JP2009086929A - クーポンシステム、クーポン管理方法およびプログラム - Google Patents

クーポンシステム、クーポン管理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】個人情報の漏洩を抑制可能なクーポンシステムを提供する。
【解決手段】クーポンシステム1は、クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納手段11と、前記クーポンIDが入力された端末から送信された当該クーポンIDと、前記利用条件の判定用として使用される当該端末の通信情報と、を受け付け、当該通信情報が、当該クーポンIDと関連する前記利用条件を満たす場合、当該クーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする制御手段12と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、クーポンシステム、クーポン管理方法およびプログラムに関する。
現在、インターネット等のネットワーク上に開設された仮想的な店舗を用いて商品を販売する電子商取引が広く普及している。
仮想的な店舗を使用した販売形態では、販売者は、直に顧客を観察できないため、個々の顧客の特徴を把握することは困難である。よって、仮想的な店舗での販売形態の場合、現実の店舗での販売形態と比べて、顧客の特徴に応じた商品を適宜推奨することが困難であった。
仮想的な店舗での販売形態において顧客の特徴に応じた商品を推奨する手法として、クーポンを利用した電子商取引が提案されている。具体的には、顧客の特徴に応じたクーポンが顧客に発行され、顧客は、そのクーポンを使って商品を購入する。
しかしながら、クーポンは、意図しない形態で使用される可能性がある。例えば、特定の顧客向けに発行した値引きクーポンが、他の顧客によって使用されてしまう可能性がある。
特許文献1、2および3には、クーポンの不正使用を防止可能なシステムが記載されている。
特許文献1に記載の電子クーポンシステムは、電子クーポンと顧客のクレジットカード番号とを関連づけて記憶する。その後、この電子クーポンシステムは、顧客から、その記憶されたクレジットカード番号を受け付けると、その記憶された電子クーポンが有する割引などの特典を電子商取引に適用する。
特許文献2に記載のシステムは、クーポン番号と暗証番号とを関連づけて記憶する。その後、このシステムは、顧客から、それら記憶されたクーポン番号および暗証番号を受け付けると、そのクーポン番号に対応するサービスを提供する。
特許文献3に記載の電子クーポンシステムは、顧客から、パスワードを受け付けると、そのパスワードを用いてデジタル署名を生成し、そのデジタル署名が付与されたクーポンを顧客に提供する。その後、この電子クーポンシステムは、顧客から、そのデジタル署名が付与されたクーポンと、そのパスワードとを受け付けると、そのクーポンに対応するサービスを提供する。
特開2002‐24530号公報 特開2006‐4127号公報 特開平11‐328269号公報
特許文献1から3に記載のシステムが使用される場合、顧客は、クーポンを使用するために、事前にシステムに提供してある情報(クレジットカード番号、暗証番号またはパスワード)を再度システムに提供することになる。
このうち暗証番号またはパスワードを用いた方法では、依然として不正利用を防止しきれないという問題がある。クーポンを使用するためにシステムに提供する暗証番号またはパスワードが、顧客にとって何の意味もなさない単なる数字の羅列であった場合、顧客自らは何らの損害を被ることなくクーポン番号と暗証番号またはパスワードを一緒に第三者に提供することが可能となる。その結果、本来ならクーポンの使用条件を満たしていない者でもクーポン番号と暗証番号またはパスワードを一緒に譲り受けてしまえば容易にクーポンを使用することができてしまう。
もう1つの問題は、個人情報漏洩の問題である。暗証番号またはパスワードに相当するものとしてクレジットカード番号を用いれば、これを第三者に提供することは考え難く、前記1つ目問題は解決し得る。しかし、顧客から提供されたクレジットカード番号を管理、保管するクーポンシステムのセキュリティ上の欠陥に起因するなどしてクレジットカード番号が外部に漏洩するという極めて重大な個人情報漏洩事故につながる危険性がある。また顧客によっては多数の暗証番号またはパスワードを使い分けることを嫌い、金融機関用の暗証番号またはパスワードをクーポン用の暗証番号またはパスワードとして使う可能性もある。従って、クーポン用の暗証番号またはパスワードの漏洩がクレジットカード番号の漏洩と同様に重大な問題となる可能性もある。
本発明の目的は、上述した課題を解決することが可能なクーポンシステム、クーポン管理方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1のクーポンシステムは、端末と通信可能なクーポンシステムであって、クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納手段と、前記端末から、当該端末に入力された前記クーポンIDと、当該端末の通信情報と、を受け付け、当該通信情報が、当該クーポンIDと関連する前記利用条件を満たす場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする制御手段と、を含む。
本発明の第1のクーポン管理方法は、端末と通信可能なクーポンシステムでのクーポン管理方法であって、クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納ステップと、前記端末から、当該端末に入力された前記クーポンIDと、当該端末の通信情報と、を受け付け、前記通信情報が、前記受け付けられたクーポンIDと関連する前記利用条件を満たす場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする制御ステップと、を含む。
本発明のプログラムは、コンピュータを、クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納手段、および、端末から、当該端末に入力された前記クーポンIDと、当該端末の通信情報と、を受け付け、当該通信情報が、当該クーポンIDと関連する前記利用条件を満たす場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする制御手段として機能させる。
本発明によれば、クーポンシステムにおいて、クーポンを発行する側が意図しない不正な利用を防ぐことが可能となる。しかも、その手段として顧客からクレジットカード番号等の個人情報を提供してもらうことを必要としないので、それらの情報の漏洩を防止することが可能になる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。
図1において、クーポンシステム1は、格納部11と制御部12とを含む。クーポンシステム1において、格納部11と制御部12は、互いに別々の装置であってもよいし、一体であってもよい。
なお、格納部11と制御部12が一体の場合、クーポンシステム1は、ハードディスクまたはメモリに記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。ハードディスクまたはメモリは、一般的に、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体と呼ぶことができる。この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、格納部11および制御部12として機能する。
クーポンシステム1は、例えば、インターネット等のネットワーク上に仮想的な店舗を開設して商品を販売する電子商取引を行う。
クーポンシステム1は、インターネット等の通信回線2を介して端末3と通信する。
端末3は、格納部31と、入力部32と、制御部33とを含む。
格納部31には、端末3に予め付与されている端末特定情報が格納されている。なお、端末特定情報は、端末3の通信情報の一例である。
本実施形態では、端末特定情報として、端末3のIPアドレスが利用される。なお、端末特定情報は、端末3のIPアドレスに限らず適宜変更可能である。
入力部32は、例えば、キーボードまたはマウスである。入力部32は、顧客などのユーザから、クーポンを識別するためのクーポンID(識別情報)を受け付ける。
制御部33は、クーポンシステム1にアクセスした場合、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31内の端末3のIPアドレスを、クーポンシステム1に提供する。
クーポンシステム1内の格納部11は、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
格納部11は、クーポンを識別するためのクーポンIDと、そのクーポンの利用条件とを、関連づけて格納する。クーポンIDは、例えば、クーポン番号である。利用条件は、クーポンが提供された顧客を特定するための条件としても機能する。
図2は、格納部11内の情報の一例を示した説明図である。
図2において、格納部11には、クーポンID11aと利用条件11bとが、互いに関連づけられて格納されている。
例えば、クーポンID11aである「AAA」は、利用条件11bである「aaa」と関連づけられ、クーポンID11aである「BBB」は、利用条件11bである「bbb」および「ccc」と関連づけられている。
本実施形態では、クーポンID11aごとに、クーポンID11aにて識別されるクーポンを利用可能な機器(以下「利用可能端末」と称する。)が関連づけられている。
本実施形態では、利用条件11bとして、利用条件11bに関連する利用可能端末に予め付与されているIPアドレスが利用される。
制御部12は、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
制御部12は、端末3から送信されたクーポンIDと、利用条件の判定用として使用される端末3の通信情報(端末3のIPアドレス)と、を受け付ける。
制御部12は、端末3からのクーポンIDと端末3の通信情報とを受け付けた場合、格納部11を参照して、端末3からのクーポンIDと関連する利用条件(利用可能端末のIPアドレス)を特定する。
制御部12は、端末3の通信情報が、その特定された利用条件を満たす場合、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
換言すると、制御部12は、端末3からクーポンIDを受け取ると、格納部11から、そのクーポンIDと関連する利用条件を読み出し、端末3との通信に関わる通信情報が、その読み出された利用条件を満たしている場合に、そのクーポンIDにて識別されるクーポンを有効と判断する。
本実施形態では、制御部12は、端末3のIPアドレスが、その特定された利用可能端末のIPアドレスに該当する場合、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
その後、制御部12は、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を電子商取引に適用する。
次に、第1実施形態の動作を説明する。
図3は、第1実施形態のクーポンシステム1の動作を説明するためのシーケンス図である。以下、図3を参照して、クーポンシステム1の動作を説明する。
なお、端末3は、例えば、クーポンシステム1の運営者(商品の販売者)が管理する実際の店舗に設置されているとする。この場合、端末3のIPアドレスは、端末3が設置された地域(特定の地域)に対応することになる。なお、端末3の設置場所は、適宜変更可能である。
端末3が設置された店舗で、販売員が、顧客に、端末3が設置された地域(特定の地域)で利用可能なクーポンのクーポンIDを提供する。
顧客は、そのクーポンIDを使用する場合、端末3の入力部32を操作して、そのクーポンIDを端末3に入力する(ステップ301)。
端末3の制御部33は、入力部32がクーポンIDを受け付けると、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31内の端末3のIPアドレスとを、クーポンシステム1に提供する(ステップ302)。
クーポンシステム1の制御部12は、端末3から、クーポンIDと、端末3のIPアドレスと、を受け付ける(ステップ303)。
制御部12は、クーポンIDと端末3のIPアドレスとを受け付けると、格納部11を参照して、そのクーポンIDと関連する利用条件(つまり、利用可能端末のIPアドレス)を特定する(ステップ304)。
制御部12は、端末3のIPアドレスが、その利用可能端末のIPアドレスに該当する場合(ステップ305)、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする(ステップ306)。
その後、制御部12は、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を、電子商取引に適用する(ステップ307)。
一方、端末3のIPアドレスが、その利用可能端末のIPアドレスに該当しない場合(ステップ305)、例えば、端末3が設置された地域で利用可能なクーポンIDが、端末3以外の端末(他の地域)で使用された場合、制御部12は、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンの使用を禁止する(ステップ308)。
なお、上記では、端末3の制御部33は、クーポンIDを受け付けてから、クーポンシステム1と通信する。しかしながら、制御部33は、端末3の通信情報をクーポンシステム1に送信した後に、クーポンIDを受け付け、その後、そのクーポンIDをクーポンシステム1に送信してもよい。
本実施形態によれば、格納部11は、クーポンを識別するためのクーポンIDと、そのクーポンの利用条件と、を関連づけて格納する。制御部12は、端末3の通信情報が、端末3からのクーポンIDと関連する利用条件を満たす場合、そのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
つまり、端末3の通信情報が、クーポンの不正使用を防止するための情報として使用される。
このため、顧客は、個人情報を端末3に入力する必要がない。このため、クーポンシステム1の利用時に個人情報が漏洩することを防止可能になる。また、顧客が個人情報を端末に入力する煩わしい動作を不要にすることが可能になる。
また、端末3の通信情報がクーポンの不正使用を防止するために使用されるので、顧客がクーポンID以外の情報を入力することが、必要とされない。
このため、クーポンシステム1の運営者以外の者が、クーポンの不正使用を防止するためにクーポンシステムが行っている不正判別手法を容易に類推することが困難となる。
よって、例えば、悪意のある者は、クーポンIDの不正使用に失敗しても、その失敗の理由を明確に理解することが困難となる。よって、クーポンの不正使用を、さらに抑制することが可能になる。
また、本実施形態では、利用条件は、クーポンが提供された顧客を特定するための条件として機能する。
この場合、クーポンが提供された顧客以外の者が、クーポンを使用することを防止可能になる。
また、本実施形態では、利用条件は、クーポンを利用可能な機器を特定するための機器情報であり、通信情報は、クーポンIDが入力された端末に予め付与されている端末特定情報であり、制御部12は、端末特定情報が、クーポンIDと関連する機器情報に該当する場合、そのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
この場合、さらに、クーポンIDが入力される端末単位で、クーポンの使用を制限することが可能になる。
また、本実施形態では、機器情報は、クーポンを利用可能な機器のIPアドレスであり、端末特定情報は、クーポンIDが入力された端末のIPアドレスである。
この場合、例えば、HTTPの通信手順で通信先に受け渡すことが決められているIPアドレスを、クーポンの不正使用を防止するための情報としても使用することが可能になる。よって、クーポンの不正使用を防止するための専用の情報を不要にでき、通信情報の増大を防止可能になる。
また、クーポンを利用可能な機器のIPアドレスは、その機器が設置された地域(特定の地域)に対応することになる。このため、地域単位で、クーポンの使用を制限することが可能になる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。図4において、図1に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第2実施形態は、機器情報として、クーポンを利用可能な機器が利用するプロバイダを特定するためのプロバイダ情報が使用され、また、端末特定情報として、クーポンIDが入力された端末が利用するプロバイダを特定するためのプロバイダ情報が使用される点で、第1実施形態と異なる。
以下、第2実施形態について説明する。
格納部31Aは、端末3が利用するプロバイダを特定するためのプロバイダ情報を、端末特定情報として格納する。
例えば、格納部31Aは、端末3が利用するプロバイダが端末3に割り当てたメールアドレスを格納する。このメールアドレスは、端末3が利用するプロバイダを特定するためのプロキシ情報(ドメイン名)を含む。
制御部33Aは、入力部32がクーポンIDを受け付けると、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31A内のプロバイダ情報とを、クーポンシステム1Aに提供する。
クーポンシステム1Aは、格納部11Aと制御部12Aとを含む。クーポンシステム1Aにおいて、格納部11Aと制御部12Aは、互いに別々の装置であってもよいし、一体であってもよい。
なお、格納部11Aと制御部12Aが一体の場合、クーポンシステム1Aは、ハードディスク等の記録媒体に記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、格納部11Aおよび制御部12Aとして機能する。
クーポンシステム1Aは、例えば、インターネット等のネットワーク上に仮想的な店舗を開設して商品を販売する電子商取引を行う。
クーポンシステム1Aは、通信回線2を介して端末3と通信する。
格納部11Aは、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
格納部11Aは、クーポンを識別するためのクーポンIDと、そのクーポンの利用条件(具体的には、機器情報)とを、関連づけて格納する。
本実施形態では、格納部11Aは、クーポンを利用可能な機器が利用するプロバイダを特定するためのプロバイダ情報を、機器情報として格納する。
例えば、格納部11Aは、クーポンを利用可能な機器が利用するプロバイダにて発行されたメールアドレスのプロキシ情報(ドメイン名)を格納する。
なお、プロバイダ情報は、そのプロバイダ情報にて特定されるプロバイダを利用する端末を使用する利用者を特定することになる。
制御部12Aは、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
制御部12Aは、端末3からクーポンIDとプロバイダ情報とを受け付ける。
制御部12Aは、クーポンIDとプロバイダ情報とを受け付けた場合、格納部11Aを参照して、端末3からのクーポンIDと関連するプロバイダ情報を特定する。
制御部12Aは、端末3からのプロバイダ情報が、その特定されたプロバイダ情報に該当する場合、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
その後、制御部12Aは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を電子商取引に適用する。
次に、第2実施形態の動作を説明する。
図5は、第2実施形態のクーポンシステム1Aの動作を説明するためのシーケンス図である。以下、図5を参照して、クーポンシステム1Aの動作を説明する。
なお、クーポンは、格納部11A内のプロバイダ情報にて特定されるプロバイダを利用する顧客に提供される。
顧客は、クーポンIDを使用する場合、端末3の入力部32を操作して、そのクーポンIDを端末3に入力する(ステップ501)。
端末3の制御部33Aは、入力部32がクーポンIDを受け付けると、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31A内のプロバイダ情報とを、クーポンシステム1Aに提供する(ステップ502)。
クーポンシステム1Aの制御部12Aは、端末3から、クーポンIDと、プロバイダ情報とを、受け付ける(ステップ503)。
制御部12Aは、クーポンIDとプロバイダ情報とを受け付けると、格納部11Aを参照して、そのクーポンIDと関連するプロバイダ情報を特定する(ステップ504)。
制御部12Aは、端末3からのプロバイダ情報が、その特定されたプロバイダ情報に該当する場合(ステップ505)、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする(ステップ506)。
その後、制御部12Aは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を、電子商取引に適用する(ステップ507)。
一方、端末3からのプロバイダ情報が、その特定されたプロバイダ情報に該当しない場合(ステップ505)、例えば、ある特定のプロバイダで有効なクーポンIDが、その特定のプロバイダ以外のプロバイダを利用する端末で使用された場合、制御部12Aは、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用不能にする(ステップ508)。
なお、端末3の制御部33Aは、端末3の通信情報をクーポンシステム1Aに送信した後に、クーポンIDを受け付け、その後、そのクーポンIDをクーポンシステム1Aに送信してもよい。
本実施形態によれば、制御部12Aは、端末3からのプロバイダ情報が、端末3からのクーポンIDに関連するプロバイダ情報に該当する場合、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
この場合、プロバイダ単位で、クーポンの使用を制限することが可能になる。
(第3実施形態)
図6は、本発明の第3実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。図6において、図1に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第3実施形態は、機器情報として、クーポンの配信先を示す配信先情報が使用される点で、第1実施形態と異なる。
以下、第3実施形態について説明する。
格納部31Bは、端末3に割り当てられたメールアドレスを格納する。
制御部33Bは、入力部32がクーポンIDを受け付けると、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31B内のメールアドレスとを、クーポンシステム1Bに提供する。
クーポンシステム1Bは、格納部11Bと制御部12Bとを含む。クーポンシステム1Bにおいて、格納部11Bと制御部12Bは、互いに別々の装置であってもよいし、一体であってもよい。
なお、格納部11Bと制御部12Bが一体の場合、クーポンシステム1Bは、ハードディスク等の記録媒体に記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、格納部11Bおよび制御部12Bとして機能する。
クーポンシステム1Bは、例えば、インターネット等のネットワーク上に仮想的な店舗を開設して商品を販売する電子商取引を行う。
クーポンシステム1Bは、通信回線2を介して端末3と通信する。
格納部11Bは、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
格納部11Bは、クーポンを識別するためのクーポンIDと、そのクーポンの利用条件(具体的には、機器情報)と、を関連づけて格納する。
本実施形態では、格納部11Bは、機器情報として、クーポンの配信先を示す配信先情報を格納する。
例えば、あるクーポン(クーポンID付きクーポン)が、特定の条件に該当する顧客(例えば、パソコンを購入してから3年以上経過した40代の男性)が使用する端末に、電子メールで配信された場合、格納部11Bは、機器情報として、その配信先である端末のメールアドレスを格納する。なお、制御部12Bが、クーポンID付きクーポンを、電子メールで配信してもよい。
制御部12Bは、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
制御部12Bは、端末3からクーポンIDとメールアドレスとを受け付ける。
制御部12Bは、クーポンIDとメールアドレスとを受け付けた場合、格納部11Bを参照して、端末3からのクーポンIDと関連するメールアドレスを特定する。
制御部12Bは、端末3からのメールアドレスが、その特定されたメールアドレスに該当する場合、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
その後、制御部12Bは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を電子商取引に適用する。
次に、第3実施形態の動作を説明する。
図7は、第3実施形態のクーポンシステム1Bの動作を説明するためのシーケンス図である。以下、図7を参照して、クーポンシステム1Bの動作を説明する。
なお、制御部12Bは、予め、顧客情報を保持しているものとする。顧客情報は、例えば、顧客が使用する端末のメールアドレスと、顧客の属性(性別、年齢、住所、購買履歴等)に関する情報と、を含む。
制御部12Bは、顧客情報を参照して、特定の条件に該当する顧客が使用する端末のメールアドレス(配信先)を選出する(ステップ701)。
続いて、制御部12Bは、その選出されたメールアドレスに、クーポンID付きクーポンを、電子メールで配信する(ステップ702)。
続いて、制御部12Bは、その選出されたメールアドレスと、クーポンに付加されているクーポンIDとを、互いに関連づけて格納部11に格納する(ステップ703)。
顧客は、その配信されたクーポンIDを使用する場合、端末3の入力部32を操作して、そのクーポンIDを端末3に入力する(ステップ704)。
端末3の制御部33Bは、入力部32がクーポンIDを受け付けると、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31B内のメールアドレスとを、クーポンシステム1Bに提供する(ステップ705)。
クーポンシステム1Bの制御部12Bは、端末3から、クーポンIDと、メールアドレスとを、受け付ける(ステップ706)。
制御部12Bは、クーポンIDとメールアドレスとを受け付けると、格納部11Bを参照して、そのクーポンIDと関連するメールアドレス(配信先)を特定する(ステップ707)。
制御部12Bは、端末3からのメールアドレスが、その特定されたメールアドレスに含まれる場合(ステップ708)、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする(ステップ709)。
その後、制御部12Bは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を、電子商取引に適用する(ステップ710)。
一方、端末3からのメールアドレスが、その特定されたメールアドレスに含まれない場合(ステップ708)、例えば、配信先の端末で有効なクーポンIDが、配信先以外の端末で使用された場合、制御部12Bは、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用不能にする(ステップ711)。
なお、端末3の制御部33Bは、端末3の通信情報をクーポンシステム1Bに送信した後に、クーポンIDを受け付け、その後、そのクーポンIDをクーポンシステム1Bに送信してもよい。
本実施形態によれば、制御部12Bは、端末3からのメールアドレスが、端末3からのクーポンIDに関連するメールアドレス(配信先情報)に該当する場合、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする。
この場合、配信先情報に基づいて、クーポンの使用を制限することが可能になる。
(第4実施形態)
図8は、本発明の第4実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。図8において、図1に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第4実施形態は、機器情報として、特定の条件に該当する端末から送信された、その端末を特定するための端末情報が使用される点、および、プッシュ型配信サーバ13が使用される点で、第1実施形態と異なる。
以下、第4実施形態について説明する。
プッシュ型配信サーバ13は、制御部13aと格納部11Cとを含む。
制御部13aは、クーポンを提供するための条件(以下「クーポン提供条件」と称する。)と、配信情報とを、端末3に提供する。
端末3の制御部33Cは、プッシュ型配信を受信するためのプログラムに従い、プッシュ型配信サーバ13からクーポン提供条件および配信情報を受け付けた場合、端末3がクーポン提供条件を満たすか否かを確認する。
端末3がクーポン提供条件を満たす場合、制御部33Cは、配信情報に応じた情報(例えば、クーポンが利用可能な商品の情報など)を端末3で表示する。
顧客が、入力部32を用いて、その表示をクリックすると、制御部33Cは、格納部31B内の端末情報(例えば、プッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号)を、プッシュ型配信サーバ13に提供する。
なお、プッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号とは、そのプログラムがインストールされている端末毎に異なるユニークな番号である。
プッシュ型配信サーバ13の制御部13aは、クーポン提供条件を満たす端末3から送信された端末情報(プッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号)を、クーポンIDと関連づけて、格納部11Cに格納する。
また、端末3の制御部33Cは、入力部32がクーポンIDを受け付けると、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31B内の端末情報(プッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号)とを、クーポンシステム1Cに提供する。
クーポンシステム1Cは、プッシュ型配信サーバ13と制御部12Cとを含む。クーポンシステム1Cにおいて、プッシュ型配信サーバ13と制御部12Cは、互いに別々の装置であってもよいし、一体であってもよい。
なお、プッシュ型配信サーバ13と制御部12Cが一体の場合、クーポンシステム1Cは、ハードディスク等の記録媒体に記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、プッシュ型配信サーバ13(制御部13aと格納部11C)および制御部12Cとして機能する。
クーポンシステム1Cは、例えば、インターネット等のネットワーク上に仮想的な店舗を開設して商品を販売する電子商取引を行う。
クーポンシステム1Cは、通信回線2を介して端末3と通信する。
格納部11Cは、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
格納部11Cは、クーポンを識別するためのクーポンIDと、そのクーポンの利用条件(具体的には、機器情報)とを、関連づけて格納する。
本実施形態では、格納部11Cは、クーポン提供条件を満たす端末から送信された端末情報(プッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号)を、機器情報として格納する。
制御部12Cは、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
制御部12Cは、端末3から、クーポンIDと、プッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号とを、受け付ける。
制御部12Cは、クーポンIDと、プッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号とを、受け付けた場合、格納部11Cを参照して、端末3からのクーポンIDと関連する機器情報を特定する。
制御部12Cは、端末3からのプッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号が、その特定された機器情報に該当する場合、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする。
その後、制御部12Cは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を電子商取引に適用する。
次に、第4実施形態の動作を説明する。
図9は、第4実施形態のクーポンシステム1Cの動作を説明するためのシーケンス図である。以下、図9を参照して、クーポンシステム1Cの動作を説明する。
プッシュ型配信サーバ13の制御部13aは、クーポン提供条件と、配信情報とを、端末3に提供する(ステップ901)。
端末3の制御部33Cは、プッシュ型配信サーバ13からクーポン提供条件および配信情報を受け付けた場合、端末3がクーポン提供条件を満たすか否かを確認する(ステップ902)。
端末3がクーポン提供条件を満たす場合、制御部33Cは、配信情報に応じた情報を端末3に表示する(ステップ903)。
顧客が、入力部32を用いて、その表示をクリックすると、次に表示される画面において条件を満たした者のみが利用できるクーポンIDが表示され、これを取得することが出来る。このとき、制御部33Cは、格納部31B内のプッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号(固有番号)を、プッシュ型配信サーバ13に提供する(ステップ904)。
プッシュ型配信サーバ13の制御部13aは、クーポン提供条件を満たす端末3から送信された、プッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号を機器情報として、クーポンIDと関連づけて、格納部11Cに格納する(ステップ905)。
顧客は、クーポンIDを使用する場合、端末3の入力部32を操作して、そのクーポンIDを端末3に入力する(ステップ906)。
端末3の制御部33Cは、入力部32がクーポンIDを受け付けると、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31B内のプッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号とを、クーポンシステム1Cに提供する(ステップ907)。
クーポンシステム1Cの制御部12Cは、端末3から、クーポンIDと、プッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号とを、受け付ける(ステップ908)。
制御部12Cは、クーポンIDとプッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号とを受け付けると、格納部11Cを参照して、そのクーポンIDと関連する機器情報を特定する(ステップ909)。
制御部12Cは、端末3からのプッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号が、その特定された機器情報に含まれる場合(ステップ910)、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする(ステップ911)。
その後、制御部12Cは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を、電子商取引に適用する(ステップ912)。
一方、端末3からのプッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号が、その特定された機器情報に含まれない場合(ステップ910)、例えば、クーポンIDが、クーポン提供条件に該当していない端末、または、配信情報に応答していない端末で使用された場合、制御部12Cは、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用不能にする(ステップ913)。
なお、端末3の制御部33Cは、端末3の通信情報をクーポンシステム1Cに送信した後に、クーポンIDを受け付け、その後、そのクーポンIDをクーポンシステム1Cに送信してもよい。
本実施形態によれば、制御部12Cは、端末3からのプッシュ型配信を受信するためのプログラムに付与された固有の番号が、端末3からのクーポンIDに関連する機器情報(特定の条件に該当する端末から送信された、その端末を特定するための端末情報)に該当する場合、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
この場合、端末情報に基づいて、クーポンの使用を制限することが可能になる。また、クーポンシステム1Cは、配信先情報をリストとして持つ必要がなくなる。
なお、第2実施形態から第4実施形態のそれぞれは、第1実施形態と同様に、利用条件として、クーポンを利用可能な機器を特定するための機器情報を使用し、通信情報として、クーポンIDが入力された端末に予め付与されている端末特定情報を用いている。制御部12A、12Bおよび12Cは、端末特定情報が、クーポンIDと関連する機器情報に該当する場合、そのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする。
このため、端末単位で、クーポンの使用を制限することが可能になる。
(第5実施形態)
図10は、本発明の第5実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。図10において、図1に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第5実施形態は、特定のサイトを識別するためのサイト識別情報(以下、「サイトID」とも称する。)が利用条件として使用される点と、端末3がその特定のサイトにアクセス済みである場合、端末3の通信情報はそのサイトIDを含む点と、通信情報が端末3からのクーポンIDと関連するサイトIDを含む場合、そのクーポンIDにて特定されるクーポンが使用可能にされる点で、第1実施形態と異なる。
なお、本実施形態において、特定のサイトを識別するためのサイトIDは、「クーポンシステム運営者(当該システムを用いクーポンを発行する者)」と「特定サイト(当該特定サイトの管理者)」とによって任意に設定された固有IDであり、これがリンク先を示すURL記述にセットされることになる。
以下、第5実施形態について説明する。
クーポンシステム1Dは、特定のサイト(例えば、あるキャラクタのファン用のサイト)のリンク先となっている。
例えば、特定のサイトにおいてリンク先を示すURL記述に、クーポンシステム1DのURL(例えば「http://www.○○・・・」)がセットされると共に、その特定サイトのサイトID(例えば「AAAS」)が変数idとしてセットされる(特定のサイトにおいてリンク先を示すURL記述例:http://www.○○・・・?id=AAAS)。
このため、顧客の操作に従って、端末3が、特定のサイトにアクセスし、その後、このURL記述に対応する箇所(以下「対応箇所」と称する。)をクリックすると、id=AAASが端末3の通信情報に付加され、このid=AAASが付加された通信情報が、端末3からクーポンシステム1Dに送信される。
なお、入力部32がクーポンIDを受け付けた状況下で、対応箇所がクリックされた場合、端末3の制御部33Dは、通信情報と共に、クーポンIDを、クーポンシステム1Dに送信する。
また、対応箇所がクリックされた後に、入力部32がクーポンIDを受け付けた場合、制御部33Dは、通信情報を送信した後、クーポンIDをクーポンシステム1Dに送信する。
クーポンシステム1Dは、格納部11Dと制御部12Dとを含む。クーポンシステム1Dにおいて、格納部11Dと制御部12Dは、互いに別々の装置であってもよいし、一体であってもよい。
なお、格納部11Dと制御部12Dが一体の場合、クーポンシステム1Dは、ハードディスク等の記録媒体に記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、格納部11Dおよび制御部12Dとして機能する。
クーポンシステム1Dは、例えば、インターネット等のネットワーク上に仮想的な店舗を開設して商品を販売する電子商取引を行う。
クーポンシステム1Dは、通信回線2を介して端末3と通信する。
格納部11Dは、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
格納部11Dは、クーポンを識別するためのクーポンIDと、そのクーポンの利用条件(具体的には、サイトID)と、を関連づけて格納する。
制御部12Dは、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
制御部12Dは、端末3から、クーポンIDと端末3の通信情報とを受け付ける。
制御部12Dは、クーポンIDと通信情報とを受け付けた場合、格納部11Dを参照して、端末3からのクーポンIDと関連するサイトIDを特定する。
制御部12Dは、端末3からの通信情報が、その特定されたサイトIDを含む場合、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
その後、制御部12Dは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を電子商取引に適用する。
次に、第5実施形態の動作を説明する。
図11は、第5実施形態のクーポンシステム1Dの動作を説明するためのシーケンス図である。以下、図11を参照して、クーポンシステム1Dの動作を説明する。
特定サイト等から、そのサイトの閲覧者(閲覧者が使用している端末)に、格納部11D内のクーポンIDにて特定されるクーポンとそのクーポンIDが提供される。
顧客の操作に従って、端末3が、特定のサイトにアクセスし、その後、対応箇所をクリックすると、id=AAASが端末3の通信情報に付加され、このid=AAASが付加された通信情報が、クーポンシステム1Dに送信される。
なお、入力部32がクーポンIDを受け付けた状況で、対応箇所がクリックされた場合、端末3の制御部33Dは、通信情報と共に、クーポンIDを、クーポンシステム1Dに送信する。一方、対応箇所がクリックされた後に、入力部32がクーポンIDを受け付けた場合、制御部33Dは、通信情報を送信した後、クーポンIDをクーポンシステム1Dに送信する(ステップ1101、1102)。
クーポンシステム1Dの制御部12Dは、クーポンIDと、通信情報とを、受け付ける(ステップ1103)。
制御部12Dは、クーポンIDと通信情報とを受け付けると、格納部11Dを参照して、そのクーポンIDと関連するサイトIDを特定する(ステップ1104)。
制御部12Dは、端末3からの通信情報が、その特定されたサイトIDを含む場合(ステップ1105)、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする(ステップ1106)。
その後、制御部12Dは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を、電子商取引に適用する(ステップ1107)。
一方、通信情報が、その特定されたサイトIDを含まない場合(ステップ1105)、例えば、端末3が特定のサイトを経由してクーポンシステム1Dにアクセスしていない場合、制御部12Dは、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用不能にする(ステップ1108)。
本実施形態によれば、利用条件として、サイトID(サイト識別情報)が使用される。端末3が特定のサイトにアクセス済みである場合、端末3の通信情報はサイトIDを含む。制御部12Dは、端末3の通信情報が、端末3からのクーポンIDと関連するサイトIDを含む場合、そのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする。
この場合、特定のサイトにアクセス済みか否かによって、クーポンの使用を制限することが可能になる。よって、特定のサイトを適宜選定することによって、特定のサイトに応じた嗜好を持った顧客に対して有効なクーポンを提供することが可能になる。
また、端末3が特定のサイトを経由してクーポンシステム1Dにアクセスする場合、通信情報は、サイトIDを含むので、特定のサイトを経由してきたか否かによって、クーポンの使用を制限することが可能になる。
(第6実施形態)
図12は、本発明の第6実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。図12において、図10に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第6実施形態は、端末3の通信情報としてクッキーが利用される点で、第5実施形態と異なる。
以下、第6実施形態について説明する。
端末3が特定のサイトにアクセスすると、そのアクセス記録が、クッキーとして、端末3の格納部31Eに記録される。なお、アクセス記録(クッキー)は、アクセスしたサイトを特定可能な情報であるサイト識別情報(例えば、特定のサイトのURL)を含む。
端末3の制御部33Eは、入力部32がクーポンIDを受け付けると、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31E内のクッキーとを、クーポンシステム1Eに提供する。
クーポンシステム1Eは、格納部11Eと制御部12Eとを含む。クーポンシステム1Eにおいて、格納部11Eと制御部12Eは、互いに別々の装置であってもよいし、一体であってもよい。
なお、格納部11Eと制御部12Eが一体の場合、クーポンシステム1Eは、ハードディスク等の記録媒体に記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、格納部11Eおよび制御部12Eとして機能する。
クーポンシステム1Eは、例えば、インターネット等のネットワーク上に仮想的な店舗を開設して商品を販売する電子商取引を行う。
クーポンシステム1Eは、通信回線2を介して端末3と通信する。
格納部11Eは、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
格納部11Eは、クーポンを識別するためのクーポンIDと、そのクーポンの利用条件(具体的には、特定のサイトのURLなど)と、を関連づけて格納する。
制御部12Eは、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
制御部12Eは、端末3からクーポンIDとクッキーとを受け付ける。
制御部12Eは、クーポンIDとクッキーとを受け付けた場合、格納部11Eを参照して、端末3からのクーポンIDと関連するサイトのURLを特定する。
制御部12Eは、端末3からのクッキーによって特定されたサイトのURLと格納部11Eに格納されていたURLとが一致した場合、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする。
その後、制御部12Eは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を電子商取引に適用する。
次に、第6実施形態の動作を説明する。
図13は、第6実施形態のクーポンシステム1Eの動作を説明するためのシーケンス図である。以下、図13を参照して、クーポンシステム1Eの動作を説明する。
特定サイト等から、そのサイトの閲覧者(閲覧者が使用している端末)に、格納部11E内のクーポンIDにて特定されるクーポンとそのクーポンIDが提供される。
顧客の操作に従って、端末3が、特定のサイトにアクセスすると、端末3の格納部31Eに、特定のサイトのURL(サイト識別情報)を示すクッキーが格納される(ステップ1301)。
その後、端末3の制御部33Eは、入力部32がクーポンIDを受け付けると(ステップ1302)、入力部32が受け付けたクーポンIDと、格納部31E内のクッキーとを、クーポンシステム1Eに提供する(ステップ1303)。
クーポンシステム1Eの制御部12Eは、クーポンIDと、クッキーと、を受け付ける(ステップ1304)。
制御部12Eは、クーポンIDとクッキーとを受け付けると、格納部11Eを参照して、そのクーポンIDと関連するサイトのURLを特定する(ステップ1305)。
制御部12Eは、端末3からのクッキーによって特定されたサイトのURLと、格納部11Eに格納されていたURLとが一致した場合(ステップ1306)、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする(ステップ1307)。
その後、制御部12Eは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を、電子商取引に適用する(ステップ1308)。
一方、クッキーによって特定されたサイトのURLが、格納部11Eに格納されていたURLと一致しない場合(ステップ1306)、例えば、端末3が特定のサイトにアクセスしていない場合、制御部12Eは、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用不能にする(ステップ1309)。
なお、端末3の制御部33Eは、端末3の通信情報をクーポンシステム1Eに送信した後に、クーポンIDを受け付け、その後、そのクーポンIDをクーポンシステム1Eに送信してもよい。
本実施形態によれば、端末3に設定されるクッキーが、端末3の通信情報として使用される。このため、クッキーを、クーポンの不正使用を防止するための情報として兼用することが可能になる。
(第7実施形態)
図14は、本発明の第7実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。図14において、図10に示したものと同一のものには同一符号を付してある。
第7実施形態は、端末3とクーポンシステム1Fがアフィリエイト業者サーバ4を介して通信する点で、第5実施形態と異なる。
なお、本実施形態において、特定のサイトを識別するためのサイトのID(サイト識別情報)とは、「クーポンシステム活用者(クーポンを発行する者)」と「特定サイト(その運用者)」とによって任意に設定された固有IDであり、これがリンク先を示すURL記述にセットされることになる。
以下、第7実施形態について説明する。
クーポンシステム1Fは、特定のサイト(例えば、あるキャラクタのファン用のサイト)の行き先となっている。
例えば、特定のサイトのバナー(banner)においてリンク先を示すURL記述に、アフィリエイト業者サーバ4のURL(例えば「http://www.○○・・・」)がセットされると共に、その特定サイトのID(例えば「2171285」)が、引数sid(リンク元情報)としてセットされ、さらに、クーポンシステム1FのID(例えば、「875456272」)が、引数pid(行き先URL情報)としてセットされる(特定のサイトにおいてリンク先を示すURL記述例:http://www.○○・・・?sid=2171285&pid=875456272)。
以下では、sid=2171285、および、pid=875456272の例を用いて説明を行うが、sidおよびpidの値は、適宜変更可能である。
顧客の操作に従って、端末3が、特定のサイトにアクセスし、その後、このURL記述に対応する箇所(以下「対応箇所」と称する。)をクリックすると、sid=2171285&pid=875456272が端末3の通信情報に付加され、このsid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報が、端末3からアフィリエイト業者サーバ4に送信される。
なお、入力部32がクーポンIDを受け付けた状況で、対応箇所がクリックされた場合、端末3の制御部33Fは、通信情報と共に、クーポンIDを、アフィリエイト業者サーバ4に送信する。
また、対応箇所がクリックされた後に、入力部32がクーポンIDを受け付けた場合、制御部33Fは、通信情報を送信した後、クーポンIDをクーポンシステム1Fに送信する。
アフィリエイト業者サーバ4は、端末3から、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報を受け付けると、sid=2171285にて識別される特定のサイトがクリックされたことを自己に記録し、その後、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報を、クーポンシステム1Fの管理部14に提供する。
なお、アフィリエイト業者サーバ4は、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報と共にクーポンIDを受け付けた場合、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報とクーポンIDを、管理部14に提供する。
クーポンシステム1Fは、管理部14と、格納部11Fと、制御部12Fとを含む。クーポンシステム1Fにおいて、管理部14と格納部11Fと制御部12Fは、互いに別々の装置であってもよいし、一体であってもよい。
なお、管理部14と格納部11Fと制御部12Fが一体の場合、クーポンシステム1Fは、ハードディスク等の記録媒体に記録されたプログラムに従って動作するコンピュータによって実現されてもよい。この場合、このコンピュータは、そのプログラムを記録媒体から読み取り実行することによって、管理部14と格納部11Fと制御部12Fとして機能する。
クーポンシステム1Fは、例えば、インターネット等のネットワーク上に仮想的な店舗を開設して商品を販売する電子商取引を行う。
クーポンシステム1Fは、通信回線2を介して、端末3およびアフィリエイト業者サーバ4と通信する。
格納部11Fは、一般的に格納手段と呼ぶことができる。
格納部11Fは、クーポンを識別するためのクーポンIDと、そのクーポンの利用条件(サイトID、例えば、「2171285」)と、を関連づけて格納する。
管理部14は、例えば、アフィリエイトの処理を行うプログラムに従って動作するコンピュータであり、ASP(Application Service Provider)として動作する。
管理部14は、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報を受け付けた場合、引数sidが示すリンク元情報(2171285)を示したクッキーを、端末3に提供する。端末3は、このクッキーを所定期間(例えば60日)保持する。
また、管理部14は、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報を受け付けた場合、引数sidが示すリンク元情報(2171285)を示したクッキーを、引数pidが示す行き先URL情報(875456272)にて示された制御部12Fに提供する。
なお、管理部14は、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報と共にクーポンIDを受け付けた場合、引数sidが示すリンク元情報(2171285)を示したクッキーとクーポンIDとを、引数pidが示す行き先URL情報(875456272)にて示された制御部12Fに提供する。
制御部12Fは、一般的に制御手段と呼ぶことができる。
制御部12Fは、管理部14から、クーポンIDと、引数sidが示すリンク元情報(2171285)を示したクッキー(端末3の通信情報)と、を受け付ける。
なお、制御部12Fは、管理部14から、クーポンIDを受け付けない場合には、例えば、管理部14から端末3の通信情報を受け付けた後、端末3からクーポンIDを受け付ける。
制御部12Fは、クーポンIDと通信情報とを受け付けた場合、格納部11Fを参照して、端末3からのクーポンIDと関連するサイトIDを特定する。
制御部12Fは、端末3からの通信情報(リンク元情報)が、その特定されたサイトIDを含む場合、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
その後、制御部12Fは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を電子商取引に適用する。
次に、第7実施形態の動作を説明する。
図15は、第7実施形態のクーポンシステム1Fの動作を説明するためのシーケンス図である。以下、図15を参照して、クーポンシステム1Fの動作を説明する。
特定サイト等から、そのサイトの閲覧者(閲覧者が使用している端末)に、格納部11F内のクーポンIDにて特定されるクーポンとそのクーポンIDが提供される。
顧客の操作に従って、端末3が、特定のサイトにアクセスし、その後、対応箇所をクリックすると、sid=2171285&pid=875456272が端末3の通信情報に付加され、このsid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報が、端末3からアフィリエイト業者サーバ4に送信される。
入力部32がクーポンIDを受け付けた状況で、対応箇所がクリックされた場合、端末3の制御部33Fは、通信情報と共に、クーポンIDを、アフィリエイト業者サーバ4に送信する(ステップ1501、1502)。
なお、対応箇所がクリックされた後に、入力部32がクーポンIDを受け付けた場合、制御部33Fは、通信情報を送信した後、クーポンIDを制御部12Fに送信する。
アフィリエイト業者サーバ4は、端末3から、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報を受け付けると、sid=2171285にて識別される特定のサイトがクリックされたことを記録し、その後、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報を、クーポンシステム1Fの管理部14に提供する(ステップ1503)。
なお、アフィリエイト業者サーバ4は、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報と共に、クーポンIDを受け付けた場合、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報とクーポンIDを、クーポンシステム1Fの管理部14に提供する。
管理部14は、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報を受け付けた場合、引数sidが示すリンク元情報(2171285)を示したクッキーを、端末3に提供する(ステップ1504)。端末3は、このクッキーを所定期間保持する。
続いて、管理部14は、引数sidが示すリンク元情報(2171285)を示したクッキーを、引数pidが示す行き先URL情報(875456272)にて示された制御部12Fに提供する。
なお、管理部14は、sid=2171285&pid=875456272が付加された通信情報と共にクーポンIDを受け付けた場合、引数sidが示すリンク元情報(2171285)を示したクッキーとクーポンIDとを、引数pidが示す行き先URL情報(875456272)にて示された制御部12Fに提供する。
制御部12Fは、管理部14から、クーポンIDと、引数sidが示すリンク元情報(2171285)を示したクッキー(端末3の通信情報)と、を受け付ける。なお、制御部12Fは、管理部14から、クーポンIDを受け付けない場合には、管理部14から端末3の通信情報を受け付けた後、端末3からクーポンIDを受け付ける(ステップ1505)。
制御部12Fは、クーポンIDと通信情報とを受け付けた場合、格納部11Fを参照して、端末3からのクーポンIDと関連するサイトIDを特定する(ステップ1506)。
制御部12Fは、端末3からの通信情報(リンク元情報)が、その特定されたサイトIDを含む場合(ステップ1507)、端末3からのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする(ステップ1508)。
その後、制御部12Fは、使用可能になったクーポンが有する割引などの特典を電子商取引に適用する(ステップ1509)。
制御部12Fは、その後、その電子商取引による購入情報と、クッキーとを、例えば格納部11Fに、購入履歴情報として保存する。
この場合、制御部12Fは、購入履歴情報にデータが保存してある顧客の端末3からアクセスされた際に、この顧客は2回目以上来店したと判断することが可能になる。よって、制御部12Fは、2回目以上来店した顧客に対して、さらに有利なクーポンを発行してもよい。
一方、通信情報が、その特定されたサイトIDを含まない場合(ステップ1507)、例えば、端末3が特定のサイトを経由してクーポンシステム1Fにアクセスしていない場合、制御部12Fは、端末3からのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用不能にする(ステップ1509)。
本実施形態によれば、アフィリエイト業者サーバ4を介して、端末3とクーポンシステム1Fが通信する。このため、端末3とクーポンシステム1Fの間に、アフィリエイト業者サーバ4が介在する場合でも、個人情報が漏洩し難いクーポンシステムを提供可能となる。
なお、第6実施形態から第7実施形態のそれぞれは、第5実施形態と同様に、利用条件として、サイト識別情報が使用される。端末3が特定のサイトにアクセス済みである場合、端末3の通信情報はサイト識別情報を含む。制御部12Eおよび12Fは、端末3の通信情報が、端末3からのクーポンIDと関連するサイト識別情報を含む場合、そのクーポンIDにて特定されるクーポンを使用可能とする。
この場合、特定のサイトにアクセス済みか否かによって、クーポンの使用を制限することが可能になる。よって、特定のサイトを適宜選定することによって、特定の嗜好を持った顧客に対して有効なクーポンを提供することが可能になる。
また、第2実施形態から第7実施形態では、各格納部が、クーポンを識別するためのクーポンIDと、そのクーポンの利用条件と、を関連づけて格納する。各制御部は、端末3の通信情報が、端末3からのクーポンIDと関連する利用条件を満たす場合、そのクーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする。
よって、端末3の通信情報が、クーポンの不正使用を防止するための情報として使用される。
このため、顧客は、個人情報を端末3に入力する必要がない。このため、クーポンシステム1の利用時に個人情報が漏洩することを防止可能になる。
また、端末3の通信情報がクーポンの不正使用を防止するために使用されるので、顧客がクーポンID以外の情報を入力することが、必要とされない。
このため、クーポンシステムの運営者以外の者が、クーポンの不正使用を防止するための判別手法を容易に類推することが困難となる。
よって、例えば、悪意のある者は、クーポンIDの不正使用に失敗しても、その失敗の理由を明確に理解することが困難となる。よって、クーポンの不正使用を抑制することが可能になる。
また、利用条件は、クーポンが提供された顧客を特定するための条件として機能する。
この場合、さらに、クーポンが提供された顧客以外の者が、クーポンを使用することを防止可能になる。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
例えば、上記各実施形態が適宜組み合わされてもよい。
一例としては、利用条件として、上記各実施形態に示したうちの少なくとも2種類が用いられ、端末3が、それらの利用条件に対応する通信情報を送信してもよい。
この場合、クーポンシステム内の格納部(格納手段)は、クーポンIDごとに、そのクーポンIDにて識別されるクーポンの利用条件を格納する。なお、それら利用条件は、互いに異なってもよい。
また、通信情報が、端末が特定のサイトにアクセス済みであることを示すサイト識別情報および端末に設定されたIPアドレスの少なくとも1つを含み、クーポンシステム内の制御部(制御手段)が、端末から取得した通信情報に含まれるサイト識別情報もしくはIPアドレスのいずれかが利用条件を満たしている場合、クーポンIDにて識別されるクーポンを有効と判断してもよい。
この場合、例えば、利用条件と比較される情報が固定されることを防止できる。
本発明の第1実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。 格納部11内の情報の一例を示した説明図である。 第1実施形態のクーポンシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第2実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。 第2実施形態のクーポンシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第3実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。 第3実施形態のクーポンシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第4実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。 第4実施形態のクーポンシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第5実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。 第5実施形態のクーポンシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第6実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。 第6実施形態のクーポンシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の第7実施形態のクーポンシステムを示したブロック図である。 第7実施形態のクーポンシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
1、1A〜1F クーポンシステム
11、11A〜11F 格納部
12、12A〜12F 制御部
2 通信回線
3 端末
31、31A〜31E 格納部
32 入力部
33、33A〜33F 制御部

Claims (27)

  1. 端末と通信可能なクーポンシステムであって、
    クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納手段と、
    前記端末から、当該端末に入力された前記クーポンIDと、当該端末の通信情報と、を受け付け、当該通信情報が、当該クーポンIDと関連する前記利用条件を満たす場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする制御手段と、を含むクーポンシステム。
  2. ネットワークを介して端末と通信可能なクーポンシステムであって、
    クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納手段と、
    前記端末から前記クーポンIDを受け取ると、前記格納手段に格納された当該クーポンIDと関連する前記利用条件を読み出し、当該端末との通信に関わる通信情報が前記利用条件を満たしている場合に当該クーポンIDにて識別されるクーポンを有効と判断する制御手段と、を含むクーポンシステム。
  3. 請求項1または2に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記利用条件は、前記クーポンが提供された顧客を特定するための条件である、クーポンシステム。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記利用条件は、前記クーポンを利用可能な機器を特定するための機器情報であり、
    前記通信情報は、前記端末に予め付与されている端末特定情報であり、
    前記制御手段は、前記端末特定情報が、前記クーポンIDと関連する前記機器情報に該当する場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする、クーポンシステム。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記利用条件は、特定のサイトを識別するためのサイト識別情報であり、
    前記端末が前記特定のサイトにアクセス済みである場合、前記通信情報は、前記サイト識別情報を含み、
    前記制御手段は、前記通信情報が、前記クーポンIDと関連する前記サイト識別情報を含む場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする、クーポンシステム。
  6. 請求項1から3のいずれか1項に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記通信情報は、前記端末が前記特定のサイトにアクセス済みであることを示すサイト識別情報および前記端末に設定されたIPアドレスの少なくとも1つを含み、
    前記制御手段は、前記端末から取得した通信情報に含まれる前記サイト識別情報もしくは前記IPアドレスのいずれかが前記利用条件を満たしている場合、前記クーポンIDにて識別されるクーポンを有効と判断する、クーポンシステム。
  7. 請求項4に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記機器情報は、前記機器のIPアドレスであり、
    前記端末特定情報は、前記端末のIPアドレスである、クーポンシステム。
  8. 請求項4に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記機器情報は、前記機器が利用するプロバイダを特定するためのプロバイダ情報であり、
    前記端末特定情報は、前記端末が利用するプロバイダを特定するためのプロバイダ情報である、クーポンシステム。
  9. 請求項4に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記機器情報は、前記クーポンの配信先を示す配信先情報である、クーポンシステム。
  10. 請求項4に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記機器情報は、特定の条件に該当する前記機器から送信された情報である、クーポンシステム。
  11. 請求項5に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記端末が前記特定のサイトを経由して前記クーポンシステムにアクセスする場合、前記通信情報は、前記サイト識別情報を含む、クーポンシステム。
  12. 請求項5に記載のクーポンシステムにおいて、
    前記通信情報は、前記端末に設定されるクッキーである、クーポンシステム。
  13. 端末と通信可能なクーポンシステムでのクーポン管理方法であって、
    クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納ステップと、
    前記端末から、当該端末に入力された前記クーポンIDと、当該端末の通信情報と、を受け付け、前記通信情報が、前記受け付けられたクーポンIDと関連する前記利用条件を満たす場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする制御ステップと、を含むクーポン管理方法。
  14. ネットワークを介して端末と通信可能なクーポンシステムでのクーポン管理方法であって、
    クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納ステップと、
    前記端末から前記クーポンIDを受け取ると、前記格納手段に格納された当該クーポンIDと関連する前記利用条件を読み出し、当該端末との通信に関わる通信情報が前記利用条件を満たしている場合に当該クーポンIDにて識別されるクーポンを有効と判断する制御ステップと、を含むクーポン管理方法。
  15. 請求項13または14に記載のクーポン管理方法において、
    前記利用条件は、前記クーポンが提供された顧客を特定するための条件である、クーポン管理方法。
  16. 請求項13から15のいずれか1項に記載のクーポン管理方法において、
    前記利用条件は、前記クーポンを利用可能な機器を特定するための機器情報であり、
    前記通信情報は、前記端末に予め付与されている端末特定情報であり、
    前記制御ステップでは、前記端末特定情報が、前記クーポンIDと関連する前記機器情報に該当する場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする、クーポン管理方法。
  17. 請求項13から15のいずれか1項に記載のクーポン管理方法において、
    前記利用条件は、特定のサイトを識別するためのサイト識別情報であり、
    前記端末が前記特定のサイトにアクセス済みである場合、前記通信情報は、前記サイト識別情報を含み、
    前記制御ステップでは、前記通信情報が、前記クーポンIDと関連する前記サイト識別情報を含む場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする、クーポン管理方法。
  18. 請求項13から15のいずれか1項に記載のクーポン管理方法において、
    前記通信情報は、前記端末が前記特定のサイトにアクセス済みであることを示すサイト識別情報および前記端末に設定されたIPアドレスの少なくとも1つを含み、
    前記制御ステップは、前記端末から取得した通信情報に含まれる前記サイト識別情報もしくは前記IPアドレスのいずれかが前記利用条件を満たしている場合、前記クーポンIDにて識別されるクーポンを有効と判断する、クーポン管理方法。
  19. 請求項16に記載のクーポン管理方法において、
    前記機器情報は、前記機器のIPアドレスであり、
    前記端末特定情報は、前記端末のIPアドレスである、クーポン管理方法。
  20. 請求項16に記載のクーポン管理方法において、
    前記機器情報は、前記機器が利用するプロバイダを特定するためのプロバイダ情報であり、
    前記端末特定情報は、前記端末が利用するプロバイダを特定するためのプロバイダ情報である、クーポン管理方法。
  21. 請求項16に記載のクーポン管理方法において、
    前記機器情報は、前記クーポンの配信先を示す配信先情報である、クーポン管理方法。
  22. 請求項16に記載のクーポン管理方法において、
    前記機器情報は、特定の条件に該当する前記機器から送信された情報である、クーポン管理方法。
  23. 請求項17に記載のクーポン管理方法において、
    前記端末が前記特定のサイトを経由して前記クーポンシステムにアクセスする場合、前記通信情報は、前記サイト識別情報を含む、クーポン管理方法。
  24. 請求項17に記載のクーポン管理方法において、
    前記通信情報は、前記端末に設定されるクッキーである、クーポン管理方法。
  25. コンピュータを、
    クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納手段、および、
    端末から、当該端末に入力された前記クーポンIDと、当該端末の通信情報と、を受け付け、当該通信情報が、当該クーポンIDと関連する前記利用条件を満たす場合、当該クーポンIDにて識別されるクーポンを使用可能とする制御手段、として機能させるためのプログラム。
  26. コンピュータを、
    クーポンを識別するためのクーポンIDと、当該クーポンの利用条件と、を関連づけて格納する格納手段と、
    前記端末から前記クーポンIDを受け取ると、前記格納手段に格納された当該クーポンIDと関連する前記利用条件を読み出し、当該端末との通信に関わる通信情報が前記利用条件を満たしている場合に当該クーポンIDにて識別されるクーポンを有効と判断する制御手段、として機能させるためのプログラム。
  27. 請求項25または26に記載のプログラムにおいて、
    前記利用条件は、前記クーポンが提供された顧客を特定するための条件である、プログラム。
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