JP6955391B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP6955391B2
JP6955391B2 JP2017155408A JP2017155408A JP6955391B2 JP 6955391 B2 JP6955391 B2 JP 6955391B2 JP 2017155408 A JP2017155408 A JP 2017155408A JP 2017155408 A JP2017155408 A JP 2017155408A JP 6955391 B2 JP6955391 B2 JP 6955391B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
main body
duct
door
exhaust port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017155408A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019035513A (ja
Inventor
下田 英雄
英雄 下田
徹 杉町
徹 杉町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2017155408A priority Critical patent/JP6955391B2/ja
Publication of JP2019035513A publication Critical patent/JP2019035513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6955391B2 publication Critical patent/JP6955391B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Ovens (AREA)

Description

本発明は、加熱調理器に関する。
従来の加熱調理器としては、加熱調理器の後面上部に設けられた排気口から排出された排気を導く排気経路を有するダクトを備え、ダクトの上端に設けられた排出口から排気を排出するものがある。(特許文献1参照)。また、特許文献1には、後面上部の排気口から排出された排気を加熱調理器の前面上部から排出するダクトを備える加熱調理器が開示されている。この加熱調理器では、ダクトにより排出された排気は、排出口の上方に移動する。
特開平7−98125号公報(図1,図23)
しかし、上記従来の加熱調理器を業務用として使用する場合、その周囲に商品が配置されていることがあり、ダクトの排出口の上方に配置された商品が、ダクトの排出口から排出された水蒸気や油煙などを含む排気に曝されるという問題がある。
そこで、本発明の課題は、排出口の上方に配置された商品が排気に曝されることを防止できる加熱調理器を提供することである。
この発明の一態様に係る加熱調理器は、
本体ケーシングと、
上記本体ケーシングの内部に配置され、被加熱物を収容する加熱庫と、
上記加熱庫の前方に設けられた開口部を開閉するドアと、
上記加熱庫に供給する蒸気を発生する蒸気発生装置と、
上記加熱庫の内部から上記本体ケーシングの外部へ排気する本体排気口と、
上記本体ケーシングに取り付けられ、上記本体排気口から排出された排気を前面側に案内する排気流路を有するダクトと
を備え、
上記ダクトの前方に、上記排気を前方かつ斜め下方に向かって排出するダクト排気口が設けられていることを特徴とする。
以上より明らかなように、この発明によれば、ダクト排気口から排気を前方かつ斜め下方に向かって排出することで、ダクト排気口の上方に配置された商品が排気に曝されることを防止できる。
図1は、この発明の第1実施形態に係る加熱調理器の斜視図である。 図2は、上記加熱調理器の正面図である。 図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。 図4は、上記加熱調理器のドアが開いた状態の図3と同様の断面を示す図である。 図5は、上記加熱調理器の背面図である。 図6は、上記加熱調理器の上面図である。 図7は、上記加熱調理器の要部の略構成を示す概念図である。 図8は、上記加熱調理器の制御ブロック図である。 図9は、この発明の第2実施形態に係る加熱調理器の図3と同様の断面を示す図である。 図10は、この発明の第3実施形態に係る加熱調理器の図3と同様の断面を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る加熱調理器を添付図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
図1は、この発明の第1実施形態に係る加熱調理器1の斜視図である。この加熱調理器1は、業務用の加熱調理器である。
図1を参照すると、加熱調理器1は、直方体形状の本体ケーシング10と、本体ケーシング10に着脱可能に取り付けられたダクト20と、本体ケーシング10の内部に配置され、被加熱物を収容する加熱庫30(図2に示す)と、加熱庫30の前方に設けられた開口部を開閉するドア12とを備える。また、加熱調理器1は、ドア12の上側に、吹出口13aを有する上部前面パネル13と、本体ケーシング10の前面側かつドア12の右側に、カラー液晶表示部14a及びボタン群14bを有する操作パネル14とを備える。ボタン群14bは、スタートキーや取り消しキーを含む。
本体ケーシング10の上面には、加熱庫30の内部と本体ケーシング10の外部とを連通する本体排気口11が設けられている。加熱庫30内からの排気は、本体排気口11から本体ケーシング10の外部へ排出される。
ダクト20は、本体ケーシング10の上面及び背面の一部を覆うようにL字状に屈曲している。ダクト20は、本体ケーシング10の本体排気口11から排出された排気を前面側に案内する排気流路21(図3に示す)を有する。また、ダクト20は、前方に開口したダクト排気口22を備え、ダクト排気口22には、複数の羽根板23aからなるルーバー23が設けられている。
ドア12は、本体ケーシング10の前面側に下側の辺を軸に回動可能に取り付けられている。また、ドア12は、上側にハンドル15を備える。
図2は、この発明の第1実施形態に係る加熱調理器1の正面図であり、図1と同一の構成部には同一の参照符号を付している。図3は、図2のIII−III線に沿った断面図であり、図1,図2と同一の構成部には同一の参照符号を付している。また、図4は、図2のIII−III線に沿った断面において、ドア12が開いた状態の図3と同様の断面を示す図であり、図1〜図3と同一の構成部には同一の参照符号を付している。
図2を参照すると、加熱調理器1は、本体ケーシング10の下部に着脱可能に取り付けられた露受容器16と、本体ケーシング10の下部に着脱可能に取り付けられた内部給水タンク17とを備える。露受容器16は、ドア12の下側に位置し、ドア12の後面や本体ケーシング10の前板からの水滴を受けるようになっている。
また、加熱調理器1は、加熱庫30の上部に設置された上ヒータ31と、加熱庫30の下部に設置された下ヒータ32とを備える。上ヒータ31と下ヒータ32とにより、被加熱物を上方及び下方から輻射加熱する。加熱庫30の後面側の壁面には、複数の穴からなる吸込口30aが設けられている。また、図3を併せて参照すると、吸込口30aの背面側には、循環ファン33が配置されている。循環ファン33は、循環ファン用モータ34により回転駆動される。循環ファン33は、加熱庫30内の加熱媒体を吸込口30aから吸い込んで天板30bに設けられた複数の吹出穴(図示せず)から加熱庫30内に吹き出す。
図2及び図3を参照すると、加熱庫30の内部には、被加熱物(図示せず)を載置するための載置網40と、載置網40が配置されているトレー41と、トレー41を支持する移動部材42とを備える。移動部材42は、加熱庫30の右側壁及び左側壁に設けられた左右一対のレール30cに滑動可能に支持されており、ドア12の裏面に連結されている。図4に示すように、ユーザの開操作により、ドア12が前面の下側の辺を中心にして回動すると、ドア12に連結された移動部材42は、レール30cに沿って前面側へ移動する。トレー41と、載置網40と、上記被加熱物とは、移動部材42の移動に伴って前方に移動する。すなわち、移動部材42は、ドア12の開動作と連動して上記被加熱物を前方に移動させる。
図3を参照すると、加熱調理器1は、L字状に屈曲した排気通路18を備える。排気通路18は、本体ケーシング10の内部かつ加熱庫30の背面側に配置された第1排気通路18aと、本体ケーシング10の内部かつ加熱庫30の上面側に配置された第2排気通路18bとを備える。第1排気通路18aの一方の端部と、第2排気通路18bの一方の端部とは、接続部18cで接続されている。接続部18cは、本体ケーシング10の本体排気口11と接続されている。また、第2排気通路18bの他方の端部は、上部前面パネル13の吹出口13aと接続されている。
ルーバー23は、前方かつ斜め下方に向けて延びるようにダクト20のダクト排気口22に設けられており、排気流路21を通過する排気は、ルーバー23に沿って流れるため、ダクト排気口22から前方かつ斜め下方に向けて排出される。具体的には、図3に明瞭に示すように、ルーバー23の羽根板23aは、加熱調理器1の水平方向に対して、角度θで斜め下方に延びるように設けられている。ここで、角度θは、移動部材42によって載置網40とトレー41とが、ドア12の開動作と連動して前方に移動し、載置網40上の被加熱物が加熱庫30から前方に移動した場合に、被加熱物に排気が当たらないように、20度から40度の範囲が好ましい。また、ダクト20は、前述したように、本体ケーシング10の背面の一部を覆っており、本体ケーシング10の背面に設けられた複数の図示しない穴からの排気を、排気流路21を介してダクト排気口22に案内する。
図5は、加熱調理器1の背面図である。図5において、図1〜図4と同一の構成部には同一の参照番号を付している。
図5を参照すると、加熱調理器1は、本体ケーシング10の背面側に、本体ケーシング10内の電装品を冷却する冷却ファン50と、加熱庫30(図2に示す)内に供給する蒸気を発生する蒸気発生装置52とを備える。
冷却ファン50は、冷却ファン用モータ51(図8に示す)により回転駆動される。冷却ファン50は、電装品を冷却した冷却風を第1排気通路18aに吹き出す。また、第1排気通路18aは、加熱庫30の内部と、庫内排気配管53によって接続されている。庫内排気配管53は、加熱庫30の内部にある蒸気や油煙を含む排気を第1排気通路18aに排出する。
蒸気発生装置52は、加熱庫30に供給する蒸気を発生させる。蒸気発生装置52と、加熱庫30の内部とは、蒸気投入配管54によって接続されている。蒸気発生装置52によって発生した蒸気は、蒸気投入配管54を介して、加熱庫30内に供給される。
図6は、加熱調理器1の上面図である。図6において、図1〜図5と同一の構成部には同一の参照番号を付している。
図6を参照すると、ダクト20は、本体排気口11と、ダクト排気口22とを連通する排気流路21を備える。排気流路21には、排気ファン24が設けられており、排気ファン24は、ダクト20内かつ排気流路21外に設けられた排気ファン用モータ25の図示しない駆動軸に連結されている。排気流路21は、排気ファン24の下流側で、前方に向かって幅が徐々に広くなっている。本体排気口11から排出された排気は、排気流路21を流れ、ダクト排気口22から前方に向かって左右に広がるように排出される。排気ファン24は、本体排気口11から排出された排気を吸い込み、ダクト排気口22へと吹き出す。
図7は、加熱調理器1の要部の略構成を示す概念図である。図7において、図1〜図6と同一の構成部には同一の参照番号を付している。
図7を参照すると、加熱調理器1は、本体ケーシング10(図1に示す)の外部に配置された外部給水タンク60と、給水ポンプ61と、切替弁62とを備える。また、加熱調理器1は、内部給水タンク17内の水位を計測する内部給水タンク用水位センサ63と、外部給水タンク60内の水位を計測する外部給水タンク用水位センサ64とを備える。
切替弁62は、2つの入口と、1つの出口とを備えている。切替弁62の一方の入口は、配管L1を介して内部給水タンク17に接続されており、切替弁62の他方の入口は、配管L2を介して外部給水タンク60に接続されている。また、切替弁62の出口は、配管L3を介して給水ポンプ61と接続されている。また、給水ポンプ61は、配管L4を介して蒸気発生装置52と接続されている。切替弁62は、配管L1と配管L2とを択一的に切り替えて配管L3と接続する。配管L1と配管L3とが接続されている場合、給水ポンプ61により内部給水タンク17から蒸気発生装置52へと水が供給され、配管L2と配管L3とが接続されている場合、給水ポンプ61により外部給水タンク60から蒸気発生装置52へと水が供給される。
図8は、加熱調理器1の制御ブロック図である。図8において、図1〜図7と同一の構成部には同一の参照番号を付している。
図8を参照すると、加熱調理器1は、マイクロコンピュータや入出力回路などから構成される制御装置70を備える。制御装置70は、上ヒータ31と、下ヒータ32と、蒸気発生装置52と、循環ファン用モータ34と、冷却ファン用モータ51と、排気ファン用モータ25と、給水ポンプ61と、切替弁62と電気的に接続されている。また、制御装置70は、操作パネル14と、ドア12の開閉操作を検知する開閉検知部80と、庫内温度センサ81と、内部給水タンク用水位センサ63と、外部給水タンク用水位センサ64と電気的に接続されている。
制御装置70は、加熱制御部70aと、排気制御部70bと、給水制御部70cとを備える。加熱制御部70aは、操作パネル14、庫内温度センサ81などからの信号に基づいて、上ヒータ31、下ヒータ32、蒸気発生装置52、循環ファン用モータ34などを制御して加熱調理を行う。排気制御部70bは、操作パネル14、開閉検知部80などからの信号に基づいて、冷却ファン用モータ51、排気ファン用モータ25などを制御して排気を行う。また、給水制御部70cは、操作パネル14、内部給水タンク用水位センサ63、外部給水タンク用水位センサ64などからの信号に基づいて、給水ポンプ61、切替弁62などを制御して、蒸気発生装置52への給水を行う。
(排気の流れ)
排気は、加熱庫30から庫内排気配管53を介して第1排気通路18aへと排出される。また、本体ケーシング10と、加熱庫30との間に配置される電装品の冷却に使用された冷却風は、冷却ファン50により第1排気通路18aへと吹き出される。上記排気は、上記冷却風により希釈され、本体排気口11又は上部前面パネル13の吹出口13aから本体ケーシング10の外部へと排出される。本体排気口11からダクト20の排気流路21へと排出された上記排気は、排気ファン24により本体排気口11からダクト排気口22まで吹き出される。このとき、上記排気は、排気流路21に沿って流れるので、ダクト排気口22から、左右に広がるように排出される。また、排気流路21を流れる排気は、ダクト排気口22に設けられたルーバー23により、ダクト排気口22から前方かつ斜め下方に向かって排出される。
排気制御部70bは、ドア12に取り付けられた開閉検知部80によってドア12の開放が検知されたときに、排気ファン用モータ25の回転数をドア12の開放が検知される前の回転数よりも所定の回転数上げるように制御する。また、排気制御部70bは、ドア12の開放が検知されてから所定の時間が経過したときに、排気ファン用モータ25を停止するか、又は排気ファン用モータ25の回転数を上記所定の時間が経過する前の回転数よりも所定の回転数下げるように制御する。
上記構成の加熱調理器1によれば、蒸気発生装置52により発生された蒸気を加熱庫30に供給することで、加熱庫30に収容された被加熱物を加熱する。被加熱物の加熱に使用された蒸気は、本体排気口11から本体ケーシング10の外部へと排出され、ダクト20の排気流路21により、前面側へと案内される。排気がダクト排気口22から前方かつ斜め下方に向かって排出されることで、ダクト排気口22の上方に配置された商品が排気に曝されることを防止できる。なお、加熱調理器1の加熱方式は、蒸気による加熱に限定されず、上ヒータ31,下ヒータ32による輻射加熱であってもよいし、上ヒータ31と下ヒータ32とにより加熱された過熱蒸気による加熱であってもよい。
上記実施形態によれば、排気ファン24は、本体排気口11からダクト20の排気流路21に排出された排気を強制的にダクト排気口22から外へ吹き出すことで加熱調理器1の外部に効率よく排気できる。
また、開閉検知部80によりドア12の開放が検知されたとき、排気制御部70bは、排気ファン用モータ25の回転数をドア12の開放が検知される前の回転数よりも所定の回転数上げるように制御する。このため、ユーザがドア12を開放した際に、加熱庫30の内部の高温気体のうちユーザに向かうものを効率よく遮ることができ、加熱庫30内の高温気体がユーザに直接当たることを防止できる。
また、排気制御部70bは、ドア12の開放が検知されてから所定の時間が経過したときに、排気ファン用モータ25を停止するか、又は排気ファン用モータ25の回転数を上記所定の時間が経過する前の回転数よりも所定の回転数下げるように制御する。このため、排気制御部70bは、加熱庫30内の高温気体の温度が下がったときのように、加熱庫30内の高温気体がユーザに当たる恐れがないときに、排気ファン用モータ25の消費電力を低減できる。
また、排気流路21は、前方に向かって、徐々に幅が広がっているため、ダクト排気口22から排出される排気は、ダクト20の幅方向に広がって排出される。このため、ドア12を開放した際に、加熱庫30の内部から側方に向かう高温気体を効率よく遮ることができ、加熱庫30内の高温気体がユーザに当たることを防止できる。
また、ユーザが、ドア12を開くと、移動部材42によって、載置網40とトレー41とが、ドア12の開動作と連動して前方に移動し、載置網40上の被加熱物が加熱庫30より前方に移動する。このとき、排気は、被加熱物に当たらないように、ダクト排気口22から案内される。このため、被加熱物が排気に曝されることを防止できる。
また、ダクト20が着脱可能であるので、使用状況に応じて加熱調理器1のみを使用することができ、ユーザの利便性を向上できる。
また、外部給水タンク60が加熱調理器1の外部にあるため、水残量の確認や給水が容易にでき、ユーザの利便性を向上できる。外部給水タンク60は、加熱調理器1の外部にあるため、外部給水タンク60は、加熱調理器1による寸法の制限を受けず、貯蔵する水量を大きくできるため、外部給水タンク60への給水頻度を低下できる。
[第2実施形態]
この発明の第2実施形態の加熱調理器は、排気通路18の接続部18cに方向切替ダンパ90を有する点を除いて第1実施形態と同様であり、図1、図2、及び図5〜図8を援用する。図9は、第2実施形態の加熱調理器の図3と同様の断面を示す図である。図9において、図1〜図8と同一の構成部には同一の参照符号を付している。
図9に明瞭に示すように、方向切替ダンパ90は、排気通路18の接続部18cに回動軸90aを中心に回動可能に取り付けられている。方向切替ダンパ90は、第1排気通路18aからの排気を、本体ケーシング10の本体排気口11に案内する位置(実線参照)と、上部前面パネル13の吹出口13aに案内する位置(2点鎖線参照)とに切り替え可能である。
この第2実施形態では、方向切替ダンパ90により、本体ケーシング10の本体排気口11のみに排気することで、ダクト20のダクト排気口22からの排出される風量が増加する。このため、ユーザがドア12を開放した際に、加熱庫30の内からユーザに向かう高温気体を効率よく遮ることができ、加熱庫30内の高温気体がユーザに当たることを防止できる。
[第3実施形態]
この発明の第3実施形態の加熱調理器は、排気流路121を除いて、第1実施形態と同一の構成をしており、図1、図2、及び図5〜図8を援用する。図10は、第3実施形態の加熱調理器の図3と同様の図である。図10を参照すると、排気流路121は、前方に向かって斜め下方に延びるように形成されており、ルーバー23が設けられていない。
この第3実施形態では、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
以上、本発明を好適な第1〜第3実施形態により説明してきたが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変更が可能である。
例えば、上記第1〜第3実施形態では、内部給水タンク17と外部給水タンク60とを備えていたが、これに限定されず、内部給水タンク17と外部給水タンク60のうちの一方を備えてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、上部前面パネル13には、第2排気通路18bと接続された吹出口13aが設けられていたが、これに限定されず、第2排気通路18bと吹出口13aとは設けられていなくてもよい。すなわち、加熱調理器1の排気は、前面側からに限られず、背面側又は上面側の少なくとも一方から排気してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、本体排気口11は、本体ケーシング10の上面に設けられていたが、これに限定されず、本体排気口11は、本体ケーシング10の側面又は背面に設けられてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、本体排気口11は、本体ケーシング10に1つ設けられていたが、これに限定されず、複数の本体排気口11が本体ケーシング10に設けられてもよい。
また、本体排気口11は、複数の穴から構成されていてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
本発明の一態様に係る加熱調理器1では、
本体ケーシング10と、
上記本体ケーシング10の内部に配置され、被加熱物を収容する加熱庫30と、
上記加熱庫30の前方に設けられた開口部を開閉するドア12と、
上記加熱庫30に供給する蒸気を発生する蒸気発生装置52と、
上記加熱庫30内部からの排気を上記本体ケーシング10の外部へ排出する本体排気口11
と、
上記本体ケーシング10に取り付けられ、上記本体排気口11から排出された排気を前面側に案内する排気流路21を有するダクト20と
を備え、
上記ダクト20の前方に、上記排気を前方に向かって斜め下方に排出するダクト排気口22が設けられていることを特徴とする。
上記構成の加熱調理器1によれば、蒸気発生装置52により発生された蒸気を加熱庫30に供給することで、加熱庫30に収容された被加熱物を加熱する。被加熱物の加熱に使用された蒸気は、本体排気口11から本体ケーシング10の外部へと排出され、ダクト20の排気流路21により、前面側へと案内される。排気がダクト排気口22から前方かつ斜め下方に向かって排出されることで、ダクト排気口22の上方に配置された商品が排気に曝されることを防止できる。
一実施形態では、
上記ダクト20内に配置され、上記本体排気口11から上記ダクト排気口22に向かって上記排気を排出する排気ファン24を備えることを特徴とする。
上記実施形態によれば、排気ファン24は、本体排気口11からダクト20の排気流路21に排出された排気を強制的にダクト排気口22から外へ吹き出すことで加熱調理器1の外部に効率よく排気できる。
一実施形態では、
上記ドア12の開閉操作を検知する開閉検知部80と、
上記排気ファン24を駆動する排気ファン用モータ25と、
上記排気ファン用モータ25の回転数を制御する排気制御部70bと
を備え、
上記排気制御部70bは、上記開閉検知部80によって上記ドア12の開放が検知されたときに、上記排気ファン用モータ25の回転数を上記ドア12の開放が検知される前の回転数よりも上げるように制御することを特徴とする。
上記実施形態によれば、開閉検知部80によりドア12の開放が検知されたとき、排気制御部70bは、排気ファン用モータ25の回転数をドア12の開放が検知される前の回転数よりも上げるように制御する。このため、ユーザがドア12を開放した際に、加熱庫30の内部の高温気体のうちユーザに向かうものを効率よく遮ることができ、加熱庫30内の高温気体がユーザに直接当たることを防止できる。
一実施形態では、
上記排気制御部70bは、上記開閉検知部80によって上記ドア12の開放が検知されたときから所定の時間が経過したときに、上記排気ファン用モータ25の回転数を上記所定の時間が経過する前の回転数よりも下げるか、又は上記排気ファン用モータ25を停止することを特徴とする。
上記実施形態では、排気制御部70bは、ドア12の開放が検知されてから所定の時間が経過したときに、排気ファン用モータ25を停止するか、又は排気ファン用モータ25の回転数を上記所定の時間が経過する前の回転数よりも下げるように制御する。このため、排気制御部70bは、加熱庫30内の高温気体の温度が下がったときのように、加熱庫30内の高温気体がユーザに当たる恐れがないときに、排気ファン用モータ25の消費電力を低減できる。
一実施形態では、
上記ダクト20は、上記排気を前方に向かって左右に広げるように案内することを特徴とする。
上記実施形態によれば、排気がダクト排気口22から前方に向かって左右に広げるように案内されるため、ドア12を開放した際に、加熱庫30の内部から側方に向かう高温気体を効率よく遮ることができ、加熱庫30内の高温気体がユーザに当たることを防止できる。
一実施形態では、
上記排気流路21は、前方に向かって徐々に幅が広くなることを特徴とする。
上記実施形態によれば、排気流路21は、前方に向かって、徐々に幅が広がっているため、ダクト排気口22から排出される排気は、ダクト20の幅方向に広がって排出される。このため、ドア12を開放した際に、加熱庫30の内部から側方に向かう高温気体を効率よく遮ることができ、加熱庫30内の高温気体がユーザに当たることを防止できる。
一実施形態では、
上記ドア12の開動作と連動して、上記被加熱物が載置されたトレー41を前方に移動させる移動部材42を備え、
上記ダクト20は、上記被加熱物に上記排気が当たらないように上記ダクト排気口22から上記排気を案内することを特徴とする。
上記実施形態では、ユーザが、ドア12を開くと、移動部材42によって、載置網40とトレー41とが、ドア12の開動作と連動して前方に移動し、載置網40上の被加熱物が加熱庫30より前方に移動する。このとき、排気は、被加熱物に当たらないように、ダクト排気口22から案内される。このため、被加熱物が排気に曝されることを防止できる。
一実施形態では、
上記ダクト20は、上記本体ケーシング10に着脱可能であることを特徴とする。
上記実施形態では、ダクト20が本体ケーシング10に着脱可能であるので、使用状況に応じて加熱調理器1のみを使用することができ、ユーザの利便性を向上できる。
一実施形態では、
上記本体ケーシング10の外部に配置され、上記蒸気発生装置52に水を供給する外部給水タンク60を備えることを特徴とする。
上記実施形態では、外部給水タンク60が本体ケーシング10の外部にあるため、水残量の確認や給水が容易にでき、ユーザの利便性を向上できる。また、外部給水タンク60は、加熱調理器1の外部にあるため、外部給水タンク60は、加熱調理器1による寸法の制限を受けず、貯蔵する水量を大きくできるため、外部給水タンク60の給水頻度を低下できる。
1…加熱調理器
10…本体ケーシング
11…本体排気口
12…ドア
13…上部前面パネル
13a…吹出口
14…操作パネル
14a…カラー液晶表示部
14b…ボタン群
15…ハンドル
16…露受容器
17…内部給水タンク
18…排気通路
18a…第1排気通路
18b…第2排気通路
20…ダクト
21,121…排気流路
22…ダクト排気口
23…ルーバー
23a…羽根板
24…排気ファン
25…排気ファン用モータ
25a…駆動軸
30…加熱庫
30a…吸込口
30b…天板
30c…レール
31…上ヒータ
32…下ヒータ
33…循環ファン
34…循環ファン用モータ
40…載置網
41…トレー
42…移動部材
50…冷却ファン
51…冷却ファン用モータ
52…蒸気発生装置
53…庫内排気配管
54…蒸気投入配管
60…外部給水タンク
61…給水ポンプ
62…切替弁
63…内部給水タンク用水位センサ
64…外部給水タンク用水位センサ
70…制御装置
70a…加熱制御部
70b…排気制御部
70c…給水制御部
80…開閉検知部
81…庫内温度センサ
90…方向切替ダンパ

Claims (7)

  1. 本体ケーシングと、
    上記本体ケーシングの内部に配置され、被加熱物を収容する加熱庫と、
    上記加熱庫の前方に設けられた開口部を開閉するドアと、
    上記加熱庫に供給する蒸気を発生する蒸気発生装置と、
    上記加熱庫の内部から上記本体ケーシングの外部へ排気する本体排気口と、
    上記本体ケーシングに着脱可能に取り付けられ、上記本体排気口から排出された排気を前面側に案内する排気流路を有するダクトと
    を備え、
    上記ダクトの前方の中央部に、上記排気を前方かつ斜め下方に向かって排出のみするダクト排気口が設けられていることを特徴とする、加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器であって、
    上記ダクト内に配置され、上記本体排気口から上記ダクト排気口に向かって上記排気を吹き出す排気ファンを備えることを特徴とする、加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器であって、
    上記ドアの開閉操作を検知する開閉検知部と、
    上記排気ファンを駆動する排気ファン用モータと、
    上記排気ファン用モータの回転数を制御する排気制御部と
    を備え、
    上記排気制御部は、上記開閉検知部によって上記ドアの開放が検知されたときに、上記排気ファン用モータの回転数を上記ドアの開放が検知される前の回転数よりも上げるように制御することを特徴とする、加熱調理器。
  4. 請求項3に記載の加熱調理器であって、
    上記排気制御部は、上記開閉検知部によって上記ドアの開放が検知されてから所定の時間が経過したときに、上記排気ファン用モータの回転数を上記所定の時間が経過する前の回転数よりも下げるか、又は上記排気ファン用モータを停止することを特徴とする、加熱調理器。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の加熱調理器であって、
    上記排気流路は、前方に向かって、徐々に幅が広くなることを特徴とする、加熱調理器。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の加熱調理器であって、
    上記ドアの開動作と連動して、上記被加熱物を前方に移動させる移動部材を備え、
    上記ダクトは、上記被加熱物に上記排気が当たらないように上記ダクト排気口から上記排気を案内することを特徴とする、加熱調理器。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の加熱調理器であって、
    上記本体ケーシングの外部に配置され、上記蒸気発生装置に水を供給する外部給水タンクを備えることを特徴とする、加熱調理器。
JP2017155408A 2017-08-10 2017-08-10 加熱調理器 Active JP6955391B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017155408A JP6955391B2 (ja) 2017-08-10 2017-08-10 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017155408A JP6955391B2 (ja) 2017-08-10 2017-08-10 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019035513A JP2019035513A (ja) 2019-03-07
JP6955391B2 true JP6955391B2 (ja) 2021-10-27

Family

ID=65637401

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017155408A Active JP6955391B2 (ja) 2017-08-10 2017-08-10 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6955391B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2507760Y2 (ja) * 1990-03-09 1996-08-21 シャープ株式会社 調理家具組み込み形電子レンジ
JP3689708B2 (ja) * 2003-11-25 2005-08-31 松下電器産業株式会社 加熱調理器
KR100788810B1 (ko) * 2005-03-31 2007-12-27 엘지전자 주식회사 조리기기
JP2007010189A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 加熱調理器
JP2009041813A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Sharp Corp 蒸気吹出方向変更装置および蒸気調理器
JP2009293820A (ja) * 2008-06-03 2009-12-17 Hitachi Appliances Inc キャビネット組み込み型の加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019035513A (ja) 2019-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102124833B1 (ko) 오븐
JP4439575B2 (ja) 加熱調理器
JP6128341B2 (ja) 加熱調理器
WO2008053699A1 (fr) Dispositif pour diluer la vapeur déchargée et cuisinière en étant dotée
JP2008032304A (ja) 加熱調理器及び加熱調理器用の蒸気発生装置
EP3438552B1 (en) Oven
JP4108105B2 (ja) 蒸気調理器
JP4785657B2 (ja) 水タンク及び加熱調理器
JP4334201B2 (ja) 加熱調理器
JP6955391B2 (ja) 加熱調理器
JP4190549B2 (ja) 加熱調理器
JP2005155962A (ja) 加熱調理器
JP5059711B2 (ja) 加熱調理器
JP5694090B2 (ja) 加熱調理器
JP2011007493A (ja) 加熱調理器及び加熱調理器用の蒸気発生装置
JP5996001B2 (ja) 加熱調理器
JP4412331B2 (ja) 過熱蒸気調理器
JP6314050B2 (ja) 加熱調理器
JP6616873B2 (ja) 加熱調理器
JP2005195250A (ja) 蒸気調理器
JP2011231962A (ja) 加熱調理器
JP6209733B2 (ja) 加熱調理器
KR100678665B1 (ko) 오븐
KR100487310B1 (ko) 컨벡션 가스오븐레인지의 조리실 배기장치
JP6410471B2 (ja) 加熱調理器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200325

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200330

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200417

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211001

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6955391

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150