JP6928577B2 - 作業車のバッテリ支持部 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリが載置される作業車のバッテリ支持部の技術に関する。
従来、バッテリが載置される作業車のバッテリ支持部の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、トラクタのボンネット内に配置され、バッテリが載置されるバッテリ支持部(バッテリベースプレート)が記載されている。一般的に、このようなバッテリ支持部上には、バッテリに接続された電線(ワイヤーハーネス)や、エアコンの冷媒が流通するホース等も配置される。
このようなワイヤーハーネスやホースは可撓性を有しているため、当該ワイヤーハーネス等を任意の位置に保持するための案内部材(ガイド部材)を設ける必要がある。このため、部品点数や組み立て工数が増加する点で不利であった。
特開2017−149322号公報
本願は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、部品点数や組み立て工数の削減を図ることが可能なバッテリ支持部を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、バッテリが載置される載置部と、側面の一部が長手方向に亘って開放され、長手方向を上下に向けて前記載置部に立設されたフレームと、を具備し、前記フレームは、第一平面部と、前記第一平面部の両端からそれぞれ一方向に向かって突出するように形成された一対の第二平面部と、を具備する平面視U字状に形成されているものである。
請求項2においては、前記フレームは、前方に向かって開放されているものである。
請求項においては、前記一対の第二平面部のうち少なくとも一方は、上端が、前記第一平面部の上端よりも低くなるように形成されているものである。
請求項においては、前記フレームは複数設けられ、前記複数のフレームは、第一のフレームと、前記第一のフレームに対して左右方向及び前後方向に変位した位置に配置される第二のフレームと、を含むものである。
請求項においては、前記第一のフレーム及び前記第二のフレームを連結する連結部をさらに具備するものである。
請求項においては、前記第一のフレーム又は前記第二のフレームは、前記載置部に載置されたオイルクーラの側方に配置されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、強度部材であるフレーム内に他の部材(配線や配管等)を配置することで当該部材を案内でき、部品点数や組み立て工数の削減を図ることができる。また、省スペース化を図ることもできる。また、フレームの形状を簡素なものとすることができる。
請求項2においては、前方から後方に向かって配置される部材(配線や配管等)をフレーム内に配置し易く、作業負担を軽減することができる。
請求項においては、フレーム内に配置される他の部材(配線や配管等)の配置の自由度を高めることができる。具体的には、当該第二平面部の上端(第一平面部よりも低くなった部分)近傍を介して、配線等をフレーム内外に亘るように配置することができる。
請求項においては、作業車の強度を確保し易くすることができる。すなわち、第一のフレームと第二のフレームの左右位置、及び前後位置を異ならせることで、作業車が左右に転倒した際や、前後に転倒した際の荷重を、当該2種類のフレームで支え易くすることができる。
請求項においては、フレームの強度を向上させることができる。
請求項においては、スペースの有効活用を図ることができる。特に、オイルクーラに接続される配管を、当該オイルクーラの側方に配置されたフレームとは反対側に配置することで、当該配管とフレームとが干渉することなく、スペースを有効活用できる。
本発明の第一実施形態に係るバッテリ支持台を具備するトラクタの全体的な構成を示した側面図。 ボンネット内の部材の配置を示した斜視図。 ボンネット内のバッテリ支持台を示した斜視図。 バッテリ支持台を示した前方斜視図。 同じく後方斜視図。 同じく正面図。 同じく側面図。 同じく平面図。 ワイヤーハーネス及びホースの配置を示した斜視図。 第二実施形態に係るバッテリ支持台を示した平面図。 同じく側面断面図。 第三実施形態に係るバッテリ支持台を示した平面図。
以下では、図中の矢印U、矢印D、矢印F、矢印B、矢印L及び矢印Rで示した方向を、それぞれ上方向、下方向、前方向、後方向、左方向及び右方向と定義して説明を行う。
まず、図1を用いてトラクタ1の全体構成について説明する。
なお、本実施形態においては、作業車としてトラクタ1を例示するが、本発明はこれに限るものではない。すなわち作業車は、その他の農業車両、建設車両、産業車両等であっても良い。
トラクタ1は、主として機体フレーム2、前輪3、後輪4、エンジン5、ボンネット6、変速装置7、ステアリングホイール8、座席11及びキャビン12を具備する。
機体フレーム2は、その長手方向を前後方向に向けて配置される。機体フレーム2の前部はフロントアクスル機構(不図示)を介して左右一対の前輪3に支持される。機体フレーム2の後部には変速装置7が設けられる。変速装置7の後部はリアアクスル機構(不図示)を介して左右一対の後輪4に支持される。機体フレーム2の前部にはエンジン5、バッテリ13、コンデンサ14、オイルクーラ15、ラジエータ16等が設けられる。当該エンジン5等はボンネット6に覆われる。
エンジン5の動力は、変速装置7で変速された後、前記フロントアクスル機構を経て前輪3に伝達可能とされると共に、前記リアアクスル機構を経て後輪4に伝達可能とされる。エンジン5の動力によって前輪3及び後輪4が回転駆動され、トラクタ1は走行することができる。
エンジン5の後方にはキャビン12が設けられる。キャビン12の内部には、運転者が搭乗する居住空間12aが形成される。居住空間12aには、前輪3の切れ角を調節するためのステアリングホイール8、種々の操作具、及び運転者が着座するための座席11等が配置される。
次に、ボンネット6内のバッテリ13等の配置について説明する。
図2に示すように、機体フレーム2の前上部には、バッテリ支持台100が設けられる。当該バッテリ支持台100の上には、前から順に、バッテリ13、エアコンの冷媒を冷却するコンデンサ14、エンジン5で用いられるオイル(エンジンオイル)を冷却するオイルクーラ15が載置される。さらに、オイルクーラ15の後方において、エンジン5の冷却水を冷却するラジエータ16が機体フレーム2に設けられる。
なお、上述のバッテリ13、コンデンサ14、オイルクーラ15及びラジエータ16は、ボンネット6内に配置される代表的な部材を例示したものであり、その他種々の部材がボンネット6内に配置される。
次に、バッテリ13等が載置されるバッテリ支持台100(第一実施形態)の構成について具体的に説明する。
図3から図8までに示すバッテリ支持台100は、バッテリ13等を支持すると共に、トラクタ1の強度部材を成すものである。バッテリ支持台100は、主として底板部110、左フレーム基部120、左フレーム130、右フレーム140、第一連結部150、補強部160及び第二連結部170を具備する。
底板部110は、バッテリ支持台100の底部を形成する部分である。底板部110は、板面を上下に向けた平板状に形成される。底板部110は、平面視において前部の左右幅が狭くなるような略台形状に形成される。底板部110には、立設部111が形成される。
立設部111は、底板部110の後端部を上方に向けて屈曲された部分である。立設部111は、底板部110の左端部近傍から右端部近傍に亘って形成される。底板部110に当該立設部111を形成することで、当該底板部110の強度を向上させることができる。
左フレーム基部120は、後述する左フレーム130を支持する部分である。左フレーム基部120は、円形断面を有する中空筒状の部材(円筒状の部材)により形成される。左フレーム基部120は、長手方向を上下に向けた状態で配置される。左フレーム基部120の下端部は、底板部110の左後部に固定される。左フレーム基部120の下部は、若干傾斜するように(下端部から上方に向かうにつれて外側(左方)へと延びるように)屈曲される。左フレーム基部120の上部は、略鉛直方向(上下方向)に延びるように形成される。
左フレーム130は、トラクタ1の強度部材を成す部分である。左フレーム130は、主として背面部131、左側面部132及び右側面部133を具備する。
背面部131は、板面を前後に向けた平板状に形成される。背面部131は、正面視において長手方向を上下に向けた略矩形状に形成される。背面部131の左右幅は、左フレーム基部120の左右幅(外径)と略同一となるように形成される。
左側面部132及び右側面部133は、板面を左右に向けた平板状に形成される。左側面部132及び右側面部133は、側面視において長手方向を上下に向けた略矩形状に形成される。左側面部132及び右側面部133は、背面部131の左端部及び右端部からそれぞれ前方に向かって延びるように形成される。
右側面部133の上端の位置(高さ)は、背面部131の上端と略一致するように形成される。左側面部132の上端の位置は、背面部131の上端よりも低くなるように形成される。
このように形成された背面部131、左側面部132及び右側面部133によって、左フレーム130は、長手方向(上下方向)に亘って側面(前側面)が開放された中空状に形成される。より具体的には、左フレーム130は、平面視において前方が開放された略U字状に形成される。上述の背面部131、左側面部132及び右側面部133は、1枚の板状の鋼材を適宜屈曲させることで形成される。このように左フレーム130は、溝形鋼(チャンネル)となるように形成されるため、特に長手方向(上下方向)の荷重に強い強度部材として機能する。
左フレーム130の下端部には、左フレーム基部120の上端部が挿通され、適宜の方法(溶接等)によって固定される。これによって、左フレーム130は、左フレーム基部120を介して底板部110の左後部に立設される。
右フレーム140は、トラクタ1の強度部材を成す部分である。右フレーム140は、主として背面部141、左側面部142及び右側面部143を具備する。
背面部141は、板面を前後に向けた平板状に形成される。背面部141は、正面視において長手方向を上下に向けた略矩形状に形成される。
左側面部142及び右側面部143は、板面を左右に向けた平板状に形成される。左側面部142及び右側面部143は、側面視において長手方向を上下に向けた略矩形状に形成される。左側面部142及び右側面部143は、背面部141の左端部及び右端部からそれぞれ前方に向かって延びるように形成される。
右側面部143の上端の位置(高さ)は、背面部141の上端と略一致するように形成される。左側面部142の上端の位置は、背面部141の上端よりも低くなるように形成される。
このように形成された背面部141、左側面部142及び右側面部143によって、右フレーム140は、長手方向(上下方向)に亘って側面(前側面)が開放された中空状に形成される。より具体的には、右フレーム140は、平面視において前方が開放された略U字状に形成される。上述の背面部141、左側面部142及び右側面部143は、1枚の板状の鋼材を適宜屈曲させることで形成される。このように右フレーム140は、溝形鋼(チャンネル)となるように形成されるため、特に長手方向(上下方向)の荷重に強い強度部材として機能する。
右フレーム140の下端部は、底板部110に右後部に固定される。右フレーム140の上端の位置(高さ)は、左フレーム130の上端と略一致するように形成される。
この際、右フレーム140は、左フレーム130よりも前方に位置するように配置される。すなわち、左フレーム130と右フレーム140は、互いに左右方向及び前後方向に変位した状態で、底板部110に立設される。
第一連結部150は、左フレーム130と右フレーム140とを連結するものである。第一連結部150は、左右方向に長い略矩形板状の鋼材を適宜折り曲げて形成される。具体的には、第一連結部150の左端部は、後方に向かって延びるように屈曲される。また第一連結部150の右端部は、前方に向かって延びるように屈曲される。第一連結部150の左端部は、左フレーム130の右側面部133の上端に固定される。第一連結部150の右端部は、右フレーム140の右側面部143の上端に固定される。
補強部160は、左フレーム130及び右フレーム140を補強するものである。補強部160は、上下方向に長い略矩形板状の鋼材を適宜折り曲げて形成される。具体的には、補強部160の上端部は、前方に向かって延びるように屈曲される。補強部160は、右フレーム140のすぐ後方に配置される。補強部160の下端部は、底板部110に固定される。補強部160の前上端部は、右フレーム140の背面部141の上下中途部に固定される。
第二連結部170は、左フレーム130と右フレーム140とを連結するものである。第二連結部170は、左右方向に長い略矩形板状の鋼材を適宜折り曲げて形成される。具体的には、第二連結部170の左端部は、後方に向かって延びるように屈曲される。また第二連結部170の左右中途部は、後方に膨出するように屈曲される。第二連結部170の左端部は、左フレーム130の右側面部133の上下中途部に固定される。第二連結部170の右端部は、補強部160の上端に後方から固定される。
このように、第一連結部150は、左フレーム130と右フレーム140とを連結することで、当該左フレーム130及び右フレーム140を補強することができる。また第二連結部170は、補強部160を介して左フレーム130と右フレーム140とを連結することで、当該左フレーム130及び右フレーム140を補強することができる。また、補強部160は、右フレーム140に固定されることで当該右フレーム140を補強することができる。また補強部160は、第二連結部170を介して左フレーム130に固定されることで当該左フレーム130を補強する。
以上の如く構成されたバッテリ支持台100によって、適宜の部材を支持することができる。例えば本実施形態では、図2、図3及び図8に示すように、底板部110の前部には、バッテリ13が配置される。
また左フレーム130と右フレーム140の間(左フレーム130より前方かつ右フレーム140より後方)にはコンデンサ14が配置される。このように、互いに前後に変位した左フレーム130と右フレーム140の間の空間を効果的に活用して、コンデンサ14を配置することができる。
また左フレーム130の側方(右方)にはオイルクーラ15が配置される。左フレーム130の側方には右フレーム140が配置されていないため、比較的広いスペースを確保することができる。したがって、当該左フレーム130の側方の比較的広いスペースを活用して、オイルクーラ15を配置することができる。特に、オイルクーラ15の配管を右側(左フレーム130とは反対側)に配置すれば、当該配管と左フレーム130との干渉を回避しながら、当該オイルクーラ15を配置することができる。
このようにして、バッテリ支持台100(底板部110上)に、種々の部材を配置することができる。この際、コンデンサ14等を左フレーム130や右フレーム140等に対して適宜固定することもできる。
また、図9に示すように、左フレーム130及び右フレーム140は中空状に形成されているため、当該左フレーム130及び右フレーム140内に、例えばバッテリ13に接続されたワイヤーハーネス17や、エアコンの冷媒が流通するホース18を配置することができる。これによって、撓みやすいワイヤーハーネス17やホース18を、左フレーム130及び右フレーム140によって撓まないように案内することができる。また、左フレーム130等の内側にワイヤーハーネス17等を配置することで、省スペース化を図ることもできる。
また、バッテリ支持台100(特に、左フレーム130及び右フレーム140)は、トラクタ1の強度部材も兼ねている。例えば、トラクタ1が転倒した際には、左フレーム130及び右フレーム140によって荷重を受けることができる。
ここで、本実施形態に係る左フレーム130及び右フレーム140は、互いに左右方向及び前後方向に変位した位置に配置されている。左フレーム130及び右フレーム140をこのように配置することによって、当該左フレーム130等によって様々な方向からの荷重を受ける(様々な方向からの荷重に対しても強度を発揮する)ことができる。特に、左フレーム130及び右フレーム140のような長手状の部材は、長手方向から加わる荷重に対して強い強度を発揮することができる。したがって、当該2つのフレームを左右方向及び前後方向に変位させることで、トラクタ1がどのような方向に転倒した場合であっても、当該転倒による荷重を左フレーム130又は右フレーム140の長手方向から受け易くすることができ、ひいてはトラクタ1の転倒の際の荷重を支え易くすることができる。
以上の如く、本実施形態に係るトラクタ1(作業車)のバッテリ支持台100(バッテリ支持部)は、
バッテリ13が載置される底板部110(載置部)と、
側面の一部が長手方向に亘って開放された中空状に形成され、長手方向を上下に向けて前記底板部110に立設されたフレーム(左フレーム130及び右フレーム140)と、
を具備するものである。
このように構成することにより、強度部材であるフレーム内に他の部材(ワイヤーハーネス17やホース18等)を配置することで当該部材を案内でき、部品点数や組み立て工数の削減を図ることができる。すなわち、当該ワイヤーハーネス17等を案内するため部品を別途設ける必要がなく、また当該部品を組み立てるための工数も削減することができる。また、フレーム内の空間を利用してワイヤーハーネス17等を配置することで、省スペース化を図ることもできる。
また、前記フレームは、
前方に向かって開放されているものである。
このように構成することにより、前方から後方に向かって配置される部材(ワイヤーハーネス17やホース18等)をフレーム内に配置し易く、作業負担を軽減することができる。すなわち、通常、ボンネット6内のワイヤーハーネス17やホース18等は、機体の前方から後方に向かうように(例えば、バッテリ13からキャビン12へと向かうように)配置される。このため、フレームの前側を開放することで、当該ワイヤーハーネス17等をフレーム内に配置し易くすることができる。
また、前記フレームは、
第一平面部(背面部131、背面部141)と、
前記第一平面部の両端からそれぞれ一方向に向かって突出するように形成された一対の第二平面部(左側面部132及び右側面部133、左側面部142及び右側面部143)と、
を具備する平面視略U字状に形成されているものである。
このように構成することにより、フレームの形状を簡素なものとすることができる。
また、前記一対の第二平面部のうち少なくとも一方(左側面部132及び左側面部142)は、
上端が、前記第一平面部(背面部131及び背面部141)の上端よりも低くなるように形成されているものである。
このように構成することにより、フレーム内に配置される他の部材(ワイヤーハーネス17やホース18等)の配置の自由度を高めることができる。具体的には、当該第二平面部の上端(第一平面部よりも低くなった部分)近傍を介して、配線等をフレーム内外に亘るように配置することができる。このように、ワイヤーハーネス17等の配置方向に応じて第二平面部の上端を適宜低く形成することで、当該ワイヤーハーネス17等を配置し易くすることができる。
また、前記フレームは複数設けられ、
前記複数のフレームは、
左フレーム130(第一のフレーム)と、
前記左フレーム130に対して左右方向及び前後方向に変位した位置に配置される右フレーム140(第二のフレーム)と、
を含むものである。
このように構成することにより、トラクタ1の強度を確保し易くすることができる。すなわち、左フレーム130と右フレーム140の左右位置、及び前後位置を異ならせることで、トラクタ1が左右に転倒した際や、前後に転倒した際の荷重を、当該2種類のフレームで支え易くすることができる。
また、バッテリ支持台100は、
前記左フレーム130及び前記右フレーム140を連結する連結部(第一連結部150及び第二連結部170)をさらに具備するものである。
このように構成することにより、左フレーム130及び右フレーム140の強度を向上させることができる。すなわち、左フレーム130及び右フレーム140を互いに連結することで、一方のフレームに加わる荷重を他方のフレームでも支えることができる。
また、前記左フレーム130は、
前記底板部110に載置されたオイルクーラ15の側方に配置されるものである。
このように構成することにより、スペースの有効活用を図ることができる。特に、オイルクーラ15に接続される配管を、当該オイルクーラ15の側方に配置された左フレーム130とは反対側に配置することで、当該配管と左フレーム130とが干渉することなく、スペースを有効活用できる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、左フレーム130及び右フレーム140の構成は本実施形態に限定するものではない。具体的には、左フレーム130等は、側面の一部が長手方向に亘って開放された中空状に形成されていれば、その形状等を限定するものではない。例えば、左フレーム130は、円形断面や矩形断面を有する筒状の部材の側面を長手方向に亘って切り欠くことで形成してもよい。
また、左フレーム130等は前方に向かって開放されているものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、その他の方向に向かって開放されるものでもよい。ワイヤーハーネス17等の配置を考慮して、左フレーム130等を任意の方向に向かって開放することで、当該ワイヤーハーネス17等を配置し易くすることができる。
また、本実施形態では、左フレーム130の左側面部132の上端が、背面部131の上端よりも低くなるように形成されるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。例えば、右側面部133が低くなるように形成されるものでも、左側面部132及び右側面部133の両方が低くなるように形成されるものでもよい。ワイヤーハーネス17等の配置を考慮して、任意の側面部を低く形成することが可能である。右フレーム140についても同様である。
また、本実施形態では、右フレーム140が左フレーム130よりも前方に位置するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、左フレーム130と右フレーム140は前後方向及び左右方向に互いに変位していればよく、例えば左フレーム130が右フレーム140よりも前方に位置していてもよい。
また、本実施形態では、左フレーム130と右フレーム140とを連結する第一連結部150及び第二連結部170を具備するものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、左フレーム130と右フレーム140を連結する部材を設けなくてもよい。また、第一連結部150等の形状は本実施形態に限るものではなく、任意の形状とすることが可能である。
また、本実施形態では、左フレーム130は左フレーム基部120を介して底板部110に設けられるものとしたが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、右フレーム140と同様に、左フレーム130を直接底板部110に固定することも可能である。また、左フレーム130と同様に、右フレーム140を他の部材を介して底板部110に固定することも可能である。
また、本実施形態で説明したバッテリ13等の配置は一例であり、当該バッテリ13等は任意の位置に配置することが可能である。
なお、上述の第一実施形態には、以下で説明するような発明が含まれている。
従来、バッテリが載置される作業車のバッテリ支持部の技術は公知となっている。例えば、特許文献(特開2017−149322号公報)に記載の如くである。
上記特許文献には、トラクタのボンネット内に配置され、バッテリが載置されるバッテリ支持部(バッテリベースプレート)が記載されている。一般的に、このようなバッテリ支持部上には、種々の部材を配置するための部材(フレーム)が配置されている場合がある。
ここで、バッテリ支持部の当該フレームはトラクタの強度部材としても機能する場合があり、当該フレームによるトラクタの強度の向上(強度の確保)が求められている。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、作業車の強度を確保し易いバッテリ支持部を提供することである。
すなわち、本実施形態に係る作業車(トラクタ1)のバッテリ支持部(バッテリ支持台100)は、
バッテリ(バッテリ13)が載置される載置部(底板部110)と、
長手方向を上下に向けて前記載置部に立設された第一のフレーム(左フレーム130)と、
長手方向を上下に向けて前記載置部に立設され、前記第一のフレームに対して左右方向及び前後方向に変位した位置に配置される第二のフレーム(右フレーム140)と、
を具備するものである。
このように構成することにより、作業車の強度を確保し易くすることができる。すなわち、左フレーム130と右フレーム140の左右位置、及び前後位置を異ならせることで、トラクタ1が左右に転倒した際や、前後に転倒した際の荷重を、当該2種類のフレームで支え易くすることができる。
以下では、図10及び図11を用いて、第二実施形態に係るバッテリ支持台200について説明する。
第二実施形態に係るバッテリ支持台200は、ボンネット6内に配置された部材の冷却を促進することができるように構成されたものである。なお、第二実施形態に係るバッテリ支持台200が、第一実施形態に係るバッテリ支持台100と異なる点は、底板部110の形状、及びダクト180を有する点である。よって以下では、主に第一実施形態との相違点について説明する。なお、図10及び図11においては、説明の便宜上、底板部110及びダクト180のみ図示し、その他の部材(左フレーム130等)の図示は省略している。
第二実施形態に係る底板部110には、開口部112が形成されている。開口部112は、底板部110を上下に貫通する貫通孔である。開口部112は、底板部110の後部に形成される。開口部112は、平面視において、左右に長い略矩形状に形成される。
ダクト180は、空気を開口部112へと案内するためのものである。ダクト180は、前方及び上方が開放された略箱状に形成され、底板部110の底面に設けられる。これによって、ダクト180は、上部が底板部110によって塞がれ、前方のみが開放された状態となる。ダクト180は、平面視において、前方に向かって左右幅が広くなるような略台形状に形成される。また、ダクト180の底部は、側面視において、前下がりに傾斜するように形成される。ダクト180の後端部の左右幅は、開口部112の左右幅と略一致するように形成される。ダクト180の後端部は、平面視において開口部112と重複するように配置される。
このように形成されたダクト180及び開口部112によって、底板部110の下方から上方に向かって空気を案内することが可能な流路が形成される。ダクト180の前端部の開口面積(流路の上流側端部の流路面積)は、開口部112の開口面積(流路の下流側端部の流路面積)よりも大きくなるように形成される。またダクト180内の流路面積は、前端から後端(開口部112側)に向かって徐々に小さくなるように形成される。
上述の如く構成されたバッテリ支持台200によって、ボンネット6内に配置された部材の冷却を促進することができる。具体的には、トラクタ1が走行すると、底板部110の下側の空気がダクト180の前端部からダクト180内へと流入する。当該空気は、ダクト180によって開口部112へと案内される。ここで、ダクト180の流路面積は、開口部112に向かって徐々に小さくなるように形成されているため、ダクト180内を流通する空気の流速は徐々に増加する。これによって、開口部112から底板部110の上側へと放出される空気の流速を増加させることができる。
このように、ダクト180によって底板部110の上側へと案内される空気の流速を増加させることで、空気をボンネット6内へと取り込み易くすることができる。これによって、当該ボンネット6内の部材(例えば、コンデンサ14やオイルクーラ15等)の冷却を促進することができる。
また、開口部112及びダクト180の位置を任意に変更することで、所望の部材を積極的に冷却することができる。例えば、オイルクーラ15を積極的に冷却したい場合には、当該オイルクーラ15の下方に開口部112を形成し、当該開口部112に合わせてダクト180を設ける。これによって、開口部112から取り込まれる空気でオイルクーラ15を冷却し易くなる。
以下では、図12を用いて、第三実施形態に係るバッテリ支持台300について説明する。
第三実施形態に係るバッテリ支持台300が、第二実施形態に係るバッテリ支持台200と異なる点は、開口部112の形状のみである。よって以下では、主に第二実施形態との相違点(開口部112の形状)について説明する。
第三実施形態に係る開口部112は、前端部が左右方向に対して傾斜するように形成されている。具体的には、開口部112の前端部は、平面視において、左から右に向かうにつれて前方に延びるように傾斜している。
このように、開口部112の前端部を左右方向に対して傾斜させることで、空気が開口部112を流通する際の音の発生を抑制することができる。すなわち、開口部112の前端部を傾斜させることで、当該前端部近傍において発生する空気の渦の位相をずらすことができ、ひいては当該前端部近傍で発生する音(騒音)を低減させることができる。
また、当該開口部112の前端部の傾斜方向を、左フレーム130及び右フレーム140の位置に合わせることで、スペースを有効活用することができる。具体的には、平面視において、左フレーム130と右フレーム140を結ぶ直線と略平行となるように、開口部112の前端部を傾斜させる。当該開口部112を左フレーム130及び右フレーム140の間に亘るように形成することで、当該左フレーム130と右フレーム140の間のスペースを有効活用することができる。また、開口部112の周囲に左フレーム130及び右フレーム140を配置し、さらに当該2つのフレームを第一連結部150等で連結することになるため、開口部112が形成された底板部110を当該フレーム等によって補強することもできる。
なお、開口部112の前端部の傾斜方向は第三実施形態に限るものではない。すなわち、開口部112の前端部は左右方向に対して傾斜していればよく、例えば第三実施形態とは逆に、右から左に向かうにつれて前方に延びるように傾斜していてもよい。また、当該開口部112の前端部の傾斜角度を任意に設定することも可能である。
1 トラクタ
13 バッテリ
14 コンデンサ
15 オイルクーラ
16 ラジエータ
17 ワイヤーハーネス
18 ホース
100 バッテリ支持台
110 底板部
130 左フレーム
140 右フレーム
150 第一連結部
170 第二連結部

Claims (6)

  1. バッテリが載置される載置部と、
    側面の一部が長手方向に亘って開放され、長手方向を上下に向けて前記載置部に立設されたフレームと、
    を具備し、
    前記フレームは、
    第一平面部と、
    前記第一平面部の両端からそれぞれ一方向に向かって突出するように形成された一対の第二平面部と、
    を具備する平面視U字状に形成されている、
    作業車のバッテリ支持部。
  2. 前記フレームは、
    前方に向かって開放されている、
    請求項1に記載の作業車のバッテリ支持部。
  3. 前記一対の第二平面部のうち少なくとも一方は、
    上端が、前記第一平面部の上端よりも低くなるように形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の作業車のバッテリ支持部。
  4. 前記フレームは複数設けられ、
    前記複数のフレームは、
    第一のフレームと、
    前記第一のフレームに対して左右方向及び前後方向に変位した位置に配置される第二のフレームと、
    を含む、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の作業車のバッテリ支持部。
  5. 前記第一のフレーム及び前記第二のフレームを連結する連結部をさらに具備する、
    請求項4に記載の作業車のバッテリ支持部。
  6. 前記第一のフレーム又は前記第二のフレームは、
    前記載置部に載置されたオイルクーラの側方に配置される、
    請求項4又は請求項5に記載の作業車のバッテリ支持部。
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