JP6940523B2 - 安定なグルホシネート含有除草剤組成物 - Google Patents

安定なグルホシネート含有除草剤組成物 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年5月12日出願の米国仮特許出願第62/335,231号に基づく優先権を主張するものであり、その内容は参照により本明細書に組み込まれる。
1.発明の分野
本発明は、一般に、除草剤組成物に関し、より詳細には安定な、グルホシネート含有除草剤組成物に関する。
2.先行技術の説明
グルホシネート及び/又はその塩は、農作物保護剤として使用される水性除草剤組成物の生物活性成分として、長年にわたり使用されてきた。これらの水性除草剤組成物では、高濃度のグルホシネート又はグルホシネート塩を含むそのような水性除草剤組成物の安定性を増大させるために、アルキルポリグルコシド界面活性剤が、典型的には1〜15重量%の量で添加される。
しかしながら、そのような水性除草剤組成物にそのようなレベルで添加されたアルキルポリグルコシド界面活性剤は、グルホシネートの望ましくない起泡特徴を増大させることがある。加えて、これらのアルキルポリグルコシド界面活性剤は、そのような配合物(製剤)の粘度を増加させることがあり、それは取扱いの観点から一般に望ましくない。
本出願は、アルキルポリグルコシドを含まない除草剤組成物を提供する。
より詳細には、除草剤組成物は、アルキルポリグルコシドを含まず、且つグルホシネート及び/又はその塩;アルキルエーテルサルフェート又はその塩、ここで、アルキルエーテルサルフェートは、平均式(I):R-(OCH2CH2)n-OSO4(I)[式中、Rは8〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分岐のアルキル基であり、下付き文字nは1〜10の範囲である]に従う;ヒドロトロープ;1,000g/mol以上70,000g/mol未満の範囲の重量平均分子量を有するポリカルボキシレート;並びに水を含む。
高濃度のグルホシネート及び/又はその塩を含む水性除草剤組成物は、アルキルポリグルコシド界面活性剤の必要性を伴うことなく安定性を有し、且つ取扱いに適した低粘度を有する。
本明細書では、特に規定されない限り、それぞれの成分の量は重量で与えられる。加えて、本明細書で言及される分子量は、重量平均(Mw)又は数平均(Mn)分子量であり、核磁気共鳴(「NMR」)又はゲル浸透クロマトグラフィー(「GPC」)により算出することができる。特定の実施形態では、重量平均(Mw)又は数平均(Mn)分子量は、核磁気共鳴(「NMR」)又は単分散のポリスチレン標準に基づいた検量線を使用するゲル浸透クロマトグラフィー(「GPC」)により算出することができ、グラム/モル(g/mol又はダルトン)で記載される。
本出願は、安定な除草剤組成物に関する。
用語「安定な」とは、本明細書で使用される場合、実質的に連続的な単一相で存在する組成物を指すことを意図する。対照的に、不安定な組成物は、実質的に連続的な単一相で存在しない。例えば、不安定な組成物は、様々な程度の相分離を示し得る。
本出願の特定の実施形態では、除草剤組成物は、アルキルポリグルコシドを含まない。用語「アルキルポリグルコシドを含まない」とは、本明細書で使用される場合、アルキルポリグルコシドが除草剤組成物に意図的に添加されていない除草剤組成物を指す。しかしながら、本出願の除草剤組成物は、100重量部の除草剤組成物あたり1重量部以下の量などの、残留量のアルキルポリグルコシドを含み得る。
特定の実施形態では、本出願の除草剤組成物は、アルキルポリグルコシドを含まず、グルホシネート(及び/又はグルホシネートの塩)、アルキルエーテルサルフェート、ポリカルボキシレート、ヒドロトロープ、及び水を含む。
グルホシネート及び/又はその塩
本出願の除草剤組成物は、その水溶性の除草剤成分としてグルホシネート及び/又はその塩を含む。用語「グルホシネート」とは、本出願において定義されるように、(RS)-2-アミノ-4-(ヒドロキシル(メチル)ホスホノイル)ブタン酸を指し、詳細には、個々の立体異性体又はそれらの混合物(任意の相対的な重量比又は数比による)のいずれか、特にラセミ体を含むことを意図する。
グルホシネートの塩を定義する好適な塩は、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、アルキルアミン塩及びそれらの組み合わせであってもよい。好適なアルキルアミン塩には、ジエチルアミン塩及びトリエチルアミン塩が含まれる。
本出願において使用され得るアンモニウム塩は、N(R)4 +カチオンを有し、式中、R基は、同一で又は異なって、水素原子、又はヒドロキシル基により置換されていてもよい直鎖若しくは非直鎖の、飽和若しくは不飽和のC1〜C6炭化水素基を表し、例えばイソプロピルアミン塩であり、スルホニウム塩であり、前記塩は、単独で又は組み合わせで存在し、それらの混合物又は会合体で存在する。特に引用され得るアンモニウム塩には、イソプロピルアミン(IPA)、ジメチルアミンなどの第2級若しくは第1級アミン、エチレンジアミンなどのジアミン、又はモノエタノールアミン(MEA)などのアルカノールアミンから得られる塩が含まれる。トリメチルスルホニウムは、好適なスルホニウム塩である。別の例示的なグルホシネート塩は、DL-ホスフィノトリシン((±)-アンモニウム2-アミノ-4-(メチルホスフィナト)ブタノエート)アンモニウム塩であり、単にグルホシネートアンモニウムと称されることがある。
特定の実施形態では、水溶性の除草剤成分は、グルホシネート及び/又はその塩を、含む、それからなる、又は本質的にそれからなる。これらの実施形態のいくつかでは、グルホシネート及び/又はその塩は、水性除草剤組成物の10〜30重量パーセント、例えば10〜15重量パーセント、例えば15〜20重量パーセント、例えば20〜25重量パーセント、例えば25〜30重量パーセント、例えば10〜20重量パーセント、例えば20〜30重量パーセント、例えば22〜26重量パーセントの範囲の量で存在する。
アルキルエーテルサルフェート
本出願の除草剤組成物は、アルキルエーテルサルフェート又はその塩も含む。
特定の実施形態では、アルキルエーテルサルフェートは、平均一般式(I):R-(OCH2CH2)n-OSO4(I)(式中、Rは8〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分岐のアルキル基であり、下付き文字nは1〜10である)に従う。
特定の実施形態では、一般式(I)に従うアルキルエーテルサルフェートの塩形態は、単独で又は一般式(I)のアルキルエーテルサルフェートと組み合わせて利用される。特定の実施形態では、平均一般式(I)に従うアルキルエーテルサルフェートのナトリウム塩又はカリウム塩は、単独で又は一般式(I)のアルキルエーテルサルフェートと組み合わせて利用される(すなわち、一般式(II):R-(OCH2CH2)n-OSO3 -Na+(II)に従うナトリウム塩又は一般式(III):R-(OCH2CH2)n-OSO3 -K+(III)に従うカリウム塩は、単独で又は一般式(I)に従うアルキルエーテルサルフェートと組み合わせて使用されてもよい)。
特定の実施形態では、アルキルエーテルサルフェートの塩は、ナトリウムラウリルサルフェートであり、平均式(IV):CH3(CH2)10CH2(OCH2CH2)n'OSO3 -Na+(III)(式中、下付き文字n'は2〜3である)に従う。
特定の実施形態では、一般式(I)のアルキルエーテルサルフェートは、単独で又はその会合塩形態(単数若しくは複数)(associated salt form or forms)と組み合わせて利用されてもよい。更なる実施形態では、一般式(I)の2種以上の異なるアルキルエーテルサルフェートの組み合わせは、単独で又はそれらの会合塩形態(単数若しくは複数)と組み合わせて利用されてもよい。
特定の実施形態では、アルキルエーテルサルフェート又はその会合塩(上述の形態のいずれか)は、それらの任意の混合物を含めて、除草剤組成物の総重量に対して、20〜30重量%の範囲、例えば20〜25重量%、例えば25〜30重量%、例えば22〜26重量%、例えば24重量%の量で、除草剤組成物中に存在する。
ポリカルボキシレート
ポリカルボキシレートは、カルボキシル部分を有する単位を含むポリマー(オリゴマーを含む)である。このようなポリマーは、当然のことながら、2個を超えるカルボキシル部分を含む。これらのポリマーは、典型的には、10個を超えるカルボキシル部分を含む。カルボキシル部分の数は、分子量と共に変化する。
本出願では、カルボキシル部分は、酸形態(-COOH、すなわちカルボン酸基)、塩形態(-COO-X+(式中、X+は対イオンである)、すなわちカルボキシレート基)、及び縮合形態(-COOCO、すなわち無水物基)などの種々の形態を包含する。ポリカルボキシレートでは、いくつかの形態のカルボキシル部分が共存し得る。例えば、酸形態及び塩形態が共存し得て、それらの種々の量は、pHが変化したとき及び/又は塩基性化合物で酸の部分的中和を実行して塩を形成したときに変化する。例えば、カルボキシル部分の全て又は一部は、ナトリウム及び/又はカリウムのカチオンを有する塩形態である。縮合無水物形態は、酸形態及び/又は塩形態と共存し得る(それらの種々の量も、pH及び/又は中和の実行により変化し得る)。
ポリカルボキシレートは、典型的には、ポリマー主鎖及びカルボキシル側鎖部分を有するポリマーである。カルボキシル側鎖部分は、典型的には、酸形態及び/若しくは塩形態、並びに/又は縮合無水物形態である。ポリマー主鎖は、炭化水素鎖であることが好ましい。そのような主鎖は、オレフィンモノマー、ビニルモノマー、アクリルモノマー、メタクリルモノマー、アクリルアミドモノマー、メタクリルアミドモノマーなどのエチレン性不飽和モノマーを重合することにより得ることができる。
カルボキシル側鎖部分は、カルボキシル部分及びエチレン性不飽和基などの重合可能な基を含むモノマー、例えばアクリルモノマー若しくはメタクリルモノマーを重合することにより、又はそのようなモノマーと非カルボキシルモノマーとを共重合することにより得ることができる。カルボキシル側鎖部分はまた、ポリマー又はコポリマーの側鎖基を化学的に修飾することによっても得ることができる。例えば、カルボキシル部分は、エステル基を加水分解することにより得ることができる。そのような加水分解は、全体的又は部分的であってもよい。(メタ)アクリル酸単位又はその塩に相当する単位は、例えば、エチル又はテルチオブチル(tertiobutyl)(メタ)アクリル単位を加水分解することにより得ることができる。
ポリカルボキシレートは、例えば、以下のモノマー、すなわち、酸及び/又は塩形態のエチレン性不飽和モノカルボン酸、酸及び/又は塩形態のエチレン性不飽和ジカルボン酸、エチレン性不飽和無水物、並びにそれらの混合物又は会合体を、重合又は共重合することにより得ることができる。
そのようなモノマーの例には、アクリル酸、メタクリル酸、α-エタクリル酸、β,β-ジメチルアクリル酸、メチレンマロン酸、ビニル酢酸、アリル酢酸、エチリジン酢酸(ethylidineacetic acid)、プロピリジン酢酸(propylidineacetic acid)、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、並びにそれらの塩形態、例えばそれらのナトリウム塩及び/又はカリウム塩が含まれる。
共重合され得る非カルボキシルモノマーには、例えば、アクリルアミド、ビニルアルコール、アクリル酸の及びメタクリル酸のC1〜C4アルキルエステル、アクリル酸の及びメタクリル酸のC1〜C4ヒドロキシアルキルエステル、特にエチレングリコール及びプロピレングリコールのアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステル、アクリル酸の及びメタクリル酸のポリアルコキシル化エステル、特にポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールのエステル、アクリル酸又はメタクリル酸及びポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコールのモノ(C1〜C25)アルキルエーテルのエステル、酢酸ビニル、ビニルピロリドン及びメチルビニルエーテルが含まれる。
特定の実施形態では、使用され得るポリカルボキシレートは、例えば、側鎖カルボキシル部分と、カルボキシル部分と反応し得る基、例えばヒドロキシル基を少なくとも2個含む架橋剤とを反応させることにより、少なくとも部分的に架橋させることができる。例えば、エチレングリコールと部分的に架橋したポリカルボキシレートを使用することができる。
ポリカルボキシレートがコポリマーである場合、非カルボキシル単位及び/又はその量は、ポリカルボキシレートが水溶性となるようにすることが好ましい。
特定の実施形態では、ポリカルボキシレートは、サルフェート又はスルホネート基を有する単位(AMPSモノマーに由来する単位など)、カチオン性単位、及び/又は疎水性単位、例えば(メタ)アクリル酸のアルキルエステル、スチレン若しくはジ-イソブチレン、酢酸ビニルを、実質的に含まなくてもよい(10mol%未満、例えば5mol%未満、例えば1mol%未満)。
特定の実施形態では、ポリカルボキシレートポリマーは、以下のモノマー、すなわち、酸及び/又は塩形態のエチレン性不飽和モノカルボン酸、酸及び/又は塩形態のエチレン性不飽和ジカルボン酸、エチレン性不飽和無水物、並びにそれらの混合物又は会合体に相当する単位を、少なくとも50mol%、例えば少なくとも75mol%、例えば少なくとも90mol%、例えば少なくとも95mol%含む。
特定の実施形態では、ポリカルボキシレートポリマーは、酸又は塩形態の(メタ)アクリル酸に由来するポリマーである。
特定の実施形態では、ポリカルボキシレートポリマーは、(メタ)アクリル酸とマレイン酸とのコポリマーである。これらの実施形態のいくつかでは、(メタ)アクリル酸とマレイン酸とのコポリマーは、少なくとも50mol%、例えば少なくとも75mol%、例えば少なくとも90mol%、例えば少なくとも95mol%の、酸又は塩形態のアクリル酸及び/又はメタクリル酸(すなわち(メタ)アクリル酸)に相当する単位を含み、残りの単位はマレイン酸である。ポリカルボキシレートは、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム又はポリアクリル酸カリウムであってもよい。
特定の実施形態では、ポリカルボキシレートポリマーは、(メタ)アクリル酸と無水マレイン酸とのコポリマーである。これらの実施形態のいくつかでは、(メタ)アクリル酸と無水マレイン酸とのコポリマーは、少なくとも50mol%、例えば少なくとも75mol%、例えば少なくとも90mol%、例えば少なくとも95mol%の、酸又は塩形態のアクリル酸及び/又はメタクリル酸(すなわち(メタ)アクリル酸)に相当する単位を含み、残りの単位は無水マレイン酸である。ポリカルボキシレートは、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム又はポリアクリル酸カリウムであってもよい。
特定の実施形態では、ポリカルボキシレートポリマーは、(メタ)アクリル酸、マレイン酸及び無水マレイン酸のコポリマーである。これらの実施形態のいくつかでは、(メタ)アクリル酸とマレイン酸と無水マレイン酸とのコポリマーは、少なくとも50mol%、例えば少なくとも75mol%、例えば少なくとも90mol%、例えば少なくとも95mol%の、酸又は塩形態のアクリル酸及び/又はメタクリル酸(すなわち(メタ)アクリル酸)に相当する単位を含み、残りの単位はマレイン酸又は無水マレイン酸である。ポリカルボキシレートは、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム又はポリアクリル酸カリウムであってもよい。
ポリカルボキシレートポリマーは、上記の実施形態のいずれかでは、核磁気共鳴(NMR)により、又は単分散のポリスチレン標準に基づいた検量線を使用して予め較正される気相クロマトグラフィー(GPC)により測定され、グラム/モル(g/mol又はダルトン)で記載される、70,000g/mol未満、又は1,000g/molより大きい重量平均分子量(Mw)を有する。特定の実施形態では、ポリカルボキシレートポリマーは、やはりNMR又はGPCにより測定される、1,000g/mol以上〜70,000g/mol未満、例えば1,500〜50,000g/mol、例えば1,700〜20,000g/mol、例えば2,000〜15,000g/mol、例えば3,000〜6,000g/molの範囲の重量平均分子量(Mw)を有する。
特定の実施形態では、ポリカルボキシレートポリマーは、NMR又はGPCにより測定される15,000g/molの重量平均分子量(Mw)を有する、アクリル酸のポリマーである。
また更なる実施形態では、ポリカルボキシレートポリマーは、(メタ)アクリル酸とマレイン酸とのコポリマー、又は(メタ)アクリル酸と無水マレイン酸とのコポリマー、又は(メタ)アクリル酸とマレイン酸と無水マレイン酸とのコポリマーであり、ポリカルボキシレートは、NMR又はGPCにより測定される20,000g/molの重量平均分子量(Mw)を有する。
また更に、ポリカルボキシレートポリマーは、上述の任意の形態で、除草剤組成物の総重量の、0.1〜3.0重量パーセント、例えば0.1〜1.0重量パーセント、例えば1.0〜2.0重量パーセント、例えば2.0〜3.0重量パーセント、例えば0.8〜1.2重量パーセントの範囲の量で除草剤組成物中に存在する。
ヒドロトロープ
本出願の除草剤組成物は、ヒドロトロープも含む。ヒドロトロープは、本明細書に定義されるように、水溶液中に上述のアルキルエーテルサルフェートなどの疎水性化合物を可溶化する化合物を指す。別の言い方をすれば、ヒドロトロープは、本明細書に定義されるように、水中、特に高レベルのビルダー又はアルカリ度を含有する系中における、そのような化合物の溶解度を改善する物質である。典型的には、本出願のヒドロトロープは、界面活性剤のように、親水性部分及び疎水性部分を含むが、一般に疎水性部分が小さすぎて自発性の自己凝集が起こり得ないため、界面活性剤とは区別される。ヒドロトロープは、界面活性剤の可溶化のために相対的に低レベルを必要とする特別なクラスのカプラーと一般に考えられている。ビルダー又は他の電解質は、水性系における界面活性剤の曇り点温度又は溶解度を低下させる。ヒドロトロープは、配合物の曇り点を調整するために使用され得る。より高濃度のヒドロトロープは、より高い曇り点を一般にもたらす。本出願のヒドロトロープは、本出願の除草剤組成物中の界面活性剤又はビルダーの性能に、一般に寄与することはなく、又はそれを損なうことがない。
本出願の除草剤組成物に使用される好適なヒドロトロープには、特定の実施形態では、アリールスルホン酸又はその塩が含まれる。
好適な形態のアリールスルホン酸には、キシレンスルホン酸(オルト、メタ及び/又はパラの形態)、トルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、並びにベンゼンスルホン酸が含まれる。
キシレンスルホン酸の好適な塩形態には、キシレンスルホン酸ナトリウム(オルト、メタ及び/又はパラの形態)、キシレンスルホン酸カルシウム(オルト、メタ及び/又はパラの形態)、キシレンスルホン酸カリウム(オルト、メタ及び/又はパラの形態)、並びにキシレンスルホン酸アンモニウム(オルト、メタ及び/又はパラの形態)が含まれる。
トルエンスルホン酸の好適な塩形態には、トルエンスルホン酸ナトリウム及びトルエンスルホン酸カリウムが含まれる。
クメンスルホン酸の好適な塩形態には、クメンスルホン酸ナトリウム及びクメンスルホン酸アンモニウムが含まれる。
ベンゼンスルホン酸の好適な塩形態には、ベンゼンスルホン酸ナトリウムが含まれる。
特定の実施形態では、上記のリストからの単一のヒドロトロープは、単独で又はその会合塩形態(単数若しくは複数)と組み合わせて利用されてもよい。更なる実施形態では、上記のリストからの2種以上のヒドロトロープの組み合わせは、単独で又はそれらの会合塩形態(単数若しくは複数)と組み合わせて利用されてもよい。
1つの特に好適なヒドロトロープは、Pilot Chemical Company of Cincinnati、Ohioから商品名Pilot(登録商標)SXS-40で販売されているキシレンスルホン酸ナトリウムである。
特定の実施形態では、ヒドロトロープは、除草剤組成物の総重量に対して、1〜10重量%の範囲、例えば2〜5重量%、例えば3.00重量%の量で、本出願の除草剤組成物中に含まれる。また更に、上記のアリールスルホン酸又はその塩のいずれかと組み合わせて使用され得る好適なヒドロトロープは、ホスフェート-エステル系の生成物、アルキルナフタレンスルホン酸及び誘導体、トルエン/ベンゼン/クメン/キシレンスルホン酸及び誘導体である。

本出願の除草剤組成物は、水も含む。
特定の実施形態では、除草剤組成物中の水の量は、除草剤組成物の総重量に対して、10〜60重量%、例えば10〜20重量%、例えば20〜30重量%、例えば30〜40重量%、例えば40〜50重量%、例えば50〜60重量%の範囲である。除草剤組成物は、適用(施用)前に噴霧タンク中で、水を用いて、1:50(1部の除草剤配合物対50部の水)〜1:250(1部の除草剤配合物対250部の水)の希釈率で更に希釈され得る。
水以外の溶媒
水以外の溶媒は、例えば、水混和性グリコールエーテルなどのグリコール、水混和性アルコール、水混和性ケトン、水混和性アルデヒド、水混和性アセテート、及びそれらの任意の組み合わせ(混合物又は会合体)であり得る。
使用され得る好適な水混和性グリコールエーテルには、ジプロピレングリコール、アルキレングリコールモノアルキルジアルキルエーテル、例えばプロピレングリコールメチルエーテル(Dowanol PM、Dow Chemical Company of Midland、Michiganから入手可能)、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル及びエチレングリコールモノエチルエーテルが含まれる。使用され得る好適な水混和性グリコールには、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、エチレングリコール、ネオペンチルグリコール及びグリセロールが含まれる。使用され得る好適な水混和性ケトンには、アセトフェノン、ガンマブチロラクトン、N-メチルピロリドンが含まれる。使用され得る好適な水混和性アルコールには、フルフリルアルコール、テトラヒドロフルフリルアルコール及びメトキシメチルブタノールが含まれる。使用され得る好適な水混和性エステルには、炭酸プロピレンが含まれる。使用され得る好適な水混和性アセテートには、エチレングリコールモノアセテートが含まれる。また更に、使用され得る他の溶媒には、ジメチルホルムアミド、ヘキサジオール、及びグリコールエーテルアミンが含まれる。
水以外のこれらの溶媒は、含まれる場合は、除草剤組成物の総重量に対する重量パーセントで、0.1〜15.0%、例えば0.1〜1.0%、例えば1.0〜5.0%、例えば5.0〜10.0%、例えば10〜15%の範囲の量で、除草剤組成物中に含まれてもよい。詳細には、Dowanol PM又は同様のアルキレングリコールモノアルキルジアルキルエーテルは、含まれるとき、除草剤組成物の総重量に対して、0.1〜3.0重量%の範囲で使用されてもよい。また更に、ジプロピレングリコール又は同様の水混和性グリコールは、含まれるとき、除草剤組成物の総重量に対して、5.0〜15.0重量%の範囲で使用されてもよい。
任意選択の追加の水溶性の除草剤成分
本出願の除草剤組成物は、グルホシネート及び/又はその塩と組み合わせて、他の水溶性の除草剤成分を場合により含んでもよい。他の水溶性の除草剤成分の好適な例には、アミノリン酸塩又はアミノホスホン酸塩が含まれるが、これらに限定されない。
有利には、利用される場合、アミノリン酸塩又はアミノホスホン酸塩は、少なくとも10重量%、好ましくは少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも90重量%の、イソプロピルアンモニウムアミノホスフェート若しくはアミノホスホネートの塩、例えばグリホサートイソプロピルアンモニウム、又はカリウムアミノホスフェート若しくはアミノホスホネートの塩、例えばグリホサートカリウム塩を含む。塩は、全てのアミノホスフェート又はアミノホスホネートのうちの全部又は一部を酸形態で添加し、相当する量の塩基(例えば、KOH、アミンなど)を用いて中和して塩を形成することにより、組成物の調製時に形成され得る。一部のみが導入され調製された場合は、残りは一括で又は部分として添加され得る。
任意選択の追加の水溶性の除草剤成分は、存在する場合は、除草剤組成物の総重量の、10〜30重量パーセント、例えば10〜15重量パーセント、例えば15〜20重量パーセント、例えば20〜25重量パーセント、例えば25〜30重量パーセント、例えば10〜20重量パーセント、例えば20〜30重量パーセント、例えば22〜26重量パーセントの範囲の量で、除草剤組成物中に存在してもよい。
また更なる実施形態では、グルホシネート及び/又はその塩並びに追加の水溶性の除草剤成分の組み合わせは、存在する場合は、除草剤組成物の総重量の、20〜60重量パーセント、例えば20〜25重量パーセント、例えば25〜30重量パーセント、例えば30〜35重量パーセント、例えば35〜40重量パーセント、例えば40〜45重量パーセント、例えば45〜50重量パーセント、例えば50〜55重量パーセント、例えば55〜60重量パーセントの範囲の量で、除草剤組成物中に存在してもよい。
更なる成分
更なる成分には、湿潤剤、分散剤、乳化剤、浸透剤、防腐剤、不凍剤、蒸発抑制剤及び保水剤(保湿剤)、懸濁助剤、増粘剤、抗ドリフト剤(anti-drift agent)、沈着剤(deposition agent)、充填剤、担体、着色剤、抗酸化剤、及び消泡剤が含まれ得る。
これらの更なる成分は、含まれる場合は、除草剤組成物の総重量に対して0.1〜5.0重量パーセントの範囲の量で、除草剤組成物中に含まれてもよい。
いくつかの実施形態を以下に示す。
項1
アルキルポリグルコシドを含まない液体除草剤組成物であって、
グルホシネート又はその塩;
アルキルエーテルサルフェート又はその塩、ここで、アルキルエーテルサルフェートは、平均式(I):R-(OCH 2 CH 2 ) n -OSO 3 (I)[式中、Rは8〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分岐のアルキル基であり、下付き文字nは1〜10の範囲である]に従う;
ヒドロトロープ;
1,000g/mol以上70,000g/mol未満の範囲の重量平均分子量を有するポリカルボキシレート;及び

を含む液体除草剤組成物。
項2
前記グルホシネートの塩を含む塩が、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、アルキルアミン塩及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、項1に記載の液体除草剤組成物。
項3
前記グルホシネートの塩が、グルホシネートアンモニウムを含む、項1又は項2に記載の液体除草剤組成物。
項4
前記グルホシネート又は前記その塩が、除草剤組成物の総重量の10〜30重量パーセントを構成する、項1〜3のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項5
前記ポリカルボキシレートが、(メタ)アクリル酸のポリマー、(メタ)アクリル酸とマレイン酸とのコポリマー、(メタ)アクリル酸と無水マレイン酸とのコポリマー、又は(メタ)アクリル酸とマレイン酸と無水マレイン酸とのコポリマーを含む、項1〜4のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項6
前記(メタ)アクリル酸とマレイン酸とのコポリマー、又は前記(メタ)アクリル酸と無水マレイン酸とのコポリマー、又は前記(メタ)アクリル酸とマレイン酸と無水マレイン酸とのコポリマーが、3,000〜6,000の範囲の重量平均分子量を有する、項1〜5のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項7
前記コポリマーが、カルボキシル側鎖部分を有する追加のポリマーを更に含む、項5又は6に記載の液体除草剤組成物。
項8
カルボキシル側鎖部分が、酸、塩、縮合無水物及びそれらの組み合わせを含む、項7に記載の液体除草剤組成物。
項9
前記ポリカルボキシレートが、除草剤組成物の総重量の0.1〜3.0重量パーセントを構成する、項1〜8のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項10
ヒドロトロープが、アリールスルホン酸又はその塩を含む、項1〜9のいずれか一項に記載の液体除草剤成分。
項11
前記アリールスルホン酸又はその塩が、キシレンスルホン酸又はその塩、トルエンスルホン酸又はその塩、クメンスルホン酸又はその塩、ベンゼンスルホン酸又はその塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、項10に記載の液体除草剤組成物。
項12
ヒドロトロープが、キシレンスルホン酸ナトリウムを含む、項1〜11のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項13
前記ヒドロトロープが、除草剤組成物の総重量の1.0〜10重量パーセントを構成する、項1〜12のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項14
前記アルキルエーテルサルフェートの前記塩が、ナトリウム又はカリウムを含む、項1〜13のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項15
アルキルエーテルサルフェートが、ナトリウムラウリルエーテルサルフェートを含む、項1〜14のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項16
前記アルキルエーテルサルフェートが、除草剤組成物の総重量の20〜30重量パーセントを構成する、項1〜15のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項17
水が、除草剤組成物の総重量の10〜60重量パーセントの範囲の量で存在する、項1〜16のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項18
除草剤組成物の総重量の0.1〜18重量パーセントの範囲の量で存在する少なくとも1種のグリコールを更に含む、項1〜17のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
項19
前記グリコールが、除草剤組成物の総重量の0.1〜3重量パーセントの範囲の量で存在するアルキレングリコールモノアルキルジアルキルエーテルを含む、項18に記載の液体除草剤組成物。
項20
前記グリコールが、除草剤組成物の総重量の0.1〜3重量パーセントの範囲の量で存在するジプロピレングリコールを含む、項18又は項19に記載の液体除草剤組成物。
以下の実施例は、本発明を説明することを目的としており、決して本発明の範囲を限定するものと考えられるべきではない。
[実施例]
本実施例では、除草剤組成物の様々な配合物を評価し、それらが安定な配合物を生成したかどうかを判定した。以下の表1〜4に記載される様々な除草剤組成物(全てのMWは、重量平均分子量を指す(核磁気共鳴(NMR)又は単分散のポリスチレン標準に基づいた検量線を使用して予め較正した気相クロマトグラフィー(GPC)により測定して、グラム/モル(g/mol又はダルトン)で記載される))を生成する手順は、一般に以下の通りであった:
手順
1.水を混合容器に入れ、撹拌機を使用して混合を開始した。
2.プロピレングリコールモノメチルエーテルを、撹拌しながら混合容器に添加し、混合し続けた。
3.工業用(technical)グルホシネートアンモニウムを、撹拌しながら混合容器に添加し、混合し続ける。
4.ジプロピレングリコールを混合容器に添加し、工業用グルホシネートアンモニウムが完全に可溶化するまで混合し続けた。混合し続ける。
5.キシレンスルホン酸ナトリウムを、混合しながら混合容器に添加し、撹拌し続ける。
6.ポリマーを、混合しながら混合容器に添加し、最低で15分間、混合し続ける。
7.評価用の最終生成物を容器に入れる。
Figure 0006940523
Figure 0006940523
Figure 0006940523
上記の表1〜3に示した通り、本出願による除草剤組成物は、実施例A、B、C、D、E、F及びGにより例証されるように、アルキルポリグルコシド界面活性剤なしで、安定なグルホシネート可溶性液体配合物を実証した。
別添の請求項は、明確な特定の化合物、表面処理材、又は詳細な記載に記載される方法に制限されず、それらは特定の実施形態の間で変わることがあり、その実施形態は別添の特許請求の範囲の範疇にあることが理解されよう。様々な実施形態の特定の特徴又は態様を記載するための、本明細書に依拠する任意のマーカッシュ群に関しては、他の全てのマーカッシュメンバーから独立したそれぞれのマーカッシュ群の各メンバーから、異なる、特別な、及び/又は予想外の結果が得られることがある。マーカッシュ群の各メンバーは、別個に及び/又は組合せで依拠されてもよく、別添の特許請求の範囲の範疇にある具体的な実施形態のための適正なサポートを提供する。
さらに、本発明の様々な実施形態を記載する際に依拠される任意の範囲及び部分範囲は、独立して及び集合的に別添の特許請求の範囲の範疇にあり、全体値及び/又は分別値を中に含む全ての範囲を、そのような値が本明細書に明確に書かれていないとしても記載及び想定することが理解される。当業者は、列挙される範囲及び部分範囲が、本発明の様々な実施形態を十分に記載し可能にすること、及びそのような範囲及び部分範囲は、関連の二分の一、三分の一、四分の一、五分の一などにさらに詳述されうることを容易に認識する。ほんの一例として、「0.1から0.9の」範囲は、下位の三分の一、すなわち0.1から0.3、中間の三分の一、すなわち0.4から0.6、及び上位の三分の一、すなわち0.7から0.9にさらに詳述されることがあり、それらは別個に及び集合的に別添の特許請求の範囲の範疇にあり、別個に及び/又は集合的に依拠されてもよく、別添の特許請求の範囲の範疇にある具体的な実施形態のための適正なサポートを提供する。さらに、範囲を定義するか又は改変する言語、例えば「少なくとも」、「超」、「未満」、「超えない」などに関しては、そのような言語が部分範囲及び/又は上限若しくは下限を含むことが理解されよう。別の例として、「少なくとも10」の範囲は、少なくとも10から35の部分範囲、少なくとも10から25の部分範囲、25から35の部分範囲などを本質的に含み、各部分範囲は、別個に及び/又は集合的に依拠されてもよく、別添の特許請求の範囲の範疇にある具体的な実施形態のための適正なサポートを提供する。最後に、開示される範囲内にある個々の数字は、依拠されてもよく、別添の特許請求の範囲の範疇にある具体的な実施形態のための適正なサポートを提供する。例えば、「1から9の」範囲は、3などの様々な個々の整数を含み、同様に、個々の数字は、4.1などの小数点(又は分数)を含み、それらは、依拠されてもよく、別添の特許請求の範囲の範疇にある具体的な実施形態のための適正なサポートを提供する。
本発明は、説明的な様式で記載されてきており、使用されてきた用語は、限定というよりもむしろ記載の言葉の本質にあるものを意図するものと理解されよう。明らかに、本発明の数多くの改変及び変形は、上記の教示に照らして可能である。本発明は、具体的に記載されるようなもの以外で実践されることがある。

Claims (19)

  1. アルキルポリグルコシドを含まない液体除草剤組成物であって、
    グルホシネート又はその塩;
    アルキルエーテルサルフェート又はその塩、ここで、アルキルエーテルサルフェートは、平均式(I):R-(OCH2CH2)n-OSO 3 (I)[式中、Rは8〜18個の炭素原子を有する直鎖又は分岐のアルキル基であり、下付き文字nは1〜10の範囲である]に従う;
    ヒドロトロープ、ここで、ヒドロトロープは、アリールスルホン酸又はその塩を含む
    1,000g/mol以上70,000g/mol未満の範囲の重量平均分子量を有するポリカルボキシレート;及び

    を含む液体除草剤組成物。
  2. 前記グルホシネートの塩を含む塩が、アンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、アルキルアミン塩及びそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の液体除草剤組成物。
  3. 前記グルホシネートの塩が、グルホシネートアンモニウムを含む、請求項1又は請求項2に記載の液体除草剤組成物。
  4. 前記グルホシネート又は前記その塩が、除草剤組成物の総重量の10〜30重量パーセントを構成する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  5. 前記ポリカルボキシレートが、(メタ)アクリル酸のポリマー、(メタ)アクリル酸とマレイン酸とのコポリマー、(メタ)アクリル酸と無水マレイン酸とのコポリマー、又は(メタ)アクリル酸とマレイン酸と無水マレイン酸とのコポリマーを含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  6. 前記(メタ)アクリル酸とマレイン酸とのコポリマー、又は前記(メタ)アクリル酸と無水マレイン酸とのコポリマー、又は前記(メタ)アクリル酸とマレイン酸と無水マレイン酸とのコポリマーが、3,000〜6,000の範囲の重量平均分子量を有する、請求項5に記載の液体除草剤組成物。
  7. 前記コポリマーが、カルボキシル側鎖部分を有する追加のポリマーを更に含む、請求項5又は6に記載の液体除草剤組成物。
  8. カルボキシル側鎖部分が、酸、塩、縮合無水物及びそれらの組み合わせを含む、請求項7に記載の液体除草剤組成物。
  9. 前記ポリカルボキシレートが、除草剤組成物の総重量の0.1〜3.0重量パーセントを構成する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  10. 前記アリールスルホン酸又はその塩が、キシレンスルホン酸又はその塩、トルエンスルホン酸又はその塩、クメンスルホン酸又はその塩、ベンゼンスルホン酸又はその塩、及びそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  11. ヒドロトロープが、キシレンスルホン酸ナトリウムを含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  12. 前記ヒドロトロープが、除草剤組成物の総重量の1.0〜10重量パーセントを構成する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  13. 前記アルキルエーテルサルフェートの前記塩が、ナトリウム又はカリウムを含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  14. アルキルエーテルサルフェートが、ナトリウムラウリルエーテルサルフェートを含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  15. 前記アルキルエーテルサルフェートが、除草剤組成物の総重量の20〜30重量パーセントを構成する、請求項1〜14のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  16. 水が、除草剤組成物の総重量の10〜60重量パーセントの範囲の量で存在する、請求項1〜15のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  17. 除草剤組成物の総重量の0.1〜18重量パーセントの範囲の量で存在する少なくとも1種のグリコールを更に含む、請求項1〜16のいずれか一項に記載の液体除草剤組成物。
  18. 前記グリコールが、除草剤組成物の総重量の0.1〜3重量パーセントの範囲の量で存在するアルキレングリコールモノアルキルジアルキルエーテルを含む、請求項17に記載の液体除草剤組成物。
  19. 前記グリコールが、除草剤組成物の総重量の0.1〜3重量パーセントの範囲の量で存在するジプロピレングリコールを含む、請求項17又は請求項18に記載の液体除草剤組成物。
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