JP6941079B2 - 広告掲載制御装置および広告掲載制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、広告掲載制御装置および広告掲載制御方法に関し、特に、ユーザが使用しているユーザ端末におけるウェブサイトの閲覧環境に応じて広告の掲載を制御する装置および方法に用いて好適なものである。
従来、クレジットカードの会員データを安全に取り扱うことを目的として策定されたセキュリティ基準として、PCIDSS(Payment Card Industry Data Security Standard)が知られている。このPCIDSSの認定を取得したウェブサイトは、ハッカーやクラッカー等による様々な不正アクセスから保護され、ウェブサイトの改ざんや悪用、情報盗用などのリスクが低減するとされている。
クレジットカード情報を保存し、処理し、または伝送する企業であるカード加盟店や銀行、決済代行など行うサービス・プロバイダは、年間のカード取引量に応じて、ウェブサイトをPCIDSSに準拠させる必要がある。主に、大手企業による電子商取引サイトや、大手企業によるウェブサービスサイトは、現にPCIDSSに準拠したものとなっている。
ところで、このPCIDSSの最新版がリリースされ、2018年6月末日までに旧式の暗号プロトコル(TLS1.0以前のバージョン)の使用が禁止されることとなっている。このため、サービス・プロバイダ等は、2018年6月末日までにTLS1.1以降のバージョンを使用したサービスを提供することが求められている。
これに応じて、PCIDSSに準拠しているウェブサイトでは、旧式ブラウザへの対応を終了する予定となっている。対応終了となる主なブラウザは、IE10、Android4系の標準ブラウザである。この場合、広告を表示するサイトがPCIDSSに準拠しておらず、広告にリンクされたランディングページのサイトがPCIDSSの最新版に準拠したものであるとすると、旧式ブラウザ上で広告掲載サイトを表示することは可能であるが、広告をクリックした先のサイトを表示することができない可能性があるという問題があった。
このような広告表示は、結果的に無駄になる。広告配信料金が不必要にかかってしまったり、本来他の広告を出せる場合に機会損失となったりするからである。そのため、本来は旧式ブラウザへの広告配信自体を止めるのが望ましい。そのために、広告リンク先のサイトの仕様を網羅的にあらかじめ人力で調べて手動で広告配信の設定をきめ細かく行えばよいのであるが、これを実際に行うのは困難である。サイトによってサポートしているブラウザが異なり、素人には判別が難しいからである。また、ブラウザの種類が多くて設定が大変であり、広告配信の設定も数が多くていちいち設定するのは大変だからである。また、サイトの仕様はときどき変わるものであるが、これをいちいち察知して広告配信の設定を変えるのは極めて困難である。なお、ウェブサイトが対応している通信環境を判別するためのツールが提供されてはいるが、このツールを手動により実行して定期的に検査すること自体に手間がかかる。さらに、その検査の結果に応じて広告配信の設定をする部分は手動で行う必要があり、煩雑な作業が必要となる。
なお、ブラウザのバージョンを検出して、そのバージョンに応じたウェブページやコンテンツを提供する技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1に記載の広告提供システムでは、ユーザ端末機の環境情報(ユーザ端末機に設定されたフラッシュプレイヤのバージョン、インターネットブラウザの種類およびバージョン)に応じて、広告コンテンツのクリエイティブ形態を制御する。これにより、インターネットブラウザの種類やバージョン別に露出される広告の素材を異なるように提供することができる。
特許文献2に記載のコンテンツサーバは、携帯通信端末が備えるブラウザの種類を自動判別し、当該携帯通信端末に適応するウェブページおよび/またはコンテンツを送信する。具体的には、コンテンツサーバは、機種名、ブラウザ名、バージョンおよびサーバ名を含んだHTTPリクエストヘッダ情報を参照して携帯通信端末の機種等を判別し、適切な形式のウェブページおよび/またはコンテンツを配信する。
特開2009−163728号公報 特開2006−184980号公報
上記特許文献1,2に記載の技術によれば、ブラウザの種類やバージョンに応じて、適切な形態のウェブページを提供することが可能である。しかしながら、そのウェブページに掲載された広告から遷移してリンク先のウェブサイトを適切に表示できるかどうかは全く考慮されていない。そのため、特許文献1,2に記載の技術を用いても、旧式ブラウザ上で表示された広告をクリックして遷移先のサイトを表示することができないという問題は解消できない。
なお、ここでは、直近の問題としてPCIDSSの例を挙げたが、同様の問題は将来または他の分野においても生じる可能性がある。また、暗号プロトコルの規制に限らず、通信プロトコルの規制または暗号アルゴリズムの規制といった他の通信環境の規制によっても、従前のウェブサイト閲覧環境で表示された広告をクリックしても遷移先のサイトを表示することができなくなるという問題が同様に生じ得る。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、人力で広告配信の設定をきめ細かく行うといった多くの手間をかけることなく、ブラウザ上に表示された広告をクリックしても遷移先のサイトを表示することができないという問題を解消できるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、広告主提供サイトにアクセス可能な通信環境をあらかじめ判別し、それを許容通信環境情報として記憶部に記憶させておく。そして、クリックによって広告主提供サイトへ遷移するように設定された広告を表示可能な広告掲載サイトへのアクセスがユーザ端末から行われたとき、ユーザ端末におけるウェブサイトの閲覧環境を判別するとともに、その閲覧環境が対応している通信環境を所定の対応テーブル情報を参照することによって確認し、当該確認した通信環境が、許容通信環境情報により示される通信環境と合致するか否かに応じて、広告掲載サイトへの広告の掲載の可否を決定するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、広告掲載サイトへのアクセスを行ったユーザ端末におけるウェブサイトの閲覧環境が対応している通信環境が、広告掲載サイトが対応している通信環境に合致していないことが確認されると、広告掲載サイトに表示された広告をクリックしても遷移先の広告主提供サイトを表示することができない場合に該当するため、広告掲載サイトへの広告の掲載自体が停止される。これにより、人力で広告配信の設定をきめ細かく行うといった多くの手間をかけることなく、ブラウザ上に表示された広告をクリックしても遷移先のサイトを表示することができないという問題を解消することができる。
本実施形態による広告掲載制御装置を適用した広告配信システムの全体構成例を示す図である。 ブラウザに表示されるウェブサイトの一例を示す図である。 本実施形態による広告掲載制御装置の機能構成例を示すブロック図である。 本実施形態による広告掲載制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態による広告掲載制御装置を適用した広告配信システムの他の構成例を示す図である。 本実施形態による広告掲載制御装置の他の機能構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による広告掲載制御装置を適用した広告配信システムの全体構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の広告配信システムは、本実施形態の広告掲載制御装置100、ユーザ端末200、広告掲載サイトサーバ300、広告主提供サイトサーバ400およびプロトコル情報公開サーバ500を備え、これらがインターネットや携帯電話網などの通信ネットワーク600に接続可能に構成されている。なお、ユーザ端末200、広告掲載サイトサーバ300、広告主提供サイトサーバ400は、実際にはそれぞれ複数存在するが、便宜上1つずつのみ図示している。
この図1に示す構成から成る広告配信システムは、例えば、広告媒体として特定のメディア(ウェブサイト)の広告枠を買い取って広告を掲載する「純広告」や、広告媒体としてのウェブサイトを多数集めて広告配信ネットワークを形成し、当該多数のウェブサイト上で広告を掲載する「アドネットワーク」に適用して好適なシステムである。ここでいう広告媒体とは、広告掲載サイトサーバ300により提供される広告掲載サイトである。
広告掲載制御装置100は、バナー広告やテキスト広告、動画広告、ネイティブ広告などのインターネット広告(以下、単に広告という)の掲載を制御する装置である。本実施形態では特に、広告掲載制御装置100は、広告の掲載の可否(広告を掲載するか否か)を決定する。広告掲載制御装置100は、広告の掲載を行うか否かの決定に従って、広告掲載サイトサーバ300による広告掲載サイトへの広告配信、つまり、広告掲載サイト上のウェブページ内に広告を埋め込むか否かを制御する。
ユーザ端末200は、インターネット上にあるウェブサイトを閲覧するユーザが使用する端末であり、その閲覧を行うためのブラウザ21を備えている。ユーザ端末200のブラウザ21には、対応する1個または複数個の通信プロトコル・暗号プロトコルがあり、対応していないプロトコルによる通信は行うことができない。ユーザ端末200は、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット端末やスマートフォン等の携帯端末、車載機、ゲーム端末など、ブラウザ21を有してインターネット接続機能を有する端末であれば何でもよい。
広告掲載サイトサーバ300は、広告を掲載可能に構成された広告掲載サイトを提供するサーバである。広告を掲載可能に構成されているとは、広告掲載サイトのウェブページ内に設けられた広告枠に広告を埋め込むことができる構成を有しているということである。ウェブページ内に埋め込まれる広告は、クリックによって広告主提供サイトへ遷移するように設定されている。広告主提供サイトへの遷移は、広告のクリックによって直接遷移する場合のほか、図示しないクリック計測サーバを経由して間接的に遷移する場合を含む。
広告主提供サイトサーバ400は、広告主提供サイトを提供するサーバである。広告主提供サイトとは、広告主が直接または他の業者を通じて間接的に提供するサイトであり、広告掲載サイトのウェブページに掲載された広告がクリックされたときに遷移するランディングページを含む。広告主提供サイトサーバ400にも、対応する1個または複数個の通信プロトコル・暗号プロトコルがあり、対応していないプロトコルによる通信を行うことはできない。
ユーザ端末200を使用するユーザは、ブラウザ21を用いて広告掲載サイトにアクセスし、当該サイト上のウェブページを閲覧することが可能である。また、当該ウェブページ上に広告が掲載されている場合、ユーザは、その広告をクリックすることにより、広告主提供サイトへ遷移し、当該サイト上のウェブページを閲覧することが可能である。
なお、ブラウザ21によって広告主提供サイトを閲覧するには、広告主提供サイトサーバ400が対応している通信プロトコル・暗号プロトコルの何れかと、ブラウザ21が対応している通信プロトコル・暗号プロトコルの何れかとが合致している必要がある。例えば、ウェブページがPCIDSSの最新版に対応している場合、TLS1.0以前の暗号プロトコルにしか対応していない旧式ブラウザではそのウェブページを表示させることができない。本実施形態の説明を簡便にするため、監視対象とする広告主提供サイトサーバ400が1つのみ存在し、それにより提供される広告主提供サイトはPCIDSSの最新版(V3.2)に対応しており、TLS1.1以降の暗号プロトコルが適用されているものとする。なお、広告掲載サイトは、PCIDSSの最新版に対応しているかどうかは不問である。
図2は、ブラウザ21に表示されるウェブサイトの一例を示す図である。図2に示すように、広告掲載サイトサーバ300は、広告枠に広告302を掲載可能に構成された広告掲載サイトのウェブページ301をブラウザ21に提供する。このとき本実施形態の広告掲載制御装置100は、後述する処理によって、この広告枠に対する広告302の掲載の可否を決定し、その決定に基づいて広告掲載サイトサーバ300による広告の配信を制御する。広告掲載サイトサーバ300は、広告掲載制御装置100からの制御に従って、広告302の掲載の有無を制御する。
図2(a)に示すように、広告枠に対する広告302の掲載の可否に関する広告掲載制御装置100による決定の結果、ウェブページ301に広告302が表示されている場合において、ユーザがその広告302をクリックすると、広告主提供サイトサーバ400は、広告302にリンクされた広告主提供サイトのウェブページ401をブラウザ21に提供する。これにより、ブラウザ21は、広告掲載サイトのウェブページ301から広告主提供サイトのウェブページ401へ遷移し、当該広告主提供サイト上のウェブページ401を表示する。なお、広告の効果測定を行うために「リダイレクト計測」が適用されている場合は、図2(b)に示すように、広告掲載サイトのウェブページ301からクリック計測サーバを経由して広告主提供サイトのウェブページ401へ遷移する。
広告掲載サイトのウェブページには、HTML(Hyper Text Markup Language)、CSS(Cascading Style Sheet)またはJavaScript(登録商標)のいずれか1つまたはそれらを組み合わせた広告表示用タグが事前に埋め込まれている。このタグは広告表示のために機能するものであり、公知のものである。このタグが埋め込まれたウェブページに対してブラウザ21からアクセスが行われると、タグが実行され、その結果として所定のHTTP(Hypertext TransferProtocol)リクエストがブラウザ21から本実施形態の広告掲載制御装置100に送信される。このHTTPリクエストには、アクセスに使用しているブラウザ21の種類およびバージョンを示す文字列すなわちUser-Agentが含まれている。広告掲載制御装置100では、HTTPリクエストからブラウザ21の種類・バージョンをはじめとした情報をアクセスログ情報として取得する。なお、この手順も公知のものである。
プロトコル情報公開サーバ500は、ブラウザの種類およびバージョンと、そのブラウザが対応している暗号プロトコルとの対応関係を示した対応テーブル情報を公開するサーバである。プロトコル情報公開サーバ500により公開されている対応テーブル情報は、広告掲載制御装置100が広告掲載の可否を決定する際に参照される。
図3は、本実施形態による広告掲載制御装置100が備える機能構成例を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態の広告掲載制御装置100は、その機能構成として、サイト通信環境判別部10、閲覧環境判別部11、対応通信環境確認部12、掲載可否決定部13および配信制御部14を備えている。また、広告掲載制御装置100は、記憶媒体として記憶部16を備えている。
これらの各機能ブロック10〜14は、ハードウェア、DSP(Digital Signal Processor)、ソフトウェアの何れによっても構成することが可能である。例えばソフトウェアによって構成する場合、上記各機能ブロック10〜14は、実際にはコンピュータのCPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスクまたは半導体メモリ等の記録媒体に記憶されたプログラムが動作することによって実現される。
なお、広告掲載制御装置100は、各機能ブロック10〜14の全てを1つの装置として備えていることを必須とするものではない。すなわち、複数のサーバの集合体として広告掲載制御装置100が構成されるものとしてもよい。例えば、サイト通信環境判別部10および記憶部16を備えた第1のサーバと、閲覧環境判別部11、対応通信環境確認部12、掲載可否決定部13および配信制御部14を備えた第2のサーバとの組み合わせにより広告掲載制御装置100を構成してもよい。
サイト通信環境判別部10は、広告主提供サイトにアクセス可能な通信環境をあらかじめ判別し、それを許容通信環境情報として記憶部16に記憶させる。すなわち、サイト通信環境判別部10は、広告主提供サイトサーバ400が対応する通信プロトコル・暗号プロトコルを判別し、その結果を記憶部16に記憶させる。なお、対応可能な通信プロトコル・暗号プロトコルの判別は、公知の技術を用いて行うことが可能である。例えば、公知の技術として、セキュリティ脆弱性検査で用いられるスキャンツールなどを用いることが可能である。
本実施形態において、広告主提供サイトはPCIDSSの最新版(V3.2)に対応している。そのため、サイト通信環境判別部10は、広告主提供サイトサーバ400がTLS1.1以降の暗号プロトコルに対応していることを判別し、TLS1.1以降の暗号プロトコルを許容通信環境情報として記憶部16に記憶させる。
サイト通信環境判別部10による通信環境の判別は、広告配信前および広告配信中、またはそのいずれかのタイミングで、間隔をおいて繰り返し行う。そして、前回の判別により取得した許容通信環境情報が記憶部16に記憶されている場合には、前回の許容通信環境情報を今回の新たな許容通信環境情報で上書きする。なぜならば、広告主提供サイトサーバ400の仕様が設定変更やソフトウェアのバージョンアップなどによって変更される可能性があるためである。
なお、あらゆる通信手段をもってしてもサイト通信環境判別部10が広告主提供サイトサーバ400に接続できない場合には、広告主提供サイトサーバ400またはサイト通信環境判別部10においてシステム障害が発生している可能性があるため、許容通信環境情報を記憶部16に記憶しない。
閲覧環境判別部11は、ユーザ端末200のブラウザ21から広告掲載サイトへのアクセスが行われたときに、そのブラウザ21の種類およびバージョン(ユーザ端末200におけるウェブサイトの閲覧環境の一態様)を判別する。上述したように、ユーザ端末200から広告掲載サイトへのアクセスが行われると、当該サイト上のウェブページに埋め込まれている広告表示用タグが実行され、ブラウザ21の種類およびバージョンを含むアクセスログ情報が広告掲載制御装置100により取得される。閲覧環境判別部11は、このアクセスログ情報に基づいて、ブラウザ21の種類およびバージョンを判別する。
対応通信環境確認部12は、閲覧環境判別部11により判別されたブラウザ21の種類およびバージョンに基づいて、プロトコル情報公開サーバ500により構成されている所定の対応テーブル情報を参照することにより、広告掲載サイトへのアクセスに使われたブラウザ21が対応している暗号プロトコル(通信環境の一態様)を確認する。
掲載可否決定部13は、対応通信環境確認部12により確認された暗号プロトコルが、ユーザ端末200が現在アクセスしている広告掲載サイト関して記憶部16に記憶されている許容通信環境情報により示される暗号プロトコルと合致するか否かに応じて、当該広告掲載サイトへの広告の掲載の可否を決定する。すなわち、掲載可否決定部13は、対応通信環境確認部12により確認された暗号プロトコルが、記憶部16に記憶されているTLS1.1以降の暗号プロトコルと合致しない場合に、広告掲載サイトへの広告の掲載を行わないことを決定する。
配信制御部14は、掲載可否決定部13による広告掲載の可否の決定に従って、広告掲載サイトサーバ300による広告掲載サイトへの広告配信を制御する。本実施形態において、配信制御部14は、広告掲載サイトへの広告の掲載を行わないことが掲載可否決定部13により決定された場合、広告掲載サイトへの広告の配信を停止するよう、広告掲載サイトサーバ300を制御する。すなわち、配信制御部14は、広告掲載サイトサーバ300が広告掲載サイトのウェブページ内に広告を埋め込む処理を停止するよう、広告掲載サイトサーバ300を制御する。
図4は、上記のように構成した本実施形態による広告掲載制御装置100の動作例を示すフローチャートである。なお、このフローチャートは、閲覧環境判別部11、対応通信環境確認部12、掲載可否決定部13および配信制御部14により実行される処理を示したものである。サイト通信環境判別部10による処理はこのフローチャートによる処理とは別に実行され、許容通信環境情報が記憶部16に既に記憶されているものとする。
まず、閲覧環境判別部11は、ユーザ端末200のブラウザ21から広告掲載サイトへのアクセスが行われたときに分析用タグのプログラムによって送られてくるアクセスログ情報を取得したか否かを判定する(ステップS1)。閲覧環境判別部11がアクセスログ情報を取得していない場合は、図4に示すフローチャートの処理を終了する。
閲覧環境判別部11がアクセスログ情報を取得した場合、閲覧環境判別部11は、そのアクセスログ情報に基づいて、ブラウザ21の種類およびバージョンを判別する(ステップS2)。また、対応通信環境確認部12は、閲覧環境判別部11により判別されたブラウザ21の種類およびバージョンに基づいて、プロトコル情報公開サーバ500により構成されている所定の対応テーブル情報を参照することにより、広告掲載サイトへのアクセスに使われたブラウザ21が対応している暗号プロトコルを確認する(ステップS3)。
次いで、掲載可否決定部13は、対応通信環境確認部12により確認された暗号プロトコルが、記憶部16に記憶されている許容通信環境情報により示される暗号プロトコル(TLS1.1以降の暗号プロトコル)と合致するか否かを判定し(ステップS4)、合致しない場合には、広告掲載サイトへの広告の掲載を行わないことを決定する(ステップS5)。そして、この決定を受けて配信制御部14は、広告掲載サイトへの広告の配信(埋め込み)を停止するよう広告掲載サイトサーバ300に指示を出力する(ステップS6)。これにより、図4に示す広告掲載制御装置100の処理は終了する。
上記ステップS6で広告配信の停止指示を受けた広告掲載サイトサーバ300は、ユーザ端末200がアクセスしている広告掲載サイトのウェブページに対する広告の配信(埋め込み)を停止し、広告が埋め込まれていない状態のウェブページをユーザ端末200のブラウザ21に提供する。このように、ブラウザ21の対応している暗号プロトコルがTLS1.1以降の暗号プロトコルではない場合、すなわち、暗号プロトコルがTLS1.0以前の場合、広告掲載サイトのウェブページは表示されるものの、広告は表示されない。よって、広告をクリックして広告主提供サイトへ遷移することもない。
一方、上記ステップS4において、対応通信環境確認部12により確認された暗号プロトコルが、記憶部16に記憶されている許容通信環境情報により示される暗号プロトコル(TLS1.1以降の暗号プロトコル)と合致すると掲載可否決定部13により判定された場合は、ステップS5,S6の処理を行うことなく、図4に示す広告掲載制御装置100の処理は終了する。この場合、広告掲載サイトサーバ300は、ブラウザ21からのアクセスを受けた後、所定時間以内に広告掲載制御装置100から広告配信の停止指示を受けないことになる。この場合、広告掲載サイトサーバ300は、通常通り広告掲載サイトのウェブページに広告を埋め込んでユーザ端末200のブラウザ21に提供する。
このように、ブラウザ21の対応している暗号プロトコルがTLS1.1以降の場合は、広告掲載サイトのウェブページに広告が表示さる。よって、ユーザは、広告をクリックすることにより、リンクされた広告主提供サイトへの遷移を指示することが可能である。広告がクリックされた場合、広告主提供サイトがPCIDSSの最新版に準拠したものであっても、これをブラウザ21にて表示することが可能である。
以上詳しく説明したように、本実施形態の広告掲載制御装置100では、広告主提供サイトにアクセス可能な通信環境をサイト通信環境判別部10によってあらかじめ判別し、それを許容通信環境情報として記憶部16に記憶させておく。そして、クリックによって広告主提供サイトへ遷移するように設定された広告を表示可能な広告掲載サイトへのアクセスがブラウザ21から行われたとき、広告掲載サイトのウェブページに埋め込まれた分析用タグのプログラムによって送られてくるアクセスログ情報に基づいてブラウザ21の種類およびバージョンを判別するとともに、その判別の結果を利用して、ブラウザ21が対応している暗号プロトコルを確認し、当該確認した暗号プロトコルが、許容通信環境情報により示される暗号プロトコルと合致するか否かに応じて広告掲載サイトへの広告の掲載の可否を決定するようにしている。そして、広告の掲載を行わないことを決定した場合に、広告掲載サイトサーバ300を制御して広告の配信を自動停止するようにしている。
このように構成した本実施形態によれば、広告掲載サイトへのアクセスを行ったブラウザ21の種類およびバージョンが対応している暗号プロトコルが、広告掲載サイトが対応している暗号プロトコルに合致していないことが確認されると、広告掲載サイトに表示された広告をクリックしても、PCIDSSの最新版に準拠したリンク先の広告主提供サイトを表示することができない場合に該当するため、広告掲載サイトへの広告の掲載自体が停止される。これにより、人力で広告配信の設定をきめ細かく行うといった多くの手間をかけることなく、ブラウザ21上に表示された広告掲載サイトの広告をクリックしても遷移先の広告主提供サイトを表示することができないという問題を解消することができる。
なお、上記実施形態では、本実施形態の広告掲載制御装置100を適用した広告配信システムの構成例として図1を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5のような構成の広告配信システムに本実施形態の広告掲載制御装置100’を適用することも可能である。なお、この図5において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
図5に示す広告配信システムは、図1に示した広告掲載制御装置100に代えて広告掲載制御装置100’を備えている。また、図5に示す広告配信システムは、広告供給サーバ700を更に備えている。この図5に示す広告配信システムは、RTB(Real Time Bidding:リアルタイム入札)による広告配信に適用して好適なものであり、広告掲載制御装置100’がDSP(Demand Side Platform)、広告供給サーバ700がSSP(Supply Side Platform)に相当する。DSPは広告主の利益を最大化するためのプラットフォームであり、SSPは広告媒体の利益を最大化するためのプラットフォームである。なお、実際にはDSPは複数存在するが、全てのDSPが本実施形態の広告掲載制御装置100’を実装していることは必須でない。
RTBとは、広告の1インプレッション(表示)ごとにリアルタイムのオークション方式で広告を選択するシステムである。すなわち、DSPである広告掲載制御装置100’から入札された広告の中から最も入札金額の高い広告がSSPである広告供給サーバ700により選択され、選択された広告が広告掲載サイトサーバ300を介してウェブページの広告枠に配信される。RTBの導入により、売り手である媒体は広告表示1回ごとに広告収益を最大化することが可能となり、買い手である広告主は広告表示1回ごとに最適な市場価格で広告露出を図ることが可能となる。
ここで、RTBによる広告配信の流れを簡単に説明する。ユーザ端末200のブラウザ21から広告掲載サイトのウェブページにアクセスがあると、そのことが広告掲載サイトサーバ300から広告供給サーバ700(SSP)に通知される。広告供給サーバ700は、そのウェブページ内の広告枠に対して広告を表示したいというDSPを募集する(ビットリクエストという)。このとき、広告供給サーバ700は、User-Agent文字列を一緒にDSPに通知する。User-Agent文字列は、広告枠の情報や、アクセスしてきたユーザがどんな人物なのかというCookie情報、アクセスに使用されているブラウザ21の種類およびバージョンを示す情報を含む。
SSPと提携するDSPは、User-Agent文字列の情報をもとにどの広告をいくらで出稿するか決め、SSPへ希望を通知する(ビッドレスポンスという)。このときにDSPが提示した金額が入札金額である。ここで、あるDSPが本実施形態の広告掲載制御装置100’を実装している場合は、上記実施形態で説明した方法によって広告掲載の可否を決定する。そして、広告掲載サイトへの広告の掲載を行わないことが決定された場合は、広告供給サーバ700に対する広告の入札を停止し、広告の掲載を行うことが決定された場合は、広告供給サーバ700に対する広告の入札を行う。
広告供給サーバ700は、複数のDSPから入札された広告の中から最も入札金額の高い広告を選択し、当該選択した広告を広告掲載サイトサーバ300に供給することにより、ブラウザ21からアクセスされているウェブページの広告枠に広告を掲載させる。
図6は、図5に示す広告掲載制御装置100’が備える機能構成例を示すブロック図である。なお、この図6において、図3に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。図6に示すように、広告掲載制御装置100’は、その機能構成として、配信制御部14に代えて入札制御部15を備えている。入札制御部15は、上述したように、掲載可否決定部13による広告掲載の可否の決定に従って、広告掲載サイトへの広告の配信を制御している広告供給サーバ700に対する入札の有無を制御する。
以上の図5および図6のように構成された広告配信システムにおいて、DSPに広告掲載制御装置100’を適用した場合、広告掲載サイトへのアクセスを行ったブラウザ21の種類およびバージョンが対応している暗号プロトコルが、広告掲載サイトが対応している暗号プロトコルに合致しておらず、広告掲載サイトに表示された広告をクリックしても、PCIDSSの最新版に準拠したリンク先の広告主提供サイトを表示することができない可能性があるもの(対応している暗号プロトコルがTLS1.0以前の旧式ブラウザ)に該当するときは、SSPへの広告の入札自体を停止することができる。これにより、そのDSPに依頼した広告主の広告が広告掲載サイトに無駄に掲載されることを防止でき、DSPは広告主の利益の最大化を図ることができる。
また、上記実施形態では、掲載可否決定部13が、対応通信環境確認部12により確認された暗号プロトコルが、広告主提供サイトにアクセス可能な通信環境としてあらかじめ判別した暗号プロトコル(TLS1.1以降の暗号プロトコル)と合致しない場合に、広告掲載サイトへの広告の掲載を停止することを決定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、掲載可否決定部13は、対応通信環境確認部12により確認された暗号プロトコルが、広告主提供サイトにアクセス可能な通信環境としてあらかじめ判別した暗号プロトコル(TLS1.1以降の暗号プロトコル)と合致する場合にのみ、広告掲載サイトへの広告の掲載を行うことを決定するようにしてもよい。この場合、広告掲載サイトサーバ300は、広告配信実行の指示を受けて広告掲載サイトへの広告配信を実行する一方、ブラウザ21から広告掲載サイトへのアクセスが行われた時点から所定時間以内に指示がない場合に、広告掲載サイトへの広告の配信を停止する。
また、上記実施形態では、掲載可否決定部13が広告掲載の停止を決定した場合にのみ、広告配信停止の指示を広告掲載サイトサーバ300に出力し、ブラウザ21から広告掲載サイトへのアクセスが行われた時点から所定時間以内に指示がない場合に広告掲載サイトサーバ300が広告配信を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、掲載可否決定部13が広告掲載の停止を決定した場合には広告配信停止の指示を広告掲載サイトサーバ300に出力し、そうでない場合には広告配信実行の指示を広告掲載サイトサーバ300に出力するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、PCIDSSの最新版のリリースによって旧式の暗号プロトコル(TLS1.0以前のバージョン)の使用が禁止されることに伴う問題を解消するための構成として、ブラウザ21が対応している暗号プロトコルを確認して広告掲載サイトへの広告の掲載の可否を決定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、システム上の何らかの規約や運用などの改訂によって、改訂後に使用可能な通信環境が規制されることになる場合において、ユーザ端末200におけるウェブサイトの閲覧環境が、改訂後に許容される通信環境に対応しているか否かに応じて広告掲載の可否を決定することに本実施形態の仕組みを広く適用することが可能である。
規制の対象となり得る通信環境としては、上記実施形態で説明した暗号プロトコルのバージョンの他に、通信プロトコル(例えば、HTTPプロトコルなど)のバージョン、通信プロトコルの設定パラメータ、暗号プロトコルの設定パラメータ(例えば、TLSプロトコルの設定パラメータSNI(Server Name Indication)など)、通信に使用する暗号アルゴリズムの組み合わせ(CipherSuite)などが考えられる。
また、許容される通信環境にユーザ端末200が対応しているか否かを判定する際の判断基準となる閲覧環境としては、上記実施形態で説明したブラウザ21の種類およびバージョンの他に、ユーザ端末200のオペレーティングシステム(OS)の種類およびバージョン、ユーザ端末200の種類などが考えられる。ブラウザ21の種類、ブラウザ21のバージョン、OSの種類、OSのバージョン、ユーザ端末200の種類の5つは、何れか1つを単独で用いて判定する場合もあるし、複数を組み合わせて判定する場合もある。例えば、OSとブラウザとの組み合わせの内容が、TLSプロトコルの設定パラメータSNIへの対応の可否に影響する場合がある。なお、上記5つの情報は何れも、上述したアクセスログ情報またはUser-Agent文字列から得ることが可能である。
上述したユーザ端末200の閲覧環境の何れかおよび通信環境の何れかを用いて広告掲載の可否を決定する場合、プロトコル情報公開サーバ500が記憶する対応テーブル情報(ブラウザの種類およびバージョンと、そのブラウザが対応している暗号プロトコルとの対応関係を示した対応テーブル情報)に代えて、閲覧環境の何れかと、その閲覧環境が対応している通信環境の何れかとの対応関係を示した対応テーブル情報を用いればよい。
また、上記実施形態では、プロトコル情報公開サーバ500により公開されている対応テーブル情報を参照して広告掲載の可否を決定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、プロトコル情報公開サーバ500により公開されている対応テーブル情報と同等の情報を広告掲載制御装置100,100’にあらかじめ記憶しておいて、広告掲載制御装置100,100’に記憶された対応テーブル情報を参照して広告掲載の可否を決定するようにしてもよい。プロトコル情報公開サーバ500が記憶する対応関係情報以外の対応関係情報を用いる場合も同様であり、公開サーバにより構成された情報であってもよいし、広告掲載制御装置100,100’があらかじめ記憶した情報であってもよい。
また、上記実施形態では、掲載可否決定部13により広告掲載を行わないことが決定された場合、配信制御部14の制御によって、広告掲載サイトサーバ300による広告掲載サイトへの広告の配信を自動的に停止する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、掲載可否決定部13による決定内容を広告掲載サイトサーバ300に通知するのみとしてもよい。この場合、広告掲載サイトサーバ300の運用管理者は、広告掲載を行わないことが決定された広告掲載サイトに広告を配信しないように手動で設定を行う。このようすれば、次回以降は広告の配信を行わないようにすることができる。同様に、入札制御部15の制御によって、広告供給サーバ700に対する広告の入札を自動的に停止することに代えて、広告掲載制御装置100’ の管理者が入札の設定を手動で行うようにしてもよい。
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
10 サイト通信環境判別部
11 閲覧環境判別部
12 対応通信環境確認部
13 掲載可否決定部
14 配信制御部
15 入札制御部
16 記憶部
21 ブラウザ
100,100’ 広告掲載制御装置
200 ユーザ端末
300 広告掲載サイトサーバ
400 広告主提供サイトサーバ
500 プロトコル情報公開サーバ
700 広告供給サーバ

Claims (8)

  1. 広告主提供サイトにアクセス可能な通信環境をあらかじめ判別し、許容通信環境情報として記憶部に記憶させるサイト通信環境判別部と、
    クリックによって上記広告主提供サイトへ遷移するように設定された広告を表示可能な広告掲載サイトへのアクセスがユーザ端末から行われたときに、上記ユーザ端末におけるウェブサイトの閲覧環境を判別する閲覧環境判別部と、
    上記閲覧環境判別部により判別された上記ユーザ端末の閲覧環境に基づいて、所定の対応テーブル情報を参照することにより、上記閲覧環境が対応している通信環境を確認する対応通信環境確認部と、
    上記対応通信環境確認部により確認された通信環境が、上記ユーザ端末が現在アクセスしている広告掲載サイト関して上記記憶部に記憶されている上記許容通信環境情報により示される通信環境と合致するか否かに応じて、上記広告掲載サイトへの広告の掲載の可否を決定する掲載可否決定部とを備えたことを特徴とする広告掲載制御装置。
  2. 上記掲載可否決定部は、上記対応通信環境確認部により確認された通信環境が、上記許容通信環境情報により示される通信環境と合致しない場合に、上記広告掲載サイトへの広告の掲載を停止することを決定することを特徴とする請求項1に記載の広告掲載制御装置。
  3. 上記掲載可否決定部は、上記対応通信環境確認部により確認された通信環境が、上記許容通信環境情報により示される通信環境と合致する場合にのみ、上記広告掲載サイトへの広告の掲載を行うことを決定することを特徴とする請求項1に記載の広告掲載制御装置。
  4. 上記ユーザ端末の閲覧環境は、上記広告掲載サイトへのアクセスに使われたブラウザの種類およびバージョン、上記ユーザ端末のオペレーティングシステムの種類およびバージョン、並びに上記ユーザ端末の種類の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の広告掲載制御装置。
  5. 上記通信環境は、通信プロトコルまたは通信に使用する暗号プロトコルのバージョン、上記通信プロトコルまたは上記暗号プロトコルの設定パラメータ、並びに通信に使用する暗号アルゴリズムの組み合わせの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の広告掲載制御装置。
  6. 上記掲載可否決定部による広告掲載の可否の決定に従って、上記広告掲載サイトへの広告の配信を制御する配信制御部を更に備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の広告掲載制御装置。
  7. 上記掲載可否決定部による広告掲載の可否の決定に従って、上記広告掲載サイトへの広告の配信を制御している広告供給サーバに対する入札を制御する入札制御部を更に備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の広告掲載制御装置。
  8. 広告掲載制御装置のサイト通信環境判別部が、広告主提供サイトにアクセス可能な通信環境をあらかじめ判別し、許容通信環境情報として記憶部に記憶させるサイト通信環境判別ステップと、
    上記広告掲載制御装置の閲覧環境判別部が、クリックによって上記広告主提供サイトへ遷移するように設定された広告を表示可能な広告掲載サイトへのアクセスがユーザ端末から行われたときに、上記ユーザ端末におけるウェブサイトの閲覧環境を判別する閲覧環境判別ステップと、
    上記広告掲載制御装置の対応通信環境確認部が、上記閲覧環境判別部により判別された上記ユーザ端末の閲覧環境に基づいて、所定の対応テーブル情報を参照することにより、上記閲覧環境が対応している通信環境を確認する対応通信環境確認ステップと、
    上記広告掲載制御装置の掲載可否決定部が、上記対応通信環境確認部により確認された通信環境が、上記ユーザ端末が現在アクセスしている広告掲載サイト関して上記記憶部に記憶されている上記許容通信環境情報により示される通信環境と合致するか否かに応じて、上記広告掲載サイトへの広告の掲載の可否を決定する掲載可否決定ステップとを有することを特徴とする広告掲載制御方法。
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