JP6944822B2 - 易服用性カプセル - Google Patents
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Description
特許文献1(特公平05‐005807号公報)は、硬質ゼラチンカプセルのバンドシール液であって、ゼラチン、グリセリン、エタノール、水を含む、ゼラチン含有のバンドシール液を開示する。
[1] 少なくとも、金属架橋増粘剤、および、多価金属化合物を含有するバンドシールを有するカプセル。
[1−1] a) カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第1の金属架橋増粘剤、
b) 多価金属化合物、並びに、
c) 第2の増粘剤を含有するバンドシールを有するカプセル。
[1−2] 第2の増粘剤が、キサンタンガム、グアガム、ゼラチン、シクロデキストリン、デキストリン、トラガント、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリビニルアルコール、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種(ただし、第1の金属架橋増粘剤がアルギン酸ナトリウムである場合に、第2の増粘剤はアルギン酸ナトリウムではない)である、[1−1]に記載のカプセル。
[1−3] バンドシールが、さらに、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、ジオクチルソジウムスルホサクシネート、ショ糖脂肪酸エステル、および、ロジンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[1]〜[1−2]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−4] バンドシールが、さらに、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、マンニトール、カルナウバロウ、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、コンドロイチン硫酸ナトリウム、乳糖水和物、および、ヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[1]〜[1−3]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−5] バンドシールが、さらに、ポリソルベート80、グリセリン、マクロゴール600、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000、グリセリン脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ソルビタン脂肪酸エステル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、トリアセチン、フタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、モノステアリン酸グリセリン、および、ステアリルアルコールからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[1]〜[1−4]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−6] バンドシールが、さらに、糖および/または糖アルコールを含有する、[1]〜[1−5]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−7] バンドシールが、さらに、崩壊剤を含有する、[1]〜[1−6]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−8] バンドシール中の、第1の金属架橋増粘剤と第2の増粘剤とを合わせた増粘剤の含有量が、45質量%〜90質量%である、[1]〜[1−7]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−9] バンドシールの幅が、硬カプセル表面の略円柱形状の範囲内である、[1]〜[1−8]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−10] バンドシールの幅が、硬カプセル結合時の長径の5%〜85%である、[1]〜[1−9]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−11] バンドシールの幅が、1mm〜22mmである、[1]〜[1−10]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−12] バンドシールの厚みが、5μm〜500μmである、[1]〜[1−11]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−13] バンドシール中の粒子の粒子径が、80μm以下である、[1]〜[1−12]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−14] バンドシール中の、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムは、実質的に多価金属イオンにより架橋されていない、[1]〜[1−13]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−15] バンドシールが、多価金属化合物を含有する層と、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種を含有する層とが重ね合わせて形成された、[1]〜[1−14]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−16] カプセルが、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、プルラン、キトサン、ポリビニルアルコール、ラウリル硫酸ナトリウム、および、カラギーナンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[1]〜[1−15]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−17] カプセルの大きさが、日本薬局方に記載の、000号、00号、0号、1号、2号、3号、4号、および5号からなる群から選択されるいずれか1種である、[1]〜[1−16]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−18] カプセル内容物の漏出が抑制された、[1]〜[1−17]のいずれか1項に記載のカプセル。
[1−19] カプセルの滑り性が向上した、[1]〜[1−18]のいずれか1項に記載のカプセル。
[2] 少なくとも、金属架橋増粘剤、および、多価金属化合物を含有する組成物。
[2−1] a) カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第1の金属架橋増粘剤、
b) 多価金属化合物、並びに、
c) 第2の増粘剤を含有する組成物。
[2−2] 第2の増粘剤が、キサンタンガム、グアガム、ゼラチン、シクロデキストリン、デキストリン、トラガント、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリビニルアルコール、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種(ただし、第1の金属架橋増粘剤がアルギン酸ナトリウムである場合に、第2の増粘剤はアルギン酸ナトリウムではない)である、[2−1]に記載の組成物。
[2−3] 組成物が、さらに、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、ジオクチルソジウムスルホサクシネート、ショ糖脂肪酸エステル、および、ロジンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[2]〜[2−2]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−4] 組成物が、さらに、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、マンニトール、カルナウバロウ、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、コンドロイチン硫酸ナトリウム、乳糖水和物、および、ヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[2]〜[2−3]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−5] 組成物が、さらに、ポリソルベート80、グリセリン、マクロゴール600、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000、グリセリン脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ソルビタン脂肪酸エステル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、トリアセチン、フタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、モノステアリン酸グリセリン、および、ステアリルアルコールからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[2]〜[2−4]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−6] 組成物が、さらに、糖および/または糖アルコールを含有する、[2]〜[2−5]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−7] 組成物が、さらに、崩壊剤を含有する、[2]〜[2−6]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−8] 組成物中の、第1の金属架橋増粘剤と第2の増粘剤とを合わせた増粘剤の含有量が、45質量%〜90質量%である、[2]〜[2−7]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−9] 組成物が、カプセルおよび/または錠剤の表面の一部を被覆する被覆物である、[2]〜[2−8]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−10] 組成物が、硬カプセル表面の略円柱形状の範囲内に存在する、[2]〜[2−9]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−11] 組成物が、乾燥状態である、[2]〜[2−10]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−12] 組成物の厚みが、5μm〜500μmである、[2]〜[2−11]のいずれか1項に記載の組成物。
[2−13] 組成物が、多価金属化合物を含有する層と、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種を含有する層とが重ね合わせて形成された、[2]〜[2−12]のいずれか1項に記載の組成物。
[3] 多価金属化合物と組み合わせて用いられる、金属架橋増粘剤、および溶媒を含有するバンドシール液。
[3−1] b) 多価金属化合物と組み合わせて用いられる、
a) カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第1の金属架橋増粘剤、
c)第2の増粘剤、並びに、
d) アルコール、および、水とアルコールの混合溶媒からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒とを含有する、カプセルのバンドシール液。
[3−2] 第2の増粘剤が、キサンタンガム、グアガム、ゼラチン、シクロデキストリン、デキストリン、トラガント、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリビニルアルコール、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種(ただし、第1の金属架橋増粘剤がアルギン酸ナトリウムである場合に、第2の増粘剤はアルギン酸ナトリウムではない)である、[3−1]に記載のバンドシール液。
[3−3] バンドシール液が、さらに、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、ジオクチルソジウムスルホサクシネート、ショ糖脂肪酸エステル、および、ロジンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[3]〜[3−2]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[3−4] バンドシール液が、さらに、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、マンニトール、カルナウバロウ、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、コンドロイチン硫酸ナトリウム、乳糖水和物、および、ヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[3]〜[3−3]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[3−5] バンドシール液が、さらに、ポリソルベート80、グリセリン、マクロゴール600、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000、グリセリン脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ソルビタン脂肪酸エステル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、トリアセチン、フタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、モノステアリン酸グリセリン、および、ステアリルアルコールからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[3]〜[3−4]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[3−6] バンドシール液が、さらに、糖および/または糖アルコールを含有する、[3]〜[3−5]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[3−7] バンドシール液が、さらに、崩壊剤を含有する、[3]〜[3−6]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[3−8] バンドシール液中の、第1の金属架橋増粘剤と第2の増粘剤とを合わせた増粘剤の量が、溶媒の容積に対して、5.5w/v%〜30w/v%である、[3]〜[3−7]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[3−9] バンドシール液中の、非溶媒成分の量が、溶媒の容積に対して、9w/v%〜40w/v%、好ましくは、14w/v%〜35w/v%である、[3]〜[3−8]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[3−10] バンドシール液中の、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムは、実質的に多価金属イオンにより架橋されていない、[3]〜[3−9]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[3−11] バンドシール液が、多価金属化合物を含有する、[3]〜[3−10]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[3−12] カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種と溶媒とを含有するバンドシール液、並びに、多価金属化合物と溶媒とを含有する液とがセットとなるように用いられる、[3]〜[3−11]のいずれか1項に記載のバンドシール液。
[4] 前記[3]〜[3−12]のいずれか1項に記載のバンドシール液をカプセルに塗布する工程を含む、バンドシールを有するカプセルの製造方法。
[4−1] 前記バンドシール液をカプセルに塗布する工程が、
a) カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される第1の増粘剤、
b) 多価金属化合物、
c)第2の増粘剤、並びに、
d) アルコール、および、水とアルコールの混合溶媒からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒
を含有するバンドシール液を塗布する工程を含む、[4]に記載のカプセルの製造方法。
[4−2] 前記バンドシール液をカプセルに塗布する工程が、
多価金属化合物と溶媒とを含有する液を塗布する工程と、
カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種と溶媒とを含有する液を塗布する工程とを含む、[4]に記載のカプセルの製造方法。
[4−3] 前記バンドシール液のカプセルへの塗布はスプレーコーティングを用いない、[4]〜[4−2]のいずれか1項に記載のカプセルの製造方法。
[4−4] さらにバンドシール液の塗布部を乾燥させる工程を含む、[4]〜[4−3]のいずれか1項に記載のカプセルの製造方法。
好ましくは、バンドシールを有するカプセルにおいて、バンドシールは、カプセルの内容物の改ざん防止、内容物の漏出や酸化等による劣化の抑制などというカプセルのシールとしての機能と、カプセルを嚥下しやすくする機能とを兼ね備えうる。
好ましくは、バンドシールを有するカプセルにおいて、バンドシールは、様々な材質およびサイズのカプセルへの適用が期待でき、また、カプセル内容物の溶出性に影響を及ぼさないため、汎用性が高い。
好ましくは、バンドシールを有するカプセルにおいて、バンドシールは、製造時に加温の必要がなく室温で製造可能なため、製造上メリットとなり、また、熱に弱い有効成分を含有するカプセルに対しても使用しうる。
好ましくは、バンドシールを有するカプセルにおいて、バンドシールは、色素を含有させることにより、カプセルの視認性の向上、他のカプセルとの識別性の向上の効果が得られうる。
好ましくは、本発明のバンドシールを有するカプセルは、上記のいずれか1以上の効果を有しうる。
第1の態様は、バンドシールを有するカプセルである。以下では、バンドシールを有するカプセルについて説明する。
金属架橋増粘剤とは、多価金属イオンにより架橋される物質を意味し、そのような性質を示す物質であれば特に限定されない。金属架橋増粘剤としては、具体的には、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ペクチン、カルボキシメチルセルロース、グルコマンナン、カルメロースナトリウム等が挙げられ、好ましくは、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、およびポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種が挙げられ、より好ましくは、カルボキシビニルポリマー、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種が挙げられる。これらは市販品を入手して使用することが可能である。また、本明細書に記載の各成分の詳細は、日本薬局方、または、医薬品添加物事典(2016)(薬事日報社)を参照しうる。
ここで、本明細書において「〜」を用いて示された数字範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値および最大値として含む範囲を示す。また、本明細書において、特に断らない限り、数値は±10%の幅を有する。
第2の増粘剤は、例えば、キサンタンガム、グアガム、ゼラチン、シクロデキストリン、デキストリン、トラガント、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリビニルアルコール、マクロゴール4000、マクロゴール6000、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種である(ただし、第1の金属架橋増粘剤がアルギン酸ナトリウムである場合に、第2の増粘剤はアルギン酸ナトリウムではない)。好ましくは、第2の増粘剤は、キサンタンガム、グアガム、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種であり(ただし、第1の金属架橋増粘剤がアルギン酸ナトリウムである場合に、第2の増粘剤はアルギン酸ナトリウムではない)、より好ましくはキサンタンガムである。これらは市販品を入手して使用することが可能である。
ただし、第2の増粘剤がマクロゴール4000である場合には、可塑剤および/または界面活性剤としてマクロゴール4000以外のものを用いる。また、ただし、第2の増粘剤がマクロゴール6000である場合には、可塑剤および/または界面活性剤としてマクロゴール6000以外のものを用いる。
(1)カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、塩化カルシウム、HPC、HPMC、ポリソルベート80、およびエリスリトールの組み合わせ;
(2)アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、塩化カルシウム、HPC、HPMC、ポリソルベート80、およびエリスリトールの組み合わせ;
(3)ペクチン、キサンタンガム、塩化カルシウム、HPC、HPMC、ポリソルベート80、およびエリスリトールの組み合わせ;
(4)ポリアクリル酸ナトリウム、キサンタンガム、塩化カルシウム、HPC、HPMC、ポリソルベート80、およびエリスリトールの組み合わせ;
(5)カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、塩化カルシウム、HPC、HPMC、ポリソルベート80、およびスクラロースの組み合わせ;
(6)アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、塩化カルシウム、HPC、HPMC、ポリソルベート80、およびスクラロースの組み合わせ;
(7)カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、塩化カルシウム、HPC、HPMC、ポリソルベート80、スクラロース、およびクロスポビドンの組み合わせ;または
(8)アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、塩化カルシウム、HPC、HPMC、ポリソルベート80、スクラロース、およびクロスポビドンの組み合わせ。
カプセルの材質は、例えば、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、プルラン、キトサン、ポリビニルアルコール、ラウリル硫酸ナトリウム、および、カラギーナンなどが挙げられるが、これらに限定されない。より好ましくは、ゼラチンおよび/またはHPMCを含有するカプセルである。
別のいくつかの態様では、バンドシールの幅は、カプセル結合時の長径の5%〜60%であることが好ましく、より好ましくは、10%〜50%である。
00号(長径約25mm)のカプセルの場合、バンドシールの幅は、好ましくは、2mm〜19mmであり、より好ましくは、3mm〜18mmである。
0号(長径約22mm)のカプセルの場合、バンドシールの幅は、好ましくは、2mm〜16mmであり、より好ましくは、3mm〜15mmである。
1号(長径約19mm)または2号(長径約18mm)のカプセルの場合、バンドシールの幅は、好ましくは、2mm〜14mmであり、より好ましくは、3mm〜13mmである。
3号(長径約16mm)のカプセルの場合、バンドシールの幅は、好ましくは、2mm〜12mmであり、より好ましくは、3mm〜11mmである。
4号(長径約15mm)のカプセルの場合、バンドシールの幅は、好ましくは、2mm〜10mmであり、より好ましくは、3mm〜9mmである。
5号(長径約11mm)のカプセルの場合、バンドシールの幅は、好ましくは、1mm〜8mmであり、より好ましくは、2mm〜7mmである。
b層の厚さは、好ましくは0.1μm〜100μmであり、より好ましくは0.5μm〜70μmである。
a層とb層の厚さの比は、好ましくは100:1〜2:1であり、より好ましくは80:1〜3:1である。
カプセルにアンダーコートを設けることにより、カプセルの封緘性が高まり、製造および/または保存中にカプセルの内容物がバンドシールに移動してバンドシール中の金属架橋増粘剤がゲル化する等を防ぐことができる。
アンダーコートの厚さは、好ましくは0.1μm〜50μmであり、より好ましくは0.5μm〜30μmである。
第2の態様の組成物について説明する。
第2の態様の組成物は、少なくとも、金属架橋増粘剤、および、多価金属化合物を含有する組成物であり、好ましくは、
a) カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第1の金属架橋増粘剤、b) 多価金属化合物、並びに、c) 第2の増粘剤を含有する組成物である(以下、本明細書において、「第2の態様の組成物」という場合がある)。
a), b), およびc)の各成分の詳細、含有量、好ましい態様などは、第1の態様の記載に準じる。
第2の態様の組成物は、上記成分以外にも、第1の態様に記載の成分を用いてもよく、それらの成分の例や、好ましい含有量、好ましい態様なども、第1の態様の記載に準じて行うことができる。
第3の態様は、バンドシール液である。以下では、バンドシール液について説明する。
b) 多価金属化合物と組み合わせて用いられる、
a) カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第1の金属架橋増粘剤、
c) 第2の増粘剤、並びに
d)アルコール、および、水とアルコールの混合溶媒からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒
を含有する、カプセルのバンドシール液を提供する。
また、バンドシール液が、後述のとおり、金属架橋増粘剤を含むバンドシール液と、多価金属化合物を含む液の2種のセットとなるように用いられる場合には、金属架橋増粘剤を含むバンドシール液中の非溶媒成分を、バンドシール液の溶媒の容積に対して、7w/v%〜40w/v%の濃度で含有することが好ましく、より好ましくは8w/v%〜35w/v%の濃度で含有する。
第4の態様は、バンドシールを有するカプセルの製造方法である。以下では、バンドシールを有するカプセルの製造方法を説明する。
多価金属化合物と溶媒とを含有する液を塗布する工程と、
カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の金属架橋増粘剤と溶媒とを含有するバンドシール液を塗布する工程とを含む。ここでバンドシール液、および多価金属化合物と溶媒とを含有する液は、第3の態様のバンドシール液で説明した通りである。
a) カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される第1の金属架橋増粘剤、
b) 多価金属化合物、
c)第2の増粘剤、並びに、
d) アルコール、および、水とアルコールの混合溶媒からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒
を含有するバンドシール液を塗布する工程を含む。ここでバンドシール液は、第3の態様のバンドシール液として前記した通りである。
多価金属化合物と溶媒とを含有する液を塗布する工程と、
カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の金属架橋増粘剤と溶媒とを含有するバンドシール液を塗布する工程を含み、各液はカプセルに重ね合わせて塗布される。
ここで、「重ね合わせて塗布される」とは、一方の液がカプセルに塗布された後に、他方の液がその上に塗布されることを意味する。
第1の態様のバンドシールを有するカプセルは、以下のような評価方法を用いて効果を確認してもよい。
バンドシールを有するカプセルが、バンドシールを施していないカプセルと比較して嚥下しやすいと評価される場合には、当該カプセルは、カプセルの滑り性が向上したと評価できる。
評価対象のバンドシールを有するカプセルに、カプセル内容物として、液体成分、例えば、それぞれゴマ油(市販品)、ゴマ油+無水エタノール、サラダ油(市販品)を充填し、室温、25℃〜30℃、あるいは、45℃〜50℃などで一定時間、例えば12時間、24時間、36時間あるいは40時間保存した後の内容物の漏出性を評価する。このとき、カプセルは複数個用いて評価されることが望ましく、また、評価対象のカプセルでバンドシールを施していないカプセルについても同様に試験を行い、漏出性を比較することが望ましい。
バンドシールを有するカプセルは、バンドシールを有しないカプセルと比較して、内容物の漏出性が抑制されていることが望ましい。
表1の各処方を用いてバンドシール液を調製し、シャーレ上で外観および滑り性を評価した。表1は、溶媒の無水エタノール100mL中の各成分の添加量(g)を示す。
増粘剤のキサンタンガム(「KELTROL F」、(株)三晶)は既粉砕品を購入して使用し、カルボキシビニルポリマー(「CARBOPOL 974P NF」、Lubrizol Advances Materials INC.)は10μm以下、アルギン酸ナトリウム(「ダックアルギンNSPH2」、キッコーマンバイオケミファ(株))は50μm以下の粒子となるように、予め粉砕して用いた。
(1)シャーレ上での評価
表2の各処方を用いてバンドシール液を調製し、シャーレ上で外観および滑り性を評価した。表2は、溶媒の無水エタノール100mL中の各成分の添加量(g)を示す。
その結果、処方1−3および1−4は、処方1−1と比較して、滑り性は同等かやや優れる傾向がみられたが、外観の不均一、ざらつきが見られ、乾燥に時間を要した。これは、バンドシール液の粘度が高いことに起因すると考えられた。
表2に記載の処方1−4、2−2、4−1、および4−2について、カプセルに塗布したときの滑り性の評価を行った。
その結果、いずれの処方についても、カプセルへの塗布、乾燥後に、バンドシールの脱落や亀裂は認められなかった。処方1−4、および処方2−2は、カプセルに塗布した場合にも、よい滑り性が得られた。処方2−2では、処方1−4と比較して、増粘剤のゲル化が早く感じられた。
(1)カプセルを用いた評価
表3の各処方を用いて、カプセルにバンドシールを施し、滑り性の評価を行った。表3は、溶媒の無水エタノール100mL中の各成分の添加量(g)を示す。
いずれの処方についても、極めてよい滑り性が得られた。
味の評価では、処方1−7は、エリスリトールを含有するため甘みが感じられ、嬌味効果が得られたことが分かった。
実施例3−(1)で作製した、処方2−3〜2−7のバンドシールを施したカプセルについて、高さ30cmから実験台(VALUEQUEST QCB-II、オリエンタル技研工業(株))上に3回落下させて、バンドシールの破損を確認した。
バンドシール機(Laboratory Model Capsule Banding Machine(LAB-TOP SEALING MACHINE) SCHAEFER TECHNOLOGIES社)を用いて、その操作マニュアルに準じて、実施例2の処方1−4、および実施例3の処方2−6を室温にて、ゼラチンカプセル2号((株)松屋)にそれぞれバンドシールを施し、滑り性を評価した。
実施例4に準じて、バンドシール機を用いて、ゼラチンカプセル2号に処方2−6のバンドシールを施し、カプセル内容物の漏出の有無を評価した。バンドシールの幅は、約10mm(カプセル2号の結合時の長径の約56%)、厚みは約10μmであった。
その結果、バンドシール無のカプセルは、一部、内容物の漏出がみられたのに対し、バンドシール有のカプセルでは、内容物の漏出が認められたものはなかった。
このように、本発明のバンドシールは、内容物の漏出を防ぐカプセルのシールとしての機能を果たすことが分かった。
実施例4に準じて、乳糖を充填したゼラチンカプセル2号にバンドシール機を用いて、処方2−6のバンドシールを施し、溶出試験機(溶出試験器、富山産業(株))にて、カプセル内容物の溶出性を評価した。
その結果、処方番号6−2および6−3のバンドシールを施したカプセルは、バンドシールなしのカプセルと比較して、カプセル内容物の溶出性に差がないことが分かった。以上より、本発明のバンドシールは、カプセル内容物の溶出性にほとんど影響を与えないことが示された。
実施例4に準じて、結晶セルロースを充填したゼラチンカプセル2号に、バンドシール機を用いて、処方2−6のバンドシールを施し、その服用感を評価した。
試料番号7−2と7−3は、バンドシールなしと比較して、嚥下しやすい傾向がみられた。また、バンドシールの塗布量を増加させることにより、より服用感がよくなる傾向がみられた。
Claims (22)
- バンドシールを有するカプセルであって、当該バンドシールは、
a) 5質量%〜90質量%の、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第1の金属架橋増粘剤、
b) 多価金属化合物、
c) ヒドロキシプロピルセルロース、並びに、
d) 5質量%〜70質量%の、キサンタンガム、グアガム、ゼラチン、シクロデキストリン、デキストリン、トラガント、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリビニルアルコール、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第2の増粘剤を含有する(ただし、第1の金属架橋増粘剤がアルギン酸ナトリウムである場合に、第2の増粘剤はアルギン酸ナトリウムではない)、カプセル。 - 第1の金属架橋増粘剤が、カルボキシビニルポリマーまたはアルギン酸ナトリウムである、請求項1に記載のカプセル。
- 第2の増粘剤が、キサンタンガム、グアガム、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種(ただし、第1の金属架橋増粘剤がアルギン酸ナトリウムである場合に、第2の増粘剤はアルギン酸ナトリウムではない)である、請求項1または2に記載のカプセル。
- 多価金属化合物が、塩化カルシウム又はその水和物である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシールが、さらに、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、マンニトール、カルナウバロウ、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、コンドロイチン硫酸ナトリウム、乳糖水和物、および、ヒドロキシエチルセルロースからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシールが、さらに、ポリソルベート80、グリセリン、マクロゴール600、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000、グリセリン脂肪酸エステル、クエン酸トリエチル、ソルビタン脂肪酸エステル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、トリアセチン、フタル酸ジエチル、フタル酸ジメチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、モノステアリン酸グリセリン、および、ステアリルアルコールからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシールが、さらに、エリスリトール、スクラロースおよびマルチトールからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシール中の、第1の金属架橋増粘剤と第2の増粘剤とを合わせた増粘剤の含有量が、45質量%〜90質量%である、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシールの幅が、硬カプセル表面の略円柱形状の範囲内である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシールの幅が、硬カプセル結合時の長径の5%〜85%である、請求項1ないし9のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシールの幅が、1mm〜22mmである、請求項1ないし10のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシールの厚みが、5μm〜500μmである、請求項1ないし11のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシール中の粒子の粒子径が、80μm以下である、請求項1ない12のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシール中の、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムは、実質的に多価金属イオンにより架橋されていない、請求項1ないし13のいずれか1項に記載のカプセル。
- バンドシールが、多価金属化合物を含有する層と、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種を含有する層とが重ね合わせて形成された、請求項1ないし14のいずれか1項に記載のカプセル。
- カプセルが、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、プルラン、キトサン、ポリビニルアルコール、ラウリル硫酸ナトリウム、および、カラギーナンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項1ないし15のいずれか1項に記載のカプセル。
- カプセルの大きさが、日本薬局方に記載の、000号、00号、0号、1号、2号、3号、4号、および5号からなる群から選択されるいずれか1種である、請求項1ないし16のいずれか1項に記載のカプセル。
- カプセルおよび/または錠剤の表面の一部を被覆する組成物であって、当該組成物は、
a) 5質量%〜90質量%(組成物中の非溶媒成分に対する質量%、以下同じ)の、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第1の金属架橋増粘剤、
b) 多価金属化合物、
c) ヒドロキシプロピルセルロース、並びに、
d) 5質量%〜70質量%の、キサンタンガム、グアガム、ゼラチン、シクロデキストリン、デキストリン、トラガント、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリビニルアルコール、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第2の増粘剤を含有する(ただし、第1の金属架橋増粘剤がアルギン酸ナトリウムである場合に、第2の増粘剤はアルギン酸ナトリウムではない)、組成物。 - b) 多価金属化合物と組み合わせて用いられる、
a) 5質量%〜90質量%(バンドシール液中の非溶媒成分に対する質量%、以下同じ)の、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第1の金属架橋増粘剤、
c) ヒドロキシプロピルセルロース、
d)5質量%〜70質量%の、キサンタンガム、グアガム、ゼラチン、シクロデキストリン、デキストリン、トラガント、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリビニルアルコール、および、アルギン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の第2の増粘剤(ただし、第1の金属架橋増粘剤がアルギン酸ナトリウムである場合に、第2の増粘剤はアルギン酸ナトリウムではない)、並びに、
e) アルコール、および、水とアルコールの混合溶媒からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒を含有する、カプセルのバンドシール液。 - バンドシール液が、多価金属化合物を含有する、請求項19に記載のカプセルのバンドシール液。
- カルボキシビニルポリマー、アルギン酸ナトリウム、ペクチン、および、ポリアクリル酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種と溶媒とを含有するバンドシール液、並びに、多価金属化合物と溶媒とを含有する液とがセットとなるように用いられる、請求項19に記載のバンドシール液。
- 請求項19ないし21のいずれか1項に記載のバンドシール液をカプセルに塗布する工程を含む、
バンドシールを有するカプセルの製造方法。
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