JP6926825B2 - 通信装置、プログラムおよびオペレータ選択方法 - Google Patents

通信装置、プログラムおよびオペレータ選択方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、プログラムおよびオペレータ選択方法に関する。
顧客への電話対応業務を専門に行うオペレータによって使用されるコールセンタシステムが広く知られており、近年ではコールセンタシステムの利用者の要望に応えるために様々な技術が開発されている。ここでの利用者は、コールセンタに電話をかける顧客、電話対応業務を行うオペレータ、コールセンタシステムを管理する管理者を含む概念である。
例えば、バーチャルオペレータを用いて、顧客に対する無人応答を行い、かつ必要に応じて通話オペレータを交代させる技術が提案されている(特許文献1参照)。具体的には、コールサーバの通話モニタ機能を用いて通話を監視し、必要に応じて人間のオペレータに通話を転送する方法が特許文献1に示されている。
また、会話時の顧客の感情状態に応じて、顧客対応担当者の音声をリアルタイムで変更し、顧客のストレスを低減させる技術が提案されている。具体的には、通話相手と担当者間の通話状態において、感情認識手段が通話相手の感情変化を検知し、音声分析手段が音声DBの音声パラメータと担当者の音声パラメータとの差分を算出したとき、音声変換手段は、当該差分に基づき前記担当者の音声をリアルタイムで変換させる方法が特許文献2に示されている。
特開2016−103270号公報 特開2014−095735号公報
しかし、従来のコールセンタシステムは、例えば以下に示す点で利用者の要望を満足させているとは言い難かった。
特許文献1に記載される技術は、顧客とバーチャルオペレータがマッチングしていない場合の対応手段が人間のオペレータへの転送であるため、人間のオペレータのリソースを多く必要とするという問題点があった。
また、バーチャルオペレータの個性が設定されていないため、バーチャルオペレータが応答した場合にワンパターンな応答となってしまい、人間味を感じられないために顧客に違和感を与えるという問題点があった。
また、コールセンタシステムの管理者がバーチャルオペレータをコールセンタシステムに設定する際に、顧客に合わせてバーチャルオペレータのチューニングを行わなければならず、管理者の手間が増大するという問題点があった。
一方、特許文献2に記載される技術は、オペレータの音量、音声速度、音程、音質を変換しているのみであるため、オペレータの容姿を顧客に提示している場合に、音量、音声速度、音程、音質の上下を行い過ぎると、オペレータの容姿に対して不自然な音声となるという問題点があった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、従来よりも利用者の利便性を向上させることができる、通信装置、プログラムおよびオペレータ選択方法を提供するものである。
前記課題を解決するため、本発明に係る通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、動作条件情報に基づいて動作する処理部である、バーチャルオペレータ処理部と、上記バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部と、上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記バーチャルオペレータ処理部の上記作条件情報を、第1動作条件情報から第2動作条件情報に変更する、変更部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、第1動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第1バーチャルオペレータ処理部と、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第2バーチャルオペレータ処理部と、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部と、上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、第1バーチャルオペレータ通信装置および第2バーチャルオペレータ通信装置に接続された通信装置であって、上記第1バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、第1動作条件情報に基づいて動作する第1バーチャルオペレータ処理部を有し、上記第2バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する第2バーチャルオペレータ処理部を有し、上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間で接続され、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部を有する上記第2バーチャルオペレータ通信装置が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部と、上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理部と、を有することを特徴とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、動作条件情報に基づいて動作する処理部である、バーチャルオペレータ処理部、上記バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部、上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記バーチャルオペレータ処理部の上記作条件情報を、第1動作条件情報から第2動作条件情報に変更する、変更部、として機能させる。
また、本発明に係るプログラムは、コンピュータを、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、第1動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第1バーチャルオペレータ処理部、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第2バーチャルオペレータ処理部、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部、上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理部、として機能させる。
また、本発明に係るプログラムは、第1バーチャルオペレータ通信装置および第2バーチャルオペレータ通信装置に接続されたコンピュータのためのプログラムであって、上記第1バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、第1動作条件情報に基づいて動作する第1バーチャルオペレータ処理部を有し、上記第2バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する第2バーチャルオペレータ処理部を有し、上記コンピュータを、上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間で接続され、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部を有する上記第2バーチャルオペレータ通信装置が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部、上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理部、として機能させる。
前記課題を解決するため、本発明に係るオペレータ選択方法は、オペレータをバーチャル化したバーチャルオペレータが動作する通信装置のオペレータ選択方法であって、上記通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、動作条件情報に基づいて動作する処理部である、バーチャルオペレータ処理部を有し、上記バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知ステップと、上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記バーチャルオペレータ処理部の上記作条件情報を、第1動作条件情報から第2動作条件情報に変更する、変更ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るオペレータ選択方法は、オペレータをバーチャル化したバーチャルオペレータが動作する通信装置のオペレータ選択方法であって、上記通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、第1動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第1バーチャルオペレータ処理部と、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第2バーチャルオペレータ処理部とを有し、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知ステップと、上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、変更ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係るオペレータ選択方法は、第1バーチャルオペレータ通信装置および第2バーチャルオペレータ通信装置に接続された通信装置のオペレータ選択方法であって、上記第1バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、第1動作条件情報に基づいて動作する第1バーチャルオペレータ処理部を有し、上記第2バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する第2バーチャルオペレータ処理部を有し、上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間で接続され、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部を有する上記第2バーチャルオペレータ通信装置が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知ステップと、上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理ステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、利用者の利便性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るコールサーバ(通信装置)を備えるコールセンタシステムの概略構成図である。 バーチャルオペレータ情報テーブルの構成図である。 顧客情報テーブルの構成図である。 顧客感情値の数値化情報テーブルの構成図である。 顧客クラスタ情報テーブルの構成図である。 顧客のクラスタ化を説明するための図である。 オペレータ適合度情報テーブルの構成図である。 本発明の実施形態に係るコールセンタシステムにおけるバーチャルオペレータ生成処理を示すフローチャートの例示である。 本発明の実施形態に係るコールセンタシステムにおけるオペレータ選択処理を示すフローチャートの例示である。 変形例に係るコールサーバ(通信装置)を備えるコールセンタシステムの概略構成図である。 変形例に係るバーチャルオペレータ情報テーブルの構成図である。
以下、本発明の実施するための形態を、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。ここで、本発明の実施するための形態において、一例として、通信装置、プログラムおよびオペレータ選択方法を含むコールセンタシステムを用いて説明する。
各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、本実施形態では、本発明と直接的に関連しない構成や周知な構成については、説明を省略する場合がある。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
≪実施形態に係るコールセンタシステムの構成について≫
図1を参照して、本実施形態に係るコールセンタシステムSの構成について説明する。図1は、本実施形態に係るコールセンタシステムSの構成図である。
コールセンタシステムSは、顧客への電話対応業務などを行うためのシステムであり、顧客により操作される1又は複数の通話端末100と、顧客への電話対応業務が行われるコールセンタ120とを備えて構成されている。通話端末100とコールセンタ120とは、公衆網110およびIP(Internet Protocol)網112を介して接続されている。公衆網110は、通話端末100とコールセンタ120とを繋ぐ電話網であり、また、IP網112は、通話端末100とコールセンタ120とを繋ぐ通信網である。なお、通話端末100は、「第1顧客通信装置」の一例であり、「第1顧客通信装置」の一例は、通話端末100に限るものではない。
通話端末100は、顧客が通話を行う端末であり、例えば、多機能型携帯電話機(スマートフォン:Smartphone)である。通話端末100は、通信部101を備える。
通信部101は、公衆網110およびIP網112のどちらか一方を介してコールセンタ120内のコールサーバ130やオペレータ端末150とデータ通信や通話を行う。通話端末100は、公衆網110またはIP網112のどちらから発信してもよい。
コールセンタ120は、通話端末100からの着信の受付と応答を行う装置である。コールセンタ120と公衆網110とは、公衆網ゲートウェイサーバ111を介して接続されている。また、コールセンタ120とIP網112とは、IP網ゲートウェイサーバ113を介して接続されている。公衆網ゲートウェイサーバ111およびIP網ゲートウェイサーバ113は、通話データや呼制御手順を中継する処理を行う装置である。
コールセンタ120には、公衆網ゲートウェイサーバ111およびIP網ゲートウェイサーバ113の他に、コールサーバ130と、制御データベース140と、複数のオペレータ端末150とが設置される。ここで、コールサーバ130は、「通信装置」の一例であり、「通信装置」の一例は、コールサーバ130に限るものではない。
これらの装置は、例えば、LAN(Local Area Network)などのネットワーク121を用いて互いが通信可能に接続されている。なお、ここではコールサーバ130と制御データベース140とを別々の装置として示しているが、コールサーバ130と制御データベース140とを一体の装置として構成することも可能である。コールサーバ130と制御データベース140とを合わせて、例えば「通信装置」であってもよい。
また、コールセンタ120には、顧客への電話対応業務を専門に行うオペレータが存在する。このオペレータには、人間のオペレータ(以下では、省略して「人間オペレータ」と称する場合がある)と、人間オペレータをコンピュータ内でバーチャル化したオペレータ(以下では、省略して「バーチャルオペレータ」と称する場合がある)とが含まれる。
人間オペレータは、オペレータ端末150を操作して顧客への電話対応業務を行う。一方、バーチャルオペレータ(擬似オペレータ、仮想オペレータ)は、コールサーバ130内やオペレータ端末150内に生成され、例えば人工知能(AI:Artificial Intelligence)技術により導いた回答を、音声合成技術を用いて応答する。本実施形態では、バーチャルオペレータをコールサーバ130内に生成することを想定して説明を行う。
コールサーバ130は、通話端末100から通話接続要求があった場合に、呼を適切なバーチャルオペレータおよび人間オペレータに振り分ける。また、コールサーバ130は、バーチャルオペレータに振り分けられた呼に対して応答する。
コールサーバ130は、通信部131と、呼制御部132と、バーチャルオペレータ生成部133と、バーチャルオペレータ処理部134を備えて構成されている。なお、ここでは、コールサーバ130が備える各機能の概略のみを説明し、機能の詳細については後記する処理で説明する。
通信部131、呼制御部132、バーチャルオペレータ生成部133およびバーチャルオペレータ処理部134は、例えば、CPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や、専用回路等により実現される。プログラム実行処理により実現する場合、コールサーバ130には、通信部131、呼制御部132、バーチャルオペレータ生成部133およびバーチャルオペレータ処理部134を実現するためのプログラムが格納される。通信部131、呼制御部132、バーチャルオペレータ生成部133およびバーチャルオペレータ処理部134を実現するためのプログラムは、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体(例:CD−ROM)に記憶して提供することができる。また、そのプログラムを、インターネットなどのネットワークを通して提供することもできる。
通信部131は、通話端末100との間で情報通信を行う。呼制御部132は、通話端末100とバーチャルオペレータとして動作するバーチャルオペレータ処理部134とを、または通話端末100と人間オペレータが操作するオペレータ端末150とを通話という単位で結び付ける。呼制御部132は、例えば顧客に対してどのバーチャルオペレータがふさわしいかを示す尺度である「適合度」に基づいて、特定のバーチャルオペレータに呼を振り分ける。また、呼制御部132は、例えば顧客がバーチャルオペレータから人間オペレータへの交代を希望している場合に、特定の人間オペレータに呼を振り分ける。なお、呼制御部132は、「接続処理部」の一例であり、「接続処理部」の一例は、呼制御部132に限るものではない。
バーチャルオペレータ生成部133は、コールセンタ120の運用開始前において、バーチャルオペレータの個性に関する情報(個性情報)を生成する。個性情報は、例えば容姿、音声周波数、話速、語彙などの情報である。また、バーチャルオペレータ生成部133は、コールセンタ120の運用開始後において、顧客に適合するバーチャルオペレータにするために、個性情報のチューニングを行う。バーチャルオペレータ生成部133は、例えばバーチャルオペレータの対応を受けた顧客の評価に基づいて個性情報のチューニングを行い、チューニングには遺伝的アルゴリズムにおける処理が含まれる。
バーチャルオペレータ処理部134は、バーチャルオペレータとして動作し、顧客との間で通話を行う。バーチャルオペレータ処理部134には個性情報がパラメータとして与えられ、与えられる個性情報の内容によりバーチャルオペレータ処理部134から顧客の通話端末100に送信されるコンテンツ(例えば、画像、音声、チャットなど)の表現が決定する。つまり、バーチャルオペレータ処理部134に「壮年期の男性」に相当する個性情報が与えられた場合、バーチャルオペレータ処理部134は「壮年期の男性のオペレータ」として動作する。また、バーチャルオペレータ処理部134に「青年期の女性」に相当する個性情報が与えられた場合、バーチャルオペレータ処理部134は「青年期の女性のオペレータ」として動作する。
なお、バーチャルオペレータ処理部134の動作の形態は特に限定されずに、様々な形態が想定される。
例えば、顧客の通話端末100から通話接続要求があった場合に動作に必要なリソースや個性情報を与えて、通話単位でバーチャルオペレータ処理部134を作成する。そして、作成したバーチャルオペレータ処理部134と通話端末100とを接続することで、顧客との間で通話を行う形態である。
また、作成するバーチャルオペレータ処理部134の絶対数を予め決めておき、各バーチャルオペレータ処理部134に対して動作に必要なリソースや個性情報を事前に割り当てておく。そして、顧客の通話端末100から通話接続要求があった場合に、何れかのバーチャルオペレータ処理部134と通話端末100とを接続することで、顧客との間で通話を行う形態である。
なお、バーチャルオペレータ生成部133は、「調整部」の一例であり、「調整部」の一例は、バーチャルオペレータ生成部133に限るものではない。
また、バーチャルオペレータ処理部134は、「第1バーチャルオペレータ生成部」、「第2バーチャルオペレータ生成部」、「通知部」および「変更部」の一例であり、これらの一例は、バーチャルオペレータ処理部134に限るものではない。
オペレータ端末150は、顧客への電話対応業務を行う人間オペレータにより操作される端末である。オペレータ端末150は、例えば、固定電話機やIP電話機とPC(Personal Computer)とを組み合わせたものや、通話機能を持たせたPCにヘッドセットが接続されたものであってよい。オペレータ端末150は、通信部151と、操作部152とを備えて構成されている。
通信部151は、コールサーバ130と通信を行うものである。操作部152は、電話対応業務に関する情報などの入力を受け付けるものである。なお、操作部153は、タッチディスプレイのように表示部と一体の装置として構成されていてもよい。
制御データベース140は、通信制御に関する種々の情報が格納される。ここでの制御データベース140は、バーチャルオペレータ情報テーブル141と、顧客情報テーブル142と、顧客感情値の数値化情報テーブル143と、顧客クラスタ情報テーブル144と、オペレータ適合度情報テーブル145とを格納している。ここで、バーチャルオペレータ情報テーブル141は、「動作条件情報」の一例であり、「動作条件情報」の一例は、バーチャルオペレータ情報テーブル141に限るものではない。
図2を参照して、制御データベース140に格納されるバーチャルオペレータ情報テーブル141の構成について説明する。図2は、バーチャルオペレータ情報テーブル141の構成例である。
バーチャルオペレータ情報テーブル141は、バーチャルオペレータID(Identification)と、容姿情報と、音声周波数と、話速情報と、語彙情報と、遺伝子情報とからなる。なお、容姿情報、音声周波数、話速情報、語彙情報および遺伝子情報は、バーチャルオペレータの個性に関する情報(個性情報)である。
バーチャルオペレータIDは、バーチャルオペレータを一意に識別する情報であり、ここでは、「オペレータA」,「オペレータB」,「オペレータC」のバーチャルオペレータを例示している。
容姿情報は、バーチャルオペレータの容姿に関する情報である。容姿情報は、例えば目、鼻および口の位置や大きさ、顔の輪郭の形状、髪形ならびに服装などの情報であり、静止画像であってよい。また、容姿情報には、表情に関する情報が含まれていてもよい。ここでは、オペレータAの容姿情報は「青年期の男性の画像」であり、オペレータBの容姿情報は「青年期の女性の画像」であり、オペレータCの容姿情報は「壮年期の男性の画像」である。
音声周波数は、バーチャルオペレータが発声する音声の周波数(例えば、周波数のピーク)である。ここでは、オペレータAの音声周波数は「125Hz」であり、オペレータBの音声周波数は「250Hz」であり、オペレータCの音声周波数は「200Hz」である。
話速情報は、バーチャルオペレータが発声する音声の速度に関する情報である。ここでは、オペレータAの話速は「ゆっくり」であり、オペレータBの話速は「早い」であり、オペレータCの話速は「普通」である。
語彙情報は、バーチャルオペレータが使用する言葉の種類に関する情報である。ここでは、オペレータAは一人称として「私」を使用し、語尾に「です」を使用する場合を例示している。同様に、オペレータBは一人称として「僕」を使用し、語尾に「だよ」を使用し、また、オペレータCは一人称として「麻呂」を使用し、語尾に「おじゃる」を使用する場合を例示している。
遺伝子情報は、容姿情報、音声周波数、話速情報および語彙情報をバイナリ化した情報である。遺伝子情報は、バーチャルオペレータのチューニングに使用される。
図3を参照して、制御データベース140に格納される顧客情報テーブル142の構成について説明する。図3は、顧客情報テーブル142の構成例である。
顧客情報テーブル142は、顧客IDと、性別情報と、年齢情報と、通話開始時の感情値と、通話終了時の感情値とからなる。
ここで、図3は、顧客A、顧客B、顧客Cに関わる顧客情報テーブル142の一例であるが、図3の顧客情報テーブル142は、他の顧客に関わる顧客情報テーブルも含む(図示せず)。
顧客IDは、顧客を一意に識別する情報であり、ここでは、「顧客A」,「顧客B」,「顧客C」を例示している。
性別情報は顧客の推定性別であり、年齢情報は顧客の推定年齢である。顧客の性別および年齢は、例えば通話における声紋から判定される。
通話開始時の感情値は、顧客の通話開始時の感情を数値化した値であり、また、通話終了時の感情値は、顧客の通話終了時の感情を数値化した値である。これらの感情値は、例えば以下の計算式(1)で導出される。計算式(1)で導出される感情値が高くなるにつれて顧客の満足度も上昇し、感情度が低くなるにつれて顧客の満足度も低下する。
Figure 0006926825
ここで、「t」は顧客が発した言葉であり、「n」は期間である。
通話開始時の感情値は、式(1)を用いて、通話開始から所定時間(例えば、1分間)における「言葉tに紐付く感情の値」を加算することにより算出される。また、通話終了時の感情値は、式(1)を用いて、通話終了前の所定時間(例えば、1分間)における「言葉tに紐付く感情の値」を加算することにより算出される。なお、顧客の感情値の計算において、期間の中で言葉に重み付けを行ってもよい(例えば、直近の言葉の加重を高くしてもよい)。
図4を参照して、制御データベース140に格納される顧客感情値の数値化情報テーブル143の構成について説明する。図4は、顧客感情値の数値化情報テーブル143の構成例である。
顧客感情値の数値化情報テーブル143は、言葉情報と、感情値とからなる。
言葉情報は、通話の中で顧客から発せられる可能性がある共に顧客の感情を推定できる単語であり、通話の中で顧客が発した音声を文字化したものと対比される。ここでは、「素晴らしい」,「有難う」,「駄目です」,「嫌だ」という言葉を例示している。
感情値は、通話の中で顧客から発せられる言葉に紐付く感情の値であり、上記計算式(1)による顧客の感情値の算出に使用される。ここでは、言葉「素晴らしい」に対して感情値「+30」が紐付けられており、言葉「有難う」に対して感情値「+10」が紐付けられており、言葉「駄目です」に対して感情値「−10」が紐付けられており、言葉「嫌だ」に対して感情値「−30」が紐付けられている。つまり、肯定的な表現である「素晴らしい」や「有難う」に対して正の値が紐付けられ、否定的な表現である「駄目です」や「嫌だ」に対して負の値が紐付けられている。
図5を参照して、制御データベース140に格納される顧客クラスタ情報テーブル144の構成について説明する。図5は、顧客クラスタ情報テーブル144の構成例である。
顧客クラスタ情報テーブル144は、クラスタIDと、性別情報と、年齢情報とからなる。
ここで、図5は、クラスタA、クラスタB、クラスタCに関わる顧客クラスタ情報テーブル144の一例であるが、図5の顧客クラスタ情報テーブル144は、他のクラスタ(他の性別、他の年齢)に関わる顧客クラスタ情報テーブルも含む(図示せず)。
クラスタIDは、顧客をクラスタ化した顧客クラスタを一意に識別する情報であり、ここでは、「クラスタA」,「クラスタB」,「クラスタC」の顧客クラスタを例示している。
性別情報は、顧客クラスタにおける多数派の性別(性別平均値)であり、ここでは、クラスタAにおいては「女性」の顧客が多数派であり、クラスタB,Cにおいては「男性」の顧客が多数派である場合を例示している。
年齢情報は、顧客クラスタにおける顧客の年齢層(年齢平均値)であり、ここでは、クラスタAにおける顧客の年齢層は「40代」であり、クラスタBにおける顧客の年齢層は「30代」であり、クラスタCにおける顧客の年齢層は「20代」である場合を例示している。
ここで、図6は、クラスタA、クラスタB、クラスタCに関わる顧客クラスタの一例であり、図6の顧客クラスタは、他の顧客クラスタ(他の顧客の年齢層)も含む(図示せず)。
図6を参照して、顧客のクラスタ化について説明する。顧客クラスタ化は、例えば、k−means法やウォード法などを用いて、顧客を一定のまとまりに分類するものである。図6の横軸は顧客の年齢であり、縦軸は商品に関する定量情報(例えば、商品の価格(安い、高いなど)や商品の重量度(軽い、重いなど))である。ここでは、三つのまとまり(符号190,191,192)に分類されており、右上の第1のまとまり(符号190)を「クラスタA」とし、真ん中の第2のまとまり(符号191)を「クラスタB」とし、左下の第3のまとまり(符号192)を「クラスタC」としている。各クラス内の多数派の性別(性別平均値)や年齢層(年齢平均値)は、図5に示す顧客クラスタ情報テーブル144に登録される。
ここで、図6は、三つのまとまり(符号190,191,192)に分類された顧客クラスタ化の一例であるが、図6の顧客クラスタ化は、他の顧客クラスタ化(横軸は他の顧客の年齢であり、縦軸は商品に関する定量情報)も含む(図示せず)。
図7を参照して、制御データベース140に格納されるオペレータ適合度情報テーブル145の構成について説明する。図7は、オペレータ適合度情報テーブル145の構成例である。
オペレータ適合度情報テーブル145は、クラスタIDと、バーチャルオペレータIDと、適合度とからなる。
クラスタIDは、顧客クラスタ情報テーブル144のクラスタIDと同じ情報であり、顧客をクラスタ化した顧客クラスタを一意に識別する情報である。
バーチャルオペレータIDは、バーチャルオペレータ情報テーブル141のバーチャルオペレータIDと同じであり、バーチャルオペレータを一意に識別する情報である。
適合度は、顧客クラスタに対してどのバーチャルオペレータがふさわしいかを示す尺度であり、以下の計算式(2)で導出される。
適合度=通話終了時の感情値−通話開始時の感情値 ・・・式(2)
なお、オペレータ適合度情報テーブル145に格納される適合度は、各通話で算出した適合度の統計値(例えば、平均値)であってよい。例えば、ある時点でクラスタID「クラスタA」の顧客A1に対してバーチャルオペレータID「オペレータA」が対応を行った結果、顧客A1のオペレータAに対する適合度は「100」であったとする。また、次の時点でクラスタID「クラスタA」の顧客A2に対してバーチャルオペレータID「オペレータA」が対応を行った結果、顧客A2のオペレータAに対する適合度は「60」であったとする。その場合に、オペレータ適合度情報テーブル145において、クラスタID「クラスタA」に対応するバーチャルオペレータID「オペレータA」の適合度は「(100+60)/2=80」となる。
≪実施形態に係るコールセンタシステムの処理について≫
実施形態に係るコールセンタシステムSの処理には、主に「バーチャルオペレータ生成処理」と、「オペレータ選択処理」とがある。
バーチャルオペレータ生成処理では、バーチャルオペレータ情報テーブル141の作成(バーチャルオペレータの個性情報の生成)および更新(個性情報のチューニング)が主に行われる。オペレータ選択処理では、適合度に基づいて顧客と通話を行うバーチャルオペレータの選択および人間オペレータへの切り替えが主に行われる。
<バーチャルオペレータ生成処理>
図8を参照して、実施形態に係るコールセンタシステムSのバーチャルオペレータ生成処理について説明する。図8は、実施形態に係るコールセンタシステムSにおけるバーチャルオペレータ生成処理を示すフローチャートの例示である。バーチャルオペレータ生成処理は、コールセンタ120の運用開始前に処理が開始され、顧客と各バーチャルオペレータとの通話が終了する度にステップS202〜S210の処理が繰り返し行われる。つまり、顧客Aが一人のバーチャルオペレータ(例えば、オペレータA)とだけ通話した場合には、顧客AとオペレータAとの通話に対してステップS202〜S210の処理が行われる。一方、詳細は後記するバーチャルオペレータの交代が行われた結果、顧客Aが複数人のバーチャルオペレータ(例えば、オペレータAおよびオペレータB)と通話した場合には、顧客AとオペレータAとの通話および顧客AとオペレータBの通話に対してステップS202〜S210の処理が行われる。なお、ステップS209、ステップS210の処理は、顧客と各バーチャルオペレータとの通話が終了する度ではなく、所定のタイミングで行ってもよい。
最初に、コールサーバ130のバーチャルオペレータ生成部133は、バーチャルオペレータの遺伝子をランダムに生成する(ステップS201)。ここでの遺伝子は、バーチャルオペレータの個性(容姿、音声周波数、話速および語彙)をバイナリ化した情報である。この遺伝子のランダム生成は、最適なバーチャルオペレータに早い世代でたどり着くために必要であるが、遺伝子を一律に生成することも可能である。
次に、コールサーバ130のバーチャルオペレータ生成部133は、生成したバーチャルオペレータの遺伝子を容姿、音声周波数、話速、語彙等のバーチャルオペレータ情報に変換する(ステップS202)。具体的には、遺伝子のバイナリ情報に基づいて、特定のビット列を容姿等の情報に変換する。そして、バーチャルオペレータ生成部133は、変換したバーチャルオペレータ情報および変換に使用した遺伝子を、制御データベース140のバーチャルオペレータ情報テーブル141に格納する。
次に、コールサーバ130の呼制御部132は、バーチャルオペレータ処理部134に呼の振り分けを行い、バーチャルオペレータと顧客との通話を開始させる(ステップS203)。なお、呼制御部132における呼の振り分けの詳細については、後記するオペレータ選択処理で説明する。
顧客との通話を行う中で、コールサーバ130のバーチャルオペレータ処理部134は、顧客の性別、年齢および通話開始時の感情を推測する(ステップS204)。感情の推測には、顧客感情値の数値化情報テーブル143(図4参照)および上記式(1)が用いられ、バーチャルオペレータ処理部134は、通話開始時の感情を数値として算出する。バーチャルオペレータ処理部134は、推測した顧客の性別、年齢および通話開始時の感情値を顧客情報テーブル142(図3参照)に記録する。なお、感情の推測を行う場合に、上記式(1)の他にニューラルネットワークによる処理を行ってもよいし、顧客音声の類似度を判定して感情の数値化を行ってもよい(例えば、音声を一般的な怒りの声と比較して、信号が類似しているかどうかの判定)。
バーチャルオペレータと顧客との通話が終了した場合(ステップS205)に、コールサーバ130のバーチャルオペレータ処理部134は、顧客の通話終了時の感情を推測する(ステップSS206)。この感情の推測には、ステップS204における方法と同じ方法が用いられる。バーチャルオペレータ処理部134は、推測した顧客の通話終了時の感情値を顧客情報テーブル142(図3参照)に記録する。
次に、コールサーバ130のバーチャルオペレータ処理部134は、顧客情報テーブル142(図3参照)に記録される通話開始時の感情値と通話終了時の感情値とを比較し、その比較結果を適合度として数値化する(ステップS207)。この適合度の数値化には、上記計算式(2)が用いられる。
続いて、コールサーバ130のバーチャルオペレータ処理部134は、通話を行った顧客をクラスタリングする(ステップS207)。このクラスタリングは、例えば、性別・年齢や商品に関する定量情報の近い顧客をクラスタ毎にまとめることにより行われ、クラスタ内の多数派の性別(性別平均値)や年齢層(年齢平均値)を顧客クラスタ情報テーブル144に記録する。
また、バーチャルオペレータ処理部134は、ステップS207で数値化した適合度と、通話を行った顧客のクラスタとに基づいて、オペレータ適合度情報テーブル145(図7参照)の適合度を更新する。
次に、コールサーバ130のバーチャルオペレータ生成部133は、適合度の高いバーチャルオペレータを残す選択を行う(ステップS209)。ここでいう選択とは、遺伝的アルゴリズムにおける選択処理を指しており、各クラスタの上位に位置するバーチャルオペレータを残し、下位数%のバーチャルオペレータを削除する処理を行う。例えば、オペレータ適合度情報テーブル145(図7参照)によれば、クラスタAに注目すると適合度が最も低いオペレータBが選択により切り捨てられる。この処理は、制御データベース140のバーチャルオペレータ情報テーブル141(図2参照)に格納される該当のバーチャルオペレータの情報を削除することにより行われる。なお、全クラスタの中で総合的に適合度の低いオペレータを選択により切り捨てるようにしてもよい。
次に、コールサーバ130のバーチャルオペレータ生成部133は、バーチャルオペレータの交叉および突然変異を行う(ステップS210)。ここでの交叉とは、遺伝的アルゴリズムにおける交叉処理を指しており、あるバーチャルオペレータの遺伝子の一部と別のバーチャルオペレータの遺伝子の一部を引き継いだ新しいバーチャルオペレータの生成を行う。また、突然変異とは、遺伝的アルゴリズムにおける突然変異処理を指しており、あるバーチャルオペレータの遺伝子の一部を変化させた新しいバーチャルオペレータの生成を行う。これらの処理は、制御データベース140のバーチャルオペレータ情報テーブル141(図2参照)に新たなバーチャルオペレータの遺伝子を追加することにより行われる。
その後、処理をステップS202に戻して、追加したバーチャルオペレータの遺伝子を容姿、音声周波数、話速、語彙等のバーチャルオペレータ情報に変換し(ステップS202)、次の顧客とバーチャルオペレータとの通話を開始させる(ステップS203)。
<オペレータ選択処理>
図9を参照して、実施形態に係るコールセンタシステムSのオペレータ選択処理について説明する。図9は、実施形態に係るコールセンタシステムSにおけるオペレータ選択処理を示すフローチャートの例示である。オペレータ選択処理は、顧客がコールサーバ130に発話することにより開始される。
最初に、コールサーバ130と顧客の通話端末100とがコンタクトを開始する(S301)。
続いて、コールサーバ130の呼制御部132は、顧客の通話端末100と接続が可能なバーチャルオペレータを抽出して、抽出されたバーチャルオペレータの中から、ランダムに1つのバーチャルオペレータを選択する(ステップS302)。
その後、顧客と選択されたバーチャルオペレータとが通話を開始し、バーチャルオペレータ処理部134はバーチャルオペレータ情報テーブル141に格納されるバーチャルオペレータの容姿を顧客の通話端末100に表示する(ステップS303)。通話開始後は、コールサーバ130のバーチャルオペレータ処理部134が音声周波数・話速・語彙を元に発声して、顧客に質問を行う(ステップS304)。発声は、制御データベース140のバーチャルオペレータ情報テーブル141(図2参照)における語彙情報を用いて行い、音声は音声周波数情報と話速情報を用いて行う。
顧客がバーチャルオペレータの質問に回答した後で、コールサーバ130のバーチャルオペレータ処理部134は、通話を行っている顧客の性別・年齢・感情・通話内容(例えば商品の種類)を推定して(ステップS305)、通話を行っている顧客に最も近い顧客クラスタ情報を制御データベース140の顧客クラスタ情報テーブル144(図5参照)から取得する(ステップS306)。
次に、コールサーバ130のバーチャルオペレータ処理部134は、ステップS306で取得した顧客クラスタ情報に対して、今のバーチャルオペレータよりも高い適合度のバーチャルオペレータが存在するか否かを、制御データベース140のオペレータ適合度情報テーブル145(図7参照)を用いて確認する(ステップS307)。その際、例えば長時間の通話を行っている場合に、時間に比例して今のバーチャルオペレータの適合度を下げてもよい。今のバーチャルオペレータよりも高い適合度のバーチャルオペレータが存在しない場合(ステップS307で“No”)、バーチャルオペレータ処理部134がバーチャルオペレータ情報テーブル141(図2参照)に格納される今のバーチャルオペレータに関するバーチャルオペレータ情報を元に発声して、顧客に再度の質問を行う(ステップS304)。
一方、今のバーチャルオペレータよりも高い適合度のバーチャルオペレータが存在する場合(ステップS307で“Yes”)に、バーチャルオペレータ処理部134は今のバーチャルオペレータより適合度の高い別のバーチャルオペレータを顧客に紹介する(ステップS308)。この紹介は、例えば通話可能な別のバーチャルオペレータが存在することを提示することや、別のバーチャルオペレータを特定してバーチャルオペレータの容姿を顧客端末に表示することで行われる。また、顧客にバーチャルオペレータの一覧(例えば、バーチャルオペレータ情報テーブル141のようなもの)を表示して、顧客によって別のバーチャルオペレータを選択してもらってもよい。
また、適合度の高い別のバーチャルオペレータを顧客に紹介するに際し、顧客が人間オペレータへの交代を希望しているか否かを確認するのがよい(ステップS309)。顧客が人間オペレータへの交代を希望している場合(ステップS309で“Yes”)に、呼制御部132は呼を人間オペレータが操作するオペレータ端末150に転送し、人間オペレータが顧客との通話を開始する(ステップS310)。一方、顧客が人間オペレータへの交代を希望しない場合(ステップS309で“No”)に、コールサーバ130のバーチャルオペレータ処理部134は、バーチャルオペレータを交代させるか否かの判断を行う(ステップS311)。この判断は顧客の判断(例えば、顧客の回答)であってもよいし、コールサーバ130のバーチャルオペレータ処理部134の判断であってもよい。
バーチャルオペレータを交代させない場合(ステップS311で“No”)に、バーチャルオペレータ処理部134がバーチャルオペレータ情報テーブル141(図2参照)に格納される今のバーチャルオペレータに関するバーチャルオペレータ情報を元に発声して、顧客に再度の質問を行う(ステップS304)。
一方、バーチャルオペレータを交代させる場合(ステップS311で“Yes”)に、別のバーチャルオペレータが顧客との通話を開始する(ステップS312)。
例えば、顧客の通話端末100から通話接続要求があった場合に動作に必要なリソースや個性情報を与えて、通話単位でバーチャルオペレータ処理部134を作成する場合を想定する。この場合、バーチャルオペレータ処理部134は、例えばバーチャルオペレータ情報テーブル141(図2参照)に格納される交代する別のバーチャルオペレータのバーチャルオペレータ情報を元に処理(発声、後述される容姿に関わる表示の変更)することで、別のバーチャルオペレータとして動作する。これにより、別のバーチャルオペレータと顧客との通話が開始する。なお、別のバーチャルオペレータと交代する際に、所定時間だけ時間をおいて交代を行っても良い。
また、作成するバーチャルオペレータ処理部134の絶対数を予め決めておき、各バーチャルオペレータ処理部134に対して動作に必要なリソースや個性情報を事前に割り当てる場合を想定する。この場合、例えば今のバーチャルオペレータとして動作するバーチャルオペレータ処理部134(第1バーチャルオペレータ処理部)は、別のバーチャルオペレータとして動作するバーチャルオペレータ処理部134(第2バーチャルオペレータ処理部)への呼の転送を呼制御部132に依頼する。そして、呼制御部132が別のバーチャルオペレータとして動作するバーチャルオペレータ処理部134(第2バーチャルオペレータ処理部)に呼を転送することで、別のバーチャルオペレータと顧客との通話が開始する。なお、別のバーチャルオペレータに交代する際に、保留転送を行っても良い。
以上のように、実施形態に係るコールサーバ130は、顧客との通話中に、より適合度の高いバーチャルオペレータが存在するか否かを確認する。そして、コールサーバ130は、適合度の高いバーチャルオペレータが存在する場合に、通話中のバーチャルオペレータが顧客に適合度の高いバーチャルオペレータを紹介してから、バーチャルオペレータの交代を行う。その為、適合度の高いバーチャルオペレータが顧客と通話を行うので、顧客の満足度が高く、人間のオペレータへの転送回数が減るので、人間のオペレータの稼動を減らすことが可能である。
また、実施形態に係るコールサーバ130は、バーチャルオペレータの個性を容姿、音声周波数、話速、語彙として制御データベース140に設定する。そして、コールサーバ130は、通話を開始する際にバーチャルオペレータの容姿を顧客の通話端末100に提示し、また、各バーチャルオペレータが設定された音声周波数、話速、語彙を用いて発声する。その為、バーチャルオペレータであってもワンパターンな応答とならず、通話をした顧客がバーチャルオペレータに対して人間味を感じることができる。
また、実施形態に係るコールサーバ130は、バーチャルオペレータの個性情報をランダムに生成し、顧客との通話を行った後で適合度の高いバーチャルオペレータの選択処理、および個性情報の交叉処理および突然変異処理を行う。このように、コールサーバ130は、バーチャルオペレータをより適合度の高いバーチャルオペレータに進化させることで、顧客に合わせたバーチャルオペレータのチューニングを自動で行うことができる。
さらに、実施形態に係るコールサーバ130は、バーチャルオペレータの個性として容姿、音声周波数、話速、語彙を設定し、個性情報の交叉処理および突然変異処理によりバーチャルオペレータをより適合度の高いバーチャルオペレータに進化させる。その為、バーチャルオペレータの容姿に対して自然な音声になる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例を以下に示す。
実施形態では、コールサーバ130上でバーチャルオペレータを動作させていた。つまり、図1に示すように、コールサーバ130がバーチャルオペレータとして動作するバーチャルオペレータ処理部134を備える構成であった。しかしながら、バーチャルオペレータをコールサーバ130以外の装置上で動作させてもよい。本発明の他の実施形態を図10に示す。
図10に示すように、コールセンタ120aには、コールサーバ130と、制御データベース140と、複数のオペレータ端末150と、複数のバーチャルオペレータ端末160とが設置されている。
バーチャルオペレータ端末160は、通信部161と、操作部162と、バーチャルオペレータ処理部163とを備えて構成されている。
通信部161は、コールサーバ130と通信を行うものである。操作部162は、各種の設定情報の入力に使用されるものである。バーチャルオペレータ処理部163は、バーチャルオペレータとして動作するものであり、実施形態においてコールサーバ130が備えていたバーチャルオペレータ処理部134に対応する。
この場合、バーチャルオペレータの交代では、例えば今のバーチャルオペレータとして動作するバーチャルオペレータ処理部163(第1バーチャルオペレータ処理部)は、別のバーチャルオペレータとして動作するバーチャルオペレータ処理部163(第2バーチャルオペレータ処理部)への呼の転送を呼制御部132に依頼する。そして、呼制御部132が別のバーチャルオペレータとして動作するバーチャルオペレータ処理部163(第2バーチャルオペレータ処理部)に呼を転送することで、別のバーチャルオペレータと顧客との通話が開始する。
また、実施形態では、顧客とオペレータとの間で音声による通話を行う場合を想定していたが、チャットを用いて顧客とオペレータとが通信を行ってもよい。その場合のバーチャルオペレータ情報テーブル141aの構成例を図11に示す。
バーチャルオペレータ情報テーブル141aは、実施形態におけるバーチャルオペレータ情報テーブル141(図2参照)と比べて、音声周波数情報および話速情報がなくなり、応答速度情報が追加されている。
応答速度情報は、バーチャルオペレータが文字を発信する速度(文字と文字との時間間隔)に関する情報である。ここでは、オペレータAの応答速度は「ゆっくり」であり、オペレータBの応答速度は「早い」であり、オペレータCの応答速度は「普通」である。
なお、顧客のクラスタ化における年齢や性別の判定は、応答速度や使用する言葉などから判定するのがよい。例えば、顧客からの応答速度が基準値よりも20%以上早ければ10代と判定し、基準値よりも10%〜20%だけ早ければ20代と判定し、基準値に対して−10%〜10%の範囲であれば30代と判定し、基準値よりも10%〜20%だけ遅ければ40代と判定し、基準値よりも20%以上遅ければ50代と判定する。
100 通話端末
120,120a コールセンタ
130 コールサーバ
131 通信部
132 呼制御部
133 バーチャルオペレータ生成部
134 バーチャルオペレータ処理部
140 制御データベース
141,141a バーチャルオペレータ情報テーブル
142 顧客情報テーブル
143 顧客感情値の数値化情報テーブル
144 顧客クラスタ情報テーブル
145 オペレータ適合度情報テーブル
150 オペレータ端末
160 バーチャルオペレータ端末
163 バーチャルオペレータ処理部
S,Sa コールセンタシステム

Claims (12)

  1. 第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、動作条件情報に基づいて動作する処理部である、バーチャルオペレータ処理部と、
    上記バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部と、
    上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記バーチャルオペレータ処理部の上記作条件情報を、第1動作条件情報から第2動作条件情報に変更する、変更部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 上記動作条件情報は、上記バーチャルオペレータ処理部から上記第1顧客通信装置に送信されるコンテンツの表現を、変更または修正するための情報である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 上記バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との通信が終了した後で、新たに適合度を算出し、上記新たな適合度に基づいて上記動作条件情報の選択処理を行う、調整部を有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 上記動作条件情報をバイナリ化した遺伝子情報を記憶する、第1記憶部と、
    上記バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との通信が終了した後で、上記遺伝子情報に対して交叉処理および突然変異処理の少なくとも何れか一方を行う、調整部を有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  5. 第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、第1動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第1バーチャルオペレータ処理部と、
    第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第2バーチャルオペレータ処理部と、
    上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部と、
    上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  6. 第1バーチャルオペレータ通信装置および第2バーチャルオペレータ通信装置に接続された通信装置であって、
    上記第1バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、第1動作条件情報に基づいて動作する第1バーチャルオペレータ処理部を有し、
    上記第2バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する第2バーチャルオペレータ処理部を有し、
    上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間で接続され、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部を有する上記第2バーチャルオペレータ通信装置が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部と、
    上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理部と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  7. コンピュータを、
    第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、動作条件情報に基づいて動作する処理部である、バーチャルオペレータ処理部、
    上記バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部、
    上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記バーチャルオペレータ処理部の上記作条件情報を、第1動作条件情報から第2動作条件情報に変更する、変更部、
    として機能させるためのプログラム。
  8. コンピュータを、
    第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、第1動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第1バーチャルオペレータ処理部、
    第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第2バーチャルオペレータ処理部、
    上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部、
    上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理部、
    として機能させるためのプログラム。
  9. 第1バーチャルオペレータ通信装置および第2バーチャルオペレータ通信装置に接続されたコンピュータのためのプログラムであって、
    上記第1バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、第1動作条件情報に基づいて動作する第1バーチャルオペレータ処理部を有し、
    上記第2バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する第2バーチャルオペレータ処理部を有し、
    上記コンピュータを、
    上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間で接続され、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部を有する上記第2バーチャルオペレータ通信装置が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知部、
    上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理部、
    として機能させるためのプログラム。
  10. オペレータをバーチャル化したバーチャルオペレータが動作する通信装置のオペレータ選択方法であって、
    上記通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、動作条件情報に基づいて動作する処理部である、バーチャルオペレータ処理部を有し、
    上記バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知ステップと、
    上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記バーチャルオペレータ処理部の上記作条件情報を、第1動作条件情報から第2動作条件情報に変更する、変更ステップと、
    を有することを特徴とするオペレータ選択方法。
  11. オペレータをバーチャル化したバーチャルオペレータが動作する通信装置のオペレータ選択方法であって、
    上記通信装置は、
    第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、第1動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第1バーチャルオペレータ処理部と、
    第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される処理部であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する処理部である、第2バーチャルオペレータ処理部とを有し、
    上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間で接続され、第1動作条件情報に基づいて動作する当該第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知ステップと、
    上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、変更ステップと、
    を有することを特徴とするオペレータ選択方法。
  12. 第1バーチャルオペレータ通信装置および第2バーチャルオペレータ通信装置に接続された通信装置のオペレータ選択方法であって、
    上記第1バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、第1動作条件情報に基づいて動作する第1バーチャルオペレータ処理部を有し、
    上記第2バーチャルオペレータ通信装置は、第1顧客にて使用される第1顧客通信装置との間で通信可能に接続される装置であり、上記第1顧客にとって、上記第1動作条件情報より適合度の高い第2動作条件情報に基づいて動作する第2バーチャルオペレータ処理部を有し、
    上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間で接続され、上記第1バーチャルオペレータ処理部と上記第1顧客通信装置とが通信している間に、上記第2動作条件情報に基づいて動作する上記第2バーチャルオペレータ処理部を有する上記第2バーチャルオペレータ通信装置が存在すること示す第1情報および人間オペレータによる対応が可能であることを示す第2情報を通知する、通知ステップと、
    上記人間オペレータによる対応を行わない場合に、上記第1バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続を、上記第2バーチャルオペレータ通信装置と上記第1顧客通信装置との間の接続に変更する、接続処理ステップと、
    を有することを特徴とするオペレータ選択方法。
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