JP6953873B2 - 布地保持部材、印刷装置、画像付与装置、被印刷部材の保持部材 - Google Patents

布地保持部材、印刷装置、画像付与装置、被印刷部材の保持部材 Download PDF

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Description

本発明は布地保持部材、印刷装置、画像付与装置、被印刷部材の保持部材に関する。
従来、布地などの被印刷体の印刷面部分を載置するプラテン装置として、プラテンは、袋状の被印刷体をその一端部から開くようにして挿通可能であり、かつ挿通された被印刷体の印刷面部分の内面を載置する載置面を備え、プラテン装置に開閉自在に設けられ、かつプラテンに挿通された被印刷体の上方から閉じたときプラテンの載置面の周囲に被印刷体を押えつつ挿嵌されて載置面に載置された被印刷体の印刷面部分に張力を与える枠を備えるものが知られている(特許文献1)。
特許第3969168号公報
しかしながら、上述したプラテン装置にあっては、プラテンの載置面と枠との間に挟まれる布地の厚みが変化することでプラテンの載置面の高さが変化し、載置面に載置している布地表面の高さが変化し、印刷物の印刷品質、定着品質などが低下するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、印刷物の品質を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る布地保持部材は、
布地の印刷が施される部分を平坦な状態で保持するプラテン部材と、
前記プラテン部材との間で前記布地を挟む枠部を有する外周カバー部材と、
前記外周カバー部材から取り外し可能で、前記枠部と前記プラテン部材との間に介在するスペーサ部材と、を備える
構成とした。
本発明によれば、印刷物の品質を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る画像付与装置(画像付与システム)の使用形態の一例の示す斜視説明図である。 同画像付与装置の使用形態の他の例を示す斜視説明図である。 印刷装置の一例のカセットを装着したときの外観斜視説明図である。 同印刷装置の外装を外した状態の斜視説明図である。 同印刷装置のステージが着脱位置にある状態でのヘッドより下側の機構部の平面説明図である。 同印刷装置のステージが最奥まで移動した状態でのヘッドより下側の機構部の平面説明図である。 加熱装置の一例の外観斜視説明図である。 同加熱装置の前扉を開いた状態の外観斜視説明図である。 同じく加熱装置内にカセットを収容した状態での短手方向(カセット出し入れ方向と直交する方向)に沿う断面説明図である。 布地保持部材であるカセットにスペーサ部材を取り付けた状態での外観斜視図である。 同カセット外周カバー部材を開いた状態の斜視説明図である。 同カセットの短手方向に沿う断面説明図である。 プラテン部材に厚さの異なる布地を保持した場合とスペーサ部材の有無の例を説明する断面説明図である。 プラテン部材に薄手の布地を保持したカセットを加熱装置内に収容したときの説明に供する断面説明図である。 スペーサ部材を取り付けないでプラテン部材に厚手の布地を保持したカセットを加熱装置内に収容したときの説明に供する断面説明図である。 スペーサ部材を取り付けてプラテン部材に厚手の布地を保持したカセットを加熱装置内に収容したときの説明に供する断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係るカセットの外観斜視説明図である。 同カセットの短手方向に沿う断面説明図である。 同カセットへの布地のセット手順の説明に供する斜視説明図である。 図19に続く手順の斜視説明図である。 図20に続く手順の斜視説明図である。 図21に続く手順の斜視説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る画像付与装置(画像付与システム)について図1及び図2を参照して説明する。図1は同画像付与装置の使用形態の一例の示す斜視説明図、図2は同画像付与装置の使用形態の他の例の示す斜視説明図である。
画像付与装置(画像付与システム)1000は、カセット200と、印刷装置1と、加熱装置500とを備えている。印刷装置1は、カセット200が着脱可能で、カセット200に保持された被印刷物でもある布地400に画像を印刷する。加熱装置500は、カセット200を収容可能で、布地400を保持したカセット200ごと収容して、布地400を加熱して画像を定着する。
この画像付与装置1000の印刷装置1と加熱装置500とは別体であり、図1に示すように印刷装置1と加熱装置500を並べて配置する形態で使用することも、図2に示すように印刷装置1と加熱装置500とを積み重ねる形態で使用することもできる。なお、印刷装置1と加熱装置500とは離れた位置に配置することもできる。印刷装置1と加熱装置500とを積み重ねて設置することによって設置面積の効率化を図ることができる。
この画像付与装置1000によって布地400に画像を付与するときには、布地400を保持したカセット200を印刷装置1にセット(装着)し、印刷装置1によって布地400に画像を印刷する。
印刷装置1による布地400への画像の印刷が終了したときには、加熱装置500の前扉(前カバー、前ドア)502を開き、印刷装置1から布地400を保持したままのカセット200を取り出して、そのまま、カセット200を加熱装置500内に収容し、前扉502を閉じて、加熱装置500でカセット200ごと布地400を加熱する。布地400を加熱することによって布地400に印刷された画像が布地400に定着する。
このように、布地保持部材であるカセット200を印刷装置1と加熱装置500の両方で共用できる。これにより、印刷した布地400を印刷したときの状態のまま保持して加熱装置500にセットすることができ、布地400を持ち運んでも皺が寄ったり、一部が重なったりして印刷面が乱れることはなく、布地400に対する画像付与の作業性が向上する。
次に、印刷装置の一例について図3ないし図6を参照して説明する。図3は同印刷装置のカセットを装着したときの外観斜視説明図、図4は同印刷装置の外装を外した状態の斜視説明図である。図5は同印刷装置のステージが着脱位置にある状態でのヘッドより下側の機構部の平面説明図、図6は同印刷装置のステージが最奥まで移動した状態でのヘッドより下側の機構部の平面説明図である。なお、図5(a)及び図6(a)はカセットを装着していないときを、図5(b)及び図6(b)はカセットを装着しているときを示している。また、カセットで保持している布地は省略している。
印刷装置1は、装置本体100内に、被印刷部材でもある布地400を保持する布地保持部材であるカセット200を着脱可能に保持して進退移動する受け部材であるステージ111と、ステージ111で保持されたカセット200に保持されている布地400に印刷する印刷手段112とを備えている。
ここで、布地400としては、ハンカチ、タオルなどの一枚の布地で形成されるものだけではなく、Tシャツ、トレーナーなどの衣服として加工された布地、トートバック等の製品の一部となっている布地も用いることができる。
ステージ111は、ガイド部材113に沿って矢印Y方向(送り方向)に移動可能に配置されている。ステージ111が移動することで、ステージ111に着脱可能に装着されたカセット200もY方向に移動する。
印刷手段112は、ステージ111に対して矢印X方向(主走査方向)に移動するキャリッジ121を有し、キャリッジ121には液体吐出ヘッドを備えている。すなわち、この印刷装置1はインクジェット記録方式で画像を形成する装置であるが、これに限るものではない。
この印刷装置1においては、カセット200のプラテン部材300に布地400をセットした状態で、装置本体100内のステージ111にカセット200を装着して保持する。そして、ステージ111の矢印Y方向への移動と印刷手段112(キャリッジ121)の矢印X方向への往復移動を繰り返すことで、布地400に所要の画像を印刷する。
ここで、ステージ111はZ方向にも昇降可能とし、カセット200に保持されている布地400の表面高さを検知してステージ111を昇降させることで、布地400とヘッドとのギャップを所定のギャップに調整可能としている。つまり、印刷動作では布地400の厚みにかかわらず、液体吐出ヘッドと布地400の表面とのギャップが一定になるようにしている。
印刷動作では、カセット200を装着したステージ111を、図5の位置から図6の位置に移動させながら印刷してもよいし、一旦、図6の位置まで移動した後、図5の位置に戻しながら印刷してもよい。
次に、加熱装置の一例について図7ないし図9を参照して説明する。図7は同加熱装置の外観斜視説明図、図8は同加熱装置の前扉を開いた状態の外観斜視説明図、図9は同じく加熱装置内にカセットを収容した状態での短手方向(カセット出し入れ方向と直交する方向)に沿う断面説明図である。
この加熱装置500は、装置本体501の前面に開閉可能な前扉502を有し、装置本体501内に、布地400を保持するカセット200を載せ置く受け部材であるテーブル503と、布地を加熱する加熱手段であるヒータ504などを備えている。
テーブル503は、モード切替レバー508を矢印A方向に回転操作することで、カセット200に保持された布地400がヒータ504で非接触で加熱される非接触加熱位置まで上昇する。また、モード切替レバー508を矢印B方向に回転操作することで、カセット200に保持された布地400がヒータ504に接触して加熱される接触加熱位置まで上昇する。
ヒータ504は、カセット200のプラテン部材300に対向し、接触又は非接触で、プラテン部材300上に保持されている布地400を加熱する。
ヒータ504のカセット200側には、例えばアルミなどの熱伝導性に優れた材料で形成した平面部材を設け、ヒータ504による発熱で面温度がほぼ均一になるように加熱する構成とすることもできる。このようにすれば、ヒータ504の加熱位置にかかわらず、面内でほぼ同じ温度で加熱することができる。
次に、布地保持部材であるカセットについて図10ないし図12を参照して説明する。図10は同カセットにスペーサ部材を取り付けた状態での外観斜視図、図11は同カセットの外周カバー部材を開いた状態の斜視説明図である。図12は同カセットの短手方向(出し入れ方向と直交する方向)に沿う断面説明図であり、(a)はスペーサ部材を取り付けた状態、(b)はスペーサ部材を取り付けていない状態を示している。
カセット200は、ベース部材201と、布地400の印刷が施される部分を平坦な状態で保持するプラテン部材300と、プラテン部材300との間で布地400を挟む外周カバー部材202とを備えている。
プラテン部材300は、布地400を平坦な状態で保持する面(保持面)を構成する断熱部材などで構成した301と、周縁部と外周カバー部材202との間で布地400を挟む下プラテン302とを有する。
外周カバー部材202は、プラテン部材300が露出する開口部202aを形成している枠部202bを有し、外周カバー部材202はヒンジなどでベース部材201に対して図11で矢印方向に開閉可能に設けられている。外周カバー部材202は、枠部202bとプラテン部材300の下プラテン302の周縁部との間で布地400を挟んで押さえる。
プラテン部材300はベース部材201に対して支持部311で支持して、プラテン部材300とベース部材201との間には布地400の余剰部分を収容できる収容空間312を形成している。余剰部分は、例えばTシャツの前面に印刷を行う場合においては、両袖や襟口、すそ等が該当する。
ここで、プラテン部材300はベース部材201に対して着脱可能であり、交換することができる構成とできる。これによりプラテン部材300を複数用意し、印刷動作中に別のプラテン部材300に衣類を巻き付けておくことができ、印刷、定着(加熱)終了後にプラテン部材300を交換するだけで速やかに次の布地の印刷を開始することができる。
また、プラテン部材300を支持する支持部311は、ベース部材201に移動可能に嵌め込まれた支柱部231と、ベース部材201と支柱部231との間に配置した圧縮スプリング232とを備えている。
これにより、プラテン部材300はベース部材201に対して変位可能に支持される。
このカセット200の外周カバー部材202には、枠部202bとプラテン部材300との間(ここでは、下プラテン302との間)に介在するスペーサ部材210を取り付け及び取り外し可能である。
ここでは、スペーサ部材210は、外周カバー部材202の枠部202bの端部に開口部202a側から着脱可能に嵌め込んで取付けることができる断面形状が溝形状の部材である。
また、スペーサ部材210は、図10に示すように、枠部202bの長手方向(出し入れ方向)の部分にそれぞれ2箇所、合計4箇所に取付ける構成としている。このように、スペーサ部材210を分割して取り付けられる構成とすることで、スペーサ部材210を使用しないときの保管が容易になる。
ここで、図12(a)に示すように、外周カバー部材202の枠部202bにスペーサ部材210を取り付けたときには、枠部202bとプラテン部材300の下プラテン302との間にスペーサ部材210が介在し、ベース部材201の底面からプラテン部材300の表面までは高さH1になる。
これに対し、図12(b)に示すように、外周カバー部材202の枠部202bにスペーサ部材210を取り付けないときには、スペーサ部材210がない分、プラテン部材300が上昇して、ベース部材201の底面からプラテン部材300の表面までは高さH2(H2>H1)になる。
そこで、保持する布地400の厚さに応じてスペーサ部材210を取り付け、あるいは、取り付けないことで、布地400の表面の高さがほぼ同じになるようにすることができる。
これにより、布地400を保持したカセット200を加熱装置500内に収容して加熱定着を行う場合、加熱手段と布地との間隔を適切に維持することができ、過加熱による変色や加熱不足を低減することができ、印刷物の品質を向上することができる。
次に、スペーサ部材210の作用効果について図13も参照して説明する。図13プラテン部材に厚さの異なる布地を保持した場合とスペーサ部材の有無の例を説明する断面説明図である。
上述したように、カセット200に布地400を保持する場合、外周カバー部材202の枠部202bとプラテン部材300の下プラテン302の周縁部との間に布地400を挟み込んでセットする。このとき、プラテン部材300は圧縮スプリング232によって上方向(枠部202bに下プラテン302が押し付けられる方向)に押されている。
この場合、図13(c)に示すように、外周カバー部材202にスペーサ部材210を取り付けない状態で、薄手の布地400Aをプラテン部材300に保持したとき、ベース部材201の底面からプラテン部材300に保持された布地400Aの表面までの高さは、高さHcとなる。このときのベース部材201の底面からプラテン部材300の上プラテン301の保持面までの高さは、高さhcとなる。
これに対して、厚手の布地400Bをプラテン部材300に保持するとき、厚手の布地400Bは弾力がある。そのため、布地400Bは、外周カバー部材202の枠部202bと下プラテン302で挟まれた部分の潰れ量が大きくなるが、上プラテン301の保持面に保持されている部分は潰されない。
したがって、図13(a)に示すように、外周カバー部材202にスペーサ部材210を取り付けない状態で、厚手の布地400Bをプラテン部材300に保持したとき、ベース部材201の底面からプラテン部材300の上プラテン301の保持面までの高さhaは薄手の布地400Aの場合の高さhcとほぼ同じになる。
そのため、ベース部材201の底面からプラテン部材300に保持された布地400Bの表面までの高さHaは、薄手の布地400Aの場合の高さHcより高くなる(Ha>Hc)。
そこで、図13(b)に示すように、外周カバー部材202にスペーサ部材210を取り付けることで、厚手の布地400Bをプラテン部材300に保持したとき、ベース部材201の底面からプラテン部材300の上プラテン301の保持面までの高さhbは薄手の布地400Aの場合の高さhcより低くなる(hb<hc)。
これにより、ベース部材201の底面からプラテン部材300に保持された布地400Bの表面までの高さHbは、薄手の布地400Aの場合の高さHcとほぼ同じになる。
次に、ベース部材201の底面からプラテン部材300に保持された布地400の表面までの高さが定着処理で与える影響について図14ないし図16も参照して説明する。図14ないし図16は同説明に供する布地400を保持したカセット200を加熱装置500内に収容した状態での断面説明図である。
印刷された布地400にインク(液体)を定着させるために加熱する場合、布地をある温度以上で加熱すると、布地が黄色く不逆的に変色し、印刷物の品質が低下することになる。一方、インクはある温度以上まで加熱することで布地に定着し、加熱不足になると、インクが定着せず、洗濯したときに色が薄くなったり、色が消失してしまうなど、印刷物の品質が低下する。
したがって、加熱による定着処理を行う場合、布地自体が黄色く変色しないで、かつ、インクが定着する温度で加熱する必要がある。ここで、非接触で加熱する場合、加熱手段の表面と布地の距離が近ければ近いほど温度が高くなるので、加熱手段の表面と布地の高さを適切な距離にする必要がある。
まず、図14に示すように、スペーサ部材210を取り付けないで薄手の布地400Aを保持したカセット200を加熱装置500内に収容して加熱処理を行う場合、布地400Aと加熱手段であるヒータ504の表面との間の間隔がギャップgcになるように加熱装置500及びカセット200を構成している。
そのため、図15に示すように、スペーサ部材210を取り付けないで厚手の布地400Bを保持したカセット200で加熱処理を行う場合、布地400と加熱手段であるヒータ504の表面との間のギャップgaは、ギャップgcよりも狭くなる(ga<gc)。その結果、厚手の布地400Bに対する過加熱が生じて黄色く変色して品質が低下するおそれがある。
そこで、図16に示すように、スペーサ部材210を取り付けて厚手の布地400Bを保持したカセット200で加熱処理を行うことで、布地400と加熱手段であるヒータ504の表面との間のギャップgbは、ギャップgcとほぼ同じなる。
これにより、厚手の布地400Bに対する過加熱が生じて黄色く変色するおそれが低減し、品質低下を抑えることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るカセットについて図17及び図18も参照して説明する。図17は同カセットの外観斜視説明図、図18は同カセットの短手方向に沿う断面説明図である。
スペーサ部材220は、外周カバー部材202の外側から外周カバー部材202を覆うように被せる構成としている。スペーサ部材220は一辺が断面形状でL字状をしている。
そして、スペーサ部材220は、上プラテン301の保持面の周縁部に対向するギャップ規制部220aを有している。このギャップ規制部220aは、加熱装置500の加熱手段(ヒータ504)と保持された布地400の表面との間に所定のギャップgを確保する厚みを有している。
したがって、厚手の布地400Bを保持する場合には、スペーサ部材220を外周カバー部材202に取付けることで、布地400Bを保持したカセット200を加熱装置500のテーブル503上に載置して収容し非接触位置まで上昇させるとき、ギャップ規制部220aによってプラテン部材300はギャップgが確保される高さまで押し下げられる。
これにより、厚手の布地400Bであっても、ヒータ504の表面との間のギャップgが確保されて、厚手の布地400Bに対する過加熱が生じて黄色く変色するおそれが低減し、品質低下を抑えることができる。
次に、カセットへの布地のセット手順について図19ないし図22も参照して説明する。図19ないし図22は同説明に供する斜視説明図である。
カセット200に布地400をセットするときには、図19に示すように、外周カバー部材202を開いて、プラテン部材300上に布地400の印刷する部分を載せ置く。その後、図20に示すように、布地400の余分な部分(余剰部分)400aを矢印方向から収容空間312内に押し込み、図21に示すように、余剰部分400aを収容空間312内に収容する。そして、図22に示すように、外周カバー部材202を閉じる。
これにより、プラテン部材300によって布地400の印刷する部分が平坦な状態で保持され、外部に余剰部分400aがはみ出すことなく、カセット200内に収容される。
なお、上記実施形態では主に布地で説明しているが、印刷対象や加熱対象を媒体(メディア)とする場合にも本発明を同様に適用することができる。この場合には、前記実施形態における「布地」が媒体となる。また、布地やメディアを含めて被印刷部材としている。
1 印刷装置
100 印刷装置の装置本体
111 ステージ
112 印刷手段
200 カセット(布地保持部材)
202 外周カバー部材
210 スペーサ部材
220 スペーサ部材
300 プラテン部材
400 布地
500 加熱装置
501 加熱装置の装置本体
1000 画像付与装置

Claims (13)

  1. 布地の印刷が施される部分を平坦な状態で保持するプラテン部材と、
    前記プラテン部材との間で前記布地を挟む枠部を有する外周カバー部材と、
    前記外周カバー部材から取り外し可能で、前記枠部と前記プラテン部材との間に介在するスペーサ部材と、を備える
    ことを特徴とする布地保持部材。
  2. 前記スペーサ部材は、前記外周カバー部材の前記枠部の端部に着脱可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載の布地保持部材。
  3. 前記スペーサ部材は、断面形状が溝形状である
    ことを特徴とする請求項2に記載の布地保持部材。
  4. 布地の印刷が施される部分を平坦な状態で保持するプラテン部材と、
    前記プラテン部材との間で前記布地を挟む枠部を有する外周カバー部材と、
    前記外周カバー部材から取り外し可能で、前記プラテン部材の保持面の周縁部に対向するギャップ規制部を有するスペーサ部材と、を備える
    ことを特徴とする布地保持部材。
  5. 前記スペーサ部材は、断面形状がL字形状である
    ことを特徴とする請求項4に記載の布地保持部材。
  6. 前記布地を保持したまま前記布地を加熱する加熱装置に出し入れ可能である
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の布地保持部材。
  7. 布地の印刷が施される部分を平坦な状態で保持するプラテン部材と、
    前記プラテン部材との間で前記布地を挟む枠部を有する外周カバー部材と、を備え、
    前記布地を保持したまま前記布地を加熱する加熱装置に出し入れ可能な布地保持部材のスペーサ部材であって、
    前記スペーサ部材は、前記外周カバー部材に取り付け可能であり、
    前記外周カバー部材の前記枠部と前記プラテン部材との間、又は、前記プラテン部材と前記加熱装置の加熱手段との間に介在可能である
    ことを特徴とする布地保持部材のスペーサ部材。
  8. 画像が付与される布地を保持する布地保持部材を着脱可能に保持する受け部材と、
    前記布地に印刷する印刷手段と、を備えた印刷装置であって、
    前記布地保持部材が請求項1ないし6のいずれかに記載の布地保持部材である
    ことを特徴とする印刷装置。
  9. 画像が付与される布地を保持する布地保持部材と、前記布地に印刷する印刷装置と、前記布地を加熱する加熱装置と、を備えた画像付与装置であって、
    前記布地保持部材は、請求項1ないし6のいずれかに記載の布地保持部材であり、
    前記布地を保持したままで、前記印刷装置と前記加熱装置との両方に共用される
    ことを特徴とする画像付与装置。
  10. 被印刷部材の印刷が施される部分を平坦な状態で保持するプラテン部材と、
    前記プラテン部材との間で前記被印刷部材を挟む枠部を有する外周カバー部材と、を備え、
    前記外周カバー部材から取り外し可能で、前記枠部と前記プラテン部材との間に介在可能な、又は、前記被印刷部材を加熱する加熱装置の加熱手段との間に介在可能なスペーサ部材と、を備える
    ことを特徴とする被印刷部材の保持部材。
  11. 前記スペーサ部材は、前記外周カバー部材の前記枠部の端部に取付け可能である
    ことを特徴とする請求項7に記載の布地保持部材のスペーサ部材。
  12. 前記スペーサ部材は、断面形状が溝形状である
    ことを特徴とする請求項11に記載の布地保持部材のスペーサ部材。
  13. 前記スペーサ部材は、断面形状がL字形状である
    ことを特徴とする請求項7に記載の布地保持部材のスペーサ部材。
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