JP6952330B2 - 管状体 - Google Patents
管状体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6952330B2 JP6952330B2 JP2017130055A JP2017130055A JP6952330B2 JP 6952330 B2 JP6952330 B2 JP 6952330B2 JP 2017130055 A JP2017130055 A JP 2017130055A JP 2017130055 A JP2017130055 A JP 2017130055A JP 6952330 B2 JP6952330 B2 JP 6952330B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tubular
- semi
- joint
- protrusion
- tubular body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
例えば、下記特許文献1には、半管体の周方向の両端に沿って延在されたフランジ同士を接合して形成された管状体が開示されている。
本発明によれば、2つの半管状部の周方向縁部に軸方向に延びるように設けられた接合突部が突き合わせられた部位の一部を、取付部と一体とすることができる。従って、管状体の軸方向途中部位の側方に取付対象のボルト孔や雌ねじ穴が設けられているような場合に好適な態様となる。
本発明によれば、第1半管状部の少なくとも軸方向一端部が当該管状体の一端部を構成するように管状に一体的に形成されているので、管状体の一端部の開口周縁部が第1半管状部によって一体的に形成されることとなる。これにより、例えば、管状体の一端部の開口周縁部が第1半管状部と第2半管状部との接合によって形成されたものと比べて、一端部の開口側の面における段差等の発生を抑制することができる。
また、第1半管状部の管状とされた一端部の接合突部とこれに対向される他方の第2半管状部の軸方向一端部の接合突部とが突き合わせられて形成される端部接合部を、取付部と一体とすることができる。従って、管状体の軸方向一端部の近傍に取付対象のボルト孔や雌ねじ穴が設けられているような場合に好適な態様となる。
本発明によれば、ボルトの締結による取付部の破損等を抑制することができる。
なお、一部の図では、他図に付している符号の一部を省略している。
図1〜図4は、第1実施形態に係る管状体の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る管状体1は、図1〜図3に示すように、径方向に分割された2つの半管状部10,20同士が接合され、当該管状体1を取付対象に固定するボルト9が挿通されるボルト孔5aが設けられた取付部4を有している。これら2つの半管状部10,20の互いに接合された縁部(周方向両縁部及び軸方向両端縁部)には、径方向に突出する接合突部12,13,16,17,22,23,26,27が設けられている。管状体1は、これら2つの半管状部10,20の接合突部(第1周縁接合突部)12,22が突き合わせられて形成される接合部(第1周縁接合部)2の一部を、ボルト孔5aが設けられた取付部4と一体とした構成とされている。
鍔状部1cには、第1周縁接合部2の一部と一体とされた取付部4のボルト孔5aを含み、当該管状体1の取付対象に設けられたボルト9の締結部の位置に応じた位置となるように、2つのボルト孔5a,8aが設けられている。本実施形態では、これらボルト孔5a,8aは、詳細については後述するが、鍔状部1cに埋込状に設けられた金属製の円筒状部材(カラー)5,8によって構成されている。なお、取付対象の締結部としては、取付対象に設けられた雌ねじ穴でもよく、取付対象に設けられたボルト孔に挿通されたボルト9が締め付けられるナット等でもよい。
以下、第1半管状部10及び第2半管状部20の具体的構成の一例について説明する。
第1半管本体部11は、図2に示すように、径方向一方(第2半管状部20の第2半管本体部21)側に向けて開口するように設けられている。この第1半管本体部11は、上記のように第1周縁接合部2及び第2周縁接合部3の第1端部1a側部位が鍔状部1c側に向けて周方向にずれた位置となるように、第1端部10a側部位の周方向に沿う寸法L1が第2端部10b側部位の周方向に沿う寸法L2よりも小とされている(図4(a)、(b)参照)。この第1半管本体部11は、図4(a)に示すように、第2端部10b側部位が略真円状の円筒を略二等分した略半円筒状とされている。また、第1半管本体部11は、図4(b)、(c)に示すように、第2端部10b側部位から第1端部10a側に向かうに従い徐々に略平板状とされている。管状体1の第1端部1a側の開口18aは、この略平板状とされた第1半管本体部11の第1端部10a側部位を厚さ方向に貫通するように設けられている(図2参照)。
これら第1周縁接合突部12及び第2周縁接合突部13は、図4(a)に示すように、第2端部10b側部位においては、第2半管本体部21側との突き合わせ面が管状体1の半割仮想面に略一致するように設けられている。また、これら第1周縁接合突部12及び第2周縁接合突部13は、図4(b)に示すように、第1端部10a側部位においては、上記のように第1周縁接合部2及び第2周縁接合部3の第1端部1a側部位がずれた位置となるように、第1端部10aに向かうに従い、第2半管本体部21側との突き合わせ面が管状体1の半割仮想面から鍔状部1c側に向けて概ね周方向に沿う方向にずれた位置となるように設けられている。
第1周縁接合突部12には、鍔状部1c及び取付部4を構成する第1取付突部14が一体的に設けられている。この第1取付突部14は、第1周縁接合突部12の第1端部10a側の端部に、第1周縁接合突部12の他の部位よりも径方向に突出するように設けられており、第1鍔状部10cを構成する。この第1取付突部14及び鍔構成突部13b並びに第1端部10a側部位の第1周縁接合突部12及び第2周縁接合突部13のそれぞれの両面(半管状部10,20同士の接合方向に沿う方向の両面)は、略平板状とされた第1半管本体部11の第1端部10a側部位の厚さ方向両面と略同一平面状となるように設けられている。
円筒状部材5は、開口18aの開口方向に軸方向を沿わせ、ボルト9の挿通が可能な円筒状とされ、両端側が開口した構成とされている。この円筒状部材5の軸方向に沿う寸法L5は、図2及び図4(c)に示すように、第1取付突部14の半管状部10,20同士の接合方向に沿う寸法T1よりも大とされている。この円筒状部材5は、その軸方向一端面が第1取付突部14の反突き合わせ面(半管状部10,20同士の接合方向に沿う方向で第2半管状部20とは異なる側に向く面)と略同一平面状とされている。また、この円筒状部材5の軸方向一端側部位がインサート成形等によって第1半管状部10の第1取付突部14に埋込状に設けられている。第1取付突部14の突き合わせ面(半管状部10,20同士の接合方向に沿う方向で第2半管状部20側に向く面)側には、埋込状に固定された円筒状部材5の周囲を全周に亘って囲むように接合樹脂充填凹段部15が設けられている。
この半鍔状部18は、開口方向に見て略円孔状とされた開口18aの周方向略半周縁部から径方向に突出するように設けられている。この半鍔状部18は、開口18aの開口方向に厚さ方向を概ね沿わせた略平板状とされている。また、この半鍔状部18の開口18aの開口方向一方側面となる裏面(取付対象側に向く面)は、平面状に形成され、鍔構成突部13b及び第1取付突部14の反突き合わせ面と略同一平面状とされている。また、この半鍔状部18の開口18aの開口方向他方側面となる表面と鍔構成突部13b及び第1取付突部14の突き合わせ面との間には、この半鍔状部18の開口18aの開口方向に沿う寸法が鍔構成突部13b及び第1取付突部14の同方向に沿う寸法よりも大となるように、段差が形成されている。
この端部取付部18cのボルト孔8aは、ボルト9やこれを締結する工具が半鍔状部18から立ち上がるように設けられたコーナー壁部18bに干渉しないように、コーナー壁部18bから離間して設けられている。また、この端部取付部18cのボルト孔8aは、開口18aを挟んで上記した第1取付突部14(取付部4)のボルト孔5aに対向する位置となるように設けられている。図例では、これらボルト孔5a,8aは、開口18aの周方向に180度間隔を空けて設けられている。
また、この端部取付部18cのボルト孔8aは、開口18aの開口方向と略同方向に貫通するように設けられている。また、このボルト孔8aを構成する円筒状部材8は、上記同様の構成とされ、半鍔状部18に埋込状に設けられている。この円筒状部材8は、軸方向両端面が半鍔状部18の表裏両面とそれぞれ略同一平面状となるように設けられている。
また、この円筒状部材8は、第1半管状部10を構成する樹脂によって第1半管状部10に対して固定的に設けられている。この円筒状部材8は、インサート成形等によって半鍔状部18に対して固定的に設けられたものでもよい。
また、このコーナー壁部18bは、図2及び図3に示すように、開口18aの開口方向に沿う方向に見て、開口18aの略半部を覆うように設けられている。このコーナー壁部18bは、開口方向に見て略円孔状とされた開口18aの略半円部を覆うように、開口方向に見て略半円状とされている。また、このコーナー壁部18bは、外郭形状が球を4分割したような形状(略四半球状)とされている。
この第1端部接合突部16は、図2及び図3に示すように、略四半球状とされたコーナー壁部18bの周縁部から径方向に突出するように、かつ周方向に延びるように設けられている。また、このように周方向に延びる第1端部接合突部16の両端は、半鍔状部18に連なるように設けられている。
また、第1半管状部10の第2端部10bには、周方向に延びる接合突部としての第2端部接合突部17が設けられている。
この第2端部接合突部17は、管状とされた接続部19の第1端部10a側の端部の周方向の略半部の周縁部から径方向に突出するように、かつ周方向に延びるように設けられている。また、このように周方向に延びる第2端部接合突部17の両端は、第1半管状部10の第1周縁接合突部12及び第2周縁接合突部13の第2端部10b側の端部に連なるように設けられている。
また、この接続部19には、この接続部19に連なるように設けられる第1半管本体部11と第2半管本体部21とが接合されて形成される流路に一連状とされた流路が設けられている。また、この接続部19の第1半管本体部11側とは異なる側の開口19a(図3(b)参照)は、管状体1の第2端部1b側の開口を構成する。
第2半管本体部21は、径方向他方(第1半管本体部11)側に向けて開口するように設けられている。この第2半管本体部21は、上記のように第1周縁接合部2及び第2周縁接合部3の第1端部1a側部位が鍔状部1c側に向けて周方向にずれた位置となるように、第1端部20a側部位の周方向に沿う寸法L3が第2端部20b側部位の周方向に沿う寸法L4よりも大とされている(図4(a)、(b)参照)。
この第2半管本体部21の第2端部20b側部位は、図4(a)に示すように、略真円状の円筒を略二等分した略半円筒状とされている。また、この第2半管本体部21の第1端部20a側部位は、図4(b)に示すように、略平板状とされた第1半管本体部11に向けて周方向両縁部を接線方向に延出させた形状とされている。この第2半管本体部21の第1端部20a側部位の周方向両側の延出部位は、接線方向に延出されているため、その内周面が他の部位の内周面と同様な円筒内周面状の凹湾曲面とならずに、軸方向に見て互いに略平行状で略平坦面状とされている。つまり、この第2半管本体部21の第1端部20a側部位は、軸方向に見て、略U字状とされている。この第2半管本体部21は、略半円筒状とされた第2端部20b側部位から第1端部20a側に向かうに従い徐々に略U字状となるように形成されている。
これら第1周縁接合突部22及び第2周縁接合突部23は、図4(a)に示すように、上記同様、第2端部20b側部位においては、第1半管本体部11側との突き合わせ面が管状体1の半割仮想面に略一致するように設けられている。また、これら第1周縁接合突部22及び第2周縁接合突部23は、図4(b)に示すように、第1端部20a側部位においては、上記のように第1周縁接合部2及び第2周縁接合部3の第1端部1a側部位がずれた位置となるように、第1端部20aに向かうに従い、第1半管本体部11側との突き合わせ面が管状体1の半割仮想面から鍔状部1c側に向けて概ね周方向に沿う方向にずれた位置となるように設けられている。
第2周縁接合突部23には、図3(b)に示すように、第2鍔状部20cを構成する鍔構成突部23bが一体的に設けられている。この鍔構成突部23bは、第2周縁接合突部23の第1端部20a側の端部に一体的に設けられている。この鍔構成突部23bと上記した第1半管状部10の鍔構成突部13bとが突き合わせられて接合されて鍔状部1cの一部を構成する。また、この鍔構成突部23bは、半管状部10,20同士が接合された状態で、その表面が第1半管状部10の半鍔状部18の表面と略同一平面状となるように設けられている。
また、第2半管状部20の第1端部20aには、周方向に延びる接合突部としての第1端部接合突部26が設けられている。この第1端部接合突部26は、図2及び図3に示すように、第1端部20aの周縁部から径方向に突出するように、かつ周方向に延びるように設けられている。また、このように周方向に延びる第1端部接合突部26の両端は、鍔構成突部23b及び第2取付突部24のそれぞれに連なるように設けられている。この第1端部接合突部26と上記した第1半管状部10の第1端部接合突部16とが突き合わせられて接合されて管状体1の第1端部1aに周方向に延びるように第1端部接合部6が形成されている。
また、第2半管状部20の第2端部20bには、周方向に延びる接合突部としての第2端部接合突部27が設けられている。この第2端部接合突部27は、第2端部20bの周縁部から径方向に突出するように、かつ周方向に延びるように設けられている。また、このように周方向に延びる第2端部接合突部27の両端は、第2半管状部20の第1周縁接合突部22及び第2周縁接合突部23の第2端部20b側の端部に連なるように設けられている。この第2端部接合突部27と上記した第1半管状部10の第2端部接合突部17とが突き合わせられて接合されて管状体1の第2端部1bに周方向に延びるように第2端部接合部7が形成されている。
なお、各周縁接合突部12,22,13,23の突き合わせ面の接合樹脂充填溝12a,22a,13a,23aの内周(流路)側に、互いに係合して位置ずれや接合樹脂28の内周側への漏れを抑制する係止突条及び係止溝を設けた構成としてもよい。
また、管状体1は、気体や液体等の種々の流体を流通させる管路として配設されるものでもよい。例えば、この管状体1は、エンジン冷却水管やインテークマニホールド等として自動車等の車両に用いられるものでもよい。また、管状体1は、このような車両用に限られず、例えば、ガス等の設備機器や、水回り設備機器の配管等として用いられるものでもよい。また、管状体1は、図3(a)に示すように、第1端部1aから第2端部1b側に向かうに従い上るように傾斜する形状とされているが、傾斜形状とされていなくてもよい。また、管状体1は、図3(b)に示すように、平面視して(第1端部1aの開口18aの開口方向に沿う方向に見て)、軸方向(流路長手方向)途中部位において屈曲(湾曲)されているが、平面視して直管(ストレート管)状とされたものでもよい。
つまり、径方向に分割された2つの半管状部10,20の第1周縁接合突部12,22同士が突き合わせられて第1周縁接合部2が形成される。従って、このような第1周縁接合突部12,22を設けていないものと比べて接合強度を向上させることができる。また、本実施形態では、2つの半管状部10,20の互いに突き合わせられる縁部(周方向両縁部及び軸方向両端縁部)の全体に亘って接合突部12,13,16,17,22,23,26,27を設けているので、接合強度をより効果的に向上させることができる。
また、本実施形態では、円筒状部材5を、管状体1を構成する樹脂によって管状体1に対して固定的に設けた構成としている。従って、例えば、管状体1を成形した後に、円筒状部材5を挿通孔に挿通して圧入や接着剤等によって管状体1に固定した場合には、挿通孔の成形誤差や接着剤の劣化等によって円筒状部材5の脱落が生じることが考えられるが、上記構成によれば、円筒状部材5の脱落を生じ難くすることができる。
なお、管状体1としては、上記のような構成とされたものに限られず、軸方向途中部位に2つ以上のコーナー部を有したものとしたり、楕円筒状や多角筒状とされたものとしたりしてもよく、その他、種々の形状とされたものでもよい。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態に係る管状体1Aは、取付部4Aに設けられる円筒状部材5の固定態様が上記第1実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、互いに接合される第1取付突部14A及び第2取付突部24Aのうちの一方に、円筒状部材5の全体を固定的にかつ埋込状に設けた構成としている。
第1半管状部10Aの第1取付突部14Aには、円筒状部材5の第2取付突部24A側部位となる軸方向他端側部位の周囲を全周に亘って囲むように、かつ突き合わせ面から接合方向に沿う方向に突出するように環状突部15Aが設けられている。つまり、本実施形態では、この円筒状部材5は、その全体がインサート成形等によって第1半管状部10Aの第1取付突部14Aに埋込状に設けられている。
このような構成とされた本実施形態に係る管状体1Aにおいても上記第1実施形態と概ね同様な効果を奏する。
本実施形態に係る管状体1Bは、取付部4Bに設けられる円筒状部材5の固定態様が上記各実施形態とは主に異なる。
本実施形態では、円筒状部材5は、第1半管状部10Bと第2半管状部20Bとが接合される際に、接合樹脂28によって管状体1Bに対して固定される構成とされている。つまり、本実施形態では、円筒状部材5は、一次成形品としての第1半管状部10B及び第2半管状部20Bのいずれにも固定されておらず、半管状部10B,20B同士を接合する接合工程(二次樹脂充填工程)において固定される構成とされている。
また、第2取付突部24Bの挿通孔25Bの突き合わせ面側の開口周縁には、上記と概ね同様、接合樹脂28が充填される接合樹脂充填凹段部25Baが全周に亘って設けられている。この接合樹脂充填凹段部25Baは、図示を省略しているが、第2半管状部20Bの第1周縁接合突部22に設けられた接合樹脂充填溝22a(図4参照)に連通するように設けられている。
このような構成とされた本実施形態に係る管状体1Bにおいても上記第1実施形態と概ね同様な効果を奏する。
本実施形態に係る管状体1Cは、上記と概ね同様、2つの半管状部10C,20Cのうちの一方の第1半管状部10Cの少なくとも軸方向一端部としての第1端部10aが当該管状体1Cの第1端部1aを構成するように管状に一体的に形成されている。本実施形態では、上記各実施形態のように第2端部1b(図1等参照)側からの流路に対して第1端部1aにおいて略直交状に方向転換させるように開口18a(図2参照)を開口させた態様に代えて、管状体1Cの第1端部1aの開口(図示省略)を第2端部(図示省略)側からの流路に沿う方向に開口させた構成としている。
また、この第1半管状部10Cの管状とされた第1端部10a及びこれに対向される第2半管状部20Cの第1端部20aには、互いに突き合わせられて第1端部接合部6Aを構成する第1端部接合突部16A,26Aがそれぞれに設けられている。本実施形態では、この第1端部接合部6Aの周方向の一部を、取付部7Aと一体としている。また、第1端部接合部6Aを、鍔状部1cを構成するものとしている。
また、第1半管状部10Cの第1端部10aに設けられた第1端部接合突部16Aは、管状体1Cの第1端部1aの開口の周方向の他方側略半部の周縁部から径方向に突出するように設けられている。また、この第1端部接合突部16Aには、取付部7Aを構成する第1取付突部17Aが一体的に設けられている。この第1取付突部17Aは、上記と概ね同様、第1端部接合突部16Aの他の部位よりも径方向に突出するように設けられている。
第2半管状部20Cの第1端部20aの第1端部接合突部26Aは、第1半管状部10Cの第1端部接合突部16Aに重ね合わせられるように突き合わせられて鍔状部1cを構成する。また、この第1端部接合突部26Aには、取付部7Aを構成する第2取付突部27Aが一体的に設けられている。この第2取付突部27Aは、上記と概ね同様、第1端部接合突部26Aの他の部位よりも径方向に突出するように設けられている。
このような構成とされた本実施形態に係る管状体1Cにおいても上記第1実施形態と概ね同様な効果を奏する。つまり、仮に、第1端部接合部6Aと取付部7Aとを別々(別体的)に構成し、取付部7Aの第2端部側(反開口側)に位置するように第1端部接合部6Aを設けた場合には、鍔状部1cのボルト孔5aにボルト9を挿通して締結する際に第1端部接合部6Aに工具が干渉し易くなることが考えられるが、本実施形態によれば、このようなことを抑制することができる。また、本実施形態によれば、管状体1Cの第1端部1aの近傍に取付対象の締結部が設けられているような場合に好適な態様となる。
なお、上記した各実施形態に係る管状体1,1A,1B,1Cにおける互いに異なる構成を、適宜、組み替えたり、組み合わせたりして適用するようにしてもよく、上記各実施形態に係る管状体1,1A,1B,1Cとしては、上記した例に限られず、その他、種々の変形が可能である。
1a 第1端部(一端部)
2 第1周縁接合部(接合部)
4,4A,4B,7A 取付部
5 円筒状部材
5a ボルト孔
6A 第1端部接合部(端部接合部、接合部)
10,10A〜10C 第1半管状部(半管状部)
10a 第1端部(一端部)
12 第1周縁接合突部(接合突部)
16A 第1端部接合突部(接合突部)
20,20A〜20C 第2半管状部(半管状部)
20a 第1端部(一端部)
22 第1周縁接合突部(接合突部)
26A 第1端部接合突部(接合突部)
9 ボルト
Claims (3)
- 径方向に分割された2つの半管状部同士が接合され、取付対象に固定するボルトが挿通されるボルト孔が設けられた取付部を有した管状体であって、
前記2つの半管状部の互いに接合された縁部には、径方向に突出する接合突部が設けられており、
これら半管状部の接合突部が突き合わせられて形成される接合部の一部を、前記取付部と一体としており、前記取付部のボルト孔は、当該取付部に埋込状に設けられた金属製の円筒状部材によって構成され、該円筒状部材の周囲には、前記2つの半管状部同士を接合する接合樹脂が充填された接合樹脂充填溝に連通し該接合樹脂が充填された接合樹脂充填凹段部が該円筒状部材を全周に亘って囲むように設けられていることを特徴とする管状体。 - 請求項1において、
前記取付部と一体とされた前記接合部の一部は、前記2つの半管状部の周方向縁部に軸方向に延びるように設けられた接合突部が突き合わせられて形成されていることを特徴とする管状体。 - 請求項1または2において、
前記2つの半管状部のうちの一方の第1半管状部の少なくとも軸方向一端部は、当該管状体の一端部を構成するように管状に一体的に形成され、該第1半管状部の管状とされた一端部及びこれに対向される他方の第2半管状部の軸方向一端部には、互いに突き合わせられて端部接合部を構成する接合突部がそれぞれに設けられており、
前記端部接合部の一部を、前記取付部と一体としたことを特徴とする管状体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017130055A JP6952330B2 (ja) | 2017-07-03 | 2017-07-03 | 管状体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017130055A JP6952330B2 (ja) | 2017-07-03 | 2017-07-03 | 管状体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019010847A JP2019010847A (ja) | 2019-01-24 |
JP6952330B2 true JP6952330B2 (ja) | 2021-10-20 |
Family
ID=65226578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017130055A Active JP6952330B2 (ja) | 2017-07-03 | 2017-07-03 | 管状体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6952330B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3724664B2 (ja) * | 1996-06-20 | 2005-12-07 | 株式会社日本製鋼所 | フランジを有する管体およびその成形方法と成形用金型 |
JPH10272683A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-13 | Toyoda Gosei Co Ltd | 空圧成形された積層樹脂成形体 |
JP3815519B2 (ja) * | 1997-03-31 | 2006-08-30 | 豊田合成株式会社 | インテークエアダクト |
JP2007262920A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Daikyo Nishikawa Kk | 吸気装置 |
-
2017
- 2017-07-03 JP JP2017130055A patent/JP6952330B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019010847A (ja) | 2019-01-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6804754B2 (ja) | 管状体 | |
KR101257190B1 (ko) | 실린더 헤드 | |
US20110233927A1 (en) | Coupling Element | |
US9664313B2 (en) | Modular fitting | |
JP6952330B2 (ja) | 管状体 | |
EP3631188B1 (en) | Silencer for the reduction of gas noise in an intake system of a combustion engine and a method for the production of such a silencer | |
WO2020203846A1 (ja) | ルーズフランジ及び管継手 | |
JP7413006B2 (ja) | 合成樹脂フランジ管継手 | |
JP7349714B2 (ja) | 管状体 | |
CN107002731A (zh) | 管道连接布置及两个管道的管道连接 | |
JP7219441B2 (ja) | 管状体 | |
US11796093B2 (en) | Plug connection between two tubular workpieces made of concrete, each workpiece having an inner liner made of plastic | |
JP2002147678A (ja) | ヘッダー、および、このヘッダーと配管材との接続構造 | |
JP6655141B2 (ja) | ダクトスリーブ、及びハンドホール | |
JP2021030604A (ja) | 管状体 | |
US8967676B1 (en) | Two-piece split coupler for coupling large-diameter plastic corrugated pipe | |
JP4232123B2 (ja) | ダイヤフラム弁 | |
JP2018071591A (ja) | 水道用ポリエチレン二層管の継手方法 | |
JP2007262920A (ja) | 吸気装置 | |
KR20160002530U (ko) | 배관 연결구조 | |
JP2022090173A (ja) | 管状体 | |
JP2005199885A (ja) | 合成樹脂中空体、自動車用燃料タンクおよびその製造方法 | |
CN106168315A (zh) | 一种管卡壳体 | |
KR101968845B1 (ko) | 고무호스용 금형 | |
US20100109214A1 (en) | Assembly For Transporting Pressurized Fluid and Method of Manufacture |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20171011 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210720 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210917 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6952330 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |