JP6942132B2 - 患者にカテーテルを固定する保持部材 - Google Patents

患者にカテーテルを固定する保持部材 Download PDF

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Description

本発明は、請求項1のプリアンブルに記載の、患者にカテーテルを固定する保持部材に関する。
この種の保持部材は、底面及び頂面を有し、底面は、患者の皮膚の上に配置可能であり、頂面は、カテーテルを収容するようになっている、ベース部品を備える。
特許文献1から既知の、患者にカテーテルを固定する保持部材は、カテーテル器具を挿入可能な収容構造を形成するベース部品を備える。ベース部品にカバーを設置することにより、カテーテルをベース部品上に固定することができ、こうして、カテーテルを患者に固定的に配置することができる。
特許文献2は、カテーテルを内部に収容して保持するボアを有する管状部材を画定する保持部品を記載している。
本明細書に関連する種類の保持部材は、例えば、患者への投薬、補水、又は栄養供給用のカテーテルを固定するのに用いることができる。この種のカテーテルは、例えば、患者の消化管に、例えば患者の胃内への栄養供給のためにアクセスするのに用いることができる。
概して、患者への栄養供給又は他の用途のために、異なる種類のカテーテルが用いられ得る。本明細書における従来の保持部材は、特定の直径及び特定の材料のカテーテルに適合し、そのため、異なるカテーテルには異なる保持部材を選択しなければならず、選択を誤ると、患者に対するカテーテルの固定が不完全なものとなる可能性がある。さらに、異なるカテーテルに異なる保持部材を提供する必要があることにより、物流経費及び製造コストが増加する。
保持部材に対する1つの要件は、例えば、カテーテル配置後の最初の数時間の間、ストーマ通路(stoma channel)を確立するように、張力下でカテーテルの安全かつ信頼性のある設置を行うことである。保持部材は、数時間又は数日という比較的長期にわたって使用可能とし、使用者、例えば看護師が日頃の使用で取り扱いやすいものとする。
米国特許出願公開第2008/0132848号 米国特許第5,137,519号
本発明の目的は、簡単かつ安全に使用され、異なるサイズのカテーテルを患者に固定するのに適用することができ、同時に、コスト効果的に製造することができる保持部材を提供することである。
この目的は、請求項1の特徴を有する保持部材によって達成される。
したがって、保持部材は、ベース部品の頂面に接続された第1の端部と、第1の端部とは反対側の第2の端部とを有するリボンを備え、ベース部品は、保持部材のベース部品とリボンとの間にカテーテルを設置するように、リボンの第2の端部を挿通可能な少なくとも1つの開口を有する。
保持部材は、例えば、一部品として一体的に形成することができる。保持部材は、例えば、シリコーンゴムから作製することができる。
保持部材は、保持部材のベース部品上のリボンを用いてカテーテルを締結することによって、患者にカテーテルを固定することが可能である。リボンは、ベース部品の頂面に接続された第1の端部と、第1の端部とは反対側の第2の端部とを有する。リボンの第2の端部は、ベース部品の開口に挿通することができ、それにより、カテーテルを挿通することができるループ穴が形成される。これにより、カテーテルは、カテーテルの周囲に延在するリボンによってベース部品上に保持される。
1つの実施の形態において、ベース部品は、リブによって互いに分離された第1の開口及び第2の開口を有する。リボンは、ベース部品の頂面から底面に向かって第1の開口を貫通し、リブの周りに達し、ベース部品の第2の開口を底面から頂面に向かって貫通するように、第1の開口及び第2の開口に挿通することができる。したがって、挿入状態において、リボンの第2の端部は、ベース部品の頂面から突出し、それにより、使用者は、カテーテルをベース部品に固定するように、第2の端部を引っ張ることができる。リブの周りに延在させることでリボンは変形し、ベース部品に固定的に締結される。これにより、リボンによって形成されたループ穴に配置されたカテーテルは、ベース部品上に固定的に保持され、ベース部品の底面を患者の上に配置することによって、患者に固定することができる。
1つの実施の形態において、リブは、ベース部品の頂面とは反対側において、ベース部品の底面に対して引っ込んでいることができる。したがって、リブの底面は、ベース部品の底面に対して内方にずれており、リボンがベース部品の底面を越えて突出することなく、リブの周りにリボンを配置することが可能である。これにより、ベース部品を患者の皮膚に、簡単で信頼性のある様式で、例えばテープ留めすることが可能である。
1つの実施の形態において、ベース部品の頂面には、***部が配置され、***部は、第1の開口と第2の開口との間のリブに沿って延在するとともに、ベース部品の頂面から突出している。***部によって、ベース部品は、リブの領域を補剛することができ、リボンの第2の端部を第1の開口及び第2の開口に挿通して、第1の開口と第2の開口との間に形成されたリブの周りに延在させることにより、リボンをベース部品に固定的に締結することができるようになっている。
1つの実施の形態において、ベース部品は、概ね三角形状を有し、ベース部品は、その頂点部が丸みを帯びていることができる。リボンは、ベース部品の中央位置に配置することができ、それにより、カテーテルは、三角形のベース部品の第1の頂点部と第2の頂点部との間の辺部からベース部品の第3の頂点部に向かって、中心線に沿って延在するように、ベース部品の頂面に配置することができる。
カテーテルをベース部品上に収容するために、ベース部品の頂面には溝を形成することができる。この場合、リボンの第1の端部がベース部品の頂面に接続されているため、リボンは、ベース部品に形成された少なくとも1つの開口に挿入されると、溝の上に架かるようになっている。
1つの実施の形態において、ベース部品は、頂面から底面へとベース部品を貫通するガイド穴を有する。ガイド穴は、カテーテルを受けるようになっており、カテーテルは、そのガイド穴に挿通可能である。
ガイド穴は、例えば、概ね三角形のベース部品の頂点部に設けることができる。ベース部品は、ガイド穴を有する頂点部において少なくとも或る程度屈曲することができる。カテーテルは、ベース部品上に収容される場合、ベース部品の頂面に沿って延在し、リボンによって頂面に固定され、頂面からベース部品の底面に向かって延在するようにガイド穴に挿通される。これにより、保持部材が患者の上に配置される場合、カテーテルが患者の皮膚に押し付けられ、カテーテルは、皮膚の方へ付勢されて、患者の上で定位をとる。
ガイド穴は、例えば、円形状又は三角形状を有することができる。別の実施の形態において、ガイド穴は、相当な大径を有するカテーテルも、相当な小径を有するカテーテルをも導くのに適合した十字形状を有することができる。
1つの実施の形態において、例えば、壁セクションは、ベース部品の頂面に配置され、壁セクションは、頂面を横切って延在する。壁セクションは、頂面において、ベース部品を2つの領域に分割し、ガイド穴は、壁セクションの第1の側に配置され、リボンは、壁セクションのもう一方の第2の側に配置される。壁セクションは、横断方向に沿ってベース部品の剛性を増大させるのに役立てることができ、ベース部品の屈曲が、主に壁セクションの周りで可能であり、したがって、壁セクションが屈曲軸を形成するようになっている。
カテーテルをベース部品上に、壁セクションの第2の側(リボンによってベース部品に固定される側)から第1の側(ガイド穴が配置されている側)に向かって延在するように配置するために、1つの実施の形態において、壁セクションに開口が形成され、この開口が、カテーテルが延在することができるカテーテル用の通路を壁セクションに形成する。したがって、カテーテルは、ベース部品の頂面に沿って延在し、壁セクションの開口を通るとともにガイド穴を通り、それにより、ベース部品の頂面からベース部品の底面へと延在する。
1つの実施の形態において、リボンは、リボンの湾曲によって形成される収容溝を有する。この収容溝は、カテーテルを収容するようになっており、それにより、リボンがベース部品の少なくとも1つの開口に挿通されたときに、ベース部品上のカテーテルに対する有益な座部がもたらされる。この場合の収容溝は、リボンを好適に湾曲させることによって形成され、収容溝は、リボンがベース部品の少なくとも1つの開口に挿入されていない弛緩状態にあるときに、既にリボンに存在する。
カテーテルを保持部材に固定し、保持部材を介して患者に固定するには、リボンをベース部品の少なくとも1つの開口に挿通し、リボンの第2の端部を引っ張ることにより、カテーテルをベース部品上に締結する。カテーテルを保持部材から外したい場合、使用者は、引手をつまむことができる。引手は、1つの実施の形態において、リボンの第1の端部と第2の端部との間のセクションに配置されている。したがって、引手をつまむことにより、使用者は、ベース部品に形成された少なくとも1つの開口からリボンを引き出すことができ、それにより、ベース部品上のリボンによって形成されたループ穴を開くことができ、それにより、カテーテルを保持部品から取り外すことができる。
以下、本発明の根底にある構想を、図面に示す実施形態に関してより詳細に記載する。
カテーテルが患者に配置されている状態の患者の概略図である。 患者にカテーテルを固定する保持部材の一実施形態の斜視図である。 カテーテルが保持部材に配置されている状態の保持部材の図である。 保持部材のリボンの弛緩状態における保持部材の断面図である。 カテーテルが保持部材に配置されている状態の保持部材の断面図である。 リボンを緩めて保持部材からカテーテルを取り外す際の保持部材の断面図である。 第1の直径のカテーテルが保持部材に配置されている状態の保持部材の断面図である。 より小さい第2の直径のカテーテルが保持部材に配置されている状態の保持部材の断面図である。 患者にカテーテルを固定する保持部材の別の実施形態の斜視図である。 保持部材のリボンの弛緩状態における保持部材の断面図である。
図1は、例えば、消化管への栄養供給を受ける患者Pの一般的な状況を、概略的な一実施形態において示している。カテーテル2は、患者Pの上に配置され、アクセス部20を通して患者Pの体内に入る。カテーテル2は、例えば、カテーテル2の不慮の抜け又はずれを回避するために、アクセス部20の近くで保持部材1によって患者Pに固定される。
保持部材1の一実施形態は、図2〜図5A、図5Bに示されている。
保持部材1は、3つの頂点部と、頂点部間に延在する実質的に等しい長さの3つの辺部とを有する概ね三角形状のベース部品10を備える。保持部材10は、カテーテル2を収容する頂面104と、患者Pの皮膚の上に配置される底面103とを有する。
保持部材1は、第1の端部140においてベース部品10の頂面104に接続され、第1の端部140とは反対側に第2の端部141を有するリボン14を備える。図3に示されているように、リボン14は、ベース部品10から延在し、カテーテル2を保持部材1に固定するために、ベース部品10に形成された開口150、151に挿通することができる。
開口150、151は、ベース部品10におけるスリットによって形成され、このスリットは、両端部において、ベース部品10の頂面104から底面103に貫通する端部穴150A、151Aによって終端する。リボン14は、スリット150、151に挿通することができる(これにより、スリット150、151の領域におけるベース部品10の弾性変形がもたらされる)。端部穴150A、151Aは、保持部材1の使用時に、スリット150、151の領域においてベース部品10が開裂しないことを保証する。
ベース部品10は、その頂面104において、三角形のベース部品10の第1の端部と第2の頂点部との間の辺部100からベース部品10の第3の頂点部101に向かって、ベース部品10の中心線に沿って延在する溝11を有する。これは、図2において見て取れる。溝11は、ベース部品10の頂面104へと形成され、リボン14の横を通り、そのため、リボン14の第2の端部141を開口150、151に挿通することにより、ループ穴が形成され、カテーテル2を保持部材10に固定するように、このループ穴にカテーテル2が貫通することができる(図4B、図4C及び図5A、図5Bの断面図を参照)。
第3の頂点部101には、十字形の断面形状を有するガイド穴13が形成される。ガイド穴13は、ベース部品10の頂面104から底面103へと達し、カテーテル2が頂面104の溝11に沿って延在し、ガイド穴13に達して、ベース部品10の頂面104から底面104へと通り抜けるように、カテーテル2を挿入することを可能にする。
上記のように、ガイド穴13は、ベース部品10の第3の頂点部101に設けられる。ここでは、ガイド穴13の領域は、ベース部品10の頂面104から突出した壁セクション12によって、ベース部品10のリボン14が配置される領域とは分離している。壁セクション12は、中心線に対して横断方向に延在し、すなわち、ベース部品10の頂面104に形成された溝11に対して横断方向に延在する。壁セクション12は、ベース部品10にわたる補剛をもたらすとともに、ガイド穴13を有する頂点部101の、屈曲軸を与える壁セクション12での屈曲を可能にする。これは、図3に示されている。
カテーテル2を、ガイド穴13を通してベース部品10の頂面104から底面103に向かって挿通することによって、また、第3の頂点部101におけるベース部品10の少なくとも或る程度の屈曲によって、カテーテル2は、頂点部101において、患者Pの皮膚の方に(僅かに)屈曲及び付勢され、それにより、カテーテル2が、皮膚に押し付けられ、患者Pの皮膚の上で規定された固定位置をとる。
カテーテル2を保持部材1に固定するには、リボン14の第2の端部141を、ベース部品10に形成された開口150、151に挿通する。ここでは、最初に、カテーテル2をベース部品10上に配置し、カテーテル2のベース部品10上への配置後に、リボン14を開口150、151に挿通することが可能である。一方、最初に、リボン14を開口150、151に挿通し、ループ穴を形成してから、続いて、リボン14によって形成されたループ穴にカテーテル2を挿通することも可能である。
図4B及び図4Cの断面図から見て取れるように、リボン14は、開口150、151に挿通されると、開口150、151間に形成されたリブ153の周りに延在する。ここでは、リボン14は、ベース部品10の頂面104から底面103に向かって第1の開口150を貫通し、リブ153の周りに達し、底面103から頂面104に向かって戻るように第2の開口151を貫通する。リボン14の第2の端部141を、図4Bに示されている引張方向F1に引っ張ることにより、リボン14によって形成されたループ穴を貫通するカテーテル2を、ベース部品10に締結することができ、それにより、カテーテル2がベース部品10の上に固定的に保持される。
例えば図4Aから見て取れるように、リブ153の底面152は、ベース部品10の底面103に対して引っ込んでいる。これにより、図4Bに示されているように、リボン14を開口150、151に挿通した場合に、リボン14がベース部品10の底面103を越えて突出することなく、リブ153の周りにリボン14を配置することが可能である。
リブ153の領域においてベース部品10を補剛するために、***部15が、リブ153の領域内に形成される。***部15は、ベース部品10の頂面104から突出している。
リボン14が開口150、151に挿通され、第2の端部141を引っ張ることによりリボン14が締まって、カテーテル2がベース部品10上に固定的に締結されると、リボン14は、開口150、151内でリボン14とベース部品10との間に作用する圧迫力によって、適所に保持される。これにより、リボン14は、挿入位置に摩擦力により保持される。
カテーテル2を外すために、使用者は、リボン14の第1の端部140と第2の端部141との間のセクションに設けられた引手143をつまむことができる。引手143を引張方向F2(図4Cを参照)に引っ張ることにより、リボン14を開口150、151から引き出すことができ、それにより、リボン14によって形成されたループ穴が開き、カテーテル2を保持部材1から取り外すことができる。同時に、使用者は、開口150、151間に形成されたリブ153に最も近いベース部品10の頂点部102を押すことができ、それにより、方向F2における引張力を、リボン14に容易に及ぼすことができる。
保持部材1は、ベース部品10とベース部品10上に形成されたリボン14とともに、例えばシリコーンゴムから、一部品として一体的に形成される。保持部材1は、容易かつ直感的に取り扱え、同時に、容易かつコスト効果的に製造される。
さらに、保持部材1は、図5A及び図5Bに示されているように、保持部材1を変更する必要なく、異なる直径のカテーテル2に関して用いることができる。特に、保持部材1のベース部品10上に特定の直径のカテーテル2を配置し、カテーテル2がベース部品10に固定的に締結されるまで、リボン14の第2の端部141を適切に引っ張ることにより、任意の(従来から使用されている)直径のカテーテル2を、保持部材1の構造を変更する必要なく、保持部材1に締結することができる。
図6及び図7は、ベース部品10及びベース部品10に接続されたリボン14を備える保持部材1の別の実施形態を示している。
図6及び図7の実施形態は、前述の実施形態とは、ガイド穴13の形状、リボン14に付随の引手143の形状、さらには、ベース部品10を貫通する開口151の形状が異なる。さらに、図6及び図7の実施形態は、ベース部品10から突出して、ガイド穴13の領域を、リボン14が取り付けられるベース部品10の領域から構造的に分離する壁12を備えない。
図6及び図7の実施形態では、ガイド穴13は、三角形状を有する。図3に示されているのと同様に、カテーテル2は、ベース部品10の頂面104の溝11に沿って延在し、ガイド穴13を通ってベース部品10の底面103へと延在するように、ガイド穴13に挿通することができる。これにより、カテーテル2を導くこと及び患者の皮膚の方にカテーテル2を付勢することが可能になる。
図6及び図7の実施形態における引手143は、図2〜図5A、図5Bの実施形態と比較すると、先端が反対側を向いている。同様に、引手143は、リボン14の端部141をベース部品10から取り外すために、使用者がリボン14を引っ張ることを可能にする。
図7の断面図に見て取れるように、開口151は、傾斜した角度でベース部品10を貫通している。ここでも、図2〜図5A、図5Bの実施形態と同様、リボン14の端部141を、ベース部品10におけるスリットによって形成され、端部穴150A、151Aによって終端する開口150、151に挿通することができ、それにより、図4Bと同様の閉鎖状態において、カテーテル2をベース部品10上に締結するようにループ穴が形成される。
その他の点では、図6及び図7の実施形態は図2〜図5A、図5Bの実施形態に類似しているため、上記の詳細な記載をまた参照されたい。
本発明の根底にある構想は、上述の実施形態に限定されず、完全に異なる様式で実施してもよい。
本明細書に記載の種類の保持部材は、例えば、患者への投薬、補水、又は栄養供給という様々な目的に使用することができる。このため、患者の消化管への栄養供給は、本明細書に記載の保持部材の可能な使用例の1つにすぎない。
保持部材は、本明細書に記載のものとは異なる形状及び構造を有してもよい。例えば、保持部材は、シリコーンゴムとは異なる材料から作製することができる。さらに、保持部材は、三角形状とは異なる形状、例えば、正方形状又は長方形状を有することができる。
1 保持部材
10 ベース部品
100 辺部
101、102 頂点部
103 底面
104 頂面
11 溝
12 壁
120 開口
13 ガイド穴
14 リボン
140、141 端部
142 収容溝
143 引手
15 ***部
150、151 開口
150A、151A 端部穴
152 底面
153 リブ
2 カテーテル
F1、F2 方向
P 患者

Claims (13)

  1. 患者(P)にカテーテル(2)を固定する保持部材(1)であって、
    底面(103)及び頂面(104)を有し、前記底面は、前記患者(P)の上に配置可能であり、前記頂面(104)は、前記カテーテル(2)を収容するようになっている、ベース部品(10)を備え、
    リボン(14)が、前記ベース部品(10)の前記頂面(104)に接続された第1の端部(140)と、該第1の端部(140)とは反対側の第2の端部(141)とを有し、前記ベース部品(10)は、前記保持部材(1)の前記ベース部品(10)と前記リボン(14)との間に前記カテーテル(2)を設置するように、前記リボン(14)の前記第2の端部(141)を挿通可能な少なくとも1つの開口(150、151)を有することを特徴とし、
    前記ベース部品(10)は、リブ(153)によって分離された第1の開口(150)及び第2の開口(151)を有し、前記リボン(14)は、前記第1の開口(150)及び前記第2の開口(151)を通って、前記リブ(153)の周りに延在するように挿入可能である、
    保持部材。
  2. 請求項1に記載の保持部材(1)であって、該保持部材(1)は、一部品として一体的に形成されることを特徴とする、保持部材。
  3. 請求項1または2に記載の保持部材(1)であって、前記リブ(153)は、前記ベース部品(10)の前記頂面(104)とは反対側において、前記ベース部品(10)の前記底面(103)に対して引っ込んでいることを特徴とする、保持部材。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の保持部材(1)であって、前記ベース部品(10)の前記頂面(104)において前記第1の開口(150)と前記第2の開口(151)との間に配置され、前記ベース部品(10)の前記頂面(104)から突出する***部(15)を特徴とする、保持部材。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の保持部材(1)であって、前記ベース部品(10)は、概ね三角形状であることを特徴とする、保持部材。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の保持部材(1)であって、前記ベース部品(10)は、前記カテーテル(2)を収容する前記頂面(104)に沿って延在する溝(11)を有し、前記リボン(14)は、前記少なくとも1つの開口(150、151)に挿入されると、前記溝(11)の上に架かることを特徴とする、保持部材。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載の保持部材(1)であって、前記ベース部品(10)は、前記頂面(104)から前記底面(103)へと前記ベース部品(10)を貫通するガイド穴(13)を有することを特徴とする、保持部材。
  8. 請求項に記載の保持部材(1)であって、前記ガイド穴(13)は、前記概ね三角形のベース部品(10)の頂点部(101)に設けられることを特徴とする、保持部材。
  9. 請求項7又は8に記載の保持部材(1)であって、壁セクション(12)が、前記ベース部品(10)の前記頂面(104)に配置され、前記頂面(104)を横切って延在し、前記ガイド穴(13)は、前記壁セクション(12)の第1の側に配置され、前記リボンは、前記壁セクション(12)のもう一方の第2の側に配置されることを特徴とする、保持部材。
  10. 請求項に記載の保持部材(1)であって、前記壁セクション(12)は、前記第2の側から前記壁セクション(12)の前記第1の側における前記ガイド穴(13)に向かって前記カテーテル(2)の通路を形成する開口(120)を有することを特徴とする、保持部材。
  11. 請求項9又は10に記載の保持部材(1)であって、前記ベース部品(10)は、前記壁セクション(12)の周りで屈曲可能であることを特徴とする、保持部材。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の保持部材(1)であって、前記リボン(14)は、前記少なくとも1つの開口(150、151)に挿入されていない状態で、前記リボン(14)の湾曲によって形成される収容溝(142)を有することを特徴とする、保持部材。
  13. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の保持部材(1)であって、前記リボン(14)は、前記第1の端部(140)と前記第2の端部(141)との間のセクションにおいて、前記リボンを前記少なくとも1つの開口(150、151)から引き出す引手を備えることを特徴とする、保持部材。

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