JP6941652B2 - 過給圧設定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、過給圧を設定する過給圧設定装置に関する。
従来、電動式アクチュエータを用いたウェイストゲートバルブの開度を変更することで過給圧を調整するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1記載の装置では、ウェイストゲートバルブの推定開度に基づいて算出される吸気流量と、エアフローメータにより計測される吸気流量との差分に基づいて、ウェイストゲートバルブの操作量と推定開度との対応関係を表すマップが修正される。
特許第5182436号
しかしながら、上記特許文献1記載の装置のように過給機を有する構成では、燃料噴射が停止される車両の減速状態から加速状態に移行した過渡状態等において、過剰な過給によりトルクのオーバシュートが発生するおそれがある。
本発明の一態様である過給圧設定装置は、車両に搭載された内燃機関と、内燃機関に導入される空気を圧縮する過給機と、内燃機関に導入される空気量を取得する空気量取得部と、内燃機関に導入される目標空気量を取得する目標空気量取得部と、車両の運転状態に基づいて、過給機による目標過給圧を設定する目標過給圧設定部と、過給機による過給圧が目標過給圧設定部により設定された目標過給圧となるように過給圧を調整する過給圧調整部と、車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であるか否かを判定する運転状態判定部と、空気量取得部により取得された空気量と、目標空気量取得部により取得された目標空気量との差分を算出する差分算出部と、を備える。目標過給圧設定部は、運転状態判定部により車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されると、差分算出部により算出された差分に基づいて目標過給圧を設定する。運転状態判定部は、目標過給圧設定部により設定された目標過給圧が所定圧以上であるとき、車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定する。
本発明の別の態様である過給圧設定装置は、車両に搭載された内燃機関と、内燃機関に導入される空気を圧縮する過給機と、内燃機関に導入される空気量を調整する空気量調整部と、内燃機関に導入される空気量を取得する空気量取得部と、内燃機関に導入される目標空気量を取得する目標空気量取得部と、車両の運転状態に基づいて、過給機による目標過給圧を設定する目標過給圧設定部と、過給機による過給圧が目標過給圧設定部により設定された目標過給圧となるように過給圧を調整する過給圧調整部と、車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であるか否かを判定する運転状態判定部と、運転状態判定部により車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されるとき、内燃機関に導入される空気量が最大となるように空気量調整部を制御する制御部と、空気量取得部により取得された空気量と、目標空気量取得部により取得された目標空気量との差分を算出する差分算出部と、を備える。目標過給圧設定部は、運転状態判定部により車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されると、差分算出部により算出された差分に基づいて目標過給圧を設定する。
本発明の別の態様である過給圧設定装置は、車両に搭載された内燃機関と、内燃機関に導入される空気を圧縮する過給機と、過給機による過給圧を検出する圧力検出部と、内燃機関に導入される空気量を取得する空気量取得部と、内燃機関に導入される目標空気量を取得する目標空気量取得部と、車両の運転状態に基づいて、過給機による目標過給圧を設定する目標過給圧設定部と、過給機による過給圧が目標過給圧設定部により設定された目標過給圧となるように過給圧を調整する過給圧調整部と、車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であるか否かを判定する運転状態判定部と、空気量取得部により取得された空気量と、目標空気量取得部により取得された目標空気量との差分を算出する差分算出部と、を備える。目標過給圧設定部は、運転状態判定部により車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されると、差分算出部により算出された差分に基づいて目標過給圧を設定する。目標過給圧設定部は、運転状態判定部により車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定され、かつ、圧力検出部により検出された過給圧が所定圧に到達したとき、差分算出部により算出された差分に基づく目標過給圧の設定を開始する。
本発明によれば、トルクのオーバシュートを抑制することができる。
本発明の実施形態に係る過給圧設定装置およびその周辺の構成を概略的に示す図。 図1のエンジンの内部の要部構成を概略的に示す図。 車両の加速時におけるトルク、吸気量および過給圧の経時変化の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る過給圧設定装置の要部構成を概略的に示すブロック図。 本発明の実施形態に係る過給圧設定装置により実行される処理の一例を示すフローチャート。 図4の目標過給圧設定部により吸気量の差分に基づいて目標過給圧を設定した場合における、図3と同様の図。
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る過給圧設定装置(以下、装置)100およびその周辺の構成を概略的に示す図である。装置100は、不図示の車両に搭載されたガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関(エンジン)1、例えば複数の気筒(例えば4気筒)を有する火花点火式の4サイクルエンジンを有する。図1に示すように、エンジン1には、エンジン1に吸い込まれる吸入空気(吸気)が通過する吸気通路2と、エンジン1で燃焼した排気ガス(排気)が通過する排気通路3とが接続される。
排気通路3には、排気により回転駆動するタービン4aが設けられる。吸気通路2には、タービン4aと同軸に設けられて、エアクリーナ(不図示)を介して吸入された吸気を圧送するコンプレッサ4bが設けられる。すなわち、タービン4aとコンプレッサ4bとにより吸気を過給する過給機4が構成される。タービン4aの上流および下流の排気通路3には、タービン4aの上流側から下流側へ排気を迂回させるバイパス通路5が設けられ、バイパス通路5には、バイパス通路5を開閉するウェイストゲートバルブ6が設けられる。
ウェイストゲートバルブ6は、例えばフラップ弁により構成され、ウェイストゲートバルブ6の開度は、電気信号により作動するウェイストゲート用アクチュエータ6aの駆動によって変更される。ウェイストゲートバルブ6の開度が変更されることで、タービン4aを通過する排気の流量が変化し、タービン4aおよびコンプレッサ4bの回転数が変化して、過給機4による過給圧が調整される。ウェイストゲート用アクチュエータ6aの動作は、コントローラ40(図4)により制御される。
コンプレッサ4bの下流側の吸気通路2には、吸気を冷却するインタクーラ7と、吸気量を調整するスロットルバルブ8と、スロットルバルブ8を通過した吸気を複数の気筒に分配する吸気マニホルド9とが設けられる。スロットルバルブ8は、例えばバタフライ弁により構成され、スロットルバルブ8の開度は、電気信号により作動するスロットル用アクチュエータ8aの駆動によって変更される。スロットル用アクチュエータ8aの動作は、コントローラ40(図4)により制御される。
コンプレッサ4bの上流側には、その上流側における吸気量M(例えば、単位時間当たりの質量流量)を検出する吸気量センサ10が設けられる。吸気量センサ10は、例えば熱線式エアフローメータにより構成される。インタクーラ7とスロットルバルブ8との間には、コンプレッサ4bにより圧縮された後の吸気の圧力(過給圧)Pを検出する過給圧センサ11が設けられ、吸気マニホルド9には、吸気マニホルド9内の吸気の圧力(吸気圧)を検出する吸気圧センサ9aが設けられる。過給圧センサ11および吸気圧センサ9aは、例えば半導体圧力センサにより構成される。なお、図示は省略するが、吸気通路2には、コンプレッサ4bの上流で吸気の温度(大気温)を検出する大気温センサおよび圧力(大気圧)を検出する大気圧センサ等も設けられる。
排気通路3には、エンジン1の複数の気筒から排出された排気を集合する排気マニホルド12が設けられる。なお、図示は省略するが、排気通路3には、排気マニホルド12の下流で空燃比を検出するLAFセンサ、排気の温度(排気温)を検出する排気温センサおよび圧力(排気圧)を検出する排気圧センサ等が設けられる。
図2は、エンジン1の内部の要部構成を概略的に示す図である。図2に示すように、エンジン1は、複数のシリンダ(気筒)13が形成されるシリンダブロック14と、シリンダブロック14の上部を覆うシリンダヘッド15とを有する。シリンダヘッド15には、吸気通路2に連通する吸気ポート16と、排気通路3に連通する排気ポート17とが設けられる。吸気ポート16には吸気ポート16を開閉する吸気バルブ18が設けられ、排気ポート17には排気ポート17を開閉する排気バルブ19が設けられる。吸気バルブ18と排気バルブ19とは動弁機構20により開閉駆動される。
各シリンダ13には、シリンダ13内を摺動可能にピストン21が配置され、ピストン21に面して燃焼室22が形成される。エンジン1には、燃焼室22に臨むようにインジェクタ23が設けられ、インジェクタ23から燃焼室22に燃料が噴射される。なお、インジェクタ23を、燃料を燃焼室22に噴射する直噴式として構成するのではなく、吸気ポート16に燃料を噴射するポート噴射式として構成してもよい。さらにエンジン1には点火プラグ24が設けられ、燃焼室22内の燃料と空気の混合気は、点火プラグ24により点火される。燃焼室22内で混合気が燃焼(爆発)すると、シリンダ13の内壁に沿ってピストン21が往復動し、コンロッド25を介してクランクシャフト26が回転する。インジェクタ23の動作(噴射時期、噴射時間)および点火プラグ24の動作(点火時期)は、コントローラ40(図4)により制御される。
動弁機構20は、吸気カムシャフト27と排気カムシャフト28とを有する。吸気カムシャフト27は、各気筒(シリンダ13)にそれぞれ対応した吸気カム27aを一体に有し、排気カムシャフト28は、各気筒にそれぞれ対応した排気カム28aを一体に有する。吸気カムシャフト27と排気カムシャフト28とは、不図示のタイミングベルトを介してクランクシャフト26に連結され、クランクシャフト26が2回転する度にそれぞれ1回転する。吸気バルブ18は、吸気カムシャフト27の回転により、不図示の吸気ロッカーアームを介して、吸気カム27aのプロファイルに応じた所定のタイミングで開閉する。排気バルブ19は、排気カムシャフト28の回転により、不図示の排気ロッカーアームを介して、排気カム28aのプロファイルに応じた所定のタイミングで開閉する。
動弁機構20はさらに、クランクシャフト26に対する吸気カム27aおよび排気カム28aの相対的な位相(カム位相)をそれぞれ変更するカム位相可変機構29,30を有する。カム位相可変機構29,30は、それぞれ吸気カムシャフト27と排気カムシャフト28の一端部に設けられる。カム位相可変機構29,30の構成は互いに同一であり、代表して吸気用のカム位相可変機構32の構成を説明する。詳細な図示は省略するが、カム位相可変機構32は、吸気カムシャフト27を回転可能に収容するとともに、進角室と遅角室とを画成する回転可能な円筒形状のハウジングを有し、ハウジングの外周面に、クランクシャフト26を経由するタイミングベルトが巻回される。
進角室と遅角室とには、例えば制御弁の駆動に応じた油圧ポンプからの油圧が供給され、制御弁の駆動を制御することで、吸気カム27aのカム位相を無段階に進角側または遅角側に変更することができ、これにより、吸気バルブ18の開閉タイミングを変更できる。すなわち、進角室に油圧が供給されると、吸気カムシャフト27がハウジングに対し一方向に相対回転し、吸気バルブ18の開閉タイミングが進角側に変化する。一方、遅角室に油圧が供給されると、吸気カムシャフト27がハウジングに対し反対方向に相対回転し、吸気バルブ18の開閉タイミングが遅角側に変化する。
カム位相可変機構29,30は、既燃ガスである排気の一部を燃焼室22内に還流する際の内部排気還流量、つまり内部EGRガス量を調整するように動作する。すなわち、カム位相可変機構29,30により吸気バルブ18および排気バルブ19の開閉タイミングを変更することで、吸気バルブ18と排気バルブ19の開弁期間が重なるバルブオーバーラップ量を変更し、これにより内部EGRガス量が調整される。カム位相可変機構29,30の動作は、コントローラ40(図4)により制御される。
なお、図示は省略するが、エンジン1には、クランクシャフト26の回転角およびエンジン回転数を検出するクランク角センサ、吸気カム27aおよび排気カム28aのカム位相をそれぞれ検出するカム角センサ、エンジン1の冷却水の温度(エンジン水温)を検出する水温センサ等も設けられる。
このような過給機4を有するエンジン1では、過給機4による過給が行われない低負荷領域から中負荷領域においては、大気圧と吸気マニホルド9内の吸気圧との圧力差によってエンジン1のシリンダ13に吸気が吸い込まれる(自然吸気領域)。一方、過給機4による過給が行われる高負荷領域においては、過給機4による過給圧Pによってエンジン1のシリンダ13に吸気が圧送される(過給領域)。
自然吸気領域では、エンジン1の目標トルクT0に応じてスロットル用アクチュエータ8aを介してスロットルバルブ8の開度が調整されて、シリンダ13に導入される吸気量Mが調整されることで、出力トルクTが制御される。この場合の目標吸気量M0およびスロットルバルブ8の目標開度は、目標トルクT0やエンジン回転数等に応じて予め設定された特性マップに基づいて決定される(フィードフォワード制御)。また、スロットルバルブ8の目標開度は、吸気量センサ10により検出された吸気量Mが目標吸気量M0となるように補正される(フィードバック制御)。
一方、過給領域では、スロットルバルブ8を通過する吸気量Mが最大限になるよう、スロットルバルブ8が全開あるいは全開付近の所定開度に固定される。さらに、エンジン1の目標トルクT0に応じてウェイストゲート用アクチュエータ6aを介して過給機4による過給圧Pが調整されて、シリンダ13に導入される吸気量Mが調整されることで、出力トルクTが制御される。この場合の目標過給圧P0およびウェイストゲート用アクチュエータ6aの目標開度は、目標トルクT0やエンジン回転数等に応じて予め設定された特性マップに基づいて決定される(フィードフォワード制御)。また、ウェイストゲート用アクチュエータ6aの目標開度は、過給圧センサ11により検出された過給圧Pが目標過給圧P0となるように補正される(フィードバック制御)。
このように、過給領域においては、スロットルバルブ8が全開側に固定されて過給機4による過給圧Pのフィードバック制御のみが行われ、吸気量Mのフィードバック制御は行われない。このため、吸気量Mが目標吸気量M0から乖離した状態が継続することがある。
図3は、車両の加速時におけるトルクT、吸気量Mおよび過給圧Pの経時変化の一例を示す図であり、減速状態から加速状態に移行したときの経時変化を示す。図3に示すように、時刻t1で運転者によりアクセルペダルが踏み込まれて目標トルクT0が決定されると、目標過給圧P0が決定され、過給圧センサ11により検出された過給圧Pに基づく過給圧のフィードバック制御が開始される。その後、時刻t1から時刻t2にかけて例えばウェイストゲートバルブ6を全閉として過給が行われ、時刻t2で過給圧Pが目標過給圧P0に到達すると、吸気量Mが目標吸気量M0に到達し、トルクTも目標トルクT0に到達する。
その後、時刻t2から時刻t3にかけて、目標過給圧P0を超過した過給圧Pが過給圧Pのフィードバック制御により徐々に目標過給圧P0に収束する。しかしながら、フィードバック制御が行われない吸気量Mについては時刻t3以降も目標値を超過したオーバシュート状態が継続し、その結果、トルクTについてもオーバシュート状態が継続する。
このような吸気量MおよびトルクTのオーバシュート状態は、特に燃料噴射が停止(燃料カット)される車両の減速状態等の所定の低負荷状態から加速状態に移行した過渡状態において発生する。所定の低負荷状態には、燃料カットされる減速状態のほか、例えば、運転者によるアクセルペダル等の加速操作部材の操作がなく、あるいは操作量が極小さく、エンジン1の負荷が極小さい状態が含まれる。目標過給圧P0は予め設定された定常状態での特性マップに基づいて決定されるが、このような所定の低負荷状態にあった後の所定期間内(例えば、30秒以内)はシリンダ13内の温度(筒内温度)が低下して充填効率が高まる。このような期間内の加速時または加速移行時には想定量以上の吸気がシリンダ13内に導入されるため、吸気量MおよびトルクTのオーバシュートが生じる蓋然性が高まる。
この場合、所定の低負荷状態にあった後の所定期間内であるか否かによってアクセルペダルの踏み込み量に対する出力トルクが変化し、運転者が意図しない加速度が発生するため、運転者に違和感を与えるおそれがある。そこで、本実施形態では、所定の低負荷状態から加速状態に移行する過渡状態では、吸気量の目標吸気量との差分に基づいて目標過給圧を設定することでトルクのオーバシュートを抑制するよう、以下のように装置100を構成する。
図4は、装置100の要部構成を概略的に示すブロック図である。図4に示すように、装置100は、コントローラ40と、コントローラ40にそれぞれ通信可能に接続されたセンサ群50と、アクチュエータ群60とを主に有する。センサ群50には、上記した吸気量センサ10、過給圧センサ11および吸気圧センサ9aを含むエンジン1の運転状態を検出する各種センサが含まれる。アクチュエータ群60には、上記したウェイストゲート用アクチュエータ6a、スロットル用アクチュエータ8a、インジェクタ23、点火プラグ24、カム位相可変機構29,30等が含まれる。なお、図示は省略するが、コントローラ40にはさらに、車両に搭載された各種センサや他のコントローラ等が接続され、アクセル開度や車速等、車両の運転状態を示す各種パラメータの検出値や指令値等が入力される。
コントローラ40は、CPU,ROM,RAM、その他の周辺回路などを有するコンピュータを含んで構成される電子制御ユニットにより構成される。コントローラ40は、機能的構成として、目標吸気量算出部41と、吸気量算出部42と、差分算出部43と、運転状態判定部44と、目標過給圧設定部45とを有する。
目標吸気量算出部41は、アクセル開度に応じて決定されるエンジン1の目標トルクT0およびエンジン回転数等に応じて予め設定された特性マップに基づいて、エンジン1のシリンダ13に導入される目標吸気量M0を算出する。
吸気量算出部42は、吸気量センサ10の検出値に基づいて、エンジン1のシリンダ13に導入される吸気量Mを算出する。吸気量算出部42により算出された吸気量Mに基づいて、シリンダ13内の空燃比が適切な値となるようにインジェクタ23によるシリンダ13内への燃料噴射が制御される。
差分算出部43は、吸気量算出部42により算出された吸気量Mと、目標吸気量算出部41により算出された目標吸気量M0との差分ΔMを算出する。例えば、吸気量Mと目標吸気量M0との差分ΔMをPID制御の比例項、微分項および積分項として算出する。
運転状態判定部44は、車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であるか否か、例えば、目標過給圧P0が所定圧(例えば、大気圧)以上の過給領域であるか否かを判定する。運転状態判定部44による車両の運転状態の判定は、アクセル開度や車速等、車両の運転状態を示す各種パラメータの検出値や指令値等に基づいて行われる。
また、運転状態判定部44は、過給圧センサ11により検出された過給圧Pに基づいて、過給圧Pが目標過給圧P0に到達し、かつ、目標過給圧P0を基準とする所定範囲内(例えば、±5%以内)の過給圧Pを所定時間以上(例えば、1秒以上)維持しているか否かを判定する。すなわち、目標過給圧P0に到達するとともに過給圧Pが安定し、目標トルクT0が満足される状態であるか否かが判定される。
目標過給圧設定部45は、運転状態判定部44により、車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であり、過給圧Pが目標過給圧P0に到達して安定していると判定されると、差分算出部43により算出された差分ΔMに基づいて目標過給圧P0を設定する。すなわち、吸気量MおよびトルクTが目標値M0,T0を超過したオーバシュート状態が解消されて目標値M0,T0に収束するよう、目標吸気量M0に対する吸気量Mの超過が大きいほど目標過給圧P0を低く設定(補正)する。換言すると、吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMに基づいて、過給圧Pのフィードバック制御(例えば、PID制御)を行う。
図5は、予めメモリに記憶されたプログラムに従いコントローラ40により実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、別途の判定処理によりエンジン1の運転状態が暖機運転状態等でない通常の運転状態であると判定されると開始され、所定時間毎に繰り返される。
先ずステップS1で、センサ群50からの入力値およびアクチュエータ群60への出力値を読み込む。次いでステップS2で、目標過給圧P0に基づいて車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であるか否かを判定する。ステップS2で肯定されるとステップS3に進み、否定されると処理を終了する。ステップS3では、過給圧Pが目標過給圧P0に到達し、安定しているか否かを判定する。ステップS3で肯定されるとステップS4に進み、否定されると処理を終了する。
ステップS4では、吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMを算出する。次いで、ステップS5で、ステップS4で算出された差分ΔMが0を基準とする所定範囲内(例えば、±5%以内)の値を所定時間以上(例えば、1秒以上)維持しているか否かを判定する。ステップS5で否定されるとステップS6に進み、肯定されると処理を終了する。ステップS6では、ステップS4で算出された差分ΔMに基づいて目標過給圧P0を設定する(フィードバック制御、PID制御)。ステップS4〜S6の処理は、ステップS5で肯定されるまで繰り返される。なお、ステップS5で肯定されてPID制御を終了するときは積分項をリセットして処理を終了する。
吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMに基づいて目標過給圧P0を設定(補正、フィードバック制御)することで、吸気量MおよびトルクTが目標値M0,T0を超過したオーバシュート状態を解消することができる(ステップS4,S6)。また、加速時または加速移行時に限って吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMに基づく過給圧Pのフィードバック制御を行うため、コントローラ40の演算負荷を過大にすることがない(ステップS2)。また、過給圧Pが目標過給圧P0に到達して安定してから過給圧Pを制限するため、早期に目標トルクT0に到達することを優先できる(ステップS3)。
図6は、吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMに基づいて目標過給圧P0を設定した場合における、図3と同様の図である。図6に示すように、時刻t2で過給圧Pが目標過給圧P0に到達すると、吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMが解消する時刻t4まで、吸気量Mの差分ΔMに基づく過給圧Pのフィードバック制御が行われる。このとき、差分ΔMに基づくフィードバック制御が行われる場合の目標過給圧P0(破線)は、差分ΔMに基づくフィードバック制御が行われない場合の目標過給圧P0(一点鎖線)よりも低い値に制限される。吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMに基づく過給圧Pのフィードバック制御が行われることで、吸気量MおよびトルクTのオーバシュートが抑制され、より早期にトルクTが目標トルクT0に収束する。
本発明の実施形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)装置100は、車両に搭載されたエンジン1と、エンジン1に導入される吸気を圧縮する過給機4と、エンジン1に導入される吸気量Mを算出する吸気量算出部42と、エンジン1に導入される目標吸気量M0を算出する目標吸気量算出部41と、車両の運転状態に基づいて、過給機4による目標過給圧P0を設定する目標過給圧設定部45と、過給機4による過給圧Pが目標過給圧設定部45により設定された目標過給圧P0となるように過給圧Pを調整するウェイストゲートバルブ6と、車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であるか否かを判定する運転状態判定部44と、吸気量算出部42により算出された吸気量Mと、目標吸気量算出部41により算出された目標吸気量M0との差分ΔMを算出する差分算出部43とを備える(図1、図4)。
目標過給圧設定部45は、運転状態判定部44により車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されると、差分算出部43により算出された差分ΔMに基づいて目標過給圧P0を設定する。すなわち、吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMに基づいて過給圧Pをフィードバック制御するため、スロットルバルブ8の開度が全開付近に固定された過給領域であっても吸気量MおよびトルクTのオーバシュートを抑制することができる。
(2)運転状態判定部44は、目標過給圧設定部45により設定された目標過給圧P0が所定圧以上であるとき、車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定する。例えば、目標過給圧P0が大気圧以上の過給領域を、車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定する。
(3)装置100は、エンジン1に導入される吸気量Mを調整するスロットルバルブ8と、運転状態判定部44により車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されるとき、エンジン1に導入される吸気量Mが最大となるようにスロットルバルブ8を制御するコントローラ40とをさらに備える(図1、図4)。高負荷領域である過給領域では、スロットルバルブ8の開度が全開付近に固定されて過給機4による過給圧Pのフィードバック制御によりエンジン1に導入される吸気量が調整される。この場合、吸気量Mのフィードバック制御が行われないため、吸気量MおよびトルクTが継続的にオーバシュートすることがある。そこで、吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMに基づいて過給圧Pをフィードバック制御することで、吸気量MおよびトルクTのオーバシュートを抑制することができる。
(4)装置100は、過給機4による過給圧Pを検出する過給圧センサ11をさらに備える(図1)。目標過給圧設定部45は、運転状態判定部44により車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定され、かつ、過給圧センサ11により検出された過給圧Pが目標過給圧P0に到達したとき、差分算出部43により算出された差分に基づく目標過給圧P0の設定を開始する。すなわち、過給圧Pが目標過給圧P0に到達してから過給圧Pを制限するため、早期に目標トルクT0に到達することを優先できる。
(5)目標過給圧設定部45は、差分算出部43により算出された差分が大きいほど目標過給圧P0を低く設定する。すなわち、目標吸気量M0に対する吸気量Mの超過が大きいほど目標過給圧P0を低く設定することで、吸気量MおよびトルクTを低減して目標値M0,T0に収束させ、オーバシュート状態を解消することができる。
上記実施形態は種々の形態に変形することができる。以下、変形例について説明する。上記実施形態では、図1において装置100およびその周辺の構成を具体的に示したが、これらは例示であって、過給圧設定装置はこのようなものに限らない。例えば過給機は、電動式のウェイストゲートバルブに代えて負圧式のウェイストゲートバルブを用いるものでもよい。また、ウェイストゲートバルブにより排気流量を変化させる方式に代えて、過給機内の排気流量や吸気流量を変化させる可変ノズル方式の過給機を用いてもよい。
上記実施形態では、目標吸気量算出部41、吸気量算出部42がそれぞれ目標吸気量M0、吸気量Mを算出するとしたが、内燃機関に導入される目標空気量、空気量を取得する目標空気量取得部、空気量取得部はこのようなものに限らない。例えば、単に他のコントローラの算出結果を取得するものであってもよい。
上記実施形態では、運転状態判定部44が目標過給圧P0に基づいて車両の運転状態が加速状態であることを判定し(図5のステップS2)、吸気量Mの差分ΔMに基づく過給圧Pのフィードバック制御を行うようにした(ステップS4〜S6)。しかしながら、運転状態判定部44が行う判定は、このようなものに限らない。例えば、ステップS2で加速状態を判定した後、さらにステップS7として、加速状態に移行する前の所定期間に車両の運転状態が所定の低負荷状態であったか否かを判定するようにしてもよい。この場合、所定の低負荷状態にあった後の所定期間内の加速時または加速移行時に限ってステップS4〜S6でフィードバック制御が行われる。
すなわち、所定の低負荷状態にあった後の所定期間内は筒内温度が低下して充填効率が高まるため、このような期間内の加速時または加速移行時には想定量以上の吸気がシリンダ13内に導入されて吸気量MおよびトルクTのオーバシュートが生じる蓋然性が高い。このような条件に限定して吸気量Mの目標吸気量M0との差分ΔMに基づく過給圧Pのフィードバック制御を行うことで、より効率的に吸気量MおよびトルクTのオーバシュートを抑制することができる。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、上述した実施形態および変形例により本発明が限定されるものではない。上記実施形態と変形例の一つまたは複数を任意に組み合わせることも可能であり、変形例同士を組み合わせることも可能である。
1 エンジン、4 過給機、6 ウェイストゲートバルブ、6a ウェイストゲート用アクチュエータ、8 スロットルバルブ、8a スロットル用アクチュエータ、10 吸気量センサ、11 過給圧センサ、40 コントローラ、41 目標吸気量算出部、42 吸気量算出部、43 差分算出部、44 運転状態判定部、45 目標過給圧設定部、100 過給圧設定装置

Claims (7)

  1. 車両に搭載された内燃機関と、
    前記内燃機関に導入される空気を圧縮する過給機と、
    前記内燃機関に導入される空気量を取得する空気量取得部と、
    前記内燃機関に導入される目標空気量を取得する目標空気量取得部と、
    前記車両の運転状態に基づいて、前記過給機による目標過給圧を設定する目標過給圧設定部と、
    前記過給機による過給圧が前記目標過給圧設定部により設定された目標過給圧となるように過給圧を調整する過給圧調整部と、
    前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であるか否かを判定する運転状態判定部と、
    前記空気量取得部により取得された空気量と、前記目標空気量取得部により取得された目標空気量との差分を算出する差分算出部と、を備え、
    前記目標過給圧設定部は、前記運転状態判定部により前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されると、前記差分算出部により算出された差分に基づいて前記目標過給圧を設定し、
    前記運転状態判定部は、前記目標過給圧設定部により設定された目標過給圧が所定圧以上であるとき、前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定することを特徴とする過給圧設定装置。
  2. 車両に搭載された内燃機関と、
    前記内燃機関に導入される空気を圧縮する過給機と、
    前記内燃機関に導入される空気量を調整する空気量調整部と、
    前記内燃機関に導入される空気量を取得する空気量取得部と、
    前記内燃機関に導入される目標空気量を取得する目標空気量取得部と、
    前記車両の運転状態に基づいて、前記過給機による目標過給圧を設定する目標過給圧設定部と、
    前記過給機による過給圧が前記目標過給圧設定部により設定された目標過給圧となるように過給圧を調整する過給圧調整部と、
    前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であるか否かを判定する運転状態判定部と、
    前記運転状態判定部により前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されるとき、前記内燃機関に導入される空気量が最大となるように前記空気量調整部を制御する制御部と、
    前記空気量取得部により取得された空気量と、前記目標空気量取得部により取得された目標空気量との差分を算出する差分算出部と、
    を備え、
    前記目標過給圧設定部は、前記運転状態判定部により前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されると、前記差分算出部により算出された差分に基づいて前記目標過給圧を設定することを特徴とする過給圧設定装置。
  3. 車両に搭載された内燃機関と、
    前記内燃機関に導入される空気を圧縮する過給機と、
    前記過給機による過給圧を検出する圧力検出部と、
    前記内燃機関に導入される空気量を取得する空気量取得部と、
    前記内燃機関に導入される目標空気量を取得する目標空気量取得部と、
    前記車両の運転状態に基づいて、前記過給機による目標過給圧を設定する目標過給圧設定部と、
    前記過給機による過給圧が前記目標過給圧設定部により設定された目標過給圧となるように過給圧を調整する過給圧調整部と、
    前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であるか否かを判定する運転状態判定部と、
    前記空気量取得部により取得された空気量と、前記目標空気量取得部により取得された目標空気量との差分を算出する差分算出部と、を備え、
    前記目標過給圧設定部は、前記運転状態判定部により前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されると、前記差分算出部により算出された差分に基づいて前記目標過給圧を設定し、
    前記目標過給圧設定部は、前記運転状態判定部により前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定され、かつ、前記圧力検出部により検出された過給圧が所定圧に到達したとき、前記差分算出部により算出された差分に基づく前記目標過給圧の設定を開始することを特徴とする過給圧設定装置。
  4. 請求項1に記載の過給圧設定装置において、
    前記内燃機関に導入される空気量を調整する空気量調整部と、
    前記運転状態判定部により前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定されるとき、前記内燃機関に導入される空気量が最大となるように前記空気量調整部を制御する制御部と、をさらに備えることを特徴とする過給圧設定装置。
  5. 請求項1,2,4のいずれか1項に記載の過給圧設定装置において、
    前記過給機による過給圧を検出する圧力検出部をさらに備え、
    前記目標過給圧設定部は、前記運転状態判定部により前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定され、かつ、前記圧力検出部により検出された過給圧が所定圧に到達したとき、前記差分算出部により算出された差分に基づく前記目標過給圧の設定を開始することを特徴とする過給圧設定装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の過給圧設定装置において、
    前記運転状態判定部は、さらに、前記車両の運転状態が加速状態に移行する前の所定期間に所定の低負荷状態であったか否かを判定し、
    前記目標過給圧設定部は、前記運転状態判定部により前記車両の運転状態が加速状態または加速状態への移行状態であると判定され、かつ、前記車両の運転状態が加速状態に移行する前の所定期間に前記所定の低負荷状態であったと判定されるとき、前記差分算出部により算出された差分に基づいて前記目標過給圧を算出することを特徴とする過給圧設定装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の過給圧設定装置において、
    前記目標過給圧設定部は、前記差分算出部により算出された差分が大きいほど前記目標過給圧を低く設定することを特徴とする過給圧設定装置。
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