JP6917793B2 - 電流調節回路、それを用いた電源管理回路 - Google Patents

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Description

本発明は電流調節回路に関する。
ある経路に流れる電流を目標値に安定化したり、ある経路に流れる電流を所定の上限値を超えないように制限したい場合がある。このような目的のために、定電流レギュレータや電流制限回路が用いられる。本明細書において、このように、ある経路の電流を調節する機能を有する回路を、電流調節回路と総称する。
図1は、本発明者が検討した電流調節回路100Rの回路図である。電流調節回路100Rは、メイントランジスタ102、電流検出回路110、トランジスタコントローラ130を備える。
メイントランジスタ102は、調節対象の電流Iの経路上に設けられる。電流検出回路110は、メイントランジスタ102に流れる電流Iを電圧に変換する。具体的には電流検出回路110は、メイントランジスタ102に流れる電流Iをコピーし、コピーされた電流Iを電圧に変換する。トランジスタ112は、メイントランジスタ102とともに、メイントランジスタ102を入力、自身を出力とするカレントミラー回路114を形成する。すなわちトランジスタ112のゲート、ソースはそれぞれ、メイントランジスタ102の対応するゲート、ソースと接続される。
抵抗116は、コピーされた電流Iの経路上に設けられ、その両端間には、電流Iに比例した電圧降下(電流検出信号VCS)が発生する。カレントミラー回路114のミラー比をK、抵抗116の抵抗値をRとするとき、電流検出信号VCSは以下の式で表される。
CS=K×R×I
安定化回路118は、メイントランジスタ102とトランジスタ112の動作点(ドレインソース間電圧)VDSを揃える。具体的には、トランジスタ112のドレイン電圧VD2を、メイントランジスタ102のドレイン電圧VD1と等しくなるように調節する。
トランジスタコントローラ130は、電流検出信号VCSにもとづいて、メイントランジスタ102のゲート電圧Vを調節する。たとえば電流調節回路100Rが定電流回路である場合、トランジスタコントローラ130は、電流検出信号VCSが目標電圧VREFに近づくようにゲート電圧Vを調節する。電流調節回路100Rが電流制限回路である場合、電流検出信号VCSが上限電圧VLIMを超えないようにゲート電圧Vを調節する。
特開2010−279177号公報
本発明者は、図1の電流調節回路100Rについて検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
メイントランジスタ102の損失を低減するために、そのオン抵抗RONはなるべく小さいことが要求される(たとえば1Ω以下)。たとえばRON=0.2Ωとすると、500mAの電流Iに対して、メイントランジスタ102のドレインソース間電圧は、0.2Ω×500mA=100mVとなる。
安定化回路118のエラーアンプ120は、入力オフセット電圧VOFSを有しており、オフセット電圧VOFSは数mVのオーダーである。たとえばオフセット電圧VOFSを5mVとすると、電流I=500mAに対して、トランジスタ112のドレインソース間電圧(電圧降下)は、100mV±5mVに安定化される。すなわちエラーアンプ120のオフセット電圧VOFSに起因して、メイントランジスタ102とトランジスタ112のドレインソース間電圧に5%の誤差が導入されうる。
この電流調節回路100Rを、幅広い電流範囲に適用することを考える。たとえば電流Iを10mAまで低減すると、メイントランジスタ102のドレインソース間電圧は、0.2Ω×10mA=2mVとなる。安定化回路118のエラーアンプ120の入力オフセット電圧VOFSが5mVである場合、トランジスタ112のドレインソース間電圧は2mV+5mV=7mVとなり、(7mV−2mV)/2mV×100=250%の誤差が導入される。
このように図1の電流調節回路100Rでは、微小電流領域において、メイントランジスタ102とトランジスタ112の動作点(ドレインソース間電圧)が揃わなくなり、カレントミラー回路114のミラー比Kが一定でなくなる。
ミラー比Kが変動すると、
CS=K×R×I
で表される電流検出信号VCSが、電流Iに比例しなくなるため、電流の検出精度が低下する。
なおこの課題、さらには図1の回路構成を公知技術と認識してはならない。
本発明は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、幅広い電流範囲で動作可能な電流調節回路の提供にある。
本発明のある態様は、電流調節回路に関する。電流調節回路は、調節対象の電流が流れる経路に設けられた第1トランジスタと、自身が出力、第1トランジスタが入力となるカレントミラー回路を形成するように第1トランジスタと接続される第2トランジスタと、第2トランジスタに流れる電流の経路上に設けられた抵抗と、第2トランジスタの動作点を第1トランジスタの動作点に揃える安定化回路と、第1トランジスタの制御端子に供給すべき制御電圧を、抵抗の電圧降下に応じた電流検出信号にもとづいて調節するトランジスタコントローラと、を備える。第1トランジスタは、並列に接続された複数のトランジスタ素子を含み、複数のトランジスタ素子の少なくともひとつは、有効、無効が切りかえ可能に構成される。調節対象の電流のレンジに応じて、複数のトランジスタ素子それぞれの有効、無効が制御される。
この態様によると、電流レンジに応じて、第1トランジスタのサイズ、すなわちオン抵抗を切りかえることが可能となる。これにより、第2トランジスタの両端間電圧(電圧降下)の電圧の変動幅を狭めることができ、幅広い電流範囲で電流調節機能を提供できる。
トランジスタコントローラは、調節対象の電流のレンジを切りかえるとき、一旦、複数のトランジスタ素子のすべてをオフし、その後、第1トランジスタの制御端子の電圧を変化させてもよい。
これにより、電流のオーバーシュートを抑制できる。
トランジスタコントローラは、調節対象の電流のレンジを切りかえに際して、それまで無効であったトランジスタ素子が新たに有効化されるとき、一旦、複数のトランジスタ素子のすべてをオフし、その後、第1トランジスタの制御端子の電圧を変化させてもよい。
これにより、電流のオーバーシュートを抑制できる。
ある態様において、電流調節回路は、トランジスタコントローラとは別に設けられ、電流検出信号が所定のしきい値を超えると、第1トランジスタをターンオフする強制オフ回路をさらに備えてもよい。
これにより、急峻な負荷変動が発生した場合にも電流を制限できる。
強制オフ回路は、電流検出信号をしきい値と比較し、電流検出信号がしきい値を超えるとアサートされるオフ信号を生成する電圧コンパレータと、第1トランジスタの一端と第1トランジスタの制御端子の間に設けられ、オフ信号のアサートに応答してターンオンする第3トランジスタと、を含んでもよい。
ある態様において電流調節回路は、ひとつの半導体チップに一体集積化されてもよい。複数のトランジスタ素子のすべてを同時にオンさせずに、イミュニティ試験が行われてもよい。
半導体チップの検査工程では、イミュニティ試験が行われ、たとえばトランジスタに大電流を流しても、機能、安全性に問題がないことを確認される。プローブに、許容値を超える大電流を流すと、プローブが損傷するところ、複数のトランジスタ素子を選択的に導通させることで、第1トランジスタを分割して試験することができる。これにより、一度に流れる電流量を小さくできるため、プローブの損傷を防止できる。
ある態様において電流調節回路は、ひとつの半導体チップに一体集積化されてもよい。複数のトランジスタ素子のドレイン、ソースそれぞれに独立してパッドが設けられてもよい。
半導体チップの検査工程では、イミュニティ試験が行われ、たとえばトランジスタに大電流を流しても、機能、安全性に問題がないことを確認される。プローブに、許容値を超える大電流を流すと、プローブが損傷するところ、トランジスタ素子ごとに独立したパッドを設けることで、パッド当たりに流す電流量を小さくできるため、プローブの損傷を防止できる。
トランジスタコントローラは、電流検出信号が所定の上限値を超えないように第1トランジスタの制御端子の電圧を調節してもよい。
トランジスタコントローラは、電流検出信号が所定の目標電圧に近づくように第1トランジスタの制御端子の電圧を調節してもよい。
トランジスタコントローラは、第1トランジスタの一端と第1トランジスタの制御端子の間に設けられた第4トランジスタと、電流検出信号を受ける第1入力端子と、基準電圧を受ける第2入力端子と、第4トランジスタの制御端子と接続される出力端子と、を有するエラーアンプと、を含んでもよい。
本発明の別の態様は電源管理回路に関する。電源管理回路は、外部からの直流電圧を受ける入力端子と、システム端子と、バッテリが接続されるバッテリ端子と、入力端子からシステム端子に流れる電流を制限する入力電流制限回路と、を備えてもよい。入力電流制限回路は、上述のいずれかの電流調節回路を含んでもよい。
別の態様の電源管理回路は、外部からの直流電圧を受ける入力端子と、システム端子と、バッテリが接続されるバッテリ端子と、入力端子からシステム端子に流れる電流を制限する入力電流制限回路と、入力端子からバッテリ端子に流れる電流を調節する充電回路と、を備えてもよい。入力電流制限回路は、上述のいずれかの電流調節回路を含んでもよい。
別の態様の電源管理回路は、外部からの直流電圧を受ける入力端子と、バッテリが接続されるバッテリ端子と、入力端子からバッテリ端子に流れる電流を調節する充電回路と、を備えてもよい。充電回路は、上述のいずれかの電流調節回路を含んでもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、幅広い電流範囲で動作可能な電流調節回路を提供できる。
本発明者が検討した電流調節回路の回路図である。 実施の形態に係る電流調節回路の回路図である。 第1実施例に係る電流調節回路の回路図である。 図4(a)は、ソフトスタート動作を行わない場合の波形図であり、図4(b)は、ソフトスタート動作を説明する図である。 ソフトスタート動作を提供するトランジスタコントローラの構成例を示す回路図である。 第2実施例に係る電流調節回路の回路図である。 第3実施例に係る電流調節回路の一部を模式的に示す図である。 電源管理回路を備える電子機器のブロック図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係る電流調節回路100の回路図である。電流調節回路100は、入力端子(入力ノード)INから出力端子(出力ノード)OUTに流れる電流Iを調節する。
電流調節回路100は、第1トランジスタM1、第2トランジスタM2、抵抗116、安定化回路118、トランジスタコントローラ130を備える。図2において、第1トランジスタM1や第2トランジスタM2をPチャンネルFET(Field Effect Transistor)のシンボルで示すが、その限りでなく、その他のトランジスタを用いてもよい。
第1トランジスタM1は、調節対象の電流Iが流れる経路に設けられる。具体的には第1トランジスタM1のソースは入力端子INと接続され、そのドレインが出力端子OUTと接続される。
第2トランジスタM2は、自身が出力、第1トランジスタM1が入力となるカレントミラー回路114を形成するように第1トランジスタM1と接続される。具体的には第2トランジスタM2のソースは、第1トランジスタM1のソースすなわち入力端子INと接続され、第2トランジスタM2のゲートは、第1トランジスタM1のゲートと共通に接続される。
抵抗116は、第2トランジスタM2に流れる電流I2の経路上に設けられ、その両端間に、電流Iに比例する電圧降下(電流検出信号VCS)が発生する。
CS=K×R×I
Kはカレントミラー回路114のミラー比である。
安定化回路118は、第2トランジスタM2の動作点を第1トランジスタM1の動作点に揃える。安定化回路118は、第2トランジスタM2のドレインの電圧を第1トランジスタM1のドレインの電圧に近づける。安定化回路118は、エラーアンプ120と、トランジスタ122を含む。トランジスタ122はPチャンネルFETであり、そのソースは、第2トランジスタM2のドレインと接続され、そのドレインは抵抗116と接続される。エラーアンプ120の非反転入力端子(+)は第1トランジスタM1のドレインと接続され、その反転入力端子(−)は第2トランジスタM2のドレインと接続される。エラーアンプ120の出力はトランジスタ122のゲートと接続される。安定化回路118によって、第2トランジスタM2のドレイン電圧と第1トランジスタM1のドレイン電圧の誤差がゼロに近づくように、トランジスタ122のゲート電圧が調節される。
トランジスタコントローラ130は、第1トランジスタM1の制御端子(ゲート)に供給すべき制御電圧(ゲート電圧)Vを、抵抗116の電圧降下に応じた電流検出信号VCSにもとづいて調節する。トランジスタコントローラ130の機能は、電流調節回路100の機能に応じて設計すればよい。
一実施例において、電流調節回路100は電流制限回路である。この場合、トランジスタコントローラ130は、電流検出信号VCSが所定の上限値VLIMを超えないように第1トランジスタM1の制御端子(ゲート)の電圧Vを調節する。
別の一実施例において、電流調節回路100は定電流レギュレータである。この場合、トランジスタコントローラ130は、電流検出信号VCSが所定の目標電圧VREFに近づくように第1トランジスタM1の制御端子の電圧Vを調節する。
第1トランジスタM1は、並列に接続された複数N個(N≧2)のトランジスタ素子(セグメント)Tr〜Trを含む。複数のトランジスタ素子Tr〜Trの少なくともひとつは、有効、無効が切りかえ可能に構成される。あるトランジスタ素子が有効であるとは、その制御端子に有効な制御電圧が供給された状態をいい、無効であるとは、その制御端子に有効な制御電圧が供給されない状態(言い換えればオフに固定された状態)をいう。
第1トランジスタM1において、調節対象の電流Iのレンジに応じて、複数のトランジスタ素子Tr〜Trそれぞれの有効、無効が制御される。
たとえば第1トランジスタM1は、トランジスタコントローラ130の出力と、複数のトランジスタ素子Tr〜Trそれぞれのゲートの間に設けられた複数のスイッチSW〜SWを含んでもよい。なお1個のトランジスタ素子Trは常時、有効であってよく、この場合、トランジスタ素子Trのゲートに接続されるスイッチSWは省略できる。
有効なトランジスタ素子Trを切りかえると、カレントミラー回路114のミラー比Kが変化する。M個のレンジが切りかえ可能である場合、ミラー比は、K〜Kを取り得る。i番目のレンジ(1≦i≦M)のミラー比をKとすると、
CS=K×R×I
となる。電流調節回路100が定電流レギュレータとして動作する場合、VCSが基準電圧VREFに近づくようにフィードバックがかかる。このとき電流Iの目標値IREFは、
REF=VREF/(K×R)
となる。したがって抵抗116の抵抗値Rと基準電圧VREFの少なくとも一方を可変とすることにより、電流Iの目標値IREFを制御することができる。
電流調節回路100が電流制限回路として動作する場合、VCSが基準電圧VCURLIMを超えないようにフィードバックがかかる。このとき電流Iの上限値ICURLIMは、
CURLIM=VREF/(K×R)
となる。したがって抵抗116の抵抗値Rと基準電圧VREFの少なくとも一方を可変とすることにより、電流Iの上限値ICURLIMを制御することができる。
以上が電流調節回路100の基本構成である。続いてその動作を説明する。
理解の容易化、説明の簡潔化のため、具体的な数値を例示する。N=2であり、定格電流の範囲が、N=2個のレンジに分割される。電流Iの定格が5mA〜500mAであり、それが第1レンジ5mA〜50mAと第2レンジ50mA〜500mAに分けられる。
トランジスタ素子Trは、主として第1レンジにおいて使用され、トランジスタ素子Trは主として第2レンジにおいて使用される。すなわち第1レンジでは、スイッチSWがオン、スイッチSWがオフであり、第2レンジではスイッチSWがオン、スイッチSWがオフである。
トランジスタ素子Trのサイズ(W/L)は、第1レンジにおいてドレインソース間電圧がエラーアンプ120のオフセット電圧VOFSより大きくなるように設計するとよい。またトランジスタ素子Trのサイズは、第2レンジにおいてドレインソース間電圧がエラーアンプ120のオフセット電圧VOFSより大きく、かつ第1トランジスタM1の発熱が大きくならないように設計するとよい。
この例では、トランジスタ素子Trのオン抵抗は2Ωであり、トランジスタ素子Trのオン抵抗は0.2Ωである。また第2トランジスタM2のオン抵抗は400Ωである。
またエラーアンプ120のオフセット電圧VOFSを5mVとする。
続いて、第1レンジ、第2レンジに分けて電流調節回路100の動作を説明する。
(1) 第1レンジ
=5mAであるとき、トランジスタ素子Tr(第1トランジスタM1)のドレインソース間電圧は10mVとなる。エラーアンプ120のオフセット電圧VOFS=5mVの影響により、第2トランジスタM2のドレインソース間電圧は、15mVに安定化される。
=50mAであるとき、トランジスタ素子Tr(第1トランジスタM1)のドレインソース間電圧は100mVとなる。エラーアンプ120のオフセット電圧VOFS=5mVの影響により、第2トランジスタM2のドレインソース間電圧は、105mVに安定化される。
(2) 第2レンジ
=50mAであるとき、トランジスタ素子Tr(第1トランジスタM1)のドレインソース間電圧は10mVとなる。エラーアンプ120のオフセット電圧VOFS=5mVの影響により、第2トランジスタM2のドレインソース間電圧は、15mVに安定化される。
=500mAであるとき、トランジスタ素子Tr(第1トランジスタM1)のドレインソース間電圧は100mVとなる。エラーアンプ120のオフセット電圧VOFS=5mVの影響により、第2トランジスタM2のドレインソース間電圧は、105mVに安定化される。
以上が電流調節回路100の動作である。
電流調節回路100の利点は図1の電流調節回路100Rとの対比によって明確となる。第1レンジのI=5mAの動作に着目する。図1の電流調節回路100Rでは、同じ条件で、メイントランジスタ102のドレインソース間電圧が2mV、トランジスタ112のドレインソース間電圧は7mVであり、誤差は250%であった。
これに対して図2の電流調節回路100では、第1トランジスタM1のそれが10mV、第2トランジスタM2のそれが15mVであるため、オフセット電圧VOFSに起因する誤差は、(15mV−10mV)/10mV×100=50%にまで低減される。これにより微小電流が流れる第1レンジにおいても、カレントミラー回路114のミラー比の変動を抑制できる。これにより、第1レンジ、第2レンジに双方において、電流Iに比例する電流検出信号VCSを生成でき、正確な電流検出が可能となる。
なお、エラーアンプ120のオフセット電圧VOFSをさらに小さくすれば、さらに正確な電流検出が可能となる。
以下では、電流調節回路100が定電流レギュレータである場合について説明するが、電流制限回路である場合も同様である。
本発明は、図2のブロック図や回路図として把握され、あるいは上述の説明から導かれるさまざまな装置、回路に及ぶものであり、特定の構成に限定されるものではない。以下、本発明の範囲を狭めるためではなく、発明の本質や回路動作の理解を助け、またそれらを明確化するために、より具体的な実施例や変形例を説明する。
(第1実施例)
図3は、第1実施例に係る電流調節回路100Aの回路図である。トランジスタ素子Tr,Trおよび第2トランジスタM2はそれぞれ、直列に接続された2個のPチャンネルFETを含む。2個のFETは、バックゲートが共通に接続されており、それぞれのボディーダイオードが逆向きとなっている。
また第1実施例では、トランジスタ素子Trのみが常時有効であり、トランジスタ素子Trのみが有効、無効を切りかえ可能となっている。したがってスイッチSWのみが設けられる。
トランジスタコントローラ130は、第4トランジスタM4、エラーアンプ132、基準電圧源134、負荷回路136を含む。第4トランジスタM4は、第1トランジスタM1の一端(ソース)と第1トランジスタM1の制御端子(ゲート)の間に設けられる。負荷回路136は、第1トランジスタM1の制御端子(ゲート)と接地の間に設けられる。たとえば負荷回路136は、電流源、抵抗、トランジスタなどである。
エラーアンプ132は、電流検出信号VCSを受ける第1入力端子(−)と、基準電圧VREFを受ける第2入力端子(+)と、第4トランジスタM4の制御端子(ゲート)と接続される出力端子と、を有する。
この構成によれば、電流検出信号VCSが基準電圧VREFに近づくように、第1トランジスタM1のゲート電圧Vを調節できる。
なお電流制限回路についても、図4(a)のトランジスタコントローラ130と同様に構成することができる。電流制限回路では、電流Iが上限値ICURLIMより低い領域で、第4トランジスタM4がフルオンし、電流Iが上限値ICURLIMを超える領域で、第4トランジスタM4のゲートソース間電圧が小さくなるように、第4トランジスタM4やエラーアンプ132の動作点を定めればよい。
抵抗116は、可変抵抗で構成され、抵抗116の抵抗値Rに応じて、電流Iの目標値IREFあるいは上限値ICURLIMを制御することができる。抵抗116を可変抵抗で構成することに加えて、あるいはそれに代えて、基準電圧源134を可変電圧源で構成してもよい。
電流調節回路100は、付加的な機能を備えることができる。
1. ソフトスタート動作
トランジスタコントローラ130は、調節対象の電流Iのレンジを切りかえるとき、一旦、複数のトランジスタ素子Tr〜Trのすべてをオフし、その後、第1トランジスタM1の制御端子の電圧Vを緩やかに変化させる。これをソフトスタート動作と称する。
図4(a)は、ソフトスタート動作を行わない場合の波形図である。N=2とする。時刻tより前において、電流Iは第1レンジの目標値IREF1に安定化されている。時刻tに、第2レンジの目標値IREF2に切りかえられる。これにともない、新たにトランジスタ素子Trが有効となる。トランジスタコントローラ130によって第1トランジスタM1のゲート電圧Vが、I=IREF2となるような電圧レベルに安定化されるまでには遅延があり、この遅延によって、電流Iが目標値IREF2を大きく超えるオーバーシュートが発生する。
図4(b)は、ソフトスタート動作を説明する図である。時刻tに、第2レンジの目標値IREF2に切りかえられると、一旦、第1トランジスタM1のすべてのトランジスタ素子Trがターンオフする。具体的は、第1トランジスタM1のゲート電圧Vを、ソース電圧Vまで上昇させる。
そして時刻t以降、電流Iをゼロから目標値IREF2まで緩やかに増加させる。第1トランジスタM1のゲート電圧Vは、ソース電圧Vから低下していくため、オーバーシュートを抑制できる。
電流を減少させる際にはオーバーシュートは問題とならない場合もある。そこで、電流を低下させる際には、ソフトスタート動作を行わなくてもよい。変形例において、電流の切りかえに際して、それまで選択されていなかった新たなトランジスタ素子が選択されるとき、一旦、複数のトランジスタ素子のすべてをオフし、その後、選択された少なくともひとつそれぞれの制御端子の電圧を緩やかに変化させてもよい。
図5は、ソフトスタート動作を提供するトランジスタコントローラ130の構成例を示す回路図である。プルダウンスイッチ133は、エラーアンプ132の出力を強制的に接地電圧(0V)に低下させ、第4トランジスタM4をフルオンさせる。プルダウンスイッチ133は、図4(b)のオフ期間T〜Tにおいてオンとなる。
ソフトスタート回路138は、時間とともに緩やかに増大するソフトスタート電圧VSSを生成する。ソフトスタート電圧VSSは、図4(b)の時刻t以降、ゼロ(0V)から増大する。エラーアンプ132は2つの反転入力端子(−)を有し、ソフトスタート電圧VSSと基準電圧VREFのうち低い一方と、電流検出信号VCSの誤差を増幅する。この構成により、図4(b)のソフトスタート動作を実現できる。
(第2実施例)
図6は、第2実施例に係る電流調節回路100Bの回路図である。電流調節回路100Bは、第2の付加機能を有する。電流調節回路100Bは、図2の電流調節回路100に加えて、強制オフ回路140を備える。強制オフ回路140は、トランジスタコントローラ130とは別に設けられ、電流検出信号VCSが所定のしきい値VTHを超えると、第1トランジスタM1をターンオフする。
強制オフ回路140は、第3トランジスタM3および電圧コンパレータ142を含む。電圧コンパレータ142は、電流検出信号VCSをしきい値VTHと比較し、電流検出信号VCSがしきい値VTHを超えるとアサート(たとえばローレベル)されるオフ信号SOFFを生成する。第3トランジスタM3は、第1トランジスタM1の一端(ソース)と制御端子(ゲート)の間に設けられ、オフ信号SOFFのアサートに応答してターンオンする。
電圧コンパレータ142は差動アンプで構成してもよいし、FETのゲートソース間しきい値電圧を利用した簡易的なコンパレータであってもよい。
強制オフ回路140を設けることにより、トランジスタコントローラ130の応答速度より速い負荷変動や入力電圧変動が発生した場合に、過電流を防止できる。
(第3実施例)
図7は、第3実施例に係る電流調節回路100Cの一部を模式的に示す図である。この電流調節回路100Cは、ひとつの半導体チップ(ダイ)150に一体集積化される。そして複数のトランジスタ素子Tr〜Trのドレイン、ソースそれぞれに独立してパッドPADが設けられる。電流調節回路100のパッケージの種類は限定されない。ドレイン側の複数のパッドPADは、入力端子INに対応するピンPIN1と電気的に接続され、ソース側の複数のパッドPADは、出力端子OUTに対応するピンPIN2と電気的に接続される。接続にはワイヤボンディングなどを用いることができるがその限りではない。
ESD試験、雷サージ試験などに代表されるように、半導体チップ150の検査工程においてさまざまなイミュニティ試験が行われ、トランジスタM1やM2に大電流を流しても、機能、安全性に問題がないことを確認される。ここで、プローブに、許容値を超える大電流を流すと、プローブが損傷するところ、トランジスタ素子Trごとに独立したパッドを設け、トランジスタ素子Trごとに電流を流すことにより、パッド当たりに流れる電流量を小さくできるため、プローブの損傷を防止できる。
なお、ここではトランジスタ素子TrごとにパッドPADが設けられる場合を示すが、その限りではなく、パッドPADを複数のトランジスタ素子Trで共有してもよい。この場合であっても、複数のトランジスタ素子Trのすべてが同時にオンしないように、スイッチSW〜SWを制御して、トランジスタ素子Trを選択的にオンすることにより、1回の試験で流れる電流量を小さくでき、プローブの損傷を防止できる。
なお、第1〜第3の実施例で説明した機能や構成は、任意に組み合わせることが可能である。
(用途)
続いて電流調節回路100の用途を説明する。電流調節回路100は、電源管理回路200に好適に利用できる。電源管理回路200は、PMIC(Power Management IC)とも称され、スマートホンやタブレット端末、デジタルカメラやコンピュータなどの電子機器に搭載され、電源に関連する処理全般を司る。図8は、電源管理回路200を備える電子機器300のブロック図である。
電源管理回路200の入力端子VINには、外部からの直流電圧VDCが供給される。直流電圧VDCは、電源アダプタの出力電圧やUSBのバス電圧でありうる。システム端子SYSには、電力を供給すべきさまざまな回路ブロック304が接続される。回路ブロック304は、DC/DCコンバータなどである。
バッテリ端子BATには、バッテリ302が接続される。電源管理回路200は、VIN端子に直流電圧VDCが供給されているときには、直流電圧VDCにもとづくシステム電圧VSYSをSYS端子に発生し、回路ブロック304に供給する。また電源管理回路200は、直流電圧VDCを利用して、バッテリ302を充電する。
電源管理回路200は、直流電圧VDCが供給されていない状況では、バッテリ電圧VBATにもとづくシステム電圧VSYSをSYS端子に発生し、回路ブロック304に供給する。
電源管理回路200は、VIN端子とSYS端子の間に設けられる入力電流制限回路202と、SYS端子とBAT端子の間に設けられる充電回路204を備える。入力電流制限回路202は、VIN端子とSYS端子の間に設けられるトランジスタM11を含み、トランジスタM11のオンの程度を制御することで、入力電流IINが上限値を超えないように制限がかかる。上述の電流調節回路100のアーキテクチャは、入力電流制限回路202に採用することができる。この場合、トランジスタM11が、図2の第1トランジスタM1に対応付けられる。
充電回路204は、SYS端子とBAT端子の間に設けられるトランジスタM12を含み、トランジスタM12のオンの程度を制御することで、充電電流ICHGを制御する。上述の電流調節回路100のアーキテクチャは、充電回路204にも採用することができる。この場合、トランジスタM12が、図2の第1トランジスタM1に対応付けられる。
この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1の変形例)
第1トランジスタM1を構成するトランジスタ素子Trの個数や、有効、無効の制御は、上述したそれらに限定されない。たとえば複数のトランジスタ素子Tr〜Trを、電流レンジに応じて、1個だけ有効となるように排他的に制御してもよい。あるいはトランジスタ素子Tr〜Trのサイズ(オン抵抗)をバイナリで重み付けして、任意のトランジスタ素子Tr〜Trを有効にできるようにしてもよい。
(第2の変形例)
トランジスタコントローラ130の構成は特に限定されず、公知のさまざまなフィードバック回路を用いることができる。
(第3の変形例)
図中、FETで示されるトランジスタはバイポーラトランジスタで構成してもよい。また、任意の部分において、PチャンネルとNチャンネルを置換して天地を反転した構成も有効である。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
100…電流調節回路、102…メイントランジスタ、110…電流検出回路、112…トランジスタ、114…カレントミラー回路、116…抵抗、118…安定化回路、120…エラーアンプ、122…トランジスタ、130…トランジスタコントローラ、132…エラーアンプ、133…プルダウンスイッチ、134…基準電圧源、136…負荷回路、138…ソフトスタート回路、M1…第1トランジスタ、M2…第2トランジスタ、M3…第3トランジスタ、M4…第4トランジスタ、140…強制オフ回路、142…電圧コンパレータ、200…電源管理回路、202…入力電流制限回路、204…充電回路、300…電子機器、302…バッテリ、304…回路ブロック。

Claims (12)

  1. 入力ノードから出力ノードに流れる電流を調節する電流調節回路であって、
    第1端が前記入力ノードと接続され、第2端が前記出力ノードと接続されるP型の第1トランジスタと、
    その第1端が前記入力ノードと接続され、その制御端子が前記第1トランジスタの制御端子と接続されたP型の第2トランジスタと、
    前記第2トランジスタに流れる電流の経路上に設けられた抵抗と、
    前記第2トランジスタの第2端の電圧前記出力ノードの電圧に揃える安定化回路と、
    前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタの前記制御端子に供給すべき制御電圧を、前記抵抗の電圧降下に応じた電流検出信号にもとづいて調節するトランジスタコントローラと、
    を備え、
    前記第1トランジスタは、並列に接続された複数のトランジスタ素子を含み、前記複数のトランジスタ素子の少なくともひとつは、有効、無効が切りかえ可能に構成され、
    前記第2トランジスタはサイズが固定され、
    前記入力ノードから前記出力ノードに流れる調節対象の電流のレンジに応じて、前記複数のトランジスタ素子それぞれの有効、無効が制御されることを特徴とする電流調節回路。
  2. 前記トランジスタコントローラは、前記調節対象の電流のレンジを切りかえるとき、一旦、前記複数のトランジスタ素子の前記制御端子の電圧を、前記第1トランジスタの前記第1端の電圧まで上昇させることによりすべてをオフし、その後、前記第1トランジスタの前記制御端子の電圧を変化させることを特徴とする請求項1に記載の電流調節回路。
  3. 前記トランジスタコントローラは、前記調節対象の電流のレンジを切りかえに際して、それまで無効であった前記トランジスタ素子が新たに有効化されるとき、一旦、前記複数のトランジスタ素子の前記制御端子の電圧を、前記第1トランジスタの前記第1端の電圧まで上昇させることによりすべてをオフし、その後、前記第1トランジスタの前記制御端子の電圧を変化させることを特徴とする請求項1に記載の電流調節回路。
  4. 前記トランジスタコントローラとは別に設けられ、前記電流検出信号が所定のしきい値を超えると、前記第1トランジスタをターンオフする強制オフ回路をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電流調節回路。
  5. 前記強制オフ回路は、
    前記電流検出信号を前記しきい値と比較し、前記電流検出信号が前記しきい値を超えるとアサートされるオフ信号を生成する電圧コンパレータと、
    前記第1トランジスタの前記第1端と前記第1トランジスタの前記制御端子の間に設けられ、前記オフ信号のアサートに応答してターンオンする第3トランジスタと、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の電流調節回路。
  6. ひとつの半導体チップに一体集積化されており、
    前記複数のトランジスタ素子のすべてを同時にオンさせずに、イミュニティ試験が行われることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電流調節回路。
  7. 前記トランジスタコントローラは、前記電流検出信号が所定の上限値を超えないように前記第1トランジスタの前記制御端子の電圧を調節することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電流調節回路。
  8. 前記トランジスタコントローラは、前記電流検出信号が所定の目標電圧に近づくように前記第1トランジスタの前記制御端子の電圧を調節することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の電流調節回路。
  9. 前記トランジスタコントローラは、
    前記第1トランジスタの前記第1端と前記第1トランジスタの前記制御端子の間に設けられた第4トランジスタと、
    前記電流検出信号を受ける第1入力端子と、基準電圧を受ける第2入力端子と、前記第4トランジスタの制御端子と接続される出力端子と、を有するエラーアンプと、
    を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電流調節回路。
  10. 外部からの直流電圧を受ける入力端子と、
    システム端子と、
    バッテリが接続されるバッテリ端子と、
    前記入力端子から前記システム端子に流れる電流を制限する入力電流制限回路と、
    を備え、
    前記入力電流制限回路は、請求項7に記載の電流調節回路を含むことを特徴とする電源管理回路。
  11. 外部からの直流電圧を受ける入力端子と、
    システム端子と、
    バッテリが接続されるバッテリ端子と、
    前記入力端子から前記システム端子に流れる電流を制限する入力電流制限回路と、
    前記入力端子から前記バッテリ端子に流れる電流を調節する充電回路と、
    を備え、
    前記入力電流制限回路は、請求項7に記載の電流調節回路を含み、
    前記充電回路は、請求項8に記載の電流調節回路を含むことを特徴とする電源管理回路。
  12. 外部からの直流電圧を受ける入力端子と、
    バッテリが接続されるバッテリ端子と、
    前記入力端子から前記バッテリ端子に流れる電流を調節する充電回路と、
    を備え、
    前記充電回路は、請求項8に記載の電流調節回路を含むことを特徴とする電源管理回路。
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