JP6912944B2 - 管状器官用の異物排出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、管状器官内に生成された結石等の異物を除去するための、管状器官用の異物排出装置に関する。
胆管、膵管、尿管等の管状器官には、胆石や、膵石、尿管結石等の異物が生成されることがあった。そのため、このような異物を捕捉して体腔内から取り除くことが行われている。
例えば、下記特許文献1には、ワイヤと、ワイヤの少なくとも一部を囲み、ワイヤに沿って軸方向の少なくとも一方向に移動可能なシースと、少なくとも一部がシースに収容される拡張可能シーブと備えた、医療デバイスが記載されている。拡張シーブは、金属線材を編み及び/又は組んでなり略楕円筒形をなしており、かつ、金属線材どうしは交差部分において結合されていない、自己拡張可能なメッシュ状のステント形状となっている。なお、拡張シーブは、シースに対するシャフトの操作によって、例えば、特許文献1の図3に示すような、ドーム形状をなすように柔軟に変形するようになっている。
特表2013−523263号公報
上記特許文献1の医療デバイスにおける拡張シーブは、金属線材を編み組みしてなるステント形状となっているので、拡張シーブの拡径時に、金属線材が交差部分において離れたり位置ずれし、拡張力が低い。そのため、管状器官内において異物を捕捉しようとしたときに、異物をしっかりと捕捉できないことがあり、管状器官内から異物を除去しきれないことがあった。
したがって、本発明の目的は、管状器官内の異物を取りこぼしを少なくして、管状器官内から排出することができる、管状器官用の異物排出装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、管状器官に生成された異物を排出するための、管状器官用の異物排出装置であって、複数のメッシュ状開口を有する、一体に連結されたフレームで構成され、一端がテーパ状に集束されたテーパ部をなし、縮径状態から拡張可能に構成されたステント型掻き出し部と、前記テーパ部の集束された端部が連結された支持体と、前記ステント型掻き出し部及び前記支持体を収容する筒状のシースと、少なくとも前記テーパ部における前記メッシュ状開口を覆うカバー部材とを有していることを特徴とする。
本発明によれば、ステント型掻き出し部の、少なくともテーパ部におけるメッシュ状開口が、カバー部材によって覆われているので、異物がメッシュ状開口を通過することを抑制して、異物を排出することができる。
また、ステント型掻き出し部が、複数のメッシュ状開口を有する、一体に連結されたフレームで構成されているので、線材を編み組みしてなる構造よりも拡張力を高めることができ、ステント型掻き出し部を管状器官内壁に密接させやすくして、異物を捕捉しやすくすることができ、その排出効率を向上させることができる。
本発明に係る管状器官用の異物排出装置の、一実施形態を示す説明図である。 同異物排出装置において、シース先端からステント型掻き出し部を開放した状態の説明図である。 同異物排出装置において、シース内にステント型掻き出し部を収容した状態の説明図である。 図2の要部拡大断面図である。 同異物排出装置を構成するステント型掻き出し部を示しており、(a)はその展開図、(b)は説明図である。 同異物排出装置を構成するステント型掻き出し部の、第1変形例を示しており、(a)はその展開図、(b)は説明図である。 同異物排出装置を構成するステント型掻き出し部の、第2変形例を示しており、(a)はその展開図、(b)は説明図である。 同異物排出装置の第1使用状態を示す説明図である。 同異物排出装置の第2使用状態を示す説明図である。 同異物排出装置の第3使用状態を示しており、その一部拡大断面図を併記した説明図である。 同異物排出装置の使用状態を示しており、(a)はその第3使用状態を示す説明図、(b)は第4使用状態を示す説明図、(c)は第5使用状態を示す説明図、(c)は第6使用状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る管状器官用の異物排出装置の、一実施形態について説明する。
図1〜4に示すように、この実施形態における管状器官用の異物排出装置10(以下、単に「排出装置10」ともいう)は、管状器官に生成された異物を排出するためのものであって、一端がテーパ部40をなしたステント型掻き出し部20と、テーパ部40の集束された端部が連結された支持体50と、ステント型掻き出し部20及び支持体50を収容する筒状のシース60とを有している。
図4に示すように、この実施形態における支持体50は、大径チューブ51と、該大径チューブ51の先端から、段部51aを介して延出した、大径チューブ51よりも縮径した小径チューブ53とを有する、チューブ状をなしている。また、小径チューブ53の基端外周には、ステント掻き出し部20を連結するための、ステンレスやTi等の金属からなる環状の連結部材57が配置されている。
更に、小径チューブ53の先端には、貫通孔を有する頭部55が接続されており、小径チューブ53の内腔に連通している。よって、支持体50には、基端側から先端側に至るまで、ガイドワイヤWを挿通可能となっている。なお、支持体50としては、チューブ状ではなく、線状のワイヤー等であってもよく、ステント掻き出し部20に連結可能とされ、かつ、ステント掻き出し部20を移動させることが可能であれば、その形状は特に限定されない。また、頭部55は、小径チューブ53の先端に接続しなくてもよい。
一方、前記シース60は円筒状に長く延びており、その基端側には、やや拡径した形状をなす把持部61が取付けられている。そして、支持体50を固定してシース60をスライドさせたり、或いは、シース60を固定して支持体50をスライドさせたりして、シース60及び支持体50が相対的にスライド可能とされている。なお、シース60は、ステント掻き出し部20及び支持体50を収容可能な筒状をなし、かつ、前記支持体50に対してスライド移動可能であれば、その形状は特に限定されない。
また、この実施形態では、上記のように支持体50がチューブ状をなし、ガイドワイヤWが挿通可能とされており、ガイドワイヤWを介して、支持体50やシース60をガイド可能となっているが、支持体を線状とした場合には、ガイドワイヤWを挿通させることはできない。この場合には、シースの内部に、支持体50を挿通可能なルーメンと、ガイドワイヤWを挿通可能なルーメンとを設けた、ダブルルーメン構造とすることで、ガイドワイヤWによる支持体50やシース60のガイド移動が可能となる。
図3〜5に示すように、この実施形態におけるステント型掻き出し部20(以下、単に「掻き出し部20」ともいう)は、複数のメッシュ状開口23を有する一体に連結されたフレーム21で構成され、その軸方向の一端がテーパ状に集束されたテーパ部40をなしており、縮径状態から拡張可能に構成されたステント構造となっている。また、この掻き出し部20は、常時は拡径した状態となる自己拡張型となっている。
なお、掻き出し部20の一端とは、掻き出し部20のシース60への収容方向側(図2の矢印F参照)の端部を意味しており、掻き出し部20の他端とは、掻き出し部20のシース収容方向Fとは反対側の端部を意味している。また、以下の説明において、掻き出し部20や、集束部35,35A、ストラット部27,28,29、連結部30、テーパ部40、又は、それらのフレーム21,21A等における「一端」とは、掻き出し部のシース収容方向F側の端部を意味し、「他端」はその反対側を意味する。
図2や図4に示すように、この実施形態の掻き出し部20は、概略的には、一端側にテーパ状に集束してなるテーパ部40が配置され、このテーパ部40の他端側に、一定径の筒状部45が連設されて、他端側が開口した形状をなすと共に、その周方向に複数のメッシュ状開口23を有する構造となっている。
なお、メッシュ状開口23とは、複数のフレーム21によって囲まれて、網目状をなした開口部分を意味している。具体的には、掻き出し部20のテーパ部40においては、後述する集束部35の周方向に隣接するフレーム21,21と、ストラット部27のフレーム21とで囲まれた領域を意味している。一方、掻き出し部20の筒状部45においては、周方向に隣接する連結部30,30と、軸方向に隣接するストラット部とで囲まれた領域を意味している。
図5(a)には、この実施形態における掻き出し部20の展開図が記載されているが、同図を併せて参照すると、この掻き出し部20は、線状のフレーム21を、山形状屈曲部24及び谷形状屈曲部25を形成するように、ジグザグ状に屈曲させて、その両端が連結されて環状になる、複数のストラット部27,28,29を有している。この実施形態では、掻き出し部20の一端側から他端側に向けて、ストラット部27,28,29が順に配置されている。これらのストラット部27,28,29が、連結部30を介して、掻き出し部20の軸方向に複数連結されることで、掻き出し部20が構成されるようになっている。なお、山形状屈曲部24は、その頂部が、掻き出し部20の一端側、すなわち、掻き出し部20のシース収容方向F側に向くものであり、一方、谷形状屈曲部25は、その頂部が、掻き出し部20の他端側、すなわち、掻き出し部20のシース収容方向Fとは反対側に向くものである。
また、ストラット部の個数は4個以上であってもよく(この場合、連結部は3個以上となる)、2個以下であってもよく(この場合、連結部は1個となる)、特に限定はされない。また、ストラット部としては、ジグザグ状に屈曲し両端が連結されて環状に形成された構造のみならず、所定形状に屈曲した形状をなす枠状体が、ステント周方向に複数並んで連結されて環状に形成された構造としてもよい。
そして、掻き出し部20の一端側に位置するストラット部27の、複数の山形状屈曲部24の全てが、集束部35を介して集束されて、支持体50に連結されるようになっている。この実施形態の集束部35は、複数の山形状屈曲部24の全てに、他端が連結された複数のフレーム21を有しており(図5(a)参照)、これらのフレーム21の一端を、掻き出し部20の軸方向中心側に向けて、かつ、支持体50の外周に配置されるように集束されている(図2参照)。なお、図5(b)においては、支持体50が省略されており、集束部35のフレーム21の一端どうしが集束しているが、これは便宜上のものである(図6(b)や図7(b)においても同様)。
更に図3や図4に示すように、集束部35の複数のフレーム21の一端を、小径チューブ53の基端外周に配置すると共に、その外周に前記連結部材57を配置して、同連結部材57をカシメることによって、小径チューブ53と連結部材57との間に集束部35の一端が挟持されて、支持体50に連結されるようになっている。なお、テーパ部40には後述するカバー部材70が被覆されるが、この実施形態では、このカバー部材70ごと集束部35の一端が、連結部材57を介して支持体50に挟持されて連結される(図4参照)。また、このように掻き出し部20が支持体50に連結される結果、支持体50の小径チューブ53が、掻き出し部20の内側を通り、掻き出し部20の他端開口から、小径チューブ53及び頭部55が突出する位置に配置されている。
なお、集束部35は、例えば、接着や、溶接等の手段によって、支持体50に連結してもよく、その連結手段は特に限定されない。また、この実施形態における集束部35は、支持体50の先端よりも、やや基端側の小径チューブ53の基端側に連結されているが、集束部35の連結位置に限定はない。
そして、上記のように、掻き出し部20の一端が、集束部35を介して集束されることで、掻き出し部20の一端側に向けて次第に縮径するテーパ状をなした、テーパ部40が形成されるようになっている。また、図5(a)に示すように、この実施形態におけるテーパ部40は、複数のフレーム21が集束されてなる集束部35と、一端側に向く複数の山形状屈曲部24を設けたストラット部27とを有しており、集束部35のみならず、ストラット部27もテーパ状に縮径する構造となっている(図5(b)参照)。なお、テーパ部におけるストラット部の個数としては、2個以上であってもよく、また、テーパ部にストラット部を設けなくてもよい。
また、テーパ部40におけるストラット部27の山形状屈曲部24の個数は、筒状部45におけるストラット部28,29の山形状屈曲部24の個数と同数又はそれよりも、多く形成されている。その個数は、9〜90個であることが好ましく、9〜30個であることが好ましい。その結果、テーパ部40におけるメッシュ状開口23の開口面積は、筒状部45におけるメッシュ状開口23の開口面積よりも小さく設定されるようになっている。なお、本発明においては、「テーパ部におけるメッシュ状開口の開口面積」は、「筒状部におけるメッシュ状開口の開口面積」よりも小さく設定されているが、ここでは、「テーパ部におけるメッシュ状開口」の個々の開口面積と、「筒状部におけるメッシュ状開口」の個々の開口面積とを比較したものである(テーパ部のメッシュ状開口の開口面積の総和と、筒状部のメッシュ状開口の開口面積の総和とを、比較したものではない)。
また、図4に示すように、掻き出し部20の軸心Cに対する、テーパ部40の傾斜角度θは、10〜80°であることが好ましく、30〜60°であることがより好ましい。
更に、この実施形態の掻き出し部20は、テーパ部40の他端側から、筒状に延びる筒状部45を有している。なお、本発明における「テーパ部の他端側」とは、テーパ部40の、支持体50に連結された一端とは反対側を意味しており、また、テーパ部40における、掻き出し部20のシース収容方向F側である一端とは反対側を意味している。この実施形態では、環状のストラット部28,29は同一外径となっており、テーパ部40のストラット部27の、掻き出し部20の他端側に隣接する位置に、連結部30を介してストラット部28が連結され、更にこのストラット部28の、掻き出し部20の他端側に隣接する位置に、連結部30を介してストラット部29が連結されることで、一定径で円筒状に延びる筒状部45が構成されている。
また、連結部30は3本のフレーム21を有しており、各フレーム21の他端が、ストラット部28,29の、掻き出し部20の周方向に隣接して配置された3個の山形状屈曲部24にそれぞれ連結されており、ストラット部28,29の全ての山形状屈曲部24が、連結部30の各フレーム21の他端に連結された構造となっている。そして、各連結部30の複数のフレーム21が集束された一端が、掻き出し部20の一端側に隣接する、ストラット部28や、テーパ部40におけるストラット部27の、谷形状屈曲部25に連結されている。なお、連結部30の集束された一端は、ストラット部27,28の山形状屈曲部24に対して、直線状等をなしたフレームを介して連結させてもよい。また、各ストラット部27,28,29の、谷形状屈曲部25は、連結部30に連結されていないものを有している。
なお、連結部30によって束ねられる、ストラット部28,29の山形状屈曲部24の個数は、特に限定されない。また、複数本のフレーム21からなる連結部30は、各ストラット部28,29の周方向に、3〜8個設けられていることが好ましく、3〜5個設けられていることがより好ましい。更に、筒状部45におけるストラット部28,29の山形状屈曲部24の個数は、9〜90個であることが好ましく、9〜15個であることが好ましい。
また、この実施形態における筒状部45は円筒状に延びているが、筒状部としては、テーパ部40の他端から、テーパ部40の傾斜角度と同一角度をなすように、掻き出し部20の他端側に向けてラッパ状に延びる筒状としたり、或いは、テーパ部40の他端から、テーパ部40の傾斜角度と異なる傾斜角度で、掻き出し部20の他端側に向けて延びる筒状としたりしてもよく、特に限定はされない。更に、この実施形態の掻き出し部20は、他端側が開口した形状となっているが、他端側もテーパ状に集束させて、支持体に連結させてもよい。
なお、本発明における「テーパ部」とは、以下のような意味である。すなわち、テーパ部がストラット部を含む場合の「テーパ部」とは、掻き出し部の一端から、同掻き出し部の一端側の最端部に位置するストラット部までの範囲において、掻き出し部の軸心Cに対して傾斜した部分を意味する。一方、テーパ部がストラット部を含まない場合の「テーパ部」とは、掻き出し部の一端から、同掻き出し部の一端側の最端部に位置するストラット部に至る前までの範囲において、掻き出し部の軸心Cに対して傾斜した部分を意味する。
なお、掻き出し部の形状としては、上記形状に限定されず、例えば、以下のような形状としてもよい。
図6(a),(b)には、掻き出し部の第1変形例が示されている。この掻き出し部20Aは、上記掻き出し部20に対して、テーパ部40の集束部の形状が異なっている。この集束部35Aは、ストラット部27の、周方向に隣接する山形状屈曲部24,24に連結された2本のフレーム21,21を有しており、この2本のフレーム21,21が、掻き出し部20の一端側に向かう途中で一本に束ねられてフレーム21Aをなし、これらのフレーム21Aの他端が、図6(b)に示すように集束されて、テーパ部40が構成されている。
図7(a),(b)には、掻き出し部の第2変形例が示されている。この掻き出し部20Bは、上記掻き出し部20に対して、筒状部45の構造が異なっている。すなわち、筒状部45の連結部30は2本のフレーム21,21を有しており、これらがストラット部28,29の、周方向に隣接する山形状屈曲部24,24に連結されており、各連結部30の集束された一端が、掻き出し部20の一端側に隣接する、ストラット部28や、テーパ部40のストラット部27の、谷形状屈曲部25に連結されている。
また、この実施形態における掻き出し部20は、レーザーカットによって、その周方向に複数のメッシュ状開口を設けてなる筒状をなしており、フレーム21が一体に連結されてなるものである。具体的には、例えば、所定の金属材料からなる金属円筒を、レーザーカットにより、複数のストラット部や連結部を一体に形成した後、一端がテーパ部40をなすように、所定金型にセットして、所定の熱処理(例えば、Ni−Ti系合金等の形状記憶合金の場合は形状記憶処理)を施したり、塑性変形させたりすることで、形成されたものである(但し、その形成方法は特に限定されない)。
すなわち、この実施形態の掻き出し部20においては、掻き出し部20のメッシュ状開口23を形成するための、斜めや直線状に配置されるフレーム21の交差部分が固定されて一体化して、継ぎ目なく形成されたものであり、掻き出し部20の縮径時や拡径時に、フレーム21の交差部分が、掻き出し部20の径方向に離れたり、或いは、掻き出し部20の周方向に位置ずれしたりすることがない構造となっている。なお、金属線材を編んだり組んだりしてなるステント形状の場合、その縮径時や拡径時に、金属線材の交差部分どうしが、ステント径方向に離れたり、ステント周方向に位置ずれしたりする。
また、この実施形態における、掻き出し部20のメッシュ状開口23を形成するフレーム21は、図4に示すように、その断面が角型をなしている。この実施形態のフレーム21は、掻き出し部20の軸方向に長い長方形状をなした角線状となっている。なお、フレーム21は、その断面が、例えば、正方形や五角以上の多角形状をなしていてもよいが、角型であることが好ましい。
なお、掻き出し部としては、金属円筒を、エッチングで加工して、複数のストラット部や、連結部、テーパ部を一体に形成したり、或いは、金属板を加工して、ジグザグ状又は枠状体からなる複数のストラット部や連結部を設け、この金属板を円筒状に屈曲させたりして形成してもよい。
上記掻き出し部20の材質は特に限定されないが、例えば、ステンレス、Ta、Ti、Pt、Au、W等や、Ni−Ti,Ni−Ti−Co,Ni−Ti−Cu,Ni−Ti−Fe,Ni−Ti−Nb,Ni−Ti−V,Ni−Ti−Cr,Ni−Ti−Mn等のNi−Ti系合金、又は、Co−Cr,Co−Cr−Mo,Co−Cr−Ni等のCo−Cr系合金、Cu−Al−Mn,Cu−Al−Ni,Cu−Al−Be等のCu−Al系合金、Cu−Zn系合金などの、形状記憶合金などが好ましい。
そして、この排出装置10は、少なくともテーパ部40におけるメッシュ状開口23を覆うカバー部材70を有している。図4に示すように、この実施形態では、掻き出し部20の一端のテーパ部40、及び、テーパ部40から他端側に延びる筒状部45の両者に、カバー部材70が配置されて、テーパ部40におけるメッシュ状開口23、及び、筒状部45におけるメッシュ状開口23の両方が、カバー部材70によって覆われている。なお、図2、図3、及び図5〜7における、ステント型掻き出し部においては、便宜上、カバー部材70を省略している。
この実施形態におけるカバー部材70は、掻き出し部20の内側に配置された内側カバー71と、掻き出し部20の外側に配置された外側カバー73とからなる。
また、図4に示すように、内側カバー71は、掻き出し部20の内側を被覆すると共に、フレーム21の厚さ方向途中に至る部分まで埋設されており、一方、外側カバー73は、掻き出し部20の外側を被覆すると共に、フレーム21の、内側カバー71が埋設されていない部分に至るまで埋設されており、両カバー71,73によって、テーパ部40のメッシュ状開口23及び筒状部45のメッシュ状開口23の両方が、掻き出し部20の内外において連通しないように覆われている。
なお、テーパ部40及び筒状部45におけるメッシュ状開口23を覆うカバー部材70は、掻き出し部20のフレーム21よりも柔軟であるため、図10に示すように、異物Mを捕捉すると、異物Mによって押圧されて、メッシュ状開口23を形成する隣接するフレーム21,21間において柔軟に変形して、管状器官の内壁(ここでは胆管3の内壁)との間で、異物Mを包み込むようにして捕捉するようになっている。
更に図4に示すように、カバー部材70の外周面、ここでは外側カバー73の外周面には、テーパ部40及び筒状部45における、隣接するフレーム21,21との間の部分に、やや凹んだ形状をなしたポケット部75が形成されている。なお、カバー部材70としては、内側カバー71又は外側カバー73のいずれか一方だけを設けてもよく、また、カバー部材70は筒状部45に配置しなくてもよく、少なくともテーパ部40におけるメッシュ状開口23を覆うものであればよい。
また、上記カバー部材70の内側カバー71や外側カバー73は、例えば、ポリウレタン、シリコーン、天然ゴム、ナイロンエラストマー、ポリエーテルブロックアミド、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニルや、更には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシ樹脂(PFA)、四フッ化エチレン−六フッ化プロピレン共重合体(FEP)、四フッ化エチレン−エチレン共重合体(ETFE)等のフッ素系樹脂、ポリブタジエン等のオレフィン系ゴム、スチレン系エラストマーなどで形成されることが好ましい。
次に、上記構成からなる本発明の排出装置10の、使用方法の一例について、図8〜11を参照して説明する。なお、この使用方法は一例であり、特に限定はされない。
この排出装置10は、例えば、胆管や、膵管、尿管、気管等の、管状器官に生成された胆石や、膵石、尿管結石等の異物Mを捕捉して、管状器官内から排出するためものである。この排出装置10の適用箇所は特に限定されないが、ここでは、胆管内の胆石を排出する場合について説明する。
図8及び図9に示すように、比較的内径の大きい十二指腸1の下部には、狭窄した乳頭2が設けられており、この乳頭2から胆管3や膵管4が分岐して伸びている。なお、図10及び図11においては、説明の便宜上、胆管3や十二指腸1を簡略化して記載している。
まず、シース60を固定して支持体50を手元側にスライドさせて、掻き出し部20をシース収容方向F側に引っ張って、図3に示すように、シース60の先端部内周に、掻き出し部20を縮径させた状態で収容する。この状態では、シース60の先端に頭部55が配置されて、シース先端部からの掻き出し部20の抜け外れが防止される。
そして、周知の方法によって、図示しない内視鏡のルーメンを通じて、ガイドワイヤWを胆管3に挿入した後、同ガイドワイヤWを支持体50の内腔に挿通して、ガイドワイヤWを介して、排出装置10を胆管3内に挿入していき、シース先端部を、異物Mが存在している部分を通り越した位置まで到達させる(図8参照)。その後、支持体50を固定して、シース60を手元側に引っ張ることで、図9に示すように、シース60の先端から掻き出し部20が開放されて拡張する。
この状態で、支持体50を介して、掻き出し部20を手元側に引き寄せると、図10や図11(a)に示すように、テーパ部40におけるメッシュ状開口23がカバー部材70で覆われた部分や、テーパ部40のフレーム21、更には、筒状部45におけるメッシュ状開口23がカバー部材70で覆われた部分や、筒状部45のフレーム21が、異物Mに当接して、異物Mを捕捉することができる。このとき、少なくともテーパ部40におけるメッシュ状開口23が、カバー部材70によって覆われているので、異物Mがテーパ部40のメッシュ状開口23を通過することを抑制して、異物Mを排出することができる。
このとき、メッシュ状開口23を覆うカバー部材70は、異物Mを捕捉すると、異物によって押圧されて、図10の部分拡大図に示すように、フレーム21,21間で柔軟に変形して、胆管3の内壁との間で、異物Mを包み込むように捕捉するので、異物Mをメッシュ状開口23内に捕捉した状態に維持しやすくなっている。
そして、異物Mの捕捉状態を維持しつつ、支持体50を手元側に引っ張ると、図11(b)に示すように、テーパ部40が縮径しながら、その一端側から、異物Mを捕捉しつつ狭い乳頭2内に入り込んでいき、更に支持体50を手元側に引っ張ると、図11(c)に示すように、テーパ部40を介して筒状部45が引っ張られて、筒状部45が縮径しながら、異物Mを捕捉した状態で乳頭2内を移動する。
このとき、テーパ部40は、支持体50を介して集束部35が引っ張られることで、ストラット部27の全ての山形状屈曲部24どうしが収束するため、縮径させやすくすることができ、また、筒状部45も、テーパ部40を介して引っ張られて、かつ、連結部30を介して各ストラット部28,29の全ての山形状屈曲部24どうしが収束するため、縮径させやすくすることができる。その結果、掻き出し部20を、狭い乳頭2内を移動させるときに、乳頭2を過度に押し広げることを抑制することができる。
そして、図11(c)に示すように、テーパ部40によって捕捉された異物Mが、乳頭2の開口を通り過ぎると、十二指腸1へと排出される。更に支持体50を手元側に引っ張ると、図11(d)に示すように、乳頭2の開口からテーパ部40が挿出されて弾性復帰して拡径すると共に、筒状部45も乳頭2の開口から徐々に挿出されて弾性復帰して拡径していき、異物Mが十二指腸1へと排出される。その後、掻き出し部20を全て胆管3から引き抜くことで、捕捉した異物Mが十二指腸1に排出される。
上記のように、この排出装置10では、異物Mの捕捉状態を維持しつつ、支持体50を手元側に引っ張って、掻き出し部20を、乳頭2を介して十二指腸1へと移動させることによって、捕捉した異物Mを排出することができる。なお、掻き出し部20を十二指腸1側へ移動させるのではなく、掻き出し部20を引っ張って、再度シース60内に収容して、シース60内に異物Mを捕獲した後、胆管3等の管状器官内からシース60ごと引き出すことによっても、管状器官内から異物Mを排出することができる。
そして、この排出装置10においては、掻き出し部20が、複数のメッシュ状開口23を有する、一体に連結されたフレーム21で構成されているので、線材を編み組みしてなる構造よりも、その拡張力を高めることができ、掻き出し部20を、管状器官の内壁(ここでは胆管3の内壁)に密接させやすくして、異物Mを捕捉しやすくすることができ、その排出効率を向上させることができる。
また、この実施形態においては、図4に示すように、掻き出し部20のメッシュ状開口23を形成するフレーム21は、その断面が角型をなしている。そのため、フレーム21に、角張ったエッジ部分が存在することになるので、フレーム21が断面丸線の場合と比べて、フレーム21に異物Mが引っ掛かりやすくなる。その結果、掻き出し部20による異物排出時において、掻き出し部20に、異物Mを引っ掛かりやすくすることができるので、掻き出し部20による排出効率をより高めることができる。
更にこの実施形態においては、掻き出し部20は、テーパ部40の他端側から、筒状に延びる筒状部45を有している。そのため、掻き出し部20の拡張力をより高めることができるので、掻き出し部20による異物Mの排出効率を一層向上させることができると共に、図11に示すように、テーパ部40によって捕捉しきれなかった異物Mを、筒状部45によって捕捉しやすくすることができ、異物Mの取りこぼしを抑制することができる。
また、この実施形態においては、テーパ部40におけるメッシュ状開口23の開口面積は、筒状部45におけるメッシュ状開口23の開口面積よりも小さく設定されているので、テーパ部40におけるカバー部材70の破れや破損をより効果的に抑制することができると共に、テーパ部40の剛性を向上させて、異物Mを捕捉しやすくして、テーパ部40における異物Mの排出効率を高めることができる。更に図11に示すように、比較的小さな異物Mをテーパ部40で捕捉できると共に、テーパ部40では捕捉しきれない比較的多いな異物Mを、筒状部45で捕捉することができるので、管状器官内に生成された大きさの異なる異物Mを取りこぼしを少なくして、効率的に排出することができる。
更に、この実施形態においては、テーパ部40におけるメッシュ状開口23を形成するフレーム21は、一端側(シースへの収容方向F側)に向く複数の山形状屈曲部24を有しており、山形状屈曲部24の全てが、集束部35を介して集束されて、支持体50に連結されている。このように、テーパ部40のメッシュ状開口23を形成するフレーム21は、一端側に向く複数の山形状屈曲部24を有しているので、テーパ部40における拡張力を高めて、シース60からの開放時にテーパ部40を拡径させやすくして、掻き出し部20全体の拡張力を高めることができ(ここでは、一端側のテーパ部40が拡径すると、それに伴って筒状部45も拡径しやすくなり、全体としての拡張力を高める)、掻き出し部20による異物Mの排出効率を更に向上させることができる。また、テーパ部40における複数の山形状屈曲部24の全てが、集束部35を介して集束されて支持体50に連結されているので、テーパ部40のフレーム21とカバー部材70(ここでは内側カバー71及び外側カバー73)との接合箇所を増やして、フレーム21に対するカバー部材70の密着性を高めることができ、カバー部材70の破れや破損等を抑制することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
10 管状器官用の異物排出装置(排出装置)
20,20A,20B ステント型掻き出し部
21,21A フレーム
23 メッシュ状開口
24 山形状屈曲部
27,28,29 ストラット部
30 連結部
35,35A 集束部
40 テーパ部
45 筒状部
50 支持体
60 シース
70 カバー部材

Claims (6)

  1. 管状器官に生成された異物を排出するための、管状器官用の異物排出装置であって、
    複数のメッシュ状開口を有する、一体に連結されたフレームで構成され、一端がテーパ状に集束されたテーパ部をなし、縮径状態から拡張可能に構成されたステント型掻き出し部と、
    前記テーパ部の集束された端部が連結された支持体と、
    前記ステント型掻き出し部及び前記支持体を収容する筒状のシースと、
    少なくとも前記テーパ部における前記メッシュ状開口を覆うカバー部材とを有しており、
    前記カバー部材の外周面には、前記テーパ部における隣接する前記フレームの間の部分に、凹んだ形状をなすポケット部が形成されていることを特徴とする管状器官用の異物排出装置。
  2. 前記カバー部材は、前記ステント型掻き出し部の内側に配置された内側カバーと、前記ステント型掻き出し部の外側に配置された外側カバーとからなり、
    前記外側カバーの外周面に、前記ポケット部が形成されている請求項2記載の管状器官用の異物排出装置。
  3. 前記ステント型掻き出し部の前記メッシュ状開口を形成するフレームは、その断面が角型をなしている請求項1又は2記載の管状器官用の異物排出装置。
  4. 前記ステント型掻き出し部は、前記テーパ部の他端側から、筒状に延びる筒状部を有している請求項1〜3のいずれか1つに記載の管状器官用の異物排出装置。
  5. 前記テーパ部における前記メッシュ状開口の開口面積は、前記筒状部における前記メッシュ状開口の開口面積よりも小さく設定されている請求項4記載の管状器官用の異物排出装置。
  6. 前記テーパ部における前記メッシュ状開口を形成するフレームは、一端側に向く複数の山形状屈曲部を有しており、
    前記山形状屈曲部の全てが、連結部を介して集束されて、前記支持体に連結されている請求項1〜5のいずれか1つに記載の管状器官用の異物排出装置。
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