JP6937628B2 - U形状加工品の折曲げ加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、板状のワークにおける平坦な基板部分の両側に、この基板部分の幅寸法よりも立上り寸法の大きな立上り部を備えたU形状加工品の折曲げ加工方法に関する。さらに詳細には、前記基板部分の平面をより高精度に加工することのできる折曲げ加工方法に関する。
U形状加工品の折曲げ加工を行う先行例として特許文献1がある。
特開昭51−56763号公報
特許文献1に記載の構成は、板状のワークにおける中心位置を折曲げ線として丸味付突条を形成し、ワーク全体を鈍角のV形状に折曲げ加工する。そして、上記丸味付突条を内側の底部にして、前記丸味付突条の両側に折曲げ加工を行ってV字形溝形材を形成するものである。その後、前記丸味付突条を下型における平坦な上面にプレスして平坦とすることによって、基板部分の両側に立上り部を備えたU形状加工品の折曲げ加工を行うものである。
上記構成においては、下型における平坦な上面に丸味付突条をプレスして、丸味付突条を平坦にするものである。したがって、前記丸味付突条のスプリングバックに起因して、より高精度な平坦とすることは難しいものである。よって、両側の立上り部をより平行に構成することは難しいものである。
本発明は、板状のワークにおける基板部分に相当する部分の中央部に溝を形成する工程と、ダイにおける曲げ溝の上側に、前記溝を下側にしてワークの位置決めを行う工程と、前記ワークをパンチによって前記ダイの前記曲げ溝内へ押圧して前記溝を拡開して、前記ワークを鈍角に折曲げる工程と、鈍角に折曲げられた前記ワークの上下を反転して前記溝を上側にし、前記溝の両側方において前記両側方を上側に曲げる直角の折曲げ加工を行って、前記基板部分の幅寸法よりも立上り寸法の大きな立上り部を形成する工程と、前記溝の部分をパンチによって押圧して、拡開している前記溝を元の状態に戻してU形状加工品を完成させる工程とを含むU形状加工品の折曲げ加工方法を提供する
本発明によれば、U形状加工品における基板部分の平面化を行った後、スプリングバックを除去するものであるから、前記基板部分の僅かな反り等の歪みを矯正できることとなり、高精度の折曲げ加工を行うことができるものである。
U形状加工品の形状を示す説明図である。 U形状加工品を折曲げ加工する加工工程の説明図である。 U形状加工品を折曲げ加工する加工工程の説明図である。 U形状加工品を折曲げ加工する加工工程の説明図である。 U形状加工品の折曲げ加工途中における形状の説明図である。 U形状加工品を折曲げ加工する加工工程の説明図である。 U形状加工品を折曲げ加工する加工工程の説明図である。 第2の実施形態に係る折曲げ加工方法の概略的な説明図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明するに、先ず、理解を容易にするために、U形状加工品について説明する。U形状加工品1は、図1に示すように、板状のワークWにおける基板部分3の両側に、この基板部分3の幅寸法よりも立上り寸法の大きな立上り部5A,5Bを直角に折曲げて備えた形状である。
形状加工品1の折曲げ加工を行うには、基板部分3の幅寸法及び立上り部5A,5Bの立上り寸法並びに折曲げ加工時の伸びを考慮して展開長を演算する。そして、演算した展開長に板状のワークWを切断する。この切断したワークWの中央部を、図2に示すように、プレスブレーキ(図示省略)に備えた第1のダイ7における曲げ溝7Vに位置決めする。そして、折曲げ加工部がワークWの板厚よりも大きなR形状の第1のパンチであるRパンチ9でワークWを曲げ溝7V内へ押圧してR曲げ部11を形成する。
次に、ワークWの上下を反転し、前記R曲げ部11における頂部部分11Aを上側にする。そして、上記頂部部分11Aから、基板部分3の幅寸法の1/2の箇所を、図3に示すように、第1のダイ7における曲げ溝7Vの中央部に位置決めする。そして、第2のパンチ13によって基板部分3に直角の折曲げ加工を行って、立上り部5Aを形成する。次に、ワークWの前後を反転し、図4に示すように、前記頂部部分11Aから、基板部分3の幅寸法の1/2の箇所において、基板部分3に直角の折曲げ加工を行って、立上り部5Bを形成する。
すなわち、前記頂部部分11Aを間にして、前記基板部分3の幅寸法に相当する位置において基板部分3に対して直角の折曲げ加工を行うことによって、図5に示すように、立上り部5A,5Bを形成するものである。
ところで、基板部分3において、両立上り部5A,5Bの間には頂部部分11Aが形成されている。したがって、両立上り部5A,5Bの内側において、基板部分3は幅方向の中央部が山形状に突出した形態にある。よって、基板部分3に直角に折曲げを行って形成した両立上り部5A,5Bの先端側(自由端側)は、僅かに開くように互に傾斜した状態にある。
よって、基板部分3の平面化を図り、かつ両立上り部5A,5Bの平行化を図るために、図6に示すように、上面が平面である第2のダイ15上に、ワークWの基板部分3を載置して位置決めする。そして、図6に示すように、下面が平面である第3のパンチ17によって、頂部部分11Aを第2のダイ15の平面へ押圧する。すなわち、ワークWにおける基板部分3の平面化を行う。
上述のように、第2のダイ15における平坦な上面に対して、下面が平面である第のパンチ17によって、ワークWの基板部分3を押圧した工程のみでは、スプリングバックに起因して、R曲げ部11は僅かに存在することになる。換言すれば、基板部分3を当初の平面に形成することは困難である。
そこで、本実施形態においては、図7に示すように、更なる工程として、第1のダイ7上にワークWの基板部分3を載置位置決めする。そして、Rパンチ9によって基板部分3を第1のダイ7の曲げ溝7V内へ僅かに押圧する。すなわち、基板部分3を、下側に凸状に曲げ加工を行って、前記スプリングバックを除去するものである。
この際、第1のダイ7の端面からワークWにおける基板部分3の端部を僅かに突出する。そして、例えばスコヤなどの検査治具19を基板部分3に当接して、基板部分3の平面度合を確認する。すなわち、検査治具19を用いて基板部分3の平面度合を確認しつつスプリングバックの除去を行うものである。
なお、前記基板部分3の平面度合、すなわちプレスブレーキ側のパンチの移動量を記憶しておけば、次からは検査治具19を用いて前記基板部分3の平面度合を確認する必要はないものである。
そして、基板部分3が所定の平面を呈すると、基板部分3と両立上り部5A,5Bは直角を呈することとなり、両立上り部5A,5Bは平行になる。すなわち、ワークWはより高精度のU形状に加工される。
既に理解されるように、本実施形態によれば、第1のダイ7とRパンチ9とを用いた折曲げ加工(R曲げ部を形成する工程)と、第1のダイ7と第2のパンチ13とを用いた折曲げ加工(立上り部を形成する工程)と、第2のダイ15と第3のパンチ17とを用いた折曲げ加工(平面化を行う工程)と、更に第1のダイ7とRパンチ9とを用いた折曲げ加工(スプリングバックを除去する工程)を行うものである。この際、プレスブレーキにおける下部テーブル上に第1のダイ7(2つ)及び第2のダイ15を左右方向に適宜間隔に装着し、第1のダイ7に対応するRパンチ9及び第2のパンチ13と、第2のダイ15に対応する第3のパンチ17をプレスブレーキにおける上部テーブルに装着した構成(金型レイアウト)とすることができる。すなわち、U形状加工品1は、3つの折曲げ加工箇所を順次移動するステップベンドで折曲げ加工することができる。
また、本実施形態においては、大きなR形状のRパンチ9によってR曲げ部11を形成するものである。また、スプリングバック除去の加工も、前記Rパンチ9を用いて行うものである。したがって、前記基板部分3に、Rパンチ9の圧痕を生じるようなことがないものである。
ところで、前述のごとく、ワークWの折曲げ加工等のプレス加工を行う際は、パンチとワークとの間及び/又はダイとワークとの間に、傷防止用のシートを介在することが望ましい。このように、傷防止用のシートを介在することにより、ワークWに傷を生じることが防止できるものである。
ところで、本発明は、前述したごとき実施形態に限ることなく、適宜の変更を行うことにより、その他の形態でもって実施可能である。すなわち、図8(A)に示すように、ワークWの基板部分3に相当する部分の中央部にV溝21を形成する。次に、図8(B)に示すように、V溝21を下側にして、第1のダイ7の曲げ溝7VにワークWを位置決めする。そして、ワークWを第1のダイ7の曲げ溝7V内へ押圧して、V21を拡開すると共に、ワークWを鈍角に折曲げ加工する。
次に、ワークWの上下を反転し、図8(C)に示すように、V溝21を側にして、V溝21の両側方において直角の折曲げ加工を行う。すなわち、立上り部5A,5Bの折曲げ加工を行う。次に、V溝21部分を適宜のパンチによって押圧し、V溝21の拡開を元に戻す。すなわち、基板部分3の平面化を図り、図8(D)に示すU形状加工品1Aを完成させる。
この平面化を行う工程の際に、V溝21部分に、適宜のパンチが位置決めされることにより、ワークWのずれが生じにくくなることから、適宜のパンチは、下面が平面である第3のパンチ17や、上面が平面である第2のダイ15でなくても構わない。よって、R曲げ部を形成する工程の第1のダイ7とRパンチ9や、立上り部を形成する工程の第1のダイ7と第2のパンチ13を用いることができ、この場合には、金型レイアウトを簡略化できる。この実施形態においては、基板部分3にV溝21を形成して、V溝21が拡がるように曲げ加工を行っている。したがって、基板部分3の平面化を図るときのスプリングバックは殆どない。よって、スプリングバックを除去する工程が不要である。すなわち、基板部分3の平面度合を確認する必要がなく、U形状加工品1Aの折曲げ加工を容易に行い得る。
以上のごとき説明から理解されるように、本実施形態によれば、基板部分3を平面にすることが容易であり、また基板部分3と両立上り部5A,5Bとを直角に形成することが容易である。したがって、U形状加工品の形状を、より高精度な形状とすることができる。
1,1A U形状加工品
3 基板部分
5A,5B 立上り
7 第1のダイ
9 Rパンチ(第1のパンチ)
11 R曲げ部
13 第2のパンチ
15 第2のダイ
17 第3のパンチ

Claims (1)

  1. 板状のワークにおける基板部分に相当する部分の中央部に溝を形成する工程と、
    イにおける曲げ溝の上側に、前記溝を下側にしてワークの位置決めを行う工程
    前記ワークをパンチによって前記ダイの前記曲げ溝内へ押圧して前記溝を拡開して、前記ワークを鈍角に折曲げる工程
    鈍角に折曲げられた前記ワークの上下を反転して前記溝を上側にし、前記溝の両側方において前記両側方を上側に曲げる直角の折曲げ加工を行って、前記基板部分の幅寸法よりも立上り寸法の大きな立上り部を形成する工程
    前記溝部分をパンチによって押圧して、拡開している前記溝をの状態に戻してU形状加工品を完成させる工程と
    を含むU形状加工品の折曲げ加工方法。
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