JP6942037B2 - 歯間清掃具及び歯間清掃具の製造方法 - Google Patents

歯間清掃具及び歯間清掃具の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、歯間清掃具に関する。
従来、歯間を清掃するための歯間清掃具が知られている。例えば、特許文献1には、特定方向に延びる形状を有する基部と、樹脂材料(エラストマー)からなる清掃部と、を備える歯間清掃具が開示されている。基部は、歯間に挿通されることが可能な形状を有する軸部と、指で把持されることが可能な形状を有する把持部と、を有している。軸部は、その一端に形成された挿入端部と、その他端に形成された基端部と、を有し、把持部は、基端部につながっている。清掃部は、軸部の外周面の一部(挿入端部を含む)を被覆する形状を有している。
国際公開第2013/176297号
特許文献1に記載されるような歯間清掃具では、歯間の清掃性に改善の余地がある。
本発明の目的は、歯間の清掃性を向上可能な歯間清掃具及びその製造方法を提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、歯間に挿通されることが可能な形状を有する軸部であって当該軸部の一端に形成された挿入端部及び当該軸部の他端に形成された基端部を有する軸部を含む基部と、前記軸部の少なくとも一部を被覆するとともに歯間を清掃可能な清掃部と、を備え、前記軸部は、前記挿入端部及び前記基端部を含みかつ筒状の外周面を有する軸部本体と、前記軸部本体の径方向について当該軸部本体の外周面から内向きに窪む形状を有する凹部と、を有し、前記清掃部は、前記軸部本体の軸方向について前記軸部本体のうち前記凹部よりも前記挿入端部側に位置する部位を被覆する形状を有し、前記清掃部のうち前記軸方向についての前記基端部側の端部である清掃基端部は、前記凹部のうち前記軸方向についての前記挿入端部側の端部である挿入端部側外端部につながっている、歯間清掃具を提供する。
本歯間清掃具では、清掃部が歯間に挿通された後、当該清掃部が歯間から引き抜かれる際に、清掃部の清掃基端部ないしその近傍の部位で掻き取られた歯垢等が軸部の凹部に保持される。よって、歯間の清掃性が高まる。また、清掃部が歯間に挿入される際、清掃基端部が凹部に入り込むように弾性変形するので、清掃部の歯間への挿入性も高まる。
この場合において、前記凹部は、前記軸部本体の周方向に沿って連続的につながる形状を有することが好ましい。
このようにすれば、軸部の全周にわたって歯垢等を保持する部位が確保されるので、より歯間の清掃性が高まる。
また、前記凹部は、前記軸方向と直交する方向である軸直交方向に沿って前記挿入端部側外端部から前記径方向の内向きに入り込む入り込み部と、前記軸直交方向についての前記入り込み部の内側の端部である挿入端部側内端部と前記凹部のうち前記軸方向についての前記基端部側の端部である基端部側外端部とを連結する連結部と、を有することが好ましい。
このようにすれば、清掃部の清掃基端部により掻き取られた歯垢等を保持するための空間を有効に確保することが可能となる。
この場合において、前記連結部は、前記挿入端部側内端部から前記基端部側外端部に向かうにしたがって次第に前記径方向の外側に向かう形状を有することが好ましい。
このようにすれば、前記空間の確保と軸部の強度を確保とが両立される。また、凹部と軸部本体との境界(基端部側外端部)が目立ちにくくなる。
具体的に、前記連結部は、前記径方向について内向きに凸となるように湾曲する形状を有することが好ましい。
また、前記軸方向と直交する平面での前記軸部本体の断面は、円形又は楕円形であることが好ましい。
このようにすれば、清掃部の外周面の任意の部位で有効に歯間を清掃することが可能となり、また、清掃中に軸部を回転させやすくなる。
また、前記軸部は、前記挿入端部から前記基端部に向かって直線状に延びる形状を有することが好ましい。
このようにすれば、奥歯(臼歯)同士の歯間の清掃も容易になる。
また、本発明は、前記歯間清掃具の製造方法であって、前記基部を形成するためのベース部材であって前記凹部を有しない軸部を備えるものを準備するベース部材準備工程と、前記ベース部材のうち前記基端部を含む部位である被保持部を保持可能でかつ当該被保持部を保持したときに前記挿入端部を含む前記軸部の一部の周囲に前記清掃部を形成するための樹脂材料を充填可能でかつ前記清掃部に対応する形状を有する充填空間を形成する形状を有する2次成形金型で前記被保持部を保持した状態において、前記充填空間に前記樹脂材料を充填することにより前記清掃部を形成する清掃部形成工程と、を含み、前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型は、前記被保持部を保持する保持部と、前記清掃部を形成するための清掃部形成部と、前記保持部の内周面から突出するとともに前記凹部と対応する形状を有しており前記保持部が前記被保持部を保持したときに前記軸部に食い込む凸部であって、前記軸部の軸方向についての前記凸部の前記挿入端部側の端部が前記軸方向についての前記清掃部形成部の前記基端部側の端部とつながっているものと、を有し、前記清掃部形成工程では、前記保持部が前記被保持部を保持しておりかつ前記凸部が前記軸部に食い込んでいる状態において、前記充填空間に前記樹脂材料を充填する、歯間清掃具の製造方法を提供する。
本歯間清掃具の製造方法では、清掃部形成工程で凸部がベース部材の軸部に食い込むことにより当該軸部に前記凹部が形成されるので、つまり、清掃部の形成と同時に軸部に凹部が形成される(ベース部材から基部が形成される)ので、清掃部形成工程後に切削等によって軸部に凹部を設ける場合に比べ、前記凹部を備える歯間清掃具の製造が容易になる。
以上のように、本発明によれば、歯間の清掃性を向上可能な歯間清掃具及びその製造方法を提供することができる。
本発明の一実施形態の歯間清掃具の正面図である。 図1のII−II線での断面図である。 図2に示される凹部の近傍の拡大図である。 清掃部を形成する工程を示す概略図である。 凹部の変形例を示す概略図である。
本発明の一実施形態の歯間清掃具1について、図1〜図4を参照しながら説明する。まず、図1〜図3を参照しながら歯間清掃具1について説明し、その後、その歯間清掃具1の製造方法について図4を参照しながら説明する。
図1に示されるように、歯間清掃具1は、基部10と、清掃部40と、を備えている。
基部10は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリアセタール等の合成樹脂により形成される。本実施形態では、基部10は、ガラス繊維を30重量%含有するポリプロピレンにより形成されている。この基部10は、軸部20と、把持部30と、を有する。
軸部20は、特定方向(図1の上下方向)に延びるとともに歯間に挿通されることが可能な形状を有する。図2に示されるように、軸部20は、軸部本体22と、凹部24と、を有する。
軸部本体22は、筒状の外周面を有する。軸部本体22の一端(図2の上端)には、挿入端部22aが形成されており、軸部本体22の他端(図1の下端)には、基端部22bが形成されている。本実施形態では、軸部本体22は、直線状に延びる形状を有する。軸部本体22の軸方向と直交する平面での軸部本体22の断面は、円形である。なお、前記断面は、楕円形であってもよい。
凹部24は、軸部本体22の径方向について当該軸部本体22の外周面から内向きに窪む形状を有する。本実施形態では、凹部24は、入り込み部25と、連結部26と、を有する。
入り込み部25は、凹部24のうち前記軸方向についての挿入端部22a側の端部である挿入端部側外端部25aから、前記軸方向と直交する方向である軸直交方向に沿って前記径方向の内向きに入り込む形状を有する。図3に示されるように、挿入端部側外端部25aから前記軸直交方向についての入り込み部25の内側の端部である挿入端部側内端部25bまでの距離Wは、軸部22の強度を保ち、歯垢等を効果的に掻き取り且つ保持するという観点から、0.001mm以上0.05mm以下に設定されることが好ましく、0.005mm以上0.03mm以下に設定されることがより好ましい。本実施形態では、前記距離Wは、0.01mmに設定されている。また、前記軸直交方向についての挿入端部側外端部25a間の距離D1は、軸部22の強度を保ち、歯垢等を効果的に掻き取り且つ保持するという観点から、0.5mm以上2.5mm以下に設定されることが好ましく、0.8mm以上2.0mm以下に設定されることがより好ましい。本実施形態では、前記距離D1は、1.02mmに設定されている。歯垢等を効果的に掻き取り且つ保持するという観点から、前記距離Wは、前記距離D1の0.04%以上10%以下であることが好ましく、0.25%以上3.75%以下であることがより好ましい。
連結部26は、挿入端部側内端部25bと凹部24のうち前記軸方向についての基端部22b側の端部である基端部側外端部26aとを連結する。連結部26は、挿入端部側内端部25bから基端部側外端部26aに向かうにしたがって次第に前記径方向の外側に向かう形状を有する。本実施形態では、連結部26は、前記径方向について内向きに凸となるように湾曲する形状を有している。この連結部26の前記軸方向についての長さLは、歯垢等を効果的に掻き取り且つ保持するという観点から、0.1mm以上1mm以下に設定されることが好ましく、0.3mm以上0.8mm以下に設定されることがより好ましい。本実施形態では、前記長さLは、0.5mmに設定されている。
把持部30は、軸部本体22の軸方向に沿って基端部22bから離間するように延びており、指で把持されることが可能な平坦な形状を有する。図1に示されるように、各歯間清掃具1の把持部30同士は、連結片32で連結されている。
清掃部40は、歯間を清掃するための部位であり、基部10の硬度よりも低い硬度を有する樹脂材料により形成されている。具体的に、前記樹脂材料として、スチレン系エラストマーが用いられている。ただし、前記樹脂材料として、シリコン、オレフィン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー等が用いられてもよい。本実施形態では、清掃部40は、清掃部本体42と、複数のブラシ部44と、を有する。
清掃部本体42は、挿入端部22aを含む軸部本体22の一部の外周面を被覆する形状を有する。具体的に、清掃部本体42は、軸部本体22のうち前記軸方向について凹部24よりも挿入端部22a側に位置する部位を被覆する形状を有する。本実施形態では、前記軸方向についての清掃部本体42長さは、15.38mmである。清掃部本体42のうち前記軸方向についての基端部22b側の端部である清掃基端部42aは、凹部24の挿入端部側外端部25aにつながっている。この清掃基端部42aは、清掃部40が歯間から引き抜かれる際に当該歯間の歯垢等を掻き取る部位として機能し、また、凹部24は、清掃基端部42aにより歯間から掻き取られた歯垢等を保持する部位として機能する。清掃部本体42の前記軸方向と直交する面での断面は、円筒状に形成されている。清掃基端部42aの外径D2は、歯垢等を効果的に掻き取り且つ保持するという観点から、0.7mm以上2.7mm以下に設定されることが好ましく、0.9mm以上2.1mm以下に設定されることがより好ましい。本実施形態では、前記距離D2は、1.53mmに設定されている。また、清掃部本体42の清掃基端部42aの厚みは、0.255mmである。歯垢等を効果的に掻き取り且つ保持するという観点から、前記距離Wは、前記距離D2の0.037%以上7.1%以下であることが好ましく、0.24%以上3.3%以下であることがより好ましい。
各ブラシ部44は、清掃部本体42の外周面から突出する形状を有する。本実施形態では、各ブラシ部44は、清掃部本体42の外周面から前記軸直交方向の外向きに突出する形状を有する。各ブラシ部44は、清掃部本体42の外周面から離間するにしたがって次第に当該ブラシ部44の外形が小さくなる形状を有する。具体的に、各ブラシ部44は、円錐状に形成されている。なお、各ブラシ部44は、省略されてもよい。
次に、歯間清掃具1の製造方法について、図4を参照しながら説明する。本製造方法は、基部10を形成するためのベース部材(凹部24を有していない軸部20と、把持部30と、を備える部材)を準備するベース部材準備工程と、清掃部40を形成する清掃部形成工程と、を含んでいる。
ベース部材準備工程では、ベース部材に対応する形状の空間を有する1次成形金型(図示略)内に合成樹脂(本実施形態ではガラス繊維30重量%を含むポリプロピレン)を充填することによってベース部材が形成される。
ベース部材準備工程の後の清掃部形成工程では、図4に示されるように、清掃部40を形成するための2次成形金型50が用いられる。この2次成形金型50は、互いに分割及び接続が可能な第1金型50Aと第2金型50Bとにより構成されている。これらの第1金型50A及び第2金型50Bは、保持部51と、清掃部形成部52と、凸部55と、を有している。
保持部51は、把持部30及び軸部20のうち基端部22bを含む部位(以下、「被保持部28」という。)を保持する。
清掃部形成部52は、清掃部40を形成するための部位である。清掃部形成部52は、清掃部本体42を形成するための清掃部本体形成部53と、各ブラシ部44を形成するためのブラシ部形成部54と、を有する。具体的に、清掃部本体形成部53は、保持部51が被保持部28を保持した状態において、挿入端部22aを含む軸部20の一部29(ベース部材のうち被保持部28以外の部位)の周囲に清掃部本体42を形成するための空間を形成する形状を有する。ブラシ部形成部54は、清掃部本体形成部53に接続されており、各ブラシ部44に対応する空間を形成する形状を有する。つまり、清掃部本体形成部53及びブラシ部形成部54と、前記軸部20の一部29の外周面と、により区画される空間が、清掃部40を形成するための樹脂材料を充填可能でかつ清掃部40に対応する形状を有する充填空間Sを構成する。第1金型50A及び第2金型50Bは、この充填空間Sに対し、軸部20の挿入端部22a側から基端部22b側に向かって樹脂材料を充填するための充填口50hを有している。
凸部55は、保持部51が被保持部28を保持したときに軸部20に食い込むように保持部51の内周面から突出する形状を有する。この凸部55は、凹部24と対応する形状を有している。つまり、前記軸方向についての凸部55の挿入端部22a側の端部は、前記軸方向についての清掃部本体形成部53の基端部22b側の端部とつながっており、凸部55は、軸部20の周方向の全域にわたって当該軸部20に食い込む形状を有している。
清掃部形成工程では、保持部51が被保持部28を保持しかつ凸部55が軸部20に食い込んだ状態(2次成形金型50内に充填空間Sが形成された状態)において、軸部20の一部29の外周面が保持ピン61〜63で挟持されつつ、充填口50hを通じて充填空間Sに挿入端部22a側から基端部22b側に向かって樹脂材料(本実施形態ではスチレン系エラストマー)が充填される。ここで、凸部55は、軸部20の周方向の全域にわたって当該軸部20に食い込んでいるので、樹脂材料が前記軸方向についての清掃部本体形成部53の基端部22b側の端部に至るまで充填空間Sを進行すると、その樹脂材料は、凸部55によりそれ以上の進行が遮断される。よって、各金型50A,50Bと軸部20の外周面との隙間からの樹脂材料の漏出が抑制される。このため、清掃部形成工程を経ることにより製造される歯間清掃具1の外観の悪化が抑制され、しかも、ブラシ部形成部54のうち樹脂材料の充填方向の先端側の端部の近傍(清掃部本体形成部53の基端部22b側の端部の近傍)に位置するブラシ部に対応する空間への樹脂材料の充填不足が抑制される。
そして、清掃部形成工程後、2次成形金型50から歯間清掃具1が取り出される。この取り出された歯間清掃具1の軸部20には、凹部24が形成されている。
以上に説明したように、本実施形態の歯間清掃具1は、凹部24を有しているため、清掃部40が歯間に挿通された後、当該清掃部40が歯間から引き抜かれる際に、清掃部40の清掃基端部42aないしその近傍の部位で掻き取られた歯垢等が凹部24に保持される。よって、歯間の清掃性が高まる。また、清掃部40が歯間に挿入される際、清掃基端部42aが凹部24に入り込むように弾性変形するので、清掃部40の歯間への挿入性も高まる。
また、凹部24は、軸部本体22の周方向に沿って連続的につながる形状を有しているので、軸部20の全周にわたって歯垢等を保持する部位が確保される。このため、より歯間の清掃性が高まる。
また、凹部24は、入り込み部25と連結部26とを有するので、清掃部40の清掃基端部42aにより掻き取られた歯垢等を保持するための空間を有効に確保することが可能となる。
さらに、連結部26は、挿入端部側内端部25bから基端部側外端部26aに向かうにしたがって次第に軸部本体22の径方向の外側に向かう形状を有するので、前記空間の確保と軸部20の強度を確保とが両立される。また、凹部24と軸部本体22との境界(基端部側外端部26a)が目立ちにくくなる。
そして、本実施形態の歯間清掃具1の製造方法では、清掃部形成工程で凸部55がベース部材の軸部20に食い込むことにより当該軸部20に凹部24が形成されるので、つまり、清掃部40の形成と同時に軸部20に凹部24が形成される(ベース部材から基部10が形成される)ので、清掃部形成工程後に切削等によって軸部20に凹部24を設ける場合に比べ、凹部24を備える歯間清掃具1の製造が容易になる。
なお、今回開示された上記実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、連結部26は、前記径方向について外向きに凸となるように湾曲する形状であってもよいし、挿入端部側内端部25bから基端部側外端部26aに向かって直線状に延びる形状であってもよい。あるいは、図5に示されるように、連結部26は、挿入端部側内端部25bから前記軸方向に沿って延びる部位と、当該部位の基端部22b側の端部と基端部側外端部26aとを接続する部位と、を有していてもよい。
また、前記軸方向と直交する平面での軸部本体22の断面は、多角形等であってもよい。
また、軸部20の軸方向は、把持部30の長手方向と交差していてもよい。
また、軸部本体22のうち凹部24よりも基端部22b側の部位及び把持部30(被保持部28)は、湾曲する形状であってもよい。
また、軸部20への凹部24の形成方法は、上記の例に限られない。例えば、清掃部形成工程において、凸部55を有しない2次成形金型によって清掃部40が形成された後、切削等によって軸部20に凹部24が設けられてもよい。あるいは、1次成形金型として、凹部24を形成可能な凸部を有するものが用いられてもよい。
1 歯間清掃具
10 基部
20 軸部
22 清掃部本体
22a 挿入端部
22b 基端部
24 凹部
25 入り込み部
25a 挿入端部側外端部
25b 挿入端部側内端部
26 連結部
26a 基端部側外端部
28 被保持部
30 把持部
40 清掃部
42 清掃部本体
42a 清掃基端部
44 ブラシ部
50 2次成形金型
50A 第1金型
50B 第2金型
51 保持部
52 清掃部形成部
53 清掃部本体形成部
54 ブラシ部形成部
55 凸部
61 保持ピン
62 保持ピン
63 保持ピン
S 充填空間

Claims (8)

  1. 歯間に挿通されることが可能な形状を有する軸部であって当該軸部の一端に形成された挿入端部及び当該軸部の他端に形成された基端部を有する軸部を含む基部と、
    前記軸部の少なくとも一部を被覆するとともに歯間を清掃可能な清掃部と、を備え、
    前記軸部は、
    前記挿入端部及び前記基端部を含みかつ筒状の外周面を有する軸部本体と、
    前記軸部本体の径方向について当該軸部本体の外周面から内向きに窪む形状を有する凹部と、を有し、
    前記清掃部は、前記軸部本体の軸方向について前記軸部本体のうち前記凹部よりも前記挿入端部側に位置する部位を被覆する形状を有し、
    前記清掃部のうち前記軸方向についての前記基端部側の端部である清掃基端部は、前記凹部のうち前記軸方向についての前記挿入端部側の端部である挿入端部側外端部につながっている、歯間清掃具。
  2. 請求項1に記載の歯間清掃具において、
    前記凹部は、前記軸部本体の周方向に沿って連続的につながる形状を有する、歯間清掃具。
  3. 請求項1又は2に記載の歯間清掃具において、
    前記凹部は、
    前記軸方向と直交する方向である軸直交方向に沿って前記挿入端部側外端部から前記径方向の内向きに入り込む入り込み部と、
    前記軸直交方向についての前記入り込み部の内側の端部である挿入端部側内端部と前記凹部のうち前記軸方向についての前記基端部側の端部である基端部側外端部とを連結する連結部と、を有する、歯間清掃具。
  4. 請求項3に記載の歯間清掃具において、
    前記連結部は、前記挿入端部側内端部から前記基端部側外端部に向かうにしたがって次第に前記径方向の外側に向かう形状を有する、歯間清掃具。
  5. 請求項4に記載の歯間清掃具において、
    前記連結部は、前記径方向について内向きに凸となるように湾曲する形状を有する、歯間清掃具。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の歯間清掃具において、
    前記軸方向と直交する平面での前記軸部本体の断面は、円形又は楕円形である、歯間清掃具。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の歯間清掃具において、
    前記軸部は、前記挿入端部から前記基端部に向かって直線状に延びる形状を有する、歯間清掃具。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の歯間清掃具の製造方法であって、
    前記基部を形成するためのベース部材であって前記凹部を有しない軸部を備えるものを準備するベース部材準備工程と、
    前記ベース部材のうち前記基端部を含む部位である被保持部を保持可能でかつ当該被保持部を保持したときに前記挿入端部を含む前記軸部の一部の周囲に前記清掃部を形成するための樹脂材料を充填可能でかつ前記清掃部に対応する形状を有する充填空間を形成する形状を有する2次成形金型で前記被保持部を保持した状態において、前記充填空間に前記樹脂材料を充填することにより前記清掃部を形成する清掃部形成工程と、を含み、
    前記清掃部形成工程で用いられる前記2次成形金型は、
    前記被保持部を保持する保持部と、
    前記清掃部を形成するための清掃部形成部と、
    前記保持部の内周面から突出するとともに前記凹部と対応する形状を有しており前記保持部が前記被保持部を保持したときに前記軸部に食い込む凸部であって、前記軸部の軸方向についての前記凸部の前記挿入端部側の端部が前記軸方向についての前記清掃部形成部の前記基端部側の端部とつながっているものと、を有し、
    前記清掃部形成工程では、前記保持部が前記被保持部を保持しておりかつ前記凸部が前記軸部に食い込んでいる状態において、前記充填空間に前記樹脂材料を充填する、歯間清掃具の製造方法。
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