JP6927000B2 - 二次電池の劣化状態推定方法 - Google Patents

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Description

本開示は、二次電池の劣化状態推定方法に関し、より特定的には、車両に搭載された二次電池の劣化状態を推定するための二次電池の劣化状態推定方法に関する。
近年、走行用の二次電池が搭載された車両の普及が進んでいる。これらの車両に搭載された二次電池は、使用方法または使用環境に伴い、あるいは時間の経過に伴い劣化し得るため、二次電池の劣化状態を高精度に推定することが求められている。そこで、二次電池のインピーダンス(内部抵抗)に基づいて二次電池の劣化状態を推定する方法が提案されている。
たとえば、特開2005−221487号公報(特許文献1)に開示された方法によれば、周期性を持たない多様な波形の充放電電流が二次電池を流れる状態で電流値および電圧値が測定される。そして、測定された電流値および電圧値のフーリエ変換を行なうことにより、フーリエ変換後の電流値および電圧値から周波数毎のインピーダンス成分が算出される。
特開2005−221487号公報
本発明者らは、所定周波数域におけるインピーダンス成分(後述する反応抵抗)が電流依存性および温度依存性を有する点に着目した。反応抵抗の電流依存性および温度依存性を考慮しないと、反応抵抗を高精度に算出することができなくなる可能性がある。その結果、二次電池の劣化状態の推定精度が低下してしまう可能性がある。
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車両に搭載された二次電池の劣化状態を推定するための劣化状態推定方法において、二次電池の劣化状態の推定精度を向上させることである。
本開示のある局面に従う二次電池の劣化状態推定方法は、車両に搭載された二次電池について制御装置により実行される。二次電池の劣化状態推定方法は、第1〜第6のステップを含む。第1のステップは、二次電池の電圧値および電流値を所定期間に複数回取得してメモリに格納するステップである。第2のステップは、所定期間における、二次電池の電流変化幅、二次電池の温度変化幅および二次電池のSOC変化幅を算出するステップである。第3のステップは、所定期間における二次電池の温度、電流またはSOC毎に定められた、電流変化幅の許容上限を示す許容電流変化幅、温度変化幅の許容上限を示す許容温度変化幅、および、SOC変化幅の許容上限を示す許容SOC変化幅を二次電池の温度、電流またはSOCから取得するステップである。第4のステップは、電流変化幅が許容電流変化幅を下回るとの電流条件、温度変化幅が許容温度変化幅を下回るとの温度条件、および、SOC変化幅が許容SOC変化幅を下回るとのSOC条件がいずれも成立する場合に、メモリに格納された二次電池の複数回の電圧値および電流値の周波数変換を行なうことにより、周波数変換された電圧値および電流値から二次電池の周波数域毎のインピーダンス成分を算出するステップである。第5のステップは、所定期間における二次電池の温度、および、所定周波数域の電流値に従って、その所定周波数域に対応するインピーダンス成分である反応抵抗を補正する補正処理を実行するステップである。第6のステップは、周波数域毎のインピーダンス成分を用いて、各周波数域に応じた劣化モードの二次電池の劣化状態を推定するステップである。補正処理は、所定周波数域の電流値が小さいほど反応抵抗が低くなるように反応抵抗を補正し、かつ、所定期間における二次電池の温度が低いほど反応抵抗が低くなるように反応抵抗を補正する処理である。
上記方法によれば、二次電池を流れる電流が小さいほど反応抵抗が高くなる点に着目し、所定期間における温度および所定周波数域の電流に基づいて反応抵抗が補正される(詳細は後述)。このように、反応抵抗の電流依存性および温度依存性を考慮することで、反応抵抗の算出精度を向上させることができる。したがって、二次電池の劣化状態の推定精度を向上させることができる。
本開示によれば、二次電池の劣化状態の推定精度を向上させることができる。
本実施の形態に係る二次電池システムが搭載された車両の全体構成を概略的に示す図である。 バッテリおよび監視ユニットの構成をより詳細に示す図である。 車両の走行中におけるバッテリの電流、温度およびSOCの時間変化の一例を示す図である。 バッテリのインピーダンス成分を説明するための図である。 バッテリのインピーダンス成分の周波数依存性を説明するための図である。 フーリエ変換による周波数域毎のインピーダンス成分の算出手法を説明するための概念図である。 インピーダンス成分の算出結果の一例を示す図である。 反応抵抗の電流依存性を説明するための図である。 本実施の形態におけるバッテリの劣化状態の判定方法を示すフローチャートである。 マップMP1の一例を示す図である。 補正マップMP2の一例を示す図である。 比較例および本実施の形態における反応抵抗の算出結果を比較するための図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態]
<二次電池システムの構成>
図1は、本実施の形態に係る二次電池システムが搭載された車両の全体構成を概略的に示す図である。図1を参照して、車両1は、ハイブリッド車両である。しかし、本開示に係る電池システムが搭載可能な車両はハイブリッド車両(プラグインハイブリッド車を含む)に限られない。本開示に係る電池システムは、二次電池システムから供給される電力を用いて駆動力を発生させる車両全般に搭載可能である。そのため、車両1は、電気自動車またな燃料電池車であってもよい。
車両1は、二次電池システム2と、パワーコントロールユニット(PCU:Power Control Unit)30と、モータジェネレータ41,42と、エンジン50と、動力分割装置60と、駆動軸70と、駆動輪80とを備える。二次電池システム2は、バッテリ10と、監視ユニット20と、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)100とを備える。
エンジン50は、空気と燃料との混合気を燃焼させたときに生じる燃焼エネルギーをピストンおよびロータなどの運動子の運動エネルギーに変換することによって動力を出力する内燃機関である。
動力分割装置60は、たとえば、サンギヤ、キャリア、リングギヤの3つの回転軸を有する遊星歯車機構(図示せず)を含む。動力分割装置60は、エンジン50から出力される動力を、モータジェネレータ41を駆動する動力と、駆動輪80を駆動する動力とに分割する。
モータジェネレータ41,42の各々は、交流回転電機であり、たとえば、ロータに永久磁石(図示せず)が埋設された三相交流同期電動機である。モータジェネレータ41は、主として、動力分割装置60を経由してエンジン50により駆動される発電機として用いられる。モータジェネレータ41が発電した電力は、PCU30を介してモータジェネレータ42またはバッテリ10に供給される。
モータジェネレータ42は、主として電動機として動作し、駆動輪80を駆動する。モータジェネレータ42は、バッテリ10からの電力およびモータジェネレータ41の発電電力の少なくとも一方を受けて駆動され、モータジェネレータ42の駆動力は駆動軸70に伝達される。一方、車両の制動時や下り斜面での加速度低減時には、モータジェネレータ42は、発電機として動作して回生発電を行なう。モータジェネレータ42が発電した電力は、PCU30を介してバッテリ10に供給される。
バッテリ10は、複数のセルを含んで構成される組電池である。各セル12は、たとえばリチウムイオン二次電池またはニッケル水素電池などの二次電池である。バッテリ10は、モータジェネレータ41,42を駆動するための電力を蓄え、PCU50を通じてモータジェネレータ41,42へ電力を供給する。また、バッテリ10は、モータジェネレータ41,42の発電時にPCU30を通じて発電電力を受けて充電される。
監視ユニット20は、電圧センサ21と、電流センサ22と、温度センサ23とを含む。電圧センサ21は、バッテリ10の電圧VBを検出する。電流センサ22は、バッテリ10に入出力される電流IBを検出する。温度センサ23は、バッテリ10の温度TBを検出する。各センサは、その検出結果を示す信号をECU100に出力する。なお、バッテリ10および監視ユニット20の構成については図2にて、より詳細に説明する。
PCU30は、ECU100からの制御信号に従って、バッテリ10とモータジェネレータ41,42との間で双方向の電力変換を実行する。PCU30は、モータジェネレータ41,42の状態を別々に制御可能に構成されており、たとえば、モータジェネレータ41を回生状態(発電状態)にしつつ、モータジェネレータ42を力行状態にすることができる。PCU30は、たとえば、モータジェネレータ41,42に対応して設けられる2つのインバータと、各インバータに供給される直流電圧をバッテリ10の出力電圧以上に昇圧するコンバータ(いずれも図示せず)とを含んで構成される。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)101と、メモリ(ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory))101と、各種信号が入出力される入出力ポート(図示せず)とを含んで構成される。ECU100は、各センサから受ける信号ならびにメモリ102に記憶されたプログラムおよびマップに基づいて、車両1を所望の状態に制御するための各種処理を実行する。
より具体的には、ECU100は、エンジン50およびPCU30を制御することによってバッテリ10の充放電を制御する。また、ECU100は、バッテリ10のSOC(State Of Charge)を推定する。SOCの推定には、電流積算法、OCV−SOCカーブを用いる手法など公知の手法を用いることができる。さらに、ECU100は、バッテリ10のインピーダンス(内部抵抗)を算出する。バッテリ10のインピーダンスは、電圧VBと電流IBとの比(=VB/IB)から算出することができる。インピーダンスの算出については後に詳細に説明する。
図2は、バッテリ10および監視ユニット20の構成をより詳細に示す図である。図1および図2を参照して、バッテリ10は、直列接続されたM個のブロック11を含む。各ブロック11は、並列接続されたN個のセル12を含む。M,Nは、2以上の自然数である。
電圧センサ21は、各ブロック11の電圧を検出する。電流センサ22は、すべてのブロック11を流れる電流IBを検出する。温度センサ23は、バッテリ10の温度を検出する。ただし、電圧センサの監視単位はブロックに限定されず、セル12毎であってもよいし、隣接する複数(ブロック内のセル数未満の数)のセル12毎であってもよい。また、温度センサ23の監視単位も特に限定されず、たとえばブロック毎(あるいはセル毎)の温度が検出されてもよい。
このようなバッテリ10の内部構成および監視ユニット20の監視単位は例示に過ぎず、特に限定されるものではない。したがって、以下では、複数のブロック11を互いに区別したり複数のセル12を互いに区別したりせず、単にバッテリ10と包括的に記載する。また、監視ユニット20は、バッテリ10の電圧VB,電流IBおよび温度TBを監視すると記載する。
<車両走行中における電圧および電流の変化>
以上のように構成された車両1の走行中においては、バッテリ10の電圧VB、電流IB、温度TBおよびSOCが時間経過とともに変化し得る。なお、車両1の「走行中」とは、車両1がイグニッションオンされて走行可能な状態であればよく、車両1が一時停止した状態が含まれていてもよい。
図3は、車両1の走行中におけるバッテリ10の電流IB、温度TBおよびSOCの時間変化の一例を示す図である。図3および後述する図12において、横軸は経過時間を示す。縦軸は、上から順に、電流IB、温度TBおよびSOCを示す。なお、電圧VBも電流IBと同様に不規則に変化し得るが、図面が煩雑になるのを防ぐため、以下では電圧VBについては図示を省略する。
図3を参照して、温度TBおよびSOCの変化にはある程度の時間を要し、温度TBおよびSOCは比較的滑らかに変化する場合が多い。これに対し、車両1の走行中には、モータジェネレータ42が発生させる駆動力が調整されるのに伴いバッテリからの放電電流が変動したり、モータジェネレータ42の回生発電に伴いバッテリ10に充電電流が流れたりすることで、電流IBが不規則に変化する可能性がある。このように不規則に変化する電流IBに基づいてバッテリ10のインピーダンスを算出する際に、本実施の形態では以下に説明するように、インピーダンス成分の周波数依存性が考慮される。
<インピーダンス算出>
図4は、バッテリ10のインピーダンス成分を説明するための図である。図4には、バッテリ10(より詳細には各セル12)の正極、負極およびセパレータの等価回路図の一例が示されている。一般に、二次電池のインピーダンス成分は、直流抵抗RDCと、反応抵抗Rと、拡散抵抗Rとに大別される。
直流抵抗RDCとは、正極と負極との間でのイオンおよび電子の移動に関連するインピーダンス成分である。直流抵抗RDCは、二次電池に高負荷が印加された場合(高電圧が印加されたり大電流が流れたりした場合)の電解液の塩濃度分布等の偏りによる増加する。直流抵抗RDCは、図4に示す等価回路図において、正極の活物質抵抗Ra1、負極の活物質抵抗Ra2およびセパレータの電解液抵抗R3として表される。
反応抵抗Rとは、電解液と活物質界面との界面(正極活物質および負極活物質の表面)における電荷の授受(電荷移動)に関連するインピーダンス成分である。反応抵抗Rは、高SOC状態の二次電池が高温環境下にある場合に活物質/電解液界面に被膜が成長することなどにより増加する。反応抵抗Rは、等価回路図において、正極の抵抗成分Rc1および負極の抵抗成分Rc2として表される。
拡散抵抗Rとは、電解液中での塩または活物質中の電荷輸送物質の拡散に関連するインピーダンス成分である。拡散抵抗Rは、高負荷印加時の活物質割れなどにより増加する。拡散抵抗Rは、正極に発生する平衡電圧Veq1と、負極に発生する平衡電圧Veq2と、セル内に発生する塩濃度過電圧Vov3(セパレータ内で活物質の塩濃度分布が生じることに起因する過電圧)とから定まる。
バッテリ10のインピーダンスには上記のような様々なインピーダンス成分が含まれるところ、電流IBの変化に対する応答時間がインピーダンス成分毎に異なる。応答時間が相対的に短いインピーダンス成分は、電圧VBの高周波数での変化に追従可能である。一方、応答時間が相対的に長いインピーダンス成分は、高周波数での電圧VBの変化には追従することができない。したがって、以下に説明するように、低周波域、中周波域および高周波域の周波数域毎に、その周波数域において支配的なバッテリ10のインピーダンス成分が存在する。
図5は、バッテリ10のインピーダンス成分の周波数依存性を説明するための図である。図5において、横軸は電流IB(または電圧VB)の周波数を示し、縦軸はバッテリ10のインピーダンスを示す。
以下では、電流IBの周波数が高周波域に含まれる場合に測定されるインピーダンスを「高周波インピーダンス成分」と称する。電流IBの周波数が中周波域に含まれる場合に測定されるインピーダンスを「中周波インピーダンス成分」と称する。電流IBの周波数が低周波域に含まれる場合に測定されるインピーダンスを「低周波インピーダンス成分」と称する。
図5に示すように、高周波インピーダンス成分には、主としてバッテリ10の直流抵抗RDCが反映されている。中周波インピーダンス成分には、主としてバッテリ10の反応抵抗Rと直流抵抗RDCとが反映されている。そのため、中周波インピーダンス成分と高周波インピーダンス成分との差分から反応抵抗Rを求めることができる。低周波インピーダンス成分には、バッテリ10の反応抵抗R、直流抵抗RDCおよび拡散抵抗Rがいずれも反映されている。そのため、低周波インピーダンス成分と中周波インピーダンス成分との差分から拡散抵抗Rを求めることができる。
このように、周波数域毎にインピーダンス成分を算出することにより、直流抵抗RDC、反応抵抗Rおよび拡散抵抗Rの各抵抗を切り分けることができる。そして、これらの各抵抗は、バッテリ10の異なる劣化の要因(劣化モード)に対応する。したがって、現時点での抵抗(直流抵抗RDC、反応抵抗Rおよび拡散抵抗Rのいずれか)がバッテリ10の初期状態における抵抗からどの程度増加したかを求めることによって(あるいは増加率を求めることによって)、バッテリ10の劣化の要因を推定したり、要因毎の劣化の進行度合いを推定したりすることができる。つまり、バッテリ10の劣化状態を高精度に推定することが可能になる。
<フーリエ変換>
本実施の形態においては、前述のような周波数域毎のインピーダンス成分の算出にフーリエ変換が用いられる。
図6は、フーリエ変換による周波数域毎のインピーダンス成分の算出手法を説明するための概念図である。図6に示すように、電流IB(および電圧VB)にフーリエ変換を施すことにより、電流IBを低周波成分と中周波成分と高周波成分とに分解することができる。このように分解された電圧VBおよび電流IBに基づいて、周波数域毎にインピーダンス成分を算出することができる。
なお、以下では、電圧VBおよび電流IBに対して高速フーリエ変換(FFT:Fast Fourier Transform)を実施することによりインピーダンス成分を算出する例について説明する。ただし、フーリエ変換のアルゴリズムはFFTに限定されず、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)であってもよい。
図7は、インピーダンス成分の算出結果の一例を示す図である。図7において、横軸は、周波数を対数目盛りで示す。低周波域は、たとえば0.001Hz以上かつ0.1Hz未満の周波数域である。中周波域は、たとえば1Hz以上かつ10Hz未満の周波数域である。高周波域は、たとえば100Hz以上かつ1kHz未満の周波数域である。図7の縦軸は、インピーダンスを示す。
図7に示すように、各周波数域において、周波数が異なる多数のインピーダンス成分が算出される。そのため、ECU100は、低周波域、中周波域および高周波数域の各々について、多数のインピーダンス成分から代表値を決定する。
たとえばインピーダンス成分の最大値を代表値とする場合には、ECU100は、低周波域におけるインピーダンス成分の最大値を低周波インピーダンス成分Zに決定する。また、ECU100は、中周波域におけるインピーダンス成分の最大値を中周波インピーダンス成分Zに決定するとともに、高周波域におけるインピーダンス成分の最大値を高周波インピーダンス成分Zに決定する。なお、最大値を代表値とすることは一例であり、各周波数域内におけるインピーダンス成分の平均値を代表値としてもよいし中間値を代表値としてもよい。
<データ取得期間>
FFTの精度を確保するためには、サンプリング周期毎に繰り返し取得されたデータ(電圧VBおよび電流IB)を、ある程度の期間、ECU100のメモリ102に格納した上でFFTを実施することが求められる。このようにデータを取得してメモリ102に格納する期間を「データ取得期間」とも記載する。なお、データ取得期間は、本開示に係る「所定期間」に相当する。
バッテリ10のインピーダンス(各周波数域のインピーダンス成分)は、電流依存性、温度依存性およびSOC依存性を有し得る。そのため、あるデータ取得期間中にバッテリ10の電流IB、温度TBおよびSOCのいずれかが過度に変化した場合には、そのデータ取得期間中のある期間(変化前の期間)と別の期間(変化後の期間)とでは依存性(電流依存性、温度依存性またはSOC依存性)の影響が異なるにもかかわらず一括してフーリエ変換(FFT)が実施されることになるので、高精度にインピーダンスを算出することができなくなる可能性がある。
このような事情に鑑み、FFTの対象とするデータには、データ取得期間中にバッテリ10の電流IB、温度TBおよびSOCがいずれも大きく変化していないとの条件を課すこととする。この条件が成立しているか否かは、電流変化幅ΔIB、温度変化幅ΔTBおよびSOC変化幅ΔSOCに基づいて判定される。
より詳細には、電流変化幅ΔIBは、あるデータ取得期間(nを自然数として、データ取得期間Pと記載する)におけるバッテリ10の充電方向および放電方向の両方向を考慮した上で、電流IBの変化幅(充電方向の最大電流と放電方向の最大電流との差)から算出することができる。温度変化幅ΔTBは、データ取得期間Pにおける最高温度(温度TBの最高値)と最低温度(温度TBの最低値)との差分から算出することができる。SOC変化幅ΔSOCは、データ取得期間Pにおける最高SOCと最低SOCとの差分から算出することができる。
<反応抵抗の電流依存性および温度依存性>
前述のように、バッテリ10の周波数毎のインピーダンス成分(低周波インピーダンス成分Z、中周波インピーダンス成分Zおよび高周波インピーダンス成分Z)をFFTにより算出し、さらに、各インピーダンス成分を比較することでバッテリ10の直流抵抗RDC、反応抵抗Rおよび拡散抵抗Rを求めることができる。具体的には、高周波インピーダンス成分Zから直流抵抗RDCが算出される(RDC=Z)。中周波インピーダンス成分Zと高周波インピーダンス成分Zとの差分から反応抵抗Rが算出される(R=Z−Z)。低周波インピーダンス成分Zと中周波インピーダンス成分Zとの差分から拡散抵抗Rが算出される(R=Z−Z)。
ここで、本発明者らは、反応抵抗Rが以下に説明するような電流依存性および温度依存性を有する点に着目した。
図8は、反応抵抗Rcの電流依存性を説明するための図である。図8において、横軸は電流IBを示し、縦軸は反応抵抗Rを示す。この図に示す反応抵抗Rの特性は、バッテリ10の温度TBを−30℃に維持した状態で電流IBを調整することで測定されたものである。図8に示すように、バッテリ10が低温(たとえば氷点下)である場合、電流IBが小さいほど反応抵抗Rは高くなる。
そこで、本実施の形態においては、反応抵抗Rcの電流依存性および温度依存性を考慮して反応抵抗Rを補正する構成を採用する。より具体的には、周波数成分毎のインピーダンス成分の比較に基づく反応抵抗Rの算出値(すなわち、R=Z−Z)を基準として、反応抵抗Rcに対応する中周波域の電流(以下、「中周波電流成分」とも称する)が小さいほど反応抵抗Rが低くなるように反応抵抗Rを補正する。さらに、データ取得期間Pにおける平均温度TBaveが低いほど反応抵抗Rが低くなるように(言い換えると、反応抵抗Rの補正量が大きくなるように)反応抵抗Rを補正する。これにより、反応抵抗Rの算出精度が向上するため、バッテリ10の劣化状態の推定精度を向上させることができる。
<バッテリの劣化状態の判定フロー>
図9は、本実施の形態におけるバッテリ10の劣化状態の判定方法を示すフローチャートである。このフローチャートは、車両1の走行中に所定周期が経過する度にメインルーチンから呼び出されて実行される。各ステップ(Sと略す)は、基本的にはECU100によるソフトウェア処理によって実現されるが、ECU100内に作製された電子回路によるハードウェア処理によって実現されてもよい。
図9を参照して、ECU100は、あるデータ取得期間Pにおいて、バッテリ10の監視ユニット20内の各センサから予め定められたサンプリング周期で電圧VBおよび電流IBを取得する(S1)。ECU100により取得されたすべてのデータ(電圧VBおよび電流IBの取得結果)は、メモリ102に一時的に格納される。なお、データ取得期間Pの長さは、たとえば数秒〜数十秒程度に設定することができる。サンプリング周期は、たとえばミリ秒オーダー〜数百ミリ秒オーダーに設定することができる。
S2において、ECU100は、データ取得期間Pにおける電流IBの変化幅を示す電流変化幅ΔIBを算出する。また、ECU100は、データ取得期間Pにおける温度TBの変化幅を示す温度変化幅ΔTBを算出する。さらに、ECU100は、データ取得期間Pにおけるバッテリ10のSOCの変化幅を示すSOC変化幅ΔSOCを算出する。
ECU100のメモリ102には、データ取得期間Pにおける平均温度TBaveと、許容電流変化幅ΔIBmaxとの間の対応関係が規定されたマップMP1が不揮発的に記憶されている。許容電流変化幅ΔIBmaxとは、S1にてメモリ102に格納されたデータをインピーダンス算出に使用するか否かの判定基準となるパラメータであり、電流変化幅ΔIBの許容上限を示すものである。
図10は、マップMP1の一例を示す図である。図10に示すように、マップMP1では、データ取得期間Pにおけるバッテリ10の平均温度TBaveの範囲毎に、データ取得期間Pにおける許容電流変化幅ΔIBmaxが定められている。マップMP1には、許容温度変化幅ΔTBmaxおよび許容SOC変化幅ΔSOCmaxについても平均温度TBaveの範囲毎の値が定められている。なお、図10に示した具体的な数値は、マップMP1の理解を容易にするための例示に過ぎないことに留意すべきである。
S3において、ECU100は、マップMP1を参照することによって平均温度TBaveから許容電流変化幅ΔIBmaxを取得する。また、温度変化幅ΔTBおよびSOC変化幅ΔSOCについても同様に、ECU100は、マップMP1を参照することによって平均温度TBaveから許容温度変化幅ΔTBmaxおよび許容SOC変化幅ΔSOCmaxをそれぞれ取得する。
図9に戻り、S4において、ECU100は、電流変化幅ΔIBが許容電流変化幅ΔIBmax未満であるか否かを判定する。さらに、ECU100は、温度変化幅ΔTBが許容温度変化幅ΔTBmax未満であるか否かを判定するとともに、SOC変化幅ΔSOCが許容SOC変化幅ΔSOCmax未満であるか否かを判定する。
電流変化幅ΔIB、温度変化幅ΔTBおよびSOC変化幅ΔSOCがいずれも対応する許容変化幅未満である場合、すなわち、ΔIB<ΔIBmaxとの電流条件が成立し、かつ、ΔTB<ΔTBmaxとの温度条件が成立し、かつΔSOC<ΔSOCmaxとのSOC条件が成立する場合(S4においてYES)、ECU100は、S1にてメモリ102に蓄積されたデータ(電圧VBおよび電流IB)に対してFFTを実施する(S5)。
S6において、ECU100は、FFT後の電圧成分および電流成分に基づいて、周波数毎にインピーダンス成分を算出する(インピーダンス成分の詳細な算出式については、たとえば特許文献1を参照)。さらに、ECU100は、周波数域毎のインピーダンス成分からバッテリ10の直流抵抗RDC、反応抵抗Rおよび拡散抵抗Rを算出する。この算出手法については図5にて詳細に説明したため、ここでは説明は繰り返さない。
S7において、ECU100は、補正マップMP2を参照することによって、S6にて算出された反応抵抗Rを補正する。この処理は、本開示に係る「補正処理」に相当する。
図11は、補正マップMP2の一例を示す概念図である。図11に示すように、補正マップMP2においては、事前の実験結果(交流インピー測定結果)に基づいて、データ取得期間Pにおける平均温度TBaveと、中周波電流成分(中周波域の電流)と、補正係数との間の対応関係が規定されている。補正マップMP2を参照することで、平均温度TBaveおよび中周波電流成分から補正係数が算出される。そして、S6にて算出された反応抵抗Rに補正係数を乗算することにより、反応抵抗Rが補正される。
なお、マップMP2ではデータ取得期間Pにおける平均温度TBaveを用いる例を説明するが、平均温度TBaveに代えて、たとえば、データ取得期間Pにおける最高温度または最低温度を用いてもよいし温度TBの最頻値を用いてもよい。また、補正マップMP2に代えて、関数または変換式を用いた反応抵抗Rの補正も可能である。
その後、ECU100は、メモリ102に格納されたデータ(電圧VBおよび電流IBの取得結果)を破棄する(S8)。なお、S4にて電流変化幅ΔIB、温度変化幅ΔTBおよびSOC変化幅ΔSOCのうちの少なくとも1つが対応する許容変化幅以上である場合(S4においてNO)、すなわち、データ取得期間Pnの間に電流IB、温度TBまたはSOCがある程度大きく変動した場合には、ECU100は、S5〜S7の処理を実行することなく処理をS8に進め、メモリ102に格納されたデータを破棄する。
S9において、ECU100は、S7にて算出された各抵抗成分(直流抵抗RDC、反応抵抗Rおよび拡散抵抗R)に基づいて、バッテリ10の劣化状態を推定する。具体的には、ECU100は、直流抵抗RDCと許容値Xとを比較し、反応抵抗Rと許容値Xとを比較し、拡散抵抗Rと許容値Xとを比較する。そして、少なくとも1つの抵抗成分が許容値よりも高い場合、ECU100は、バッテリ10の劣化が進行していると判定する。一方、すべての抵抗成分が許容値以下である場合には、ECU100は、バッテリ10の劣化は進行していないと判定する。
なお、S10におけるバッテリ10の劣化状態の推定処理は別フローにて実行されてもよい。つまり、各抵抗成分の算出結果が蓄積されるまでS5〜S7の処理を繰り返し実行し、各抵抗成分の算出結果が蓄積されてからバッテリ10の劣化状態を推定してもよい。
また、S10にてバッテリ10の劣化が進行していると判定された場合、ECU100は、バッテリ10の充放電を抑制することができる。具体的には、ECU100は、通常時(バッテリ10の劣化が進行していないと判定された場合)と比べて、バッテリ10の充放電電力の制限上限値(充電電力制御上限値および放電電力制御上限値)を低く設定する。これにより、バッテリ10の劣化のさらなる進行を抑制したり、バッテリ10の劣化速度を低減したりすることができる。さらに、ECU100は、バッテリ10の充放電を速やかに停止するための制御を実行してもよい。たとえば、ECU100は、車両1をフェールセーフモードへと遷移させ、それにより、ディーラ(あるいは修理工場等)へと車両1を持ち込んで適切な点検を受けるように車両1のユーザに報知する。
図12は、比較例および本実施の形態における反応抵抗Rの算出結果を比較するための図である。図12において、横軸は経過時間を示す。縦軸は、バッテリ10の反応抵抗Rを示す。図12では、一般的な交流インピーダンス測定によって精密に求められた反応抵抗Rが「真値」として破線で示されている。
図12を参照して、比較例における反応抵抗Rの算出結果、すなわち、S7における補正が行なわれなかった場合の反応抵抗Rと、真値との間には誤差が生じている。これに対し、本実施の形態では、S7の処理を行なった結果、補正後の反応抵抗Rと真値とがよく一致していることが分かる。
以上のように、本実施の形態によれば、バッテリ10の温度TBが氷点下などの低温である場合に電流IB(より特定的には中周波電流成分)が小さいほど反応抵抗Rは高くなる点に着目し、データ取得期間Pにおける平均温度TBaveおよび中周波電流成分に基づいて反応抵抗Rを補正する(図11に示した補正マップMP2を参照)。このように、反応抵抗Rの電流依存性および温度依存性を考慮することで、反応抵抗Rの算出精度を向上させることができる。その結果、バッテリ10の劣化状態の推定精度を向上させることが可能となる。
また、本実施の形態によれば、データ取得期間中にバッテリ10の電流IB、温度TBおよびSOCのうちの少なくとも1つが対応する許容変化幅(ΔIBmax,ΔTBmax,ΔSOCmax)よりも大きく変化した場合には、そのデータ取得期間に取得されたデータ(電圧VBおよび電流IB)はFFTの対象から外され、インピーダンスの算出には用いられない。これにより、バッテリ10のインピーダンスの算出結果に電流依存性、温度依存性およびSOC依存性を適切に反映させることが可能になるので、バッテリ10の劣化状態の推定精度を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、ハイブリッド車である車両1の走行中に生じる不規則な電流波形(および電圧波形)を用いてバッテリ10のインピーダンス成分を算出する構成について説明した。図示しないが、車両1がプラグインハイブリッド車または電気自動車である場合、すなわち、車両外部に設けられた電源(外部電源)から供給される電力によりバッテリ10を充電可能な構成(いわゆる外部充電が可能な構成)を車両1が有する場合には、外部充電時に外部電源から供給される電流波形によりインピーダンス成分を算出してもよい。外部電源からの一定の電流波形の電力を供給するのに代えて、周波数域が低周波域〜高周波域に亘る電流波形(サイン波、矩形波または三角波など)とすることによって、各周波数域におけるインピーダンス成分を算出することが可能になる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両、2 二次電池システム、10 バッテリ、11 ブロック、12 セル、20 監視ユニット、21 電圧センサ、22 電流センサ、23 温度センサ、30 PCU、41,42 モータジェネレータ、50 エンジン、60 動力分割装置、70 駆動軸、80 駆動輪、100 ECU、101 CPU、102 メモリ。

Claims (1)

  1. 車両に搭載された二次電池について制御装置により実行される、二次電池の劣化状態推定方法であって、
    前記二次電池の電圧値および電流値を所定期間に複数回取得してメモリに格納するステップと、
    前記所定期間における、前記二次電池の電流変化幅、前記二次電池の温度変化幅および前記二次電池のSOC変化幅を算出するステップと、
    前記所定期間における前記二次電池の温度、電流またはSOC毎に定められた、前記電流変化幅の許容上限を示す許容電流変化幅、前記温度変化幅の許容上限を示す許容温度変化幅、および、前記SOC変化幅の許容上限を示す許容SOC変化幅を前記二次電池の温度、電流またはSOCから取得するステップと、
    前記電流変化幅が前記許容電流変化幅を下回るとの電流条件、前記温度変化幅が前記許容温度変化幅を下回るとの温度条件、および、前記SOC変化幅が前記許容SOC変化幅を下回るとのSOC条件がいずれも成立する場合に、前記メモリに格納された前記二次電池の前記複数回取得した電圧値および電流値の周波数変換を行なうことにより、周波数変換された電圧値および電流値から前記二次電池の周波数域毎のインピーダンス成分を算出するステップと、
    前記所定期間における前記二次電池の温度、および、所定周波数域の電流値に従って、前記所定周波数域に対応するインピーダンス成分である反応抵抗を補正する補正処理を実行するステップと、
    算出された周波数域毎のインピーダンス成分および前記補正処理による補正後の反応抵抗を用いて、各周波数域に応じた劣化モードの前記二次電池の劣化状態を推定するステップとを含み、
    前記補正処理は、前記所定周波数域の電流値が小さいほど前記反応抵抗が低くなるように前記反応抵抗を補正し、かつ、前記所定期間における前記二次電池の温度が低いほど前記反応抵抗が低くなるように前記反応抵抗を補正する処理である、二次電池の劣化状態推定方法。
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