JP6956689B2 - 乗用型田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用型田植機において、苗植付装置の苗のせ台への苗補給の構成に関する。
機体の後部に苗植付装置が支持された乗用型田植機では、特許文献1に開示されているように、上下方向に沿って複数の載置部が設けられた予備苗のせ台が、機体の前部に支持されたものがある。
特開2006−168512号公報
苗植付装置の苗のせ台の苗が少なくなった場合、乗用型田植機の運転者は、植付作業を中断して、機体を停止させる。次に運転者は、運転座席から立ち上がり、前に手を延ばして、機体の前部の予備苗のせ台の載置部から苗を取り出し、手で苗を持ちながら後側に振り返り、手に持った苗を苗のせ台に補給するという作業を行う。
以上のように、苗のせ台への苗の補給は、運転者にとって比較的大きな動作が必要となるので、苗のせ台への苗の補給の作業性という面で改善の余地がある。
本発明は、乗用型田植機において、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることを目的としている。
本発明の乗用型田植機は、
苗のせ台が設けられて機体の後部に支持された苗植付装置と、上下方向に沿って複数の載置部が設けられて前記機体に支持された予備苗のせ台とが備えられ、
前記予備苗のせ台と前記苗のせ台との間に配置された中継部と、
前記予備苗のせ台の複数の前記載置部のうち、選択された前記載置部と前記中継部とに亘る姿勢に姿勢変更自在で、選択された前記載置部の苗を前記載置部から前記中継部に供給可能な供給部と
前記載置部の苗を前記供給部に供給する載置部送り装置と、
前記供給部の苗を前記中継部に供給する供給部送り装置と、が備えられて、
選択された前記載置部の苗が、前記載置部から前記供給部を介して前記中継部に供給され、前記中継部から前記苗のせ台の上部に供給される。
本発明によると、予備苗のせ台の複数の載置部に対して、供給部の姿勢を変更することにより、供給部を、選択された載置部と中継部とに亘る姿勢に設定することができる。これによって、予備苗のせ台の載置部の苗を、供給部を介して中継部に供給することができるのであり、中継部に供給された苗を、中継部から苗のせ台の上部に供給することができる。
予備苗のせ台において、選択された載置部の苗が無くなると、供給部の姿勢を変更することにより、供給部を別の載置部と中継部とに亘る姿勢に設定すればよい。これにより、前述と同様な操作を行うことによって、予備苗のせ台の別の載置部の苗を苗のせ台の上部に供給することができる。
以上のように、本発明によると、運転者が、予備苗のせ台の載置部から苗を取り出し、手で苗を持ちながら後側に振り返り、手に持った苗を苗のせ台に補給するという作業を行わなくても、予備苗のせ台の載置部の苗を、供給部及び中継部に支持させながら苗のせ台の上部に供給することができるので、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることができる。
本発明によると、供給部を選択された載置部と中継部とに亘る姿勢に設定した状態において、載置部送り装置と供給部送り装置とを作動させることにより、予備苗のせ台の載置部の苗を、供給部に供給すること、及び供給部から中継部に供給することが楽に行えるようになって、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることができる。
本発明において、
前記中継部の苗を前記苗のせ台の上部に供給する中継部送り装置が備えられていると好適である。
本発明によると、苗が中継部に供給された状態において、中継部送り装置を作動させることにより、中継部の苗を苗のせ台の上部に供給することが楽に行えるようになって、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることができる。
本発明において、
前記供給部が前記中継部の前部の左右方向の軸芯周りに上下に揺動自在に支持されて、
前記供給部を上下に揺動操作することにより、前記供給部の姿勢変更を行う姿勢変更装置が備えられていると好適である。
本発明によると、姿勢変更装置により供給部の姿勢変更を行うことができるので、供給部を選択された載置部と中継部とに亘る姿勢に設定することが楽に行えるようになって、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることができる。
本発明において、
前記供給部の前部が接続される複数の前記載置部の後部が、前記供給部の前部の移動軌跡に沿うように、側面視で円弧状に配置されていると好適である。
前述のように、供給部が中継部の前部の左右方向の軸芯周りに上下に揺動自在に支持されていると、供給部の前部は、側面視で円弧状の移動軌跡を描く。
本発明によると、予備苗のせ台の載置部の各々の後部が、供給部の前部の移動軌跡に沿うように側面視で円弧状に配置されているので、供給部を上下に揺動操作しても、予備苗のせ台の載置部の各々の後部と供給部の前部との位置関係が一定の状態に維持される。
これにより、予備苗のせ台の載置部の苗を供給部に供給することが安定して行えるようになって、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることができる。
本発明において、
前記苗のせ台の上部に設けられて、苗の存否を検出する上部苗センサーと、
前記苗のせ台の下部に設けられて、苗の存否を検出する下部苗センサーとが備えられていると好適である。
本発明によると、例えば苗のせ台において、上部苗センサー及び下部苗センサーの両方が苗を検出していると、苗のせ台に十分な量の苗が載置されていると判断できる。植付作業の進行に伴って、上部苗センサーが苗を検出しなくなると、苗のせ台の苗が少し消費されたと判断できるので、運転者は、予備苗のせ台の載置部の苗を中継部に供給する等の準備を行えばよい。
次に植付作業の進行に伴って、下部苗センサーが苗を検出しなくなると、苗のせ台の苗が消費されて、苗のせ台に苗を補給すべき状態であると判断できるので、中継部の苗を苗のせ台の上部に供給すればよい。
本発明によると、苗のせ台に苗を補給すべき状態になる前に、予備苗のせ台の載置部の苗を中継部に供給する等の準備を行うべき時期を適切に認識することができ、事前に準備を適切に行うことができるので、苗のせ台に苗を補給すべき状態になった際に、中継部の苗を苗のせ台の上部に無理なく供給することができる。
本発明において、
記上部苗センサーが苗を検出しない状態になると、前記載置部送り装置と前記供給部送り装置とを作動させる制御部が備えられていると好適である。
前述のように、苗のせ台に上部苗センサー及び下部苗センサーを設けた場合、本発明によれば、上部苗センサーが苗を検出しなくなると、載置部送り装置と供給部送り装置とが自動的に作動して、予備苗のせ台の載置部の苗が中継部に供給される。
これにより、予備苗のせ台の載置部の苗を、供給部に供給すること、及び供給部から中継部に供給することが楽に行えるようになって、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることができる。
本発明において、
前記中継部の苗を前記苗のせ台の上部に供給する中継部送り装置が備えられて、
前記制御部は、前記下部苗センサーが苗を検出しない状態になると、前記中継部送り装置を作動させると好適である。
前述のように、苗のせ台に上部苗センサー及び下部苗センサーを設けた場合、本発明によれば、下部苗センサーが苗を検出しなくなると、中継部送り装置が自動的に作動して、中継部の苗が苗のせ台の上部に供給される。
これにより、中継部の苗を苗のせ台の上部に供給することが楽に行えるようになって、苗のせ台への苗の補給の作業性を向上させることができる。
乗用型田植機の左側面図である。 乗用型田植機の平面図である。 制御装置と各部との連係状態を示す概略図である。 発明の実施の第1別形態において、乗用型田植機の平面図である。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、機体11の作業走行時における前進側の進行方向が「前」であり、後進側の進行方向が「後」である。前後方向での前向き姿勢を基準として右側に相当する方向が「右」であり、左側に相当する方向が「左」である。
(乗用型田植機の全体構成)
図1及び図2に示すように、乗用型田植機は、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた機体11の後部に、リンク機構3が支持されて後側に延出され、リンク機構3を昇降操作する油圧シリンダ4が備えられており、リンク機構3の後部に苗植付装置5が支持されている。
機体11の左右中央部に運転座席12が設けられ、カバー13が運転座席12の前側に設けられており、前輪1を操向操作する操縦ハンドル14が、カバー13の上部に設けられている。
(苗植付装置の構成)
図1及び図2に示すように、苗植付装置5は、左右方向に所定間隔を置いて配置された植付伝動ケース6、植付伝動ケース6の後部の右部及び左部に回転自在に支持された回転ケース7、回転ケース7の両端に備えられた植付アーム8、フロート9、苗のせ台10等を備えており、6条型式に構成されている。
苗植付装置5において、苗のせ台10が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース7が回転駆動され、苗のせ台10の下部から植付アーム8が交互に苗を取り出して田面に植え付ける。
苗のせ台10に、苗が載置される6つの苗のせ面10aと、隣接する苗のせ面10aを仕切る縦壁状の仕切り部10bとが設けられている。
苗が接触することにより苗の存否を検出する上部苗センサー16が、苗のせ台10の苗のせ面10aの上部に設けられている。苗が接触することにより苗の存否を検出する下部苗センサー17が、苗のせ台10の苗のせ面10aの下部に設けられている。
ベルト型式の縦送り機構15が、苗のせ台10の苗のせ面10aの下部に設けられており、苗のせ台10が往復横送り駆動の右端部又は左端部に達すると、縦送り機構15が所定ストロークだけ作動して、苗のせ台10(苗のせ面10a)の苗が下側に送られる。
図3に示すように、一つの電動モータ42により全ての縦送り機構15が駆動されるように構成されている。縦送り機構15の各々に、少数条クラッチ(図示せず)が設けられており、少数条クラッチを遮断状態に操作することによって、一部の縦送り機構15を停止させることができる。
(予備苗のせ台の構成)
図1及び図2に示すように、機体11の右部の前部及び左部の前部に、予備苗のせ台18が設けられている。
機体11の右部の前部及び左部の前部に、支持フレーム19が上下方向に沿って配置されて、機体11に連結されている。支持フレーム19の下部の右部及び左部に載置部21が連結されており、載置部21の上側において、支持フレーム19の右部及び左部に、載置部20が連結されている。
載置部20の上側において、支持フレーム19の右部及び左部に、載置部22が連結されており、載置部22の上側において、支持フレーム19の右部及び左部に、載置部23が連結されている。
以上のように、予備苗のせ台18において、複数の載置部20〜23が上下方向に沿って設けられており、載置部20〜23の各々に、1枚又は2枚のマット状の苗を載置することができる。
図1及び図3に示すように、支持フレーム19の上部が、側面視で斜め後の上向きに形成されて、載置部20〜23が前後方向に少しずらして配置されている(載置部20に対して、載置部21,22が少し後側に配置され、載置部21,22に対して、載置部23が少し後側に配置されている)。これにより、載置部20,21,22,23の後部20a,21a,22a,23aが、側面視で円弧状の軌跡に沿うように配置されている。
図1,2,3に示すように、載置部20〜23の各々に、ベルト型式の載置部送り装置24と、載置部送り装置24を作動させる電動モータ25が設けられており、苗の存否を検出する載置部苗センサー26が設けられている。
(中継部の構成)
図1,2,3に示すように、機体11の後部において、運転座席12の右後側及び左後側に位置するように、中継部27が設けられており、中継部27が側面視及び平面視で予備苗のせ台18と苗のせ台10との間に配置されている。
機体11の後部に設けられた支持フレーム28に、中継部27が支持されており、中継部27は、側面視で載置部20と同じ高さに配置され、平面視で載置部20〜23の後方に配置されている。中継部27に、2枚のマット状の苗を左右方向に並べて載置することができる。
中継部27に、ベルト型式の中継部送り装置29と、中継部送り装置29を作動させる電動モータ30が設けられており、苗の存否を検出する中継部苗センサー31が設けられている。
2組の案内部32が、中継部27の後部の左右方向に並べて配置され、中継部27の後部の左右方向の軸芯P2周りに、上下に揺動自在に支持されており、案内部32を上下に揺動操作する電動モータ33が設けられている。
(供給部の構成)
図1,2,3に示すように、中継部27の前部の左右方向の軸芯P1周りに、供給部34が上下に揺動自在に支持されている。
前述の(予備苗のせ台の構成)に記載のように、予備苗のせ台18において、載置部20〜23の後部20a〜23aが、側面視で円弧状の軌跡に沿うように配置されており、供給部34の前部34aの移動軌跡に沿うように、側面視で円弧状に配置されている。
供給部34を上下に揺動操作する姿勢変更装置35が設けられている。姿勢変更装置35に、供給部34に連結された昇降ギヤ36、昇降ギヤ36に咬合するピニオンギヤを備えたギヤ機構37、ギヤ機構37を駆動する電動モータ38が設けられている。
電動モータ38によりギヤ機構37を駆動して、昇降ギヤ36を介して供給部34を上下に揺動操作することができるのであり、供給部34を姿勢A0,A1,A2,A3に姿勢変更することができる。
姿勢A0は、供給部34の前部34aが載置部20の後部20aに近接して、供給部34が載置部20と中継部27とに亘る姿勢である。
姿勢A1は、供給部34の前部34aが載置部21の後部21aに近接して、供給部34が載置部21と中継部27とに亘る姿勢である。
姿勢A2は、供給部34の前部34aが載置部22の後部22aに近接して、供給部34が載置部22と中継部27とに亘る姿勢である。
姿勢A3は、供給部34の前部34aが載置部23の後部23aに近接して、供給部34が載置部23と中継部27とに亘る姿勢である。
供給部34に、ベルト型式の供給部送り装置39と、供給部送り装置39を作動させる電動モータ40が設けられており、苗の存否を検出する供給部苗センサー41が設けられている。
(苗のせ台への苗の補給の第1段階)
図1,2,3に示すように、制御装置43(制御部に相当)が、機体11に設けられている。上部苗センサー16及び下部苗センサー17の検出信号、載置部苗センサー26の検出信号、中継部苗センサー31の検出信号、供給部苗センサー41の検出信号が制御装置43に入力されており、制御装置43により、電動モータ25,30,33,38,40が、以下の説明のように作動操作される。
植付作業を開始する場合、右又は左の供給部34を姿勢A3に操作して、運転者は機体11の右側又は左側から乗降するのであり、乗降後に、供給部34を姿勢A0に操作しておく。
苗のせ台10の苗のせ面10aの各々に十分な苗を載置し(上部苗センサー16及び下部苗センサー17の両方が苗を検出する状態)、全ての載置部20〜23に苗を載置し、中継部27及び供給部34に苗を載置して、植付作業を開始する。
植付作業の進行により、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの苗が少し消費されて、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの上部苗センサー16が、苗を検出しない状態になったとする。
このような状態になると、警報ブザー(図示せず)が作動し、操縦パネル(図示せず)に表示されるので、運転者は、右及び左の中継部27の後側に、苗のせ台10の右及び左の2つの苗のせ面10aが位置する状態(図2参照)で、苗植付装置5及び機体11を停止させる。
機体11が停止すると、中継部送り装置29が自動的に作動して、中継部27の苗が、後側に送られて、案内部32から、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの上部に供給される。
この場合、苗植付装置5が機体11に対して昇降操作されても、案内部32の後端部が苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの上端部に近接するように、電動モータ33が作動して案内部32が上下に揺動操作される。
中継部27の苗が苗のせ台10(苗のせ面10a)の上部に供給されると、供給部送り装置39が自動的に作動して、供給部34の苗が中継部27に供給されて、中継部送り装置29が自動的に停止する。
次に、載置部20の載置部送り装置24が自動的に作動して、載置部20の苗が供給部34に供給されて、載置部20の載置部送り装置24及び供給部送り装置39が自動的に停止する。
植付作業の進行により、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの苗が少し消費されて、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの上部苗センサー16が、苗を検出しない状態になると、前述の操作が繰り返される。
前述の操作が繰り返されることにより、載置部20、供給部34及び中継部27に苗が無い状態となる。苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aに対しては、運転者が、載置部20〜23から、苗を手で取り出して、苗のせ台10の中央の2つの苗のせ面10aに苗を供給する。
(苗のせ台への苗の補給の第2段階)
前述の(苗のせ台への苗の補給の第1段階)に記載のように、載置部20、供給部34及び中継部27に苗が無い状態において、植付作業の進行により、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの上部苗センサー16が、苗を検出しない状態になると、警報ブザー(図示せず)が作動し、操縦パネル(図示せず)に表示されて、以下のような操作が行われる。
図1,2,3に示すように、植付作業が継続された状態で、載置部21〜23において苗が載置されている載置部21〜23が選択される。例えば載置部22が選択されると、植付作業が継続された状態で、供給部34が姿勢A2に自動的に操作される。
次に植付作業が継続された状態で、載置部22の載置部送り装置24及び供給部送り装置39、中継部送り装置29が自動的に作動して、載置部22の苗が、供給部34に供給され、供給部34から中継部27に供給される。苗が中継部27に供給されると、載置部22の載置部送り装置24及び供給部送り装置39、中継部送り装置29が自動的に停止する。
(苗のせ台への苗の補給の第3段階)
前述の(苗のせ台への苗の補給の第2段階)に記載のように、中継部27に苗が載置された状態において、植付作業の進行により、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの苗がさらに消費されて、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの下部苗センサー17が、苗を検出しない状態になったとする。
このような状態になると、図1,2,3に示すように、警報ブザー(図示せず)が作動し、操縦パネル(図示せず)に表示されるので、運転者は、右及び左の中継部27の後側に、苗のせ台10の右及び左の2つの苗のせ面10aが位置する状態(図2参照)で、苗植付装置5及び機体11を停止させる。
機体11が停止すると、中継部送り装置29が自動的に作動して、中継部27の苗が、後側に送られて、案内部32から、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの上部に供給される。
この場合、中継部27の苗が苗のせ台10(苗のせ面10a)の上部に供給されても、苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの上部苗センサー16が、苗を検出しない状態であると、苗植付装置5及び機体11が停止した状態で、前述の(苗のせ台への苗の補給の第2段階)及び本項の(苗のせ台への苗の補給の第3段階)が繰り返される。
苗のせ台10の右(左)の2つの苗のせ面10aの上部苗センサー16が、苗を検出する状態になると、警報ブザー(図示せず)が作動し、操縦パネル(図示せず)に表示されるので、運転者は植付作業を再開する。
(発明の実施の第1別形態)
中継部27を、図4に示すように構成してもよい。
機体11の後部において、運転座席12の後側に位置するように、苗のせ台10の横幅と同じ横幅を備えた横長状の中継部27が設けられている。
中継部27に、中継部送り装置29及び電動モータ30、中継部苗センサー31は設けられていない。球体形状の多数のローラー44が、前後方向の軸芯周りに自由回転自在に中継部27に設けられており、6組の案内部32が、苗のせ台10の全ての苗のせ面10aに対応して中継部27に支持されている。
中継部27の右部及び左部の前部の左右方向の軸芯P1周りに、右及び左の供給部34が上下に揺動自在に支持されている。姿勢変更装置35は設けられておらず、運転者が手動で供給部34を上下に揺動操作して、供給部34の前部34aを、予備苗のせ台18の載置部20〜23の後部20a〜23aに、連結具(図示せず)により連結することによって、供給部34を姿勢A0〜A3に設定する。
載置部送り装置24及び電動モータ25、供給部送り装置39及び電動モータ40は設けられているが、載置部苗センサー26及び供給部苗センサー41は設けられていない。
フロア45において、運転座席12の右前部及び左前部の下側の部分に、右及び左の作動ペダル46が設けられている。
右の作動ペダル46を踏み操作すると、右の予備苗のせ台18の載置部送り装置24及び右の供給部34の供給部送り装置39が作動し、右の作動ペダル46を踏み操作を止めると、右の予備苗のせ台18の載置部送り装置24及び右の供給部34の供給部送り装置39が停止する。
左の作動ペダル46を踏み操作すると、左の予備苗のせ台18の載置部送り装置24及び左の供給部34の供給部送り装置39が作動し、左の作動ペダル46を踏み操作を止めると、左の予備苗のせ台18の載置部送り装置24及び左の供給部34の供給部送り装置39が停止する。
以上の構成により、上部苗センサー16が苗を検出しない状態になると、運転者は、植付作業を継続しながら、右(左)の作動ペダル46を踏み操作し、載置部送り装置24及び供給部送り装置39を作動させて、載置部20〜23の苗を、供給部34から中継部27の右部(左部)に供給する。
運転者は、植付作業を継続しながら、中継部27の右部(左部)に供給された苗を、手で押して、苗のせ台10において上部苗センサー16が苗を検出しない状態になった苗のせ面10aに対応する中継部27の位置に移動させる。
次に下部苗センサー17が苗を検出しない状態になると、運転者は、苗植付装置5及び機体11を停止させて、中継部27の苗を手で押して、苗のせ台10の苗のせ面10aの上部に供給する。
中継部27において、ローラー44は、前後方向の軸芯周りに回転するものであるが、球体形状であるので、中継部27の苗は、ローラー44の表面を滑りながら苗のせ台10の苗のせ面10aの上部に無理なく供給される。
(発明の実施の第2別形態)
前述の(発明の実施の第1別形態)において、苗を左右方向に送る送り装置(図示せず)、及び送り装置を回転駆動する電動モータ(図示せず)を、中継部27に設けて、苗が中継部27に供給された後、苗のせ台10の所望の苗のせ面10aに対応する中継部27の位置に、苗が送り装置により送られるように構成してもよい。
(発明の実施の第3別形態)
載置部送り装置24及び電動モータ25、載置部苗センサー26、中継部送り装置29及び電動モータ30、中継部苗センサー31、供給部送り装置39及び電動モータ40、供給部苗センサー41を備えないように構成してもよい。
この場合、載置部20〜23、供給部34及び中継部27に、苗を支持するローラー(図示せず)を設けて、苗が容易に移動するように構成すればよい。
これにより、載置部20〜23から供給部34への苗の供給、供給部34から中継部27への苗の供給、中継部27から苗のせ台10の上部への苗の供給を、運転者が手で苗を押して行うことになる。
本発明は、6条型式の乗用型田植機ばかりではなく、4条型式や8条型式、10条型式の乗用型田植機にも適用できるのであり、施肥装置や薬剤散布装置を装備した乗用型田植機にも適用できる。
5 苗植付装置
10 苗のせ台
11 機体
16 上部苗センサー
17 下部苗センサー
18 予備苗のせ台
20〜23 載置部
24 載置部送り装置
27 中継部
29 中継部送り装置
34 供給部
34a 供給部の前部
35 姿勢変更装置
39 供給部送り装置
43 制御装置(制御部)
A0〜A3 姿勢
P1 軸芯

Claims (7)

  1. 苗のせ台が設けられて機体の後部に支持された苗植付装置と、上下方向に沿って複数の載置部が設けられて前記機体に支持された予備苗のせ台とが備えられ、
    前記予備苗のせ台と前記苗のせ台との間に配置された中継部と、
    前記予備苗のせ台の複数の前記載置部のうち、選択された前記載置部と前記中継部とに亘る姿勢に姿勢変更自在で、選択された前記載置部の苗を前記載置部から前記中継部に供給可能な供給部と
    前記載置部の苗を前記供給部に供給する載置部送り装置と、
    前記供給部の苗を前記中継部に供給する供給部送り装置と、が備えられて、
    選択された前記載置部の苗が、前記載置部から前記供給部を介して前記中継部に供給され、前記中継部から前記苗のせ台の上部に供給される乗用型田植機。
  2. 前記中継部の苗を前記苗のせ台の上部に供給する中継部送り装置が備えられている請求項1に記載の乗用型田植機。
  3. 前記供給部が前記中継部の前部の左右方向の軸芯周りに上下に揺動自在に支持されて、
    前記供給部を上下に揺動操作することにより、前記供給部の姿勢変更を行う姿勢変更装置が備えられている請求項1または2に記載の乗用型田植機。
  4. 前記供給部の前部が接続される複数の前記載置部の後部が、前記供給部の前部の移動軌跡に沿うように、側面視で円弧状に配置されている請求項に記載の乗用型田植機。
  5. 前記苗のせ台の上部に設けられて、苗の存否を検出する上部苗センサーと、
    前記苗のせ台の下部に設けられて、苗の存否を検出する下部苗センサーとが備えられている請求項1〜のうちのいずれか一項に記載の乗用型田植機。
  6. 記上部苗センサーが苗を検出しない状態になると、前記載置部送り装置と前記供給部送り装置とを作動させる制御部が備えられている請求項に記載の乗用型田植機。
  7. 前記中継部の苗を前記苗のせ台の上部に供給する中継部送り装置が備えられて、
    前記制御部は、前記下部苗センサーが苗を検出しない状態になると、前記中継部送り装置を作動させる請求項に記載の乗用型田植機。
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