JP6934512B2 - 高い視感透過率を有し、かつウォーム調からニュートラル色のエッジを有するガラスシート - Google Patents

高い視感透過率を有し、かつウォーム調からニュートラル色のエッジを有するガラスシート Download PDF

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Description

本発明は、高い視感透過率を有し、かつウォーム調からニュートラル色のエッジを有するガラスシートに関する。その審美性のために、本発明は、とりわけ建築用ガラスもしくは例えば家具用途におけるようなインテリアガラスとして、または自動車用ガラスとして、または電子デバイス/ディスプレイにおけるカバーガラスとしても特に適している。
当技術分野において、「超白」または「超透明」ガラスは、その高い視感透過率および/またはエネルギー透過率のため、ソーラーまたは建築分野において長年にわたって知られている。これらのガラスは、低量の鉄を含有し、それによって多くの場合に「低鉄ガラス」とも呼ばれる。
鉄は、第二鉄イオンFe3+および第一鉄イオンFe2+の形態でガラス中に存在する。第二鉄イオンの存在は、ガラスに短い波長の可視光線のわずかな吸収および近紫外線(380nmを中心とした吸収バンド)のより高い吸収をもたらす一方、第一鉄イオンの存在(FeO酸化物として表わされる場合がある)は、近赤外線(1050nmを中心とした吸収バンド)の強い吸収をもたらす。第二鉄イオンは、明るい黄色の呈色を示す一方、第一鉄イオンは、著しい青緑色を生じる。したがって、全鉄含有量(両方の形態)の増加は、光透過を損なうほど可視光の吸収を高める。
低鉄ガラスは、典型的に、(Feとして表わされる)0.04重量%未満またはさらに0.02重量%未満の量の全鉄を含み、概して実質的に無色であると考えられる。それにもかかわらず、シートの形態のこのようなガラスは、その主面を通して見るときに無色とみなされ得る場合でも、そのエッジは、(細長い目視経路のために)かなり着色されているように見えることが知られている。例えば、企業AGC Glass Europe製のSunmax(登録商標)ガラスのような典型的な低鉄ソーラーガラスシートを考えるとき、シートの厚さにかかわらず、ガラスエッジの緑色がかった〜黄色がかった色合いを観察することができる。
有色のガラスエッジは、多くの用途(例えば、ソーラー用途のような)にとって許容可能である場合でも、他の用途について、緑色/黄色のエッジの色合いに関して、特に、
− エッジの色が、部屋の装飾と適合するかまたはガラスがその一部である家具の他の部分と適合しなければならない場合、または
− ガラスが、例えば数個の家具について、異なる色の物体に直接に隣接して配置される場合、または
− 例えば、テーブルトップまたはいくつかのスマートフォンなどのガラスシートが、そのエッジが見る人の視界に直接入るように配置されるとき
に審美的な問題があり得る。
これらの審美的な問題を解決するために、超透明ガラスのエッジの呈色を避けるための1つの公知の解決策は、組成物中の全鉄含有量をさらに減少させることである。しかしながら、非常に低い鉄含有量は、費用がかかる非常に高純度の原材料および/またはその精製も必要とするため、この解決策は、得られたガラスのコストを劇的に増加させる。さらに、それは、加工上の理由(非常に加速される炉の摩耗、品質問題、収量低下、低鉄製造中の一層多い消費)のために最小レベルの鉄に制限される。
その次に、初期の緑色/黄色を抑えるより心地よい色(例えば、青色の色合い)を生じさせることにより、典型的な超透明ガラスシートのエッジの望ましくない緑色/黄色の色合いを避けることも提案されている。
低鉄ガラスシートにおいて望ましい/心地よい色を有するエッジを与えるために、いくつかの解決策が説明されている。
− 欧州特許第0463607B1号明細書は、ガラス中の鉄含有量を0.02重量%未満のFe(全鉄含有量)に最小化することに加えて、レドックス比を増加させるべきであり(すなわち第一鉄イオンFe2+の量を増加させる)、特にそれを少なくとも0.44に調節することを提案している。残念ながら、このような解決策は、コールド調のエッジ(青色がかった〜緑色がかった色合い)を有するガラスシートを与えるにすぎない。
− また、米国特許第6218323B1号明細書は、(Feとして)0.03重量%未満の全鉄を有するソーダ石灰ケイ酸塩ガラス内に(CoOとして)0.1〜1ppmの範囲内のコバルトを混合することにより、青色の色合いをガラスシートのエッジに与えることを提案している。しかしながら、このような解決策は、いくつかの欠点を有する。0.1〜1ppmのCoOを含有するガラスシートを工業的に製造するとき、以下の問題が生じる可能性が高い:そのように非常に少量のコバルト原材料をガラスバッチ/溶融体中に均一に混合および分散させることは簡単ではなく、その結果、ガラス中のコバルト含有量の変動がかなりのものになる傾向がある。さらに、このような開示された組成物は、コールド調のエッジ(青色の色合い)を有するガラスシートを与えるにすぎない。
− 高い視感透過率を有するガラスシートのエッジに対する心地よい色合いを得るための(国際公開第2005082799A2号パンフレットに記載される)別の解決策は、着色剤の第一鉄種を酸化することにより、ガラスの「脱色剤」として作用するかなりの量の酸化セリウム(実施例は、0.035〜0.1重量%のCeOを有する)を使用することにある。しかしながら、これは、ガラスシートのエッジに所望の色を与えるために十分であると考えられない。このため、CeOをガラスに添加することによって形成される第二鉄種によってもたらされる、得られた望ましくない色を補償するために、酸化エルビウム(実施例は、0.06〜0.1重量%を有する)が添加された。しかしながら、このような解決策は、ウォーム調のエッジを有するガラスシートに利用できない。さらに、著しい量のセリウムの存在のために、得られたガラスシートは、日光に存在する紫外線への暴露のためにガラスの視感透過率が経時的に減少する「ソラリゼーション」として公知の現象を強く受ける。最後に、費用がかかる材料であるセリウムおよびエルビウムのこのような高量は、ガラスの著しい付加的なコストをもたらす。
− 米国特許出願公開第2015/0045202A1号明細書は、高い視感透過率を有し、かつとりわけ低い鉄含有量(0.012〜0.018重量%)、Er(0.04〜0.05重量%)および還元剤としてのSnO(0.035〜0.09重量%)を含む組成物を有するガラスシートを開示している。残念ながら、開示されたこのような組成物は、コールド調のエッジ(ニュートラル〜わずかに青色がかった色合い)を有し、かつ著しい量の還元性SnOの存在によって得られるそのより高いレドックス比に相関するより低い視感透過率を有するガラスシートを与えるにすぎない。
したがって、低鉄ガラスシートのエッジの自然な緑色がかった〜黄色がかった色合いをより心地よくする、従来技術において明らかにされた解決策の主要部分は、コールド調のエッジおよび特に青色のエッジを得ることを可能にする。
(例えば、周囲の木製家具と整合/調和するために)審美的に心地よいウォーム調のエッジと共に高い可視視感透過率を有する強靭なガラスシートがガラス市場において依然として必要とされている。これに関連して、欧州特許第0463606B1号明細書は、0.02重量%未満のFeの低鉄含有量(全鉄含有量)を使用して、ウッド調またはハニー調のエッジを有するガラスシートを得るためにセレンを非常に低量(0.3〜2ppm)で添加できることを教示している。任意選択により、コバルトを必要に応じて3ppm(CoO)までの量で添加して、エッジをよりニュートラルにして灰色に近づくことができる。残念ながら、ガラスの製造中、非常に揮発性の化合物として知られているこのような低量のセレンは、保持収量の安定性およびそれによって最終ガラス製造の色の安定性の深刻な問題を生じる。
本明細書において、「ウォーム調」は、a*b*系の正の座標によって定義される色、または換言すればa*b*ダイアグラムの第1ダイヤルにある色を意味する。本発明におけるウォーム調には、例えば、ウッド調、ハニー調およびa*b*ダイアグラムの第1ダイヤルの、0;0座標に近いほぼニュートラル調も含まれる。比較として、例えばAGC Glass Europe製のSunmax(登録商標)ガラスのような従来技術からの典型的な低鉄ソーラーガラスシートは、負のa*値および正のb*値を有する(その場合、a*b*ダイアグラムの第4ダイヤルに配置している)。
本発明は、とりわけ、先行技術の言及された欠点を克服する目的を有する。
より正確には、本発明の1つの目的は、高い視感透過率を有し、かつウォーム調からニュートラル/無色であるエッジを有するガラスシートを提供することである。
本発明の別の目的は、高い視感透過率を有し、かつウォーム調からニュートラル/無色であるエッジを有するガラスシートであって、ガラスは、色の安定性の主要な問題を伴わずに製造可能である、ガラスシートを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、高い視感透過率を有し、かつウォーム調からニュートラル/無色であるエッジを有し、実質的にソラリゼーションを受けないガラスシートを提供することである。
本発明の別の目的は、簡単でありかつとりわけ経済的である、先行技術の不利な点に対する解決策を与えることである。
本発明は、視感透過率LTD4≧87%を有するガラスシートであって、アンチモンおよびヒ素を含有しない組成物であって、
− 全鉄(Feの形態で表わされる):0.002〜0.04重量%
− エルビウム(Erの形態で表わされる):0.003〜0.1重量%
− レドックス比≦32%
− 1.3*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Co≦2.6*Fe
を含む組成物を有するガラスシートに関する。
したがって、本発明は、先行技術の不利な点に対する解決策を見出すことを可能にするため、新規で創意に富んだ方法である。本発明者らは、実際に、驚くべきことに、アンチモンおよびヒ素を含有しない低鉄ガラス母材中において、
(i)特定量のエルビウム(ウッド調のエッジを有する公知のガラス中のセレンについてよりもかなり高量)、
(ii)比較的低いレドックス比、および
(iii)以下の通りの鉄含有量およびエルビウム含有量(ならびに存在する場合、クロムおよびコバルト含有量)間の関連:1.3*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Co≦2.6*Fe
を組み合わせることにより、高い視感透過率を有し、かつウォーム調(正のa*b*座標)からニュートラルであるエッジを有するガラスシートを得ることができ、ガラスは、色の安定性の主要な問題を伴わずに製造可能であり、実質的にソラリゼーションを受けないことを見出した。
本記載および特許請求の範囲において、ガラスシートの視感透過率を定量化するために、(標準ISO9050に従って)2°の観察立体角で4mmのシートの厚さについてD65光源(LTD)を使用して、全透過(LTD4)を考える。光透過は、ガラスシートを通って透過される波長380nm〜780nmで放射される光束のパーセンテージを表わす。
本記載および特許請求の範囲においてならびに他の方法で明記される際、ガラスシートの色を評価するために、D65光源、10°、SCIを使用して、透過において4mmのシートの厚さについて測定されるCIELab値:a*およびb*を考える。
本発明の他の特徴および利点は、簡単な例示的かつ非限定的な実施例によって与えられる好ましい実施形態の以下の説明を読むことからより明らかにされるであろう。
本明細書全体にわたり、範囲が示されるとき、別の方法で明示的に示される場合を除いて端の値が含まれる。さらに、数値の範囲の全ての整数値およびサブドメイン値は、明示的に記載されるかのように明確に含まれる。また、本明細書全体にわたり、含有量の値は、別の方法で明示的に示される場合を除いてパーセンテージ単位である(すなわちppm単位)。さらに、また本明細書全体にわたり、パーセンテージの含有量の値は、ガラスの全重量に対して表わされる重量による(重量%としても言及される)。さらに、ガラス組成物が与えられるとき、これは、ガラスのバルク組成物に関する。
本発明によれば、ガラスシートは、アンチモンを含有しない組成物を有する。これは、元素アンチモンがガラスバッチ/原材料中に意図的に添加されないことと、それが存在する場合、ガラスシートの組成物中のSb含有量が、製造中に不可避的に含有される不純物のレベルにのみ達することとを意味する。好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.01重量%より低い含有量のSbを含む。好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.005重量%より低い含有量のSbを含む。より好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.002重量%より低い含有量のSbを含む。Sbは、環境および健康に有害であるため、その使用が禁じられているかまたは少なくとも厳しく制御されており、このために避けるべきである。さらに、ガラスシートがフロートされる場合、スズと接触したときに望ましくない還元反応が起こり、本発明の目的に反する非常に不快な呈色を生じる。
本発明によれば、ガラスシートは、ヒ素を含有しない組成物を有する。これは、元素ヒ素がガラスバッチ/原材料中に意図的に添加されないことと、それが存在する場合、ガラスシートの組成物中のAs含有量が、製造中に不可避的に含有される不純物のレベルにのみ達することとを意味する。好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.01重量%より低い含有量のAsを含む。好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.005重量%より低い含有量のAsを含む。より好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.002重量%より低い含有量のAsを含む。Asは、環境および健康に有害であるため、その使用が禁じられているかまたは少なくとも厳しく制御されており、このために避けるべきである。さらに、ガラスシートがフロートされる場合、スズと接触したときに望ましくない還元反応が起こり、本発明の目的に反する非常に不快な呈色を生じる。
好ましくは、本発明によるガラスシートは、有利には、LTD4≧88%、≧89%、またはさらに≧90%、またはより良好には≧90.5%、≧90.75%、またはさらにより良好には≧91%、≧91.15%、≧91.2%、≧91.3%を有する。
本発明によるガラスシートは、a*≧0およびb*≧0であり、a*およびb*は、D65光源、10°、SCIを使用する透過において4mmのシートの厚さについて測定される。
本発明によるガラスシートは、様々なおよび比較的大きいサイズを有し得る。それは、例えば、3.21m×6m、もしくは3.21m×5.50m、もしくは3.21m×5.10m、もしくは3.21m×4.50m(「PLF」ガラスシート)、または同様に例えば3.21m×2.55mもしくは3.21m×2.25m(「DLF」ガラスシート)までの範囲のサイズを有することができる。
本発明によるガラスシートは、0.1〜30mmの厚さを有することができる。有利には、タッチパネル用途の場合、本発明によるガラスシートは、0.1〜6mmの厚さを有することができる。好ましくは、タッチスクリーン用途の場合、重量の理由のために、本発明によるガラスシートの厚さは、0.1〜2.2mmである。あるいは、好ましくは、スクリーン用途以外の任意の用途について、本質的に機械的強度の理由のために、本発明によるガラスシートの厚さは、4〜12mmである。
好ましくは、本発明のガラスは、完全非晶質材料であり、それによって一切の結晶材料、部分的結晶材料(例えば、ガラス−結晶材料またはガラス−セラミック材料など)さえも除外する。
本発明によるガラスシートは、フローティング法、延伸法、圧延法または溶融ガラス組成物から出発するガラスシートを製造するための公知の任意の他の方法によって得られるガラスシートであり得る。本発明による好ましい実施形態によれば、ガラスシートは、フロートガラスシートである。用語「フロートガラスシート」は、還元条件下において、溶融スズの槽上に溶融ガラスを流し込むことを含む、フロートガラス法によって形成されるガラスシートを意味すると理解される。フロートガラスシートは、公知の方法で「スズ面」、すなわちシートの表面に近いガラス体のスズが豊富な面を含む。用語「スズが豊富」は、実質的にゼロ(スズを含有しない)であってもなくてもよい、コアのガラスの組成物に対するスズの濃度の増加を意味すると理解される。
本発明によれば、本発明の組成物は、全鉄(Feを用いて表わされる)を以下の通り:0.002〜0.04重量%含む。本記載において、ガラス組成物中の全鉄含有量について言及するとき、「全鉄」および「Fe」が同様に使用される。実施形態によれば、組成物は、全鉄≧0.004重量%を含む。好ましくは、組成物は、全鉄≧0.005重量%を含む。より好ましくは、組成物は、全鉄≧0.006重量%またはさらに≧0.007重量%を含む。このような低鉄値は、多くの場合、費用がかかる非常に高純度の出発材料およびまたその精製を必要とするため、最小値のこれらの増加は、ガラスのコストを過度に増加させないことを可能にする。好ましくは、組成物は、全鉄≦0.03重量%を含む。より好ましくは、組成物は、全鉄≦0.02重量%、またはさらに≦0.015重量%、またはさらに良好には≦0.01重量%を含む。全鉄の最大値のこれらの減少は、視感透過率の一層高い値に達することを可能にする。ここで、疑義を避けるために、Feの下限に関するそれぞれの実施形態は、当然のことながら、Feの上限に関する任意の可能な実施形態と独立に組合せ可能である。
本発明によれば、本発明の組成物は、エルビウム(Erの形態で表わされる)を以下の通り:0.003〜0.1重量%含む。好ましくは、組成物は、Er≧0.005重量%を含む。より好ましくは、組成物は、Er≧0.01重量%、またはさらに≧0.015重量%、またはさらに良好には≧0.02重量%を含む。これらの最小値は、所望の色をより良好に目標とすることができる。好ましくは、組成物は、Er≦0.08重量%、またはより良好には≦0.06重量%、またはさらに良好には≦0.05重量%を含む。最大値のこれらの減少は、(i)エルビウム原材料が非常に高価であるため、ガラスのコストを過度に増やさないこと、(ii)視感透過率を過度に損なわないこと、および(iii)非常に過度の二色性現象を避けることを可能にする。ここで、疑義を避けるために、Erの下限に関するそれぞれの実施形態は、当然のことながら、Erの上限に関する任意の可能な実施形態と独立に組合せ可能である。
本発明によれば、本発明の組成物は、1.3*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Co≦2.6*Feを含む。本発明において、クロムおよびコバルトは、任意選択的であるにすぎない成分であることを理解されたい。この式において、全ての量は、同じ単位(重量%またはppm)で表わされなければならない。
好ましくは、組成物は、1.4*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Coを含む。より好ましくは、組成物は、1.5*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Co、またはさらに1.7*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Co、またはさらに良好には1.8*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Coを含む。これらの最小値は、所望の色および高い視感透過率をより良好に目標とすることができる。好ましくは、組成物は、Er−21.87*Cr−53.12*Co≦2.4*Feを含む。より好ましくは、組成物は、Er−21.87*Cr−53.12*Co≦2.2*Fe、またはさらにEr−21.87*Cr−53.12*Co≦2*Feを含む。これらの最大値も所望の色および高い視感透過率をより良好に目標とすることができる。ここで、疑義を避けるために、下限に関するそれぞれの実施形態は、当然のことながら、上限に関する任意の可能な実施形態と独立に組合せ可能である。
本発明によれば、本発明の組成物は、レドックス比≦32%を有する。本発明におけるレドックス比は、ガラス組成物の技術分野において一般的に認められているものに従っており、Fe2+含有量(Feとして計算される)の全鉄含有量に対する比(Feとして表わされる)として定義される。本発明の実施形態によれば、本発明の組成物は、≦30%レドックス比を有する。好ましくは、本発明の組成物は、≦28%、またはさらに≦26%、またはさらに良好には≦25%のレドックス比を有する。このような低いレドックス値は、より高いレベルの視感透過率に達することを可能にし、本発明に従ってErを使用することによって「第1ダイヤル」(正のa*b*)に達することを容易にする。
すでに上述した理由のために(ソラリゼーションの現象を避けるために)および好ましい実施形態によれば、ガラスシートの組成物は、セリウム含有量(CeOとして表わされる)≦0.05重量%を含有する。好ましくは、ガラスシートの組成物は、セリウム含有量(CeOとして表わされる)≦0.03重量%またはさらに≦0.01重量%を含む。より好ましくは、ガラスシートの組成物は、CeOを含有しない。これは、元素セリウムがガラスバッチ/原材料中に意図的に添加されないことと、それが存在する場合、ガラスシートの組成物中のその含有量は、製造中に不可避的に含有される不純物のレベルにのみ達することとを意味する。
別の実施形態によれば、ガラスシートの組成物は、0.1重量%より低い含有量のZnOを含む。好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.01重量%より低い含有量のZnOを含む。より好ましくは、ガラスシートの組成物は、ZnOを含有しない。これは、元素亜鉛がガラスバッチ/原材料中に意図的に添加されないことと、それが存在する場合、ガラスシートの組成物中のZnO含有量が、製造中に不可避的に含有される不純物のレベルにのみ達することとを意味する。
さらに別の実施形態によれば、ガラスシートの組成物は、0.1重量%より低い含有量のSrOを含む。好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.01重量%より低い含有量のSrOを含む。より好ましくは、ガラスシートの組成物は、SrOを含有しない。これは、元素ストロンチウムがガラスバッチ/原材料中に意図的に添加されないことと、それが存在する場合、ガラスシートの組成物のSrO含有量が、製造中に不可避的に含有される不純物のレベルにのみ達することとを意味する。
さらに別の実施形態によれば、ガラスシートの組成物は、0.1重量%より低い含有量のSnOを含む。本明細書において、SnO含有量は、ガラスシートのバルクのSnO含有量を意味し、フロートガラスシートの場合にいわゆる「スズ面」を除外する。好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.03重量%より低い含有量のSnOを含む。より好ましくは、ガラスシートの組成物は、0.01重量%より低い含有量のSnOを含む。最も好ましい実施形態において、ガラスシートの組成物は、SnOを含有しない。これは、元素スズがガラスバッチ/原材料中に意図的に添加されないことと、それが存在する場合、ガラスシートの組成物中のSnO含有量が、製造中に不可避的に含有される不純物のレベルにのみ達することとを意味する。存在する場合、SnOは、レドックス比を増加させる傾向があり、したがって視感透過率を減少させ、ガラス中の冷たい色合いを増す。
本発明によるガラスシートは、様々なカテゴリーに属し得るガラスから製造される。したがって、ガラスは、ソーダ石灰シリカ、アルミノケイ酸塩またはホウケイ酸塩タイプ等のガラスであり得る。好ましくは、ガラスシートの組成物は、ガラスの全重量に対して表わされる重量パーセントで以下のものを含む:
SiO 40〜78重量%
Al 0〜18重量%
0〜18重量%
NaO 0〜20重量%
CaO 0〜15重量%
MgO 0〜10重量%
O 0〜10重量%
BaO 0〜5重量%。
より好ましくは、とりわけ低い製造コストの理由のために、ガラス組成物は、ソーダ石灰ケイ酸塩タイプのガラスである。この実施形態によれば、「ソーダ石灰ケイ酸塩タイプのガラス」とは、組成物の基礎ガラス母材が、ガラスの全重量に対して表わされる重量パーセントで以下のものを含むことを意味する:
SiO 60〜78重量%
Al 0〜8重量%
0〜4重量%
CaO 0〜15重量%
MgO 0〜10重量%
NaO 5〜20重量%
O 0〜10重量%
BaO 0〜5重量%。
この実施形態によれば、好ましくは、組成物の基礎ガラス母材は、ガラスの全重量に対して表わされる重量パーセントで以下のものを含む:
SiO 60〜78重量%
Al 0〜6重量%
0〜1重量%
CaO 5〜15重量%
MgO 0〜8重量%
NaO 10〜20重量%
O 0〜10重量%
BaO 0〜1重量%。
本発明の好ましい実施形態において、組成物は、ガラスの全重量に対して表わされる重量パーセントで以下のものを含む:
65≦SiO≦78重量%
5≦NaO≦20重量%
0≦KO<5重量%
1≦Al<6重量%
0≦CaO<4.5重量%
4≦MgO≦12重量%
(MgO/(MgO+CaO))≧0.5。
本発明の別の好ましい実施形態において、組成物は、ガラスの全重量に対して表わされる重量パーセントで以下のものを含む:
65≦SiO≦78%
5≦NaO≦20%
0≦KO<5%
3<Al≦5%
0<CaO<4.5%
4≦MgO≦12%;
0.88≦[MgO/(MgO+CaO)]<1。
本発明の別の好ましい実施形態において、組成物は、ガラスの全重量に対して表わされる重量パーセントで以下のものを含む:
60≦SiO≦78%
5≦NaO≦20%
0.9<KO≦12%
4.9≦Al≦8%
0.4<CaO<2%
4<MgO≦12%。
本発明の別の好ましい実施形態において、組成物は、ガラスの全重量に対して表わされる重量パーセントで以下のものを含む:
65≦SiO≦78重量%
5≦NaO≦20重量%
1≦KO<8重量%
1≦Al<6重量%
2≦CaO<10重量%
0≦MgO≦8重量%
O/(KO+NaO):0.1〜0.7。
特に、本発明による組成物のための基礎ガラス母材の例は、公開PCT特許出願国際公開第2015/150207A1号パンフレットおよび国際公開第2015/150403A1号パンフレット、出願されたPCT特許出願PCT/欧州特許出願公開第2015/078305号明細書およびPCT/欧州特許出願公開第2016/058090号明細書、ならびに欧州特許出願第16176447.7号明細書に記載されている。
高いMgOを有する上述の組成物は、ガラス母材中の6倍のFe2+イオンの比率を減少させ、したがって可視/近赤外線範囲の終わりのFe2+の強い吸収ピークを減少させることによって光透過を増加させることができるため、特によく適している。同じように、より高いKO量を有するガラス組成物は、視感透過率を増加させることができ、KOを含有する上記の組成物を本発明の目的のために特によく適したものにすることが(例えば、米国特許出願公開第20100304949A1号明細書において)示された。
有利には、本発明のガラスシートは、機械的または化学的に強化され得る。また、それは、曲げられ/曲線状にされるか、または一般的な方法で(冷間曲げ、熱成形などによって)変形されて任意の所望の形態にされ得る。また、それは、積層され得る。
本発明の実施形態によれば、ガラスシートは、少なくとも1つの透明なかつ電気導電性の薄層でコートされる。本発明による透明および導電性薄層は、例えば、SnO:F、SnO:SbもしくはITO(インジウムスズ酸化物)、ZnO:Alまたは同様にZnO:Gaをベースとする層であり得る。
本発明の別の有利な実施形態によれば、ガラスシートは、少なくとも1つの反射防止層でコートされる。この実施形態は、スクリーンの前面として本発明のガラスシートを使用する場合に明らかに有利である。本発明による反射防止層は、例えば、低い屈折率を有する多孔性シリカに基づく層であり得るか、またはそれは、いくつかの層(積層体)、特に低屈折率および高屈折率を有しかつ低い屈折率を有する層で終わる誘電体材料交互層の層の積層体から構成され得る。
別の実施形態によれば、ガラスシートは、少なくとも1つの指紋防止層でコートされるか、または指紋を低減するかもしくはそれが付かないように処理されている。また、この実施形態は、タッチスクリーンの前面として本発明のガラスシートを使用する場合に有利である。このような層またはこのような処理は、反対側の面上に堆積された透明なかつ電気導電性の薄層と組み合わせることができる。このような層は、同じ面上に堆積された反射防止層と組み合わせることができ、指紋防止層は、積層体の外側にあり、したがって反射防止層を覆う。
さらに別の実施形態によれば、ガラスシートは、少なくとも1つの層でコートされるか、またはまぶしさおよび/もしくはぎらつきを低減もしくは防止するように処理されている。この実施形態は、当然のことながら、ディスプレイデバイスの前面として本発明のガラスシートを使用する場合に有利である。このような防眩またはぎらつき防止処理は、例えば、ガラスシートの処理された面の特定の荒さを生じる酸エッチングである。
さらに別の実施形態によれば、ガラスシートは、抗細菌性を得るように処理されている(すなわち公知の銀処理によって)。また、このような処理は、ディスプレイデバイスの前面として本発明のガラスシートを使用する場合に有利である。
さらに別の実施形態によれば、ガラスシートは、エナメル、有機ペイント、ラッカー等の少なくとも1つのペイント層でコートされる。このペイント層は、有利には、有色または白色であり得る。この実施形態によれば、ガラスシートは、少なくとも1つの面上でその全表面にまたは部分的にのみコートされ得る。
望ましい用途および/または性質によれば、他の層/処理は、本発明によるガラスシートの一方の面および/または他方の面上に堆積/実施され得る。
本発明のガラスシートは、家具(テーブル、棚、椅子、ドア等)、電子デバイス、電気器具、ホワイトボード、食器棚、シャワードア、壁パネル、ファサード、インテリアパーティション、照明等として多様化される物体に統合される/それと結合される/それとして使用される場合に特に重要である。
本発明の実施形態は、ここで、本発明によらないいくつかの比較例と一緒に例としてのみさらに説明される。以下の実施例は、例示目的のために提供され、本発明の範囲を限定することを意図しない。
異なるガラスシートは、本発明または比較例に従って、全鉄、エルビウム、クロム、コバルトおよびレドックスの可変量を使用しておよび異なる基礎ガラス母材を使用して(i)工業的に製造されるか(「ind」)、または(ii)実験室内で調製されるか(「lab」)、または(iii)計算/シミュレートされるか(「simu」)のいずれかであった。
ガラスシート(EX9.x、EX10.x)の実験室での調製のために、粉末原材料を目標組成物に準じる量で一緒に混合した:エルビウム、鉄ならびに任意選択によりコバルトおよびクロムを含む原材料(鉄は、不純物として基礎組成物の原材料中にすでに少なくとも部分的に存在することに留意されたい)が添加された基礎ガラス母材。次に、原材料混合物は、原材料の完全な溶融を可能にする温度に電気炉内で加熱された。
工業的に製造されるガラスシートのために(EX11.x)、それらは、量産フロート炉で典型的な方法で製造された。
実験室内でまたは工業的に調製されるそれぞれのガラスシートの光学的性質を、直径150mmの積分球を備えたPerkin Elmer Lambda 950分光光度計で測定し、特に、
− 2°の立体視角を使用して(D65光源)および380〜780nmの波長範囲について4mmの厚さに対して視感透過率LTD4をISO9050標準に従って測定した。
− CIEL*a*b*パラメーターは、以下のパラメーター:D65光源、10°、4mmの厚さを使用する透過において測定された。
ガラスシート(EX1.x、EX2.x、EX3.x、EX4.x、EX5.x、EX6.xおよびEX7.x)のシミュレーション/計算のために、異なるガラス着色剤の光学的性質に基づいて光学的性質を計算した(関連する基礎ガラス母材について測定された線形吸収係数を使用して、完全な光学スペクトルを得て目的のパラメーターを計算する)。計算において考えられる基礎ガラス母材は、以下の通りであり、欧州特許出願第16176447.7号明細書によるガラス母材に対応する。
Figure 0006934512
また、従来技術からのおよび市販のいくつかの典型的なソーダ石灰ガラスシートを比較例(EX8.1、EX8.2、EX8.3)として光学的性質に関して評価した。EX8.3は、従来技術からの典型的な低鉄ソーラーガラスシート(AGC Glass Europe製のSunmax(登録商標)ガラス)に対応する。
結果:
比較例(「comp」)および本発明による実施例(「inv」)の組成物および光学的性質を表1〜11に示す。
Figure 0006934512
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それらの結果は、低鉄ガラス母材中において、本発明に従う特定のエルビウム含有量を比較的低いレドックス(≦32%)および1.3〜2.6の比[Er−21.87*Cr−53.12*Co]/Feと一緒に組み合わせることにより、本発明の目的、すなわち高い視感透過率を有し、かつa*b*ダイアグラムの第1ダイヤル(正のa*b*座標)にあるガラスシートを達成できることの非常に明確に証明する。

Claims (13)

  1. 視感透過率LTD4≧87%を有するガラスシートであって、ガラスシートが、アンチモンおよびヒ素を含有しない組成物であって、
    − 全鉄(Feの形態で表わされる):0.002〜0.04重量%
    − エルビウム(Erの形態で表わされる):0.003〜0.1重量%
    − レドックス比≦32%
    − 1.3*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Co≦2.6*Fe
    を含む組成物を有すること、及びガラスシートが、a*≧0およびb*≧0を有し、a*およびb*は、D65光源、10°、SCIを使用して、透過において4mmのシート厚さについて測定されることを特徴とする、ガラスシート。
  2. 前記組成物は、全鉄0.002〜0.03重量%を含むことを特徴とする、請求項1に記載のガラスシート。
  3. 前記組成物は、全鉄0.002〜0.02重量%を含むことを特徴とする、請求項2に記載のガラスシート。
  4. 前記組成物は、レドックス比≦30%を有することを特徴とする、請求項3に記載のガラスシート。
  5. 前記組成物は、Er≦0.08重量%を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のガラスシート。
  6. 前記組成物は、Er≧0.01重量%を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガラスシート。
  7. 前記組成物は、Er≧0.015重量%を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のガラスシート。
  8. 前記組成物は、セリウム含有量(CeOとして表わされる)≦0.05重量%を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のガラスシート。
  9. 視感透過率LTD4≧89%を有することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のガラスシート。
  10. 前記組成物は、1.5*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Coを含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載のガラスシート。
  11. 前記組成物は、1.8*Fe≦Er−21.87*Cr−53.12*Coを含むことを特徴とする、請求項10に記載のガラスシート。
  12. 前記組成物は、Er−21.87*Cr−53.12*Co≦2.4*Feを含むことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のガラスシート。
  13. 前記組成物は、Er−21.87*Cr−53.12*Co≦2*Feを含むことを特徴とする、請求項12に記載のガラスシート。
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