JP6917678B2 - 情報漏洩防止システム、情報漏洩防止方法、携帯端末 - Google Patents

情報漏洩防止システム、情報漏洩防止方法、携帯端末 Download PDF

Info

Publication number
JP6917678B2
JP6917678B2 JP2016069748A JP2016069748A JP6917678B2 JP 6917678 B2 JP6917678 B2 JP 6917678B2 JP 2016069748 A JP2016069748 A JP 2016069748A JP 2016069748 A JP2016069748 A JP 2016069748A JP 6917678 B2 JP6917678 B2 JP 6917678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
mobile terminal
unit
work
leakage prevention
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016069748A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017182513A (ja
Inventor
黒田 英彦
英彦 黒田
芳朗 池田
芳朗 池田
長谷川 健
健 長谷川
貴来 加藤
貴来 加藤
詳博 松岡
詳博 松岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Energy Systems and Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Energy Systems and Solutions Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2016069748A priority Critical patent/JP6917678B2/ja
Publication of JP2017182513A publication Critical patent/JP2017182513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6917678B2 publication Critical patent/JP6917678B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明の実施形態は、エリア内で作業者が所持する携帯端末とこの携帯端末を管理する管理装置とを備える情報漏洩防止技術に関する。
従来、プラントなどの作業現場において、作業者の保守作業などを支援するシステムがある。このような支援システムは、プラントの保守に関する情報を記憶する中央支援装置を備え、この中央支援装置が、各作業者が所持する携帯端末に必要な情報を伝送して作業の効率化を図るようにしている。
また、作業現場の各所に位置データを記憶したRFIDを設け、このRFIDの位置データを作業者が携帯端末で読み取るようにし、この位置データに基づいて作業者の位置を特定可能にしたシステムもある。
特許第3477348号公報 特許第4340580号公報
従来の作業現場で用いる携帯端末には、作業を支援するための情報の他に、作業現場で撮影された画像などの様々な情報が記憶される。しかしながら、これらの情報が秘密保持の対象である場合に、携帯端末が作業エリア外に持ち出されると、秘密保持の対象である情報が漏洩してしまうという課題がある。
本発明の実施形態はこのような事情を考慮してなされたもので、エリア内で作業者が所持する携帯端末が持ち出されることで、情報が漏洩してしまうことを防止できる情報漏洩防止技術を提供することを目的とする。
本発明の実施形態に係る情報漏洩防止システムは、エリア内で作業者が所持する携帯端末と前記携帯端末を管理する管理装置とを備える情報漏洩防止システムであって、前記管理装置は、前記携帯端末から送信される電波に基づいて、前記携帯端末の位置を示す位置情報を生成する位置情報生成部と、前記位置情報を前記携帯端末に送信する位置情報送信部と、を備え、前記携帯端末は、情報漏洩防止の対象となる対象情報を記憶する記憶部と、前記管理装置から前記位置情報を受信する位置情報受信部と、前記位置情報と予め設定された前記エリアを示すエリア情報とを比較し、前記携帯端末の位置が前記エリアに含まれない場合に、前記記憶部に記憶中の前記対象情報を消去する記憶消去処理を実行する記憶消去処理部と、加速度センサおよび方位センサと画像センサとの少なくとも一方を用いて前記携帯端末が移動した距離および方向を測定する測定部と、前記位置情報を受信した後に前記携帯端末が移動した距離および方向を、受信した前記位置情報に加えて、この位置情報を修正する位置修正部と、修正された前記位置情報に基づいて、前記携帯端末の位置を特定する位置特定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の実施形態により、エリア内で作業者が所持する携帯端末が持ち出されることで、情報が漏洩してしまうことを防止できる情報漏洩防止技術が提供される。
第1実施形態の情報漏洩防止システムを示す構成図。 第1実施形態の情報漏洩防止システムを示すブロック図。 第1実施形態の位置情報送信処理を示すフローチャート。 第1実施形態の情報漏洩防止処理を示すフローチャート。 第2実施形態の情報漏洩防止システムを示すブロック図。 第2実施形態のバッファ消去処理を示すフローチャート。 第2実施形態の作業支援情報表示処理を示すフローチャート。 第2実施形態の情報漏洩防止処理を示すフローチャート。 第3実施形態の情報漏洩防止処理を示すフローチャート。 第4実施形態の情報漏洩防止システムを示すブロック図。
(第1実施形態)
以下、本実施形態を添付図面に基づいて説明する。まず、第1実施形態の情報漏洩防止システムについて図1から図4を用いて説明する。図1の符号1は、作業者が所持する携帯端末である。これらの携帯端末1は、原子力発電所などに設けられる各種機器の保守作業を行うときに、作業を支援するための作業支援情報を各作業者に提供するために用いられる。
本実施形態の携帯端末1は、タブレット型端末を例示する。なお、携帯端末1は、ウエアラブル型端末や、スマートフォンや、携帯電話や、ノートパソコンや、小型パソコンなどの他の移動可能な情報端末であっても良い。また、同じタイプの携帯端末1のみならず、様々な種類の携帯端末1が用いられても良い。
なお、本実施形態では、原子力発電所(原子力プラント)の保守作業に携帯端末1を用いることを例示するが、火力発電所や水力発電所や工場などのその他のプラントの保守作業に携帯端末1を用いても良い。
図1に示すように、本実施形態の情報漏洩防止システムは、複数台の携帯端末1と、これらの携帯端末1から送信される電波を受信する中継器2と、この中継器2を介して携帯端末1を管理する管理装置3と、を備える。なお、本実施形態では、理解を助けるために、簡素化した構成としているが、これらの機器以外の機器が含まれても良い。また、中継器2や管理装置3が複数台設けられる構成であっても良い。また、携帯端末1同士が互いに無線通信できる構成となっている。
各携帯端末1と中継器2とが無線通信により接続されるとともに、中継器2と管理装置3とが無線通信により接続される。また、中継器2は、作業エリアA内または作業エリアA近傍に設置されている。また、作業エリアA内にある各携帯端末1は、予め定められた一定時間毎に中継器2を介して管理装置3と無線通信を行っている。なお、中継器2が無線通信可能な範囲は、作業エリアAの周囲近傍まで広がっている。そのため、中継器2は、作業エリアAから所定範囲離れた位置にある携帯端末1と通信を行うこともできる。なお、無線通信では、送受信されるデータ、命令やその他は暗号化される。
なお、携帯端末1や管理装置3は、プロセッサなどのハードウエア資源を有し、各種プログラムを実行することで、ソフトウエアによる情報処理がハードウエア資源を用いて実現されるコンピュータで構成される。また、携帯端末1は、管理装置3(サーバ)に接続するための最小限のネットワーク機能、情報表示機能、および作業者が入出力を行うためのGUI(Graphical User Interface)を備える。また、携帯端末1を構成する各部分は、デジタル回路として構成される。なお、携帯端末1を構成する各部分は、デジタル回路以外にも、アナログ回路や、FPGA(field-programmable gate array)などで構成されても良い。
本実施形態では、作業者が作業を行う作業エリアAが予め設定されている。この作業エリアAには、複数の作業箇所が含まれており、作業者は、各作業箇所に順次移動して作業を行う。なお、作業エリアA内には、様々な機器が設置されている。これらの機器の設置状況や機器の稼働状況などを示す情報は、秘密保持の対象となっている。また、作業エリアA内の地図データなどの作業支援情報は、管理装置3から中継器2を通じて携帯端末1に転送される。このような作業支援情報も、秘密保持の対象となっている。なお、作業エリアA内の地図データを、後に説明する図2の表示部14に表示した場合には、携帯端末1の現在位置が地図データ上に示される。
本実施形態の作業エリアAは、屋外の所定範囲が設定されている。なお、図1では、1つの作業エリアAが設けられることを例示しているが、この作業エリアAが複数設けられても良い。また、1の作業エリアAの一部と他の作業エリアAの一部とが互いに重複して設定されても良い。また、屋内の所定範囲を作業エリアAとしても良い。さらに、屋内を作業エリアAに設定する場合には、建物の部屋毎に設定しても良い。
また、携帯端末1を所持する作業者は、作業エリアA内を自由に移動できる。なお、複数の作業エリアAが設定される場合には、各作業エリアAを自由に移動できるようにしても良いし、作業エリアA毎に作業者の行動を制限するようにしても良い。
図2に示すように、携帯端末1は、CPU10と、ROM11と、RAM12と、を備える。さらに、携帯端末1は、静止画像または動画像を撮影可能なカメラ13と、各種情報を表示可能な表示部14と、を備える。
なお、ROM11は、記憶されたデータを読み出すことのみ可能なメモリであって、電源の供給が途絶えても記憶内容を保持できる不揮発性メモリで構成される。また、RAM12は、記憶されたデータに任意の順序でアクセスできるメモリであって、電源の供給が途絶えると記憶内容を保持できない揮発性メモリで構成される。
なお、携帯端末1に組み込まれたカメラ13は、CCDやCMOSなどで構成される。また、現場状況に応じて、赤外線や放射線を撮像可能なカメラ13を用いても良い。また、表示部14は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイや有機ELディスプレイやプロジェクタなどで構成される。
また、携帯端末1は、この携帯端末1の本体から着脱不能なメモリカード15を備える。このメモリカード15は、記憶部としての不揮発性メモリ(不揮発性記憶部)で構成されている。つまり、メモリカード15は、電源供給が途絶えても記憶内容を保持できる記憶部となっている。このメモリカード15には、カメラ13で取得した画像データ(画像情報)や、作業者が携帯端末1Aに入力した数値などの入力データや、管理装置3から送信される作業支援情報などのデータ、つまり、携帯端末1Aが作業エリアA内で取得した取得データ(対象情報)が記憶される。
なお、本実施形態では、画像データや入力データや作業支援情報などの取得データを記憶する記憶部としてメモリカード15を例示しているが、その他のデバイスで記憶部が構成されても良い。例えば、不揮発性メモリとしてのEEPROMやフラッシュROMやハードディスクなどのデバイスで記憶部が構成されても良い。
なお、本実施形態では、メモリカード15を携帯端末1の本体から着脱不能にしているが、メモリカード15を着脱可能としても良い。その場合には、メモリカード15に記憶される情報を暗号化した状態で記憶する。そして、この暗号化された情報は、対応する携帯端末1のみで復号化できるものとする。つまり、メモリカード15を携帯端末1から取り外して他のパソコンなどに接続しても、記憶された情報を読み取れないようにする。なお、メモリカード15を取り外すための操作をした場合、例えば、メモリカード15のマウントを解除する操作をした場合に、メモリカード15に記憶された情報を強制的に消去するようにしても良い。
また、携帯端末1は、中継器2と無線通信を行うための無線通信部16を備える。また、携帯端末1は、この携帯端末1が移動した距離および方向を測定する測定部17を備える。なお、測定部17は、携帯端末1の移動距離と移動方向を検出するセンサとして、加速度センサやジャイロスコープ(方位センサ)を有する。あるいは、画像センサを用いて携帯端末1の移動距離と移動方向を検出しても良い。また、携帯端末1は、時間を計時する計時部18を備える。なお、計時部18は、RTC(real-time clock)などで構成される。なお、無線通信では、送受信される画像データなどのデータ、命令やその他は暗号化される。
また、携帯端末1は、各種情報や制御指示などを受け付けるために、作業者が操作して入力を行うことができる入力部19を備える。この入力部19は、表示部14の画面と一体となったタッチパネル式のデバイスとなっている。作業者は、表示部14の画面に触れることで、各種入力操作が行える。なお、入力部19は、キーボードやマウスなどのデバイスや、音声認識が行える入力部や、ゼスチャ認識を含む画像認識などが行える入力部であっても良い。
また、CPU10は、携帯端末1の制御に関する各種情報処理を行うメイン処理部20と、メモリカード15に記憶中の各種情報を消去するための情報漏洩防止部21と、管理装置3から受信した位置情報に基づいて、携帯端末1の現在位置を特定する位置特定部22と、測定部17にて測定した移動距離および移動方向に基づいて、携帯端末1の現在位置を修正する位置修正部23と、を備える。なお、本実施形態では、情報漏洩防止部21を備えるCPU10が、後述する記憶消去処理を実行する記憶消去処理部となっている。
本実施形態の情報漏洩防止部21は、作業エリアA内で作業者が所持する携帯端末1が持ち出されたときに、メモリカード15に記憶中の画像データや入力データや作業支援情報などの取得データを消去する制御を行う。そのため、取得データが作業エリアAの外部に持ち出されること、つまり、秘密保持の対象となっている対象情報が漏洩してしまうことを防止できる。
図2に示すように、中継器2は、制御に関する各種情報処理を行う制御部30と、携帯端末1および管理装置3と無線通信を行うための無線通信部31と、携帯端末1から送信される電波に基づいて、この携帯端末1がある方向を検出可能な端末方向検出部32と、携帯端末1から送信される電波に基づいて、この携帯端末1までの距離を検出可能な端末距離検出部33と、を備える。
また、無線通信部31が有するアンテナは、複数のアンテナや格子状に配置されたアンテナアレイなどで構成される。このようなアンテナ部で携帯端末1から送信される電波を受信し、端末方向検出部32で処理を行うことで、その受信強度や伝搬方向を特定することができる。つまり、中継器2を基点として携帯端末1が存在する方向を端末方向検出部32で検出することができる。
また、端末距離検出部33は、無線通信部31にて携帯端末1の電波(パルス信号)を受信した時刻と、この電波が携帯端末1から送信された時刻との差に基づいて、中継器2から携帯端末1までの距離を求めることができる。例えば、携帯端末1から送信される電波の伝搬時間t[sec]および伝搬速度v[m/sec]から伝搬距離L(=t×v)[m]を求めることができる。
なお、端末方向検出部32や端末距離検出部33は、携帯端末1から送信される電波の受信方向から、その電波の送信位置を特定する電子回路またはソフトウエアを有する。また、中継器2は、端末方向検出部32や端末距離検出部33で検出した検出値を管理装置3に送信する。また、各携帯端末1は、予め定められた一定時間毎に中継器2と無線通信を行っているので、一定時間毎に各携帯端末1の位置を示す検出値が管理装置3に送信される。なお、無線通信では、送受信される検出値などのデータ、命令やその他は暗号化される。
なお、本実施形態では、1台の中継器2を用いて携帯端末1の位置を検出するようにしているが、1つの作業エリアAに対応する中継器2を複数台設けるようにし、これらの中継器2を用いて携帯端末1の位置を検出するようにしても良い。
なお、本実施形態の中継器2は、SSID(Service Set Identifier)やESSID(Extended Service Set Identifier)やBSSID(Basic Service Set Identifier)などの識別子、固定の識別子、または電子認証などを用いることで、通信可能な携帯端末1を制限することができる。
図2に示すように、管理装置3は、制御に関する各種情報処理を行う制御部40と、各種情報を表示可能な表示部41と、管理者が操作して入力を行うことができる入力部42と、中継器2と無線通信を行うための無線通信部43と、中継器2から送信された検出値に基づいて、携帯端末1の位置を特定する端末位置特定部44と、携帯端末1に作業支援情報を送信する処理などを行う作業支援処理部45と、を備える。
なお、作業支援処理部45は、携帯端末1から送信される作業支援要求を受信したときに、この携帯端末1を所持している作業者に必要な作業支援情報の提供を行う。例えば、作業支援情報として、作業エリアA内の地図データや、プラントの保守や運転などに関わる図書類や、要領書や、指示書や、作業者の位置や、作業予定や、作業場所に関わる情報などがデータファイル45Aに含まれる。
また、作業支援情報を含むデータファイル45Aを送信するのではなく、これらの作業支援情報を表示するための画像データのみを送信するようにしても良い。このようにすれば、管理装置3から携帯端末1に転送されるデータの容量を低減させることができ、転送時間が低減される。また、作業支援情報を含むデータファイル45A自体が携帯端末1に記憶されることがないので、データファイル45Aの漏洩の防止を図ることができる。
なお、端末位置特定部44は、中継器2から送信された検出値に基づいて、携帯端末1の位置を特定し、この携帯端末1の位置を示す位置情報を生成する。つまり、端末位置特定部44が位置情報生成部となっている。そして、管理装置3の無線通信部43は、この位置情報を送信し、この位置情報に対応する携帯端末1が中継器2を介して位置情報を受信する。つまり、管理装置3の無線通信部43が位置情報送信部となっている。また、位置情報を受信する携帯端末1の無線通信部16が位置情報受信部となっている。
なお、管理装置3から位置情報を受信した携帯端末1において、位置特定部22は、この位置情報に基づいて現在位置を特定する。また、位置特定部22は、携帯端末1の位置を特定する電子回路またはソフトウエアを有する。そして、位置修正部23は、測定部17が測定した測定値であって、携帯端末1が移動した距離および方向を取得する。さらに、位置修正部23は、この測定値に基づいて、管理装置3から位置情報を受信した後に、携帯端末1が移動した距離および方向を位置情報に加えることで、位置情報を修正する。そして、位置修正部23により修正された位置情報に基づいて、携帯端末1の現在位置を再び特定する。このようにすれば、管理装置3からの位置情報の受信が途絶えた場合でも、携帯端末1の位置を正確に特定できる。
例えば、測定部17で測定した測定値のみに基づいて、携帯端末1の位置を特定しようとすると、測定部17の測定値の誤差が蓄積され、数時間経過すると、測定部17で特定した現在位置と実際の現在位置とが大幅に異なる場合がある。本実施形態では、一定時間毎に、正確な位置情報が管理装置3から送信されるので、測定部17の測定値の誤差が蓄積されてしまうことがなく、常に正確な現在位置を特定することができる。このようにすれば、作業エリアA内に携帯端末1があるにも関わらず、携帯端末1が記憶消去処理を誤って実行してしまうことを防止できる。
また、電波を遮断する障害物などの存在により、管理装置3から位置情報を一時的に受信できない状態となった場合でも、携帯端末1は、測定部17および位置修正部23によって現在位置を特定できる。さらに、悪意のある作業者が、電波を遮断する箱などに携帯端末1を収めて位置情報の受信を妨害した場合であっても、携帯端末1は、測定部17および位置修正部23によって現在位置を特定できる。そのため、位置情報が受信できない状態で、携帯端末1が作業エリアA外に持ち出された場合であっても、携帯端末1が記憶消去処理を実行することができる。
また、携帯端末1のROM11には、地図データにおいて、いずれの範囲が作業エリアAであるかを示すエリア情報が予め記憶されている。なお、エリア情報は、管理装置3から送信される情報に含まれていても良い。さらに、情報漏洩防止部21は、位置情報と予め設定された作業エリアAを示すエリア情報とを比較して、携帯端末1の現在位置が作業エリアA内にあるか否かを特定する。
そして、携帯端末1の現在位置が作業エリアA内にあることを特定できないとき、つまり、位置情報に基づいて特定される現在位置が作業エリアA外であるときには、メモリカード15に記憶中の各種情報(対象情報)を消去する記憶消去処理を実行する。本実施形態では、携帯端末1の現在位置を正確に特定できるので、作業者が携帯端末1を所持した状態で、作業エリアA外に出たときに、記憶消去処理を即座に実行することができる。
また、携帯端末1の情報漏洩防止部21は、位置情報の受信が無い状態が所定時間継続した場合にも、記憶消去処理を実行する。本実施形態では、計時部18が、前回の位置情報の受信後に、次の位置情報の受信が無い状態が継続した時間を計時する。そして、計時部18にて計時した時間が予め定められた規定時間以上である場合に、記憶消去処理を実行する。
このようにすれば、作業者が携帯端末1の受信を停止した状態で、作業エリアA外に持ち出した場合でも、記憶消去処理を実行して携帯端末1に記憶中の各種情報を消去することができる。また、管理者が管理装置3を操作して、位置情報の送信を停止することで、携帯端末1にて記憶消去処理が実行されるので、管理装置3を操作する管理者は、複数台の携帯端末1が作業エリアA内にあっても、これら携帯端末1が記憶中の各種情報を一括して消去することができる。なお、悪意のある作業者が、電波を遮断する箱などに携帯端末1を収めて位置情報の受信を妨害した場合には、電波が遮断されてから規定時間が経過した時点で、記憶消去処理が実行されるので、携帯端末1に記憶中の各種情報を消去することができる。
本実施形態では、作業エリアAから持ち出される各携帯端末1を、管理者がチェックしたり、作業者が記憶を消去する操作を行ったりする必要がなく、効率的に作業エリアAの入出管理を行うことができる。そのため、作業者の手間や負担が低減され、セキュリティを向上させつつ、プラントの保守作業を効率的に行うことができる。
次に、管理装置3が実行する位置情報送信処理について図3を用いて説明する。なお、フローチャートの各ステップの説明にて、例えば「ステップS11」と記載する箇所を「S11」と略記する。
まず、管理装置3の制御部40は、中継器2を介して携帯端末1と通信を行ったか否かを判定する(S11)。ここで、携帯端末1と通信を行っていない場合は、位置情報送信処理を終了する。一方、携帯端末1と通信を行った場合は、中継器2から送信された携帯端末1の電波の受信方向および受信距離の検出値に基づいて、端末位置特定部44が携帯端末1の位置を特定し、この携帯端末1の位置を示す位置情報を端末位置特定部44で生成する(S12:位置情報生成ステップ)。次に、無線通信部43により位置情報を中継器2に送信する(S13:位置情報送信ステップ)。なお、位置情報は、中継器2を介して携帯端末1に送信される。そして、位置情報送信処理を終了する。
次に、携帯端末1が実行する情報漏洩防止処理について図4を用いて説明する。なお、携帯端末1は、予め定められた一定時間毎に中継器2を介して管理装置3と無線通信を行い、管理装置3から位置情報を受信するようにしている(位置情報受信ステップ)。また、カメラ13で取得した画像データ(画像情報)や、作業者が携帯端末1Aに入力した入力データや、管理装置3から送信される作業支援情報などの取得データは、メモリカード15に記憶される(記憶ステップ)。
まず、携帯端末1の情報漏洩防止部21は、管理装置3から送信される位置情報を無線通信部16が受信したか否かを判定する(S21)。ここで、位置情報を受信していない場合は、後述のS23に進む。一方、位置情報を受信した場合は、S22に進む。
S22にて位置特定部22は、管理装置3から受信した位置情報に基づいて、携帯端末1の現在位置を特定する。そして、後述のS25に進む。
S23にて情報漏洩防止部21は、計時部18を参照し、前回の位置情報の受信後に、次の位置情報の受信が無い状態が規定時間以上継続したか否か、つまり、前回の位置情報の受信後に規定時間が経過したか否かを判定する。ここで、規定時間が経過した場合は、後述のS26に進む。一方、規定時間が経過していない場合は、S24に進む。
S24にて位置修正部23は、携帯端末1が移動した距離および方向を示す測定値を測定部17から取得し、前回位置情報を受信した後に、携帯端末1が移動した距離および方向を位置情報に加えることで、位置情報を修正する。そして、S25に進む。
S25にて情報漏洩防止部21は、位置情報と予め設定された作業エリアAを示すエリア情報とを比較して、携帯端末1の現在位置が作業エリアA内にあるか否かを判定する。ここで、携帯端末1の現在位置が作業エリアA内にある場合は、情報漏洩防止処理を終了する。一方、携帯端末1の現在位置が作業エリアA内にない場合は、S26に進む。
S25にて携帯端末1の現在位置が作業エリアA内にない場合、またはS23にて前回の位置情報の受信後に規定時間が経過した場合に進むS26において、情報漏洩防止部21は、メモリカード15に記憶中の各種情報(対象情報)を消去する記憶消去処理を実行する(記憶消去ステップ)。そして、情報の消去後に、情報漏洩防止処理を終了する。
このように、管理装置3が位置情報送信処理を実行し、携帯端末1が情報漏洩防止処理を実行することで、管理装置3が特定した位置情報に基づいて、携帯端末1が現在位置を特定することができる。また、位置情報に基づいて、携帯端末1が作業エリアA内にあることを特定できることが、各種情報(対象情報)の記憶を維持することの条件となっている。そのため、管理装置3が位置情報送信処理の実行を停止させた場合には、位置情報が送信されずに、携帯端末1にて記憶消去処理が実行されるので、管理装置3を操作する管理者は、複数台の携帯端末1が作業エリアA内にあっても、これら携帯端末1が記憶中の各種情報を一括して消去することができる。
このように、携帯端末1の位置が作業エリアAに含まれない場合、つまり、携帯端末1が作業エリアA外にある場合、および、位置情報が受信できない場合に記憶消去処理を実行して対象情報を消去することができる。そのため、作業エリアA内で作業者が所持する携帯端末1が持ち出されることで、情報が漏洩してしまうことを防止できる。
なお、第1実施形態の携帯端末1では、起動時(電源投入時)に管理装置3から位置情報を受信するまで待機状態になる。そして、管理装置3から受信した位置情報に基づいて、携帯端末1の位置が作業エリアAに含まれないと判定された場合、または、位置情報の受信が無い状態が規定時間に亘って継続した場合に、メモリカード15に記憶中の各種情報(対象情報)を消去する記憶消去処理を実行する。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の情報漏洩防止システムについて図5から図8を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
第2実施形態の携帯端末1Aは、管理装置3A(サーバ)に接続するための最小限のネットワーク機能、情報表示機能、および作業者が入出力を行うためのGUI(Graphical User Interface)を備える。この携帯端末1Aは、取得した情報を保持する不揮発性メモリで構成されるメモリカードやハードディスクなどのデバイスを備えていない。つまり、携帯端末1Aは、シンクライアント端末として構成される。そして、携帯端末1Aに必要最小限の処理をさせ、殆ど処理を管理装置3A側に集中させたシステムとなっている。
なお、携帯端末1Aとして不揮発性メモリで構成されるデバイスを備える既存の製品を用いる場合には、このデバイスを除去するとともに、デバイスを着脱するための部品を除去する改造が行われたものを作業者に配布する。
第2実施形態の携帯端末1Aは、第1実施形態の携帯端末1と異なり、メモリカード15を備えていない。第2実施形態の携帯端末1Aでは、カメラ13で取得した画像データ(画像情報)や、作業者が携帯端末1Aに入力した数値などの入力データや、管理装置3Aから送信される作業支援情報などのデータ、つまり、携帯端末1Aが作業エリアA内で取得した取得データ(対象情報)をRAM12(揮発性記憶部)に記憶するようにしている。
なお、第2実施形態では、携帯端末1Aが作業エリアA内にあるときのみ、作業支援情報を表示することができる。つまり、携帯端末1Aが作業エリアA外に持ち出されると、作業支援情報を表示できないようになっている。また、RAM12に記憶された作業支援情報などは、管理装置3Aから受信した後に所定時間経過したときに消去される。若しくは、携帯端末1Aが作業支援情報を表示してから所定時間経過したときに消去しても良い。
また、作業エリアA内にてカメラ13で撮影を行った場合に、その画像データは、RAM12のバッファ領域に一時的に記憶される。この画像データは、即座に管理装置3Aに対して送信される。なお、入力データは、作業者が携帯端末1に入力したときに、RAM12のバッファ領域に一時的に記憶される。そして、入力後に管理装置3Aに対して送信される。なお、作業エリアA内で画像データ(対象情報)を取得するカメラ13や、入力データなどが入力される入力部19が、対象情報取得部となっている。そして、携帯端末1Aが、これらの取得データ(対象情報)を、中継器2を介して管理装置3Aに送信する無線通信部16が対象情報送信部となっている。
なお、管理装置3Aは、携帯端末1Aから受信した画像データや入力データなどの受信データを記憶する受信データ記憶部46を備える。そして、携帯端末1AのCPU10は、データを管理装置3Aに送信した後に、この送信済みのデータ(バッファデータ)をRAM12のバッファ領域から消去する送信後消去部24を備える。なお、無線通信では、送受信される画像データなどのデータ、命令やその他は暗号化される。
また、管理装置3Aの受信データ記憶部46は、不揮発性メモリである半導体メモリなどの半導体方式の記憶装置や、CDやDVDやBDなどの光学式の記憶装置や、ハードディスクや磁気テープなどの磁気方式の記憶装置で構成されている。そして、このような記憶装置で記憶されたデータは、秘密鍵暗号方式や公開鍵暗号方式を用いて暗号化されるようになっている。そのため、情報の漏洩を防止することができる。
第2実施形態では、作業エリアA内で取得された取得データ(対象情報)が恒常的に携帯端末1A(RAM12)に記憶されないので、情報の漏洩を防止できる。そして、携帯端末1Aで取得したデータを管理装置3Aで一括して記憶して管理することができる。
なお、携帯端末1Aを所持した作業者が作業エリアA外に出たときに、携帯端末1AのRAM12のバッファ領域にバッファデータが残っている場合には、情報漏洩防止部21がバッファデータを消去する処理を行う。このようにバッファデータが消去されるので、情報の漏洩を防止できる。また、情報漏洩防止部21が消去するデータは、画像データや入力データのみならず、管理装置3Aから送信された作業支援情報なども消去するようにしても良い。このようにすれば、作業エリアA内で取得された画像データや入力データや作業支援情報などが漏洩してしまうことを防止できる。
なお、情報漏洩防止部21は、RAM12に記憶されたデータのうち、バッファデータのみを消去し、その他のデータ、例えば、携帯端末1Aの動作に必要なOSや各種ソフトウエアに関するデータを削除しないようにしている。そのため、携帯端末1Aが作業エリアA外に持ち出されても、携帯端末1Aの動作が継続される。また、作業エリアA外では、携帯端末1Aの表示部14に、作業エリアAに戻るように作業者に促す警告を表示しても良い。
次に、携帯端末1Aが実行するバッファ消去処理について図6を用いて説明する。携帯端末1Aで画像データや入力データなどを取得すると、その取得データがRAM12のバッファ領域に一時的に記憶される。まず、携帯端末1Aの情報漏洩防止部21は、RAM12のバッファ領域に取得データがあるか否かを判定する(S31)。
ここで、RAM12のバッファ領域に取得データがない場合は、バッファ消去処理を終了する。一方、RAM12のバッファ領域に取得データがある場合は、この取得データを管理装置3Aに送信する取得データ送信処理を実行する(S32)。例えば、容量の大きな取得データの場合は、その送信に数秒ほど必要な場合がある。なお、携帯端末1AのCPU10は、情報漏洩防止部21がバッファ消去処理を実行中であっても他の処理を並列に実行することができる。
次に、情報漏洩防止部21は、取得データの送信が完了したか否かを判定する(S33)。ここで、取得データの送信が完了していない場合は、S32の取得データ送信処理に戻る。一方、取得データの送信が完了した場合は、送信後消去部24がRAM12のバッファ領域に記憶されている取得データを消去するバッファデータ消去処理(記憶消去処理)を実行する(S34)。そして、バッファ消去処理を終了する。
次に、携帯端末1Aが実行する作業支援情報表示処理について図7を用いて説明する。携帯端末1Aが管理装置3Aから作業支援情報を受信すると、その作業支援情報がRAM12のバッファ領域に記憶される。まず、携帯端末1Aの情報漏洩防止部21は、作業支援情報を受信したか否か、つまり、RAM12のバッファ領域に作業支援情報があるか否かを判定する(S41)。ここで、作業支援情報を受信していない場合は、作業支援情報表示処理を終了する。一方、作業支援情報を受信した場合は、S42に進む。
S42にて情報漏洩防止部21は、位置情報と予め設定された作業エリアAを示すエリア情報とを比較して、携帯端末1Aの現在位置が作業エリアA内にあるか否かを判定する。ここで、携帯端末1Aの現在位置が作業エリアA内にある場合は、作業支援情報を表示部14に表示する(S43)。そして、作業支援情報表示処理を終了する。一方、携帯端末1Aの現在位置が作業エリアA内にない場合は、エラーメッセージを表示部14に表示する(S44)。そして、作業支援情報表示処理を終了する。
なお、エラーメッセージは、例えば「作業エリアA外であるため作業支援情報を表示できません」などの作業者に注意を促すものであれば良い。さらに、携帯端末1Aの現在位置が作業エリアA内に戻ったときに、作業支援情報を表示部14に表示するようにしても良い。
次に、携帯端末1Aが実行する情報漏洩防止処理について図8を用いて説明する。なお、第2実施形態の情報漏洩防止処理は、S27およびS28のステップのみが、第1実施形態の情報漏洩防止処理(図4参照)と異なり、S21からS25までのステップは、第1実施形態の情報漏洩防止処理と同様のステップである。
第2実施形態では、S25にて携帯端末1Aの現在位置が作業エリアA内にない場合、またはS23にて前回の位置情報の受信後に規定時間が経過した場合にS27に進む。このS27にて情報漏洩防止部21は、RAM12のバッファ領域にバッファデータ、つまり、画像データや入力データや作業支援情報などの取得データがあるか否かを判定する。ここで、RAM12のバッファ領域にバッファデータがない場合は、情報漏洩防止処理を終了する。一方、RAM12のバッファ領域にバッファデータがある場合は、情報漏洩防止部21は、RAM12のバッファ領域に記憶中のバッファデータを消去する記憶消去処理を実行する(S28)。そして、バッファデータの消去後に、情報漏洩防止処理を終了する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の情報漏洩防止処理について図9を用いて説明する。なお、第3実施形態の携帯端末1Aは、第2実施形態の携帯端末1Aと同一構成となっている。また、第3実施形態の情報漏洩防止処理は、S29のステップのみが、第1実施形態の情報漏洩防止処理(図4参照)と異なり、S21からS25までのステップは、第1実施形態の情報漏洩防止処理と同様のステップである。
第2実施形態では、S25にて携帯端末1Aの現在位置が作業エリアA内にない場合、またはS23にて前回の位置情報の受信後に規定時間が経過した場合にS29に進む。このS29にて情報漏洩防止部21は、携帯端末1Aの電源を切るシャットダウン処理(記憶消去処理)を実行する(S29)。このように、携帯端末1Aがシャットダウンして電源が切られることで、RAM12に記憶された画像データや入力データや作業支援情報などの取得データが消去される。
このようにすれば、作業者が作業エリアA外に出たときに、携帯端末1AのRAM12(記憶部)に記憶中のバッファデータ(対象情報)が消去されるので、情報の漏洩を防止できる。なお、作業エリアA外では、携帯端末1Aの電源が切れるので、作業エリアAの近傍にて、カメラ13で撮影を行ったり、作業支援情報を取得したりすることができず、これらの情報が取得されることが防止できる。
なお、第3実施形態の携帯端末1Aでは、画像データや入力データなどを管理装置3Aに送信した後に、RAM12のバッファ領域から削除しなくても良い。これらのデータがRAM12のバッファ領域が残っていても、携帯端末1Aが作業エリアA外に持ち出されたときにシャットダウンされるので、RAM12に記憶されたデータを消去することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の情報漏洩防止システムについて図10を用いて説明する。なお、前述した実施形態に示される構成部分と同一構成部分については同一符号を付して重複する説明を省略する。
第4実施形態の管理装置3Bは、携帯端末1が移動した経路を含む動線情報を生成する動線情報生成部47と、作業場所における作業の進捗状況を把握可能な進捗情報を生成する進捗情報生成部48と、所定の作業場所にて必要な作業時間を算出する作業時間算出部49と、作業者を管理するための作業者管理用データベース50と、を備える。これらの構成以外は、第1実施形態と同一構成である。
なお、動線情報生成部47は、各携帯端末1の位置情報を継続して取得することで、携帯端末1が移動した経路を含む動線情報、つまり、この携帯端末1を所持する作業者の動線情報(移動履歴)を取得することができる。そして、この動線情報を表示部41に表示する。このようにすれば、管理者が管理装置3Bを用いて作業者の動線を監視できるので、作業エリアA内で不審な動きをする作業者を見つけ易くなる。また、現在の作業者の動線のみならず、過去に遡って作業者の動線を表示することもできる。
なお、特定の場所に長時間滞在している作業者がいる場合には、その旨を報知しても良い。また、作業場所から離れることが多い作業者や、所定の範囲外でカメラ13を用いて撮影を行う作業者や、作業とは関係のない入力操作を行う作業者や、他の作業者と大きく異なる移動をする作業者がいる場合には、その旨を報知しても良い。このように、本実施形態では、各作業者の行動を管理できるので、作業者の安全や健康や作業人数や作業効率や不審行動を管理者が管理できる。
また、進捗情報生成部48は、動線情報生成部47が生成した動線情報に基づいて、作業エリアA内の各作業場所に各携帯端末1が存在した時間を特定し、この作業場所における作業の進捗状況を把握可能な進捗情報を生成する。そして、この進捗情報を表示部41に表示する。このようにすれば、管理者が管理装置3Bを用いて作業場所における作業の進捗状況を把握できる。
例えば、進捗情報生成部48は、携帯端末1を所持する作業者の過去および現在の位置を取得する。そして、作業を開始する前に、現在の作業場所や、この作業場所の滞在時間を求める。さらに、作業計画の計画値と照合する。例えば、作業を終えた作業場所数や現在までの作業時間を求める。そして、(終了した作業場所の数)/(全作業場所数)×100、(現在までの作業時間)/(作業時間の計画値)×100、を計算することで作業進捗を百分率で定量的かつオンラインで求めることができる。
また、複数の作業者が作業を行う場合に、同一の作業であっても、各作業者の実務経験年数や技量に応じて作業に必要な作業時間が異なる可能性がある。そのため、第4実施形態の管理装置3Bは、作業者の実務経験年数などを含む作業者情報と、進捗情報生成部48が生成した進捗情報と、を作業者管理用データベース50に収集する。
そして、作業時間算出部49は、作業者管理用データベース50が収集した情報に基づいて、各作業者が、所定の作業場所における作業の開始前に、この作業場所にて必要な作業時間を算出する。なお、作業時間算出部49は、実務経験年数と各作業時間との間の関係を求める電子回路またはソフトウエアである。
この作業時間算出部49は、各作業者の実務経験年数などを考慮した標準作業時間を作成する。例えば、実務経験年数毎に作業者を分類し、各分類に対応する作業者の平均作業時間を、その分類の作業者の作業時間とする方法がある。これによって、各作業場所で作業者を決めた場合に、作業者全員で順次行う作業であれば各作業者の作業時間を積算して標準作業時間とする。また、作業者全員で並行して行う作業であれば作業者のうちで最も長い作業時間を標準作業時間とする。なお、この方法は一例であって、その他の方法を用いて標準作業時間を作成しても良い。このようにすれば、管理者が管理装置3Bを用いて作業者に適した作業計画を立てることができる。また、各作業場所において、作業時間の時間精度が高い工事計画を立案できる。
本実施形態に係る情報漏洩防止システムを第1実施形態から第4実施形態に基づいて説明したが、いずれか1の実施形態において適用された構成を他の実施形態に適用しても良いし、各実施形態において適用された構成を組み合わせても良い。例えば、携帯端末が作業エリアの外に持ち出された場合に、第1実施形態の不揮発性記憶部の記憶内容を消去する処理と、第2実施形態の揮発性記憶部の記憶内容を消去する処理と、第3実施形態の携帯端末の電源を切る処理との全ての処理を実行するようにしても良い。
なお、本実施形態の規定時間などの判定値を用いた判定において「判定値以上か否か」の判定をしているが、この判定は、「判定値を超えているか否か」の判定でも良いし、「判定値以下か否か」の判定でも良いし、「判定値未満か否か」の判定でも良い。
なお、本実施形態は、情報漏洩防止処理のS25おいて、携帯端末1の現在位置が作業エリアA内にあるか否かを判定しているいが、携帯端末1の現在位置が作業エリアA外にあるか否かの判定を行っても良い。
また、作業エリアAの近傍の所定の範囲を判定保留領域とし、作業エリアAの外に携帯端末1が持ち出されても、即座に記憶消去処理を実行せずに、判定保留領域よりも外に携帯端末1が持ち出されたときに、記憶消去処理を実行しても良い。
なお、本実施形態では、測定部17により測定した携帯端末1の移動距離と移動方向に基づいて、位置情報を修正しているが、衛星測位システムなどによって測定した値に基づいて、位置情報を修正しても良い。
なお、本実施形態では、携帯端末1と管理装置3との情報の送受信を中継する中継器2が備える端末方向検出部32と端末距離検出部33とに基づいて、携帯端末1の位置を特定するようにしているが、情報の送受信を行う無線機器と、携帯端末1の位置を特定する無線機器とが別の装置となっていても良い。
また、複数の中継器2で携帯端末1の位置を特定する場合は、端末方向検出部32と端末距離検出部33とのいずれか一方を備えていれば良い。例えば、2つの中継器2の端末方向検出部32で携帯端末1の方向を特定できれば、互いに中継器2の間の距離と、検出した方向とに基づいて、携帯端末1の位置を特定できる。また、2つの中継器2の端末距離検出部33で携帯端末1の距離を特定できれば、互いに中継器2の間の距離と、検出した距離とに基づいて、携帯端末1の位置を特定できる。
なお、本実施形態では、携帯端末1が一定時間毎に管理装置3と通信を行っているが、作業者が携帯端末1を用いて、管理装置3に情報の提供を求める要求を行ったときのみ、携帯端末1と管理装置3とが通信を行う構成であっても良い。
本実施形態の位置情報は、携帯端末1が存在する地図上の位置を示す座標情報となっている。なお、位置情報は座標情報に限らず、例えば、携帯端末1が作業エリアA内にあるか否かを示す特定情報であっても良いし、携帯端末1が対象情報の記憶を保持することを許可するか否かを示す許可情報であっても良い。
なお、本実施形態では、カメラ13で取得した画像データや、入力部19で入力した入力データや、管理装置3から送信される作業支援情報などの取得データが、秘密保持の対象となる対象情報となっているが、これら以外の情報が対象情報であっても良い。例えば、携帯端末1に接続した測定器が作業エリアA内で測定した数値などの入力情報が対象情報であっても良いし、他の携帯端末1から受信した情報が対象情報であっても良い。
以上説明した実施形態によれば、位置情報またはその受信状態に基づいて、携帯端末が作業エリア内にあることを特定できないときに、記憶部に記憶中の対象情報を消去する記憶消去処理を実行することで、作業エリア内で作業者が所持する携帯端末が持ち出されることで、情報が漏洩してしまうことを防止できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…携帯端末、2…中継器、3…管理装置、13…カメラ、14…表示部、15…メモリカード、16…無線通信部、17…測定部、18…計時部、19…入力部、20…メイン処理部、21…情報漏洩防止部、22…位置特定部、23…位置修正部、24…送信後消去部、30…制御部、31…無線通信部、32…端末方向検出部、33…端末距離検出部、40…制御部、41…表示部、42…入力部、43…無線通信部、44…端末位置特定部、45…作業支援処理部、46…受信データ記憶部、47…動線情報生成部、48…進捗情報生成部、49…作業時間算出部、50…作業者管理用データベース。

Claims (12)

  1. エリア内で作業者が所持する携帯端末と前記携帯端末を管理する管理装置とを備える情報漏洩防止システムであって、
    前記管理装置は、
    前記携帯端末から送信される電波に基づいて、前記携帯端末の位置を示す位置情報を生成する位置情報生成部と、
    前記位置情報を前記携帯端末に送信する位置情報送信部と、
    を備え、
    前記携帯端末は、
    情報漏洩防止の対象となる対象情報を記憶する記憶部と、
    前記管理装置から前記位置情報を受信する位置情報受信部と、
    前記位置情報と予め設定された前記エリアを示すエリア情報とを比較し、前記携帯端末の位置が前記エリアに含まれない場合に、前記記憶部に記憶中の前記対象情報を消去する記憶消去処理を実行する記憶消去処理部と、
    加速度センサおよび方位センサと画像センサとの少なくとも一方を用いて前記携帯端末が移動した距離および方向を測定する測定部と、
    前記位置情報を受信した後に前記携帯端末が移動した距離および方向を、受信した前記位置情報に加えて、この位置情報を修正する位置修正部と、
    修正された前記位置情報に基づいて、前記携帯端末の位置を特定する位置特定部と、
    を備えることを特徴とする情報漏洩防止システム。
  2. 前記記憶消去処理部は、前記携帯端末が前記エリア内にあることを特定できないときに、情報漏洩防止部により前記対象情報を消去する請求項1記載の情報漏洩防止システム。
  3. 前記携帯端末は、前記位置情報の受信が無い状態が継続した時間を計時する計時部を備え、
    前記記憶消去処理部は、前記計時部にて計時した時間が予め定められた規定時間以上である場合に、前記記憶消去処理を実行する請求項1または請求項2に記載の情報漏洩防止システム。
  4. 前記携帯端末は、前記記憶部であって電源の供給が途絶えても記憶内容を保持できる不揮発性記憶部を備え、
    前記記憶消去処理部は、前記不揮発性記憶部に記憶中の前記対象情報を消去する前記記憶消去処理を実行する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報漏洩防止システム。
  5. 前記携帯端末は、前記記憶部であって電源の供給が途絶えると記憶内容を保持できない揮発性記憶部を備え、
    前記記憶消去処理部は、前記携帯端末の電源を切る前記記憶消去処理を実行する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報漏洩防止システム。
  6. 前記携帯端末は、
    前記記憶部であって電源の供給が途絶えると記憶内容を保持できない揮発性記憶部と、
    前記エリア内で前記対象情報を取得する対象情報取得部と、
    前記対象情報取得部により取得された前記対象情報を前記管理装置に送信する対象情報送信部と、
    前記対象情報送信部により送信後の前記対象情報を前記揮発性記憶部から消去する送信後消去部と、
    を備え、
    前記記憶消去処理部は、未送信の前記対象情報が前記揮発性記憶部に記憶されている場合に、この対象情報を消去する前記記憶消去処理を実行する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報漏洩防止システム。
  7. 前記対象情報は、前記携帯端末に組み込まれたカメラで撮影した画像情報と、前記管理装置から送信された作業支援情報と、の少なくともいずれかの情報を含む請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報漏洩防止システム。
  8. 前記管理装置は、前記位置情報に基づいて、少なくとも前記携帯端末が移動した経路を含む動線情報を生成する動線情報生成部を備える請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報漏洩防止システム。
  9. 前記管理装置は、前記動線情報に基づいて、前記エリア内の作業場所に前記携帯端末が存在したことを特定し、この作業場所における作業の進捗状況を(終了した作業場所の数)/(全作業場所数)×100から把握可能な進捗情報を生成する進捗情報生成部を備える請求項8に記載の情報漏洩防止システム。
  10. 前記管理装置は、
    前記作業者の少なくとも実務経験年数を含む作業者情報と前記エリア内の作業場所における作業の進捗状況を把握可能な進捗情報とを収集したデータベースと、
    前記作業場所における作業の開始前に、この作業場所にて必要な作業時間を前記データベースの情報に基づいて算出する作業時間算出部と、
    前記動線情報に基づいて、前記作業場所に前記携帯端末が存在した時間を特定し、この特定した時間と前記作業時間を照合し、前記進捗情報を生成する進捗情報生成部と、
    を備える請求項8に記載の情報漏洩防止システム。
  11. エリア内で作業者が所持する携帯端末と前記携帯端末を管理する管理装置とを用いる情報漏洩防止方法であって、
    前記携帯端末から送信される電波に基づいて、前記管理装置が前記携帯端末の位置を示す位置情報を生成する位置情報生成ステップと、
    前記管理装置が前記位置情報を前記携帯端末に送信する位置情報送信ステップと、
    前記携帯端末が情報漏洩防止の対象となる対象情報を記憶する記憶ステップと、
    前記携帯端末が前記管理装置から前記位置情報を受信する位置情報受信ステップと、
    前記携帯端末が、前記位置情報と予め設定された前記エリアを示すエリア情報とを比較し、前記携帯端末の位置が前記エリアに含まれない場合に、記憶中の前記対象情報を消去する記憶消去処理を実行する記憶消去ステップと、
    前記携帯端末が、加速度センサおよび方位センサと画像センサとの少なくとも一方を用いて前記携帯端末が移動した距離および方向を測定するステップと、
    前記携帯端末が、前記位置情報を受信した後に前記携帯端末が移動した距離および方向を、受信した前記位置情報に加えて、この位置情報を修正するステップと、
    前記携帯端末が、修正された前記位置情報に基づいて、前記携帯端末の位置を特定するステップと、
    を含むことを特徴とする情報漏洩防止方法。
  12. エリア内で作業者が所持する携帯端末であって、
    情報漏洩防止の対象となる対象情報を記憶する記憶部と、
    管理装置から位置情報を受信する位置情報受信部と、
    前記位置情報と予め設定された前記エリアを示すエリア情報とを比較し、前記携帯端末の位置が前記エリアに含まれない場合に、前記記憶部に記憶中の前記対象情報を消去する記憶消去処理を実行する記憶消去処理部と、
    加速度センサおよび方位センサと画像センサとの少なくとも一方を用いて前記携帯端末が移動した距離および方向を測定する測定部と、
    前記位置情報を受信した後に前記携帯端末が移動した距離および方向を、受信した前記位置情報に加えて、この位置情報を修正する位置修正部と、
    修正された前記位置情報に基づいて、前記携帯端末の位置を特定する位置特定部と、
    を備えることを特徴とする携帯端末。
JP2016069748A 2016-03-30 2016-03-30 情報漏洩防止システム、情報漏洩防止方法、携帯端末 Active JP6917678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069748A JP6917678B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 情報漏洩防止システム、情報漏洩防止方法、携帯端末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016069748A JP6917678B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 情報漏洩防止システム、情報漏洩防止方法、携帯端末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017182513A JP2017182513A (ja) 2017-10-05
JP6917678B2 true JP6917678B2 (ja) 2021-08-11

Family

ID=60006201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016069748A Active JP6917678B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 情報漏洩防止システム、情報漏洩防止方法、携帯端末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6917678B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021189630A (ja) * 2020-05-28 2021-12-13 住友金属鉱山株式会社 設備保全システム用携帯端末装置、設備保全システムおよび設備保全プログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000276247A (ja) * 1999-03-26 2000-10-06 Mitsubishi Electric Corp 携帯端末セキュリティ方式及び携帯端末
JP2004126754A (ja) * 2002-09-30 2004-04-22 Hitachi Ltd 制御機器、保守装置、情報処理装置および保守サービス提供方法
JP2010231660A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 点検状況管理システム、点検状況管理装置、点検状況管理方法、及び点検状況管理プログラム
JP2009258130A (ja) * 2009-08-05 2009-11-05 Navitime Japan Co Ltd 携帯型ナビゲーション装置
JP2012133773A (ja) * 2010-12-01 2012-07-12 Futaba Oil Co Ltd 機器および設備の交換・点検作業計画支援プログラム
JP5639975B2 (ja) * 2011-09-14 2014-12-10 株式会社ゼンリンデータコム 属性情報管理サーバ、属性情報管理方法および属性情報管理システム
JP5840097B2 (ja) * 2012-09-26 2016-01-06 富士通株式会社 農作業管理装置、農作業管理方法及びコンピュータプログラム
JP6238540B2 (ja) * 2013-03-25 2017-11-29 キヤノン株式会社 携帯情報端末、その制御方法及びプログラム
JP2014191715A (ja) * 2013-03-28 2014-10-06 Mitsubishi Electric Corp 設備維持管理業務用地図表示方法及び設備維持管理業務用地図表示装置
JP2015069561A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 ダイキン工業株式会社 空調兼サービス提供システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017182513A (ja) 2017-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170010936A1 (en) Systems and methods for providing error correction and management in a mobile-based crowdsourcing platform
JP6474608B2 (ja) 作業支援システム
JP5679521B2 (ja) 情報表示装置及び情報表示システム
US20190385113A1 (en) Task based tracking system using geofences
JP5867881B2 (ja) 現場管理装置およびシステム
CN106249707B (zh) 信息收集***以及信息收集方法
KR101685079B1 (ko) Rfid 기반의 소화전 관리시스템
JP2004357216A (ja) 位置探索システム及び位置探索方法
EP3147738B1 (en) Inspection work support device, inspection work support system, and inspection work support method
US11619698B2 (en) Method and terminal for controlling power plant
KR20150083480A (ko) 3차원 입체 영상을 활용한, 설비 통합 관리 시스템
JP6714170B2 (ja) 活動記録装置、活動記録プログラム、および、活動記録方法
JP6632212B2 (ja) 作業計画システム及び意思決定支援システム
JP6655363B2 (ja) 電子錠管理装置および電子錠管理プログラム
EP3279852A1 (en) Work planning system, work planning method, decision-making support system, computer program, and storage medium
US10628976B2 (en) Information processing system, information processing method, and storage medium
JP2009245230A (ja) 作業管理システム
JP6917678B2 (ja) 情報漏洩防止システム、情報漏洩防止方法、携帯端末
JP2010231659A (ja) 警備点検システム、警備点検端末、警備点検方法、及び警備点検プログラム
JP6248985B2 (ja) 情報検索システム及び情報検索方法
JP6621779B2 (ja) 位置特定システム、位置特定装置、及び位置特定プログラム
JP7035481B2 (ja) 設定システム、設定装置、設定方法、プログラム及び記録媒体
JP6072386B1 (ja) 機器管理システム及び機器管理方法
TWI559260B (zh) Patrol device, method and computer program products
JP2014007587A (ja) 情報処理装置、そのセキュリティ方法およびそのセキュリティプログラム。

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171127

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190919

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200522

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20200522

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200601

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20200602

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20200717

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20200728

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210127

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210406

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20210511

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20210622

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20210622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210720

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6917678

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150