JP6951390B2 - 変速機構 - Google Patents

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Description

本発明は、変速機構に関する。
従来、無段変速機と、無段変速機を収容する変速機ケースと、変速機ケースを塞ぐケースカバーと、ドライブプーリーにおけるケースカバー側の面に設けられる遠心ファンと、ケースカバーに設けられ、変速機ケース内に冷却風を導入する導風口とを備える変速機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、導風口を外側から覆うカバーをケースカバーに取り付けることで、冷却風による音を減少させている。
国際公開第2017/033615号
しかし、上記従来の変速機構では、導風口を覆うカバーをケースカバーに別途取り付けるため、カバーとケースカバーとの隙間及びカバーの剛性に起因する冷却風の共鳴によって、音が発生することがある。又、変速機ケース内の音が外部に漏れ出すことで、騒音にもつながる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、変速機ケース内に冷却風を導入する変速機構において、冷却風による音を低減できるようにすることを目的とする。
変速機構は、ドライブプーリー(50)、ドリブンプーリー(51)、及び前記ドライブプーリー(50)と前記ドリブンプーリー(51)とを接続するベルト(52)を備える無段変速機(46)と、前記無段変速機(46)を収容する変速機ケース(40)と、前記変速機ケース(40)を塞いで前記無段変速機(46)を覆うケースカバー(41)と、前記ドライブプーリー(50)における前記ケースカバー(41)側の面に設けられる遠心ファン(48)と、前記ケースカバー(41)に設けられ、前記変速機ケース(40)内に冷却風を導入する導風口(62)とを備える変速機構において、前記ケースカバー(41)は、前記遠心ファン(48)を前記遠心ファン(48)の軸線方向(A)から覆う隣接壁部(60)を備え、前記導風口(62)は、前記隣接壁部(60)において前記遠心ファン(48)の軸線(48b)上に設けられるとともに前記軸線方向(A)に開口し、前記導風口(62)を覆う導風口カバー(65)が、前記ケースカバー(41)に一体に設けられ、前記導風口カバー(65)は、前記導風口(62)の外径を区画する前記導風口(62)の周縁部から前記軸線方向(A)に立設されて前記導風口(62)を囲む周壁(66)と、前記周壁(66)の外端部に接続され、前記軸線方向(A)において前記導風口(62)に重なる側壁(67)とを備え、前記周壁(66)の一部に開口(68)が設けられることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記ケースカバー(41)は、前記変速機ケース(40)に接続される接続面(41c)を備え、前記ケースカバー(41)は、前記変速機ケース(40)の側とは反対方向に突出する突出部(61)を有し、前記導風口カバー(65)は、前記突出部(61)の突出方向において、前記突出部(61)の頂点(61a)よりも前記接続面(41c)に近い位置に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記変速機構は、乗員が乗る鞍乗り型車両(1)に搭載され、前記導風口カバー(65)は、前記導風口(62)において前記乗員側に位置する部分を覆っても良い。
さらに、上述の構成において、前記導風口(62)は、前記遠心ファン(48)の前記軸線(48b)と同軸の円形であっても良い。
また、上述の構成において、前記導風口(62)及び前記導風口カバー(65)を車幅方向外側から覆う保護カバー(55)が設けられ、前記保護カバー(55)は、前記導風口(62)に対し前記導風口(62)の径方向にオフセットして配置される外気導入口(74)を備え、前記導風口カバー(65)は、前記導風口(62)において前記外気導入口(74)側に位置する部分を覆っても良い。
また、上述の構成において、前記保護カバー(55)と前記ケースカバー(41)との間には、前記導風口カバー(65)を前記導風口(62)の周囲から覆うチャンバー部(73)が設けられ、前記導風口(62)は、前記チャンバー部(73)の下端部(73a)に対し上方にオフセットして配置されても良い。
また、上述の構成において、前記導風口カバー(65)は、前記遠心ファン(48)の前記軸線(48b)に交差しても良い。
また、上述の構成において、前記導風口カバー(65)は、前記軸線方向(A)において前記導風口(62)の表面積の半分以上を覆っても良い。
さらに、上述の構成において、前記周壁(66)は、前記側壁(67)側に向かうに従って前記周壁(66)の外径及び内径が小さくなるように傾斜しても良い。
変速機構は、ドライブプーリー、ドリブンプーリー、及びドライブプーリーとドリブンプーリーとを接続するベルトを備える無段変速機と、無段変速機を収容する変速機ケースと、変速機ケースを塞いで無段変速機を覆うケースカバーと、ドライブプーリーにおけるケースカバー側の面に設けられる遠心ファンと、ケースカバーに設けられ、変速機ケース内に冷却風を導入する導風口とを備え、ケースカバーは、遠心ファンを遠心ファンの軸線方向から覆う隣接壁部を備え、導風口は、隣接壁部において遠心ファンの軸線上に設けられるとともに軸線方向に開口し、導風口を覆う導風口カバーが、ケースカバーに一体に設けられる。
この構成によれば、導風口カバーが、ケースカバーに一体に設けられるため、導風口カバーの剛性を向上でき、冷却風による共鳴を低減して静音化できる。また、導風口カバーとケースカバーとの接続部が一体になるため、導風口カバーとケースカバーとの隙間で生じる音を低減でき、冷却風による音を低減できる。
また、上述の構成において、ケースカバーは、変速機ケースに接続される接続面を備え、ケースカバーは、変速機ケースの側とは反対方向に突出する突出部を有し、導風口カバーは、突出部の突出方向において、突出部の頂点よりも接続面に近い位置に設けられても良い。
この構成によれば、導風口カバーは、突出部の突出方向において、突出部の頂点よりも接続面に近い位置に設けられるため、ケースカバーの製造用の型を、導風口カバーを形成するために大きくする必要が無く、ケースカバーを容易に形成できる。
また、上述の構成において、変速機構は、乗員が乗る鞍乗り型車両に搭載され、導風口カバーは、導風口において乗員側に位置する部分を覆っても良い。
この構成によれば、導風口から乗員に届く音を導風口カバーによって低減できる。
さらに、上述の構成において、導風口は、遠心ファンの軸線と同軸の円形であっても良い。
この構成によれば、導風口から遠心ファンにスムーズに冷却風を流すことができ、導風効率が良い。
また、上述の構成において、導風口及び導風口カバーを車幅方向外側から覆う保護カバーが設けられ、保護カバーは、導風口に対し導風口の径方向にオフセットして配置される外気導入口を備え、導風口カバーは、導風口において外気導入口側に位置する部分を覆っても良い。
この構成によれば、外気導入口から導風口までの冷却風の風路を長くでき、水や塵埃等が導風口に入り難くなる。また、導風口から外気導入口を介して外側に伝わる音を低減できる。
また、上述の構成において、保護カバーとケースカバーとの間には、導風口カバーを導風口の周囲から覆うチャンバー部が設けられ、導風口は、チャンバー部の下端部に対し上方にオフセットして配置されても良い。
この構成によれば、水や塵埃等が導風口に入ることをチャンバー部によって抑制できる。また、チャンバー部の内側に入った水や塵埃等が導風口に入ることを抑制できる。
また、上述の構成において、導風口カバーは、遠心ファンの軸線に交差しても良い。
この構成によれば、導風口カバーにおいて遠心ファンの軸線に交差する部分によって、導風口から外に出る音を効果的に低減できる。
また、上述の構成において、導風口カバーは、軸線方向において導風口の表面積の半分以上を覆っても良い。
この構成によれば、導風口カバーの剛性を効果的に向上できるとともに、音を効率良く低減できる。
さらに、上述の構成において、導風口カバーは、導風口の周縁部から軸線方向に立設されて導風口を囲む周壁と、周壁の外端部に接続され、軸線方向において導風口に重なる側壁とを備え、周壁の一部に開口が設けられても良い。
この構成によれば、周壁及び側壁によって導風口の音を効率良く低減できる。また、周壁及び側壁によって導風口カバーを立体的にし、導風口カバーの剛性を高くできるとともに、周壁の開口から効率良く導風できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 ユニットスイングエンジンの左側面図である。 図2のIII−III断面図である。 保護カバーを取り外した状態におけるユニットスイングエンジンの左側面図である。 ケースカバーを車幅方向外側から見た左側面図である。 ケースカバーを下方から見た図である。 図5のVII−VII断面図である。 図2のVIII−VIII断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1は、シート10に着座する乗員が足を乗せる低床のステップフロア11を有するスクーター型の鞍乗り型車両である。自動二輪車1は、車体フレーム(不図示)の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジン13に軸支される。
自動二輪車1は、上記車体フレームの前端部に軸支されるフロントフォーク14を備え、前輪2は、フロントフォーク14の下端部に軸支される。乗員が操舵するハンドル15は、シート10の前上方でフロントフォーク14の上端に取り付けられる。
自動二輪車1は、上記車体フレーム等の車体を覆う車体カバー16を備える。
図2は、ユニットスイングエンジン13の左側面図である。
図1及び図2を参照し、ユニットスイングエンジン13は、駆動源であるエンジン本体20と後輪3を支持するアーム部21とが一体化されたユニットスイング型のエンジンである。ユニットスイングエンジン13は、車両側面視で、シート10の真下に位置する。
後輪3は、アーム部21の後端部に設けられる後輪車軸3aに軸支される。
エンジン本体20は、クランクケース22と、クランクケース22から前方へ延びるシリンダー部23とを備える。
シリンダー部23は、クランクケース22側から順に、シリンダー23a、シリンダーヘッド23b、及びヘッドカバー23cを備える。
エンジン本体20は、シリンダー部23のシリンダー軸線23dが略水平に車両前後方向へ延びる水平エンジンである。詳細には、シリンダー部23は、車両側面視でやや前上がりに車両前方へ略水平に延びる。
ユニットスイングエンジン13の吸気装置は、エアクリーナーボックス24と、スロットルボディ25とを備える。
エアクリーナーボックス24は、アーム部21の上部に取り付けられる。スロットルボディ25は、シリンダー部23の上面の吸気ポートに接続される。
排気管26は、シリンダー部23の下面の排気ポートから後方に延びる。
ユニットスイングエンジン13は、クランクケース22の前部の上部に、リンク連結部27を備える。ユニットスイングエンジン13は、リンク連結部27に接続されるリンク機構(不図示)を介して車体フレームの後部に連結される。
ユニットスイングエンジン13は、上記リンク機構を中心に上下に揺動自在である。
アーム部21の後端に設けられるクッション連結部28と上記車体フレームとの間には、リアクッション29が掛け渡される。
図3は、図2におけるIII−III断面図であり、動弁装置のカム軸・クランクピン・クランク軸30・減速機の各軸の軸線を通る。
クランクケース22は、車幅方向(左右方向)に延びるクランク軸30を収容するクランク室31を備える。クランク室31は、クランク軸30に直交する支持壁31a,31bを左右一対備える。クランク軸30は、ベアリングを介し、支持壁31a,31bに支持される。
シリンダー23a内を往復するピストン32は、コンロッド33を介し、クランク室31でクランク軸30に連結される。
クランクケース22は、クランク室31における左右の一側(右側)側方に、発電機室35を備える。
発電機室35内に延出するクランク軸30の一端部には、クランク軸30の回転によって発電する発電機36が設けられる。発電機36の外側面には、送風ファン37が設けられる。
送風ファン37の外側方には、エンジン本体20の冷却水が通るラジエーター38が設けられる。ラジエーター38は、発電機室35の外側面部に固定され、送風ファン37の送風を受ける。
クランクケース22は、発電機室35側とは反対側の側面部から後方に延びる変速機ケース部40(変速機ケース)を一体に備える。変速機ケース部40は、クランク室31の側方の部分から後輪3の左側方まで延びる。
変速機ケース部40は、車幅方向の外側面が開放したケース状に形成される。
詳細には、変速機ケース部40は、後輪3の外側面に沿うように前後に延びるケース側壁部40aと、ケース側壁部40aの周縁部から車幅方向外側に延出するケース周壁部40bとを備える。一方の支持壁31aは、ケース側壁部40aの前端部を構成する。
ケース周壁部40bによって変速機ケース部40内に区画される開放部40cは、ケース周壁部40bに固定されるケースカバー41によって塞がれる。
ユニットスイングエンジン13のアーム部21は、変速機ケース部40とケースカバー41とによって構成される。アーム部21は中空である。アーム部21は、車両側面視で、上下方向よりも前後方向に長く延びる。
アーム部21には、クランク軸30の回転を変速して後輪3側に伝達する変速機構43と、遠心式のクラッチ機構44と、複数のギヤで構成される減速機構45とが設けられる。
クランク軸30の駆動力は、変速機構43、クラッチ機構44、及び減速機構45を介し、後輪3に伝達される。
クランク軸30の他端部には、クランク室31側から変速機ケース部40内に突出するプーリー支持軸部30aが設けられる。
変速機ケース部40の後部には、プーリー支持軸部30aと平行に配置される出力軸47が設けられる。出力軸47は、ベアリングを介し、ケース側壁部40aに回転自在に支持される。
変速機構43は、ベルト式の無段変速機46と、無段変速機46を収容する上記変速機ケース部40と、上記ケースカバー41と、遠心ファン48とを備える。
無段変速機46は、プーリー支持軸部30aに支持されるドライブプーリー50、出力軸47に支持されるドリブンプーリー51、及び、ドライブプーリー50とドリブンプーリー51とを接続するVベルト52(ベルト)を備える。
ドライブプーリー50は、プーリー支持軸部30aの軸端部に固定される円板状の固定プーリー片50aと、プーリー支持軸部30a上で軸方向に移動可能な可動プーリー片50bとを備える。可動プーリー片50bは、クランク軸30の回転による遠心力によって移動するローラーウェイト(不図示)に押されることで、軸方向に移動する。これにより、固定プーリー片50aと可動プーリー片50bとの間隔が変化する。Vベルト52は、固定プーリー片50aと可動プーリー片50bとの間に挟持される。
ドリブンプーリー51は、出力軸47の外周に回転自在に嵌合する筒状の外軸51aと、外軸51a上に固定される固定プーリー片51bと、外軸51a上で軸方向に移動可能な可動プーリー片51cとを備える。可動プーリー片51cは、ばね(不図示)によって固定プーリー片51b側に移動するように付勢されている。Vベルト52は、固定プーリー片51bと可動プーリー片51cとの間に挟持される。
無段変速機46は、可動プーリー片50b及び可動プーリー片51cが軸方向に変位することで、Vベルト52に対するプーリー径が変化し、変速比が無段階で変更される。
クラッチ機構44は、外軸51aの外端部に固定される円板状のクラッチプレート44aと、クラッチプレート44aに支持される複数のクラッチシュー44bと、出力軸47の外端部に固定されるカップ状のクラッチアウター44cとを備える。
クランク軸30の出力がVベルト52を介してドリブンプーリー51に伝達されると、外軸51aは出力軸47上で回転され、この回転の遠心力によってクラッチシュー44bが外周側に移動する。そして、クラッチシュー44bがクラッチアウター44cの内周面に摩擦係合するとクラッチ機構44は接続状態になり、クラッチ機構44は外軸51aと一体に回転する。
出力軸47の回転は、減速機構45を介して後輪車軸3aに伝達される。
遠心ファン48は、ドライブプーリー50の固定プーリー片50aの車幅方向の外側面に一体に設けられる。遠心ファン48は、固定プーリー片50aの側面におけるケースカバー41側の面に設けられる。
遠心ファン48は、円板状の固定プーリー片50aの中心部から径方向外側に延びる複数の羽根48aを、固定プーリー片50aの外側面に備える。
遠心ファン48の回転中心となる遠心ファン48の軸線48bは、クランク軸30の軸線30bに一致する。軸線48bの軸線方向Aは、軸線48bの延在方向であり、車幅方向に一致する。
図2及び図3を参照し、変速機構43は、ケースカバー41を車幅方向外側から覆う保護カバー55と、保護カバー55の後方でケースカバー41を車幅方向外側から覆う後部保護カバー56とを備える。
保護カバー55及び後部保護カバー56は、ケースカバー41に固定される。
図4は、保護カバー55を取り外した状態におけるユニットスイングエンジン13の左側面図である。図5は、ケースカバー41を車幅方向外側から見た左側面図である。図6は、ケースカバー41を下方から見た図である。
図3〜図6を参照し、ケースカバー41は、変速機ケース部40の開放部40cの全体を覆う板状部材であり、車両前後方向に長く延びる。ケースカバー41は、無段変速機46、遠心ファン48、及びクラッチ機構44を車幅方向外側から覆う。
ケースカバー41は、開放部40cを車幅方向外側から覆うカバー側壁部41aと、カバー側壁部41aの周縁部に設けられ、変速機ケース部40のケース周壁部40bに固定されるカバー周壁部41bとを一体に備える。
カバー周壁部41bの車幅方向内側の端面は、ケース周壁部40bの車幅方向外側の端面に接続される接続面41cである。接続面41cは、クランク軸30の軸線30bに対し直交する平面である。
カバー周壁部41bには、カバー周壁部41bを車幅方向に貫通する固定孔部41dが複数設けられる。
ケースカバー41は、各固定孔部41dに車幅方向外側から挿通される固定具57によって、ケース周壁部40bに締結される。
カバー側壁部41aは、遠心ファン48を軸線方向Aの外側から覆う隣接壁部60をカバー側壁部41aの前部に有する。
また、カバー側壁部41aは、隣接壁部60よりも車幅方向外側に突出する突出部61をカバー側壁部41aの後部に有する。
隣接壁部60は、遠心ファン48の外側面に車幅方向外側から隣接して配置され、遠心ファン48を車幅方向外側から覆う。
隣接壁部60には、隣接壁部60を車幅方向に貫通する導風口62が設けられる。導風口62は、隣接壁部60において遠心ファン48の軸線48b上に設けられ、軸線方向Aに開口する。変速機構43の外側の外気は、無段変速機46及びクラッチ機構44等を冷却する冷却風として、導風口62から変速機ケース部40内に取り込まれる。
図5に示すように、導風口62は、遠心ファン48の軸線48bと同軸に配置される円形の開口である。導風口62の外径は、遠心ファン48の外径よりも小さい。
図7は、図5のVII−VII断面図であり、VII−VII断面はクランク軸30の軸線30bを通りつつ鉛直である。
図3〜図7を参照し、ケースカバー41には、導風口62を車幅方向外側から覆う導風口カバー65が、ケースカバー41と一体に設けられる。
導風口カバー65は、導風口62の周縁部から軸線方向Aに車幅方向外側へ立設されて導風口62を周囲から囲む周壁66と、周壁66の車幅方向外側の外端部に接続され、軸線方向Aにおいて導風口62に車幅方向外側から重なる側壁67とを備える。
また、導風口カバー65は、周壁66の下面部を切り欠くようにして周壁66の一部に設けられる開口68を備える。
周壁66は、導風口62の前方に位置する前壁66aと、導風口62の上方に位置する上壁66bと、導風口62の後方に位置する後壁66cとを備える。
図5に示すように、導風口カバー65の側壁67は、軸線48bの軸方向視(車両側面視)で、導風口62の上部の全体、及び、導風口62の下部の上部を覆う。側壁67は、導風口62の上端から導風口62の高さ方向の約3/4までの範囲を覆う。すなわち、導風口カバー65は、軸線48bの軸方向視において、導風口62の表面積の半分以上を覆う。側壁67は、遠心ファン48の軸線48bに交差しており、遠心ファン48に車幅方向外側から重なる。
導風口62の下端部62aは、導風口カバー65によって車幅方向外側から覆われておらず、ケースカバー41を単体で見た場合、下端部62aは、外側に露出する。
隣接壁部60の外側面には、導風口62及び導風口カバー65を周囲から囲むように環状に配置されるリブ69が設けられる。リブ69は、隣接壁部60から車幅方向外側に突出する。
リブ69の端面には、車幅方向内側に窪む溝部69aが設けられる。溝部69aは、リブ69の全周に設けられる。
隣接壁部60においてリブ69の外側には、保護カバー55が固定されるカバー固定部70が複数設けられる。
カバー側壁部41aの突出部61は、突出部61の内部にクラッチ機構44を収容するクラッチ機構収容部である。導風口カバー65は、突出部61の突出方向に一致する軸線方向Aにおいて、突出部61の頂点61aよりも接続面41cに近い位置に設けられる。
ケースカバー41の材質は、金属、或いは、樹脂である。ケースカバー41は、一例として、アルミニウム合金等の軽合金を鋳造して製造される。
図3、図5〜図7を参照し、ケースカバー41は、導風口カバー65及び突出部61を含むカバー側壁部41a、及び、カバー周壁部41bが、型を使用した鋳造によって一体に成形される。
ケースカバー41を製造する型の抜き方向は、ケースカバー41の板厚方向であって、軸線方向Aである。ケースカバー41では、型の抜き方向において、導風口カバー65が突出部61の頂点61aよりも接続面41cに近い位置に設けられ、導風口カバー65の突出量は、突出部61の突出量よりも小さい。このため、導風口カバー65を設けるために型の大きさを型の抜き方向に大きくする必要が無く、ケースカバー41の製造が容易である。
図8は、図2のVIII−VIII断面図であり、VIII−VIII断面はクランク軸30の軸線30bを通りつつ鉛直である。
図2、図3及び図8を参照し、保護カバー55は、ケースカバー41の前端部から後部までを車幅方向外側から覆う。
保護カバー55の後部には、保護カバー55を貫通する保護カバー開口部55aが設けられる。保護カバー55は、樹脂製である。保護カバー55の後部は、後部保護カバー56を車幅方向外側から覆う。後部保護カバー56の一部56aは、保護カバー開口部55aから外側に露出する。
保護カバー55は、保護カバー55の前部の内面から車幅方向内側に延出する周壁部71を備える。周壁部71は、車幅方向内側から見ると、導風口62及び導風口カバー65を周囲から囲むように環状に配置されるリブである。
周壁部71は、ケースカバー41のリブ69の溝部69aの配置に対応して環状に形成されており、周壁部71の先端は、溝部69aに係合する。周壁部71の先端と溝部69aとの間には、周壁部71と溝部69aとの間を密閉する環状のシール部材72が介装される。
保護カバー55がケースカバー41に固定されると、保護カバー55の内側には、導風口カバー65を収容するチャンバー部73が形成される。
保護カバー55の壁部において側面視で周壁部71によって囲まれる部分は、チャンバー部73の外壁を形成するチャンバー外壁部55bである。
チャンバー部73は、周壁部71と隣接壁部60とチャンバー外壁部55bとで囲まれる部屋である。
保護カバー55のチャンバー外壁部55bの上部には、チャンバー外壁部55bを貫通する外気導入口74が設けられる。チャンバー部73は、外気導入口74を介して外側に連通し、外気は、外気導入口74からチャンバー部73に取り込まれる。外気導入口74は、前後に長いスリット状の開口を上下に複数備える。
外気導入口74は、導風口62及び導風口カバー65に対し、導風口62の径方向にオフセットして配置される。詳細には、外気導入口74は、導風口62及び導風口カバー65に対し、導風口62の上方にオフセットして配置される。
保護カバー55は、保護カバー55の前部に車幅方向外側から挿通される複数の保護カバー固定具75によって、ケースカバー41のカバー固定部70に締結される。保護カバー固定具75は、側面視において周壁部71の外側に設けられる。
ここで、冷却風の流れを説明する。
外気は、冷却風W(図8)として外気導入口74からチャンバー部73に取り込まれる。冷却風Wの取り込みは、遠心ファン48の送風によって促進される。
冷却風Wは、外気導入口74からチャンバー部73の上部に流入し、導風口カバー65の周囲を通り、導風口カバー65の下方に回り込み、導風口カバー65の下面の開口68及び導風口62の下端部62aから変速機ケース部40に流入する。変速機ケース部40に流入した冷却風Wは、無段変速機46及びクラッチ機構44等を冷却し、排出口(不図示)からアーム部21の外側に排出される。
導風口カバー65は、ケースカバー41と一体に形成されるとともに、ケースカバー41と同じ金属で構成される。このため、導風口カバー65の剛性を向上でき、導風口カバー65及び導風口62の周囲を流れる冷却風Wによる共鳴音を低減できる。
導風口カバー65は、周壁66及び側壁67を備え、導風口62に対し車幅方向に膨出した形状によって導風口62を車幅方向外側から覆い、周壁66の下面部には開口68が設けられる。このため、導風口62に水や塵埃等が入ることを導風口カバー65によって抑制できる。
導風口カバー65及び導風口62は、チャンバー部73内に収容されており、外気導入口74から冷却風Wと共に侵入した水や塵埃は、チャンバー部73内の下部に一旦留まる。図8に示すように、導風口62は、チャンバー部73の下端部73aに対し上方にオフセットして配置されており、導風口62の下端部62aは、チャンバー部73の下端部73aよりも上方に位置する。このため、チャンバー部73内に侵入した水や塵埃等が導風口62に侵入することが抑制される。
外気導入口74は、導風口カバー65の上方に位置し、導風口カバー65の上部65aは、導風口62において外気導入口74側に位置する部分を覆う。ここで、導風口カバー65の上部65aは、導風口カバー65において導風口62の中心よりも上方に位置する部分の一部を少なくとも含む。上部65aは、周壁66の上部及び側壁67の上部を含む。導風口62の中心は、軸線48bに一致する。
このように、導風口カバー65の上部65aが、導風口62において外気導入口74側に位置する部分を覆うため、外気導入口74から侵入した水や塵埃等が導風口62に直接的に入ることを導風口カバー65によって抑制できる。
乗員が着座するシート10は、導風口カバー65の上方に位置し、導風口カバー65の上部65aは、導風口62において乗員側(上方側)に位置する部分を覆う。
このように、導風口カバー65の上部65aが、導風口62において乗員側(シート10側)に位置する部分を覆うため、導風口62から発せられる音が上方の乗員に届くことを抑制できる。ここで、導風口62から発せられる音は、冷却風Wによる共鳴音の他に、無段変速機46及びクラッチ機構44の作動音がある。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、変速機構43は、ドライブプーリー50、ドリブンプーリー51、及びドライブプーリー50とドリブンプーリー51とを接続するVベルト52を備える無段変速機46と、無段変速機46を収容する変速機ケース部40と、変速機ケース部40を塞いで無段変速機46を覆うケースカバー41と、ドライブプーリー50におけるケースカバー41側の面に設けられる遠心ファン48と、ケースカバー41に設けられ、変速機ケース部40内に冷却風Wを導入する導風口62とを備え、ケースカバー41は、遠心ファン48を遠心ファン48の軸線方向Aから覆う隣接壁部60を備え、導風口62は、隣接壁部60において遠心ファン48の軸線48b上に設けられるとともに軸線方向Aに開口し、導風口62を覆う導風口カバー65が、ケースカバー41に一体に設けられる。
この構成によれば、導風口カバー65が、ケースカバー41に一体に設けられるため、導風口カバー65の剛性を向上でき、冷却風Wによる共鳴を低減して静音化できる。また、導風口カバー65とケースカバー41との接続部が一体になるため、導風口カバー65とケースカバー41との隙間で生じる音を低減でき、冷却風Wによる音を低減できる。
また、ケースカバー41は、変速機ケース部40に接続される接続面41cを備え、ケースカバー41は、変速機ケース部40の側とは反対方向に突出する突出部61を有し、導風口カバー65は、突出部61の突出方向において、突出部61の頂点61aよりも接続面41cに近い位置に設けられる。
この構成によれば、導風口カバー65は、突出部61の突出方向において、突出部61の頂点61aよりも接続面41cに近い位置に設けられるため、ケースカバー41の製造用の型を、導風口カバー65を形成するために大きくする必要が無く、ケースカバー41を容易に形成できる。
また、変速機構43は、乗員が乗る自動二輪車1に搭載され、導風口カバー65は、導風口62において乗員側に位置する部分を覆う。
この構成によれば、導風口62から乗員に届く音を導風口カバー65によって低減できる。
さらに、導風口62は、遠心ファン48の軸線48bと同軸の円形である。
この構成によれば、導風口62から遠心ファン48にスムーズに冷却風Wを流すことができ、導風効率が良い。
また、導風口62及び導風口カバー65を車幅方向外側から覆う保護カバー55が設けられ、保護カバー55は、導風口62に対し導風口62の径方向にオフセットして配置される外気導入口74を備え、導風口カバー65は、導風口62において外気導入口74側に位置する部分を覆う。
この構成によれば、外気導入口74から導風口62までの冷却風Wの風路を長くでき、水や塵埃等が導風口62に入り難くなる。また、導風口62から外気導入口74を介して外側に伝わる音を低減できる。
また、保護カバー55とケースカバー41との間には、導風口カバー65を導風口62の周囲から覆うチャンバー部73が設けられ、導風口62は、チャンバー部73の下端部73aに対し上方にオフセットして配置される。
この構成によれば、水や塵埃等が導風口62に入ることをチャンバー部73によって抑制できる。また、チャンバー部73の内側に入った水や塵埃等が導風口62に入ることを抑制できる。
また、導風口カバー65は、遠心ファン48の軸線48bに交差する。
この構成によれば、導風口カバー65において遠心ファン48の軸線48bに交差する部分によって、導風口62から外に出る音を効果的に低減できる。
また、導風口カバー65は、軸線方向Aにおいて導風口62の表面積の半分以上を覆う。
この構成によれば、導風口カバー65の剛性を効果的に向上できるとともに、音を効率良く低減できる。
さらに、導風口カバー65は、導風口62の周縁部から軸線方向Aに立設されて導風口62を囲む周壁66と、周壁66の外端部に接続され、軸線方向Aにおいて導風口62に重なる側壁67とを備え、周壁66の一部に開口68が設けられる。
この構成によれば、周壁66及び側壁67によって導風口62の音を効率良く低減できる。また、周壁66及び側壁67によって導風口カバー65を立体的にし、導風口カバー65の剛性を高くできるとともに、周壁66の開口68から効率良く導風できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、遠心ファン48は、ドライブプーリー50の外側面に一体に設けられるものとして説明したが、これに限らず、遠心ファン48は、ドライブプーリー50に対して別体で設けられても良い。
また、上記実施の形態では、変速機構43は、自動二輪車1に搭載されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両の変速機構に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
40 変速機ケース部(変速機ケース)
41 ケースカバー
41c 接続面
43 変速機構
46 無段変速機
48 遠心ファン
48b 軸線
50 ドライブプーリー
51 ドリブンプーリー
52 Vベルト(ベルト)
55 保護カバー
60 隣接壁部
61 突出部
61a 頂点
62 導風口
65 導風口カバー
66 周壁
67 側壁
68 開口
73 チャンバー部
73a 下端部
74 外気導入口
A 軸線方向

Claims (9)

  1. ドライブプーリー(50)、ドリブンプーリー(51)、及び前記ドライブプーリー(50)と前記ドリブンプーリー(51)とを接続するベルト(52)を備える無段変速機(46)と、前記無段変速機(46)を収容する変速機ケース(40)と、前記変速機ケース(40)を塞いで前記無段変速機(46)を覆うケースカバー(41)と、前記ドライブプーリー(50)における前記ケースカバー(41)側の面に設けられる遠心ファン(48)と、前記ケースカバー(41)に設けられ、前記変速機ケース(40)内に冷却風を導入する導風口(62)とを備える変速機構において、
    前記ケースカバー(41)は、前記遠心ファン(48)を前記遠心ファン(48)の軸線方向(A)から覆う隣接壁部(60)を備え、前記導風口(62)は、前記隣接壁部(60)において前記遠心ファン(48)の軸線(48b)上に設けられるとともに前記軸線方向(A)に開口し、
    前記導風口(62)を覆う導風口カバー(65)が、前記ケースカバー(41)に一体に設けられ
    前記導風口カバー(65)は、前記導風口(62)の外径を区画する前記導風口(62)の周縁部から前記軸線方向(A)に立設されて前記導風口(62)を囲む周壁(66)と、前記周壁(66)の外端部に接続され、前記軸線方向(A)において前記導風口(62)に重なる側壁(67)とを備え、
    前記周壁(66)の一部に開口(68)が設けられることを特徴とする変速機構。
  2. 前記ケースカバー(41)は、前記変速機ケース(40)に接続される接続面(41c)を備え、
    前記ケースカバー(41)は、前記変速機ケース(40)の側とは反対方向に突出する突出部(61)を有し、
    前記導風口カバー(65)は、前記突出部(61)の突出方向において、前記突出部(61)の頂点(61a)よりも前記接続面(41c)に近い位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の変速機構。
  3. 前記変速機構は、乗員が乗る鞍乗り型車両(1)に搭載され、
    前記導風口カバー(65)は、前記導風口(62)において前記乗員側に位置する部分を覆うことを特徴とする請求項1または2記載の変速機構。
  4. 前記導風口(62)は、前記遠心ファン(48)の前記軸線(48b)と同軸の円形であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の変速機構。
  5. 前記導風口(62)及び前記導風口カバー(65)を車幅方向外側から覆う保護カバー(55)が設けられ、
    前記保護カバー(55)は、前記導風口(62)に対し前記導風口(62)の径方向にオフセットして配置される外気導入口(74)を備え、
    前記導風口カバー(65)は、前記導風口(62)において前記外気導入口(74)側に位置する部分を覆うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の変速機構。
  6. 前記保護カバー(55)と前記ケースカバー(41)との間には、前記導風口カバー(65)を前記導風口(62)の周囲から覆うチャンバー部(73)が設けられ、
    前記導風口(62)は、前記チャンバー部(73)の下端部(73a)に対し上方にオフセットして配置されることを特徴とする請求項5記載の変速機構。
  7. 前記導風口カバー(65)は、前記遠心ファン(48)の前記軸線(48b)に交差することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の変速機構。
  8. 前記導風口カバー(65)は、前記軸線方向(A)において前記導風口(62)の表面積の半分以上を覆うことを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の変速機構。
  9. 前記周壁(66)は、前記側壁(67)側に向かうに従って前記周壁(66)の外径及び内径が小さくなるように傾斜していることを特徴とする請求項1から8記載の変速機構。
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