JP6928621B2 - 光学部品および照明装置 - Google Patents

光学部品および照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6928621B2
JP6928621B2 JP2018562901A JP2018562901A JP6928621B2 JP 6928621 B2 JP6928621 B2 JP 6928621B2 JP 2018562901 A JP2018562901 A JP 2018562901A JP 2018562901 A JP2018562901 A JP 2018562901A JP 6928621 B2 JP6928621 B2 JP 6928621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
phosphor
light
translucent
optical component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018562901A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018135121A1 (ja
Inventor
直剛 岡田
直剛 岡田
近藤 順悟
順悟 近藤
山口 省一郎
省一郎 山口
大和田 巌
大和田  巌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Publication of JPWO2018135121A1 publication Critical patent/JPWO2018135121A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6928621B2 publication Critical patent/JP6928621B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V9/00Elements for modifying spectral properties, polarisation or intensity of the light emitted, e.g. filters
    • F21V9/30Elements containing photoluminescent material distinct from or spaced from the light source
    • F21V9/32Elements containing photoluminescent material distinct from or spaced from the light source characterised by the arrangement of the photoluminescent material
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V9/00Elements for modifying spectral properties, polarisation or intensity of the light emitted, e.g. filters
    • F21V9/30Elements containing photoluminescent material distinct from or spaced from the light source
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V29/00Protecting lighting devices from thermal damage; Cooling or heating arrangements specially adapted for lighting devices or systems
    • F21V29/50Cooling arrangements
    • F21V29/70Cooling arrangements characterised by passive heat-dissipating elements, e.g. heat-sinks
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V29/00Protecting lighting devices from thermal damage; Cooling or heating arrangements specially adapted for lighting devices or systems
    • F21V29/50Cooling arrangements
    • F21V29/502Cooling arrangements characterised by the adaptation for cooling of specific components
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2101/00Point-like light sources
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO THE FORM OR THE KIND OF THE LIGHT SOURCES OR OF THE COLOUR OF THE LIGHT EMITTED
    • F21Y2115/00Light-generating elements of semiconductor light sources
    • F21Y2115/30Semiconductor lasers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2006Lamp housings characterised by the light source
    • G03B21/2033LED or laser light sources
    • G03B21/204LED or laser light sources using secondary light emission, e.g. luminescence or fluorescence

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

本発明は、光学部品および照明装置に関し、特に、蛍光体基板を有する光学部品と、当該光学部品を有する照明装置とに関するものである。
国際公開第2011/141377号(特許文献1)によれば、蛍光体を支持する支持体と、蛍光体への電磁放射を行う放射源とを有する車両用ヘッドライトモジュールが開示されている。支持体としては、多結晶アルミナセラミックスまたはサファイアが例示されている。いずれの材料も、高い耐熱性と高い熱伝導性とを有する点で、温度の上昇および温度分布のむらが生じやすい照明装置であるヘッドライトへの適用に適している。蛍光体としては、セリウム(Ce)でドーピングされたイットリウムアルミニウムガーネット(YAG)が例示されている。放射源として青色発光レーザが例示されている。青色レーザ光は黄色蛍光体を通りその補色により白色光に変換される。これによりヘッドライトモジュールは白色光を放射することができる。
特開2016−119361号公報(特許文献2)によれば、波長変換部材としての蛍光体を有する発光装置が開示されている。蛍光体として、バインダに分散された粉末形態のものを用いることができる。またこれに代わる態様として、単一の単結晶または単一の多結晶を用いることができ、その場合、蛍光体とバインダとの屈折率の差によって両者の界面で光の散乱が起きることを排除する効果が得られることが記載されている。
国際公開第2011/141377号 特開2016−119361号公報
発光装置においては、光が適度に散乱されることが望まれる場合がある。例えば、光源として青色レーザを用いたヘッドライトの場合、光の散乱が小さ過ぎると、散乱されなかった青色レーザ光の進行方向に沿って、白色光ではなく青みを帯びた光が強く放射されてしまう。このため、ヘッドライトからの照明光は、強い色むらを有してしまう。一方で、光の散乱が大き過ぎると、光の減衰が大きくなるので、照明光の出力が低下してしまう。
蛍光体が、バインダ中に分散されたものか、多結晶のものか、あるいは単結晶のものかによって、光が散乱される程度は異なる。具体的には、光が散乱される程度は、バインダに分散された蛍光体の場合に大きく、多結晶蛍光体の場合に中程度であり、単結晶蛍光体の場合に小さい。これら3つのタイプの蛍光体から任意のものを選択することができるとは限らない。例えば、バインダに分散された蛍光体は、高温下において、内部量子効率が低下しやすく、特にバインダが有機物の場合はバインダが劣化しやすい。照明装置がヘッドライトおよびはプロジェクタ用光源のように高輝度のものである場合、温度が上昇しやすいので、バインダに分散された蛍光体は上記理由によって不適当な場合がある。一方、単結晶蛍光体は、内部量子効率の低下が300℃程度の高温下でも比較的少ない。このため高輝度用途への適用が検討されている。しかしながら、単結晶蛍光体は一般に引き上げ法により作製されるため、大型結晶の作製が困難であり、また結晶の上下方向で添加活剤の濃度が異なるといった欠点を有している。一方、セラミックなどの多結晶は大型化は容易で、添加活剤の濃度差も生じにくい。また、最近では単結晶の温度特性および透過特性と遜色ないものも提案されている。このように、高輝度用途においては、光の散乱の程度を蛍光体のタイプの選択によって調整することは難しい。
光が蛍光体だけでなくその支持体も通る場合、光の散乱は、蛍光体中だけでなく、それを機械的に保持する支持体中においても生じる。よって、蛍光体中での光の散乱の程度を十分に調整することができなくても、支持体中での光の散乱の程度を十分に調整することができれば、全体として、光の散乱の程度を最適化することができる。しかしながら従来技術においては、支持体の選択肢が、概して、光を大きく散乱させる多結晶か、光をあまり散乱させない単結晶かの2つに限られる。よって支持体中での光の散乱の程度を任意に調整することができない。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、その一の目的は、蛍光体を保持する支持体中における光の散乱の程度を任意に調整することができる光学部品を提供することである。また他の目的は、光源からの光を適度に散乱させることができる照明装置を提供することである。
本発明の光学部品は、蛍光体基板を含む第1基板と、第1基板を支持し透光性基板を含む第2基板とを有している。透光性基板は、配向性をともなう多結晶構造を有している。透光性基板の多結晶構造は、10%以上99%以下の配向度を有している。
本発明の照明装置は光学部品および光源を有している。光学部品は、蛍光体基板を含む第1基板と、第1基板を支持し透光性基板を含む第2基板とを有している。透光性基板は、配向性をともなう多結晶構造を有している。透光性基板の多結晶構造は、10%以上99%以下の配向度を有している。光源は、光学部品の第1基板および第2基板の両方を通過する光を供する。
本発明の光学部品によれば、蛍光体基板は、配向性をともなう多結晶構造を有する透光性基板によって支持されている。これにより、透光性基板の配向性を調整することによって、光の散乱の程度を調整することができる。すなわち、蛍光体を支持する支持体中における光の散乱の程度を任意に調整することができる。
本発明の照明装置によれば、光源からの光は、第1基板だけでなく第2基板も通過する。これにより、第2基板が有する透光性基板の配向性を調整することによって、照明装置における光の散乱の程度を調整することができる。
この発明の目的、特徴、局面、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明の実施の形態1における光学部品を有する照明装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1の一部拡大図であって、光学部品における被支持基板と支持基板との間の接合層の近傍を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態2における光学部品の構成を概略的に示す断面図である。 図3の一部拡大図であって、被支持基板と支持基板との間の接合層の近傍を概略的に示す部分断面図である。 図3の光学部品の製造方法の第1工程を概略的に示す断面図である。 図3の光学部品の製造方法の第2工程を概略的に示す断面図である。 図3の光学部品の製造方法の第3工程を概略的に示す断面図である。 図3の光学部品の製造方法の第4工程を概略的に示す断面図である。 図4の変形例である。 実施例および比較例の光学部品についての評価結果を示すグラフ図である。
<実施の形態1>
(構成)
図1を参照して、照明装置100は、光源90と、波長変換部材50(光学部品)とを有している。光源90は、例えば半導体レーザである。波長変換部材50は、蛍光体を用いることによって、光の波長を変換するものである。光源からの励起光91は、波長変換部材50を通過することによって、照明光92に変換される。例えば、励起光91は青色光または紫外光であり、照明光92は白色光(励起光91の透過光である青色光と、蛍光体によって波長変換された変換光である黄色光との合成光)である。
波長変換部材50は、被支持基板10(第1基板)と、被支持基板10を機械的に保持する支持基板20(第2基板)とを有している。照明装置100が使用される際は、被支持基板10および支持基板20の両方を通過する光が、光源90によって供される。被支持基板10は蛍光体基板11を含み、本実施の形態においては被支持基板10は蛍光体基板11である。支持基板20は透光性基板21を含み、本実施の形態においては支持基板20は透光性基板21である。
蛍光体基板11は多結晶構造を有している。蛍光体基板11は、ガラスまたは樹脂などのバインダを実質的に含有しないものであることが好ましい。すなわち、蛍光体基板11は、多数の蛍光体粒子がバインダによって結合されているものではなく、多結晶構造自体が連続的に設けられることによって構成されたもの、典型的にはセラミックス、であることが好ましい。好ましくは、透光性基板21の熱伝導率は、蛍光体基板11の熱伝導率よりも高い。蛍光体基板11は、例えば、Ceなど添加活剤をドーピングされたYAGから作られている。
透光性基板21は、透光性を有する基板であり、好ましくは実質的に透明な基板である。透光性基板21の直線透過率は、照明装置100が利用する波長範囲において、厚み0.5mm当たり70%程度以上が好ましい。透光性基板21の厚みは、例えば1mm程度である。透光性基板21は、水平方向(図中、横方向)において、実質的に一定の屈折率を有していることが好ましい。透光性基板21は、実質的に気孔を有しないことが好ましい。気孔の観察は、例えば、5000倍程度の顕微鏡観察によって行われる。観察される面が準備される際に脱粒が生じることを避けるために、観察される面は、イオンミリングを用いた研磨によって仕上げられることが好ましい。
透光性基板21は、主成分としてアルミナ(Al)または窒化アルミニウムを含むことが好ましい。透光性基板21の成分中、主成分が占める割合は、99%以上が好ましく、99.99%以上がより好ましい。好ましくは、透光性基板21の線膨張係数は、蛍光体基板11の線膨張係数の±30%以内である。ここで線膨張係数は面内方向(図中、横方向)のものである。
透光性基板21は、セラミックス(焼結体)であり、配向性をともなう多結晶構造を有している。配向方向は、透光性基板21の厚み方向(図中、縦方向)に沿っていることが好ましい。言い換えれば、配向方向は、被支持基板10と支持基板20との積層方向に沿っていることが好ましい。結晶の配向軸は、典型的には結晶学におけるc軸である。
透光性基板21の多結晶構造の配向性は、10%以上99%以下の配向度を有していることが好ましい。配向度は、X線回折を用いたロットゲーリング法によって測定することができる。測定試料は、透光性基板21のほぼ水平な断面(厚み方向にほぼ垂直な断面)を平滑に研磨することによって得られる。この研磨された面に対してX線が照射されることで、X線回折プロファイルが取得される。以下、透光性基板21がアルミナから作られている場合について詳述する。
入射X線方向と回折X線方向とのなす角度を2θとし、X線としてCuKα線が用いられるとすると、X線回折プロファイルは、例えば、2θ=20°〜70°の範囲で取得される。このプロファイルから、(hkl)面の各々に対応する強度I(hkl)のデータが読み取られる。このデータから、c面配向度が、以下のように算出される。
Figure 0006928621
上記の式における強度比Pおよび強度比Pは、以下の式によって算出される。
Figure 0006928621
Figure 0006928621
強度比Pは、測定試料についての、c面に対応する(006)面の強度I(006)が、測定範囲のすべての(hkl)についての強度I(hkl)の和で規格化されたものである。強度比Pは、無配向アルミナについての、c面に対応する(006)面の強度I(006)が、測定範囲のすべての(hkl)についての強度I(hkl)の和で規格化されたものである。強度比Pは、無配向アルミナとしての標準α−アルミナについてのJCPDS(Joint Committee on Powder Diffraction Standards:粉末回折標準のための合同委員会)カードのNo.46−1212から算出することができる。なおX線回折装置としては、例えば、株式会社リガク製「RINT−TTR III」を用いることができ、X線源の設定条件としては、例えば、電圧50kVおよび電流300mAの条件を用いることができる。
通常の多結晶アルミナは、配向性を有しておらず、実質的に0%の配向度を有している。一方、意図的に配向性が付与される多結晶アルミナの配向度は、1%程度から100%近くまで制御することができる。配向性を得るためには、例えば、板状アルミナ粒子を含む原材料を用いてのテンプレート粒成長(Templated Grain Growth:TGG)法が用いられる。原材料中の、板状アルミナ粒子と、板状でない通常のアルミナ粒子との配合比を調整することによって、配向度を任意に調整することができる。なお板状アルミナ粒子の厚みは、高い配向度と、緻密性との両方を得るためには、1.5μm程度以上20μm程度以下が好ましい。
図2を参照して、波長変換部材50は、電子顕微鏡などによって微視的に観察されると、被支持基板10と支持基板20との間に接合層30を有している。接合層30は、被支持基板10と支持基板20との間の直接接合によって形成された界面層である。直接接合の際に原子の拡散が生じることから、接合層30は、被支持基板10の支持基板20に面する面(図中、下面)に含まれる少なくとも1種類の元素と、支持基板20の被支持基板10に面する面(図中、上面)に含まれる少なくとも1種類の元素とを含む。特に本実施の形態においては、接合層30は、蛍光体基板11と透光性基板21との間の直接接合によって形成された界面層である。このため接合層30は、蛍光体基板11に含まれる少なくとも1種類の元素と、透光性基板21に含まれる少なくとも1種類の元素とを含む。接合層30の厚みは非常に小さく、よって接合層30はそれを透過する光の進行をほとんど妨げない。接合層30の厚みは、1nm程度以上100nm程度以下が好ましく、1nm以上10nm以下がより好ましい。
なお、接合層30が存在していることから、厳密にいえば、蛍光体基板11は、透光性基板21によって接合層30を介して支持されているといえる。
(効果)
本実施の形態の波長変換部材50によれば、蛍光体基板11は、配向性をともなう多結晶構造を有する透光性基板21によって支持されている。これにより、透光性基板21の配向性を調整することによって、光の散乱の程度を調整することができる。すなわち、蛍光体を支持する支持体中における光の散乱の程度を任意に調整することができる。
また本実施の形態においては、蛍光体基板11は多結晶構造を有している。よって蛍光体基板11は、蛍光体が単結晶の場合および蛍光体がバインダ中に分散される場合に比して、光を中程度に散乱する。この場合、蛍光体基板11および透光性基板21の全体による光の散乱を適度なものとするために、透光性基板21が光を中程度散乱することが求められることがあり得る。本実施の形態によれば、透光性基板21が、配向性をともなう多結晶構造を有する。これにより、透光性基板21は、単結晶構造の場合および無配向多結晶構造の場合と比較して、光を中程度に散乱することができる。
なお蛍光体基板11は多結晶構造を有するものに限定されるわけではない。透光性基板21の多結晶構造が有する配向性を調整することによって光の散乱の程度を調整することができるという効果は、蛍光体基板11の構成を問わず、得られるものである。よって変形例として、蛍光体基板11は、単結晶構造を有するものであってもよい。この場合、透光性基板21の配向度を小さくすることによって、光の散乱が不足しないようにすることができる

好ましくは、透光性基板21の熱伝導率は、蛍光体基板11の熱伝導率よりも高い。これにより、蛍光体基板11で発生した熱の排熱を促進することができる。よって、発熱により蛍光体基板11の温度が上昇することによる性能の劣化を抑制することができる。
好ましくは、透光性基板21の多結晶構造は、10%以上99%以下の配向度を有している。これにより、透光性基板21における光の散乱の程度を、透光性基板21の多結晶構造が無配向の場合に比して十分に小さく、かつ透光性基板21が単結晶の場合に比して十分に大きくすることができる。なお、透光性基板21の熱伝導度を高める観点では、配向度が90%以上であることが好ましい。
接合層30は、被支持基板10の支持基板20に面する面に含まれる少なくとも1種類の元素と、支持基板20の被支持基板10に面する面に含まれる少なくとも1種類の元素とを含む。このような接合層30は、前述したように、直接接合によって形成することができる。直接接合が用いられることにより、被支持基板10から支持基板20への熱伝導が接合部において阻害されることが抑制される。
なお変形例として、被支持基板10と支持基板20との接合に、直接接合以外の方法が用いられてもよい。その場合、上記接合層30とは異なる、接合のための層が設けられる。
好ましくは、透光性基板21の線膨張係数は、蛍光体基板11の線膨張係数の±30%以内である。これにより、熱膨張の差異に起因した蛍光体基板11の割れの発生を防止することができる。特に、蛍光体基板11の厚みが100μm程度以下かつ透光性基板21の厚みが1mm以上のように両者の厚みの相異が大きい場合、顕著な効果が得られる。
本実施の形態の照明装置100によれば、光源90からの光は、被支持基板10だけでなく支持基板20も通過する。これにより、支持基板20が有する透光性基板21の配向性を調整することによって、照明装置100における光の散乱の程度を調整することができる。散乱の程度が過小でないことによって、励起光91のうち散乱されなかった成分が特定の方向(図1における上方)へ強く放射されることが避けられる。このため照明光92の色むらが抑制される。特に、光源90としてレーザが用いられた場合は一般に色むらが発生しやすいので、上記効果が顕著である。一方、散乱の程度が過大でないことによって、光の過度な減衰が避けられる。このため、散乱に起因しての照明光92の出力低下が抑制される。以上から、色むらを抑制しつつ出力を高めることができる。
<実施の形態2>
(構成)
図3を参照して、本実施の形態の波長変換部材50a(光学部品)は、被支持基板10(図1)に代わり、被支持基板10a(第1基板)を有している。被支持基板10aは、支持基板20に面する中間層13を含む。よって蛍光体基板11は、透光性基板21によって中間層13を介して支持されている。中間層13は、蛍光体基板11の材料とは異なる材料からなる。中間層13は、透光性を有する層であり、好ましくは実質的に透明である。好ましくは、中間層13の厚みは、1μm以下である。好ましくは、中間層13の熱伝導率は、蛍光体基板11の熱伝導率よりも高い。中間層13の材料は、好ましくは酸化物であり、例えば、アルミナ(Al)または五酸化タンタル(Ta)である。
図4を参照して、本実施の形態の波長変換部材50aは、接合層30(図2)に代わり接合層30aを有している。接合層30aは、被支持基板10aと支持基板20との間の直接接合によって形成された界面層である。このため接合層30aは、被支持基板10aの支持基板20に面する面(図中、下面)に含まれる少なくとも1種類の元素と、支持基板20の被支持基板10aに面する面(図中、上面)に含まれる少なくとも1種類の元素とを含む。特に本実施の形態においては、接合層30aは、中間層13と透光性基板21との間の直接接合によって形成された界面層である。このため接合層30aは、中間層13に含まれる少なくとも1種類の元素と、透光性基板21に含まれる少なくとも1種類の元素とを含む。接合層30aが存在していることから、厳密にいえば、蛍光体基板11は、透光性基板21によって中間層13および接合層30aを介して支持されているといえる。上記以外については、接合層30aは接合層30(図2)に類したものである。
なお、上記以外の構成については、上述した実施の形態1の構成とほぼ同じであるため、同一または対応する要素について同一の符号を付し、その説明を繰り返さない。
(製造方法)
波長変換部材50aの製造方法について、図5〜図8を参照しつつ、以下に説明する。
図5を参照して、蛍光体基板11上(図中、下面上)に中間層13が形成される。これにより、蛍光体基板11および中間層13を有する被支持基板10aが得られる。また、支持基板20としての透光性基板21が準備される。被支持基板10aおよび支持基板20が真空チャンバ40中へ搬送される。被支持基板10aの中間層13の表面と、支持基板20の表面との各々へ、粒子線生成装置41から粒子線42が照射される。これにより、両表面が、直接接合に適したものとなる。例えば、粒子線生成装置41はイオンガンであり、粒子線42はイオンビームである。イオンビームは、典型的には、アルゴン(Ar)イオンビームである。なお、粒子線に代わり、プラズマが照射されてもよい。
さらに図6を参照して、上記1対の表面が互いに接触させられる。そして、被支持基板10aと支持基板20とが荷重44によって互いに押し付けられる。これにより被支持基板10aと支持基板20とが直接接合によって互いに接合される。接合時の温度は、常温であってもよく、常温より高い温度であってもよい。高温、特に800℃程度以上の温度、が用いられると、物質の拡散が特に有意に促進される。このため、接合されることになる表面の平滑性が、常温の場合よりは、厳しく求められない。このため、高い接合温度が許容されるならば、それを用いることで、コストを低減したり、歩留まりを高めたりすることができる。
図7を参照して、必要に応じて、蛍光体基板11の厚みが研磨46によって低減される。図8を参照して、上記接合によって得られた被支持基板10aおよび支持基板20の積層体から、ダイシングライン48に沿って、1つ以上の波長変換部材50aが切り出される。
以上により、波長変換部材50a(図3)が得られる。なお中間層13を形成することなく上記製造方法が行われれば、波長変換部材50(図1:実施の形態1)が得られる。
(効果)
本実施の形態によっても、前述した実施の形態1とほぼ同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態によれば、被支持基板10aは、支持基板20に面する中間層13を含み、この中間層13は、蛍光体基板11の材料とは異なる材料からなる。これにより、被支持基板10aの支持基板20に面する面の材料を、支持基板20との接合に適した材料とすることができる。これにより、被支持基板10aと支持基板20との接合が容易となり、特に、材料の組み合わせが重要な接合である直接接合が容易となる。なお中間層13の材料は透光性基板21の材料と同じであってもよく、その場合、直接接合がより容易となる。
(変形例)
図9を参照して、変形例の波長変換部材50b(光学部品)は、支持基板20(図3)に代わり支持基板20a(第2基板)を有している。支持基板20aは、被支持基板10aに面する中間層23を含む。よって蛍光体基板11は、透光性基板21によって中間層13および中間層23を介して支持されている。中間層23は、透光性基板21の材料とは異なる材料からなる。中間層23は、透光性を有する層であり、好ましくは実質的に透明である。好ましくは、中間層23の厚みは、1μm以下である。好ましくは、中間層23の熱伝導率は、蛍光体基板11の熱伝導率よりも高い。中間層23の材料は、好ましくは酸化物であり、例えば、アルミナまたは五酸化タンタルである。
また波長変換部材50bは、接合層30a(図4)に代わり、接合層30bを有している。接合層30bは、被支持基板10aと支持基板20aとの間の直接接合によって形成された界面層である。このため接合層30bは、被支持基板10aの支持基板20aに面する面(図中、下面)に含まれる少なくとも1種類の元素と、支持基板20aの被支持基板10aに面する面(図中、上面)に含まれる少なくとも1種類の元素とを含む。特に本実施の形態においては、接合層30bは、中間層13と中間層23との間の直接接合によって形成された界面層である。このため接合層30bは、中間層13に含まれる少なくとも1種類の元素と、中間層23に含まれる少なくとも1種類の元素とを含む。接合層30bが存在していることから、厳密にいえば、蛍光体基板11は、透光性基板21によって中間層13と中間層23と接合層30bとを介して支持されているといえる。上記以外については、接合層30bは接合層30a(図4)に類したものである。
本変形例によっても、実施の形態2とほぼ同様の効果が得られる。なお中間層23の材料は中間層13の材料と同じであってもよく、その場合、直接接合がより容易となる。
波長変換部材50a(図3)の実施例1〜3と、その比較例1および2とについての検討結果を、以下の表にまとめる。なお、表中の「総合評価」は、照明光92(図1)の出力が2200lm以上、かつ、照明光92に色むらがみられない場合に「合格」とされ、そうでない場合に「不合格」とされた。
Figure 0006928621
以下、各例について詳述する。
(実施例1)
蛍光体基板11(図5)として、Ce原子がドーピングされた多結晶YAGセラミック基板(神島化学工業株式会社製)が準備された。蛍光体基板11上に、中間層13(図5)として、厚み0.5μmのアルミナ層がスパッタ法によって成膜された。得られた層は、表面粗さRa0.5nmを有していた。また支持基板20(図5)として、厚み1mm、配向度60%および直線透過率70%を有する透明アルミナ基板が準備された。アルミナ層と透明アルミナ基板とが直接接合された。具体的には、まず、両者の表面にアルゴンイオンビームが照射された。次に、真空中、常温下で、両者が接触させられ、そして荷重44(図6)が加えられた。すなわち、直接接合が行われた。顕微鏡観察によれば、接合面に気泡はみられなかった。次に、研磨46(図7)によって、蛍光体基板11の厚みが、誤差±0.25μm以内で100μmまで低減された。研磨46は、光学研磨の精度で行われた。具体的には、グラインダー研削、ラップおよび化学機械研磨(CMP)が順に行われた。次に、ダイシング装置を用いて3mm角のサイズで波長変換部材50a(図3)が切り出された。得られた波長変換部材50aには、欠けもクラックもみられなかった。
光源90(図1)として、出力10W、波長450nmのGaN系青色レーザ装置が準備された。これを用いて生成された励起光91(図1)が波長変換部材50a(図1)へ照射された。この光が波長変換部材50aを通過することによって得られた照明光92(図1)について、その出力および色むらが評価された。上記の表に示したように、出力は2800lmであり、色むらはみられなかった。よって波長変換部材50aは合格と判定された。
なお、照明光92の出力の測定は、日本工業規格(JIS:Japanese Industrial Standards)における「JIS C 7801」の規定に沿って行われた。具体的には、波長変換部材50aからの全光束の時間平均によって測定された。全光束の測定は,積分球(球形光束計)を用いて行われた。被測定光源と、全光束が値づけられた標準光源とが、同じ位置で点灯され、両者の比較によって測定が行われた。
色むらは、輝度分布測定装置を用いて得られた色度図によって評価された。色度図において、測定結果が、中央値x:0.3447±0.005、y:0.3553±0.005の範囲にある場合は色むらがないと判定され、それ以外の場合は色むらがあると判定された。
(実施例2)
支持基板20(図5)として、配向度10%および直線透過率50%を有する透明アルミナ基板が準備された。これ以外の製造条件は、実施例1と同じとされた。実施例1と同様、接合面に気泡はみられず、また、得られた波長変換部材50aには、欠けもクラックもみられなかった。上記の表に示したように、波長変換部材50aからの照明光92(図1)の出力は2200lmであり、色むらはみられなかった。よって波長変換部材50aは合格と判定された。
(実施例3)
支持基板20(図5)として、配向度99%および直線透過率84%を有する透明アルミナ基板が準備された。これ以外の製造条件は、実施例1と同じとされた。実施例1および2と同様、接合面に気泡はみられず、また、得られた波長変換部材50aには欠けもクラックもみられなかった。上記の表に示したように、波長変換部材50aからの照明光92(図1)の出力は2550lmであり、色むらはみられなかった。よって波長変換部材50aは合格と判定された。
(比較例1)
支持基板20(図5)を構成する透光性基板として、実施例1〜3では配向性多結晶アルミナが用いられたが、本比較例では、厚み方向に沿ったc軸を有する単結晶サファイアが用いられた。このため本比較例における透光性基板のc面配向度は100%といえる。単結晶サファイアの直線透過率は85%であった。これ以外の製造条件は、実施例1と同じとされた。実施例1〜3と同様、接合面に気泡はみられず、また、得られた波長変換部材には、欠けもクラックもみられなかった。上記の表に示したように、波長変換部材からの照明光の出力は2500lmであり、色むらがみられた。色むらがあることによって、この波長変換部材は不合格と判定された。
(比較例2)
支持基板20(図5)を構成する透光性基板として、実施例1〜3では配向性多結晶アルミナが用いられたが、本比較例では、無配向性アルミナが用いられた。このため本比較例における透光性基板のc面配向度は0%といえる。無配向性アルミナの直線透過率は45%であった。これ以外の製造条件は、実施例1と同じとされた。上記各例と同様、接合面に気泡はみられず、また、得られた波長変換部材には、欠けもクラックもみられなかった。上記の表に示したように、波長変換部材からの照明光の出力は2000lmであり、色むらはみられなかった。出力の不足によって、この波長変換部材は不合格と判定された。
(その他の実施例)
上記に加えて、配向度20%、50%および70%を有する透明アルミナ基板が用いられた実施例についても、上記と同様の検討が行われた。図10のグラフにそれらの評価結果がまとめられている。
(上記例に対する検討)
比較例1においては、波長変換部材からの照明光に色むらがみられた。その理由は、比較例1において透光性基板として単結晶サファイアが用いられたために、光の散乱が不足したためと考えられる。これに対して他の例では、光が十分に散乱されたために色むらの発生が抑制されたと考えられる。よって色むらの発生を避けるためには、透光性基板として、単結晶サファイアではなく多結晶アルミナを用いることが好ましいと考えられる。
比較例2においては、波長変換部材からの照明光の出力が不足した。その理由は、比較例2において透光性基板として無配向性の多結晶アルミナが用いられたために、光の散乱が過剰であったためと考えられる。これに対して他の例では、光が過剰に散乱されなかったために照明光の出力の低減が抑制されたと考えられる。よって照明光の出力の低減を抑制するためには、透光性基板の多結晶構造が配向性を有することが好ましいと考えられる。
以上のように、透光性基板21が、配向性をともなう多結晶構造を有していることによって、光の散乱の過不足が避けられたと考えられる。そしてそれによって、色むらの発生を避けることができ、かつ、照明光92の出力の低減を抑制することができたと考えられる。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10,10a 被支持基板(第1基板)
11 蛍光体基板
13,23 中間層
20,20a 支持基板(第2基板)
21 透光性基板
30,30a,30b 接合層
40 真空チャンバ
41 粒子線生成装置
50,50a,50b 波長変換部材(光学部品)
90 光源
91 励起光
92 照明光
100 照明装置

Claims (8)

  1. 蛍光体基板(11)を含む第1基板(10,10a)と、
    前記第1基板(10,10a)を支持し、透光性基板(21)を含む第2基板(20,20a)と、
    を備え、前記透光性基板(21)は、配向性をともなう多結晶構造を有しており、前記透光性基板(21)の前記多結晶構造は、10%以上99%以下の配向度を有している、光学部品(50,50a,50b)。
  2. 前記蛍光体基板(11)は多結晶構造を有している、請求項1に記載の光学部品(50,50a,50b)。
  3. 前記透光性基板(21)の熱伝導率は、前記蛍光体基板(11)の熱伝導率よりも高い、請求項1または2に記載の光学部品(50,50a,50b)。
  4. 前記第1基板(10,10a)と前記第2基板(20,20a)との間に接合層(30,30a,30b)をさらに備え、前記接合層(30,30a,30b)は、前記第1基板(10,10a)の前記第2基板(20,20a)に面する面に含まれる少なくとも1種類の元素と、前記第2基板(20,20a)の前記第1基板(10,10a)に面する面に含まれる少なくとも1種類の元素とを含む、請求項1からのいずれか1項に記載の光学部品(50,50a,50b)。
  5. 前記透光性基板(21)の線膨張係数は、前記蛍光体基板(11)の線膨張係数の±30%以内である、請求項1からのいずれか1項に記載の光学部品(50,50a,50b)。
  6. 前記第1基板(10a)は、前記第2基板に面する中間層(13,23)を含み、前記中間層(13,23)は、前記蛍光体基板(11)の材料とは異なる材料からなる、請求項1からのいずれか1項に記載の光学部品(50a,50b)。
  7. 照明装置(100)であって、
    光学部品(50,50a,50b)を備え、前記光学部品(50,50a,50b)は、
    蛍光体基板(11)を含む第1基板(10,10a)と、
    前記第1基板(10,10a)を支持し、透光性基板(21)を含む第2基板(20,20a)と、を含み、前記透光性基板(21)は、配向性をともなう多結晶構造を有しており、前記透光性基板(21)の前記多結晶構造は、10%以上99%以下の配向度を有しており、前記照明装置(100)はさらに
    前記光学部品(50,50a,50b)の前記第1基板(10,10a)および前記第2基板(20,20a)の両方を通過する光を供する光源(90)を備える、照明装置(100)。
  8. 前記光源(90)はレーザを含む、請求項に記載の照明装置(100)。
JP2018562901A 2017-01-18 2017-11-17 光学部品および照明装置 Active JP6928621B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017006504 2017-01-18
JP2017006504 2017-01-18
PCT/JP2017/041469 WO2018135121A1 (ja) 2017-01-18 2017-11-17 光学部品および照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018135121A1 JPWO2018135121A1 (ja) 2019-11-07
JP6928621B2 true JP6928621B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=62908711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018562901A Active JP6928621B2 (ja) 2017-01-18 2017-11-17 光学部品および照明装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10995934B2 (ja)
EP (1) EP3572853B1 (ja)
JP (1) JP6928621B2 (ja)
CN (1) CN110168418B (ja)
WO (1) WO2018135121A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019159354A1 (ja) * 2018-02-19 2019-08-22 日本碍子株式会社 光学部品および照明装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03234790A (ja) * 1990-02-09 1991-10-18 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 赤外可視変換素子
JP2002293609A (ja) 2001-03-29 2002-10-09 Ngk Insulators Ltd セラミックス多結晶体及びその製造方法
KR101639788B1 (ko) 2009-03-19 2016-07-15 코닌클리케 필립스 엔.브이. 컬러 조절 장치
DE102010028949A1 (de) 2010-05-12 2011-11-17 Osram Gesellschaft mit beschränkter Haftung Scheinwerfermodul
CN103534824B (zh) * 2012-05-16 2016-05-25 松下知识产权经营株式会社 波长变换元件及其制造方法和使用波长变换元件的led元件及半导体激光发光装置
JP6139071B2 (ja) * 2012-07-30 2017-05-31 日亜化学工業株式会社 発光装置とその製造方法
CN103968332B (zh) * 2013-01-25 2015-10-07 深圳市光峰光电技术有限公司 一种波长转换装置、发光装置及投影***
JP6299478B2 (ja) * 2013-06-26 2018-03-28 日亜化学工業株式会社 発光装置およびその製造方法
JP6474734B2 (ja) 2013-12-18 2019-02-27 日本碍子株式会社 発光素子用複合基板及びその製造方法
JP6302762B2 (ja) * 2014-06-23 2018-03-28 スタンレー電気株式会社 発光装置および照明装置
JP2016063163A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 東芝ライテック株式会社 光学装置及び発光装置
JP2016119361A (ja) 2014-12-19 2016-06-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 発光装置
EP3557293A4 (en) * 2016-12-13 2020-08-05 NGK Insulators, Ltd. OPTICAL COMPONENT
JP6979572B2 (ja) * 2017-02-28 2021-12-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 蛍光体ホイールおよびこれを備えた蛍光体ホイール装置、光変換装置、投射型表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP3572853B1 (en) 2022-12-28
JPWO2018135121A1 (ja) 2019-11-07
EP3572853A4 (en) 2020-03-25
CN110168418B (zh) 2021-12-14
EP3572853A1 (en) 2019-11-27
WO2018135121A1 (ja) 2018-07-26
CN110168418A (zh) 2019-08-23
US20190323685A1 (en) 2019-10-24
US10995934B2 (en) 2021-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8256914B2 (en) Arrangement for emitting mixed light
JP5542134B2 (ja) 発光装置に関する光学要素及び光学要素の製造の方法
EP3557293A1 (en) Optical component
KR101657876B1 (ko) 파장 변환 소성체
JP6499381B2 (ja) 蛍光体素子および照明装置
JP2012104267A (ja) 光源装置および照明装置
TWI696685B (zh) 光波長轉換裝置及光複合裝置
Xu et al. Emitting area limitation via scattering control in phosphor film realizing high-luminance laser lighting
US20210184425A1 (en) Phosphor element and illumination device
US11105486B2 (en) Optic and illumination device
JP6928621B2 (ja) 光学部品および照明装置
KR20100107001A (ko) 산란이 감소된 led를 위한 세라믹 재료 및 그것을 제조하는 방법
JP7188893B2 (ja) 光波長変換部材及び光波長変換装置
WO2020161963A1 (ja) 波長変換部材及びプロジェクタ
KR20190047078A (ko) 광 파장 변환 부재의 제조 방법, 광 파장 변환 부재, 광 파장 변환 부품, 및 발광 장치
JP2023031714A (ja) 透明蛍光体および光源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201021

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6928621

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150