消されない。よって、固定刃が取り付けられたプリンタのカバーを開くことができない。すなわち、固定刃と可動刃とを外部に露出させることもできない。このため、隙間より大きな紙ジャムが発生した場合に、紙ジャムの解消が難しく、この観点から改良の余地が残されていた。
本発明は、このような事情に考慮してなされたもので、その目的は、紙ジャムを容易に解除できる印字ユニットおよびサーマルプリンタを提供することである。
上記の課題を解決するために本発明の一態様にかかる印字ユニットは、記録紙に印字するサーマルヘッドを有するヘッドユニットと、前記記録紙を搬送するプラテンローラを有し、前記ヘッドユニットに分離可能に組み合わされるプラテンユニットと、前記ヘッドユニットおよび前記プラテンユニットのいずれか一方に設けられた固定刃と、前記ヘッドユニットおよび前記プラテンユニットのいずれか他方に設けられ、前記固定刃に対してスライド移動する可動刃と、前記可動刃を、前記固定刃から離れた待機位置と、前記固定刃に乗り上げた切断位置との間でスライド移動させる駆動機構と、前記ヘッドユニットに対する前記プラテンユニットのロックを解除するロック解除レバーと、前記可動刃が前記切断位置に止められた状態において、前記ロック解除レバーと連動して、前記プラテンユニットのロックを解除する前に前記可動刃を前記待機位置に移動させる戻し機構と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、プラテンユニットのロックを解除する前に、ロック解除レバーを戻し機構と連動するようにした。ロック解除レバーで戻し機構を操作することにより、戻し機構で可動刃を待機位置に確実に戻すことができる。このように、可動刃を待機位置に確実に戻すことにより、固定刃と可動刃との間に発生した紙ジャムを容易に解除できる。
また、プラテンユニットのロックを解除するロック解除レバーを、戻し機構に連動させることにより、ロック解除レバーを紙ジャム除去用のレバーとして兼用できる。これにより、部品点数の増加を抑えることができ、構成の簡素化が図れる。
上記態様において、前記戻し機構は、前記駆動機構の駆動ラックに形成された戻しラックと、前記戻しラックのラック歯に噛み合い、前記ロック解除レバーに連動可能な戻しピニオンと、を備えていてもよい。
この構成によれば、戻しラックのラック歯に戻しピニオンを噛み合わせた。また、戻しピニオンにロック解除レバーを連動可能とした。よって、ロック解除レバーを操作することにより、戻しピニオンで戻しラックを待機位置に確実に戻すことができる。
ここで、戻しラックは駆動ラックに形成されている。駆動ラックには可動刃が取り付けられている。これにより、ロック解除レバーを操作することにより、戻しピニオンおよび戻しラックにより可動刃を待機位置に確実に戻すことができる。
駆動機構の駆動ラックに戻しラックを形成した。よって、駆動ラックと戻しラックとを一体に形成でき、部品点数を増やすことなく戻しラックを備えることができる。これにより、印字ユニットやサーマルプリンタの構成の簡素化が図れ、さらに、コストを抑えることができる。
上記態様において、前記戻し機構は、前記ロック解除レバーの回転中心に同軸上に回転自在に支持された第1歯車およびサンギアと、前記サンギアに噛み合うように回転自在に支持され、かつ、前記ロック解除レバーの移動に追従して公転するプラネタリギアと、前記プラネタリギアに噛み合うインターナルギアと、を備え、前記第1歯車は、前記戻しピニオンと噛み合い可能に形成されていてもよい。
この構成によれば、ロック解除レバーが回転することにより、ロック解除レバーの移動に追従してプラネタリギアが公転する。プラネタリギアが公転することにより、プラネタリギアはインターナルギアに噛み合いながら回転(自転)する。プラネタリギアの回転でサンギアが回転する。サンギアとともに第1歯車が回転する。
このように、第1歯車がロック解除レバーに対して個別に回転することにより、ロック解除レバーのストローク量に対して第1歯車の回転量を大きく確保できる。よって、ロック解除レバーのストローク量を小さく抑えた状態で、可動刃を待機位置に戻すために必要な第1歯車の回転量を確保できる。これにより、ロック解除レバーの操作性を良好に確保できる。
上記態様において、前記戻しラックは、前記戻しラックが前記切断位置に配置された状態で前記戻しピニオンと噛み合い、前記戻しラックが前記待機位置に配置された状態で前記戻しピニオンとの噛み合いを解除するように、前記可動刃の刃先の反対側に形成されたラック歯を有していてもよい。
この構成によれば、可動刃の刃先の反対側にラック歯を形成した。よって、戻しラックが待機位置に戻った状態において、戻しラックのラック歯と戻しピニオンとの噛み合いを解除できる。よって、可動刃を待機位置に戻した後、プラテンユニットのロックを解除する際に、戻しラックを移動させることなく、ロック解除レバーを操作できる。これにより、可動刃を待機位置に保持した状態でプラテンユニットのロックを解除できる。
上記態様において、前記戻しピニオンは、前記駆動ラックに噛み合う前記駆動機構の駆動ピニオンの支持軸に回転自在に設けられていてもよい。
この構成によれば、戻しピニオンを駆動ピニオンの支持軸に回転自在に設けた。よって、可動刃が待機位置にある場合には、ロック解除レバーを操作しても、そのレバー操作による動力は駆動機構および可動刃には伝達されない。これにより、紙ジャム等のエラーが発生していない状態でロック解除レバーを操作した場合には、可動刃を待機位置に保持した状態で、プラテンユニットのロックを解除できる。
上記態様において、前記戻しピニオンは、ピニオン歯のうち1歯が除去されていてもよい。
この構成によれば、戻しピニオンのピニオン歯のうち1歯を除去することにより、隣接する2つのピニオン歯間の間隔を大きく確保できる。よって、ピニオン歯をラック歯に噛み合わせる際に、ピニオン歯の先端がラック歯の先端と突き合わされることを抑制できる。これにより、ピニオン歯をラック歯に円滑に噛み合わせることができる。
上記態様において、前記第1歯車は、前記戻しピニオンに最初に噛み合い可能で、かつ、径方向内側に退避可能な第1歯部を有していてもよい。
ここで、戻しピニオンは回転自在に支持されている。よって、第1歯車の第1歯部が戻しピニオンに噛み合う際に、戻しピニオンの刃先が、第1歯部の刃先に対して当接する位置に配置されることが考えられる。戻しピニオンの刃先に第1歯部の刃先が当接した場合、第1歯車の回転が戻しピニオンで阻止される虞がある。
そこで、この構成において、第1歯車の第1歯部を径方向内側に退避可能に構成した。よって、第1歯部の刃先が戻しピニオンの刃先に当接した場合に、第1歯部を径方向内側に退避させることができる。これにより、第1歯部が戻しピニオンの刃先を乗り越えることができる。戻しピニオンの刃先を乗り越えた第1歯部は、戻しピニオンのつぎの歯部の側面に当接する。よって、戻しピニオンを第1歯部(すなわち、第1歯車)で回転させることができる。
上記の課題を解決するために本発明の一態様にかかるサーマルプリンタは、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の印字ユニットを有するサーマルプリンタにおいて、前記記録紙を収容する記録紙収容部を有するプリンタ本体に前記可動刃が設けられ、かつ、前記プリンタ本体に回動可能に連結され、前記記録紙収容部を開閉するプリンタカバーに前記固定刃が設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、サーマルプリンタに上記態様に係る印字ユニットを備えている。よって、可動刃を待機位置に確実に戻すことにより、固定刃と可動刃との間に発生した紙ジャムを容易に解除できるサーマルプリンタを提供できる。
また、本発明の一態様に係るサーマルプリンタは、プラテンユニットのロックを解除するロック解除レバーを、戻し機構に連動させることにより、ロック解除レバーを紙ジャム除去用のレバーとして兼用できる。これにより、部品点数の増加を抑えることができ、構成の簡素化が図れる。
さらに、固定刃をプリンタカバーに設け、可動刃をプリンタ本体に設けた。よって、可動刃を駆動する駆動機構をプリンタカバーに設ける必要がない。これにより、プリンタカバーの軽量化が図れ、プリンタカバーを開閉する際の操作性を良好に確保できる。
この発明の一態様の印字ユニットおよびサーマルプリンタによれば、ロック解除レバーで戻し機構を操作して、戻し機構で可動刃を待機位置に確実に戻すことができる。これにより、固定刃と可動刃との間に発生した紙ジャムを容易に解除できる。
本発明の第1実施形態に係るサーマルプリンタのプリンタカバーを閉位置に閉じた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るサーマルプリンタのプリンタカバーを開位置に開いた状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るサーマルプリンタの印字ユニットを下方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る印字ユニットの可動刃と固定刃との間で記録紙を切断する状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る印字ユニットを図3のV矢視方向から見た状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る印字ユニットを示す図3のVI−VI線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係る印字ユニットの可動刃と固定刃との間に紙ジャムが発生する動作を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態に係る印字ユニットの可動刃を待機位置に戻す動作を説明する説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサーマルプリンタのプラテンユニットとヘッドユニットとのロックを解除する動作を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係るサーマルプリンタの印字ユニットを下方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る印字ユニットを示す図10のXI−XI線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態に係る印字ユニットの可動刃と固定刃との間に紙ジャムが発生する動作を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る第1歯車の第1歯部を戻しピニオンに噛み合わせる動作を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る第1歯車の第1歯部が戻しピニオンの刃先を乗り越える動作を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る戻しピニオンのピニオン歯の刃先を乗り越えた第1歯部がつぎのピニオン歯の側面に当接する動作を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係る印字ユニットの可動刃を待機位置に戻す動作を説明する説明図である。 本発明の第2実施形態に係るサーマルプリンタのプラテンユニットとヘッドユニットとのロックを解除する動作を説明する説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
<サーマルプリンタの構成>
図1はプリンタカバー3の閉位置におけるサーマルプリンタ1を示す斜視図である。図2はプリンタカバー3の開位置におけるサーマルプリンタ1を示す斜視図である。
図1、図2に示すように、サーマルプリンタ1は、ロール紙Rから引き出された記録紙P(感熱紙、紙)に印刷を行って、記録紙Pをチケットやレシート等として利用することができるプリンタである。サーマルプリンタ1は、ケーシング(プリンタ本体)2と、プリンタカバー3と、プリンタカバー3側に設けられたプラテンユニット4と、ケーシング2側に設けられたヘッドユニット5と、を備えている。
プラテンユニット4およびヘッドユニット5で印字ユニット8が構成されている。
なお、実施形態においては、図1に示すプリンタカバー3の閉位置において、紙面に対して左下側(プリンタカバー3側)を前方(矢印FW方向)、右上側(ケーシング2側)を後方(矢印BA方向)、上側を上方、下側を下方とする。また、記録紙Pは前方FWに排出されるものとする。さらに、前後方向L1および上下方向L2に対して直交する方向を左右方向L3とする。そのため、各図によっては各方向が逆になる場合もある。
(ケーシング)
ケーシング2は、樹脂材料や金属材料、或いはこれらを適宜組み合わせることで、前方FWに開口するキューブ状に形成されている。ケーシング2は、基本骨格となるフレーム体と、フレーム体を覆う外装カバーと、で構成されている。
ケーシング2の内部には、ロール紙Rが収容される記録紙収容部10が形成され、プリンタカバー3を開けることで記録紙収容部10が開放される。
記録紙収容部10は、上述したフレーム体の一部により構成された前方FWに向けて開口する箱型とされ、その内側にロール紙Rが幅方向を左右方向L3に一致させた状態で収容される。
また、ケーシング2の開口縁における下部には、左右方向L3に沿って延在する第1回動軸11が配設されている。第1回動軸11には、プリンタカバー3がケーシング2に対して回動可能に連結されている。プリンタカバー3は、ケーシング2の開口部を閉塞する閉位置(図1の位置)と、ケーシング2の開口部を開放する開位置(図2の位置)との間で90度程度の角度範囲で回動する。これにより、ケーシング2の開口部(すなわち、記録紙収容部10)がプリンタカバー3で開閉される。
プリンタカバー3が開位置のときに記録紙収容部10が開放され、例えばロール紙Rを記録紙収容部10内に投入することが可能とされる(いわゆるドロップイン方式)。
また、サーマルプリンタ1は、プリンタカバー3の閉位置において、プリンタカバー3の先端部とケーシング2との間に、若干の隙間が空くように構成されている。記録紙Pは、この隙間を利用してケーシング2の内部から前方FWに引き出される。よって、若干の隙間は記録紙Pの排出口12として機能する。
なお、ケーシング2およびプリンタカバー3は、閉位置において、プラテンユニット4とヘッドユニット5とが組み合わされた状態においてロックされる。
さらに、ケーシング2における上部前側に位置する角部のうち、左右方向L3の一方側に位置する角部には、プラテンユニット4とヘッドユニット5との組み合わせを解除して、プリンタカバー3の開操作を行う際の操作レバー13が設けられている。
(印字ユニット)
図3は印字ユニット8を下方から見た斜視図である。
図2、図3に示すように、ヘッドユニット5は、サーマルヘッド(図示せず)および可動刃22が主に組み込まれたユニットであって、ケーシング2内における上部前側に配設されている。ヘッドユニット5は、ケーシング2の上面から下方に向けて延設された内部プレート上に固定され、記録紙収容部10よりも前方FWで保持されている。
ヘッドユニット5は、ヘッドフレーム23と、サーマルヘッドと、可動刃22と、可動刃駆動機構(駆動機構)24と、ロック解除レバー25と、戻し機構26と、ロック解除機構27と、を備えている。
ヘッドフレーム23は、例えば、金属製のフレームである。サーマルヘッドは、左右方向L3に沿ってライン状に並んだ複数の発熱素子を有している。
プラテンユニット4は、プリンタカバー3の内面の上部において、補強部材31と前後方向L1で重なる位置に取り付けられ、プリンタカバー3の開閉動作に伴ってヘッドユニット5に分離可能に組み合わせられている。具体的に、プラテンユニット4は、プラテンローラ33と、固定刃34と、プラテンフレーム35とを備えている。
プラテンローラ33は、記録紙Pをプリンタカバー3の外部に搬送するローラである。固定刃34は、プリンタカバー3の内部に設けられ、プラテンローラ33に対して前方FWに配置されている。プラテンフレーム35は、プラテンローラ33および固定刃34を支持するフレームである。
このように、固定刃34はプリンタカバー3に設けられている。よって、可動刃22を駆動する可動刃駆動機構24をプリンタカバー3に設ける必要がない。これにより、プリンタカバー3の軽量化が図れ、プリンタカバー3を開閉する際の操作性を良好に確保できる。
図1、図2に示すように、サーマルプリンタの印字ユニット8によれば、ヘッドユニット5のサーマルヘッドは、左右方向L3(記録紙Pの幅方向)に沿って延在する板状に形成されている。サーマルヘッドは、左右方向L3に沿ってライン状に並んだ複数の発熱素子を有している。サーマルヘッドにより記録紙Pに印字される。
また、サーマルヘッドは、プリンタカバー3の閉位置において、プラテンローラ33に対向し、プラテンローラ33との間に記録紙Pが通紙可能に配置される。
さらに、サーマルヘッドとプラテンローラ33との間には、サーマルヘッドを下方(プラテンローラ33側)に向けて付勢するコイルバネが介在されている。これにより、プラテンローラ33によって送り出される記録紙Pに対してサーマルヘッドを確実に押し付けることができ、印字ユニット8による良好な印刷が可能とされている。
図4は可動刃22をスライド移動させて、固定刃34と可動刃22との間で記録紙Pを切断する状態を示す図である。
図3、図4に示すように、可動刃22は、可動刃駆動機構24を介してケーシング2(図2参照)に設けられている。可動刃22は、プリンタカバー3の閉位置(図1参照)において、ヘッドユニット5とプラテンユニット4とが組み合わされた状態において、固定刃34に前後方向L1で対向するように配設されている。可動刃22は、根元22aから刃先22bまでの長さが両端から中央に向かって漸次短くなるように形成されたV字状の板状の刃である。
また、可動刃22は、可動刃ホルダ29を介して可動刃駆動機構24の駆動ラック46に取り付けられている。可動刃22は、可動刃駆動機構24の動作によってヘッドフレーム23に対して上下方向L2にスライド移動可能に構成されている。
すなわち、可動刃22は、固定刃34に対してスライド移動可能に支持されている。
図5は図3のV矢視図である。
図3、図5に示すように、可動刃駆動機構24は、切断位置P1と待機位置P2とに可動刃22を移動させる機構である。切断位置P1とは、可動刃22が固定刃34に乗り上げて、可動刃22が固定刃34とともに記録紙Pを切断する切断である。待機位置P2とは、固定刃34から可動刃22が離れた位置である。
具体的には、可動刃駆動機構24は、駆動用モータM1と、第1〜第4の駆動歯41〜44と、駆動ピニオン45と、駆動ラック46とを備えている。
駆動用モータM1は、正逆回転可能なモータである。第1駆動歯41は、駆動用モータM1の駆動軸に連結されている。第1駆動歯41は、第2〜第4の駆動歯42〜44を介して駆動ピニオン45に連結されている。
駆動ピニオン45は、ピニオン支持軸(支持軸)48に同軸上に取り付けられている。ピニオン支持軸48は駆動ピニオン45とともに一体に回転する。駆動ピニオン45は、左右方向L3にそれぞれ一対設けられている。一対の駆動ピニオン45は、左右方向L3の駆動ラック46に噛み合わされている。一対の駆動ピニオン45は、ピニオン支持軸48により連結されている。
駆動ラック46は、待機位置P2側の端部(上端部)46aから切断位置P1側の端部(下端部)46bまで複数の駆動ラック歯47が形成されている。すなわち、駆動ラック46は、駆動ラック46の全域に駆動ラック歯47が形成されている。
駆動ラック46は、可動刃ホルダ29の左右方向L3に沿う両端部に取り付けられ、上下方向L2に沿って延在している。すなわち、駆動ラック46には可動刃ホルダ29を介して可動刃22が取り付けられている。
以下、構成の理解を容易にするために、駆動用モータM1側の駆動ピニオン45および駆動ラック46について詳説し、駆動用モータM1の反対側の駆動ピニオン45および駆動ラック46の詳しい説明を省略する。
駆動用モータM1が正転することにより、駆動用モータM1の回転が第1〜第4の駆動歯41〜44を経て駆動ピニオン45に伝えられる。駆動ピニオン45が矢印A方向に回転して、駆動ラック46が戻し機構26の戻しラック58(後述する)とともに矢印B方向に移動する。
駆動ラック46が移動することにより、駆動ラック46とともに可動刃22が矢印B方向に直線移動する。すなわち、可動刃22が切断位置P1まで移動する。
一方、駆動用モータM1が逆転することにより、駆動用モータM1の回転が第1〜第4の駆動歯41〜44を経て駆動ピニオン45に伝えられる。駆動ピニオン45が矢印C方向に回転して、駆動ラック46が矢印D方向に移動する。駆動ラック46が移動することにより、駆動ラック46とともに可動刃22が矢印D方向に直線移動する。すなわち、可動刃22が待機位置P2まで移動する。
ロック解除レバー25は、ヘッドフレーム23の側壁部23aにレバー支持軸51を介して回動可能に支持され、具体的には、ロック解除レバー25は、後方に向けて押し込み操作が可能とされている。ロック解除レバー25の先端部25aは、操作レバー13における連結体16(図2参照)の内側に嵌合されている。操作レバー13(図2参照)の回動動作に連動して、ロック解除レバー25が操作される。
すなわち、操作レバー13をロック位置からリリース位置に回動操作することにより、ロック解除レバー25が矢印E方向へ回動操作される。ロック解除レバー25の基端部25bには、第1歯車54と第2歯車55とが形成されている。
第1歯車54は、戻し機構26の一部を構成する部材である。第2歯車55は、ロック解除機構27の一部を構成する部材である。
図6は図3のVI−VI線に沿う断面図である。
図3、図6に示すように、戻し機構26は、可動刃22を切断位置P1から待機位置P2まで戻す機構である。具体的には、戻し機構26は、第1歯車54と、戻しピニオン57と、戻しラック58とを備えている。
第1歯車54は、ロック解除レバー25の基端部25bの上端に形成されている。第1歯車54の前上側に戻しピニオン57が配置されている。戻しピニオン57は、ピニオン支持軸48に回転自在に支持され、かつ、駆動ピニオン45に隣接して同軸上に配置されている。具体的には、戻しピニオン57は、左右方向L3において駆動ピニオン45のケーシング2(図2参照)の中央側に、駆動ピニオン45の側面に沿って配置されている。
また、戻しピニオン57は、第1歯車54に噛み合い可能に形成されている。
戻しピニオン57の前方で、かつ、戻しピニオン57に噛み合い可能に戻しラック58が配置されている。戻しラック58は、左右方向L3において駆動ラック46のケーシング2(図2参照)の中央側に、駆動ラック46の側面に沿って一体に形成されている。
戻しラック58が駆動ラック46に一体に形成されることにより、部品点数を増やすことなく戻しラック58を備えることができる。これにより、印字ユニット8(すなわち、サーマルプリンタ1)の構成の簡素化が図れ、さらに、コストが抑えられる。
戻しラック58は、駆動ラック46と同様に形成され、駆動ラック46とは駆動ラック歯47の歯数が異なる。すなわち、駆動ラック46は、駆動ラック46の全域に駆動ラック歯47が形成されている。一方、戻しラック58は、可動刃22の刃先22bの反対側の端部(上端部)58aから戻しラック58の略中央の部位58bまで戻しラック歯(ラック歯)59が形成されている。
すなわち、戻しラック58は、可動刃22の刃先22bの反対側にのみ戻しラック歯59が形成されている。戻しラック歯59は、駆動ラック46の駆動ラック歯47と歯形が同一で、かつ、駆動ラック歯47と同一延長線上に形成されている。
戻しラック58の戻しラック歯59が可動刃22の刃先22bの反対側にのみに形成されることにより、戻しラック58が待機位置P2に配置された状態において、戻しラック58の戻しラック歯59に対する戻しピニオン57の噛み合いが解除される(図8参照)。
一方、戻しラック58が切断位置P1に配置された状態において、戻しラック58の戻しラック歯59が戻しピニオン57と噛み合う状態に保たれる。
戻し機構26によれば、ロック解除レバー25を矢印E方向へ回動操作することにより、第1歯車54が戻しピニオン57に噛み合う。この状態において、ロック解除レバー25を継続して回動操作することにより、戻しピニオン57が矢印F方向に回転する。戻しピニオン57が回転することにより、戻しラック58が駆動ラック46とともに矢印G方向に移動する。戻しラック58とともに可動刃22が矢印G方向に移動する。
このように、ロック解除レバー25の矢印E方向への回動動作に連動させて、可動刃22を矢印G方向(すなわち、待機位置P2)に向けて移動させることができる。
ここで、戻しピニオン57は、複数のピニオン歯57aのうち、隣接するピニオン歯57a間の1歯(ピニオン歯57a)が除去されている。このように、隣接するピニオン歯57a間の1歯を除去することにより、隣接するピニオン歯57a間の間隔が大きく確保されている。
よって、ピニオン歯57aを戻しラック歯59に噛み合わせる際に、ピニオン歯57aの先端が戻しラック歯59の先端と突き合わされることを抑制できる。これにより、ピニオン歯57aを戻しラック歯59に円滑に噛み合わせることができる。
なお、その他の例として、例えば、隣接するピニオン歯57a間の1歯が除去されない形状の戻しピニオン57とすることも可能である。
また、戻しピニオン57は、ピニオン支持軸48に回転自在に支持されている。よって、可動刃22が待機位置P2にある場合には、ロック解除レバー25を操作しても、ロック解除レバー25のレバー操作による動力は可動刃駆動機構24および可動刃22には伝達されない。これにより、例えば紙ジャム(すなわち、紙詰まり)等のエラーが発生していない状態でロック解除レバー25を操作した場合には、プラテンユニット4(図2参照)のロック解除のみを実現することができる。
また、ロック解除レバー25の基端部25bには、ロック解除機構27の第2歯車55が形成されている。ロック解除機構27は、ロック解除レバー25の回動動作に連動してプリンタカバー3(図1参照)のロックを解除する機構である。換言すれば、ヘッドユニット5に対するプラテンユニット4のロックがロック解除レバー25で解除される。
具体的には、ロック解除機構27は、第2歯車55と、解除プレート62とを備えている。
ヘッドフレーム23の側壁部23a側において、第2歯車55の後方には、解除プレート62がプレート支持軸66を介して回転自在に支持されている。解除プレート62は、解除歯車63と、リリースカム64とを備えている。
解除歯車63は、ロック解除レバー25の第2歯車55に噛み合い可能に形成されている。リリースカム64は、解除歯車63と一体に形成され、ヘッドユニット5とプラテンユニット4(図2参照)との組み合わせを解除するカムである。リリースカム64は、解除プレート62の回転中心(すなわち、プレート支持軸66)から下方に向けて突出されている。
ロック解除機構27によれば、ロック解除レバー25を矢印E方向へ回動操作することにおり、第2歯車55が解除歯車63に噛み合う。この状態において、ロック解除レバー25を継続して回動操作することにより、解除歯車63が矢印H方向に回転する。解除歯車63が回転することにより、解除歯車63とともにリリースカム64が矢印H方向に揺動する。
リリースカム64が揺動することにより、リリースカム64がプラテンユニット4(図2参照)側のカム従節部71に係合する。リリースカム64がカム従節部71に係合することにより、ロックピン72を凹部73から離脱する方向にカム従節部71を押し出す。ロックピン72が凹部73から離脱することにより、プラテンユニット4とヘッドユニット5(図2参照)との組み合わせが解除される。
ここで、ロック解除レバー25を操作してプリンタカバー3のロックを解除する際に、駆動ピニオン45を非回転状態(停止状態)に保つことができる。これにより、可動刃22を待機位置P2に保持した状態で、プリンタカバー3のロックを解除できる。
つぎに、サーマルプリンタ1の可動刃22と固定刃34との間に紙ジャム81が発生した場合に戻し機構26で可動刃22を待機位置P2まで戻す例を図7、図8に基づいて説明する。
ここで、戻し機構26を作動させるロック解除レバー25は、操作レバー13(図2参照)に連動する。しかし、図7、図8においては、戻し機構26の動作の理解を容易にするために、戻し機構26の動作の説明をロック解除レバー25の操作から説明する。
図7は可動刃22と固定刃34との間に紙ジャム(紙詰まり)81が発生する動作を説明する説明図である。
図7に示すように、可動刃22を切断位置P1までスライド移動させて、固定刃34と可動刃22との間で記録紙Pを切断する。この状態において、可動刃22と固定刃34との間に紙ジャム81が発生することが考えられる。紙ジャム81が発生することにより、可動刃22が固定刃34に乗り上げた位置で止まってしまうことが考えられる。
可動刃22が止まった場合、ロック解除レバー25を矢印I方向へ回動操作する。第1歯車54が戻しピニオン57に向けて矢印J方向に移動して戻しピニオン57に噛み合う。この状態において、ロック解除レバー25を継続して回動操作することにより、第1歯車54で戻しピニオン57を矢印K方向に回転する。戻しピニオン57が回転することにより、戻しラック58が矢印L方向に移動する。
戻しラック58が移動することにより、戻しラック58とともに可動刃22が矢印L方向に移動する。
図8は可動刃22を待機位置に戻す動作を説明する説明図である。
図8に示すように、戻しピニオン57の回転により、可動刃22を矢印L方向に移動させて待機位置P2まで戻す。
このように、戻しラック58の戻しラック歯59に戻しピニオン57を噛み合わせた。また、戻しピニオン57にロック解除レバー25を連動可能とした。よって、ロック解除レバー25を操作することにより、戻しピニオン57で戻しラック58を待機位置P2に確実に戻すことができる。
ここで、戻しラック58は駆動ラック46(図5参照)と一体に形成されている。駆動ラック46には可動刃22が取り付けられている。これにより、ロック解除レバー25を操作することにより、戻しピニオン57および戻しラック58により可動刃22を待機位置P2に確実に戻すことができる。
ところで、戻しラック58は、可動刃22の刃先22bの反対側にのみ戻しラック歯59が形成されている。よって、可動刃22が待機位置P2まで戻った状態において、戻しラック58の戻しラック歯59から戻しピニオン57が外れる。すなわち、戻しラック58の戻しラック歯59に対する戻しピニオン57の噛み合いが解除される。
よって、可動刃22を待機位置P2に戻した後、プリンタカバー3(図1参照)のロックを解除する際に、戻しラック58を移動させることなく、ロック解除レバー25を操作できる。これにより、可動刃22を待機位置P2に保持した状態でプリンタカバー3のロックを解除できる。
ついで、サーマルプリンタ1のプリンタカバー3のロックをロック解除機構27で解除する例を図2、図9に基づいて説明する。
図9においても、ロック解除機構27の動作の理解を容易にするために、戻し機構26の動作の説明をロック解除レバー25の動作から説明する。
図9はプラテンユニットとヘッドユニットとのロックを解除する動作を説明する説明図である。
図9に示すように、可動刃22を待機位置P2に戻した状態において、ロック解除レバー25を矢印I方向へ継続して回動操作する。ロック解除レバー25を回動操作することにより、第2歯車55が矢印M方向に移動して解除歯車63に噛み合う。
この状態において、ロック解除レバー25をさらに継続して回動操作することにより、解除歯車63が矢印N方向に回転する。解除歯車63が回転することにより、解除歯車63とともにリリースカム64が矢印N方向に揺動する。
リリースカム64が揺動することにより、リリースカム64がプラテンユニット4(図2参照)側のカム従節部71に係合する。リリースカム64がカム従節部71に係合することにより、ロックピン72を凹部73から離脱する方向にカム従節部71を押し出す。ロックピン72が凹部73から離脱することにより、プラテンユニット4とヘッドユニット5(図2参照)との組み合わせ状態のロックが解除される。
図2に示すように、プラテンユニット4とヘッドユニット5とのロックが解除された状態において、プリンタカバー3を第1回動軸11を軸にして開く。これにより、記録紙収容部10が開放され、紙ジャム81(図8参照)を取り除くことができる。
図2、図7〜図9で説明したように、プリンタカバー3(具体的には、プラテンユニット4)のロックを解除する前に、ロック解除レバー25を戻し機構26と連動するようにした。ロック解除レバー25で戻し機構26を操作することにより、戻し機構26で可動刃22を待機位置P2に確実に戻すことができる。このように、可動刃22を待機位置P2に確実に戻すことにより、固定刃34と可動刃22との間に発生した紙ジャム81を容易に解除できるサーマルプリンタ1が得られる。
また、プリンタカバー3のロックを解除するロック解除レバー25を、戻し機構26に連動させることにより、プリンタカバー3のロックを解除するロック解除レバー25を紙ジャム81を除去するレバーとして兼用できる。これにより、印字ユニット8(すなわち、サーマルプリンタ1)の部品点数の増加を抑えることができ、構成の簡素化が図れる。
ここで、ロック解除レバー25の先端部25aは、操作レバー13における連結体16の内側に嵌合されている。よって、操作レバー13の回動動作に連動して、ロック解除レバー25が操作される。
操作レバー13をロック位置からリリース位置に回動操作することにより、操作レバー13に連動して、ロック解除レバー25が後方に向けて回動する。よって、戻し機構26やロック解除機構27を、図7〜図9で説明したように作動させることができる。これにより、操作レバー13をロック位置からリリース位置に回動操作することにより、戻し機構26やロック解除機構27を作動させて紙ジャム81を取り除くことができる。
つぎに、第2実施形態の印字ユニット100を図10、図11に基づいて説明する。なお、第2実施形態の印字ユニット100において、第1実施形態の印字ユニット8と同一、類似部材については同じ符号を付して詳しい説明を省略する。
[第2実施形態]
図10は第2実施形態に係る印字ユニット100を下方から見た斜視図である。図11は図10のXI−XI線に沿う断面図である。
図10、図11に示すように、印字ユニット100は、第1実施形態のロック解除レバー25をロック解除レバー102に代え、第1実施形態の戻し機構26を戻し機構103に代えたもので、その他の構成は第1実施形態の印字ユニット8と同様である。
ロック解除レバー102は、ロック解除レバー102の回転中心に同軸上にレバー支持軸104が支持されている。このレバー支持軸104を介して第1歯車105およびサンギア107が同軸上に回転自在に支持されている。第1歯車105およびサンギア107は一体に形成されている。
第1歯車105およびサンギア107は、戻し機構103の一部を構成する部材である。
戻し機構103は、第1実施形態の戻し機構26と同様に、可動刃22を切断位置P1から待機位置P2まで戻す機構である。具体的には、戻し機構103は、第1歯車105と、戻しピニオン57と、戻しラック58と、加速機構106とを備えている。
第1歯車105は、ロック解除レバー102のレバー支持軸104を介して回転自在に支持されている。レバー支持軸104は、ロック解除レバー102の回転中心に同軸上に支持されている。第1歯車105は、第1歯部112を備えている。第1歯部112は、時計回り方向(矢印O)の端部105a側において、第1歯車105の円弧上に配置されている。
換言すれば、第1歯部112は、時計回り方向において第1歯車105の最先の歯部を形成している。すなわち、第1歯車105が反時計回り方向に回転することにより、第1歯車105のうち第1歯部112が最先に戻しピニオン57に噛み合う。
第1歯部112が戻しピニオン57に噛み合った後、第1歯車105が反時計回り方向に継続して回転することにより、第1歯部112の後方の第1歯車105が戻しピニオン57に連続して噛み合う。
ここで、第1歯車105の第1歯部112は、アーム部113の先端部113aに形成されている。アーム部113の基端部113bは、第1歯車105のベース部105bに連結されている。ベース部105bは、レバー支持軸104に対して同軸上の円弧状に形成されている。ベース部105bに対して径方向外側に所定間隔をおいて、アーム部113が湾曲状に形成されている。アーム部113は、基端部113bを支点にして第1歯車105の径方向に弾性変形可能に形成されている。
よって、アーム部113をベース部105bに向けて弾性変形させることにより、第1歯部112を第1歯車105の径方向内側に退避させることができる。
第1歯部112を第1歯車105の径方向内側へ退避可能に形成した理由については後で詳しく説明する。
第1歯車105は、加速機構106のサンギア107と一体に形成されている。加速機構106は、サンギア107と、プラネタリギア108と、インターナルギア(内歯ギア)109とを備えている。
サンギア107は、第1歯車105に対して同軸上に設けられている。サンギア107は、第1歯車105の内面に一体に形成されている。サンギア107に噛み合うようにプラネタリギア108が配置されている。
プラネタリギア108は、ロック解除レバー102にプラネタリ軸115を介して回転自在に支持されている。プラネタリ軸115は、レバー支持軸104に対してオフセットされた位置に設けられている。
よって、ロック解除レバー102がレバー支持軸104を軸にして回転することにより、ロック解除レバー102の移動に追従してプラネタリ軸115(すなわち、プラネタリギア108)がレバー支持軸104を中心にして公転する。
プラネタリギア108はインターナルギア109に噛み合わされている。インターナルギア109は、カバー湾曲部117の内周に円弧状に形成されている。カバー湾曲部117は、印字ユニット100の側部を覆うサイドカバー118に一体に形成されている。
戻し機構103によれば、ロック解除レバー102がレバー支持軸104を軸にして操作方向に回転することにより、ロック解除レバー102の移動に追従してプラネタリ軸115(すなわち、プラネタリギア108)がレバー支持軸104を中心にして公転する。
プラネタリギア108が公転することにより、プラネタリギア108はインターナルギア109に噛み合いながら時計回り方向に回転(自転)する。よって、サンギア107は、反時計回り方向に回転する。サンギア107とともに、第1歯車105が反時計回り方向に回転する。
プラネタリギア108でサンギア107を反時計回り方向に回転させることにより、サンギア107と一体に第1歯車105が反時計回り方向(矢印O)に回転する。よって、ロック解除レバー102のストローク量に対して第1歯車105の回転量を大きく確保できる。
このように、第1歯車105がロック解除レバー102に対して個別に回転可能に支持されている。さらに、第1歯車105に加速機構106のサンギア107が一体に形成されることにより、ロック解除レバー102のストローク量を小さく抑えた状態で第1歯車105の回転量を大きく確保できる。これにより、可動刃22を待機位置P2に戻す際に、ロック解除レバー102の操作性を良好に確保できる。
つぎに、印字ユニット100の可動刃22と固定刃34との間に紙ジャム81が発生した場合に戻し機構103で可動刃22を待機位置P2まで戻す例を図12〜図16に基づいて説明する。
ここで、戻し機構103を作動させるロック解除レバー102は、操作レバー13(図2参照)に連動する。しかし、図12〜図16においては、戻し機構103の動作の理解を容易にするために、戻し機構103の動作の説明をロック解除レバー102の操作から説明する。
図12は可動刃22と固定刃34との間に紙ジャム(紙詰まり)81が発生する動作を説明する説明図である。
図12に示すように、可動刃22を切断位置P1までスライド移動させて、固定刃34と可動刃22との間で記録紙Pを切断する。この状態において、可動刃22と固定刃34との間に紙ジャム81が発生することが考えられる。紙ジャム81が発生することにより、可動刃22が固定刃34に乗り上げた位置で止まってしまうことが考えられる。
可動刃22が止まった場合、ロック解除レバー102を矢印P方向へ回動操作する。プラネタリギア108がレバー支持軸104を中心にして矢印Q方向に公転し、かつ、プラネタリ軸115を中心に矢印R方向に自転する。
よって、サンギア107が矢印S方向に回転する。サンギア107が回転することにより、サンギア107とともに第1歯車105が矢印S方向に回転する。
図13は第1歯車105の第1歯部112を戻しピニオン57に噛み合わせる動作を説明する説明図である。
図13に示すように、第1歯車105が戻しピニオン57に向けて矢印S方向に移動して戻しピニオン57に噛み合う。第1歯車105が戻しピニオン57に噛み合う際に、まず第1歯車105の第1歯部112が戻しピニオン57に噛み合う。
ここで、戻しピニオン57はピニオン支持軸48に回転自在に支持されている。よって、第1歯車105の第1歯部112が戻しピニオン57に噛み合う際に、戻しピニオン57のピニオン歯57aの刃先57bが、第1歯部112の刃先112aに対して当接する位置に配置されることが考えられる。
図14は第1歯車105の第1歯部112が戻しピニオン57の刃先57bを乗り越える動作を説明する説明図である。
図14に示すように、戻しピニオン57の刃先57bに第1歯部112の刃先112aが当接した場合、第1歯車105の回転が戻しピニオン57で阻止される虞がある。そこで、第1歯車105の第1歯部112をアーム部113の先端部113aに形成するようにした。よって、アーム部113を弾性変形させることにより、第1歯部112を第1歯車105の径方向内側へ向けて矢印T方向に退避させることができる。
この状態において、第1歯車105が反時計回り方向に向けて矢印Sの如く回転して、第1歯部112が戻しピニオン57のピニオン歯57aの刃先57bを乗り越える。
図15は戻しピニオン57のピニオン歯57aの刃先57bを乗り越えた第1歯部112がつぎのピニオン歯57aの側面57cに当接する動作を説明する説明図である。
図15に示すように、第1歯部112が戻しピニオン57のピニオン歯57aの刃先57bを乗り越えた後、アーム部113の復元力で第1歯部112が退避位置から元の位置に復帰する。復帰した第1歯部112が、つぎのピニオン歯57aの側面(歯面)57cに当接する。
「つぎのピニオン歯57a」とは、第1歯部112が乗り越えたピニオン歯57aに対して、第1歯部112の回転方向(すなわち、矢印S方向)に隣接するピニオン歯57aをいう。換言すれば、第1歯部112がピニオン歯57aを乗り越えた後、矢印S方向に回転する第1歯部112が最初に当接するピニオン歯57aをいう。
復帰した第1歯部112が、つぎのピニオン歯57aの側面57cに当接することにより、戻しピニオン57を第1歯部112(すなわち、第1歯車105)で矢印U方向に回転させることができる。
図16は可動刃22を待機位置P2に戻す動作を説明する説明図である。
図16に示すように、ロック解除レバー102を継続して矢印P方向に回動操作することにより、第1歯車105で戻しピニオン57を矢印U方向に継続して回転する。戻しピニオン57が回転することにより、第1実施形態と同様にラック58が矢印V方向に移動する。戻しラック58が移動することにより、戻しラック58とともに可動刃22が矢印V方向に移動して待機位置P2まで戻る。
ここで、第1歯車105に加速機構106のサンギア107が一体に形成されている。よって、可動刃22を待機位置P2に戻すために必要な第1歯車105の回転量を、ロック解除レバー102のストローク量を小さく抑えた状態で確保できる。これにより、ロック解除レバー102の操作性を良好に確保できる。
ところで、戻しラック58は、可動刃22の刃先22bの反対側にのみ戻しラック歯59が形成されている。よって、可動刃22が待機位置P2まで戻った状態において、戻しラック58の戻しラック歯59から戻しピニオン57が外れる。すなわち、第1実施形態と同様に、戻しラック58の戻しラック歯59に対する戻しピニオン57の噛み合いが解除される。
よって、可動刃22を待機位置P2に戻した後、プリンタカバー3(図1参照)のロックを解除する際に、戻しラック58を移動させることなく、ロック解除レバー25を操作できる。これにより、可動刃22を待機位置P2に保持した状態でプリンタカバー3のロックを解除できる。
ついで、サーマルプリンタ1のプリンタカバー3のロックをロック解除機構27で解除する例を図2、図17に基づいて説明する。
図17においても、ロック解除機構27の動作の理解を容易にするために、戻し機構103の動作の説明をロック解除レバー102の動作から説明する。
図17はプラテンユニットとヘッドユニットとのロックを解除する動作を説明する説明図である。
図17に示すように、可動刃22を待機位置P2に戻した状態において、ロック解除レバー102を矢印P方向へ継続して回動操作する。ロック解除レバー102を回動操作することにより、第2歯車55が矢印S方向に移動して解除歯車63に噛み合う。
この状態において、ロック解除レバー102をさらに継続して矢印P方向に回動操作することにより、解除歯車63が矢印W方向に回転する。解除歯車63が回転することにより、解除歯車63とともにリリースカム64が矢印W方向に揺動する。
リリースカム64が揺動することにより、リリースカム64がプラテンユニット4(図2参照)側のカム従節部71に係合する。リリースカム64がカム従節部71に係合することにより、ロックピン72を凹部73から離脱する方向にカム従節部71を押し出す。ロックピン72が凹部73から離脱することにより、プラテンユニット4とヘッドユニット5(図2参照)との組み合わせ状態のロックが解除される。
図2に示すように、プラテンユニット4とヘッドユニット5とのロックが解除された状態において、プリンタカバー3を第1回動軸11を軸にして開く。これにより、記録紙収容部10が開放され、紙ジャム81(図16参照)を取り除くことができる。
図2、図12〜図17で説明したように、プリンタカバー3(具体的には、プラテンユニット4)のロックを解除する前に、ロック解除レバー102を戻し機構103と連動するようにした。ロック解除レバー102で戻し機構103を操作することにより、戻し機構103で可動刃22を待機位置P2に確実に戻すことができる。このように、可動刃22を待機位置P2に確実に戻すことにより、固定刃34と可動刃22との間に発生した紙ジャム81を容易に解除できるサーマルプリンタ1が得られる。
また、プリンタカバー3のロックを解除するロック解除レバー102を、戻し機構103に連動させることにより、プリンタカバー3のロックを解除するロック解除レバー102を紙ジャム81を除去するレバーとして兼用できる。これにより、印字ユニット8(すなわち、サーマルプリンタ1)の部品点数の増加を抑えることができ、構成の簡素化が図れる。
ここで、ロック解除レバー102の先端部102aは、操作レバー13における連結体16の内側に嵌合されている。よって、操作レバー13の回動動作に連動して、ロック解除レバー102が操作される。
操作レバー13をロック位置からリリース位置に回動操作することにより、操作レバー13に連動して、ロック解除レバー102が後方に向けて回動する。よって、戻し機構103やロック解除機構27を、図12〜図17で説明したように作動させることができる。これにより、操作レバー13をロック位置からリリース位置に回動操作することにより、戻し機構103やロック解除機構27を作動させて紙ジャム81を取り除くことができる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記第1実施形態および第2実施形態では、固定刃34をプリンタカバー3(具体的には、プラテンユニット4)に設け、可動刃22をケーシング2(具体的には、ヘッドユニット5)に設けた例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば固定刃34をケーシング2に設け、可動刃22をプリンタカバー3に設けることも可能である。
また、前記第1実施形態および第2実施形態では、固定刃34を固定した状態に保持し、ロック解除レバー25,102で可動刃22を待機位置P1に戻すことにより、紙ジャム81を取り除く例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば、ロック解除レバー25,102で可動刃22を待機位置P1に戻す際に、固定刃34を可動刃22から離れる方向に下げることも可能である。この場合、固定刃34を可動刃22から離す動作もロック解除レバー25,102で操作できるように構成されている。
さらに、前記第1実施形態および第2実施形態では、ロック解除レバー25,102を操作レバー13の回動動作に連動させた例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば、ロック解除レバー25,102の先端部25a,102aをケーシング2の外側に露出させて、ケーシング2の外側からロック解除レバー25,102を使用者が直接操作するように構成することも可能である。
また、前記第1実施形態および第2実施形態では、戻しラック58を駆動ラック46に一体に形成した例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば戻しラック58を駆動ラック46とは別体に個別に備えることも可能である。この場合、戻しラック58を可動刃22に取り付ける必要がある。
さらに、前記第1実施形態および第2実施形態では、戻しラック58を駆動ラック46の内側に配置した例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば戻しラック58を駆動ラック46の外側に配置することも可能である。
また、前記第2実施形態では、加速機構106をサンギア107、プラネタリギア108、およびインターナルギア109で構成した例について説明したが、これに限らない。加速機構106を他の構成とすることも可能である。
1………サーマルプリンタ
2………ケーシング(プリンタ本体)
3………プリンタカバー
4………プラテンユニット
5………ヘッドユニット
8………印字ユニット
22……可動刃
22a…根元
22b…刃先
24……可動刃駆動機構(駆動機構)
25,102…ロック解除レバー
26,103…戻し機構
27……ロック解除機構
33……プラテンローラ
34……固定刃
45……駆動ピニオン
46……駆動ラック
47……駆動ラック歯
48……ピニオン支持軸(駆動ピニオンの支持軸)
57……戻しピニオン
57a…ピニオン歯
58……戻しラック
59……戻しラック歯(ラック歯)
105…第1歯車
107…サンギア
108…プラネタリギア
109…インターナルギア(内歯ギア)
112…第1歯部
P………記録紙(紙)
P1……切断位置
P2……待機位置

Claims (7)

  1. 記録紙に印字するサーマルヘッドを有するヘッドユニットと、
    前記記録紙を搬送するプラテンローラを有し、前記ヘッドユニットに分離可能に組み合わされるプラテンユニットと、
    前記ヘッドユニットおよび前記プラテンユニットのいずれか一方に設けられた固定刃と、
    前記ヘッドユニットおよび前記プラテンユニットのいずれか他方に設けられ、前記固定刃に対してスライド移動する可動刃と、
    前記可動刃を、前記固定刃から離れた待機位置と、前記固定刃に乗り上げた切断位置との間でスライド移動させる駆動機構と、
    前記ヘッドユニットに対する前記プラテンユニットのロックを解除するロック解除レバーと、
    前記可動刃が前記切断位置に止められた状態において、前記ロック解除レバーと連動して、前記プラテンユニットのロックを解除する前に前記可動刃を前記待機位置に移動させる戻し機構と、
    を備え、
    前記戻し機構は、
    前記駆動機構の駆動ラックに形成された戻しラックと、
    前記戻しラックのラック歯に噛み合い、前記ロック解除レバーの回転動力が伝達されて回転する戻しピニオンと、
    を備えたことを特徴とする印字ユニット。
  2. 前記戻し機構は、
    前記ロック解除レバーの回転中心に同軸上に回転自在に支持された第1歯車およびサンギアと、
    前記サンギアに噛み合うように回転自在に支持され、かつ、前記ロック解除レバーの移動に追従して公転するプラネタリギアと、
    前記プラネタリギアに噛み合うインターナルギアと、を備え、
    前記第1歯車は、前記戻しピニオンと噛み合い可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の印字ユニット。
  3. 前記戻しラックは、
    前記戻しラックが前記切断位置に配置された状態で前記戻しピニオンと噛み合い、前記戻しラックが前記待機位置に配置された状態で前記戻しピニオンとの噛み合いを解除するように、前記可動刃の刃先の反対側に形成されたラック歯を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印字ユニット。
  4. 前記戻しピニオンは、
    前記駆動ラックに噛み合う前記駆動機構の駆動ピニオンの支持軸に回転自在に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の印字ユニット。
  5. 前記戻しピニオンは、ピニオン歯のうち1歯が除去されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の印字ユニット。
  6. 前記第1歯車は、
    前記戻しピニオンに最初に噛み合い可能で、かつ、径方向内側に退避可能な第1歯部を有することを特徴とする請求項2に記載の印字ユニット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の印字ユニットを有するサーマルプリンタにおいて、
    前記記録紙を収容する記録紙収容部を有するプリンタ本体に前記可動刃が設けられ、かつ、
    前記プリンタ本体に回動可能に連結され、前記記録紙収容部を開閉するプリンタカバーに前記固定刃が設けられていることを特徴とするサーマルプリンタ。
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