JP6918955B2 - 半導体モジュール及びスイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体モジュール及びスイッチング電源装置に関する。
従来、ハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチを備える半導体モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
従来の半導体モジュール900は、図10及び図11に示すように、ハイサイド用スイッチ910及びローサイド用スイッチ920を備え、ハイサイド用スイッチ910のソース電極とローサイド用スイッチ920のドレイン電極とは、導電性部材930を介して電気的に接続されている。従来の半導体モジュール900においては、ハイサイド用スイッチ910とローサイド用スイッチ920とを直列に接続した回路を三相備えた構成となっており(図10参照。)、導電性部材930は各回路に対応した多層電流経路バスバーとなっている。従来の半導体モジュール900においては、ハイサイド用スイッチ910のドレイン電極が、下側プレート970(図11参照。)を介して導電性部材930と電気的に接続されており、ローサイド用スイッチ920のソース電極が上側プレート(図示せず)を介して導電性部材930と電気的に接続されている。
特開2015−211524号公報
ところで、近年、スイッチング電源装置の技術の分野においては、次世代デバイスの進展に伴いデバイスの大電流化及びスイッチングの高速化が進んでいる。しかしながら、従来の半導体モジュール900において大電流・高速スイッチングの制御を行った場合には、スイッチングに伴うサージの発生を抑制することが困難であり (図3(b)参照。)、サージに起因した誤動作が発生するおそれがある、という問題があった。このような問題は、SiCやGaNといった次世代デバイスを用いて大電流・高速スイッチングの制御をする場合にはより顕著となる。
そこで、本発明は、上記した問題を解決するためになされたものであり、スイッチングに伴うサージの発生を十分抑制することができ、サージに起因した誤動作が発生し難い半導体モジュール及びスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
[1]本発明の半導体モジュールは、第1ドレイン電極、第1ソース電極及び第1ゲート電極を有するノーマリオン型の第1半導体チップと、第2ドレイン電極、第2ソース電極及び第2ゲート電極を有し、前記第1ソース電極が前記第2ドレイン電極と電気的に接続された状態となるように前記第1半導体チップ上に配置されたノーマリオフ型の第2半導体チップとを有し、前記第1ゲート電極が、前記第2ソース電極と電気的に接続されているカスコードスイッチを2以上備える半導体モジュールであって、前記カスコードスイッチとして、ハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチを備え、平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの少なくとも一方を取り囲むように導電性部材が配置されており、前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極は、少なくとも前記導電性部材を介して前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と電気的に接続されていることを特徴とする。
[2]本発明の半導体モジュールにおいては、前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチの少なくとも一方は、平面的に見て矩形形状であり、前記導電性部材は、前記ハイサイド用スイッチの外周を構成する辺のうちの少なくとも3つの辺、又は、前記ローサイド用スイッチの外周を構成する辺のうちの少なくとも3つの辺を取り囲むように配置されたものであることが好ましい。
[3]本発明の半導体モジュールにおいては、前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチはいずれも、平面的に見て長方形形状であり、かつ、前記ハイサイド用スイッチの外周を構成する辺のうち前記長方形形状の長辺にあたる辺が、前記ローサイド用スイッチの外周を構成する辺のうち前記長方形形状の長辺にあたる辺に対して垂直になるように配置されていることが好ましい。
[4]本発明の半導体モジュールにおいては、前記導電性部材は、前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極と前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極との間の電流経路を避けた位置に、平面的に見て外側に向かって広がっている領域を有し、当該広がっている領域には、端子が設けられていることが好ましい。
[5]本発明の半導体モジュールにおいては、前記ハイサイド用スイッチの前記第1ゲート電極は、複数本の導電性ワイヤを介して前記導電性部材と電気的に接続されていることが好ましい。
[6]本発明の半導体モジュールにおいては、前記ハイサイド用スイッチの前記第1ゲート電極は、複数本の導電性ワイヤを介して前記導電性部材と電気的に接続されており、かつ、平面的に見て、前記導電性部材側における隣接する導電性ワイヤの間隔が、前記第1ゲート電極側における隣接する導電性ワイヤの間隔よりも広くなっていることが好ましい。
[7]本発明の半導体モジュールにおいては、平面的に見て、前記導電性部材は、前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの一方のスイッチを取り囲むように形成されており、平面的に見て、前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチを取り囲むように配置された第2の導電性部材をさらに備え、前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチの前記第2ソース電極は、少なくとも前記第2の導電性部材を介して前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチの前記第1ゲート電極と電気的に接続されていることが好ましい。
[8]本発明の半導体モジュールにおいては、前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの前記他方のスイッチは、平面的に見て矩形形状であり、前記第2の導電性部材は、前記他方のスイッチの外周を構成する辺のうちの少なくとも3つの辺を取り囲むように形成されたものであることが好ましい。
[9]本発明の半導体モジュールにおいては、前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの前記他方のスイッチの前記第1ゲート電極は、複数本の導電性ワイヤを介して前記第2の導電性部材と電気的に接続されていることが好ましい。
[10]本発明の半導体モジュールにおいては、前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの前記他方のスイッチの前記第1ゲート電極は、複数本の導電性ワイヤを介して前記第2の導電性部材と電気的に接続されており、かつ、平面的に見て、隣接する前記導電性ワイヤの前記第2の導電性部材側の間隔が、隣接する前記導電性ワイヤの前記第1ゲート電極側の間隔よりも広くなっていることが好ましい。
[11]本発明の半導体モジュールにおいては、前記導電性部材とは離間した位置に配置され、前記ハイサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と接続されている第3の導電性部材をさらに備えることが好ましい。
[12]本発明の半導体モジュールにおいては、前記第3の導電性部材及び前記導電性部材は、前記第3の導電性部材及び前記導電性部材によって、前記ハイサイド用スイッチの外周又は前記ローサイド用スイッチの外周を囲むように配置されていることが好ましい。
[13]本発明の半導体モジュールにおいては、前記ハイサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と、前記ローサイド用スイッチの前記第2ソース電極とに電気的接続され、前記ハイサイド用スイッチの第2ソース電極と前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極との接続に対し並列に接続されるキャパシタをさらに備えることが好ましい。
[14]本発明の半導体モジュールにおいては、前記半導体モジュールは、樹脂封止されており、前記第3の導電性部材の一部と前記第2の導電性部材の一部にはそれぞれ、前記ハイサイド用スイッチの第2ソース電極と前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極との接続に対し並列に接続されるキャパシタを配置するための外部接続用の端子が樹脂から露出した状態で設けられていることが好ましい。
[15]本発明の半導体モジュールにおいては、前記第1半導体チップは、前記第2半導体チップよりも高い耐圧を有することが好ましい。
[16]本発明のスイッチング電源装置は、[1]〜[15]のいずれかに記載の半導体モジュールを備えることを特徴とする。
本発明の半導体モジュール及びスイッチング電源装置によれば、平面的に見てハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチのうちの少なくとも一方を取り囲むように導電性部材が配置されており、ハイサイド用スイッチの第2ソース電極は、導電性部材の少なくとも一部を介してローサイド用スイッチの第1ドレイン電極と電気的に接続されているため、導電性ワイヤを介して電気的に接続されている場合と比較して、ハイサイド用スイッチのソース電極とローサイド用スイッチのドレイン電極との間の電流経路の断面積を比較的広く、かつ、当該電流経路を比較的短くすることができる。従って、ハイサイド用スイッチの第2ソース電極とローサイド用スイッチの第1ドレイン電極との間の電流経路の寄生インダクタンスを小さくすることができる。その結果、大電流・高速スイッチングの制御を行った場合であっても、スイッチングに伴うサージの発生を十分抑制することができ(図3(a)参照。)、サージに起因した誤動作の発生を防ぐことができる。
本発明の半導体モジュールによれば、平面的に見てハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチのうちの少なくとも一方を取り囲むように導電性部材が配置されており、ハイサイド用スイッチの第2ソース電極は、導電性部材の少なくとも一部を介してローサイド用スイッチの第1ドレイン電極と電気的に接続されている、すなわち、ハイサイド用スイッチの第2ソース電極は、導電性部材と接続されているため、ハイサイド用スイッチの第1ゲート電極と導電性部材との間を配線すれば容易にハイサイド用スイッチをカスコードスイッチとすることができる。
また、ハイサイド用スイッチの第2ソース電極と第1ゲート電極との間の電流経路の大部分が、断面積が大きい導電性部材であるため、第2ソース電極と第1ゲート電極との間の電流経路の寄生インダクタンスを小さくすることができる。従って、第2ソース電極と第1ゲート電極との間の電流経路においてもスイッチングに伴うサージの発生を十分抑制することができ、第1ゲート電極に対する制御信号がサージの影響を受け難くなり、その結果、サージに起因した誤動作がより確実に発生し難くなる。
また、本発明の半導体モジュールによれば、上記した構成を有するため、SiCやGaNといった次世代デバイスを用いて大電流・高速スイッチングの制御を行った場合であっても、スイッチングに伴うサージを十分抑制することができ、サージに起因した誤動作が発生し難くなる。
実施形態1に係る半導体モジュール1の回路図である。 実施形態1に係る半導体モジュール1を示す平面図である。なお、図2中、符号Lはリードを示す(図7〜図9において同じ)。また、第2半導体チップ14,24の裏面に形成された第2ドレイン電極DH2,DL2と第1半導体チップ12,22の表面に形成された第1ソース電極SH1,SL1とは接合されているため、図2には符号DL2,DH2、SH1,SL1は現れない。 実施形態1に係る半導体モジュール1の効果を説明するために示すグラフである。図3(a)は、実施形態1に係る半導体モジュール1のローサイド用スイッチ20のゲート・ソース間電圧VgsL、ドレイン・ソース間電圧VdsL、導電性部材30を流れる電流Idの時間経過を示すグラフである。図3(b)は、比較例1に係る半導体モジュールのローサイド用スイッチのゲート・ソース間電圧VgsL、ドレイン・ソース間電圧VdsL、導電性部材30を流れる電流Idの時間経過を示すグラフである。なお、比較例1に係る半導体モジュールは、基本的には、実施形態1に係る半導体モジュール1と同様の構成を有するが、導電性部材が、平面的に見てハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチのうちのどちらも取り囲んでいない点で実施形態1に係る半導体モジュール1と異なる半導体モジュールである。 実施形態1に係るスイッチング電源装置の例を示す回路図である。 実施形態1に係るスイッチング電源装置の例を示す回路図である。 実施形態1に係るスイッチング電源装置の例を示す回路図である。 比較例2に係る半導体モジュールを説明するために示す平面図である。なお、図7においては、説明を簡単にするために、第1半導体チップ22の第1ドレイン電極DL1と導電性部材30との間の導電性ワイヤ、ハイサイド用スイッチ10と導電性部材30との間の導電性ワイヤ、ハイサイド用スイッチ10、ローサイド用スイッチ20、導電性部材30及びリードL以外の図示を省略している。 実施形態2に係る半導体モジュール2を示す平面図である。 実施形態2に係る半導体モジュール2の裏面側から見た模式的な斜視図である。図9(a)は実施形態2に係る半導体モジュール2に外付けのキャパシタ62を配置したときの斜視図であり、図9(b)は実施形態2に係る半導体モジュール2に外付けのキャパシタ62を配置する前の斜視図である。なお、図9は、概念を伝えるための模式的な図であり、構成要素やリードLの数、形状、位置、大きさ等は必ずしも実際の寸法を厳密に反映したものではない。また、図9は、図8の裏面側から見た図になっているため、図8とは左右が逆になっている(左側にハイサイド用スイッチが配置され、右側にローサイド用スイッチが配置されている)。さらにまた、図9において、図8で記載したリードL以外のリードの図示を省略している。 従来の半導体モジュール900を示す回路図である。なお、図10中、符号DCは直流電源を示し、符号Cは平滑コンデンサを示し、符号Mはモータを示す。 従来の半導体モジュール900を示す水平断面図である。
以下、本発明の半導体モジュール及びスイッチング電源装置について、図に示す実施形態に基づいて説明する。なお、各図面は模式図であり、必ずしも実際の寸法を厳密に反映したものではない。
[実施形態1]
1.実施形態1に係る半導体モジュール1の構成
実施形態1に係る半導体モジュール1は、ハイサイド用スイッチ10と、ローサイド用スイッチ20と、導電性部材30と、第2の導電性部材40と、第3の導電性部材50と、キャパシタ60と、導電性ワイヤ70とを備える(図1及び図2参照。)。実施形態1に係る半導体モジュール1は、樹脂80によって封止されている。
なお、樹脂としては、適宜のものを用いることができるが、パワーモジュールのように高電圧・大電流での高速スイッチングを行う場合には、導電性電波吸収材(例えば、炭素材料、アルミ、銅、ニッケルなどの金属材料等)、誘電性電波吸収材(カーボン材を混入したカーボンゴム、カーボン含有発泡ウレタン、カーボン含有発泡スチロール等)、磁性電波吸収材(例えば、焼結フェライト、軟磁性金属、鉄カルボニル等)等の電波吸収材を用いることが好ましい。
ハイサイド用スイッチ10は、第1ドレイン電極DH1、第1ソース電極SH1及び第1ゲート電極GH1を有するノーマリオン型の第1半導体チップ12と、第2ドレイン電極DH2、第2ソース電極SH2及び第2ゲート電極GH2を有し、第1ソース電極SH1が第2ドレイン電極DH2と電気的に接続された状態となるように第1半導体チップ12上に配置されたノーマリオフ型の第2半導体チップ14とを有し、第1ゲート電極GH1が、導電性部材30を介して第2ソース電極SH2と電気的に接続されているカスコードスイッチである。
第1半導体チップ12は、第2半導体チップ14よりも高い耐圧を有する。ハイサイド用スイッチ10の第1半導体チップ12における第1ゲート電極GH1は、複数本の導電性ワイヤを介して導電性部材30と電気的に接続されている(図2参照。)。平面的に見て、導電性部材30側における隣接する導電性ワイヤ70の間隔は、第1ゲート電極GH1側における隣接する導電性ワイヤ70の間隔よりも広くなっている。
ローサイド用スイッチ20は、第1ドレイン電極DL1、第1ソース電極SL1及び第1ゲート電極GL1を有するノーマリオン型の第1半導体チップ22と、第2ドレイン電極DL2、第2ソース電極SL2及び第2ゲート電極GL2を有し、第1ソース電極SL1が第2ドレイン電極DL2と電気的に接続された状態となるように第1半導体チップ22上に配置されたノーマリオフ型の第2半導体チップ24とを有し、第1ゲート電極GL1が、第2の導電性部材40を介して第2ソース電極SL2と電気的に接続されているカスコードスイッチである。
第1半導体チップ22は、第2半導体チップ24よりも高い耐圧を有する。ローサイド用スイッチ20の第1半導体チップ22における第1ゲート電極GL1は、複数本の導電性ワイヤを介して第2の導電性部材40と電気的に接続されている(図2参照。)。平面的に見て、第2の導電性部材40側における隣接する導電性ワイヤ70の間隔は、第1ゲート電極GL1側における隣接する導電性ワイヤ70の間隔よりも広くなっている。
なお、ハイサイド用スイッチ10及びローサイド用スイッチ20は、カスコードスイッチであるため、ノーマリオン型の半導体チップをあたかもノーマリオフ型のスイッチのように使用することができる。
ハイサイド用スイッチ10及びローサイド用スイッチ20はいずれも、平面的に見て矩形形状であり、導電性部材30は、ハイサイド用スイッチ10を取り囲むように(具体的には、ハイサイド用スイッチ10の外周を構成する辺のうちの3つの辺を取り囲むように)配置された板状の部材であり、第2の導電性部材40は、ローサイド用スイッチ20を取り囲むように(具体的には、ローサイド用スイッチ20の外周を構成する辺のうちの3つの辺を取り囲むように)配置された板状の部材である。なお、導電性部材30を、ローサイド用スイッチ20を取り囲むように配置し、第2の導電性部材40を、ハイサイド用スイッチ10を取り囲むように配置してもよい。
ハイサイド用スイッチ10及びローサイド用スイッチ20はいずれも、平面的に見て長方形形状であり、かつ、ハイサイド用スイッチ10の外周を構成する辺のうち長方形形状の長辺にあたる辺が、ローサイド用スイッチ20の外周を構成する辺のうち長方形形状の長辺にあたる辺に対して垂直になるように配置されている。
導電性部材30においては、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との間の電流経路を避けた位置(言い換えると、第2ソース電極SH2と第1ドレイン電極DL1との間の電流経路と接しない位置)に、平面的に見て外側に向かって広がっている領域32を有し、当該広がっている領域32には、端子34が設けられている。また、第2の導電性部材40においては、ローサイド用スイッチ20の第2ソース電極SL2と、接地されている第3の導電性部材50との間の電流経路を避けた位置に、平面的に見て外側に向かって広がっている領域42を有し、当該広がっている領域42には、端子44が設けられている。
ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2は、ローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1と導電性部材30を介して電気的に接続されている。ハイサイド用スイッチ10の第2ゲート電極GH2及びローサイド用スイッチ20の第2ゲート電極GL2はそれぞれ、導電性ワイヤを介して外部接続用の端子(図示せず。)と電気的に接続されている。
第3の導電性部材50は、ハイサイド用スイッチ10の第1ドレイン電極DH1側(図2の下側の長辺)においてハイサイド用スイッチ10とは離間した位置に配置されている平面的に見て長方形状の板状の部材である。第3の導電性部材50は、キャパシタ60及びハイサイド用スイッチ10の第1ドレイン電極DH1とそれぞれ導電性ワイヤ70を介して接続されている。
第3の導電性部材50及び導電性部材30は、第3の導電性部材50及び導電性部材30によって、ハイサイド用スイッチ10の外周を囲むように配置されている。
キャパシタ60は、一方の端子が第3の導電性部材50を介してハイサイド用スイッチ10の第1ドレイン電極DH1と電気的に接続され、他方の端子が第2の導電性部材40を介してローサイド用スイッチ20の第2ソース電極SL2と電気的接続されている。キャパシタ60は、ハイサイド用スイッチ10及びローサイド用スイッチ20との接続(ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との接続)に対し並列に接続されている。
このような実施形態1に係る半導体モジュール1は、ハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチを有する適宜の回路を有する実施形態1に係るスイッチング電源装置に用いることができ、例えば、インバータ(図4参照。)、ブリッジレスPFC(図5参照)、コンバータ(図6参照。)等に用いることができる。
2.実施形態1に係る半導体モジュール1及びスイッチング電源装置の効果
実施形態1に係る半導体モジュール1及びスイッチング電源装置によれば、平面的に見てハイサイド用スイッチ10を取り囲むように導電性部材30が配置されており、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2は、導電性部材30を介してローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1と電気的に接続されているため、導電性ワイヤのみを介して電気的に接続されている場合と比較して、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との間の電流経路の断面積を比較的広く、かつ、当該電流経路を比較的短くすることができる。従って、当該電流経路の寄生インダクタンスを小さくすることができる。その結果、大電流・高速スイッチングの制御を行った場合であっても、スイッチングに伴うサージの発生を十分抑制することができ(図3(a)参照。)、サージに起因した誤動作が発生し難くなる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、平面的に見てハイサイド用スイッチ10を取り囲むように導電性部材30が配置されており、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2は、導電性部材30と接続されているため、第1ゲート電極GH1と導電性部材30との間を配線することにより容易にハイサイド用スイッチ10をカスコードスイッチとすることができる。
ところで、導電性部材が、ハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチのどちらも取り囲んでいない半導体モジュール(比較例1に係る半導体モジュール、図示せず。)においては、スイッチングの際に、ローサイド用スイッチのゲート・ソース間電圧VgsL及びドレイン・ソース間電圧VdsLにノイズが発生することがある(図3(b)参照。)。これに対して、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、平面的に見てハイサイド用スイッチ10を取り囲むように導電性部材30が配置されており、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2は、導電性部材30と接続されているため、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2と第1ゲート電極GH1との間の電流経路の大部分が、断面積が大きい導電性部材30となり、当該電流経路の寄生インダクタンスを小さくすることができる。従って、当該電流経路においてもスイッチングに伴うサージの発生を十分抑制することができ、第1ゲート電極GH1に対する制御信号がサージの影響を受け難くなり(図3(a)参照。)、その結果、サージに起因した誤動作がより確実に発生し難くなる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、上記した構成を有するため、SiCやGaNといった次世代デバイスを用いて大電流・高速スイッチングの制御を行った場合であっても、スイッチングに伴うサージを十分抑制することができ、サージに起因した誤動作が発生し難くなる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、ハイサイド用スイッチ10は、平面的に見て矩形形状であり、導電性部材30は、ハイサイド用スイッチ10の外周を構成する辺のうちの3つの辺を取り囲むように形成されたものであるため、第1ゲート電極GH1と導電性部材30との間を配線すれば容易にハイサイド用スイッチ10をカスコードスイッチとすることができる。
また、第2ソース電極SH2と第1ゲート電極GH1との間の電流経路の大部分が、断面積が大きい導電性部材となり、第2ソース電極SH2と第1ゲート電極GH1との間の電流経路の寄生インダクタンスをより確実に小さくすることができる。従って、第2ソース電極SH2と第1ゲート電極GH1との間の電流経路においてもスイッチングに伴うサージの発生を十分抑制することができ、第1ゲート電極GH1に対する制御信号がサージの影響をより一層受け難くなり、その結果、サージに起因した誤動作がより一層発生し難くなる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、ハイサイド用スイッチ10及びローサイド用スイッチ20はいずれも、平面的に見て長方形形状であり、かつ、ハイサイド用スイッチ10の外周を構成する辺のうち長方形形状の長辺にあたる辺が、ローサイド用スイッチ20の外周を構成する辺のうち長方形形状の長辺にあたる辺に対して垂直になるように配置されているため、ハイサイド用スイッチ10の外周を構成する辺のうち長方形形状の長辺にあたる辺が、ローサイド用スイッチ20の外周を構成する辺のうち長方形形状の長辺にあたる辺に対して平行(又は同一線上)になるように配置されている場合(比較例2に係る半導体モジュール、図7参照。)と比較して、ローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1と、導電性部材30との間の配線が比較的簡単で、かつ、ローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1と、導電性部材30との間の電流経路を短くすることができる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、導電性部材30は、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との間の電流経路を避けた位置に、平面的に見て外側に向かって広がった領域32を有し、当該広がった領域32には、端子34が設けられているため、第1ゲート電極GH1に対する制御信号が、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との間の電流経路を流れる比較的大きな電流の影響を受け難くなる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、ハイサイド用スイッチ10の第1ゲート電極GH1は、複数本の導電性ワイヤ70を介して導電性部材30と電気的に接続されているため、ハイサイド用スイッチ10のゲート・ソース間(第1ゲート電極・第2ソース電極間)の寄生インダクタンスを低減することができる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、平面的に見て、導電性部材30側における隣接する導電性ワイヤ70の間隔が、第1ゲート電極GH1側における隣接する導電性ワイヤ70の間隔よりも広くなっているため、導電性部材30と導電性ワイヤ70との接触位置を遠ざけることができ、隣接する導電性ワイヤ70を流れる電流の影響を受け難くなる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との接続に対し並列に接続されるキャパシタ60を備えるため、当該キャパシタ60をバイパスコンデンサとして使用することができる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、平面的に見てローサイド用スイッチ20を取り囲むように配置された第2の導電性部材40を備え、ローサイド用スイッチ20の第2ソース電極SL2は、第2の導電性部材40を介してローサイド用スイッチ20の第1ゲート電極GL1と電気的に接続されているため、ローサイド用スイッチ20のソース・ゲート間(第1ゲート電極・第2ソース電極間)の寄生インダクタンスを低減することができる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、第2の導電性部材40は、ローサイド用スイッチ20の外周を構成する辺のうちの3つの辺を取り囲むように形成されたものであるため、第1ゲート電極GL1と第2の導電性部材40との間を配線すれば容易にローサイド用スイッチ20をカスコードスイッチとすることができる。
また、第2ソース電極SL2と第1ゲート電極GL1との間の電流経路の大部分が、断面積が大きい導電性部材となり、第2ソース電極SL2と第1ゲート電極GL1との間の電流経路の寄生インダクタンスをより確実に小さくすることができる。従って、第2ソース電極SL2と第1ゲート電極GL1との間の電流経路においてもスイッチングに伴うサージの発生を十分抑制することができ、第1ゲート電極GL1に対する制御信号がサージの影響をより一層受け難くなり、その結果、サージに起因した誤動作がより一層発生し難くなる。
また、実施形態1に係る半導体モジュール1によれば、ローサイド用スイッチ20の第1ゲート電極GL1は、複数本の導電性ワイヤ70を介して第2の導電性部材40と電気的に接続されているため、ローサイド用スイッチ20のゲート・ソース間(第1ゲート電極・第2ソース電極間)の寄生インダクタンスを低減することができる。
[実施形態2]
実施形態2に係る半導体モジュール2は、基本的には実施形態1に係る半導体モジュール1と同様の構成を有するが、キャパシタの構成が半導体モジュール1の場合とは異なる。実施形態2に係る半導体モジュール2においては、半導体モジュール内にキャパシタを備える代わりに、「ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との接続に対し並列に接続されるキャパシタ62」が半導体モジュール2の外部に配置されている(図8及び図9参照。)。
第3の導電性部材50の一部と第2の導電性部材40の一部にはそれぞれ、「ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチの第1ドレイン電極DL1との接続に対し並列に接続されるキャパシタ62」を配置するための外部接続用の端子46,52が樹脂80から露出した状態で設けられている。
このように、実施形態2に係る半導体モジュール2は、キャパシタの構成が実施形態1に係る半導体モジュール1の場合とは異なるが、実施形態1に係る半導体モジュール1の場合と同様に、平面的に見てハイサイド用スイッチ10を取り囲むように導電性部材30が配置されており、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2は、導電性部材30を介してローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1と電気的に接続されているため、導電性ワイヤのみを介して電気的に接続されている場合と比較して、ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との間の電流経路の断面積を比較的広く、かつ、当該電流経路を比較的短くすることができる。従って、当該電流経路の寄生インダクタンスを小さくすることができる。その結果、大電流・高速スイッチングの制御を行った場合であっても、スイッチングに伴うサージの発生を十分抑制することができ(図3(a)参照。)、サージに起因した誤動作が発生し難くなる。
また、実施形態2に係る半導体モジュール2によれば、第3の導電性部材50の一部と第2の導電性部材40の一部にはそれぞれ、「ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との接続に対し並列に接続されるキャパシタ62」を配置するための外部接続用の端子46,52が樹脂80から露出した状態で設けられているため、キャパシタ62を半導体モジュール2の外周面に搭載することができる。従って、キャパシタ62の形状、大きさ等を比較的自由に選択することができ、設計自由度が向上する。
また、実施形態2に係る半導体モジュール2によれば、第3の導電性部材50の一部と第2の導電性部材40の一部にはそれぞれ、「ハイサイド用スイッチ10の第2ソース電極SH2とローサイド用スイッチ20の第1ドレイン電極DL1との接続に対し並列に接続されるキャパシタ62」を配置するための外部接続用の端子46,52が樹脂80から露出した状態で設けられているため、キャパシタ62を半導体モジュール2の外周面に搭載することができる。従って、半導体モジュール内に搭載するキャパシタの搭載領域が不要となるため、半導体モジュール内にキャパシタを搭載する場合には迂回するように配置していた配線を直線的に配置することができる。従って、配線が短くて済み、寄生インダクタンスをより一層小さくすることができる。その結果、スイッチングの際に発生する電圧サージや高周波リンギングの発生を抑制することができる。
なお、実施形態2に係る半導体モジュール2は、キャパシタの構成以外の点においては実施形態1に係る半導体モジュール1と同様の構成を有するため、実施形態1に係る半導体モジュール1が有する効果のうち該当する効果を有する。
以上、本発明を上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば、次のような変形も可能である。
(1)上記各実施形態において記載した構成要素の数、材質、形状、位置、大きさ等は例示であり、本発明の効果を損なわない範囲において変更することが可能である。
(2)上記各実施形態においては、第1ゲート電極GH1,GL1を、複数本の導電性ワイヤ70を介して導電性部材30(又は第2の導電性部材40)と電気的に接続したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、第1ゲート電極GH1,GL1を、1本の導電性ワイヤを介して導電性部材30(又は第2の導電性部材40)と電気的に接続してもよい。
(3)上記各実施形態においては、第1ゲート電極GH1,GL1を、導電性ワイヤ70を介して第2の導電性部材40(又は導電性部材30)と電気的に接続したが、本発明はこれに限定するものではない。例えば、第1ゲート電極GH1,GL1を、ワイヤ以外の接続部材(例えば、リード等)を介して第2の導電性部材40(又は導電性部材30)と電気的に接続してもよい。
1,2…半導体モジュール、10…ハイサイド用スイッチ、12,22…第1半導体チップ、14,24…第2半導体チップ、20…ローサイド用スイッチ、30…導電性部材、32,42…凸部、34,44…端子、40…第2の導電性部材、46,52…外部接続用の端子、50…第3の導電性部材、60,62…キャパシタ、70…導電性ワイヤ、80…樹脂、CH1…インダクタ、CS…抵抗、C1,C2,C3…コンデンサ

Claims (16)

  1. 第1ドレイン電極、第1ソース電極及び第1ゲート電極を有するノーマリオン型の第1半導体チップと、第2ドレイン電極、第2ソース電極及び第2ゲート電極を有し、前記第1ソース電極が前記第2ドレイン電極と電気的に接続された状態となるように前記第1半導体チップ上の平面的に見て前記第1半導体チップと重なる位置に配置されたノーマリオフ型の第2半導体チップとを有し、前記第1ゲート電極が、前記第2ソース電極と電気的に接続されているカスコードスイッチを2以上備える半導体モジュールであって、
    前記カスコードスイッチとして、ハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチを備え、
    平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの少なくとも一方を取り囲むように導電性部材が配置されており、
    前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極は、少なくとも前記導電性部材を介して前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と電気的に接続されていることを特徴とする半導体モジュール。
  2. 前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチの少なくとも一方は、平面的に見て矩形形状であり、
    前記導電性部材は、前記ハイサイド用スイッチの外周を構成する辺のうちの少なくとも3つの辺、又は、前記ローサイド用スイッチの外周を構成する辺のうちの少なくとも3つの辺を取り囲むように配置されたものであることを特徴とする請求項1に記載の半導体モジュール。
  3. 第1ドレイン電極、第1ソース電極及び第1ゲート電極を有するノーマリオン型の第1半導体チップと、第2ドレイン電極、第2ソース電極及び第2ゲート電極を有し、前記第1ソース電極が前記第2ドレイン電極と電気的に接続された状態となるように前記第1半導体チップ上に配置されたノーマリオフ型の第2半導体チップとを有し、前記第1ゲート電極が、前記第2ソース電極と電気的に接続されているカスコードスイッチを2以上備える半導体モジュールであって、
    前記カスコードスイッチとして、ハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチを備え、
    平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの少なくとも一方を取り囲むように導電性部材が配置されており、
    前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極は、少なくとも前記導電性部材を介して前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と電気的に接続されており、
    前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチはいずれも、平面的に見て長方形形状であり、かつ、前記ハイサイド用スイッチの外周を構成する辺のうち前記長方形形状の長辺にあたる辺が、前記ローサイド用スイッチの外周を構成する辺のうち前記長方形形状の長辺にあたる辺に対して垂直になるように配置されていることを特徴とする半導体モジュール。
  4. 前記導電性部材は、前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極と前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極との間の電流経路を避けた位置に、平面的に見て外側に向かって広がっている領域を有し、当該広がっている領域には、端子が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体モジュール。
  5. 前記ハイサイド用スイッチの前記第1ゲート電極は、複数本の導電性ワイヤを介して前記導電性部材と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体モジュール。
  6. 第1ドレイン電極、第1ソース電極及び第1ゲート電極を有するノーマリオン型の第1半導体チップと、第2ドレイン電極、第2ソース電極及び第2ゲート電極を有し、前記第1ソース電極が前記第2ドレイン電極と電気的に接続された状態となるように前記第1半導体チップ上に配置されたノーマリオフ型の第2半導体チップとを有し、前記第1ゲート電極が、前記第2ソース電極と電気的に接続されているカスコードスイッチを2以上備える半導体モジュールであって、
    前記カスコードスイッチとして、ハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチを備え、
    平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの少なくとも一方を取り囲むように導電性部材が配置されており、
    前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極は、少なくとも前記導電性部材を介して前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と電気的に接続されており、
    前記ハイサイド用スイッチの前記第1ゲート電極は、複数本の導電性ワイヤを介して前記導電性部材と電気的に接続されており、かつ、平面的に見て、前記導電性部材側における隣接する導電性ワイヤの間隔が、前記第1ゲート電極側における隣接する導電性ワイヤの間隔よりも広くなっていることを特徴とする半導体モジュール。
  7. 前記導電性部材は、平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの一方のスイッチを取り囲むように形成されており、
    平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチを取り囲むように配置された第2の導電性部材をさらに備え、
    前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチの前記第2ソース電極は、少なくとも前記第2の導電性部材を介して前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチの前記第1ゲート電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の半導体モジュール。
  8. 前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの前記他方のスイッチは、平面的に見て矩形形状であり、
    前記第2の導電性部材は、前記他方のスイッチの外周を構成する辺のうちの少なくとも3つの辺を取り囲むように形成されたものであることを特徴とする請求項7に記載の半導体モジュール。
  9. 前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの前記他方のスイッチの前記第1ゲート電極は、複数本の導電性ワイヤを介して前記第2の導電性部材と電気的に接続されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の半導体モジュール。
  10. 第1ドレイン電極、第1ソース電極及び第1ゲート電極を有するノーマリオン型の第1半導体チップと、第2ドレイン電極、第2ソース電極及び第2ゲート電極を有し、前記第1ソース電極が前記第2ドレイン電極と電気的に接続された状態となるように前記第1半導体チップ上に配置されたノーマリオフ型の第2半導体チップとを有し、前記第1ゲート電極が、前記第2ソース電極と電気的に接続されているカスコードスイッチを2以上備える半導体モジュールであって、
    前記カスコードスイッチとして、ハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチを備え、
    平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの少なくとも一方を取り囲むように導電性部材が配置されており、
    前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極は、少なくとも前記導電性部材を介して前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と電気的に接続されており、
    前記導電性部材は、平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの一方のスイッチを取り囲むように形成されており、
    平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチを取り囲むように配置された第2の導電性部材をさらに備え、
    前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチの前記第2ソース電極は、少なくとも前記第2の導電性部材を介して前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチの前記第1ゲート電極と電気的に接続されており、
    前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの前記他方のスイッチの前記第1ゲート電極は、複数本の導電性ワイヤを介して前記第2の導電性部材と電気的に接続されており、かつ、平面的に見て、隣接する前記導電性ワイヤの前記第2の導電性部材側の間隔が、隣接する前記導電性ワイヤの前記第1ゲート電極側の間隔よりも広くなっていることを特徴とする半導体モジュール。
  11. 前記導電性部材とは離間した位置に配置され、前記ハイサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と接続されている第3の導電性部材をさらに備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の半導体モジュール。
  12. 第1ドレイン電極、第1ソース電極及び第1ゲート電極を有するノーマリオン型の第1半導体チップと、第2ドレイン電極、第2ソース電極及び第2ゲート電極を有し、前記第1ソース電極が前記第2ドレイン電極と電気的に接続された状態となるように前記第1半導体チップ上に配置されたノーマリオフ型の第2半導体チップとを有し、前記第1ゲート電極が、前記第2ソース電極と電気的に接続されているカスコードスイッチを2以上備える半導体モジュールであって、
    前記カスコードスイッチとして、ハイサイド用スイッチ及びローサイド用スイッチを備え、
    平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの少なくとも一方を取り囲むように導電性部材が配置されており、
    前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極は、少なくとも前記導電性部材を介して前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と電気的に接続されており、
    前記導電性部材とは離間した位置に配置され、前記ハイサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と接続されている第3の導電性部材をさらに備え、
    前記第3の導電性部材及び前記導電性部材は、前記第3の導電性部材及び前記導電性部材によって、前記ハイサイド用スイッチの外周又は前記ローサイド用スイッチの外周を囲むように配置されていることを特徴とする半導体モジュール。
  13. 前記ハイサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極と、前記ローサイド用スイッチの前記第2ソース電極とに電気的接続され、前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極と前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極との接続に対し並列に接続されるキャパシタをさらに備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の半導体モジュール。
  14. 前記半導体モジュールは、樹脂で封止されており、
    前記第3の導電性部材の一部と、平面的に見て前記ハイサイド用スイッチ及び前記ローサイド用スイッチのうちの他方のスイッチを取り囲むように配置された第2の導電性部材の一部にはそれぞれ、前記ハイサイド用スイッチの前記第2ソース電極と前記ローサイド用スイッチの前記第1ドレイン電極との接続に対し並列に接続されるキャパシタを配置するための外部接続用の端子が前記樹脂から露出した状態で設けられていることを特徴とする請求項11又は12に記載の半導体モジュール。
  15. 前記第1半導体チップは、前記第2半導体チップよりも高い耐圧を有することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の半導体モジュール。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の半導体モジュールを備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
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