JP6944344B2 - 移動間仕切装置 - Google Patents

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本発明は、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内を所定の区画に仕切って使用するための移動間仕切装置に関する。
オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の室内は、天井に設けられたレールに吊支され、該レールに沿って移動可能な間仕切パネルを連接して所定の区画に仕切って、所望の小区画のレイアウトを実現している。このような移動間仕切装置にあっては、連接される間仕切パネルにより室内が天井から床面に亘って仕切られ閉塞感を与えることがあるため、間仕切パネルを構成するパネル材に透光パネルを用いて室内空間に開放感を演出するものが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の可動式間仕切りシステム(移動間仕切装置)は、天井に設けられた軌道台と、軌道台に摺動自在に組み付けられる摺動台と、該摺動台に保持手段を介して取り付けられる複数のドア部(間仕切パネル)と、から主に構成され、ドア部は、透光性を有するガラス板(パネル部材)と、該ガラス板を取り囲むいわゆる四方枠形状のアルミフレーム(枠部材)と、から構成されることにより、連接されるドア部により部屋を天井から床面に亘って仕切ることができるようになっている。
特開2003−184410号公報(第6頁、第7図)
しかしながら、特許文献1にあっては、ドア部を連接する際に、作業者がアルミフレームやガラス板に手を触れながらドア部を移動させることとなるため、間仕切パネルの表面を構成するガラス板やアルミフレームに油や指紋等の汚れが付着してしまい、間仕切パネルの美観を損ねてしまうという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、パネル部材や枠部材に直接触れることなく間仕切パネルを移動させることができる移動間仕切装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の移動間仕切装置は、
天井に設けられる誘導路に吊支部材を介して吊支され、前記誘導路に沿って移動可能な複数の間仕切パネルを幅方向に連接させて空間を仕切る移動間仕切装置であって、
前記間仕切パネルは、パネル部材と、前記パネル部材を支持する枠部材と、を備え、
前記間仕切パネルの側端部には、少なくとも一部が変形可能な把持部材が設けられており、
前記間仕切パネルの側端部には、隣接する間仕切パネルの側端部間に空間を形成する凹部が設けられ、
前記把持部材は、可撓性を有する長尺体であって、その一部位が前記凹部に固定される固定部となっており、他の部位が自由端となっており、
前記凹部には、前記把持部材の自由端側の動きを規制する規制部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、間仕切パネルの側端部に設けられる把持部材を把持して間仕切パネルを移動させることにより、パネル部材や枠部材に直接触れることなく間仕切パネルを移動させることができる。さらに、少なくとも一部が変形可能な把持部材を間仕切パネルの表面側に引き出すことにより、間仕切パネルを移動させやすくなるとともに、隣接する間仕切パネル間における手の挟み込みを防止することができる。
前記把持部材は、隣接する前記間仕切パネルの側端部間に形成される空間に設けられることを特徴としている。
この特徴によれば、間仕切パネルを連接させる際に、隣接する間仕切パネルの側端部間に形成される空間に把持部材を収納することができるため、隣接する間仕切パネル間における把持部材の挟み込みを防止することができる。
前記把持部材は、帯、ひも等の可撓性を有する長尺体であって、その一部位が前記凹部に固定される固定部となっており、他の部位が自由端となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、把持部材の自由端を間仕切パネルの表面側に引き出しやすくなっている。
前記凹部には、前記把持部材の自由端側の動きを規制する規制部が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、規制部が凹部における把持部材の自由端側の動きを規制することにより、凹部の外への把持部材の自由端の飛び出しを抑えることができるため、隣接する間仕切パネル間における把持部材の挟み込みを防ぐことができる。
前記枠部材の縦フレームは、強度の高い芯部材を備え、
前記把持部材は、前記芯部材に対して固定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、把持部材は、強度の高い芯部材に対して固定されることにより、固定強度が高められるとともに、把持部材を把持して間仕切パネルを移動させる際に、強度の高い芯部材に応力が作用することとなるため、縦フレームの変形や破損を抑えることができる。
本発明の実施例における移動間仕切装置を示す正面図である。 (a)は、実施例における間仕切パネルの構造を示す斜視図であり、(b)は同じく間仕切パネルの構造を示す分解斜視図である。 実施例における移動間仕切装置の構造を示す側面視における断面図である。 実施例における間仕切パネルの上部閉塞部材および下部閉塞部材が進出した状態を示す側面視における断面図である。 実施例における把持部材の取付構造を示す正面視における一部断面図である。 実施例における把持部材の取付構造を示す上面図である。 実施例における隣接する間仕切パネルを連接させた状態を示す上面視における断面図である。 実施例における把持部材を利用して間仕切パネルを連接させる様子を示す斜視図である。 実施例における把持部材を利用して間仕切パネルの連接を解除する様子を示す斜視図である。 実施例における把持部材の取付構造の変形例を示す側面図である。 実施例における把持部材の変形例を示す正面視における一部断面図である。 実施例における把持部材の変形例を示す正面視における一部断面図である。 実施例における把持部材の変形例を示す正面視における一部断面図である。
本発明に係る移動間仕切装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る移動間仕切装置につき、図1から図12を参照して説明する。以下、図1の紙面手前側および図3の紙面右側を移動間仕切装置の正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
本実施例の移動間仕切装置1は、例えば、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の建物内の室内を所定の区画に仕切るために設置され、図1に示されるように、室内空間の天井Cに設けられるレール3(誘導路)に沿って移動可能な一対の吊支部材9,9により上端が吊支される複数の間仕切パネル2,2,…から主に構成され、間仕切パネル2,2,…をレール3に沿って所定の位置まで手動で順次移動させることによって、間仕切パネル2,2,…を左右方向(幅方向)に一列に連接させて天井Cから床面Fに亘って室内空間を仕切ることができるようになっている。尚、間仕切パネル2を移動可能とするレール3および吊支部材9は、よく知られた構成であるため、詳しい説明を省略する。
図2(a)および図2(b)に示されるように、間仕切パネル2は、前後に間隔をおいて対向配置される一対のガラスパネル4,4(パネル部材)と、ガラスパネル4,4を一体に保持する枠部材5(上部フレーム6、縦フレーム7,7および下部フレーム8)と、から主に構成される二重ガラスパネル構造を成し、パネル材として透明のガラスパネル4が使用されることにより、間仕切パネル2によって仕切られる室内空間の開放感を演出することができるとともに、強度や遮音性に優れている。また、間仕切パネル2の右方側の側端部には、上下略中央の位置に把持部材10(長尺体)が取り付けられている。
図2(a)および図2(b)に示されるように、枠部材5は、ガラスパネル4,4の上端部に取り付けられる上部フレーム6と、ガラスパネル4,4の対向面4a,4a間に配置され(図3、図6および図7参照)、上部フレーム6の左右両端部と上端部をそれぞれ固定される一対の縦フレーム7,7と、ガラスパネル4,4の下端部に取り付けられ、左右両端部を一対の縦フレーム7,7の下端部とそれぞれ固定される下部フレーム8と、から主に構成され、一対のガラスパネル4,4の上下左右端に沿って配置される、いわゆる四方枠形状を成している。
尚、本実施例において、上部フレーム6および下部フレーム8には、左端部が左方に突出した状態で上部閉塞部材60および下部閉塞部材80がそれぞれ収納されている。上部閉塞部材60および下部閉塞部材80は、隣接する間仕切パネル2,2を左右方向に連接させる際に、一方の間仕切パネル2の側端部を他方の間仕切パネル2の対向する側端部に当接させることにより、上部フレーム6および下部フレーム8の内部(右方)に向けて押し込まれるとともに、上部フレーム6および下部フレーム8から上下方向にそれぞれ進出し、間仕切パネル2の上端とレール3の下面3aとの隙間および間仕切パネル2の下端と床面Fとの隙間を閉塞できるようになっている(図1および図4参照)。尚、上部閉塞部材60および下部閉塞部材80と、上部フレーム6および下部フレーム8から上部閉塞部材60および下部閉塞部材80を上下方向に進出させるための図示しない進出機構は、よく知られた構成であるため、詳しい説明を省略する。
次いで、枠部材5を構成する一対の縦フレーム7,7について説明する。尚、枠部材5を構成する一対の縦フレーム7,7は、略同一構成であるため、間仕切パネル2の一方(右方)の側端部に設けられる縦フレーム7(図7の紙面左側の縦フレーム7)について説明し、間仕切パネル2の他方(左方)の側端部に設けられる縦フレーム7についての説明を省略する。
図2(b)および図3〜図7に示されるように、縦フレーム7は、間仕切パネル2の上下方向に延びる被覆部材70と、間仕切パネル2の上下方向に延び被覆部材70により被覆される芯部材71と、から主に構成されている。尚、説明の便宜上、図6においては、上部フレーム6の図示を省略している。また、図7においては、紙面下側を移動間仕切装置の正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
図6に示されるように、被覆部材70は、アルミ合金製の押出成形品であり、芯部材71が収納される収納部72と、収納部72の前後に形成され一対のガラスパネル4,4をそれぞれ支持する前方支持部73および後方支持部74と、が形成されている。
図6および図7に示されるように、被覆部材70は、前方支持部73の支持面73aおよび後方支持部74の支持面74aを一対のガラスパネル4,4の対向面4a,4aの側縁部にそれぞれ当接させることにより、間仕切パネル2におけるガラスパネル4,4の前後方向の間隔を保持するスペーサとして機能するとともに、前方支持部73の支持面73aおよび後方支持部74の支持面74aにそれぞれ接着される各2条の両面テープ75,75によって一対のガラスパネル4,4の対向面4a,4aの両側縁部をそれぞれ固着することにより、ガラスパネル4,4を支持できるようになっている。
図2(b)および図3〜図7に示されるように、芯部材71は、間仕切パネル2の左右方向に厚みを有する鋼製の板材であり、被覆部材70の収納部72に挿入された状態で、芯部材71の前後端近傍に設けられるネジ孔71a,71a(図7参照)に対して右方から固定ネジ12,12によってネジ止めされることにより、被覆部材70と芯部材71とが上下方向に相対移動しないように一体に固定されている。
このように、枠部材5を構成する一対の縦フレーム7,7においては、被覆部材70,70の内部に剛性の高い鋼製の芯部材71,71が設けられることにより、縦フレーム7,7における構造強度が確保される。
図2および図5〜図7に示されるように、間仕切パネル2の右方側の側端部に設けられる縦フレーム7には、凹部76aを有する側部カバー部材76が取り付けられ、間仕切パネル2の左方側の側端部に設けられる縦フレーム7には、凸部77aを有する側部カバー部材77が取り付けられている。側部カバー部材76,77は、アルミ合金製の押出成形品であり、縦フレーム7の被覆部材70と上下方向の寸法が略同一に構成され(図2参照)、縦フレーム7を構成する芯部材71に対して固定ネジ13によりネジ止めされることにより固定されている。
尚、本実施例において、隣接する間仕切パネル2,2を左右方向に連接させる際に、一方の間仕切パネル2の側端部を他方の間仕切パネル2の対向する側端部に当接させることにより、側部カバー部材76の凹部76aと側部カバー部材77の凸部77aとが凹凸嵌合するとともに、側部カバー部材77の凸部77aが側部カバー部材76の凹部76aの内面に設けられる一対のゴム製の舌片76b,76b(規制部)に圧接されることにより、隣接する間仕切パネル2,2間における密閉性および遮音性が高められている。
図2および図5〜図7に示されるように、間仕切パネル2の右方側の側端部(縦フレーム7)に取り付けられる側部カバー部材76の凹部76aには、把持部材10が取り付けられている。把持部材10は、帯状の布材から構成されることにより可撓性を有しており、両端部を重ね合わせて輪形状に成形した状態で、側部カバー部材76の凹部76aの底面と共に縦フレーム7の芯部材71に対して固定ネジ11によりネジ止めされることにより固定されている。尚、把持部材10は、間仕切パネル2の左方側の側端部に取り付けられる側部カバー部材77の凸部77aに取り付けられていてもよく、この場合には把持部材10を把持しやすい。
また、図6および図7に示されるように、側部カバー部材77の凸部77aの先端部には、幅方向(前後方向)の中央部分が間仕切パネル2の幅方向内側に凹む上面視略H字状のゴム製の保護材77bが取り付けられており、側部カバー部材76の凹部76aと側部カバー部材77の凸部77aとが凹凸嵌合する際に、把持部材10を固定する固定ネジ11と凸部77aとが互いに干渉しないように構成されている。
また、把持部材10は、側部カバー部材76の凹部76aにおいて、側部カバー部材76の凹部76aの内面に設けられる一対の舌片76b,76bよりも間仕切パネル2の幅方向内側に入り込むように配置されており一対の舌片76b,76bの先端部により把持部材10の自由端10a側の動きが規制されている。尚、把持部材10の幅寸法は、一対の舌片76b,76bの先端部が把持部材10の自由端10a側の動きを規制できる程度であればよく、本実施例においては、側部カバー部材76の凹部76aの底面の前後方向の寸法と略同一、すなわち一対の舌片76b,76bの先端部間の距離よりも把持部材10の幅寸法は長く構成され、幅方向の両側端部が一対の舌片76b,76bの先端部と接触するようになっている。尚、把持部材10の幅寸法は、一対の舌片76b,76bの先端部と接触しないように幅狭に構成されていてもよい。
また、図5に示されるように、把持部材10の一端の固定部10b(一部位)が側部カバー部材76の凹部76aに取り付けられた状態において、把持部材10の自由端10a(他の部位)は、側部カバー部材76の凹部76a内に収納されるように構成されている。尚、把持部材10の固定部10bにおいては、帯状の布材の一方の端部を折り曲げて重ね合わせた状態で固定ネジ11によりネジ止めされることにより、自由端10a側に膨らみを持たせ把持しやすくなっている。
次いで、把持部材10を利用して間仕切パネル2を移動させる方法について説明する。図8および図9に示されるように、作業者は、可撓性を有する把持部材10の自由端10aを把持して変形させ凹部76aから引き出した後、固定ネジ11を中心に把持部材10を略90度変形させて間仕切パネル2の表面側まで引き出すことにより、間仕切パネル2の正面側に立った状態で間仕切パネル2をレール3に沿って移動させることができる。
以上説明したように、本実施例の間仕切パネル2は、間仕切パネル2の側端部に設けられる把持部材10を把持して引っ張ることにより、ガラスパネル4,4や縦フレーム7に直接触れることなく間仕切パネル2を移動させることができる。また、作業者は、可撓性を有する把持部材10の自由端10aを変形させて間仕切パネル2の表面側まで引き出すことにより、間仕切パネル2の正面に立った状態で間仕切パネル2,2,…の連接および連接の解除作業を行うことができるため、間仕切パネル2を移動させやすくなるとともに、隣接する間仕切パネル2,2間における手の挟み込みを防止することができる。また、重量が大きく移動時に大きな慣性力が作用しやすい大型の間仕切パネル等においても、把持部材10を利用して間仕切パネルの正面に立った状態で間仕切パネルの連接および連接の解除作業を行うことができるため、作業の安全性を高めることができる。
また、把持部材10は、側部カバー部材76の凹部76aに取り付けられることにより、間仕切パネル2,2,…を連接させる際に、把持部材10を隣接する間仕切パネル2,2の側端面間に形成される空間、すなわち側部カバー部材76の凹部76aに収納することができるため、隣接する間仕切パネル2,2間における把持部材10の挟み込みを防ぐことができるとともに、側部カバー部材76の凹部76aと凹凸嵌合する側部カバー部材77側に把持部材10の収納空間を設ける必要がない。尚、把持部材10は、前述したように膨らみを持たせた自由端10aにおける布材を重ね合わせることにより、側部カバー部材76の凹部76aにおける占有スペースを小さくすることができる。
また、側部カバー部材76の凹部76aの内面に設けられる一対の舌片76b,76bが把持部材10の自由端10a側の動きを規制することにより、側部カバー部材76の凹部76aの外への把持部材10の自由端10aの飛び出しを抑えることができるため、隣接する間仕切パネル2,2間における把持部材10の挟み込みを防ぐことができる。
また、間仕切パネル2,2,…の連接作業時においては、移動中の間仕切パネル2が連接される間仕切パネル2(静止している間仕切パネル2)の側部カバー部材76の凹部76aに取り付けられる把持部材10の自由端10aを、一対の舌片76b,76bの先端部と側部カバー部材76の凹部76aの底面との間に位置するように収納することにより、側部カバー部材77の凸部77aが側部カバー部材76の凹部76aの内面に設けられる一対の舌片76b,76bに確実に圧接させることができる。尚、凹部76aに収納された把持部材10の自由端10aの両側端部を一対の舌片76b,76bの先端部で押さえることにより、前述したように、占有スペースを小さくした状態を維持することができる。
尚、把持部材10は、可撓性を有する帯状の布材であるため、仮に、隣接する間仕切パネル2,2間や、側部カバー部材77の凸部77aと側部カバー部材76の凹部76aの内面に設けられる一対の舌片76b,76bとの間に挟み込まれたとしても、把持部材10や側部カバー部材76,77等の変形や破損が起こり難くなっている。
また、把持部材10は、縦フレーム7の強度の高い芯部材71に対して固定されることにより、固定強度が高められるとともに、把持部材10を把持して間仕切パネル2を移動させる際に、強度の高い芯部材71に応力が作用することとなるため、縦フレーム7の変形や破損を抑えることができる。
尚、側部カバー部材76の凹部76aに対する把持部材10の取付構造の変形例として、図10に示されるように、把持部材10は、縦フレーム7の芯部材71に対して固定軸111により回動可能に軸支されていてもよい。これによれば、固定軸111を軸として把持部材10を回動させることにより、把持部材10の自由端10aを大きく変形させることなく間仕切パネル2の表面側まで引き出しやすくなるため、把持部材10の損耗を抑えることができる。尚、説明の便宜上、図10においては、側部カバー部材76の凹部76aの内側に設けられる一対の舌片76b,76bの図示を省略している。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、間仕切パネル2は、前後に間隔をおいて対向配置される一対のガラスパネル4,4と、ガラスパネル4,4を一体に保持する枠部材5と、から主に構成される二重ガラスパネル構造として説明したが、これに限らず、間仕切パネルは、側端部に把持部材10を取り付けるための凹部が設けられるものであれば、その構造は自由に構成されてよい。また、間仕切パネル2は、パネル部材としてガラスパネル4が使用されるものに限らず、透明度の高いポリカーボネートやアクリル樹脂製のパネル材、あるいは金属製パネルや木製パネル等が使用されてもよい。
また、縦フレーム7,7を構成する芯部材71,71は、鋼製のものに限らず、少なくとも被覆部材を構成する素材(アルミ合金等)よりも剛性の高い素材から構成されていればよい。さらに、被覆部材は、アルミ合金製以外の金属や木材および合成樹脂等から構成されていてもよい。
また、縦フレーム7は、芯部材71をなくして被覆部材70のみで構成されていてもよい。また、縦フレーム7,7と側部カバー部材76,77とが一体に構成されていてもよい。
また、把持部材10は、布製のものに限らず、可撓性を有する素材であれば、例えば樹脂製のものであってもよく、その形状は帯状に限られず例えばひも状であってもよい。また、図11に示される把持部材110のように、直線の帯状に構成されていてもよく、把持部材110は、前記実施例において説明したように、固定ネジにより固定されていても、固定軸により回動可能に軸支されていてもよい。
また、図12に示される把持部材210のように、別体に設けられ可撓性を有さない板状の自由端210a(他の部位)と板状の固定部210b(一部位)との間が曲折、屈折等により変形可能な連結部210cにより連結されることにより構成されていてもよい。尚、把持部材210は、一端の固定部210bが側部カバー部材76の凹部76aに固定ネジ11によりネジ止めされて固定された状態において、連結部210cにより連結される自由端210aを回転させることにより、把持部材210の一部を引き出し変形可能となっている。また、連結部210cは、自由端210aと固定部210との間が変形可能な構造であればよく、例えば、ヒンジ、ボールジョイントまたは可撓性を有する布製や樹脂製等の帯やひもであってもよい。
また、図13に示される把持部材310のように、側部カバー部材76の凹部76aの底部に沿った状態から、弓形に引き出し変形可能な把手として構成されていてもよい。尚、把持部材310は、把持した手を離すことにより素材の弾性力により側部カバー部材76の凹部76aの底部に沿った状態に戻り、側部カバー部材76の凹部76aにコンパクトに収納できるようになっている。
また、把持部材10,110,210,310の取付位置は、間仕切パネル2の側端部の上下略中央の位置に限らず、大型の間仕切パネルの場合には、間仕切パネルの側端部の下方側に設けられていてもよい。
1 移動間仕切装置
2 間仕切パネル
3 レール(誘導路)
4 ガラスパネル(パネル部材)
5 枠部材
6 上部フレーム
7 縦フレーム
8 下部フレーム
9 吊支部材
10,110,210,310 把持部材(長尺体)
10a 自由端(他の部位)
10b 固定部(一部位)
11 固定ネジ
60 上部閉塞部材
70 被覆部材
71 芯部材
76,77 側部カバー部材
76a 凹部
76b 舌片(規制部)
77a 凸部
77b 保護材
80 下部閉塞部材
111 固定軸
210a 自由端(他の部位)
210b 固定部(一部位)
210c 連結部

Claims (2)

  1. 天井に設けられる誘導路に吊支部材を介して吊支され、前記誘導路に沿って移動可能な複数の間仕切パネルを幅方向に連接させて空間を仕切る移動間仕切装置であって、
    前記間仕切パネルは、パネル部材と、前記パネル部材を支持する枠部材と、を備え、
    前記間仕切パネルの側端部には、少なくとも一部が変形可能な把持部材が設けられており、
    前記間仕切パネルの側端部には、隣接する間仕切パネルの側端部間に空間を形成する凹部が設けられ、
    前記把持部材は、可撓性を有する長尺体であって、その一部位が前記凹部に固定される固定部となっており、他の部位が自由端となっており、
    前記凹部には、前記把持部材の自由端側の動きを規制する規制部が設けられていることを特徴とする移動間仕切装置。
  2. 前記枠部材の縦フレームは、強度の高い芯部材を備え、
    前記把持部材は、前記芯部材に対して固定されていることを特徴とする請求項1に記載の移動間仕切装置。
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