JP6921289B1 - 子機端末及び監視システム及び無線送信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来より手間を要さずかつ少ない消費電力で混信を回避することが可能な技術を提供する。【解決手段】本開示の子機端末20を複数使用すれば、複数の牛10の状態データD1が一定の間隔をあけて送信されるので、複数の牛10の状態の変化を纏めて監視することができる。また、複数の子機端末20の送信タイミングが重なって混信が生じて送信先からACK信号が返信されない場合、本開示の構成によれば、ACK信号の返信が無かった子機端末20は、それ以降に送信データD2を送信するタイミングをランダムな長さの調整期間Rtだけずらす。これにより、複数の子機端末20に対して予め送信タイミングがずれるように設定しておかなくても、全子機端末20が、送信を繰り返すうちに互いの送信タイミングが重ならないように徐々にスケジューリングされる。【選択図】図3

Description

本開示は、監視対象物の状態に係る状態データを親機端末に無線で送信する子機端末、及び無線送信方法、及びその子機端末を監視対象物である家畜に備えて家畜の体調を監視するための監視システムに関する。
従来、この種の子機端末として、親機端末に定期的にデータを無線送信するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4552813号公報(段落[0075]及び図4)
しかしながら、従来の子機端末では、1つの親機端末に対して複数の子機端末を使用した場合の混信を避けるための設定に手間を要したり、混信回避のために無線送信が繰り返されて消費電力の増加する等の問題が生じていた。そこで、本開示では、従来より手間を要さずかつ少ない消費電力で混信を回避することが可能な技術を提供する。
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、一定期間(T4)毎に送信トリガ(TG2)を受けて監視対象物(10)の状態に係る状態データ(D1)を監視装置(30)に無線で送信するデータ送信部(22)と、前記状態データ(D1)の送信に対する前記監視装置(30)からのACK信号の返信の有無を判別する返信判別部(27)と、前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、調整期間(Rt)をランダムな長さに決定する調整値演算部(28)と、前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合には、前記調整期間(Rt)の経過後に計測開始トリガ(TG3)を出力し、前記返信判別部(27)が返信有りと判別した場合には、前記調整期間(Rt)を挟まずに前記計測開始トリガ(TG3)を出力するタイミング更新部(24)と、前記計測開始トリガ(TG3)を受けると前記一定期間(T4)を計測してから前記送信トリガ(TG2)を出力するトリガ生成部(25)と、を備え、前記データ送信部(22)は、前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、前記状態データ(D1)の再送信を行わない子機端末(20)である。
請求項2の発明は、前記送信トリガ(TG2)が生成される度にキャリアセンスを行い、前記データ送信部(22)で使用されるチャネルが空きか否かを判別するキャリセンス実行部(22C)を備え、前記データ送信部(22)は、前記送信トリガ(TG2)が生成されかつ前記キャリアセンスの判別結果が空きであることを条件にして前記状態データ(D1)を送信する請求項1に記載の子機端末(20)である。
請求項3の発明は、一定期間(T4)毎に送信トリガ(TG2)を受けて監視対象物(10)の状態に係る状態データ(D1)を監視装置(30)に無線で送信するデータ送信部(22)と、前記状態データ(D1)の送信に対する前記監視装置(30)からのACK信号の返信の有無を判別する返信判別部(27)と、前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、調整期間(Rt)をランダムな長さに決定する調整値演算部(28)と、前記一定期間(T4)毎に前記送信トリガ(TG2)を順次生成するトリガ生成部(25V)と、前記トリガ生成部(25V)に設けられ、前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、それ以降に順次生成する前記送信トリガ(TG2)の生成タイミングを、現状の前記送信トリガ(TG2)の生成タイミングから前記調整期間(Rt)だけずらすタイミング更新部(24V)と、を備え、前記データ送信部(22)は、前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、前記状態データ(D1)の再送信を行わない子機端末(20V)である。
請求項4の発明は、前記タイミング更新部(24V)は、前記返信判別部(27)が返信無しと判別する度に、それ以降順次生成する前記送信トリガの生成タイミングを、現状の前記送信トリガの生成タイミングより後ろ又は前の一方のみにずれるように更新する請求項3に記載の子機端末(20V)である。
請求項の発明は、前記送信トリガ(TG2)が生成される度にキャリアセンスを行い、前記データ送信部(22)で使用されるチャネルが空きか否かを判別するキャリセンス実行部(22C)を備え、前記データ送信部(22)は、前記送信トリガ(TG2)が生成されかつ前記キャリアセンスの判別結果が空きであることを条件にして前記状態データ(D1)を送信し、前記データ送信部(22)は、前記送信トリガ(TG2)が生成されてから前記キャリアセンス実行部(22C)の判別を経て前記状態データ(D1)を送信し終える迄の期間が、前記タイミング更新部(24V)による前記送信トリガ(TG2)の生成タイミングの最小のずらし量(T3)より短くなる場合にのみ前記状態データ(D1)を送信する請求項3又は4に記載の子機端末(20V)である。
請求項の発明は、前記調整期間(R)の絶対値の最大値(T2)は、前記一定期間(T4)の1/2以下である請求項1から5の何れか1の請求項に記載の子機端末(20、20V)である。
請求項の発明は、前記監視対象物(10)の状態を計測する計測部(21)と、前記計測部(21)の計測結果に基づいて前記状態データ(D1)を生成する状態データ生成部(26)とを備える請求項1から6の何れか1の請求項に記載の子機端末(20,20V)である。
請求項の発明は、防水ケースで覆われ、前記監視対象物(10)である家畜(10)の胃袋(10S)に配置される請求項に記載の子機端末(20,20V)である。
請求項の発明は、前記計測部(21)には、胃袋(10S)内の圧力を計測する圧力センサが含まれている請求項に記載の子機端末(20,20V)である。
請求項10の発明は、複数の家畜(10)の胃袋(10S)に配置される請求項8又は9に記載の複数の子機端末(20,20V)と、各前記子機端末(20,20V)から前記状態データ(D1)を受信して前記ACK信号を返信する監視装置(30)とを備えてなり、前記監視装置(50)で複数の家畜(10)の健康状態を監視する家畜監視システム(100)である。
請求項11の発明は、一定期間(T4)毎に監視対象物(10)の状態に係る状態データ(D1)を子機端末(20,20V)から監視装置(30)に無線送信する無線送信方法であって、前記子機端末(20,20V)が、前記状態データ(D1)の送信に対して前記監視装置(30)からACK信号を受け取れた場合には、それ以降の前記一定期間(T4)毎の前記状態データ(D1)の送信タイミングを現状の同じ送信タイミングとし、前記ACK信号を受け取れなかった場合に、それ以降の前記一定期間(T4)毎の前記状態データ(D1)の送信タイミングを、現状の送信タイミングに対してランダムに決定される調整期間(Rt)だけずらした送信タイミングに更新する無線送信方法である。
請求項1,3の子機端末(20,20V)を複数使用すれば、複数の監視対象物(10)の状態データ(D1)が一定期間(T4)毎に監視装置(30)に送信されるので、複数の監視対象物(10)の状態の変化を纏めて監視することができる。また、複数の子機端末(20,20V)の送信タイミングが重なって混信が生じて監視装置(30)からACK信号が返信されない場合、本開示の構成によれば、ACK信号の返信が無かった子機端末(20,20V)は、それ以降に状態データ(D1)を送信するタイミングをランダムな長さの調整期間(Rt)だけずらす。これにより、複数の子機端末(20,20V)に対して予め送信タイミングがずれるように設定しておかなくても、全子機端末(20,20V)が、送信を繰り返すうちに互いの送信タイミングが重ならないように徐々にスケジューリングされる。このとき、請求項1のように、ACK信号の返信があった子機端末(20)は、調整期間(Rt)を「0」にして次の送信を行ってもよいし、請求項3のように、調整期間(Rt)を前回の更新から変更せずに現状の送信タイミングのまま行ってもよい。即ち、本開示の子機端末(20,20V)によれば、従来より手間を要さずかつ少ない消費電力で混信を回避することが可能になる。

ここで、請求項の子機端末(20)のように、計測開始トリガ(TG3)が生成されてから一定期間(T4)経過後に送信トリガ(TG2)を生成し、状態データ(D1)を送信する構成として、ACK信号の返信無しと判別した場合に、調整期間(Rt)の経過後に次の計測開始トリガ(TG3)を生成する構成としてもよい。また、請求項3の子機端末(20V)のように、一定期間(T4)毎に送信トリガ(TG2)を順次生成し、状態データ(D1)を送信する構成として、ACK信号の返信無しと判別した場合に、次の送信トリガ(TG2)の生成タイミングを一定期間(T4)から調整期間(Rt)だけずらす構成としてもよい。このとき、送信トリガ(TG2)の生成タイミングを、現状の生成タイミングに対して前後無関係にずらしてもよいし、請求項4のように、現状の送信トリガ(TG2)の生成タイミングより後ろ又は前の一方のみにずれるようにしてもよい。この構成であれば、ACK信号の返信がなかった子機端末(20V)の送信タイミングが徐々に後ろ又は徐々に前にずれていき、混信が確実に解消されていく。
また、請求項1,3の子機端末(20,20V)は、ACK信号の返信が無いことに起因して再送信を行うことはないから、このことによっても混信及び電力消費とが抑えられる。
請求項の構成によれば、調整期間(Rt)の絶対値の最大値(T2)が、一定期間(T4)の1/2以下であるので、複数の子機端末(20,20V)を使用した場合に、それら複数の子機端末(20V)が一定期間(T4)毎に状態データ(D1)を送信するという大枠のスケジュールは変更せずに、混信が生じないように子機端末(20V)同士の送信タイミングをずらすことができる。
また、子機端末(20,20V)は、キャリセンスを行ってから送信を行うことで、混信を防ぐことができる(請求項2,5の発明)。さらに、請求項の子機端末(20V)では、データ送信部(22)は、送信トリガ(TG2)が生成されてからキャリアセンス実行部(22C)の判別を経て状態データ(D1)を送信し終える迄の期間が、タイミング更新部(24V)による送信トリガ(TG2)の生成タイミングの最小のずらし量(T3)より短くなる場合にのみ送信するので、キャリアセンスで送信タイミングが後ろにずれることに起因する混信が防がれる。
ここで、子機端末(20,20V)は、状態データ(D1)を外部から取得してもよいし、請求項のように、監視対象物(10)の状態を計測する計測部(21)と、計測部(21)の計測結果に基づいて一定期間(T4)が経過する毎に状態データ(D1)を生成する状態データ生成部(26)とを備えていてもよい。さらに、子機端末(20,20V)を防水ケース(73)で覆い、監視対象物(10)としての家畜(10)の胃袋(10S)に配置して、胃袋(10S)内の圧力を計測してもよい(請求項8,9の発明)。
また、請求項10の監視システム(100)のように、子機端末(20,20V)を複数の家畜(10)の胃袋(10S)内に配置し、それら子機端末(20,20V)の状態データ(D1)を受信してACK信号を返信する監視装置(30)を備えることで、監視装置(50)で複数の家畜(10)の健康状態を一括に監視することができる。
本発明の一実施形態に係る監視システムの全体構成を示す概略図 子機端末及び親機端末の電気的な構成を示すブロック図 子機端末及び親機端末の制御的な構成を示すブロック図 トリガの生成タイミングを示すタイムチャート 第1制御プログラムのフローチャート 第2制御プログラムのフローチャート 第2実施形態に係る子機端末及び親機端末の制御的な構成を示すブロック図 トリガの生成タイミングを示すタイムチャート 第1V制御プログラムのフローチャート 第2V制御プログラムのフローチャート
[第1実施形態]
本開示の監視システム100に係る第1実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。図1に示した本実施形態の監視システム100は、監視対象物となる複数頭の牛10の胃袋10S(具体的には、第1胃又は第2胃)内に留置される複数の子機端末20と、親機端末30と、クラウドサーバー50と、を備えている。これらは、無線基地局400,401を含んだ通信ネットワーク101を介して接続されていて、複数の子機端末20から無線で送信されてくる牛10の状態に関するデータが親機端末30で受信されてクラウドサーバー50に集められる。なお、親機端末30及びクラウドサーバー50が特許請求の範囲の「監視装置」に相当する。
図2に示すように、子機端末20は、圧力センサ70、回路基板71及び電池72等を防水ケース73に収容して備える。また、圧力センサ70の受圧面は、防水ケース73の外部に露出していて、圧力センサ70と計測回路74とを含んでなる計測部21により、牛10の状態の1つである胃袋10S内の圧力を計測する。
回路基板71には、発振回路75、無線回路76及び制御回路77等が実装されている。発振回路75は、発振子を主要部として備え、無線のキャリアや時間計測の元となる周期信号を無線回路76及び制御回路77に付与する。無線回路76は、無線信号の送信と受信とを行い、例えば、回路基板71にプリントされたコイルアンテナであるアンテナ29を有する。制御回路77は、CPU23A、ROM23B、RAM23Cを含んでなるマイコン23を主要部として備える。ROM23Bには、各子機端末20毎に設定された識別番号と、後述する第1及び第2の制御プログラムPG1,PG2(図5,6参照)等とが記憶されている。そして、CPU23Aが、第1及び第2の制御プログラムPG1,PG2を所定周期で繰り返して実行することで図3のデータ送信部22、トリガ生成部25等の制御ブロックとして機能する。
子機端末20の計測部21が計測した圧力データは、無線回路76により無線送信され、親機端末30で受信される。親機端末30は、中継基地局としての機能と、プロトコル変換の機能を備えていて、例えば、複数の牛10を飼育している牛舎や牧場に設置されている。そして、親機端末30は、子機端末20からの送信データを汎用通信回線300を介してクラウドサーバー50に送信する。クラウドサーバー50は、例えば、複数の子機端末20から送信されてくる圧力データを比較して異常な圧力データを送信した子機端末20を判別し、畜主等が所有するユーザ端末60に通知する(図1参照)。本実施形態では、1つの親機端末30が1つのクラウドサーバー50に接続されているが、例えば牛舎や牧場毎に親機端末30を設置し、複数の親機端末30が1つのクラウドサーバー50に接続されていてもよい。
親機端末30は、無線回路31と制御回路32と通信回路33と発振回路34を有している。また、制御回路32には、CPU32A、ROM32B、RAM32Cが含まれ、ROM32Bに記憶した所定の図示しない制御プログラムを実行することで図3のデータ受信処理部35A、ACK信号送信部35B等の制御ブロックとして機能する。なお、ROM32Bには、親機端末30の識別番号も記憶されている。
具体的には、図3に示された子機端末20のトリガ生成部25は、第1トリガ生成部25Aと第2トリガ生成部25Bとを有する。第1トリガ生成部25Aは、第1トリガTG1を生成して計測部21に付与する。第1トリガTG1の生成タイミングは、タイミング更新部24により設定される。具体的には、タイミング更新部24から計測開始トリガTG3を受けると、第1トリガ生成部25Aは一定期間T4(例えば、10分)経過後に、第1トリガTG1を生成する。すると、計測部21が、牛10の胃袋10S内の圧力を計測し、その計測結果から状態データ生成部26が状態データD1を生成してデータ送信部22に付与する。
データ送信部22は、予め定められたデータ長さのデータフレームに、子機端末20の識別番号と圧力データとを格納して送信データD2を生成する。そして、第2トリガ生成部25Bは、第1トリガTG1が生成される度に、第1トリガTG1から規定ディレイ時間Δt1だけ後にずらした送信トリガTG2を順次生成し、送信データD2を無線回路76を使用して無線送信する。規定ディレイ時間Δt1は、状態データ生成部26が送信データD2を生成する時間を確保するためのものであり、本実施形態では、規定時間は、0.6秒に設定されている。以下、データ送信部22が無線回路76を使用して送信データD2を無線送信することを、データ送信部22が送信データD2を送信するという。
また、データ送信部22により送信データD2が送信されると、待機時間Δt2が経過する迄に親機端末30からACK信号の返信を無線回路76にて受信したか否かを返信判別部27が判別する。以下、これを単に、返信判別部27がACK信号の返信があったか否かを判別するという。なお、本実施形態では、待機時間Δt2は、例えば、3[秒]に設定されている。
親機端末30のデータ受信処理部35Aは、親機端末30の無線回路31が受信した各子機端末20からの送信データに受信時刻を付加してクラウドサーバー50に送信する。また、データ受信処理部35Aは、各子機端末20の送信データに含まれる子機端末20の識別番号を取り出してACK信号送信部35Bに付与する。すると、ACK信号送信部35Bは、子機端末20の識別番号と親機端末30の識別番号とを予め設定されているデータフレームに格納してACK信号を生成し、無線回路31にて無線送信する。これにより、各子機端末20の返信判別部27は、送信データD2が親機端末30に受信されたか否かを、自信の識別番号が含まれるACK信号を受信したか否かによって判別することができる。
返信判別部27が、ACK信号の返信が無いと判断した場合は、調整値演算部28が、調整期間Rtをランダムな長さに決定する。調整期間Rtは、親機端末30の受信時に混信が生じた場合に送信タイミングをずらすためのものである。そして、その後にタイミング更新部24は、返信判別部27のACK信号の返信無しとの判断後、調整期間Rtが経過してから、計測開始トリガTG3を生成し、第1トリガ生成部25Aに付与する。そして、上述したように、第1トリガ生成部25は、計測開始トリガTG3を受けてから一定期間T4経過後に第1トリガTG1を生成する。
また、返信判別部27が、ACK信号の返信があったと判断した場合は、調整値演算部28は、調整期間Rtを「0」に設定する。このとき、タイミング更新部24は、ACK信号の返信有りとの判断後、すぐに計測開始トリガTG3を生成し、第1トリガ生成部25Aに付与する。つまり、親機端末30の受信時に混信が生じた場合には、第1トリガ生成部25Aの第1トリガTG1の生成タイミングが、混信が生じなかった場合よりも調整期間Rtだけ遅らせたものとなっている。
そして、第1トリガTG1を生成し、規定ディレイ時間Δt1経過後に次の送信データD2を送信したときも同じように返信判別部27が、ACK信号の返信が無いと判断した場合は、調整値演算部28が、新たに調整期間Rtをランダムな長さに決定する。そして、その後にタイミング更新部24が第1トリガ生成部25Aに付与する計測開始トリガTG3の生成タイミングは、新たな調整期間Rtだけ遅らせたものとなる。
このようにして、本実施形態の子機端末20は、送信データD2の送信に対してACK信号の返信が無い場合には、次の計測部21による計測のタイミングを後ろにずらすことで、送信データD2の送信タイミングをずらし、ACK信号の返信があるまでそのような変更を繰り返す。これにより、複数の子機端末20に対して予め送信タイミングがずれるように設定しておかなくても、全子機端末20が、送信を繰り返すうちに互いの送信タイミングが重ならないように徐々にスケジューリングされていく。
図4には、上述した各トリガの生成タイミング等が概念的に示されている。ここで、図4において、TG1は第1トリガTG1の生成タイミング、TG2は送信トリガTG2の生成タイミング、TG3は計測開始トリガの生成タイミングをそれぞれ示す。また、H1は、データ送信部22が送信データD2を送信する送信タイミングを示す。以下、図4を参照して上記調整値演算部28及びデータ送信部22について詳説する。
調整値演算部28は、送信データD2の送信が完了してから待機時間Δt2が経過後、規定最大振幅T2の範囲で、規定割振長T3の単位でランダムにばらつくように調整期間Rtを決定する。本実施形態では、規定最大振幅T2は、一定期間T4(例えば、10[分])の例えば1/10に相当する1[分]に設定され、規定割振長T3は0.6[秒]に設定されている。つまり、調整値演算部28は、100(=1分/0.6秒)個の乱数から1つの乱数を決定し、それに規定割振長T3である0.6を乗じた値を、調整期間Rtとして決定する。また、本実施形態では、データ送信部22が無線送信したときの送信データD2のデータ長(つまり、データフレームのデータ長)は、例えば、0.37[秒]に設定されている。
なお、100個から何れかの乱数を決定する一具体例としては、例えば、後述する第2制御プログラムPG2に含まれる乱数生成関数RAN(P)に計測部21が計測した圧力の値Pを入力することで決定される。具体的には、例えば、乱数生成関数RAN(P)は、入力された圧力Pの値の例えば上位4桁の数値を取り出し、その4桁の数値からなる整数を100で割った余りを乱数とする。また、例えば、乱数演算用のICを回路基板71に実装しておき、そのICが出力する乱数を100で割った余りを0〜99までの100個の乱数のうちの1つとして決定する構成も考えられる。
また、データ送信部22には、キャリアセンス実行部22Cが備えられ(図3参照)、送信トリガTG2が生成されると、送信データD2を送信する前に、キャリアセンス実行部22Cがキャリアセンスを実行し、データ送信部22の送信チャネルが空いていると判定されたら送信データD2を送信し、送信チャネルが空いていない場合には空くまで送信データD2を送信せずに待機する。そして、送信トリガTG2の生成から送信データD2の送信時間分(0.37[秒])が経過する迄に送信チャネルが空いていると判定されない場合には、送信データD2を送信しない。
以下、子機端末20のCPU23Aが実行する第1及び第2の制御プログラムPG1,PG2(図5,6参照)について以下説明する。CPU23Aは、発振回路75から出力される周期信号の1つとしての例えば0.6[秒]周期の割込信号を受ける度に、第1及び第2の制御プログラムPG1,PG2を実行する。第1制御プログラムPG1の「T1」は、時間をカウントするためのカウンタであり、第1及び第2の制御プログラムPG1,PG2の「FLG1,FLG2,FLG3」はフラグであって、これらは初期状態で「0」になっている。また、「N1」は、上記した一定期間T4の長さを決定するための設定値であり、本実施形態では、一定期間T4を10分にするためにN1は1000(=10分×60秒/0.6秒)に設定されている。また、「R」は乱数を格納する変数であって、初期値は「0」になっている。以下、説明の便宜上、乱数Rと呼ぶこととする。また、第1及び第2の制御プログラムPG1,PG2に含まれているTOF(FLG,X)は関数であり、通常は「0」を出力し、FLGが「0」から「1」に変わってから発振回路75からの0.6[秒]周期の割込信号を内部カウンタで計数し、その計数結果がXと一致したときに「1」を出力する。また、第1制御プログラムPG1に含まれているMOD(T,N)は、TをNで割った余りを出力する関数である。
図5に示すように、CPU23Aは、第1制御プログラムPG1を実行すると、FLG3が「1」であるか否かを判別し(S11)、「1」でなければ直ちに第1制御プログラムPG1から抜ける(S11でNO)。つまり、CPU23Aは、実質的には、第1制御プログラムPG1でFLG3が「1」にセットされたときにのみ(上述した返信判別部27がACK信号の返信の有無を判別したときに相当する)、第1制御プログラムPG1を実行する。そして、CPU23Aは、FLG3が「1」であれば(S11でYES)、FLG3が「0」から「1」にセットされてからの割込信号のカウント数が乱数Rと一致したかを、ステップS12の関数TOF(FLG3,R)で判定する。そして、関数TOF(FLG3,R)で判定の内部カウンタがRをカウントした後に、カウンタT1を1つインクリメントし(S13)、FLG1が「1」であるか否かを判別する(S14)。「1」でなければ(S14でNO)、カウント数がN1と一致したかを判定し(S13)、そこでYESであれば、FLG1を「0」から「1」に切り替えて(S16)、計測処理(S17)が実行される。ここで、ステップS12を実行しているときのCPU23Aが上述したタイミング更新部24をなし、ステップS12でYESと判定することが、計測開始トリガTG3の生成に相当する。このとき、乱数Rに割込信号の周期である0.6[秒]を乗じた値が前述の調整期間Rtに相当する。また、ステップS15を実行しているときのCPU23Aが上述した第1トリガ生成部25Aをなし、ステップS15でYESと判定することが、第1トリガTG1の生成に相当する。また、ステップ16でFLG1を「0」から「1」に切り替えることが、前述の一定期間T4の経過に相当する。
CPU23Aは、計測処理(S17)を実行すると状態データ生成部26になり、計測回路74から圧力センサ70の計測結果を受け取ってデジタル信号化して圧力データを生成する。
CPU23Aは、計測処理(S17)の実行後に、「カウンタT1」をN1で割った余りが「1」であるか否かを判定し(S18)、そこでYESであれば、送信処理(S19)が実行される。ここで、ステップS18を実行しているときのCPU23Aが、上記した第2トリガ生成部25Bに相当し、第1トリガTG1の生成から規定ディレイ時間Δt1(0.6[秒])後に送信トリガTG2が生成されることになる。
また、送信処理(S19)を実行しているときのCPU23Aがデータ送信部22に相当する。その送信処理(S19)では、データ送信部22として既に説明したように、送信データD2を生成し、キャリアセンスを行って送信データD2を送信する。また、キャリアセンスを行った結果、混信により送信データD2を送信しないこともある。
送信処理(S19)が実行されたときには、送信データD2が送信されたか否かに拘わらず、FLG2が「0」から「1」にセットされ、FLG1が「1」から「0」にリセットされる(S20,21)。また、FLG3が「1」から「0」にリセットされ(S22)、最後に、カウンタT1を「0」にリセットして第1制御プログラムPG1は、終了する(S23)。
図6に示すように、CPU23Aは、第2制御プログラムPG2を実行すると、FLG2が「1」であるか否かを判別し(S24)、「1」でなければ直ちに第2制御プログラムPG2から抜ける(S24でNO)。つまり、CPU23Aは、実質的には、第1制御プログラムPG1でFLG2が「1」にセットされたときにのみ(送信処理(S20)が実行されたときにのみ)、第2制御プログラムPG2を実行する。そして、CPU23Aは、子機端末20の無線回路76がACK信号を受信したか否かを判別し(S25)、ACK信号を受信している場合には(S25でYES)、FLG2を「0」にリセットすると共に、FLG3を「0」から「1」にセットして第2制御プログラムPG2から抜ける(S28,29)。ここで、ステップ29でFLG3を「0」から「1」に切り替えることが、前述の返信判別部27がACK信号の返信の有無を判別したことに相当する。
ACK信号を受信できない場合には(S25でNO)、FLG2が「0」から「1」にセットされてからの割込信号のカウント数が5と一致したかを、ステップS26の関数TOF(FLG2,5)で判定する。そして、関数TOF(FLG2,5)で判定の内部カウンタが5をカウントする迄、つまり、FLG2が「1」になってから待機期間Δt2が3[秒]が経過する迄は、ACK信号の受信を待ち(S26でNO)、FLG2が「1」になってから3[秒]が経過してもACK信号を受信することができなかった場合には(S25でNO、S26でYES)、前述の乱数生成関数RAN(P)に、圧力の計測結果を入力して得た値を乱数Rに格納して(S27)、FLG2を「0」にリセットすると共に、FLG3を「0」から「1」にセットして第2制御プログラムPG2から抜ける(S28,29)。
本実施形態の監視システム100の構成に関する説明は以上である。本実施形態の子機端末20を複数使用した監視システム100によれば、複数の監視対象物である牛10の状態データD1(胃袋10S内の圧力データ)を含んだ送信データD2が一定の間隔を空けて親機端末30に送信されてクラウドサーバー50に取り込まれるので、複数の牛10の状態の変化をクラウドサーバー50にて纏めて監視することができる。
ここで、全ての子機端末20が一定の間隔を空けてT4毎に親機端末30に送信データD2を送信するので、それらの送信タイミングが重なって混信が生じ、親機端末30が、一部又は全ての子機端末20の送信データD2を受信することができず、子機端末20に向けてACK信号が返信されない事態が生じうる。
これに対し、本実施形態の監視システム100によれば、ACK信号の返信が無かった子機端末20は、次の計測部21による計測のタイミングをランダムに決定された調整期間Rt分だけ後ろにずらすことで送信データD2の送信タイミングをずらして送信を行う。一方、ACK信号の返信があった子機端末20は、調整期間Rtを「0」に設定して次の計測部21による計測のタイミングをずらさない。これにより、複数の子機端末20に対して予め送信タイミングがずれるように設定しておかなくても、全子機端末20が、送信を繰り返すうちに互いの送信タイミングが重ならないように徐々にスケジューリングされる。即ち、本実施形態の子機端末20を複数使用すれば、従来より手間を要さずかつ少ない消費電力で混信を回避することが可能になる。
また、本実施形態の子機端末20は、調整期間Rtの規定最大振幅T2が一定期間T4の1/10以下であるので、複数の子機端末20が一定期間T4毎に状態データD1を送信するという大枠のスケジュールは変更せずに、混信が生じないように子機端末20同士の送信タイミングをずらすことができる。また、規定最大振幅T2の範囲で、規定割振長T3の単位でランダムにばらつくように調整期間Rtを決定し、その規定割振長T3は、規定最大振幅T2の1/100なので、最大100台の子機端末20まで混信を防ぐことができる。
また、各子機端末20は、ACK信号の返信が無いことに起因して再送信を行うことはないので、このことによっても混信と電力消費とが抑えられる。さらには、各子機端末20では、キャリセンスを行ってから送信を行うので、このことによっても混信を防ぐことができる。
[第2実施形態]
本実施形態では、子機端末20Vは、ACK信号の返信の有無にかかわらず、計測部21による計測のタイミングが一定期間T4毎に到来するように設定されたうえで、ACK信号の返信が無かった場合に、送信データD2の送信タイミングをランダムに決定された調整期間Rt分だけずらす構成となっているところが第1実施形態と異なる。以下、本実施形態の子機端末20Vについて第1実施形態の子機端末20と異なる構成に関してのみ説明する。
具体的には、図7に示すように、子機端末20Vのトリガ生成部25Vは、タイミング更新部24Vと第1トリガ生成部25AVと第2トリガ生成部25BVとを有する。第1トリガ生成部25AVは、一定期間T4毎に第1トリガTG1Vを順次生成して計測部21に付与する。そして、前記第1実施形態と同様に、計測部21が、牛10の胃袋10S内の圧力を計測し、その計測結果から状態データ生成部26が状態データD1を生成してデータ送信部22に付与する。
送信トリガTG2は、第1トリガTG1Vから規定ディレイ時間Δt1と調整期期間Rtとを合わせた時間をずらして生成される。具体的には、第2トリガ生成部25BVが、第1トリガTG1Vが生成される度に、第1トリガTG1Vから規定ディレイ時間Δt1だけ後にずらした第2トリガTG4を順次生成する。なお、本実施形態では、規定ディレイ時間Δt1は、0.5秒に設定されている。
調整期間Rtは、親機端末30の受信時に混信が生じた場合に送信タイミングをずらすためのものであって、初期設定の調整期間Rtは、例えば「0」になっている。タイミング更新部24Vは、第2トリガTG4が生成される度に、第2トリガTG4から調整期間Rtだけ後にずらした送信トリガTG2を生成し、初期状態では、第2トリガTG4と送信トリガTG2とは同じになる。そして、その送信トリガTG2を受けて、データ送信部22が送信データD2を無線で送信する。また、データ送信部22により送信データD2が送信されると、待機時間Δt2が経過する迄に親機端末30からACK信号の返信を、無線回路76にて受信したか否かを返信判別部27が判別する。なお、本実施形態では、待機時間Δt2は、例えば、10[秒]に設定されている。
そして、返信判別部27が、ACK信号の返信が無いと判断した場合は、調整値演算部28が、調整期間Rtをランダムな長さに決定する。そして、その後にタイミング更新部24Vが生成する送信トリガTG2は、第2トリガTG4からランダムな長さの調整期間Rtだけ遅らせたものとなり、その送信トリガTG2をデータ送信部22が受けて送信データD2を送信する。
それから一定期間T4(例えば、10分)経過後に、次の送信データD2を送信したときも同じように返信判別部27が、ACK信号の返信が無いと判断した場合は、調整値演算部28が、新たに調整期間Rtをランダムな長さに決定する。そして、その後にタイミング更新部24Vが生成する送信トリガTG2は、第2トリガTG4から新たな調整期間Rtだけ遅らせたものとなり、その送信トリガTG2をデータ送信部22が受けて送信データD2を送信する。
また、返信判別部27が、ACK信号の返信があったと判断した場合は、調整値演算部28は、調整期間Rtを新たに決定することはなく、調整期間Rtは同じ長さに維持される。これにより、それ以降にタイミング更新部24Vが生成する送信トリガTG2は、現状と同じ長さ調整期間Rtだけ第2トリガTG4から遅らせたものとなり、その送信トリガTG2をデータ送信部22が受けて送信データD2を送信する。
図8には、上述した各トリガの生成タイミング等が概念的に示されている。ここで、TG1Vは第1トリガTG1Vの生成タイミング、TG4は第2トリガTG4の生成タイミング、TG2は送信トリガTG2の生成タイミングをそれぞれ示す。
図8に示すように、第1トリガ生成部25AVは第1トリガTG1Vを一定期間T4毎に生成することにより、計測部21による計測のタイミングは、ACK信号の返信の有無にかかわらず一定期間T4毎に固定される。そして、調整値演算部28は、状態データ生成部26が送信データD2を生成したタイミング(第2トリガTG4の生成タイミング)から規定最大振幅T2の範囲で、規定割振長T3の単位でランダムにばらつくように調整期間Rtを決定する。本実施形態では、規定最大振幅T2は、一定期間T4(例えば、10[分])の例えば1/10に相当する1[分]に設定され、規定割振長T3は0.1[秒]に設定されている。つまり、調整値演算部28は、600(=1分/0.1秒)個の乱数から1つの乱数を決定し、それに規定割振長T3である0.1を乗じた値を、調整期間Rtとして決定する。
なお、600個から何れかの乱数を決定する一具体例としては、第1実施形態と同様に、後述する第2V制御プログラムPG2Vに含まれる乱数生成関数RAN(P)に計測部21が計測した圧力の値Pを入力することで決定される。具体的には、例えば、乱数生成関数RAN(P)は、入力された圧力Pの値の例えば上位4桁の数値を取り出し、その4桁の数値からなる整数を600で割った余りを乱数とする。また、乱数演算用のICを回路基板71に実装しておき、そのICが出力する乱数を600で割った余りを0〜599までの600個の乱数のうちの1つとして決定する構成も考えられる。
また、データ送信部22が無線送信したときの送信データD2のデータ長(つまり、データフレームのデータ長)は、規定割振長T3の例えば1/10である0.01[秒]に設定されている。また、データ送信部22には、キャリアセンス実行部22Cが備えられ、送信トリガTG2が生成されると、送信データD2を送信する前に、キャリアセンス実行部22Cがキャリアセンスを実行し、データ送信部22の送信チャネルが空いていると判定されたら送信データD2を送信し、送信チャネルが空いていない場合には空くまで送信データD2を送信せずに待機する。そして、送信トリガTG2の生成から規定割振長T3の時間が経過する迄に送信データD2を送信し終えることができる場合には送信データD2を送信し、そうでない場合には、送信データD2を送信しない。そして、データ送信部22が送信データD2を送信しない場合には、送信データD2を送信してそれに対するACK信号の返信がなかった場合と同様に処理を行う。
また、本実施形態では、子機端末20VのCPU23Aは、前記第1実施形態の第1及び第2の制御プログラムPG1,PG2に相当する第1V及び第2Vの制御プログラムPG1V,PG2Vを実行する(図9,10参照)。以下、第1V及び第2Vの制御プログラムPG1V,PG2Vについて説明する。CPU23Aは、発振回路75から出力される周期信号の1つとしての例えば0.1[秒]周期の割込信号を受ける度に、第1V及び第2Vの制御プログラムPG1V,PG2Vを実行する。これにより、本実施形態では、一定期間T4を10分にするために、N1は6000(=10分×60秒/0.1秒)に設定されている。なお、第1V制御プログラムPG1Vの「FLG4」はフラグであって、初期状態で「0」になっている。
図9に示すように、CPU23Aは、第1V制御プログラムPG1Vを実行すると、「カウンタT1+1」を6000で割った余りが「1」であるか否かを判定し(S11V)、余りが「1」であれば(S11VでYES)、計測処理(S12V)を実行する。つまり、このステップS11Vを実行しているときのCPU23Aが上述した第1トリガ生成部25AVをなし、ステップS11VでYESと判定することが、第1トリガTG1Vの生成に相当する。
CPU23Aは、計測処理(S12V)を実行すると状態データ生成部26になり、計測回路74から圧力センサ70の計測結果を受け取ってデジタル信号化して圧力データを生成する。
CPU23Aは、計測処理(S12V)の実行後に、FLG4が「1」であるか否かを判別し(S13V)、「1」でなければ(S13VでNO)、「カウンタT1+1」を6000で割った余りが「5」であるか否かを判定し(S14V)、そこでYESであれば、FLG4を「0」から「1」に切り替える。ここで、FLG4を「0」から「1」に切り替えることが、前述の第2トリガTG4の生成に相当し、上記したステップS14Vを実行しているときのCPU23Aが、上記した第2トリガ生成部25BVに相当する。また、ステップS13V〜S15Vによって、第1トリガTG1Vの生成から規定ディレイ時間Δt1(0.5[秒])後に第2トリガTG4が生成されることになる。
FLG4が「0」から「1」に切り替わると、そこからの割込信号のカウント数が乱数Rと一致したかを、ステップS16Vの関数TOF(FLG4,R)で判定する。ここで、乱数Rの初期値は「0」であるから、FLG4が「0」から「1」に切り替わった直後に割込信号のカウント数が乱数Rと一致し、関数TOF(FLG4,R)の出力が「1」になり(S16VでYES)、送信処理(S17V)が実行される。また、乱数Rが「0」以外の値に設置されているときには、FLG4が「0」から「1」に切り替わってからの割込信号のカウント数が乱数Rと一致するまでの時間が経過した後に送信処理(S17V)が実行されることになる。つまり、乱数Rに割込信号の周期である0.1[秒]を乗じた値が前述の調整期間Rtに相当する。
ここで、ステップS16Vを実行しているときのCPU23Aがタイミング更新部24Vに相当し、ステップS16VでYESと判定することが、送信トリガTG2の生成に相当する。また、送信処理(S17V)を実行しているときのCPU23Aがデータ送信部22に相当する。その送信処理(S17)では、データ送信部22として既に説明したように、送信データD2を生成し、キャリアセンスを行って送信データD2を送信する。また、キャリアセンスを行った結果、混信により送信データD2を送信しないこともある。
送信処理(S17V)が実行されたときには、送信データD2が送信されたか否かに拘わらず、FLG3が「0」から「1」にセットされ、FLG4が「1」から「0」にリセットされる(S18V,19V)。また、第1V制御プログラムPG1Vは、最後に、カウンタT1を1つインクリメントして終了する(S20V)。
図10に示すように、CPU23Aは、第2V制御プログラムPG2Vを実行するとFLG2が「1」であるか否かを判別し(S24V)、「1」でなければ直ちに第2V制御プログラムPG2Vから抜ける(S21でNO)。つまり、CPU23Aは、実質的には、第1V制御プログラムPG1VでFLG2が「1」にセットされたときにのみ(送信処理(S17V)が実行されたときにのみ)、第2V制御プログラムPG2Vを実行する。そして、CPU23Aは、子機端末20Vの無線回路76がACK信号を受信したか否かを判別し(S25V)、ACK信号を受信している場合には(S5VでYES)、FLG2を「0」にリセットして第2V制御プログラムPG2Vから抜ける(S28V)。
ACK信号を受信できない場合には(S25VでNO)、FLG2が「0」から「1」にセットされてからの割込信号のカウント数が100と一致したかを、ステップS23の関数TOF(FLG2,100)で判定する。そして、関数TOF(FLG2,100)で判定の内部カウンタが100をカウントする迄、つまり、FLG2が「1」になってから10[秒]が経過する迄は、ACK信号の受信を待ち(S26VでNO)、FLG2が「1」になってから10[秒]が経過してもACK信号を受信することができなかった場合には(S25VでNO、S26VでYES)、前述の乱数生成関数RAN(P)に、圧力の計測結果を入力して得た値を乱数Rに格納して、FLG2を「0」にリセットして第2制御プログラムPG2Vから抜ける(S28V)。
本実施形態の監視システム100によれば、ACK信号の返信の有無にかかわらず、計測部21による計測のタイミングが一定期間T4毎に到来するように設定されたうえで、ACK信号の返信が無かった子機端末20は、送信データD2の送信タイミングをランダムに決定された調整期間Rt分だけずらして送信を行う。一方、ACK信号の返信があった子機端末20は、現状の送信タイミングのまま送信を行う。この構成によっても、第1実施形態の子機端末20と同様の作用効果を奏する。
また、本実施形態の子機端末20Vは、調整期間Rtの規定最大振幅T2が一定期間T4の1/10以下であるので、複数の子機端末20が一定期間T4毎に状態データD1を送信するという大枠のスケジュールは変更せずに、混信が生じないように子機端末20同士の送信タイミングをずらすことができる。また、規定最大振幅T2の範囲で、規定割振長T3の単位でランダムにばらつくように調整期間Rtを決定し、その規定割振長T3は、規定最大振幅T2の1/600なので、最大600台の子機端末20まで混信を防ぐことができる。
しかも、本実施形態の子機端末20Vは、データ送信部22は、送信トリガTG2が生成されてからキャリアセンス実行部22Cの判別を経て状態データD1を送信し終える迄の期間が、タイミング更新部24による送信トリガTG2の生成タイミングの規定割振T3より短くなる場合にのみ送信するので、キャリアセンスで送信タイミングが後ろにずれることに起因する混信も防がれる。しかも、キャリアセンスを行った結果、混信により送信データD2を送信しなかった子機端末20も、ACK信号の返信が無かった子機端末20と同様に、それ以降の一定期間T4後からランダムに決定された調整期間Rt分だけ送信タイミングをずらして送信を行うので、混信がスムーズに解消される。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態の子機端末20では、調整期間Rtの規定最大振幅T2が一定期間T4の1/10以下に設定されていたが、調整期間Rtの規定最大振幅T2が一定期間T4より短ければ、規定最大振幅T2をどのような値に設定してもよい。また、複数の子機端末20の送信データD2を一定期間T4毎に監視する場合には、調整期間Rtの規定最大振幅T2が一定期間T4の1/2以下であることが好ましい。
(2)上記実施形態の子機端末20は、送信データD2を送信する際に、キャリアセンスを行っていたが、行わずに送信データD2を送信する構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、返信判別部27は、ACK信号の返信無しと判別した送信データD2を破棄していたが、次の一定期間T4後に新しい送信データD2と併せて前回の送信データD2を送信してもよい。
(4)上記第2実施形態では、ACK信号の返信が無かった場合に、送信トリガTG2の生成タイミングを、現状の生成タイミングに対して前後無関係にずらしていたが、現状の送信トリガTG2の生成タイミングより後ろ又は前の一方のみにずれるようにしてもよい。
(5)上記実施形態の監視システム100は、家畜の監視に使用されていたが、植物の監視や車両の各部位の状態の監視や、化学プラントの状態に監視のために監視システム100を使用してもよい。
(6)子機端末20,20Vは、なお、圧力センサ70に替えて又は加えて、温度センサや加速度センサ等の別のセンサを計測回路74に接続し、牛10の状態としての体温や挙動等を計測してもよい。
加速度センサを接続した場合、子機端末20,20VのCPU23Aは、圧力センサ70や温度センサ等で計測された圧力データや温度データを一回取り込むまでの間に、加速度センサにより計測された加速度データを複数回取り込んで積算する構成であってもよい。
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
10 牛(家畜,監視対象物)
10S 胃袋
20,20V 子機端末
21 計測部
22 データ送信部
22C キャリアセンス実行部
24,24V タイミング更新部
25,25V トリガ生成部
26 状態データ生成部
27 返信判別部
28 調整値演算部
30 親機端末(監視装置)
50 クラウドサーバー(監視装置)
70 圧力センサ
73 防水ケース
D1 状態データ
D2 送信データ
P 圧力
PG1 第1制御プログラム
PG1V 第1V制御プログラム
PG2 第2制御プログラム
PG2V 第2V制御プログラム
Rt 調整期間
T3 規定割振長(ずらし量)
T4 一定期間
TG2 送信トリガ
TG3 計測開始トリガ
Δt1 規定ディレイ時間

Claims (11)

  1. 一定期間(T4)毎に送信トリガ(TG2)を受けて監視対象物(10)の状態に係る状態データ(D1)を監視装置(30)に無線で送信するデータ送信部(22)と、
    前記状態データ(D1)の送信に対する前記監視装置(30)からのACK信号の返信の有無を判別する返信判別部(27)と、
    前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、調整期間(Rt)をランダムな長さに決定する調整値演算部(28)と、
    前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合には、前記調整期間(Rt)の経過後に計測開始トリガ(TG3)を出力し、前記返信判別部(27)が返信有りと判別した場合には、前記調整期間(Rt)を挟まずに前記計測開始トリガ(TG3)を出力するタイミング更新部(24)と、
    前記計測開始トリガ(TG3)を受けると前記一定期間(T4)を計測してから前記送信トリガ(TG2)を出力するトリガ生成部(25)と、を備え、
    前記データ送信部(22)は、前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、前記状態データ(D1)の再送信を行わない子機端末(20)。
  2. 前記送信トリガ(TG2)が生成される度にキャリアセンスを行い、前記データ送信部(22)で使用されるチャネルが空きか否かを判別するキャリセンス実行部(22C)を備え、
    前記データ送信部(22)は、前記送信トリガ(TG2)が生成されかつ前記キャリアセンスの判別結果が空きであることを条件にして前記状態データ(D1)を送信する請求項1に記載の子機端末(20)。
  3. 一定期間(T4)毎に送信トリガ(TG2)を受けて監視対象物(10)の状態に係る状態データ(D1)を監視装置(30)に無線で送信するデータ送信部(22)と、
    前記状態データ(D1)の送信に対する前記監視装置(30)からのACK信号の返信の有無を判別する返信判別部(27)と、
    前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、調整期間(Rt)をランダムな長さに決定する調整値演算部(28)と、
    前記一定期間(T4)毎に前記送信トリガ(TG2)を順次生成するトリガ生成部(25V)と、
    前記トリガ生成部(25V)に設けられ、前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、それ以降に順次生成する前記送信トリガ(TG2)の生成タイミングを、現状の前記送信トリガ(TG2)の生成タイミングから前記調整期間(Rt)だけずらすタイミング更新部(24V)と、を備え、
    前記データ送信部(22)は、前記返信判別部(27)が返信無しと判別した場合に、前記状態データ(D1)の再送信を行わない子機端末(20V)。
  4. 前記タイミング更新部(24V)は、前記返信判別部(27)が返信無しと判別する度に、それ以降順次生成する前記送信トリガの生成タイミングを、現状の前記送信トリガの生成タイミングより後ろ又は前の一方のみにずれるように更新する請求項3に記載の子機端末(20V)。
  5. 前記送信トリガ(TG2)が生成される度にキャリアセンスを行い、前記データ送信部(22)で使用されるチャネルが空きか否かを判別するキャリセンス実行部(22C)を備え、
    前記データ送信部(22)は、前記送信トリガ(TG2)が生成されかつ前記キャリアセンスの判別結果が空きであることを条件にして前記状態データ(D1)を送信し、
    前記データ送信部(22)は、前記送信トリガ(TG2)が生成されてから前記キャリアセンス実行部(22C)の判別を経て前記状態データ(D1)を送信し終える迄の期間が、前記タイミング更新部(24V)による前記送信トリガ(TG2)の生成タイミングの最小のずらし量(T3)より短くなる場合にのみ前記状態データ(D1)を送信する請求項3又は4に記載の子機端末(20V)。
  6. 前記調整期間(R)の絶対値の最大値(T2)は、前記一定期間(T4)の1/2以下である請求項1から5の何れか1の請求項に記載の子機端末(20、20V)。
  7. 前記監視対象物(10)の状態を計測する計測部(21)と、
    前記計測部(21)の計測結果に基づいて前記状態データを生成する状態データ生成部(26)とを備える請求項1から6の何れか1の請求項に記載の子機端末(20,20V)。
  8. 防水ケースで覆われ、前記監視対象物(10)である家畜(10)の胃袋(10S)に配置される請求項7に記載の子機端末(20,20V)。
  9. 前記計測部(21)には、胃袋(10S)内の圧力を計測する圧力センサが含まれている請求項8に記載の子機端末(20,20V)。
  10. 複数の家畜(10)の胃袋(10S)に配置される請求項8又は9に記載の複数の子機端末(20,20V)と、
    各前記子機端末(20,20V)から前記状態データ(D1)を受信して前記ACK信号を返信する監視装置(30)とを備えてなり、前記監視装置(50)で複数の家畜(10)の健康状態を監視する家畜監視システム(100)。
  11. 一定期間(T4)毎に監視対象物(10)の状態に係る状態データ(D1)を子機端末(20,20V)から監視装置(30)に無線送信する無線送信方法であって、
    前記子機端末(20,20V)が、前記状態データ(D1)の送信に対して前記監視装置(30)からACK信号を受け取れた場合には、それ以降の前記一定期間(T4)毎の前記状態データ(D1)の送信タイミングを現状の同じ送信タイミングとし、前記ACK信号を受け取れなかった場合に、それ以降の前記一定期間(T4)毎の前記状態データ(D1)の送信タイミングを、現状の送信タイミングに対してランダムに決定される調整期間(Rt)だけずらした送信タイミングに更新する無線送信方法。
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