JP6914415B2 - 緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両等に使用される複筒式横置き緩衝器に関する。
特許文献1には、シリンダの外側に嵌合させた仕切り部によってシリンダ内の液室とリザーバ室とが仕切られる複筒式横置き緩衝器が開示されている。
特開2009−243634号公報
特許文献1に記載の緩衝器は、エア抜き構造の環状通路を仕切り部に同時成型することができないため、環状の溝を仕切り部の内周面(シリンダ嵌合面)に機械加工する工程が必要であり、製造工程を煩雑化させていた。
本発明は、仕切り部の加工工数を削減し、エア抜き構造を構成することが可能な緩衝器を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る緩衝器は、作動液が封入され、ピストンが摺動するシリンダと、前記ピストンが連結され、一部が前記シリンダの外部へ突出するロッドと、該シリンダの外周を被う外筒と、前記シリンダと前記外筒との間に形成され、作動液およびガスが封入されるリザーバ室と、前記シリンダおよび前記外筒の両端部に設けられ、前記シリンダ内の液室と前記リザーバ室とを仕切る仕切り部と、を有しており、前記両仕切り部のうち少なくとも一方の仕切り部は、前記シリンダの内側に嵌合される嵌合部と、該嵌合部よりも大径に形成され、前記シリンダの端面に対向する鍔部と、を有し、前記シリンダの端面と前記鍔部との間には、前記嵌合部の外側に挿通される環状のスペーサが設けられ、前記嵌合部の外周には、前記シリンダの端面の内周側に形成される面取部または前記シリンダの端面と前記スペーサとの間に配置される環状の第2スペーサによって形成される環状通路が設けられ、前記嵌合部と前記シリンダとの間には、前記シリンダ内の液室と前記環状通路とを連通させる第1連通路が設けられ、前記スペーサには、前記環状通路と前記リザーバ室とを連通させる第2連通路と、前記一方の仕切り部に対する周方向位置を決める位置決め部と、が形成されることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る緩衝器によれば、仕切り部の加工工数を削減し、緩衝器にエア抜き構造を構成することができる。
第1実施形態に係る緩衝器の断面図である。 図1の緩衝器の右側のエア抜き構造の説明図である。 図2のエア抜き構造に使用されるスペーサの平面図である。 図3のスペーサに組み合わされる仕切り部の平面図である。 図1の緩衝器の左側のエア抜き構造の説明図である。 図5のエア抜き構造に使用されるスペーサの平面図である。 図6のスペーサに組み合わされる仕切り部の平面図である。 第2実施形態の説明図であって、右側のエア抜き構造の説明図である。 第2実施形態の説明図であって、第1スペーサ、第2スペーサ、および組み合わされる仕切り部の分解斜視図である。 第3実施形態の説明図であって、右側のエア抜き構造の説明図である。 図10におけるA−A´断面図であって、位置決め部の他の形態の説明図であり、当該位置決め部を第3実施形態に適用したときのスペーサと該スペーサに組み合わされる仕切り部とを示す図である。 第4実施形態の説明図であって、右側のエア抜き構造の説明図である。 位置決め部の他の形態の説明図であって、当該位置決め部を第4実施形態に適用したときのスペーサと該スペーサに組み合わされる仕切り部とを示す図である。
(第1実施形態) 図1乃至図7を参照して第1実施形態を説明する。
ここでは、鉄道車両の車体と台車との間に略水平に配置される複筒式横置きバイフロー型油圧緩衝器1(以下「緩衝器1」と称する)を例示する。以下の説明において、図1における左方向(左側)および右方向(右側)を当該緩衝器1における左方向(左側)および右方向(右側)とし、図1における上方向(上側)および下方向(下側)を当該緩衝器1における上方向(上側)および下方向(下側)と称する。また、軸線を含む平面を軸平面、および軸線に対して垂直な平面を軸直角平面と称する。
図1に示されるように、緩衝器1は、同心に配置されたシリンダ2および外筒3を有する。シリンダ2と外筒3との間には、シリンダ2および外筒3の左端を仕切り部4によって閉塞し、かつシリンダ2および外筒3の右端を仕切り部5によって閉塞することにより、環形状のリザーバ室6が形成される。仕切り部5は、シリンダ2の右端を閉塞させる仕切り部7と、外筒3の右端を閉鎖させる仕切り部8とに分割して構成される。仕切り部8には、鉄道車両の車体側に連結されるブラケット9が固定される。仕切り部8の外周縁部は、外筒3の右端に結合される。仕切り部5は、仕切り部7の右端(後述する鍔部25の右端)が仕切り部8の凹部10に嵌合されることにより、仕切り部7と仕切り部8とが一体化される。
シリンダ2の内側には、ピストン13が摺動可能に嵌装される。シリンダ2の内部は、ピストン13によって左側の第1液室14と右側の第2液室15とに区画される。第1液室14および第2液室15には作動液が封入され、リザーバ室6には作動液およびエアが封入される。ピストン13には、ロッド16の右端が連結される。ロッド16の左端側は、第1液室14および仕切り部4を通過してシリンダ2の外部へ延出される。なお、ロッド16の左端には、鉄道車両の台車側に連結されるブラケット17が固定される。また、ブラケット17には、仕切り部4から延出するロッド16を覆う筒形状のカバー(図示省略)が取り付けられる。
ピストン13には、ロッド16の縮み行程時に第2液室15から第1液室14への作動液の流通を阻止し、第2液室15の液圧が所定圧力に達したときに第2液室15の液圧を第1液室14へ逃がす縮み側リリーフ弁18が設けられる。また、ピストン13には、ロッド16の伸び行程時に第1液室14から第2液室15への作動液の流通を阻止し、第1液室14の液圧が一定圧力に達したときに第1液室14の液圧を第2液室15へ逃がす伸び側リリーフ弁19が設けられる。仕切り部7には、第2液室15の液圧に応じて開弁して第2液室15の液圧をリザーバ室6へ逃がすリリーフ弁20が設けられる。また、仕切り部7には、リザーバ室6から第2液室15への作動液の流通のみを許容する逆止弁21が設けられる。
次に、図2乃至図4を参照して、第2液室15に滞ったエアをリザーバ室6へ排出させるエア抜き構造を説明する。
仕切り部7は、略円筒形に形成されて外周面24がシリンダ2の右端側の内周面11(シリンダの内側)に嵌合される嵌合部23と、該嵌合部23よりも大径に形成されてシリンダ2の右側(反ロッド側)の端面12に対向する環状面26が形成された鍔部25と、を有する。シリンダ2の端面12と仕切り部7の鍔部25の環状面26との間には、仕切り部7の嵌合部23の外側に挿通される環状のスペーサ31が設けられる。なお、スペーサ31の内径は、仕切り部7の嵌合部23の外径に対して予め定められた公差(嵌め合い)となるように形成される。また、スペーサ31の外径は、仕切り部7の鍔部25の外径に等しい。
スペーサ31は、右側面32が仕切り部7の鍔部25の環状面26に当接される。スペーサ31の内周面33には、径方向内側へ突出させた突起34(位置決め部)が形成される。スペーサ31は、突起34を仕切り部7の嵌合部23に形成された後述する溝部27(凹部)に係合させることにより、仕切り部7に対して周方向(軸線回り)に位置決めされる。また、スペーサ31の内周面33には、径方向外側(図2、図3における下側)へ延びる切欠35(第2連通路)が設けられる。なお、切欠35は、突起34と対向する位置(突起34を0°の位置とすると180°の位置)に配置される。
スペーサ31の左側面36には、シリンダ2の端面12が当接される。シリンダ2は、端面12と内周面11との稜部に環状の面取部38が形成される。これにより、仕切り部7の嵌合部23の外周には、嵌合部23の外周面24、スペーサ31の左側面36、およびシリンダ2の面取部38によって区画される環状通路39が設けられる。環状通路39は、前述した溝部27(第1連通路)によって第2液室15に連通される。溝部27(凹部)は、仕切り部7の嵌合部23を軸方向(図2における左右方向)へ延びるキー溝状の溝である。仕切り部7は、緩衝器1が車両に取り付けられた状態で、溝部27が第2液室15の左端側の上部に配置される。
また、環状通路39は、スペーサ31の切欠35(第2連通路)によってリザーバ室6に連通される。スペーサ31は、突起34を仕切り部7の嵌合部23の溝部27(凹部)に係合させることにより、緩衝器1が車両に取り付けられた状態で、切欠35が最も下側の位置となるように位置決めされる。このように、第2液室15側のエア抜き構造は、第2液室15の右端側の隅の上部を、溝部27(第1連通路)、環状通路39、および切欠35(第2連通路)を経由して、リザーバ室6の右端側の最も下側の領域に連通させるように構成される。
ここで、緩衝器1が車両に取り付けられた状態で、溝部27が第2液室15の右端側の隅の上部に連通するように、延いてはスペーサ31の切欠35がリザーバ室6の右端側の最も下側の領域に連通されるように、仕切り部7(嵌合部23)を周方向(軸線回り)に位置決めさせることが望ましいが、仕切り部7の溝部27(第1連通路)、延いてはスペーサ31の切欠35(第2連通路)を周方向のどの位置に配置した場合であっても、第2液室15に作用する圧力によってエアを第2液室15からリザーバ室6へ排出させることができる。
次に、図5乃至図7を参照して、第1液室14に滞ったエアをリザーバ室6へ排出させるエア抜き構造を説明する。
仕切り部4は、略円筒形に形成されて外周面44がシリンダ2の左端側の内周面11に嵌合される嵌合部43と、該嵌合部43よりも大径に形成されてシリンダ2の左側(ロッド側)の端面40に対向する環状面46が形成された鍔部45と、を有する。シリンダ2の端面40と仕切り部4の鍔部45の環状面46との間には、仕切り部4の嵌合部43の外側に挿通される環状のスペーサ51が設けられる。なお、スペーサ51は、前述したスペーサ31と同一部品であるが、便宜上、異なる符号を付与する。また、仕切り部4の嵌合部43の外径は、仕切り部7の嵌合部23の外径に等しい。
スペーサ51は、左側面52が仕切り部4の鍔部45の環状面46に当接される。スペーサ51の内周面53には、径方向内側へ突出させた突起54(位置決め部)が形成される。スペーサ51は、突起54を仕切り部4の嵌合部43に形成された溝部47(第1連通路)に係合させることにより、仕切り部4に対して周方向(軸線回り)に位置決めされる。また、スペーサ51の内周面53には、径方向外側(図5、図6における下側)へ延びる切欠55(第2連通路)が設けられる。なお、切欠55は、突起54と対向する位置に配置される。
スペーサ51の右側面56には、シリンダ2の端面40が当接される。シリンダ2は、端面40と内周面11との稜部に環状の面取部58が形成される。これにより、仕切り部4の嵌合部43の外周には、嵌合部43の外周面44、スペーサ51の右側面56、およびシリンダ2の面取部58によって区画される環状通路59が設けられる。環状通路59は、前述した溝部47(第1連通路)によって第1液室14に連通される。溝部47(凹部)は、仕切り部4の嵌合部43を軸方向(図5における左右方向)へ延びるキー溝状の溝である。仕切り部4は、緩衝器1が車両に取り付けられた状態で、溝部47が第1液室14の左端側の上部上側に配置される。
また、環状通路59は、スペーサ51の切欠55(第2連通路)によってリザーバ室6に連通される。スペーサ51は、突起54を仕切り部4の嵌合部43の溝部47(第1連通路)に係合させることにより、緩衝器1が車両に取り付けられた状態で、切欠55が最も下側の位置となるように位置決めされる。このように、第1液室14側のエア抜き構造は、第1液室14の左端側の隅の上部を、溝部47(第1連通路)、環状通路59、および切欠55(第2連通路)を経由して、リザーバ室6の左端側の最も下側の領域に連通させるように構成される。
前述した第2液室15側のエア抜き構造と同様に、緩衝器1が車両に取り付けられた状態で、溝部47が第1液室14の左端側の隅の上部に連通するように、延いてはスペーサ51の切欠55がリザーバ室6の左端側の最も低い領域に連通されるように、仕切り部4(嵌合部43)を周方向(軸線回り)に位置決めさせることが望ましいが、仕切り部4の溝部47(第1連通路)、延いてはスペーサ51の切欠55(第2連通路)を周方向のどの位置に配置した場合であっても、第1液室14に作用する圧力によってエアを第1液室14からリザーバ室6へ排出させることができる。
なお、例えば、第2液室15側のスペーサ31に形成される切欠35(第2連通路)が設けられる位置は、突起34と対向する位置(突起34を0°の位置とすると180°の位置)としているが、第2連通路のリザーバ室6側の開口は、緩衝器1が車両に取り付けられた状態で、リザーバ室6内の作動液中に開口していればよい。
ここで、前述した特許文献1に示されるように、シリンダの外周面(シリンダの外側)に仕切り部を嵌合させる構造では、エア抜き構造を構成する環状通路(環状溝)が仕切り部の内周面(シリンダ嵌合面)に形成されている。この環状通路(環状溝)は、仕切り部を成型するときに同時成型することができないため、成型後の仕切り部の内周面に別途機械加工によって形成する必要があり、製造工程を煩雑化させていた。また、シリンダの外周面に仕切り部を嵌合させる構造では、仕切り部が径方向に大型化され、緩衝器の設計自由度が制約されていた。
これに対し、第1実施形態では、シリンダ2の外周面(シリンダの外側)に仕切り部7,4を嵌合させるのではなく、シリンダ2の内周面11(シリンダの内側)に仕切り部7,4の嵌合部23,43を嵌合させ、かつシリンダ2の内周面11と端面12,40との稜部に環状の面取部38,58を形成することにより、仕切り部7,4の嵌合部23,43の外周に環状通路39,59を設けたので、成型後の仕切り部7,4を溝加工する工程、すなわち、仕切り部7,4に溝を機械加工する工程が不要であり、製造工程を大幅に簡易化することができる。また、シリンダ2の内周面11に嵌合部23,43を嵌合させるので、仕切り部7,4、延いては緩衝器1を径方向に小型化することが可能である。
以上、第1実施形態の詳細を説明したが、第1実施形態の作用効果を以下に示す。
本実施形態によれば、作動液が封入され、ピストン(13)が摺動するシリンダ(2)と、ピストン(13)が連結され、一部がシリンダ(2)の外部へ突出するロッド(16)と、該シリンダ(2)の外周を被う外筒(3)と、シリンダ(2)と外筒(3)との間に形成され、作動液およびガスが封入されるリザーバ室(6)と、シリンダ(2)および外筒(3)の両端部に設けられ、シリンダ内の液室(15,14)とリザーバ室(6)とを仕切る仕切り部(7,4)と、を有する緩衝器(1)であって、両仕切り部(7,4)のうち少なくとも一方の仕切り部(7,4)は、シリンダ(2)の内側に嵌合される嵌合部(23,43)と、該嵌合部(23,43)よりも大径に形成され、シリンダ(2)の端面(12,40)に対向する鍔部(25,45)と、を有し、シリンダ(2)の端面(12,40)と鍔部(25,45)との間には、嵌合部(23,43)の外側に挿通される環状のスペーサ(31,51)が設けられ、嵌合部(23,43)の外周には、環状通路(39,59)が設けられ、嵌合部(23,43)とシリンダ(2)との間には、シリンダ(2)内の液室(15,14)と環状通路(39,59)とを連通させる第1連通路(27,47)が設けられ、スペーサ(31,51)には、環状通路(39,59)とリザーバ室(6)とを連通させる第2連通路(35,55)と、一方の仕切り部(7,4)に対する周方向位置を決める位置決め部(34,54)と、が形成される。
よって、第1実施形態は、液室のエア抜き構造を構成する環状通路が、シリンダの内側に嵌合させた嵌合部の外周に設けられるので、成型後の仕切り部を溝加工する工程、すなわち、仕切り部に溝(環状通路)を機械加工する工程が不要となる。これにより、製造工程を簡易化することができ、延いては製造コストを削減することができる。また、シリンダの内側に嵌合部を嵌合させるので、仕切り部をシリンダの外側に嵌合させる構造に対し、仕切り部、延いては緩衝器を径方向に小型化することができる。
また、第1実施形態では、環状通路(39,59)は、シリンダ2の端面(12,40)の内周側に形成された面取部(38,58)によって構成される。
また、第1連通路(27,47)は、嵌合部(23,43)の外周面(24,44)に形成されて軸方向へ延びる凹部によって構成される。
また、位置決め部は、スペーサ(31,51)の内周面(33,53)から径方向内側に延びる突起(34,54)によって構成され、位置決め部を構成する突起(34,54)を第1連通路(27,47)に係合させることにより、スペーサ(31,51)を、組み合わされる仕切り部(7,4)に対して周方向に位置決めさせることができる。
また、従来の仕切り部をシリンダの外側に嵌合させる構造では、成型後の仕切り部に環状通路と液室とを連通させるオリフィスを加工する工程が必要であったが、第1実施形態では、第2連通路(35,55)は、スペーサ(31,51)の内周面(33,53)から径方向外側へ延びる切欠によって構成されるので、成型後の仕切り部にオリフィスを加工する工程が不要になる。
(第2実施形態) 次に、図8、図9を参照して第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同一または相当の構成要素については、同一の名称および符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。第2実施形態に係るエア抜き構造は、前述した第1実施形態に係るエア抜き構造同様、第1液室14のエア抜き構造と第2液室15のエア抜き構造とが左右対称である。ここでは、明細書の記載を簡潔にするため、図8に示される第2液室15のエア抜き構造のみを説明し、第1液室14のエア抜き構造を省略する。
第1実施形態では、シリンダ2の端面12と内周面11との稜部に環状の面取部38を形成することにより、仕切り部7の嵌合部23の外周に環状通路39を設けた。
これに対し、第2実施形態は、シリンダ2の端面12とスペーサ31との間に軸平面による断面がL形に形成された環状の第2スペーサ61を配置することにより、仕切り部7の嵌合部23の外周かつ第2スペーサ61の内周に環状通路69を設けたものである。
第2スペーサ61は略円筒形に形成される。第2スペーサ61の右端側の内側周縁部には、内フランジ部62が形成される。第2スペーサ61の内フランジ部62には、シリンダ2の端面12が当接される。第2スペーサ61の右側の端面63は、スペーサ31の左側面36に当接される。第2スペーサ61の内周面64には、シリンダ2の外周面41が嵌合される。第2スペーサ61の内フランジ部62の内径は、仕切り部7の嵌合部23の外径、延いてはシリンダ2の内径よりも大きい。これにより、第2スペーサ61の内周には、嵌合部23の外周面24、シリンダ2の端面12、第2スペーサ61の内フランジ部62、および第1スペーサ31の左側面36によって区画される環状通路69が設けられる。
第2実施形態によれば、前述した第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。また、第2実施形態では、第2スペーサ61の形状、すなわち、内フランジ部62の内径および高さ(軸方向長さ)、延いては環状通路69の流路面積を変更することにより、当該環状通路69を流通する作動液によるオリフィス特性を調節することができる。
(第3実施形態) 次に、図10を参照して第3実施形態を説明する。なお、第1および第2実施形態と同一または相当の構成要素については、同一の名称および符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。第3実施形態に係るエア抜き構造は、前述した第1および第2実施形態に係るエア抜き構造同様、第1液室14のエア抜き構造と第2液室15のエア抜き構造とが左右対称であるので、第2液室15のエア抜き構造のみを説明する。
第2実施形態では、シリンダ2の端面12とスペーサ31との間に環状の第2スペーサ61を配置することにより、第2スペーサ61の内周に環状通路69を設けた。
これに対し、第3実施形態は、第2実施形態における第2スペーサ61を設けることなく、仕切り部7の嵌合部23の外周に環状通路79を設けたものである。
仕切り部7は、嵌合部23と鍔部25との間に形成された環状の段部71を有する。段部71の外径は、嵌合部23の外径、すなわち、シリンダ2の内径よりも大きく、かつシリンダ2の外径よりも小さい。スペーサ31の内周面33は、仕切り部7の段部71の外周面72に嵌合される。スペーサ31の板厚(軸方向長さ)は、仕切り部7の段部71の高さ(軸方向長さ)よりも厚く(長く)形成され、スペーサ31の板厚と段部71の高さとの差が、環状通路の流路の軸方向長さになる。これにより、仕切り部7の嵌合部23の外周には、嵌合部23の外周面24、段部71、スペーサ31の内周面33、およびシリンダ2の端面12によって区画される環状通路79が設けられる。
第3実施形態によれば、前述した第1および第2実施形態と同等の作用効果を得ることができる。また、第3実施形態では、仕切り部7の段部71の形状、すなわち、段部71の外径および高さ(軸方向長さ)、ならびにスペーサ31の板厚(軸方向長さ)、延いては環状通路79の流路面積を変更することにより、当該環状通路79を流通する作動液によるオリフィス特性を調節することができる。
また、前述した第1乃至第3実施形態では、仕切り部7の嵌合部23の外周面24に軸方向へ延びるキー溝状の溝部27(図4参照)を形成して第1連通路としたが、図11に示されるように、嵌合部23の外周面24を軸平面に平行な平面によって面取りすることにより面取部88を形成して第1連通路とすることができる。なお、図11は、面取部88からなる第1連通路を第3実施形態に適用した図である。
この場合、組み合わされるスペーサ81は、突起84(位置決め部)の端面85を嵌合部23の面取部88に当接させることにより、組み合わされる仕切り部7に対して周方向(軸回り)に位置決めさせることができる。
(第4実施形態) 次に、図12を参照して第4実施形態を説明する。なお、第1乃至第3実施形態と同一または相当の構成要素については、同一の名称および符号を付与するとともに詳細な説明を省略する。第4実施形態に係るエア抜き構造は、前述した第1乃至第3実施形態に係るエア抜き構造同様、第1液室14のエア抜き構造と第2液室15のエア抜き構造とが左右対称であるので、第2液室15のエア抜き構造のみを説明する。
第4実施形態では、外筒3の右側におけるスペーサ91と対応する上部の位置に、外筒3の一部を径方向内側に突出させてスペーサ91の位置決め部94と当接させたものである。
外筒3には、径方向内側に突出する突起部92が形成される。突起部92は、スペーサ91の軸方向の位置に対応する右側上部に設けられる。第1実施形態におけるスペーサ31の外径は、仕切り部7の鍔部25の外径に等しいのに対し、第4実施形態におけるスペーサ91の外径は、仕切り部7の鍔部25の外径よりも大きい。スペーサ91は、上部(切欠35に対して反対側)を弦状に切り欠いて形成した平面部94、換言すると、仕切り部7の外周面24を軸平面に平行な一平面によって面取りした平面に対して平行な面で面取りすることにより形成した平面部94を有する。
そして、外筒3の突起部92にスペーサ91の平面部94を当接させることにより、スペーサ91が外筒3に対して周方向に位置決めされる。すなわち、第4実施形態におけるスペーサ91の平面部94は、第1実施形態におけるスペーサ31の突起34のように位置決め部として機能する。なお、第4実施形態において、仕切り部7の形状は第1実施形態と同一である。
第4実施形態によれば、スペーサ91を、外筒3に対して周方向に位置決めさせることができる。また、従来の仕切り部をシリンダの外側に嵌合させる構造では、成型後の仕切り部に環状通路と液室とを連通させるオリフィスを加工する工程が必要であったが、第4実施形態では、第2連通路35は、スペーサ91の内周面93から径方向外側へ延びる切欠によって構成されるので、成型後の仕切り部にオリフィスを加工する工程が不要になる。
(発明の態様) 以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明の各態様を説明する。なお、以下の各項において、(1)乃至(8)項の各々が、特許請求の範囲に記載した請求項1乃至8の各々に相当する。
(1)作動液が封入され、ピストンが摺動するシリンダと、前記ピストンが連結され、一部が前記シリンダの外部へ突出するロッドと、該シリンダの外周を被う外筒と、前記シリンダと前記外筒との間に形成され、作動液およびガスが封入されるリザーバ室と、前記シリンダおよび前記外筒の両端部に設けられ、前記シリンダ内の液室と前記リザーバ室とを仕切る仕切り部と、を有する緩衝器であって、前記両仕切り部のうち少なくとも一方の仕切り部は、前記シリンダの内側に嵌合される嵌合部と、該嵌合部よりも大径に形成され、前記シリンダの端面に対向する鍔部と、を有し、前記シリンダの端面と前記鍔部との間には、前記嵌合部の外側に挿通される環状のスペーサが設けられ、前記嵌合部の外周には、環状通路が設けられ、前記嵌合部と前記シリンダとの間には、前記シリンダ内の液室と前記環状通路とを連通させる第1連通路が設けられ、前記スペーサには、前記環状通路と前記リザーバ室とを連通させる第2連通路と、前記一方の仕切り部に対する周方向位置を決める位置決め部と、が形成されることを特徴とする緩衝器。
本項の態様においては、成型後の仕切り部に溝(環状通路)を機械加工する工程が不要となる。また、仕切り部をシリンダの外側に嵌合させる構造に対して、仕切り部、延いては緩衝器を径方向に小型化することができる。
(2)前記第1連通路は、前記嵌合部の外周面に形成されて軸方向へ延びる凹部によって構成されることを特徴とする(1)項の緩衝器。
本項の態様においては、成型後の仕切り部(嵌合部)に第1連通路を加工する工程が不要となる。
(3)前記環状通路は、前記シリンダの端面の内周側に形成される面取部によって構成されることを特徴とする(1)、(2)項の緩衝器。
本項の態様においては、成形後の仕切り部の内周面を溝加工する工程が不要となる。
(4)前記環状通路は、前記シリンダの端面と前記スペーサとの間に配置される環状の第2スペーサの内周に形成されることを特徴とする(1)、(2)項の緩衝器。
本項の態様においては、第2スペーサの形状、延いては環状通路の流路面積を変更することにより、環状通路を流通する作動液によるオリフィス特性を調節することができる。
(5)前記第2スペーサは、前記シリンダの外周面によって径方向に位置決めされることを特徴とする(4)項の緩衝器。
本項の態様においては、成型後の第2スペーサに機械加工することなく、第2スペーサをシリンダに対して径方向に位置決めすることができる。
(6)前記位置決め部は、前記スペーサの内周面から径方向内側に延びる突起によって構成されることを特徴とする(1)乃至(5)項の緩衝器。
本項の態様においては、成型後のスペーサに機械加工することなく、スペーサを仕切り部に対して周方向に位置決めすることができる。
(7)前記位置決め部を構成する突起は、前記第1連通路に係合されることを特徴とする(6)項の緩衝器。
本項の態様においては、突起を係合させるための溝を仕切り部に加工する工程が不要になる。
(8)前記第2連通路は、前記スペーサの内周面から径方向外側へ延びる切欠によって構成されることを特徴とする(1)乃至(7)項の緩衝器。
本項の態様においては、成型後の仕切り部にオリフィスを加工する工程が不要になる。
尚、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本願は、2018年2月26日付出願の日本国特許出願第2018−032069号に基づく優先権を主張する。2018年2月26日付出願の日本国特許出願第2018−032069号の明細書、特許請求の範囲、図面、及び要約書を含む全開示内容は、参照により本願に全体として組み込まれる。
1 緩衝器、2 シリンダ、3 外筒、6 リザーバ室、7 仕切り部、12 端面(シリンダ)、14 第1液室、15 第2液室、16 ロッド、23 嵌合部、25 鍔部、27 溝部(第1連通路)、31 スペーサ、34 突起(位置決め部)、35 切欠(第2連通路)、39 環状通路

Claims (6)

  1. 緩衝器であって、該緩衝器は、
    作動液が封入され、ピストンが摺動するシリンダと、
    前記ピストンが連結され、一部が前記シリンダの外部へ突出するロッドと、
    該シリンダの外周を被う外筒と、
    前記シリンダと前記外筒との間に形成され、作動液およびガスが封入されるリザーバ室と、
    前記シリンダおよび前記外筒の両端部に設けられ、前記シリンダ内の液室と前記リザーバ室とを仕切る仕切り部と、を有しており、
    前記両仕切り部のうち少なくとも一方の仕切り部は、前記シリンダの内側に嵌合される嵌合部と、該嵌合部よりも大径に形成され、前記シリンダの端面に対向する鍔部と、を有し、
    前記シリンダの端面と前記鍔部との間には、前記嵌合部の外側に挿通される環状のスペーサが設けられ、
    前記嵌合部の外周には、前記シリンダの端面の内周側に形成される面取部または前記シリンダの端面と前記スペーサとの間に配置される環状の第2スペーサによって形成される環状通路が設けられ、
    前記嵌合部と前記シリンダとの間には、前記シリンダ内の液室と前記環状通路とを連通させる第1連通路が設けられ、
    前記スペーサには、前記環状通路と前記リザーバ室とを連通させる第2連通路と、前記一方の仕切り部に対する周方向位置を決める位置決め部と、が形成されることを特徴とする緩衝器。
  2. 請求項1に記載の緩衝器において、
    前記第1連通路は、前記嵌合部の外周面に形成されて軸方向へ延びる凹部によって構成されることを特徴とする緩衝器。
  3. 請求項1または2に記載の緩衝器において、
    前記第2スペーサは、前記シリンダの外周面によって径方向に位置決めされることを特徴とする緩衝器。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の緩衝器において、
    前記位置決め部は、前記スペーサの内周面から径方向内側に延びる突起によって構成されることを特徴とする緩衝器。
  5. 請求項に記載の緩衝器において、
    前記位置決め部を構成する突起は、前記第1連通路に係合されることを特徴とする緩衝器。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の緩衝器において、
    前記第2連通路は、前記スペーサの内周面から径方向外側へ延びる切欠によって構成されることを特徴とする緩衝器。
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