JP6951213B2 - ケーブルの接続構造 - Google Patents

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Description

本発明は、人型ロボットに接続されるケーブルの接続構造に関する。
従来、2足で歩行する人型ロボットについての開発が行われている。このような人型ロボットは、人と同様の作業を行うことが可能なので、災害時の瓦礫の撤去や人命救助等、人が入ることが難しい場所で作業を行うことが期待されている。
このような人型ロボットに電流を供給するために、ロボットにケーブルが接続されている場合がある。ロボットに電流を供給するためのケーブルが接続された接続構造として、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1では、ケーブルがロボット側の凹部に係止されることにより、ケーブルがロボットに接続された接続構造について開示されている。
特開2006−320978号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたロボットとケーブルとの接続構造では、ケーブルがロボットに接続されたときに、ケーブルはロボットに固定的に係止される。そのため、万が一ロボットがバランスを崩して倒れたときには、ロボットから外側に延びたケーブルがロボットとの接続部でロボットと地面との間に挟まって折れ曲がり、ケーブルにかかる負荷が大きくなってしまう可能性がある。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、ケーブルとロボットとの間の接続部でケーブルに対する負荷が小さく抑えられるケーブルの接続構造を提供することを目的としている。
本発明のケーブルの接続構造は、ケーブルと、人型ロボットに設けられて前記ケーブルを受け入れるケーブル受入部と、前記ケーブル受入部を前記人型ロボットに対し回転可能に接続する接続部とを備えていることを特徴とする。
上記構成のケーブルの接続構造では、ケーブルがケーブル受入部によって受け入れられたときに、ケーブルが、接続部によって人型ロボットに対し回転移動可能に接続されるので、人型ロボットが仮に転倒したとしても、ケーブルが接続部で回転移動する。そのため、ケーブルにかかる負荷を低減させることができる。
また、前記接続部は、前記ケーブルが、鉛直方向成分を含む方向に延びる回転軸を有するように設けられていてもよい。
ケーブルが鉛直方向成分を含む方向に延びる回転軸を有するように接続部が設けられているので、ケーブルが人型ロボットに対し水平方向の成分を有する回転移動を行うことができ、その方向に対しケーブルにかかる負荷を低減させることができる。
また、前記接続部は、前記ケーブルが、水平方向成分を含む方向に延びる回転軸を有するように設けられていてもよい。
ケーブルが水平方向成分を含む方向に延びる回転軸を有するように接続部が設けられているので、ケーブルが上下方向の成分を有する回転移動を行うことができ、その方向に対しケーブルにかかる負荷を低減させることができる。
また、前記接続部は、前記ケーブルが、鉛直方向成分を含む方向に延びる回転軸と、水平方向成分を含む方向に延びる回転軸とを有するように設けられていてもよい。
ケーブルが鉛直方向成分を含む方向に延びる回転軸と水平方向成分を含む方向に延びる回転軸とを有するように接続部が設けられているので、ケーブルが水平方向成分及び上下方向成分を有する回転移動を行うことができ、より多くの方向に対しケーブルにかかる負荷を低減させることができる。
また、前記人型ロボットは、外側で少なくとも一部を覆う外殻部を備え、前記ケーブルが前記人型ロボットに接続されたときには、前記ケーブルにおける前記人型ロボットに接続された部分と、前記ケーブル受入部と、前記接続部とが、前記外殻部の内側に配置されてもよい。
ケーブルにおける人型ロボットに接続された部分と、ケーブル受入部と、接続部とが、外殻部の内側に配置されているので、人型ロボットが仮に転倒したとしても、これらの部分が外殻部によって保護される。従って、ケーブルにおける接続された部分と、ケーブル受入部と、接続部とが、地面等に衝突することを抑えることができる。
また、前記ケーブルは、前記人型ロボットの背中部に接続されてもよい。
ケーブルが人型ロボットの背中部に接続されるので、人型ロボットによって作業が行われる際に、ケーブルが作業の邪魔にならずに済む。
また、前記ケーブルは、前記ケーブル受入部に受け入れられたときに、前記ケーブル受入部から前記人型ロボットの後方に向かって延びていてもよい。
ケーブルが一旦人型ロボットの後方に向かって延びているので、ケーブルが人型ロボットの足元で邪魔にならずに済む。
本発明によれば、ケーブルにかかる負荷を小さく抑えることができるので、ケーブルの耐久性を向上させることができる。
(a)は本発明の実施形態に係る人型ロボットの正面図であり、(b)は(a)の人型ロボットの側面図である。 (a)は図1の人型ロボットの頭部及び胴体部についての背面図であり、(b)は人型ロボットにおけるケーブルとの接続部周辺を上方から見た断面図であり、(c)は人型ロボットにおけるケーブルとの接続部周辺を側方から見た断面図である。 図1の人型ロボットの制御系統の構成について示したブロック図である。 (a)はケーブルがピンを中心に回転移動した状態における図1の人型ロボットの頭部及び胴体部についての背面図であり、(b)はケーブルとの接続部周辺を上方から見た断面図であり、(c)はケーブルとの接続部周辺を側方から見た断面図である。 図1の人型ロボットの胴体部について、ケーブルがピンを中心に回転移動可能な範囲について示した断面図である。 (a)は図1の人型ロボットにおける胴体部について、ケーブルがピンを中心に回転移動可能な構成について示した断面図であり、(b)はケーブルが回転移動しない構成について示した断面図である。 図1の人型ロボットの頭部及び胴体部におけるケーブルの接続部周辺について側方から見た断面図である。 (a)、(b)は別の形態の人型ロボットにおけるケーブルの接続部周辺について側方から見た断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る人型ロボットに接続されるケーブルの接続構造について、添付図面を参照して説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る人型ロボットの正面図であり、(b)は、人型ロボットの側面図である。
本実施形態の人型ロボット1は、人間を模した形状を有しており、頭部2、胴体部3、腕部4及び脚部5を有している。人型ロボット1は、脚部5の駆動を制御することにより、2足歩行を行うことが可能に構成されている。また、腕部4、脚部5を駆動させ、手足を移動させることにより、人間と同様の作業を行うことができる。
腕部4や脚部5等は、複数のリンクが関節によって接続されることによって構成されている。それぞれのリンク同士の間は、関節の部分で屈曲可能に構成されている。それぞれの関節には、サーボモータやアクチュエータといった駆動装置が配置されている。駆動装置の駆動が制御されることにより、リンク同士の間の屈曲の程度が制御され、腕部4や脚部5等の駆動が制御される。駆動装置は、人型ロボット1の有する屈曲可能な複数の関節に対応して複数備えられている。
人型ロボット1の胴体部3における後ろ側の背中部6には、ケーブル7が接続されている。ケーブル7は柔軟な材料によって形成されており、屈曲可能に構成されている。ケーブル7の内部には配線が配置されており、ケーブル7内部に配置された配線を介して人型ロボット1に電源からの電流が供給されている。本実施形態では、ケーブル7からの配線が分岐し、複数の駆動装置に接続されている。ケーブル7からの電流が配線を介して駆動装置に供給されるように構成されている。
図2(a)にカバーを取り外した状態の人型ロボット1の頭部2及び胴体部3について、後方から見た背面図を示し、図2(b)に胴体部3の断面図を示し、図2(c)に胴体部3の側面図を示す。
図1(b)、図2(a)〜(c)に示されるように、ケーブル7は、人型ロボット1に接続された接続部8から一旦人型ロボット1から後方に向かって延び、人型ロボット1から離れた位置から下方に垂れ下がるように配置されている。
このように、ケーブル7が人型ロボット1の背中部6から一旦後方に向かって延び、て延びているので、人型ロボット1における足元の部分にケーブル7が位置することが抑えられる。そのため、ケーブル7が脚部5の動作の邪魔になることを防ぐことができる。
特に、ケーブル7が脚部5の周囲に位置したまま人型ロボット1が歩行動作を行うと、脚部5がケーブル7に引っかかることにより、人型ロボット1がバランスを崩し、人型ロボット1が転倒してしまう可能性がある。本実施形態では、ケーブル7が人型ロボット1の背中部6から一旦後方に向かって延び、人型ロボット1から離れた位置から自重によって鉛直方向下方に向かって垂れ下がっているので、人型ロボット1が転倒することを抑えることができる。
次に、人型ロボット1の制御構成について説明する。図3に、人型ロボット1における制御構成についてのブロック図を示す。
図3に示されるように、人型ロボット1における制御部14は、演算部14aと、記憶部14bと、サーボ制御部14cとを含む。
制御部14は、例えばマイクロコントローラ等のコンピュータを備えたロボットコントローラである。なお、制御部14は、集中制御する単独の制御部14によって構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御する複数の制御部14によって構成されていてもよい。
記憶部14bには、ロボットコントローラとしての基本プログラム、各種固定データ等の情報が記憶されている。演算部14aは、記憶部14bに記憶された基本プログラム等のソフトウェアを読み出して実行することにより、本体部100の各種動作を制御する。すなわち、演算部14aは、本体部100の制御指令を生成し、これをサーボ制御部14cに出力する。例えば、演算部14aは、プロセッサユニットによって構成されている。
サーボ制御部14cは、演算部14aにより生成された制御指令に基づいて、人型ロボット1のそれぞれの関節に対応する駆動装置の駆動を制御するように構成されている。
ケーブル7と人型ロボット1との間の接続構造について説明する。
図2(a)〜(c)に示されるように、人型ロボット1におけるケーブル7との間の接続部8には、ケーブル7を受け入れるためのケーブル受入部9が設けられている。本実施形態では、ケーブル受入部9は、上下に分割可能に構成されている。ケーブル受入部9は、上下からケーブル7を挟み込み、ケーブル受入部9がケーブル7を把持している。ケーブル受入部9によってケーブル7が挟み込まれることによってケーブル7が把持されているので、ケーブル7は、ケーブル受入部9を確実に把持することができる。
ケーブル7がケーブル受入部9によって把持されると、ケーブル7内部に配置された配線は、ケーブル受入部9から人型ロボット1の内部に向けて延びるように配置された配線に接続される。ケーブル受入部9から人型ロボット1の内部に延びた配線は、各種の駆動部としてのモータ15等に接続されている。従って、ケーブル7を介して電源とモータ15とが接続され、それぞれのモータ15に向けて電源からの電流を供給することができる。モータ15の駆動軸には、不図示のギアが接続されており、モータ15の駆動軸から出力された駆動力がギアを介して腕部4や脚部5等、各種の部材に伝達される。このため、モータ15からの駆動力により人型ロボット1における手足等の各部材を駆動させることができる。
ケーブル受入部9は、人型ロボット1側の支持板(支持部)10に取り付けられている。本実施形態では、ケーブル受入部9が、ピン12によって回転移動可能に支持板10に取り付けられている。ピン12は、回転軸11を中心に回転移動する。従って、ケーブル受入部9は、回転軸11を中心に回転移動可能に構成されている。本実施形態では、ケーブル受入部9の下部受入部9aが、支持板10に、回転可能に取り付けられている。これにより、ケーブル7が、人型ロボット1に対し、回転軸11を中心に回転移動可能に取り付けられている。
接続部8ではケーブル7を受け入れるケーブル受入部9が支持板10に対しピン12を介して回転移動可能に取り付けられているので、接続部8は、ケーブル7を人型ロボット1に対し回転可能に接続している。このように、接続部8は、ケーブル受入部9を支持する支持板10と、ケーブル受入部9を支持板10に対し回転可能に取り付けるためのピン12とを備えているので、簡易な構造でケーブル7を人型ロボット1に対し回転移動可能に接続することができる。
本実施形態では、ピン12が鉛直方向に沿って配置されるように、支持板10に取り付けられている。従って、ケーブル受入部9の回転軸11は、鉛直方向に沿って延びるように構成されている。
図4(a)〜(c)に、ケーブル7が回転軸11を中心に回転移動した状態について、人型ロボット1における頭部2及び胴体部3の背面図を示す。図4(a)に、ケーブル7が回転軸11を中心に回転移動した状態について、人型ロボット1の頭部2及び胴体部3の後方から見た背面図を示し、図4(b)に胴体部3の断面図を示し、図4(c)に胴体部3の側面図を示す。
図4(b)に示されるように、ケーブル7は、後方にまっすぐに延びた位置を基準にすると、そこからピン12を中心に回転移動するように配置されている。ケーブル7が接続部8で回転移動しているので、ケーブル7は、ケーブル受入部9から人型ロボット1の後方に向けてまっすぐに延びて配置された位置を基準とし、そこからずれて配置されることが可能に構成されている。
図5に、ケーブル7が回転移動可能な範囲について示されている。図5は、上方から見た胴体部3についての断面図である。本実施形態では、ケーブル7は、人型ロボット1の後方に向けてまっすぐに延びた基準の位置から一方の側にピン12の回転軸11を中心に45度回転移動可能に構成されると共に、基準の位置から他方の側にも回転軸11を中心に45度回転移動可能に構成されている。結果的に、ケーブル7は、人型ロボット1の後方に向けてまっすぐに延びた位置を基準とすると、回転軸11を中心に90度の範囲で回転移動可能に構成されている。
このように、ケーブル7が、人型ロボット1に対しピン12による回転軸11を中心に回転移動可能に構成されているので、仮に人型ロボット1が転倒したときに、ケーブル7で生じる曲がりの角度を低減させることができる。
図6(a)、(b)に、人型ロボット1が転倒したときに、ケーブル7がピン12の回転軸を中心に回転移動可能な構成である場合と、ケーブル7が回転移動できない構成である場合と、について比較した構成図を示す。
図6(a)に、ケーブル7がピン12の回転軸を中心に回転移動可能に構成された場合のケーブル7と人型ロボット1との接続部8について示す。
ケーブル7がピン12の回転軸を中心に回転移動可能に構成された接続部8では、仮に人型ロボット1が転倒し、ケーブル7が人型ロボット1と地面との間に挟まれたとしても、ケーブル7の曲がったときの曲がりの程度を低減させることができる。ケーブル7の曲がりが緩やかになるので、ケーブル7にかかる負荷を低減させることができる。
図6(b)に、ケーブル7が回転移動できない構成である場合の、ケーブル7と人型ロボット1との接続部8について示す。ケーブル7が回転移動できない構成の接続部8では、人型ロボット1が転倒してケーブル7が人型ロボット1と地面との間に挟まれた場合に、ケーブル7が地面に対し略垂直に向かって延びる。そこでケーブル7が折れ曲がって、人型ロボット1と地面との間に配置される。従って、ケーブル7の曲がったときの曲がりの程度が比較的大きくなる。そのため、ケーブル7にかかる負荷が大きくなってしまい、ケーブル7の耐久性に影響を与えてしまう可能性がある。
本実施形態では、図6(a)に示されるようにケーブル7がピン12の回転軸11を中心に回転移動可能に構成されているので、人型ロボット1が転倒した場合に、ケーブル7を地面の面方向に沿った方向に逃がすことにより、ケーブル7の負荷を低減させることができる。従って、ケーブル7の耐久性を向上させることができる。そのため、ケーブル7の交換の頻度を少なくすることができ、人型ロボット1の運転コストを少なく抑えることができる。また、ケーブル7の耐久性を向上させることができるので、ケーブル7が破損することによる断線等が生じることを抑えることができ、人型ロボット1の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態では、ケーブル7と人型ロボット1との間の接続部8が、人型ロボット1の外側を覆う外殻部13の内側に位置するように配置されている。
図7に、人型ロボット1の頭部2及び胴体部3について側面から見た断面図を示す。
本実施形態では、人型ロボット1は、外側を覆うように外殻部13を備えている。人型ロボット1の胴体部3上部の前側には前側外殻部13aが取り付けられ、人型ロボット1の胴体部3上部の後側には後側外殻部13bが取り付けられ、人型ロボット1の胴体部3下部には下部外殻部13cが取り付けられている。つまり、本実施形態では、外殻部13は、前側外殻部13a、後側外殻部13b及び下部外殻部13cを有している。
ケーブル7と人型ロボット1との間の接続部8は、外殻部13における後側外殻部13bの最も後側の位置を構成する線の延長線及び下部外殻部13cの最も外側の位置を構成する線の延長線よりも内側に位置するように構成されている。従って、接続部8は、後側外殻部13b及び下部外殻部13cの内側の位置で、これらの外殻部13によって保護されるように構成されている。
このように接続部8が、後側外殻部13b及び下部外殻部13cの内側の位置に配置されていることにより、仮に人型ロボット1が転倒したときにも、接続部8が地面に直接衝突することを防ぐことができる。
図6(a)に示されるように、接続部8が外殻部13の内側で保護されるので、接続部8が損傷することを抑えることができる。
本実施形態では、接続部8は、金属によって形成されている。具体的には、ケーブル受入部9、支持板10、ピン12及びこれらの周辺の部品が金属によって形成されている。金属の部品によって構成された接続部8が地面と衝突して変形した場合には、接続部8の変形が元に戻らない可能性があり、接続部8が大きなダメージを受ける可能性がある。
これに対し、ケーブル7は、柔軟な材料によって形成されている。従って、ケーブル7が変形したとしても、変形は弾性変形となることが多く、元に戻る可能性が高い。従って、ケーブル7が変形してもそのことによるダメージが小さく、大きなダメージを受けずに済む可能性が高い。
従って、人型ロボット1が転倒した場合には、ケーブル7の変形を許容しても、接続部8は衝突を受けないように接続部8が外殻部13よりも内側の位置に配置されるように構成されることが望ましい。こうすることにより、金属によって構成された接続部8が変形することを抑えることができ、接続部8が大きなダメージを受けることを抑えることができる。
なお、上記実施形態では、接続部8が、ピン12の回転軸11が鉛直方向に沿って配置されるように構成され、ケーブル7が水平方向に沿ったD1方向(図5)に回転移動可能に構成された形態について説明しているが、本発明は上記実施形態に限定されない。ケーブル7は、上下方向に回転移動を行うように構成されてもよい。
図8(a)に、ケーブル7が上下方向に沿ったD2方向に回転移動可能に構成された接続部8aについて側方から見た断面図を示す。このように、ケーブル7は、上下方向に回転移動するように構成されてもよい。また、ケーブル7が上下方向に回転移動するように、接続部8aが、水平方向に延びる回転軸を有するピン12aを有していてもよい。水平方向に延びる回転軸を有するように接続部8aが設けられているので、ケーブル7が上下方向に沿ったD2方向に回転移動を行うことができ、その方向に対しケーブル7にかかる負荷を低減させることができる。
図8(a)の人型ロボットでは、接続部8aは、弾性体16を備えている。弾性体16は弾性を有し、本実施形態では、弾性体16は、コイルばねによって構成されている。弾性体16は、接続部8aに力が作用していない状態では、ケーブル7がケーブル受入部9から人型ロボット1の後方に向かって延びて配置されるように、接続部8aを支持している。また、弾性体16は、ケーブル7がピン12aを中心にD2方向に回転可能となるように接続部8aを支持している。接続部8aに力が作用していない状態では、ケーブル7が後方に向かって延びて配置されるように接続部8aが支持されるので、ケーブル7の方向が維持される。従って、ケーブル7が足元で邪魔になることを抑えることができる。
また、ケーブル7は、水平方向と上下方向との両方に回転移動を行うように構成されてもよい。
図8(b)に、ケーブル7が、水平方向に沿ったD1方向と上下方向に沿ったD2方向との両方に回転移動可能に構成された接続部8bについて側方から見た断面図を示す。このように、ケーブル7は、水平方向と上下方向との両方に回転移動するように構成されてもよい。また、ケーブル7が水平方向と上下方向との両方に回転移動するように、接続部8bが、鉛直方向に延びる回転軸を有するピン12b及び水平方向に延びる回転軸を有するピン12cを有していてもよい。また、ケーブル7が水平方向と上下方向との両方に回転移動するように、接続部8bが、ユニバーサルジョイントを有する構成を有していてもよい。上下方向に延びる回転軸及び水平方向に延びる回転軸を有するように接続部8bが設けられているので、ケーブル7が、水平方向及び上下方向に沿った回転移動を行うことができ、これらの方向に対しケーブル7にかかる負荷を低減させることができる。従って、より多くの方向に対しケーブル7にかかる負荷を低減させることができる。
図8(b)の人型ロボットにおいても、接続部8bは、弾性を有する弾性体16を備えている。弾性体16は、接続部8bに力が作用していない状態では、ケーブル7がケーブル受入部9から人型ロボット1の後方に向かって延びて配置されるように、接続部8bを支持している。
なお、上記の図2、図5に示される形態では、接続部8が、ピン12の回転軸11が鉛直方向に沿って配置されるように構成されている形態について説明しているが、本発明は上記実施形態に限定されない。回転軸11が、図2(c)に示されるように正確に鉛直方向に延びるように配置されずに、鉛直方向から多少ずれた方向に延びるように、ピン12が配置されていてもよい。つまり、ケーブル7は、鉛直方向成分を含む方向に延びる回転軸を有するように設けられていればよい。
また、図8(a)に示される形態では、接続部8aにおける回転軸が水平方向に沿って配置されるように構成されている形態について説明しているが、本発明は上記実施形態に限定されない。回転軸が、正確に水平方向に延びるように配置されずに、水平方向から多少ずれた方向に延びるように、ピン12aが配置されていてもよい。つまり、ケーブル7は、水平方向成分を含む方向に延びる回転軸を有するように設けられていればよい。
また、図8(b)に示される形態では、接続部8bにおける回転軸が上下方向及び水平方向に沿って配置されるように構成されている形態について説明しているが、本発明は上記実施形態に限定されない。回転軸が、正確に上下方向及び水平方向に延びるように配置されずに、上下方向及び水平方向から多少ずれた方向に延びるように、ピン12b、12cが配置されていてもよい。つまり、ケーブル7は、鉛直方向成分を含む方向に延びる回転軸と、水平方向成分を含む方向に延びる回転軸とを有するように設けられていればよい。
また、上記実施形態では、ケーブル7が、人型ロボット1に電流を供給するための配線として用いられる形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。ケーブル7は、他の機能を有していてもよい。例えば、人型ロボット1を制御する際に、人型ロボット1へ送信する信号や、各種のセンサで検出したデータ等の伝達経路として、ケーブル7が用いられてもよい。また、ケーブル7は、人型ロボット1が転倒しないように、上方から人型ロボット1を支えるためのものであってもよい。また、ケーブル7は、他の用途に用いられてもよい。ケーブル7は、人型ロボット1に対し、取り外し可能に取り付けられていてもよいし、固定的に取り付けられていてもよい。
1 人型ロボット
7 ケーブル
8 接続部
9 ケーブル受入部

Claims (7)

  1. ケーブルと、
    人型ロボットに設けられて前記ケーブルを受け入れるケーブル受入部と、
    前記ケーブル受入部を前記人型ロボットに対し回転可能に接続する接続部とを備えていることを特徴とするケーブルの接続構造。
  2. 前記接続部は、前記ケーブルが、鉛直方向成分を含む方向に延びる回転軸を有するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルの接続構造。
  3. 前記接続部は、前記ケーブルが、水平方向成分を含む方向に延びる回転軸を有するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルの接続構造。
  4. 前記接続部は、前記ケーブルが、鉛直方向成分を含む方向に延びる回転軸と、水平方向成分を含む方向に延びる回転軸とを有するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のケーブルの接続構造。
  5. 前記人型ロボットは、外側で少なくとも一部を覆う外殻部を備え、
    前記ケーブルが前記ケーブル受入部に受け入れられたときに、前記ケーブルにおける前記人型ロボットに接続された部分と、前記ケーブル受入部と、前記接続部とが、前記外殻部の内側に配置されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のケーブルの接続構造。
  6. 前記ケーブルは、前記人型ロボットの背中部に接続されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のケーブルの接続構造。
  7. 前記ケーブルは、前記ケーブル受入部に受け入れられたときに、前記ケーブル受入部から前記人型ロボットの後方に向かって延びていることを特徴とする請求項6に記載のケーブルの接続構造。

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