JP6965380B2 - 車両用収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジ構造により開閉する収納部を備えた車両用収納装置に関する。
車両には、車室内において物を収納するための収納装置が設けられている。このような車両用収納装置として、例えば、特許文献1に開示された技術が開示されている。
特許文献1には、収納装置としてグローブボックスが開示されている。グローブボックスは、インストルメントパネルに対して、ヒンジ機構により取り付けられている。ヒンジ機構は、インストルメントパネルに設けられた軸部と、軸部に嵌め込み可能となるようにグローブボックスに設けられた略C字状の嵌め込み部と、から構成されている。グローブボックスが、インストルメントパネルに対して、軸部を中心にスイングすることにより、グローブボックスの収納部は開閉される。
軸部の両端は、一対の対向面と一体に構成されている。一方、嵌め込み部の両端には、軸部の軸線方向に突出した突起部がそれぞれ設けられている。グローブボックスの収納部が全開状態となった時に、各々の突出部は、一対の対向面に当接する。これによりグローブボックスの軸方向の移動を規制できる。結果、グローブボックスのガタツキを防止することができる。
特開平07−89390号公報
グローブボックスをインストルメントパネルに取り付ける工程を説明する。インストルメントパネルの軸部に対して、グローブボックスの嵌め込み部を嵌め込む際には、インストルメントパネルの一対の対向面の間に、グローブボックスの嵌め込み部を配置させる必要がある。
ただし、上記の通り、嵌め込み部には突出部が設けられており、グローブボックスを全開にした際に、各々の突出部が一対の対向面に当接するように設定されている。そのため、一対の対向面同士の寸法と、突起部を含めた嵌め込み部の幅とは、互いに略等しい。対向面と、突起部との間には、隙間がほとんどないため、嵌め込み作業の手間がかかる。仮に、突起部を設けなければ嵌め込み作業が容易となるが、グローブボックスのガタツキを抑制することはできない。嵌め込み工程の作業性とガタツキ防止が両立できることが望ましい。
ヒンジ機構を構成するための嵌め込み作業を妨げることなく、ヒンジ機構の軸方向への移動を規制することができる技術の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、ヒンジ機構により互いに連結される第1の部材及び第2の部材と、前記第1の部材又は前記第2の部材の少なくとも一方に設けられた収納部と、前記第1の部材と、前記第2の部材との相対的なスイングにより開閉される前記収納部の開口と、を有し、
前記開口が閉じている全閉状態と、前記開口が最も開いている全開状態と、に変位可能な車両用収納装置において、
前記ヒンジ機構は、前記第1の部材に設けられた軸部と、前記第2の部材に設けられ前記軸部を嵌め込み可能な略C字状の嵌め込み部と、から構成され、
前記第1の部材には、前記軸部と一体に構成される一対の対向面が設けられ、
この一対の対向面の少なくとも一方は、前記軸部の長さ方向に沿って突出する突起部を有し、
この突起部の先端は、前記第1の部材又は前記第2の部材が相対的にスイングする範囲内に、前記嵌め込み部の端面に対して当接可能なことにより、前記第2の部材の軸線方向への変位を規制可能であって、
前記軸部と前記嵌め込み部が互いに嵌め込まれた直後の収納装置の状態を嵌め込み状態とすると、前記嵌め込み状態において、前記突起部は、前記軸部の中心よりも嵌め込み方向の奥側に位置しており、かつ、前記突起部の前記先端と、前記嵌め込み部の前記端面とは、互いに離れている、ことを特徴とする車両用収納装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記軸部及び前記嵌め込み部の嵌め込み方向と反対方向から見て、前記突起部の側面は、前記軸部の長さ方向の中央に向けて前記嵌め込み部をガイドするように、傾いている。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記軸部の端部のうち、嵌め込み方向の手前側の半分の面を前面とし、この前面の径は、前記軸部の前記端部が隣接する前記対向面に向かうに連れて、大きくなっている。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記全開状態から前記全閉状態の範囲内において、前記突起部の前記先端と、前記嵌め込み部とは、常に当接している。
請求項1において、ヒンジ機構の軸部と共に構成された対向面には、突起部が設けられている。突起部の先端は、第1の部材又は第2の部材が相対的にスイングする範囲内に、嵌め込み部の端面に対して当接可能である。これにより、突起部は、第2の部材の軸線方向への変位を規制可能である。軸部と嵌め込み部が互いに嵌め込まれた直後の収納装置の状態を嵌め込み状態とする。嵌め込み状態において、突起部は、軸部の中心よりも嵌め込み方向の奥側に位置しており、かつ、突起部の先端と、嵌め込み部の端面とは、互いに離れている。即ち、軸部に対して嵌め込み部を嵌め込む際に、突起部は嵌め込みの妨げとならない。一方で、突起部は、第2の部材の軸線方向への変位を規制することができる。結果、ヒンジ機構を構成するための嵌め込み作業を妨げることなく、第2の部材の軸方向へのガタツキを抑制することができる。
請求項2において、軸部及び嵌め込み部の嵌め込み方向と反対方向から見て、突起部の側面は、軸部の長さ方向の中央に向けて嵌め込み部をガイドするように、傾いている。嵌め込み状態から全開状態となるように第1の部材又は第2の部材をスイングする際に、突起部の側面は、軸部の長さ方向にズレた嵌め込み部を徐々に軸部の長さ方向の中央に向けてガイドすることができる。嵌め込み状態から全開状態への収納装置の変位を滑らかに行うことができる。
請求項3では、軸部の端部のうち、嵌め込み方向の手前側の半分の面を前面とする。前面の径は、軸部の端部が隣接する対向面に向かうに連れて、大きくなっている、即ち、軸部の根本が太くなっているため、軸の強度が高まる。加えて、この前面は、嵌め込みの際の嵌め込み部のガイドにもなる。嵌め込み作業が容易となる。
請求項4では、全開状態から全閉状態の範囲内において、突起部の先端と、嵌め込み部とが、常に当接する。そのため、車両用収納装置の通常の可動範囲(全開状態から全閉状態の範囲内)において、ガタツキを常に抑制することができる。
図1(a)は、実施例による全開状態の収納装置を説明する図である。図1(b)は、全閉状態の収納装置を説明する図である。 図2(a)は、第1の部材と第2の部材との嵌め込みを説明する図である。図2(b)は、嵌め込み状態の収納装置を説明する図である。 図3(a)は、ヒンジ機構を構成する軸部及び嵌め込み部を説明する図である。図3(b)は、図3(a)の3b矢視図である。 図4(a)は、図4(b)の4a矢視図である。図4(b)は、図3(a)の4bー4b線断面図である。図4(c)は、図4(b)の4c矢視図である。 図5(a)は、図2(b)の5a矢視図である。図5(b)は、図5(a)の5b矢視図である。図5(c)は、図1(a)の5c矢視図である。図5(d)は、図5(c)の5d矢視図である。図5(e)は、図1(b)の5e矢視図である。図5(f)は、図5(e)の5f矢視図である。 図6(a)は、第1の突起部の側面の作用図である。図6(b)は、図6(a)のb部拡大図である。 図7(a)は、突起部の位置について補足説明する図である。図7(b)は、図7(a)の7b矢視図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Lは乗員から見て左、Rは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
図1(a)には、実施例による車両用収納装置10が示されている。この車両用収納装置10は、インストルメントパネル20(第1の部材)に対して、スイング可能に取り付けられたグローブボックス30(第2の部材)によって構成されている。
グローブボックス30は、インストルメントパネル20の開口21を閉塞可能な蓋部31と、蓋部31の内側に設けられた収納部32と、を有している。収納部32は、蓋部31と、略扇形状の一対の側壁部33、33と、蓋部31の裏面31aと対向している奥壁部34と、に囲われた空間である。一対の側壁部33、33には、左右方向(車幅方向)に突出してグローブボックス30のスイングを規制するストッパ35、35が設けられている。ストッパ35、35がインストルメントパネル20の開口21の縁の裏面に当接している状態を、収納部32の開口36が最も開いている全開状態とする。
図1(b)には、収納部32の開口36が閉じている全閉状態のグローブボックス30が示されている。乗員は、グローブボックス30の蓋部31の上部に設けられた取手37を操作してグローブボックス30の開閉を行う。
図2(a)を参照する。グローブボックス30は、インストルメントパネル20に対して、第1のヒンジ機構11及び第2のヒンジ機構12により連結可能となっている。
第1のヒンジ機構11は、インストルメントパネル20の開口21の右下の角の近傍に設けられた第1の軸部40と、グローブボックス30の蓋部31の内面31aの右下の角に設けられ第1の軸部40に嵌め込み可能な第1の嵌め込み部50と、から構成されている。なお、インストルメントパネル20に第1の嵌め込み部50を設け、グローブボックス30に第1の軸部40を設けてもよい。
同様に、第2のヒンジ機構12は、開口21の左下の角の近傍に設けられた第2の軸部71と、第2の軸部71に嵌め込み可能な第2の嵌め込み部72と、から構成されている。軸部40、71に対して、嵌め込み部50、72を嵌め込むことにより、グローブボックス30は、インストルメントパネル20に対してスイング可能に取り付けられる。
図2(b)には、軸部40、71に対して、嵌め込み部50、72を嵌め込んだ直後の嵌め込み状態のグローブボックス30が示されている。
図3(a)を参照する。インストルメントパネル20の下部には、互いに対向している第1の対向面22と、第2の対向面23(一対の対向面)が設けられている。第1の軸部40は、第1の対向面22から第2の対向面23に亘り形成されている。第1の軸部40と、第1の対向面22、第2の対向面23とは、一体に構成されている。第1の軸部40の軸線L1は、左右方向に延びている。第1の軸部40の上方には、嵌め込み時に第1の嵌め込み部50の上部を収納可能な収納穴が設けられている。
第1の嵌め込み部50は、略C字状を呈しており、嵌め込みの際に入口となる第1の面51、第2の面52と、嵌め込み後に第1の対向面22と対向する第1の端面53と、第2の対向面23に対向する第2の端面54と、を有している。
図3(a)、図4(b)を参照する。第1の軸部40の断面は、略U字状となっており、グローブボックス30がスイングする際に第1の嵌め込み部50の内周面55と摺動する湾曲部41と、湾曲部41の両端から前方へ延びており嵌め込みをガイドする第1のガイド部42及び第2のガイド部43と、からなる。嵌め込みの際に、第1の嵌め込み部50の第1の面51の端部は、第1のガイド部42の上面42aに対して当接する。同様に、第2の面52の端部は、第2のガイド部43の下面43aに対して当接する。
以下、第1のガイド部42の上面42aに沿う方向を嵌め込み方向(矢印(1)参照)とする。さらに、第1のヒンジ機構11の軸線L1に沿う方向から見て(図4(b)参照)、上下方向(上面42aと直交する方向)に延びて軸線L1を通過する線を基準線L2とする。さらに、基準線L2を境界として、嵌め込み方向の手前を手前側とし、嵌め込み方向の奥を奥側とする。
図4(b)、図4(c)を参照する。第1の軸部40の第1の端部44のうち、嵌め込み方向の手前側の半分の面を第1の前面45とする。第1の前面45は、上面42aに対して傾斜している上傾斜面45aと、湾曲部41に沿って設けられた外周面45bと、下面43aに対して傾斜している下傾斜面45cと、からなる。
第1の端部44のうち、外周面45bを含む部位は、円錐台状を呈している。外周面45bの径R1(第1の前面45の径)は、第1の端部44が隣接する第1の対向面22に向かうに連れて、大きくなっている。外周面45bの径R1は、湾曲部41の径R2よりも大きい。なお、第1の前面45は、曲面であってもよい。また、第1の軸部40の長さ方向の中心を基準として(図3(b)参照)、第2の前面47は、第1の前面45と左右対称の構成である。第2の前面47の詳細な説明は省略する。第1の前面45の構成及び作用の説明は、第2の前面47の説明にも当てはまる。
図3(a)、図4(b)を参照する。第1の対向面22は、第1の軸部40の長さ方向に沿って突出する第1の突起部60を有している。第1の突起部60は、基準線L2よりも嵌め込み方向の奥側に位置している。第1の突起部60は、第1の軸部40及び第1の対向面22と一体に構成されている。なお、境界線L3は、第1の突起部60と、第1の軸部40との仮想的な境界を示している。
図4(a)を参照する。嵌め込み方向と反対方向から見て、第1の突起部60の上面61(側面)は、第1の軸部40の長さ方向の中央に向かうに連れて、軸線L1に近づくように傾いている。上面61の傾斜角θ1は、上傾斜面45aの傾斜角θ2(図4(c)参照)と同一である。軸線L1に沿う方向から見て(図4(b)参照)、第1の突起部60の下面63と、第1のガイド部42の下面42bとは、同一平面上に位置している。
図3(b)を参照する。第2の対向面23は、第1の軸部40の長さ方向に突出する第2の突起部80を有している。第1の軸部40の長さ方向の中心を基準として、第2の突起部80は、第1の突起部60と左右対称の構成である。第2の突起部80の詳細な説明は省略する。第1の突起部60の構成及び作用の説明は、第2の突起部80の説明にも当てはまる。
次に、嵌め込み状態(図2(b)参照)と、全開状態(図1(a)参照)と、全開状態(図1(b)参照)における、第1のヒンジ機構11の構成について説明する。
図5(a)、図5(b)を参照する。嵌め込み状態(嵌め込み後にグローブボックス30を全くスイングさせていない状態)において、第1の突起部60の先端62と、第1の嵌め込み部50の第1の端面53とは、互いに離れている。第1の突起部60の先端62は、第1の端面53よりも第2の対向面23側に位置している。なお、嵌め込み状態において、第1の突起部60の上面61と、第1の嵌め込み部50とは、互いに当接していても、離間していてもよい。
次に、図5(a)の矢印(2)に示されるように、グローブボックス30を上方にスイングさせる。図6(a)に示されるように、スイングさせ始めると、第1の嵌め込み部50の第1の端面53の下端53aは、第1の突起部60の上面61に接触し、その後、図6(b)に示されるように、上面61に対して摺動し始める。
さらにスイングを続けると、図5(c)、図5(d)に示されるようにグローブボックス30は全開状態となる。全開状態において、第1の突起部60の先端62が、第1の端面53に当接している。
さらに、図5(c)の矢印(3)に示されるように、全開状態からグローブボックス30を上方にスイングさせると、全閉状態となる(図5(e)、図5(f)参照)。
全開状態(図5(d)参照)から全閉状態(図5(f)参照)の範囲内において、第1の突起部60の先端62と、第1の端面53とは、常に当接している。なお、全開状態から全閉状態の範囲内のなかの、少なくとも一部の範囲内において、第1の突起部60の先端62を、第1の端面53に当接させてもよい。
実施例の効果を説明する。
図5(a)、図5(b)を参照する。第1の突起部60は、嵌め込み方向の奥側に位置している。さらに、嵌め込み状態において、第1の突起部60の先端62と、第1の端面53とは、離れている。即ち、第1の軸部40に対して、第1の嵌め込み部50を嵌め込む際に、第1の突起部60は嵌め込みの妨げとならない。一方で、図5(c)〜図5(f)に示されるように、全開状態と全閉状態との範囲内において、第1の突起部60は、第1の嵌め込み部50の軸線L1方向への変位を規制することができる。第1のヒンジ機構11を構成するための嵌め込み作業を妨げることなく、グローブボックス30の軸方向へのガタツキを抑制することができる。
第1の突起部60の位置について補足する。図7(a)及び図7(b)には、模式的に示された嵌め込み状態の軸部40Aと嵌め込み部50Aが示されている。領域22Aaは、第1の対向面22Aのうち、嵌め込み状態の際に第1の端面53Aと対向せず、かつ、グローブボックス30がスイングした際に第1の端面53Aと対向可能な領域である。第1の突起部60Aの少なくとも一部が領域22Aa内に位置していれば、第1の突起部60Aは、嵌め込みの妨げとならない。当然ながら、第1の突起部60Aは、グローブボックス30Aがスイングする際のガタツキ防止を目的としている。そのため、グローブボックス30Aの通常の可動範囲(全開状態と全開状態と間の範囲内)に合わせて、領域22Aa内における第1の突起部60Aの位置を適宜変更すればよい。
図3(a)、図3(b)を参照する。本実施例では、第1の対向面22に第1の突起部60が設けられ、第2の対向面23に第2の突起部80が設けられているが、一方の突起部のみの構成であってもよい。即ち、1つのヒンジ機構について1又は2の突起部を設けることができる。を参照する。なお、第2のヒンジ機構12(図2(a)参照)にも1つの突起部が設けられている。詳細な説明は省略する。
図6(a)を参照する。第1の突起部60の上面61は、第1の軸部40の長さ方向の中央に向かうに連れて、軸線L1に近づくように傾いている。グローブボックス30をスイングさせ始めると、第1の端面53の下端53aが、上面61に当接し、その後、上面61に対して摺動し始める。同様に、第2の端面の54の下端54aが、上面82に当接し、その後、上面61に対して摺動し始める。
図6(b)を参照する。第1の端面53は、スイングするに連れて徐々に第1の軸部40の中心に向けて移動する。そのため、嵌め込み状態から全開状態となるようにグローブボックス30をスイングするにつれて、第1の嵌め込み部50は、徐々に第1の軸部40の長さ方向の中央に向けてガイドされる。上面61が傾斜していない場合(例えば、上面61と第1の対向面が直交している場合)と比較すると、嵌め込み状態から全開状態へのグローブボックス30のスイングを滑らかに行うことができる。
図3(a)を参照する。第1の軸部40の第1の端部44のなかの、手前側半分は太くなっている。そのため、第1の軸部40の強度が高まる。加えて、第1の前面45は傾斜しているため、嵌め込みの際に、第1の嵌め込み部50のガイドとなる。嵌め込み作業が容易となる。
図5(c)、図5(d)を参照する。全開状態から全閉状態の範囲内において、第1の突起部60の先端62と、第1の端面53とは、常に当接している。そのため、グローブボックス30を使用する際に、グローブボックス30のガタツキを常に抑制することができる。
なお、車両用収納装置10として、実施例としてグローブボックス30について説明したが、他の実施例として、車室内に設けられる収納装置であって、ヒンジ構造により収納部の開口を開閉可能なものであれば種類は問わない。例えば、上記で説明した構成をコンソールボックスに採用してもよい。即ち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明の車両用収納装置は、四輪車のグローブボックスにするに好適である。
10…車両用収納装置
11…第1のヒンジ構造
12…第2のヒンジ構造
20…インストルメントパネル(第1の部材)
22…第1の対向面
23…第2の対向面
30…グローブボックス(第2の部材)
40…第1の軸部
42…第1のガイド部、42a…上面、42b…下面
43…第2のガイド部、43a…下面
44…第1の端部
45…第1の前面、45a…上傾斜面、45b…外周面、45c…下傾斜面
46…第2の端部
47…第2の前面
50…第1の嵌め込み部
53…第1の端面、53a…下端
54…第2の端面、54a…下端
60…第1の突起部
61…第1の突起部の上面(側面)
62…第1の突起部の先端
71…第2の軸部
72…第2の嵌め込み部
80…第2の突起部
L1…軸線

Claims (4)

  1. ヒンジ機構により互いに連結される第1の部材及び第2の部材と、前記第1の部材又は前記第2の部材の少なくとも一方に設けられた収納部と、前記第1の部材と、前記第2の部材との相対的なスイングにより開閉される前記収納部の開口と、を有し、
    前記開口が閉じている全閉状態と、前記開口が最も開いている全開状態と、に変位可能な車両用収納装置において、
    前記ヒンジ機構は、前記第1の部材に設けられた軸部と、前記第2の部材に設けられ前記軸部を嵌め込み可能な略C字状の嵌め込み部と、から構成され、
    前記第1の部材には、前記軸部と一体に構成される一対の対向面が設けられ、
    この一対の対向面の少なくとも一方は、前記軸部の長さ方向に沿って突出する突起部を有し、
    この突起部の先端は、前記第1の部材又は前記第2の部材が相対的にスイングする範囲内に、前記嵌め込み部の端面に対して当接可能なことにより、前記第2の部材の軸線方向への変位を規制可能であって、
    前記軸部と前記嵌め込み部が互いに嵌め込まれた直後の収納装置の状態を嵌め込み状態とすると、前記嵌め込み状態において、前記突起部は、前記軸部の中心よりも嵌め込み方向の奥側に位置しており、かつ、前記突起部の前記先端と、前記嵌め込み部の前記端面とは、互いに離れている、ことを特徴とする車両用収納装置。
  2. 前記軸部及び前記嵌め込み部の嵌め込み方向と反対方向から見て、前記突起部の側面は、前記軸部の長さ方向の中央に向けて前記嵌め込み部をガイドするように、傾いている、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用収納装置。
  3. 前記軸部の端部のうち、嵌め込み方向の手前側の半分の面を前面とし、この前面の径は、前記軸部の前記端部が隣接する前記対向面に向かうに連れて、大きくなっている、ことを特徴とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用収納装置。
  4. 前記全開状態から前記全閉状態の範囲内において、前記突起部の前記先端と、前記嵌め込み部とは、常に当接している、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用収納装置。
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