JP6951201B2 - 開閉器ユニット及びこれを用いた鉄道車両 - Google Patents

開閉器ユニット及びこれを用いた鉄道車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6951201B2
JP6951201B2 JP2017217487A JP2017217487A JP6951201B2 JP 6951201 B2 JP6951201 B2 JP 6951201B2 JP 2017217487 A JP2017217487 A JP 2017217487A JP 2017217487 A JP2017217487 A JP 2017217487A JP 6951201 B2 JP6951201 B2 JP 6951201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch unit
case
switch
metal layer
insulating case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017217487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019091527A (ja
Inventor
亮 茂木
亮 茂木
雅人 藪
雅人 藪
幸三 田村
幸三 田村
裕己 田井
裕己 田井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd
Priority to JP2017217487A priority Critical patent/JP6951201B2/ja
Priority to PCT/JP2018/025705 priority patent/WO2019092918A1/ja
Publication of JP2019091527A publication Critical patent/JP2019091527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6951201B2 publication Critical patent/JP6951201B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L9/00Electric propulsion with power supply external to the vehicle
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/662Housings or protective screens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Description

本発明は、開閉器ユニット及びこれを用いた鉄道車両に関する。
鉄道車両には、負荷電流や事故電流から使用機器を保護するための開閉器ユニットが設置されている。開閉器ユニットにおいては、負荷電流や事故電流を感知すると、操作機構によって電極が開となり、電流が遮断される。
開閉器ユニットには、開閉器をエポキシ樹脂硬化物等のモールド樹脂で覆い、その後、硬化させた固体絶縁方式を採用したものがある。固体絶縁方式は、絶縁媒体に樹脂を用いることから、ガス絶縁や油絶縁で必要とされる絶縁媒体を密閉するタンクが不要となり、開閉器ユニットを小さくすることができる。また、固体絶縁方式は、絶縁媒体の漏洩対策が不要であり、絶縁媒体の漏洩に対する保守点検を省くこともできる。
開閉器ユニットは、開閉器を覆っているモールド樹脂硬化物の表面を、導電体で被覆した表面接地構造と、導電体で被覆していない表面非接地構造と、に分類される。表面接地構造とした場合、保守点検時における作業者の感電を防ぐことができる。
特許文献1には、金属容器と絶縁容器と封着部材とで構成された真空容器と、固定電極に対向配置された可動電極を支持する可動軸が絶縁部材を介して連結された操作機構の操作棒と、を含み、エポキシ樹脂等により形成されたモールド絶縁体の表面に導電部材を設けた構成を有し、導電部材は、アルミニウム、亜鉛等の金属溶射又は導電性塗料の塗布により形成したものであり、操作棒及び導電部材は、接地された構成を有する、複合絶縁スイッチギヤが開示されている。
特開2005−197128号公報
鉄道車両は、屋外を走行するため、気温の変化が大きい。このため、鉄道車両に設置される開閉器ユニットには、熱ストレス対策が必要となる。
特許文献1に記載の複合絶縁スイッチギヤにおいては、モールド絶縁体と操作機構との間に隙間があり、金属製の封着部材、操作棒、ベローズ等が大気中に露出している。また、樹脂硬化物で形成されたモールド絶縁体の表面がすべて導電処理されているわけではなく、操作棒とモールド絶縁体の表面の導電部材とは、それぞれ別個に接地がなされている。このため、モールド絶縁体、導電部材の金属及び空気が接する三重点があり、熱ストレスを加えた際にこの三重点が起点となり、モールド絶縁体、導電部材等にクラックが発生するおそれがある。また、別個に接地を行うため、そのための回路部品が必要となり、製造コストの面からも改善の余地がある。
本発明の目的は、開閉器ユニットにおいて、三重点が生じない構造とし、熱ストレスが加わる場合であってもクラックの発生を抑制することにある。
本発明の開閉器ユニットは、固定電極と可動電極とを接離自在に配置した開閉器と、可動電極に接続された気中絶縁操作ロッドと、気中絶縁操作ロッドを駆動する電磁操作器と、開閉器を覆う絶縁ケースと、電磁操作器を覆う機構ケースと、ケーブルを接続するブッシングと、を備え、絶縁ケースの表面と機構ケースの表面とが電気的に接続され、これらの表面が接地電位となるように構成されている。
本発明によれば、開閉器ユニットにおいて、三重点が生じない構造とし、熱ストレスが加わる場合であってもクラックの発生を抑制することができる。
鉄道車両を連ねた列車の車両編成の例を示す模式構成図である。 図1の列車におけるき電回路を示す概略構成図である。 実施例の開閉器ユニットを示す平面図である。 図3の開閉器ユニットにケーブルが接続された状態を示す部分断面図である。 図4の開閉器ユニットを鉄道車両の屋根に設置した状態を示す上面図である。 図3の開閉器ユニットを示す側面図である。
以下、本発明を実施する上で好適となる例について図面を用いて説明する。尚、下記はあくまでも実施の例に過ぎず、発明の内容が下記具体的態様に限定されるものではない。本発明は、本明細書に記載した態様を含めて種々の態様に変形することが無論可能である。
まず、本発明に係る開閉器ユニットを適用した鉄道車両の車両編成例について説明する。
図1は、列車の車両編成の例を模式的に示したものである。
本図において、列車100は、鉄道車両100a、100b、100c、100d、100e、100f、100g、100hの8両編成で構成されている。これらのうち、鉄道車両100b、100c、100d、100e、100fの屋根72上にはそれぞれ、高圧引き通しケーブルRC1、RC2、RC3、RC4、RC5が配置されている。高圧引き通しケーブルRC3、RC5には、パンタグラフPG1、PG2が接続されている。パンタグラフPG1、PG2は、図示しないき電線から電力を受電する。また、各高圧引き通しケーブルRC1、RC2、RC3、RC4、RC5は、直線ジョイントSJ1、SJ2、SJ3、SJ4で車両間を接続され、T分岐ジョイントTJ1、TJ2で車両床下方向に分岐されている。
つぎに、鉄道車両のき電回路について説明する。
図2は、図1の列車におけるき電回路の概略を示したものである。
本図に示すように、列車100において、鉄道車両100b(二両目)、鉄道車両100d(四両目)、鉄道車両100f(六両目)の床下(Bottom)には、それぞれ、受電用真空遮断器VCB1、VCB2、VCB3、及び、主変圧器Tr1、Tr2、Tr3が設けられている。
また、鉄道車両100b(二両目)の高圧引き通しケーブルRC1は、床下に設けられた受電用真空遮断器VCB1の1次側に直接接続されている。そして、受電用真空遮断器VCB1の2次側は、主変圧器Tr1の1次巻線に接続されている。主変圧器Tr1の2次巻線は、電動機に電力を供給し、3次巻線は、エアコンや照明などの補器へ電力を供給する。同様に、鉄道車両100d(四両目)及び鉄道車両100f(六両目)のT分岐ジョイントTJ1、TJ2で分岐された高圧引き通しケーブルRC3、RC5はそれぞれ、床下に設けられた受電用真空遮断器VCB2、VCB3の1次側に接続されている。受電用真空遮断器VCB2、VCB3の2次側はそれぞれ、主変圧器Tr2、Tr3の1次巻線に接続されている。主変圧器Tr2、Tr3の2次巻線は、それぞれの電動機に電力を供給し、3次巻線は、それぞれの補器へ電力を供給する。
なお、T分岐ジョイントTJ1と直線ジョイントSJ2とは、一体の開閉器ユニット70aを構成している。T分岐ジョイントTJ2と直線ジョイントSJ4とは、一体の開閉器ユニット70bを構成している。
例えば、鉄道車両100c(三両目)の高圧引き通しケーブルRC2で地絡故障Faultが発生した場合には、外部からの指令により開閉器ユニット70aを動作させ、直線ジョイントSJ2を自動で開放することにより、地絡故障Faultの影響を受ける主変圧器Tr1およびそれに接続された電動機を切り離す。このとき、地絡故障Faultの影響を受けない主変圧器Tr2、Tr3は接続されたままである。このため、これらに接続された電動機を用いて列車100の運転を続行することができる。
本図においては、符号Faultで示す位置で地絡故障が生じた場合を例に説明しているため、故障の波及を防ぐべく、開閉器ユニット70aを動作させて直線ジョイントSJ2を開放している。この例に限らず、地絡故障の場所に応じて、もう1つの開閉器ユニット70bを動作させ、直線ジョイントSJ4の切り離しを行うようにしてもよい。このような構造とすることにより、鉄道車両の屋根72の上に作業者が登ることなく、不具合箇所を含む高電圧ケーブルと健全な高電圧ケーブルとを自動的に分離することができる。
つぎに、開閉器ユニットの詳細な構成について実施例を用いて説明する。
図3は、本実施例の開閉器ユニットを示す平面図である。
本図において、開閉器ユニット70は、T分岐ジョイントと直線ジョイントとを一体化したものである。破線は内部構造を示している。
開閉器ユニット70は、開閉器1と、固定側のブッシング10Aと、可動側のブッシング10B、10Cと、気中絶縁操作ロッド20と、絶縁ケース21と、電磁操作器30と、を備えている。
ブッシング10A、10B、10Cはいずれも、絶縁ケース21から突き出た形状を有している。
開閉器1は、固定電極3と、固定電極3に対する接触又は開離をする可動電極5と、固定電極3及び可動電極5の周囲を覆うアークシールド6と、アークシールド6を支持し開閉器1の外側容器の一部を構成する円筒形状のセラミック絶縁筒7と、ベローズ2と、を含む。言い換えると、開閉器1は、固定電極3と可動電極5とを接離自在に配置した構成を有する。
セラミック絶縁筒7は、セラミック絶縁筒7Aとセラミック絶縁筒7Bとから構成されている。アークシールド6は、フランジ部を有する。このフランジ部は、セラミック絶縁筒7Aとセラミック絶縁筒7Bとの間に挟まれている。これにより、アークシールド6は固定されている。セラミック絶縁筒7の両端部は、端板で覆われている。これにより、セラミック絶縁筒7の内部は、真空状態に維持されている。
開閉器1の固定電極3は、開閉器1の外に引き出された固定導体を介して、ブッシング導体12Aと電気的に接続されている。また、可動電極5は、開閉器1の外に引き出された可動導体を介してブッシング導体12B、12Cと電気的に接続されている。そして、可動電極5は、気中絶縁操作ロッド20によって、固定電極3との接離が制御される。気中絶縁操作ロッド20は、電磁操作器30に接続され、駆動されるようになっている。電磁操作器30は、機構ケース82に収納されている。機構ケース82は、金属製である。なお、機構ケース82が樹脂などの絶縁物で形成されている場合は、後述の絶縁ケース21の金属層22と同様に、機構ケース82の表面に金属層を設けることが望ましい。
ブッシング導体12A、12B、12Cと絶縁ケース21を構成する絶縁物とが組み合わされることにより、ブッシング10A、10B、10Cが形成されている。この構成により、固定側のブッシング10Aを可動側のブッシング10B、10Cから切り離すことができる。ベローズ2は、可動導体と可動側の端板との間に配置されている。この構造により、開閉器1の真空状態を維持したまま、可動導体を移動することができるようになっている。
なお、開閉器ユニット70は、ステー83A、83B、83Cを介してベース81に固定されている。
絶縁ケース21は、開閉器ユニット70の外殻をなすものであり、エポキシ樹脂硬化物などで形成されている。絶縁ケース21は、開閉器1、固定側のブッシング導体12A、可動側のブッシング導体12B、12C等をモールドした構造を有している。気中絶縁操作ロッド20の周囲は、所定の周囲空間を有する状態で、絶縁ケース21により覆われている。気中絶縁操作ロッド20の周囲空間は、絶縁ケース21と封止手段によって封止されている。その内部である周囲空間には、乾燥空気やSFガスなどの絶縁ガスが封入されている。なお、封止手段としては、直線シールやベローズが適用されている。
絶縁ケース21と機構ケース82とは、それぞれが有するフランジ85a、85bにより接続されている。
絶縁ケース21の表面には、連続した金属層22(図中、太線で表している。)が形成されている。金属層22は、ブッシング10A、10B、10Cの根元に該当する部位(ケーブルヘッドの端部が接する部分(ブッシング10A、10B、10Cがケーブルに接する部分))まで達している。これにより、絶縁ケース21の表面(金属層22)は、ケーブルが接続された状態で、ケーブルの接地部分と電気的に接続されるようになる。言い換えると、ケーブルが接続された状態では、絶縁ケース21の露出した表面全体が金属層22で覆われた構成となることが望ましい。
また、金属層22は、フランジ85aの機構ケース82との接続面の全部又は少なくとも一部をも覆っている。これにより、金属層22で覆われた絶縁ケース21の表面及び金属製の機構ケース82はすべて、電気的に接続される。この部分を接地すれば、高電圧となる露出面がなくなるため、作業者の安全を確保することができる。
金属層22は、亜鉛を溶射することにより形成されている。なお、金属層22を形成するために用いる金属は、導電性を有するものであればよく、亜鉛に限定されるものではない。当該金属は、アルミニウム合金でもよいし、亜鉛・アルミニウム合金、アルミニウム・マグネシウム合金等であってもよい。
絶縁ケース21は、エポキシ樹脂組成物で形成されている。絶縁ケース21は、開閉器1、固定側のブッシング導体12A、可動側のブッシング導体12B、12C等をモールドし、硬化することにより作製した。モールド樹脂には、ナガセケムテックス製のエポキシ樹脂(型番はXNR4038)と、硬化剤(型番はXNH4038)とを用いた。モールド及び硬化の手順は、次のとおりである。
開閉器1等の部品を金型に配置した後、80℃で3時間加熱した。エポキシ樹脂と硬化剤をそれぞれ60℃で3時間加熱した後、混合し、混合物であるエポキシ樹脂組成物は真空混練機を用いて60℃で30分間脱泡混練した。
開閉器1等のモールドには、真空注型法を用いた。
脱泡済みのエポキシ樹脂組成物を開閉器1等の部品が配置され80℃で3時間加熱された金型の中に流し込んだ。エポキシ樹脂組成物の硬化は、80℃で8時間、150℃で12時間の2段階とした。モールドした開閉器1等は、80℃で8時間の一次硬化後に金型から外し、150℃に熱した恒温槽で12時間の二次硬化を行った。150℃から室温に下がる際、収縮が原因による硬化物の割れを防ぐため、150℃から室温へは5時間かけて冷却した。
エポキシ樹脂硬化物である絶縁ケース21の表面に亜鉛を溶射することにより、金属層22を形成した。
図6は、図3の開閉器ユニット70の側面を示したものである。
図6に示すように、開閉器1、固定側のブッシング導体12A、可動側のブッシング導体12B、12C、気中絶縁操作ロッド20等は、ベース81に対して略平行に設置されている。
本実施例によれば、絶縁ケース21と機構ケース82との接続部をエポキシ樹脂硬化物で覆うため、三重点が生じないという効果が得られる。そして、熱ストレスが加わる場合であっても、絶縁ケース21のエポキシ樹脂硬化物や金属層22にクラックが発生しないという効果が得られる。
図4は、図3の開閉器ユニット70にケーブルが接続された状態を示したものである。ケーブルの接続部については、断面を表している。以下では、主として、図3と異なる部分について説明する。
図4に示すように、開閉器ユニット70は、可動電極5の可動方向と鉄道車両の進行方向とが略一致するように、かつ、鉄道車両の屋根上と接するように設置されている。ブッシング10A、10B、10Cのそれぞれには、ケーブル42A、42B、42Cが接続されている。ブッシング10A、10B、10Cがケーブル42A、42B、42Cに接する部分と絶縁ケース21の表面とは、電気的に接続されていることが望ましい。
ケーブル42Aは、鉄道車両の前方(図1及び図2の左方向)へ引き通されている。ケーブル42Bは、鉄道車両の後方(図1及び図2の右方向)へ引き通されている。ケーブル42Cは、床下の受電用真空遮断器を介して主変圧器に接続されている。言い換えると、開閉器ユニット70は、ケーブル42Aとケーブル42Bとを接続する直線ジョイントとしての機能を有し、かつ、ケーブル42Cを分岐するT型ジョイントとしての機能を有する。なお、ケーブル42A、42B、42Cの表面は、高電圧とならないように接地されるようになっていることが望ましい。ケーブル42A、42B、42Cの表面が直接接地されていない場合には、ケーブル42A、42B、42Cの表面層の内側に接地層(例えば、導線の周囲に絶縁層を介して金属メッシュを巻き付けたもの)を設けることが望ましい。さらに、ケーブル42A、42B、42Cの接地された部位と金属層22とは、電気的に接続されるようになっていることが望ましい。
各ケーブルのT型ケーブルヘッド40A、40B、40Cを接続するブッシング10A、10B、10Cは、進行方向に対して側方に配置され、かつ、開閉器1と略同一平面内に配置されている。これにより、前後方向に直線状に並ぶ絶縁ケース21(開閉器1)及び機構ケース82(電磁操作器30)と干渉しないように、複数のケーブルを接続できる。このため、絶縁ケース21(開閉器1)と機構ケース82(電磁操作器30)とを上下方向あるいは左右方向に並べた従来の構成に比べ、開閉器ユニット70の全高および全幅を縮小し、進行方向から見たときの投影面積を縮小することができる。これにより、鉄道車両の屋根上に開閉器ユニット70を設けても、それによる空気抵抗の増加を抑制することができる。
なお、T型ケーブルヘッド40A、40B、40Cには、接続端と反対側に絶縁栓41A、41B、41Cが設けられている。これにより、T型ケーブルヘッド40A、40B、40Cの表面は、接地電位に保たれている。
図5は、図4の開閉器ユニット70を鉄道車両の屋根に設置した状態を示す上面図である。
図5においては、開閉器ユニット70が外装ケース80に収納されている。開閉器ユニット70は、ベース81に固定した状態で、外装ケース80に収納されている。さらに、開閉器ユニット70は、外装ケース80に収納された状態で、鉄道車両に装着されている。
外装ケース80は、前方(列車の進行方向)に傾斜部を有し、開閉器ユニット70の左右に平面部を有する。また、ケーブル42A、42B、42Cを機械的に支持している。これにより、開閉器ユニット70を覆うとともに、ケーブル42A、42B、42Cの振動やぶれを抑制することができ、空気抵抗を小さくすることができる。また、ブッシング10A、10B、10Cに偏荷重が掛からないようにすることができる。
上述のとおり、開閉器ユニット70は、従来構造に比べ全高および全幅を縮小したものであるため、これを覆う外装ケース80も、全高および全幅を小さくでき、進行方向から見たときの投影面積を小さくできる。これにより、鉄道車両の屋根上の開閉器ユニット70を外装ケース80で覆った場合も、それによる空気抵抗の増加を抑制することができる。
以上で説明したように、本実施例においては、作業者の安全性を確保するべく、鉄道車両の屋根、T型ケーブルヘッド40A、40B、40C及び開閉器ユニット70の表面はいずれも、接地電位になっている。このため、開閉器ユニット70又は外装ケース80と鉄道車両の屋根との間で絶縁距離を確保する必要がなく、両者を近接配置してもよい。これにより、鉄道車両の屋根から開閉器ユニット70又は外装ケース80の最高部までの高さを抑えることができる。
更に具体的には、開閉器ユニット70又は外装ケース80を鉄道車両の屋根と接触させて配置することも可能になる。これにより、鉄道車両の屋根を従来よりも高くしたとしても、パンタグラフの位置を従来と同じ高さに留めることができる。
また、各ブッシング10A、10B、10Cは、可動電極5の可動方向に対して実質的に直角な方向に配置されている。これにより、T型ケーブルヘッド40A、40B、40Cを接続する際の作業性を向上させることができる。
1:開閉器、2:ベローズ、3:固定電極、5:可動電極、6:アークシールド、7:セラミック絶縁筒、10A、10B、10C:ブッシング、12A、12B、12C:ブッシング導体、20:気中絶縁操作ロッド、21:絶縁ケース、22:金属層、30:電磁操作器、40A、40B、40C:T型ケーブルヘッド、41A、41B、41C:絶縁栓、42A、42B、42C:ケーブル、70、70a、70b:開閉器ユニット、72:屋根、80:外装ケース、81:ベース、82:機構ケース、83A、83B、83C:ステー、85a、85b:フランジ。

Claims (7)

  1. 固定電極と可動電極とを接離自在に配置した開閉器と、
    前記可動電極に接続された気中絶縁操作ロッドと、
    前記気中絶縁操作ロッドを駆動する電磁操作器と、
    前記開閉器を覆う絶縁ケースと、
    前記電磁操作器を覆う機構ケースと、
    ケーブルを接続するブッシングと、を備え、
    前記絶縁ケース及び前記機構ケースは、それぞれが有するフランジにより接続され、
    前記絶縁ケースの表面と前記機構ケースの表面とが電気的に接続され、これらの表面が接地電位となるように構成され、
    前記絶縁ケースの表面は、金属層で覆われ、
    前記絶縁ケースの前記機構ケースに接する面は、少なくとも一部が前記金属層で覆われている、開閉器ユニット。
  2. 前記ケーブルが接続された状態では、前記絶縁ケースの露出した表面全体が前記金属層で覆われた構成となる、請求項記載の開閉器ユニット。
  3. 前記絶縁ケースは、エポキシ樹脂硬化物で形成されている、請求項1記載の開閉器ユニット。
  4. 前記金属層は、前記ブッシングの根元に該当する部位まで達している、請求項1記載の開閉器ユニット。
  5. 前記金属層は、亜鉛、アルミニウム、亜鉛・アルミニウム合金又はアルミニウム・マグネシウム合金で形成されている、請求項記載の開閉器ユニット。
  6. 前記機構ケースは、金属製である、請求項1記載の開閉器ユニット。
  7. 請求項1〜のいずれか一項に記載の開閉器ユニットを備えた、鉄道車両。
JP2017217487A 2017-11-10 2017-11-10 開閉器ユニット及びこれを用いた鉄道車両 Active JP6951201B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017217487A JP6951201B2 (ja) 2017-11-10 2017-11-10 開閉器ユニット及びこれを用いた鉄道車両
PCT/JP2018/025705 WO2019092918A1 (ja) 2017-11-10 2018-07-06 開閉器ユニット及びこれを用いた鉄道車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017217487A JP6951201B2 (ja) 2017-11-10 2017-11-10 開閉器ユニット及びこれを用いた鉄道車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019091527A JP2019091527A (ja) 2019-06-13
JP6951201B2 true JP6951201B2 (ja) 2021-10-20

Family

ID=66438811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017217487A Active JP6951201B2 (ja) 2017-11-10 2017-11-10 開閉器ユニット及びこれを用いた鉄道車両

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6951201B2 (ja)
WO (1) WO2019092918A1 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0130764Y2 (ja) * 1980-12-10 1989-09-20
JP4409787B2 (ja) * 2001-05-01 2010-02-03 三菱電機株式会社 固体絶縁開閉器
JP4494673B2 (ja) * 2001-07-12 2010-06-30 三菱電機株式会社 電力用開閉装置
JP4111504B2 (ja) * 2003-03-12 2008-07-02 株式会社東芝 スイッチギヤ
JP4339724B2 (ja) * 2004-03-12 2009-10-07 三菱電機株式会社 スイッチギヤおよびスイッチギヤの製造方法
JP2011055567A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Hitachi Ltd スイッチギヤ及びその製造方法
JP6328998B2 (ja) * 2014-05-22 2018-05-23 株式会社日立産機システム ユニット開閉器及び開閉装置並びに鉄道車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019091527A (ja) 2019-06-13
WO2019092918A1 (ja) 2019-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9352653B2 (en) Circuit breaking unit and railcar including the same
US8710388B2 (en) Switchgear and method for operating switchgear
JP6328998B2 (ja) ユニット開閉器及び開閉装置並びに鉄道車両
US9831644B2 (en) Connection structure between main transformer and high-voltage device box and railcar including same
CN111146725B (zh) 一种车载高压电器固体绝缘集成的高压电气箱
JP6713940B2 (ja) 固体絶縁型開閉器ユニットの放熱装置、固体絶縁型開閉器ユニット、および、鉄道車両
JP6951201B2 (ja) 開閉器ユニット及びこれを用いた鉄道車両
JP6783720B2 (ja) 真空開閉装置
JP6778129B2 (ja) 鉄道車両用開閉器ユニット
WO2017199465A1 (ja) 分岐ユニットまたは車両システム
JP2018049764A (ja) 開閉器ユニット、および、それを用いた鉄道車両
JP6933598B2 (ja) 固体絶縁形の真空開閉器
WO2023119453A1 (ja) 開閉器
RU184895U1 (ru) Изолирующая перегородка для электроустановок электровоза
TW202346117A (zh) 編成車輛
CN105761907B (zh) 变压器高压出线整合***
CN101431219A (zh) 开关柜连接组合装置及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210921

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6951201

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150