JP6926555B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
従来、半導体チップと半導体チップ搭載用の支持部材との接合には、主に銀ペーストが使用されていた。しかし、近年の半導体チップの小型化・集積化に伴い、使用される支持部材にも小型化、細密化が要求されるようになってきている。その一方で、銀ペーストを用いる場合では、ペーストのはみ出しや半導体チップの傾きに起因するワイヤボンディング時における不具合の発生、接着剤層の膜厚制御の困難性、及び接着剤層のボイド発生などの課題が生じている。
そのため、上記課題を解決するべく、近年、半導体チップと支持部材とを接合するためのフィルム状の接着部材(例えば、接着シート)が使用されるようになってきた。接着シートを用いる場合では、ウエハの裏面に接着フィルムと粘着フィルムとを備える接着シートを貼り付け、ダイシングによって半導体ウエハ及び接着シートを個片化することで、接着フィルム付き半導体チップが得られる。得られた接着フィルム付き半導体チップを、接着フィルムを介して支持部材に貼り付け、熱圧着により接合する。
特開2007−53240
しかしながら、半導体チップのサイズが小さいと、熱圧着時に単位面積当たりにかかる力が大きすぎ、接着フィルムがチップ幅よりもはみ出す、ブリードという現象が起こることがある。また、接着フィルムが潰れ、電気不良を発生する恐れがある。
また、チップ埋め込み型接着フィルムであるFOD(Film Over Die)や、ワイヤ埋め込み型接着フィルムであるFOW(Film Over Wire)を用いる場合は、さらにブリード発生頻度及び量が増大する傾向にある。ブリードがチップ上面にまではい上がることもあり、それが電気不良やワイヤボンディング不良に繋がるという問題がある。
そこで本発明は、熱圧着時の圧着信頼性を良好にすることができる、半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、粘着フィルム上に接着フィルム及び半導体ウエハをこの順に備える積層体をダイシングし、接着フィルム付き半導体チップを得るダイシング工程と、接着フィルム付き半導体チップの接着フィルムに熱及び圧力の少なくとも一方を加え、接着フィルムを半硬化させる半硬化工程と、半硬化した接着フィルム付き半導体チップを半導体部材に圧着する圧着工程と、を備える半導体装置の製造方法を提供する。
本発明において、ダイシング工程後に、粘着フィルムに紫外線を照射する紫外線照射工程を有していてもよい。
本発明において、半導体チップサイズが20mm×20mm以下であることが好ましい。
本発明において、圧着工程における圧着温度が100〜180℃であることが好ましい。
本発明において、半導体装置は、基板上に第1のワイヤを介して第1の半導体チップがワイヤボンディング接続されると共に、第1の半導体チップ上に、接着フィルム付き半導体チップである第2の半導体チップが接着フィルムを介して圧着されることで、第1のワイヤの少なくとも一部が接着フィルムに埋め込まれてなるワイヤ埋込型の半導体装置であってもよい。
本発明において、半導体装置は、基板上に第1のワイヤを介して第1の半導体チップがワイヤボンディング接続されると共に、第1の半導体チップ上に、接着フィルム付き半導体チップでありかつ第1の半導体チップの面積よりも大きい第2の半導体チップが接着フィルムを介して圧着されることで、第1のワイヤ及び第1の半導体チップが接着フィルムに埋め込まれてなるチップ埋込型の半導体装置であってもよい。
本発明は、圧着工程の前に硬化工程を加えることで、接着フィルムを半硬化させることを特徴の一つとする。これにより、ダイシング後のピックアップ性は維持したまま、熱圧着時の圧着信頼性(接着フィルムの潰れ量軽減及びブリード量を軽減)を良好にすることが可能な、半導体装置の製造方法を提供することができる。
基材フィルム及び粘着フィルムを備えたフィルムの模式図である。 基材フィルム及び接着フィルムを備えたフィルムの模式図である。 接着シートの模式図である。 接着シート付き半導体ウエハの模式図である。 ダイシング工程を示す模式図である。 紫外線照射工程を示す模式図である。 ピックアップ工程を示す模式図である。 圧着工程を示す模式図である。 半導体装置の一実施形態を示す模式図である。 半導体装置の一実施形態を示す模式図である。 半導体装置の製造工程を示す模式図である。 半導体装置の製造工程を示す模式図である。 半導体装置の一実施形態を示す模式図である。 半導体装置の製造工程を示す模式図である。 半導体装置の製造工程を示す模式図である。 半導体装置の製造工程を示す模式図である。 半導体装置の製造工程を示す模式図である。 半導体装置の製造工程を示す模式図である。 ピックアップ用コレットの突き上げ面を示す図である。
<半導体装置の製造方法>
[準備工程]
本工程では、ダイシング対象となる接着シート付き半導体ウエハを準備する。
接着シートの作製方法の一例について説明する。基材フィルム1及び4上にそれぞれ別個に粘着剤及び接着剤を塗布し、基材フィルム1及び粘着フィルム2を備えたフィルム100と(図1)、基材フィルム4及び接着フィルム3を備えたフィルム110と(図2)を作製した後、これら2つのフィルムを積層して接着シート200(図3)を得ることができる。あるいは、フィルム100(図1)上に接着層のワニスを塗布する方法や、フィルム110(図2)上に粘着層のワニスを塗布する方法等によっても、接着シートを得ることができる。その後、接着フィルム3上に半導体ウエハAを貼り付けることで、接着シート付き半導体ウエハ300を得ることができる(図4)。なお、接着シート200の場合は、半導体ウエハAを貼り付ける際に、基材フィルム4を剥離することになる。すなわち、このようにして得られる接着シート付き半導体ウエハ300は、粘着フィルム上に接着フィルム及び半導体ウエハをこの順に備える積層体と言うことができる。
基材フィルム1及び4としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリイミドフィルム等のプラスチックフィルムなどが挙げられる。基材フィルムには、必要に応じて、プライマー塗布、UV処理、コロナ放電処理、研磨処理、エッチング処理等の表面処理が行われていてもよい。
粘着フィルム2は、感圧型あるいは紫外線硬化型の粘着剤から形成することができる。粘着フィルム2の厚みは、製造する半導体装置の形状、寸法に応じて適宜設定できるが、好ましくは1〜100μm、より好ましくは5〜70μm、更に好ましくは10〜40μmである。
接着フィルム3は、必要に応じ熱可塑性樹脂が添加された熱硬化性樹脂から形成することができる。接着フィルム3の厚さは、製造する半導体装置の形状、寸法に応じて適宜設定できるが、好ましくは1〜200μm、より好ましくは5〜150μm、更に好ましくは10〜120μmである。なお、FOW用途では、好ましくは40〜120μm、より好ましくは50〜80μmである。ワイヤを埋め込むため、ワイヤがチップに接触しないよう十分な厚みを確保する必要がある。FOD用途では、好ましくは60〜200μm、より好ましくは80〜150μmである。チップ(例えばコントローラーチップ)を埋め込むため、その厚みに依存するが、十分な厚み確保が重要である。
接着フィルム3の硬化前の80℃におけるずり粘度は500Pa・sec以上であることが好ましく、特に限定されないがより好ましくは800Pa・sec以上、さらに好ましくは1000Pa・sec以上である。あまりにずり粘度が低いと半硬化工程でも硬化が不十分となり、圧着信頼性の改善効果があまりみられないことがある。
半導体ウエハAは、特に限定されないが、例えば10〜100μmの薄型半導体ウエハが用いられる。また、半導体ウエハAとしては、単結晶シリコンの他、多結晶シリコン、各種セラミック、ガリウム砒素等の化合物半導体等が挙げられる。
[ダイシング工程]
接着シート付き半導体ウエハ300は、その後図5に示されるように、例えばブレードBを用いてダイシングされ、さらに洗浄、乾燥の工程が加えられる。これにより接着フィルム3までがダイシングされ、接着フィルム付きの(個片化された)半導体チップが得られる。ダイシングは、ブレードBに代えてダイサーを用いてもよい。ブレードBとしては、例えば(株)ディスコ製ダイシングブレードNBC−ZH05シリーズやNBC−ZHシリーズなどを用いることができる。ダイサーとしては、例えば、フルオートマチックダイシングソー6000シリーズやセミオートマチックダイシングソー3000シリーズ(いずれも、(株)ディスコ製)などを用いることができる。なお、ダイシングの際、半導体ウエハAの周囲には、ウエハリング(不図示)が配置され、接着シートを介して半導体ウエハAが固定される。接着シートに対する半導体ウエハAの貼り付け面は、回路面であってもよく、回路面の反対面であってもよい。
半導体チップサイズは、一辺が20mm以下、すなわち20mm×20mm以下であることが好ましく、特に限定されないが、より好ましくは一辺が3〜15mm、さらに好ましくは一辺が5〜10mmである。本実施形態においては、半導体チップがこの程度に小さい場合であっても、接着フィルム3の潰れ及びブリードの発生に対して改善効果がある。なお、基板はチップ又はそれに準ずるものも含む。
[紫外線照射工程:任意]
ダイシング工程の後、紫外線硬化型の粘着フィルム2を用いた場合は、図6に示すように基材フィルム1側から紫外線(UV)を照射する。これにより、粘着フィルム2の一部又は大部分を重合硬化せしめる。紫外線照射の照度は特に限定されないが、好ましくは10〜200mW/cm、より好ましくは20〜150mW/cmである。また、紫外線照射時の照射量は特に限定されないが、好ましくは50〜400mJ/cm、より好ましくは100〜250mJ/cmである。
[半硬化工程]
ダイシング工程後、あるいは上記紫外線照射工程の後、接着フィルム付き半導体チップの接着フィルムに対し熱及び圧力の少なくとも一方を加え、接着フィルムを半硬化させる。半硬化工程は、半導体ウエハAがウエハリングに固定された状態で実施することができる。温度は特に限定されないが、好ましくは100〜180℃、より好ましくは120〜150℃である。あまり高温であると接着フィルムの硬化が進み、界面接着力の低下が懸念される。また、圧力は特に限定されないが、好ましくは0.1〜5MPa、より好ましくは0.5〜2MPaである。
[ピックアップ工程]
半硬化工程後、ピックアップすべき半導体チップaを例えば吸引コレット5によりピックアップする。この際、ピックアップすべき半導体チップaを基材フィルム1の下面から、例えば針扞等により突き上げることもできる。半導体チップaと接着フィルム3との間の粘着力は、粘着フィルム2と基材フィルム1との間及び接着フィルム3と粘着フィルム2との間の粘着力よりも大きく、半導体チップaのピックアップを行うと、接着フィルム3は半導体チップaの下面に付着した状態で剥離される(図7参照)。
[圧着工程]
次いで、半導体チップaを接着フィルム3を介して半導体部材6に載置し加熱する。加熱により接着フィルム3は十分な接着力を発現し、接着フィルムの硬化物3cを介した半導体チップaと半導体部材6との接着が完了する(図8)。なお、半導体部材6としては、基板である半導体チップ搭載用支持部材や他の半導体チップが挙げられる。
圧着温度は特に限定されないが、好ましくは50〜200℃、より好ましくは100〜150℃である。圧着温度が高いと接着フィルム3が柔らかくなるため、接着フィルム3が潰れる恐れがある一方で、ぬれ性が向上するため界面接着力は向上する傾向にある。圧着時間は特に限定されないが、好ましくは0.5〜20秒、より好ましくは1〜5秒である。圧着時の圧力は特に限定されないが、好ましくは0.01〜5MPa、より好ましくは0.02〜2MPaである。FOW及びFOD用途では埋め込み性向上のため圧着圧力を高めに設定したほうが好ましい。
[硬化工程]
圧着工程後、接着フィルム3を硬化させる硬化工程を実施する。接着フィルムを良好に硬化させるという観点から、硬化温度は50〜250℃程度とすることができ、硬化時間は10秒〜3時間)とすることができる。
<半導体装置>
本実施形態の製造方法により得られる半導体装置の態様について図面を用いて具体的に説明する。なお、近年は様々な構造の半導体装置が提案されており、本実施形態の製造方法により得られる半導体装置は、以下に説明する構造のものに限定されない。
図9は、上記の製造方法により得られる半導体装置の一実施形態を示す模式断面図である。図9に示す半導体装置400は、接着フィルム付き半導体チップである半導体チップaが接着フィルム3を介して基板10に圧着されてなり、なおかつ基板10上にワイヤ11を介して半導体チップaがワイヤボンディング接続されてなる半導体装置である。なお、チップ圧着の際、半硬化工程を備える上記の製造方法を用いることができる。当該半導体装置において、半導体チップaは接着フィルムの硬化物3cにより基板10に接着され、半導体チップaの接続端子(図示せず)はワイヤ11を介して外部接続端子(図示せず)と電気的に接続され、封止材12によって封止されている。
図10は、上記の製造方法により得られる半導体装置の一実施形態を示す模式断面図である。図10に示す半導体装置410は、基板10上に第1のワイヤ11aを介して第1の半導体チップaがワイヤボンディング接続されると共に、第1の半導体チップa上に、接着フィルム付き半導体チップである第2の半導体チップaが接着フィルム3を介して圧着されることで、第1のワイヤ11aの少なくとも一部が接着フィルム3に埋め込まれてなるワイヤ埋込型の半導体装置である。当該半導体装置において、一段目の半導体チップaは接着フィルムの硬化物3cにより、端子13が形成された基板10に接着され、一段目の半導体チップaの上に更に接着フィルムの硬化物3cにより二段目の半導体チップaが接着されている。一段目の半導体チップa及び二段目の半導体チップaの接続端子(図示せず)は、第1のワイヤ11a及び第2のワイヤ11bを介して回路パターン14と電気的に接続され、封止材12によって封止されている。このように、上記の製造方法は、半導体チップを複数重ねる構造の半導体装置であって、ワイヤの一部を埋め込む必要がある場合にも好適に使用できる。
図11及び図12は、図10に示す半導体装置の製造手順を示す図である。まず、接着フィルム付き半導体チップaを、接着フィルム3を介して基板10に加熱圧着して接着させる。半導体チップaは接着フィルムの硬化物3cにより埋め込まれる。この際、半硬化工程を備える上記の製造方法を用いてもよく、その他一般的な製造方法を用いてもよい。その後、ワイヤボンディング工程を経ることで、図11に示す半導体部材を得る。次に、接着フィルム付き半導体チップaを、接着フィルム3を介して半導体チップaに加熱圧着して接着させる。この際、既に設けられている第1のワイヤ11aの一部が接着フィルムの硬化物3cにより埋め込まれるため、半硬化工程を備える上記の製造方法を用いることが好ましい。このようにして、図12に示す半導体部材を得る。その後、さらにワイヤボンディング工程及び封止工程を経ることで、図10に示す半導体装置を得ることができる。
図13は、上記の製造方法により得られる半導体装置の一実施形態を示す模式断面図である。図13に示す半導体装置500は、基板10上に第1のワイヤ11aを介して第1の半導体チップaがワイヤボンディング接続されると共に、第1の半導体チップa上に、接着フィルム付き半導体チップでありかつ第1の半導体チップaの面積よりも大きい第2の半導体チップaが接着フィルム3を介して圧着されることで、第1のワイヤ11a及び第1の半導体チップaが接着フィルム3に埋め込まれてなるチップ埋込型の半導体装置である。半導体装置500では、基板10と第2の半導体チップaとが更に第2のワイヤ11bを介して電気的に接続されると共に、第2の半導体チップaが封止材12により封止されている。
第1の半導体チップaの厚みは10〜170μm、第2の半導体チップaの厚みは20〜400μmとすることができる。接着フィルム3cの厚みは20〜200μm、好ましくは30〜200μm、より好ましくは40〜150μmとすることができる。接着フィルム3c内部に埋め込まれている第1の半導体チップaは、例えば半導体装置500を駆動するためのコントローラチップである。
基板10は、例えば表面に回路パターン14が形成された有機基板とすることができる。第1の半導体チップaは、回路パターン14上に接着フィルムの硬化物3cを介して圧着されており、第2の半導体チップaは、第1の半導体チップaが圧着されていない回路パターン14、第1の半導体チップa、第1のワイヤ11a、及び回路パターン14の一部を覆うように接着フィルムの硬化物3cを介して基板10に圧着されている。基板10上の回路パターン14に起因する凹凸の段差には、接着フィルムの硬化物3cが埋め込まれている。そして、樹脂製の封止材12により、第2の半導体チップa、回路パターン14及び第2のワイヤ11bが封止されている。
図14〜18は、図13に示す半導体装置の製造手順を示す図である。まず、図14に示すように、基板10上の回路パターン14上に、接着フィルム付きの第1の半導体チップaを圧着し、第1のワイヤ11aを介して基板10上の回路パターン14と第1の半導体チップaとを電気的にボンディング接続する。この際、半硬化工程を備える上記の製造方法を用いてもよく、その他一般的な製造方法を用いてもよい。
次に、図15に示すように、第1の半導体チップaの面積よりも大きい、接着フィルム付きの第2の半導体チップaを準備する。
そして、接着フィルム付きの第2の半導体チップaを、第1の半導体チップaが第1のワイヤ11aを介してボンディング接続された基板10に圧着する。具体的には、図16に示すように、接着フィルム付きの第2の半導体チップaを、接着フィルムが第1の半導体チップaを覆うように載置し、次いで、図17に示すように、第2の半導体チップaを基板10に圧着させることで基板10に第2の半導体チップaを固定する。この際、既に設けられている第1の半導体チップa及び第1のワイヤ11aが接着フィルムの硬化物3cにより埋め込まれるため、半硬化工程を備える上記の製造方法を用いることが好ましい。
次いで、図18に示すように、基板10と第2の半導体チップaとを第2のワイヤ11bを介して電気的に接続した後、回路パターン14、第2のワイヤ11b及び第2の半導体チップaを封止材12で封止する。このような工程を経ることで半導体装置500を製造することができる。
以下、実施例及び比較例によって本発明を説明するが、本発明の範囲はこれらによって限定されるものではない。
[実施例1]
接着フィルム及び粘着フィルムを備える、ダイシング−ダイボンディング一体型フィルム1(厚さ25μmの接着フィルムA、厚さ110μmの粘着フィルムから形成される一体型フィルム:日立化成(株)製)を用意した。そして、上記フィルム1に400μm厚の半導体ウエハ(シリコンウエハ)を、ステージ温度70℃でラミネートし、ダイシングサンプルを作製した。ここで、接着フィルムAは硬化後の260℃における弾性率が90〜120MPa程度である高弾性の系である。
次に、フルオートダイサーDFD−6361((株)ディスコ製)を用いて、ダイシングサンプルを切断した。切断には、ブレード2枚を用いるステップカット方式で行い、ダイシングブレードZH05−SD2000−N1−xx−FF、及びZH05−SD2000−N1−xx−EE(いずれも(株)ディスコ製)を用いた。切断条件は、ブレード回転数4000rpm、切断速度50mm/sec、チップサイズ5mm×5mmとし、半導体ウエハが200μm程度残るように1段階目の切断を行い、次いで、粘着フィルムに20μm程度の切り込みが入るように2段階目の切断を行った。
続いて、切断したサンプルである、接着フィルム付き半導体チップの接着フィルムを半硬化させるべく、半導体ウエハがウエハリングについた状態で加圧オーブン(チヨダエレクトリック(株)社製)に入れた。そして、温度80℃、時間1時間の条件で保持した。
続いて、接着フィルムを半硬化させたチップを圧着機(テスター産業(株)社製)によってリードフレーム(タブサゲ)LF810T上に圧着し、評価サンプルを得た。圧着条件は、温度120℃、時間1秒間、圧力1.0MPaとした。
[実施例2]
圧着前の半硬化条件を、温度室温、時間2時間、圧力1.0MPaとし、圧着条件を、温度140℃、時間1秒間、圧力1.0MPaとした他は、上記実施例1と同様にして評価サンプルを得た。
[実施例3]
圧着前の半硬化条件を、温度80℃、時間1時間、圧力常圧とした他は、上記実施例2と同様にして評価サンプルを得た。
[実施例4]
圧着前の半硬化条件を、温度室温、時間1時間、圧力1.0MPa、その後温度80℃、時間1時間、圧力1.0MPaとした他は、上記実施例2と同様にして評価サンプルを得た。
[比較例1]
圧着前の半硬化工程を実施しない他は、上記実施例2と同様にして評価サンプルを得た。
[実施例5]
接着フィルム及び粘着フィルムを備える、ダイシング−ダイボンディング一体型フィルム2(厚さ50μmの接着フィルムB、厚さ110μmの粘着フィルムから形成される一体型フィルム:日立化成(株)製)、及びダイシング−ダイボンディング一体型フィルム3(厚さ50μmの接着フィルムC、厚さ110μmの粘着フィルムから形成される一体型フィルム:日立化成(株)製)を用意した。そして、上記フィルム2及び3に400μm厚の半導体ウエハ(シリコンウエハ)を、ステージ温度70℃でラミネートし、ダイシングサンプルを作製した。ここで、接着フィルムBは硬化後の260℃における弾性率が90〜120MPa程度である高弾性な系であり、接着フィルムCは硬化後の260℃における弾性率が20〜30MPa程度である低弾性な系である。
次に、実施例1と同様の条件で、フルオートダイサーDFD−6361((株)ディスコ社製)を用いて、ダイシングサンプルを切断した。
続いて、切断したサンプルである、接着フィルム付き半導体チップの接着フィルムを半硬化させるべく、加圧オーブン(チヨダエレクトリック(株)社製)により、温度室温、時間2時間、圧力1.0MPaの条件で保持した。
続いて、接着フィルムを半硬化させたチップを圧着機(テスター産業(株)社製)によってリードフレーム(タブサゲ)LF810T上に圧着し、評価サンプルを得た。圧着条件は、温度140℃、時間1秒間、圧力1.0MPaとした。
[実施例6]
圧着前の半硬化条件を、温度80℃、時間1時間、圧力常圧とした他は、上記実施例5と同様にして評価サンプルを得た。
[実施例7]
圧着前の半硬化条件を、温度室温、時間1時間、圧力1.0MPa、その後、温度80℃、時間1時間、圧力1.0MPaとした他は、上記実施例5と同様にして評価サンプルを得た。
[比較例2]
圧着前の半硬化工程を実施しない他は、上記実施例5と同様にして評価サンプルを得た。
[実施例8]
接着フィルム及び粘着フィルムを備える、ダイシング−ダイボンディング一体型フィルム4(厚さ120μmの接着フィルムD、厚さ110μmの粘着フィルムから形成される一体型フィルム:日立化成(株)製)、及びダイシング−ダイボンディング一体型フィルム5(厚さ120μmの接着フィルムE、厚さ110μmの粘着フィルムから形成される一体型フィルム:日立化成(株)製)を用意した。そして、上記フィルム4及び5に400μm厚の半導体ウエハ(シリコンウエハ)をステージ温度70℃でラミネートし、ダイシングサンプルを作製した。ここで、接着フィルムDは硬化後の260℃における弾性率が90〜120MPa程度である高弾性な系であり、接着フィルムEは硬化後の260℃における弾性率が20〜30MPa程度である低弾性な系である。
次に、実施例1と同様の条件で、フルオートダイサーDFD−6361((株)ディスコ社製)を用いて、ダイシングサンプルを切断した。
続いて、切断したサンプルである、接着フィルム付き半導体チップの接着フィルムを半硬化させるべく、加圧オーブン(チヨダエレクトリック(株)社製)により、温度室温、時間2時間、圧力1.0MPaの条件で保持した。
続いて、接着フィルムを半硬化させたチップを圧着機(テスター産業(株)社製)によってリードフレーム(タブサゲ)LF810T上に圧着し、評価サンプルを得た。圧着条件は、温度140℃、時間1秒間、圧力1.0MPaとした。
[実施例9]
圧着前の半硬化条件を、温度80℃、時間1時間、圧力常圧とした他は、上記実施例8と同様にして評価サンプルを得た。
[実施例10]
圧着前の半硬化条件を、温度室温、時間1時間、圧力1.0MPa、その後、温度80℃、時間1時間、圧力1.0MPaとした他は、上記実施例8と同様にして評価サンプルを得た。
[比較例3]
圧着前の半硬化工程を実施しない他は、上記実施例8と同様にして評価サンプルを得た。
[実施例11]
圧着工程をダイボンダBESTEM−D02(キャノンマシナリー(株)社製)で行った他は、上記実施例4と同様にして評価サンプルを得た。
[実施例12]
ダイシング−ダイボンディング一体型フィルム1における粘着フィルムを感圧型から紫外線硬化型に変更したダイシング−ダイボンディング一体型フィルム6を用いたこと、これに伴い、ダイシング工程の後に図6に示すように基材フィルム1側から紫外線を照射したこと以外は、上記実施例11と同様にして評価サンプルを得た。
[比較例4]
圧着前の半硬化工程を実施しない他は、上記実施例11と同様にして評価サンプルを得た。
[比較例5]
圧着前の半硬化工程を実施しない他は、上記実施例12と同様にして評価サンプルを得た。
[圧着条件の検討]
・接着フィルム潰れ量の評価
上記した実施例1、3及び比較例1で作製した評価サンプルについて、接着フィルムの潰れ量を算出した。潰れ量は全厚を測定した後、ウエハ厚400μm、圧着前の接着フィルムの厚み25μm、リードフレームの厚みを合算したものとの差により求めた。圧着後の接着フィルム厚が15μm未満のものを「×」、15〜20μmのものを「○」、20μm以上のものを「○○」と評価した。
表1は、その評価結果を示す表である。表1に示すように、実施例1、3では圧着後の接着フィルム厚が評価「○」又は「○○」であったのに対し、比較例1では、圧着後の接着フィルム厚が評価「×」であった。また、実施例1、3において、圧着前に硬化過程を加えることによって圧着による接着フィルム潰れを軽減できることが確認できた。
・界面接着力の評価
上記した実施例1、3のように圧着前に硬化過程を加えると界面接着力の低下が懸念される。そこで、上記した実施例1、3及び比較例1で作製した評価サンプルについて、ダイシェア強度(界面接着力)の測定を行った。
リードフレームに圧着したチップをステージ上に設置し、万能ボンドテスタ シリーズ4000(Dage社製)によりチップを引っ掛けながら引くことで、チップとリードフレームとの硬化前界面接着力を測定した。測定条件はステージ温度室温で行った。
表1は、その評価結果を示す表である。表1に示すように、実施例1及び3に示されるような一般的な圧着条件であれば、半硬化工程を実施しない比較例1と同程度の界面接着力が得られることが確認できた。このことから、本実施例では、圧着条件を温度140℃、時間1秒、圧力1.0MPaとして今後の評価を行うこととした。
Figure 0006926555
[半硬化工程の条件検討]
・接着フィルム潰れ量の評価
上記した実施例2〜4及び比較例1で作製した評価サンプルについて、実施例1と同様に接着フィルムの潰れ量を評価した。
表2は、その評価結果を示す表である。表2に示すように、実施例2では圧着後の接着フィルム厚が評価「○」であったのに対し、比較例1では、圧着後の接着フィルム厚が評価「×」であった。したがって、圧着前に半硬化工程を加えることによって圧着による接着フィルム潰れを軽減できることが確認できた。また、実施例3、4においては圧着後の接着フィルム厚が評価「○○」であった。したがって、実施例3、4においても圧着前に半硬化工程を加えることにより接着フィルム潰れの軽減効果が確認でき、熱及び圧力を加えることで最も高い効果を得られることが確認できた。
Figure 0006926555
[FOWへの適用検討]
・ブリード幅の評価
上記した実施例5〜7及び比較例2は、ワイヤ埋め込み型接着フィルムであるFOWを想定した仕様である。そのため、ブリードの発生が予想されることからブリード量の評価を行った。上記した実施例5〜7及び比較例2で作製した評価サンプルについて、チップ上面を顕微鏡((株)ミツトヨ社製)を用いて観察した。チップからのはみ出し幅を測定し、ブリードの程度を観察した。
そして、実施例5〜7及び比較例2のブリード幅の減少量により改善効果を算出した。改善効果は、
(比較例2のブリード幅−実施例のブリード幅)/比較例2のブリード幅
により算出した。
表3は、その評価結果を示す表である。表3に示すように、いずれの実施例においても改善効果が確認できた。接着フィルムCは低弾性であるため、比較例2におけるブリード幅が広がりやすい傾向にある。したがって、改善傾向はより顕著に現れた。以上のことから、圧着前に半硬化工程を加えることで、FOWの圧着によるブリード量軽減効果を得られることが確認できた。また、圧着前の半硬化工程では熱及び圧力を加えることで最も高い効果を得ることができた。
Figure 0006926555
[FODへの適用検討]
・ブリード高さの評価
上記した実施例8〜10及び比較例3は、チップ埋め込み型接着フィルムであるFODを想定した仕様である。FODは接着フィルムが厚いため、ブリードが多く発生し、チップ上面にはい上がる傾向がある。そこで、発生したブリードの高さを評価した。上記した実施例8〜10及び比較例3で作製した評価サンプルについて、チップ上面を(株)キーエンス社製のレーザー顕微鏡を用いて観察した。断面の高さを線粗さ解析により測定し、ブリード高さの観察を行った。
そして、実施例8〜10及び比較例3のブリード高さの減少量により改善効果を算出した。改善効果は、
(比較例3のブリード高さ−実施例のブリード高さ)/比較例3のブリード高さ
により算出した。
表4は、その評価結果を示す表である。表4に示すように、いずれの実施例においても改善傾向が確認できた。特に、実施例10において、一体型フィルム4を用いた場合はチップ上面へのはい上がりが発生せず、効果は著しかった。これは接着フィルムDが高弾性であるため、圧着によってチップが沈み込みにくいためだと推察される。以上のことから、圧着前に半硬化工程を加えることで、FODの圧着によるブリードのはい上がり軽減効果を得られることが確認できた。また、圧着前の半硬化工程では熱及び圧力を加えることで最も高い効果を得ることができた。
Figure 0006926555
[界面接着力の評価]
上記した実施例1〜10のように、圧着前に半硬化工程を加えると界面接着力の低下が懸念される。そこで、上記した実施例2〜10及び比較例1〜3で作製した評価サンプルについて、上記した実施例1と同様に硬化前ダイシェア強度の測定を行った。また、各接着フィルムの硬化条件で評価サンプルを硬化し、同様にして硬化後のダイシェア強度の測定を行った。硬化後界面接着力については、以下のとおり測定した。すなわち、圧着後リードフレームに圧着したチップを硬化させ、万能ボンドテスタ シリーズ4000(Dage社製)によりチップを引っ掛けながら引くことで、チップとリードフレームとの硬化後界面接着力を測定した。測定条件は、ステージ温度250℃、ステージ保持時間20秒とした。表2〜4にその評価結果を示す。
[ピックアップ性の評価]
上記した実施例1〜12のように、圧着前に半硬化工程を加えると、接着フィルムと粘着フィルムとの密着性が増し、ピックアップ性の低下が懸念される。そこで、上記した実施例11、12及び比較例4、5で作製した評価サンプルについて、ダイボンダBESTEM−D02(キャノンマシナリー社製)を用いてピックアップ性を評価した。図19はピックアップ用コレットの突き上げ面を示す図である。図19に示すように、使用したピックアップ用コレット20は、例えば4.5mm×4.5mmの突き上げ面21を有し、5本の突き上げピン22が突き上げ面21の対角線上に沿って所定の間隔で配列されている。ピックアップ条件は、突き上げ速度を20又は5mm/secとし、突き上げ高さを150μm〜600μmの範囲で25μmずつ変化させた。
そして、各突き上げ高さにおいて、半導体チップのサンプル数を100個とし、半導体チップに割れやピックアップミス等が全く発生しなかった場合をピックアップ性「○」、1個でも半導体チップに割れやピックアップミス等が発生した場合を「×」と評価した。
表5及び6は、その評価結果を示す表である。表5のように、比較例4では425〜600μmの範囲で評価「○」であったのに対し、実施例11では500〜600μmの範囲で評価「○」であった。すなわち、圧着前に硬化過程を加えることでピックアップ性はやや低下傾向にあるものの、実用上の範囲内に維持できた。
Figure 0006926555
また、表6に示す実施例12、比較例5のように紫外線硬化型粘着フィルムを用いた場合においても、圧着前に硬化過程を加えることで、ピックアップ性はやや低下傾向にあるものの、実用上の範囲内に維持できた。
Figure 0006926555
1…基材フィルム、2…粘着フィルム、3…接着フィルム、3c…接着フィルム(硬化物)、4…基材フィルム、5…吸引コレット、6…半導体部材、10…基板、11…ワイヤ、12…封止材、13…端子、14…回路パターン、20…ピックアップ用コレット、21…突き上げ面、22…突き上げピン、100…基材フィルム及び粘着フィルムを備えたフィルム、110…基材フィルム及び接着フィルムを備えたフィルム、200…接着シート、300…接着シート付き半導体ウエハ、400…半導体装置、410…半導体装置、500…半導体装置、A…半導体ウエハ、B…ブレード、a…半導体チップ。

Claims (6)

  1. 粘着フィルム上に接着フィルム及び半導体ウエハをこの順に備える積層体をダイシングし、前記粘着フィルム上に接着フィルム付き半導体チップを得るダイシング工程と、
    前記接着フィルム付き半導体チップの前記接着フィルムに熱及び圧力の少なくとも一方を加え、前記粘着フィルム上にて前記接着フィルムを半硬化させる半硬化工程と、
    半硬化した前記接着フィルム付き半導体チップを半導体部材に圧着する圧着工程と、
    を備える半導体装置の製造方法。
  2. 前記ダイシング工程後に、前記粘着フィルムに紫外線を照射する紫外線照射工程を有する、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体チップサイズが20mm×20mm以下である、請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記圧着工程における圧着温度が100〜180℃である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記半導体装置が、基板上に第1のワイヤを介して第1の半導体チップがワイヤボンディング接続されると共に、前記第1の半導体チップ上に、前記接着フィルム付き半導体チップである第2の半導体チップが前記接着フィルムを介して圧着されることで、前記第1のワイヤの少なくとも一部が前記接着フィルムに埋め込まれてなるワイヤ埋込型の半導体装置である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体装置が、基板上に第1のワイヤを介して第1の半導体チップがワイヤボンディング接続されると共に、前記第1の半導体チップ上に、前記接着フィルム付き半導体チップであり、かつ前記第1の半導体チップの面積よりも大きい、第2の半導体チップが前記接着フィルムを介して圧着されることで、前記第1のワイヤ及び前記第1の半導体チップが前記接着フィルムに埋め込まれてなるチップ埋込型の半導体装置である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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